JP2009146101A - 画像形成装置、画像形成装置端末装置、および、プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置端末装置、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷等の画像形成処理の生産性を向上させる画像形成装置端末装置。
【解決手段】認証プリント印刷を実行することができる画像形成装置に対し、印刷出力処理の実行を指示する画像形成装置端末装置であって、複数の画像形成装置から、印刷出力処理を実行させる画像形成装置の選択を受け付ける選択受付部と、選択にかかる画像形成装置を、デフォルト設定されている画像形成装置であるか、否か、に基づいて、第1種画像形成装置か、第2種画像形成装置か、に分類する決定部と、画像形成装置が第1種画像形成装置である場合には、認証プリント印刷でない印刷出力処理としてジョブデータを生成し、また、画像形成装置が第2種画像形成装置である場合には、認証プリント印刷する印刷出力処理としてジョブデータを生成する生成部と、を有する画像形成装置端末装置である。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置、および、該画像形成装置に対して指示を送る画像形成装置端末装置、および、これらによって形成される画像形成システム、ならびに、画像形成システムにおいて用いるプログラムに関し、特に、印刷出力処理の開始に際しユーザ認証を要求する画像形成装置、および、当該画像形成装置に対して印刷出力指示を送る画像形成指示装置、および、これらによって形成される画像形成システム、ならびに、当該画像形成システムを構成する装置において使用するプログラムに関する。
近年においては、画像形成装置は、ネットワークを介し、複数の情報処理装置(画像形成装置端末装置)と接続され、当該複数の情報処理装置を使用する複数のユーザによって共有される。ここで、画像形成装置とは、例えば、プリンタ、ファクシミリ、複写機、スキャナ等の機能を少なくとも2つ以上有するデジタル複合機(MultiFunction Peripheral (MFP)、 Scan Print Copy (SPC)、あるいは、All In One (AIO))である。情報処理装置(画像形成装置端末装置)とは、例えば、パーソナル・コンピュータ(PC)である。画像形成装置、および、情報処理装置は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、インターネット(Internet)といった通信網を介して相互に通信可能に接続され、画像形成システムを形成する。当該画像形成システムは、その最小限の構成においては、1台の画像形成装置と1台の情報処理装置とを1対1で接続することで形成可能である。しかし、近年においては、しばしば、複数の画像形成装置と複数の情報処理装置とが相互に接続された、大規模な画像形成システムが構築される。
上述の画像形成システムにおいてユーザが画像形成装置を用いて所望のドキュメントの印刷物を出力させようとする場合、ユーザは、情報処理装置を用いて、画像形成システム内に保存された当該ドキュメントのデータ・ファイルを指定し、当該ドキュメントの印刷出力を実行させる画像形成装置を、画像形成システム内の複数の画像形成装置から選択して指定し、最後に印刷出力の実行指示を、情報処理装置に対して入力する。
情報処理装置は、指定されたデータ・ファイル、および、印刷出力にかかる各種設定データ、を記述したジョブデータを、指定された画像形成装置に送る。ジョブデータを受け取った画像形成装置は、当該ジョブデータに基づいて、印刷を実行する。ドキュメント印刷物は、当該画像形成装置の排紙トレイから排出される。ユーザは、画像形成装置に赴き、排出されたドキュメント印刷物を回収する。
しかしながら、画像形成装置からドキュメント印刷物が排出される時点において、ユーザは、必ずしも、画像形成装置の近辺にいるとは限らない。むしろ、画像形成装置は、複数のユーザが共有するため、他のユーザが画像形成装置の近辺にいることも考えられる。そのため、画像形成システムにおいては、画像形成装置から排出されるドキュメント印刷物にかかる情報セキュリティの確保が課題とされる。
特許文献1は、印刷装置(プリンタ)を開示する。当該印刷装置は、例えば、ネットワークを介して接続された複数のホスト・コンピュータから印刷データを受け取り、受け取った印刷データに基づいて印刷を行う。ここで、プリンタに送られる印刷データは、パスワードを含むことができる。そこで、プリンタは、ホスト・コンピュータから印刷データを受け取ると、受け取った印刷データにパスワードが含まれるか否かを判定する。プリンタが、受け取ったデータにパスワードが含まれる、と判定した場合には、プリンタは、ユーザが当該プリンタのユーザ・インターフェースを介してパスワードを正しく入力したことを確認した後、初めて受け取った印刷データに基づいて印刷出力を実行する。
特許文献1が開示する印刷装置は、印刷データに付されたパスワードと、ユーザが入力するパスワードと、が一致すると、印刷を実行する。そうすることで、当該印刷装置は、印刷データが表す情報の情報セキュリティを確保する。
特許文献1が開示する技術は、印刷装置が、印刷出力の開始を定めるトリガとして、ユーザが入力するパスワード、即ちユーザ認証、を要求する技術であり、印刷装置が、個々の印刷出力処理について、印刷出力の開始を定めるトリガとしてのユーザ認証を実施するか、否かを、決定する技術ではない。
また、特許文献2は、画像形成装置を開示する。当該画像形成装置は、他の画像形成装置とネットワークを介して相互にデータの送受が可能な環境において、ユーザ認証処理を他の画像形成装置に依頼することができる。
そのため、特許文献2が開示する画像形成装置においては、ユーザ認証を行うために必要な情報を全て自機に備える必要がない。このようにして、特許文献2の画像形成装置は、予めユーザがユーザ認証用の情報を画像形成装置へ登録するために要する労力の省力化に成功している。
また、特許文献3は、画像処理装置を開示する。当該画像処理装置は、自機へ登録されたジョブの情報を表示可能なジョブ情報表示手段を備える。加えて、該画像処理装置は、認証情報が付されたジョブについては、当該ジョブの情報をジョブ情報表示手段に表示することを制限し、当該ジョブの守秘性を確保する。当該ジョブにかかる制限は、画像処理装置が、該認証情報に基づくユーザ認証に成功して初めて解除され、そして、特定の登録ジョブに関する情報がジョブ情報表示手段に表示される。
当該ユーザ認証は、その後も定期的に実行され、画像処理装置がユーザ認証に成功している期間中は、当該ジョブ情報表示制限の解除状態も継続される。そのようにして、当該画像処理装置は、上記の、認証情報が付されたジョブを登録したユーザの、画像処理装置に対する操作性を確保する。
また、特許文献4は、印刷システムを開示する。当該印刷システムは、印刷装置へ印刷指示を送る印刷指示装置と、印刷指示を受けて印刷を実行する印刷装置を有する。該印刷システムにおいては、印刷装置の設置位置に関する情報が保持されており、当該印刷装置の設置位置に関する情報は、適宜、印刷指示装置へ提供される。
そのため、印刷指示装置においてユーザが印刷指示を送る印刷装置を選択する際に、ユーザは、印刷装置の設置位置に関する情報を参照して実際に印刷指示を送る印刷装置を選択することができる。このようにして、特許文献4が開示する印刷システムにおいては、ユーザは、印刷装置の設置位置をも考慮した上で、所望の印刷装置を迅速に決定可能である。
このように、画像形成システムの情報セキュリティに関係する文献は、既に、多数発表されている。
上述の特許文献1が開示するような、印刷出力の実行の開始に際して画像形成装置に備えられた所定のユーザ認証手段を介してユーザ認証を行う画像形成装置は、既に広く知られるものである。特許文献1の技術が採用する技術的方法論は、画像形成装置が実際に印刷出力を実行するときに、ユーザを画像形成装置の近辺に確保するための有効な方法論であると言える。
特開平6−183110号公報 特開2006−145785号公報 特開2006−15625号公報 特開2005−84783号公報
しかしながら、ユーザにとって、画像形成装置に実際に印刷出力の実行を開始させるために、画像形成装置に備えられた所定のユーザ認証手段に対してユーザ認証を行うことは、時に、煩わしい事柄である。特に、ユーザが印刷指示を入力した情報処理装置と、印刷出力を実行する画像形成装置とが、距離的に比較的近い場合や、ユーザが在室中の居室内にドキュメント印刷物にかかる情報セキュリティにとって好ましくない人物が存在しないような場合には、ユーザは、上記のようなユーザ認証を、特に煩わしく感じる。
上記問題点を鑑み、本発明は、印刷出力の実行を開始するために、画像形成装置に備えられた所定のユーザ認証手段を用いたユーザ認証を実施するか否か、を、画像形成装置が受け取る個々の印刷出力ジョブごとに、所与の条件に基づいて自動的に、かつ、適切に、決定する画像形成装置等を提供することを目的とする。本願発明は、印刷され排出されるドキュメント印刷物にかかる情報セキュリティを高いレベルで確保しつつ、なおかつ、ユーザの、画像形成装置に対する操作性を向上させ、そうすることによって、印刷等の画像形成処理の生産性を向上させる。
