JP2009179272A - 洗車機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被洗浄車両の前面および上面を洗浄するサイドブラシを備えた洗車機において、ドアミラーを損傷することなく、ドアミラーが装着される領域よりも下部の車体側面の洗浄効果を高める。
【解決手段】 サイドブラシの回転ブラシに設けられる洗浄体のうち車両Vのドアミラーが装着される領域を洗浄する洗浄体85は、合成樹脂製の毛材によりなり、前記領域よりも下方の車両側面を洗浄する洗浄体86は可撓性を有する平板状のフエルトからなりその自由回転状態で偏平状態を維持する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被洗浄車両の側面を洗浄するサイドブラシを備えた洗車機に関し、ドアミラーを破損することなく、かつドアミラーが装着される領域よりも下方側面の洗浄効果のよい洗車機に関する。
従来、車両の側面を洗浄するサイドブラシを備え、このサイドブラシは洗浄体を有する複数の回転ブラシからなり、その洗浄体は剛毛であり、前記回転ブラシを回転させて車両の側面を洗浄するとき、回転する洗浄体の車体に接触する側が、車両の上下方向に移動する洗車機は公知(後記特許文献1参照)である。
また、従来、サイドブラシの洗浄体がフエルトの円板である洗車機は公知(後記特許文献2参照)である。
特開昭51−14765号公報 実開昭60−63232号公報
ところが、前記特許文献1に記載の洗車機は、洗浄体が剛毛からなるので、車両に装着されるドアミラーを破損することは少ないが、車両側面の洗浄効果が悪いという問題があった。
また、前記特許文献2に記載の洗車機は、洗浄体がフエルトからなる円板なので、洗浄体が車体面に接触すれば剛毛の場合より洗浄効果がよいが、洗浄体間の車体面に洗浄体が接触しなく洗浄できない部分が発生する恐れがあるという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ドアミラーを破損することを防止でき、ドアミラーが装着される領域よりも下部側面の洗浄効果がよい、新規な洗車機を提供することを目的とする。
前記目的達成のため、請求項1記載の発明は、被洗浄車両の側面を洗浄するサイドブラシを備えた洗車機において、
前記サイドブラシは、洗車機本体に前記被洗浄車両の左右方向に移動可能に設けられる支持手段と、この支持手段に前記車両の上下方向に並列して設けられる複数の回転ブラシと、それらの回転ブラシを回転駆動する駆動手段とを備え、
前記複数の回転ブラシには、前記車両の側面に接触して回転する洗浄体が設けられ、前記洗浄体のうち、前記車両のドアミラーが装着される領域を洗浄する洗浄体は、毛材により構成され、また、前記領域よりも下方の車両側面を洗浄する洗浄体は、可撓性を有する平板材により構成されてその自由回転状態で偏平状態を維持するようにされていることを特徴としている。
前記目的達成のため、請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のものにおいて、前記可撓性を有する平板材は、フエルトであることを特徴としている。
前記目的達成のため、請求項3記載の発明は、前記請求項1記載のものにおいて、前記可撓性を有する平板材は、布であることを特徴としている。
請求項各項記載の発明によれば、被洗浄車両に装着されているドアミラーを、損傷、破損することを防止でき、車両の側面のドアミラーが装着されている領域よりも下部側面の洗浄効果がよい。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
まず、図1〜図17を参照して本発明の第1実施例について説明する。
