JP2009136936A - アンギュラ型円筒研削盤における砥石遮蔽装置 - Google Patents

アンギュラ型円筒研削盤における砥石遮蔽装置 Download PDF

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Abstract

【課題】アンギュラ型の砥石台が横方向にトラバースすることに着目し、単純な固定カバーで、あるいは固定カバーを用いずに、アンギュラ砥石が見えないように遮蔽するアンギュラ型円筒研削盤における砥石遮蔽装置を提供する。
【解決手段】ベッド11に設置された全体カバー40に開閉可能に設けられた開閉扉41と、開閉扉を開閉する開閉装置42と、工作物の着脱時に、トラバース台22をアンギュラ砥石33が心押台14に対応する固定位置に固定した保安カバー43によって遮蔽される遮蔽トラバース位置まで移動させるトラバース移動手段(S102)と、トラバース移動手段によってトラバース台が遮蔽トラバース位置まで移動されたことに基づいて、開閉装置を作動して開閉扉を開放する開閉装置制御手段(S104、S106)とを備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、工作物の着脱時に、アンギュラ砥石を作業者位置に対して遮蔽するアンギュラ型円筒研削盤における砥石遮蔽装置に関するものである。
一般に、円筒研削盤においては、研削盤全体を覆う全体カバーが設けられ、全体カバーの作業者位置側に、主軸台と心押台との間に支持された工作物を着脱できるように開口部が設けられ、開口部には開閉扉が開閉可能に設けられている。そして、工作物の着脱時には、開閉扉を開放し、作業者の手作業で工作物の着脱を行うようになっている。
この種のアンギュラ型円筒研削盤においては、例えば、特許文献1に記載されているように、工作物の着脱時には、回転しているアンギュラ砥石から作業者の安全を確保するために、アンギュラ砥石の前面側を覆う可動式(回動式)の保安カバーが設けられている。
特許文献1に記載された保安カバーは、工作物の研削加工時においては、研削加工に支障がない退避位置に位置決めされているが、工作物の着脱時においては、シリンダ装置によって回動され、アンギュラ砥石と工作物との間に介在されるようになっている。これにより、工作物を着脱する作業者がアンギュラ砥石に触れることがないようにしている。
特開昭53−44987号公報
上記した特許文献1に記載された保安カバーにおいては、保安カバーが開閉作動される構成であるため、使用につれて保安カバーの可動部にスラッジ等が堆積し、保安カバーが動きにくくなったり、故障する要因となる。また、保安カバーを作動するシリンダ装置および保安カバーの開閉を確認するスイッチ等が必要となるため、部品点数が多くなり、コストアップを招く問題がある。
しかも、アンギュラ型の円筒研削盤においては、アンギュラ砥石が通常60°傾いているため、単にアンギュラ砥石の研削面と工作物との間に保安カバーを介在させるだけでは、アンギュラ砥石の傾斜した側面が作業者位置より見えてしまう特有の問題がある。この場合、例えば、主軸台および心押台を設置した工作物テーブルを横移動させて、アンギュラ砥石の傾斜した側面と保安カバーとを対応する位置関係に保持することもできないわけではないが、工作物テーブルを横移動させると、主軸台と心押台との間に支持された工作物と、全体カバーの開口部との位置関係がずれてしまい、工作物の着脱作業に支障を来たす新たな問題を発生する。
本発明は、上記した従来の問題点を解消するためになされたもので、アンギュラ型の砥石台が横方向にトラバースすることに着目し、単純な固定カバーで、あるいは固定カバーを用いずに、アンギュラ砥石が見えないように遮蔽するアンギュラ型円筒研削盤における砥石遮蔽装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の特徴は、ベッド上に設置したテーブル上に工作物を支持する主軸台と心押台を設置し、前記ベッド上にトラバース台を前記工作物の軸線と平行な方向にトラバース移動可能に支持し、該トラバース台上にアンギュラ型の砥石台を前記トラバース台の移動方向と交差する方向に移動可能に支持し、前記砥石台に砥石軸を前記トラバース台の移動方向と所定角度傾斜した軸線の回りに回転可能に軸承し、該砥石軸の前記心押台側に対向する一端にアンギュラ砥石を取付けたアンギュラ型円筒研削盤において、前記ベッドに設置された全体カバーに開閉可能に設けられた開閉扉と、該開閉扉を開閉する開閉装置と、前記工作物の着脱時に、前記トラバース台を前記アンギュラ砥石が前記心押台に対応する固定位置に固定した保安カバーによって遮蔽される遮蔽トラバース位置まで移動させるトラバース移動手段と、該トラバース移動手段によって前記トラバース台が前記遮蔽トラバース位置まで移動されたことに基づいて、前記開閉装置を作動して前記開閉扉を開放する開閉装置制御手段とを備えたことである。
