JP2009159356A - 被写対象追跡装置、被写対象追跡プログラム及び被写対象追跡方法 - Google Patents

被写対象追跡装置、被写対象追跡プログラム及び被写対象追跡方法 Download PDF

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Abstract

【課題】逐次撮像されるフレーム中における被写対象を精度よく追跡することができるようにする。
【解決手段】ステップS4での処理により、評価値がしきい値以下であるブロックが選択対象ブロックとして選定する。このステップS4で選定された選択対象ブロックが複数である場合には、ブロック間距離を算出し(ステップS9)、「ブロック間距離係数×評価差分絶対値」を算出する(ステップS10)。この算出された値が所定値以下の範囲である選定範囲内であるか否かを判断し(ステップS11)、選定範囲外である場合には、当該一対のブロックを選択対象ブロックから除外する(ステップS12)。選択対象ブロックとして残存した複数のブロックにおいて、最もブロック評価値の少ないブロックである最少評価値ブロックを最終的に追跡ブロックとして決定する(ステップS14)。
【選択図】図4

Description

本発明は、逐次撮像されるフレーム内における被写対象を追跡する被写対象追跡装置、被写対象追跡プログラム及び被写対象追跡方法に関する。
近年、撮像装置においては、逐次撮像されるフレームから追跡すべき被写対象(画素ブロック)を抽出し、これを次フレームで検出することにより、被写対象を追跡しつつフォーカス制御を行う技術が存在する。
また、追跡すべき被写対象の移動が速く、小さいものであっても確実に追跡できるよう、フレームを更新する毎に被写対象とする抽出対象を更新する被写対象追跡装置も提案されるに至っている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−134418号公報
しかしながら、前述した被写対象追跡装置の場合、追跡対象が明確に識別できるものであれば有効であって追跡可能となるが、全体的に均一で変化の少ないフレームを撮像する場合、これらのフレームにおいて追跡対象を特定することが困難となる。このため、追跡対象を見失ったり、誤って検出した誤対象を追跡してしまうという問題が生ずる。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、逐次撮像されるフレーム中における被写対象を精度よく追跡することのできる被写対象追跡装置、被写対象追跡プログラム及び被写対象追跡方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため請求項1記載の発明は、逐次撮像される現フレーム内における追跡対象画素ブロックに基づき、次フレーム内における追跡対象画素ブロックを決定して被写対象を追跡する被写対象追跡装置であって、前記現フレーム内における追跡対象画素ブロックに基づき、前記次フレームにおいて追跡対象とすべき候補画素ブロックを選定する選定手段と、この選定手段により複数の画素ブロックが候補画素ブロックとして選定された場合、該選定された候補画素ブロック間の距離に基づき、前記複数の候補画素ブロックから非追跡対象とすべき画素ブロックを除外する除外手段と、この除外手段の除外により残存した候補画素ブロックに基づき、前記次フレームにおける追跡対象画素ブロックを決定する決定手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記次フレームにおける所定の探査範囲内において、前記追跡対象画素ブロックと同サイズの画素ブロック毎に近似度を示す評価値を算出する評価値算出手段を更に備え、前記選定手段は、この評価値算出手段により算出された画素ブロック毎の評価値に基づき、前記追跡対象とすべき候補画素ブロックを選定することを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明において、前記選定された候補画素ブロック間の距離を算出する距離算出手段と、この距離算出手段によって算出された前記候補画素ブロック間の距離に反比例する係数値を算出する係数値算出手段と、前記距離算出手段により前記画素ブロック間距離が算出された一対の候補画素ブロックの評価値を前記評価値算出手段から取得し、両候補画素ブロックの評価値差の絶対値を算出する絶対値算出手段と、を更に備え、前記除外手段は、前記係数値算出手段によって算出された係数値及び前記絶対値算出手段により取得された評価値差の絶対値に基づき、前記非追跡対象とすべき画素ブロックを除外することを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、上記請求項2又は3記載の発明において、前記決定手段は、前記評価値算出手段により算出された画素ブロックの評価値に基づき、前記除外手段の除外により残存した候補画素ブロックから前記次フレームにおける追跡対象画素ブロックを決定することを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、上記請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、撮像して前記フレームを逐次出力する撮像手段と、この撮像手段に被写体像を結像させる光学系と、この光学系を駆動する駆動手段と、前記決定手段により決定された追跡対象ブロック内の画像が合焦するよう、前記駆動手段を制御する制御手段と、を更に備えることを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、逐次撮像される現フレーム内における追跡対象画素ブロックに基づき、次フレーム内における追跡対象画素ブロックを決定して被写対象を追跡する装置が有するコンピュータを、前記現フレーム内における追跡対象画素ブロックに基づき、前記次フレームにおいて追跡対象とすべき候補画素ブロックを選定する選定手段、この選定手段により複数の画素ブロックが候補画素ブロックとして選定された場合、該選定された候補画素ブロック間の距離に基づき、前記複数の候補画素ブロックから非追跡対象とすべき画素ブロックを除外する除外手段、この除外手段の除外により残存した候補画素ブロックに基づき、前記次フレームにおける追跡対象画素ブロックを決定する決定手段、として機能させることを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、逐次撮像される現フレーム内における追跡対象画素ブロックに基づき、次フレーム内における追跡対象画素ブロックを決定して被写対象を追跡する被写対象追跡方法であって、前記現フレーム内における追跡対象画素ブロックに基づき、前記次フレームにおいて追跡対象とすべき候補画素ブロックを選定する選定ステップと、この選定ステップにより複数の画素ブロックが候補画素ブロックとして選定された場合、該選定された候補画素ブロック間の距離に基づき、前記複数の候補画素ブロックから非追跡対象とすべき画素ブロックを除外する除外ステップと、この除外ステップでの除外により残存した候補画素ブロックに基づき、前記次フレームにおける追跡対象画素ブロックを決定する決定ステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、逐次撮像されるフレーム中における被写対象を精度よく追跡することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。このデジタルカメラはAE(自動露出)や、被写対象を追跡してAF(オートフォーカス)を行う機能を備えたものであって、主として以下の各部から構成されている。
すなわちデジタルカメラは、光学系1により結像された被写体の光学像を光電変換し撮像信号として出力する撮像手段としてCCD2を有している。CCD2は、タイミングジェネレータ(TG)3により生成されるタイミング信号に基づきCCD駆動回路4によって生成される駆動信号により駆動される。CCD2の出力信号はA/D変換器5でデジタル信号に変換された後、画像処理部6へ送られる。
前記光学系1には、フォーカスレンズ及びそれを光軸上で移動させるためのレンズモータが含まれ、レンズモータが制御部7の指令に従いレンズ駆動回路8により生成される駆動信号によって駆動されることによりフォーカスレンズが光軸上での位置を制御される。
前記画像処理部6は、A/D変換後の撮像信号に対して、画素毎のR,G,Bの色成分データ(RGBデータ)を生成するRGB補間処理、RGBデータから輝度信号(Y)と色差信号(U、V)からなるYUVデータを画素毎に生成するYUV変換処理、さらにオートホワイトバランスや輪郭強調などの画品質向上のためのデジタル信号処理を行う。画像処理部6で変換されたYUVデータは逐次SDRAM9に格納される。
また、デジタルカメラは、液晶モニタ及びその駆動回路から構成される表示部10を有している。撮影用の記録モードが設定されているときSDRAM9に格納されたYUVデータは、SDRAM9において1フレーム分が蓄積される毎に画像処理部6においてビデオ信号に変換された後、表示部10(液晶モニタ)においてスルー画像として画面表示される。そして、記録モードにおける撮影時には、SDRAM9に一時記憶された画像データがJPEG変換部11においてJPEG方式により圧縮符号化された後、外部メモリI/F12を介して、例えば各種のメモリカードにより構成される外部メモリ13に静止画ファイルとして記録される。
前記外部メモリ13に記録された静止画ファイルは、再生モードにおいてユーザーの選択操作に応じて適宜読み出されるとともに、JPEG変換部11において伸張されYUVデータとしてSDRAM9に展開された後、表示部10において静止画像として表示される。
キー入力ブロック14は、シャッターキーやモード選択キー、電源キーやMENUキー等の複数キーを含み、各キーの操作状態を制御部7により随時スキャンされる。尚、シャッターキーは、ユーザーが撮影予告を行うための半押し位置と、実際の撮影動作を指示するための全押し位置との2段階の操作が可能な所謂ハーフシャッター機能を有するものである。
