JP2009135792A - 撮像装置および画像信号処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像装置で被写体撮影中に動画を表示する際に、被写体を照明する照明光のフリッカである光源フリッカによる表示画像のちらつきを抑制する。
【解決手段】商用電源周波数 X[Hz]の二倍以上の値のフレームレート Y[フレーム/秒]で撮像素子104から画像信号が読み出される。この画像信号に光源フリッカの影響の影響があると判定されると、 A = Y / X で求められるAの値の小数部を丸めて得られる整数に等しい数のフレームにわたり、画像信号、または画像信号を処理して得られる画像データを、対応する画素ごとに加算し、平均化する処理をして画像表示部116の表示素子116Dに表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置および画像信号処理方法に関し、蛍光灯などのような、明滅を周期的に繰り返す照明光源で照明された被写体を撮影して動画を表示装置に表示した際に生じるフリッカを減じることの可能な撮像装置およびフリッカを減じるための画像信号処理方法に関する。
商用交流電源からの電力を得て発光する非インバータ式蛍光灯などのような、電源周波数の2倍の周波数で明滅を繰り返す光源による照明下で被写体を動画撮影すると、撮影中に表示されるモニタ画像、あるいは再生画像がちらついて見えることが知られている。また、デジタルスチルカメラにおいて、撮影中に表示装置に表示されるスルー画(ライブビュー)が照明光の明滅の影響を受け、ちらつきを生じることがある。上述した照明光源の明滅も、明滅する照明光源のもとで撮影をした結果生じるちらつきも、フリッカと称される。以下では、これらを区別する必要がある場合に、照明光源の明滅を光源フリッカ、撮像装置の表示画面上で生じるちらつきを表示フリッカと称する。
上記表示フリッカを低減する技術としては、以下に説明する2つの方法がよく知られている。すなわち、1つの方法は、照明光源の明滅周期に対応(同期)して、画像取り込み時のフレームレート、あるいはシャッタ速度を調節する方式である。本明細書中では、この方式を「シャッタ/フレーム補正方式」と称する。もう1つの方法は、撮像素子から出力される画像信号中から周期的な明滅を検出して、その明滅を打ち消すようにゲインを周期的に変化させる方式である。本明細書中ではこれを「ゲイン補正方式」と称する。
上述したシャッタ/フレーム補正方式に属するものとして、特許文献1、特許文献2、特許文献3、および特許文献4には、光源フリッカの周期に対応して電荷蓄積時間(シャッタ速度)を変化させるものが開示されている。特許文献5には、フレームレートを変化させるものが開示されている。また、特許文献6、特許文献7には、光源フリッカの周期とカメラの垂直同期の周期とに応じて特定の時間の画像を蓄積しておき、その画像中から特定のもののみを選択して出力するものが開示されている。
また、ゲイン補正方式に属するものとして、特許文献8、特許文献9には、映像信号を増幅する際のゲインを適応的に変化させる技術が開示される。特許文献10には、撮像素子から得られる入力映像信号のスペクトルを抽出し、抽出した成分からフリッカを推定して、フリッカ成分を打ち消すように入力映像信号を処理するものが開示される。特許文献11には、MOS型撮像素子等の、フリッカの影響がフィールド内の走査位置によって異なるものとなる撮像素子から出力される信号を水平方向に積分し、その積分値の垂直方向に沿う分布からフリッカ成分を計算し、撮像素子から出力される信号に対して、計算されたフリッカ成分に基づいて補正をするものが開示されている。
特開平11−205658号公報 特開平7−336586号公報 特開平5−191711号公報 特開2006−74530号公報 特開2002−165141号公報 特開平9−270950号公報 特開平11−261881号公報 特開平2−260977号公報 特開2004−141382号公報 特開2004−222228号公報 特開平11−122513号公報
上述した特許文献1から7に開示される、シャッタ/フレーム補正方式では、光源フリッカの周波数に合わせたシャッタ速度/蓄積時間での撮像が必要となり、撮像に際しての露光量設定の自由度が減るのに加え、フレームレートを光源フリッカの周波数に合わせて変える必要がある。例えば、光源フリッカの周波数が100Hzの場合、元来30fpsでの読み出しが可能な撮像素子であっても、20fpsにまで下げる必要がある。特に撮像素子から出力される信号に画像処理を施して最良の合焦ポイントを見つけ出すコントラスト方式の自動焦点調節(AF)では、フレームレートが低下するとコントラスト検出のためのサンプリング時間間隔が伸びて合焦時間が長くなることがある。また、特許文献8から11に開示されるゲイン補正方式では、ノイズが増すことがある。
本発明は上述した課題に鑑み、なされたもので、フレームレートの低下やノイズ増加を招くことなく、光源フリッカの影響を最小限に抑制することが可能な撮像装置を実現することを目的とする。
(1) 本発明は撮像装置に適用される。そしてこの撮像装置が、商用電源周波数 X[Hz]の二倍以上の値のフレームレート Y[フレーム/秒]で、画像信号をフレーム読み出し方式で読み出すことが可能な撮像素子と、
前記画像信号に基づく画像を表示可能な画像表示部と、
前記撮像素子から逐次読み出された画像信号に基づいて前記画像表示部に動画を表示する処理を行う画像信号処理部と、
光源のフリッカの有無およびフリッカ周波数を検出可能に構成され、前記動画を前記画像表示部に表示したときに表示フリッカが発生するか否かを判定する表示フリッカ判定部と、
前記表示フリッカが発生すると前記表示フリッカ判定部で判定されたときに、

