JP2009175424A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱ローラを接地させる接地経路に配設されたツェナダイオードの定格を温湿度に応じて変化させるようにして、簡素な構成でありながら、加熱ローラの帯電バイアス電位を環境の変化に対応して適切に制御することができ、転写かすれや静電オフセットの発生を確実に防止することができ、高品位の画像を形成することができるようにする。
【解決手段】加熱ローラ26及び加圧ローラ27を備える定着器と、前記加熱ローラ26を接地させる接地経路に配設された定格の異なる複数のツェナダイオード31と、該ツェナダイオード31を選択する切換スイッチと、温度及び湿度を検出するセンサと、前記切換スイッチの動作を制御する制御手段とを有し、該制御手段は、前記センサが検出した温度及び/又は湿度に応じた定格のツェナダイオード31を選択するように前記切換スイッチの動作を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式の複写機、ファクシミリ機、複合機(MFP:Multi Function Printer)等の画像形成装置においては、感光体ドラムとこれに接する転写ローラによって、用紙上にトナー像を形成し、加熱ローラとこれに圧接する加圧ローラとから構成される定着器によって、用紙上に転写されたトナー像を加熱定着させている。
そして、加熱ローラヘのトナー汚れの付着を防止するために、ダイオード、抵抗、バリスタ、コンデンサ等を介して、加熱ロ−ラを接地電位に接続させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−295662号公報
しかしながら、前記従来の画像形成装置においては、環境の変化によって温度や湿度が変化すると、用紙の表面抵抗、体積抵抗、静電帯電量等が変化し、転写かすれや静電オフセットが発生してしまうことがあった。
例えば、高温多湿の環境下では用紙の抵抗が小さくなる。そのため、用紙が転写ローラと感光体ドラムとの間及び加熱ローラとバックアップローラとの間の両方に挟まれた状態では、転写ローラと用紙と加熱ローラとを結ぶ電流パスが形成され、転写ローラと感光体ドラムとの間に十分なバイアスをかけることができず、転写かすれが発生してしまう。
また、例えば、低温低湿の環境下では、用紙が静電気を帯びやすくなる。そのため、用紙の過剰な帯電によってトナー帯電量が増加し、定着ローラにトナーが付着する静電オフセットが発生してしまう。
本発明は、前記従来の問題点を解決して、加熱ローラを接地させる接地経路に配設されたツェナダイオードの定格を温湿度に応じて変化させるようにして、簡素な構成でありながら、加熱ローラの帯電バイアス電位を環境の変化に対応して適切に制御することができ、転写かすれや静電オフセットの発生を確実に防止することができ、高品位の画像を形成することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の画像形成装置においては、加熱ローラ及び加圧ローラを備える定着器と、前記加熱ローラを接地させる接地経路に配設された定格の異なる複数のツェナダイオードと、該ツェナダイオードを選択する切換スイッチと、温度及び湿度を検出するセンサと、前記切換スイッチの動作を制御する制御手段とを有し、該制御手段は、前記センサが検出した温度及び/又は湿度に応じた定格のツェナダイオードを選択するように前記切換スイッチの動作を制御する。
本発明によれば、画像形成装置は、加熱ローラを接地させる接地経路に配設されたツェナダイオードの定格を温湿度に応じて変化させるようになっている。これにより、簡素な構成でありながら、加熱ローラの帯電バイアス電位を環境の変化に対応して適切に制御することができ、転写かすれや静電オフセットの発生を確実に防止することができ、高品位の画像を形成することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の構成を示す図、図2は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の要部拡大図である。
図において、10は本実施の形態における画像形成装置である。該画像形成装置10は、例えば、プリンタ、ファクシミリ機、複写機、複合機等であり、電子写真方式によって、印刷用紙、封筒、OHP(Over Head Projector)シート等の媒体上に画像を形成する装置であれば、いかなる種類の装置であってもよい。また、前記画像形成装置10は、モノクロ画像を形成するものであってもよいし、カラー画像を形成するものであってもよい。ここでは、前記画像形成装置10がモノクロ画像を形成するプリンタ、すなわち、印刷機である場合について説明する。
