JP2009160011A - 医療用マニピュレータ及び医療用ロボットシステム - Google Patents

医療用マニピュレータ及び医療用ロボットシステム Download PDF

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Abstract

【課題】体腔内で広い術野を確保することのできる医療用マニピュレータを提供する。
【解決手段】マニピュレータ10cは、接続ブロック42、連結シャフト44、先端動作部46を有する。先端動作部46は、グリッパ78と、該グリッパ78の向きを変える先端関節としてのピッチ軸74及びヨー軸76を有する。グリッパ78、ピッチ軸74及びヨー軸76は、ワイヤ50a〜50cが巻き掛けられた回転体により動作をする。連結シャフト44は、ワイヤ50d〜50gの進退によって屈曲駆動する第1中間関節58及び第2中間関節60を有する。マニピュレータ10cは、第1中間関節58及び第2中間関節60で屈曲することから連結シャフト44を適切配置することができるとともに、グリッパ78の向きをピッチ軸74及びヨー軸76によって臓器に対して適切な向きに調整可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、アクチューエータによって駆動される可撓性部材を介して動作する先端関節を備える医療用マニピュレータと、該医療用マニピュレータをロボットアームにより駆動する医療用ロボットシステムに関する。
腹腔鏡下手術においては、患者の腹部等に小さな孔をいくつかあけて内視鏡、マニピュレータ(又は鉗子)等を挿入し、術者が内視鏡の映像をモニタで見ながら手術を行っている。このような腹腔鏡下手術は、開腹を必要としないため患者への負担が少なく、術後の回復や退院までの日数が大幅に低減されることから、適用分野の拡大が期待されている。
マニピュレータシステムは、例えば特許文献1及び特許文献2に記載されているように、マニピュレータ本体と、該マニピュレータ本体を制御する制御装置とから構成される。マニピュレータ本体は、人手によって操作される操作部と、操作部に対して交換自在に着脱される作業部とから構成される。
作業部は長い連結シャフトと、該連結シャフトの先端に設けられた先端動作部(エンドエフェクタとも呼ばれる。)とを有し、ワイヤによって先端の作業部を駆動するモータが操作部に設けられている。ワイヤは基端側でプーリに巻き掛けられている。制御装置は、操作部に設けられたモータを駆動して、プーリを介してワイヤを循環駆動する。
一方、医療用マニピュレータをロボットアームにより駆動する医療用ロボットシステム(例えば、特許文献3参照)が提案されている。このような医療用ロボットシステムでは、マスターアームによる遠隔操作が可能であるとともに、プログラム制御により様々な動作が可能となる。
医療用ロボットシステムでは、複数のロボットアームが設けられており、手技に応じてこれらのロボットアームを使い分けることができる。ロボットアームのうち1台には内視鏡が設けられ、体腔内を所定のモニタで確認することができる。
特開2002−102248号公報 特開2003−61969号公報 米国特許第6331181号明細書
腹腔鏡下手術においては、患者の体腔内に広い術野が確保されることが望ましい。術野が広いほどマニピュレータによる操作の自由度が高いためである。
体腔内では患部の臓器以外にも様々な臓器があり、そのままでは広い術野が確保されない場合がある。そこで、医療用ロボットシステムにおいては、複数のロボットアームのうち1台に設けられたマニピュレータをリトラクタとして用いることが考えられる。リトラクタとは、患部以外の臓器を、手技の支障とならないように所定の箇所に退避させるものである。
ところが、リトラクタにより所定の臓器を退避させても、該リトラクタ自体が体腔内を横断するように配置されてしまい、十分に広い術野が確保されない場合がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、体腔内で広い術野を確保することのできる医療用マニピュレータ及び医療用ロボットシステムを提供することを目的とする。
本発明に係る医療用マニピュレータ及び医療用ロボットシステムは、第1アクチューエータによって駆動される第1可撓性部材及び第2アクチュエータによって駆動される第2可撓性部材が内部に配設され、少なくとも1部が屈曲可能な棒形状部材と、前記第1可撓性部材が巻き掛けられた回転体により回動する1以上の先端関節と、前記先端関節より基端側に設けられ、前記第2可撓性部材が進退することによって屈曲する1以上の中間関節とを有することを特徴とする。
このような医療用マニピュレータでは、先端関節により医療用の適切な手技が可能であるとともに、中間関節で屈曲することから棒形状部材を適切配置することができ、特に、他の医療用マニピュレータとの干渉を回避するのに好適である。
前記棒形状部材は、前記第1可撓性部材が挿通する孔を備える1以上の案内板を有してもよい。このような案内板によれば、中間関節を屈曲させた場合にも第1可撓性部材を適切な位置に配置することができる。
ロボットアームに接続され、前記棒形状部材がトラカールから体腔に挿入され、該トラカールを基準として進退及び傾動するように制御されてもよい。これにより、トラカールを基準とした適切な動作が実現できる。