A = Y / X

で求められるAの値の小数部を丸めて得られる整数に等しい数のフレームにわたり、前記画像信号、または前記画像信号を処理して得られる画像データを、対応する画素ごとに加算する処理であるフレーム加算処理をして前記表示フリッカを抑制する表示フリッカ低減処理部と
を有することにより、上述した課題を解決する。
(2) 本発明はまた、撮像装置が、商用電源周波数 X[Hz]の二倍以上の値のフィールドレート Y’[フィールド/秒]で、偶数フィールド、奇数フィールドの画像信号をフィールド読み出し方式で読み出すことが可能な撮像素子と、
前記画像信号に基づく画像を表示可能な画像表示部と、
前記撮像素子から逐次読み出された画像信号に基づいて前記画像表示部に動画を表示する処理を行う画像信号処理部と、
光源のフリッカの有無およびフリッカ周波数を検出可能に構成され、前記動画を前記画像表示部に表示したときに表示フリッカが発生するか否かを判定する表示フリッカ判定部と、
前記表示フリッカが発生すると前記表示フリッカ判定部で判定されたときに、

A’= Y’/ X

で求められるA’の値の小数部を丸めて得られる整数に等しい数のフィールドにわたり、前記偶数フィールド、前記奇数フィールドそれぞれごとに、前記画像信号、または前記画像信号を処理して得られる画像データを、対応する画素ごとに加算する処理であるフィールド加算処理をして前記表示フリッカを抑制する表示フリッカ低減処理部と
を有するものとすることが可能である。
(3) 本発明はまた、撮像装置が、商用電源周波数 X[Hz]の二倍以上の値のフィールドレート Y’’[フィールド/秒]で、3以上の読み出しフィールド数からなる画像信号をフィールド読み出し方式で読み出すことが可能な撮像素子と、
前記画像信号に基づく画像を表示可能な画像表示部と、
前記撮像素子から逐次読み出された画像信号に基づいて前記画像表示部に動画を表示する処理を行う画像信号処理部と、
光源のフリッカの有無およびフリッカ周波数を検出可能に構成され、前記動画を前記画像表示部に表示したときに表示フリッカが発生するか否かを判定する表示フリッカ判定部と、
前記表示フリッカが発生すると前記表示フリッカ判定部で判定されたときに、

