JP2008255942A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】NOx選択還元触媒のアンモニア吸着量を正確に検出する。
【解決手段】機関排気通路内にNOx選択還元触媒15を配置し、NOx選択還元触媒15に尿素を供給してこの尿素から発生するアンモニアをNOx選択還元触媒15に吸着させ、主にこの吸着されたアンモニアにより排気ガス中に含まれるNOxを選択的に還元する。機関アイドリング運転時に排気ガスの再循環を停止することにより機関から排出されるNOx量を増大し、このときのNOx選択還元触媒15によるNOx浄化率からNOx選択還元触媒15に吸着されているアンモニア吸着量を検出する。
【選択図】図1
【解決手段】機関排気通路内にNOx選択還元触媒15を配置し、NOx選択還元触媒15に尿素を供給してこの尿素から発生するアンモニアをNOx選択還元触媒15に吸着させ、主にこの吸着されたアンモニアにより排気ガス中に含まれるNOxを選択的に還元する。機関アイドリング運転時に排気ガスの再循環を停止することにより機関から排出されるNOx量を増大し、このときのNOx選択還元触媒15によるNOx浄化率からNOx選択還元触媒15に吸着されているアンモニア吸着量を検出する。
【選択図】図1
Description
本発明は内燃機関の排気浄化装置に関する。
機関排気通路内にNOx選択還元触媒を配置し、NOx選択還元触媒に尿素を供給してこの尿素から発生するアンモニアをNOx選択還元触媒に吸着させ、この吸着されたアンモニアにより排気ガス中に含まれるNOxを選択的に還元するようにした内燃機関が公知である(例えば特許文献1を参照)。ところでこのようにNOx選択還元触媒に吸着されたアンモニアにより排気ガス中に含まれるNOxを選択的に還元するようにした場合にはNOx選択還元触媒に吸着しているアンモニア量を推定することが必要となる。
そこで上述の内燃機関ではNOx選択還元触媒の上流側と下流側に夫々NOxセンサを配置して機関の運転状態が一定となる機関の定常運転状態のときにこれらNOxセンサの検出値からNOx選択還元触媒におけるNOx浄化率を求め、このNOx浄化率と機関からの排出NOx量からNOx選択還元触媒においてNOxを還元するために消費される吸着アンモニア量を算出し、この吸着アンモニアの消費量と尿素の供給量からNOx選択触媒に吸着されている吸着アンモニア量を推定するようにしている。
特開2003−314256号公報
このように上述の内燃機関では機関の運転状態が一定となる機関の定常運転状態のときにNOx浄化率を求めて吸着アンモニア量を推定しているがこの場合、機関の運転状態が最も一定となる機関の定常運転状態はアイドリング運転時である。しかしながらアイドリング運転時には機関からほとんどNOxが排出されないのでアイドリング運転時にNOx浄化率を求めるのは困難であり、従って吸着アンモニア量を推定するのは困難であるという問題がある。
上記問題を解決するために本発明によれば、機関排気通路内にNOx選択還元触媒を配置し、NOx選択還元触媒に尿素を供給してこの尿素から発生するアンモニアをNOx選択還元触媒に吸着させ、主にこの吸着されたアンモニアにより排気ガス中に含まれるNOxを選択的に還元するようにした内燃機関の排気浄化装置において、機関アイドリング運転時に機関から排出されるNOx量を増大し、このときのNOx選択還元触媒によるNOx浄化率からNOx選択還元触媒に吸着されているアンモニア吸着量を検出するようにしている。
機関アイドリング運転時に機関から排出されるNOx量を増大することによってアンモニア吸着量を検出することが可能となる。
図1に圧縮着火式内燃機関の全体図を示す。
図1を参照すると、1は機関本体、2は各気筒の燃焼室、3は各燃焼室2内に夫々燃料を噴射するための電子制御式燃料噴射弁、4は吸気マニホルド、5は排気マニホルドを夫々示す。吸気マニホルド4は吸気ダクト6を介して排気ターボチャージャ7のコンプレッサ7aの出口に連結され、コンプレッサ7aの入口は吸入空気量検出器8を介してエアクリーナ9に連結される。吸気ダクト6内にはステップモータにより駆動されるスロットル弁10が配置され、更に吸気ダクト6周りには吸気ダクト6内を流れる吸入空気を冷却するための冷却装置11が配置される。図1に示される実施例では機関冷却水が冷却装置11内に導かれ、機関冷却水によって吸入空気が冷却される。
