JP2009143455A - 車両制御装置及び車両制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 音声入力手段を有効に活用して、ユーザの利便性を向上させた車両制御装置を提供する。
【解決手段】 車両に搭載された複数のスピーカ1、2、3、4と、複数のスピーカ1、2、3、4の入力情報により、叩かれた車両の駆動部位を特定する手段と、特定した駆動部位を駆動する手段とを実現するボディECU10とを有している。
従って、駆動させたい駆動部位を叩くことで駆動させることができる。このため、スピーカ1、2、3、4を有効に活用して、ユーザの利便性を向上させることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 車両に搭載された複数のスピーカ1、2、3、4と、複数のスピーカ1、2、3、4の入力情報により、叩かれた車両の駆動部位を特定する手段と、特定した駆動部位を駆動する手段とを実現するボディECU10とを有している。
従って、駆動させたい駆動部位を叩くことで駆動させることができる。このため、スピーカ1、2、3、4を有効に活用して、ユーザの利便性を向上させることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両制御装置に関する。特に、複数の音声入力手段を用いた車体の制御技術に関する。
従来より、車両に搭載されるカーオーディオ用のスピーカを用いて車両に生じる振動を検出する技術が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
磁界中に配設されたボイスコイルに音声増幅回路の出力信号を供給することによって所定の放音を行うスピーカ装置は、車両の振動に伴いボイスコイルが振動することにより逆起電力が発生する。この逆起電力を検出することで車両の振動を検出することができる。
磁界中に配設されたボイスコイルに音声増幅回路の出力信号を供給することによって所定の放音を行うスピーカ装置は、車両の振動に伴いボイスコイルが振動することにより逆起電力が発生する。この逆起電力を検出することで車両の振動を検出することができる。
特許文献1及び2の開示技術は、スピーカにより車両の振動を検出して、車両の盗難を防止する技術であり、スピーカで検出される振動を利用した他の有効な技術は提案されていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、音声入力手段を有効に活用して、ユーザの利便性を向上させた車両制御装置及び車両制御方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の車両制御装置は、車両の異なる場所に搭載された複数の音声入力手段と、前記複数の音声入力手段の入力情報により、叩かれた車両の駆動部位を特定する特定手段と、特定した駆動部位を駆動する駆動制御手段とを有する構成としている。
本発明によれば、駆動部位が叩かれると、叩かれた音を音声入力手段で入力して叩かれた部位を特定する。従って、駆動部位を叩くことによって駆動させたい駆動部位を駆動させることができる。このため、音声入力手段を有効に活用して、ユーザの利便性を向上させることができる。
本発明によれば、駆動部位が叩かれると、叩かれた音を音声入力手段で入力して叩かれた部位を特定する。従って、駆動部位を叩くことによって駆動させたい駆動部位を駆動させることができる。このため、音声入力手段を有効に活用して、ユーザの利便性を向上させることができる。
上記車両制御装置において、前記特定手段は、音源からの音の前記複数の音声入力手段での入力時間差に基づいて前記音源の位置を特定することで、前記叩かれた車両の駆動部位を特定する構成を採用できる。
従って、叩かれた車両の駆動部位を精度よく特定することができる。
従って、叩かれた車両の駆動部位を精度よく特定することができる。
上記車両制御装置において、ユーザの携帯する携帯機を検出する検出手段を有し、前記駆動制御手段は、前記携帯機の検出結果に基づいて、前記駆動部位の駆動を許可する構成を採用できる。
従って、携帯機を所持するユーザだけが操作を行うことができる。
従って、携帯機を所持するユーザだけが操作を行うことができる。
上記車両制御装置において、前記駆動制御手段は、前記携帯機の車内から車外への移動を検出してから所定時間の間、前記駆動部位の駆動を許可する構成を採用できる。
