JP2009142389A - 内視鏡の湾曲部 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構成で節輪を連結でき、節輪の連結部のずれを防止することができる内視鏡の湾曲部を提供する。
【解決手段】 先端部35dには、節輪35の外周面35cの一部が前方(先端硬性部23側)に向けて突出している2つ(1対)の凸部36が配置されている。基端部35eには凸部36と回動可能に連結する2つ(1対)の凹部37が配置されている。また基端部35eには、節輪35と一体である1対の径方向規制部38が設けられている。径方向規制部38は、節輪35同士(凸部36と凹部37)が連結した際、凸部36が他方の節輪35の径方向に移動することを規制し、連結部(凸部36と凹部37)のずれを防止する。
【選択図】 図5A

Description

本発明は、複数の節輪が連結されている内視鏡の湾曲部に関する。
近年医療用分野における内視鏡の挿入部は、例えば胃や腸などの体腔内に挿入され、体腔内の組織表面の観察や、鉗子等による病変部の採取による診断、処置等に利用される。
このような内視鏡の挿入部は、湾曲可能な湾曲部を有している。湾曲部は、複数の隣接する節輪同士が回動可能に連結することで構成される。一般的に節輪同士は、例えばリベットやヒンジピン等によって係り止めによって簡易に連結されているため、湾曲部は容易に組み立てられ、安価に構成されている。
例えば特許文献1には、リベットなど格別な連結部品を必要とせず、安価な構成で節輪相互を連結することができ、組立容易で安価な内視鏡の弯曲管が開示されている。
特開平08−160313号公報
上述した一般的な節輪において、例えば先端側には凸部が設けられ、基端側には凹部が設けられている。隣り合う節輪同士において、先端側(一方)の節輪の凹部と基端側(他方)の節輪の凸部が嵌合することで、上述したように節輪同士は簡易に連結する。
例えば特許文献1において、上述したように連結された節輪(湾曲部)はポリエチレン等で形成される外皮によって被覆される。これにより節輪の連結部(嵌合している凸部と凹部)は、固定される。しかし外力が湾曲部に加わると、外皮が変形するため、連結部がずれてしまい(節輪の径方向に移動し)、例えば凸部が凹部から脱落してしまう虞が生じる。
また特許文献1において、連結部が節輪の径方向に移動することを防止するためには、節輪同士を連結させた後、外皮は加熱収縮される必要がある。そのため加熱収縮のための手間がかかってしまう虞が生じる。また外皮は、節輪と別体で構成されているため、加熱収縮を行っても節輪の径方向における連結部の厳密なずれを防止できない虞が生じる。また使用される外皮は、加熱収縮に耐えうる部材に限られてしまう。
そこで本発明は、上記課題を鑑みて、簡易な構成で節輪を連結でき、節輪の連結部のずれを防止することができる内視鏡の湾曲部を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、隣接する節輪同士を連結して構成する内視鏡の湾曲部であって、前記隣接する節輪の一方の節輪の一端から前記湾曲部の軸方向に凸設している1対の凸部と、前記隣接する節輪の他方の節輪の他端から前記湾曲部の軸方向に凹設している1対の凹部と、前記他方の節輪の他端にて前記湾曲部の軸方向において前記凹部と同じ方向に配置され、前記他方の節輪と一体に設けられ、前記隣接する節輪同士において、前記一方の節輪における前記凸部が前記他方の節輪における前記凹部に嵌め込まれ、前記隣接する節輪同士が連結した際に、前記一方の節輪における前記凸部が前記他方の節輪の径方向に移動することを規制する1対の径方向規制部と、を具備することを特徴とする内視鏡の湾曲部を提供する。
本発明によれば、簡易な構成で節輪を連結でき、節輪の連結部のずれを防止することができる内視鏡の湾曲部を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1から図7を参照し、第1の実施形態について説明する。
図1に示すように内視鏡1には、患者の体腔内等に挿入される細長い挿入部10と、挿入部10の手元側に位置する基端と連結し、挿入部10を操作する操作部60が設けられている。
操作部60には、術者が把持する把持部61と、挿入部10の後述する湾曲部22を湾曲させる湾曲操作ノブ62が設けられている。
把持部61には、ユニバーサルコード63の基端部が連結されている。このユニバーサルコード63の先端部には、図示しない光源装置や、ビデオプロセッサなどに接続されるコネクタ部64が連結されている。
湾曲操作ノブ62には、湾曲部22を左右に湾曲操作させる左右湾曲操作ノブ62aが設けられている。左右湾曲操作ノブ62aには、左右湾曲操作ノブ62aによって駆動する図示しない左右方向の湾曲操作機構が接続している。左右方向の湾曲操作機構は、操作部60内に配設され、後述する操作ワイヤ42の基端と接続している。
なお図1には、湾曲部22を上下に湾曲操作させる上下湾曲操作ノブ62bの配置例が示されているが、本実施形態では、上下湾曲操作ノブ62bを採用しないこととして説明する。
