JP2009139764A - ズーム顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】手動および電動でズーム倍率を変更可能で、作業操作性がよいズーム顕微鏡を提供すること。
【解決手段】ズーム顕微鏡100は、光軸L1方向に移動自在なレンズ保持枠25,26に保持されたズームレンズ群22,23および固定保持されたズームレンズ群21,24を有するズーム光学系を内部に備える本体枠20と、レンズ保持枠25,26を介してズームレンズ群22,23を光軸L1方向に移動させてズーム倍率を変化させるカムシャフト27およびプーリー28,29と、ズームハンドル12a,12bと、本体枠20内に挿脱自在に挿入されてズームハンドル軸31を電動で駆動する電動ズームユニット13と、電動ズームユニット13とズームハンドル軸31とを連結するギア35,36,38を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、手動または電動でズーム鏡体内のズームレンズの位置を移動させてズーム倍率を変更するズーム顕微鏡に関するものである。
従来から、倍率を連続的に変更可能なズーム顕微鏡が開発されている。ズーム顕微鏡は、レンズなどの光学部材を顕微鏡の光軸方向に移動させることによって、倍率を連続的に変化させる。ズーム顕微鏡の一例としては、実体顕微鏡がある。実体顕微鏡は、標本を立体的に観察できるので、標本の観察に加えて、生体の解剖、半導体の基板部品の組み立てなどを行う場合に多く使用される。
従来のズーム顕微鏡には、手動操作で倍率を変更する手動タイプと、電動モータなどの駆動源を用いて倍率を変更する電動タイプと、手動または電動のいずれでも倍率を変更できる併用タイプとがある(特許文献1,2参照)。手動タイプのズーム顕微鏡は、ズームレンズを保持するズーム鏡体の側面に手動で回転可能なズームハンドルを備える。手動タイプのズーム顕微鏡では、ズームハンドルの回転方向および回転量に応じてズーム倍率が変化する。併用タイプのズーム顕微鏡は、ズーム鏡体の側面にズームハンドルを備えるとともに、ステッピングモータおよびこのステッピングモータに電気的に接続したフットスイッチまたはハンドスイッチを備える。併用タイプのズーム顕微鏡では、ズームハンドルの回転方向および回転量、またはフットスイッチ若しくはハンドスイッチの操作に応じてズーム倍率が変化する。
特開2004−226882号公報 特開2007−25389号公報
従来の併用タイプのズーム顕微鏡は、ズーム鏡体の外側面にステッピンモータを設置しているので、ステッピングモータ部分が出っ張ってしまっていた。この出っ張りが障害となり、ズーム顕微鏡の作業操作性が悪くなる場合があった。例えば、ファイバ先端に付けた光源を用いてズーム顕微鏡の外周から標本を照明する際、ステッピングモータ部分の出っ張りが障害となって、所望の方向から標本を照明できない場合があった。また、例えば半導体検査装置にズーム顕微鏡を組み込む際、ステッピングモータ部分の出っ張りが障害となってズーム顕微鏡を組み込めない場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、手動および電動でズーム倍率を変更可能で、作業操作性がよいズーム顕微鏡を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるズーム顕微鏡は、光軸方向に移動自在なレンズ保持部材に保持されたズームレンズを有するズーム光学系を内部に備える本体枠と、前記レンズ保持部材を介して前記ズームレンズを光軸方向に移動させてズーム倍率を変化させるズーム変倍機構と、前記ズーム変倍機構を手動で操作するズームハンドルと、前記本体枠内に挿脱自在に挿入されて前記ズーム変倍機構を電動で駆動する電動ズームユニットと、前記電動ズームユニットと前記ズームハンドルの軸とを連結する連結機構と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるズーム顕微鏡は、上記の発明において、前記電動ズームユニットは、前記本体枠内に挿脱自在に配置されることを特徴とする。
