JP2009138738A - 燃料ランス及びアッセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】設計及び製造コストの低減、及び/又は搭載上の便益を達成する燃料コネクタ/ランスを提供する。
【解決手段】シリンダヘッド30に設けられた通路32に収容される燃料ランス2と、燃料ランス2を通路32内に固定するための入口アダプタ50を備えている接続構造と、を備えているエンジン用の燃料ランスアッセンブリ。燃料ランス2は、一定の外径を有する管状部材4を備えており、エンジンの燃料噴射器20の座面22と協働する形に作られている第1端部8と、入口アダプタ50と協働する形に作られている第2端部10とを有している。入口アダプタ50は、燃料ランス2の第2端部10を受け入れるように作られている開口部が設けられた遠位領域52を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、高圧環境下で燃料の供給を燃料噴射器へ接続するのに使用するためのコネクタに関する。厳密には、本発明は、噴射器がエンジンシリンダヘッドに設けられた穴の中に配置され、燃料がシリンダヘッドを通して噴射器へ供給される型式の構造で使用するための燃料ランスに関する。
内燃機関では、燃料ポンプが、専用の燃料噴射器を用いてエンジンの各シリンダへ送出するために高圧で燃料を供給することは、よく知られている。通常、燃料噴射器は、シリンダのシリンダヘッドに設けられた穴の中に収容され、コネクタ(又は燃料ランス)は、燃料噴射器と、燃料ポンプ又はアキュムレータ容積部/コモンレールからの燃料供給ライン(又はパイプ)との間に流体接続を提供するために使用される。
図1に示すような構造は、EP第0569727号に提示されたことでよく知られている。コネクタ1は、噴射ノズル9が収容されている穴7と交差するシリンダヘッド5の横方向の穴3の中に配置されている。コネクタ1は、その出口端部側に球形の先細部11を有しており、保持スクリュー15を用いて所定の位置に締め付けられると、噴射ノズル9の側方座面13に押し付けられて流体封止シールを形成する。噴射ノズル9に押し付けられてコネクタ1を堅くシールするために、保持スクリュー15は、シリンダヘッド5の横方向穴3に設けられた雌ねじと協働する雄ねじを有している。更に、コネクタ1には、球面状の肩部17が設けられており、保持スクリュー15は、締め込まれると、この肩部に押し付けられる。明瞭に表示しているように、コネクタ1の入口端部区域19は、燃料パイプ21を所定の位置に締め付けるため、保持スクリュー15とシリンダヘッド5から突き出ている。入口端部区域19には雄ねじ23が設けられており、燃料パイプ21をコネクタ1の端部に締め付けるために、雌パイプナット25が雄ねじ23に螺合される。コネクタ1の入口端部区域19には、更に、コネクタ1の中を通る燃料通路29の周囲に雌型円錐座面27が設けられており、パイプナット25を締め込むと、燃料パイプ21の雄型円錐座面31が雌型円錐座面27に押し付けられて、シールを形成する。
しかしながら、燃料パイプを噴射ノズルに接続するための先行技術による燃料供給ライン構造は、多くの欠点を有している。一例として、コネクタの噴射器端部で、荷重を保持スクリューから円錐(又は球面)シール面に伝達する必要があるコネクタの肩部(又はフランジ)は、製造をより複雑にし、製造コストを低減することになる小径コネクタの使用を妨げる。更に、先行技術によるコネクタは、通常、コネクタが設置されるシリンダヘッドの穴の長さよりかなり長い。従って、コネクタは、シリンダヘッドを越えて伸張し、エンジン内で相当な量の空間を占めることになり、シリンダのその領域に固定される他の部品と配置上の衝突を引き起こす可能性がある。このような先行技術によるコネクタの長さは、この部品を製造するコストを増すことにもなる。而して、設計及び製造コストに関する便益を提供し、及び/又は先行技術に優る搭載上の便益を達成する燃料コネクタ/ランスが必要とされている。
EP第0569727号
既に説明した様な幾つかの先行技術による燃料供給ライン構造が有する更なる問題点は、コネクタと噴射ノズルの間を密封シールするためには、保持スクリューをシリンダヘッドの中へと締め付け、スクリューからコネクタを介して荷重を伝達する必要があることである。従って、この機構では、密に嵌め合わせる部品を回転させる必要があって、回転する部品の間の摩擦が、望ましくない粒子(破片)を生じる恐れがあり、それが、燃料の汚染及び/又は部品の磨耗の原因となりかねない。加えて、コネクタがシリンダヘッドの中で回転するのを防止するために、コネクタには回転防止装置が必要であり、更に、設計の複雑性と製造コストを増すことになる。組み立て及び/又は分解の間に、シリンダヘッド内で部品を回転せねばならない要件を軽減するか又は無くすことができる燃料供給ライン構造を提供することが、更に望まれている。
本発明は、先行技術における上記問題及び欠点の内の少なくとも1つを克服するか又は少なくとも軽減する、燃料コネクタ又はランスに関し、また更に、その様な燃料コネクタ又はランスを備えている燃料供給ライン構造に関する。
広い意味で、本発明は、燃料ランス、燃料ランスアッセンブリ、及び全ての必要な機能性を提供し、卓越した簡潔性と、それに伴う製造の低コスト化の様な、先行技術に優る望ましい利点を提供する燃料供給ライン構造を提供する。更に、本発明は、様々な部品の大きさに課される先行技術による設計の制約を回避できるので、ますます複雑化し、混雑するエンジン空間の中で、占有空間をより少なくすることができる。幾つかの実施形態では、本発明の装置は、部品の磨耗を低減し、磨耗したエンジン部品に起因する潜在的な燃料の汚染を回避するという観点から機能的な便益を提供する。
従って、1つの態様では、本発明は、燃料を燃料噴射器に供給するのに用いられる燃料ランスを提供しており、この燃料ランスは、使用時に、エンジンのシリンダヘッドに設けられている通路内に収容されるように配置されている管状部材を備えており、この管状部材は、第1端部が燃料噴射器の座面と協働し、第2端部が入口アダプタを備えている接続構造と協働する形に作られており、燃料噴射器と接続構造の間の流体通路を画定する穴を有している。燃料ランスの管状部材は、一定の外径を有しており、燃料ランスは、シリンダヘッドの通路より短く、使用時に、燃料ランスは、通路の中に完全に収まるようになっている。燃料ランスには、入口アダプタの表面と係合させるためのスラストクリップを受け入れるために、外部(外側)円周溝が設けられており、ランスが、シリンダヘッドの通路内に入口アダプタによって固定されると、入口アダプタの表面には、軸方向荷重がスラストクリップを介してその長さに沿ってランスに働き、ランスの第1端部と燃料噴射器の座面の間にシール圧力が作り出される。好都合に、燃料ランスの第2端部は、入口アダプタの開口部の中に受け入れられるように配置されている。
別の態様では、本発明は、エンジンシリンダヘッドの穴の中に設置される燃料噴射器を備えているエンジン用の燃料ランスアッセンブリを提供しており、燃料ランスアッセンブリは、シリンダヘッドに設けられた通路に収容される燃料ランスと、通路の中に燃料ランスを固定するための入口アダプタと、を備えており、燃料ランスは、使用時に通路の中に収容されるように配置され、エンジンの燃料噴射器の座面と協働する形に作られている第1(遠位)端部と、入口アダプタと協働する形に作られている第2(近位)端部とを有しており、且つ燃料ランスの第1端部と第2端部の間に燃料流路を画定するための内部を貫通する穴を有している管状部材を備えており、入口アダプタは、少なくとも部分的にはシリンダヘッドの通路の中に収容されるように配置され、シリンダヘッドの協調する取り付けシステムと係合させるための取り付けシステムが設けられており、入口アダプタは、更に、燃料ランスの第2端部を受け入れるように作られている開口部が設けられた遠位領域と、高圧燃料パイプを受け入れるための近位領域とを有しており、燃料ランスの長さはシリンダヘッドの通路の長さより短いので、使用時、燃料ランスは、通路の中に完全に収容されるようになっており、また、燃料ランスの管状部材は、一定の外径を有している。燃料ランスには、入口アダプタの表面と係合させるためスラストクリップを受け入れるために、外部(外側)円周溝を備えているので、ランスが入口アダプタによってシリンダヘッド内に固定されると、入口アダプタの表面は、軸方向荷重を、スラストクリップを介してその長さに沿ってランスに働かせて、ランスの第1端部と燃料噴射器の座面の間にシール圧力を作り出す。