前記中間関節は、先端側から順に第1中間関節及び第2中間関節を含み、前記第1中間関節は、前記棒形状部材の先端から3cm〜5cmのいずれかの位置に設けられ、前記第2中間関節は、前記棒形状部材の先端から7cm〜12cmのいずれかの位置に設けられていてもよい。これにより、体腔で棒状部材を適切配置できる。
本発明に係る医療用ロボットシステムは、マニピュレータが設けられた複数の第1ロボットアームと、内視鏡を保持する第2ロボットアームと、前記第1ロボットアーム及び前記第2ロボットアームを制御する制御部とを有する医療用ロボットシステムであって、前記マニピュレータは、トラカールから体腔に挿入される棒形状部材と、前記棒形状部材の先端に設けられ、1以上の関節を備える先端動作部とを有し、前記マニピュレータの少なくとも1つはリトラクタであり、前記棒形状部材の途中に設けられ、該棒形状部材を屈曲させる1以上の中間関節を有することを特徴とする。
このような医療用マニピュレータシステムでは、リトラクタで体腔の臓器等を所定の場所に退避させて広い術野を確保することができ、しかも、中間関節で屈曲することから棒形状部材を適切配置することができ、さらに広い術野が確保され、他のマニピュレータとの干渉を回避して容易な手技が可能となる。
前記リトラクタは、所定の動作モードにより、接続された前記第1ロボットアームと協動し、前記先端動作部の姿勢を基準とした座標系に基づいて、該先端動作部を、姿勢を一定にして進退させてもよい。これにより、体腔内の臓器を退避させる動作等を容易に行うことができる。
前記リトラクタは、所定の動作モードにより、接続された前記第1ロボットアームと協動し、前記先端動作部の位置及び姿勢を一定にして、前記中間関節を屈曲させてもよい。これにより、中間関節の屈曲を適切且つ容易に行うことができる。
回動型入力手段を有し、前記中間関節は、前記回動型入力手段の回動量及び回動方向に対応して、前記棒形状部材の所定の基準点を中心とした仮想球面又は仮想円弧上を移動させてもよい。回転型入力手段を用いることにより、中間関節の屈曲を適切且つ容易に、しかも直感的に行うことができる。
前記回動型入力手段は、トラックボールであると、容易な操作が可能となる。
前記回動型入力手段の入力を有効化又は無効化させるスイッチを有してもよい。これにより、不用意に中間関節を動作させることを防止できる。
本発明に係る医療用マニピュレータによれば、先端関節により医療用の適切な手技が可能であるとともに、中間関節で屈曲することから棒形状部材を適切配置することができ、特に、他の医療用マニピュレータとの干渉を回避するのに好適である。これにより、体腔内で広い術野を確保することができる。
本発明に係る医療用マニピュレータシステムでは、リトラクタで体腔の臓器等を所定の場所に退避させて広い術野を確保することができ、しかも、中間関節で屈曲することから棒形状部材を適切配置することができ、さらに広い術野が確保され、他のマニピュレータとの干渉を回避して容易な手技が可能となる。
以下、本発明に係る医療用マニピュレータ及び医療用ロボットシステムについて実施の形態を挙げ、添付の図1〜図18を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るマニピュレータ10c及び医療用ロボットシステム12は手術用であって、例えば患者14の腹腔鏡下手術に適用される。
医療用ロボットシステム12は、手術台15の近傍に設けられたステーション16と、該ステーション16に設けられた4台のロボットアーム18a、18b、18c(第1ロボットアーム)及び18d(第2ロボットアーム)と、全体的な制御を行うコンソール(制御部)20とを有する。ロボットアーム18a〜18dとコンソール20との間の通信手段は、有線、無線、ネットワーク又はこれらの組合わせでよい。コンソール20は、医療用ロボットシステム12の全ての制御を負担している必要はなく、例えば、ロボットアーム18a〜18dのフィードバック制御は、それぞれのロボット側に設けられていてもよい。ロボットアーム18a〜18cは、コンソール20の作用下に動作し、プログラムによる自動動作や、コンソール20に設けられたジョイスティック80a〜80cに倣った動作、及びこれらの複合的な動作をする構成にしてもよい。
ロボットアーム18a〜18cは、各先端にマニピュレータ10a、10b及び10cを有し、ロボットアーム18dの先端には内視鏡24が設けられている。マニピュレータ10a〜10cのシャフト及び内視鏡24は、それぞれトラカール25を介して体腔27内に挿入される。ステーション16は複数台であってもよい。マニピュレータ10a〜10c及び内視鏡24は、ロボットアーム18a〜18dに対して着脱可能に構成されている。
ロボットアーム18a〜18dは、多関節機構(例えば、独立的な6軸機構)を有し、コンソール20によって制御され、マニピュレータ10a〜10c及び内視鏡24を動作範囲内における任意の位置で任意の姿勢に設定可能である。ロボットアーム18a〜18cの関節機構は、連結シャフト44を中心としてマニピュレータ10a〜10cを回転させる回転機構22を含む。