本発明は、その一態様においては、所定の認証装置を用いたユーザ認証を行って当該ユーザ認証の結果に基づいて印刷出力処理の実行の開始を決定する印刷出力処理である、認証プリント印刷を実行することができる画像形成装置に対し、印刷出力処理の実行を指示する画像形成装置端末装置であって、複数の画像形成装置から、印刷出力処理を実行させる画像形成装置の選択を受け付ける選択受付部と、選択にかかる画像形成装置を、デフォルト設定されている画像形成装置であるか、否か、に基づいて、第1種画像形成装置か、第2種画像形成装置か、に分類する決定部と、選択にかかる画像形成装置が第1種画像形成装置である場合には、印刷出力処理を認証プリント印刷でない印刷出力処理として選択にかかる画像形成装置に指示するジョブデータを生成し、また、選択にかかる画像形成装置が第2種画像形成装置である場合には、印刷出力処理を認証プリント印刷する印刷出力処理として選択にかかる画像形成装置に指示するジョブデータを生成する生成部と、を有する画像形成装置端末装置である。
本発明の一態様においては、決定部は、画像形成装置が通常使われるプリンタに設定されている場合に、当該画像形成装置を第1種画像形成装置に分類することが好ましい。
本発明は、その別の一態様においては、所定の認証装置を用いたユーザ認証を行って当該ユーザ認証の結果に基づいて印刷出力処理の実行の開始を決定する印刷出力処理である、認証プリント印刷を実行することができる画像形成装置に対し、印刷出力処理の実行を指示する画像形成装置端末装置のコンピュータが実行する画像形成装置制御用プログラムであって、選択受付部に、複数の画像形成装置から、印刷出力処理を実行させる画像形成装置の選択を受け付けさせる機能と、決定部に、選択にかかる画像形成装置を、デフォルト設定されている画像形成装置であるか、否か、に基づいて、第1種画像形成装置か、第2種画像形成装置か、に分類させる機能と、生成部に、選択にかかる画像形成装置が第1種画像形成装置である場合には、印刷出力処理を認証プリント印刷でない印刷出力処理として選択にかかる画像形成装置に指示するジョブデータを生成し、また、選択にかかる画像形成装置が第2種画像形成装置である場合には、印刷出力処理を認証プリント印刷する印刷出力処理として選択にかかる画像形成装置に指示するジョブデータを生成させる機能と、を有する画像形成装置制御用プログラムである。
本発明の一態様においては、分類させる機能は、決定部に、画像形成装置が通常使われるプリンタに設定されている場合に、当該画像形成装置を第1種画像形成装置に分類させることが好ましい。
本発明は、そのさらに別の一態様においては、所定の認証装置を用いたユーザ認証を行って当該ユーザ認証の結果に基づいて印刷出力処理の実行の開始を決定する印刷出力処理である、認証プリント印刷を実行することができる画像形成装置であって、外部の端末装置と通信し、端末装置から、ジョブデータを受け取るための通信インターフェース部と、ジョブデータに含まれるジョブデータを送信した端末装置の情報である送信元端末情報を参照し、端末装置の属性を判定し、出力する端末属性判定部と、ジョブデータにかかるジョブを、認証プリント印刷として実行するか、否か、端末属性判定部が出力する情報に基づいて、判定する認証プリント判定部と、所定の認証装置である認証ユニットと、認証ユニットを用いたユーザ認証の結果を出力するユーザ認証部と、ユーザ認証の結果に基づいて、認証プリント印刷として実行すると判定されたジョブデータにかかるジョブを実行するジョブ実行部と、を有する、画像形成装置である。
本発明の一態様においては、端末装置の属性は、端末装置の設置場所に基づく属性であることが好ましい。
本発明の一態様においては、認証プリント判定部は、外部の端末装置と画像形成装置とが、同一の部署に設置されていない場合に、ジョブデータにかかるジョブを、認証プリント印刷として実行すると判定することが好ましい。
本発明は、そのさらに別の一態様においては、所定の認証装置を用いたユーザ認証を行って当該ユーザ認証の結果に基づいて印刷出力処理の実行の開始を決定する印刷出力処理である、認証プリント印刷を実行することができる画像形成装置であって、外部の端末装置と通信し、端末装置から、ジョブデータを受け取るための通信インターフェース部と、ジョブデータに含まれるジョブデータを送信したユーザの情報である送信者情報を参照し、送信者の属性を判定し、出力するユーザ属性判定部と、ジョブデータにかかるジョブを、認証プリント印刷として実行するか、否か、ユーザ属性判定部が出力する情報に基づいて、判定する認証プリント判定部と、所定の認証装置である認証ユニットと、認証ユニットを用いたユーザ認証の結果を出力するユーザ認証部と、ユーザ認証の結果に基づいて、認証プリント印刷として実行すると判定されたジョブデータにかかるジョブを実行するジョブ実行部と、を有する、画像形成装置である。
本発明の一態様においては、送信者の属性は、ジョブデータを送信したユーザの所属部署に基づく属性であることが好ましい。
本発明の一態様においては、ユーザ属性判定部は、送信者情報に従って、外部の、所属情報を管理するサーバに問い合わせを行い、サーバからの応答に含まれる送信者の所属部署に関する情報に基づいて、送信者の属性を判定し、出力することが好ましい。
本発明の一態様においては、ユーザ属性判定部は、送信者情報に従って、外部の入退室管理システムに問い合わせを行い、入退室管理システムからの応答に含まれる送信者の入退室状況に関する情報に基づいて、送信者の属性を判定し、出力することが好ましい。
本発明は、そのさらに別の一態様においては、所定の認証装置を用いたユーザ認証を行って当該ユーザ認証の結果に基づいて印刷出力処理の実行の開始を決定する印刷出力処理である、認証プリント印刷を実行することができる画像形成装置が実行する画像形成プログラムであって、通信インターフェース部に、外部の端末装置と通信し、端末装置から、ジョブデータを受け取らせる機能と、端末属性判定部に、ジョブデータに含まれるジョブデータを送信した端末装置の情報である送信元端末情報を参照させ、端末装置の属性を判定させ、出力させる機能と、認証プリント判定部に、ジョブデータにかかるジョブを、認証プリント印刷として実行するか、否か、端末属性判定部が出力する情報に基づいて、判定させる機能と、ユーザ認証部に、所定の認証装置である認証ユニットを用いたユーザ認証の結果を出力させる機能と、ジョブ実行部に、ユーザ認証の結果に基づいて、ジョブデータにかかるジョブを実行させる機能と、を有する、画像形成プログラムである。
本発明は、情報処理装置から送られるジョブデータに基づいて印刷出力する画像形成装置において、印刷出力の実行を開始するに際し、画像形成装置に備えられた所定のユーザ認証手段を用いたユーザ認証を実施するか、否か、を、画像形成装置が受け取る個々のジョブごとに、所与の条件に基づいて自動的に適切に決定することができる画像形成装置、画像形成装置端末装置、あるいは、画像形成システム、もしくは、プログラムを提供する。本発明を用いた画像形成処理においては、印刷出力の実行を開始するに際し、画像形成装置に備えられたユーザ認証手段を用いたユーザ認証は、情報セキュリティの確保の観点から不要と考えられる状況下では実施しないように、自動的に設定される。そのため、ユーザは、不要なユーザ認証手続に煩わされることなく、迅速に印刷出力を行うことが可能となり、ユーザの画像形成装置に対する操作性は、格段に向上する。また、本発明にかかる画像形成装置等が、情報セキュリティの確保の観点から上記ユーザ認証を要する、と、所定のパラメータに基づいて判断した場合においては、画像形成装置等は、印刷出力の実行を開始するに際し、ユーザに対しユーザ認証を要求するように、自動的に設定を変更する。そのため、本発明においては、印刷出力にかかる情報セキュリティは、十分に確保される。よって、本発明にかかる画像形成装置等は、印刷出力されるドキュメント印刷物の情報セキュリティを十分に確保し、なおかつ、ユーザの、画像形成装置等に対する操作性を向上させており、そうすることで、画像形成処理の生産性を向上させるという効果を奏する。
本実施の形態は、画像形成装置、画像形成装置端末装置、および、これらを有する画像形成システム、ならびに、画像形成システムを構成する装置のいずれかにおいて実行されるプログラムに関する。
本実施の形態にかかる画像形成装置は、後述する「認証プリント(認証&プリント)」印刷出力処理を実行可能な画像形成装置である。さらに、本実施の形態にかかる画像形成装置は、実行するジョブ毎に、上記「認証プリント」印刷出力処理と、通常の印刷出力処理と、を適宜切り替えて印刷出力処理を実行可能な画像形成装置である。当該切り替えは、ジョブデータに含まれる情報、および/または、画像形成装置が適宜取得する情報に基づいて、画像形成装置が自動的に実行する。
画像形成装置端末装置は、上記ジョブデータを生成することができる。よって、上記切り替えは、画像形成装置端末装置において設定することができる。その場合、画像形成装置は、画像形成装置端末装置が設定した上記切り替え設定を参照し、自動的に、「認証プリント」印刷出力処理と、通常の印刷出力処理と、を切り替えて、印刷出力を実行することができる。
したがって、本実施の形態にかかる画像形成装置等においては、ユーザが、「認証プリント」印刷出力設定を「オン」にすることを忘れた場合であっても、画像形成装置等が、「認証プリント」印刷出力設定を実行することの要否について判定を行い、必要と判定した場合には、自動的に、当該印刷出力処理の「認証プリント」印刷出力設定をオンにしてから、当該印刷出力を実行する。