A’’= Y’’/ X

で求められるA’’の値の小数部を丸めて得られる整数に等しい数のフィールドにわたり、前記3以上の読み出しフィールドのそれぞれごとに、前記画像信号、または前記画像信号を処理して得られる画像データを、対応する画素ごとに加算する処理であるフィールド加算処理をして前記表示フリッカを抑制する表示フリッカ低減処理部と
を有するものとすることが可能である。
(4) 本発明はさらに、商用電源周波数 X[Hz]の二倍以上の値のフレームレート Y[フレーム/秒]で、画像信号をフレーム読み出し方式で読み出すことが可能な撮像素子から逐次読み出された画像信号に基づいて画像表示部に動画を表示する処理を行う画像信号処理方法に適用され、この画像信号処理方法が、
前記動画を前記画像表示部に表示したときに表示フリッカが発生するか否かを判定することと、
前記表示フリッカが発生すると判定されたときに、

A = Y / X

で求められるAの値の小数部を丸めて得られる整数に等しい数のフレームにわたり、前記画像信号、または前記画像信号を処理して得られる画像データを、対応する画素ごとに加算する処理であるフレーム加算処理をしつつ、前記画像表示部に前記動画を表示することと
を有するものとすることにより上述した課題を解決する。
(5) 本発明はまた、商用電源周波数 X[Hz]の二倍以上の値のフィールドレート Y’[フィールド/秒]で、偶数フィールド、奇数フィールドの画像信号をフィールド読み出し方式で読み出すことが可能な撮像素子から逐次読み出された画像信号に基づいて画像表示部に動画を表示する処理を行う画像信号処理方法に適用され、
前記動画を前記画像表示部に表示したときに表示フリッカが発生するか否かを判定することと、
前記表示フリッカが発生すると判定されたときに、

A’= Y’/ X

で求められるA’の値の小数部を丸めて得られる整数に等しい数のフィールドにわたり、前記偶数フィールド、前記奇数フィールドそれぞれごとに、前記画像信号、または前記画像信号を処理して得られる画像データを、対応する画素ごとに加算する処理であるフィールド加算処理をしつつ、前記画像表示部に前記動画を表示することと
を有するものとすることができる。
(6) 本発明はさらに、商用電源周波数 X[Hz]の二倍以上の値のフィールドレート Y’’[フィールド/秒]で、3以上の読み出しフィールド数からなる画像信号をフィールド読み出し方式で読み出すことが可能な撮像素子から逐次読み出された画像信号に基づいて前記画像表示部に動画を表示する処理を行う画像信号処理方法に適用され、
前記動画を前記画像表示部に表示したときに表示フリッカが発生するか否かを判定することと、
前記表示フリッカが発生すると判定されたときに、

