JP2009164840A - 同期確立方法及び移動局 - Google Patents

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Abstract

【課題】同期外れ状態である移動局が、無線基地局eNBに対して送信すべき上りユーザデータが発生していない場合で、かつ、無線基地局eNBによって送信されたRACH送信要求を受信していない場合であっても、同期確立状態に遷移することを可能とする。
【解決手段】本発明に係る同期確立方法は、移動局UEが、同期確立状態において、所定期間内に、TAを受信しなかった場合、同期外れ状態に遷移する工程と、移動局UEが、同期外れ状態に遷移した場合で、かつ、DRX状態でない場合に、無線基地局eNBに対して、RACHを介して所定情報を送信する工程と、無線基地局eNBが、RACHを介して受信した所定情報に応じて、移動局UEに対して、TAを送信する工程と、移動局UEが、受信したTAに基づいて上りリンクにおける同期を確立することによって第1状態に遷移する工程とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、移動局が無線基地局から送信されるタイミング調整コマンドに基づいて該無線基地局との間で上りリンクにおける同期を確立する同期確立方法、及び、移動局に関する。
3GPPによって規定されている「LTE(Long Term Evolution)方式では、移動局UEが、無線基地局eNBから送信される「TA(Timing Advance:タイミング調整コマンド)」に基づいて、当該無線基地局eNBとの間で、上りリンクにおける同期を確立するように構成されている。
ここで、TAは、MAC(Media Access Control)層における制御情報である「MAC-Control-Element」によって送信されるものである。
以下、図5を参照して、従来のLTE方式において、移動局UEが、無線基地局eNBとの間で、上りリンクにおける同期を確立する動作について説明する。
図5に示すように、移動局UEは、上りリンクにおける同期が確立されている「同期確立状態」である場合(ステップS51)、ステップS52において、無線基地局eNBによって当該移動局UE宛てに送信されるTAを受信したか否かについて監視する。
移動局UEは、無線基地局eNBによって送信されたTAを受信した場合、ステップS53において、上りリンクにおける送信タイミングを調整することによって、無線基地局eNBとの間で確立されている上りリンクにおける同期を維持すると共に、上り同期タイマを再起動する。
一方、移動局UEは、無線基地局eNBによって送信されたTAを受信していない場合、ステップS54において、上り同期タイマが満了しているか否かについて判定する。
上り同期タイマが満了していないと判定された場合には、本動作は、ステップS52に戻り、上り同期タイマが満了していると判定された場合には、本動作は、ステップS55に進み、移動局UEは、上りリンクにおける同期が確立されていない「上り同期外れ状態」に遷移する。
上り同期外れ状態である移動局UEは、RACH(Random Access Channel:ランダムアクセスチャネル)以外での上りリンクにおける送信を行うことができない。RACH以外での上りリンク送信には、UL-SCH(Uplink-Shared Channel:上りリンク用共有チャネル)やPUCCH(Physical Uplink Control Channel)が含まれる。
ここで、DL-SCH(Downlink-Shared Channel:下りリンク用共有チャネル)に対するHARQの送達確認情報(Ack/Nack)はPUCCHにて送信されるように構成されている。
上り同期外れ状態である移動局UEは、ステップS56において、無線基地局eNBに対して送信すべき上りユーザデータが発生したか否かについて、及び、無線基地局eNBによって当該移動局UE宛てに送信される「RACH送信要求」を受信したか否かについて判定する。
無線基地局eNBに対して送信すべき上りユーザデータが発生していないと判定された場合で、かつ、無線基地局eNBによって送信されたRACH送信要求を受信していないと判定された場合、本動作は、ステップS56を繰り返し、無線基地局eNBに対して送信すべき上りユーザデータが発生したと判定された場合、或いは、無線基地局eNBによって送信されたRACH送信要求を受信したと判定された場合、本動作は、ステップS57に進む。
ステップS57において、移動局UEは、RACHを介して所定情報を無線基地局eNBに対して送信する。