そのため、本実施の形態にかかる画像形成システムにおいては、ユーザが、画像形成装置等の操作性、生産性を優先し、通常は、「認証プリント」印刷出力の設定を「オフ」にして運用しているような場合にあっても、画像形成システムを構成する各装置のいずれかが、情報セキュリティの確保の観点から、「認証プリント」印刷出力処理として印刷出力を実行すべきと判定した場合には、当該印刷出力を自動的に「認証プリント」印刷出力に切り替えて実行する。したがって、本実施の形態の画像形成システムを用いた画像形成処理にあっては、画像形成処理の簡便性、生産性の確保と、情報セキュリティの確保が、高いレベルで両立される。
なお、本実施の形態においては、ユーザが、「認証プリント」印刷出力設定を「オン」から「オフ」に切り替えることを忘れた場合であっても、画像形成装置等は、「認証プリント」印刷出力設定を実行することの要否について判定を行い、不要と判定した場合には、自動的に、当該印刷出力処理の「認証プリント」印刷出力設定をオフにしてから、当該印刷出力を実行することもできる。
<「認証プリント(認証&プリント)」印刷出力処理について>
具体的に本発明にかかる実施の形態を説明するに先立ち、「認証プリント(認証&プリント)」印刷出力処理について、簡単に説明する。「認証(&)プリント」印刷とは、画像形成装置が印刷出力処理を伴うジョブを実行する場合において、画像形成装置が所定の認証手段を用いたユーザ認証を実施し、当該ユーザ認証が成功してはじめて、当該ジョブにかかる印刷出力を開始するような印刷出力形態を指す。つまり、認証プリント印刷出力においては、画像形成装置は、ジョブを受け付けても直ちに印刷出力を実行しない。代わりに、画像形成装置は、所定の認証手段を用いたユーザ認証が成功したことを確認するまでは印刷出力にかかるデータを保持し、ユーザ認証の成功を確認してから、当該印刷出力の実行を開始する。ここでは、ユーザ認証は、例えば、当該ジョブを投入したユーザにかかるユーザ認証である。なお、認証プリントは、タッチ&プリントともいう。
これに対し、「通常の」印刷出力処理においては、画像形成装置は、ジョブを受け付けると、直ちに、当該ジョブにかかる印刷出力を実行する。認証プリント印刷出力処理は、所定の認証手段を用いたユーザ認証が成功するまでは印刷出力を開始しない、点において、通常の印刷出力処理と異なる。
これより、添付の図面を参照し、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明にかかる実施の形態による画像形成システム100の構成を示す概略図である。
画像形成システム100は、画像形成装置として、複数のデジタル複合機(MFP)PA1、PA2、PB、および、画像形成装置端末装置として、複数のパーソナル・コンピュータ(PC)TA1、TA2、TB、を有する。複数のMFP(PA1、PA2、PB)、および、複数のPC(TA1、TA2、TB)は、ネットワーク13を介して、通信可能に接続される。
デジタル複合機PA1、PA2、PBは、それぞれ、本実施の形態にかかる画像形成装置を構成する。デジタル複合機(MFP)とは、印刷機能、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、メール送信機能、等、複数の機能を集約的に併せ持つ画像形成装置である。ただし、本実施の形態にかかる画像形成装置は、ネットワークを介して画像形成装置端末装置から送られるジョブデータを受信し、当該ジョブデータに基づいて、印刷出力処理を実行可能な画像形成装置であれば足りる。また、MFP(PA1、PA2、PB)は、それぞれ、認証プリント印刷出力処理においてユーザ認証を実施するための所定の認証手段として、認証ユニット11を、自機に備えている。但、認証ユニット11は、必ずしも、MFP(PA1、PA2、PB)本体に内蔵される必要はない。認証ユニット11は、MFP(PA1、PA2、PB)それぞれに接続され、その近傍に配置されればよい。
パーソナル・コンピュータTA1、TA2、TBは、それぞれ、本実施の形態にかかる画像形成装置制御用プログラムを実行することによって、本実施の形態にかかる画像形成装置端末装置(情報処理装置)を構成する。本実施の形態にかかる画像形成装置端末装置は、パーソナル・コンピュータといった、汎用性を有する情報処理装置である必要はない。画像形成装置に対して、ドキュメントの印刷出力を指示することができる装置であれば、本実施の形態にかかる画像形成装置端末装置として足りる。また、画像形成装置制御用プログラムは、予め画像形成装置端末装置にインストールされてよい。あるいは、画像形成装置制御用プログラムは、フレキシブル・ディスク(FD)、光ディスク、といった記憶媒体、もしくは、インターネットといった通信手段を通じて情報処理装置へ提供されてもよい。
画像形成システム100は、加えて、複数のサーバ装置SV1、SV2、SV3、SV4を有することも可能である。
サーバ装置SV1は、MFP(PA1、PA2)用認証サーバである。認証サーバとは、クライアント(例えば、MFP(PA1、PA2、PB)やPC(TA1、TA2、TB))から送られるユーザ識別情報(例えば、ユーザID)と、ユーザ認証情報(例えば、パスワード、認証データ)と、を、自機が備えるユーザ情報およびユーザ認証情報と比較し、ユーザ認証の成功/失敗、を判定し、判定結果を、クライアントへ返信する機能を有するサーバである。ここでは、認証サーバSV1は、部署Aに属するユーザに関するユーザ認証を司る認証サーバである。本実施の形態においては、部署Aに属するユーザは、通常、部屋A(Room A)において業務に従事する。同様、サーバ装置SV2もまた、認証サーバである。認証サーバSV2は、部署Bに属するユーザに関するユーザ認証を司る認証サーバである。部署Bに属するユーザは、通常、部屋B(Room B)において業務に従事する。
サーバ装置SV3は、データサーバである。データサーバSV3は、ドキュメントのデータ・ファイルや、MFP(PA1、PA2、PB)に送信されるジョブのデータ(ジョブデータ)を保持し、外部からのリクエストに応じて、ドキュメントのデータ・ファイルや、ジョブデータを送信するサーバである。
サーバ装置SV4は、入退室管理サーバである。入退室管理サーバSV4は、部屋Aおよび部屋Bの入退室ゲートGaおよびGb近くに配置された入退室センサSaおよびSbと協働し、各部屋(A、B)における人員の在室状況を把握するサーバである。入退室管理サーバSV4ならびに入退室センサSaおよびSbは、入退室管理システムを構成する。
ただし、上記サーバSV1、SV2、SV3、SV4は、画像形成システム100にとって必須の要素ではない。必要に応じて、画像形成システムを構成する任意のMFP(例えば、PA1)やPC(たとえば、TA1)が、上記サーバの有する機能を備えてもよい。
<画像形成装置のハードウェア構成>
図2は、MFP(PA1)のハードウェア構成を示すブロック図である。
MFP(PA1)は、中央処理装置(CPU)21、リード・オンリ・メモリ(ROM)23、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)25、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)27、不揮発性メモリ29、タイマ部31、非接触型通信ユニット33、プリンタ部35、スキャナ部37、通信インターフェース39、ユーザ・インターフェース41、認証ユニット11、を有し、これらは、データバスを用いて互いに接続される。
CPU21は、ROM23、RAM25、あるいは、HDD27に保持される画像形成プログラム、あるいは、通信インターフェース39を介して提供される画像形成プログラム、を実行し、ROM23、RAM25、あるいは、HDD27に保持されるデータを処理する。CPU21は、上記プログラムを実行することにより、MFP(PA1)(画像形成装置)の制御部等を構成し、本実施の形態の画像形成装置の有する機能を実現する。上記画像形成プログラムは、予め画像形成装置にインストールされてよい。あるいは、画像形成プログラムは、フレキシブル・ディスク(FD)、光ディスク、といった記憶媒体、もしくは、インターネットといった通信手段を通じて画像形成装置へ提供されてもよい。
ROM23、RAM25、HDD27、不揮発性メモリ29は、データ、および、プログラムを保持する記憶装置である。MFP(PA1)は、これら記憶装置群を、適宜、適切に使い分け、保持する必要があるデータやプログラムを、保持する。
タイマ部31は、計時機能を有し、上記制御部からの要求に応じ、現在の時刻を出力することができる。
非接触型通信ユニット33は、MFP(PA1)近傍における物体の存在、物体の運動を検知するセンサである。
プリンタ部35は、ドキュメントのデータに基づく印刷出力を実行し、紙媒体等に印刷されたドキュメント印刷物を出力する。
スキャナ部37は、紙媒体等に記録された情報を光電的に読み取り、当該情報の画像データを生成する。
通信インターフェース39は、MFP(PA1)と、外部の装置と、の間でデータの送受信を行うためのインターフェースである。
ユーザ・インターフェース41は、ユーザとの情報の送受を行う操作部である。ユーザ・インターフェース41は、ユーザに情報を提示する表示部と、ユーザから情報を受け取る入力部と、を有する。また、液晶タッチパネルを用いて表示部と入力部とを一体的に構成し、ユーザ・インターフェース41としてもよい。ユーザ・インターフェース41は、認証プリント印刷出力処理のための所定の認証手段として、用いられてもよい。ユーザは、ユーザ・インターフェース41を用いて、ユーザ認証に必要な情報を入力することができる。