従って、ユーザが車外に出てから所定時間だけ操作を行うことができる。
従って、ユーザが車外に出てから所定時間だけ操作を行うことができる。
上記車両制御装置において、前記複数の音声入力手段は、車室内のスピーカである構成を採用できる。
車両に搭載された既存のスピーカを用いて叩かれた車両の駆動部位を特定することができる。
車両に搭載された既存のスピーカを用いて叩かれた車両の駆動部位を特定することができる。
本発明の車両制御方法は、車両の異なる場所に配置された複数の音声入力手段の入力情報により、叩かれた車両の駆動部位を特定するステップと、
特定した駆動部位を駆動するステップとを有している。
特定した駆動部位を駆動するステップとを有している。
本発明によれば、音声入力手段を有効に活用して、ユーザの利便性を向上させることができる。
添付図面を参照しながら本発明の最良の実施例を説明する。
まず、図1を参照しながら本実施例の構成を説明する。
図1に示すように本実施例は、オーディオ装置20と、その出力手段である複数のスピーカ1、2、3、4とを接続する信号線に、ボディECU10が接続された構成を有している。
図1に示すように本実施例は、オーディオ装置20と、その出力手段である複数のスピーカ1、2、3、4とを接続する信号線に、ボディECU10が接続された構成を有している。
複数のスピーカ(音声入力手段)は、車両の異なる場所に配置される。これらのスピーカは、車両の前後方向及び左右方向に分散して配置されることが望ましい。本実施例では、例えば図2に示すように、運転席5への乗降用のドアに配置されて車室内に臨む運転席5側のフロントスピーカFR1(以下、簡単にスピーカ1と表記する)と、助手席6への乗降用のドアに配置されて車室内に望む助手席6側のフロントスピーカFL2(以下、簡単にスピーカ2と表記する)と、車室内の後部座席7への乗降用のドアに配置されて車室内に臨む運転席5側のリアスピーカRR3(以下、簡単にスピーカ3と表記する)と、同じく後部座席7への乗降用のドアに配置されて車室内に臨む助手席6側のリアスピーカRL4(以下、簡単にスピーカ4と表記する)とが設けられている。
なお、車両に搭載されるスピーカはこれだけに限定されるものではない。例えば、車両のフロントパネル部に設けたり、後部座席7の後ろ側に設けることもできる。
なお、車両に搭載されるスピーカはこれだけに限定されるものではない。例えば、車両のフロントパネル部に設けたり、後部座席7の後ろ側に設けることもできる。
オーディオ装置20は、例えは、DVDプレーヤ、CDプレーヤ、チューナ等の複数のオーディオソースから入力される信号を処理し、複数のスピーカで再生する音響信号を作成して各スピーカ1、2、3、4に供給する。
ボディECU10は、図1に示すようにドアミラー駆動部31と信号線で接続しており、ボディECU10の制御によりドアミラー部を格納、復帰させたり、ミラーを駆動する。また、ボディECU10は、ウィンドウガラス駆動部32と信号線で接続しており、ボディECU10の制御により窓ガラスを上下に駆動する。
ドアミラー駆動部31は、ドアミラー部を格納、復帰させる図示しないアクチュエータや、ミラーを駆動するアクチュエータ等から構成され、ボディECU10からの指令に応じてドアミラー部を駆動する。
ウィンドウガラス駆動部32も窓ガラスを上下に駆動する図示しないアクチュエータ等を有し、ボディECU10からの指令に応じて窓ガラスを駆動する。
ウィンドウガラス駆動部32も窓ガラスを上下に駆動する図示しないアクチュエータ等を有し、ボディECU10からの指令に応じて窓ガラスを駆動する。
ボディECU10の構成を図3に示す。
図3に示すようにボディECU10は、信号処理部11、12、13、14と、メインマイコン15とを有している。
図3に示すようにボディECU10は、信号処理部11、12、13、14と、メインマイコン15とを有している。
信号処理部11、12、13、14は、車両に搭載されたスピーカ1、2、3、4にそれぞれ対応して設けられている。信号処理部11は、オーディオ装置20とスピーカ1とをつなぐ信号線21に接続され、信号処理部12は、オーディオ装置20とスピーカ2とをつなぐ信号線22に接続され、信号処理部13は、オーディオ装置20とスピーカ3とをつなぐ信号線23に接続され、信号処理部14は、オーディオ装置20とスピーカ4とをつなぐ信号線24に接続されている。
なお、信号処理部11、12、13、14は同一の構成を有しているので、以下では、代表して信号処理部11の構成について説明する。
