JP2009138624A - 内燃機関の異常検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】NOx選択還元触媒の劣化によってNOx浄化率が低下したのか、尿素水の異常によってNOx浄化率が低下したのかを判別する。
【解決手段】NOx選択還元触媒15が劣化したときにはNOx浄化率NRは曲線B1の如く触媒温度TCの上昇に伴ない増大し、尿素水の供給量や質に異常があるときにはNOx浄化率NRは曲線Cの如く一律に低下する。NOx浄化率NRを各触媒温度TC1,TC2,TC3で検出し、触媒温度の上昇に伴ないNOx浄化率NRが上昇すれば触媒劣化が生じており、変化しなければ尿素水の供給量や質に異常があると判断される。
【選択図】図3
【解決手段】NOx選択還元触媒15が劣化したときにはNOx浄化率NRは曲線B1の如く触媒温度TCの上昇に伴ない増大し、尿素水の供給量や質に異常があるときにはNOx浄化率NRは曲線Cの如く一律に低下する。NOx浄化率NRを各触媒温度TC1,TC2,TC3で検出し、触媒温度の上昇に伴ないNOx浄化率NRが上昇すれば触媒劣化が生じており、変化しなければ尿素水の供給量や質に異常があると判断される。
【選択図】図3
Description
本発明は内燃機関の異常検出装置に関する。
機関排気通路内にNOx選択還元触媒を配置し、NOx選択還元触媒に尿素水を供給して尿素水から発生するアンモニアにより排気ガス中に含まれるNOxを選択的に還元するようにした内燃機関において、NOx選択還元触媒下流の機関排気通路内に尿素水から生成されるアンモニア等を検出可能なセンサを配置し、尿素水の供給量を変化させたときにセンサの出力信号の変化が予測される変化と異なるときには欠陥が存在すると判断するようにした内燃機関が公知である(例えば特許文献1を参照)。
特開2004−176719号公報
しかしながら尿素水の供給量又は質が正規の値からずれた場合でもセンサの出力信号の変化は予測された変化とは異なり、NOx選択還元触媒が劣化した場合でもセンサの出力信号は予測された変化とは異なるのでこのような方法では尿素水の供給量又は質が正規の値からずれたのか、或いはNOx選択還元触媒が劣化したのかを判断できないという問題がある。
上記問題を解決するために本発明によれば、機関排気通路内に配置されたNOx選択還元触媒が劣化することによってNOx排出量が予め定められた規制値を越えたのか、或いはNOx選択還元触媒に供給される尿素水の量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量が予め定められた規制値を越えたのかを判断するようにした内燃機関の異常検出装置において、NOx選択還元触媒が劣化することによってNOx排出量が規制値を越えたときにはNOx浄化率はNOx選択還元触媒の温度が上昇するにつれて上昇する変化パターンに沿って変化し、尿素水の供給量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量が規制値を越えたときにはNOx浄化率はNOx選択還元触媒の温度が上昇しても上昇しない変化パターンに沿って変化し、NOx選択還元触媒の異なる複数の温度におけるNOx浄化率を検出してNOx浄化率がいずれの変化パターンに沿って変化しているかを判断し、それによりNOx選択還元触媒が劣化することによってNOx排出量が規制値を越えたのか、或いは尿素水の供給量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量が規制値を越えたのかを判定するようにしている。
NOx選択還元触媒が劣化することによってNOx排出量が予め定められた規制値を越えたのか、或いは尿素水の供給量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量が予め定められた規制値を越えたのかを確実に判断することができる。
図1に圧縮着火式内燃機関の全体図を示す。
図1を参照すると、1は機関本体、2は各気筒の燃焼室、3は各燃焼室2内に夫々燃料を噴射するための電子制御式燃料噴射弁、4は吸気マニホルド、5は排気マニホルドを夫々示す。吸気マニホルド4は吸気ダクト6を介して排気ターボチャージャ7のコンプレッサ7aの出口に連結され、コンプレッサ7aの入口は吸入空気量検出器8を介してエアクリーナ9に連結される。吸気ダクト6内にはステップモータにより駆動されるスロットル弁10が配置され、更に吸気ダクト6周りには吸気ダクト6内を流れる吸入空気を冷却するための冷却装置11が配置される。図1に示される実施例では機関冷却水が冷却装置11内に導かれ、機関冷却水によって吸入空気が冷却される。
