JP2009140732A - 車輌用放電灯 - Google Patents

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Abstract


【課題】 幻惑光の発生を防止すると共に小型化を図る。
【解決手段】 セラミック発光管18に保持された前側電極22及び後側電極23と、前側電極に接続された第1のリード線24と、後側電極に接続された第2のリード線25と、第1のリード線に接続された第3のリード線27と、セラミック発光管、第1のリード線、第2のリード線及び第3のリード線を収納する外管19と、外管が取り付けられたソケット17とを設け、セラミック発光管を発光部20と該発光部の前後両端部にそれぞれ連続された一対の細管部21、21とによって構成し、発光部を前後方向に延びる略円筒状に形成し、第3のリード線に発光部の上方において前後方向に延びる水平部27aを設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は車輌用放電灯に関する。詳しくは、電極に接続されるリード線を外管の内部に配置して幻惑光の発生を防止すると共に小型化を図る技術分野に関する。
車輌用前照灯には、例えば、光源として白熱灯(白熱バルブ)又はハロゲン灯(ハロゲンバルブ)が用いられたタイプや光源として放電灯(放電バルブ)が用いられたタイプがある。
光源として白熱灯やハロゲン灯が用いられた車輌用前照灯にあっては、白熱灯やハロゲン灯のフィラメントが略均一に発光して棒状の発光部となるため、リフレクター等を用いた反射型の灯具として用いる場合に、リフレクターの反射面の形状による配光制御が行い易いと言う長所がある。
一方、光源として放電灯が用いられた車輌用前照灯にあっては、放電灯が白熱灯やハロゲン灯に比較して光量が大きいため輝度の向上を図ることができ、また、白熱灯及びハロゲン灯に比較して放電灯の寿命が長いと言う長所がある。
このように放電灯は白熱灯やハロゲン灯と比較して輝度が高く寿命が長いため、近年、車輌用前照灯として放電灯を備えたものが普及している。
車輌用放電灯としては、一対の電極を保持し内部に希ガス等の気体が封入された発光管が透明な石英ガラスによって形成されたものがあるが、石英ガラスによって形成された発光管であるガラス発光管は、内部に封入されている金属ハロゲン化物により腐食が進み、寿命末期において黒化や失透現象が生じて適正な配光が得られなくなってしまったり暗くなってしまうと言う短所がある。
そこで、このようなガラス発光管に代えて、金属ハロゲン化物に対する腐食性が少なく、かつ、耐熱性の高い透過性セラミックによって形成されたセラミック発光管を備えた車輌用放電灯が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された車輌用放電灯にあっては、セラミック発光管に一対の電極が保持され、該一対の電極にそれぞれ第1のリード線と第2のリード線が接続されている。第1のリード線と第2のリード線はそれぞれ一部がセラミック発光管の両端部に接合されて封止され、セラミック発光管の内部に密閉された空間が形成されている。セラミック発光管の内部に形成された密閉空間には、希ガス等の気体と金属ハロゲン化物が封入されている。セラミック発光管はガラスによって形成された外管に覆われている。
前側に位置する第1のリード線は外管から前方へ突出され、第1のリード線の前端部に第3のリード線が接続されている。第3のリード線は水平方向に延びる水平部と該水平部の前端から上方へ延びる垂直部とから成り、該垂直部が第1のリード線の前端部に接続されている。第3のリード線の水平部には絶縁スリーブが被着されている。
第3のリード線は水平部の後端部がソケットに接続されている。ソケットには後側に位置する第2のリード線の後端部も接続されている。
上記のように構成された放電灯は、ソケットがリフレクターに取り付けられてランプハウジングとカバーによって形成された灯具空間に配置される。放電灯において、一対の電極に電圧が印加されると、発光部の内部において放電が行われて光が出射され、出射された光がリフレクターの反射面で反射されて車輌の前方へ向けて照射される。
特開2004−103461号公報