図1は、洗車機の全体側面図、図2は、図1の2−2線に沿う、洗車機の正面図、図3は、図1の3−3線に沿う洗車機の後面図、図4は、図2の4−4線に沿う拡大断面図、図5は、洗浄ブラシの正面図、図6は、図5の6−6線に沿う図、図7は、トップブラシによる被洗浄車両の上面の洗浄過程を示す図、図8は、洗車機本体の走行位置に対応するトップブラシの昇降位置および姿勢の関係を示す図、図9は、ボンネット上面とフロントガラス面とのなす角度およびリヤガラス面とトランク上面とのなす角度を示す図、図10、11は、ボンネット上面とフロントガラス面とのなす角度が小さいときのトップブラシの姿勢変更過程を示す図、図12は、トップブラシによるナンバープレートの洗浄状態を示す図、図13は、図12の13−13線に沿う図、図14、図15は、サイドブラシによる車両の洗浄過程を示すサイドブラシの平面図、図16は、サイドブラシによる車両の洗浄過程を示すサイドブラシの側面図、図17は、サイドブラシによるドアミラーの洗浄状態を示すサイドブラシの正面図である。
図1〜3において、洗車機の洗車機本体1は、被洗浄車両Vを跨ぎ得る門型のフレーム2を備え、この門型フレーム2に設けられた左右一対の前車輪4,4および左右一対の後車輪5,5は、設置面上に敷設される左右一対の走行レール6,6上を往復走行する。前車輪4,4には、洗車機本体1に設けた走行モータ3,3が連結され、これらの走行モータ3,3を駆動してフレーム2を往復走行させることができる。
図2に示すように、一方の走行モータ3の出力軸には、ロータリエンコーダ51が設けられている。
洗車機の設置面上には、スタート位置カム52が設けられている。また、洗車機の走行フレーム2には、スタート位置カム52に当たって洗車機本体1がスタート位置にあることを検出するスタート位置検出スイッチ53が設けられている。
門型のフレーム2には、その前後方向の中間部に、車両Vの前面および上面を洗浄するトップブラシTBが設けられ、また、そのトップブラシTBの後方に、車両Vの左、右両側面を洗浄する左、右サイドブラシSBL,SBRが設けられる。
門型のフレーム2の上部には、図示しない軸受を介して略水平方向に配設される昇降駆動軸7が回転自在に支持され、また、フレーム2の左右両側部には、略鉛直方向に配設される左右一対のガイドレール8,8が一体に設けられている。一対のガイドレール8,8は、その横断面が、内向きに開放するコ字状に形成されており、これらのガイドレール8,8には、左右一対の台車11A,11Bがそれぞれ昇降できるように設けられる。一対の台車11A,11Bには、ガイドレール8の内側壁を転動する2箇のローラ9,9と、ガイドレール8の内奥壁を転動する一個のローラ10がそれぞれ設けられ、それらのローラ9,9および10が、ガイドレール8内を転動することにより、一対の台車11A,11Bは、そのガイドレール8に案内されて昇降する。
一対の台車11A,11Bには、フレーム2内を水平方向に延びる支持軸12が回転自在に支持されている。
図2に示すように、フレーム2の上部一側には、昇降モータ13が支持されている。この昇降モータ13の出力軸に設けたスプロケット14と、前記昇降駆動軸7に設けたスプロケット15には無端状のチエーン16が巻き掛けられており、昇降モータ13の駆動によれば、昇降駆動軸7が正逆回転駆動される。昇降駆動軸7の左右に設けたスプロケット17,17と、ガイドレール8,8の下方で、フレーム2の左右に設けたスプロケット18,18との間には、有端のチエーン19,19がそれぞれ巻き掛けられており、これらのチエーン19,19の両端は、左右台車11A,11Bの上部および下部にそれぞれ結着されている。したがって、昇降モータ13を駆動すれば、左右一対の台車11A,11Bは、ガイドレール8,8に案内されて同期して昇降駆動される。
図2に示すように、一方の台車11A側のガイドレール8の下部には、台車11Aが下限位置にあることを検出する下限位置検出スイッチ20が設けられ、また、ガイドレール8の上部には、台車11Aが上限位置にあることを検出する上限位置検出スイッチ21が設けられている。昇降駆動軸7の一端には、ロータリエンコーダ22が設けられている。
図2に示すように、他方の台車11Bには、後述するトップブラシTBの姿勢を変更するトップ姿勢変更手段Aとしてのトップ姿勢変更モータ23およびトップブラシTBの姿勢を検出するトップ姿勢検出手段Bとが設けられている。トップ姿勢変更モータ23の出力軸に設けられたスプロケット24と、他方の台車11B側支持軸12に固定されたスプロケット25とは、チェーン26が巻き掛けられている。トップ姿勢検出手段Bは、原点検出スイッチBaと、ロータリエンコーダBbとを備えている。