なお操作部60には、吸引ボタン65と、送気・送水ボタン66と、内視鏡撮影用の各種ボタン67と、処置具挿入部68とが設けられている。処置具挿入部68には、挿入部10内に配設されて、図7に示す処置具挿通チャンネル69の基端部に連結される処置具挿入口70が設けられている。図示しない内視鏡用処置具は、内視鏡1の処置具挿入口70から処置具挿通チャンネル69内に挿入されて後述する挿入部10の先端硬性部23側まで押し込み操作された後、図7に示す処置具挿通チャンネル69の先端開口部69aから体腔内に突出される。
挿入部10は、操作部60側から順に可撓管部(蛇管部)21と、湾曲部22と、先端硬性部23を有している。詳細には、操作部60は、細長い可撓管部(蛇管部)21の基端と連結している。可撓管部21の先端は、湾曲部22の基端と連結している。湾曲部22の先端は、先端硬性部23の基端と連結している。
可撓管部21は、例えば樹脂製の中空形状を有して形成されている。なお可撓管部21は、この形状に限定する必要はない。例えば図2に示すような樹脂製の内視鏡用の蛇管21aと、蛇管21aの外周を被覆して積層される後述する外皮チューブ75(図2には不図示)が用いられていてもよい。蛇管21aは、例えば蛇管21aの長手軸方向に対して直交する方向に山部21bと谷部21cによって形成される山谷構造(波型構造)を有する中空連続体(中空体)21dからなっている。すなわち、中空連続体21dは、例えばコルゲート管である。この中空連続体21dの外周側には、伸縮性を有する外皮チューブ75が被覆して用いられる。なお可撓管部21は、蛇管21aそのもので形成することも可能である。
次に可撓管部21の内部構造について簡単に説明する。図3に示すように可撓管部21には、ライトガイドファイバ27と、送気用チューブ30と、送水用チューブ31と、信号線などのケーブル32と、2本の操作ワイヤ42と、処置具挿通チャンネル69等と、が挿通されている。
ライトガイドファイバ27と、送気用チューブ30と、送水用チューブ31と、ケーブル32と、処置具挿通チャンネル69と、は、可撓管部21の先端と連結している湾曲部22の基端側から湾曲部22内部に挿通され、先端硬性部23の基端と連結されている。
2本の操作ワイヤ42は、湾曲部22全体を左右の2方向にそれぞれ湾曲操作する。
操作ワイヤ42の先端は、湾曲部22内部に挿通され、先端硬性部23の基端と連結されている。この操作ワイヤ42の基端は、操作部60の上述した左右方向の湾曲操作機構と連結されている。
左右湾曲操作ノブ62aの回動操作にともない各操作ワイヤ42がそれぞれ牽引駆動される。これにより、湾曲部22は、真っ直ぐに伸びた湾曲角度が0°の通常の直線状態(非湾曲状態)から左右方向に任意の湾曲角度に湾曲操作された湾曲形状まで遠隔的に湾曲操作されるようになっている。
これにより湾曲部22は、操作ワイヤ42によって図1中に一点鎖線で示すように真っ直ぐに伸びた通常の直線状態から同図中に実線または二点鎖線で示すように湾曲操作可能になっている。
次に湾曲部22の構成について説明する。図4と図5Aに示すように湾曲部22には、複数の略円筒(環状)形状の節輪35(図5Aと図5D参照)が内視鏡1の挿入(挿入部10の長手軸)方向に沿って並設されている。隣接している(内視鏡1の挿入方向に沿って前後に位置する)節輪35は、回動可能に連結されている。このように節輪35が互いに連結されることで、湾曲部22は形成される。節輪35は、例えば金属などの硬質材料で形成されている。
なお最も先端硬性部23側に位置する節輪35aには、先端硬性部23が連結している(詳細については後述する)。また最も可撓管部21側に位置する節輪35bには、可撓管部21が連結している(詳細については後述する)。
次に図5Aと図5Bと図5Cと図5Dを参照して節輪35の構造について説明する。なお図5Aと図5Bと図5Cと図5Dは、簡略化のため2つの節輪35が連結している状態のみを示している。節輪35は、例えば、金属薄板プレス品、鍛造品などによって成形されている。
図5Aと図5Bと図5Cに示すように内視鏡1の挿入方向(湾曲部22の軸方向)において、節輪35の先端部35d(一(先)端)は、凸設されている。詳細には、先端部35dには、節輪35の外周面35cの一部が前方(先端硬性部23側)に向けて突出している2つ(1対)の凸部36が配置されている。つまり凸部36は、先端部35dから前方に向かって湾曲部22の軸方向に凸設されている先端部35dであり、節輪35と一体化している。2つの凸部36は、板部であり、周方向に略180°離れて配置されている。
凸部36は、連結した節輪35同士が回動するための円弧を有し、略Ω形状を有している。詳細には、凸部36は、円弧を含む略円形形状を有する円形部36aと、円形部36aを支持する扇形形状の支持部36bと、を有している。円形部36aは凸部36の先端側に配置され、支持部36bは凸部36の基端側に配置される。凸部36は、円形部36aと支持部36bによって形成される略Ω形状を有している。