制御部7は、CPU及びその周辺回路等とから構成され、カウンタTを内蔵するとともに、デジタルカメラの各部の制御、及び、撮像信号に含まれる輝度情報に基づいたAE制御や、コントラスト検出方式によるAF制御、後述の被写対象追跡制御等を行う。尚、これらの制御を制御部7に行わせるための各種のプログラムや、各々の制御に必要な各種データは、記憶データの書き換えが可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ16に記憶されている。
次に、以上の構成からなるデジタルカメラの動作について説明する。電源スイッチをONにして、撮影モードを設定すると、TG3により生成されるタイミング信号に基づきCCD駆動回路4がCCD2を駆動することにより、画像処理部6で変換されたフレームF(YUVデータ)が、図2に示すように逐次SDRAM9に格納される。また、SDRAM9において1フレーム分が蓄積される毎に画像処理部6においてビデオ信号に変換された後、表示部10(液晶モニタ)においてスルー画像として画面表示される。
図2に示したフレームF・・・において、連続した二つのフレームのうち一方を現フレームF1とし、他方を参照フレームF2とする。参照フレームF2は、現フレームF1の次のフレーム(次フレーム)である。また、図3(1a)に示すように、本実施の形態においては、現フレームF1における8×8ピクセルの範囲が基準画素ブロックB1、つまり追跡中の画素ブロックである。尚、本実施の形態においては、1フレームにおいて、前記基準画素ブロックB1に対応する領域を中心として、水平方向及び垂直方向に16ピクセルの領域を探査範囲とする。したがって、この探査範囲内において、8×8ピクセルの評価画素ブロック毎に後述する処理を行って、次の基準画素ブロックを追跡することとなる。
一方、制御部7はフラッシュメモリ16に記憶されている制御プログラムに基づき、図4のフローチャートに示すように処理を実行する。先ず、前記探査範囲内において評価済となった画素ブロック(8×8ピクセル)の数をカウントするためのカウンタTの値に「1」をセットする(ステップS1)。次に、探査範囲において、前記基準画素ブロックB1に対応する領域を中心として1ピクセルずらした画素ブロックである1番目(C番目)の評価画素ブロックの評価値を算出する(ステップS2)。
すなわち、前記探査範囲に内在する複数の評価画素ブロックから、図3(2b)に破線で示す評価画素ブロックB2を選択し、この選択した評価画素ブロックB2を構成する各画素の値である画素データと、同図(1b)に示した基準画素ブロックB1を構成する各画素の画素データとに基づき、両画素ブロックB1、B2を重ね合わせたときに対応し合う一対の画素毎に両者の近似度を表す画素評価値(両画素の画素データの差分絶対値や差分自乗値等)を求め、これら画素評価値の総和を、選択された評価画素ブロックB2のブロック評価値とする。したがって、両画素データ間の近似度が高いほど、画素評価値は小さな値となり、つまりは評価画素ブロックB2が基準画素ブロックB1と近似度(相関度)が高いほどブロック評価値は小さな値となる。
より具体的には、前述のように、8×8ピクセルの範囲を基準画素ブロックB1とし、基準画素ブロックB1内と評価画素ブロックB2内の同じ位置を原点(0,0)とし、探索範囲を水平方向及び垂直方向に16ピクセルとした場合、下記式によりブロック評価値を算出する。
B(x,y)=Σ(Pref(x,y)[i]−Pcur(x,y)[i])^2
(ただし、i=0〜63、x=−16〜16、y=−16〜16、(Pref、Pcurに関しては図3参照)。
次に、この算出した評価値が所定のしきい値以下であるか否かを判断する(ステップS3)。このステップS3での判断の結果、算出した評価値が所定のしきい値以下である場合、つまりステップS2で評価値が算出された評価画素ブロックB2と基準画素ブロックB1との近似度(相関度)が高い場合には、当該評価画素ブロックB2を選択対象画素ブロックに選定する(ステップS4)。
引き続き、評価した画素ブロックの個数をカウントしているカウンタTの値が、探索範囲内における全画素ブロック数となったか否かを判断する(ステップS5)。カウンタT≠全画素ブロック数であって、探索範囲内における全画素ブロックに対して評価値の算出を終了していない場合には、カウンタTをカウントアップさせて(ステップS6)、ステップS2からの処理を繰り返す。
したがって、ステップS5の判断がYESとなるまで、ステップS2〜S5の処理は、探索範囲内における画素ブロック数に対応する回数繰り返される。また、ステップS4での処理により、評価値がしきい値以下である画素ブロック、つまり基準画素ブロックB1と近似度(相関度)が高い単数又は複数の画素ブロックが選択対象画素ブロックとして選定されることとなる。