信号処理部11はバンドパスフィルタ11A、アンプ11B、AD変換器11Cを有し、スピーカ1で発生する逆起電力の信号を入力して、フィルタ処理、増幅の処理を行う。信号処理部11からメインマイコン15には、増幅後の信号にAD変換器11CでAD変換した信号と、AD変換を行っていない信号とが出力される。
なお、信号処理部11、12、13、14は同一の構成を有しているので、以下では、代表して信号処理部11の構成について説明する。
信号処理部11はバンドパスフィルタ11A、アンプ11B、AD変換器11Cを有し、スピーカ1で発生する逆起電力の信号を入力して、フィルタ処理、増幅の処理を行う。信号処理部11からメインマイコン15には、増幅後の信号にAD変換器11CでAD変換した信号と、AD変換を行っていない信号とが出力される。
メインマイコン15は、信号処理部11、12、13、14で処理された信号を入力して、これらの信号からユーザによって指定された駆動部位を特定する。駆動部位の特定方法については後述する。本実施例では、駆動部位には、窓ガラスや左右のドアミラーが含まれる。
ユーザによって指定された駆動部位を特定すると、メインマイコン15は、特定した駆動部位を駆動させる。例えば、窓ガラスが開いていれば窓ガラスを閉じ、窓ガラスが閉じていれば窓ガラスを開ける。また、ドアミラー部のミラーが車両後方側を向いた展開位置(使用位置)にある場合には、ドアミラー部を、ミラーが車両左右方向である車室側を向く格納位置に駆動する。逆に格納位置にドアミラー部がある場合には、展開位置にドアミラー部を駆動する。
ユーザによって指定された駆動部位を特定すると、メインマイコン15は、特定した駆動部位を駆動させる。例えば、窓ガラスが開いていれば窓ガラスを閉じ、窓ガラスが閉じていれば窓ガラスを開ける。また、ドアミラー部のミラーが車両後方側を向いた展開位置(使用位置)にある場合には、ドアミラー部を、ミラーが車両左右方向である車室側を向く格納位置に駆動する。逆に格納位置にドアミラー部がある場合には、展開位置にドアミラー部を駆動する。
図4には、メインマイコン15のハードウェア構成を示す。
メインマイコン15は、CPU51、ROM52、RAM53、NVRAM(Non Volatile RAM)54、入出力部55等を有している。CPU51は、ROM52に格納したプログラムを読み込んで、このプログラムに従った演算を行う。すなわち、ROM52に格納されたプログラムをCPU51が読み込むことで、ユーザによって指定された駆動部位を特定する処理と、特定した駆動部位を駆動させる処理とを実行する。これらの処理手順については後ほどフローチャートを参照しながら詳述する。また、RAM53には、演算結果のデータが書き込まれ、NVRAM54は、RAM53に書き込まれていたデータで、電源オフ時に保存の必要なデータが書き込まれる。
メインマイコン15は、CPU51、ROM52、RAM53、NVRAM(Non Volatile RAM)54、入出力部55等を有している。CPU51は、ROM52に格納したプログラムを読み込んで、このプログラムに従った演算を行う。すなわち、ROM52に格納されたプログラムをCPU51が読み込むことで、ユーザによって指定された駆動部位を特定する処理と、特定した駆動部位を駆動させる処理とを実行する。これらの処理手順については後ほどフローチャートを参照しながら詳述する。また、RAM53には、演算結果のデータが書き込まれ、NVRAM54は、RAM53に書き込まれていたデータで、電源オフ時に保存の必要なデータが書き込まれる。
ボディECU10は、車両に搭載された複数のスピーカ1、2、3、4をマイクとして使用し、これらのスピーカ1、2、3、4に生じる逆起電力の時間差からユーザが指定した車両の駆動部位を特定する。ユーザは、例えばドアミラー部や窓ガラスを軽く叩く(ノックする)ことで、駆動部位を指定する。
スピーカ1、2、3、4は、駆動部位がノックされると、磁界中に配設されたボイスコイルが振動して逆起電力を発生する。
また、ユーザが駆動部位をノックすることによって発生するノック音は音波となって空気中を伝わるため、ノックされた駆動部位に最も近いスピーカで発生する逆起電力が最も早く発生し、ノックされた駆動部位から最も遠いスピーカで発生する逆起電力が最も遅く発生する。すなわち、ノック音の各スピーカまでの到達時間差が、スピーカで発生する逆起電力の発生時間差となって表れる。