A’’= Y’’/ X

で求められるA’’の値を丸めて得られる整数に等しい数のフィールドにわたり、前記3以上の読み出しフィールドのそれぞれごとに、前記画像信号、または前記画像信号を処理して得られる画像データを、対応する画素ごとに加算する処理であるフィールド加算処理をしつつ、前記画像表示部に前記動画を表示することと
を有するものとすることが可能である。
(1) 請求項1または8に記載の発明によれば、撮像素子から商用電源周波数 X[Hz]の二倍以上の値のフレームレート Y[フレーム/秒]で、フレーム読み出し方式で画像信号を読み出して画像表示部に動画を表示する際に、光源のフリッカの有無およびフリッカ周波数を検出して、動画を画像表示部に表示したときに表示フリッカが発生すると判定されると、 A = Y / X で求められるAの値の小数部を丸めて得られる整数に等しい数のフレームにわたり、画像信号、または画像信号を処理して得られる画像データを、対応する画素ごとに加算する処理であるフレーム加算処理をすることにより、フレームレートは高い状態を維持したまま、画像表示部に表示される画像に表示フリッカが生じるのを効果的に抑制することが可能となる。また、上記フレーム加算処理によって、撮像素子から読み出される画像信号中のランダムノイズを抑制することが可能となる。
(2) 請求項2または9に記載の発明によれば、撮像素子から商用電源周波数 X[Hz]の二倍以上の値のフィールドレート Y’[フィールド/秒]で、偶数フィールド、奇数フィールドの画像信号をフィールド読み出し方式で読み出して画像表示部に動画を表示する際に、光源のフリッカの有無およびフリッカ周波数を検出して、動画を画像表示部に表示したときに表示フリッカが発生すると判定されると、 A’= Y’/ X で求められるA’の値の小数部を丸めて得られる整数に等しい数のフィールドにわたり、偶数フィールド、奇数フィールドそれぞれごとに、画像信号、または画像信号を処理して得られる画像データを、対応する画素ごとに加算する処理であるフィールド加算処理をすることにより、フィールドレートは高い状態に維持したまま、画像表示部に表示される画像に表示フリッカが生じるのを効果的に抑制することが可能となる。また、上記フィールド加算処理によって、撮像素子から読み出される画像信号中のランダムノイズを抑制することが可能となる。
(3) 請求項3または10に記載の発明によれば、撮像素子から商用電源周波数 X[Hz]の二倍以上の値のフィールドレート Y’’[フィールド/秒]で、3以上の読み出しフィールド数からなる画像信号をフィールド読み出し方式で読み出して画像表示部に動画を表示する際に、光源のフリッカの有無およびフリッカ周波数を検出して、動画を画像表示部に表示したときに表示フリッカが発生すると判定されると、 A’’= Y’’/ X で求められるA’’の値の小数部を丸めて得られる整数に等しい数のフィールドにわたり、3以上の読み出しフィールドのそれぞれごとに、画像信号、または画像信号を処理して得られる画像データを、対応する画素ごとに加算する処理であるフレーム加算処理をすることにより、フィールドレートは高い状態に維持したまま、画像表示部に表示される画像に表示フリッカが生じるのを効果的に抑制することが可能となる。また、上記フィールド加算処理によって、撮像素子から読み出される画像信号中のランダムノイズを抑制することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置の概略的構成を説明するブロック図である。撮像装置100は、撮影レンズ102と、撮像素子104と、画像信号処理部112と、タイミング発生部114と、画像表示部116と、メモリ制御部118と、メモリ120と、CPU122と、インターフェース126と、記憶媒体128と、システムバス130とを有する。画像信号処理部112は、同時化処理部106と、表示フリッカ低減処理部108と、画像処理部110とを有する。
撮影レンズ102は、CCDあるいはCMOSイメージセンサで構成される撮像素子104の撮像面上に被写体像を形成する。本明細書中では、撮像素子104は内部にCDS、A/D変換等の処理ブロックを有してディジタルの画像信号を出力可能なCMOSイメージセンサであるものとして説明をする。
撮像素子104から出力されるディジタルの画像信号は、メモリ制御部118を介してメモリ120に一時的に保管される。メモリ120は、画像信号処理部112が画像処理を行う際のバッファメモリとしても用いられるので、書き込み・読み出しの速度が速いことが望ましく、例えばDRAMで構成することが可能である。メモリ120へは、システムバス130を介して撮像素子104、画像信号処理部112、CPU122、画像表示部116がアクセス可能に構成される。メモリ制御部118は、上述した構成要素からのメモリアクセス要求を調停する機能を有する。
