JP2006333196A - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザの利便性を損なうことなく、ファクシミリ装置で取り扱うデータのセキュリティを確保する。
【解決手段】 ファクシミリ装置100は、印刷処理部104が印刷した記録紙の取り出しをロックするロック機構112を有する第1の排紙トレイ110と、記録紙の取り出しがロックされていない第2の排紙トレイ116と、印刷処理部104が印刷した記録紙をその取り出しをロックした状態で排出するか否かを判断する判断部118と、判断部118が記録紙をその取り出しをロックした状態で排出すると判断した場合に、第1の排紙トレイ110に排出し、判断部118が記録紙をその取り出しをロックしない状態で排出すると判断した場合に、記録紙を第2の排紙トレイ116に排出するよう制御する排出制御部106と、を含む。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ファクシミリ装置に関する。
オフィス等、多数の人が出入りする場所では、機密文書の取り扱いに注意する必要がある。たとえば、ファクシミリ装置で機密データを受信した場合、その原稿が部外者の目に触れたり、権限のない人物に持ち去られたりすることのないように管理する必要がある。
特許文献1には、個別に開閉可能な開口部を有する排紙トレイを含むプリンタを含む、指認証によるネットワーク管理システムが開示されている。ここでは、まず、プリンタを使用するユーザの文書データがID情報とともにサーバへ送出される。次いで、ID情報は、サーバで予め登録されている対応する指紋情報に変換され、文書データと一緒にプリンタへ送出される。プリンタの指認証システムのメモリには、受信した文書データと指紋情報が一時的に格納される。文書データはプリントアウトされ、個別に開閉可能な開口部を有する排紙トレイへ排紙される。指認証システムには、指紋情報採取装置が設けられており、そこで採取されたユーザの指紋情報と、メモリに格納された指紋情報とを照合して、一致した場合には、文書が排紙された排紙トレイの開口部を開けて文書が取り出されるようになっている。これにより、複数のネットワーク端末が特定のネットワーク機器を共有しても、ネットワーク端末のユーザのセキュリティやプライバシーが守れるようになっているとされている。
特開2001−265739号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、印刷をする度に、指紋認証を行う必要があり、ユーザが煩雑に感じるという問題がある。
ファクシミリ装置で機密データを取り扱う場合、情報漏洩等が起こらないように管理する必要がある一方、あまり管理を厳密にすると、ユーザの利便性が損なわれる。
本発明はこうした点に鑑みてなされたもので、その目的は、ユーザの利便性を損なうことなく、ファクシミリ装置で取り扱うデータのセキュリティを確保する技術の提供にある。
本発明によれば、印刷用データを受信する受信部と、前記印刷用データを印刷する印刷処理部と、前記印刷処理部が印刷した記録紙の取り出しをロックするロック機構を有する第1の排紙トレイと、第2の排紙トレイと、前記印刷処理部が印刷した記録紙をその取り出しをロックした状態で排出するか否かを判断する判断部と、前記判断部が前記記録紙をその取り出しをロックした状態で排出すると判断した場合に、前記記録紙を第1の排紙トレイに排出し、前記判断部が前記記録紙をその取り出しをロックしない状態で排出すると判断した場合に、前記記録紙を第2の排紙トレイに排出するよう制御する排出制御部と、を含むことを特徴とするファクシミリ装置が提供される。ここで、印刷用データは、たとえばファクシミリデータとすることができる。
このようにすれば、記録紙をその取り出しをロックした状態で排出すると判断された場合には、ロック機構を有する第1の排紙トレイに記録紙を排出するとともに、それ以外の場合には、第2の排紙トレイに記録紙を排出することができるので、ユーザの利便性を損なうことなく、ファクシミリ装置で取り扱うデータのセキュリティを確保する。ここで、第2の排紙トレイは、たとえばロック機構を有しない構成、またはロック機構を有するが、ロックされていない状態のものとすることができる。