本実施例は、このような特性を利用して、ユーザの指定した車両の駆動部位を特定する。
スピーカ1、2、3、4は、駆動部位がノックされると、磁界中に配設されたボイスコイルが振動して逆起電力を発生する。
また、ユーザが駆動部位をノックすることによって発生するノック音は音波となって空気中を伝わるため、ノックされた駆動部位に最も近いスピーカで発生する逆起電力が最も早く発生し、ノックされた駆動部位から最も遠いスピーカで発生する逆起電力が最も遅く発生する。すなわち、ノック音の各スピーカまでの到達時間差が、スピーカで発生する逆起電力の発生時間差となって表れる。
本実施例は、このような特性を利用して、ユーザの指定した車両の駆動部位を特定する。
図5(A)には、運転席5の窓ガラス60をノックしたときに、各スピーカ1、2、3、4で発生する逆起電力を示している。また、図5(B)には、各スピーカ1、2、3、4で逆起電力が発生した瞬間の波形を拡大して示している。
図5(B)に示すように、ノックした運転席5の窓ガラス60に最も近いスピーカ1で逆起電力が一番最初に発生している。また、2番目に逆起電力が発生しているのは、運転席5の窓ガラス60から2番目に近い後部座席右側のスピーカ3である。以下、運転席5の窓ガラス60からの距離に応じて後部座席左側のスピーカ4、助手席のスピーカ2の順で逆起電力が発生している。
図5(B)に示すように、ノックした運転席5の窓ガラス60に最も近いスピーカ1で逆起電力が一番最初に発生している。また、2番目に逆起電力が発生しているのは、運転席5の窓ガラス60から2番目に近い後部座席右側のスピーカ3である。以下、運転席5の窓ガラス60からの距離に応じて後部座席左側のスピーカ4、助手席のスピーカ2の順で逆起電力が発生している。
図6を参照しながらノックされた駆動部位の特定方法を説明する。
ノックされた駆動部位(ノックによって音が発生するので、ノックされた駆動部位を音源と呼ぶ)と、音源から最も近いスピーカとの距離(単位m)をSとおく。また、他のスピーカと音源との距離は、最も近いスピーカに生じた逆起電力の発生時間との時間差で表すことができる。
例えば、図6に示すように運転席5の窓ガラス60がノックされたものとする。この場合、音源に最も近いスピーカはスピーカ1となる。スピーカ1に逆起電力が発生した時間とスピーカ2に逆起電力が発生した時間との時間差をUとすると、音源とスピーカ2との距離(単位m)は、S+U(331.5+0.6×t)となる。なお、tは車室内の温度(℃)である。このU(331.5+0.6×t)をαとおくと、音源とスピーカ2との距離は、S+αとなる。
同様にスピーカ1に逆起電力が発生した時間とスピーカ3に逆起電力が発生した時間との時間差をVとすると、音源とスピーカ3との距離(単位m)は、S+V(331.5+0.6×t)となる。V(331.5+0.6×t)をβとおくと、音源とスピーカ3との距離は、S+βとなる。
同様に、スピーカ1に逆起電力が発生した時間とスピーカ4に逆起電力が発生した時間との時間差をWとすると、音源とスピーカ4との距離(単位m)は、S+W(331.5+0.6×t)となる。W(331.5+0.6×t)をγとおくと、音源とスピーカ4との距離は、S+γとなる。
ノックされた駆動部位(ノックによって音が発生するので、ノックされた駆動部位を音源と呼ぶ)と、音源から最も近いスピーカとの距離(単位m)をSとおく。また、他のスピーカと音源との距離は、最も近いスピーカに生じた逆起電力の発生時間との時間差で表すことができる。
例えば、図6に示すように運転席5の窓ガラス60がノックされたものとする。この場合、音源に最も近いスピーカはスピーカ1となる。スピーカ1に逆起電力が発生した時間とスピーカ2に逆起電力が発生した時間との時間差をUとすると、音源とスピーカ2との距離(単位m)は、S+U(331.5+0.6×t)となる。なお、tは車室内の温度(℃)である。このU(331.5+0.6×t)をαとおくと、音源とスピーカ2との距離は、S+αとなる。
同様にスピーカ1に逆起電力が発生した時間とスピーカ3に逆起電力が発生した時間との時間差をVとすると、音源とスピーカ3との距離(単位m)は、S+V(331.5+0.6×t)となる。V(331.5+0.6×t)をβとおくと、音源とスピーカ3との距離は、S+βとなる。
同様に、スピーカ1に逆起電力が発生した時間とスピーカ4に逆起電力が発生した時間との時間差をWとすると、音源とスピーカ4との距離(単位m)は、S+W(331.5+0.6×t)となる。W(331.5+0.6×t)をγとおくと、音源とスピーカ4との距離は、S+γとなる。