図1を参照すると、1は機関本体、2は各気筒の燃焼室、3は各燃焼室2内に夫々燃料を噴射するための電子制御式燃料噴射弁、4は吸気マニホルド、5は排気マニホルドを夫々示す。吸気マニホルド4は吸気ダクト6を介して排気ターボチャージャ7のコンプレッサ7aの出口に連結され、コンプレッサ7aの入口は吸入空気量検出器8を介してエアクリーナ9に連結される。吸気ダクト6内にはステップモータにより駆動されるスロットル弁10が配置され、更に吸気ダクト6周りには吸気ダクト6内を流れる吸入空気を冷却するための冷却装置11が配置される。図1に示される実施例では機関冷却水が冷却装置11内に導かれ、機関冷却水によって吸入空気が冷却される。
一方、排気マニホルド5は排気ターボチャージャ7の排気タービン7bの入口に連結され、排気タービン7bの出口は酸化触媒12の入口に連結される。酸化触媒12の下流には酸化触媒12に隣接して排気ガス中に含まれる粒子状物質を捕集するためのパティキュレートフィルタ13が配置され、このパティキュレートフィルタ13の出口は排気管14を介してNOx選択還元触媒15の入口に連結される。このNOx選択還元触媒15の出口には酸化触媒16が連結される。
NOx選択還元触媒15上流の排気管14内には尿素水供給弁17が配置され、この尿素水供給弁17は供給管18、供給ポンプ19を介して尿素水タンク20に連結される。尿素水タンク20内に貯蔵されている尿素水は供給ポンプ19によって尿素水供給弁17から排気管14内に配置された分散板14aに向けて噴射され、尿素から発生したアンモニア((NH2)2CO+H2O→2NH3+CO2)によって排気ガス中に含まれるNOxがNOx選択還元触媒15において還元される。
排気マニホルド5と吸気マニホルド4とは排気ガス再循環(以下、EGRと称す)通路21を介して互いに連結され、EGR通路21内には電子制御式EGR制御弁22が配置される。また、EGR通路21周りにはEGR通路21内を流れるEGRガスを冷却するための冷却装置23が配置される。図1に示される実施例では機関冷却水が冷却装置23内に導かれ、機関冷却水によってEGRガスが冷却される。一方、各燃料噴射弁3は燃料供給管24を介してコモンレール25に連結され、このコモンレール25は電子制御式の吐出量可変な燃料ポンプ26を介して燃料タンク27に連結される。燃料タンク27内に貯蔵されている燃料は燃料ポンプ26によってコモンレール25内に供給され、コモンレール25内に供給された燃料は各燃料供給管24を介して燃料噴射弁3に供給される。
電子制御ユニット30はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス31によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)34、入力ポート35および出力ポート36を具備する。NOx選択還元触媒15の下流側にはNOx選択還元触媒15の温度を検出するための温度センサ28が配置され、酸化触媒16の下流には排気ガス中のNOx濃度を検出するためのNOxセンサ29が配置される。これらの温度センサ28、NOxセンサ29および吸入空気量検出器8の出力信号は夫々対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。
一方、アクセルペダル40にはアクセルペダル40の踏込み量Lに比例した出力電圧を発生する負荷センサ41が接続され、負荷センサ41の出力電圧は対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。更に入力ポート35にはクランクシャフトが例えば15°回転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ42が接続される。一方、出力ポート36は対応する駆動回路38を介して燃料噴射弁3、スロットル弁10の駆動用ステップモータ、尿素水供給弁17、供給ポンプ19、EGR制御弁22および燃料ポンプ26に接続される。
酸化触媒12は例えば白金のような貴金属触媒を担持しており、この酸化触媒12は排気ガス中に含まれるNOをNO2に転換する作用と排気ガス中に含まれるHCを酸化させる作用をなす。即ち、NO2はNOよりも酸化性が強く、従ってNOがNO2に転換されるとパティキュレートフィルタ13上に捕獲された粒子状物質の酸化反応が促進され、またNOx選択還元触媒15でのアンモニアによる還元作用が促進される。一方、NOx選択還元触媒15にHCが吸着するとアンモニアの吸着量が減少するためにNOx浄化率が低下する。従って酸化触媒12によりHCを酸化することによってNOx浄化率が低下するのが阻止される。
パティキュレートフィルタ13としては触媒を担持していないパティキュレートフィルタを用いることもできるし、例えば白金のような貴金属触媒を担持したパティキュレートフィルタを用いることもできる。また、NOx選択還元触媒15は低温で高いNOx浄化率を有するアンモニア吸着タイプのFeゼオライトから構成されている。酸化触媒16は例えば白金からなる貴金属触媒を担持しており、この酸化触媒16はNOx選択還元触媒15から漏出したアンモニアを酸化する作用をなす。