画像信号処理部112は、特定用途向けの集積回路(ASIC)等で構成することが可能である。この画像信号処理部112は、撮像素子104から出力されてメモリ120に一時的に保管されたディジタルの画像信号に同時化(デモザイク処理)、ホワイトバランス調整、階調・レベル補正、アンシャープマスク、シェーディング補正等の処理をしてディジタルの画像データを生成するのに加え、以下に説明する3つの処理を含む処理を実行可能に構成される。すなわち、1つは、撮影時にスルー画を生成して画像表示部116に表示する処理(スルー画表示処理)である。もう1つは、撮像素子104から読み出された画像信号をもとに記録用の画像データを生成し、それを記録する処理(画像記録処理)である。そしてもう1つは、記録された画像データを読み出して、その画像データに基づく画像を画像表示部116で表示する処理(再生表示処理)である。上記スルー画表示処理に際して、後で詳しく説明する表示フリッカ低減処理が表示フリッカ低減処理部108で必要に応じて実行される。
画像信号処理部112が画像記録処理を行う際には、画像信号処理部112によって生成された画像データが必要に応じてJPEG圧縮され、インターフェース126を介して記憶媒体128に記録される。この記憶媒体128としては様々なものを用いることが可能である。一例として、記憶媒体128はフラッシュメモリで構成することが可能で、撮像装置100に内蔵されるものであっても、撮像装置100に対して着脱可能に構成されるものであってもよい。
画像表示部116は、カラー液晶表示(LCD)パネルまたは有機EL(OEL)ディスプレイパネルなどで構成される表示素子116Dと、画像信号処理部112の上述した処理の内容に応じた画像を上記表示素子に表示する処理を行う表示制御部116Cとを有する。表示素子116Dとしては、小型のディスプレイパネルに表示される画像を、拡大光学系を介して覗くEVF(=Electronic View Finder)であってもよいし、撮像装置100の背面や側面等に設けられたモニタ表示パネルであってもよい。あるいは、これらのEVF、モニタ表示パネルを両方とも有していて、撮影者がどちらを用いるか選択可能に構成されていてもよい。
CPU122は、撮像装置100の動作を全体的に統括して制御する機能を有する。例えば、自動露光に係る測光、露光量演算等の一連の動作、フラッシュユニット用メインコンデンサの充電、フラッシュの発光量調節、撮影レンズ102のズーム駆動、フォーカシング、撮影者による撮影モードの設定操作受付、画像表示部116への制御信号の送出、シャッタ(不図示)の開閉、絞り(不図示)の開度の制御等を行う。CPU122はまた、画像信号処理部の動作を統括制御する機能を有し、画像処理部110に対して上述したスルー画表示処理、画像記録処理、および再生表示処理のいずれかを行うように指令を発する。後述する表示フリッカ低減処理も、画像信号処理部112はCPU122からの指令に基づいて実行する。CPU122はさらに、表示フリッカ判定部124を有しており、画像信号処理部112がスルー画表示の動作を行う際に撮像素子104から出力される画像信号中から周期的な輝度の変動を検出して光源フリッカの有無およびフリッカ周波数(電源周波数)を検出して表示フリッカが生じるか否かの判定を行う。
システムバス130は、上述した構成要素間で制御信号やデータを転送する際に用いられる。タイミング発生部114は、撮像素子104から画像信号を読み出すタイミングおよび画像表示部116の表示素子116D上に表示される画像(動画)の書き換え(リフレッシュ)タイミングを制御する。
以下、画像信号処理部112およびCPU122での処理内容を中心に、本発明に係る撮像装置100について説明をする。図2は、CPU122で実行されるスルー画表示処理の手順を概略的に示すフローチャートである。図2に示される処理は、撮像装置100が撮影モードに設定されているときに、ソフトウェアタイマ等によって略一定の周期で呼び出されて繰り返し実行される。あるいは、上記撮影モードに設定されているときに一定周期で発生する割り込み信号に基づいて繰り返し呼び出されて実行されるものであってもよい。
S201においてCPU122は、撮像素子104から出力される画像信号をもとにフリッカ検出の処理をする。具体的には、CPU122は撮像素子104から繰り返し出力されてメモリ120に一時的に記憶される画像信号のレベルの時間経過に伴う変動をモニタする。そして、CPU122は、画像信号中に含まれる変動の周期を検出する。なお、CPU122によるS201でのフリッカ検出処理とは別に、撮像素子104から出力された画像信号に対してデモザイク等の処理をして画像データを生成する処理が画像信号処理部112内の同時化処理部106で実行される。画像信号処理部112(同時化処理部106)で生成された画像データは、メモリ120内に画定されたフレームメモリ領域に記憶される。
S202においてCPU122は、光源フリッカの有無、そして光源フリッカがある場合にはそのフリッカ周期を検出し、表示フリッカを生じるか否かを判定する。すなわちCPU122は、商用電源の周波数である、50Hzあるいは60Hzの倍(100Hz、120Hz)の周波数の信号変動成分が、撮像素子104から出力される画像信号中に含まれていることを検出して表示フリッカが生じるか否かを判定する。以上のS201、S202の処理が図1の表示フリッカ判定部124での処理に相当する。
S202での判定が肯定された場合、すなわち光源フリッカがあると判定され、その周期が特定され、表示フリッカを生じると判定された場合、CPU122はS203において画像信号処理部112に対して表示フリッカ低減処理を行うように指令を発する。画像処理部110で実行される表示フリッカ低減処理の詳細については後で詳述する。S202での判定が否定された場合にはS204に分岐する。