また内視鏡1の挿入方向(湾曲部22の軸方向)において、節輪35の基端部35e(他(後)端)は、凹設されている。詳細には基端部35eには、外周面35cの一部が前方(先端部35d側)に向けて切り欠けられ(凹設され)、隣接する節輪35における凸部36が嵌め込まれて、凸部36と回動可能に連結する2つ(1対)の凹部37が配置されている。つまり凹部37は、基端部35eから前方に向かって湾曲部22の軸方向に凹設されている基端部35eであり、節輪35と一体化している。2つの凹部37は、板部であり、周方向に略180°離れて配置されている。
凹部37は、凸部36と同様に、連結した節輪35同士が回動するための円弧を有し、略Ω形状を有している。詳細には、凹部37には、円弧を含む略円形形状を有し、円形部36aが嵌め込まれ、凸部36の先端である円形部36aと回動可能に連結する開口部37aと、凸部36の基端である支持部36bが円形部36aを中心に回動可能になるように配置される扇形形状を有する開口部37bが設けられている。開口部37aは、凹部37の先端側に配置される。開口部37bは、開口部37aと連通しており凹部37の基端側に配置される。凹部37は、円形部36aが嵌め込まれる開口部37aと支持部36bが配置される開口部37bによって形成され、凸部36と同じ形状である略Ω形状を有している。
図5Aと図5Cに示すように開口部37aの大きさは、円形部36aと略同一である。また凸部36(凹部37)の幅方向において、上述したように支持部36bは円形部36aを中心に回動するため、開口部37bの幅は、支持部36bの幅よりも長い。なお凸部36(凹部37)の幅方向とは、湾曲部22の軸方向と、2つの凸部36(凹部37)を結ぶ直線方向と、に直交する方向であり、後述する2つのワイヤ受け39を結ぶ直線方向に略平行な方向である。
凸部36の位相と凹部37の位相は同一である。言い換えると節輪35の周方向における凸部36の位置と凹部37の位置は、同じである。つまり凸部36と凹部37は、湾曲部22の軸方向において、図5Aと図5Cに示すように同じ方向(同一直線上)に配置されている。もちろん凸部36と凹部37は、上述したように外周面35cの一部であるため(すなわち、外周面35cの一部として形成されるため)、節輪35と一体である。
また図5Aと図5Bと図5Dに示すように基端部35eには、外周面35cの一部が節輪35の内方に向かって例えばプレス加工で切り曲げ加工しつつ突出されて切り起こし成形されている1対の径方向規制部38が設けられている。径方向規制部38は、凸部36と凹部37と同様に外周面35cの一部であるため(すなわち、外周面35cの一部として形成されるため)、節輪35と一体である。2つの径方向規制部38は、板部であり、周方向に略180°離れて配置されている。径方向規制部38の位相は、凸部36(凹部37)の位相と同一である。言い換えると節輪35の周方向における径方向規制部38の位置と凸部36(凹部37)の位置は、同じである。つまり径方向規制部38は、基端部35eにて湾曲部22の軸方向において凸部36と凹部37と同じ方向(同一直線上)に配置され、また凹部37近傍に配置される。径方向規制部38は、図5Aに示すように一方の節輪35における凸部36が他方の節輪35における凹部37に嵌め込まれ、節輪35同士(凸部36と凹部37)が連結した際、凸部36が他方の節輪35の径方向に移動することを規制する。
径方向規制部38は、図5Dに示すように基端部35eから節輪35の径方向に(径方向の内側に)凹設されており、節輪35の内周面35fの間に配置されている。つまり径方向規制部38は、湾曲部22の軸方向と節輪35の径方向に直交し、節輪35の内部の一部を横断するように配置されることとなる。
この径方向規制部38は、1対の折り曲げ部38a,38bと、規制棒部38cを有している。折り曲げ部38a,38bと規制棒部38cは、節輪35と一体に形成されている。
折り曲げ部38a,38bは、凹部37の基端である開口部37bの両側にそれぞれ設けられている。また折り曲げ部38a,38bは、後方(湾曲部22の基端側)に向けて所望する長さだけ突出した後、内方(湾曲部22の軸方向から節輪35の径方向)に向かって所望する長さ分だけ折り曲げられて(屈曲されて)おり、外周面35c(基端部35e)の一部でもある。
規制棒部38cは、折り曲げ部38a,38bと一体に設けられ、折り曲げ部38a,38b及び外周面35cの一部でもある。つまり規制棒部38cは、折り曲げ部38a,38bと接続している。規制棒部38cは、節輪35の内部の一部を横断するように配置され、節輪35の内部に位置し、直線形状を有している。図5Aと図5Cに示すように節輪35同士が連結した際、規制棒部38cは、凸部36と対向し、凸部36の幅方向に略平行に配置される。また凸部36の幅方向において、規制棒部38cの幅は、支持部36bの幅よりも長い。
節輪35の径方向において、凹部37と連結している凸部36が節輪35の径方向に移動する際、例えば一方の円形部36aと支持部36bが節輪35の内方に移動し、開口部37aと開口部37bから脱落しようとする。規制棒部38cは、節輪35の径方向における凸部36(円形部36aと支持部36b)の移動を規制することで、凸部36(円形部36aと支持部36b)が凹部37(開口部37aと開口部37b)から脱落することを防止する。