次に、求めた距離に補正係数を乗算して、4つのスピーカ1、2、3、4が存在するXY平面上での距離を求める。4つのスピーカ1、2、3、4が同一平面上(この平面をXY平面とおく)にあるものとし、各窓ガラス上の代表点とスピーカとを結ぶ直線と、XY平面とのなす角度をθ1、θ2、θ3、θ4とする。音源とスピーカとの距離S、S+α、S+β、S+γにコサインθ1、コサインθ2、コサインθ3、コサインθ4をそれぞれ積算して、XY平面上での音源とスピーカとの距離を求める。なお、コサインθの補正係数は、窓ガラスやドアミラーごとにRAM53等のメモリに予め格納しておく。窓ガラスの代表点として窓ガラスの中央位置、重心位置等を用いることができる。
音源と各スピーカ1、2、3、4とのXY平面上での距離が求められると、図7に示すように3円の交点を求めて、音源の位置を特定する。
例えば、スピーカ1と音源とを通る円Kの方程式は、以下の式(1)のように表すことができる。
(x−a)2+(y−b)2=S2・・・・・(1)
なお、音源のXY平面上での座標位置を(x,y)とおき、スピーカ1のXY平面上での座標位置を(a,b)とおく。
同様に、スピーカ2と音源とを通る円Lの方程式は、以下の式(2)のように表すことができる。
(x−c)2+(y−d)2=(S+α)2・・・・・(2)
なお、スピーカ2のXY平面上での座標位置を(c,d)とおく。
同様に、スピーカ3と音源とを通る円Mの方程式は、以下の式(3)のように表すことができる。
(x−e)2+(y−f)2=(S+β)2・・・・・(3)
なお、スピーカ3のXY平面上での座標位置を(e,f)とおく。
例えば、スピーカ1と音源とを通る円Kの方程式は、以下の式(1)のように表すことができる。
(x−a)2+(y−b)2=S2・・・・・(1)
なお、音源のXY平面上での座標位置を(x,y)とおき、スピーカ1のXY平面上での座標位置を(a,b)とおく。
同様に、スピーカ2と音源とを通る円Lの方程式は、以下の式(2)のように表すことができる。
(x−c)2+(y−d)2=(S+α)2・・・・・(2)
なお、スピーカ2のXY平面上での座標位置を(c,d)とおく。
同様に、スピーカ3と音源とを通る円Mの方程式は、以下の式(3)のように表すことができる。
(x−e)2+(y−f)2=(S+β)2・・・・・(3)
なお、スピーカ3のXY平面上での座標位置を(e,f)とおく。
音源のXY平面上での位置は、図7に示すように、円Kと円Lとの交点の軌跡と、円Kと円Mとの交点の軌跡とが交わる位置として算出することができる。
各窓ガラスの代表点と、XY平面との距離は、予め分かっているので、XY平面上での音源の座標位置を求めることで、叩かれた駆動部位を精度よく判定することができる。
各窓ガラスの代表点と、XY平面との距離は、予め分かっているので、XY平面上での音源の座標位置を求めることで、叩かれた駆動部位を精度よく判定することができる。
図8に示すフローチャートを参照しながら、ボディECU10の処理手順を説明する。
まず、ボディECU10は、車両に搭載された4つのスピーカ1、2、3、4に発生する逆起電力の信号を入力して(ステップS1)、信号処理部11、12、13、14で信号処理を行う。フィルタ処理、増幅、AD変換等の処理を行い、処理後の信号をボディECU10のメインマイコン15に入力する。
まず、ボディECU10は、車両に搭載された4つのスピーカ1、2、3、4に発生する逆起電力の信号を入力して(ステップS1)、信号処理部11、12、13、14で信号処理を行う。フィルタ処理、増幅、AD変換等の処理を行い、処理後の信号をボディECU10のメインマイコン15に入力する。
次に、メインマイコン15は、入力信号のレベル判定を行って(ステップS2)、最初に信号が発生したスピーカを特定する(ステップS3)。
次に、メインマイコン15は、最初に信号が発生したスピーカに最も近い駆動部位用の補正係数をメモリから選択する(ステップS4)。例えば、スピーカ1が最初に信号を検出したスピーカであった場合、運転席5側の窓ガラスの補正係数をメモリから選択する。
メインマイコン15は、音源とスピーカとの距離を表す変数に補正係数を積算して、スピーカ1、2、3、4の存在するXY平面上での距離に変換する。そして、上述した式(1)、(2)、(3)を用いて、XY平面上での音源の位置を特定する(ステップS5)。
