JP2009174249A - 補強構造および補強方法 - Google Patents

補強構造および補強方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009174249A
JP2009174249A JP2008016352A JP2008016352A JP2009174249A JP 2009174249 A JP2009174249 A JP 2009174249A JP 2008016352 A JP2008016352 A JP 2008016352A JP 2008016352 A JP2008016352 A JP 2008016352A JP 2009174249 A JP2009174249 A JP 2009174249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing
groove
bars
reinforcement
cement mortar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008016352A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4944807B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Matsuzaki
育弘 松崎
Tomoaki Sugiyama
智昭 杉山
Ryuichi Asari
隆一 浅利
Taizo Okano
泰三 岡野
Koichi Uchiyama
甲一 内山
Masaya Gonda
将也 権田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BRS KK
Nippon Kasei Chemical Co Ltd
Mitsui Home Co Ltd
Nihon Kasei Co Ltd
Original Assignee
BRS KK
Nippon Kasei Chemical Co Ltd
Mitsui Home Co Ltd
Nihon Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BRS KK, Nippon Kasei Chemical Co Ltd, Mitsui Home Co Ltd, Nihon Kasei Co Ltd filed Critical BRS KK
Priority to JP2008016352A priority Critical patent/JP4944807B2/ja
Publication of JP2009174249A publication Critical patent/JP2009174249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4944807B2 publication Critical patent/JP4944807B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Foundations (AREA)