つぎに、図1,2,4を参照してトップノズルTBの構造について説明する。
トップノズルTBは、昇降枠71、複数の回転ブラシ72およびこれらの回転ブラシ72を回転させる、回転駆動手段としてのモータ73を備えている。
昇降枠71は、角パイプにより構成されてフレーム2内を左右方向に略水平に設けられており、その左右両端には、前記左右の台車11A,11Bに回転自在に支持される支持軸12,12が固定されており、トップ姿勢変更モータ23により回転できるようにされている。
複数の回転ブラシ72は、前記昇降枠71に、その長手方向に間隔をあけて回転自在に支持されている。複数の回転ブラシ72は、隣り合う同士がそれらの径方向にラップするように、隣り合う回転ブラシ72の回転軸74に、その軸方向に互いに位置をずらして回転ブラシ72が固着されている。各回転ブラシ72はいずれも同じ構造を備えており、図5,6に明瞭に示すように、厚さが10ミリメートルの円板よりなる平板状のフエルトからなる洗浄体77を3枚を層状に重ね合せて、それらに中央部をフランジ付きのボス75と押え板76との間に挟み、ボス75と3枚の洗浄体77と押え板76とを貫通させた複数本のボルト78Bにナット78Nを螺締して構成されている。そして、これらの回転ブラシ72の円形外面72Fは、平坦面に形成され、また、それらの回転ブラシ72の被洗浄車両Vに接触する外周部分が可撓性と柔軟性をもつように作られている。各回転ブラシ72のボス75は、昇降枠71に回転自在に支持される回転軸74の外端に固定されている。昇降枠71の一端(図4右端)にはモータ73が設けられている。昇降枠71内において、このモータ73の出力軸に固定されたスプロケット79と、複数の回転軸74にそれぞれ固定したスプロケット80とは、複数の無端状のチエン81により順次連動されており、モータ73の駆動により、複数の回転ブラシ72は、同期して一方向に回転するようにされている。図2,4に示すように、昇降枠71の左右両端の回転ブラシ72A,72Aは、他の回転ブラシ、すなわち中間部の回転ブラシ72Bよりも外形が大きくされている。
しかして、トップブラシTBはトップ姿勢変更モータ23の駆動によりその姿勢を変更できものであって、すなわち該モータ23が駆動されると、トップブラシTBは、支持軸12まわり約360度回転することができ、トップブラシTBの回転ブラシ72の、平坦な円形外面72Fが真下を向いているとき(図1、鎖線位置)を0度(以下、原点という)として、図1において、時計方向へ約360度回転できるようにされている。そして、回転ブラシ72が原点0から時計方向へ約270度回転したとき回転ブラシ72の円形外面72Fは略鉛直姿勢(図1、実線位置)をとり得るようにされている。
図1,3に示すように、フレーム2の上部には、ガイドレール8,8の後方において、左右方向に延びる案内レール31が支持され、この案内レール31の上部および下部には、山形レール31A,31Bがそれぞれ固定されている。前記案内レール31には、左右一対の台車32L,32Rがそれぞれ左右方向に往復走行可能に支持され、各台車32L,32Rの上部には、山形レール31A上を転動する駆動輪33および遊動輪34が回転自在に支持され、各台車32L,32Rの下部部には、山形レール31B上を転動する遊動輪35,35が回転自在に支持されている。台車32L,32Rには、トルクモータ36L,36Rがそれぞれ支持され、これらのトルクモータ36L,36Rの出力軸には駆動輪33が連結されている。そして、トルクモータ36L,36Rの駆動により、各台車32L,32Rをそれぞれ案内レール31に沿って往復走行させることができる。
台車32L,32Rの側部には、ブラシ支持筒37,37がそれぞれ固定されている。各ブラシ支持筒37,37には、後述する、鉛直方向に延びる左右サイドブラシSBL,SBRの支持軸38,38がそれぞれ回転自在に支持されている。