ロボットアーム18a〜18dは、先端の軸に沿ってマニピュレータ10a〜10c及び内視鏡24を進退させるスライド機構26と、ステーション16に沿って移動する昇降機構28とを有する。ロボットアーム18a〜18dは全て同じ構成であってもよいし、マニピュレータ10a〜10c及び内視鏡24の種類に応じて異なる構成であってもよい。
ロボットアーム18a及び18bに設けられたマニピュレータ10a及び10bは、主に患部に対して直接的な手技を施すためのものであり、先端作業部には、例えばグリッパ、鋏及び電気メス等が設けられる。ロボットアーム18cに設けられたマニピュレータ10cは、主に、体腔27の臓器等を所定の場所に退避させて広い術野を確保するためのリトラクタとして用いられる。
次に、マニピュレータ10c及び該マニピュレータ10cとロボットアーム18cとの接続部の構成について説明をする。図2〜図6に示すように、マニピュレータ10cについて、幅方向をX方向、高さ方向をY方向及び、連結シャフト(棒形状部材)44の延在方向をZ方向と規定する。また、右方をX1方向、左方をX2方向、上方向をY1方向、下方向をY2方向、前方をZ1方向、後方をZ2方向と規定する。
図2に示すように、マニピュレータ10cは、ロボットアーム18cの先端におけるスライダ40に対して着脱自在な構成になっている。スライダ40は、スライド機構26によってスライド可能である。スライダ40には、7つのモータ30a、30b、30c、30d、30e、30f及び30gがZ方向にこの順に並列している。モータ30a〜30c(第1アクチュエータ)は、先端動作部46の駆動用であり、モータ(第2アクチュエータ)30d〜30gは第1中間関節58及び第2中間関節60の駆動用である。
マニピュレータ10cは、スライダ40に対する接続ブロック42と、該接続ブロック42からZ1方向に延在する中空の連結シャフト44と、該連結シャフト44の先端に設けられた先端動作部46とを有する。
接続ブロック42は、所定の着脱機構によりスライダ40に対して着脱及び交換が可能である。接続ブロック42は、モータ30a〜30gに係合するプーリ48a、48b、48c、48d、48e、48f及び48gがZ方向にこの順に並列している。モータ30a〜30gとプーリ48a〜48gは、一方に非円形の凸部があり、他方に該凸部に係合する凹部が設けられており、モータ30a〜30gの回転がプーリ48a〜48gに伝達される。
プーリ48a〜48gには、ワイヤ50a、50b、50c、50d、50e、50f及び50gが巻き掛けられている。ワイヤ50a〜50c(第1可撓性部材)は環状であって、滑り止めのため一部がプーリ48a〜48cに固定されて、例えば1.5回転巻き掛けられて、連結シャフト44内をZ1方向に延在しており、プーリ48a〜48cが回転することにより、左右から延在する2本のうち一方が巻き取られ、他方が巻き出される。ワイヤ50a〜50cは、Y方向にずれて配置されており、相互の干渉がない。
プーリ48e、48gは、ワイヤ50e、50g(第2可撓性部材)が巻き掛けられる巻回部52を有する。接続ブロック42内には、各巻回部52からワイヤ50e、50gを連結シャフト44に対して案内するアイドラ対54a及び54bが設けられている。プーリ48e、48gの巻回部52に対して、それぞれアイドラ対54a及び54bが斜め上下の位置(Z1方向とY1方向の間方向、及び、Z1方向とY2方向の間方向)に配置されており、ワイヤ50e、50gを連結シャフト44の上部及び下部の位置に案内する。ワイヤ50e、50gは、プーリ48e、48gが回転することにより、上下から延在する2本のうち一方が巻き取られ、他方が巻き出される。
図3に示すように、プーリ48dはX方向に延在するアーム56を有し、該アーム56の左右両端にワイヤ50dの両端部が接続されている。ワイヤ50dは、プーリ48dが回転することにより、左右から延在する2本のうち一方が巻き取られ、他方が巻き出される。図示を省略するが、プーリ48fとワイヤ50fについても同様の構成となっている。ここで、プーリ48d及び48fはワイヤ50d及び50f(第2可撓性部材)が巻き掛けられていないことから、厳密にはプーリとしての作用はないが、便宜上プーリと呼ぶ。
次に、図2に示すように、連結シャフト44は、接続ブロック42からZ1方向に延在し、先端に先端動作部46が設けられており、先端側から順に第1中間関節58及び第2中間関節60を有する。第1中間関節58及び第2中間関節60は、ワイヤ50d〜50gが進退することにより屈曲する。第1中間関節58は、先端動作部46を含んだ連結シャフト44の先端を基準として3cm〜5cm(図2の距離L1)のいずれかの位置に設けられているとよく、第2中間関節60は、同じく7cm〜12cm(図2の距離L2)のいずれかの位置に設けられているとよい。このような長さの設定にすることにより、体腔27内における手技(図14〜図17参照)で、マニピュレータ10cはリトラクタとして好適に作用する。
図4に示すように、第1中間関節58は、相互に回動し得る複数の節輪環62が積層されている。なお、図4では、3個の節輪環62を例示して第1中間関節58を説明するが、節輪環62の設置数はこれに限定されず、例えば、4〜30個程度であってもよい。
