JP2009170395A - 表示装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】補助配線の構成によらず、低消費電力を確保すると共に表示品質を向上させることが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】第2電極20と補助配線18Bとの間は、導電性のコンタクト部15Bを介して電気的に接続される。コンタクト部15Bは、最下層のTi層15B1(第1導電層)と、中間層のAl層15B2(第2導電層)と、最上層のMo層15B3(第3導電層)との積層構造を有している。Ti層15B1はAl層15B2およびMo層15B3よりも幅広となっており、この拡幅部Wにおいて第2電極20とTi層15B1が直接接触している。Al層15B2が大気中で自然酸化し、光取り出し側電極(第2電極20)との間で良好な電気接続ができなくなったとしても、最下層のTi層15B1と光取り出し側電極との間において良好な電気接続を確保することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、上面発光方式の表示装置およびその製造方法に関する。
近年、フラットパネルディスプレイの1つとして、有機EL(Electro Luminescence)現象を利用して映像を表示する有機EL表示装置が注目されている。この有機EL表示装置は有機EL素子自体の発光現象を利用しているために視野角が広く、また消費電力が低いなどの優れた特徴を備えている。さらに、この有機EL表示装置は高精細度の高速ビデオ信号に対しても高い応答性を示すことから、特に映像分野等において、実用化に向けた開発が進められている。更に、このような有機EL表示装置は、有機発光材料が本来有するフレキシブル性を利用するために基板としてプラスチック基板を用いることにより、フレキシブル性を有する装置としても注目されている。
有機EL表示装置における駆動方式のうち、駆動素子として薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)が用いられるアクティブマトリックス方式は、パッシブマトリックス方式と比べて応答性や解像力の点で優れており、前述した特長を有する有機EL表示装置において、特に適した駆動方式と考えられている。このアクティブマトリックス型の有機EL表示装置は、有機発光層を含む有機EL素子とこの有機EL表示素子を駆動させるための駆動素子(上記薄膜トランジスタ)とが配設された駆動パネルを有しており、この駆動パネルと封止パネルとが有機EL素子を挟むようにして、互いに接着層により貼り合わされた構成となっている。また、有機EL素子は、一対の電極間に有機発光層が形成された構成となっている。
有機EL表示装置には、各有機EL素子からの光を上記駆動パネル側に射出する下面発光(ボトム・エミッション)方式と、逆にこの光を上記封止パネル側に射出する上面発光(トップエミッション)方式とがあるが、後者のほうが開口率を高くすることができるため、開発の主流となっている。
ここで、上面発光方式の有機EL表示装置では、光取り出し側、すなわち封止パネル側の電極は、各有機EL素子に共通の電極であると共に、例えばITO(IndiumTin Oxide ;酸化インジウムスズ)などの光透過性の導電材料により構成されている。ところが、このような光透過性の導電材料は通常の金属材料などと比べ、抵抗率が2〜3桁程度高くなっている。よって、この光取り出し側の電極へ印加された電圧が面内で不均一となるため、各有機EL素子間の発光輝度に位置ばらつきが生じ、表示品質が低下してしまうという問題があった。
そこで、例えば特許文献1には、駆動パネル側の電極と同じ層に同じ材料によって、光取り出し側の電極と接続するための補助配線を形成するようにした技術が開示されている。
特開2002―318556号公報
このように、光取り出し側の電極と比べ抵抗率の低い材料によって補助配線を形成し、これを光取り出し側の電極と接続するようにすれば、上述した電極電圧の面内不均一性がある程度緩和されるとも考えられる。
ところが、上記特許文献1の技術では、駆動パネル側の電極の表面に例えばアルミニウム(Al)やAl合金を用いるようにした場合、その電極と同一材料で補助配線を形成すると、補助配線の表面が酸化されやすくなってしまう。表面が酸化されると、補助配線と光取り出し側の電極との間の接続抵抗が増加し、この部分で大きな電圧降下が生じてしまうことになる。よって、この電圧降下の増加に起因して、装置の消費電力も増大してしまう。
このように従来の技術では、補助配線の構成によらずに消費電力の増大が生じないようにし、光取り出し側の電極電圧の面内均一化を実現して表示品質を向上させるのが困難であった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、補助配線の構成によらず、低消費電力を確保すると共に表示品質を向上させることが可能な表示装置およびその製造方法を提供することにある。
本発明の表示装置は、複数の駆動素子と、前記駆動素子に電気的に接続された配線部とを備えたものであって、駆動素子および配線部上に各駆動素子と対応して形成された複数の第1電極と、第1電極上にそれぞれ形成された複数の発光部と、発光部からの光を透過可能な材料により形成されると共に複数の発光部上に設けられた共通の第2電極と、第2電極よりも低抵抗の補助配線部と、複数の導電性層の積層構造により形成されると共に、第2電極と前記補助配線部との間を電気的に接続するコンタクト部とを備えたものであり、コンタクト部の複数の導電性層のうちの少なくとも最下層の導電性層が第2電極と直接接触している構造を有するものである。
本発明の表示装置では、第2電極と補助配線との間が導電性のコンタクト部を介して電気的に接続されているので、仮に補助配線の表面が酸化しても、接続抵抗の増大が回避される。加えて、コンタクト部の複数の導電性層のうちの少なくとも最下層の導電性層が第2電極と直接接触している構造を有しており、上層の導電性層が大気中で自然酸化し、光取り出し側電極(第2電極)との間で良好な電気接続ができなくなったとしても、下層の導電性層と光取り出し側電極との間において良好な電気接続が確保される。
本発明の第1の表示装置の製造方法は、基板上に複数の駆動素子および配線部を形成してこれら複数の駆動素子と配線部との間を電気的に接続する工程と、複数の導電性層の積層構造を有するコンタクト部を形成する工程と、駆動素子および配線部上に、複数の駆動素子にそれぞれ対応する複数の第1電極を形成すると共に補助配線部を形成する工程と、第1電極上にそれぞれ発光部を形成する工程と、複数の発光部上に、各発光部からの光を透過可能な材料によって第2電極を共通に形成すると共に、コンタクト部によって第2電極と補助配線部との間を電気的に接続する工程とを含み、補助配線部を、第2電極よりも低抵抗の材料により形成すると共に、コンタクト部の複数の導電性層のうちの少なくとも最下層の導電性層を第2電極に直接接触させるものである。
本発明の第2の表示装置の製造方法は、基板上に複数の駆動素子および配線部を形成してこれら複数の駆動素子と配線部との間を電気的に接続する工程と、複数の導電性層の積層構造を有するコンタクト部およびコンタクト部と同一の積層構造を有する補助配線部を一体に形成する工程と、駆動素子および配線部上に、複数の駆動素子にそれぞれ対応する複数の第1電極を形成する工程と、第1電極上にそれぞれ発光部を形成する工程と、複数の発光部上に、各発光部からの光を透過可能な材料によって第2電極を共通に形成すると共に、コンタクト部によって第2電極と補助配線部との間を電気的に接続する工程とを含み、補助配線部を、第2電極よりも低抵抗の材料により形成すると共に、コンタクト部の複数の導電性層のうちの少なくとも最下層の導電性層を第2電極に直接接触させるものである。