台車32L,32Rの上部には、サイドブラシSBL,SBRの姿勢を変更するサイド姿勢変更手段Cとしてのサイド姿勢モータ39L,39Rが設けられている。また、左右ブラシ支持筒37,37には、左右サイドブラシSBL,SBRの姿勢を検出するサイド姿勢検出手段Dとしてのサイド姿勢検出装置40L,40Rが設けられている。サイド姿勢モータ39L,39Rの出力軸にそれぞれ設けたスプロケット41と支持軸38の上部に設けたスプロケット42にはチエーン43が巻き掛けられている。
つぎに、図1,3を参照して、左右サイドブラシSBL,SBRの構造について説明する。
左右サイドブラシSBL,SBRは いずれも同じ構造を備えているので、左サイドブラシSBLについて説明する。
左サイドブラシSBLは、本発明にかかる支持手段としての開閉枠82、複数の回転ブラシ83およびこれらの回転ブラシ83を回転させる、本発明にかかる駆動手段としてのモータ84を備えている。
支持手段としての開閉枠82は、角パイプにより構成されて上下方向に延びており、その上端が、左台車32Lに回転自在に設けられる支持軸38に支持され、サイド姿勢モータ39Lにより回転できるようにされている。図1に示すように、開閉枠82は、フレーム2の側面からみて後方(図1左方)に向けてく字状に屈曲されており、フレーム2に進入してくる被洗浄車両Vの側面に沿う形状とされている。
複数の回転ブラシ83は、トップブラシTBの回転ブラシ72と同じく、開閉枠82の長手方向に間隔をあけて回転自在に支持されている。各回転ブラシ83はいずれも前記回転ブラシ72と同じ構造を備えている。そして、複数の回転ブラシ83のうち、上下方向の中間域、すなわち車両Vのドアミラー装着領域に対応する2個の回転ブラシ83Cは、洗浄体85に合成樹脂製のブラシ毛を用いており、また、他の回転ブラシ、すなわちそれよりも上部領域および下部領域の各3個の回転ブラシ83A,83Bは、トップブラシTBの回転ブラシ72と同じく平板材、すなわちフエルトからなる洗浄体86が用いられている。そして、このフエルトからなる洗浄体86は、可撓性を有するとともにその自由回転状態で円形の偏平状となり、車両Vの側面に接触して、その側面に倣うように撓曲される。
前記モータ84は、開閉枠82の上部に設けられており、このモータ84と、複数の回転ブラシ83はトップブラシTBと同じく開閉枠82内に設けたスプロケットとチエンとよりなる連動機構により連動連結されていて、モータ84の駆動により、複数の回転ブラシ83は同期して一方向に回転するようにされている。
図1に示すように、開閉枠82の上部の回転ブラシ83Bは、その中間部および下部の回転ブラ83C、83Aよりも外形が大きくされている。
そして、サイド姿勢モータ39L,39Rの駆動により左右サイドブラシSBL,SBRの姿勢を個別に変更できる。
左サイドブラシSBLの姿勢は、左サイドブラシSBLの後述する回転ブラシ83の、平坦な円形外面83F(図14(A)参照)が外側を向いているときを0度(以下、原点という)として、支持軸38を中心に図14において、時計方向へ180度だけ回転できるようにされている。したがって、図1,3において、左サイドブラシSBLの姿勢は、原点から時計方向へ180度回転した位置を示している。
同じく、右サイドブラシSBRの姿勢は、回転ブラシ83の、平坦な円形外面83F(図14(A)参照)が外側を向いているときを0度(以下、原点という)として、支持軸38を中心に図14において、反時計方向へ180度だけ回転できるようにされている。したがって、図3において、右サイドブラシSBRの姿勢は、原点から反時計方向へ180度回転した位置を示している。
また、サイド姿勢検出装置40L,40Rは、左、右サイドブラシSBL,SBRが原点から回転したそれぞれの角度を検出する。
図3に示すように、案内レール31の中央部には、左、右の台車32L,32Rが閉じ位置にあるこを検出する閉スイッチ44L,44Rが設けられている。また、案内レール31の左右側部には、左、右の台車32L,32Rが開いた位置にあることを検出する開スイッチ45L,45Rが設けられている。さらに、第1折返し位置スイッチ46、第2折返し位置スイッチ47が設けられている。