移動局UEは、ステップS58において、無線基地局eNBによって送信されたTAを受信すると、ステップS59において、上りリンクにおける送信タイミングを調整して上り同期タイマを再起動し、ステップS51において、「同期確立状態」に遷移する。ここで、無線基地局eNBは、ステップS57において移動局UEによってRACHを介して送信された所定情報に対する測定結果に基づいて、TAを生成して送信するように構成されている。
3GPP TS 36.300 V8.2.0 (2007−09) 3GPP TS 36.321 V8.0.0 (2007−12)
しかしながら、従来のLTE方式では、移動局UEは、上り同期外れ状態である場合には、無線基地局eNBに対して送信すべき上りユーザデータが発生するまで、若しくは、無線基地局eNBによって送信されたRACH送信要求を受信するまで、「同期確立状態」に遷移することができない。
したがって、移動局UEは、上り同期外れ状態である場合には、DL-SCHを介して、当該移動局UE宛ての下りリンク情報(例えば、下りユーザデータ等)を受信した場合であっても(図6におけるステップS107)、当該DL-SCHがマッピングされているPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)に対する送達確認情報(ACK/NACK)を送信することができない(図6におけるステップS108)。
その結果、かかる下りリンク情報が、DL-SCHを介して再送されてしまい、下りリンクにおける無線リソースが無駄に使用されてしまうという問題点があった。
ここで、無線基地局eNBは、PDSCHに対するACK(移動局UEが復号に成功したことを通知する信号)を受信しなければ、移動局UE宛ての下りリンク情報を、DL-SCHを介して再送するように構成されている。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、同期外れ状態である移動局UEが、無線基地局eNBに対して送信すべき上りユーザデータが発生していない場合で、かつ、無線基地局eNBによって送信されたRACH送信要求を受信していない場合であっても、同期確立状態に遷移することを可能とする同期確立方法及び移動局を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、移動局が、無線基地局から送信されるタイミング調整コマンドに基づいて、該無線基地局との間で、上りリンクにおける同期を確立する同期確立方法であって、前記移動局が、前記上りリンクにおける同期が確立されている第1状態において、所定期間内に、前記タイミング調整コマンドを受信しなかった場合、該上りリンクにおける同期が確立されていない第2状態に遷移する工程Aと、前記移動局が、前記第2状態に遷移した場合で、かつ、間欠受信状態でない場合に、前記無線基地局に対して、ランダムアクセスチャネルを介して所定情報を送信する工程Bと、前記無線基地局が、前記ランダムアクセスチャネルを介して受信した前記所定情報に応じて、前記移動局に対して、タイミング調整コマンドを送信する工程Cと、前記移動局が、前記工程Cにおいて前記無線基地局によって送信された前記タイミング調整コマンドに基づいて、前記上りリンクにおける同期を確立することによって、前記第1状態に遷移する工程Dとを有することを要旨とする。
本発明の第1の特徴において、前記移動局は、前記タイミング調整コマンドを受信する度に、前記所定期間を計測するための上り同期タイマを再起動し、前記移動局は、前記上り同期タイマが満了した場合に、前記第2状態に遷移してもよい。
本発明の第2の特徴は、無線基地局から送信されるタイミング調整コマンドに基づいて、該無線基地局との間で、上りリンクにおける同期を確立するように構成されている移動局であって、前記移動局の状態が、前記上りリンクにおける同期が確立されている第1状態或いは前記上りリンクにおける同期が確立されていない第2状態のいずれであるかについて管理するように構成されている同期状態管理部と、前記移動局が、間欠受信状態であるか否かについて管理するように構成されている間欠受信状態管理部と、前記移動局の状態が前記第2状態に遷移した場合で、かつ、前記移動局が、間欠受信状態でない場合に、前記無線基地局に対して、ランダムアクセスチャネルを介して所定情報を送信するように構成されているランダムアクセスチャネル送信部とを具備し、前記同期状態管理部は、前記移動局の状態が前記第1状態である場合で、かつ、所定期間内に、前記タイミング調整コマンドを受信しなかった場合に、該移動局の状態を前記第2状態に遷移させるように構成されており、前記同期状態管理部は、前記移動局の状態が前記第2状態である場合で、かつ、前記無線基地局によって前記所定情報に応じて送信された前記タイミング調整コマンドを受信した場合に、該タイミング調整コマンドに基づいて前記上りリンクにおける同期を確立することによって、該移動局の状態を前記第1状態に遷移させるように構成されていることを要旨とする。