また節輪35の内周面35fには、内方に向けて2つ(1対)のワイヤ受け39が形成されている。2つのワイヤ受け39は、周方向に略180°離れて配置されている。またワイヤ受け39の位相は、凸部36(凹部37)の位相と略90°ずれている。つまりワイヤ受け39と凸部36(凹部37)は、周方向に略90°離れた位置に配置されている。このワイヤ受け39は、節輪35の周壁部の一部を外周面35c側から内周面35f側に向けて例えばプレス加工で切り曲げ加工しつつ突出されて切り起こし成形されている。一方のワイヤ受け39には、例えば湾曲部22を左方向に湾曲させる操作ワイヤ42が挿通される。また他方のワイヤ受け39には、例えば湾曲部22を右方向に湾曲させる操作ワイヤ42が挿通される。このようにワイヤ受け39は、操作ワイヤ42を保持している。
このような節輪35において、凸部36と凹部37と径方向規制部38とワイヤ受け39は、1枚の鋼板から例えばプレス加工によって形成される。
次に節輪35同士の連結について説明する。図4と図5Aと図5Bに示すように隣接する節輪35同士において、挿入部10の基端側に配置される節輪35における凸部36は、挿入部10の先端側に配置される節輪35における凹部37に嵌め込まれ、凹部37と回動可能に連結する。詳細には、凹部37における開口部37aには凸部36における円形部36aが嵌め込まれ、開口部37aと円形部36aは回動可能に連結する。また、凹部37における開口部37bには凸部36における支持部36bが配置される。これにより上述したように先端側に配置される節輪35と基端側に配置される節輪35は、凹部37と凸部36を中心に回動可能に連結する(軸支される)。このように凹部37と凸部36には、円形部36aを回動支軸とした支軸部が形成されている。また凹部37と凸部36は、隣接する節輪35を連結する連結部となる。
次に先端硬性部23の構成と、節輪35aと先端硬性部23の連結方法について簡単に説明する。図4に示すように先端硬性部23の基端には、先端硬性部23の外周面23aの一部が前方(先端側)に向けて切り欠けられている2つ(1対)の凹部33が配置されている。凹部33の構成は、凹部37と略同様の構成である。2つの凹部33は、周方向に略180°離れて配置されている。
凹部33には、開口部37aと同様の開口部33aと、開口部37bと同様の開口部33bが設けられている。凹部37は、節輪35aの凸部36と連結する。詳細には、開口部33aは円形部36aと連結し、開口部33bには、支持部36bが配置される。これにより先端硬性部23と節輪35aは、凹部33と凸部36を中心に回動可能に連結する。
次に可撓管部21の構成と、節輪35bと可撓管部21の連結方法について簡単に説明する。図4に示すように可撓管部21の先端には、可撓管部21の外周面21fの一部が前方(節輪35b側)に向けて突出している2つ(1対)の凸部34が配置されている。凸部34の構成は、凸部36の構成と略同様である。2つの凸部34は、周方向に略180°離れて配置されている。
凸部34には、円形部36aと同様の円形部34aと、支持部36bと同様の支持部34bが設けられている。凸部34は、節輪35bの凹部37と連結する。詳細には、円形部34aは開口部37aと連結し、開口部37bには支持部34bが配置される。これにより可撓管部21と節輪35bは、凸部34と凹部37を中心に回動可能に連結する。
本実施形態の湾曲部22において、複数の節輪35をそれぞれ連結する回動支軸となる凸部36と凹部37は、節輪35の軸方向に沿って同一直線上に配置されている。これにより、湾曲部22は、左右の2方向にそれぞれ湾曲できるように構成されている。
なお内視鏡1の挿入方向における外周面35cの長さと、外周面21fの長さは、短いことが好適である。これにより可撓管部21と湾曲部22の連結部において、湾曲しない部分を短くすることができる。
湾曲部22には、図6に示すように湾曲部22全体を左右の2方向にそれぞれ湾曲操作するために、ワイヤ受け39に挿通している2本の操作ワイヤ42が配設されている。これら2本の操作ワイヤ42の先端は、先端硬性部23の基端に設けられる凹部23bに固定されている。凹部23bは、ワイヤ受け39に対応するように配置され、周方向に略180°ずれた状態で2ヶ所に形成されている。また凹部23bは、先端硬性部23の周壁部の一部を外周面23a側から図示しない内周面側に向けて例えばプレス加工で切り曲げ加工しつつ突出されて切り起こし成形されている。凹部23bは、例えばワイヤ受け39と同じ形状を有していても良い。各操作ワイヤ42は、この凹部23bに、銀ロー付けによって固定される。なお、操作ワイヤ42の先端は、最も先端硬性部23側に位置する節輪35aに形成された凹部(図示しない)に固定してもよい。
なお可撓管部21や湾曲部22(節輪35)には、図3と図6に示すように外皮チューブ75が被覆されている。この外皮チューブ75は、ゴムなどの弾性材料で可撓管部21や湾曲部22と略同形状(例えば中空形状や円筒形状)に形成されている。この外皮チューブ75は、熱可塑性エラストマー(スチレン系,オレフィン系,またはウレタン系等)の材質の弾性材料によって射出成形されてもよい。なお、熱可塑性エラストマーの成形は、射出成形に限定されず、注型、押出し、ブロー等の各種成形方法を適用してもよい。