Abstract

【課題】簡易かつ安価に優れた補強効果を得ることが可能なコンクリート部材の補強構造および補強方法を提案する。
【解決手段】既存コンクリート部材である建物基礎10と、建物基礎10の表面に配筋された補強筋21と、補強筋21を内部に含んだ状態で建物基礎10の表面に塗着されたポリマーセメントモルタル22とを備える補強構造1であって、建物基礎10の表面には、補強筋21に対応した位置に補強筋21の鉄筋径の1/2以上の深さからなる溝13が形成されており、補強筋21は溝13に断面の一部が挿入された状態で配筋されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、既存のコンクリート部材の補強構造および補強方法に関する。
現在、戸建住宅の基礎は、せん断補強筋が配筋された一体の鉄筋コンクリート造基礎とすることが基本とされている。
しかしながら、既存の建物の基礎の中には、古い建築基準法に基づいて構築されたことなどにより、無筋コンクリートの基礎や、正しく配筋されていないコンクリート基礎が多く存在している。このような建物の基礎に対しては、所望の耐震性を確保するために、補強を行う必要がある。
従来、建物の基礎の補強方法として、鉄筋コンクリートを増し打ちすることにより、部材の断面積を増加させて、せん断耐力の増強を図る場合がある。
増し打ちコンクリートによる補強構造は、既設部分(既存のコンクリート部材)と新設部分(増し打ちコンクリート部分)との一体化を図るためのアンカーの設置、鉄筋の配筋、型枠の設置、コンクリートの打設、コンクリートの養生、により構築されるものであって、その施工に手間と時間がかかるという問題点を有していた。
そのため、従来、簡易な施工により構築することが可能で工期および工費を削減することが可能な補強構造として、ポリマーセメントモルタルを用いて補強する工法が開示されている。
例えば特許文献1には、図5に示すように、建物基礎110の補強構造101として、既存の建物基礎110の立ち上がり部111に沿った補強筋121の配筋とポリマーセメントモルタルの塗着とを行うことで、この立ち上がり部111の断面形状を拡幅し、せん断耐力の増強を図るものが開示されている。
なお、ポリマーセメントモルタルを利用した補強構造は、戸建住宅の基礎(建物基礎110)に限らず、あらゆるコンクリート造部材の補強に採用されている。
特開2006−233671号公報
ところが、前記従来の補強構造101は、比較的高価なポリマーセメントモルタルを使用するため、補強面積が広い場合には費用が嵩む場合があるという問題点を有していた。
本発明は、前記の問題点を解決するためになされたものであり、簡易かつ安価に優れた補強効果を得ることを可能としたコンクリート部材の補強構造および補強方法を提案することを課題とする。
このような課題を解決するために本発明の補強構造は、既存コンクリート部材と、前記既存コンクリート部材の表面に配筋された補強筋と、前記補強筋を内部に含んだ状態で前記既存コンクリート部材の表面に塗着されたポリマーセメントモルタルと、を備えるものであって、前記既存コンクリート部材の前記表面には、前記補強筋に対応した位置に該補強筋の鉄筋径の1/2以上の深さからなる溝が形成されており、前記溝に断面の一部が挿入された状態で前記補強筋が配筋されていることを特徴としている。
かかる補強構造によれば、補強筋が溝に埋設されることで、補強筋に必要な被り厚を確保したまま、塗着するポリマーセメントモルタルの厚みを小さくすることが可能となる。そのため、全体のポリマーセメントモルタルの使用量を削減することで、材料費の低減化を図ることができる。
また、既存コンクリート部材の表面に溝が形成されていることにより、ポリマーセメントモルタルと既存コンクリート部材の表面との接着面積が大きくなるため、より優れた付着効果を得ることができる。
また、本発明の補強方法は、既存コンクリート部材の表面に溝を形成する工程と、前記溝に沿って補強筋を配筋する工程と、前記溝が充填されるとともに前記補強筋が埋設されるように前記既存コンクリート部材の表面にポリマーセメントモルタルを塗り付ける工程と、を備えており、前記補強筋を、前記溝に断面の一部が挿入された状態で配筋することを特徴としている。
かかる補強方法によれば、簡易な施工により既存コンクリート部材の耐震性を向上させることが可能となる。
本発明の補強構造および補強方法によれば、簡易かつ安価に優れた補強効果を得ることが可能である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素には同一の符号を用い、重複する説明は省略する。
ここで、図1は第1の実施の形態にかかる補強構造を示す斜視図であって、図2は図1に示す補強構造の拡大断面図である。図3(a)および(b)は第1の実施の形態にかかる補強方法の各工程を示す斜視図である。図4は第2の実施の形態にかかる補強構造を示す斜視図である。
<第1の実施の形態>
第1の実施の形態では、図1に示すように、既存の低層住宅基礎(以下、単に「建物基礎」という)10を補強する補強構造1について説明する。
補強構造1は、図1に示すように、既存の建物基礎(既存コンクリート部材)10と、建物基礎10の表面に形成される補強部20とにより構成されている。補強部20は、建物基礎10の表面に配筋された補強筋21と、補強筋21を内部に含んだ状態で建物基礎10の表面に所定の厚みにより塗着されたポリマーセメントモルタル22とを備えて構成されている。
建物基礎10は、図1に示すように、立ち上がり部11とフーチング部12とにより断面逆T字状に形成された鉄筋コンクリート造部材である。本実施形態では、立ち上がり部11の表面に補強部20を一体に形成することにより補強を行う。なお、補強構造1の適用が可能な建物基礎10の構成は限定されるものではなく、あらゆるコンクリート造の建物基礎に適用可能である。また、建物基礎10は無筋コンクリート部材であってもよい。