認証ユニット11は、認証プリント印刷出力処理において、印刷出力の実行を開始させるためのユーザ認証で用いる情報入力装置である。認証ユニット11は、例えば、生体認証ユニットである。また、認証ユニット11は、例えば、ユーザが所持するICカードに記録された情報を読み取るICカード・リーダである。ユーザ認証を、ユーザが入力するパスワードを用いて実行する場合にあっては、認証ユニット11は不要である。この場合、ユーザ認証は、ユーザがユーザ・インターフェース41を用いてパスワード等を入力することにより実行される。
<画像形成装置の機能的構成>
図3は、MFP(PA1)の構成を、機能ブロックを用いて表したブロック図である。但、MFP(PA1)が有する機能であっても、本実施の形態と関係しない機能については、図示を省略する。
MFP(PA1)は、制御部51を有する。制御部51は、先述のように、CPU21(図2)が、本実施の形態にかかる画像形成プログラムを実行することによって、実現される。制御部51は、MFP(PA1)の各ブロックと、データの送受信が可能なように接続され、各ブロックの状態を把握し、適宜、各ブロックの動作を制御する。
ジョブデータ保持部53は、認証プリント印刷出力処理設定(以下、認証プリント設定、と略す。)が、「オン(ON)」に設定された印刷出力ジョブにかかるデータ(例えば、印刷されるドキュメントのデータを含むジョブデータ)を、ユーザ認証が成功裡に完了されるまで、一時的に保持する。ジョブデータ保持部53は、認証プリント設定判定部55からジョブデータを受け取り、一時的に保持し、ジョブ実行部59へ送る。認証プリント設定の「ON」/「オフ(OFF)」は、後述の認証プリント設定判定部55が決定する。当該決定の結果は、たとえば、ジョブデータ内に記録可能なパラメータの1つである、認証プリント設定フラグ、に、「True」(「ON」に対応。)/「False」(「OFF」に対応。)として記録され、保持される。ジョブデータ保持部53は、認証プリント設定フラグが「True」であるジョブデータを、保持する。
ジョブ実行部59は、受け取ったジョブデータに基づき、ジョブを実行する。ただし、認証プリント設定が「ON」に設定されたジョブについては、ユーザ認証部57が出力するユーザ認証の判定結果が「成功」である場合に、当該ユーザ認証にかかるユーザのジョブ(例えば、印刷出力)を開始する。
認証プリント設定判定部55は、通信インターフェース39を介して受け取ったジョブデータを受け取り、当該ジョブデータを参照し、当該ジョブデータが示すジョブの認証プリント設定が、「ON」であるか、または、「OFF」であるか、を判定する。つまり、認証プリント設定部55は、ジョブデータの認証プリント設定フラグを参照し、フラグの状態が、「True」であるか、あるいは、「False」であるか、に基づいて、当該ジョブデータの認証プリント設定の設定状態を認識する。
なお、後述の変形例においては、本実施の形態にかかるMFP(PA1等)は、MFP(PA1)が取得する、認証プリント設定フラグとは別の情報に基づいて、認証プリント設定フラグの状態を、「True」へ、あるいは、「False」へ変更することも可能である。つまり、本実施の形態にかかるMFP(PA1等)は、認証プリント設定フラグとは異なる情報に基づいてMFP(PA1等)自らが認証プリント設定フラグを書き換え、当該ジョブデータの認証プリント設定を切り替えることもできる。
ユーザ認証部57は、ジョブデータの認証プリント設定が「ON」に設定されている場合に、認証ユニット11、ユーザ・インターフェース41等を用いてユーザ認証を実施し、当該ユーザ認証の判定結果を出力する。当該認証は、認証ユニット11等から入力された情報を、認証サーバSV1(図1)へ送信して認証サーバSV1に認証を依頼し、認証の結果を認証サーバSV1から受け取るようにして、実施すればよい。あるいは、MFP(PA1)内部においてユーザ認証に必要な情報を予め備えておき、MFP(PA1)のみで、ユーザ認証を完了してもよい。
<画像形成装置端末装置のハードウェア構成>
図4は、PC(TA1)のハードウェア構成を示すブロック図である。
PC(TA1)は、一般的なパーソナル・コンピュータでよい。PC(TA1)は、周知のように、中央処理装置(CPU)61、リード・オンリ・メモリ(ROM)63、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)65、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)67、コンパクトディスクロム・ドライブ(CD−ROMドライブ)69、フレキシブル・ディスク・ドライブ(FDD)71、表示部(ディスプレイ)73、入力部(キーボード、マウス、等)75、通信インターフェース77、を有し、これらは、データバスを用いて互いに接続される。
CPU61は、ROM63、RAM65、HDD67、CD−ROMドライブ69、あるいは、FDD71に保持される画像形成装置制御用プログラム、または、通信インターフェース77を介して提供される画像形成装置制御用プログラムを実行し、RAM65、HDD67等に保持されるデータを処理する。CPU61は、上記プログラムを実行することにより、PC(TA1)(画像形成装置端末装置)の制御部等を構成し、本実施の形態の画像形成装置端末装置を実現する。
ROM63、RAM65、HDD67、CD−ROMドライブ69、FDD71は、データ、および、プログラムを保持する記憶装置である。PC(TA1)は、これら記憶装置群を、適宜、適切に使い分けて、保持する必要があるデータを、保持する。
表示部73は、ディスプレイ装置である。表示部73は、ユーザに対し、MFP(PA1等)を操作するために必要な情報を表示する。
入力部75は、キーボード、あるいは、マウス、等である。ユーザは、入力部75を用いてPC(TA1)へ、MFP(PA1等)を操作するために必要な情報を入力する。
通信インターフェース77は、PC(TA1)と、外部の装置と、の間でデータの送受信を行うためのインターフェースである。
<画像形成装置端末装置の機能的構成>
図5は、PC(TA1)の構成を、機能ブロックを用いて表したブロック図である。但、PC(TA1)の有する機能であっても、本実施の形態と関係しない機能については、図示を省略する。
PC(TA1)は、制御部51を有する。制御部51は、先述のように、CPU61(図4)が、本実施の形態にかかる画像形成装置制御用プログラムを実行することによって、実現される。制御部51は、PC(TA1)の各ブロックとデータの送受信が可能に接続されており、各ブロックの状態を把握し、適宜、各ブロックの動作を制御する機能を有する。
プリンタ選択受付部83は、ユーザが入力部75を介して入力する、ジョブ(印刷出力)の実行に使用するプリンタ(画像形成装置)の選択を受け付ける。ジョブ(印刷出力)の実行に使用するプリンタ(画像形成装置)の選択は、ユーザが、入力部75を介して入力する。プリンタ選択受付部83は、ユーザがいずれのプリンタ(画像形成装置MFP(PA1、PA2、または、PB))を選択したかを示す情報(「選択画像形成装置情報」)を、認証プリント設定決定部85へ、送る。
認証プリント設定決定部85は、選択画像形成装置情報を受け取り、選択画像形成装置情報に基づいて、ジョブ(印刷出力)を、認証プリント印刷出力処理とするか、通常の印刷出力処理にするか、を決定し、当該決定の結果を、ジョブデータ生成部87へ、送る。
ここで、認証プリント設定決定部85は、所定の分類規則に従って、選択画像形成装置情報が示す選択されたプリンタ(画像形成装置PA1、PA2、または、PB)を、第1種画像形成装置か、第2種画像形成装置か、に区別し、当該区別に基づいて、ジョブ(印刷出力)を、認証プリント印刷出力処理とするか、通常の印刷出力処理にするか、決定する。手短に表現すれば、第1種画像形成装置とは、通常の印刷出力処理を行っても、情報セキュリティ上のリスクが低いと考えられる画像形成装置であり、第2種画像形成装置とは、通常の印刷出力処理を行うと、情報セキュリティ上のリスクが高いと推察される画像形成装置である。
所定の分類規則とは、例えば、選択されたプリンタは、PC(TA1)に、「通常使うプリンタ」として設定されているプリンタであるか、否か、である。「通常使うプリンタ」とは、PC(TA1)が利用可能なプリンタのうち、デフォルト設定で印刷出力を実行させるプリンタに割り当てられたプリンタ(画像形成装置)(デフォルト・プリンタ)である。この場合、認証プリント設定決定部85は、選択されたプリンタが、「通常使うプリンタ」である場合、選択されたプリンタを第1種画像形成装置として認識する。逆に、認証プリント設定決定部85は、選択されたプリンタが、「通常使うプリンタ」でなければ、選択されたプリンタを第2種画像形成装置として認識する。「通常使うプリンタ」として設定されているプリンタは、同じ部署(部屋)、あるいは、ユーザの近くに設置されている可能性が高いため、通常の印刷出力処理を行っても、情報セキュリティ上のリスクは、低いと推察される。
あるいは、もしくは、それに加えて、所定の分類規則として、選択されたプリンタが、PC(TA1)に対して同一の部署(あるいは部屋)(すなわち、同一の場所)に設置されているか、否か、という分類規則を用いて、選択されたプリンタを、画像形成装置の第1種画像形成装置と、第2種画像形成装置と、に区別してもよい。この場合、認証プリント設定決定部85は、選択されたプリンタが、PC(TA1)と同一の部署(場所)に設置されている画像形成装置PA1、または、PA2(図1)である場合、選択されたプリンタを第1種画像形成装置として認識する。逆に、認証プリント設定決定部85は、選択されたプリンタが、PC(TA1)と同一の部署(場所)に設置されていない画像形成装置PBならば、選択されたプリンタを第2種画像形成装置として認識する。同一の部署(あるいは部屋)(場所)に設置されていないプリンタは、ユーザのいる部屋、あるいは、場所から遠く離れた場所に設置されており、そのようなプリンタを用いて通常の印刷出力処理を行えば、情報セキュリティ上のリスクは非常に高いと推察される。