先端硬性部23の先端面には、前述した処置具挿通チャンネル69の先端開口部69aの他に、図7に示すように照明光学系の照明レンズ25と、観察光学系の対物レンズ26と、図示しない送気送水用ノズルなどが配設されている。また、先端硬性部23には、照明レンズ25の後方にライトガイドファイバ27の先端部が固定されている。さらに、対物レンズ26の後方にはCCDなどの撮像素子28とその接続回路基板29などが固定されている。なお、撮像素子28に代えて図示しないイメージガイドファイバの先端部を固定して、内視鏡1を電子スコープに限らずにファイバースコープとしてもよい。さらに、先端硬性部23には、処置具挿通チャンネル69の先端部や、送気送水用ノズルに接続された送気用チューブ30(図3参照)と、送水用チューブ31(図3参照)の先端部などが固定されている。
なお上述したライトガイドファイバ27や、撮像素子28の信号線などのケーブル32や、ファイバースコープの場合の図示しないイメージガイドファイバや、処置具挿通チャンネル69や、送気用チューブ30や、送水用チューブ31などの先端部は、操作部60から可撓管部21の基端部側を介して可撓管部21と湾曲部22内を通り、図7に示すように先端硬性部23にまで延設され、固定されている。
次に本実施形態における湾曲部22における節輪35の連結方法について詳細に説明する。
上述したように隣接する節輪35同士において、図5Aと図5Bと図5Cと図5Dに示すように湾曲部22の先端側に配置される節輪35における凹部37には、湾曲部22の基端側に配置される節輪35における凸部36が嵌め込まれ、凹部37と凸部36は回動可能に連結する。詳細には、凸部36における円形部36aは、凹部37における開口部37aに嵌め込まれ、円形部36aと開口部37aは回動可能に連結する。また凹部37における開口部37bには、凸部36における支持部36bが配置される。よって先端側に配置される節輪35と基端側に配置される節輪35は、連結部(凹部37と凸部36)を中心に回動可能に連結する。
また円形部36aは、略全周にわたり円弧を有している。よって節輪35は、円弧に沿って自在に回動する。
節輪35が連結すると、湾曲部22が構成される。この湾曲部22は、外皮チューブ75によって被覆される。湾曲部22が操作ワイヤ42によって湾曲する際、または外力が湾曲部22に加わり、外皮チューブ75が変形する際、節輪35の径方向における連結部(凹部37と凸部36)の移動は、径方向規制部38によって規制される。詳細には、凸部36(支持部36b)は、節輪35の径方向に移動しようとしても、径方向規制部38(規制棒部38c)によって移動を規制され、凹部37(開口部37aと開口部37b)から脱落することを防止される。このように節輪35の径方向における節輪35の脱離(連結部のずれ)は、径方向規制部38によって防止される。
また開口部37aの大きさは、円形部36aと略同一であり、開口部37aは円形部36aと回動可能に連結している。そのため凸部36(円形部36aと支持部36b)は、節輪35の周方向と軸方向に移動しようとしても、凹部37(開口部37aと開口部37b)によって防止され、凹部37(開口部37aと開口部37b)から脱落することを防止される。このように節輪35の周方向と軸方向における節輪35の脱離(連結部のずれ)は、凹部37(開口部37aと開口部37b)によって防止される。
また先端硬性部23と節輪35aの連結、可撓管部21と節輪35bの連結は、上記と同様であるため、詳細については省略する。
このように本実施形態は、凸部36と凹部37と径方向規制部38を節輪35と一体とし、凸部36と凹部37によって節輪35を連結させ、径方向規制部38によって節輪35の脱離(連結部のずれ)を防止させている。これにより本実施形態は、例えばリベットなどの別の部材を設けなくても、簡易な構造で節輪35を連結でき、節輪35における連結部のずれを防止することができる。
また本実施形態は、上述したように径方向規制部38を節輪35と一体としており、凸部36の幅方向において規制棒部38cの幅は支持部36bの幅よりも長い。よって本実施形態は、節輪35の径方向における節輪35の移動を規制でき、節輪35の脱離(連結部のずれ)を厳密に防止することができる。
また本実施形態は、凸部36と凹部37と径方向規制部38を同じ方向(同一直線上)に配置している。これにより本実施形態は、凸部36と凹部37を連結する動作を1度行うことで、上述したように簡易な構造で節輪35を連結でき、節輪35の移動を規制でき、節輪35の脱離を防止することができる。
また本実施形態は、リベットなどの別の部材を設けなくても、節輪35を連結できるため、湾曲部22を安価にすることができる。また本実施形態は、凸部36を凹部37に嵌め込むだけで容易に節輪35同士を連結できるため、リベット等を用いて連結する手間を省くことができる。
