JP2009139519A - ストロボ装置および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチ発光時に、ストロボ装置の温度が規定温度に到達することを抑止することができるストロボ装置を提供する。
【解決手段】指示される発光量と発光回数を取得する発光情報取得手段(S102)と、前記発光量の情報を用いて、温度が規定値に達しないようにするための上限発光回数を演算する演算手段(S103)とを有し、上限発光回数が、指示された発光回数を下回る場合は、演算された上限発光回数(S106のNO)で発光を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、ストロボ装置および該ストロボ装置を具備した撮像装置に関する。
従来、ストロボ装置の連続発光による発光部や充電回路等の温度上昇の緩和に関する技術は既に種々提案されている。特許文献1や特許文献2では、温度上昇を緩和させるために充電制御を変化させる技術が提案されている。また、特許文献3では、発光動作を禁止する技術が提案されている。
特開平5−216096号公報 特開平10−206941号公報 特開平2006−58490号公報
しかしながら、上記の従来技術においては、1回のシーケンスで複数回発光する所謂マルチ発光については考慮されていなかった。そのため、従来技術をマルチ発光にそのまま適用すると、マルチ発光中に所定回数の発光が行われる前に温度上昇緩和機能が働き、発光が停止されることで意図した発光を行うことができないといった問題があった。
また、マルチ発光での複数回の発光を1回の発光にまとめて従来技術を適用したとすると、温度上昇緩和機能が過度に働いてしまい、シャッタチャンスを逃すといった問題もあった。
(発明の目的)
本発明の目的は、マルチ発光時に、ストロボ装置の温度が規定温度に到達することを抑止することのできるストロボ装置および撮像装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、温度上昇緩和機能を有するストロボ装置であって、指示される発光量と発光回数を取得する発光情報取得手段と、前記発光量の情報を用いて、温度が規定値に達しないようにするための上限発光回数を演算する演算手段とを有し、前記上限発光回数が、前記指示された発光回数を下回る場合は、前記上限発光回数で発光を行うストロボ装置とするものである。
同じく上記目的を達成するために、本発明は、温度上昇緩和機能を有するストロボ装置であって、指示される発光量と発光回数を取得する発光情報取得手段と、前記発光量の情報を用いて、温度が規定値に達しないようにするための上限発光量を演算する演算手段とを有し、前記上限発光量が、前記指示された発光量を下回る場合は、前記上限発光量以下で発光を行うストロボ装置とするものである。
同じく上記目的を達成するために、本発明は、温度上昇緩和機能を有するストロボ装置であって、指示される発光量と発光回数を取得する発光情報取得手段と、前記発光量の情報を用いて、温度が規定値に達しないようにするための上限発光回数もしくは上限発光量を演算する演算手段と、前記演算手段により前記上限発光回数を演算させるか、前記上限発光量を演算させるかを選択する演算選択手段とを有し、前記演算選択手段により選択された前記上限発光回数もしくは前記上限発光量が、前記指示された発光回数もしくは上限発光量を下回る場合は、前記演算された上限発光回数もしくは上限発光量で発光を行うストロボ装置とするものである。
同じく上記目的を達成するために、本発明は、本発明の上記ストロボ装置を具備する撮像装置とするものである。
本発明によれば、マルチ発光時に、ストロボ装置の温度が規定温度に到達することを抑止することができるストロボ装置または撮像装置を提供できるものである。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1ないし3に示す通りである。
図1は本発明の実施例1に係わる、ストロボ装置、該ストロボ装置が着脱自在な撮像装置、および、該撮像装置に対して着脱される撮像レンズの回路構成を示す図である。
まず、撮像装置(以下、カメラ本体)100内の回路構成について説明する。
カメラマイコン101には、焦点検出回路102、測光センサ103、シャッタ制御回路104、モータ制御回路105および液晶表示回路106が接続されている。また、カメラマイコン101は、撮像レンズ110内に配置されたレンズマイコン111とは、レンズマウント接点群109を介して信号伝達を行う。また、ストロボ装置120内に設けられた図2により後述するストロボマイコン219とは、ストロボ接点群200を介して信号伝達を行う。