本発明の表示装置または表示装置の製造方法によれば、第2電極と補助配線との間を導電性のコンタクト部を介して電気的に接続させるようにしたので、仮に補助配線の表面が酸化しても、接続抵抗の増大を回避することができる。よって、補助配線の構成によらず、低消費電力を確保すると共に、表示品質を向上させることが可能となる。
加えて、コンタクト部の最下層の導電性層が第2電極と直接電気的に接続された構成を有しているので、上層の導電性層が大気中で自然酸化し、光取り出し側電極(第2電極)との間で良好な電気接続ができなくなったとしても、下層の導電性層と光取り出し側電極との間において良好な電気接続が確保される。
更に、コンタクト部の下の層に駆動素子側の配線層等を配置するようにすれば、平坦化層の起因する段差は小さくなり、コンタクト抵抗は低抵抗となり、コンタクト抵抗を高抵抗化させずに歩留まりを向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る表示装置(有機EL表示装置)の構成を表すものである。この有機EL表示装置1は、極薄型の有機ELカラーディスプレイ装置などとして用いられるものであり、例えば、透明基板10Aの上に、後述する複数の有機EL素子ELがマトリクス状に配置されてなる表示領域110が形成されると共に、この表示領域110の周辺に、映像表示用のドライバである信号線駆動回路120および走査線駆動回路130が形成されたものである。
表示領域110内には画素駆動回路140が形成されている。図2は、画素駆動回路140の一例を表したものである。この画素駆動回路140は、後述する第1電極18Aの下層に形成され、駆動トランジスタTr1および書き込みトランジスタTr2と、その間のキャパシタ(保持容量)Csと、第1の電源ライン(Vcc)および第2の電源ライン(GND)の間において駆動トランジスタTr1に直列に接続された有機EL素子ELとを有するアクティブ型の駆動回路である。駆動トランジスタTr1および書き込みトランジスタTr2は、一般的な薄膜トランジスタ(TFT(Thin Film Transistor))により構成され、その構成は例えば逆スタガー構造(いわゆるボトムゲート型)でもよいしスタガー構造(トップゲート型)でもよく特に限定されない。
画素駆動回路140において、列方向には信号線120Aが複数配置され、行方向には走査線130Aが複数配置されている。各信号線120Aと各走査線130Aとの交差点が、有機EL素子ELのいずれか一つ(サブピクセル)に対応している。各信号線120Aは、信号線駆動回路120に接続され、この信号線駆動回路120から信号線120Aを介して書き込みトランジスタTr2のソース電極に画像信号が供給されるようになっている。各走査線130Aは走査線駆動回路130に接続され、この走査線駆動回路130から走査線130Aを介して書き込みトランジスタTr2のゲート電極に走査信号が順次供給されるようになっている。
図3は、この有機EL表示装置1の表示領域110の平面構成を表すものであり、図4は図3におけるIV−IV線に沿った断面構成を示している。
この有機EL表示装置1は、一対の絶縁性の透明基板10A,10B間に多層膜が積層された積層構造をなしている。具体的には、透明基板10A側からゲート電極11、ゲート絶縁膜12、シリコン膜13A、ストッパ絶縁膜14、n+非晶質シリコン膜13Bおよび配線層15A(ソース・ドレイン電極)が積層され、薄膜トランジスタTrを構成している。また、薄膜トランジスタTr上には、絶縁性の保護絶縁膜(パッシベーション膜)16および平坦化絶縁膜17Aが積層されている。この平坦化絶縁膜17A上には、薄膜トランジスタTrの形成領域に対応して、有機EL素子ELが形成されている。
透明基板10A,10Bは、例えばガラス材料やプラスチック材料などの絶縁性材料により構成される。
薄膜トランジスタTrは、各有機EL素子ELを発光駆動させるための駆動素子である。このうち、ゲート電極11は、例えばモリブデン(Mo)などにより構成される。また、シリコン膜13Aは薄膜トランジスタTrのチャネル領域を形成する部分であり、例えば非晶質シリコン膜などにより構成される。
配線層15Aは、薄膜トランジスタTrのソース電極およびドレイン電極を構成すると共に、信号線などの配線としての機能も有している。配線層15Aの構成材料としては、例えば、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)、Al、Mo、タングステン(W)、クロム(Cr)、金(Au)、白金(Pt)、銅(Cu)、ITO、IZO(Indium Zinc Oxide ;酸化インジウム亜鉛)もしくは銀(Ag)、またはこれらの金属材料を主成分とする合金などが挙げられる。
また、この配線層15Aは、例えばMo/Al/Ti、Mo/(AlSi合金)/ Ti、Mo/(AlSiCu合金)/TiまたはMo/(AlCe(セリウム)合金)/ Ti、のような積層構造を有していてもよい。
保護絶縁膜16は、薄膜トランジスタTrを保護するためのものであり、例えばSiO2、SiNまたはSiONのうちの少なくとも1種からなる絶縁材料により構成される。また、平坦化絶縁膜17Aは、層構造を平坦化してその上に有機EL素子ELを形成するためのものであり、例えば感光性のポリイミド樹脂、ポリベンズオキサゾール樹脂、ノボラック樹脂、ポリヒドロキシスチレンまたはアクリル樹脂などの絶縁性材料により構成される。
各有機EL素子ELは、平坦化絶縁膜17A側から第1電極18A、有機発光層19および第2電極20の順に積層された積層構造をなしている。このうち第1電極18Aおよび有機発光層19は、平坦化絶縁膜17A上の電極間絶縁膜21によって互いに分離され、例えば図3に示したような矩形状によって透明基板10A,10B内でマトリクス状に配置されている。一方、第2電極20は、各有機EL素子ELに対して共通の電極であり、図4に示したように、透明基板10A,10B内に一様に形成されている。
第1電極18Aは、有機発光層19に電圧を印加するための電極(アノード電極またはカソード電極)であると共に、この有機発光層19からの光を反射して上方へ導くための反射電極としても機能している。よって、この第1電極18Aは、反射率の高い金属、例えばAlや、AlNd(ネオジム)合金またはAlCe合金などのAlを主成分とする合金などにより構成される。なお、このような第1電極18Aの構成材料は、表面が酸化されやすいという性質(表面酸化性)を有している。
有機発光層19は、図示しない正孔輸送層、発光層および電子輸送層を順次堆積させたものであり、第1電極18Aおよび第2電極20によって挟持されている。そしてこれら第1電極18Aと第2電極20との間に所定の電圧を印加すると、発光層内に注入された正孔および電子のキャリア再結合によって、発光が得られるようになっている。
第2電極20も、有機発光層19に電圧を印加するための電極(アノード電極またはカソード電極)である。第2電極20は、この有機発光層19からの光を透過して上方へ射出するため、透明または半透明の電極となっている。よって、この第2電極20は、例えば、透明材料であるITOやIZO、または半透明材料であるMgAg合金やCu、Ag、Mg、Alなどにより構成される。
