JP2009153224A - 電子装置及び情報表示方法 - Google Patents

Abstract

【課題】蓋の開閉にかかわらず表示を適切な方向にする。
【解決手段】移動通信装置は、ヒンジによって本体（２）と結合した蓋（７）を有する。蓋（７）はヒンジ・ジョイント（８）の回りで開閉位置間で揺動可能であり、本体（２）表面は蓋によってカバーされ得る。データ入力キー（１１ｂ）が本体（２）の表面と蓋（７）の内側に設けられている。蓋（７）が開いているとき表面と内側のキーは一体で標準型キーボードとなる。蓋（７）の外側のキー（１０）は、蓋（７）が閉じられているときに使用する電話キーセットとなる。電子ディスプレイ（６）が本体（２）の表面に設けられて、蓋（７）が開閉の両位置にあるときユーザーが見ることができる。蓋（７）の開時は第一の方向で、閉時は第一の方向に対してほぼ直角の第二の方向で表示制御手段がディスプレイ（６）に情報を表示する。
【選択図】図２

Description

本発明は電子装置及び情報表示方法に関し、特に、必ずしもというわけではないが携帯用電子通信装置及びそこにおける情報表示方法に関する。

狭い表示画面（液晶ディスプレイなど）と、デバイス中にデータを入力するキーボードとを使用する数多くの様々なタイプの携帯用電子デバイスを現在入手することができる。このようなデバイスの例に、ポケット計算器、携帯用情報端末（ＰＤＡ）、小型携帯移動電話が含まれる。ごく最近、小型携帯移動電話と携帯用情報端末の機能を組み合わせた新型デバイスが利用できるようになった。特に後者のタイプのデバイスの場合、デバイスの全体のサイズを小さくしたいという強い要望があるが、これはユーザーがもっと簡単にこのデバイスを持ち運ぶことができるようにするためである。

ＥＰ０５３４４７８には、一体型小型携帯移動電話／ＰＤＡタイプなどの電子ノート機能を含む携帯用電話機が記載されている。このデバイスには、いくつかの電子ノート用キーが設けられている本体部分がある。一つの蓋がヒンジによって折り畳み可能に本体部分と接続しており、この蓋にはその内側表面と外側表面の両面に設けられた電話キーが備えられている。本体部分を覆って蓋が閉じているとき、ノート用キーはその蓋で蔽われ、蓋の外側表面上に設けられた電話キーしか利用できない。蓋が開いているときは、蓋の内側表面にある電話キーとノート用キーの両方が利用できる。本体部分には細長いディスプレイが設けられており、このディスプレイは蓋が閉じているときでも開いているときでも見ることができる。

ＥＰ０４７２３６１には、いくつかのノート用キーと表示画面が設けられた本体部分を持つ同様のタイプの携帯用デバイスが記載されている。蓋部分がヒンジによって折り畳み可能に本体部分と接続し、蓋が閉じている位置のとき蓋は部分的にディスプレイを覆っている。この蓋の外側表面に、蓋が閉じているときユーザーが電話をかけることができるいくつかの電話キーが設けられている。いくつかの追加のノート用キーがこの蓋の内側表面に設けられている。

ヨーロッパ公開特許公報 ＥＰ０５３４４７８ ヨーロッパ公開特許公報 ＥＰ０４７２３６１

本発明の目的は、蓋を閉じた状態で（例えば縮小型キーパッドのみでアクセス可能な状態で）使用するときも、また、蓋を開いた状態で（例えば拡張キーパッドでアクセス可能な状態で）使用するときも、表示を適切な方向にすることができる電子装置及び情報表示方法を提供することにある。

本発明の第一の局面に従って、電子装置が提供される。この装置は
本体部分と、
ヒンジによって折り畳み可能に本体部分と結合し、本体部分の表面部分をそれぞれ蓋によってカバーを外したり、カバーをしたりする開閉位置の間でヒンジ・ジョイントの回りで揺動可能な蓋と、
本体部分の前記表面部分の第一の複数のデータ入力キーと、
蓋の内側表面の第二の複数のデータ入力キーと、
蓋の外側表面の第三の複数のデータ入力キーと、
蓋が前記開閉位置にあるときユーザーの眼に見える、本体部分の表面の電子ディスプレイと、
蓋が開いた位置にあるときは第一の方向で、蓋が閉じた位置にあるときは前記第一の方向に対してほぼ直角の第二の方向で、ディスプレイに情報を表示するための表示制御手段と
を備える。