焦点検出回路102は、カメラマイコン101からの信号に従って不図示の焦点検出ラインセンサの蓄積制御と読み出し制御を行い、それぞれの画素情報をカメラマイコン101に出力する。カメラマイコン101はこの情報をA/D変換し、位相差検出方式により焦点調節状態の検出を行う。そして、カメラマイコン101は、レンズマイコン111と信号のやりとりを行うことによって、撮像レンズ110の焦点調節制御を行う。なお、焦点調節状態の検出は、位相差検出方式に限るものでは無く、公知の方法を用いればよいことは言うまでもない。
測光センサ103は、被写体に向けてストロボ光を予備発光していない定常状態と予備発光している状態と双方の状態で輝度信号をカメラマイコン101に出力する。カメラマイコン101は、入力される輝度信号をA/D変換し、撮影の露出調節のための絞り値およびシャッタ速度の演算と、露光時のストロボ発光量の演算とを行う。シャッタ制御回路104は、カメラマイコン101からの信号に従ってシャッタ先幕駆動用のマグネットMG−1およびシャッタ後幕駆動用のマグネットMG−2の通電制御を行い、先幕および後幕を走行させ、露光動作を行う。モータ制御回路105は、カメラマイコン101からの信号に従ってモータを制御することにより、不図示の主ミラーのアップダウンおよびシャッタチャージ等を行う。
SW1は不図示のレリーズボタンの第1ストローク(半押し)操作でONし、測光、AF(自動焦点調節)を開始させるスイッチである。SW2はレリーズボタンの第2ストローク(全押し)操作でONし、シャッタ走行、すなわち露光動作を開始させるスイッチである。スイッチSW1,SW2の状態信号は、カメラマイコン101が読み取る。
液晶表示回路106は、カメラマイコン101からの信号に従ってファインダ内表示器107、外部表示器108を制御し、各々の設定状態等を表示させる。
次に、撮像レンズ110内の回路構成について説明する。
カメラ本体100と撮像レンズ110とは、上述したようにレンズマウント接点群109を介して相互に電気的に接続される。レンズマウント接点群109は、撮像レンズ110内のフォーカス駆動モータ115および絞り駆動モータ116の電源用接点である接点L0、レンズマイコン111の電源用接点L1、シリアルデータ通信を行うためのクロック用接点L2を有する。さらに、カメラ本体100から撮像レンズ110へのデータ送信用接点L3、撮像レンズ110からカメラ本体100へのデータ送信用接点L4を有する。さらには、モータ用電源に対するモータ用グランド接点L5、レンズマイコン111用電源に対するグランド接点L6を有する。
レンズマイコン111は、レンズマウント接点109を介してカメラマイコン101と接続される。そして、レンズマイコン111はカメラマイコン101からの信号に応じてフォーカス駆動モータ115および絞り駆動モータ116を動作させ、撮像レンズ110の焦点調節と絞り装置117の開口径を制御する。
次に、ストロボ装置120内の回路構成について、図2を用いて説明する。
図2において、201は電源電池である。202はDC/DCコンバータであり、電池電圧を数100Vに昇圧する。203は発光エネルギーを蓄積するメインコンデンサである。204,205は抵抗であり、メインコンデンサ203の電圧を所定比に分圧する。206は発光電流を制限するためのコイル、207は発光停止時に発生する逆起電圧を吸収するためのダイオードである。208はフラット発光のためのダイオード、209はトリガ発生回路、210はIGBTなどの発光制御回路である。
211はデータセレクタであり、Y0,Y1端子からの2種類の入力の組み合わせにより、D0,D1,D2端子のいずれかを選択して、Y端子より出力する。212はフラット発光の発光レベル制御用のコンパレータ、213はストロボ発光時の発光量制御用のコンパレータである。
214は第2の受光素子217に流れる微少電流を増幅すると共に光電流を電圧に変換する測光回路である。215は第1の受光素子218に流れる光電流を対数圧縮するとともにキセノン管216の発光量を圧縮積分するための積分測光回路である。
219はストロボ装置120全体の動作を制御するストロボマイコンである。220は発光モード、発光量、発光間隔、発光回数などの発光条件や発光指示を入力するための入力装置、221はストロボ状態や発光条件を表示するための表示装置である。222は温度計であり、キセノン管216の近傍などのストロボ装置120の構成部品に関する温度情報が必要な場所に配置される。
次に、ストロボマイコン219の各端子について説明する。