図1を参照すると、1は機関本体、2は各気筒の燃焼室、3は各燃焼室2内に夫々燃料を噴射するための電子制御式燃料噴射弁、4は吸気マニホルド、5は排気マニホルドを夫々示す。吸気マニホルド4は吸気ダクト6を介して排気ターボチャージャ7のコンプレッサ7aの出口に連結され、コンプレッサ7aの入口は吸入空気量検出器8を介してエアクリーナ9に連結される。吸気ダクト6内にはステップモータにより駆動されるスロットル弁10が配置され、更に吸気ダクト6周りには吸気ダクト6内を流れる吸入空気を冷却するための冷却装置11が配置される。図1に示される実施例では機関冷却水が冷却装置11内に導かれ、機関冷却水によって吸入空気が冷却される。
一方、排気マニホルド5は排気ターボチャージャ7の排気タービン7bの入口に連結され、排気タービン7bの出口は酸化触媒12の入口に連結される。この酸化触媒12の下流には酸化触媒12に隣接して排気ガス中に含まれる粒子状物質を捕集するためのパティキュレートフィルタ13が配置され、このパティキュレートフィルタ13の出口は排気管14を介してNOx選択還元触媒15の入口に連結される。このNOx選択還元触媒15の出口には酸化触媒16が連結される。
NOx選択還元触媒15上流の排気管14内には尿素水溶液供給弁17が配置され、この尿素水溶液供給弁17は供給管18、供給ポンプ19を介して尿素水溶液タンク20に連結される。尿素水溶液タンク20内に貯蔵されている尿素水溶液は供給ポンプ19によって尿素水溶液供給弁17から排気管14内を流れる排気ガス中に噴射され、尿素から発生したアンモニア((NH2)2CO+H2O→2NH3+CO2)によって排気ガス中に含まれるNOxがNOx選択還元触媒15において還元される。
排気マニホルド5と吸気マニホルド4とは排気ガス再循環(以下、EGRと称す)通路21を介して互いに連結され、EGR通路21内には電子制御式EGR制御弁22が配置される。また、EGR通路21周りにはEGR通路21内を流れるEGRガスを冷却するための冷却装置23が配置される。図1に示される実施例では機関冷却水が冷却装置23内に導かれ、機関冷却水によってEGRガスが冷却される。一方、各燃料噴射弁3は燃料供給管24を介してコモンレール25に連結され、このコモンレール25は電子制御式の吐出量可変な燃料ポンプ26を介して燃料タンク27に連結される。燃料タンク27内に貯蔵されている燃料は燃料ポンプ26によってコモンレール25内に供給され、コモンレール25内に供給された燃料は各燃料供給管24を介して燃料噴射弁3に供給される。
電子制御ユニット30はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス31によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)34、入力ポート35および出力ポート36を具備する。NOx選択還元触媒15にはNOx選択還元触媒15の床温を検出するための温度センサ28が取付けられ、更にNOx選択還元触媒15の下流側には排気ガス中のNOx濃度を検出するためのNOxセンサ29が配置される。これら温度センサ28、NOxセンサ29および吸入空気量検出器8の出力信号は夫々対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。
一方、アクセルペダル40にはアクセルペダル40の踏込み量Lに比例した出力電圧を発生する負荷センサ41が接続され、負荷センサ41の出力電圧は対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。更に入力ポート35にはクランクシャフトが例えば15°回転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ42が接続される。一方、出力ポート36は対応する駆動回路38を介して燃料噴射弁3、スロットル弁10の駆動用ステップモータ、尿素水溶液供給弁17、供給ポンプ19、EGR制御弁22および燃料ポンプ26に接続される。