上記2例の分類規則を併用してもよい。その場合、認証プリント設定決定部85は、選択されたプリンタが、「通常使うプリンタ」、または、PC(TA1)と同一の部署に設置されている画像形成装置であるとき、選択されたプリンタを、第1種画像形成装置として認識する。認証プリント設定決定部85は、選択されたプリンタが、「通常使うプリンタ」でも、PC(TA1)と同一の部署に設置されている画像形成装置でもなければ、選択されたプリンタを、第2種画像形成装置として認識する。
このようにして、認証プリント設定決定部85は、受け取った選択画像形成装置情報に基づき、選択されたプリンタを、第1種画像形成装置か、第2種画像形成装置として、認識し、選択されたプリンタが、第1種画像形成装置であれば、ジョブ(印刷出力)を、通常の印刷処理にするように決定する。選択されたプリンタが、第2種画像形成装置であれば、ジョブ(印刷出力)を、認証プリント印刷出力処理とするように決定する。当該決定の結果は、ジョブデータ生成部87へ、送られる。
なお、ユーザが予め、認証プリント設定の「ON」/「OFF」設定を入力して指定している場合であっても、認証プリント設定決定部85は、選択画像形成装置情報、および、上記所定の分類規則に基づいて、強制的に、当該設定を切り替えてよい。
なお、選択されたプリンタが、PC(TA1)と同一の部署(あるいは部屋)に設置されているか、否か、は、選択されたプリンタに設定された、IPアドレス等に基づいて識別すればよい。
ジョブデータ生成部87は、選択されたプリンタへ送信されるジョブデータを生成する。ジョブデータは、ジョブの属性を示すデータからなるジョブ属性データと、ジョブの実行に使用するドキュメントのデータ・ファイル(画像データファイル)と、を含むことができる。ジョブデータ生成部87は、ジョブ属性データを作成し、HDD67等に保存されているドキュメントのデータ・ファイルと、作成したジョブ属性データとで、ジョブデータを生成する。このとき、ジョブデータ生成部87は、認証プリント設定決定部85が出力した認証プリント設定に従って、ジョブ属性データに含まれる認証プリント設定のパラメータ(認証プリント設定フラグ)を記述する。
ジョブデータ生成部87において生成されたジョブデータは、通信インターフェース77を介して、選択されたプリンタ(例えば、MFP(PA1))へ送られる。選択されたプリンタは、ジョブデータを受信し、そのジョブデータのジョブ属性データに含まれる認証プリント設定のパラメータに従って、認証プリント印刷出力または通常の印刷出力を実行する。
<画像形成処理フロー>
これより、図6を参照し、ユーザが、本実施の形態の画像形成装置端末装置において、画像形成システムに含まれる画像形成装置を用いた印刷出力を、指示する場合における画像形成装置端末装置の処理のフローを説明する。
図6は、画像形成装置端末装置における処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS101と関連し、ユーザは、PC(TA1)に対し、ドキュメントの印刷を伴うジョブの実行を指示する。このとき、ユーザは、当該ドキュメントを印刷出力させるプリンタ(画像形成装置)を選択し、PC(TA1)へ入力する。図7は、印刷出力を実行させるプリンタの選択にかかる、表示部73の表示例を示す図である。
表示部73の画面には、通常使うプリンタ(デフォルト・プリンタ)が、既に、表示91として示されている。表示91の右方にあるプルダウン・ボタンをクリックすると、利用可能なプリンタの一覧を示すリスト・ボックスが表示される。図8は、当該リスト・ボックスが表示された状態の表示部73の表示例を示す図である。このように、通常使うプリンタ95と、その他の利用可能なプリンタ97とは、この例においては、チェックマークを象ったアイコンの有無で区別して表示される。
また、図9は、選択されたプリンタに関する設定を行う画面を例示する画面である。このように、出力方法99は、ユーザが、マニュアルで操作することもできる。しかしながら、上述したように、本実施の形態においては、出力方法99の設定にかかわらず、画像形成システムが、自動的に、通常の印刷出力処理、または、認証プリント印刷出力処理、を切り替えて印刷出力を実行することができる。これにより、ユーザが、出力方法を切り替えることを忘れたとしても、本システムは、情報セキュリティ上リスクが高いと推察される場合においては、自動的に、認証プリント印刷出力処理を実行することができる。
ステップS101において、PC(TA1)のプリンタ選択受付部83は、ユーザがする、プリンタの選択を受け、当該選択に従って選択画像形成装置情報を作成し、出力する。
ステップS103において、PC(TA1)の認証プリント設定決定部85は、ステップS101において選択されたプリンタが、通常使うプリンタ(デフォルト・プリンタ)である(第1種画像形成装置である)か、否(第2種画像形成装置である)か、について、選択画像形成装置情報に基づいて、判定する。選択されたプリンタが通常使うプリンタ(デフォルト・プリンタ)である場合(ステップS103における「YES」)、処理は、ステップS107へ進む。選択されたプリンタが通常使うプリンタ(デフォルト・プリンタ)でない場合(ステップS103における「NO」)、処理は、ステップS105へ進む。いずれの場合においても、判定の結果は、ジョブデータ生成部87に送られる。
ステップS105において、ジョブデータ生成部87は、印刷出力の方法を、認証プリント印刷出力処理(認証プリント設定ON)に設定し、ジョブデータを作成する。具体的には、ジョブデータ生成部87は、ジョブデータに含まれるジョブ属性データの認証プリント設定フラグを、「True」に設定する。
ステップS107においては、ジョブデータ生成部87は、印刷出力の方法を、通常の印刷出力処理(認証プリント設定OFF)に設定し、ジョブデータを作成する。具体的には、ジョブデータに含まれるジョブ属性データの認証プリント設定フラグを、「False」に設定する。
ステップS109において、PC(TA1)は、ジョブデータ生成部87が生成したジョブデータを、選択されたプリンタ(画像形成装置)へ、通信インターフェース77を介して、送信する。
なお、本フローチャートにおいては、PC(TA1)は、選択されたプリンタが、「通常使うプリンタ」であるか、否か、に基づいて、選択されたプリンタが、第1種画像形成装置、あるいは、第2種画像形成装置、であると判定する。しかしながら、上述したように、当該判断は、画像形成装置端末装置(PC(TA1))から見て、選択されたプリンタが同一の部署(あるいは、部屋)に設置されているか、否か、に基づいて行われてもよい。また、上述したように、これら2種類の分類規則を併用して当該分類を行ってもよい。
ジョブデータは、選択されたプリンタ(例えば、MFP(PA1))に送信される。
図10は、ジョブデータを受け取ったMFP(PA1)が行う処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS201において、MFP(PA1)の認証プリント設定判定部55は、通信インターフェース39を通じて、ジョブデータを受け取る。
ステップS203において、MFP(PA1)の認証プリント設定判定部55は、受け取ったジョブデータの認証プリント設定は、「ON」に設定されているか、否か、判定する。具体的には、認証プリント設定判定部55は、ジョブデータのジョブ属性データの認証プリント設定フラグを参照し、該フラグの状態が、「True」であるか、「False」であるか、を見て判定する。認証プリント設定が、「ON」設定である場合(ステップS203における「YES」)、処理は、ステップS205へ進む。認証プリント設定が、「OFF」設定である場合(ステップS203における「NO」)、処理は、ステップS213へ進む。
ステップS205において、MFP(PA1)は、ジョブデータを、ジョブデータ保持部53に格納し、一時的に保持する。当該ジョブデータは、認証プリント印刷出力処理を行うように設定されているため、ジョブデータは、ジョブデータ保持部53に格納され、ユーザ認証が成功するまで、保持される。
ステップS207において、MFP(PA1)は、所定の認証手段である、認証ユニット11(および/またはユーザ・インターフェース41)を用いたユーザ認証操作を受け付ける。
ステップS207に関連し、ユーザは、MFP(PA1)が備える所定の認証手段を用いて、ユーザ認証を試みる。
図11は、ユーザ・インターフェース41の表示例を示す図である。この例は、ユーザ認証を、ユーザ・インターフェース41を用いてユーザが入力するユーザ名およびパスワードにより実施する場合の表示例である。ユーザは、ユーザ名テキスト・ボックス101にユーザ名を入力し、パスワードをパスワード・テキスト・ボックス103に入力する。
ステップS209において、MFP(PA1)のユーザ認証部57は、ユーザ認証を行い、判定の結果(「成功」もしくは「失敗」)を出力する。ユーザ認証の結果が「成功」である場合(ステップS209における「YES」)、処理は、ステップS211へ進む。ユーザ認証の結果が「失敗」である場合(ステップS209における「NO」)、処理は、ステップS207へ戻り、MFP(PA1)は、継続してユーザ認証を受け付ける。