好適なことに、本発明のこの態様では、入口アダプタには、半径方向に伸張する周辺フランジが設けられており、このフランジは、使用時に、(本発明の第1態様に関連して説明した様に)少なくとも1つの固定部材を用いて入口アダプタをシリンダヘッドに取り付けるためにエンジンのシリンダヘッドに設けられる少なくとも1つの固定部材用穴と整列させられる、固定部材を受け入れるための少なくとも1つの軸方向貫通穴を有している。
更に別の態様では、本発明は、エンジンシリンダヘッドの穴の中に設置される燃料噴射器を備えているエンジン用の燃料ランスアッセンブリを提供しており、燃料ランスアッセンブリは、シリンダヘッドに設けられた通路に収容される燃料ランスと、通路の中に燃料ランスを固定するための入口アダプタを備えている接続構造と、を備えている。燃料ランスは、一定の外径を有する管状部材を備えており、この管状部材は、使用時に通路の中に収容されるように配置されており、燃料噴射器の座面と協働する形に作られている第1端部(又は遠位端部)と、接続構造と協働する形に作られている第2端部(又は近位端部)と、燃料ランスの第1端部と第2端部の間に燃料流路を画定するための内部を貫通する穴を有している。入口アダプタは、シリンダヘッドの協調する取り付けシステムと係合させるための取り付けシステムが備えられており、高圧燃料パイプを受け入れるための近位領域を有している。入口アダプタは、更に、燃料ランスの第2端部を受け入れるように作られた(例えば、穴の形をした)開口部が設けられた遠位領域を有している。
好都合なことに、幾つかの実施形態では、燃料ランスの長さはシリンダヘッドの通路の長さより短いので、使用時に、燃料ランスを通路の中に完全に収容することができるようになっている。この様に、燃料ランスの第2端部は、ランスがシリンダヘッドの通路内に固定されている時には、シリンダヘッドから突き出ない。
好適なことに、入口アダプタは、少なくとも部分的にはシリンダヘッドの通路の中に収容されるように配置される(例えば、少なくともその遠位領域が、好都合に通路の中に収容される)。使用時に、入口アダプタは、燃料ランスの第1端部を燃料噴射器の座面に締め付けるので、実質的な流体封止シールが、燃料ランスと燃料噴射器の間に形成される。幾つかの実施形態では、入口アダプタは、シリンダヘッドの通路の中に完全に収容されるように配置されるので、その近位領域はシリンダヘッドから突き出ない。
1つの実施形態では、燃料ランスには、入口アダプタの表面と係合させるためのスラストクリップを受け入れるために、外周溝(即ち、燃料ランスの外面上に)が設けられているので、ランスが入口アダプタによってシリンダヘッド内に固定されると、入口アダプタの表面は、軸方向荷重を、スラストクリップを介して燃料ランスの長さに沿って働かせ、燃料ランスの第1端部と燃料噴射器の座面の間にシール圧力を作り出す。好適なことに、燃料ランスの第2端部を受け入れるように作られている入口アダプタの開口部を画定している内壁には、環状溝が設けられており、溝の遠位方向を向いた面は、燃料ランスのスラストクリップと係合させるための円錐面を提供する形に作られている。而して、この実施形態では、スラストクリップは、入口アダプタの開口部の中にも入るように配置されている。入口アダプタの開口部は、段付の内径を有していてもよく、環状溝より遠位側の開口部の内径(即ち、環状溝と開口部の開口の間)は、溝より近位方向の開口部の内径より大きい直径になっている。「段付」によって、開口部内の第1及び第2位置の間で内径が変化していることを理解頂けるであろうが、この変化は、好都合に、段を用いてもたらされている。しかしながら、開口部の内径は(例えば、開口部の壁の傾斜を用いて)漸変させてもよい。
燃料ランスと入口アダプタは、好都合に、使用時に(例えば、燃料供給ライン構造の組み立ての間に)、燃料ランスのスラストクリップが入口アダプタの環状溝に入るように配置されており、入口アダプタを(燃料ランスも所定の位置に在る状態で)シリンダヘッドから取り外す時には、燃料ランスの第2端部は、取り外し可能な状態で開口部に保持される。この構造は、燃料供給ライン構造を容易に分解することができるという更なる便益を提供しており、燃料ランスをシリンダヘッドの通路の中から個別に引き出す必要性を好適に回避することができる。
別の実施形態では、入口アダプタの遠位領域は、使用時に、入口アダプタがシリンダヘッドから係合解除され及び/又は取り外される時に、(燃料ランスに設けられているスラストクリップ又は同様の機構と係合させることによって)燃料ランスの第2端部を取り外し可能な状態で開口部に保持するための引き抜きクリップを、受け入れるように作られている。
本発明の何れの実施形態でも、入口アダプタ及び/又は燃料ランスに、入口アダプタ及び/又は燃料ランスのそれぞれと、通路を画定しているシリンダヘッドの壁との間に実質的な流体封止シールを形成するために配置される環状シール部材を設けてもよい。
本発明の燃料ランスアッセンブリは、高圧燃料パイプと燃料噴射器の間に流体連通の経路を提供するように配置されている。従って、燃料ランスアッセンブリ、厳密には燃料ランス及び/又は入口アダプタは、燃料パイプと係合するように配置されている。
燃料ランスアッセンブリは、好適なことに、燃料パイプを受け入れるための、且つ使用時に、入口アダプタの近位領域と係合するように配置されているナットを更に備えているので、燃料流路が、燃料パイプの通路と燃料ランスの穴の間に確立される。1つの実施形態では、パイプナットと入口アダプタは、燃料パイプの端部が、燃料ランスの第2端部と直接協働するような方式で係合するように配置されている。別の実施形態では、燃料パイプの端部は、燃料ランスと間接的に連通しており、例えば、燃料パイプの端部は、入口アダプタの座面と協働しており、入口アダプタは、燃料パイプが燃料ランスの穴と流体連通するように配置されている。
或る有用な実施形態では、入口アダプタの近位端部には、パイプナットの少なくとも一部分を受け入れるように配置され、穴の全長の少なくとも一部分に内部(又は雌)ねじを有している穴が設けられており、パイプナットには、使用時に、入口アダプタの雌ねじと係合させるために、外面の少なくとも一部分に外部(又は雄)ねじが設けられている。別の有用な実施形態では、パイプナットには、少なくとも或る長さの入口アダプタの近位領域を受け入れるように配置されている穴が設けられており、穴の少なくとも或る長さには、使用時に、入口アダプタの近位領域の外面の少なくとも一部分に設けられた(外)ねじと協働させるための(内)ねじが設けられている。この様な実施形態では、パイプナットを入口アダプタと係合させることによって、燃料パイプのヘッド(又は端部)と、燃料ランスの第2端部、又は入口アダプタの近位領域の座面のそれぞれとの間に、圧縮力が適切に発生し、燃料パイプと燃料ランス又は入口アダプタの間に、実質的な流体封止シールが作り出される。好適なことに、パイプナットには、燃料パイプの端部を燃料ランス又は入口アダプタの協働面に押圧するために、燃料パイプの端部に軸方向荷重を掛けるための推力面が設けられている。
通常、ランスの第1(又は遠位)端部には、燃料噴射器の雌型円錐台又は部分的球形の面と協働するための雄型円錐台又は部分的球形の面が設けられている。而して、1つの実施形態では、燃料ランスには、第1端部に円錐台座面が設けられており、一方で、他の実施形態では、部分的球形の面が、あらゆる僅かな製造精度不良を補償するのに好都合である。