CNTはDC/DCコンバータ203の動作を制御する端子、AD1は充電電圧を読み込むためのA/D変換用の端子、AD2はバッテリーレベルを読み込むためのA/D変換用の端子である。AD3はストロボ装置120の温度を読み込むためのA/D変換用の端子、AD4は入力装置220からの出力を読み込むためのA/D変換用の端子、OUTは表示装置221へストロボ状態や発光条件を出力するための端子である。
CLKはストロボ接点群200を介してカメラ本体100とシリアル通信を行うための同期クロック入力用の端子である。DOは同期クロックに同期してストロボ装置120からストロボ接点群200を介してカメラ本体100にシリアルデータを転送するためのシリアル出力用の端子である。また、DIは同期クロックに同期してカメラ本体100からストロボ接点群200を介してストロボ装置120がシリアルデータを受け取るためのシリアルデータ入力用の端子である。CHGはストロボ装置120からストロボ接点群200を介してカメラ本体100にキセノン管の発光可否を伝達するための端子、Xはカメラ本体100からのストロボ接点群200を介してストロボ発光指令が入力される端子である。
INTは積分測光回路215の積分制御出力用の端子、AD0は積分測光回路215から発光量を示す積分電圧を読み込むためのA/D変換入力用の端子、DA0はコンパレータ212,213のコンパレート電圧を出力するためのD/A出力用の端子である。Y0,Y1はデータセレクタ211の選択状態を出力する端子であり、TRIGは発光トリガ信号を出力する端子である。
次に、ストロボ装置120での発光処理について説明する。
ストロボマイコン219は、カメラ本体100から指示された所定発光レベル、または、入力装置220により入力された発光量に応じて、端子DA0に所定の電圧(コンパレート電圧)を設定する。
次に、ストロボマイコン219は端子Y0,Y1を介してデータセレクタ211に、端子D0〜D2のいずれかの入力を選択させる。ここでは、端子D1を選択したときの制御を述べる。このとき、キセノン管216は未だ発光していないので、第1の受光素子218の光電流はほとんど流れていない。よって、コンパレータ213の反転入力端子に入力される積分測光回路215の出力は発生しない。一方、コンパレータ213の出力はH(ハイレベルを意味する)であるので、発光制御回路210は導通状態となる。
カメラ本体100からストロボ接点群200を介してストロボ装置120の端子Xに発光開始信号が入力される、または、入力装置220から発光開始指示がなされると、ストロボマイコン219は発光処理を開始する。
まず、ストロボマイコン219は、出力端子TRIGより発光トリガ信号を出力する。すると、トリガ発生回路209が高圧を発生してキセノン管216を励起し、キセノン管216より発光が開始される。ほぼ同時に、ストロボマイコン219は、端子INTの出力をHにし、積分測光回路215に積分開始を指示する。これにより、積分測光回路215が第1の受光素子218の対数圧縮された光電出力の積分を開始する。
第1の受光素子218で受光した光は積分測光回路215で積分され、この積分出力が端子DA0に出力された出力より高くなると、コンパレータ213の出力端子がHからL(ローレベルを意味する)に反転する。該信号がデータセレクタ211を介して発光制御回路210に入力されると、発光制御回路210がキセノン管216の発光を停止させる。発光終了後、ストロボマイコン219は、発光量を積分した積分測光回路215の出力を端子AD0から読み込んでA/D変換し、積分値、すなわち発光時の発光量をディジタル値として読み取る。
次に、図3のフローチャートを用いて、本発明の実施例1に係るマルチ発光時における動作について説明する。
ステップS100よりマルチ発光動作を開始し、まず、ステップS101にて、ストロボマイコン219は、発光回数カウンタNをクリア、つまり0とする。次のステップS102では、入力装置220から入力された、または、カメラ本体100からストロボ接点群200を介して送信された、発光量Fout、発光間隔Δt、発光回数Nsetを取得する。続くステップS103では、発光制限判定1(詳細は図4にて後述)を行い、上限発光回数Nctrlを得る。
次のステップS104では、ストロボマイコン219は、取得した(指示された)発光量Foutで発光処理を行う。発光処理の後はステップS105へ進み、発光回数カウンタNをインクリメントする。そして、次のステップS106にて、インクリメントされた発光回数カウンタNと上限発光回数Nctrlが等しいかどうかを判定する。その結果、発光回数カウンタNと上限発光回数Nctrlが等しければステップS108へ進み、マルチ発光を終了する。