また、本発明にかかるズーム顕微鏡は、上記の発明において、前記電動ズームユニットは、電動アクチュエータと、前記電動アクチュエータの出力軸と、所定のセンサ感知部材を感知するセンサと、前記電動アクチュエータの駆動を操作する操作手段と、前記電動アクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備え、前記連結機構は、前記出力軸に係合する変速機構および前記センサ感知部材を備え、前記制御手段は、前記操作手段の操作および前記センサが前記センサ感知部材を感知したことを示す感知信号をもとに、前記電動アクチュエータの駆動を制御することを特徴とする。
また、本発明にかかるズーム顕微鏡は、上記の発明において、前記連結機構の前記変速機構は、前記本体枠内に設けたことを特徴とする。
また、本発明にかかるズーム顕微鏡は、上記の発明において、前記連結機構の前記変速機構は、前記本体枠の外側面に設けたことを特徴とする。
また、本発明にかかるズーム顕微鏡は、上記の発明において、前記電動ズームユニットは、前記ズームハンドルの軸と平行に配置されることを特徴とする。
また、本発明にかかるズーム顕微鏡は、光軸方向に移動自在なレンズ保持部材に保持されたズームレンズを有するズーム光学系を内部に備える本体枠と、前記レンズ保持部材を介して前記ズームレンズを光軸方向に移動させてズーム倍率を変化させるズーム変倍機構と、前記ズーム変倍機構を手動で操作するズームハンドルと、前記本体枠内に挿脱自在に挿入されて前記ズーム変倍機構を電動で駆動する電動ズームユニットと前記ズームハンドルの軸とを連結する連結機構と、を備えたことを特徴とする。
本発明にかかるズーム顕微鏡は、ズーム光学系を保持する本体枠内に、ズーム変倍機構を電動で駆動する電動ズームユニットを挿脱自在に挿入するので、従来の電動および手動でズーム倍率を変更可能なズーム顕微鏡に比べてズーム鏡体部分の出っ張りが小さいため、作業操作性がよいという効果を奏する。
以下、この発明を実施するための最良の形態である顕微鏡について説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一符号を付している。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1にかかるズーム顕微鏡100の側面図である。ズーム顕微鏡100は、標本1を載置するステージ2を備える。ステージ2は、架台3に設置されている。この架台3には、支柱4が設置されており、支柱4には、焦準部5が組みつけられている。焦準部5は、ズーム鏡体7を保持し、焦準ハンドル6の回転に伴い支柱4に沿って移動する。対物レンズ8は、ズーム鏡体7に保持され、ステージ2と対向する位置に配置される。鏡筒9は、ズーム鏡体7の鉛直方向上部に配置されている。鏡筒9は、接眼レンズ10および観察画像を撮像する図示しないデジタルカメラを搭載する搭載口11を備える。接眼レンズ10は、正面斜め上向きに取付けられている。
ズームハンドル12a,12bは、ズーム鏡筒7の左右側面で互いに対向する位置に配置されており、手動で回転自在である。図1は、ズーム顕微鏡100の正面から向かって左側に配置されたズームハンドル12aのみを図示する。なお、図1に示すように、ズームハンドル12a,12bは、ズーム鏡体7の正面から見て後方上部に配置されている。
また、電動ズームユニット13は、ズームハンドル12aの鉛直方向下部からズーム鏡体7内に挿入されている。電動ズームユニット13は、制御部15およびフットスイッチ17を備える。フットスイッチ17は、ケーブル16を介して制御部15と電気的に接続しており、制御部15は、ケーブル14を介して電動ズームユニット13の本体と電気的に接続している。制御部15は、制御回路および電源装置を備え、フットスイッチ17の操作に応じて電動ズームユニット13の駆動を制御する。