図3および図4に示したように、第1電極18Aの間の領域には、第1電極18Aと同一の層に補助配線18Bが形成されている。補助配線18Bは、第2電極20と電気的に接続することで、抵抗の高い透過性の第2電極20における電極電圧の面内不均一性を抑制するためのものである。よって、この補助配線18Bは第2電極20よりも低抵抗となるように(例えば、抵抗率の低い材料により)構成され、具体的には、上述した第1電極18Aの構成材料と同一の材料により構成される。
また、平坦化絶縁膜17Aおよび電極間絶縁膜21には、この補助配線18Bの形成領域の一部(図4参照)に、上が広く下が狭い順テーパ状の開口が設けられている。この開口の底部とゲート絶縁膜12との層間では、導電性のコンタクト部15Bが形成され、このコンタクト部15B上で、第2電極20と補助配線18Bとが電気的に接続されている。
コンタクト部15Bは、例えば、配線層15Aと同一の層に、配線層15Aと同一材料によって形成されている。具体的には、コンタクト部15Bの構成材料としては、配線層15Aと同様に、例えば、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)、Al、Mo、タングステン(W)、クロム(Cr)、金(Au)、白金(Pt)、銅(Cu)、ITO、IZO(Indium Zinc Oxide ;酸化インジウム亜鉛)もしくは銀(Ag)、またはこれらの金属材料を主成分とする合金などが挙げられる。ただし、コンタクト部15Bは、これらに限らず、表面が酸化されにくく、第2電極20との間で良好な接続(望ましくは、オーミック接続)をとれる導電性材料を一部に含んで構成されていればよい。
このコンタクト部15Bは、図5に拡大して示したように、2以上の導電性層の積層構造、本実施の形態では、例えば最下層のTi(チタン)層15B1(第1導電層)と、中間層のAl層15B2(第2導電層)と、最上層のMo(モリブデン)層15B3(第3導電層)との3層構造を有している。Ti層15B1はAl層15B2およびMo層15B3よりも幅広となっており、この拡幅部Wにおいて第2電極20とTi層15B1とが直接接触している。これにより、この有機EL表示装置1では、コンタクト部15Bの最下層であるTi層15B1を介して補助配線18Bと第2電極20との間において良好な電気接続をとり、低消費電力を確保すると共に表示品質を向上させることが可能となっている。
コンタクト部15Bを構成する複数の導電性層のうち、最下層の導電性層(ここでは下層のTi層15B1)は、第1電極18Aに対して高いエッチング選択性を示す材料により構成されていることが好ましい。これは、後述する製造工程において第1電極18Aを形成する際にエッチングによりTi層15B1を消失させないためである。中間層のAl層15B2は、AlSi合金,AlSiCu合金,AlCe(セリウム)合金により構成されていてもよい。また、最上層のMo層15B3は、コンタクト部15Bにおいて補助配線18Bのある部分のみに存在し、補助配線18Bがない部分については、後述する製造工程において補助配線18Bのエッチングの際に消失している。
電極間絶縁膜21の開口の側面は、上が広く下が狭い順テーパ形状となっている。ここで、この順テーパ形状は、なるべく緩やかであるのが望ましい。また、この電極間絶縁膜21間の開口の幅は、コンタクト部15Bが形成されている平坦化絶縁膜17Aでの開口よりも広くなるように構成され、図4に示したように、第2電極20がこれらの開口部分において、上が広く下が狭い順テーパ状ないし階段状をなすようになっている。このように順テーパ形状をなるべく緩やかにしたり開口部分を階段状に形成するのは、詳細は後述するが、そのほうが第2電極20を形成する際に断線したり抵抗値増加を招いたりするのを回避するためである。なお、この電極間絶縁膜21は、例えば感光性のポリイミド樹脂などの絶縁性材料により構成される。
このような有機EL素子ELの第2電極20上には、保護膜(図示せず)が一様に形成され、この保護膜(図示せず)と透明基板10Bとの層間には、封止樹脂17Bが一様に形成されている。このような構成により、この有機EL表示装置1は、有機発光層19から発せられた光を、最終的に第2電極20側(透明基板10B側)、すなわち上方から射出するようになっており、いわゆる上面発光型の構造をなしている。
第2電極20上の保護膜(図示せず)は、第2電極20を保護するためのものであり、例えばSiO2 、SiNまたはSiONのうちの少なくとも1種からなる絶縁材料により構成される。また、封止樹脂17Bは、層構造を平坦化して透明基板10Bで挟み込むようにするためのものである。
ここで、薄膜トランジスタTrが本発明における「駆動素子」の一具体例に対応し、有機発光層19が本発明における「発光部」の一具体例に対応する。また、平坦化絶縁膜17Aおよび電極間絶縁膜21が本発明における「絶縁層」の一具体例に対応する。
次に、図6〜図9を参照して、この有機EL表示装置1の製造方法について説明する。図6〜図9はそれぞれ、有機EL表示装置1の製造工程の一部を断面図で表したものである。
まず、図6に示したように、前述した材料よりなる透明基板10A上に、例えばスパッタ法、CVD(Chemical Vapor Deposition ;化学気相成長)法およびフォトリソグラフィ法を用いて、前述した材料よりなる膜厚100nmのゲート電極11、膜厚400nmのゲート絶縁膜12、膜厚30nmのシリコン膜13A、膜厚300nmのストッパ絶縁膜14、膜厚100nmのn+非晶質シリコン膜13Bおよび膜厚600nmの配線層15Aをこの順に積層し、例えばマトリクス状をなす複数の薄膜トランジスタTrをそれぞれ形成する。
ここで、配線層15Aを例えばスパッタ法により形成する際に、この配線層15Aと同一の材料を用いて、配線層15Aと同じ積層構造として、コンタクト部15Bを同時に形成する。コンタクト部15Bの形成位置は、ゲート絶縁膜12上、すなわち配線層15Aと同一の層とすると共に、図4に示したような第1電極18Aの間の領域とする。
すなわち、図7(A)に示したようにゲート絶縁膜12上に、例えばTi層15B1(膜厚50nm)、Al層15B2(膜厚500nm)およびMo層15B3(膜厚50nm)をこの順にスパッタ法により形成したのち、図7(B)に示したように、フォトレジスト膜PHをマスクとして、例えばリン酸、硝酸および酢酸の混合酸(燐酢硝酸)を用いたウェットエッチングにより、Mo層15B3を除去すると共にAl層15B2を選択的に除去する。続いて、図7(C)に示したように、例えば塩素ガスを用いたドライエッチングによりTi層15B1を選択的に除去し、図3に示したようにTi層15B1の表面を一部露出させて拡幅部Wを形成する。そののちフォトレジスト膜PHを剥離する。これにより配線層15Aと同一の層においてコンタクト部15Bを形成することができる。
本実施の形態では、このようにフォトリソグラフィ工程の後、燐酢硝酸をエッチャントに用いてAl層15B2をウェットエッチングし、次に、塩素ガスを用いてTi層15B1をドライエッチングすることによりコンタクト部15Bを形成するようにしたので、エッチングによるパターン不良欠陥の発生を抑制することができる。