ランスの第2(又は遠位)端部には、燃料パイプの雄型円錐台端部と協働するための雌型円錐台又は部分的球形の面が設けられているので、パイプナットを入口アダプタと係合させると、燃料パイプとランスの間に実質的な流体封止シールが作り出される。燃料ランスの第1端部に関して、幾つかの実施形態では、部分的球形の面が、存在し得るあらゆる僅かな製造精度不良を補償するために、ランスの第2端部に好都合に採用されている。
幾つかの実施形態では、燃料ランスの第2端部は、雄型円錐台又は部分的球状の形になっており、燃料パイプの雌型円錐台又は部分的球状の面と直接協調(係合)しないよいようになっている。この様な実施形態では、入口アダプタの遠位領域に、ランスの雄型第2端部と協働するための(入口アダプタの開口部の近位端部に)雌型円錐台又は部分的球形の面が設けられている。入口アダプタの近位領域に、燃料パイプの雄型端部と協働するため雌型円錐台又は部分的球形の面が、適切に設けられている。
代替実施形態では、燃料ランスの第2端部が、雌型円錐台又は部分的球形の面になっている場合でも、入口アダプタが、燃料ランスを燃料パイプと間接的に連結するために使用されている。例えば、入口アダプタの遠位領域には、燃料ランスの雌型第2端部と協働させるために、(入口アダプタの開口部の近位端部に)雄型円錐台又は部分的球形の面が設けられ、入口アダプタの近位領域には、燃料パイプの雄型端部と協働させるために、雌型円錐台又は部分的球形の面が設けられている。
1つの構造では、入口アダプタは、螺合係合でシリンダヘッドと接続されている。例えば、入口アダプタの外面の少なくとも一部分に形成された雄ねじと、シリンダヘッドを通る通路の内面の少なくとも或る長さに形成される雌ねじである。通常、入口アダプタの外面の雄ねじは、入口アダプタの近位領域の少なくとも一部分に設けられている。
或る代替構造では、入口アダプタは、固定部材を用いてシリンダヘッドに好都合に接続することができる。或る適した実施形態では、固定部材は、入口アダプタとシリンダヘッドの間に配置される少なくとも1つのボルト又はスクリューを備えている。この構造では、入口アダプタには、好都合に、半径方向に伸張する円周フランジが設けられており、このフランジは、フランジの近位側から遠位側に向かって伸張する、少なくとも1つの軸方向貫通穴を有している。少なくとも1つの貫通穴は、それぞれ、ボルト又はスクリューの様な固定部材を受け入れるように作られている。シリンダヘッドには、使用時に、入口アダプタがシリンダヘッドの通路の中に正しく受け入れられたときに、フランジの少なくとも1つの軸方向貫通穴と軸方向に整列するように配置される、少なくとも1つの(例えば、ねじ穴の形態をした)固定部材用穴が、適切に設けられている。この様にして、固定部材は、入口アダプタをシリンダヘッドに固定するために、フランジの軸方向貫通穴の中を通して、シリンダヘッドの固定部材用穴の中へ通すことができる。好適にも、入口アダプタには、ボルトの様な2つの固定部材を用いてシリンダヘッドに取り付けるための、2つの貫通穴を有するフランジが設けられている。好都合なことに、これらの実施形態では、入口アダプタをシリンダヘッドの中へねじ込む(回して入れる)必要はないので、部品間の摩擦は少なくなり、入口アダプタとシリンダヘッドの協働面の磨耗も殆ど無くなる。而して、この構造は、燃料供給を汚染し、エンジン部品の不具合を引き起こす可能性がある望ましくない粒子物質の生成を減少させる利点を提供する。
更に好適なことに、その様な実施形態では、入口アダプタが、本発明の燃料ランスアッセンブリに正しく組み付けられ、例えば、シリンダヘッドの通路の中に収容されると、フランジの遠位側は、シリンダヘッドの相対する面から軸方向に間隔を空けて配置される。この様にして、燃料ランスが、シリンダの通路内に固定されると、少なくとも1つの固定部材と入口アダプタのフランジの間の軸方向荷重は、入口アダプタから(シリンダヘッドではなく)ランスへ伝達され、燃料ランスの第1端部と燃料噴射器の座面の間にシール圧力を作り出す。
好都合なことに、燃料ランスは、塑性材料で形成されている。燃料ランスの第1及び第2端部の円錐台又は部分的球形の面は、熱処理を施して硬い表面とし、塑性変形を最小限にするのが好都合である。他の実施形態では、燃料ランスの端部が、燃料噴射器及び入口アダプタと係合させた時に幾らか変形するようにして、例えば、燃料漏れの可能性に備えて、より密着したシールを作り出すようにするのが好都合なこともある。
幾つかの実施形態では、入口アダプタの遠位領域は、シリンダヘッドの通路内での角度方向の動きを抑止する外部ガイドを備えている。
幾つかの実施形態では、入口アダプタ及び/又は燃料ランスには、一体式フィルター部材(例えば、エッジフィルター)が設けられ、粒子状物質を除去するために燃料噴射器と燃料パイプの間の燃料流路の中に配置されている。
更に、本発明は、燃料を燃料噴射器に供給するのに使用される燃料ランスに関しており、燃料ランスは、使用時に、エンジンシリンダヘッドに設けられた通路の中に収容されるように配置される管状部材を備えており、この管状部材は、第1端部が燃料噴射器の座面と協働するための、第2端部が入口アダプタを備えている接続構造と協働する形に作られており、且つ燃料噴射器と接続構造の間に流体流路を画定する穴を有しており、また燃料ランスの管状部材は、一定の外径を有している。好都合なことに、燃料ランスは、シリンダヘッドの通路より短いので、使用時に、燃料ランスは、完全に通路の中に収容されることになる。
燃料ランスの第2端部は、入口アダプタの開口部(例えば、穴)の中に受け入れることができるように配置される。
燃料ランスには、好都合なことに、部分的球形の形態をした領域が設けられており、入口アダプタと燃料ランスの間の協働面の境界面で或る程度の関節運動を行えるようにしている。この様にして、入口アダプタ及び/又は燃料ランスの機械加工におけるあらゆる精度不良を、それぞれの座面の間の協働における公差で補償することができる。
好都合なことに、燃料ランスには、環状のシール部材、例えば、弾性ゴムリングの形態をした部材が取り付けられ、ランスと、通路を画定するシリンダヘッドの壁との間に実質的な流体封止シールを形成するように配置されている。燃料ランスには、シール部材を配置することができる外部環状(円周)溝が設けられている。
好適なことに、燃料ランスには、入口アダプタの表面と係合させるためのスラストクリップを受け入れるために、外部(外側)円周溝が設けられているので、ランスが、入口アダプタによってシリンダヘッドの通路内に固定されると、入口アダプタの表面は、軸方向荷重を、スラストクリップを介して長さに沿ってランスに働かせ、ランスの第1端部と燃料噴射器の座面の間にシール圧力を作り出す。
燃料ランスは、燃料ランスの穴の中に配置されるフィルター部材を更に備えていてもよい。
燃料ランスは、先に述べた、又は以下に示す本発明の態様に関して説明される燃料ランスの特徴の何れをも、又は全てを備えていてもよいものと理解頂きたい。
更なる態様では、本発明は、エンジンシリンダヘッドの穴の中に配置される燃料噴射器と、シリンダヘッドに設けられた通路の中に収容される燃料ランスと、燃料ランスを通路内に固定するための入口アダプタを備えている接続構造と、を備えているエンジン用の燃料供給ライン構造を提供している。燃料ランスは、使用時に、通路の中に収容されるように配置される管状部材を備えており、燃料噴射器の座面と協働する形に作られている第1端部(又は遠位端部)と、接続構造と協働する形に作られている第2端部(又は近位端部)と、燃料ランスの第1端部と第2端部の間に燃料流路を画定する貫通穴と、を有している。入口アダプタは、少なくとも部分的にはシリンダヘッドの通路の中に収容できるように配置されており、シリンダヘッドの協調する取り付けシステムと係合させるための取り付けシステムが備えられている。入口アダプタは、更に、燃料ランスの第2端部を受け入れるために作られた開口部が設けられている遠位領域と、高圧燃料パイプを受け入れるための近位領域とを有している。好都合なことに、燃料ランスの長さは、シリンダヘッドの通路の長さより短いので、使用時に、燃料ランスは、完全に通路内に収容することができ、またランスの管状部材は、一定の外径を有している。