ところが、特許文献1に記載された従来の車輌用放電灯にあっては、第3のリード線が外管の外側に配置されているため、発光部から第3のリード線側へ出射された光や発光部から出射されてリフレクターの反射面で反射された光が第3のリード線の水平部(絶縁スリーブ)に達し、この第3のリード線で意図しない方向へ反射されて幻惑光(グレア光)となってしまうおそれがある。
また、第3のリード線が外管の外側に配置されているため、ソケットにおける第3のリード線の水平部との接続部分を外管の外側に対応する位置に設ける必要があり、その分、ソケットの外形が大きくなる。ソケットの外形が大きくなると、リフレクターに放電灯が取り付けられた状態において、リフレクターの外形に対するソケットの占有面積が大きくなり、その分、リフレクターの反射面が小さくなり放電灯から出射される光の有効活用を図ることができない。
そこで、本発明車輌用放電灯は、幻惑光の発生を防止すると共に小型化を図ることを課題とする。
車輌用放電灯は、上記した課題を解決するために、セラミック発光管に保持されると共に前後に離隔して配置された前側電極及び後側電極と、前記前側電極に接続され該前側電極の前方に位置する第1のリード線と、前記後側電極に接続され該後側電極の後方に位置する第2のリード線と、前端部が前記第1のリード線に接続された第3のリード線と、ガラスによって形成され前記セラミック発光管、前記第1のリード線、前記第2のリード線及び前記第3のリード線を覆って内部に収納する外管と、前記第2のリード線の後端部が接続される第1の接続端子と前記第3のリード線の後端部が接続される第2の接続端子とを有すると共に前記外管の後端部が取り付けられたソケットとを設け、前記セラミック発光管を発光部と該発光部の外径より小さな外径に形成され前記発光部の前後両端部にそれぞれ連続された一対の細管部とによって構成し、前記発光部を前後方向に延びる略円筒状に形成し、前記第3のリード線に前記発光部の上方において前後方向に延びる水平部を設けたものである。
従って、車輌用放電灯にあっては、外管の内部にリード線がセラミック発光管とともに配置される。
また、上記車輌用放電灯において、前記外管を前後方向に延びる形状に形成し、前記外管の前後方向に延びる中心軸より前記発光部の前後方向に延びる中心軸を下方に位置させるようにすることが可能である。
このように外管の中心軸より発光部の中心軸を下方に位置させることにより、発光部から光が出射されたときに発光部の下方側における2次光源の形成を防止して、幻惑光の発生を抑制することが可能となる。
本発明車輌用放電灯は、セラミックによって形成されたセラミック発光管を備えた車輌用放電灯であって、前記セラミック発光管に保持されると共に前後に離隔して配置された前側電極及び後側電極と、前記前側電極に接続され該前側電極の前方に位置する第1のリード線と、前記後側電極に接続され該後側電極の後方に位置する第2のリード線と、前端部が前記第1のリード線に接続された第3のリード線と、ガラスによって形成され前記セラミック発光管、前記第1のリード線、前記第2のリード線及び前記第3のリード線を覆って内部に収納する外管と、前記第2のリード線の後端部が接続される第1の接続端子と前記第3のリード線の後端部が接続される第2の接続端子とを有すると共に前記外管の後端部が取り付けられたソケットとを備え、前記セラミック発光管を発光部と該発光部の外径より小さな外径に形成され前記発光部の前後両端部にそれぞれ連続された一対の細管部とによって構成し、前記発光部を前後方向に延びる略円筒状に形成し、前記第3のリード線に前記発光部の上方において前後方向に延びる水平部を設けたことを特徴とする。
従って、セラミック発光管の発光部から出射された光が第3のリード線によって意図しない方向へ反射され難く、幻惑光(グレア光)の発生を防止することができる。
また、第3のリード線を外管の内部においてセラミック発光管に近付けて配置することが可能となり、その分、放電灯の小型化を図ることができ、ソケットの占有面積が小さくなり、発光部から出射される光の有効活用を図ることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、前記外管を前後方向に延びる形状に形成し、前記外管の前後方向に延びる中心軸より前記発光部の前後方向に延びる中心軸を下方に位置させるようにしたので、発光部から光が出射されたときに発光部の下方側に2次光源が形成され難くなり、幻惑光の発生を抑制することができる。