標本1は、図示しない照明装置によって照明されており、標本1の観察光は、対物レンズ8およびズーム鏡体7をこの順番に通過して鏡筒9に到達する。その後、観察光は、鏡筒9で二分割されて接眼レンズ10および搭載口11に到達する。観察者は、焦準ハンドル6を操作して標本1に対物レンズ8の焦点を合わせ、ズームハンドル12a,12bまたはフットハンドル17を操作して所望のズーム倍率に調整する。
次に、ズーム鏡体7および電動ズームユニット13について詳しく説明する。図2および図3は、電動ズームユニット13を挿入する前のズーム鏡体7の概略構成を示す断面図である。図2は、ズーム鏡体7を左側面から見た図であり、図3は、ズーム鏡体7を正面(図2における右側面)から見た図である。図2に示すように、ズーム鏡体7は、ズーム光学系としてズームレンズ群21,22,23,24およびズーム光学系を内部に保持する本体枠20を備える。ズームレンズ群21,22,23,24は、鉛直方向上部からこの順番で配置され、各々のズームレンズ群の中心を光軸L1が貫通するように配置されている。ズームレンズ群21は、図示しないレンズ保持枠を介して本体枠20の天井部に固定されており、ズームレンズ群24は、図示しないレンズ保持枠を介して本体枠20の底部に固定されている。ズームレンズ群22,23は、レンズ保持枠25,26に保持されている。レンズ保持枠25,26は、カム従節部品25a,26aを備え、カムシャフト27に形成されたカム溝27a,27bをそれぞれ移動自在に係合している。また、カム溝27aとカム溝27bとは、相反する傾きとなっている。カムシャフト27は、本体枠20内に光軸L1と平行に配置されている。プーリー28は、カムシャフト27の先端に設置され、図示しないベルトおよび図示しないガイドプーリーを介してプーリー29に連結されている。なお、本体枠20およびプーリー29は、カバー30に収納されている。
本実施の形態1では、カムシャフト27およびプーリー28,29が、ズーム変倍機構を形成している。外力によってプーリー29が回転すると、プーリー28が回転してカムシャフト27が回転し、レンズ保持枠25,26がカムシャフト27と平行で互いに相反する方向に移動することによって、ズームレンズ群22,23が光軸L1上を互いに相反する方向に移動し、ズーム倍率が変化する。
また、図2に示すように、本体枠20は、開口部20aを備える。開口部20aは、プーリー29の鉛直方向下部に位置し、一部を面20bによって塞がれている。面20bは、長穴201、穴202およびねじ穴203,204,205を備える。なお、図3に示すように、カバー30は、開口部20aと対向する位置に開口部30aを備える。
図3に示すように、プーリー29は、ズーム顕微鏡100の正面から向かって左側の本体枠20とカバー30との間の空間に配置されており、ズームハンドル軸31を中心軸として回転する。ズームハンドル軸31は、本体枠20およびカバー30を貫通しており、ズームハンドル軸31の両端には、ズームハンドル12a,12bが取り付けられている。観察者がズームハンドル12a,12bを手動で回転させた場合、ズームハンドル軸31が回転してプーリー29が回転し、プーリー28を介してカムシャフト27が回転してズームレンズ群22,23が光軸L1方向に移動し、ズーム倍率が変化する。すなわち、観察者は、ズームハンドル12a,12bを用いて手動でズーム倍率を変更できる。
ズーム顕微鏡100の正面から向かって右側の本体枠20とカバー30との間の空間には、ストッパ32が設置されている。ストッパ32は、ズームハンドル軸31を中心軸として回転する円盤であり、円盤上に突起部32aを備えている。突起部32aは、本体枠20の外側面に設けられた突起部20cと衝突してストッパ32の回転を360度以下に抑えることによって、ズームハンドル軸31の回転を360度以下に抑える。
なお、カム溝27a,27bおよびプーリー28,29は、ストッパ32によって回転が制限されるまでズームハンドル軸31を所定の方向に回転させた場合、ズームレンズ群22,23が互いに最接近し、ストッパ32によって回転が制限されるまでズームハンドル軸31を所定の方向とは反対方向に回転させた場合、ズームレンズ群22がズームレンズ群21に最接近するとともにズームレンズ群23がズームレンズ群24に最接近するように、調整されている。したがって、ズーム倍率は、ズームハンドル軸31の回転角度に応じて定まる。ズームハンドル12bには、ズームハンドル12a,12bの回転角度とズーム倍率との関係を示すズーム倍率表示33が記載されている。