各節輪環62の一方の面には、節輪環62の中心を介して対向する一対のV字状の溝64が形成され、他方の面には、節輪環62の中心を介して対向する一対の半円柱状の突部66が前記溝64と90°ずれた位置に形成されている。この場合、隣接する節輪環62同士は、それらの溝64同士が互いに90°ずれた姿勢で配置され、一方の節輪環62の両突部66が他方の節輪環62の対応する両溝64内に挿入されるようにして各節輪環62が接合される。
また、各節輪環62において、両溝64及び両突部66が形成された位置には、それぞれ貫通孔67が形成されており、各節輪環62の対応する貫通孔67には、ワイヤ50d、50d及びワイヤ50e、50eがそれぞれ挿通すると共に、当該ワイヤ50d、50d、50e、50eの先端が第1中間関節58の先端側(Z1側)に配列された節輪環62に連結されている。これにより、各節輪環62が集合され略一体的に構成される。
このような第1中間関節58において、突部66が溝64に挿入された状態では、隣接する節輪環62の間には隙間が形成されるため、突部66が溝64内で回動することができ、これにより、隣接する節輪環62同士が回動することができる。この場合、隣接する1組の節輪環62同士の回動角度は小さいが、その角度が複数組の節輪環62について累積すると、湾曲部全体として所望の湾曲(例えば60〜120°程度)を得ることができ、先端動作部46を連結シャフト44の長尺軸と非平行な状態に曲げることができる。
そこで、コンソール20の制御下に、プーリ48d及び48eが適宜回転駆動されると各ワイヤ50d、50d、50e、50eがそれぞれ所定距離だけ進退移動され、これにより、第1中間関節58を連結シャフト44の横断面上で上下(前後)左右に所望の角度で屈曲させることができる。すなわち、第1中間関節58は、ワイヤ50d、50d、50e、50eによる牽引により能動的に屈曲又は湾曲する。この場合、湾曲方向やその数(自由度)は、特に限定されるものではなく、また、図示されていないが、各節輪環62の外周を、例えば、弾性または可撓性を有する材料で構成された層で被覆することも可能である。
各節輪環62の中央には、ワイヤ50a、50a、50b、50b、50c、50cが挿通する6つの案内孔68を備える案内板70が設けられている。6つの案内孔68は、Y方向に並ぶ3つの組が、X方向に2列に配列されており、それぞれ軸芯に近い位置に設けられている。第1中間関節58が非屈曲の状態においては、案内孔68を通るワイヤ50a〜50cはほとんど屈曲せず直線状に配置される。案内板70は、3つの節輪環62のうち少なくとも1つに設けられているとよい。
第1中間関節58が屈曲させた場合に、ワイヤ50a〜50cは、案内孔68に案内されて過度に移動又は屈曲することがなく、しかも互いに接触することがなく、適切な位置に配置することができる。
図5に示すように、第2中間関節60は、第1中間関節58と略同様の構成であって、各節輪環62に4つの貫通孔72が設けられている。各貫通孔72は、各貫通孔67の近傍に設けられている。貫通孔67にはワイヤ50f、50f、50g、50gが挿通されており、第1中間関節58におけるワイヤ50d、50d、50e、50eに相当する作用を奏し、第2中間関節60を能動的に屈曲又は湾曲させることができる。ワイヤ50d、50d、50e、50eは、4つの貫通孔72を挿通して、第1中間関節58(つまりZ1方向)に向かって延在している。
なお、第1中間関節58及び第2中間関節60は、蛇腹形状又は柔軟で屈曲可能な部材により覆われている。連結シャフト44における第1中間関節58及び第2中間関節60以外の箇所は硬質な部材で構成されている。
図6に示すように、先端動作部46は、連結シャフト44の先端に設けられており、少なくとも、ワイヤ50aが巻き掛けられたプーリ(回転体)、ワイヤ50bが巻き掛けられたプーリ、及びワイヤ50cが巻き掛けられたプーリを有する。ワイヤ50a〜50cが、接続ブロック42のプーリ48a〜48cの回転動作よって進退することにより先端動作部46の各プーリが従動的に回転し、該先端動作部46は3軸動作が可能である。この動作は、例えば、ピッチ軸(先端関節)74及びヨー軸(先端関節)76を中心とした回動動作と、グリッパ78の開閉動作である。グリッパ78は、片開き式又は両開き式のいずれでもよい。この先端動作部46は、例えば、前記特許文献2記載の医療マニピュレータにおける先端の作業部と同機構にすればよい。
なお、第1中間関節58、第2中間関節60、ピッチ軸74、ヨー軸76及びグリッパ78は、相互に動作干渉を発生しうることから、コンソール20では、干渉量を演算して補償するように各ワイヤ50a〜50gを進退させる制御を行う。つまり、所定箇所を動作させたときに、他の箇所が動作干渉による無駄な動きをしないように制御をする。
マニピュレータ10a及び10bについては、マニピュレータ10cにおける第1中間関節58、第2中間関節60、モータ30d〜30f、ワイヤ50d〜50f及びプーリ48d〜48fを省略した構成にすればよい。もちろん、マニピュレータ10a及び10bはマニピュレータ10cと同構成であってもよい。