一方、発光回数カウンタNと上限発光回数Nctrlが等しくなければ、ストロボマイコン219は、ステップS106からステップS107へ進む。そして、ここで取得した発光間隔Δtが経過するまで待機し、その後はステップS104の発光処理に戻り、以下、ステップS106にて発光回数カウンタNと上限発光回数Nctrlが等しいと判定されるまで同様の動作を繰り返す。
このようにして、発光量Fout、発光間隔Δt、上限発光回数Nctrlでのマルチ発光処理が行われる。
次に、図4のフローチャートを用いて、図3のステップS103にて実行される発光制限判定1の動作について説明する。
ステップS200より発光制限判定1の動作を開始する。そして、まず、ステップS201にて、ストロボマイコン219は、入力装置220から入力された、または、カメラ本体100からストロボ接点群200を介して送信された、発光量Fout、発光間隔Δt、発光回数Nsetを取得する。このとき、発光量Fout、発光間隔Δt、発光回数Nsetを表示装置221に表示してもよい。そして、次のステップS202にて、指示された発光回数Nsetを上限発光回数Nctrlに格納する。
次のステップS203では、ストロボマイコン219は、端子AD3から温度計222から温度Tsを得る。なお、温度Tsは温度計222を使わずに過去の発光量および発光後の経過時間などから既知の温度検出手段を用いて取得してもよい。次のステップS204では、発光直後の温度上昇係数ΔTaと発光してから発光間隔Δtが経過した後の温度上昇係数ΔTbを求める。温度上昇係数ΔTa,ΔTbは、発光時の変化が図5のように変化するとして、発光量Fout、発光間隔Δt(秒)を用いて、図6,図7のテーブルから求める。発光量Foutはフル発光量の比で表される。ここでは、発光量Fout、発光間隔Δtから温度上昇係数ΔTa,ΔTbを求めるテーブルは一つしかないが、予め複数のテーブルを作成しておき、温度Tsによってテーブルを選択する方法を用いてもよい。また、テーブルを使わずに初期温度、発光による発熱、発光後の放熱特性などから既知の温度推定手段を用いて、温度上昇係数ΔTa,ΔTbを取得してもよい。
次のステップS205では、ストロボマイコン219は、以下の式を満たす自然数Nの最大値Nmaxを求める。
Ts+(ΔTa+ΔTb)・Nmax≦Tth
ここで、閾値温度Tthは、例えば、使用者がストロボ装置120に触れても影響のない値となるように決定する。
次のステップS206では、ストロボマイコン219は、最大値Nmaxと上限発光回数Nctrlの比較を行う。最大値Nmaxが上限発光回数Nctrl以上の場合は後述のステップS208へ進む。一方、最大値Nmaxが上限発光回数Nctrlより小さい場合はステップS207へ進み、「Nctrl=Nmax」とした後にステップS208へ進む。このとき演算された上限発光回数Nctrlの値を出力装置221にて表示してもよい。
次のステップS208では、ストロボマイコン219は、発光指令の判定を行う。カメラ本体100からストロボ接点群200を介してストロボ装置120の端子Xに発光開始信号が入力される、または、入力装置220から発光開始指示がなされると、発光制限判定を終了して、図3の発光処理(ステップS104)へ進む。また、発光開始指令がなされていなければステップS201に戻り、発光回数Nsetを再取得する。
上記のような処理を行うことにより、発光量Fout、発光間隔Δt、上限発光回数Nctrlでのマルチ発光処理が行われる。よって、上記の温度Ts、発光量Fout、発光間隔Δt、上限発光回数Nctrlの条件でマルチ発光した場合に、発光後の温度が閾値温度Tthを超えることはない。また、上限発光回数Nctrlは発光開始まで逐次更新されるので、該上限発光回数Nctrlが発光回数Nsetを下回る状況では、時間が経過し、温度Tsが小さくなるとともに上限発光回数Nctrlは増えていく。
上記実施例1におけるストロボ装置は、入力装置220を用いてもしくはカメラ本体100から指示される発光量と発光回数を取得するストロボマイコン219を有する。さらには、指示される前記発光量の情報を用いて、前記温度が規定値に達しないようにするための上限発光回数(Nctrl)を演算するストロボマイコン219(図4の動作を行う部分)を有する。そして、上限発光回数が、指示された発光回数を下回る場合は、前記演算された上限発光回数でマルチ発光を行うストロボ装置としている。なお、ストロボ装置120は必ずしも温度計222を有していなくともよい。例えば、ストロボ装置120の電源をオンした後に、温度Tsを予め記憶された初期値に設定し、ステップS203ではその後に得られた全てのΔTa,ΔTbを初期値に加算した値を新たな温度Tsとしてもよい。また、ステップS205において、発光間隔Δtと温度上昇係数ΔTbを用いずに、以下の式を満たす最大値Nmaxを求めても構わない。