好適には、電子装置の前記本体部分は細長く、前記電子ディスプレイが本体部分の第一端部に設けられ、本体部分の前記蓋が、前記第一端部に対向する第二端部とヒンジによって折り畳み可能に結合していることが望ましい。好適には、前記ヒンジ・ジョイントが細長い本体部分の縦方向の軸線に対してほぼ垂直な軸の回りで揺動可能になっていることが望ましい。より好適には、前記ディスプレイと前記第一の複数キーが本体部分の同じ表面上に配備されていることが望ましい。

好適には、蓋が開いた位置にあるとき、前記第一並びに第二の複数のデータ入力キーが一体化されＱＷＥＲＴＹ型キーボード（または同等のキーボード）を提供するように配備されることが望ましい。

本発明の電子装置は移動通信デバイスであってもよい。例えば、該デバイスは無線電話ユニットを遠隔作動できるようになっていてもよい。デバイスの蓋が閉じた位置で、前記第三の複数キーは無線電話ユニット用コントロール・キーとして機能してもよい。特に、第三の複数キーは、無線電話ユニットの動作を制御するための数字とその他の電話ダイヤル・キーを提供するものであってもよい。該デバイスは、追加機能として携帯用情報端末や携帯用コンピュータとして作動し、前記第一の並びに第二の複数のデータ入力キーによってユーザーが該ＰＤＡやＰＣ中にあるいは無線電話ユニットのメモリ中にデータを入力できるものであってもよい。

本発明の電子装置は追加ユニットを全く必要としない無線電話として機能することもできる。この場合、第三の複数キーは、該デバイスを無線電話として作動させるための数字とその他のダイヤル・キーを提供する。再言するが、該デバイスの作動は、第一の並びに第二の複数のデータ入力キーを用いてデータを入力するＰＤＡまたはＰＣとしての追加機能を備えたものである。

本発明の実施例にはまた、携帯用情報端末、パームトップ型コンピュータ並びにポケット計算器なども含まれる。

本発明の第二の局面によれば、本体部分と、本体部分の表面の電子ディスプレイと、第一のタイピング・モードと第二のタイピング・モードとの間の選択を行うためのタイピング・モード選択手段と、第一のタイピング・モードでは第一のキー機能を、第二のタイピング・モードでは第二のキー機能をそれぞれ実行する、第一の機能キーセットを備える第一の複数のデータ入力キーと、並びに、第一のタイピング・モードでの第一の方向で、また第二のタイピング・モードで前記第一の方向に対してほぼ直角の第二の方向で、ディスプレイに情報を表示するための表示制御手段とを備える電子装置が提供される。

本発明の第三の局面によれば、電子装置の本体部分に設けられた電子ディスプレイに情報を表示する方法が提供される。該装置は、前記本体表面の表面に設けられた第一の複数のデータ入力キーと、ヒンジによって折り畳み可能に本体部分と結合し、閉じた位置で前記第一の複数のデータ入力キーをカバーするように配備され、第二の複数のデータ入力キーをその内側表面に有し、その外側表面に第三の複数キーを有する蓋とから成り、該ディスプレイは該蓋の開閉位置の両方で見ることができ、該方法は、該蓋が閉じた位置にあるとき第一の方向でディスプレイに情報を表示し、蓋が開いた位置にあるとき、前記第一の方向に対してほぼ直角の第二の方向で情報を表示する、というステップを備える。

デバイスの蓋が閉じた位置にある移動通信デバイスの正面透視図である。 蓋が開いた位置の図１の移動通信デバイスを示す。 蓋が開いた位置の図１のデバイスの背部透視図である。 ブロック図の形で図１−３のデバイスの制御とディスプレイ回路構成を示した図である。 機能キーを持つ移動通信デバイスを示す図である。

本発明をよりよく理解するために、また、同発明をどのように実行するかを示すために例を用いて添付図面を参照しながら説明する。

図１−３は、小型携帯無線電話のユーザーインターフェースを提供するように配備された移動通信デバイス１の様々な図を示す。デバイス１は、近距離無線リンクを介して小型携帯移動電話網に順に無線リンクを提供する無線ユニット（図示せず）と通信する。このようなシステムは無線ユニットが車輌のダッシュボード中に組み込まれている車輌で用いることができ、通信デバイス１はダッシュボードに備え付けのクレードルに解除可能に保持される。

通信デバイス１は本体２を有し、この本体にはデバイス１を制御する電子回路構成の大部分が電力供給バッテリと共に収納される。本体２は一般に横断面が長方形で、その背面にマイク３とスピーカー４が設けられている。スピーカー４とマイク３は、ユーザーが、スピーカー４から出てくる音を聞き取りながらマイク３に話しかけることができるほど十分に離れた位置にスペースを置いて配置されている。