また、円盤34およびギア35が、プーリー29およびストッパ32とともに、ズームハンドル軸31を中心軸として同期回転する。円盤34およびギア35は、本体枠20内に備えられている。なお、円盤34は、外周の所定の位置に磁石34aを備える。ギア35は、ギア36と係合している。なお、ギア35の径は、ギア36の径と比較して大きい。軸37は、本体枠20の内側面に接合されており、ギア36,38を保持する。ギア36,38は、軸37を中心軸として同期回転する。本実施の形態1では、ギア35,36、38が、ズームハンドル軸31と電動ズームユニット13とを連結する連結機構を形成する。
次に、電動ズームユニット13について、図4および図5を参照して説明する。図4および図5は、電動ズームユニットの概略構成を示す図である。図4は、電動ズームユニット13を正面図であり、図5は、電動ズームユニット13の側面断面図である。図4に示すように、電動ズームユニット13は、ステッピングモータ40を備える。ステッピングモータ40の出力軸40aは、ギア41を備える。なお、ギア38の径は、ギア41の径に比べて大きい。固定台42は、ステッピングモータ40および磁気センサ43a,43bを固定保持し、板44に固定されている。板44は、固定台42を保持する面と同じ面にピン45a,45bを備える。なお、板44は、図5に示すように、穴441およびねじ穴442,443,444を備える。
板44は、足46a,46b,46cを介してカバー47に固定されている。足46a,46b,46cは、ねじ穴442,443,444とカバー47が備える図示しない3つのねじ穴とを連通するパイプ状の管である。カバー47は、足46a,46b,46cを備える面と反対の面にコネクタ48を固定保持する。ステッピングモータ40から出た配線49および磁気センサ43から出た配線50は、穴441を通ってコネクタ48に接続する。なお、コネクタ48は、ケーブル14を介して制御部15と電気的に接続する。
図6および図7は、電動ズームユニット13を挿入後のズーム鏡体7の概略構成を示す断面図である。図6は、ズーム鏡体7を左側面から見た図であり、図7は、ズーム鏡体7を正面(図6における右側面)から見た図である。電動ズームユニット13は、開口部20a,30aから本体枠20内に挿脱自在に挿入される。電動ズームユニット13が挿入された場合、板44が開口部20aに嵌り、カバー47が開口部30aに嵌る。この場合、図6に示すように、ピン45bが長穴201に嵌入するとともにピン45aが穴202に嵌入し、ねじ穴442,443,444とねじ穴203,204,205とが各々対向して連通する。観察者は、カバー47の3つのねじ穴から、足46a,46b、46cおよびねじ穴442,443,444を介して、ねじ穴203,204,205にねじ51および図示しない2本のねじをねじ込むことによって、電動ズームユニット13を本体枠20に固定することができる。
電動ズームユニット13が本体枠20に固定された場合、図7に示すように、ギア41が、ギア38と係合する。なお、電動ズームユニット13を本体枠20内に挿入する際にギア41の山とギア38の山が当たってしまった場合、観察者はズームハンドル12a,12bを回転してギア38を回転させることによって、ギア41とギア38とを係合させることができる。