図7に示すように、コンソール20には、人による操作部としての3つのジョイスティック80a、80b、80cと、モニタ82(図1参照)と、2つのトラックボール(回動型入力手段)84a、84bと、該トラックボール84a、84bの入力を有効化又は無効化させるイネーブルスイッチ86a、86bと、復帰スイッチ88a、88bとを有する。モニタ82には、内視鏡24による画像等の情報が表示される。トラックボール(回動型入力手段)84a、84bは、コンソール20の操作卓上の中央に並列している。復帰スイッチ88a、88bは、トラックボール84a、84bの奥に配置されている。イネーブルスイッチ86a、86bは反円弧形状のモーメンタリスイッチであって、トラックボール84a、84bの半周を略囲むように近接配置されている。
ジョイスティック80a〜80cの操作により、ロボットアーム18a〜18cを個別に操作が可能である。ロボットアーム18dは、図示しない別の入力手段により操作可能である。ジョイスティック80a、80bは、両手で操作しやすい左右位置に設けられており、ジョイスティック80cは、中央のやや奥の位置に設けられている。
ジョイスティック80a〜80cは、上下動作、捻り動作、及び全方向への傾動動作が可能であり、これらの動作に応じてロボットアーム18a〜18cを動かすことができる。ジョイスティック80a〜80cは、手を離すと対応するロボットアーム18a〜18cの姿勢が保持されたまま図7に示す直立の基準状態に復帰する。ジョイスティック80a〜80cは、基本的に同構造であり、人手によって握るハンドルグリップ100と、主に人差し指、中指によって押し引き操作されるトリガレバー102と、主に親指によって操作される複合入力部104とを有する。トリガレバー102を操作することにより、グリッパ78を開閉させることができる。複合入力部104は、中央に設けられた十字形状のシーソー型スイッチ104a及び104bとを有する。横方向のシーソー型スイッチ104aを操作することにより、ヨー軸76の傾動動作が可能になる。縦方向のシーソー型スイッチ104bを操作することによりピッチ軸74の傾動動作が可能になる。
ロボットアーム18a〜18cは、例えば絶対座標(ワールド座標)動作モードやツール座標動作モードで動作が可能である。
絶対座標モードでは、ジョイスティック80cの操作に基づき、マニピュレータ10cは、接続されたロボットアーム18c(スライド機構26を含む)と協動する。このとき、先端動作部46の位置はハンドルグリップ100の移動により絶対座標に基づいて設定され、先端動作部46の向きは、シーソー型スイッチ104a及び104bの操作に基づいて設定される。
ツール座標動作モードでは、ジョイスティック80cの操作に基づき、マニピュレータ10cは、接続されたロボットアーム18c(スライド機構26を含む)と協動し、先端動作部46の姿勢を基準としたツール座標系に基づいて、該先端動作部46を、姿勢を一定にして進退させることができる。
例えば、図8に示すように、先端動作部46のその時点の姿勢を基準として、互いに直交するツール座標系Zt0、Xt0、Yt0(Yt0は図示を省略する。)を設定し、該ツール座標系に基づいた動作を行う。例えば、グリッパ78の延在方向を座標Zt0に沿って仮想線で示す位置から実線で示す位置まで先端動作部46を進退させる。このとき、トラカール25における仮想基準点P1の位置(ピボットポイント)及び先端動作部46の姿勢は一定に保たれる。
ジョイスティック80a〜80cは図9に示すマスターアーム200で代用してもよい。
図9に示すように、マスターアーム200は、支軸202と、第1U字部材204と、第2U字部材206と、一対の開閉部材208とを有する。第1U字部材204は、上方が開口する向きで支軸202の上端において、水平面で回転自在に設けられている。支軸202に対する第1U字部材204の回転角度は、回転センサ210によって検出され、ヨー軸76の動作に反映される。
第2U字部材206は第1U字部材204よりも小さく、該第1U字部材204の内側に設けられている。第2U字部材206と第1U字部材204の両端部は回転自在に接続されており、第2U字部材206は鉛直面で回転自在に設けられている。第1U字部材204に対する第2U字部材206の回転角度は、回転センサ212によって検出され、ピッチ軸74の動作に反映される。
一対の開閉部材208は、軸214を介して第2U字部材206の底部に回転自在に設けられている。第2U字部材206に対する軸214の回転角度は、回転センサ216によって検出され、回転機構22(図1参照)の動作に反映される。
一対の開閉部材208は、軸214を基準として開閉可能であり、開閉角度は内部のセンサ218によって検出され、グリッパ78の開閉動作に反映される。
マスターアーム200は、全体として図9におけるX、Y及びZ方向に変位可能であり、図示しないセンサによって、コンソール20に対するX、Y、Z方向の位置を検出可能である。X方向及びY方向については、傾動する機構を適用してもよい。検出されたX、Y、Z方向の位置は、先端動作部46の絶対座標に反映される。つまり、マスターアーム200によれば、先端動作部46の位置及び向きに係る6つのパラメータを指示することができるとともに、グリッパ78の開閉動作の指示が可能である。
マスターアーム200は、手を離すと、対応するロボットアーム18a〜18cの姿勢が保持されたまま、図示しない弾性体の作用により図9に示す基準状態に復帰させるようにしてもよい。