ここで、ロック機構は、たとえば、第1の排紙トレイの取り出し口に設けられ、その取り出し口を覆うカバーと、カバーの鍵とすることができる。鍵のロックおよび解除は、制御部により電子的に制御することができるが、たとえば鍵は物理的なものとすることもできる。
本発明のファクシミリ装置は、前記第1の排紙トレイのロック機構をロックまたは解除するロック制御部をさらに含むことができ、前記ロック制御部は、前記判断部が前記記録紙をその取り出しをロックした状態で排出すると判断した場合に、前記ロック機構をロックすることができる。
本発明のファクシミリ装置は、前記第1の排紙トレイのロック機構をロックまたは解除するロック制御部と、前記第1の排紙トレイのロック機構を解除するための認証情報の入力を受け付ける入力受付部と、前記入力受付部が受け付けた認証情報を認証する認証処理部と、をさらに含むことができ、前記ロック制御部は、前記認証処理部が前記認証情報を認証した場合に、前記ロック機構を解除することができる。
認証処理部は、権限のあるユーザを認証できればどのような方法で認証することもできる。たとえば、認証処理部は、ユーザに操作パネル等からIDおよびパスワードを入力させるとともに、IDおよびパスワードを予め記憶した認証情報記憶部を参照してユーザを認証することができる。また、認証処理部は、たとえば指紋等の生体情報に基づき認証を行うこともでき、所定のカードを保持しているか否かにより認証を行うこともできる。
本発明のファクシミリ装置は、前記第1の排紙トレイのロック機構をロックまたは解除するロック制御部と、前記ロック機構を解除する条件を記憶する設定記憶部と、をさらに含むことができ、前記ロック制御部は、前記設定記憶部を参照して、前記ロック機構を解除する条件に合致した場合に、前記ロック機構を解除することができる。
本発明のファクシミリ装置は、前記第1の排紙トレイへの記録紙の排出日時を記憶する履歴記憶部をさらに含むことができ、前記設定記憶部は、前記第1の排紙トレイにおける前記記録紙の存在可能時間を記憶することができ、前記ロック制御部は、前記第1の排紙トレイへ排出された記録紙が、前記設定記憶部に記憶された前記存在可能時間を過ぎても取り出されていない場合に、前記ロック機構を解除することができる。
本発明のファクシミリ装置は、前記第1の排紙トレイに記録紙が存在するか否かを検出するセンサと、前記センサが検出した結果を通知する通知処理部と、をさらに含むことができる。
本発明のファクシミリ装置は、前記第1の排紙トレイへの記録紙の排出日時を記憶する履歴記憶部と、前記第1の排紙トレイへ排出された記録紙が、所定時間経過しても取り出されていない場合に、通知を行う通知処理部と、をさらに含むことができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ユーザの利便性を損なうことなく、ファクシミリ装置で取り扱うデータのセキュリティを確保することができる。
図1は、本実施の形態におけるファクシミリ装置100の構成を示すブロック図である。
ファクシミリ装置100は、通信制御部(受信部)102、印刷処理部104、排出制御部106、排出部108、判断部118、ロック制御部120、認証処理部122、通知処理部124、入力受付部126、設定記憶部128、および認証情報記憶部130を含む。
本実施の形態において、ファクシミリ装置100は、ファクシミリ、プリンタ、コピー、スキャナ機能等を統合したネットワーク複合機とすることができる。ここで、ネットワーク複合機は、たとえばネットワークファクシミリ装置やMFP(Multi Functional Peripheral)等である。
ファクシミリ装置100の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インターフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。実施の形態で説明する各図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。なお、図1において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してある。