請求項2に係る発明の特徴は、請求項1において、前記アンギュラ砥石を遮蔽する固定の保安カバーを、前記心押台に取付けたことである。
請求項3に係る発明の特徴は、ベッド上に設置した工作物テーブル上に工作物を支持する主軸台と心押台を設置し、前記ベッド上にトラバース台を前記工作物の軸線と平行な方向にトラバース移動可能に支持し、該トラバース台上にアンギュラ型の砥石台を前記トラバース台の移動方向と交差する方向に移動可能に支持し、前記砥石台に砥石軸を前記トラバース台の移動方向と所定角度傾斜した軸線の回りに回転可能に軸承し、該砥石軸の前記心押台側に対向する一端にアンギュラ砥石を取付けたアンギュラ型円筒研削盤において、前記ベッドに設置された全体カバーに開閉可能に設けられた開閉扉と、該開閉扉を開閉する開閉装置と、前記工作物の着脱時に、前記トラバース台を前記アンギュラ砥石が前記心押台によって遮蔽される遮蔽トラバース位置まで移動させるトラバース移動手段と、該トラバース移動手段によって前記トラバース台が前記遮蔽トラバース位置まで移動されたことに基づいて、前記開閉装置を作動して前記開閉扉を開放する開閉装置制御手段とを備えたことである。
請求項1に係る発明によれば、工作物の着脱時に、砥石台を支持したトラバース台をアンギュラ砥石が心押台に対応する固定位置に固定した保安カバーによって遮蔽される遮蔽トラバース位置まで移動させた状態で、開閉扉を開放するように構成したので、トラバース台のトラバース移動を利用することにより、工作物の着脱時には、固定の保安カバーによって、アンギュラ砥石を作業者位置に対して遮蔽することができるようになる。これにより、保安カバーを作動するシリンダ装置や保安カバーの開閉を確認するスイッチ等を不要にできるとともに、保安カバーを固定したことにより、スラッジ等によって保安カバーが作動不良を起こすこともなくなり、長期に亘ってアンギュラ砥石の遮蔽機能を安定して行うことができる。
しかも、トラバース台のトラバース移動を利用して、アンギュラ砥石を心押台側に位置させることにより、アンギュラ砥石の傾斜した側面を、作業者位置から見え難くすることができるので、小型の保安カバーでアンギュラ砥石の遮蔽作用を効果的に行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、アンギュラ砥石を遮蔽する固定の保安カバーを心押台に取付けたので、心押台上に保安カバーを固定するだけの簡単な操作によって、アンギュラ砥石の遮蔽機能を確実に行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、工作物の着脱時に、砥石台を支持したトラバース台をアンギュラ砥石が心押台によって遮蔽される遮蔽トラバース位置まで移動させた状態で、開閉扉を開放するように構成したので、特別な構成部品を付設することなく、トラバース台のトラバース移動と心押台を利用して、工作物の着脱時には、アンギュラ砥石を遮蔽することができるとともに、アンギュラ砥石の心押台側への移動によって、アンギュラ砥石の傾斜した側面を、作業者位置から見え難くすることができる。
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、アンギュラ型の円筒研削盤10の全体を示す平面図で、当該円筒研削盤10のベッド11上には、工作物テーブル12が固定的に載置され、工作物テーブル12上には主軸台13と心押台14とが対向して設置されている。主軸台13および心押台14には、センタ15、16を取付けた主軸ラム17および心押ラム18が摺動可能に支持されている。両センタ15、16にて支持された工作物Wは、主軸台13および心押台14に設置された駆動モータ19,20によりZ軸と平行な軸線の回りに両端駆動されるようになっている。
また、ベッド11上には、一対のガイドレール21が工作物Wの軸線と平行なZ軸方向に沿って設けられ、これらガイドレール21にトラバース台22がZ軸方向にトラバース移動可能に案内支持されている。トラバース台22はZ軸サーボモータ23によって駆動されるボールねじ送り機構24により、Z軸方向にトラバース移動されるようになっており、トラバース台22のZ軸方向位置は、Z軸サーボモータ23に連結されたエンコーダ25によって検出される。