図1および図2に示すように、立ち上がり部11の表面には、補強筋21(補強主筋21a)に対応して、その長手方向に沿って溝13が上下に2段形成されている。
溝13は、補強筋20(補強主筋21a)の鉄筋径の1/2以上の深さを有し、かつ、補強筋20(補強主筋21a)の鉄筋径Dよりも1cm程度大きい幅(補強主筋21aの上下にそれぞれ5mm程度の隙間が形成される幅)を有して形成されている。なお、溝13の幅は限定されるものではなく、適宜設定することが可能である。
なお、本実施形態では、溝13の断面形状を矩形状に形成するものとしたが、例えば半円形状であってもよく、溝13の断面形状は限定されるものではない。また、溝13の幅や深さ等の寸法も限定されるものではなく、適宜設定することが可能である。
補強筋21は、補強部20の内部に所定の被り厚Cを確保した状態で埋設される鉄筋である。補強筋21は、立ち上がり部11の長手方向(横方向)に沿って配筋される補強主筋21aと補強主筋21aと直交する方向(縦方向)に配筋されるせん断補強筋21bとを有している。
図2に示すように、補強主筋21aは、断面の一部(本実施形態では略半分)が、溝13に挿入された状態で配筋されている。一方、せん断補強筋21bは、補強主筋21aの立ち上がり部11と反対側の表面に当接した状態で、補強主筋21aと交差するように配筋されている。
本実施形態では、図2に示すように、補強筋21を、補強主筋21aとせん断補強筋21bとの交差部に配設されたアンカー23を利用して配筋する。なお、アンカー23の構成は限定されるものではないが、本実施形態では後施工アンカーを使用する。また、アンカー23は、必要に応じて使用すればよく、省略することも可能である。
ポリマーセメントモルタル22は、補強筋21が埋設されるように立ち上がり部11の表面を覆うように塗り付けられている。
本実施形態では、補強筋21の被り厚さCとして、せん断補強筋21bの表面から2D(鉄筋径の2倍)以上厚みを確保できる厚さにポリマーセメントモルタル22の厚みを設定している。
また、補強部20は、ポリマーセメントモルタル22を溝13にも充填することで、立ち上がり部11との接合性の向上を図っている。
本実施形態では、ポリマーセメントモルタル22として、曲げ強さが6N/mm以上、圧縮強さが20N/mm以上、接着強さが1N/mm以上、接着耐久性が1N/mm以上のものを使用するが、ポリマーセメントモルタル22の強度等は限定されるものではない。
次に、第1の実施の形態に係る補強方法について説明する。
本実施形態に係る補強方法は、溝切り工程と、配筋工程と、塗着工程とを備えている。
溝切り工程は、図3(a)に示すように、立ち上がり部11の表面を削ることにより溝13を形成する工程である。
溝13の形成は図示しない溝切りカッタを利用して行うものとし、立ち上がり11の表面をその長手方向に沿って削ることにより、所定の幅(鉄筋径D+1cm程度)および深さ(鉄筋径D/2)を有した溝13を形成する。なお、溝切りカッタの構成は限定されるものではなく、適宜公知のカッタの中から選定して使用すればよい。
配筋工程は、図3(b)に示すように、溝13が形成された立ち上がり部11の表面に沿って補強主筋21aとせん断補強筋21bからなる補強筋21を配筋する工程である。
補強主筋21aは、図2に示すように、溝切り工程において形成された溝13に沿って配筋するものとし、補強主筋21aの断面の略半分が溝13に挿入された状態で配設する。また、本実施形態では、補強主筋21aを溝13の底面から所定の隙間(本実施形態では2mm)を開けた状態で配筋するが、補強主筋21aは溝13の底面に当接していてもよい。
せん断補強筋21bは、図2および図3(b)に示すように、補強主筋21aと交差するように、補強主筋21aに当接した状態で配筋する。本実施形態では溶接鉄筋により鉄筋の強度を低下させることなく補強筋21(補強主筋21aおよびせん断補強筋21b)を組み立てるものとするが、補強筋21に組み立て方法は限定されるものではなく、例えば結束することにより組み立ててもよい。
また、本実施形態では、一端が立ち上がり部11に埋設されたアンカー23を利用して、補強筋21の固定を行う。
塗着工程は、補強筋21が配筋された立ち上がり部11の表面に、ポリマーセメントモルタル22を塗り付ける工程であって、溝13を充填するとともに補強筋21が所定の被り厚Cを確保できる厚みとする。
なお、本実施形態では、ポリマーセメントモルタル22の塗着を、下地塗り、1層目塗り、2層目塗りの3段階により行うものとするが、ポリマーセメントモルタル22の塗り付け手順は、これに限定されるものではない。
下地塗りは、溝13の充填とともに、立ち上がり部11の表面に2〜3mm程度の厚みでポリマーセメントモルタル22を吹き付ける作業であり、立ち上がり部11と補強部20との接着性の向上を図ることを目的として行う。なお、ポリマーセメントモルタル22の下地塗りは、吹き付けに限定されるものではなく塗りつけることにより行ってもよい。
1層目塗りは、補強筋21が埋まる程度までポリマーセメントモルタル22を塗り付けるものであり、補強筋20の周囲に空洞が生じることがないように行う作業である。
2層目塗りは、補強部20が設計された厚みを確保できるようにポリマーセメントモルタル22を塗り付けるとともに補強部20の表面の仕上げを行う作業である。
以上、第1の実施の形態に係る補強構造および補強方法によれば、補強主筋21aを溝13に挿入した状態で補強部20の配筋を行うため、ポリマーセメントモルタル22の厚みを薄くすることが可能となる。そのため、比較的高価なポリマーセメントモルタル22の量を減らすことで、費用の削減が可能となる。
また、補強部20は、ポリマーセメントモルタル22が溝13にも一体に充填されているため、曲げ応力の伝達性に優れており、高品質な補強を行うことができる。