すなわち、本実施の形態では、フォトレジストパターンの線幅とエッチング後のパターン線幅の差が小さいというドライエッチングの利点を残しつつ、ドライエッチングに起因するパターン不良を減少させることが可能となる。最下層のTi層15B1はドライエッチングで加工するのに対し、上層のAl層15B2およびMo層15B3はウェットエッチングで加工するため、自ずとTi線幅はAl線幅よりも太くはみ出した形状にでき上がる。Al層15B2は大気中で自然酸化し、光取り出し側電極(第2電極20)との間で良好な電気接続ができなくなるが、最下層のTi層15B1と光取り出し側電極との間では良好な電気接続を得ることができる。
ちなみに、例えばTi/Al/Tiの積層構造(後述の比較例2を参照。)に対して全てウェットエッチング処理を施した場合には、TiとAlのエッチングレートが大きく異なるため、上層のTiよりAlの方のエッチング速度が速い場合には上層Ti端部が不安定となり、折れたりして異物となりパターン不良を起こしてしまうおそれがある。
薄膜トランジスタTrおよびコンタクト部15Bを形成したのち、図8(A)に示したように、これら薄膜トランジスタTrおよびコンタクト部15B上に、前述した材料よりなる保護絶縁膜16を、例えばCVD法により一様に形成する。続いて、保護絶縁膜16上に、前述した材料よりなる平坦化絶縁膜17Aを、例えばスピンコート法やスリットコート法により一様に塗布形成する。そしてコンタクト部15Bに対応する領域を例えばフォトリソグラフィ法によって露光および現像を行って開口を形成し、その後焼成を行うことにより、図中の符号P1で示したような順テーパ形状の側面を有する開口を形成する。この際、平坦化絶縁膜17Aとして用いる感光性樹脂には、この傾斜がなるべく緩やかになるような感光性樹脂を適宜選択する。なお、この傾斜をより緩やかなものとするため、ハーフトーンマスクまたはグレイトーンマスクなどの多階調マスクを用いて開口を形成したり、この開口部分の大きさが異なる複数枚のマスクを用いて複数回の露光処理を行うようにしてもよい。なお、この順テーパ形状の斜度は、後に形成する第2電極20の膜厚や形成方法によって適宜設定する。
平坦化絶縁膜17Aに開口を設けたのち、図8(B)に示したように、平坦化絶縁膜17Aおよびコンタクト部15B上に、例えば前述した第1電極18Aおよび補助配線18Bの構成材料(この例では、金属材料)を用いて、例えばスパッタ法により金属層18を、例えば300nm程度の厚さで一様に形成する。
金属層18を形成したのち、図8(C)に示したように、この金属層18を例えばフォトリソグラフィ法によって選択的にエッチングすることにより、図3および図4に示した形状からなる第1電極18Aおよび補助配線18Bをそれぞれ形成する。この際、第1電極18Aを各薄膜トランジスタTrに対応する位置に形成すると共に、補助配線18Bを第1電極18Aの間の領域に形成する。また、この補助配線18Bの一部がコンタクト部15Bと電気的に接続されるようにパターニングする。ここで、コンタクト部15Bは、前述のように金属層18に対して全てがエッチング選択比の高い材料でなくても、導電性の材料のみエッチング選択比があればよく、この金属層18をエッチングする際に、コンタクト部15Bの導電性材料も一緒にエッチングされる虞はない。なお、このときのエッチングは適宜選択して行う。
第1電極18Aおよび補助配線18Bを形成したのち、図9(A)に示したように、平坦化絶縁膜17A、第1電極18Aおよび補助配線18B上に、前述した材料よりなる電極間絶縁膜21を、例えばスピンコート法やスリットコート法により一様に塗布形成し、例えばフォトリソグラフィ法によって所定の形状、すなわち各第1電極18Aおよび後に形成する各有機発光層19が互いに分離されるようにパターニングする。また、この際もコンタクト部15Bに対応する領域を例えばフォトリソグラフィ法によって選択的に除去し、図中の符号P2で示したような順テーパ形状の側面を有する開口を形成する。そして同様にこの傾斜がなるべく緩やかになるように、ハーフトーンマスクまたはグレイトーンマスクなどの多階調マスクを用いて開口を形成したり、この開口部分の大きさが異なる複数枚のマスクを用いて複数回の露光処理を行うようにする。また、この電極間絶縁膜21間の開口の幅を、上が広く下が狭い順テーパ形状となるように形成する。
電極間絶縁膜21を形成したのち、図9(B)に示したように、各第1電極18A上に有機発光層19を、例えば真空蒸着法により形成する。そしてこの有機発光層19、電極間絶縁膜21、平坦化絶縁膜17A、コンタクト部15Bおよび補助配線18B上に、例えば真空蒸着法により前述した材料よりなる第2電極20を、例えば10nm程度の厚さで一様に形成する。
最後に、第2電極20上に、例えばCVD法により前述した材料によりなる保護膜(図示せず)を一様に形成したのち、この保護膜(図示せず)上に封止樹脂17Bを、例えば滴下注入法により一様に形成し、これを前述した材料よりなる透明基板10Bで挟み込むことにより、図3および図4に示した本実施の形態の有機EL表示装置1が製造される。
この有機EL表示装置1では、配線層15Aおよび薄膜トランジスタTrを介して第1電極18Aに電圧が印加されると、第2電極20との間の電位差に応じた輝度で有機発光層19が発光する。この有機発光層19からの光は、第1電極18Aで反射されつつ第2電極を透過することにより、図4において上方、すなわち透明基板10B側に射出される。そして各画素に配置された有機EL素子ELから画素信号に応じた光が射出されることで、有機EL表示装置1に所定の画像が表示される。
ここで、この有機EL表示装置1では、第2電極20と補助配線18Bとの間が、表面が酸化されにくく第2電極20との間で良好な接続(望ましくは、オーミック接続)をとれる導電性のコンタクト部15Bを介して電気的に接続されているため、仮に第1電極18Aと同一材料からなる補助配線18Bの表面が酸化したとしても、これら第2電極20と補助配線18Bとの間の接続抵抗の増大が回避される。具体的には、図4に示したように、電気的な接続の経路Pは、第2電極20→最下層のTi層15B1の拡幅部W→中間層のAl層15B2→最上層のMo層15B3→補助配線18Bとなる。
ちなみに、例えば図10に示した従来の有機EL表示装置101(比較例1)では、補助配線118Bが、第1電極118Aと同一の層に同一材料により形成されると共に第2電極120と直接接続されているため、補助配線118Bの表面が酸化されると、第2電極120と補助配線118Bとの間の接続抵抗が増大してしまうことになる。
また、本実施の形態の有機EL表示装置1では、補助配線18Bが第1電極18Aと同一の層に形成されると共に、第1電極18Aの間の領域に位置する補助配線18Bの一部のみが配線層15Aと同一層のコンタクト部15Bと接続されているため、このコンタクト部15Bを形成する際に、薄膜トランジスタTrや配線層15Aによってレイアウト上の制限を受ける虞はない。
以上のように、本実施の形態では、第2電極20と補助配線18Bとの間を導電性のコンタクト部15Bを介して電気的に接続させると共に、補助配線18Bの一部のみをこのコンタクト部15Bと接続させるようにしたので、補助配線18Bの表面が酸化しても接続抵抗の増大を回避することができると共に、コンタクト部15Bを形成する際にレイアウト上の制限を受けることもない。よって、レイアウト上の自由度と低消費電力を確保しつつ、有機EL表示装置1の表示品質を向上させることが可能となる。
また、コンタクト部15Bを形成する際にレイアウト上の制限を受けることもないことから、無理なレイアウトによって配線層15Aとの間でショート不良などを引き起こすこともなく、従来の有機EL表示装置と比べて製造歩留まりを向上させることが可能となる。