前記画像形成装置10は、媒体カセット12、給紙ローラ13、分離片14、吸入センサ15、レジストローラ16、プレッシャローラ17、搬送路18、通過センサ19、画像形成部20、転写ローラ21、感光体ドラム22、帯電ローラ23、印字ヘッド24、現像ローラ25、加熱ローラ26、加圧ローラ27、排出ローラ28、従動ローラ29、排出スタッカ30及びツェナダイオード31を有する。
そして、媒体カセット12は、画像形成装置10本体内の下部に配設され、画像が形成される前の複数の媒体11を積層して格納する。さらに、給紙ローラ13は、前記媒体カセット12に格納された媒体11を取り出して画像形成部20に供給するためのローラであり、金属シャフト部と、円筒状のプラスチック材と、円筒状ゴム材とを備える。また、分離片14は、前記給紙ローラ13に圧接され、積層された媒体11を1枚ずつに分けるためのものであり、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)等のゴム材及びそれを固定するプラスチックフレームを備える。そして、搬送路18上には、媒体11が画像形成部20の方向に吸入されたことを確認するためのセンサとしての吸入センサ15が配設されている。
また、金属シャフト及びゴム層から成るレジストローラ16と、金属シャフトから成るプレッシャローラ17とは圧接されており、これにより、媒体11を画像形成部20まで搬送する。その後、通過センサ19によって媒体11の通過が検知されると、画像形成部20が画像形成を開始する。
ここで、該画像形成部20は、感光体ドラム22、帯電ローラ23及び現像ローラ25に加えて、供給ローラ、トナー規制部材、クリーニング装置等の部材を含む部分の総称である。そして、前記画像形成部20は、画像形成装置10本体から取外可能な構成となっている。また、転写ローラ21は、金属シャフトと発砲系ウレタンゴム材等の弾性材とから成り、感光体ドラム22と対向する位置に配設されている。なお、前記感光体ドラム22は、導電性支持体と光導電層とによって構成され、導電性支持体はアルミニウムの金属パイプから成り、光導電層は電荷発生層及び電荷輸送層を順次積層した有機系感光体である。また、前記導電性支持体は、画像形成装置10本体等の接地部材に接続されて接地されている。さらに、前記帯電ローラ23は、金属シャフトと半導電性ゴム層とから成る。
また、前記印字ヘッド24は、LED(Light Emitting Diode)光やレーザ光による複数のドットを形成する露光手段を備え、感光体ドラム22上に静電潜像を形成する。そして、現像ローラ25は、金属シャフトと半導電性ウレタンゴム材等の弾性材とから成り、感光体ドラム22上の静電潜像を現像してトナー像を形成する。
さらに、搬送路18の下流には、媒体11上に転写されたトナー像を加熱定着するための定着器の加熱ローラ26と加圧ローラ27とが互いに圧接して配設されている。前記加熱ローラ26は、表面にPFA(パーフルオロアルコキシアルカン)コーティングが施され、内面にセルモ等が塗装されたアルミ素管を備える。また、前記加圧ローラ27は、金属シャフト、導電性シリコンゴム層及びPFAチューブを備える。そして、前記加熱ローラ26と加圧ローラ27との間をトナー像が転写された媒体11が通過すると、トナー像が熱と圧力とによって媒体11に定着される。なお、加熱ローラ26は、画像形成装置10本体等の接地部材に接続されて接地されており、その接地経路の途中にはツェナダイオード31が配設されている。
そして、トナー像が定着された媒体11は、排出ローラ28及び従動ローラ29によって、画像形成装置10本体の上部に位置するABS−PC(アクリロニトリルブタジエンスチレン−ポリカーボネイト)等のプラスチック材から成る排出スタッカ30へ排出される。
次に、前記ツェナダイオード31を制御する制御装置の構成について説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置のツェナダイオード及びその制御装置の構成を示す図、図4は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置のツェナダイオードの制御装置の構成を示すブロック図、図5は本発明の第1の実施の形態におけるメモリに格納された内容を示す図である。