また本実施形態は、リベットなどの別の部材を設けなくても、節輪35を連結できるため、リベットによって湾曲部22が太径化することを防止でき、湾曲部22を細径化することができる。
また本実施形態は、先端硬性部23と連結する節輪35aと、可撓管部21と連結する節輪35bに対しても、上記同様の効果を得ることができる。
また本実施形態は、例えば特許文献1のように外皮によって連結部のずれを防止していない。よって本実施形態は、連結部のずれを防止するために外皮を加熱収縮する必要がない。つまり本実施形態は、加熱収縮に耐えられる外皮以外の様々な種類の外皮チューブ75を用いることができる。
次に本発明に係る第2の実施形態について図8Aと図8Bと図8Cと図8Dを参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成については第1の実施形態と同一の参照符号を付すことにより説明を省略する。
本実施形態における径方向規制部38は、1対の折り曲げ部38a,38bと、折り曲げ部38aと接続している規制棒部38dと、折り曲げ部38bと接続している規制棒部38eを有している。本実施形態において折り曲げ部38aと規制棒部38dは一体に設けられ、折り曲げ部38bと規制棒部38eは一体に設けられている。規制棒部38dと規制棒部38eは、互いに接続されておらず、そのため規制棒部38dと規制棒部38eの間には、空間38fが形成される。
規制棒部38dと規制棒部38eは、規制棒部38cと同様に節輪35の内部の一部を横断するように配置され、直線形状を有している。また規制棒部38dと規制棒部38eは、節輪35同士が連結した際、凸部36と対向しており、凸部36の幅方向に略平行に配置されて、節輪35の内部に位置する。
また規制棒部38dは、折り曲げ部38a及び外周面35cの一部でもあり、折り曲げ部38aと同様に節輪35と一体に形成されている。また規制棒部38eは、折り曲げ部38b及び外周面35cの一部でもあり、折り曲げ部38bと同様に節輪35と一体に形成されている。つまり本実施形態における規制棒部38dは、湾曲部22の基端側に向けて所望する長さだけ突出した後、湾曲部22の軸方向から節輪35の径方向に(径方向の内側に)向かって所望する長さ分だけ折り曲げることで形成される。規制棒部38eについても同様である。
規制棒部38dと規制棒部38eは、節輪35同士が連結した際、節輪35の径方向における凸部36の移動を規制し、凸部36が凹部37から脱落することを防止する(連結部のずれを防止する)。
このように本実施形態は、第1の実施形態のように折り曲げ部38a,38bを規制棒部38cによって接続する必要はなく、折り曲げ部38a,38bを節輪35の内部を横断するように曲げ加工すればよい。そのため本実施形態は、径方向規制部38を容易に加工することができる。
次に本発明に係る第3の実施形態について図9Aと図9Bと図9Cと図9Dを参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成については第1の実施形態と同一の参照符号を付すことにより説明を省略する。
本実施形態における径方向規制部38は、1対の折り曲げ部38a,38bと、折り曲げ部38aと接続する規制棒部38gと、折り曲げ部38bと接続する規制棒部38hを有している。本実施形態において折り曲げ部38aと規制棒部38gは一体に設けられ、折り曲げ部38bと規制棒部38hは一体に設けられている。規制棒部38gと規制棒部38hは、互いに接続されておらず、そのため規制棒部38dと規制棒部38eの間には、空間38fが形成される。
規制棒部38gと規制棒部38hは、湾曲部22の軸方向に沿って湾曲部22の基端側に向けて直線状に延設され、節輪35の内部に配置される。節輪35同士が連結した際、規制棒部38gと規制棒部38hは、湾曲部22の基端側に配置される節輪35の内周面35fに対向する。
また規制棒部38gは、折り曲げ部38a及び外周面35cの一部でもあり、折り曲げ部38aと同様に節輪35と一体に形成されている。また規制棒部38hは、折り曲げ部38b及び外周面35cの一部でもあり、折り曲げ部38bと同様に節輪35と一体に形成されている。つまり本実施形態における規制棒部38gは、湾曲部22の軸方向から節輪35の径方向に(径方向の内側に)向かって所望する長さ分だけ折り曲げられている折り曲げ部38aを節輪35の内部にて湾曲部22の基端側に向けて所望する長さだけ延設することで形成される。規制棒部38eについても同様である。
本実施形態における規制棒部38g,38hは、節輪35同士が連結し、凸部36が節輪35の径方向に移動する際、図9Aと図9Cに示すように内周面35fに当接することで、節輪35の径方向における凸部36の移動を規制し、凸部36が凹部37から脱落することを防止する(連結部のずれを防止する)。
このように本実施形態は、径方向規制部38(規制棒部38g,38h)によって内周面35fにて節輪35の径方向における凸部36の移動を規制しても、第1の実施形態と同様の効果をえることができる。
また本実施形態は、径方向規制部38を容易に加工することができる。