更に、コンタクト部15Bを、配線層15Aと同一層に同一材料によって形成するようにしたので、このコンタクト部15Bの形成によって製造工程が増えることもなく、製造コストも維持することができる。すなわち、配線層15Aとコンタクト部15Bとを同じ工程で形成することができるため、製造工程を簡素化することができる。
加えて、コンタクト部15Bを、第1電極18Aに対してエッチング選択比の高い材料により形成するようにしたので、金属層18をエッチングして第1電極18Aおよび補助配線18Bを形成する際に、コンタクト部15Bも一緒にエッチングしてしまうおそれもない。よって、上記したようなコンタクト部15Bを確実に形成することができる。
更にまた、平坦化絶縁膜17Aおよび電極間絶縁膜21における開口の側面を、上が広く下が狭い順テーパ形状とするようにしたので、これら開口の側面部分における第2電極20の断線や抵抗値増大を回避し、これに起因した製造歩留まりの低下も回避することが可能となる。
加えてまた、本実施の形態では、コンタクト部15Bを最下層のTi(チタン)層15B1(第1導電層)と、中間層のAl層15B2(第2導電層)と、最上層のMo層15B3との3層積層構造とし、Ti層15B1にAl層15B2およびMo層15B3よりも幅広の拡幅部Wを設け、第2電極20とTi層15B1が直接接触している構造を有しているため、中間層のAl層15B2が大気中で自然酸化し、光取り出し側電極(第2電極20)との間で良好な電気接続ができなくなるが、最下層のTi層15B1と光取り出し側電極との間において良好な電気接続が確保されている。
更にまた、このコンタクト部15Bを形成するに際し、燐酢硝酸をエッチャントに用いてMo層15B3およびAl層15B2をウェットエッチングし、次に、塩素ガスを用いてTi層15B1をドライエッチングするようにしたので、フォトレジストパターンの線幅とエッチング後のパターン線幅の差が小さいというドライエッチングの利点を残しつつ、ドライエッチングに起因するパターン不良を減少させることが可能となる。詳細については後述する。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る表示装置について説明する。なお、第1の実施の形態における構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して、適宜説明を省略する。
図11は、本実施の形態に係る表示装置(有機EL表示装置)のうちコンタクト部25Bの断面構成を表すものである。本実施の形態では、コンタクト部25Bの下層には、透明基板11A上に薄膜トランジスタTrに繋がるソース信号線またはゲート配線と同一層である低抵抗配線材料層26が形成されている。この低抵抗配線材料層26は例えば膜厚が500nmであり、その上には、ゲート電極11と同一の層、ゲート絶縁層12、シリコン膜13A、ストッパ絶縁膜14、n+非晶質シリコン膜13Bがこの順に積層されている。低抵抗配線材料層26は、ディスプレイの大画面化や高精細化されるにつれ、ゲート配線やソース信号線、電流供給線の長さに比例し、抵抗が高くなることを防止するために必要である。なお、この低抵抗配線材料層26は薄膜トランジスタTr部分では不要であるため第1の実施の形態(図5)には含まれていない。薄膜トランジスタTrに関する部分や保護絶縁膜16以外の構成に関しては第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態では、コンタクト部25Bの下層に低抵抗配線材料層26等の膜が存在することから、第1電極18Bおよび第2電極20の距離が短くなるため、平坦化膜に起因する段差が小さくなり、第1の実施の形態に比べてコンタクト抵抗が低抵抗となる。また、断線などによる抵抗上昇も発生しにくくなる。その他の作用効果は、第1の実施の形態と同様である。
以下、上記第1,2の実施の形態のコンタクト部15B,25Bでのコンタクト抵抗の評価について、図12に示した比較例2の構造のそれと対比しつつ説明する。
(比較例2)
図12は、図5のコンタクト部15Bに対応する比較例2のコンタクト部115Bの構造を表すものである。配線層115Aおよびコンタクト部115Bは、Ti層115B3(膜厚50nm)/Al層115B2(膜厚500nm)/Ti層115B1(膜厚50nm)の三層構造となっている。第2電極120は上層のTi層115B3と電気的な接続が取れるように、保護絶縁膜116および平坦化絶縁膜117A上に配置されている。これ以外の構造については上記実施の形態と同様である。
ちなみに、比較例2の構造は、本出願人と同一出願人による先願(特願2006−168906号明細書、提出日2006.6.19)に含まれている。この先願は、駆動パネル側の電極の反射率を高くすることと、補助配線の低抵抗化を両立するために、最上層がTiからなる積層膜で形成されたコンタクト部115Bを中継して補助配線118Bと光取り出し側電極(第2電極120)との良好な電気接続を可能にしたものである。
ところで、この比較例2のように、補助配線118Bと光取り出し側電極(第2電極120)との電気接続を中継するコンタクト部115Bを、上記のようにTiとAlを用いた積層膜とする場合、TiとAl積層のエッチングとしては、塩素ガスや三塩化ホウ素ガスを用いたリアクティブイオンエッチングが一般的に用いられる。このエッチング方法は、フォトレジストパターンの線幅とエッチング後のパターン線幅の差が小さいという加工精度に優れるという利点がある反面、Alのエッチング時に生成された異物に起因するパターン不良が発生しやすく、特に、パネルの大画面化や高精細化によりソース信号線、電流供給線の配線抵抗を下げるために、Alの膜厚を厚くしたときには、歩留まり低下の原因となる。
更に、このコンタクト部115Bは、薄膜トランジスタTrのソース・ドレイン配線と同層で形成するのが工程を簡略化する上で有効であるが、トップエミッション型の有機ELディスプレイでは、ソース・ドレイン層と画素電極を形成する画素電極層の間に、ポリイミドやアクリル樹脂などの平坦化層を、フォトレジストと同様のスピン塗布で2μm程度の膜厚で形成することが一般に行われている。この場合、光取り出し側の電極は、平坦化層に形成されたコンタクトホールを介してコンタクト部115Bと接続されることになるが、平坦化層の段差を乗り越えることによりコンタクト抵抗が増加するという問題があった。
このコンタクト抵抗の評価のために、第2電極と接する部分が、比較例2ではコンタクト部115Bの端部が露出しないように、また、第1,2の実施の形態では、コンタクト部15B,25BのうちのTi層の端部が露出するように設定した。いずれも第2電極とのコンタクト幅を20μm、長さを100μmとした。電流値Iが100μAのときの電圧Vの値から抵抗値Rを算出し、第1電極と第2電極間のコンタクト抵抗を測定した。図13はその結果を表すものである。
図13の結果より図5の構造(第1の実施の形態)においてはコンタクト抵抗が多少上昇するものの、図11の構造(第2の実施の形態)においては比較例2と同等のコンタクト抵抗を示しており、上述のような配線形成工程における歩留まりを解決する技術を用いてもコンタクト抵抗は実質的には上昇しないことが分かった。なお、図5の構造(第1の実施の形態)においては、コンタクト部15Bと補助配線18Bとの接続抵抗が生じるが、オーミックコンタクト抵抗であるため、上昇は軽微である。