さて、図1に示される実施例ではNOx選択還元触媒15は200℃程度で活性化し、NOx選択還元触媒15が活性化した後は排気ガス中に含まれるNOxを還元するのに必要な量の尿素水が尿素水供給弁17から供給される。図2(A)はNOx選択還元触媒15が劣化しておらずしかも尿素水の供給量が排気ガス中のNOxを還元するのに必要な正規の値に維持されていると共に尿素水の質が予め定められている正規の質に維持されているときのNOx浄化率NRとNOx選択還元触媒15の温度TCとの関係を示している。
図2(A)からわかるようにNOx選択還元触媒15の温度TCが活性温度まで上昇するとNOx浄化率NRは急速にピーク値まで上昇し、NOx選択還元触媒15の温度TCが更に上昇するとNOx浄化率NRはピーク値に維持される。ところで触媒温度TCが比較的低いときには尿素水供給弁17から供給された尿素水はアンモニアの形で一旦NOx選択還元触媒15に吸着され、排気ガス中のNOxはNOx選択還元触媒15に吸着されたアンモニアと反応して還元せしめられる。
一方、触媒温度TCが高くなるとアンモニアはNOx選択還元触媒15に吸着されなくなり、このとき排気ガス中のNOxは尿素水から生成されたアンモニアと気相で反応して還元せしめられるようになる。図2(B)はこのことを模式的に表わしている。即ち、図2(B)に示されるように触媒温度TCが高くなるにつれて吸着アンモニアによるNOxの還元反応の割合が減少し、NOxとアンモニアの気相反応の割合が増大する。
ところで大気中に排出されるNOx排出量に対しては国又は地域毎に異なる排出基準が設定されている。この場合、予め定められたモードで車両が運転されたときのNOxの総排出量が通常NOx排出量の判断基準として用いられ、車両が予め定められた期間使用された後のNOx排出量が予め定められた基準量以下となるように排出基準が定められている。
更に、この排出基準に加えてNOx排出量が予め定められた規制値を越えてはならないという排出規制が設定されている。この規制値は国或いは地域によって異なるがNOx排出基準量の2倍或いは3倍等であり、NOx排出量がこの規制値を越えた場合には異常箇所を示す警告灯を点灯させることを義務付けている国もある。
本発明ではNOx排出量が異常に増大する原因としてNOx選択還元触媒15の劣化および尿素水の供給量又は質の変化を取り上げ、NOx選択還元触媒15が劣化することによってNOx排出量が予め定められた規制値を越えたのか、或いはNOx選択還元触媒15に供給される尿素水の量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量が予め定められた規制値を越えたのかを判断するようにしている。
次にこのことについて図2(C)、図3(A),(B)を参照しつつ説明する。図2(C)、図3(A),(B)は規制値がNOx排出基準量の2倍である場合を例にとって示しており、これら図2(C)、図3(A),(B)において破線AはNOx排出量がNOx排出基準量となるときのNOx浄化率NRを示している。即ち、別の言い方をするとNOx浄化率NRが図2(C)、図3(A),(B)において破線Aで示すように触媒温度TCに対して変化する状態のときに車両が予め定められたモードで運転されたとするとこのときのNOx排出量はNOx排出基準量となる。なお、以下破線Aで示すNOx浄化率NRを基準NOx浄化率Aと称する。
さて、図2(C)には、NOx選択還元触媒15が劣化することによってNOx排出量がNOx排出基準量の2倍である規制値に達したときのNOx浄化率NRが実線B1で示されており、NOx選択還元触媒15の触媒作用が完全に失なわれたときのNOx浄化率NRが実線B2で示されている。ここでNOx排出量がNOx排出基準量の2倍になったということは基準NOx浄化率Aの場合に比べてNOx浄化率が50パーセントに低下したことを意味しており、従って実線B1は基準NOx浄化率Aに対してNOx浄化率NRが50パーセントの場合を示していると言える。
ところでNOx選択還元触媒15へのアンモニアの吸着作用および吸着アンモニアによるNOxの還元作用は触媒の活性に支配される。従って図2(B)に示されるように吸着アンモニアによるNOxの還元作用が支配的となるとき、即ち触媒温度TCが比較的低いときにはNOx選択還元触媒15が劣化すると図2(C)において実線B1,B2で示されるようにNOx浄化率NRが大巾に低下する。
これに対し、NOxの還元作用が気相で行われるときにはNOxの還元作用は触媒の活性にほとんど支配されない。従って図2(B)に示されるように気相におけるNOxの還元作用が支配的となるとき、即ち触媒温度TCが比較的高いときにはNOx選択還元触媒15が劣化しても図2(C)において実線B1,B2で示されるようにNOx浄化率NRはさほど低下しない。
即ち、実線B1に示されるようにNOx選択還元触媒15が劣化してNOx浄化率が50パーセント低下したときにはNOx浄化率NRは触媒温度TCが上昇するにつれて高くなり、450°以上ではNOx浄化率NRは基準NOx浄化率Aに近接する。一方、実線B2に示されるようにNOx選択還元触媒15の触媒作用が完全に失なわれたときでもNOx浄化率NRは触媒温度TCが上昇するにつれて高くなり、500℃以上ではNOx浄化率NRが50パーセント以上となる。