ツール座標動作モードでは、他の座標Zt及びZtの方向や、これらの複合方向に沿った移動も可能である。このツール座標動作モードにおけるマスターアーム200の操作は、例えば、左右方向(図9における矢印X方向)の移動が座標Xtに相当し、前後方向(図9における矢印Y方向)の移動が座標Ytに相当し、上下方向(図9における矢印Z方向)の昇降がZt座標に相当する。
ツール座標動作モードでは、ロボットアーム18cの姿勢は、先端動作部46の位置及び姿勢を設定するとともに、仮想基準点P1の位置を規定し、公知の行列変換計算により求めるとよい。ツール座標動作モードの動作はジョイスティック80cや前記のマスターアーム200による操作も可能であることはもちろんである。
このような、ツール座標動作モードでは、体腔27内の臓器を退避させる動作等を容易に行うことができる。
トラックボール84aは、マニピュレータ10cにおける第1中間関節58を動作させるための入力手段である。
所定の中間関節動作モードにおけるトラックボール84aの操作に基づき、マニピュレータ10cは、接続されたロボットアーム18c(スライド機構26を含む)と協動し、先端動作部46の位置及び姿勢を一定にして、第1中間関節58を屈曲させることができる。
例えば、図10に示すように、先端動作部46のその時点の先端関節(ピッチ軸74及びヨー軸76)の位置P2を基準として、該位置P2を中心として第1中間関節58までの距離r1の球(仮想球面)110を想定し、第1中間関節58(図10及び図11では点P3で示す)が球110の面に沿って仮想線で示す位置から実線で示す位置まで移動する。このとき、トラカール25における仮想基準点P1の位置及び先端動作部46の位置・姿勢は一定に保たれる。
なお、第1中間関節58が上下方向又は左右方向のいずれかの方向にしか屈曲できない構成である場合には、球110に換えて所定の仮想円弧上に沿って第1中間関節58を動作させればよい。
中間関節動作モードでは、例えば、図11に示すように、その時点の先端動作部46の向き(又はマニピュレータ10c全体の向き)に基づき、第1中間関節58を中心とし、球110に沿った直交する座標Xp、Ypを設定する。このときのトラックボール84aの操作は、例えば左右方向の回動が座標Xpに相当し、前後方向の回動が座標Ypに相当する。もちろん、Xp、Yp以外の全方向への屈曲が可能である。トラックボール84aを所定の方向に回動させると、その回動方向及び回動量に応じて、第1中間関節58が屈曲し、回動を停止させると第1中間関節58の屈曲も停止する。第1中間関節58が屈曲範囲の所定方向の限界まで達すると、それ以上のその方向への屈曲指令は無効となる。
中間関節動作モードでは、トラックボール84aに限らず、他の回動型入力手段を用いてもよい。例えば、ジョイスティック80cを兼用し、左右方向の傾動を座標Xpに対応させ、前後方向の傾動を座標Ypに対応させてもよい。
中間関節動作モードでは、ロボットアーム18cの姿勢は、先端動作部46の位置及び姿勢を設定するとともに、仮想基準点P1及び第1中間関節58の位置を規定し、公知の行列変換計算により求めるとよい。
第1中間関節58を動作させる際には、イネーブルスイッチ86aを押しながらトラックボール84aを有効化させておく。イネーブルスイッチ86aが押されていないときにはトラックボール84aは無効化されており、不用意に該トラックボール84aを操作しても第1中間関節58が動作することを防止できる。
復帰スイッチ88aを操作すると、第1中間関節58は屈曲角度が0の状態(図2参照)に所定の速度で自動的に復帰する。これにより、連結シャフト44をトラカール25から抜きやすくなる。復帰スイッチ88aは、モーメンタリスイッチであって、作業者が押しているときのみ有効になり、該復帰スイッチ88aから手を離すことにより、復帰動作中を途中停止させ、第1中間関節58の状態を確認できる。
中間関節動作モードでは、第1中間関節58の屈曲制御とともに、トラックボール84b、イネーブルスイッチ86b及び復帰スイッチ88bによる第2中間関節60の屈曲制御が可能になる。トラックボール84b、イネーブルスイッチ86b及び復帰スイッチ88bは、トラックボール84a、イネーブルスイッチ86a及び復帰スイッチ88aと同様の作用を奏する。
第2中間関節60の制御方法は複数あり、選択が可能である。例えば、第1の制御方法として、図12に示すように、第1中間関節58を中心とし、第2中間関節60までの距離r2の球112を想定し、第2中間関節60が球112の面に沿って仮想線で示す位置から実線で示す位置まで移動する。このとき、トラカール25における仮想基準点P1の位置、先端動作部46の位置・姿勢、及び、点P2から第1中間関節58までのリンク114の位置・姿勢は一定に保たれる。この第1の制御方法では、第2中間関節60の屈曲に協動して第1中間関節58も屈曲動作をする。
第2の制御方法としては、図13に示すように、先端動作部46のその時点の先端関節(ピッチ軸74及びヨー軸76)の位置P2を中心として第2中間関節60までの距離r3の球116を想定し、第2中間関節60が球116の面に沿って仮想線で示す位置から実線で示す位置まで移動をする。このとき、トラカール25における仮想基準点P1の位置、先端動作部46の位置・姿勢は一定に保たれる。この第2の制御方法では、第1中間関節58の屈曲状態は維持される。