[第3の実施の形態]
図14は、本発明の第3の実施の形態に係る有機EL表示装置1の表示領域110の平面構成を表したものであり、図15は図14におけるXV−XV線に沿った断面構成を表したものである。この有機EL表示装置1は、補助配線15Cを、コンタクト部15Bと同一の積層構造とすると共にコンタクト部15Bと一体に形成するようにしたことを除いては、上記第1の実施の形態で説明した有機EL表示装置と同一の構成を有している。よって、対応する構成要素には同一の符号を付して説明する。
透明基板10A,10B、薄膜トランジスタTr、配線層15A、コンタクト部15B、保護絶縁膜16、平坦化絶縁膜17A、電極間絶縁膜21、封止樹脂17Bおよび有機EL素子ELは、第1の実施の形態と同様に構成されている。
補助配線15Cは、第1電極18Aの間の領域に、配線層15Aと同一の層に形成されている。この補助配線15Cは、第1の実施の形態の補助配線18Bと同様に、抵抗の高い透過性の第2電極20における電極電圧の面内不均一性を抑制するためのものである。よって、補助配線15Cは、第2電極20よりも低抵抗となるように(例えば、抵抗率の低い材料により)構成されている。具体的には、補助配線15Cは、図16に示したように、コンタクト部15Bと同一の積層構造を有すると共に、コンタクト部15Bと一体に形成されている。これにより、この有機EL表示装置1では、補助配線15Cとコンタクト部15Bとの接続抵抗を更に小さくすることができるようになっている。
また、平坦化絶縁膜17Aおよび電極間絶縁膜21には、補助配線15Cの形成領域の一部(図15参照)に、上が広く下が狭い順テーパ状の開口が設けられている。この開口の底部とゲート絶縁膜12との層間では、配線層15Aと同一の層に導電性のコンタクト部15Bが形成され、このコンタクト部15B上で、第2電極20と補助配線18Bとが電気的に接続されている。
この有機EL表示装置1は、例えば、次のようにして製造することができる。
まず、図17に示したように、第1の実施の形態と同様にして、透明基板10A上に複数の薄膜トランジスタTrを形成する。
ここで、配線層15Aを形成する際に、この配線層15Aと同一の材料を用いて、コンタクト部15Bを同時に形成する。コンタクト部15Bの形成位置は、ゲート絶縁膜12上、すなわち配線層15Aと同一の層とすると共に、図15に示したような第1電極18Aの間の領域とする。また、このとき、補助配線15Cをコンタクト部15Bと一体に形成する。
すなわち、まず、図18(A)に示したようにゲート絶縁膜12上に、例えばTi層15B1(膜厚50nm)、Al層15B2(膜厚500nm)およびMo層15B3(膜厚50nm)をこの順にスパッタ法により形成する。次いで、図18(B)に示したように、フォトレジスト膜PHをマスクとして、例えば燐酢硝酸を用いたウェットエッチングにより、Mo層15B3を除去すると共にAl層15B2を選択的に除去する。続いて、図18(C)に示したように、例えば塩素ガスを用いたドライエッチングによりTi層15B1を選択的に除去し、図15に示したようにTi層15B1の表面を一部露出させて拡幅部Wを形成する。そののちフォトレジスト膜PHを剥離する。これにより配線層15Aと同一の層においてコンタクト部15Bを形成すると共に、補助配線15Cをコンタクト部15Bと一体に形成することができる。
薄膜トランジスタTr,コンタクト部15Bおよび補助配線15Cを形成したのち、図19(A)に示したように、これら薄膜トランジスタTr,コンタクト部15Bおよび補助配線15C上に、第1の実施の形態と同様にして、保護絶縁膜16および平坦化絶縁膜17Aを形成し、図中の符号P1で示したような順テーパ形状の側面を有する開口を形成する。
平坦化絶縁膜17Aに開口を設けたのち、図19(B)に示したように、平坦化絶縁膜17Aおよびコンタクト部15B上に、第1の実施の形態と同様にして、金属層18を形成する。続いて、図19(C)に示したように、この金属層18を例えばフォトリソグラフィ法によって選択的にエッチングすることにより、各薄膜トランジスタTrに対応する位置に第1電極18Aを形成する。
第1電極18Aを形成したのち、図20(A)に示したように、平坦化絶縁膜17Aおよび第1電極18A上に、第1の実施の形態と同様にして、電極間絶縁膜21を形成する。
電極間絶縁膜21を形成したのち、図20(B)に示したように、各第1電極18A上に有機発光層19を、例えば真空蒸着法により形成する。そしてこの有機発光層19、電極間絶縁膜21、平坦化絶縁膜17Aおよびコンタクト部15B上に、例えば真空蒸着法により前述した材料よりなる第2電極20を、例えば10nm程度の厚さで一様に形成する。
最後に、第2電極20上に、例えばCVD法により前述した材料によりなる保護膜(図示せず)を一様に形成したのち、この保護膜(図示せず)上に封止樹脂17Bを、例えば滴下注入法により一様に形成し、これを前述した材料よりなる透明基板10Bで挟み込む。以上により、図14および図15に示した本実施の形態の有機EL表示装置1が製造される。
なお、この製造方法により実際に有機EL表示装置1を作製し、第2の実施の形態と同様にして第1電極と第2電極との間のコンタクト抵抗の評価を行ったところ、図21に示したように、図16の構造(第3の実施の形態)では、図11の構造(第2の実施の形態)と同等の結果が得られた。すなわち、補助配線15Cを、コンタクト部15Bと同一の積層構造とすると共に、コンタクト部15Bと一体に形成するようにすれば、補助配線15Cとコンタクト部15Bとの接続抵抗を更に小さくすることができ、コンタクト抵抗を実質的に上昇させないようにすることできることが分かった。
この有機EL表示装置1では、第1の実施の形態と同様に、配線層15Aおよび薄膜トランジスタTrを介して第1電極18Aに電圧が印加されると、第2電極20との間の電位差に応じた輝度で有機発光層19が発光する。この有機発光層19からの光は、第1電極18Aで反射されつつ第2電極を透過することにより、図4において上方、すなわち透明基板10B側に射出される。そして各画素に配置された有機EL素子ELから画素信号に応じた光が射出されることで、有機EL表示装置に所定の画像が表示される。
ここで、この有機EL表示装置1では、補助配線15Cが、コンタクト部15Bと同一の積層構造を有すると共に、コンタクト部15Bと一体に形成されているので、補助配線15Cとコンタクト部15Bとの接続抵抗が更に小さくなっている。よって、第2電極20と補助配線15Cとの間の接続抵抗が更に低減される。
このように本実施の形態では、第1の実施の形態の効果に加えて、補助配線15Cを、コンタクト部15Bと同一の積層構造とすると共に、コンタクト部15Bと一体に形成するようにしたので、補助配線15Cとコンタクト部15Bとの接続抵抗を更に小さくすることができる。よって、補助配線15Cとコンタクト部15Bとの接続抵抗を更に低減し、低消費電力を確保しつつ表示品質を向上させることが可能となる。
(モジュールおよび適用例)
以下、上記実施の形態で説明した表示装置の適用例について説明する。上記実施の形態の表示装置は、テレビジョン装置,デジタルカメラ,ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラなど、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器の表示装置に適用することが可能である。