次に尿素水の供給量又は質が正規の値からずれることによってNOx浄化率NRが低下する場合について説明する。尿素水の供給量は機関の運転状態に応じて予め定められているが例えば尿素水供給弁17のノズル口の目詰りにより供給量が予め定められている正規の値に対して減少するとNOx浄化率が低下する。また、正規の尿素水ではなく品質の粗悪なアンモニア濃度の低い尿素水が使用されたり、或いは尿素水タンク20内に他の液体、例えば水が加えられたりするとNOx浄化率が低下する。
図3(A)には、尿素水の供給量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量がNOx排出基準量の2倍である規制値に達したときのNOx浄化率NRが実線Cで示されている。前述したようにNOx排出量がNOx排出基準量の2倍になったということは基準NOx浄化率Aの場合に比べてNOx浄化率が50パーセントに低下したことを意味しており、従って実線Cは基準NOx浄化率Aに対してNOx浄化率NRが50パーセントの場合を示していると言える。
尿素水供給弁17のノズル口の目詰りや尿素水の濃度低下が生ずると尿素水の供給量にかかわらずにNOxの還元に必要なアンモニア量が一定の割合で一律に低下し、従って図3において実線Cに示されるようにNOx浄化率NRは基準NOx浄化率Aに対して触媒温度TCにかかわらずに一定の割合で一律に低下することになる。
図2(C)と図3(A)とを比較するとわかるようにNOx選択還元触媒15が劣化したときと、尿素水の供給量又は質に異常が生じたときとでは触媒温度TCに対するNOx浄化率NRの変化パターンが異なる。従ってこのNOx浄化率NRの変化パターンの差異を利用することによってNOx選択還元触媒15が劣化したのか、或いは尿素水の供給量又は質に異常が生じたのかを判断できることになる。
そこで本発明ではこのNOx浄化率NRの変化パターンの差異を利用して、NOx選択還元触媒15が劣化することによってNOx排出量が予め定められた規制値を越えたのか、或いはNOx選択還元触媒15に供給される尿素水の量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量が予め定められた規制値を越えたのかを判断するようにしている。次にこのことについて図2(C)および図3(A)を統合した図3(B)を参照しつつ説明する。
図3(B)は代表的な例として、NOx選択還元触媒15が劣化することによってNOx浄化率NRが基準NOx浄化率Aに対して50パーセント以上低下したか否か、或いは尿素水の供給量又は質が正規の値からずれることによってNOx浄化率NRが基準NOx浄化率Aに対して50パーセント以上低下したか否かを判断するようにした場合を示している。
なお、図3(B)に基づいてこのような判断をする場合、NOx選択還元触媒15が少し劣化し、尿素水の供給量又は質が多少異常になることは別として、50パーセント以上のNOx浄化率の低下をもたらすようなNOx選択還元触媒15の劣化および50パーセント以上のNOx浄化率の低下をもたらすような尿素水の供給量又は質の異常は同時に発生しないことを前提としている。
まず初めにNOx選択還元触媒15が劣化することによって50パーセント以上のNOx浄化率の低下が生じる場合について説明すると、この場合には図3(B)に示されるように各触媒温度TCにおけるNOx浄化率NRは曲線B1と曲線B2との間となる。即ち、図3(B)から推測しうるようにNOx選択還元触媒15が劣化することによって50パーセント以上のNOx浄化率の低下が生じる場合にはNOx浄化率が何パーセント低下しようともNOx浄化率NRはNOx選択還元触媒15の温度TCが上昇するにつれて上昇する変化パターンに沿って変化する。
これに対し、尿素水の供給量又は質が異常になることによって50パーセント以上のNOx浄化率の低下が生じる場合には各触媒温度TCにおけるNOx浄化率NRは曲線C以下となる。この場合には図3(B)から推測しうるようにNOx浄化率が何パーセント低下しようともNOx浄化率はNOx選択還元触媒15の温度TCが上昇しても上昇しない変化パターンに沿って変化する。もう少し具体的に言うとNOx浄化率NRはNOx選択還元触媒15が活性化していればNOx選択還元触媒15の温度TCにかかわらずにほぼ一定となる。
従ってNOx浄化率NRが触媒温度TCの上昇に伴ないどのような変化パターンに沿って変化しているかが把握できればNOx選択還元触媒15が劣化することによって50パーセント以上のNOx浄化率の低下が生じたのか、或いは尿素水の供給量又は質が異常になることによって50パーセント以上のNOx浄化率の低下が生じたのかを判別できることになる。