酸化触媒12は例えば白金のような貴金属触媒を担持しており、この酸化触媒12は排気ガス中に含まれるNOをNO2に転換する作用と排気ガス中に含まれるHCを酸化させる作用をなす。一方、パティキュレートフィルタ13としては触媒を担持していないパティキュレートフィルタを用いることもできるし、例えば白金のような貴金属触媒を担持したパティキュレートフィルタを用いることもできる。また、NOx選択還元触媒15は低温で高いNOx浄化率を有するアンモニア吸着タイプのFeゼオライトから構成されている。酸化触媒16は例えば白金からなる貴金属触媒を担持しており、この酸化触媒16はNOx選択還元触媒15から漏出したアンモニアを酸化する作用をなす。
図2は飽和状態にあるNOx選択還元触媒15へのアンモニア吸着量、即ち飽和吸着量Qtを示している。本発明ではNOx選択還元触媒15に吸着されたアンモニアにより排気ガス中に含まれるNOxを選択的に還元するようにしており、この場合にはNOx選択還元触媒15に吸着しているアンモニア量を飽和状態にしておくと最大のNOx浄化率が得られることが知られている。従って本発明による実施例ではこのアンモニアの飽和吸着量Qtが目標アンモニア吸着量とされている。図2に示されるようにこの目標アンモニア吸着量QtはNOx選択還元触媒15の床温TCの関数であり、床温TCが高くなるほどこの目標アンモニア吸着量Qtは低下する。本発明による実施例では通常はNOx選択還元触媒15へのアンモニア吸着量がこの目標アンモニア吸着量Qtとなるように尿素の供給が制御される。
そこでまず初めに図3を参照しつつ通常行われている機関の運転制御について説明する。なお、この運転制御は一定時間毎の割込みによって実行される。
図3を参照するとまず初めにステップ50において燃料噴射弁3からの燃料噴射制御が行われる。次いでステップ51ではEGR制御弁22の開度を目標開度に制御するEGR制御が行われる。次いでステップ52では燃焼室2から単位時間当り排出される排出NOx量NOXAが算出される。この排出NOx量NOXAは図4(A)に示されるように要求トルクTQおよび機関回転数Nの関数としてマップの形で予めROM32内に記憶されている。
図3を参照するとまず初めにステップ50において燃料噴射弁3からの燃料噴射制御が行われる。次いでステップ51ではEGR制御弁22の開度を目標開度に制御するEGR制御が行われる。次いでステップ52では燃焼室2から単位時間当り排出される排出NOx量NOXAが算出される。この排出NOx量NOXAは図4(A)に示されるように要求トルクTQおよび機関回転数Nの関数としてマップの形で予めROM32内に記憶されている。
次いでステップ53ではNOx選択還元触媒15におけるNOx浄化率Rが算出される。このNOx浄化率Rは図4(B)に示されるようにNOx選択還元触媒15の床温TCの関数であり、更に排気ガス量、即ち吸入空気量Gaに応じて変化する。このNOx浄化率Rは図4(C)に示されるように吸入空気量GaおよびNOx選択還元触媒15の床温TCの関数としてマップの形で予めROM32内に記憶されている。
次いでステップ54では排出NOx量NOXAとNOx浄化率RからNOxを還元するために単位時間当り消費された吸着アンモニア量NDが算出される。次いでステップ55では尿素の形で単位時間当り供給される供給アンモニア量NIが算出される。次いでステップ56ではNOx選択還元触媒15のアンモニア吸着量ΣNH3(ΣNH3+NI−ND)が算出される。次いでステップ57ではこのアンモニア吸着量ΣNH3が目標アンモニア吸着量Qtよりも大きいか否かが判別される。ΣNH3<Qtのときにはステップ58に進んで尿素が供給され、ΣNH3≧Qtのときにはステップ59に進んで尿素の供給が停止される。
さて、通常は上述の如くアンモニア吸着量ΣNH3が求められ、このアンモニア吸着量ΣNH3に基づいて尿素の供給制御が行われている。このアンモニア吸着量ΣNH3は計算上の値であり、従ってこのアンモニア吸着量ΣNH3が実際のアンモニア吸着量を正確に表しているか否かを時折チェックする必要がある。そこで本発明では機関の運転状態が最も一定となるアイドリング運転時にアンモニア吸着量を検出し、この検出されたアンモニア吸着量に基づいて算出されているアンモニア吸着量ΣNH3をチェックするようにしている。
ところでアンモニア吸着量を求めるには或る程度の量のNOxが機関から排出されていることが必要である。しかしながらアイドリング運転時には機関から少量のNOxしか排出されない。そこで本発明では機関アイドリング運転時に機関から排出されるNOx量を増大し、このときのNOx選択還元触媒15によるNOx浄化率からNOx選択還元触媒15に吸着されているアンモニア吸着量を検出するようにしている。