ここで、31a、31b及び31cは、定格(定格の電圧)が、それぞれ、200〔V〕、110〔V〕、80〔V〕のツェナダイオードである。そして、加熱ローラ26に、制御手段としてのコントロール基板であるCU34と、ツェナダイオード31a、31b及び31cを選択する切換スイッチとしてのスイッチ33a及び33bとが接続されている。温度及び湿度を検出するセンサとしての温湿度センサ35は、CU34上に配設され、画像形成装置10外部の温度を測定することができるように、発熱体のない部分に取り付けられている。前記温湿度センサ35は、例えば、静電容量式相対湿度センサ等とバンドギャップ式温度センサ等とを組み合わせてシングルチップにした小型センサである。なお、本実施の形態において、ツェナダイオード31a、31b及び31cを統合的に説明する場合には、ツェナダイオード31として説明する。
そして、CU34は、温湿度センサ35が検出した周辺環境の温度及び湿度に応じ、スイッチ33a及び33bのON(オン)とOFF(オフ)とを切り換えることによって、加熱ローラ26の接地経路が対応する定格のツェナダイオード31を通過するように選択する。すなわち、検出温度及び検出湿度に応じた定格のツェナダイオード31を選択する。なお、検出温度及び検出湿度と、スイッチ33a及び33bのON及びOFFと、ツェナダイオード31a、31b及び31cとの対応関係は、あらかじめ、例えば、図5に示されるように設定され、メモリ36に格納されている。そして、CU34は、メモリ36を参照し、該メモリ36に格納された対応関係に基づき、温湿度センサ35が検出した検出温度及び検出湿度に応じてスイッチ33a及び33bのONとOFFとを切り換える。
次に、前記構成の画像形成装置10の動作について説明する。
媒体カセット12には、複数の媒体11が格納されている。そして、画像形成装置10が画像を形成する動作を開始すると、給紙ローラ13と分離片14とによって媒体カセット12から1枚の媒体11が給紙され、吸入センサ15に到達する。該吸入センサ15によって確認された媒体11は、レジストローラ16とプレッシャローラ17とによって、搬送路18へ送られる。そして、媒体11が通過センサ19を通過すると、画像形成部20はトナー像の形成を開始する。感光体ドラム22上に形成されたトナー像は、転写ローラ21によって、搬送されてくる媒体11上に転写される。
画像形成部20でのトナー画像の形成は、以下のようにして行われる。まず、回転する感光体ドラム22の表面が、帯電ローラ23によって負に帯電される。そして、負に帯電された部分が印字ヘッド24の下にくると、該印字ヘッド24が露光し、帯電された部分に画像データに基づく静電潜像を形成する。該静電潜像は、現像ローラ25によって現像されトナー像となる。そして、該トナー像が転写ローラ21によって媒体11に転写される。
続いて、トナー像が転写された媒体11は、加熱ローラ26と加圧ローラ27との間を通過することによって、高温高圧で定着処理される。これにより、トナー像が熱と圧力とによって媒体11に定着される。その後、トナー像が定着された媒体11は、排出ローラ28と従動ローラ29とによって排出スタッカ30に排出される。
本実施の形態において、ツェナダイオード31は、加熱ローラ26の軸受、すなわち、ベアリング部に接続されており、媒体11を通して感光体ドラム22と転写ローラ21との間から加熱ローラ26に電荷が逃げないように配設されている。ツェナダイオード31をベアリング部に接続することによって、加熱ローラ26を必要な程度にまで帯電させ、かつ、ツェナダイオード31を通して加熱ローラ26の過剰な帯電を防止し、静電オフセットの発生を防ぐ仕組みとなっている。
ここで、静電オフセットとは、通常、媒体11裏面のプラス電荷によって媒体11表面に保持されているマイナス極性に帯電したトナーが、表面が絶縁性又は半導電性の加熱ローラ26と、表面が絶縁性の加圧ローラ27とによって形成される圧接部、すなわち、定着ニップ部に突入する際に、媒体11上に画像不良として現れてしまう現象のことを指す。
この静電オフセット現象は、特に、2色以上のトナーを重ねてカラー画像を形成するカラー画像形成装置における、2色以上のトナーを重ね合わせたベタ画像において、顕著となる。すなわち、トナー層が厚く堆(たい)積している媒体11表面においては、媒体11裏面の電荷によってすべてのトナーを保持することが難しく、静電オフセット現象も発生しやすくなる。