第1中間関節58及び第2中間関節60の動作は、トラックボール84a及び84bの操作に基づく制御に限らず、プログラムまたはティーチングによる所定の自動動作であってもよい。
次に、このように構成されるマニピュレータ10c及び医療用ロボットシステム12の作用について説明する。
先ず、患者の患部周辺にガスを入れて体腔27を確保し、トラカール25からマニピュレータ10cの先端動作部46及び連結シャフト44を挿入する。体腔27内の状態は内視鏡24を用いて画像で確認する。
次に、患部118に対する手技に先だって、その周辺に存在する他の臓器等を所定の場所に退避させて広い術野を確保する。
例えば、図14に示すように、大腸120を退避させる場合には、ピッチ軸74及びヨー軸76を屈曲動作させて先端動作部46の向きを大腸120の適当な箇所に対して略垂直となるように調整する。この後、大腸120を適度に軽く把持する。
次に、図15に示すように、先端動作部46を前進させて大腸120を奥の方向に退避させる。このとき、先端動作部46と大腸120の把持箇所との相対的な向きを維持させるため、前記のツール座標動作モード(図8参照)を用いて、先端動作部46を座標Zt1の方向に押し出すとよい。
このような操作によれば、大腸120は患部118から十分に離れ、手技が行いやすくなる。つまり、マニピュレータ10cはリトラクタとして作用する。ところが、マニピュレータ10cにより大腸120を退避させても、該マニピュレータ10c自体が体腔27内を横断するように配置されてしまい、十分に広い術野が確保されない場合がある。
この場合、マニピュレータ10cの第1中間関節58及び第2中間関節60少なくとも一方を屈曲動作させる。
例えば、図16に示すように、中間関節動作モードにおいて、リンク114が大腸120と略平行となるように第1中間関節58を屈曲させる。これにより、連結シャフト44は、患部118から離れることになり、該患部118の周辺に広い術野122が確保され、他のマニピュレータ10a及び10b等による手技が容易に行え、手術時間短縮などの効果が得られる。
第1中間関節58を屈曲させるだけでも相当に広い術野122が得られるが、第2中間関節60を屈曲させて、図17に示すように、さらに広い術野124を確保してもよい。第2中間関節60を屈曲させる場合には、前記の第1の制御方法(図12参照)及び第2の制御方法(図13参照)の一方又は両方を用いるとよい。
この場合、先端動作部46の軸をS1、リンク114の軸をS2、第1中間関節58から第2中間関節60までのリンク129の軸をS3とし、S2とS3が同一軸上に配置されるようにしてもよい。
大腸120を退避させる際、グリッパ78による把持に限らず、例えば、図18に示すように、扇子と同様機構の先端作用部130を設けて開いておき、該先端作用部130を大腸に当接させて押し出してもよい。この先端作用部130は、両開きのグリッパ78の一対の部材の間に膜を張ることにより構成可能である。先端作用部130は、大腸120を把持することがなく、該大腸120に対する負荷が小さい。先端作用部130を折り畳むと、トラカール25の挿通が容易になる。
上述したように、本実施の形態に係るマニピュレータ10cによれば、先端関節のピッチ軸74及びヨー軸76によりグリッパ78の向きを適切に調整可能であり、医療用の適切な手技が可能である。特に、リトラクタとして用いる場合に、大腸120等の臓器に対して適切な向きに設定可能である。さらに、マニピュレータ10cは、第1中間関節58及び第2中間関節60で屈曲することから連結シャフト44を適切配置して広い術野を確保することができ、特に、他のマニピュレータ10a、10bとの干渉を回避するのに好適である。
マニピュレータ10cは、ロボットアーム18cに接続され、該ロボットアーム18cがマニピュレータ10cと協動し、トラカール25の基準点P1を基準として進退及び傾動するように制御され適切な動作が実現できる。
本実施の形態に係る医療用ロボットシステム12では、マニピュレータ10cで体腔27の臓器等を所定の場所に退避させて広い術野を確保することができ、しかも、第1中間関節58及び第2中間関節60で屈曲することから連結シャフト44を適切に配置することができ、さらに広い術野が確保され、他のマニピュレータ10a、10bとの干渉を回避して容易な手技が可能となる。
医療用ロボットシステム12では、第1中間関節58及び第2中間関節60は、トラックボール84a及び84bの回動量及び回動方向に対応して、所定の基準点を中心とした仮想球面又は仮想円弧上を移動する。トラックボール84a及び84bを用いることにより、第1中間関節58及び第2中間関節60の屈曲を適切且つ容易に、しかも人間(操作者)の感覚によく馴染み、直感的な操作が可能である。