請求項3に記載した発明にあっては、前記第3のリード線の前記水平部の一部に被着された絶縁スリーブを設け、前記発光部の真上以外における前記発光部より少なくとも後側の部分に前記絶縁スリーブを配置したので、第3のリード線と第2のリード線の間での放電現象の発生を防止することができる。
請求項4に記載した発明にあっては、前記第3のリード線の前記水平部と前記セラミック発光管の前記発光部との距離を0.5mm以上2.0mm以下にしたので、発光部の内部で放電が行われるときに第3のリード線の電界作用により発光部の内部において行われる放電が促進されるため、放電灯の点灯時における起動電圧を低下させることができる。
以下に、本発明車輌用放電灯を実施するための最良の形態について添付図面を参照して説明する。車輌用放電灯は車輌用前照灯に備えられている。
車輌用前照灯1、1は、それぞれ車体の前端部における左右両端部に取り付けられて配置されている。
車輌用前照灯1は、図1に示すように、前方に開口された凹部を有するランプハウジング2と該ランプハウジング2の開口面を閉塞するカバー3とを備え、ランプハウジング2とカバー3によって灯具外筐4が構成されている。灯具外筐4の内部空間は灯室5として形成されている。
ランプハウジング2の後端部には前後に貫通された挿通孔2aが形成され、該挿通孔2aはバックカバー6によって閉塞されている。ランプハウジング2の下端部には上下に貫通された配置孔2bが形成されている。
灯室5には、図示しない光軸調整機構によってリフレクター7が傾動可能に支持されている。リフレクター7は、例えば、樹脂材料によって形成され、後端部に前後に貫通された取付孔7aを有している。
リフレクター7の取付孔7aには放電灯(車輌用放電灯)8が取り付けられている。
ランプハウジング2の配置孔2bには放電灯点灯装置9が取り付けられている。放電灯点灯装置9は、ケース体10の内部に図示しない点灯回路が収納されて成る。ケース体10の外周面には入力側コネクター11が設けられ、ケース体10の上面には出力側コネクター12が設けられている。入力側コネクター11は図示しない電源供給回路に接続されている。
出力側コネクター12は給電コード13を介して始動装置14に接続され、該始動装置14のコネクター14aが放電灯8の後述するソケットに接続されている。
放電灯8の点灯は、電源供給回路の電源電圧を放電灯点灯装置9の点灯回路によって昇圧すると共に直交変換して高圧の交流電圧である点灯電圧とし、該点灯電圧を給電コード13及び始動装置14を介して放電灯8に印加することによって行われる。
灯室5には該灯室5に配置された各部の一部を遮蔽するためのエクステンション15が設けられている。灯室5には放電灯8から出射される光の一部を遮蔽する図示しないシェードが配置されている。
放電灯8は本体16がソケット17に接続されることにより構成されている(図2参照)。
本体16はセラミック発光管18と該セラミック発光管18を覆う外管19とを有している。
セラミック発光管18はセラミックによって形成され、発光部20と該発光部20の前後両端にそれぞれ連続する細管部21、21とが一体に形成されて成る。発光部20と細管部21、21はそれぞれ前後に延びる略円筒状に形成され、細管部21、21の外径が発光部20の外径より小さくされている。
発光部20の内部には金属ハロゲン化物とキセノンやアルゴン等の希ガスが封入されている。
一般に、セラミック発光管は金属ハロゲン化物に対して安定であるため、ガラス発光管よりも寿命が長いという長所がある。また、セラミック発光管はガラス発光管に比して耐熱性が高く成形自由度も高いと言う長所をも有している。
細管部21、21の内部にはそれぞれ前後に長く形成された前側電極22と後側電極23が配置されている。
前側電極22の前端部には前後に延びる第1のリード線24が接続されている。第1のリード線24はセラミック発光管18の前側の細管部21から前方へ突出されている。