第1折返し位置スイッチ46は、図14(B)において、左サイドブラシSBLが、第1折返し位置、すなわち図14(A)に示す右サイドブラシSBRの閉じ位置に達したことを検出する。
また、第2折返し位置スイッチ47は、図15(F)において、左サイドブラシSBLが、第2折返し位置、すなわち図15(E)に示す右サイドブラシSBRの閉じ位置に達したことを検出する。
図1,2に示すように、洗車機の走行フレーム2のトップブラシTBよりも前部には、車両Vの上面位置Tdを検出する車両上面位置検出手段54が設けられている。この車両上面位置検出手段54は、複数の光電センサー54A,54B,54C・・・で構成されている。光電センサー54A,54B,54C・・・は、投光器54Aa,54Ba,54Ca・・・と、受光器54Ab,54Bb,54Cb・・・とで構成されている。54Acは、光電センサー54Aの光軸を示している。
図1に示すように、洗車機本体1のフレーム2の前部には、制御盤55が設けられている。この制御盤には、洗車機を制御する制御装置56が設けられている。
制御装置56はマイクロコンピュータで構成されており、制御手段57、離隔距離算出手段58、トップブラシ昇降位置算出手段59、トップブラシ姿勢算出手段60、トップブラシ目標値算出手段61の機能を備えている。
離隔距離算出手段58は、スタート位置検出スイッチ53がスタート位置カム52から離れて不作動になったときから、ロータリエンコーダ51が出力するパルス信号を加減算することにより、洗車機本体1がスタート位置から離隔している距離Ld、すなわち後述する走行位置Ldを検出する。
トップブラシ昇降位置算出手段59は、上限検出スイッチ21が不作動になったときから、ロータリエンコーダ22が出力するパルス信号を加減算することにより、トップブラシTBが上限位置から離隔している距離Hd、すなわち、後述する昇降位置Hdを検出する。
トップブラシ姿勢算出手段60は、原点検出スイッチBaが不作動になったときから、ロータリエンコーダBbが出力するパルス信号を加減算することにより、トップブラシTBの原点からの回転角度Zd、すなわち後述する姿勢Zdを検出する。
トップブラシ目標値算出手段61は、走行位置Ldと上面位置Tdとから、洗車機本体1が所定走行位置Lにあるときの、支持軸12の軸芯位置の昇降位置Hと姿勢Zを算出する。
図8に示すように、トップブラシTBの昇降位置Hと姿勢Zは、洗浄体77の回転軸74が延びる方向の中央位置TBaが車両Vの上面位置から所定距離Kだけ離れた位置になり、回転軸74に直角で中央位置TBaを通る線TBbが車両Vの上面位置に対して、直角になるように算出される。
走行位置Ldと上面位置Tdとから、算出される昇降位置Hと姿勢Zは、車両上面位置検出手段54が上面位置Tdを検出したときの走行位置Ldから、車両上面位置検出手段54と支持軸12との距離X(図7参照)だけ前方付近の所定走行位置Lに洗車機本体1が達したときの目標値である。
離隔距離算出手段58、スタート位置検出スイッチ53、スタート位置カム52、ロータリエンコーダ51とで、洗車機本体1の現在の走行位置Ldを検出する走行位置検出手段D1を構成する。
トップブラシ昇降位置算出手段59、上限位置検出スイッチ21、ロータリエンコーダ22とで、トップブラシTBの昇降位置Hdを検出するトップブラシ昇降位置検出手段D2を構成する。
トップブラシ姿勢算出手段60,原点検出手段スイッチBa、ロータリエンコーダBbとで、トップブラシTBの姿勢Zdを検出するトップブラシ姿勢検出手段D3を構成する。
図1に示すように、フレーム2には、被洗浄車両Vの上面を乾燥するトップノズル62、被洗浄車両Vの左右両側面を乾燥するサイドノズル63,63、図示しないが、被洗浄車両に洗浄水を噴射する洗浄水噴射装置が設けれらている。
つぎに、この実施例の作用について説明する。
「トップブラシTBの作用」
トップブラシTBは、上限位置に保持され、その複数の回転ブラシ72は、図1,2に示すように、270度姿勢(回転ブラシ72の円形平坦面72Fが鉛直姿勢)にある。