また、電動ズームユニット13が本体枠20に固定された場合、磁気センサ43a,43bは、円盤34の鉛直方向下に配置される。磁気センサ43a,43bは、磁石34aが各々のセンサに最接近した場合に磁石34aを感知する。図8、図9および図10は、磁気センサ43a,43bおよび磁石34aの位置関係を示す図である。図8は、磁石34aが磁気センサ43aに最接近した状態を示す図である。図9は、磁石34aが磁気センサ43a,43bに接近していない状態を示す図である。また、図10は、磁石34aが磁気センサ43bに最接近した状態を示す図である。例えば、図8示す場合、ズームレンズ群22,23が互いに最接近し、ズーム倍率が最小となり、図10に示す場合、ズームレンズ群22がズームレンズ群21に最接近するとともにズームレンズ群23がズームレンズ群24に最接近し、ズーム倍率が最大となるように、磁石34aを配置しておく。なお、この場合、図9に示す場合は、ズーム倍率が最低倍と最高倍の間の任意の倍率となる。図8および図10に示す場合、磁気センサ43a,43bは、磁石34を感知したことを示す感知信号を制御部15に入力する。
制御部15は、感知信号の入力を受けた場合、ステッピングモータ40の回転方向を制限してズームハンドル軸31の回転方向を制限する。例えば図8に示す場合、制御部15は、フットスイッチ17より、ズーム倍率を上げる指示を受けた場合、ズームハンドル軸31を時計回りに回転させる信号をステッピングモータ40に入力するが、ズーム倍率を下げる指示を受けた場合、ステッピングモータ40を駆動させず、例えば図示しないスピーカーで警告音を発する。また、図10に示す場合、制御部15は、ズーム倍率を下げる指示を受けた場合、ズームハンドル軸31を反時計回りに回転させる信号をステッピングモータ40に入力するが、ズーム倍率を上げる指示を受けた場合、ステッピングモータ40を駆動させず、例えば図示しないスピーカーで警告音を発する。なお、図9に示す場合、制御部15は、フットスイッチ17より入力された指示に応じて、ステッピングモータ40を駆動させる。このため、ズームハンドル軸31を電動で駆動する場合、制御部15およびストッパ32によって、ズームハンドル軸31の回転が360度以下に抑えられる。
図7に示すように、電動ズームユニット13が本体枠20に固定された場合、フットスイッチ17の操作に応じてステッピングモータ40が駆動すると、ギア41が回転してギア38を回転させる。ギア38が回転すると、ギア36がギア38と同期回転して、ギア35を回転させる。ギア35が回転すると、ズームハンドル軸31が回転し、プーリー29、ストッパ32および円盤34が同期回転する。プーリー29が回転すると、プーリー28を介してカムシャフト27が回転してズームレンズ群22,23が光軸L1方向に移動し、ズーム倍率が変化する。このため、観察者は、フットスイッチ17を操作して電動でズーム倍率を変更できる。
なお、ギア35,36,38は、変速機構であり、ギア38の径はギア41の径と比べて大きく、ギア35の径はギア36の径と比べて大きいので、ギア41の回転速度は、減速されてズームハンドル軸31に伝達される。
実施の形態1にかかるズーム顕微鏡100は、電動ズームユニット13を本体枠20内に収納したことによってステッピングモータなどによる出っ張りが小さいので、作業操作性がよい。また、ズーム顕微鏡100は、正面から向かって左右にズームハンドル12a,12bを備えるので、観察者は左右いずれでもズームハンドルを手動操作できる。このため、観察者は、利き手に応じてまたは解剖、組み立てなど標本1に対する作業に応じてズームハンドル12a,12bまたはフットスイッチ17を用いてズーム倍率を変更できる。
また、ズーム顕微鏡100は、正面から見て後方上部にズームハンドル12a,12bを備えるので、前方上部にズームハンドルを備える従来のズーム顕微鏡と比較して焦準ハンドル6とズームハンドル12a,12bとの距離が短い。このため、ズーム顕微鏡100では、従来のズーム顕微鏡に比べて、焦準操作とズーム調整の操作との連動が容易になる。