(モジュール)
上記実施の形態の表示装置は、例えば、図22に示したようなモジュールとして、後述する適用例1〜5などの種々の電子機器に組み込まれる。このモジュールは、例えば、基板11の一辺に、封止用基板50および接着層40から露出した領域210を設け、この露出した領域210に、信号線駆動回路120および走査線駆動回路130の配線を延長して外部接続端子(図示せず)を形成したものである。外部接続端子には、信号の入出力のためのフレキシブルプリント配線基板(FPC;Flexible Printed Circuit)220が設けられていてもよい。
(適用例1)
図23は、上記実施の形態の表示装置が適用されるテレビジョン装置の外観を表したものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル310およびフィルターガラス320を含む映像表示画面部300を有しており、この映像表示画面部300は、上記各実施の形態に係る表示装置により構成されている。
(適用例2)
図24は、上記実施の形態の表示装置が適用されるデジタルカメラの外観を表したものである。このデジタルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部410、表示部420、メニュースイッチ430およびシャッターボタン440を有しており、その表示部420は、上記各実施の形態に係る表示装置により構成されている。
(適用例3)
図25は、上記実施の形態の表示装置が適用されるノート型パーソナルコンピュータの外観を表したものである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体510,文字等の入力操作のためのキーボード520および画像を表示する表示部530を有しており、その表示部530は、上記各実施の形態に係る表示装置により構成されている。
(適用例4)
図26は、上記実施の形態の表示装置が適用されるビデオカメラの外観を表したものである。このビデオカメラは、例えば、本体部610,この本体部610の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ620,撮影時のスタート/ストップスイッチ630および表示部640を有しており、その表示部640は、上記各実施の形態に係る表示装置により構成されている。
(適用例5)
図27は、上記実施の形態の表示装置が適用される携帯電話機の外観を表したものである。この携帯電話機は、例えば、上側筐体710と下側筐体720とを連結部(ヒンジ部)730で連結したものであり、ディスプレイ740,サブディスプレイ750,ピクチャーライト760およびカメラ770を有している。そのディスプレイ740またはサブディスプレイ750は、上記各実施の形態に係る表示装置により構成されている。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、コンタクト部15B,25Bの形成位置は、上記実施の形態で説明した図4などの位置、すなわち配線層15Aとの同一層や、第1電極18Aおよび補助配線18Bとの同一層には限られず、他の層に形成するようにしてもよい。
また、第1の実施の形態では補助配線18Bを第1電極18Aと同一の層に形成した場合、第3の実施の形態では補助配線15Cを配線層15Aおよびコンタクト部15Bと同一の層に形成した場合についてそれぞれ説明したが、補助配線18B,15Cは、どちらの層に形成してもよい。また、補助配線18B,15Cを併用すると共に適宜コンタクトホールを用いて接続することにより、片方の補助配線が断線した場合には、もう一方の補助配線で補うようにすることも可能である。
更に、上記各実施の形態では、電極間絶縁膜21のコンタクト部15Bに対応する開口の幅を、下層の平坦化絶縁膜17Aの開口よりも広くなるようにした場合について説明したが、電極間絶縁膜21の開口は、上が広く下が狭い順テーパ形状であれば、その幅は、平坦化絶縁膜17Aの開口よりも狭くなっていてもよい。
加えて、平坦化絶縁膜17Aと保護絶縁膜16との位置関係について、これらが別々に形成される場合にはコンタクト部15Bの保護絶縁膜16の内側に平坦化絶縁膜17Aを配置することが望ましいが、これに限定されることはない。
更にまた、第2の実施の形態では、薄膜トランジスタTrの製造工程において形成される膜をすべてコンタクト部15Bの下の層として残しているが、全てを残す必要があるわけではなく、適宜除いてもよく、また、薄膜トランジスタTr部分とは別の膜を形成するようにしてもよい。
加えてまた、本発明の表示装置は、上記実施の形態で説明したような有機EL素子を備えた有機EL表示装置には限られず、他の表示装置にも適用することが可能である。
更にまた、上記実施の形態において説明した各構成要素の材料および厚み、または成膜方法および成膜条件などは限定されるものではなく、他の材料および厚みとしてもよく、また他の成膜方法および成膜条件としてもよい。
加えてまた、上記実施の形態では、有機EL表示装置1の構成を具体的に挙げて説明したが、全ての層を備える必要はなく、また、例えば透明基板10B側にカラーフィルタ層を設けるなどして、他の層を備えるようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の構成を表す図である。 図1に示した画素駆動回路の一例を表す等価回路図である。 図1に示した表示領域の構成を表す平面図である。 図3のIV−IV線における断面図である。 図3に示した表示装置のコンタクト部の構造を表す断面図である。 図3に示した表示装置の製造方法の主要な工程の一部を表す断面図である。 図6に続く工程を表す断面図である。 図7に続く工程を表す断面図である。 図8に続く工程を表す断面図である。 比較例1のコンタクト部の構成を表す断面図である。 第2の実施の形態に係る表示装置のコンタクト部の構成を表す断面図である。 比較例2としてのコンタクト部の構成を表す断面図である。 コンタクト抵抗の評価結果を表す図である。 第3の実施の形態に係る表示装置の表示領域の構成を表す平面図である。 図3のXV−XV線における断面図である。 図15に示した表示装置のコンタクト部の構造を表す断面図である。 図15に示した表示装置の製造方法の主要な工程の一部を表す断面図である。 図17に続く工程を表す断面図である。 図18に続く工程を表す断面図である。 図19に続く工程を表す断面図である。 コンタクト抵抗の評価結果を表す図である。 上記実施の形態の表示装置を含むモジュールの概略構成を表す平面図である。 上記実施の形態の表示装置の適用例1の外観を表す斜視図である。 (A)は適用例2の表側から見た外観を表す斜視図であり、(B)は裏側から見た外観を表す斜視図である。 適用例3の外観を表す斜視図である。 適用例4の外観を表す斜視図である。 (A)は適用例5の開いた状態の正面図、(B)はその側面図、(C)は閉じた状態の正面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図、(F)は上面図、(G)は下面図である。
符号の説明
1…有機EL表示装置、10A,10B…透明基板、11…ゲート電極、12…ゲート絶縁膜、13A…シリコン膜、13B…n+非晶質シリコン膜、14…ストッパ絶縁膜、15A…配線層、15B…コンタクト部、15B1…Ti層、15B2…Al層、15B3…15B3、16…保護絶縁膜、17A…平坦化絶縁膜、17B…封止樹脂、18,22…金属層、18A…第1電極、18B…補助配線、19…有機発光層、20…第2電極、21…電極間絶縁膜、23…保護膜、Tr…薄膜トランジスタ。