本発明の第2の特徴において、前記タイミング調整コマンドを受信する度に、前記所定期間を計測するための上り同期タイマを再起動するように構成されている上り同期タイマ管理部を具備し、前記同期状態管理部は、前記上り同期タイマが満了した場合に、前記移動局の状態を前記第2状態に遷移させるように構成されていてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、同期外れ状態である移動局UEが、無線基地局eNBに対して送信すべき上りユーザデータが発生していない場合で、かつ、無線基地局eNBによって送信されたRACH送信要求を受信していない場合であっても、同期確立状態に遷移することを可能とする同期確立方法及び移動局を提供することができる。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成)
図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。
本実施形態に係る移動通信システムでは、図1に示すように、無線基地局eNBが、移動局UEに対して、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)や、PDSCHや、P-HICH(Physical HARQ Indicator Channel)等を送信するように構成されている。
また、本実施形態に係る移動通信システムでは、図1に示すように、移動局UEが、無線基地局eNBに対して、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)や、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)や、PRACH(Physical Random Access Channel)を送信するように構成されている。
ここで、無線基地局eNBは、移動局UEに対して、PDSCHにマッピングされているDL-SCHを介して、下りリンク情報(例えば、下りユーザデータ等)を送信し、移動局UEは、無線基地局eNBに対して、PUSCHにマッピングされているUL-SCHを介して、上りリンク情報(例えば、上りユーザデータ等)を送信するように構成されている。
また、無線基地局eNBは、移動局UEに対して、P-HICHを介して、上述のPUSCHに対するHARQの送達確認情報であるACK/NACKを送信し、移動局UEは、無線基地局eNBに対して、PUCCHを介して、上述のPDSCHに対するHARQの送達確認情報であるACK/NACKを送信するように構成されている。
さらに、移動局UEは、無線基地局eNBに対して、PRACHにマッピングされているRACHを介して、所定情報を送信するように構成されている。
また、移動局UEは、無線基地局eNBに対して、PUCCHを介して、3GPPに規定されている「CQI(Channel Quality Indicator)」を送信するように構成されている。
さらに、移動局UEは、無線基地局eNBに対して、3GPPに規定されている「Scheduling Request」や「UL Sounding Reference Signal」等の制御情報を送信するように構成されている。
図2に示すように、移動局UEは、TA受信部11と、同期状態管理部12と、上り同期タイマ管理部13と、DRX状態管理部14と、RACH送信部15とを具備している。
TA受信部11は、無線基地局eNBによってDL-SCHを介して送信されたMAC-Control-Elementに含まれているTAを受信するように構成されている。
上り同期タイマ管理部13は、所定期間を計測するための上り同期タイマを管理するように構成されている。具体的には、上り同期タイマ管理部13は、TA受信部11によってTAが受信される度に、かかる上り同期タイマを再起動するように構成されている。
同期状態管理部12は、移動局の状態UEが「同期確立状態(第1状態)」或いは「同期外れ状態(第2状態)」のいずれであるかについて管理するように構成されている。