別の態様では、本発明は、エンジンのシリンダヘッドの穴の中に配置される燃料噴射器と、シリンダヘッドに設けられた通路の中に収容される燃料ランスと、燃料ランスを通路内に固定するための入口アダプタを備えている接続構造と、高圧燃料パイプを受け入れるためのパイプナットと、を備えているエンジン用の燃料供給ライン構造を提供している。
本発明の何れの態様における燃料ランスも、本発明の何れかの他の態様、又は本明細の他のところに関連して説明される特徴の何れを備えていてもよいものと理解頂きたい。同様に、本発明の何れの態様における接続構造と入口アダプタも、本発明の何れかの他の態様、又は本明細の他のところに関連して説明される特徴の何れを備えていてもよい。同様に、本発明の何れの態様のパイプナットも、本発明の何れかの他の態様及び本明細の他のところに関連して説明されるパイプナットの特徴の何れを備えていてもよい。
本発明は、更に、本発明による燃料供給ライン構造、燃料ランスアッセンブリ、又は燃料ランスを有している内燃機関に関する。
好都合なことに、上記態様の幾つかの実施形態では、燃料ランスと燃料ランスアッセンブリは、燃料ランスと入口アダプタが燃料ランスと係合されると、シリンダヘッドの燃料ランス通路の中に完全に収容される長さとなるように作られているので、燃料ランスアッセンブリは、シリンダヘッドからエンジン空間へと突き出ることはない。
本発明の上記及びこの他の態様、目的、及び利点は、本発明の詳細及び特許請求の範囲を検討することで明瞭となり、明白となるであろう。
本発明について、一例として添付図面を参照しながら説明してゆく。
図2と図3に示すように、高圧燃料パイプ70から燃料噴射器20までの燃料の供給を接続するのに用いられる燃料ランス2は、シリンダヘッド30に形成された通路32(穴であってもよい)の中に位置している。噴射器20は、シリンダヘッドの穴34の中に収容されており、燃料供給通路32と(約90°で)交差している。噴射器20は、その穴34と通路32の交差部の高さ辺りの側部に座面22が形成されている型式の噴射器であり、使用時には、通路32からアクセスすることができるので、燃料を燃料パイプ70から噴射器20へ供給することができる。
燃料ランス2は、ほぼ一定の外径を有する管状部材4と、その中を貫通する、燃料を高圧力で送るのに適した軸方向穴6とを備えている。燃料ランス2の直径が一定であるということは、燃料ランスを厚肉の圧力管の様な管材から容易に製造できるという利点を提供する。燃料ランス2は、噴射器20の座面22と係合させる形状に作られている第1(遠位)端部8と、接続構造40と協働する形に作られている第2(近位)端部10とを有している。図示のように、この実施形態では、燃料ランス2は、シリンダヘッド内の通路32の長さより短い全長を有しているので、燃料ランスは、シリンダヘッド30内に完全に収容され、エンジン空間の中へ突き出てはいない。燃料ランスの第1端部8は、燃料噴射器20の側部の雌型円錐台座面22と係合する雄型円錐台又は部分的球形の座面を有している。弾性ゴムリングの形態をしている環状シール部材16は、ランス2の外周溝に配置されている。シール部材16は、通路32の内壁と協働して、燃料ランス2とシリンダヘッド30の通路32の間に実質的な流体封止シールを形成している。
入口アダプタ50は、部分的には通路32の端部内に配置されており、入口アダプタ50は、燃料ランス2の第2端部10を受け入れる形状に作られている遠位(又は第1)領域52と、高圧燃料パイプ70を受け入れる形状に作られている近位(又は第2)領域54とを含んでいる。入口アダプタ50の遠位領域52には、開口部56(開口を有する穴であってもよい)が設けられ、その中にランス2の第2端部10が配置される。この配置は、例えば、組み立て時、及び使用時に多くの利点を提供するが、これについては以下で明白になるであろう。
環状溝62は、入口アダプタ50の遠位領域52の開口部56の(内部)壁に形成されている。環状溝62は、燃料供給ライン構造を組み立てると、軸荷重が、入口アダプタ50からランス2の全長に沿って燃料噴射器20まで伝達される形状に作られており、分解すると、燃料ランス2は、入口アダプタ50の開口部56に取り外し可能に保持されるので、通路32から便利に取り外すことができる。この目的で、燃料ランス2には、更に外部(外側)円周溝12が設けられ、その中に、溝62の遠位側に向いた壁を備えている円錐面58と係合させるためのスラストクリップ14が入るようになっている。この実施形態では、燃料ランス(2)の外周は、円周溝(12)の領域では一定ではないが、燃料ランスは、実質的に一定の外径を維持しており、即ち、外径は、実質的に燃料ランスの全長に亘って(例えば95%以上)一定であると理解頂けるであろう。好都合なことに、スラストクリップは、円形断面を有するバネ金属製スラストクリップであってもよい。しかしながら、スラストクリップは、どの様な適した形態であってもよいと理解されたい。組み立て易くするために、開口部56は、溝62と遠位領域52の遠位端部の間に、僅かに内径が大きくなった領域を有しており、僅かに突き出たスラストクリップ14を含んでいるランス2の第2端部10を、開口部56の中に容易に挿入できるようになっている。溝62より近位側の開口部56の領域は、燃料ランス2の外周とより密に嵌り合う内径を有しており、入口アダプタ50の中でランス2が半径方向に動くのを拘束している。好都合なことに、図示の実施形態でのように、溝62の近位側に向いた面は、入口アダプタ50が通路32から取り外される時に、リップ(又はフック)として働き、燃料ランス2のスラストクリップ14を溝62の中に保持する。この様に、開口部56の開口が、スラストクリップの外径より小さい直径になっているのは好都合であるが、燃料ランスの外径と締まり嵌めになっていないのが好適である。
入口アダプタ50は、シリンダヘッド30に設けられた取り付けシステムと係合させるための取り付けシステムを含んでいる。図示の実施形態では、取り付けシステムは、入口アダプタ50に設けられた雄ねじが切られている領域92の形態をしており、シリンダヘッド30の通路32の端部領域に形成されたねじ山と協働するように配置されている。
図示の実施形態では、燃料ランス2の第2端部10には、燃料パイプ70の雄型円錐台端部74と係合させるための雌型円錐台又は部分的球形の座面を備えている。燃料パイプ70の円錐台端部74が、燃料ランス2の第2端部10と協働できるようにするため、入口アダプタの近位領域54には、開口部56と同軸に穴64が設けられており、その中に燃料パイプ70とパイプナット80が入るようになっている。パイプナット80は、端部74の後方の燃料パイプ70の一部分を取り囲むように配置されており、使用時に、パイプナット80が入口アダプタ50の中にねじ込まれた時に、燃料パイプ70の端部74の方向に軸方向荷重を掛けるための推力面84を含んでいる。
パイプナット80を入口アダプタ50の中に取り付けるために、穴64には、パイプナット80の領域上の外部(雄)ねじ領域と係合させるため、穴の全長の少なくとも一部分に亘って内部(雌)ねじ66が設けられている。ねじが切られた領域66、82は、パイプナット80と入口アダプタ50が正確に係合された時に、実質的な流体封止シールが燃料パイプ70の端部74と燃料ランス2の第2端部10の間に作り出され、ランス2の軸方向に伸張する穴6が燃料パイプ70の燃料通路72と整列するように配置される。
図4は、図2の燃料ランス2の代替実施形態を示しており、ここでは、溝62の近位側に向いた面が、引き抜きクリップ64の形態をしたフック部材に置き換えられており、入口アダプタ50の遠位領域は、引き抜きクリップ64を受け入れる(取り付ける)ことができるようになっている。この実施形態では、引き抜きクリップ64は、ランス2の第2端部10を開口部56内に配置した後、入口アダプタ50に取り付けることができ、及び/又は、引き抜きクリップ64は弾性変形可能で、スラストクリップ14を、それを通して開口部56の中へと押し込めるようになっていてもよい。