排出部108は、印刷処理部104が印刷した記録紙の取り出しをロックするロック機構112およびセンサ114を含む第1の排紙トレイ110と、第2の排紙トレイ116とを含む。ロック機構112は、たとえば第1の排紙トレイ110の取り出し口に設けられ、その取り出し口を覆うカバーとカバーの鍵とすることができる。センサ114は、第1の排紙トレイ110に記録紙が存在するか否かを検出する。第2の排紙トレイ116はとくに制限されないが、たとえばロック機構を有しない構成、またはロック機構を有するが、ロックされていない状態のものとすることができる。
通信制御部102は、ネットワーク150を介して、他のファクシミリ装置や端末等とデータの送受信を行う。ここでは、まとめて一つのネットワークとして示しているが、ネットワーク150は、PSTN(公衆交換電話網)、インターネット等の外部ネットワークおよびLAN(local area network)等の内部ネットワークのいずれか一以上とすることができる。
印刷処理部104は、通信制御部102が受信したファクシミリデータ等の印刷用データを印刷する。
判断部118は、印刷処理部104が印刷した記録紙の取り出しをロックした状態で当該記録紙を排出するか否かを判断する。以下、印刷処理部104が印刷した記録紙を、その取り出しをロックした状態で排出する場合をセキュリティ印刷という。
設定記憶部128は、判断部118の判断基準を記憶する。たとえば、設定記憶部128は、セキュリティ印刷をするファクシミリデータの送信元情報を記憶することができ、判断部118は、通信制御部102が受信したファクシミリデータの送信元に応じて、セキュリティ印刷をするか否かを判断することができる。設定記憶部128への設定は、たとえば、ワンタッチダイヤルや短縮ダイヤル等の登録時に、送信相手のファクシミリ番号やメールアドレス等を設定する際に、同時に行うことができる。このようにすれば、たとえば、機密性の高いファクシミリデータを送信してくる送信元からの記録紙をその取り出しをロックした状態で第1の排紙トレイ110に排出することができる。一方、それ以外の送信元からの記録紙は、第2の排紙トレイ116に排出することができる。
また、設定記憶部128は、セキュリティ印刷オンオフの設定を記憶することができ、判断部118は、設定記憶部128にセキュリティ印刷オンの設定が記憶されている場合に、送信元にかかわらず、セキュリティ印刷をすると判断することができる。このようにすれば、たとえば、夜間等、ファクシミリ装置100が設置された部屋に人が不在の場合にはセキュリティ印刷オンの設定をしておき、それ以外の場合にはセキュリティ印刷オフの設定をすることができる。以上により、ユーザの利便性を損なうことなく、ファクシミリ装置100で取り扱うデータのセキュリティを確保することができる。
排出制御部106は、判断部118が記録紙をその取り出しをロックした状態で排出すると判断した場合に、記録紙を第1の排紙トレイに排出し、判断部が記録紙をその取り出しをロックしない状態で排出すると判断した場合に、記録紙を第2の排紙トレイに排出するように、記録紙の搬送経路を制御する。
ロック制御部120は、第1の排紙トレイ110のロック機構112をロックまたは解除する。本実施の形態において、第1の排紙トレイ110に記録紙がない場合には、ロック制御部120は、第1の排紙トレイ110のロック機構112を解除した状態にしておくことができる。ロック制御部120は、判断部118がセキュリティ印刷を行うと判断した場合に、ロック機構112をロックすることができる。また、他の例において、ロック制御部120は、記録紙の有無にかかわらず、通常ロック機構112をロックしておき、必要に応じて解除するようにすることもできる。
ロック制御部120は、ロック機構112のロックおよび解除の履歴を履歴記憶部132に記憶する。履歴記憶部132には、ロック機構112がロックまたは解除された日時およびその原因等を記憶することができる。
通知処理部124は、第1の排紙トレイ110に記録紙が排出されると、その旨を通知する。図示していないが、ファクシミリ装置100は、たとえば、第1の排紙トレイ110のロック機構112のカバー表面にランプが設けられた構成とすることができる。この場合、通知処理部124は、第1の排紙トレイ110に記録紙が排出されると、ランプを点灯させることができる。また、通知処理部124は、第1の排紙トレイ110に記録紙が排出されると、ファクシミリ装置100の表示部(不図示)にその旨を表示したり、予め定められたユーザ端末にその旨を通知したり、所定のメールアドレスにその旨を通知するメールを送信する処理を行うこともできる。さらに、ファクシミリ装置100は、アラームが設けられた構成とすることもできる。この場合、通知処理部124は、第1の排紙トレイ110に記録紙が排出されると、アラームをならすようにすることもできる。