ここで、「同期確立状態」は、移動局UEと無線基地局eNBとの間で上りリンクにおける同期が確立されており、移動局UEが無線基地局eNBに対してRACH以外の上りリンクにおける送信、例えば、UL-SCHを介した上りリンク情報の送信やPUCCHを介したPDSCHに対するHARQの送達確認情報(ACK/NACK)の送信をすることができる状態である。
一方、「同期外れ状態」は、移動局UEと無線基地局eNBとの間で上りリンクにおける同期が確立されておらず、移動局UEが無線基地局eNBに対してRACH以外の上りリンクにおける送信、例えば、UL-SCHを介した上りリンク情報の送信やPUCCHを介したPDSCHに対するHARQの送達確認情報(ACK/NACK)の送信をすることができない状態である。
なお、同期状態管理部12は、移動局UEの状態が「同期確立状態」である場合で、かつ、所定期間内に、TAを受信しなかった場合に、かかる移動局UEの状態を「同期外れ状態」に遷移させるように構成されている。
ここで、同期状態管理部12は、上り同期タイマ管理部13によって管理されている上り同期タイマが満了した場合に、移動局UEの状態を「同期外れ状態」に遷移させるように構成されていてもよい。
また、同期状態管理部12は、移動局UEの状態が「同期外れ状態」である場合で、かつ、無線基地局eNBによって送信されたTAを受信した場合に、かかるTAに基づいて上りリンクにおける同期を確立することによって、移動局UEの状態を「同期確立状態」に遷移させるように構成されている。
DRX状態管理部14は、移動局UEが、「DRX(Discontinuous Reception:間欠受信)状態」であるか否かについて管理するように構成されている。
RACH送信部15は、無線基地局eNBに対して、RACHを介して、所定情報を送信するように構成されている。
具体的には、RACH送信部15は、移動局UEの状態が「同期外れ状態」に遷移した場合で、かつ、移動局UEが「DRX(Discontinuous Reception:間欠受信)状態」でない場合に、無線基地局eNBに対して、RACHを介して所定情報を送信するように構成されている。
なお、RACH送信部15は、移動局UEの状態が「同期外れ状態」に遷移した場合には、移動局UEが「DRX状態」であるか否かに関らず、無線基地局eNBに対して、RACHを介して所定情報を送信するように構成されてもよい。
また、RACH送信部15は、移動局UEが「DRX状態」である場合であっても、無線基地局eNBに対して送信すべき上りユーザデータが発生したと判定された場合、或いは、無線基地局eNBによって送信されたRACH送信要求を受信したと判定された場合には、無線基地局eNBに対して、RACHを介して所定情報を送信するように構成されてもよい。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作)
図3及び図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。
第1に、図3を参照して、本実施形態に係る移動通信システムにおいて、移動局UEが、無線基地局eNBとの間で、上りリンクにおける同期を確立する動作について説明する。
図3に示すように、移動局UEは、上りリンクにおける同期が確立されている「同期確立状態」である場合(ステップS151)、ステップS152において、無線基地局eNBによって当該移動局UE宛てに送信されるTAを受信したか否かについて監視する。
移動局UEは、無線基地局eNBによって送信されたTAを受信した場合、ステップS153において、上りリンクにおける送信タイミングを調整することによって、無線基地局eNBとの間で確立されている上りリンクにおける同期を維持すると共に、上り同期タイマを再起動する。
一方、移動局UEは、無線基地局eNBによって送信されたTAを受信していない場合、ステップS154において、上り同期タイマが満了しているか否かについて判定する。
上り同期タイマが満了していないと判定された場合には、本動作は、ステップS152に戻り、上り同期タイマが満了していると判定された場合には、本動作は、ステップS155に進み、移動局UEは、上りリンクにおける同期が確立されていない「同期外れ状態」に遷移する。
「同期外れ状態」に遷移した移動局UEは、ステップS156において、DRX状態であるか否かについて判定する。
DRX状態であると判定された場合には、本動作は、ステップS160に進む。
一方、DRX状態でないと判定された場合には、本動作は、ステップS157に進む。
ステップS160において、移動局UEは、無線基地局eNBに対して送信すべき上りユーザデータが発生したか否かについて、及び、無線基地局eNBによって当該移動局UE宛てに送信される「RACH送信要求」を受信したか否かについて判定する。