ステップS211において、MFP(PA1)は、ジョブデータ保持部53に、当該ユーザ認証にかかるユーザが入力したジョブのジョブデータが保持されているか、否か、判定する。ジョブデータ保持部53に、該当するジョブデータが保持されている場合(ステップS211における「YES」)、処理は、ステップS213へ進む。ジョブデータ保持部53に、当該ユーザ認証にかかるユーザが入力したジョブのジョブデータが保持されていない場合(ステップS211における「NO」)、処理は、終了する。
ステップS213において、MFP(PA1)のジョブ実行部59は、ジョブデータにかかる印刷出力処理を実行する。先述のステップS203から直接的にステップS213が実行される場合、当該印刷出力処理は、通常の印刷出力処理であり、ステップS203からステップS205〜ステップS211を経てステップS213が実行される場合、当該印刷出力処理は、認証プリント印刷出力処理である。
このように、本実施の形態においては、画像形成装置端末装置が、ユーザが選択したプリンタがデフォルト・プリンタ(「通常使うプリンタ」)であるか否かに基づいて、自動的に、認証プリント設定を、「ON」あるいは「OFF」に、強制的に、切り替えてからジョブデータを生成する。そのため、情報セキュリティの観点から、通常の印刷出力処理ではリスクが高いと想定される、他部署のプリンタを用いた印刷出力や、デフォルト設定されていないプリンタを用いた印刷出力においては、自動的に、かつ、強制的に、印刷出力方法として認証プリントが設定され、情報セキュリティが確保される。
また、逆に、デフォルト設定のプリンタや、同一の部署(あるいは、部屋)に設置されたプリンタから印刷出力を行う場合には、当該印刷出力は、自動的に、かつ、強制的に、通常の印刷出力処理に切り替えられる。よって、通常の印刷出力処理を行っても情報セキュリティ上のリスクが低い場合においては、MFPの生産性の向上、および、簡潔な操作性を実現することができる。
<変形例1.>
図12は、本実施の形態のMFP(PA1)の第1の変形例を示すブロック図である。
本変形例においては、画像形成装置端末装置において設定された認証プリント設定の状態にかかわらず、画像形成装置が、認証プリント設定のON/OFFを、所定の判断基準に基づいて、設定し、印刷出力処理を実行する。本変形例においては、画像形成装置が、ジョブデータのジョブ属性データに、認証プリント設定の状態を示すパラメータの領域(認証プリント設定フラグ)が存在しないジョブデータを受け取ったような場合であっても、画像形成装置が、認証プリント設定のON/OFFを決定し、当該決定に基づいて印刷出力処理を実行する。
<画像形成装置のハードウェア構成>
画像形成装置のハードウェア構成については、図2を参照して説明した構成と同様でよいため、説明を省略する。
<画像形成装置の機能的構成>
図12は、第1の変形例にかかる画像形成装置(MFP(PA1))の機能的構成を示すブロック図である。本変形例は、クライアント端末属性判定部111を有する点において、図3に示した構成と異なる。
本変形例においては、ジョブデータのジョブ属性データは、通常、当該ジョブデータを送信した端末装置の情報(送信元端末情報)を備える。
クライアント端末属性判定部111は、当該送信元端末情報を参照し、ジョブデータの送信元である画像形成装置端末装置は、MFP(PA1)から見て、他部署(あるいは、他の部屋)に設置された装置であるか、否か、を判定する。
クライアント端末属性判定部111が、送信元の画像形成装置端末装置はMFP(PA1)から見て他部署に属する装置である、と判定した場合、MFP(PA1)は、当該ジョブデータの印刷出力処理を、自動的に、かつ、強制的に、認証プリント印刷出力処理に切り替える。逆に、クライアント端末属性判定部111が、送信元の画像形成装置端末装置はMFP(PA1)から見て同じ部署に属する装置である、と判定した場合、MFP(PA1)は、当該ジョブデータの印刷出力処理を、自動的に、かつ、強制的に、通常の印刷出力処理に切り替える。
なお、MFP(PA1)のクライアント端末属性判定部111が、上記判定を実行する方法としては、画像形成装置端末装置のIPアドレスと、IPアドレスの割り当てに関する情報とに基づいて判定する方法がある。この場合、画像形成システム100は、IPアドレスの割り当てに関する情報を予め備えることが好ましい。また、画像形成装置端末装置のIPアドレスがDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)等を用いて取得されたIPアドレスであるか、否か、に基づいて判定してもよい。画像形成装置端末装置のIPアドレスがDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)等を用いて取得されたIPアドレスである場合、ジョブデータの印刷出力処理を、認証プリント設定に設定する。
また、MFP(PA1)が、予め、画像形成システム内で通用する、送信元端末装置の識別用名称と画像形成装置端末装置それぞれが所属する部署等と、の関係に関する情報を備えておき、送信元端末装置の識別用名称に基づいて、上記判定を行ってもよい。
<画像形成処理フロー>
図13は、MFP(PA1)が行う処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートに含まれる工程のうち、図10に含まれる工程と同一の内容を含む工程については、同一の参照数字を付している。それら工程については、詳細な説明を省略する。
ステップS201において、MFP(PA1)は、外部にある装置から送られてくるジョブデータを、受信する。
ステップS303において、MFP(PA1)のクライアント端末属性判定部111は、ジョブデータのジョブ属性データの送信元端末情報を参照し、当該ジョブデータの送信元端末装置が、MFP(PA1)から見て、他部署(あるいは、他の部屋)に設置された端末装置であるか、否か、を判定する。クライアント端末属性判定部111は、当該判定に基づいて、ジョブデータのジョブ属性データの認証プリント設定フラグを、True/Falseのいずれかに設定する。送信元端末装置が、MFP(PA1)とは他の部署に設置された装置である場合、クライアント端末属性判定部111は、認証プリント設定フラグを、「True」に設定し、逆に、送信元端末装置が、MFP(PA1)と同じ部署に設置された装置である場合、クライアント端末属性判定部111は、認証プリント設定フラグを、「False」に設定する。
認証プリント設定判定部55は、ステップS303においてクライアント端末属性判定部111が設定した認証プリント設定フラグを参照し、当該ジョブにかかる印刷出力処理を、認証プリント印刷出力処理として実行するか、通常の印刷出力処理として実行するか、判定する。
以降の処理については、既に説明した内容と同様であるため、省略する。
このように、本変形例においては、画像形成装置が、その端末装置において設定された認証プリント設定に依らずに、その端末装置が属する部署等に基づいて認証プリント設定のON/OFFを、自動的に、かつ、強制的に、決定し、印刷出力処理を実行する。そのため、本変形例においても、本実施の形態による画像形成装置は、情報セキュリティの確保と、画像形成装置の生産性の向上および操作性の改善、という課題を高いレベルにおいて、解決することに成功している。
<変形例2.>
図14は、本実施の形態のMFP(PA1)の第2の変形例を示すブロック図である。
本変形例においても、画像形成装置端末装置において設定された認証プリント設定の状態にかかわらず、画像形成装置が、認証プリント設定のON/OFFを、所定の判断基準に基づいて、設定し、印刷出力処理を実行する。本変形例においては、画像形成装置が、ジョブデータのジョブ属性データに、認証プリント設定の状態を示すパラメータの領域(認証プリント設定フラグ)が存在しないジョブデータを受け取ったような場合であっても、画像形成装置が、認証プリント設定のON/OFFを決定し、当該決定に基づいて印刷出力処理を実行する。
<画像形成装置のハードウェア構成>
画像形成装置のハードウェア構成については、図2を参照して説明した構成と同様でよいため、説明を省略する。
<画像形成装置の機能的構成>
図14は、第2の変形例にかかる画像形成装置(MFP(PA1))の機能的構成を示すブロック図である。本変形例は、クライアントユーザ属性判定部113を有する点において、図3に示した構成と異なる。
本変形例においては、ジョブデータのジョブ属性データは、通常、当該ジョブデータを送信した送信者の情報(送信者情報)を備える。
クライアントユーザ属性判定部113は、当該送信者情報を参照し、ジョブデータの送信者は、MFP(PA1)が設置されている部署とは別の部署(あるいは、別の部屋)に属するユーザであるか、否か、を判定する。
クライアントユーザ属性判定部113が、送信者はMFP(PA1)から見て他部署に属するユーザである、と判定した場合、MFP(PA1)は、当該ジョブデータの印刷出力処理を、自動的に、かつ、強制的に、認証プリント印刷出力処理に切り替える。逆に、クライアントユーザ属性判定部113が、送信者はMFP(PA1)から見て同じ部署に属するユーザである、と判定した場合、MFP(PA1)は、当該ジョブデータの印刷出力処理を、自動的に、かつ、強制的に、通常の印刷出力処理に切り替える。