本体２の正面表面５にほぼ正方形の液晶ディスプレイ６が設けられている。このディスプレイ６は、以下に説明するように二つの異なる方向のいずれでもテキスト情報を表示することができる。ほぼ長方形の横断面の形状を持つ蓋７すなわちフリップはヒンジによって折り畳み可能にヒンジ８によって本体２の下部と結合し、蓋７と本体２の縦方向の軸線に対して垂直のヒンジ軸の回りを蓋７が回転できるようになっている。本体２にはその上部表面に凹部９が設けられ、蓋７が本体２をおおって閉じたとき、本体２の上端のディスプレイ６がそのまま見える状態で本体２の外側表面と蓋７とは互いに同一平面となる。

蓋７の外側表面には、一組の数字キーと、”オフフック”、”オンフック”、コントロール・キー並びにメモリ再呼び出しキー（まとめて”電話キーパッド”と呼ぶ）を含む電話ダイヤル用コントロール・キー１０が設けられる。蓋７が閉じた位置の状態で、デバイス１が従来型の小型携帯移動電話の構成と同様の構成を備えているため、電話キーパッド１０を使いながら無線ユニットを介してユーザーが電話をかけたり受けたりすることができることは明らかである。

蓋７には、内側表面に一組のデータ入力キー１１aが設けられ、これらのキーは蓋７が開いた位置にあるときユーザーにアクセスすることができる。この開いた位置で、本体２の凹部９に設けられている一組のデータ入力キー１１ｂにもアクセスすることができる。二組のデータ入力キー１１aと１１ｂの二つが一緒になって、例えばＱＷＥＲＴＹ型のレイアウトをもつ細長い”拡張”キーボードが形成される。このキーボードは、デバイスが携帯用情報端末として作動しているときデバイス１へのデータ入力に使用することができる。

もっと詳細にディスプレイ６を検討すると、蓋７が閉じた位置にあるときこのディスプレイは制御され、（図１に例示されているような）デバイス１の縦方向のアクセスに対して垂直にテキスト行が表示される。このようにして、従来型の小型携帯移動電話で表示されるようにテキストが表示され、小型携帯移動電話の使用になじんでいるユーザーがこのデバイスを簡単に使用することができるようになっている。

蓋７が開いた位置にある参照図２を見ると、ディスプレイ６が制御されて、デバイス１の縦方向のアクセスに対して平行にテキスト行が表示されている。従って、ユーザーは、入力されたり検索された情報をディスプレイ６上で見ながら、通常の方向で（そして例えば両手を使いながら）拡張キーボード１１aと１１ｂを使ってデータを入力することができる。ユーザーはぎこちない角度まで頭を曲げる必要なくテキスト行を適切な角度で読むことができる。

デバイスディスプレイ６の方向を制御するための回路構成が図４にブロック図の形で示されている。（図４のディスプレイ６の内側に示される矢印は、通信デバイス１の縦方向の軸線を示す。）この回路構成のマイクロプロセッサ１３は、マイク３から受信したりスピーカー４へ伝送される信号の音声処理、ライン１９を介するＲＦ制御、並びに一般的なデータ処理操作を含む様々な機能を行う。しかし、これらの機能は本質的に従来のものと同じであるので、ディスプレイを制御するマイクロプロセッサの役割のみを本明細書では説明する。

この回路構成は、蓋７が開いた位置にあるか閉じた位置にあるかを検出するための、ヒンジ８に含まれる機械的スイッチ１２から成る。蓋７が閉じた位置の状態で、スイッチ１２はマイクロプロセッサ１３の割り込みを論理ローレベル（ＧＮＤ）と接続する。蓋７が開いた位置の状態で、マイクロプロセッサ割り込みはスイッチ１２によって論理ハイレベル（＋Ｖｃｃ）と接続される。ソフトウェアによってマイクロコントローラが制御され、スイッチ１２を介してマイクロプロセッサ割り込みがかけられた信号を受信する水平−垂直モードコントローラ１４が与えられる。ソフトウェアはまた、マイクロプロセッサ１３にディスプレイコントローラ１５とキーボード・コントローラ１６を提供させ、これらのコントローラは双方とも順に水平−垂直モードコントローラ１４によって制御される。電話キー１０と拡張キーボード１１ａ、１１ｂとはマイクロプロセッサ１３と接続し、また機能的にはキーボード・コントローラ１６と接続している。

この回路構成にはさらに第一の並びに第二のディスプレイドライバ１７、１８が含まれ、これらのドライバはＬＣＤディスプレイ６のそれぞれの垂直のセットの表示ラインを駆動する。ディスプレイドライバ１７と１８は、マイクロプロセッサ１３と接続し、また機能的にはディスプレイコントローラ１５と接続している。