Ts+ΔTa・Nmax≦Tth
また、前記上限発光回数の演算は、上限発光回数が前記指示された発光回数を超えるまで繰り返し行われるようにしている。
よって、マルチ発光時に、発光回数を調節することによって、ストロボ装置120の構成部品である発光部(キセノン管216)や充電回路部等の温度が規定温度に到達することを抑止するストロボ装置120を提供可能となる。さらには、該ストロボ装置120を具備した撮像装置を提供可能となる。換言すれば、マルチ発光時に適した温度上昇緩和機能を備えたストロボ装置および該ストロボ装置120を具備した撮像装置を提供可能となる。
なお、本実施例1では、撮像レンズ110、ストロボ装置120は交換できる構成としてあるが、これらがカメラ本体100に固定(一体化)されていても構わない。この場合は、レンズマイコン111,ストロボマイコン219の機能をカメラマイコン101が果たす構成となる。
次に、本発明の実施例2について説明する。撮像装置や撮像レンズおよびストロボ装置の回路構成は上記実施例1と同じであるため、その説明は省略する。
本発明の実施例2に係るマルチ発光動作は、図3のステップS103での発光制限判定1が、発光制限判定2になるのみであり、その他の部分は同一である。よって、ここでは、以下の図8のフローチャートを用いて、図3のステップS103の発光制限判定1に相当する発光制限判定2の動作について説明する。
ステップS300より発光制限判定2の動作を開始し、まず、ステップS301にて、ストロボマイコン219は、入力装置220またはカメラ本体100から入力された発光量Fout、発光間隔Δt、発光回数Nsetを取得する。このとき、発光量Fout、発光間隔Δt、発光回数Nsetを表示装置221に表示してもよい。次のステップS302では、発光量Foutを上限発光量Fctrlに格納する。続くステップS303では、端子AD3から温度計222から温度Tsを得る。温度Tsは温度計222を使わずに過去の発光量および発光後の経過時間などから既知の温度検出手段を用いて取得してもよい。
次のステップS304では、ストロボマイコン219は、発光直後の温度上昇係数ΔTaと発光してから発光間隔Δtが経過した後の温度上昇係数ΔTbを求める。温度上昇係数ΔTa,ΔTbは、発光時の変化が図5のように変化するとして、発光量Fout、発光間隔Δtを用いて図6,図7のテーブルから求める。ここでは、発光量Fout、発光間隔Δtから温度上昇係数ΔTa,ΔTbを求めるテーブルは一つしかないが、予め複数のテーブルを作成しておき、温度Tsによってテーブルを選択する方法を用いてもよい。また、テーブルを使わずに初期温度、発光による発熱、発光後の放熱特性などから既知の温度推定手段を用いて、温度上昇係数ΔTa,ΔTbを取得してもよい。
次のステップS305では、ストロボマイコン219は、以下の式を満たす自然数Nの最大値Nmaxを求める。
Ts+(ΔTa+ΔTb)・Nmax≦Tth
ここで、閾値温度Tthは、例えば、使用者がストロボ装置120に触れても影響のない値となるように決定する。
次のステップS306では、ストロボマイコン219は、最大値Nmaxと指示された発光回数Nsetの比較を行う。最大値Nmaxが発光回数Nset以上の場合は後述するステップS308へ進む。一方、最大値Nmaxが発光回数Nsetより小さい場合はステップS307へ進み、上限発光量Fctrlを一段小さな値(本実施例では、「Fctrl=Fctrl/2」)とし、ステップS304に戻り、再度最大値Nmaxを演算する。そして、ステップS306にて最大値Nmaxが発光回数Nset以上と判定されるまで同様の動作を繰り返す。このとき演算された上限発光量Fctrlの値を表示装置221に表示してもよい。
次のステップS308では、ストロボマイコン219は、発光指令判定を行う。カメラ本体100からストロボ接点群200を介して120の端子Xに発光開始信号が入力される、または、入力装置220から発光開始指示がなされると発光制限判定を終了し、図3のステップS104の発光処理に移行する。上記発光開始指令がなされていなければステップS301に戻り、発光量Foutを再取得する。