本発明に係る医療用マニピュレータ及び医療用ロボットシステムは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本実施の形態に係る医療用ロボットシステムの概略斜視図である。 本実施の形態に係るマニピュレータの一部断面側面図である。 プーリ及びアームの平面図である。 第1中間関節の分解斜視図である。 第2中間関節の分解斜視図である。 先端動作部の概略斜視図である。 コンソールの概略斜視図である。 ツール座標動作モードを説明する図である。 マスターアームの斜視図である。 中間関節動作モードにおける第1中間関節を屈曲させる動作を説明する図である。 中間関節動作モードにおける第1中間関節を屈曲させる際に基準となる仮想の球を説明する図である。 中間関節動作モードにおいて、第1の制御方法により第2中間関節を屈曲させる動作を説明する図である。 中間関節動作モードにおいて、第2の制御方法により第2中間関節を屈曲させる動作を説明する図である。 マニピュレータのグリッパにより大腸を把持した状態を示す図である。 マニピュレータのグリッパにより大腸を退避させた状態を示す図である。 第1中間関節を屈曲させた状態を示す図である。 第2中間関節を屈曲させた状態を示す図である。 扇子と同様機構の先端作用部を示す図である。
符号の説明
10a〜10c…マニピュレータ 12…医療用ロボットシステム
16…ステーション 18a〜18d…ロボットアーム
20…コンソール 24…内視鏡
25…トラカール 26…スライド機構
27…体腔 30a〜30g…モータ
42…接続ブロック 44…連結シャフト
46…先端動作部 48a〜48g…プーリ
50a〜50g…ワイヤ 58…第1中間関節
60…第2中間関節 68…案内孔
70…案内板 74…ピッチ軸
76…ヨー軸 78…グリッパ
80a〜80c…ジョイスティック 82…モニタ
84a、84b…トラックボール 86a、86b…イネーブルスイッチ
88a、88b…復帰スイッチ 110、112、116…球
118…患部 120…大腸
122、124…術野 130…先端作用部

Claims (10)

  1. 第1アクチューエータによって駆動される第1可撓性部材及び第2アクチュエータによって駆動される第2可撓性部材が内部に配設され、少なくとも1部が屈曲可能な棒形状部材と、
    前記第1可撓性部材が巻き掛けられた回転体により回動する1以上の先端関節と、
    前記先端関節より基端側に設けられ、前記第2可撓性部材が進退することによって屈曲する1以上の中間関節と、
    を有することを特徴とする医療用マニピュレータ。
  2. 請求項1記載の医療用マニピュレータにおいて、
    前記棒形状部材は、前記第1可撓性部材が挿通する孔を備える1以上の案内板を有することを特徴とする医療用マニピュレータ。
  3. 請求項1又は2記載の医療用マニピュレータにおいて、
    ロボットアームに接続され、前記棒形状部材がトラカールから体腔に挿入され、該トラカールを基準として進退及び傾動するように制御されることを特徴とする医療用マニピュレータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療用マニピュレータにおいて、
    前記中間関節は、先端側から順に第1中間関節及び第2中間関節を含み、
    前記第1中間関節は、前記棒形状部材の先端から3cm〜5cmのいずれかの位置に設けられ、
    前記第2中間関節は、前記棒形状部材の先端から7cm〜12cmのいずれかの位置に設けられていることを特徴とする医療用マニピュレータ。
  5. マニピュレータが設けられた複数の第1ロボットアームと、
    内視鏡を保持する第2ロボットアームと、
    前記第1ロボットアーム及び前記第2ロボットアームを制御する制御部と、
    を有する医療用ロボットシステムであって、
    前記マニピュレータは、トラカールから体腔に挿入される棒形状部材と、
    前記棒形状部材の先端に設けられ、1以上の関節を備える先端動作部と、
    を有し、
    前記マニピュレータの少なくとも1つはリトラクタであり、前記棒形状部材の途中に設けられ、該棒形状部材を屈曲させる1以上の中間関節を有することを特徴とする医療用ロボットシステム。
  6. 請求項5記載の医療用ロボットシステムにおいて、
    前記リトラクタは、所定の動作モードにより、接続された前記第1ロボットアームと協動し、前記先端動作部の姿勢を基準とした座標系に基づいて、該先端動作部を、姿勢を一定にして進退させることを特徴とする医療用ロボットシステム。
  7. 請求項5又は6記載の医療用ロボットシステムにおいて、
    前記リトラクタは、所定の動作モードにより、接続された前記第1ロボットアームと協動し、前記先端動作部の位置及び姿勢を一定にして、前記中間関節を屈曲させることを特徴とする医療用ロボットシステム。
  8. 請求項7記載の医療用ロボットシステムにおいて、
    回動型入力手段を有し、
    前記中間関節は、前記回動型入力手段の回動量及び回動方向に対応して、前記棒形状部材の所定の基準点を中心とした仮想球面又は仮想円弧上を移動することを特徴とする医療用ロボットシステム。
  9. 請求項8記載の医療用ロボットシステムにおいて、
    前記回動型入力手段は、トラックボールであることを特徴とする医療用ロボットシステム。
  10. 請求項8又は9記載の医療用ロボットシステムにおいて、
    前記回動型入力手段の入力を有効化又は無効化させるスイッチを有することを特徴とする医療用ロボットシステム。
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