なお、電動ズームユニット13は、ズーム鏡体7に対して挿脱自在である。このため、電動ズームユニット13を脱着した場合、ズーム顕微鏡100は、手動でズーム倍率の変更操作を行うズーム顕微鏡として使用できる。図11は、電動ズームユニット13を脱着した場合のズーム鏡体7の正面断面図である。この場合、図11に示すように、ダミーカバー52が、開口部20a,30aに嵌め込まれている。ダミーカバー52は、板53、カバー54および足55,56および図示しない足を備える。足55,56および図示しない足は、板53およびカバー54を互いに固定するとともに、板53およびカバー54の図示しない3つのねじ穴を各々連通するパイプ状の管である。板53が開口部20aに嵌め込まれた場合、板53の図示しない3つのねじ穴は、ねじ穴203,204,205と各々対向して連通する。観察者は、カバー54のねじ穴からねじ穴203,204,205にねじ57,58および図示しないねじをねじ込み、ダミーカバー52を本体枠20に固定する。ダミーカバー52によれば、電動ズームユニット13を脱着した場合、ズーム鏡体7内への粉塵の侵入を防止できる。
(実施の形態2)
ところで、実施の形態1では、本体枠20内にギア35,36,38を設けてステッピングモータ40の駆動力をズームハンドル軸31に伝達したが、本実施の形態2では、本体枠20とカバー30との間にギアを設けてステッピングモータ40の駆動力をズームハンドル軸31に伝達する。
図12は、実施の形態2にかかるズーム顕微鏡のズーム鏡体70の概略構成を示す図である。ズーム鏡体70は、本体枠20およびストッパ32に替えて本体枠71およびギア72を備える。ギア72は、ストッパ32の位置、すなわち本体枠71の外側面に配置され、突起部72aを備える。突起部72aは、突起部20cと衝突してズームハンドル軸31の回転を360度以下に抑える。なお、ズーム鏡体70は、ズーム鏡体7が備えたギア35,36,38および軸37は備えない。また、ステッピングモータ40は、出力軸40aおよびギア41に替えて、出力軸40bおよびギア73を備える。出力軸40bおよびギア73は、出力軸40aおよびギア41に比べて長手方向に長い。本体枠71は、本体枠20が備えた開口部20a、面20bおよび突起部20cに加えて、開口部71dを備える。出力軸40bおよびギア73は、開口部71dを介して本体枠71とカバー30との間の空間に達し、ギア73は、ギア72と係合する。なお、ギア72の径は、ギア73の径に比べて大きい。なお、ズーム鏡体70および本実施の形態2にかかるズーム顕微鏡の他の構成は、ズーム鏡体7およびズーム顕微鏡100の他の構成と同様である。
ステッピングモータ40が駆動して出力軸40bが回転すると、ギア73が回転してギア72が回転し、ズームハンドル軸31が回転する。ズームハンドル軸31が回転すると、プーリー29が回転し、プーリー28を介してカムシャフト27が回転してズームレンズ群22,23が光軸L1方向に移動し、ズーム倍率が変化する。なお、この場合、ギア72は、変速機構であり、ステッピングモータ40の回転速度は、ギア72によって減速されてズームハンドル軸31に伝達される。
本実施の形態2にかかるズーム顕微鏡は、ズーム顕微鏡100と同様にステッピングモータ等による出っ張りが小さく、作業操作性がよい。さらに、本実施の形態2にかかるズーム顕微鏡は、本体枠71外にギア72を配置したことによって、ズーム変倍機構や本体枠71に制約されずに、径が大きなギアをギア72として使用できるので、ギア72,73のみで減速比を大きくできる。このため、実施の形態1と比較して少ない部品数で本発明にかかるズーム顕微鏡を製造でき、本発明にかかるズーム顕微鏡の製造が容易になる。
なお、実施の形態1,2では、電動ズームユニット13の操作手段として、フットスイッチ17を備えることとしたが、フットスイッチ17に替えて、またはフットスイッチ17と合わせてハンドスイッチを備えることとしてもよい。
本発明の実施の形態1にかかるズーム顕微鏡の概略構成を示す側面図である。 図1に示す電動ズームユニット挿入前のズーム鏡体の概略構成を示す図である。 図1に示す電動ズームユニット挿入前のズーム鏡体の概略構成を示す図である。 図1に示す電動ズームユニットの概略構成を示す図である。 図1に示す電動ズームユニットの概略構成を示す図である。 図1に示す電動ズームユニット挿入後のズーム鏡体の概略構成を示す図である。 図1に示す電動ズームユニット挿入後のズーム鏡体の概略構成を示す図である。 図7に示す磁気センサおよび磁石の位置関係を示す図である。 図7に示す磁気センサおよび磁石の位置関係を示す図である。 図7に示す磁気センサおよび磁石の位置関係を示す図である。 ダミーカバーを付けた場合のズーム鏡体の概略構成を示す図である。 実施の形態2にかかるズーム顕微鏡のズーム鏡体の概略構成を示す図である。