上記のようにすることで、上限発光量Fctrl、発光間隔Δt、発光回数Nsetでのマルチ発光処理が行われる。よって、温度Ts、上限発光量Fctrl、発光間隔Δt、発光回数Nsetの条件でマルチ発光した場合に、発光後の温度が閾値温度Tthを超えることはない。また、上限発光量Fctrlは発光開始まで逐次更新されるので、該上限発光量Fctrlが発光量Foutを下回る状況では、時間が経過し、温度Tsが小さくなるとともに上限発光量Fctrlは増えていく。
上記実施例2におけるストロボ装置は、入力装置220を用いてもしくはカメラ本体100から指示される発光量と発光回数を取得するストロボマイコン219を有する。さらには、前記発光量の情報を用いて、前記温度が規定値に達しないようにするための上限発光量(Fctrl)を演算するストロボマイコン219(図8の動作を行う部分)を有する。そして、上限発光量が、指示された発光量を下回る場合は、前記演算された上限発光量以下でマルチ発光を行うストロボ装置としている。
また、前記上限発光量の演算は、上限発光量が前記指定された発光量を超えるまで繰り返し行われるようにしている。
よって、マルチ発光時に、発光量を調節することによって、ストロボ装置120の構成部品である発光部(キセノン管216)や充電回路部等の温度が規定温度に到達することを抑止するストロボ装置120を提供可能となる。さらには、該ストロボ装置120を具備した撮像装置を提供可能となる。換言すれば、マルチ発光時に適した温度上昇緩和機能を備えたストロボ装置120および該ストロボ装置120を具備した撮像装置を提供可能となる。
なお、本実施例2においても、撮像レンズ110、ストロボ装置120は交換できる構成としてあるが、これらがカメラ本体100に固定(一体化)されていても構わない。この場合は、レンズマイコン111,ストロボマイコン219の機能をカメラマイコン101が果たす構成となる。
次に、本発明の実施例3について説明する。撮像装置や撮像レンズおよびストロボ装置の回路構成は上記実施例1と同じであるため、その説明は省略する。
本実施例3は、発光制限処理方式が2種類あり、いずれかの方式を選択して、マルチ発光動作を行う例を示すものである。なお、発光制限処理方式の一つは、図4で示した実施例1における発光制限判定1であり、他の一つは、図8で示した実施例2における発光制限判定2である。以下、図9のフローチャートを用いて説明する。
ステップS400より発光制限選択の処理を開始し、まず、ステップS401にて、ストロボマイコン219は、入力装置220により入力、または、カメラ本体100からストロボ接点群200を介して送信された、発光制限処理方式を取得する。次のステップS401では、発光制限処理方式が発光制限判定1であるか否かの判定を行う。発光制限判定1であればステップS403へ進み、発光制限判定1による制御を適用することを不図示の記憶手段に記憶し、ステップS407にて処理を終了する。このとき、出力装置221に適用する発光制限処理方式を出力してもよい。
上記ステップS402にて発光制限判定1でない場合はステップS404へ進み、ここでは発光制限判定2であるか否かの判定を行う。発光制限判定2であればステップS405へ進み、発光制限判定2による制御を適用することを不図示の記憶手段に記憶し、ステップS407にて処理を終了する。
また、上記ステップS404にて発光制限判定2でないと判定した場合はステップS406へ進み、他の制御を適用することを不図示の記憶手段に記憶し、ステップS407にて処理を終了する。なお、他の制御とは、既知の温度上昇緩和制御を意味している。例えば、入力装置220により入力された発光条件で発光しても温度が規定温度にならないと判定されるまで充電制御を行わないというような充電時間制御が挙げられる。
本実施例3では、図9の動作が行われた後に、図4もしくは図8の発光制限判定を用いた図3のマルチ発光動作が行われることになる。
上記構成にすることにより、上記実施例1,2と同様の効果を得ることのできるストロボ装置および該ストロボ装置を具備した撮像装置を提供可能となる。また、発光回数を制限するか、発光量を制限するかを選択することができる。
なお、本実施例3においても、撮像レンズ110、ストロボ装置120は交換できる構成としてあるが、これらがカメラ本体100に固定(一体化)されていても構わない。この場合は、レンズマイコン111,ストロボマイコン219の機能をカメラマイコン101が果たす構成となる。
(本発明と実施例の対応)
ストロボマイコン219が、本発明の、指示される発光量と発光回数を取得する発光情報取得手段に相当する。また、ストロボマイコン219の図4もしくは図8の動作を行う部分が、本発明の発光量の情報を用いて、温度が規定値に達しないようにするための上限発光回数もしくは上限発光量を演算する演算手段に相当する。また、ストロボマイコン219の図9の動作を行う部分が、本発明の、演算手段により上限発光回数を演算させるか、上限発光量を演算させるかを選択する演算選択手段に相当する。