蓋７を閉じた状態で、割り込みが論理ローに対してセットされ、水平−垂直モードコントローラ１４がキーボード・コントローラ１６を制御して電話キーパッド１０を作動させ拡張キーボード１１ａと１１ｂを停止させる。水平−垂直モードコントローラ１４はまた、ディスプレイコントローラ１５を制御して、ディスプレイドライバ１７を水平ラインドライバとして、また、ディスプレイドライバ１８を垂直ラインドライバとして作動させる。その結果、電話キーパッドから受信されたデータやデバイス（図示せず）のメモリから再呼び出しされたデータは、デバイス１への縦方向のアクセスに対して垂直のラインで表示される。

蓋７を開いた状態で、マイクロコントローラ割り込みは論理ハイになる。水平−垂直モードコントローラ１４は、キーボード・コントローラ１６に電話キーパッド１０を停止させ、拡張キーボード１１ａ、１１ｂを作動させる。水平−垂直モードコントローラ１４はまた、ディスプレイコントローラ１５を制御して、ディスプレイドライバ１７を垂直ディスプレイドライバとして、また、ディスプレイドライバ１８を水平ディスプレイドライバとして選択する。従って、拡張キーボードから受信されたデータやメモリから再呼び出しされたデータは、デバイス１への縦方向のアクセスに対して平行のラインで表示される。

本発明のもう一つの局面では、ユーザーが設定したタイピング・モードに従って、キーセットが電話キーパッドのキーとアルファベット数字キーパッドのキーとして機能する。図５を参照すると、このデバイスが第一のタイピング・モード（例えば従来型の小型携帯移動電話モード）で使用されるとき、本体２の凹部に設けられた拡張キーボード１１ｂの第一のセットの機能キー２０は電話キーパッドとして機能するようになっている。このモードでは、ディスプレイ６のテキスト行はデバイス１の縦方向のアクセスに対して垂直に表示される。第二のタイピング・モードでは、同じ第一のセットの機能キー２０は、通常アルファベット数字（例えばＱＷＥＲＴＹ型のレイアウト）データ入力キー１１ｂの一部として異なる方向で作動する。このモードでは、ディスプレイ６が制御され、デバイス１の縦方向のアクセスに対して平行にテキスト行が表示される。従って、ユーザーは、垂直の方向で機能キー２０のセットを使い、同じ方向を用いるディスプレイ６の情報を見ながら、移動端局としてこのデバイスを操作することができる。同様にユーザーは、同じ平行方向を用いるディスプレイ６の情報を見ながら同時に拡張キーボード１１ａ、１１ｂを平行方向に使用してデータを入力することができる。

例えば、そのような表示を行うために割り当てられている特定のキー２１を押すことにより、あるいはインターフェースソフトウェアの適当なメニューオプションを選ぶことにより、ユーザーインターフェースを通じてコマンドを入力することによってユーザーはタイピング・モードを選択することができる。本発明の局面で自動蓋位置スイッチ１２の動作に対応するユーザー操作可能なスイッチを、タイピング・モード間での選択を示すデバイスに配備することができる。ユーザーの選択によって水平−垂直モードコントローラ１４への信号が生成され、このコントローラによってディスプレイコントローラ１５とキーボードコントローラ１６がその選択に従って順に制御される。

デバイスのヒンジによって折り畳み可能に本体部分と結合した蓋を用いるとき、機能キー２０のセットは、図５に示されるように本体２の凹部に設けられている拡張キーボード１１ｂの部分にあることが望ましい。デバイスの本体部分と滑動するように結合した蓋を使用する場合、機能キー２０のセットは蓋の外側表面にあることが望ましく、拡張キーボードは蓋の外側表面のキーと、開いた位置に蓋を滑動するとき人目に触れる本体の凹部のキー１１ｂとから成る。滑動による結合でも、上に説明したような蓋位置によるタイピング・モードの自動選択を利用することが可能である。

以上説明した実施例に対して、本発明の範囲から逸脱することなく変更を行うことができることは当業者によって理解されるであろう。

２ 本体
６ ディスプレイ
７ 蓋
８ ヒンジ
１０ 電話キーパッド
１１ａ データ入力キー
１１ｂ データ入力キー
１５ ディスプレイコントローラ
１７ ディスプレイドライバ
１８ ディスプレイドライバ
２０ 機能キー

Claims (10)