この静電オフセット現像を防止するためには、加熱ローラ26表面に導電性を持たせることが考えられる。しかし、この場合は、トナーのマイナス電荷が加熱ローラ26を通して逃げてしまうこととなり、媒体11裏面のプラス電荷によってトナーを引き止めることができなくなってしまう。このことより、結局は静電オフセット現象が発生してしまうこととなり、根本的な解決とならない。
これに対して、従来の画像形成装置の定着器では、加熱ローラに対して負のバイアス電位が印加され、加熱ローラ表面を負に帯電させることが試みられている。これにより、トナーと加熱ローラ表面との間に反発電界を生じさせ、静電オフセット現象を防止するようになっている。さらに、従来の画像形成装置においては、定着ニップ部の上流に、再帯電機構を設けることで、媒体裏面の電荷又はトナー電荷を補充することによって、静電オフセット現象を防止する方法も試みられている。
これらのことより、加熱ローラ26に印加されるバイアス電位は適切に選択されなければならないことが分かる。そこで、本実施の形態においては、高温多湿の環境下での転写かすれ対策及び低温低湿の環境下での静電オフセット対策をツェナダイオード31の切り換えのみによって同時に行い、かつ、各環境下で最もマージンを持った加熱ローラ26の帯電量を提供する。
次に、周辺環境に応じてツェナダイオード31を選択する動作について説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態におけるツェナダイオードを選択する動作を示すフローチャートである。
本実施の形態においては、温湿度センサ35で読み取った環境変数を元に、複数のツェナダイオード31a、31b及び31cに取り付けられたスイッチ33a及び33bをCU34からの信号で開閉する。これにより、複数のツェナダイオード31a、31b及び31cの切り換えを行う。
前述のように、ツェナダイオード31a、31b及び31cの定格は、200〔V〕、110〔V〕及び80〔V〕である。すなわち、ツェナダイオード31a(200〔V〕)>ツェナダイオード31b(110〔V〕)>ツェナダイオード31c(80〔V〕)である。
そして、周辺環境の温度が15〜22〔℃〕で、かつ、湿度が40〜60〔%〕である場合、図5に示されるように、スイッチ33aをON、すなわち、接続状態とし、スイッチ33bをOFF、すなわち、非接続状態とし、ツェナダイオード31a及び31bを並列状態にする。これにより、定格の電圧が低いツェナダイオード31bを介して加熱ローラ26から電荷を逃がすことができる。
また、周辺環境の温度が15〔℃〕未満となった場合、及び、温度が15〜22〔℃〕であっても湿度が40〔%〕を下回った場合、スイッチ33a及び23bをともに接続状態とし、ツェナダイオード31a、31b及び31cを並列状態にする。これにより、定格の電圧が低いツェナダイオード31cを介して加熱ローラ26から電荷を逃がすことができる。
低温低湿の周辺環境では媒体11が帯電しやすく、加熱ローラ26のインピーダンスが高くなる。このため、媒体11を通してトナーと加熱ローラ26とがともに帯電すると、トナーと加熱ローラ26との電位差が小さくなり、トナーが加熱ローラ26に引き付けられ静電オフセットが起きる。そこで、低温低湿の場合には、前述のように、定格の電圧が低いツェナダイオード31cを介して加熱ローラ26から電荷を逃がし、加熱ローラ26の帯電量を小さくすることによって、トナーと加熱ローラ26との電位差を大きくする。これにより、加熱ローラ26における静電オフセットの発生を防止する。
また、周辺環境の温度が22〔℃〕以上となった場合、及び、温度が15〜22〔℃〕であっても湿度が60〔%〕を超えた場合、スイッチ33a及び33bをともに非接続状態とする。これにより、定格の電圧が高いツェナダイオード31aを介して加熱ローラ26から電荷を適切に逃がすことができる。
転写バイアスが低く、媒体11を通して感光体ドラム22と転写ローラ21との間から加熱ローラ26に電圧がリークしやすい高温多湿の周辺環境においては、定格の電圧が高いツェナダイオード31aを選択し、加熱ローラ26の帯電量を大きくする。これにより、感光体ドラム22と転写ローラ21との間に規定のバイアスがかかるように制御することが可能となり、高温多湿の周辺環境下でも、転写かすれの発生を防止する。
この場合、まず、画像形成装置10に取り付けられた温湿度センサ35は、周辺環境の温度及び湿度を測定する。そして、CU34は、温湿度センサ35が検出した温度、すなわち、検出温度Tが15〔℃〕未満であるか、又は、温湿度センサ35が検出した湿度、すなわち、検出湿度Mが40〔%〕未満であるか否かを判断する。そして、検出温度Tが15〔℃〕未満であるか、又は、検出湿度Mが40〔%〕未満である場合、CU34は、スイッチ33aをONとし、スイッチ33bをONとする。