洗車が開始されると、回転ブラシ72が図2矢印方向(時計方向)に回転(以下、正回転という)し、図1において、トップブラシTBは、270度姿勢から反時計方向に回転して180度姿勢に姿勢変更しながら下降する。
トップブラシTBが下限位置になり、また180度姿勢になると、図7に示すように、洗車機本体1はスタート位置から往走行を開始する。
洗車機本体1の往走行に伴って、車両上面位置検出手段54で車両Vの上面位置Tdが検出される。
トップブラシTBの昇降位置と姿勢は、洗車機本体1が走行位置Ld(dは任意の走行位置を示す)のとき、その走行位置Ldと一致する所定走行位置Lに対応する所定昇降位置Hと所定姿勢Zとに昇降位置Hdと姿勢Zdがなるように、昇降モータ13とトップ姿勢変更モータ23とが制御される。図7に示すように、トップブラシTBは姿勢を変えながら被洗浄車両Vの上面形状に追従して、該車両Vの上面を洗浄する。図8には、洗車機本体1の所定走行位置Lに対応するトップブラシTBの昇降位置Hおよびその姿勢Zが示されており、トップブラシTBは、各所定走行位置Lにおいて、車両Vの上面との間に一定間隔Kを保ちつつ、回転ブラシ72は、その前記線TBbが車両Vの上面に対して略直角になるように、支持軸12周りに回転制御されて姿勢を変えながら車両Vの上面に追従して車両上面を洗浄する。
トップブラシTBが車両Vの後面を過ぎると、図7に示すように、トップブラシTBは360度姿勢から反時計方向へ回転して270度姿勢に姿勢変更しながら上限位置へ上昇する。
図9に示すように、車両Vのフロントガラス面とボンネット上面とのなす角度R1が小さいとき、および、リヤガラス面とトランク上面とのなす角度R2が小さいときは、回転ブラシ72を支持する昇降枠71が車両Vの上面に当たる恐れがあるので、図10、図11に示すように、トップブラシTBの昇降位置Hdと姿勢Zd、洗車機本体1の走行位置Ldを制御する。角度R1が小さい場合は、図10に示す姿勢変更M1のように行ない、次にルーフ面で姿勢変更M2(図11の(A)〜(D)に示す)を行なう。この場合、図10(C)に示す位置で回転ブラシ72は、その回転方向を逆回転にし、図11(C)に示す位置、回転ブラシ72の回転方向を正回転にする。図10(C)に示す位置から図11(C)に示す位置まで、回転ブラシ72を逆回転することにより、フロントワイパーの破損を防止する。また、角度R2が小さい場合は、姿勢変更M3(姿勢変更M3は、姿勢変更M1と同様に行なう)を行ない、次にトランク上面で姿勢変更M4(姿勢変更M4は、姿勢変更M2と同様に行なう)を行なう。この場合、リヤガラス面にリヤワイパーが設けられているときは、回転ブラシ72を逆転制御することにより、リヤワイパーの破損を防止する。
前記角度R1,R2は、車両上面位置検出手段54が検出した車両Vの上面位置Tdに基づいて算出される。
図12,13に示すように、回転ブラシ72が、車両Vの前面に設けられるナンバープレートNPを洗浄するとき、洗浄体77はフエルトなどの可撓性材料により柔軟に形成されること、およびその平坦な円形外面72FがナンバープレートNPの外面に略直角に当たることにより、洗浄体77がナンバープレートNPに接触したとき、洗浄体77は、そのナンバープレートNPの外面と接触する側が、そのナンバープレートNPの外面の左右方向に移動して、その外周面がナンバープレートNPの形状に馴染むように撓み、ナンバープレートNPに絡み付き難いので、ナンバープレートNPを折り曲げ難い。また、洗浄体77が突起物に絡み難いので、フロントワイパー、リヤワイパーを破損し難い。
なお、従来の洗浄体(たとえば、特開平7−251719号公報記載の洗浄体)が波状に折り曲げられていると、図19に示すように、洗浄体がナンバープレートNPに絡み付き易く、ナンバープレートNPを折り曲げ易い。また、洗浄体77が突起物に絡み易いので、フロントワイパー、リヤワイパーを破損し易い。
上記トップブラシTBによる車両の上面洗浄において、トップブラシTBの洗浄体77は、車両Vの上面を洗浄するときに、洗浄体77の、車体上面に接触する側は、車両Vの左右方向に移動するので、洗浄体77の車体上面に接触する側が車両Vの前後方向に移動するものよりも、よい洗浄効果が得られ、洗浄体77の使用量を減少できる。