また、溝13により接着面積が増加するため、建物基礎10と補強部20との一体化がより強固に行われる。
また、従来の増し厚コンクリートのように、型枠の設置、コンクリートの養生、型枠の撤去等の作業工程を要することなく、簡易に施工を行うことができるため、施工が簡易である。
また、溝13の幅を鉄筋径Dよりも1cm程度大きく形成しているため、溝と補強筋との間に5mmずつ隙間を確保することができ、ポリマーセメント22の溝13への充填性が向上するとともに、補強筋21を溝13に押し込み易くなり、作業性に優れている。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態では、図4に示すように、既存のコンクリート構造物である壁部材30を補強する補強構造2について説明する。
補強構造2は、図4に示すように、既存の鉄筋コンクリート造の壁部材(既存コンクリート部材)30と、壁部材30の表面に一体に形成される補強部40とにより構成されている。補強部40は、壁部材30の表面に沿って配筋された補強筋41と、補強筋41を内部に含んだ状態で壁部材30の表面に所定の厚みにより塗着されたポリマーセメントモルタル42とを備えて構成されている。
補強構造2の適用が可能な既存コンクリート部材の構成は壁部材30限定されるものではなく、あらゆるコンクリート造の部材に適用可能である。また、壁部材30は無筋コンクリート部材であってもよい。
図4に示すように、壁部材30の表面には、補強筋41(縦筋41a)に対応して、その縦方向に複数列の溝31,31,…が形成されている。
溝31は、補強筋40(縦筋41a)の鉄筋径の1/2以上の深さを有し、かつ、補強筋40(縦筋41a)の鉄筋径よりも1cm程度大きい幅(縦筋41aの左右にそれぞれ5mm程度の隙間が形成される幅)を有して形成されている。なお、溝31の幅は限定されるものではなく、適宜設定することが可能である。
なお、本実施形態では、溝31の断面形状を矩形状に形成するものとしたが、例えば半円形状であってもよく、溝31の断面形状は限定されるものではない。また、溝31の幅や深さ等の寸法も限定されるものではなく、適宜設定することが可能である。
補強筋41は、補強部40の内部に所定の被り厚を確保した状態で埋設される鉄筋である。補強筋41は、縦筋41aと横筋41bとにより格子状に組み立てられている。なお、補強筋41の構成は限定されるものではない。本実施形態では、補強筋41の組立てを、鉄筋の強度を下げることなく溶接鉄筋により行うものとするが、補強筋41の組立て方法は限定されるものではなく、結束により行ってもよい。
縦筋41aは、断面の一部(本実施形態では半分)が、溝31に挿入された状態で配筋されている(図2参照)。一方、横筋41bは、縦筋41aの壁部材30と反対側の表面に当接した状態で、縦筋41aと交差するように配筋されている。
ポリマーセメントモルタル層42は、ポリマーセメントモルタル42を、補強筋41を含んだ状態で壁部材30の表面に塗り付けることにより形成されている。
本実施形態では、補強筋41の被り厚さCとして、横筋41bの表面から2D(鉄筋径の2倍)以上厚みを確保できるように、ポリマーセメントモルタル42の厚みを設定する。
また、補強部40は、ポリマーセメントモルタル42が溝31にも充填されることで壁部材30との接合性の向上が図られている。
なお、本実施形態で使用するポリマーセメントモルタル42は、第1の実施の形態で示したものと同様なものを使用するため、詳細な説明は省略する。
また、第2の実施の形態に係るコンクリート構造物の補強構造の施工は、第1の実施の形態で示した補強方法と同様に行うため、詳細な説明は省略する。
以上、本実施形態に係る補強構造2および補強方法によれば、既存の壁部材の耐震力を、簡易かつ安価に向上させることが可能となる。
また、縦筋41aを溝31に挿入した状態で補強筋41の配筋を行うため、ポリマーセメントモルタル42の厚みを薄くすることが可能となる。そのため、施工面積が広い、壁部材30の補強について、ポリマーセメントモルタル42の使用量を減らすことで、費用の削減を図ることができる。
また、補強構造2によれば、壁部材の耐力を増強させることが可能なため、鉄骨ブレース等のように、開口部を遮蔽することなく既存の構造物を補強することが可能となる。
この他、第2の実施の形態に係るコンクリート構造物の補強構造による作用効果は、第1の実施の形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
以上、本発明について、好適な実施形態について説明したが、本発明は前記各実施形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
例えば、本発明のコンクリート構造物の補強構造および補強方法が適用可能なコンクリート構造物は、建物基礎や壁部材に限定されるものではなく、例えば既存の梁部材は柱など、あらゆるコンクリート部材に適用可能である。
ポリマーセメントモルタルの塗着方法は限定されるものではなく、適宜公知の手段により行えばよい。
本発明の好適な実施の形態に係るコンクリート構造物の補強構造を示す斜視図である。 図1に示すコンクリート構造物の補強構造の拡大断面図である。 (a)および(b)は第1の実施の形態にかかるコンクリート構造物の補強方法の各工程を示す斜視図である。 本発明の他の好適な実施の形態にかかるコンクリート構造物の補強構造を示す斜視図である。 従来のコンクリート構造物の補強構造を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は拡大断面図である。
符号の説明
1,2 補強構造
10 建物基礎
11 立ち上がり部
13 溝
20 補強部
21 補強筋
21a 補強主筋
22 ポリマーセメントモルタル
30 壁部材
31 溝
40 補強部
41 補強筋
41a 縦筋
42 ポリマーセメントモルタル