符号の説明
1 標本
2 ステージ
3 架台
4 支柱
5 焦準部
6 焦準ハンドル
7,70 ズーム鏡体
8 対物レンズ
9 鏡筒
10 接眼レンズ
11 搭載口
12a,12b ズームハンドル
13 電動ズームユニット
14,16 ケーブル
15 制御部
17 フットスイッチ
20,71 本体枠
20a,30a,71d 開口部
20b 面
20c,32a,72a 突起部
21,22,23,24 ズームレンズ群
25,26 レンズ保持枠
25a,26a カム従節部品
27 カムシャフト
27a,27b カム溝
28,29 プーリー
30,47,54 カバー
31 ズームハンドル軸
32 ストッパ
33 ズーム倍率表示
34 円盤
34a 磁石
35,36,38,41,72,73 ギア
37 軸
40 ステッピングモータ
40a,40b 出力軸
42 固定台
43a,43b 磁気センサ
44,53 板
45a,45b ピン
46a,46b,46c,55,56 足
48 コネクタ
49,50 配線
51,57,58 ねじ
52 ダミーカバー
100 ズーム顕微鏡
201 長穴
202,441 穴
203,204,205,442,443,444 ねじ穴
L1 光軸

Claims (7)

  1. 光軸方向に移動自在なレンズ保持部材に保持されたズームレンズを有するズーム光学系を内部に備える本体枠と、
    前記レンズ保持部材を介して前記ズームレンズを光軸方向に移動させてズーム倍率を変化させるズーム変倍機構と、
    前記ズーム変倍機構を手動で操作するズームハンドルと、
    前記本体枠内に配置され、前記ズーム変倍機構を電動で駆動する電動ズームユニットと、
    前記電動ズームユニットと前記ズームハンドルの軸とを連結する連結機構と、
    を備えたことを特徴とするズーム顕微鏡。
  2. 前記電動ズームユニットは、前記本体枠内に挿脱自在に配置されることを特徴とする請求項1に記載のズーム顕微鏡。
  3. 前記電動ズームユニットは、電動アクチュエータと、前記電動アクチュエータの出力軸と、所定のセンサ感知部材を感知するセンサと、前記電動アクチュエータの駆動を操作する操作手段と、前記電動アクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備え、
    前記連結機構は、前記出力軸に係合する変速機構および前記センサ感知部材を備え、
    前記制御手段は、前記操作手段の操作および前記センサが前記センサ感知部材を感知したことを示す感知信号をもとに、前記電動アクチュエータの駆動を制御することを特徴とする請求項1または2に記載のズーム顕微鏡。
  4. 前記連結機構の前記変速機構は、前記本体枠内に設けたことを特徴とする請求項3に記載のズーム顕微鏡。
  5. 前記連結機構の前記変速機構は、前記本体枠の外側面に設けたことを特徴とする請求項3に記載のズーム顕微鏡。
  6. 前記電動ズームユニットは、前記ズームハンドルの軸と平行に配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のズーム顕微鏡。
  7. 光軸方向に移動自在なレンズ保持部材に保持されたズームレンズを有するズーム光学系を内部に備える本体枠と、
    前記レンズ保持部材を介して前記ズームレンズを光軸方向に移動させてズーム倍率を変化させるズーム変倍機構と、
    前記ズーム変倍機構を手動で操作するズームハンドルと、
    前記本体枠内に挿脱自在に挿入されて前記ズーム変倍機構を電動で駆動する電動ズームユニットと前記ズームハンドルの軸とを連結する連結機構と、
    を備えたことを特徴とするズーム顕微鏡。
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