S204においてCPU122は、画像信号処理部112に画像処理の指令を発する。画像信号処理部112内の画像処理部110は、CPU122からの指令を受けて、画像データ(S202での判定が肯定された場合にはS203で表示フリッカ低減処理がなされた画像データ、S202での判定が否定された場合には表示フリッカ低減処理がなされていない画像データ)にホワイトバランス補正、ガンマ補正等の処理を施す。
S205でCPU122は、画像表示部116に画像表示処理の指令を発する。画像表示部内の表示制御部116Cは、CPU122から上述した指令を受け、メモリ120内に記憶されている表示用画像データに基づく画像を表示素子116Dに表示する。以上に説明したS201からS205の処理を経てCPU112は図2の処理を完了する。
続いて、画像信号処理部112の表示フリッカ低減処理部108で実行される表示フリッカ低減処理について説明をする。以下では、スルー画表示処理に際して撮像素子104からフレーム読み出しが可能な場合の例、そしてフィールド読み出しが可能な場合の例について2つづつ、計4つの例について説明する。
図3は、表示フリッカ低減処理部108で実行される処理内容を概念的に示すブロック図であり、後述する4つの例はすべて図3に示されるような処理が行われる。そこで、まず図3を参照して表示フリッカ低減処理部108で行われる処理の概要について説明し、その後表示フリッカ低減処理を行う4つの具体例について個々に説明をする。
表示フリッカ低減処理部108は、表示フリッカ判定部124での判定結果に基づき(図2のS202における光源フリッカの有無および光源フリッカ周期を検出して表示フリッカの有無を判定する処理結果に基づき)、光源フリッカがあると判定された場合には、同時化処理部106で生成され、メモリ120に一時的に記憶されている画像データに対して表示フリッカ低減処理(図2のS203の処理)をして、表示フリッカ低減処理後の画像データをメモリ120に再び一時的に記憶する。一方、光源フリッカが無いと判定された場合には上述した処理は行わない。この処理内容について図3を参照して説明する。表示フリッカ低減処理部108は、書き込みメモリ選択部300と、複数のフレームメモリ302−1、302−2、…、302−nと、加算平均処理部304と、読み出しメモリ選択部306と、表示フリッカ低減処理切替部308とを有する。複数のフレームメモリ302−1、302−2、…、302−nは、メモリ120の中に領域が確保されたものとすることが可能である。フレームメモリ302−1、302−2、…、302−nの数は、後述するフレーム加算(フィールド加算)の処理に際して不足することの無いように確保される。
撮像素子104からフレーム読み出しまたはフィールド読み出しの方式で画像信号が読み出され、同時化処理部106等で処理されて画像データが生成されるのに同期して書き込みメモリ選択部300は順次切り替えられる。例えば、あるフレーム読み出し(あるいはフィールド読み出し)に際してフレームメモリ302−1に画像データが書き込まれたとすると、次のフレーム読み出し(あるいはフィールド読み出し)に際してはフレームメモリ302−2に画像データが書き込まれる。例えば、後述するフレーム加算(あるいはフィールド加算)の処理に際して3フレーム分の画像データが加算される場合には、フレームメモリとしては、フレームメモリ302−1、302−2、302−3の3つのフレームメモリが用いられる。そして、画像データはフレームメモリ302−1、フレームメモリ302−2、そしてフレームメモリ302−3に書き込まれた後、これに後続するフレーム読み出しに際しては再びフレームメモリ302−1に書き込まれる。すなわち、p個(pは正の整数)のフレーム加算処理(あるいはフィールド加算処理)を行う場合にはp個のフレームメモリが用いられて、フレームメモリ中には常に直近のp回分のフレーム読み出し処理(あるいはフィールド読み出し処理)で得られた画像データが書き込まれて記憶される。
加算平均処理部304は、表示フリッカ判定部124(図1)で光源フリッカがあると判定された場合に、複数のフレームメモリ302−1、302−2、…302−nに記憶されている画像データをもとに、加算処理および平均処理を行う。この加算処理および平均処理について説明する。フレームメモリ302−1、302−2、…のそれぞれには、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)3色のカラープレーンからなる二次元の画像データが記憶されている。言い換えると、画像を形成する画素の一つひとつがR、G、Bそれぞれの画素値(例えば0から255までの値)を有していて、R、G、Bの各画素値(R値、G値、B値)の組み合わせによって、ある画素の色が定まる。加算平均処理部304は、フレームメモリ302−1、302−2、…のそれぞれに記憶される二次元の画像データについて、対応する画素ごとに(二次元に配列された画素中の、同じ画素位置の画素ごとに)R値、G値、B値をそれぞれ加算して平均を求める処理を行う。
例えば、pフレーム分の画像データについて演算する場合、加算平均処理部304は、第1フレーム、第2フレーム、…、第pフレームの画像データをもとに、対応する画素ごとに以下の式を用いて平均画素値Rxy、Gxy、Bxyを算出する。

