JP2009153021A - 画像入力システム、画像入力方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】帳票の秘匿すべき項目情報をブラインド処理するための画像入力システム300であって、上記帳票の秘匿すべき項目情報の記入位置に対応する位置にブラインドマークが記入されているマーク記入票から画像データを読み取るための裏面画像読み取り部102と、上記マーク記入票の画像データから上記ブラインドマークの記入されているマーク領域を検出するブラインド領域検出部203と、上記帳票から読み取った画像データの上記項目情報に対応する領域を上記マーク領域に基づいてブラインドデータに変換して加工画像データを生成するブラインド領域加工部205と、上記加工画像データを格納するためのブラインド加工画像記憶部206とを含む。
【選択図】図1
Description
金融機関などでは、暗証番号、口座番号、顧客の氏名などの情報が秘匿すべき項目情報に相当する。権限の無いオペレータに秘匿項目情報の内容が漏洩することを防止するために下記特許文献の発明では、参照オペレータに秘匿項目情報が漏洩することを防止する帳票データ化システムが提案されている。
本発明は、複数の項目から成る帳票の画像データについて、当該帳票の秘匿すべき項目情報をブラインド処理するための画像入力システムであって、帳票の項目情報の記入位置に対応する位置にブラインドマークが記入されているマーク記入票から画像データを読み取るための読取手段と、マーク記入票の画像データからブラインドマークの記入されているマーク領域を検出するマーク領域検出手段と、帳票から読み取った画像データの項目情報に対応する領域をマーク領域に基づいてブラインドデータに変換して加工画像データを生成する領域加工部と、加工画像データを格納するための記憶部とを含むことを特徴とする。
他の発明は、複数の項目から成る帳票の画像データについて、当該帳票の秘匿すべき項目情報をブラインド処理する方法であって、帳票の項目情報の記入位置に対応する位置にブラインドマークが記入されているマーク記入票から画像データを読み取ること、マーク記入票の画像データから前記ブラインドマークの記入されているマーク領域を検出すること、帳票から読み取った画像データの項目情報に対応する領域をマーク領域に基づいてブラインドデータに変換して加工画像データを生成すること、加工画像データを記憶部に格納することを特徴とする。
更に他の発明は、複数の項目から成る帳票の画像データについて、当該帳票の秘匿すべき項目情報をブラインド処理するためのプログラムであって、帳票の項目情報の記入位置に対応する位置にブラインドマークが記入されているマーク記入票から画像データを読み取らせること、マーク記入票の画像データからブラインドマークの記入されているマーク領域を検出させること、帳票から読み取った画像データの項目情報に対応する領域をマーク領域に基づいてブラインドデータに変換して加工画像データを生成させること、加工画像データを記憶部に格納させることを特徴とする。
図に示すように、本発明の画像入力システム300は、スキャナー100と画像処理装置200を備えている。スキャナー100は、表面画像読み取り部101と、裏面画像読み取り部102とを有し、帳票両面を同時に読み込み可能な、例えば、シートフィーダ方式などの画像読み取り装置である。
図2は、実施例1の帳票の表面の説明図である。
図に示すように、帳票の表面には、住所、氏名、捺印、生年月日、店番号、口座番号、暗証番号等が記載されている。
図に示すように、帳票の裏面には、実施例1で捺印欄並びに暗証番号欄を覆い隠す目的のブラインドマーク1a、1bが記載されている。ブラインドマーク1a、1bは、帳票を表面から透過して見た場合に捺印欄並びに暗証番号欄を全て含む領域で記載されている。
この帳票は、スキャナー100によって、両面同時に読み込まれる。
図に示すように、画像データには、捺印欄並びに暗証番号欄にブラインド加工が付加されている。
図5は、実施例1の画像入力システムの動作フローチャートである。
図に示すフローチャートに従ってステップS101からステップS106までをステップ順に処理の流れについて説明する。
先ず、帳票の管理者である特定のオペレータは、帳票表面のブラインドすべき領域の裏面の対応する領域に塗りつぶしなどにより、画像処理で検出可能なブラインドマーク1a、1bを記載する。