そして、探索範囲内における全画素ブロックに対しての評価値の算出が終了し、ステップS5の判断がYESとなると、前記ステップS4で選定された選択対象画素ブロックが複数であるか否かを判断する(ステップS7)。このとき、追跡対象が明確に識別できるものであれば、評価値がしきい値以下である画素ブロックは単一であって、ステップS3で選択対象画素ブロックに選定された画素ブロックは単一となり、ステップS7の判断がNOとなる。したがって、ステップS7からステップS8に進み、この単一の選択対象画素ブロックを追跡画素ブロックとして決定する。
しかし、全体的に均一で変化の少ないフレームを撮像しようとしている状況下においては、ステップS4で複数の画素ブロックが選択対象画素ブロックとして選定される場合が生じ、この場合にはステップS7の判断がYESとなる。したがって、この場合には、ステップS7からステップS9に進んで、画素ブロック間距離を算出する。
すなわち、図5に例示するように、4個の画素ブロックBa、Bb、Bc,Bdが選択対象画素ブロックとして選定された場合、最も遠い位置関係であるBa〜Bb間の距離L1と、最も近い位置関係であるBc〜Bd間の距離L2とを算出する。次に、この距離Lに反比例する係数(パラメータ)として用意されたブロック間距離係数C(L)と、この算出した画素ブロック間距離とを用いて、「ブロック間距離係数×評価差分絶対値」を算出する(ステップS10)。ここで、評価差分値は前記例において、画素ブロックBaと画素ブロックBbとの評価値の差のBa−Bb、及び画素ブロックBcと画素ブロックBdとの評価値の差のBc−Bdである。よって、ステップS9においては、C(L1)×|Ba−Bb|、C(L2)×|Bc−Bd|が算出されることとなる。
次に、前記ステップS10で算出された値が所定値以下の範囲である選定範囲内であるか否かを判断する(ステップS11)。このステップS11での判断の結果、選定範囲外である場合(ステップS11;NO)には、当該一対の画素ブロックを選択対象画素ブロックから除外し(ステップS12)、選定範囲内である場合(ステップS11;YES)には、当該一対の画素ブロックを選択対象画素ブロックとして残存させる(ステップS13)。
したがって、例えばC(L1)×|Ba−Bb|が選定範囲外であって、C(L2)×|Bc−Bd|が選定範囲内であったとすると、ステップS12での処理により、画素ブロックBa、Bbは選択対象画素ブロックから除外され、ステップS13での処理により、画素ブロックBc、Bdは選択対象画素ブロックとして残存することとなる。
そこで、ステップS14においては、この選択対象画素ブロックとして残存した複数の画素ブロックにおいて、最もブロック評価値の少ない画素ブロックである最少評価値画素ブロックを最終的に追跡画素ブロックとして決定する。したがって、選択対象画素ブロックとして残存した画素ブロックBc、Bdにおいて、例えば画素ブロックBdの方がブロック評価値が低く、基準画素ブロックB1との近似度(相関度)が高い場合には、当該画素ブロックBdが追跡画素ブロックとして決定される。
したがって、全体的に均一で変化の少ないフレームを撮像する場合であっても、追跡対象を見失ったり、誤って検出した誤対象を追跡してしまうことがなく、逐次撮像されるフレーム中における被写対象を精度よく追跡することができる。
そして、このようにステップS14又は前記ステップS8で追跡画素ブロックが決定されると、当該追跡画素ブロックが基準画素ブロックB1となって、前述した処理が繰り返される。これにより、逐次撮像されるフレームから追跡すべき被写対象(画素ブロック)を抽出し、これを次フレームで検出することにより、被写対象を追跡しつつフォーカス制御を行うことが可能となる。
つまり、前述のように光学系1には、フォーカスレンズ及びそれを光軸上で移動させるためのレンズモータが含まれ、レンズモータが制御部7の指令に従いレンズ駆動回路8により生成される駆動信号によって駆動されることによりフォーカスレンズが光軸上での位置を制御される。このとき、前記基準画素ブロックB1とした領域が合焦するようにフォーカス制御を行うことにより、被写対象が移動してもこれを合焦させた状態を継続しつつ撮影を行うことが可能となる。
尚、本実施の形態においては、「ブロック間距離係数×評価値差分絶対値」に基づき、選択対象画素ブロックから除外するか選択対象画素ブロックとして残存させるかを決定するようにしたが、「ブロック間距離」のみに基づいて、この決定を行うようにしてもよい。また、ブロック間距離ではなく、基準画素ブロックB1の中心点からの距離に基づき、該距離が所定以上の画素ブロックを選択対象画素ブロックから除外するようにしてもよい。さらに、実施の形態では、本発明をデジタルカメラに適用させた場合について詳述したがこれに限ることなく、撮像部を有する、若しくは、撮像処理を含むプログラムを実行できる装置であればこれに限定されることなく適用可能である。