図2から図4に示す燃料供給ライン構造を組み付けるために、ランス2の第2端部10は、スラストクリップ14が、環状溝62内に位置するまで、入口アダプタ50の遠位領域52の開口部56の中へ挿入される。こうして、燃料ランス2は、入口アダプタ50に緩く固定される。噴射器20が、シリンダヘッド30の中に配置されると、ランス2と入口アダプタ50を備えている燃料ランスアッセンブリは、シリンダヘッド30の通路32の中へ挿入され、燃料ランス2の第1端部8は、座面22と係合するように位置付けられる。入口アダプタ50は、入口アダプタ50の雄ねじ92をシリンダヘッド30の通路32の雌ねじと係合させるため、シリンダヘッド30に対して回転される。入口アダプタ50の遠位領域52が、この様に通路32の中へ挿入されるにつれ、軸方向圧縮荷重が、入口アダプタ50の円錐面58から、スラストクリップ14を介してランス2の全長に沿って加えられ、伝達されて、ランス2の第1端部8と燃料噴射器20の座22の間に実質的に流体封止シールが形成される。
有益なことに、第1端部8は、加工のばらつきによって生じ得る、ランス2と座22の間のあらゆる整列不良を補償するのに役立つ、部分的球形面を有している。
燃料パイプ70をランス2に接続するために、燃料パイプ70を貫通させて収容しているパイプナット80が、入口アダプタ50の近位領域の穴64内に固定される。パイプナット80は、相互のねじが切られた領域66、82を係合させるために、パイプナットを開口部64の中に配置して入口アダプタ50に対して回転させることによって、入口アダプタ50に固定される。完全に係合させると、軸方向の圧縮荷重が、パイプナット80の(円錐台の形をしていれば好都合な)推力面84からパイプ70の端部74を通して加えられるので、端部74の雄型円錐台面が、燃料ランス2の第2端部10の雌型円錐台又は部分的球形の面と、実質的な流体封止シールを形成することになる。
図5は、図2から図4までの燃料供給ライン構造の別の実施形態を示しており、類似部品には類似の参照番号が使用されている。この実施形態では、燃料パイプ70の端部74と直接的に協働する雌型円錐台又は部分的球形の面を有しているランス2の第2端部10の代わりに、ランス2の第2端部10に、雄型円錐台又は部分的球形の面が設けられている。燃料ランスの雄型第2端部10と係合させるため、入口アダプタ50には、雌型円錐台又は部分的球形の面68が設けられている。面68は、入口アダプタ50の遠位領域52の開口部56の近位端部(即ち、底面)に位置しており、開口部56の中に完全に挿入されると、ランス2の第2端部10と係合するように配置されている。
入口アダプタ50の近位領域54には、燃料パイプがパイプナット80を用いて入口アダプタ50に取り付けられた時に、燃料パイプ70の雄型円錐台の端部74と協働するための雌型円錐台又は部分的球形の面60が設けられている。
入口アダプタ50には、更に、入口アダプタ50の遠位領域52の開口部56と入口アダプタ50の近位領域54の穴64との間に流体連通経路を形成するために、軸方向穴94が設けられているので、燃料は、燃料パイプ70から燃料ランス2へと流れることができる。
而して、この実施形態では、燃料ランス2が入口アダプタ50の中を完全に通過しているわけでも、燃料ランス2が燃料パイプ70と直接接触しているわけでもない。代わりに、入口アダプタ50は、それぞれ燃料パイプ70及び燃料ランス2と係合するための表面60、68を提供している。この様なわけで、入口アダプタの表面及び材料は、燃料ラインの他の部品との最適な係合のために特別に選定することができる。
この実施形態のパイプナット80には、燃料パイプ70を収容するための貫通穴と、少なくとも或る長さの入口アダプタ50の近位領域54を受け入れるために設けられた拡大穴88とを備えている。穴88には、入口アダプタ50の近位領域54の外面の少なくとも一部分に設けられた外部(雄型)ねじ山90と係合させるための、(実質的に穴の全長に亘って設けられているのが好都合な)穴88の長さに沿って内部(雌型)ねじ山86の形態をしている、係合システムが設けられている。入口アダプタ50とパイプナット80は、使用時に、入口アダプタ50とパイプナット80を係合させることによって、燃料パイプ70の雄型円錐台端部74と入口アダプタ50の雌型円錐台又は部分的球形の面60の間に実質的な流体封止シールを作り出すように配置されている。
図5の実施形態では、燃料ランス2の外面は、通路32と共に環状室38を画定しており、環状室38は、使用時に、低圧排出室(図示せず)と連通するように配置されていて、低圧排出室は、噴射器20と噴射器20が入っている穴34の間に位置し、この低圧排出室と噴射器20の排出通路が連通している。好都合なことに、シリンダヘッド30は、更に、室38と連通して低圧の燃料を噴射器20から低圧燃料リザーバへ逃がす通路(図示せず)を含んでいる。入口アダプタ50のねじ山領域92の遠位側(内側)に、入口アダプタ50は、入口アダプタ50と通路32を画定しているシリンダヘッド30の壁の間に実質的な流体封止シールを形成するために配置された、環状シール部材66を位置決めする環状凹部を含んでいる。シール部材66を設けることによって、燃料が室38から通路32の端部を通って逃げるのを防止又は制限することができるものと理解頂きたい。この実施形態では、燃料ランス2には、環状シール部材16が設けられていないが、代替実施形態では、シール部材16及び66が、必要に応じて、組合せて又は別個に使用されることもあるものと理解頂きたい。
図2から図4までの実施形態と僅かに異なる部分では、図5の燃料供給ライン構造を組み付ける際に、雌ねじ86の切られた穴88と、中を貫通させて収容している燃料パイプ70とを有しているパイプナット80が、先ず、入口アダプタ50の近位領域54に被せて取り付けられ、次に、パイプナット80の雌ねじ86を入口アダプタ50の雄ねじ90に係合させるために、入口アダプタ50に対して回転される。パイプナット80と入口アダプタ50が完全に係合されると、軸方向の圧縮荷重が、パイプナット80の(円錐台の形をしていれば好都合な)推力面84から管70の端部74を通して掛けられ、端部74の雄型円錐台面は、入口アダプタ50の雌型円錐台又は部分的球形の面60に押し付けられて実質的な流体封止シールを形成することになる。
環状室38は、図5の実施形態でははっきり見えるが、別の実施形態では、燃料ランス2と通路32は密着嵌合されるので、両者は、環状室38の容量が(図2から図4までに示すように)最小化されるように配置されることになる。しかしながら、どのような実施形態でも、環状室38を完全に無くすのは難かしいので、環状室38は、図2から図4の実施形態でも等しく存在することになる。同様に、図2から図4に示す入口アダプタ50は、図5に示す部材の様な環状シール部材66を含むように改造してもよいものと理解頂きたい。
なお、図2では、シリンダヘッド30内にランス2を受け入れるための通路32は、燃料噴射器20を収容する穴34に対して約90°に配置されているが、図5に示す実施形態では、通路32は、穴34に対して90°ではないことにも留意頂きたい。通路32と穴34は、何れの実施形態においても、どの様な適した角度にでも配置できるものと理解頂きたい。
燃料ランス装置の或る実施形態を図6に示している。燃料ランス装置は、外径が一定の管状部材4を有する燃料ランス2を備えている。ランス2の第2端部10(図示せず)は、入口アダプタ50の遠位領域52の開口部56の中に位置付けられる。図示の実施形態は、入口アダプタの近位領域54に係合されているパイプナット80を更に含んでいる。この実施形態では、入口アダプタ50は、半径方向に伸張するフランジ92を更に備えており、フランジ92には、2つの軸方向貫通穴98が設けられている。各軸方向貫通穴98は、使用時に、入口アダプタ50をシリンダヘッド30に固定するための、例えばスクリュー又はボルトの形態をしている固定部材を受け入れるために配置されている。入口アダプタ50の遠位領域52には、入口アダプタ50の外面の円周溝に配置された弾性ゴムリングの形態をしている環状シール部材66が装備されている。