「左右サイドブラシSBL、SBRの作用」
左右サイドブラシSBL、SBRは、いずれも開位置に保持され、複数の回転ブラシ83は、図14に示すように、0度姿勢(回転ブラシ83の円形平坦面83Fが外側向姿勢)にある。
洗車が開始されると、回転ブラシ83が図1矢印方向(時計方向)に回転し、図14(A)において、左サイドブラシSBLは、0度姿勢から時計方向に回転して180度姿勢に姿勢変更しながら閉移動する。一方、右サイドブラシSBRは、0度姿勢から反時計方向に回転して180度姿勢に姿勢変更しながら閉移動する。
左右サイドブラシSBL、SBRが閉じ位置になり、また、それらが180度姿勢になると、洗車機本体1は往走行を開始する。
洗車機本体1の往走行に伴って、左右サイドブラシSBL、SBRが、図14においてSBL(1)、SBR(1)位置になり、左右サイドブラシSBL、SBRが車両Vの前面に接触したことを、図示しない、従来公知の検知手段が検出すると、洗車機本体1は走行を停止し、左右サイドブラシSBL、SBRは、いずれも右方向(図14(A)矢印a方向)へ移動する。
図14(B)に示すように、左サイドブラシSBLが、第1折返し位置に達すると、左サイドブラシSBLは、左(図14(B)矢印b方向)へ移動する。
左右サイドブラシSBL、SBRがいずれも開位置になると、図14(B)に示すように、左サイドブラシSBLは、180度姿勢から反時計方向へ回転して90度姿勢へ姿勢変更する。一方、右サイドブラシSBRは、180度姿勢から時計方向へ回転して90度姿勢へ姿勢変更する。
図14(C)に示すように、左右サイドブラシSBL、SBRが90度姿勢になると、それらは閉移動(図14(C)矢印c方向)して車両Vの左右側面にそれぞれ接触し、それらの側面を洗浄する。
左右サイドブラシSBL、SBRが車両Vの後端に達して、それらが閉じ位置になると、洗車機本体1の往走行が停止し、左サイドブラシSBLは、90度姿勢から反時計方向へ回転して0度姿勢へ姿勢変更し、一方、右サイドブラシSBRは、90度姿勢から時計方向へ回転して0度姿勢へ姿勢変更する。
図14(D)に示すように、左右サイドブラシSBL、SBRが0度姿勢になると、洗車機本体1は復走行を開始する。
図15(E)に示すように、洗車機本体1の復走行に伴って、左右サイドブラシSBL、SBRが、SBL(2)、SBR(2)位置になり、それらのサイドブラシSBL、SBRが車両Vの後面に接触したことを、図示しない従来公知の検出手段が検出すると、洗車機本体1の走行が停止し、左右サイドブラシSBL、SBRは、右方向(図15矢印(E)d方向)へ移動する。
図15(F)に示すように、左サイドブラシSBLが第2折返し位置に達すると、左サイドブラシSBLは左方向(図15(F)矢印e方向)へ移動する。
図15(G)に示すように、左右サイドブラシSBL、SBRが開位置になると、洗車機本体1は復走行し、トップノズル62、サイドノズル63,63で車両Vの車体面を乾燥する。
前記左右サイドブラシSBL、SBRによる車両Vの左右両側面の洗浄過程において、回転ブラシ83が車両Vの側面を洗浄するとき、図17に示すように、車両VにドアミラーDMが装着されて領域は、回転ブラシ83の合成樹脂製ブラシ毛よりなる洗浄低85で洗浄するので、ドアミラーDMを破損する恐れがない。
また、汚れが落ち難い車両側面のロッカーパネル面(ドアミラーDMが装着されている領域よりも下部)は、回転ブラシ83Aの平板状のフエルトよりなる洗浄体86は、その自由回転状態で偏平状となり、車体に接触すると撓曲し、車体に接触する側が上下方向に移動するので、洗い不足になる恐れがない。
また、洗浄体86の車体に接触する側は車両Vの上下方向の下向きに移動するので洗浄体86が、車両Vのタイヤハウスのエッジに引っ掛かることを防止することができる。
左右サイドブラシSBL、SBRの洗浄体86は、車両Vの側面を洗浄するときに、洗浄体86の、車両の側面の接触する側は、車両Vの上下方向に移動するので、洗浄体86の車両Vの側面に接触する側が、車両Vの前後方向に移動するものよりも、良い洗浄効果が得られ、洗浄体86の使用量を減少できる。