なお上述した各実施形態の節輪35において、先端部35dに凸部36が配置され、基端部35eに凹部37が配置されているが、このような構成に限定する必要はない。例えば先端部35dに凹部37が配置され、基端部35eに凸部36が配置されてもよい。
また例えば隣接する節輪35において、一方の節輪35の先端部35dと基端部35eに凸部36が配置され、他方の節輪35の先端部35dと基端部35eに凹部37が配置され、このような構成の節輪35が対となり連結されてもよい。つまり上述した連結方法が用いられていれば、その構成は限定されない。
また例えば円形部36aと開口部37aは、円形形状を有しているが凸部36と凹部37が回動可能に連結できればその形状を限定しない。例えば円形部36aは、回動のために先端の一部(例えば略1/4周)にのみに円弧を有していても良い。また例えば支持部36bと開口部37bは、扇形形状を有しているが、凸部36と凹部37が回動可能に連結できればこれに限定する必要はなく、例えば矩形形状でもよい。
また上述した各実施形態の湾曲部22は、左右の2方向にのみ湾曲したがこれに限定される必要はなく上下左右の4方向に湾曲しても良い。そのため湾曲部22には、湾曲部22を例えば上下に湾曲させる操作ワイヤ42がさらに挿通されている。
またその場合、湾曲操作ノブ62には、図1に示すように湾曲部22を上下に湾曲操作させる上下湾曲操作ノブ62bが設けられ、上下湾曲操作ノブ62bには、上下湾曲操作ノブ62bによって駆動する図示しない上下方向の湾曲操作機構が接続している。湾曲部22を上下方向に湾曲させる操作ワイヤ42の先端は、湾曲部22内部に挿通され、先端硬性部23の基端と連結されている。またこの操作ワイヤ42の基端は、操作部60の上述した上下方向の湾曲操作機構と連結されている。
またその場合、例えば図10に示すように凸部36の位相は、例えば凹部37の位相と略90°ずれ、例えばワイヤ受け39と同じ位相であれば良い。これにより湾曲部22において、複数の節輪35間をそれぞれ連結する連結部(凸部36と凹部37)は、各節輪35の前後間でそれぞれ略90°ずれた状態で交互に配置されている。これにより、湾曲部22は、上下左右の4方向にそれぞれ湾曲できるように構成されている。
なお図10において、基端側における節輪35の凸部36の一方と先端側における節輪35の凹部37の一方と径方向規制部38の一方のみを図示し、基端側における節輪35の凸部36の他方と先端側における節輪35の凹部37の他方と径方向規制部38の他方は図示を簡略化するため省略している。
またその場合、例えば凹部23bは、ワイヤ受け39と、凸部36に対応するように配置され、周方向に略90°ずれた状態で4ヶ所に形成さる。
このように本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
図1は、第1の実施形態における内視鏡の概略構成図である。 図2は、可撓管部の形状の一例を示す図である。 図3は、可撓管部の横断面を示す横断面図である。 図4は、湾曲部の節輪の並設状態を示す図である。 図5Aは、第1の実施形態において連結している節輪の構成を示す斜視図である。 図5Bは、図5Aに示す節輪をワイヤ受け部側(矢印5B方向)からみた側面図である。 図5Cは、図5Aに示す節輪を連結部側(矢印5C方向)からみた側面図である。 図5Dは、図5Aに示す節輪を節輪の軸方向側(矢印5D方向)からみた側面図である。 図6は、図1に示すA−A線における湾曲部の横断面を示す横断面図である。 図7は、先端硬性部の内部構成を示す概略構成図である。 図8Aは、第2の実施形態において連結している節輪の構成を示す斜視図である。 図8Bは、図8Aに示す節輪をワイヤ受け部側(矢印8B方向)からみた側面図である。 図8Cは、図8Aに示す節輪を連結部側(矢印8C方向)からみた側面図である。 図8Dは、図8Aに示す節輪を節輪の軸方向側(矢印8D方向)からみた側面図である。 図9Aは、第3の実施形態において連結している節輪の構成を示す斜視図である。 図9Bは、図9Aに示す節輪をワイヤ受け部側(矢印9B方向)からみた側面図である。 図9Cは、図9Aに示す節輪を連結部側(矢印9C方向)からみた側面図である。 図9Dは、図9Aに示す節輪を節輪の軸方向側(矢印9D方向)からみた側面図である。 図10は、湾曲部を4方向に湾曲させる際において、連結している節輪の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1…内視鏡、10…挿入部、21…可撓管部、22…湾曲部、23…先端硬性部、35,35a,35b…節輪、35c…外周面、35d…先端部、35e…基端部、35f…内周面、36…凸部、36a…円形部、36b…支持部、37…凹部、37a…開口部、37b…開口部、38…径方向規制部、38a,38b…折り曲げ部、38c,38d,38e,38g,38h…規制棒部、38f…空間、39…ワイヤ受け、42…操作ワイヤ、60…操作部、75…外皮チューブ。

Claims (12)

  1. 隣接する節輪同士を連結して構成する内視鏡の湾曲部であって、
    前記隣接する節輪の一方の節輪の一端から前記湾曲部の軸方向に凸設している1対の凸部と、