トラバース台22上には、一対のガイドレール26がZ軸に対して所定角度(60°)傾斜した傾斜軸線方向(以下、これを便宜上XA軸方向という)に沿って設けられ、これらガイドレール26にアンギュラ型の砥石台27がXA軸方向に進退移動可能に案内支持されている。砥石台27はXA軸サーボモータ28によって駆動されるボールねじ送り機構29により、XA軸方向に進退移動されるようになっており、砥石台27のXA軸方向位置は、XA軸サーボモータ28に連結されたエンコーダ30によって検出される。
砥石台27には、砥石軸31がXA軸に直交する軸線の回りに回転可能に支持され、砥石台27に設置された砥石駆動モータ32によりベルト伝動装置34を介して回転駆動されるようになっている。心押台14側に対面する砥石軸31の一端には、アンギュラ型の円筒砥石(以下、単にアンギュラ砥石と称する)33が取付けられ、アンギュラ砥石33は、工作物Wの回転軸線に平行な研削面33aを備えている。
これにより、砥石台27のXA軸方向の進退移動により、アンギュラ砥石33の研削面33aによって、工作物Wの円筒部をプランジ研削により研削加工できるとともに、トラバース台22のトラバース移動により、工作物Wの円筒部をトラバース研削によって研削加工できるようになっている。
円筒研削盤10のベッド11には、円筒研削盤10を覆う全体カバー40が取付けられている。全体カバー40の作業者位置に対応する前面には、工作物Wの着脱等のために所定幅Bの開口部40aが形成されている。全体カバー40には、開口部40aを開閉するスライド式の開閉扉41が左右方向に開閉可能に設けられ、開閉扉41は、例えば、エアシリンダからなる開閉装置42によって開閉される。開閉扉41は、工作物Wの研削加工時には閉止されているが、工作物Wの着脱時には開放されて、作業者による工作物Wの着脱を可能にするようになっている。なお、開閉扉41は、後述するように、トラバース台22が心押台14側のトラバース端に位置決めされた条件で開放されるように、電気的なインタロックがとられている。
工作物Wの着脱時には、トラバース台22がZ軸サーボモータ23によって、心押台14側のトラバース端(図1中の右端)まで移動され、これによって、アンギュラ砥石33の前面側を心押台14の後方に位置するようになっている。心押台14上には、工作物Wの着脱時に、アンギュラ砥石33を作業者位置に対して遮蔽する固定の保安カバー43が取付けられている。すなわち、保安カバー43は、図2にも示すように、心押ラム18を摺動可能に嵌装した心押台本体14aに固定され、工作物Wの軸線方向および心押台14の上方向に延在する矩形状の板状カバーからなっている。固定の保安カバー43は、トラバース台22が心押台14側のトラバース端まで移動された場合に、アンギュラ砥石33の研削面33aと工作物Wとの間に介在されて、アンギュラ砥石33を遮蔽するようになっている。この場合、アンギュラ砥石33を心押台14側に移動させたことにより、通常作業者側に露呈されるアンギュラ砥石33の傾斜した側面が、作業者位置からは死角となって見え難くなる。これにより、比較的小型の保安カバー43によって、作業者位置からは、アンギュラ砥石33の前面(研削面33a)および傾斜した側面を見ることも、触れることもできないようになる。
なお、工作物テーブル12に設置された主軸台13には、図1に示すように、アンギュラ砥石33をツルーイングするためのツルーイング装置50が配設されている。ツルーイング装置50は、ツルーイング工具51と、ツルーイング工具51を回転駆動する駆動モータ52からなり、砥石台27を所定位置に位置決めした状態で、トラバース台22をZ軸方向にトラバース移動させることにより、アンギュラ砥石33の研削面33aをツルーイングできるようになっている。
次に、上記した実施の形態における動作について説明する。工作物Wの研削加工時には、開閉扉41が閉止されており、トラバース台22が所定の位置に位置決めされた状態で、砥石台27がXA軸方向に前進され、アンギュラ砥石33の研削面33aによって、工作物Wの円筒部がプランジ研削により研削加工される。あるいは、砥石台27が所定位置まで前進された状態で、トラバース台22がトラバース移動されることにより、アンギュラ砥石33の研削面33aによって、工作物Wの円筒部がトラバース研削により研削加工される。
工作物Wの研削加工が完了すると、図3に示すように、砥石台27が後退端位置まで後退(ステップS100)されるとともに、トラバース台22が心押台14側のトラバース端位置に向かって移動される(ステップS102)。トラバース台22がトラバース端位置まで移動されると、トラバース台22はそのトラバース端位置で位置決め停止される。そして、トラバース台22がトラバース端位置まで移動されたことが、エンコーダ25からの検出信号に基づいて検出されると(ステップS104)、開閉扉41を開閉するための開閉装置42の開方向への作動が指令される(ステップS106)。