次に、メインマイコン15は、最初に信号が発生したスピーカに最も近い駆動部位用の補正係数をメモリから選択する(ステップS4)。例えば、スピーカ1が最初に信号を検出したスピーカであった場合、運転席5側の窓ガラスの補正係数をメモリから選択する。
メインマイコン15は、音源とスピーカとの距離を表す変数に補正係数を積算して、スピーカ1、2、3、4の存在するXY平面上での距離に変換する。そして、上述した式(1)、(2)、(3)を用いて、XY平面上での音源の位置を特定する(ステップS5)。
XY平面と駆動部位との距離は予め分かっているので、メインマイコン15は、求めた音源位置が窓ガラスの位置を示しているか否かを判定する(ステップS6)。
音源位置がステップS4で補正係数を選択した駆動部位を示していなかった場合には(ステップS6/NO)、他の駆動部位の補正係数を用いて音源位置を再計算する(ステップS7)。例えば、音源位置が窓ガラスではなかった場合には、ドアミラー部用の補正係数を用いて再計算を行う。
音源位置が、ステップS4で補正係数を選択した駆動部位を示している場合には(ステップS6/YES)、スピーカから入力した信号の信号レベル差がしきい値以上あるか否かを判定する(ステップS8)。
窓ガラスがノックされた場合、ノックされた窓ガラスに最も近いスピーカで検出する逆起電力の信号レベルは、他のスピーカで検出する逆起電力の信号レベルと大きな差がある。スピーカで検出した信号レベルの差を判定することで、窓ガラスやドアミラーへのノックであるか否かを判定する判定精度を高めることができる。
スピーカから入力した信号の信号レベル差がしきい値よりも小さい場合には(ステップS8/NO)、メインマイコン15は、処理を終了する。
また、スピーカから入力した信号の信号レベル差がしきい値以上であった場合には(ステップS8/YES)、メインマイコン15は、特定した駆動部を駆動させる(ステップS9)。
音源位置がステップS4で補正係数を選択した駆動部位を示していなかった場合には(ステップS6/NO)、他の駆動部位の補正係数を用いて音源位置を再計算する(ステップS7)。例えば、音源位置が窓ガラスではなかった場合には、ドアミラー部用の補正係数を用いて再計算を行う。
音源位置が、ステップS4で補正係数を選択した駆動部位を示している場合には(ステップS6/YES)、スピーカから入力した信号の信号レベル差がしきい値以上あるか否かを判定する(ステップS8)。
窓ガラスがノックされた場合、ノックされた窓ガラスに最も近いスピーカで検出する逆起電力の信号レベルは、他のスピーカで検出する逆起電力の信号レベルと大きな差がある。スピーカで検出した信号レベルの差を判定することで、窓ガラスやドアミラーへのノックであるか否かを判定する判定精度を高めることができる。
スピーカから入力した信号の信号レベル差がしきい値よりも小さい場合には(ステップS8/NO)、メインマイコン15は、処理を終了する。
また、スピーカから入力した信号の信号レベル差がしきい値以上であった場合には(ステップS8/YES)、メインマイコン15は、特定した駆動部を駆動させる(ステップS9)。
このように本実施例は、駆動部位が叩かれると、叩かれた音をスピーカで入力して叩かれた駆動部位を特定する。従って、駆動させたい駆動部位を叩くことで駆動させることができる。このため、車両に搭載されたスピーカ1、2、3、4を有効に活用して、ユーザの利便性を向上させることができる。
添付図面を参照しながら本発明の第2実施例について説明する。
本実施例は、図9に示すように上述したボディECU10が、スマートエントリECU40と通信バスで接続され、ボディECU10とスマートエントリECU40とは、例えばCAN(Controller Area Network)等のプロトコルに従って通信を行う。
本実施例は、図9に示すように上述したボディECU10が、スマートエントリECU40と通信バスで接続され、ボディECU10とスマートエントリECU40とは、例えばCAN(Controller Area Network)等のプロトコルに従って通信を行う。
また、スマートエントリECU40は、送受信アンテナユニット41を有し、ユーザの携帯する携帯機42からの無線電波を検出してユーザが車外にいるのか、車内にいるのかを判定する。また、車外にいる場合に、車両の近くにいるのかを判定する。判定結果は、ボディECU10に通知される。