    前記隣接する節輪の他方の節輪の他端から前記湾曲部の軸方向に凹設している1対の凹部と、
    前記他方の節輪の他端にて前記湾曲部の軸方向において前記凹部と同じ方向に配置され、前記他方の節輪と一体に設けられ、前記隣接する節輪同士において、前記一方の節輪における前記凸部が前記他方の節輪における前記凹部に嵌め込まれ、前記隣接する節輪同士が連結した際に、前記一方の節輪における前記凸部が前記他方の節輪の径方向に移動することを規制する1対の径方向規制部と、
    を具備することを特徴とする内視鏡の湾曲部。
  2. 前記径方向規制部は、前記他方の節輪の他端から前記節輪の径方向に凹設され、且つ前記節輪の内周面の間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の湾曲部。
  3. 前記径方向規制部は、前記湾曲部の軸方向と前記節輪の径方向に直交し、且つ前記節輪の内部の一部を横断するように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡の湾曲部。
  4. 前記径方向規制部は、
    前記湾曲部の基端側に向けて所望する長さだけ突出した後、前記湾曲部の軸方向から前記節輪の径方向に向かって所望する長さ分だけ折り曲げられ、前記凹部の基端の両側に設けられている1対の折り曲げ部と、
    前記折り曲げ部と一体に設けられ、前記折り曲げ部と接続し、前記節輪の内部の一部を横断し、前記節輪同士が連結した際、前記凸部の幅方向と略平行に配置され、前記節輪の径方向における前記凸部の移動を規制する規制棒部と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡の湾曲部。
  5. 前記径方向規制部は、
    前記湾曲部の基端側に向けて所望する長さだけ突出した後、前記湾曲部の軸方向から前記節輪の径方向に向かって所望する長さ分だけ折り曲げられ、前記凹部の基端の両側に設けられている1対の折り曲げ部と、
    一方の前記折り曲げ部と一体に設けられ、前記節輪の内部の一部を横断し、前記節輪同士が連結した際、前記凸部の幅方向と略平行に配置され、前記節輪の径方向における前記凸部の移動を規制する第1の規制棒部と、
    他方の前記折り曲げ部と一体に設けられ、前記節輪の内部の一部を横断し、前記節輪同士が連結した際、前記凸部の幅方向と略平行に配置され、前記節輪の径方向における前記凸部の移動を規制する第2の規制棒部と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡の湾曲部。
  6. 前記径方向規制部は、
    前記湾曲部の基端側に向けて所望する長さだけ突出した後、前記湾曲部の軸方向から前記節輪の径方向に向かって所望する長さ分だけ折り曲げられ、前記凹部の基端の両側に設けられている1対の折り曲げ部と、
    一方の前記折り曲げ部と一体に設けられ、前記湾曲部の軸方向に沿って前記湾曲部の基端側に向けて直線状に延設され、前記節輪の内部に配置され、前記節輪の径方向における前記凸部の移動を規制する第1の規制棒部と、
    他方の前記折り曲げ部と一体に設けられ、前記湾曲部の軸方向に沿って前記湾曲部の基端側に向けて直線状に延設され、前記節輪の内部に配置され、前記節輪の径方向における前記凸部の移動を規制する第2の規制棒部と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡の湾曲部。
  7. 前記凸部は、連結した隣接する前記節輪同士が湾曲するための円弧を有していることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の湾曲部。
  8. 前記凸部は、板部であり、略Ω形状を有していることを特徴とする請求項7に記載の内視鏡の湾曲部。
  9. 前記凸部は、
    前記円弧を含む略円形形状を有し、前記凸部の先端側に配置される円形部と、
    前記円形部を支持するために前記凸部の基端側に配置される支持部と、
    を有し、
    前記円形部と前記支持部によって形成される前記略Ω形状を有することを特徴とする請求項8に記載の内視鏡の湾曲部。
  10. 前記凹部は、連結した隣接する節輪同士が回動するための円弧を有していることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の湾曲部。
  11. 前記凹部は、板部であり、略Ω形状を有していることを特徴とする請求項10に記載の内視鏡の湾曲部。
  12. 前記凹部は、
    前記円弧を含む略円形形状を有し、前記凹部の先端側に配置され、前記凸部の先端と回動可能に連結する第1の開口部と、
    前記第1の開口部と連通し、前記凹部の基端側に配置され、前記凸部の基端が配置される第2の開口部と、
    を有し、
    前記円形部と前記支持部によって形成される前記略Ω形状を有することを特徴とする請求項11に記載の内視鏡の湾曲部。
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