また、ロック制御部120は、ロック機構112がロックされていないときには、カバーが開いた状態とし、ロック機構112をロックする際にカバーを閉じて鍵をロックするようにすることもできる。これにより、第1の排紙トレイ110がロックされているか否かを、カバーの開閉を見ただけでユーザが認識することができる。
入力受付部126は、ユーザからの各種情報の入力を受け付ける。入力受付部126は、たとえば第1の排紙トレイ110のロック機構112を解除するための認証情報の入力を受け付ける。認証処理部122は、入力受付部126が受け付けた認証情報を認証する。認証情報記憶部130は、認証処理部122が、入力受付部126が受け付けた認証情報の正否を判断するための認証情報を記憶する。認証処理部122は、入力受付部126から入力された認証情報と認証情報記憶部130に記憶された認証情報とを照合し、一致したら、入力受付部126から入力された認証情報が正しいと判断する。
なお、認証処理部122は、権限のあるユーザを認証できればどのような方法で認証することもできる。たとえば、認証情報記憶部130にIDおよびパスワードを記憶しておき、ユーザに操作パネル等からIDおよびパスワードを入力させることもできる。また、認証処理部122は、たとえば指紋等の生体情報に基づき認証を行うこともでき、所定のカードを保持しているか否かにより認証を行うこともできる。
ロック制御部120は、認証処理部122により認証が行われ、ロック機構112のロックを解除する際に、認証処理部122の認証結果およびロック機構112のロックが解除された日時等を履歴記憶部132に記憶することができる。認証処理部122の認証結果とは、たとえばロック機構112の解除指示を行ったユーザのIDである。また、認証処理部122による認証が失敗した場合も、その結果を履歴記憶部132に記憶するようにすることもできる。このようにすれば、誰がロック機構112のロックを解除したかを把握したり、権限のない人がロック機構112のロックを解除しようとした履歴を把握することができる。
また、本実施の形態において、設定記憶部128には、第1の排紙トレイ110における記録紙の存在可能時間を記憶しておくことができる。ロック制御部120は、履歴記憶部132および設定記憶部128を参照し、第1の排紙トレイ110に排出された記録紙が、設定記憶部128に設定された存在可能時間を過ぎても取り出されていない場合に、通知処理部124により通知を行わせたり、ロック機構112を解除したりすることができる。
本実施の形態において、第1の排紙トレイ110に記録紙が排出された場合には、通知処理部124等により、種々の方法でユーザにその旨を通知することができる。しかし、第1の排紙トレイ110に記録紙が存在する場合、ロック機構112のカバーが閉じられているため、何らかの都合で、第1の排紙トレイ110に記録紙が排出されたまま、その存在に誰も気づかずに、記録紙が放置されてしまう可能性がある。本実施の形態において、設定記憶部128に存在可能時間を記憶しておき、存在可能時間を過ぎたら、ロック制御部120により、通知処理等が行われるので、このような見落としを防ぐことができる。
また、第1の排紙トレイ110に記録紙が存在するか否かは、ロック制御部120によるロック機構112のロックおよび解除の履歴に基づき判断することもできるが、センサ114の検出結果に基づき判断することもできる。たとえば、ロック制御部120によりロック機構112のロックが解除され、記録紙が取り出された場合に、記録紙の一部が第1の排紙トレイ110内に放置されてしまう可能性もある。本実施の形態におけるファクシミリ装置100によれば、そのような場合でも、センサ114により記録紙の存在が検出されるので、記録紙の取り忘れを防ぐこともできる。通知処理部124は、センサ114の検出結果に基づき、その旨をユーザに通知することができる。