フランジ92は、入口アダプタから半径方向に伸張し、どの様な好都合な形状、例えば、円、楕円、方形、四角、又は図示の形状をしていてもよい。固定部材を受け入れるための軸方向貫通穴は、1、2、3、4個又はそれ以上と幾つ設けてもよい。好都合な状態では、2つ又は3つの固定部材が使用されている。
図7は、図6の燃料ランス装置と共に使用するのに適したシリンダヘッド30を示している。シリンダヘッド30の通路32は、燃料ランス装置を挿入するためシリンダヘッド30の側面38に露出している。シリンダヘッド30には、更に、ねじ穴の形をしているのが適切な、通路32の相対する両側に配置された2つの固定部材用穴36が設けられている。固定部材用穴36は、燃料ランス装置が通路32の中に正しく挿入されたときに、入口アダプタ50の軸方向貫通穴98と同軸になるように配置されている。
この実施形態の燃料供給装置を組み付ける際には、燃料ランスアッセンブリ(又は装置)のランス2の第1端部8が、シリンダ30の通路32の中へ挿入される。燃料ランスアッセンブリは、入口アダプタ50の遠位領域52も同様に通路32の中に入るまで、通路32の中へ押し込まれる。固定部材は、ボルト(図示せず)の形をしているのが適切であるが、フランジ92の近位側(102、図7には図示せず)からそれぞれの軸方向貫通穴98の中へ挿入され、遠位側96から出て、シリンダヘッド30のそれぞれのねじ穴36の中へ入る。ボルトは、その後、固定部材用穴の中へと締め付けられ、燃料ランスを通路32内に固定する。この実施形態では好都合なことに、入口アダプタ50をシリンダヘッド30の通路32に対して回転させる必要がない。而して、燃料供給ライン構造の取り付けの間に粒子が形成される危険性が低くなり、また、入口アダプタ50がシリンダヘッド30と係合されるので、通路32の中でランス2が回転運動するのを阻止又は防止するための回転防止システムを設ける必要がない。燃料ランスアッセンブリが通路32の中に完全に挿入され(固定部材を使用して固定され)た時に、フランジ92の遠位面96がシリンダヘッドの相対する壁(又は面)38から間隔を空けて配置されるように、燃料ランスアッセンブリが配置されている時には、別の利点が明らかになる。この様にして、フランジ92とシリンダヘッド30の間で固定部材を締め付けることによって発生する軸方向荷重は、フランジ92からシリンダヘッド30の中に向かってではなく、燃料ランス2に沿って軸方向に伝達される。
図6に示す代替実施形態の入口アダプタ50は、図3から図5までに示す様式の様な、何れの適した方法で燃料ランス2及び/又は燃料パイプ70と協働するように配置してもよい。
一例として、図8Aの実施形態では、入口アダプタ50の遠位領域52には、燃料ランス2の第2端部10に形成された雄型円錐台又は部分的球形の面と係合させるために、雌型円錐台又は部分的球形の面68が設けられている。図5の代替実施形態でのように、面68は、入口アダプタ50の遠位領域52の開口部56の近位端部に配置される。入口アダプタ50の近位領域54には、燃料パイプがパイプナット80を用いて入口アダプタ50に取り付けられた時に、燃料パイプ70の雄型円錐台端部74と協働するための、雌型円錐台又は部分的球形の面60が設けられている。パイプナット80は、図5に関連して先に説明した方式で入口アダプタ50と係合される。入口アダプタ50には、更に、軸方向穴94が設けられており、入口アダプタ50の遠位領域52の開口部56と入口アダプタ50の近位領域54の穴64の間に流体連通経路を提供している。図示の実施形態では、入口アダプタには、更に、エッジフィルター104の形態をしている粒子フィルターが設けられ、その中を通過する燃料から粒子状物質を取り除いている。
図8Bは、代替的な入口アダプタ50を示しており、この入口アダプタは、ランス2の第2端部10の雌型円錐台又は部分的球形の座面と、燃料パイプ70の雄型円錐台端部74の間を係合させるように作られている。この実施形態では、入口アダプタ50の開口部56の近位端部は、ランスが開口部56の中に完全に挿入された時に、ランス2の第2端部10と係合させるための雄型円錐台又は部分的球形の面100を有している。入口アダプタ50の近位領域54は、燃料パイプ70の雄型円錐台端部74と係合させるために、図8Aで説明したように好都合に配置されている。ランス2の第2端部10が燃料パイプ70の端部74と直接的に係合されていないので、入口アダプタ50には、(図8Aの実施形態で説明したように)軸方向穴94が設けられ、燃料パイプ70と燃料ランス2の穴6の間の流体連通用の同軸通路を提供している。これは、入口アダプタを通る燃料流路の中にエッジフィルターを設置することができるという有益な選択肢を提供する。当業者には理解頂けるように、図8Bを参照しながら説明した入口アダプタの装置は、図2から図4を参照しながら説明した装置と、或いは逆に、置き換えるため容易に改造することができ、図8Bの実施形態は、燃料ランス2と燃料パイプ70の間の直接的協働を行うことができるように改造することもできる。
今まで説明した実施形態の何れにおいても、燃料ランス2と入口アダプタ50は、異なる材料で作ってもよく、異なる方式で熱処理して異なる強度にしてもよい。結果的に、それらの部品の一方の塑性変形が生じて、燃料漏れを回避するために形成されなければならないシール性能を高める。例えば、燃料ランス2は、第1端部8と座面22の間の係合点、及びランス2と入口アダプタ50、配置によってはパイプ70の端部74との間の係合点、の両方で変形するようにしてもよい。燃料ランス2は、比較的単純な形であり、比較的安価に製造することができるので、修理時に取り替えるよう意図されている。
図2から図7に示す装置は、修正してもよく、その様な修正も本発明の範囲内にあるのは明かである。例えば、スラストクリップ14を備えている実施形態は、スラストクリップ14とその円周凹部12を取り除くことによって改造してもよい。同様に、スラストクリップ14無しで示している実施形態は、必要に応じて、円周凹部12とスラストクリップ14を付加して修正してもよい。更に、何れの実施形態の入口アダプタ50でも、燃料ランスがシリンダヘッドの通路32から取り外されるときに燃料ランス2を保持するために、(先に説明したように)開口部56の中に溝62を設けてもよく、また何れの実施形態でも、先に説明したように引き抜きクリップ64を代替的に設けてもよい。
幾つかの実施形態では、燃料ランス2には、例えば、使用時に、通路32に形成されている凹部と整列させるために配置された凹部の形態をしている回転防止システムが設けられ、それらの凹部の中に鋼製ベアリング又は類似の部材を配置して、燃料ランス2が通路32内で角度方向に動くのを抑止又は防止するようにしている。
既に指摘したように、幾つかの実施形態では、通路32は、穴34の中の噴射器20の軸に対して実質的に垂直に伸張しているが、この様になっていなくてもよく、本発明は、通路32と噴射器20の軸が90°以外の角度を張る装置にも適用できるものと理解頂きたい。
好適なことに、燃料ランス2及び/又は入口アダプタ50には、燃料が通路32の端部を通って逃げるのを防止又は抑制するために、燃料ランス2、及び/又は入口アダプタ50、及び通路32を画定するシリンダヘッド30の壁の間に実質的な流体封止シールを形成するために配置されている環状シール部材16、66が(それぞれ)設けられている。シール部材は、使用する場合、その厳密な位置は、意図する機能を果たすのであれば重要ではない。
以上、本発明の具体的な実施形態について詳細に開示してきたが、これは、一例に過ぎず、例示のみを目的としている。上に述べた実施形態は、特許請求の範囲に述べる範囲に関して制限を課すことを意図するものではない。而して、特許請求の範囲によって定義される本発明の精神及び範囲を逸脱すること無く、様々な置換、代替案、及び修正を燃料噴射器と噴射ノズルの様々な部品に施せるものと思慮している。