1. 本体部分（２）と、
   ヒンジによって折り畳み可能に本体部分と結合し、本体部分（２）の表面部分を蓋によってそれぞれカバーを外したり、カバーをしたりする開閉位置の間でヒンジ・ジョイント（８）の回りで揺動可能な蓋（７）と、
   本体部分の前記表面部分（２）の第一の複数のデータ入力キー（１１ｂ）と、
   蓋（７）の内側表面の第二の複数のデータ入力キー（１１ａ）と、
   蓋（７）の外側表面の第三の複数のデータ入力キー（１０）と、
   蓋（７）が前記開閉位置にあるときユーザーが見ることができる、本体部分（２）の表面の電子ディスプレイ（６）と、
   蓋（７）が開いた位置にあるとき第一の方向で、蓋が閉じた位置にあるとき前記第一の方向に対してほぼ直角の第二の方向で、ディスプレイ（６）上に情報を表示するための表示制御手段と
   を備える電子装置。
2. 電子ディスプレイ（６）が本体部分（２）の第一端部に設けられ、前記蓋（７）が前記第一端部と対向する本体部分（２）の第二端部とヒンジによって折り畳み可能に結合している、請求項１に記載の装置。
3. 前記ヒンジ・ジョイント（８）が、細長い本体部分（２）の縦方向の軸線に対してほぼ垂直な軸の回りで前記蓋（７）を揺動可能に配備されている、請求項２に記載の装置。
4. 前記ディスプレイ（６）と前記第一の複数キー（１１ｂ）とが本体部分（２）の同じ表面に配備されている、請求項３に記載の装置。
5. 前記蓋（７）が開いた位置にあるとき、前記第一の並びに第二の複数のデータ入力キー（１１ａ、１１ｂ）が一体となってＱＷＥＲＴＹ型キーボードを提供するようになっている、請求項１から４のいずれか一つに記載の装置。
6. 前記装置が移動通信デバイスと携帯用情報端末とが一体となったものである、請求項１から５のいずれか一つに記載の装置。
7. 本体部分（２）と、
   本体部分（２）の表面の電子ディスプレイ（６）と、
   第一のタイピング・モードと第二のタイピング・モードとの間の選択を行うためのタイピング・モード選択手段（１４、２１）と、
   第一のタイピング・モードでは第一のキー機能を、第二のタイピング・モードでは第二のキー機能をそれぞれ実行する第一の複数の機能キー（２０）と、
   第一のタイピング・モードでは第一の方向で、また第二のタイピング・モードでは前記第一の方向に対してほぼ直角の第二の方向で、ディスプレイ（６）に情報を表示するための表示制御手段（１５、１７、１８）と
   を備える電子装置。
8. ヒンジによって折り畳み可能に本体部分（２）と結合し、蓋によってそれぞれカバーを外したり、カバーをしたりする開閉位置の間でヒンジ・ジョイント（８）の回りで揺動可能な蓋（７）と、
   本体部分（２）の前記表面部分に前記第一の複数の機能キー（２０）を有する第一の複数のデータ入力キー（１１ｂ、２０）と、
   前記蓋（７）の内側表面についている第二の複数のデータ入力キー（１１ａ）と、
   前記蓋（７）が前記開閉位置にあるときユーザーが見ることができる電子ディスプレイ（６）と
   を更に備える請求項７に記載の電子装置。
9. 前記本体部分（２）と結合し、開閉位置の間で滑動して動かすことのできる蓋（７）であって、前記本体部分（２）の表面部分が、蓋によってそれぞれカバーを外したり、カバーをしたりするようになっている前記蓋（７）と、
   前記蓋（７）の外側表面に前記第一の複数の機能キー（２０）を有する第一の複数のデータ入力キー（１０）と、
   前記本体部分（２）の前記表面部分の第二の複数のデータ入力キー（１１ｂ）と、
   本体部分（２）の表面の電子ディスプレイ（６）であって、前記蓋（７）が前記開閉位置にあるときユーザーが見ることができる前記ディスプレイ（６）と
   をさらに備える請求項７に記載の電子装置。
10. 電子装置の本体部分に設けられた電子ディスプレイ上に情報を表示する方法において、前記装置が、前記本体表面の表面上に設けられた第一の複数のデータ入力キーと、ヒンジによって折り畳み可能に前記本体部分と結合し閉じた位置で前記第一の複数のデータ入力キーをカバーするように配備され、その内側表面に第二の複数のデータ入力キーを有し、その外側表面に第三の複数キーを有する蓋とを有し、前記ディスプレイが前記蓋の開閉位置の両位置において目に見え、前記方法が前記蓋が閉じた位置にあるとき第一の方向で前記ディスプレイに情報を表示し、前記蓋が開いた位置にあるとき前記第一の方向に対してほぼ直角の第二の方向で情報を表示する、というステップを備える情報表示方法。

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