なお、MFP(PA1)のクライアントユーザ属性判定部113が、上記判定を実行する方法としては、送信者情報の示すユーザ名と、ユーザの所属部署に関する情報とに基づいて判定する方法がある。この場合、画像形成システム100は、ユーザの所属部署に関する情報を予め備えることが好ましい。また、送信者情報の示すユーザ名をキーとして、アクティブ・ディレクトリや、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サーバを利用して送信者の所属部署に関する情報を取得してもよい。また、送信者がジョブデータの送信に用いた端末装置にログインした際に、当該ログインの認証を行ったサーバを特定し、当該サーバが管轄する部署に関する情報に基づいて、送信者がいずれの部署に属するユーザであるか、特定してもよい。例えば、認証サーバSV2、SV3(図1)は、それぞれ、部署A、部署Bに属するユーザの認証を管轄する。送信者が端末装置にログインした際に当該ログインの認証を行った認証サーバを特定すれば、送信者が部署Aに属するユーザであるか、部署Bに属するユーザであるか、を特定することは容易である。
また、ジョブデータに送信者情報が含まれていない場合や、送信者情報として「Public」といった匿名の送信者が記されているような場合には、別の部署に属するユーザとして扱えばよい。また、送信者情報に記されたユーザ名が、自機(PA1)に対しても、ユーザ登録されているか、否か、に基づいて判定を行ってもよい。
<画像形成処理フロー>
図15は、MFP(PA1)が行う処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートに含まれる工程のうち、図10に含まれる工程と同一の内容を含む工程については、同一の参照数字を付している。それら工程については、詳細な説明を省略する。
ステップS201において、MFP(PA1)は、外部にある装置から送られてくるジョブデータを、受信する。
ステップS403において、MFP(PA1)のクライアントユーザ属性判定部113は、ジョブデータのジョブ属性データの送信者情報を参照し、当該ジョブデータの送信者が、MFP(PA1)から見て、他部署(あるいは、他の部屋)に属するユーザであるか、否か、を判定する。クライアントユーザ属性判定部113は、当該判定に基づいて、ジョブデータのジョブ属性データの認証プリント設定フラグを、True/Falseのいずれかに設定する。送信者が、MFP(PA1)とは他の部署に属するユーザである場合、クライアントユーザ属性判定部113は、認証プリント設定フラグを、「True」に設定し、逆に、送信者が、MFP(PA1)と同じ部署に属するユーザである場合、クライアントユーザ属性判定部113は、認証プリント設定フラグを、「False」に設定する。
認証プリント設定判定部55は、ステップS403においてクライアントユーザ属性判定部113が設定した認証プリント設定フラグを参照し、当該ジョブにかかる印刷出力処理を、認証プリント印刷出力処理として実行するか、通常の印刷出力処理として実行するか、判定する。
以降の処理については、既に説明した内容と同様であるため、省略する。
このように、本変形例においては、画像形成装置が、その端末装置において設定された認証プリント設定に依らずに、その端末装置を利用してジョブデータを送信したユーザが属する部署等に基づいて認証プリント設定のON/OFFを、自動的に、かつ、強制的に、決定し、印刷出力処理を実行する。他部署に属するユーザが、MFP(PA1)を用いて印刷出力を行う場合、その結果出力される印刷物は、MFP(PA1)が設置された部署に属するユーザの目に触れることは、情報セキュリティの観点から好ましくないと考えられる。そこで、MFP(PA1)は、そのような場合に、自動的にかつ強制的に、認証プリント設定をオンにする。そのため、本変形例においても、本実施の形態による画像形成装置は、情報セキュリティの確保と、画像形成装置の生産性の向上および操作性の改善、という課題を高いレベルにおいて、解決することに成功している。
<変形例3.>
図16は、本実施の形態のMFP(PA1)の第3の変形例を示すブロック図である。
本変形例においても、画像形成装置端末装置において設定された認証プリント設定の状態にかかわらず、画像形成装置が、認証プリント設定のON/OFFを、所定の判断基準に基づいて、設定し、印刷出力処理を実行する。本変形例においては、ジョブデータのジョブ属性データに、認証プリント設定の状態を示すパラメータの領域(認証プリント設定フラグ)が確保されていない場合であっても、画像形成装置が、認証プリント設定のON/OFFを決定し、印刷出力処理を実行する。
<画像形成装置のハードウェア構成>
画像形成装置のハードウェア構成については、図2を参照して説明した構成と同様でよいため、説明を省略する。
<画像形成装置の機能的構成>
図16は、第3の変形例にかかる画像形成装置(MFP(PA1))の機能的構成を示すブロック図である。本図の示す構成と、図3に示した構成とは、本図の示す構成が入退室システム問合わせ部115を有する点において、異なる。
図1に示したように、画像形成システム100は、入退室管理サーバSV4を備えることができる。入退室管理サーバSV4は、各部屋(A、B)におけるユーザの在室状況をリアルタイムに把握する。
入退室システム問合わせ部115は、入退室管理サーバSV4に対し、ジョブデータのジョブ属性データの送信者情報に記載されたユーザの在室状況を問い合わせる。入退室システム問合わせ部115は、当該問い合わせの結果を受け、当該結果に基づいて、当該ジョブを、認証プリント印刷出力処理として実行するか、または、通常の印刷出力処理として実行するか、を決定する。
具体的には、例えば、問い合わせの結果が、送信者であるユーザがMFP(PA1)と同じ部屋に在室している、ことを示せば、入退室システム問合わせ部115は、認証プリント設定をオフにする。なお、上記「同じ部屋に在室」という基準は、MFP(PA1)等、画像形成システム100の使用形態に依って、適宜変更されてもよい。例えば、送信者であるユーザは、印刷出力を指示したMFPと同じ部屋に在室しているが、当該ユーザのデフォルト・プリンタと、該ユーザとは、現在、別々の部屋に存在する、といった場合、当該ユーザは、印刷出力を指示したプリンタの近辺にいると考えられるものの、近辺には該ユーザと所属する部署が異なるユーザが多数存在すると推定される。よって、そのような場合には、送信者であるユーザとプリンタとが同一の部屋にあっても、認証プリント設定をオンにする、といった運用も可能である。また、「部屋」の代わりに、「フロア」を単位として、ユーザと画像形成装置との位置関係を捉え、認証プリント設定のオン/オフを切り替えてもよい。
<画像形成処理フロー>
図17は、MFP(PA1)が行う処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートに含まれる工程のうち、図10に含まれる工程と同一の内容を含む工程については、同一の参照数字を付している。それら工程については、詳細な説明を省略する。
ステップS201において、MFP(PA1)は、外部にある装置から送られてくるジョブデータを、受信する。
ステップS503において、MFP(PA1)の入退室システム問合わせ部115は、ジョブデータのジョブ属性データの送信者情報を参照し、当該ジョブデータの送信者が、MFP(PA1)と同じ部屋に在室しているか、否か、を判定する。入退室システム問合わせ部115は、当該判定に基づいて、ジョブデータのジョブ属性データの認証プリント設定フラグを、True/Falseのいずれかに設定する。送信者であるユーザが、MFP(PA1)とおなじ部屋に在室していない場合、入退室システム問合わせ部115は、認証プリント設定フラグを、「True」に設定し、逆に、送信者であるユーザが、MFP(PA1)と同じ部屋に在室している場合、入退室システム問合わせ部115は、認証プリント設定フラグを、「False」に設定する。
認証プリント設定判定部55は、ステップS503において入退室システム問合わせ部115が設定した認証プリント設定フラグを参照し、当該ジョブにかかる印刷出力処理を、認証プリント印刷出力処理として実行するか、通常の印刷出力処理として実行するか、判定する。
以降の処理については、既に説明した内容と同様であるため、省略する。
このように、本変形例においては、画像形成装置が、その端末装置において設定された認証プリント設定に依らずに、入退室サーバSV4と連携してジョブデータを送信したユーザが画像形成装置と同じ部屋に在室しているか否かに基づいて認証プリント設定のON/OFFを、自動的に、かつ、強制的に、決定し、印刷出力処理を実行する。そのため、本変形例においても、本実施の形態による画像形成装置は、情報セキュリティの確保と、画像形成装置の生産性の向上および操作性の改善、という課題を高いレベルにおいて、解決することに成功している。
本発明にかかる画像形成装置は、優れた生産性および操作性と、確かな情報セキュリティの確保と、を高いレベルで両立する画像形成装置である。
本発明の実施の形態による画像形成システムの構成図 本発明の実施の形態による画像形成装置のハードウェア構成図 画像形成装置の機能的構成のブロック図 本発明の実施の形態による画像形成装置端末装置のハードウェア構成図 画像形成装置端末装置の機能的構成のブロック図 画像形成装置端末装置における処理のフローチャート 表示部73の表示例 表示部73の表示例 表示部73の表示例 画像形成装置における処理のフローチャート ユーザ・インターフェース41の表示例 画像形成装置の第1の変形例の機能的構成のブロック図 画像形成装置の第1の変形例における処理のフローチャート 画像形成装置の第2の変形例の機能的構成のブロック図 画像形成装置の第2の変形例における処理のフローチャート 画像形成装置の第3の変形例の機能的構成のブロック図 画像形成装置の第3の変形例における処理のフローチャート