すなわち、トラバース台22がトラバース端位置まで移動されると、図4に示すように、アンギュラ砥石33の前面側、すなわち、アンギュラ砥石33の研削面33aおよびアンギュラ砥石33の傾斜した側面は、心押台14上に固定された保安カバー43によって完全に遮蔽された状態となり、全体カバー40の開口部40aの前に立つ作業者からは、アンギュラ砥石33の前面および側面を見ることができなくなる。
上記したステップS102によって、請求項におけるトラバース移動手段を構成しており、また、ステップS104およびステップS106によって、請求項における開閉装置制御手段を構成している。
このように、トラバース台22の位置を検出するエンコーダ25の検出信号に基づいて、開閉扉41を開閉するための開閉装置42の開方向への作動が指令されると、開閉装置42によって開閉扉41が開放作動され、開口部40aが開口される。この状態で、作業者により工作物Wの着脱が行われる。この場合、アンギュラ砥石33の研削面33aおよび傾斜した側面は、心押台14上の保安カバー43によって、作業者位置から完全に遮蔽されるため、工作物Wの着脱を安全に行える。
このように、上記した第1の実施の形態によれば、トラバース台22のトラバース移動を利用して、アンギュラ砥石33の前面側を心押台14に固定した保安カバー43によって遮蔽するものであるので、固定の保安カバー43によって、アンギュラ砥石33を遮蔽できるようになり、保安カバー43を作動するシリンダ装置や保安カバー43の開閉を確認するスイッチ等を不要にすることができる。また、保安カバー43を固定できることにより、スラッジ等によって保安カバー43が作動不良を起こすこともなくなり、長期に亘ってアンギュラ砥石33の遮蔽機能を安定して行うことができる。
しかも、トラバース台22のトラバース移動を利用して、アンギュラ砥石33を主軸台13側ではなく心押台14側に位置させるようにしたので、アンギュラ砥石33の傾斜した側面を、作業者位置から見え難くすることができ、小型の保安カバー43でアンギュラ砥石33の遮蔽作用を効果的に行うことができる。
さらに、トラバース台22のトラバース移動を利用するものであるので、工作物テーブル12を移動させる必要がなくなり、工作物テーブル12を移動させることによる弊害、すなわち、工作物Wの着脱時における全体カバー40の開口部40aと工作物Wとの位置関係がずれることによって、工作物Wの着脱作業に支障を来たす恐れもない。
上記した第1の実施の形態においては、保安カバー43を心押台14上に固定した例について述べたが、保安カバー43を、心押台14を設置した工作物テーブル12、あるいは工作物テーブル12を設置したベッド11に固定しても上記したと同様な作用効果を期待できる。勿論、この場合の保安カバー43の固定位置は、心押台14に対応した位置となる。
また、上記した第1の実施の形態においては、トラバース台22がトラバース端位置まで移動された検出信号に基づいて、開閉扉41を開閉装置42によって開放作動するようにしたが、開閉扉41を手動で開閉する構成の研削盤においては、通常は開閉扉41をロック機構によって開放できないようにロックしておき、トラバース台22がトラバース端位置まで移動されたことに基づいて、ロック機構のロックを解除するようにすればよい。なお、アンギュラ砥石33を遮蔽するために、必ずしもトラバース台22をトラバース端位置まで移動させる必要はなく、アンギュラ砥石33を遮蔽できる心押台14側の遮蔽トラバース位置まで移動させればよい。
さらに、上記した第1の実施の形態においては、アンギュラ型砥石台27を、Z軸に対して所定角度(60°)傾斜した傾斜軸線方向(XA軸方向)に沿って進退移動可能に設けた例について説明したが、本発明は、アンギュラ型砥石台27を、トラバース台22上にZ軸方向と直交するX軸方向に進退移動可能に支持したアンギュラ型円筒研削盤にも適用できるものである。
図5は、本発明の第2の実施の形態を示すもので、上記した第1の実施の形態と異なる点は、保安カバー43を廃止したことである。すなわち、第1の実施の形態においては、心押台14上に固定した保安カバー43によって、アンギュラ砥石33を作業者位置に対して遮蔽するようにしたが、アンギュラ型円筒研削盤10の仕様によって、心押台14(心押台本体14a)が、作業者位置からアンギュラ砥石33の前面側を遮蔽できるに十分な高さ寸法を有する場合、あるいは、アンギュラ砥石33の径が小さく、既存の心押台14でアンギュラ砥石33の前面を十分に遮蔽できる場合には、保安カバー43をわざわざ設けなくても、トラバース台22を心押台14側のトラバース端位置まで移動させることにより、心押台14自体によって、アンギュラ砥石33を作業者位置から遮蔽することが可能となる。