後側電極23の後端部には前後に延びる第2のリード線25が接続されている。第2のリード線25はセラミック発光管18の後側の細管部21から後方へ突出されている。第2のリード線25の後端部はソケット17に設けられた図示しない第1の接続端子に接続されている。
第1のリード線24の後端部と第2のリード線25の前端部は、それぞれセラミック発光管18の細管部21、21の内部において図示しないフリットガラスによって細管部21、21に接合されている。第1のリード線24と第2のリード線25がそれぞれフリットガラスによって細管部21、21に接合されることにより、セラミック発光管18の内部に密閉空間が形成される。
外管19はセラミック発光管18等を覆う閉塞部19aと該閉塞部19aの前端部から前方へ突出された保持部19bとが石英ガラスによって一体に形成されて成る。保持部19bには第1のリード線24の前端部が埋設された状態で保持されている。外管19の内部に形成された空間は、収納空間26として形成されている。
収納空間26には、セラミック発光管18、第1のリード線24及び第2のリード線25とともに第3のリード線27が配置されている。従って、セラミック発光管18、第1のリード線24、第2のリード線25及び第3のリード線27は外管19によって覆われている。
第3のリード線27は前後に延びる水平部27aと該水平部27aの前端部から屈曲され上下方向に延びる垂直部27bとから成る。
第3のリード線27の水平部27aはセラミック発光管18の上側に配置され、後端部がソケット17に設けられた図示しない第2の接続端子に接続されている。水平部27aとセラミック発光管18の発光部20との距離L(図2参照)は、例えば、0.5mm以上2.0mm以下とされている。
図3に、距離Lと配光特性及び起動電圧との関係について測定した結果を示す。図3には、距離Lを変更したときの配光特性と起動電圧をそれぞれ測定した結果を示している。配光特性は、ECE規格No.98に示された基準に従い、発光点から25m前方のスクリーンにおいて、図3の下図に示すように、水平カットラインHとこれに連続する斜めカットラインMとの連続点Pの近傍のポイントQで測定し、13.5Vの駆動電圧を印加したときの照度を示すデーターである。起動電圧は放電灯をコールドスタート及びホットリスタート(休止時間1秒〜3分)させたときの最高値を示すデーターである。
配光特性については車輌用の放電灯として用い得る照度として12lux以上であることが望ましく、起動電圧については車輌用の放電灯として低電圧化の観点から20kV以下であることが望ましく、目標値として、照度を12lux以上、起動電圧を20kV以下に設定した。
図3に示すように、No.4〜No.9の測定対象において目標値を達成することができた(目標値に達したデーターについては図3に「*」を付して示す。)。
図3に示すように、距離Lが0.5mm以上2.0mm以下としたときに照度が12lux以上及び起動電圧が20kV以下と言う良好な結果を得ることができ、上記したように、第3のリード線27の水平部27aとセラミック発光管18の発光部20との距離Lを0.5mm以上2.0mm以下とすることにより、車輌用の放電灯8として必要な配光特性を確保することができると共に起動電圧の低下を図ることができる。
第3のリード線27の水平部27aにおける後端側の部分には絶縁スリーブ28が被着されている。絶縁スリーブ28は、例えば、ガラス又はセラミック等の絶縁材料によって形成されている。絶縁スリーブ28は前端がセラミック発光管18における後側の細管部21の後端より前方に位置されている。従って、絶縁スリーブ28の一部とセラミック発光管18における後側の細管部21の一部とが、上下方向において重なるように位置されている(図2のW参照)。
放電灯8にあっては、収納空間26において第3のリード線27の水平部27aの後端側の部分と第2のリード線25が上下に位置されているが、上記したように、水平部27aの後端側の部分には絶縁スリーブ28が被着されているため、第3のリード線27と第2のリード線25の間での放電現象の発生を防止することができる。
また、絶縁スリーブ28の一部とセラミック発光管18における後側の細管部21の一部とが上下方向において重なるように位置されているため、第3のリード線27と第2のリード線25の間での放電現象の発生を確実に防止することができる。