この場合、異なる複数の触媒温度TCにおいてNOx浄化率NRを検出すればNOx選択還元触媒15が劣化したときの変化パターンに沿ってNOx浄化率NRが変化しているのか、或いは尿素水の供給量又は質が正規の値からずれたときの変化パターンに沿ってNOx浄化率NRが変化しているのかがわかる。そこで本発明ではNOx選択還元触媒15の異なる複数の温度におけるNOx浄化率NRを検出し、これらのNOx浄化率NRからNOx選択還元触媒15が劣化することによって50パーセント以上のNOx浄化率の低下が生じているのか、或いは尿素水の供給量又は質が異常になることによって50パーセント以上のNOx浄化率の低下が生じているのかを判別するようにしている。
以上の説明からわかるように一般的に表現すると、NOx選択還元触媒15が劣化することによってNOx排出量が規制値を越えたときにはNOx浄化率NRはNOx選択還元触媒15の温度TCが上昇するにつれて上昇する変化パターンに沿って変化し、尿素水の供給量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量が規制値を越えたときにはNOx浄化率NRはNOx選択還元触媒15の温度TCが上昇しても上昇しない変化パターンに沿って変化する。
従って本発明では、NOx選択還元触媒15の異なる複数の温度TCにおけるNOx浄化率NRを検出してNOx浄化率NRがいずれの変化パターンに沿って変化しているかを判断し、それによりNOx選択還元触媒15が劣化することによってNOx排出量が規制値を越えたのか、或いは尿素水の供給量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量が規制値を越えたのかを判定するようにしている。
次にNOx浄化率NRの変化パターンの把握のしかたについて図3(B)を参照しつつ説明する。
前述したようにNOx排出量の排出基準としてNOx排出基準量が設定されており、本発明による実施例ではNOx排出量がこのNOx排出基準量であるときの基準NOx浄化率AがNOx選択還元触媒15の温度TCの関数として予めROM32内に記憶されている。
前述したようにNOx排出量の排出基準としてNOx排出基準量が設定されており、本発明による実施例ではNOx排出量がこのNOx排出基準量であるときの基準NOx浄化率AがNOx選択還元触媒15の温度TCの関数として予めROM32内に記憶されている。
本発明ではNOx浄化率NRの変化パターンを把握するために、異なる複数の温度において検出されたNOx浄化率NRから各温度における基準NOx浄化率Aに対するNOx浄化率NRの低下割合が求められ、これらNOx浄化率NRの低下割合の変化からNOx選択還元触媒15が劣化することによってNOx排出量が規制値を越えたのか、或いは尿素水の供給量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量が規制値を越えたのかを判定するようにしている。
図3(B)にはNOx浄化率NRが触媒温度TCに対し曲線B1で示されるように変化する場合の異なる複数の触媒温度TC1,TC2,TC3におけるNOx浄化率NRの低下割合ΔNR1,ΔNR2,ΔNR3が示されている。なお、図3(B)に示される例では異なる三つの触媒温度TC1,TC2,TC3においてNOx浄化率NRを検出するようにしているが四つ以上の触媒温度TCにおいてNOx浄化率NRを検出するようにしてもよいし、場合によって二つの触媒温度TCのみにおいてNOx浄化率NRを検出するようにしてもよい。
このようなNOx浄化率NRの低下割合ΔNRを用いると図3(B)から、異なる複数の温度TC1,TC2,TC3におけるNOx浄化率NRの低下割合ΔNRが温度TCが高くなるほど減少しかつNOx浄化率NRの低下割合ΔNRが予め定められた割合以上であるときにはNOx選択還元触媒15が劣化することによってNOx排出量が規制値を越えたと判断でき、異なる複数の温度TC1,TC2,TC3におけるNOx浄化率NRの低下割合ΔNRが温度TCにかかわらずにほぼ一定でありかつNOx浄化率NRの低下割合ΔNRが予め定められた割合以上であるときには尿素水の供給量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量が規制値を越えたと判断できることがわかる。
なお、本発明による実施例では上述した如くNOx浄化率NRの低下割合ΔNRが予め定められた割合以上であるか否かを判断する際には、異なる複数の温度TC1,TC2,TC3におけるNOx浄化率NRの低下割合ΔNRの平均値が予め定められた割合以上であるか否かが判断される。
また、図3(B)において曲線B2で示されるNOx浄化率NRの変化パターンをも確実に捕らえることができるように本発明による実施例では、異なる複数の温度TC1,TC2,TC3は、NOx選択還元触媒15の触媒作用が完全に失なわれたときにNOx選択還元触媒15の温度上昇に伴ないNOx浄化率NRの上昇するNOx選択還元触媒15の温度領域内に設定されている。