Claims (20)

  1. 複数の駆動素子と、前記駆動素子に電気的に接続された配線部とを備えた表示装置であって、
    前記駆動素子および前記配線部上に各駆動素子と対応して形成された複数の第1電極と、
    前記第1電極上にそれぞれ形成された複数の発光部と、
    前記発光部からの光を透過可能な材料により形成されると共に前記複数の発光部上に設けられた共通の第2電極と、
    前記第2電極よりも低抵抗の補助配線部と、
    複数の導電性層の積層構造により形成されると共に、前記第2電極と前記補助配線部との間を電気的に接続するコンタクト部とを備え、
    前記コンタクト部の複数の導電性層のうちの少なくとも最下層の導電性層が前記第2電極と直接接触している
    表示装置。
  2. 前記補助配線部は、前記第1電極の間の領域に、前記第1電極と同一の材料により構成されており、
    前記コンタクト部の複数の導電性層のうちの最上層の導電性層が前記補助配線部と接触している
    請求項1記載の表示装置。
  3. 前記補助配線部は、前記コンタクト部と同一の積層構造を有すると共に前記コンタクト部と一体に形成されている
    請求項1記載の表示装置。
  4. 前記コンタクト部は、第1導電層の上に第2導電層を有する二層構造であり、前記第1導電層の幅は第2導電層のそれよりも広く、その拡幅部分に前記第2電極が接触している
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記第1導電層は、Ti,TiN,Al,Mo,W,Cr,Au,Pt,Cu,ITO,IZOもしくはAg、またはこれらの金属材料を主成分とする合金を含む金属層である
    請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記第2導電層は、Alを含む金属層である
    請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記コンタクト部は、前記駆動素子の配線部と同一の層により形成されている
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記コンタクト部の下部には前記駆動素子側に形成される絶縁膜および金属膜を含む膜が形成されている
    請求項7記載の表示装置。
  9. 前記コンタクト部と前記第2電極との層間に、前記コンタクト部に対応する領域にそれぞれ開口を有する絶縁層が形成され、
    前記開口の側面は、上が広く下が狭い順テーパ形状に形成されている
    請求項7記載の表示装置。
  10. 前記コンタクト部の複数の導電性層のうちの最下層の導電性層は前記第1電極に対して高いエッチング選択性を示す材料により構成されている
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の表示装置。
  11. 基板上に複数の駆動素子および配線部を形成してこれら複数の駆動素子と配線部との間を電気的に接続する工程と、
    複数の導電性層の積層構造を有するコンタクト部を形成する工程と、
    前記駆動素子および前記配線部上に、前記複数の駆動素子にそれぞれ対応する複数の第1電極を形成すると共に補助配線部を形成する工程と、
    前記第1電極上にそれぞれ発光部を形成する工程と、
    前記複数の発光部上に、各発光部からの光を透過可能な材料によって第2電極を共通に形成すると共に、前記コンタクト部によって前記第2電極と前記補助配線部との間を電気的に接続する工程と
    を含み、
    前記補助配線部を、前記第2電極よりも低抵抗の材料により形成すると共に、
    前記コンタクト部の複数の導電性層のうちの少なくとも最下層の導電性層を前記第2電極に直接接触させる
    表示装置の製造方法。
  12. 前記コンタクト部を、第1導電層の上に第2導電層を有する積層構造とし、前記第1導電層の上に前記第2導電層を積層し、前記積層構造上にマスクを形成したのち、前記マスクを用いたウェットエッチングにより前記第2導電層までを選択的に除去し、かつ、前記マスクを用いたドライエッチングにより前記第1導電層を選択的に除去することにより形成し、その後、前記第1導電層および前記第2導電層を覆うように前記第2電極を形成する
    請求項11記載の表示装置の製造方法。
  13. 前記コンタクト部を、前記駆動素子の配線部と同一の層により形成する
    請求項11または12記載の表示装置の製造方法。
  14. 前記コンタクト部と前記第2電極との層間に絶縁層を形成する工程と、
    前記絶縁層における前記コンタクト部に対応する領域を選択的に除去することにより、上が広く下が狭い順テーパ形状の側面をなす開口を形成する工程とを含む
    請求項11または12記載の表示装置の製造方法。
  15. 前記順テーパ形状の側面をなす開口を、ハーフトーンマスクまたはグレイトーンマスクを用いて形成する
    請求項14記載の表示装置の製造方法。
  16. 基板上に複数の駆動素子および配線部を形成してこれら複数の駆動素子と配線部との間を電気的に接続する工程と、
    複数の導電性層の積層構造を有するコンタクト部および前記コンタクト部と同一の積層構造を有する補助配線部を一体に形成する工程と、
    前記駆動素子および前記配線部上に、前記複数の駆動素子にそれぞれ対応する複数の第1電極を形成する工程と、
    前記第1電極上にそれぞれ発光部を形成する工程と、
    前記複数の発光部上に、各発光部からの光を透過可能な材料によって第2電極を共通に形成すると共に、前記コンタクト部によって前記第2電極と前記補助配線部との間を電気的に接続する工程と
    を含み、
    前記補助配線部を、前記第2電極よりも低抵抗の材料により形成すると共に、
    前記コンタクト部の複数の導電性層のうちの少なくとも最下層の導電性層を前記第2電極に直接接触させる
    表示装置の製造方法。
  17. 前記コンタクト部を、第1導電層の上に第2導電層を有する積層構造とし、前記第1導電層の上に前記第2導電層を積層し、前記積層構造上にマスクを形成したのち、前記マスクを用いたウェットエッチングにより前記第2導電層までを選択的に除去し、かつ、前記マスクを用いたドライエッチングにより前記第1導電層を選択的に除去することにより形成し、その後、前記第1導電層および前記第2導電層を覆うように前記第2電極を形成する
    請求項16記載の表示装置の製造方法。
  18. 前記コンタクト部を、前記駆動素子の配線部と同一の層により形成する
    請求項16または17記載の表示装置の製造方法。
  19. 前記コンタクト部と前記第2電極との層間に絶縁層を形成する工程と、
    前記絶縁層における前記コンタクト部に対応する領域を選択的に除去することにより、上が広く下が狭い順テーパ形状の側面をなす開口を形成する工程とを含む
    請求項16または17記載の表示装置の製造方法。
  20. 前記順テーパ形状の側面をなす開口を、ハーフトーンマスクまたはグレイトーンマスクを用いて形成する
    請求項19記載の表示装置の製造方法。
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