先行技術によるコネクタとその配置の例を示している。 本発明の実施形態による、使用時の、燃料供給ライン構造を示している断面図である。 図2に示す実施形態の拡大図である。 図2に示したものの代替実施形態の拡大図である。 本発明の代替実施形態による、使用時の、燃料供給ライン構造を示している断面図である。 本発明の1つの実施形態による燃料ランスアッセンブリの三次元表示である。 図6に示す燃料ランスアッセンブリと共に使用するのに適しているシリンダヘッドの三次元表示である。 図6に示す燃料ランスアッセンブリの第1(A)及び第2(B)の実施形態の概略表示である。
符号の説明
2 燃料ランス
4 管状部材
6 貫通穴
8 燃料ランスの第1端部
10 燃料ランスの第2端部
12 円周溝
14 スラストクリップ
16 管状シール部材
20 燃料噴射器
22 燃料噴射器の座面
30 シリンダヘッド
32 シリンダヘッドの通路
34 エンジンシリンダヘッドの穴
36 穴
40 接続構造
50 入口アダプタ
52 入口アダプタの遠位領域
54 入口アダプタの近位領域
56 入口アダプタの開口部
58 入口アダプタの表面
60 雌型円錐台又は部分的球形の面
62 環状溝
66 環状シール部材
68 雄型円錐台又は部分的球形の面
70 燃料パイプ
72 燃料パイプの通路
74 雄型円錐台端部
80 パイプナット
86、90 ねじ
88 パイプナットの穴
92 フランジ
98 軸方向貫通穴

Claims (28)

  1. 燃料を燃料噴射器(20)に供給するのに使用され、使用時には、エンジンシリンダヘッド(30)に設けられた通路(32)の中に収容されるように配置されている燃料ランス(2)であって、
    前記燃料ランス(2)は、一定の外径を有する管状部材(4)を備えており、前記燃料ランス(2)の長さは、前記シリンダヘッド(30)の前記通路(32)の長さより短いので、使用時には、前記燃料ランス(2)を前記通路(32)の中に完全に収容することができるようになっており、
    前記燃料ランス(2)は、その第1端部(8)が前記燃料噴射器(20)の座面(22)と協働する形に、そして第2端部(10)が入口アダプタ(50)を備えている接続構造(40)と協働する形に作られており、更に、前記燃料噴射器(20)と前記接続構造(40)の間に流体流路を画定する貫通する穴(6)を有しており、
    前記燃料ランス(2)には、前記入口アダプタ(50)の表面(58)と係合させるためのスラストクリップ(14)を受け入れるために外部円周溝(12)が設けられているので、前記燃料ランス(2)が、前記入口アダプタ(50)によって前記シリンダヘッド(30)の前記通路(32)内に固定されると、前記入口アダプタ(50)の前記表面(58)は、軸方向荷重を、前記スラストクリップ(14)を介して前記燃料ランス(2)の前記長さに沿って働かせて、前記燃料ランス(2)の前記第1端部(8)と前記燃料噴射器(20)の前記座面(22)の間にシール圧力を作り出すようになっている、燃料ランス。
  2. 前記燃料ランス(2)の前記第2端部(10)は、前記入口アダプタ(50)の開口部(56)の中に受け入れられるように配置されている、請求項1に記載の燃料ランス。
  3. 前記燃料ランス(2)の前記第2端部(10)には、前記入口アダプタ(50)と前記燃料ランス(2)の間の或る程度の関節運動を許容する、部分的球形の形態をした領域が設けられている、請求項1又は2に記載の燃料ランス。
  4. 前記燃料ランス(2)には、前記燃料ランス(2)と前記シリンダヘッド(30)の前記通路(32)の間に実質的な流体封止シールを形成するのに使用するために配置されている管状シール部材(16)が取り付けられている、請求項1から3の何れかに記載の燃料ランス。
  5. 前記燃料ランス(2)の前記穴(6)の中に配置されるフィルター部材を更に含んでいる、請求項1から4の何れかに記載の燃料ランス。
  6. エンジンシリンダヘッド(30)の穴(34)の中に配置される燃料噴射器(20)を備えているエンジン用の燃料ランスアッセンブリにおいて、
    請求項1に定義された燃料ランス(2)と、入口アダプタ(50)とを備えており、
    前記入口アダプタ(50)は、少なくとも部分的には前記シリンダヘッド(30)の通路(32)の中に収容されるようになっており、且つ前記シリンダヘッド(30)の協調する取り付けシステムと係合させるための取り付けシステムを備えており、前記入口アダプタ(50)は、更に、前記燃料ランス(2)の前記第2端部(10)を受け入れるように作られた開口部(56)が設けられている遠位領域(52)と、高圧燃料パイプ(70)を受け入れるための近位領域(54)と、を有している、燃料ランスアッセンブリ。
  7. 前記入口アダプタ(50)は、前記燃料ランス(2)の前記第1端部(8)を前記燃料噴射器(20)の前記座面(22)に締め付けるように配置されており、実質的な流体封止シールが、前記燃料ランス(2)と前記燃料噴射器(20)の間に形成されるようになっている、請求項6に記載の燃料ランスアッセンブリ。
  8. 前記入口アダプタ(50)の前記開口部(56)の壁には、環状溝(62)が設けられており、前記溝(62)の遠位側を向いている面は、使用時に、前記燃料ランス(2)の前記スラストクリップ(14)と係合させるための円錐面(58)を提供する形に作られている、請求項6又は7に記載の燃料ランスアッセンブリ。
  9. 前記入口アダプタ(50)の前記開口部(56)は、段付の内径を有しており、前記環状溝(62)より遠位側の前記開口部(56)の前記内径は、前記溝(62)より近位側の前記開口部(56)の前記内径より大きい直径を有している、請求項8に記載の燃料ランスアッセンブリ。
  10. 使用時には、前記燃料ランス(2)の前記スラストクリップ(14)は、前記入口アダプタ(50)の前記環状溝(62)の中に位置しており、前記環状溝(62)は、前記入口アダプタ(50)を前記シリンダヘッド(30)から外す際に、前記燃料ランス(2)の前記第2端部(10)が前記開口部(56)内に取り外し可能に保持されるような形に作られている、請求項8又は9に記載の燃料ランスアッセンブリ。
  11. 前記入口アダプタ(50)の前記遠位領域(52)は、使用時には、前記入口アダプタ(50)が前記シリンダヘッド(30)から取り外される時に、前記燃料ランス(2)の前記第2端部(10)を前記開口部(56)内に取り外し可能に保持するため、引き抜きクリップ(64)を受け入れるように作られている、請求項6から10の何れかに記載の燃料ランスアッセンブリ。
  12. エンジンのシリンダヘッド(30)の穴(34)の中に配置される燃料噴射器(20)を備えているエンジン用の燃料ランスアッセンブリにおいて、
    前記シリンダヘッド(30)に設けられている通路(32)の中に収容される燃料ランス(2)と、前記燃料ランス(2)を前記通路(32)内に固定するための入口アダプタ(50)を備えている接続構造(40)と、を備えており、
    前記燃料ランス(2)は、一定の外径を有する管状部材(4)を備えており、前記管状部材は、使用時には、前記通路(32)の中に収容されるように配置され、前記エンジンの前記燃料噴射器(20)の座面(22)と協働する形に作られた第1端部(8)と、前記入口アダプタ(50)と協働する形に作られた第2端部(10)とを有しており、更に、前記燃料ランス(2)の前記第1端部(8)と前記第2端部(10)の間に燃料流路を画定する貫通する穴(6)を備えており、
    前記入口アダプタ(50)は、前記シリンダヘッド(30)の協調する取り付けシステムと係合させるための取り付けシステムを備えており、高圧燃料パイプ(70)を受け入れるための近位領域(54)を有しており、また、前記入口アダプタ(50)は、前記燃料ランス(2)の前記第2端部(10)を受け入れるように作られている開口部(56)が設けられている遠位領域(52)を有している、燃料ランスアッセンブリ。