ボディECU10は、スマートエントリECU40から情報を取得して、ノック音を検出したときに車両のユーザが車両のすぐ近くにいるか否かを判定する。ユーザが車両の近くにいないと判定すると、検出したノック音による駆動部位の駆動は行わない。また、車両のユーザが車内から車外に移動したことを検出すると、車外への移動から所定時間の間だけ図8に示すフローチャートに従って、駆動部位へのノック音の検出と、特定した駆動部位の駆動とを実行する。
このように本実施例は、スマートエントリECU40からの情報を取得して、ボディECU10が制御を行うことにより、車両のユーザだけが操作を行うことができる。また、ユーザが車外に出てから所定時間だけ駆動部位のノックによる操作を許可することができる。
上述した実施例は本発明の好適な実施の一例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
例えば、上述した実施例では、ノックされた窓ガラスやドアミラーを駆動する例を示した。これ以外に、ヘッドライトやウィンカー等をノックして、ノックされた位置をスピーカに生じる逆起電力で検出し、これらの点灯と消灯を制御してもよい。またヘッドライトのノック回数を変更することで、ハザードランプを点灯させることも可能である。さらに、トランクやボンネットをノックして、ノックされた位置をスピーカに生じる逆起電力で検出し、これらの開閉を制御することもできる。
また、上述した実施例では、複数の音声入力手段としてオーディオ用の複数のスピーカを利用していたが、複数の専用マイクを設けてもよい。また、高精度に音源位置を特定するためには複数の音声入力手段が車両の前後方向及び左右方向に分散して配置されることが望ましいため、音声入力手段の数としては3以上(より好ましくは4以上)とすることが望ましい。
例えば、上述した実施例では、ノックされた窓ガラスやドアミラーを駆動する例を示した。これ以外に、ヘッドライトやウィンカー等をノックして、ノックされた位置をスピーカに生じる逆起電力で検出し、これらの点灯と消灯を制御してもよい。またヘッドライトのノック回数を変更することで、ハザードランプを点灯させることも可能である。さらに、トランクやボンネットをノックして、ノックされた位置をスピーカに生じる逆起電力で検出し、これらの開閉を制御することもできる。
また、上述した実施例では、複数の音声入力手段としてオーディオ用の複数のスピーカを利用していたが、複数の専用マイクを設けてもよい。また、高精度に音源位置を特定するためには複数の音声入力手段が車両の前後方向及び左右方向に分散して配置されることが望ましいため、音声入力手段の数としては3以上(より好ましくは4以上)とすることが望ましい。
1〜4 スピーカ
5 運転席
6 助手席
7 後部座席
10 ボディECU
15 メインマイコン
20 オーディオ装置
31 ドアミラー
32 ウィンドウガラス駆動部
5 運転席
6 助手席
7 後部座席
10 ボディECU
15 メインマイコン
20 オーディオ装置
31 ドアミラー
32 ウィンドウガラス駆動部
Claims (6)
- 車両の異なる場所に搭載された複数の音声入力手段と、
前記複数の音声入力手段の入力情報により、叩かれた車両の駆動部位を特定する特定手段と、
特定した駆動部位を駆動する駆動制御手段と、
を有することを特徴とする車両制御装置。 - 前記特定手段は、音源からの音の前記複数の音声入力手段での入力時間差に基づいて前記音源の位置を特定することで、前記叩かれた車両の駆動部位を特定することを特徴とする請求項1記載の車両制御装置。
- ユーザの携帯する携帯機を検出する検出手段を有し、
前記駆動制御手段は、前記携帯機の検出結果に基づいて、前記駆動部位の駆動を許可することを特徴とする請求項1または2記載の車両制御装置。 - 前記駆動制御手段は、前記携帯機の車内から車外への移動を検出してから所定時間の間、前記駆動部位の駆動を許可することを特徴とする請求項3記載の車両制御装置。
- 前記複数の音声入力手段は、車室内のスピーカであることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の車両制御装置。
- 車両の異なる場所に配置された複数の音声入力手段の入力情報により、叩かれた車両の駆動部位を特定するステップと、
特定した駆動部位を駆動するステップと、
を有することを特徴とする車両制御方法。
Priority Applications (3)
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