なお、その他の構成は、第1の実施の形態で述べた構成と同じであるので、同一の構成については、同一の参照符号を付し、その説明は省略する。
このように、第2の実施の形態によれば、心押台14を利用してアンギュラ砥石33を作業者位置から遮蔽できるので、固定の保安カバー43も廃止でき、特別な構成部品を付設する必要がない。従って、第1の実施の形態に比して、より簡素な構成で、アンギュラ砥石の遮蔽機能を実現することができる。
以上、本発明を実施の形態に即して説明したが、本発明は、実施の形態で述べた構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の形態を採り得るものである。
本発明の第1の実施の形態を示すアンギュラ型円筒研削盤の全体を示す平面図である。 心押台の後方から見た図1の側面図である アンギュラ砥石の遮蔽動作および開閉扉の開閉動作を説明するフローチャートである。 図1の作動状態を示すアンギュラ型円筒研削盤の平面図である。 本発明の他の実施の形態を示すアンギュラ型円筒研削盤の全体を示す平面図である。
符号の説明
11…ベッド、12…工作物テーブル、13…主軸台、14…心押台、22…トラバース台、23、28…サーボモータ、25、30…エンコーダ、27…アンギュラ型砥石台、31…砥石軸、33…アンギュラ砥石、40…全体カバー、41…開閉扉、42…開閉装置、43…保安カバー、W…工作物、S102…トラバース移動手段、S104、S106…開閉装置制御手段。

Claims (3)

  1. ベッド上に設置した工作物テーブル上に工作物を支持する主軸台と心押台を設置し、前記ベッド上にトラバース台を前記工作物の軸線と平行な方向にトラバース移動可能に支持し、該トラバース台上にアンギュラ型の砥石台を前記トラバース台の移動方向と交差する方向に移動可能に支持し、前記砥石台に砥石軸を前記トラバース台の移動方向と所定角度傾斜した軸線の回りに回転可能に軸承し、該砥石軸の前記心押台側に対向する一端にアンギュラ砥石を取付けたアンギュラ型円筒研削盤において、
    前記ベッドに設置された全体カバーに開閉可能に設けられた開閉扉と、該開閉扉を開閉する開閉装置と、前記工作物の着脱時に、前記トラバース台を前記アンギュラ砥石が前記心押台に対応する固定位置に固定した保安カバーによって遮蔽される遮蔽トラバース位置まで移動させるトラバース移動手段と、該トラバース移動手段によって前記トラバース台が前記遮蔽トラバース位置まで移動されたことに基づいて、前記開閉装置を作動して前記開閉扉を開放する開閉装置制御手段とを備えたことを特徴とするアンギュラ型円筒研削盤における砥石遮蔽装置。
  2. 請求項1において、前記アンギュラ砥石を遮蔽する固定の保安カバーを、前記心押台に取付けたことを特徴とするアンギュラ型円筒研削盤における砥石遮蔽装置。
  3. ベッド上に設置した工作物テーブル上に工作物を支持する主軸台と心押台を設置し、前記ベッド上にトラバース台を前記工作物の軸線と平行な方向にトラバース移動可能に支持し、該トラバース台上にアンギュラ型の砥石台を前記トラバース台の移動方向と交差する方向に移動可能に支持し、前記砥石台に砥石軸を前記トラバース台の移動方向と所定角度傾斜した軸線の回りに回転可能に軸承し、該砥石軸の前記心押台側に対向する一端にアンギュラ砥石を取付けたアンギュラ型円筒研削盤において、
    前記ベッドに設置された全体カバーに開閉可能に設けられた開閉扉と、該開閉扉を開閉する開閉装置と、前記工作物の着脱時に、前記トラバース台を前記アンギュラ砥石が前記心押台によって遮蔽される遮蔽トラバース位置まで移動させるトラバース移動手段と、該トラバース移動手段によって前記トラバース台が前記遮蔽トラバース位置まで移動されたことに基づいて、前記開閉装置を作動して前記開閉扉を開放する開閉装置制御手段とを備えたことを特徴とするアンギュラ型円筒研削盤における砥石遮蔽装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113263367A (zh) * 2021-06-07 2021-08-17 丽水市科创机械有限公司 一种全自动数控外圆磨床

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