帳票の管理者である特定のオペレータが、帳票をシートフィーダ型のスキャナーにセットし、図示しない装置の開始操作を行うと、スキャナー100は、帳票両面の画像を同時に読み込む。表面画像読み取り部101は、帳票表面の主情報をスキャンし、画像データを表面画像記憶部201に格納する。また、同時に、裏面画像読み取り部102は、帳票裏面のブラインドマーク1a、1bの画像をスキャンし、画像データを裏面画像記憶部202に格納する。
ブラインド領域検出部203は、裏面画像記憶部202に格納された画像データからマークの個数とブラインドマーク1a、1bの位置情報を検出し、結果をブラインド領域検出結果記憶部204に格納する。
ブラインド領域検出部203は、ブラインドマークが無ければ、画像出力部207に、その旨を通知し、ステップS106に進む。
ブラインド領域加工部205は、ブラインド領域検出部203からブラインドマークの検出を示す信号を受けると、ブラインド領域検出結果記憶部204に格納されたマークの個数とブラインドマーク1a、1bの位置情報を読み込み、更に表面画像記憶部201に格納された表面帳票の画像データも読み込む。ブラインド領域加工部205は、両者のデータを用いて帳票表面の画像データの位置情報で示す領域にブラインド加工を付加し、完了するとブラインド加工された画像データをブラインド加工画像記憶部206に格納すると共に画像出力部207に、その旨を通知する。
画像出力部207は、帳票の管理者である特定のオペレータが画像データ化を確認するにあたって、ステップS104でブラインドマークが無いと検出された場合は、表面画像記憶部201に格納された画像データを読み込み、装置モニタ上に表示する。オペレータは、その表示を確認することで、本来あるべきブラインド表示がないことを検出し、ブラインドマークの記載忘れ、記載方法のミス等に対して訂正処置を行って、再度、帳票の画像データ化を行う。
図に示すように、実施例2の画像入力システム600は、スキャナー400と画像処理装置500を備えている。実施例1と同一の部分については同一符号を使用し、説明を省略する。実施例1との相違点についてのみ下記に詳細に説明する
図7は、実施例2の帳票の説明図である。
図に示すように、帳票には、住所、氏名、捺印、生年月日、店番号、口座番号、暗証番号等が記載されている。
図に示すように、ブラインド領域指定帳票には、実施例2で捺印欄並びに暗証番号欄を覆い隠す目的のブラインドマーク2a,2bが記載されている。ブラインドマーク2a,2bは、帳票の捺印欄並びに暗証番号欄に相当する部分を覆い隠すように記載されている。
以上、説明した両帳票はスキャナー400により、別々に読み込まれる。
図に示すように、画像データには、捺印欄並びに暗証番号欄にブラインド加工が付加されている。
図10は、実施例2の画像入力システムの動作フローチャートである。
図に示すフローチャートに従ってステップS201からステップS207までをステップ順に処理の流れについて説明する。
先ず、帳票の管理者である特定のオペレータが、帳票と同サイズの無地の帳票を用意し、ブラインドすべき領域と同じ位置に塗りつぶしなどにより、画像処理で検出可能なブラインドマーク2a、2bを記載する。これで、ブラインド領域指定帳票が完成する。
帳票の管理者である特定のオペレータが、帳票とブラインド領域指定帳票をスキャナー400にセットし、図示しない装置の開始操作を行うと、スキャナー400は、順次、各帳票を連続的に読み込む。先ず、画像読み取り部401が、ブラインド領域指定帳票をスキャンし、画像データをブラインド領域指定帳票画像記憶部502に格納する。
続いて、画像読み取り部401は、帳票をスキャンし、画像データを帳票画像記憶部501に格納する。
次に、ブラインド領域検出部503は、ブラインド領域指定帳票画像記憶部502に格納された画像データからマークの個数とブラインドマーク2a、2bの位置情報を検出し、結果をブラインド領域検出結果記憶部204に格納する。
ブラインド領域検出部503は、ブラインドマークが無ければ、画像出力部207に、その旨を通知し、ステップS207に進む。
ブラインド領域加工部205は、ブラインド領域検出部203からブラインドマークの検出を示す信号を受けるとブラインド領域検出結果記憶部204に格納されたマークの個数とブラインドマーク2a、2bの位置情報を読み込み、更に帳票画像記憶部501に格納された帳票の画像データも読み込む。ブラインド領域加工部205は、両者のデータを用いて帳票の画像データに、ブラインド加工を付加し、完了するとブラインド加工された図9に示す画像データをブラインド加工画像記憶部206に格納すると共に画像出力部207に、その旨を通知する。