本発明の一実施の実施形態に係るデジタルカメラのブロック図である。 逐次撮像されるフレームと現フレーム及び参照フレームを示す説明図である。 基準画素ブロックと評価画素ブロックを示す説明図である。 本発明の一実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。 選択対象画素ブロックとブロック間距離の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 光学系
2 CCD
3 TG
4 CCD駆動回路
5 A/D変換器
6 画像処理部
7 制御部
8 レンズ駆動回路
9 SDRAM
10 表示部
11 JPEG変換部
13 外部メモリ
14 キー入力ブロック
16 フラッシュメモリ

Claims (7)

  1. 逐次撮像される現フレーム内における追跡対象画素ブロックに基づき、次フレーム内における追跡対象画素ブロックを決定して被写対象を追跡する被写対象追跡装置であって、
    前記現フレーム内における追跡対象画素ブロックに基づき、前記次フレームにおいて追跡対象とすべき候補画素ブロックを選定する選定手段と、
    この選定手段により複数の画素ブロックが候補画素ブロックとして選定された場合、該選定された候補画素ブロック間の距離に基づき、前記複数の候補画素ブロックから非追跡対象とすべき画素ブロックを除外する除外手段と、
    この除外手段の除外により残存した候補画素ブロックに基づき、前記次フレームにおける追跡対象画素ブロックを決定する決定手段と
    を備えることを特徴とする被写対象追跡装置。
  2. 前記次フレームにおける所定の探査範囲内において、前記追跡対象画素ブロックと同サイズの画素ブロック毎に近似度を示す評価値を算出する評価値算出手段を更に備え、
    前記選定手段は、この評価値算出手段により算出された画素ブロック毎の評価値に基づき、前記追跡対象とすべき候補画素ブロックを選定することを特徴とする請求項1記載の被写対象追跡装置。
  3. 前記選定された候補画素ブロック間の距離を算出する距離算出手段と、
    この距離算出手段によって算出された前記候補画素ブロック間の距離に反比例する係数値を算出する係数値算出手段と、
    前記距離算出手段により前記画素ブロック間距離が算出された一対の候補画素ブロックの評価値を前記評価値算出手段から取得し、両候補画素ブロックの評価値差の絶対値を算出する絶対値算出手段と、を更に備え、
    前記除外手段は、前記係数値算出手段によって算出された係数値及び前記絶対値算出手段により取得された評価値差の絶対値に基づき、前記非追跡対象とすべき画素ブロックを除外することを特徴とする請求項2記載の被写対象追跡装置。
  4. 前記決定手段は、前記評価値算出手段により算出された画素ブロックの評価値に基づき、前記除外手段の除外により残存した候補画素ブロックから前記次フレームにおける追跡対象画素ブロックを決定することを特徴とする請求項2又は3記載の被写対象追跡装置。
  5. 撮像して前記フレームを逐次出力する撮像手段と、
    この撮像手段に被写体像を結像させる光学系と、
    この光学系を駆動する駆動手段と、
    前記決定手段により決定された追跡対象ブロック内の画像が合焦するよう、前記駆動手段を制御する制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の被写対象追跡装置。
  6. 逐次撮像される現フレーム内における追跡対象画素ブロックに基づき、次フレーム内における追跡対象画素ブロックを決定して被写対象を追跡する装置が有するコンピュータを、
    前記現フレーム内における追跡対象画素ブロックに基づき、前記次フレームにおいて追跡対象とすべき候補画素ブロックを選定する選定手段、
    この選定手段により複数の画素ブロックが候補画素ブロックとして選定された場合、該選定された候補画素ブロック間の距離に基づき、前記複数の候補画素ブロックから非追跡対象とすべき画素ブロックを除外する除外手段、
    この除外手段の除外により残存した候補画素ブロックに基づき、前記次フレームにおける追跡対象画素ブロックを決定する決定手段、
    として機能させることを特徴とする被写対象追跡プログラム。
  7. 逐次撮像される現フレーム内における追跡対象画素ブロックに基づき、次フレーム内における追跡対象画素ブロックを決定して被写対象を追跡する被写対象追跡方法であって、
    前記現フレーム内における追跡対象画素ブロックに基づき、前記次フレームにおいて追跡対象とすべき候補画素ブロックを選定する選定ステップと、
    この選定ステップにより複数の画素ブロックが候補画素ブロックとして選定された場合、該選定された候補画素ブロック間の距離に基づき、前記複数の候補画素ブロックから非追跡対象とすべき画素ブロックを除外する除外ステップと、
    この除外ステップでの除外により残存した候補画素ブロックに基づき、前記次フレームにおける追跡対象画素ブロックを決定する決定ステップと
    を含むことを特徴とする被写対象追跡方法。
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