また、たとえば設定記憶部128に、セキュリティ印刷をオンにする時間または時刻とオフにする時間または時刻とを設定しておくこともできる。この場合、判断部118は、設定記憶部128に設定された条件に基づき、記録紙を第1の排紙トレイ110に排出するか第2の排紙トレイ116に排出するかを判断する。また、ロック制御部120も、設定記憶部128に設定された条件に基づき、ロック機構112をロックしたり解除したりすることができる。このようにすれば、たとえば毎日、夜定時にロック機構112がロックされ、朝定時にロック機構112が解除されるようにすることができる。これにより、ユーザの手間をさらに省くことができる。なお、セキュリティ印刷をオンにする時間とオフにする時間とのいずれか一方のみを設定しておくようにすることもできる。
図2は、本実施の形態におけるファクシミリ装置100の構成を示す断面模式図である。
ファクシミリ装置100は、図1に示した構成に加え、印刷紙を収容する給紙部140、経路切替機構142およびフィードローラ144を含む。経路切替機構142は、給紙部140から供給された記録紙が、第1の排紙トレイ110または第2の排紙トレイ116のいずれか一方に排紙されるように、記録紙の搬送経路を切り替える。排出制御部106は、経路切替機構142を制御し、記録紙を第1の排紙トレイ110または第2の排紙トレイ116のいずれかに排出させる。
ファクシミリ装置100において、プリント用データは以下のようにして印刷、排出される。まず、判断部118が、第1の排紙トレイ110および第2の排紙トレイ116のいずれに記録紙を排出するかを判断すると、記録紙が排出される側のトレイへの搬送経路が開放される。ここでは図示していないが、ファクシミリ装置100の搬送経路中のローラ部には、記録紙の紙詰まり等を検出するためのセンサが設けられている。排出制御部106は、選択された搬送経路側のセンサからの検出をオンとする。次いで、印刷処理部104がプリント用データを印刷する。第1の排紙トレイ110または第2の排紙トレイ116に記録紙が排出されたことが検出されると、排出制御部106は、搬送経路中に設けられたセンサからの検出をオフとする。
次に、ファクシミリ装置100がファクシミリを受信した際のファクシミリ装置100の処理手順を説明する。図3は、この処理手順の一例を示すフローチャートである。
通信制御部102がファクシミリを受信すると(S100のYES)、判断部118は、その記録紙の取り出しをロックするか否かを判断する(S102)。判断部118は、判断結果を排出制御部106に通知する。
判断部118がその記録紙の取り出しをロックすると判断した場合(S102のYES)、以下の処理が行われる。判断部118は、ロック制御部120にも通知を行う。ロック制御部120は、第1の排紙トレイ110のロック機構112がロックされているか否かを判断し(S104)、ロックされていない場合(S104のNO)、ロック機構112をロックする(S106)。次いで、排出制御部106は、経路切替機構142を制御して、印刷処理部104により印刷された記録紙が第1の排紙トレイ110に排出されるようにする(S108)。ロック制御部120は、第1の排紙トレイ110に記録紙が排出されたことを、その排出日時に対応づけて履歴記憶部132に記録する(S110)。また、通知処理部124は、第1の排紙トレイ110に記録紙が排出されたことを通知する(S112)。
ステップS102において、記録紙の取り出しをロックしないと判断された場合(S102のNO)、排出制御部106は、経路切替機構142を制御して、印刷処理部104により印刷された記録紙が第2の排紙トレイ116に排出されるようにする(S114)。
以上により、ファクシミリ装置100がファクシミリを受信した際の処理が終了する。
次に、ファクシミリ装置100の第1の排紙トレイ110に、存在可能時間以上記録紙が放置された際の、ファクシミリ装置100の処理手順を説明する。図4は、この処理手順の一例を示すフローチャートである。
ロック制御部120は、ロック機構112のロック状態、またはセンサ114の検出結果に基づき、第1の排紙トレイ110に排出記録紙があるか否かを判断する(S150)。第1の排紙トレイ110に排出記録紙がある場合(S150のYES)、ロック制御部120は、履歴記憶部132および設定記憶部128を参照して、ロック機構112がロックされた日時から、設定記憶部128に記憶された存在可能時間が経過したか、つまり期限が経過したか否かを判断する(S152)。存在可能時間が経過していない場合(S152のNO)、ステップS150に戻り、同様の処理を繰り返す。