Claims (2)

  1. 既存コンクリート部材と、
    前記既存コンクリート部材の表面に配筋された補強筋と、
    前記補強筋を内部に含んだ状態で前記既存コンクリート部材の表面に塗着されたポリマーセメントモルタルと、を備える補強構造であって、
    前記既存コンクリート部材の前記表面には、前記補強筋に対応した位置に該補強筋の鉄筋径の1/2以上の深さからなる溝が形成されており、
    前記溝に断面の一部が挿入された状態で前記補強筋が配筋されていることを特徴とする、補強構造。
  2. 既存コンクリート部材の表面に溝を形成する工程と、
    前記溝に沿って補強筋を配筋する工程と、
    前記溝が充填されるとともに前記補強筋が埋設されるように前記既存コンクリート部材の表面にポリマーセメントモルタルを塗り付ける工程と、を備える補強方法であって、
    前記補強筋を、前記溝に断面の一部が挿入された状態で配筋することを特徴とする、補強方法。
JP2008016352A 2008-01-28 2008-01-28 補強構造および補強方法 Active JP4944807B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008016352A JP4944807B2 (ja) 2008-01-28 2008-01-28 補強構造および補強方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008016352A JP4944807B2 (ja) 2008-01-28 2008-01-28 補強構造および補強方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009174249A true JP2009174249A (ja) 2009-08-06
JP4944807B2 JP4944807B2 (ja) 2012-06-06

Family

ID=41029617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008016352A Active JP4944807B2 (ja) 2008-01-28 2008-01-28 補強構造および補強方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4944807B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009185549A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Yasuhiro Matsuzaki 構造躯体の補強方法および構造躯体
JP2012219514A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Yokogawa Koji Kk プレキャスト床版と、その継手構造及び施工方法
JP2016031001A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 ミサワホーム株式会社 コンクリート構造物の補強構造及び方法
WO2019088365A1 (ko) * 2017-10-30 2019-05-09 삼성물산 주식회사 고감쇠 rc 격자보 및 이를 이용한 고감쇠 rc 격자보 구조물
US10718114B2 (en) 2017-10-30 2020-07-21 Samsung C&T Corporation High-damping reinforced concrete (RC) lattice beam and substructure using same