画像出力部207は、帳票の管理者である特定のオペレータが画像データ化を確認するにあたって、ステップS205でブラインドマークが無いと検出された場合は、表面画像記憶部201に格納された画像データを読み込み、装置モニタ上に表示する。オペレータは、その表示を確認することで、本来あるべきブラインド表示がないことを検出し、ブラインド領域指定帳票に記載されたブラインドマークを確認し、記載方法のミス等に対して訂正処置を行って、再度、帳票の画像データ化を行う。
図に示すように、実施例3の画像入力システム900はスキャナー400と画像処理装置800を備えている。
実施例1、2と同一の部分については、同一符号を使用し説明を省略する。実施例1、2との相違点についてのみ下記に詳細に説明する
図12は、実施例3の帳票の説明図である。
図に示すように、帳票には、住所、氏名、捺印、生年月日、店番号、口座番号、暗証番号等が記載されている。
図に示すように、ブラインド領域指定帳票には、参照オペレータの権限に応じて、特定項目情報をブラインドさせるためのブラインドマーク3a、3bが記載される。
ブラインドマーク3a、3bは、参照オペレータの権限によってブラインドすべき項目情報を設定可能となるように複数の形式を有する。例えば、マークの色(黒、赤等)、記載方法(塗りつぶし、一本線の長方形、2重線の長方形等)などにより複数有し、権限の識別が可能である。
上記、定めたブラインドマークによる権限識別のルールは、予め権限情報格納部808に格納されている。
図14は、実施例3の権限1の参照オペレータ用にブラインド加工された画像データの説明図である。図に示すように、ブラインド加工された画像データは、暗証番号欄のみにブラインドデータが付加されている。また、権限1の参照オペレータに対してブラインド加工が付加されたことを示す権限表示4bを右上に表示している。
権限表示4a、4bを表示させることで、権限ごとにブラインド表示がされているかが確認できる。
図16は、実施例3の画像入力システムの動作フローチャートである。
図に示すフローチャートに従ってステップS301からステップS307までをステップ順に処理の流れについて説明する。
先ず、帳票の管理者である特定のオペレータが、帳票と同サイズの無地の帳票を用意し、ブラインドすべき領域と同じ位置に画像処理で検出可能なブラインドマーク3a、3bを記載する。
帳票の管理者である特定のオペレータは、帳票とブラインド領域指定帳票をスキャナー400にセットし、図示しない装置の開始操作を行うとスキャナー400は、順次、各帳票を連続的に読み込む。先ず、画像読み取り部401が、ブラインド領域指定帳票をスキャンし、画像データをブラインド領域指定帳票画像記憶部502に格納する。
続いて、画像読み取り部401は、帳票をスキャンし、画像データを帳票画像記憶部501に格納する。
次に、ブラインド領域検出部803は、ブラインド領域指定帳票画像記憶部502に格納された画像データから、ブラインドマーク3a、3bを検出する。ブラインド領域検出部803は、権限情報格納部808のマーク識別ルールを用いてマークを識別し、各マークの個数と各ブラインドマーク3a、3bの位置情報を検出し、ブラインド領域検出結果記憶部804に格納する。
ブラインドマークが無ければ、ブラインド領域検出部803は、画像出力部207にその旨を通知し、ステップS307に進む。
ブラインド領域加工部805は、ブラインド領域検出部803からブラインドマークの検出を示す信号を受けると、ブラインド領域検出結果記憶部804に格納された各マークの個数とブラインドマーク3a、3bの位置情報を読み込み、更に帳票画像記憶部501に格納された帳票の画像データも読み込む。マークが、図13に示す塗りつぶしと2重線の矩形枠で記載されている場合に、ブラインド領域加工部805は、権限1であるブラインドマーク3bに対応したブラインド加工を付加した図14に示す画像データと、権限2であるブラインドマーク3aに対応したブラインド加工を付加した図15に示す画像データを作成する。なお、各画像データには権限情報が付加される。ブラインド領域加工部805は、2つの画像データをブラインド加工画像記憶部806に格納すると共に画像出力部207に、その旨を通知する。
画像出力部207は、帳票の管理者である特定のオペレータが格納された画像データ化を確認するにあたって、ステップS305でブラインドマークが無い場合は、帳票画像記憶部501に格納された画像データを読み込み、装置モニタ上に表示する。オペレータは、その表示を確認することで、本来あるべきブラインド表示がないことを検出し、ブラインド領域指定帳票に記載されたブラインドマークを確認し、記載方法のミス等に対して訂正処置を行って、再度、帳票の画像データ化を行う。