なお、各触媒温度TC1,TC2,TC3におけるNOx浄化率NRの検出は触媒温度TCが運転状態の変化により各温度TC1,TC2,TC3になるのを待って行われる。しかしながら触媒温度TCがこれら全ての温度TC1,TC2,TC3まで上昇しない場合もあり、この場合には全ての温度TC1,TC2,TC3におけるNOx浄化率を検出できないことになる。
そこで本発明による実施例ではNOx選択還元触媒15の温度TCが予め定められた期間中に異なる複数の温度TC1,TC2,TC3の全ての温度を越えなかったときには異なる複数の温度TC1,TC2,TC3のうちの最大の温度TC3を越えるまでNOx選択還元触媒15が昇温せしめられる。
また、本発明による実施例ではNOx選択還元触媒15によるNOx浄化率NRを検出する必要がある。そのために機関から単位時間当り排出されるNOx量NOXAが要求トルクTQおよび機関回転数Nの関数として図4に示すマップの形で予めROM32内に記憶されている。また、NOxセンサ29により検出されたNOx濃度と排気ガス量、即ち吸入空気量とからNOx選択還元触媒15からの単位時間当りの排出NOx量が求まる。従って図4に示されるNOx量NOXAとNOxセンサ29の検出値からNOx浄化率NRが求まることになる。
次に図5および図6を参照しつつ異常検出ルーチンについて説明する。なお、このルーチンは一定時間毎の割込みによって実行される。
図5を参照するとまず初めにステップ50において例えば車両が運転される毎に一回行われる異常検出が完了したことを示している完了フラグがセットされているか否かが判別される。完了フラグがセットされているときには処理サイクルを完了し、完了フラグがセットされていないときにはステップ51に進む。
図5を参照するとまず初めにステップ50において例えば車両が運転される毎に一回行われる異常検出が完了したことを示している完了フラグがセットされているか否かが判別される。完了フラグがセットされているときには処理サイクルを完了し、完了フラグがセットされていないときにはステップ51に進む。
ステップ51ではΣMに一定時間ΔMが加算され、従ってΣMは機関の運転が開始されてからの経過時間を表わしている。なお、この場合、ΔMとしては一定時間の代りに吸入空気量、燃料噴射量或いは車速を用いることもできる。次いでステップ52では経過時間ΣMが予め定められた時間MXを越えたか否かが判別される。ΣM≦MXのときにはステップ56にジャンプする。
これに対し、触媒温度TCがTC1,TC2,TC3の全ての温度まで上昇せず、ステップ52においてΣM>MXになったと判断されたときにはステップ53に進んでNOx選択還元触媒15の昇温作用が行われる。この昇温作用は例えば燃料噴射時期を遅らせて排気ガス温を上昇させることにより、或いは酸化触媒12の上流に追加の燃料を添加してこの燃料による酸化反応熱を発生させることにより行われる。昇温作用が開始された後、ステップ54においてTC>TC3になったと判断されたときにはステップ55に進んで昇温作用が停止される。
ステップ56では触媒温度TCが図3(B)に示される温度TC1になったか否かが判別される。触媒温度TCがTC1でないときにはステップ59に進む。これに対し、触媒温度TCがTC1になったときにはステップ57に進んで図4に示されるマップおよびNOxセンサ29の出力信号からNOx浄化率NRが算出される。次いでステップ58ではNOx浄化率NRの低下割合ΔNR1(=(基準NOx浄化率A−NOx浄化率NR)/基準NOx浄化率A)が算出され、次いでステップ59に進む。
ステップ59では触媒温度TCが図3(B)に示される温度TC2になったか否かが判別される。触媒温度TCがTC2でないときにはステップ62に進む。これに対し、触媒温度TCがTC2になったときにはステップ60に進んで図4に示されるマップおよびNOxセンサ29の出力信号からNOx浄化率NRが算出される。次いでステップ61ではNOx浄化率NRの低下割合ΔNR2が算出され、次いでステップ62に進む。
ステップ62では触媒温度TCが図3(B)に示される温度TC3になったか否かが判別される。触媒温度TCがTC3でないときには処理サイクルを完了する。これに対し、触媒温度TCがTC3になったときにはステップ63に進んで図4に示されるマップおよびNOxセンサ29の出力信号からNOx浄化率NRが算出される。次いでステップ64ではNOx浄化率NRの低下割合ΔNR3が算出され、次いでステップ65に進む。
ステップ65ではNOx選択還元触媒15が劣化したときの変化パターンに沿ってNOx浄化率NRが変化しているか否かが判別される。即ち、ステップ65ではまず初めにNOx浄化率NRの低下割合ΔNR2がNOx浄化率NRの低下割合ΔNR1から一定値αを減算した値(ΔNR1−α)よりも小さいか否か、即ち触媒温度TCがTC1からTC2に上昇したときにNOx浄化率NRの低下割合ΔNRが減少したか否かが判別される。ΔNR2≧ΔNR1−αのときにはステップ70に進む。これに対し、ΔNR2<ΔNR1−αのときには、即ち触媒温度TCがTC1からTC2に上昇したときにNOx浄化率NRが上昇したときにはステップ66に進む。