ステップS152において、存在可能時間を経過した場合(S152のYES)、ロック制御部120は、設定記憶部128を参照して、ロック機構112のロックを解除するか否かを判断する(S154)。ロックを解除する場合(S154のYES)、ロック制御部120は、ロック機構112のロックを解除する(S156)。ロック制御部120がロック機構112のロックを解除すると、通知処理部124はその旨を通知する(S158)。また、ステップS154で、ロック制御部120がロックを解除しないと判断した場合(S154のNO)、通知処理部124は、存在可能時間を過ぎても記録紙が取り出されていないことを通知する(S158)。
本実施の形態において、図1および図2に示したように、ファクシミリ装置100が第1の排紙トレイ110および第2の排紙トレイ116をそれぞれ一つずつしか有しない場合であっても、セキュリティ印刷された記録紙を第1の排紙トレイ110に排出するとともに、それ以外の記録紙を第2の排紙トレイ116に排出することにより、部外者等から機密情報を保護することができる。このように、本実施の形態におけるファクシミリ装置100は、少なくとも第1の排紙トレイ110と第2の排紙トレイ116を1つずつ有していればよい。これにより、ファクシミリ装置の構成を簡易にすることができるとともに、小型化することができる。ただし、本発明はこれに限定されず、たとえば、ファクシミリ装置100は、第1の排紙トレイ110および第2の排紙トレイ116を複数有する構成とすることもできる。ファクシミリ装置100が複数の第1の排紙トレイ110を有する場合、これらは異なる条件でロックまたは解除されるようにすることもできる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
他の例として、ロック機構112は、物理的な鍵によりロックおよび解除される構成とすることもできる。この場合、ファクシミリ装置100は、ロック制御部120、認証処理部122、および認証情報記憶部130を含まない構成とすることができる。このような例では、鍵を所有している人が、ロック機構112の鍵をかけたり、あけたりすることができる。
さらに、ファクシミリ装置100は、いったん第1の排紙トレイ110に排出された記録紙が第2の排紙トレイ116に移動可能な構成とすることもできる。この場合、たとえば、第1の排紙トレイ110に記録紙を排出されてから所定時間以上経過した場合等設定に応じて、第1の排紙トレイ110に排出されている記録紙を第2の排紙トレイ116に移動させることができる。これにより、記録紙が長らく第1の排紙トレイ110に放置されるのを防ぐとともに、新たにセキュリティ印刷すべき記録紙を第1の排紙トレイ110に排出することができる。
また、ファクシミリ装置100は、ファクシミリデータだけでなく、ファクシミリ装置100とローカルネットワークで接続された端末から送信されるデータも、設定に応じて、第1の排紙トレイ110または第2の排紙トレイ116のいずれに排出するかを判断することができる。
さらに、ファクシミリ装置100において、セキュリティ印刷を行うか否かは、ファクシミリデータの送信元で設定することもできる。判断部118は、ファクシミリデータとともに、セキュリティ印刷をすることを示す情報が送信された場合には、そのファクシミリデータをセキュリティ印刷すると判断することができる。
本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置の構成を示す断面模式図である。 本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置がファクシミリを受信した際の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置の第1の排紙トレイに、存在可能時間以上記録紙が放置された際のファクシミリ装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 ファクシミリ装置
102 通信制御部
104 印刷処理部
106 排出制御部
108 排出部
110 第1の排紙トレイ
112 ロック機構
114 センサ
116 第2の排紙トレイ
118 判断部
120 ロック制御部
122 認証処理部
124 通知処理部
126 入力受付部
128 設定記憶部
130 認証情報記憶部
132 履歴記憶部
140 給紙部
142 経路切替機構