つぎに、図18を参照して本発明の第2実施例について説明する。
図18は、トップブラシを備えた洗車機本体の正面図であり、図中、前記第1実施例と同じものには同じ符号が付される。
この第2実施例は、トップブラシTBにおいて、昇降枠71の支持される複数の回転ブラシ72のうち、昇降枠71の長手方向中央部に支持される中央回転ブラシ72(C)の洗浄体77(C)に合成樹脂製のブラシ毛を用いている点が、前記第1実施例と相違し、他の構成は前記第1実施例のものと同じである。
この第2実施例によれば、中央回転ブラシ72(C)が合成樹脂製のブラシ毛を用いているので、フエルトまたは布製の洗浄体を用いた場合よりも車両Vのルーフ面の左右方向の中央部に装着されるショートアンテナSAを破損し難くなる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
たとえば、前記実施例では、洗車機本体1が移動する洗車機に本発明を実施したが、洗車機本体1を設置面上に固定し、車両Vをコンベアなどの搬送装置で移動できる洗車機にも実施することがあできる。
また、前記実施例では、洗浄体77,86にフエルトを用いたが、フエルトに代えて織布、編布、不織布などの布、その他の同効物を用いてもよい。
洗車機の全体側面図 図1の2−2線に沿う、洗車機の正面図 図1の3−3線に沿う洗車機の後面図 図2の4−4線に沿う拡大断面図 洗浄ブラシの正面図 図5の6−6線に沿う図 トップブラシによる被洗浄車両の上面の洗浄過程を示す図 洗車機本体の走行位置に対応するトップブラシの昇降位置および姿勢の関係を示す図 ボンネット上面とフロントガラス面とのなす角度およびリヤガラス面とトランク上面とのなす角度を示す図 ボンネット上面とフロントガラス面とのなす角度が小さいときのトップブラシの姿勢変更過程を示す図 ボンネット上面とフロントガラス面とのなす角度が小さいときのトップブラシの姿勢変更過程を示す図 トップブラシによるナンバープレートの洗浄状態を示す図 図12の13−13線に沿う図 サイドブラシによる車両の洗浄過程を示すサイドブラシの平面図 サイドブラシによる車両の洗浄過程を示すサイドブラシの平面図 サイドブラシによる車両の洗浄過程を示すサイドブラシの側面図 サイドブラシによるドアミラーの洗浄状態を示すサイドブラシの正面図 本発明の第2実施例にかかるトップブラシを備えた洗車機本体の正面図 従来のトップブラシによるナンバープレートの洗浄状態を示す図
符号の説明
1・・・・・・・・・・洗車機本体
82・・・・・・・・・支持手段(開閉枠)
83・・・・・・・・・回転ブラシ
84・・・・・・・・・駆動手段(モータ)
85・・・・・・・・・洗浄体(毛材よりなる)
86・・・・・・・・・洗浄体(平板材)
DM・・・・・・・・・ドアミラー
SBL・・・・・・・・サイドブラシ(左サイドブラシ)
SBR・・・・・・・・サイドブラシ(右サイドブラシ)
V・・・・・・・・・・被洗浄車両

Claims (3)

  1. 被洗浄車両の側面を洗浄するサイドブラシを備えた洗車機において、
    前記サイドブラシは、洗車機本体に前記被洗浄車両の左右方向に移動可能に設けられる支持手段と、この支持手段に前記車両の上下方向に並列して設けられる複数の回転ブラシと、それらの回転ブラシを回転駆動する駆動手段とを備え、
    前記複数の回転ブラシには、前記車両の側面に接触して回転する洗浄体が設けられ、前記洗浄体のうち、前記車両のドアミラーが装着される領域を洗浄する洗浄体は、毛材により構成され、また、前記領域よりも下方の車両側面を洗浄する洗浄体は、可撓性を有する平板材により構成されてその自由回転状態で偏平状態を維持するようにされていることを特徴とする、洗車機。
  2. 前記可撓性を有する平板材は、フエルトであることを特徴とする、前記請求項1記載の洗車機。
  3. 前記可撓性を有する平板材は、布であることを特徴とする、前記請求項1記載の洗車機。
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