この場合、EGRガスの供給を停止すると燃焼温度が高くなって機関から排出されるNOx量が増大し、アイドリング時であってもアンモニア吸着量を検出するのに十分な量のNOxが機関から排出される。従って本発明による実施例では機関アイドリング運転時にEGRガスの供給を停止、即ち排気ガスの再循環を停止することにより機関から排出されるNOx量を増大させるようにしている。
さて、アイドリング運転時においてEGRガスの供給が停止された状態で機関の運転状態が予め定められた運転状態になると、例えば燃料噴射量が予め定められた噴射量となり、機関回転数が予め定められた機関回転数になると機関から排出されるNOx量は同じNOx量となる。従ってこのときのNOx選択還元触媒15へのアンモニア吸着量とNOx選択還元触媒15からの排出NOx濃度との関係を予め実験により求めておけばNOx選択還元触媒15からの排出NOx濃度を検出することにより上述の関係からNOx選択還元触媒15に吸着されているアンモニア吸着量を検出することができることになる。
そこで本発明では、機関アイドリング運転時においてEGRガスの供給が停止された状態で機関の運転状態が予め定められた運転状態になったときのNOx選択還元触媒15へのアンモニア吸着量とNOx選択還元触媒15からの排出NOx濃度との関係を予め記憶しておき、機関アイドリング運転時において機関の運転状態がこの予め定められた運転状態になったときにはEGRガスの供給を停止してNOx選択還元触媒15からの排出NOx濃度を検出し、検出された排出NOx濃度に基づき上述の関係からNOx選択還元触媒15に吸着されているアンモニア吸着量を検出するようにしている。
ところでこの場合、アイドリング運転時における機関からの排出NOx濃度は燃料噴射量でほぼ決まり、従って本発明による実施例では機関アイドリング運転時においてEGRガスの供給が停止された状態で燃料噴射量が予め定められた目標値になったときのNOx選択還元触媒15へのアンモニア吸着量とNOx選択還元触媒15からの排出NOx濃度との関係が予め記憶されている。なお、以下発明を理解しやすくするためにNOx選択還元触媒15の床温がアンモニア脱離温度以下の場合を例にとって説明する。
図5(A)は、機関アイドリング運転時においてEGRガスの供給が停止された状態で燃料噴射量が予め定められた目標値になったときのNOx選択還元触媒15へのアンモニア吸着量とNOx選択還元触媒15によるNOx浄化率との関係を示している。なお、図5(A)においてTC1〜TC4はNOx選択還元触媒15の床温を示しており、この床温はTC1<TC2<TC3<TC4の関係にある。従って図5(A)からNOx浄化率はアンモニア吸着量が多いほど高くなり、NOx選択還元触媒15の床温が高くなるほど高くなることがわかる。
また、機関アイドリング運転時においてEGRガスの供給が停止された状態で燃料噴射量が予め定められた目標値になったときには機関からの排出NOx量は常に一定量となり、従ってこのときNOx浄化率が高くなればNOx選択還元触媒15から排出される排出NOx量は少なくなるのでこのときのNOx選択還元触媒15へのアンモニア吸着量とNOx選択還元触媒15からの排出NOx濃度との関係は図5(B)に示されるようになる。即ち、図5(B)からわかるように排出NOx濃度はアンモニア吸着量が多いほど低くなり、NOx選択還元触媒15の床温が高くなるほど低くなる。
本発明による実施例ではNOxセンサ29によってNOx選択還元触媒15からの排出NOx濃度が検出され、この検出された排出NOx濃度とNOx選択還元触媒15の床温から図5(B)に示される関係に基づいてアンモニア吸着量が求められる。例えば図5(B)において検出された排出NOx濃度がNDであり、このときNOx選択還元触媒15の床温がTC3であったとするとアンモニア吸着量はNXとなる。一方、NOx選択還元触媒15の床温がアンモニア脱離温度よりも高いときにはアンモニア吸着量が減少するのでNOx浄化率は低下し、排出NOx量は増大する。本発明による実施例ではあらゆる床温におけるNOx選択還元触媒15へのアンモニア吸着量とNOx選択還元触媒15からの排出NOx濃度との関係が予めROM32内に記憶されている。
図6にアンモニア吸着量の検出ルーチンを示す。