なお、参照オペレータの権限の取得は、照合用ワークステーションにログインする際、オペレータのIDに基づいてデータベースから取得するようにしてもよい。
4a、4b 権限表示
100、400 スキャナー
101 表面画像読み取り部
102 裏面画像読み取り部
200、500、800 画像処理装置
201 表面画像記憶部
202 裏面画像記憶部
203、503、803 ブラインド領域検出部
204、804 ブラインド領域検出結果記憶部
205、805 ブラインド領域加工部
206、806 ブラインド加工画像記憶部
207 画像出力部
300、600、900 画像入力システム
401 画像読み取り部
501 帳票画像記憶部
502 ブラインド領域指定帳票画像記憶部
808 権限情報格納部
Claims (9)
- 複数の項目から成る帳票の画像データについて、当該帳票の秘匿すべき項目情報をブラインド処理する画像入力システムであって、
前記帳票の前記項目情報の記入位置に対応する位置にブラインドマークが記入されているマーク記入票から画像データを読み取るための読取手段と、
前記マーク記入票の画像データから前記ブラインドマークの記入されているマーク領域を検出するマーク領域検出手段と、
前記帳票から読み取った画像データの前記項目情報に対応する領域を前記マーク領域に基づいてブラインドデータに変換して加工画像データを生成する領域加工部と、
前記加工画像データを格納するための記憶部と、
を含むことを特徴とする画像入力システム。 - 前記マーク記入票は、前記帳票の裏面に形成されることを特徴とする請求項1記載の画像入力システム。
- 前記マーク記入票は、前記帳票と別の帳票であり、前記帳票の画像データを読み取る直前または直後に前記マーク記入票の画像データを読み取ることを特徴とする請求項1記載の画像入力システム。
- 前記マーク記入票は、前記帳票の各項目に付与された権限情報を示す形状で前記ブラインドマークが記入され、
前記マーク記入票の画像データからブラインドマークの記入されているマーク領域を検出する前記マーク領域検出手段は、ブラインドマークの形状を読み取って権限情報を検出し、
前記領域加工部は、前記加工画像データ生成に際し、権限情報に応じた項目情報に対応する領域をブラインドデータに変換することを特徴とする請求項1記載の画像入力システム。 - 複数の項目から成る帳票の画像データについて、当該帳票の秘匿すべき項目情報をブラインド処理する方法であって、
前記帳票の前記項目情報の記入位置に対応する位置にブラインドマークが記入されているマーク記入票から画像データを読み取ること、
前記マーク記入票の画像データから前記ブラインドマークの記入されているマーク領域を検出すること、
前記帳票から読み取った画像データの前記項目情報に対応する領域を前記マーク領域に基づいてブラインドデータに変換して加工画像データを生成すること、
前記加工画像データを記憶部に格納すること、
を特徴とする帳票ブラインド処理方法。 - 前記マーク記入票は、前記帳票の裏面に形成されることを特徴とする請求項5記載の帳票ブラインド処理方法。
- 前記マーク記入票は、前記帳票と別の帳票であり、前記帳票の画像データを読み取る直前または直後に前記マーク記入票の画像データを読み取ることを特徴とする請求項5記載の帳票ブラインド処理方法。
- 前記マーク記入票は、前記帳票の各項目に付与された権限情報を示す形状で前記ブラインドマークが記入され、
前記マーク記入票の画像データからブラインドマークの記入されているマーク領域を検出する前記マーク領域検出手段は、ブラインドマークの形状を読み取って権限情報を検出し、
前記領域加工部は、前記加工画像データ生成に際し、権限情報に応じた項目情報に対応する領域をブラインドデータに変換することを特徴とする請求項5記載の帳票ブラインド処理方法。 - 複数の項目から成る帳票の画像データについて、当該帳票の秘匿すべき項目情報をブラインド処理するプログラムであって、
前記帳票の前記項目情報の記入位置に対応する位置にブラインドマークが記入されているマーク記入票から画像データを読み取らせること、
前記マーク記入票の画像データから前記ブラインドマークの記入されているマーク領域を検出させること、
前記帳票から読み取った画像データの前記項目情報に対応する領域を前記マーク領域に基づいてブラインドデータに変換して加工画像データを生成させること、
前記加工画像データを記憶部に格納させること、
を特徴とする帳票ブラインド処理プログラム。
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