符号の説明
11 ・・・ 認証ユニット 13 ・・・ ネットワーク
21 ・・・ CPU 23 ・・・ ROM
25 ・・・ RAM 27 ・・・ HDD
29 ・・・ 不揮発性メモリ 31 ・・・ タイマ部
33 ・・・ 非接触型通信ユニット 35 ・・・ プリンタ部
37 ・・・ スキャナ部 39 ・・・ 通信インターフェース
41 ・・・ ユーザ・インターフェース
51 ・・・ 制御部 53 ・・・ ジョブデータ保持部
55 ・・・ 認証プリント設定判定部
57 ・・・ ユーザ認証部 59 ・・・ ジョブ実行部
61 ・・・ CPU 63 ・・・ ROM
65 ・・・ RAM 67 ・・・ HDD
69 ・・・ CD−ROM 71 ・・・ FDD
73 ・・・ 表示部 75 ・・・ 入力部
77 ・・・ 通信インターフェース 81 ・・・ 制御部
83 ・・・ プリンタ選択受付部 85 ・・・ 認証プリント設定決定部
87 ・・・ ジョブデータ生成部 91 ・・・ 表示
93 ・・・ プルダウン・ボタン 95 ・・・ デフォルト・プリンタ
97 ・・・ その他のプリンタ 99 ・・・ 出力方法表示・設定
100 ・・・ 画像形成システム 101 ・・・ ユーザ名テキスト・ボックス
103 ・・・ パスワード・テキスト・ボックス
111 ・・・ クライアント端末属性判定部
113 ・・・ クライアントユーザ属性判定部
115 ・・・ 入退室システム問合わせ部
Ga ・・・ 入退室ゲート Gb ・・・ 入退室ゲート
PA1 ・・・ 画像形成装置 PA2 ・・・ 画像形成装置
PB ・・・ 画像形成装置
Sa ・・・ 入退室センサ Sb ・・・ 入退室センサ
SV1 ・・・ 認証サーバ SV2 ・・・ 認証サーバ
SV3 ・・・ データサーバ SV4 ・・・ 入退室管理サーバ
TA1 ・・・ 画像形成装置端末装置 TA2 ・・・ 画像形成装置端末装置
TB ・・・ 画像形成装置端末装置

Claims (12)

  1. 所定の認証装置を用いたユーザ認証を行って当該ユーザ認証の結果に基づいて印刷出力処理の実行の開始を決定する印刷出力処理である、認証プリント印刷を実行することができる画像形成装置に対し、印刷出力処理の実行を指示する画像形成装置端末装置であって、
    複数の前記画像形成装置から、前記印刷出力処理を実行させる画像形成装置の選択を受け付ける選択受付部と、
    前記選択にかかる画像形成装置を、デフォルト設定されている画像形成装置であるか、否か、に基づいて、第1種画像形成装置か、第2種画像形成装置か、に分類する決定部と、
    前記選択にかかる画像形成装置が第1種画像形成装置である場合には、前記印刷出力処理を認証プリント印刷でない印刷出力処理として前記選択にかかる画像形成装置に指示するジョブデータを生成し、また、前記選択にかかる画像形成装置が第2種画像形成装置である場合には、前記印刷出力処理を認証プリント印刷する印刷出力処理として前記選択にかかる画像形成装置に指示するジョブデータを生成する生成部と、を有する画像形成装置端末装置。
  2. 前記決定部は、前記画像形成装置が通常使われるプリンタに設定されている場合に、当該画像形成装置を第1種画像形成装置に分類する、請求項1に記載の画像形成装置端末装置。
  3. 所定の認証装置を用いたユーザ認証を行って当該ユーザ認証の結果に基づいて印刷出力処理の実行の開始を決定する印刷出力処理である、認証プリント印刷を実行することができる画像形成装置に対し、印刷出力処理の実行を指示する画像形成装置端末装置のコンピュータが実行する画像形成装置制御用プログラムであって、
    選択受付部に、複数の前記画像形成装置から、前記印刷出力処理を実行させる画像形成装置の選択を受け付けさせる機能と、
    決定部に、前記選択にかかる画像形成装置を、デフォルト設定されている画像形成装置であるか、否か、に基づいて、第1種画像形成装置か、第2種画像形成装置か、に分類させる機能と、
    生成部に、前記選択にかかる画像形成装置が第1種画像形成装置である場合には、前記印刷出力処理を認証プリント印刷でない印刷出力処理として前記選択にかかる画像形成装置に指示するジョブデータを生成し、また、前記選択にかかる画像形成装置が第2種画像形成装置である場合には、前記印刷出力処理を認証プリント印刷する印刷出力処理として前記選択にかかる画像形成装置に指示するジョブデータを生成させる機能と、を有する画像形成装置制御用プログラム。
  4. 前記分類させる機能は、前記決定部に、前記画像形成装置が通常使われるプリンタに設定されている場合に、当該画像形成装置を第1種画像形成装置に分類させる、請求項3に記載の画像形成装置制御用プログラム。
  5. 所定の認証装置を用いたユーザ認証を行って当該ユーザ認証の結果に基づいて印刷出力処理の実行の開始を決定する印刷出力処理である、認証プリント印刷を実行することができる画像形成装置であって、
    外部の端末装置と通信し、前記端末装置から、ジョブデータを受け取るための通信インターフェース部と、
    前記ジョブデータに含まれる前記ジョブデータを送信した前記端末装置の情報である送信元端末情報を参照し、前記端末装置の属性を判定し、出力する端末属性判定部と、
    前記ジョブデータにかかるジョブを、前記認証プリント印刷として実行するか、否か、前記端末属性判定部が出力する情報に基づいて、判定する認証プリント判定部と、
    前記所定の認証装置である認証ユニットと、
    前記認証ユニットを用いたユーザ認証の結果を出力するユーザ認証部と、
    前記ユーザ認証の結果に基づいて、前記認証プリント印刷として実行すると判定されたジョブデータにかかるジョブを実行するジョブ実行部と、を有する、画像形成装置。
  6. 前記端末装置の属性は、前記端末装置の設置場所に基づく属性である、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記認証プリント判定部は、前記外部の端末装置と前記画像形成装置とが、同一の部署に設置されていない場合に、前記ジョブデータにかかるジョブを、前記認証プリント印刷として実行すると判定する、請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 所定の認証装置を用いたユーザ認証を行って当該ユーザ認証の結果に基づいて印刷出力処理の実行の開始を決定する印刷出力処理である、認証プリント印刷を実行することができる画像形成装置であって、
    外部の端末装置と通信し、前記端末装置から、ジョブデータを受け取るための通信インターフェース部と、
    前記ジョブデータに含まれる前記ジョブデータを送信したユーザの情報である送信者情報を参照し、前記送信者の属性を判定し、出力するユーザ属性判定部と、
    前記ジョブデータにかかるジョブを、前記認証プリント印刷として実行するか、否か、前記ユーザ属性判定部が出力する情報に基づいて、判定する認証プリント判定部と、
    前記所定の認証装置である認証ユニットと、
    前記認証ユニットを用いたユーザ認証の結果を出力するユーザ認証部と、
    前記ユーザ認証の結果に基づいて、前記認証プリント印刷として実行すると判定されたジョブデータにかかるジョブを実行するジョブ実行部と、を有する、画像形成装置。
  9. 前記送信者の属性は、前記ジョブデータを送信したユーザの所属部署に基づく属性である、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記ユーザ属性判定部は、前記送信者情報に従って、外部の、所属情報を管理するサーバに問い合わせを行い、前記サーバからの応答に含まれる前記送信者の所属部署に関する情報に基づいて、前記送信者の属性を判定し、出力する、請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記ユーザ属性判定部は、前記送信者情報に従って、外部の入退室管理システムに問い合わせを行い、前記入退室管理システムからの応答に含まれる前記送信者の入退室状況に関する情報に基づいて、前記送信者の属性を判定し、出力する、請求項8に記載の画像形成装置。
  12. 所定の認証装置を用いたユーザ認証を行って当該ユーザ認証の結果に基づいて印刷出力処理の実行の開始を決定する印刷出力処理である、認証プリント印刷を実行することができる画像形成装置が実行する画像形成プログラムであって、
    通信インターフェース部に、外部の端末装置と通信し、前記端末装置から、ジョブデータを受け取らせる機能と、
    端末属性判定部に、前記ジョブデータに含まれる前記ジョブデータを送信した前記端末装置の情報である送信元端末情報を参照させ、前記端末装置の属性を判定させ、出力させる機能と、
    認証プリント判定部に、前記ジョブデータにかかるジョブを、前記認証プリント印刷として実行するか、否か、前記端末属性判定部が出力する情報に基づいて、判定させる機能と、
    ユーザ認証部に、前記所定の認証装置である認証ユニットを用いたユーザ認証の結果を出力させる機能と、
    ジョブ実行部に、前記ユーザ認証の結果に基づいて、前記ジョブデータにかかるジョブを実行させる機能と、を有する、画像形成プログラム。
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