ステップ66ではNOx浄化率NRの低下割合ΔNR3がNOx浄化率NRの低下割合ΔNR2から一定値βを減算した値(ΔNR2−β)よりも小さいか否か、即ち触媒温度TCがTC2からTC3に上昇したときにNOx浄化率NRの低下割合ΔNRが減少したか否かが判別される。ΔNR2≧ΔNR2−βのときにはステップ70に進む。これに対し、ΔNR2<ΔNR2−βのときには、即ち触媒温度TCがTC2からTC3に上昇したときにNOx浄化率NRが上昇したときにはステップ67に進む。
ステップ67では各触媒温度TC1,TC2,TC3におけるNOx浄化率NRの低下割合ΔNR1,ΔNR2,ΔNR3の平均値が算出される。次いでステップ68ではNOx浄化率NRの低下割合の平均値が予め定められた割合X1よりも大きいか否かが判別される。低下割合の平均値がX1よりも小さいときにはステップ70に進む。これに対し、低下割合の平均値がX1よりも大きいときにはステップ69に進んでNOx選択還元触媒15が劣化することによってNOx排出量が規制値を越えたことを示す警報が発せられる。次いでステップ75に進んで完了フラグがセットされる。
一方、ステップ70では尿素水が異常になったときの変化パターンに沿ってNOx浄化率NRが変化しているか否かが判別される。即ち、ステップ70ではまず初めにNOx浄化率NRの低下割合ΔNR2がNOx浄化率NRの低下割合ΔNR1とほぼ等しいか否か、例えばdを極めて小さな値とするとΔNR1−d<ΔNR2<ΔNR1+dが成立しているか否かが判別される。ΔNR2がΔNR1とほぼ等しくないときにはステップ75にジャンプし、完了フラグがセットされる。これに対しΔNR2がΔNR1とほぼ等しいときには、即ち触媒温度TCがTC1からTC2に上昇したときにNOx浄化率NRがほとんど変化しなかったときにはステップ71に進む。
ステップ71ではNOx浄化率NRの低下割合ΔNR3がNOx浄化率NRの低下割合ΔNR2とほぼ等しいか否か、例えばdを極めて小さな値とするとΔNR2−d<ΔNR3<ΔNR2+dが成立しているか否かが判別される。ΔNR3がΔNR2とほぼ等しくないときにはステップ75にジャンプし、完了フラグがセットされる。これに対しΔNR3がΔNR2とほぼ等しいときには、即ち触媒温度TCがTC2からTC3に上昇したときにNOx浄化率NRがほとんど変化しなかったときにはステップ72に進む。
ステップ72では各触媒温度TC1,TC2,TC3におけるNOx浄化率NRの低下割合ΔNR1,ΔNR2,ΔNR3の平均値が算出される。次いでステップ73ではNOx浄化率NRの低下割合の平均値が予め定められた割合X2よりも大きいか否かが判別される。低下割合の平均値がX2よりも小さいときにはステップ75に進んで完了フラグがセットされる。これに対し、低下割合の平均値がX2よりも大きいときにはステップ74に進んで尿素水の供給量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量が規制値を越えたことを示す警報が発せられる。次いでステップ75において完了フラグがセットされる。
4 吸気マニホルド
5 排気マニホルド
7 排気ターボチャージャ
12 酸化触媒
13 パティキュレートフィルタ
15 NOx選択還元触媒
17 尿素水供給弁
5 排気マニホルド
7 排気ターボチャージャ
12 酸化触媒
13 パティキュレートフィルタ
15 NOx選択還元触媒
17 尿素水供給弁
Claims (7)
- 機関排気通路内に配置されたNOx選択還元触媒が劣化することによってNOx排出量が予め定められた規制値を越えたのか、或いは該NOx選択還元触媒に供給される尿素水の量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量が予め定められた規制値を越えたのかを判断するようにした内燃機関の異常検出装置において、NOx選択還元触媒が劣化することによってNOx排出量が上記規制値を越えたときにはNOx浄化率はNOx選択還元触媒の温度が上昇するにつれて上昇する変化パターンに沿って変化し、尿素水の供給量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量が上記規制値を越えたときにはNOx浄化率はNOx選択還元触媒の温度が上昇しても上昇しない変化パターンに沿って変化し、NOx選択還元触媒の異なる複数の温度におけるNOx浄化率を検出してNOx浄化率が上記いずれの変化パターンに沿って変化しているかを判断し、それによりNOx選択還元触媒が劣化することによってNOx排出量が上記規制値を越えたのか、或いは尿素水の供給量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量が上記規制値を越えたのかを判定するようにした内燃機関の異常検出装置。