図6を参照するとまず初めにステップ60においてアイドリング運転時であるか否かが判別される。アイドリング運転時であるときにはステップ61に進んで燃料噴射量が目標値であるか否かが判別される。燃料噴射量が目標値であるときにはステップ62に進んでNOx選択還元触媒15の床温TCがアンモニアをあまり吸着しえない上限温度TC0よりも低いか否かが判別される。TC<TC0のときにはステップ63に進む。
図6を参照するとまず初めにステップ60においてアイドリング運転時であるか否かが判別される。アイドリング運転時であるときにはステップ61に進んで燃料噴射量が目標値であるか否かが判別される。燃料噴射量が目標値であるときにはステップ62に進んでNOx選択還元触媒15の床温TCがアンモニアをあまり吸着しえない上限温度TC0よりも低いか否かが判別される。TC<TC0のときにはステップ63に進む。
ステップ63ではEGR制御弁22が全閉せしめられ、それによってEGRガスの供給が停止される。次いでステップ64では尿素水溶液供給弁17からの尿素の供給が停止される。次いでステップ65ではNOxセンサ29によりNOx選択還元触媒15からの排出NOx濃度が検出される。次いでステップ66ではこの検出NOx濃度に基づいてROM32内に記憶された関係からアンモニア吸着量が検出される。次いでステップ67では図3に示す運転制御ルーチンにおいて用いられているアンモニア吸着量ΣNH3がステップ66において検出されたアンモニア吸着量とされる。即ち、図3に示す運転制御ルーチンにおいて算出されたアンモニア吸着量が検出されたアンモニア吸着量によって更新せしめられる。
4 吸気マニホルド
5 排気マニホルド
7 排気ターボチャージャ
12,16 酸化触媒
13 パティキュレートフィルタ
15 NOx選択還元触媒
17 尿素水溶液供給弁
29 NOxセンサ
5 排気マニホルド
7 排気ターボチャージャ
12,16 酸化触媒
13 パティキュレートフィルタ
15 NOx選択還元触媒
17 尿素水溶液供給弁
29 NOxセンサ
Claims (6)
- 機関排気通路内にNOx選択還元触媒を配置し、該NOx選択還元触媒に尿素を供給して該尿素から発生するアンモニアをNOx選択還元触媒に吸着させ、主にこの吸着されたアンモニアにより排気ガス中に含まれるNOxを選択的に還元するようにした内燃機関の排気浄化装置において、機関アイドリング運転時に機関から排出されるNOx量を増大し、このときのNOx選択還元触媒によるNOx浄化率からNOx選択還元触媒に吸着されているアンモニア吸着量を検出するようにした内燃機関の排気浄化装置。
- 機関アイドリング運転時に排気ガスの再循環を停止することにより機関から排出されるNOx量が増大せしめられる請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 機関アイドリング運転時において排気ガスの再循環が停止された状態で機関の運転状態が予め定められた運転状態になったときのNOx選択還元触媒へのアンモニア吸着量とNOx選択還元触媒からの排出NOx濃度との関係が予め記憶されており、機関アイドリング運転時において機関の運転状態が該予め定められた運転状態になったときには排気ガスの再循環を停止してNOx選択還元触媒からの排出NOx濃度が検出され、検出された該排出NOx濃度に基づき上記関係からNOx選択還元触媒に吸着されているアンモニア吸着量が検出される請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 上記機関の運転状態が燃料噴射量であり、上記予め定められた運転状態が目標噴射量である請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- NOx選択還元触媒下流の機関排気通路内にNOx選択還元触媒からの排出NOx濃度を検出するためのNOxセンサが配置されている請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- NOx選択還元触媒に吸着されているアンモニア吸着量を算出する算出手段を具備しており、該算出手段により算出されたアンモニア吸着量が上記検出されたアンモニア吸着量によって更新される請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
Priority Applications (1)
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