また、検出温度Tが15〔℃〕未満でなく、かつ、検出湿度Mが40〔%〕未満でない場合、CU34は、検出温度Tが22〔℃〕以上であるか、又は、検出湿度Mが60〔%〕を超えているか否かを判断する。そして、検出温度Tが22〔℃〕以上であるか、又は、検出湿度Mが60〔%〕を超えている場合、CU34は、スイッチ33aをOFFとし、スイッチ33bをOFFとする。
さらに、検出温度Tが22〔℃〕以上でなく、かつ、検出湿度Mが60〔%〕を超えていない場合、CU34は、検出温度Tが15〔℃〕以上で22〔℃〕未満であって、かつ、検出湿度Mが40〔%〕以上で60〔%〕以下であるか否かを判断する。そして、検出温度Tが15〔℃〕以上で22〔℃〕未満であって、かつ、検出湿度Mが40〔%〕以上で60〔%〕以下である場合、CU34は、スイッチ33aをONとし、スイッチ33bをOFFとする。
なお、検出温度Tが15〔℃〕以上で22〔℃〕未満でないか、又は、検出湿度Mが40〔%〕以上で60〔%〕以下でない場合、CU34はエラーとして、処理を終了する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 検出温度Tが15〔℃〕未満であるか、又は、検出湿度Mが40〔%〕未満であるか否かを判断する。検出温度Tが15〔℃〕未満であるか、又は、検出湿度Mが40〔%〕未満である場合はステップS7に進み、検出温度Tが15〔℃〕未満でなく、かつ、検出湿度Mが40〔%〕未満でない場合はステップS2に進む。
ステップS2 検出温度Tが22〔℃〕以上であるか、又は、検出湿度Mが60〔%〕を超えているか否かを判断する。検出温度Tが22〔℃〕以上であるか、又は、検出湿度Mが60〔%〕を超えている場合はステップS5に進み、検出温度Tが22〔℃〕以上でなく、かつ、検出湿度Mが60〔%〕を超えていない場合はステップS3に進む。
ステップS3 検出温度Tが15〔℃〕以上で22〔℃〕未満であって、かつ、検出湿度Mが40〔%〕以上で60〔%〕以下であるか否かを判断する。検出温度Tが15〔℃〕以上で22〔℃〕未満であって、かつ、検出湿度Mが40〔%〕以上で60〔%〕以下である場合はステップS4に進み、検出温度Tが15〔℃〕以上で22〔℃〕未満でないか、又は、検出湿度Mが40〔%〕以上で60〔%〕以下でない場合はステップS6に進む。
ステップS4 スイッチ33aをONとし、スイッチ33bをOFFとして、処理を終了する。
ステップS5 スイッチ33aをOFFとし、スイッチ33bをOFFとして、処理を終了する。
ステップS6 エラーとして、処理を終了する。
ステップS7 スイッチ33aをONとし、スイッチ33bをONとして、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、画像形成装置10は、定格の異なる複数のツェナダイオード31a、31b及び31cと、スイッチ33a及び33bとを有する。そして、周辺環境の温度及び湿度に応じてスイッチ33a及び33bのON及びOFFを切り換えることによって、ツェナダイオード31を選択する。これにより、低温低湿の周辺環境では静電オフセット対策として定格の低いツェナダイオード31cを選択することができる。また、高温多湿の周辺環境では、転写バイアス確保のために定格の高いツェナダイオード31aを選択することができる。
また、加熱ローラ26の上流側に電源を設けたり、媒体11の再帯電機構を設けるなど、複雑な機構が不要となり、構成を簡素化することが可能である。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによって、その説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び効果についても、その説明を省略する。
図7は本発明の第2の実施の形態における画像形成装置のツェナダイオード及びその制御装置の構成を示す図である。
前記第1の実施の形態では、画像形成装置10を使用するユーザは、所望の定格のツェナダイオード31を選択することができない。これに対し、本実施の形態においては、ユーザが所望の定格のツェナダイオード31を選択することができるようにするために、画像形成装置10は、手動操作が可能な切換スイッチとしてのスイッチ33cが固定された回転レバー部37を有する。なお、該回転レバー部37は、画像形成装置10本体の上部等のように、ユーザが操作しやすい箇所に配設されることが望ましい。