144 フィードローラ
150 ネットワーク

Claims (9)

  1. 印刷用データを受信する受信部と、
    前記印刷用データを印刷する印刷処理部と、
    前記印刷処理部が印刷した記録紙の取り出しをロックするロック機構を有する第1の排紙トレイと、
    第2の排紙トレイと、
    前記印刷処理部が印刷した記録紙をその取り出しをロックした状態で排出するか否かを判断する判断部と、
    前記判断部が前記記録紙をその取り出しをロックした状態で排出すると判断した場合に、前記記録紙を前記第1の排紙トレイに排出し、前記判断部が前記記録紙をその取り出しをロックしない状態で排出すると判断した場合に、前記記録紙を前記第2の排紙トレイに排出するよう制御する排出制御部と、
    を含むことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 請求項1に記載のファクシミリ装置において、
    前記第1の排紙トレイのロック機構をロックまたは解除するロック制御部をさらに含み、
    前記ロック制御部は、前記判断部が前記記録紙をその取り出しをロックした状態で排出すると判断した場合に、前記ロック機構をロックすることを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 請求項1または2に記載のファクシミリ装置において、
    前記第1の排紙トレイのロック機構をロックまたは解除するロック制御部と、
    前記第1の排紙トレイのロック機構を解除するための認証情報の入力を受け付ける入力受付部と、
    前記入力受付部が受け付けた認証情報を認証する認証処理部と、
    をさらに含み、
    前記ロック制御部は、前記認証処理部が前記認証情報を認証した場合に、前記ロック機構を解除することを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載のファクシミリ装置において、
    前記第1の排紙トレイのロック機構をロックまたは解除するロック制御部と、
    前記ロック機構を解除する条件を記憶する設定記憶部と、
    をさらに含み、
    前記ロック制御部は、前記設定記憶部を参照して、前記ロック機構を解除する条件に合致した場合に、前記ロック機構を解除することを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 請求項4に記載のファクシミリ装置において、
    前記第1の排紙トレイへの記録紙の排出日時を記憶する履歴記憶部をさらに含み、
    前記設定記憶部は、前記第1の排紙トレイにおける前記記録紙の存在可能時間を記憶し、
    前記ロック制御部は、前記第1の排紙トレイへ排出された記録紙が、前記設定記憶部に記憶された前記存在可能時間を過ぎても取り出されていない場合に、前記ロック機構を解除することを特徴とするファクシミリ装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載のファクシミリ装置において、
    前記第1の排紙トレイに記録紙が存在するか否かを検出するセンサと、
    前記センサが検出した結果を通知する通知処理部と、
    をさらに含むことを特徴とするファクシミリ装置。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載のファクシミリ装置において、
    前記第1の排紙トレイへの記録紙の排出日時を記憶する履歴記憶部と、
    前記第1の排紙トレイへ排出された記録紙が、所定時間経過しても取り出されていない場合に、通知を行う通知処理部と、
    をさらに含むことを特徴とするファクシミリ装置。
  8. 請求項1乃至7いずれかに記載のファクシミリ装置において、
    前記第2の排紙トレイは、ロック機構を有しないことを特徴とするファクシミリ装置。
  9. 請求項1乃至8いずれかに記載のファクシミリ装置において、
    前記判断部は、前記受信部が受信した前記印刷用データがセキュリティ設定されているか否かに基づき、前記印刷処理部が印刷した記録紙をその取り出しをロックした状態で排出するか否かを判断することを特徴とするファクシミリ装置。
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