第3のリード線27の水平部27aとセラミック発光管18における後側の細管部21とはバンド部材29によって結合されている。バンド部材29は耐熱性の高い材料によって形成され、上端部が絶縁スリーブ28の直ぐ前側に位置されている。
バンド部材29によって第3のリード線27とセラミック発光管18の細管部21とを結合することにより、第3のリード線27の収納空間26における保持状態の安定化及び第3のリード線27の水平部27aとセラミック発光管18の発光部20との間の位置精度の向上を図ることができる。
放電灯8にあっては、セラミック発光管18の発光部20の中心軸Pが外管19の中心軸Mに対して下方に位置され(図2参照)、中心軸Pと中心軸Mの距離が、例えば、0.1mm以上2.0mm以下とされている。
放電灯8においては、発光部から光が出射されたときに出射された光の一部がガラスによって形成された外管の内面で反射され、発光部の下方側に2次光源が形成される場合があり、この下方側に形成された2次光源から出射される光が上方側に照射されて対向車等に対する幻惑光(グレア光)となるおそれがある。
しかしながら、放電灯8にあっては、上記したように、セラミック発光管18の発光部20の中心軸Pが外管19の中心軸Mに対して下方に位置されているため、発光部20の下方側には2次光源が形成され難くなり、幻惑光の発生を抑制することができる。
ソケット17はリフレクター7に取り付けられる被取付部17aと外管19を保持する保持部17bとを有している。保持部17bは被取付部17aから前方へ突出された複数の連結脚17c、17c、・・・によって被取付部17aに連結されている。
ソケット17は被取付部17aの一部がリフレクター7の取付孔7aに前方から挿入されてリフレクター7に取り付けられる(図1参照)。
以上に記載した通り、放電灯8にあっては、外管19の内部に形成された収納空間26に第3のリード線27を収納し該第3のリード線27をセラミック発光管18の上方に配置しているため、セラミック発光管18の発光部20から出射された光や発光部20から出射されてリフレクター7の反射面で反射された光が第3のリード線27によって意図しない方向へ反射され難く、幻惑光(グレア光)の発生を防止することができる。
また、第3のリード線27を外管19の内部に配置することで、その分、放電灯8の本体16及びソケット17の小型化を図ることができ、リフレクター7の外形に対するソケット17の占有面積が小さくなり、リフレクター7の反射面の面積を大きくして発光部20から出射される光の有効活用を図ることができる。
さらに、第3のリード線27が外管19の内部に収納されているため、リフレクター7に対する放電灯8の組付時に、第3のリード線27に指や組付用の治具が接触することがなく、リフレクター7に対する放電灯8の組付時における放電灯8の破損を防止することができる。
尚、一般に、放電灯にあっては、図4に示すように、放電時に一対の電極間に発生するアークAは中央部が上方へ変位するように屈曲された所謂アーク曲がりの状態とされる(図4に点線で示す状態)。このようなアーク曲がりは配光性能の低下や発光部の内部温度の不均一化による発光部のクラックの発生の原因となる。
しかしながら、放電灯8にあっては、第3のリード線27を発光部20の上方において該発光部20に近付けて配置しているため、第3のリード線27との間に発生するローレンツ力R、R、・・・によりアーク曲がりの発生を抑制することができる(図4に2点鎖線で示す状態)。
従って、放電灯8においては、配光特性の向上を図ることができ、また、発光部20の内部温度が均一化され発光部20のクラックの発生を防止することができる。
また、放電灯8にあっては、セラミック発光管18の発光部20の内部において放電が行われるときに第3のリード線27の電界作用により発光部20の内部において行われる放電が促進される。従って、外管19の内部に第3のリード線27を配置することにより、放電灯8の点灯時における起動電圧を低下させることができる。