そして、ユーザは、転写かすれの発生又は静電オフセットの発生を媒体11上から認識した場合、回転レバー部37を操作して、スイッチ33cをツェナダイオード31a、31b及び31cのいずれかに接続させることによって、所望の定格のツェナダイオード31を選択することができる。したがって、適切な定格のツェナダイオード31を選択することによって、転写かすれの発生及び静電オフセットの発生を防止することができる。
なお、図に示される例においては、ツェナダイオード31の数が3つであるが、ツェナダイオード31の数は、複数であれば任意に設定することができ、例えば、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
また、その他の点については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
このように、本実施の形態においては、回転レバー部37を操作することによって、ユーザが所望の定格のツェナダイオード31を選択することができるようになっている。これにより、ユーザが適切な定格のツェナダイオード31を選択することができ、転写かすれの発生及び静電オフセットの発生を防止することができる。
なお、前記第1及び第2の実施の形態においては、本発明をプリンタに適用した場合について説明したが、本発明は、ファクシミリ機、複写機等の他の種類の画像形成装置にも適用することができる。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の要部拡大図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置のツェナダイオード及びその制御装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置のツェナダイオードの制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるメモリに格納された内容を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるツェナダイオードを選択する動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における画像形成装置のツェナダイオード及びその制御装置の構成を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
26 加熱ローラ
27 加圧ローラ
31、31a、31b、31c ツェナダイオード
33a、33b、33c スイッチ
34 CU
35 温湿度センサ

Claims (5)

  1. (a)加熱ローラ及び加圧ローラを備える定着器と、
    (b)前記加熱ローラを接地させる接地経路に配設された定格の異なる複数のツェナダイオードと、
    (c)該ツェナダイオードを選択する切換スイッチと、
    (d)温度及び湿度を検出するセンサと、
    (e)前記切換スイッチの動作を制御する制御手段とを有し、
    (f)該制御手段は、前記センサが検出した温度及び/又は湿度に応じた定格のツェナダイオードを選択するように前記切換スイッチの動作を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ツェナダイオードを選択することによって前記加熱ローラのバイアス電位を調整する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記センサが検出した温度及び湿度が高い場合には定格の高いツェナダイオードを選択し、前記センサが検出した温度及び湿度が低い場合には定格の低いツェナダイオードを選択するように前記切換スイッチの動作を制御する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記切換スイッチは手動操作が可能である請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ツェナダイオードは、前記加熱ローラの軸受に接続される請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017138568A (ja) * 2016-02-02 2017-08-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及び画像形成装置

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