無線基地局eNBに対して送信すべき上りユーザデータが発生していないと判定された場合で、かつ、無線基地局eNBによって送信されたRACH送信要求を受信していないと判定された場合に、本動作は、ステップS160を繰り返す。
一方、無線基地局eNBに対して送信すべき上りユーザデータが発生したと判定された場合、或いは、無線基地局eNBによって送信されたRACH送信要求を受信したと判定された場合には、本動作は、ステップS157に進む。
ステップS157において、移動局UEは、RACHを介して所定情報を無線基地局eNBに対して送信する。
移動局UEは、ステップS158において、無線基地局eNBによって送信されたTAを受信すると、ステップS159において、上りリンクにおける送信タイミングを調整して上り同期タイマを再起動し、ステップS151において、「同期確立状態」に遷移する。
ここで、無線基地局eNBは、ステップS157において移動局UEによって上りリンクを介して送信された所定信号に対する測定結果に基づいて、TAを生成して送信するように構成されている。
第2に、図4を参照して、本実施形態に係る移動通信システムの全体動作について説明する。
図4に示すように、ステップS201において、無線基地局eNBが、移動局UEに対して、TAを送信すると、ステップS202において、移動局UEは、受信したTAに基づいて、上りリンクにおける送信タイミングを調整することによって、無線基地局eNBとの間で確立されている上りリンクにおける同期を維持すると共に、上り同期タイマを再起動する。
同様に、ステップS203において、無線基地局eNBが、移動局UEに対して、TAを送信すると、ステップS204において、移動局UEは、受信したTAに基づいて、上りリンクにおける送信タイミングを調整することによって、無線基地局eNBとの間で確立されている上りリンクにおける同期を維持すると共に、上り同期タイマを再起動する。
しかしながら、ステップS205では、無線基地局eNBが、移動局UEに対して、TAを送信したにも関らず、移動局UEは、かかるTAの受信に失敗し、ステップS206において、上り同期タイマが満了した場合、移動局UEは、「同期外れ状態」に遷移する。
その後、移動局UEは、「同期外れ状態」に遷移した後に、DRX状態でない場合には、ステップS207において、無線基地局eNBに対して送信すべき上りユーザデータが発生していない場合で、かつ、無線基地局eNBによって送信されたRACH送信要求を受信していない場合であっても、無線基地局eNBに対して、RACHを介して所定情報を送信する。
ステップS208において、無線基地局eNBは、ステップS207において移動局UEによってRACHを介して送信された所定情報に対する測定結果に基づいて、TAを生成して送信する。
ステップS209において、移動局UEは、受信したTAに基づいて、無線基地局eNBとの間で、上りリンクにおける同期を確立して、「同期確立状態」に遷移する。
その後、移動局UEは、「同期確立状態」であるため、無線基地局eNBからDL-SCHを介して下りリンク情報が送信された場合には、かかるDL-SCHがマッピングされているPDSCHに対する送達確認応答(ACK/NACK)を送信することができる。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの作用・効果)
本実施形態に係る移動通信システムによれば、「同期外れ状態」である移動局UEが、無線基地局eNBに対して送信すべき上りユーザデータが発生していない場合で、かつ、無線基地局eNBによって送信されたRACH送信要求を受信していない場合であっても、DRX状態でない場合には、早急に、「同期確立状態」に遷移することができるため、冗長な下りリンク情報の再送を防ぐことができ、下りリンクにおける無線リソースの浪費を最低限にすることができる。
なお、上述の移動局UEや無線基地局eNBの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
ここで、ソフトウェアモジュールは、例えば、レイヤ構造で階層化されたプロトコルスタックであってもよい。また、プロセッサは、例えば、チップセットとしてハードウェア化されたもので、プロトコルスタックを実行するものであってもよい。
また、ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD-ROMといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。
かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、移動局UE及び無線基地局eNB内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして移動局UE及び無線基地局eNB内に設けられていてもよい。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動局の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動局の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を説明するための図である。 従来の移動局の動作を示すフローチャートである。 従来の移動通信システムの動作を説明するための図である。
符号の説明
eNB…無線基地局
UE…移動局
11…TA受信部
12…同期状態管理部
13…上り同期タイマ管理部
14…DRX状態管理部
15…RACH送信部

Claims (4)

  1. 移動局が、無線基地局から送信されるタイミング調整コマンドに基づいて、該無線基地局との間で、上りリンクにおける同期を確立する同期確立方法であって、
    前記移動局が、前記上りリンクにおける同期が確立されている第1状態において、所定期間内に、前記タイミング調整コマンドを受信しなかった場合、該上りリンクにおける同期が確立されていない第2状態に遷移する工程Aと、
    前記移動局が、前記第2状態に遷移した場合で、かつ、間欠受信状態でない場合に、前記無線基地局に対して、ランダムアクセスチャネルを介して所定情報を送信する工程Bと、
    前記無線基地局が、前記ランダムアクセスチャネルを介して受信した前記所定情報に応じて、前記移動局に対して、タイミング調整コマンドを送信する工程Cと、
    前記移動局が、前記工程Cにおいて前記無線基地局によって送信された前記タイミング調整コマンドに基づいて、前記上りリンクにおける同期を確立することによって、前記第1状態に遷移する工程Dとを有することを特徴とする同期確立方法。
  2. 前記移動局は、前記タイミング調整コマンドを受信する度に、前記所定期間を計測するための上り同期タイマを再起動し、
    前記移動局は、前記上り同期タイマが満了した場合に、前記第2状態に遷移することを特徴とする請求項1に記載の同期確立方法。
  3. 無線基地局から送信されるタイミング調整コマンドに基づいて、該無線基地局との間で、上りリンクにおける同期を確立するように構成されている移動局であって、
    前記移動局の状態が、前記上りリンクにおける同期が確立されている第1状態或いは前記上りリンクにおける同期が確立されていない第2状態のいずれであるかについて管理するように構成されている同期状態管理部と、
    前記移動局が、間欠受信状態であるか否かについて管理するように構成されている間欠受信状態管理部と、
    前記移動局の状態が前記第2状態に遷移した場合で、かつ、前記移動局が、間欠受信状態でない場合に、前記無線基地局に対して、ランダムアクセスチャネルを介して所定情報を送信するように構成されているランダムアクセスチャネル送信部とを具備し、
    前記同期状態管理部は、前記移動局の状態が前記第1状態である場合で、かつ、所定期間内に、前記タイミング調整コマンドを受信しなかった場合に、該移動局の状態を前記第2状態に遷移させるように構成されており、
    前記同期状態管理部は、前記移動局の状態が前記第2状態である場合で、かつ、前記無線基地局によって前記所定情報に応じて送信された前記タイミング調整コマンドを受信した場合に、該タイミング調整コマンドに基づいて前記上りリンクにおける同期を確立することによって、該移動局の状態を前記第1状態に遷移させるように構成されていることを特徴とする移動局。
  4. 前記タイミング調整コマンドを受信する度に、前記所定期間を計測するための上り同期タイマを再起動するように構成されている上り同期タイマ管理部を具備し、
    前記同期状態管理部は、前記上り同期タイマが満了した場合に、前記移動局の状態を前記第2状態に遷移させるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の移動局。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103582112A (zh) * 2012-08-08 2014-02-12 中兴通讯股份有限公司 一种时间提前量的确定方法、用户设备及基站

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