  13. 前記燃料ランス(2)の長さは、前記シリンダヘッド(30)の前記通路(32)の長さより短いので、使用時には、前記燃料ランス(2)を前記シリンダヘッド(30)の前記通路(32)の中に完全に収容することができる、請求項12に記載の燃料ランスアッセンブリ。
  14. 前記入口アダプタ(50)の前記近位領域(54)には、前記燃料パイプ(70)の雄型円錐台端部(74)と協働するための雌型円錐台又は部分的球形の面(60)が設けられており、前記燃料ランスの前記第2端部(10)は、雄型円錐台又は部分的球形の形態をしており、前記入口アダプタ(50)の前記遠位領域(52)には、前記開口部(56)の前記近位端部に、前記燃料ランス(2)の前記第2端部と協働するための雄型円錐台又は部分的球形の面(68)が設けられている、請求項6から13の何れかに記載の燃料供給ライン構造。
  15. 前記入口アダプタ(50)は、前記燃料ランス(2)の前記第1端部(8)を前記燃料噴射器(20)の前記座面(22)に締め付けるように配置されているので、実質的な流体封止シールが、前記燃料ランス(2)と前記燃料噴射器(20)の間に形成される、請求項6から14の何れかに記載の燃料ランスアッセンブリ。
  16. 燃料パイプを受け入れるための、そして使用時には、前記入口アダプタ(50)の前記近位領域(54)と係合させるために配置されているパイプナット(80)を更に備えているので、燃料流路が、前記燃料パイプ(70)の前記通路(72)と前記燃料ランス(2)の前記穴(6)の間に確立される、請求項6から請求項15の何れかに記載の燃料ランスアッセンブリ。
  17. 前記パイプナット(80)には、前記入口アダプタ(50)の前記近位領域(54)の少なくとも或る長さを受け入れるために配置されている穴(88)が設けられており、前記穴(88)の少なくとも或る長さには、使用時に、前記入口アダプタ(50)の前記近位領域(54)の外面の少なくとも一部分に設けられたねじ(90)と協働させるためにねじ(86)が設けられているので、前記パイプナット(80)を前記入口アダプタ(50)と係合させると、前記燃料パイプ(70)と前記入口アダプタ(50)の間に実質的な流体封止シールが作り出される、請求項16に記載の燃料ランスアッセンブリ。
  18. 前記入口アダプタ(50)の前記取り付けシステムは、使用時に、前記通路(32)の少なくとも或る長さに亘って設けられた雌ねじを備えている取り付けシステムと係合させるための、前記入口アダプタ(50)の前記外面の少なくとも一部分に亘って設けられた雄ねじを備えている、請求項6から17の何れかに記載の燃料ランスアッセンブリ。
  19. 前記入口アダプタ(50)の前記取り付けシステムと前記シリンダヘッド(30)は、ボルト又はスクリューの様な固定部材を備えている、請求項6から18の何れかに記載の燃料ランスアッセンブリ。
  20. 前記入口アダプタ(50)には、半径方向に伸張する円周フランジ(92)が設けられており、前記フランジ(92)は、使用時に、少なくとも1つの固定部材を使用して前記入口アダプタ(50)を前記シリンダヘッド(30)に取り付けるために前記エンジンの前記シリンダヘッド(30)に設けられた少なくとも1つの固定部材用穴(36)と整列させられる、前記固定部材を受け入れるための、少なくとも1つの軸方向貫通穴(98)を有している、請求項19に記載の燃料ランスアッセンブリ。
  21. 使用時に、前記入口アダプタ(50)が、前記シリンダヘッド(30)の前記通路(32)の中に正しく受け入れられると、前記入口アダプタ(50)の前記フランジ(92)は、前記シリンダヘッド(30)から軸方向に間隔を空けて配置されるので、前記燃料ランス(2)が、前記少なくとも1つの固定部材によって前記シリンダヘッド(30)の前記通路(32)内に固定されると、前記少なくとも1つの固定部材と前記入口アダプタ(50)の前記フランジ(92)の間の軸方向荷重は、前記入口アダプタ(50)から前記燃料ランス(2)へ伝達され、前記燃料ランス(2)の前記第1端部(8)と前記燃料噴射器(20)の前記座面(22)の間にシール圧力を作り出す、請求項20に記載の燃料ランスアッセンブリ。
  22. 前記燃料ランス(2)には、前記燃料ランス(2)と前記シリンダヘッド(30)の前記通路(32)の間に実質的な流体封止シールを形成するために配置された環状シール部材(16)が取り付けられており、及び/又は、前記入口アダプタ(50)には、前記入口アダプタ(50)と前記シリンダヘッド(30)の間に実質的な流体封止シールを形成するために配置された環状シール部材(66)が取り付けられている、請求項6から21の何れかに記載の燃料ランスアッセンブリ。
  23. 前記燃料ランス(2)は、塑性材料で形成されており、前記燃料ランス(2)の前記第1(8)及び第2(10)端部の円錐台又は部分的球形の面は、塑性変形を最小限に抑えるため、熱処理が施されて硬い面を提供している、請求項6から22の何れかに記載の燃料ランスアッセンブリ。
  24. 前記入口アダプタ(50)の前記遠位領域(52)は、前記シリンダヘッド(30)の前記通路(32)内での角度方向の動きを抑止する外部ガイドを備えている、請求項6から23の何れかに記載の燃料ランスアッセンブリ。
  25. 前記入口アダプタ(50)には、前記燃料ランス(2)の前記穴(6)と前記燃料パイプ(70)の間の燃料流路の中に配置される一体式フィルター部材が備えられている、請求項6から24の何れかに記載の燃料ランスアッセンブリ。
  26. エンジンのシリンダヘッド(30)の穴(34)の中に配置される燃料噴射器(20)と、前記シリンダヘッド(30)の中に設けられた通路(32)の中に収容される、請求項1から25の何れかに定義されている燃料ランス(2)と、前記燃料ランス(2)を前記通路(32)内に固定するための請求項1から25の何れかに定義されている入口アダプタ(50)を備えている接続構造(40)と、を備えている、エンジン用の燃料供給ライン構造。
  27. 請求項16又は17に定義されているパイプナット(80)を更に備えている、請求項26に記載の燃料供給ライン構造。
  28. エンジンのシリンダヘッド(30)の穴(34)の中に配置される燃料噴射器(20)を備えているエンジン用の燃料供給ライン構造において、
    前記シリンダヘッド(30)の中に設けられた通路(32)に収容される燃料ランス(2)と、前記燃料ランス(2)を前記通路(32)内に固定するための入口アダプタ(50)を備えている接続構造(40)と、燃料パイプを受け入れるためのパイプナット(80)と、を備えており、
    前記燃料ランス(2)は、一定の外径を有する管状部材(4)を備えており、前記管状部材は、使用時には、前記通路(32)の中に収容されるように配置され、前記エンジンの前記燃料噴射器(20)の座面(22)と協働する形に作られた第1端部(8)と、前記入口アダプタ(50)と協働する形に作られた第2端部(10)とを有しており、更に、前記燃料ランス(2)の前記第1端部(8)と前記第2端部(10)の間に燃料流路を画定する貫通する穴(6)を備えており、
    前記入口アダプタ(50)は、前記シリンダヘッド(30)の協調する取り付けシステムと係合させるための取り付けシステムを備えており、高圧燃料パイプ(70)を受け入れるための近位領域(54)を有しており、また、前記入口アダプタ(50)は、前記燃料ランス(2)の前記第2端部(10)を受け入れるように作られている開口部(56)が設けられている遠位領域(52)を有しており、
    前記パイプナット(80)は、使用時には、前記入口アダプタ(50)の前記近位領域(54)と係合するように配置されるので、燃料流路が、前記燃料パイプ(70)の前記通路(72)と前記燃料ランス(2)の前記穴(6)の間に確立される、燃料供給ライン構造。
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