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001098767A (ja) * 1999-10-01 2001-04-10 Yokohama Rubber Co Ltd:The 鉄筋コンクリート構造物の補強工法
JP2002250135A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Yoshiyuki Ogushi コンクリート躯体の補強方法
JP2003176633A (ja) * 2001-12-10 2003-06-27 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp コンクリート構造物のfrp補強工法
JP2005068931A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 Aatekku:Kk コンクリート構造物の補強工法
JP2006233671A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 St Newtech Kenkyukai:Kk 低層住宅用シングル配筋既設基礎の補強工法
JP2009185549A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Yasuhiro Matsuzaki 構造躯体の補強方法および構造躯体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001098767A (ja) * 1999-10-01 2001-04-10 Yokohama Rubber Co Ltd:The 鉄筋コンクリート構造物の補強工法
JP2002250135A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Yoshiyuki Ogushi コンクリート躯体の補強方法
JP2003176633A (ja) * 2001-12-10 2003-06-27 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp コンクリート構造物のfrp補強工法
JP2005068931A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 Aatekku:Kk コンクリート構造物の補強工法
JP2006233671A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 St Newtech Kenkyukai:Kk 低層住宅用シングル配筋既設基礎の補強工法
JP2009185549A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Yasuhiro Matsuzaki 構造躯体の補強方法および構造躯体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009185549A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Yasuhiro Matsuzaki 構造躯体の補強方法および構造躯体
JP2012219514A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Yokogawa Koji Kk プレキャスト床版と、その継手構造及び施工方法
JP2016031001A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 ミサワホーム株式会社 コンクリート構造物の補強構造及び方法
WO2019088365A1 (ko) * 2017-10-30 2019-05-09 삼성물산 주식회사 고감쇠 rc 격자보 및 이를 이용한 고감쇠 rc 격자보 구조물
US10718114B2 (en) 2017-10-30 2020-07-21 Samsung C&T Corporation High-damping reinforced concrete (RC) lattice beam and substructure using same

Also Published As

Publication number Publication date
JP4944807B2 (ja) 2012-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4944807B2 (ja) 補強構造および補強方法
JP2009121083A (ja) プレキャスト柱梁の接合構造
JP5061804B2 (ja) 一対のフルpc部材の接合構造
JP4942475B2 (ja) 既存柱の補強方法及び補強構造
JP7330003B2 (ja) 組積造構造物の補強方法
JP2014055517A (ja) プレキャスト柱梁の接合構造
JP2010159543A (ja) 耐震補強構造
CN202466890U (zh) 预制钢管混凝土边框剪力墙
JP4659107B2 (ja) 組積造の壁体の補強方法
JP2005054532A (ja) コンクリート構造物の補強構造、及びコンクリート構造物の補強方法
JP2007247302A (ja) 橋脚の補強構造および補強工法
JP5594889B2 (ja) コンクリート躯体の耐震補強構造及び耐震補強工法
JP3373836B2 (ja) PCaコンクリート部材による既存建築物の補強構造
JP6159591B2 (ja) 既存柱の増し打ち補強構造
JP2002213193A (ja) コンクリート構造体の改修方法
JP6969979B2 (ja) 組積造構造物の補強方法および補強構造
JP6172501B2 (ja) 耐震補強構造および耐震補強工法
JP4909918B2 (ja) 構造躯体の補強方法および構造躯体
JP2010133153A (ja) 地下構造、地下構造の構築方法
JP5270255B2 (ja) 既存の木造住宅における基礎の補強方法
JP2005155131A (ja) 建物の中間階免震構造
JP7152303B2 (ja) レンガ造柱補強方法
JP2017218855A (ja) 既存の地下外壁を有する建替え建物
JP5024696B2 (ja) 既存建造物の耐震補強構造
JP5038681B2 (ja) 建物の補強構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111125

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20111125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20111125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4944807

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250