さらに、放電灯8にあっては、第3のリード線27の水平部27aが発光部20に沿って配置されているため、セラミック発光管18から放熱されたときに第3のリード線27に発光部20に対する輻射熱が生じ、特に、放電灯8の消灯時において発光部20に対する保温効果が生じ、セラミック発光管18の冷却速度が抑制されて急激な冷却が防止され、消灯時におけるセラミック発光管18のクラックの発生を防止することができる。
さらにまた、放電灯8にあっては、セラミック発光管18の発光部20が前後に延びる略円環状に形成され、第3のリード線27の水平部27aが発光部20の外周面に沿って前後に延びるように配置されているため、第3のリード線27の水平部27aと発光部20の外周面との距離が一定であり、発光部20の全体を均一に保温することが可能となる。
加えて、放電灯8にあっては、外管19の内部空間である収納空間26を真空とすることが可能である。収納空間26を真空とすることにより、収納空間26において対流が発生しないか又は小さな対流しか発生しなくなるため、セラミック発光管18から放熱が行われたときに、外管19により生じた輻射熱によって発光部20の保温性を一層向上することができる。
上記した発明を実施するための最良の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2及び図4と共に本発明車輌用放電灯の最良の形態を示すものであり、本図は、車輌用前照灯の概略断面図である。 一部を断面にして示す放電灯の拡大側面図である。 第3のリード線の水平部とセラミック発光管の発光部との距離に対する配光特性及び起動電圧の測定結果を示す図表と、配光特性の測定領域とを示す図である。 アーク曲がりの抑制効果を説明するための概念図である。
符号の説明
8…放電灯、17…ソケット、18…セラミック発光管、19…外管、20 …発光部、21…細管部、22…前側電極、23…後側電極、24…第1のリード線、25…第2のリード線、27…第3のリード線、27a…水平部、28…絶縁スリーブ

Claims (4)

  1. セラミックによって形成されたセラミック発光管を備えた車輌用放電灯であって、
    前記セラミック発光管に保持されると共に前後に離隔して配置された前側電極及び後側電極と、
    前記前側電極に接続され該前側電極の前方に位置する第1のリード線と、
    前記後側電極に接続され該後側電極の後方に位置する第2のリード線と、
    前端部が前記第1のリード線に接続された第3のリード線と、
    ガラスによって形成され前記セラミック発光管、前記第1のリード線、前記第2のリード線及び前記第3のリード線を覆って内部に収納する外管と、
    前記第2のリード線の後端部が接続される第1の接続端子と前記第3のリード線の後端部が接続される第2の接続端子とを有すると共に前記外管の後端部が取り付けられたソケットとを備え、
    前記セラミック発光管を発光部と該発光部の外径より小さな外径に形成され前記発光部の前後両端部にそれぞれ連続された一対の細管部とによって構成し、
    前記発光部を前後方向に延びる略円筒状に形成し、
    前記第3のリード線に前記発光部の上方において前後方向に延びる水平部を設けた
    ことを特徴とする車輌用放電灯。
  2. 前記外管を前後方向に延びる形状に形成し、
    前記外管の前後方向に延びる中心軸より前記発光部の前後方向に延びる中心軸を下方に位置させるようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の車輌用放電灯。
  3. 前記第3のリード線の前記水平部の一部に被着された絶縁スリーブを設け、
    前記発光部の真上以外における前記発光部より少なくとも後側の部分に前記絶縁スリーブを配置した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車輌用放電灯。
  4. 前記第3のリード線の前記水平部と前記セラミック発光管の前記発光部との距離を0.5mm以上2.0mm以下にした
    ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車輌用放電灯。
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