本発明の実施例1に係わる撮像装置、ストロボ装置および撮像レンズの回路構成を示すブロック図である。 図1に示すストロボ装置内の回路構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係るマルチ発光動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る発光制限判定1の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係るマルチ発光時の温度変化を示す図である。 本発明の実施例1に係る温度上昇係数ΔTaを取得するためのテーブルを示す図である。 本発明の実施例1に係る温度上昇係数ΔTbを取得するためのテーブルを示す図である。 本発明の実施例2に係る発光制限判定2の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例3に係る発光制限処理方式の選択処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 カメラ本体
101 カメラマイコン
110 撮影レンズ
111 レンズマイコン
120 ストロボ装置
210 発光制御回路
216 キセノン管
219 ストロボマイコン
220 入力装置
221 表示装置
222 温度計

Claims (10)

  1. 温度上昇緩和機能を有するストロボ装置であって、
    指示される発光量と発光回数を取得する発光情報取得手段と、
    前記発光量の情報を用いて、温度が規定値に達しないようにするための上限発光回数を演算する演算手段とを有し、
    前記上限発光回数が、前記指示された発光回数を下回る場合は、前記上限発光回数で発光を行うことを特徴とするストロボ装置。
  2. 前記上限発光回数の演算は、前記上限発光回数が前記指定された発光回数を超えるまで繰り返し行われることを特徴とする請求項1に記載のストロボ装置。
  3. 前記演算手段は、指示される発光間隔と前記発光量の情報を用いて、前記上限発光回数を演算することを特徴とする請求項1または2に記載のストロボ装置。
  4. 当該ストロボ装置の構成部品の温度を検出する温度検出手段を有し、
    前記演算手段は、当該ストロボ装置の構成部品の温度と前記発光量の情報を用いて、前記上限発光回数を演算することを特徴とする請求項1または2に記載のストロボ装置。
  5. 温度上昇緩和機能を有するストロボ装置であって、
    指示される発光量と発光回数を取得する発光情報取得手段と、
    前記発光量の情報を用いて、温度が規定値に達しないようにするための上限発光量を演算する演算手段とを有し、
    前記上限発光量が、前記指示された発光量を下回る場合は、前記上限発光量以下で発光を行うことを特徴とするストロボ装置。
  6. 前記上限発光量の演算は、前記上限発光量が前記指定された発光量を超えるまで繰り返し行われることを特徴とする請求項5に記載のストロボ装置。
  7. 前記演算手段は、指示される発光間隔と前記発光量の情報を用いて、前記上限発光量を演算することを特徴とする請求項5または6に記載のストロボ装置。
  8. 当該ストロボ装置の構成部品の温度を検出する温度検出手段を有し、
    前記演算手段は、当該ストロボ装置の構成部品の温度と前記発光量の情報を用いて、前記上限発光量を演算することを特徴とする請求項5または6に記載のストロボ装置。
  9. 温度上昇緩和機能を有するストロボ装置であって、
    指示される発光量と発光回数を取得する発光情報取得手段と、
    前記発光量の情報を用いて、温度が規定値に達しないようにするための上限発光回数もしくは上限発光量を演算する演算手段と、
    前記演算手段により前記上限発光回数を演算させるか、前記上限発光量を演算させるかを選択する演算選択手段とを有し、
    前記演算選択手段により選択された前記上限発光回数もしくは前記上限発光量が、前記指示された発光回数もしくは上限発光量を下回る場合は、前記演算された上限発光回数もしくは上限発光量で発光を行うことを特徴とするストロボ装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載のストロボ装置を具備することを特徴とする撮像装置。
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