- NOx排出量の排出基準としてNOx排出基準量が設定されており、NOx排出量が該NOx排出基準量であるときの基準NOx浄化率がNOx選択還元触媒の温度の関数として予め記憶されており、上記異なる複数の温度において検出されたNOx浄化率から各温度における上記基準NOx浄化率に対するNOx浄化率の低下割合を求め、該NOx浄化率の低下割合の変化からNOx選択還元触媒が劣化することによってNOx排出量が上記規制値を越えたのか、或いは尿素水の供給量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量が上記規制値を越えたのかを判定するようにした請求項1に記載の内燃機関の異常検出装置。
- 尿素水の供給量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量が上記規制値を越えたときにはNOx選択還元触媒の温度にかかわらずにNOx浄化率は上記基準NOx浄化率に対して一定の割合で一律に低下し、上記異なる複数の温度における上記NOx浄化率の低下割合が温度が高くなるほど減少しかつ該NOx浄化率の低下割合が予め定められた割合以上であるときにはNOx選択還元触媒が劣化することによってNOx排出量が上記規制値を越えたと判断され、上記異なる複数の温度における上記NOx浄化率の低下割合が温度にかかわらずにほぼ一定でありかつ該NOx浄化率の低下割合が予め定められた割合以上であるときには尿素水の供給量又は質が正規の値からずれることによってNOx排出量が上記規制値を越えたと判断される請求項2に記載の内燃機関の異常検出装置。
- 上記NOx浄化率の低下割合が予め定められた割合以上であるか否かを判断する際には、上記異なる複数の温度におけるNOx浄化率の低下割合の平均値が予め定められた割合以上であるか否かが判断される請求項3に記載の内燃機関の異常検出装置。
- 上記異なる複数の温度は、NOx選択還元触媒の触媒作用が完全に失なわれたときにNOx選択還元触媒の温度上昇に伴ないNOx浄化率の上昇するNOx選択還元触媒の温度領域内に設定されている請求項1に記載の内燃機関の異常検出装置。
- NOx選択還元触媒の温度が予め定められた期間中に上記異なる複数の温度の全ての温度を越えなかったときには該異なる複数の温度のうちの最大の温度を越えるまでNOx選択還元触媒が昇温せしめられる請求項1に記載の内燃機関の異常検出装置。
- NOx浄化率を求めるためにNOx選択還元触媒下流の機関排気通路内にNOxセンサを配置した請求項1に記載の内燃機関の異常検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007315881A JP2009138624A (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 内燃機関の異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007315881A JP2009138624A (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 内燃機関の異常検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009138624A true JP2009138624A (ja) | 2009-06-25 |
Family
ID=40869490
Family Applications (1)
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JP2007315881A Withdrawn JP2009138624A (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 内燃機関の異常検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009138624A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108533366A (zh) * | 2017-03-02 | 2018-09-14 | 丰田自动车株式会社 | 内燃机的排气净化装置 |
-
2007
- 2007-12-06 JP JP2007315881A patent/JP2009138624A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108533366A (zh) * | 2017-03-02 | 2018-09-14 | 丰田自动车株式会社 | 内燃机的排气净化装置 |
JP2018145821A (ja) * | 2017-03-02 | 2018-09-20 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の排気浄化装置 |
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