xy=(R1xy+R2xy+…+Rpxy)/p
xy=(G1xy+G2xy+…+Gpxy)/p
xy=(B1xy+B2xy+…+Bpxy)/p

上記の式において添え字xyは、二次元の画像データ中の行、列の値を表す。また、Rpxyは、第pフレームの画像データ中、ある画素位置(x,y)におけるR値を意味する。同様に、Gpxyは、第pフレームの画像データ中、ある画素位置(x,y)におけるG値を意味し、Bpxyは、第pフレームの画像データ中、ある画素位置(x,y)におけるB値を意味する。なお、上述した原色の種類および原色数は一例にすぎず、様々なものを本発明に適用可能である。
以上ではフレーム撮像方式を例にとって説明をしたが、フィールド撮像方式の場合、フレームメモリ302−1、302−2、…は、1フレームを形成するフィールド数と、フレーム加算をする際のフレーム数との乗算値に等しい数だけ必要となる。例えば、1フレームを形成するフィールドの数が3で、5フレーム分の加算が必要な場合、必要なフレームメモリ302−1、302−2、…の数はフィールド数の3と加算フレーム数の5とを掛けた値と等しい15となる。すなわち、上記の例では、ある撮像タイミングt1で撮像素子104からは第1フィールドの画像信号が読み出され、次の撮像タイミングt2で撮像素子104からは第2フィールドの画像信号が読み出され、さらに次の撮像タイミングt3で撮像素子104からは第3フィールドの画像信号が読み出される。つまり、タイミングt1〜t3で1フレーム分の画像信号が撮像素子104から読み出され、これらのフィールド画像信号を処理して得られた画像データがフレームメモリ302−1、302−2、302−3に記憶される。フィールド撮像方式の場合、同じフィールドごとに加算処理(これをフィールド加算処理と称する)をする必要がある。例えば、後で説明する図4のS401での処理で、5フレーム分のフィールド画像データを用いてフィールド加算処理することが必要であるという結果が導出された場合には、同じフィールドの画像データが5フィールド読み出し分記憶されている必要があるからである。
なお、第1のフレームを構成する第1フィールド、第2フィールド、第3フィールドの画像信号、第2のフレームを構成する第1フィールド、第2フィールド、第3フィールドの画像信号、…と云う順番で、撮像素子104から画像信号が順次読み出されて処理され、画像データが生成されてフレームメモリ302−1、302−2、…に記憶されてゆくので、以下のようにしてもよい。すなわち、第5のフレームを構成する第1フィールドの画像データがフレームメモリ302−13に記憶された時点で、第1フィールドの画像データが5フレーム分(5フィールド分)揃うので、この時点で第1フィールド画像のフィールド加算処理が可能である。このフィールド加算処理が完了すれば、フレームメモリ302−1内に記憶される画像データは不要となる。従って、このフィールド加算処理を終えた時点で第5のフレームを構成する残りのフィールドの画像データがまだフレームメモリに記憶されていない場合には、当該の画像データをフレームメモリ302−1に記憶することが可能である。このようにすることで、1フレームを構成するフィールド数が3で5フレーム分の加算を行う場合に必要なフレームメモリ302−1、302−2、…の数は減じられ、また加算処理を行った画像データに基づく画像表示のタイミングを早めることが可能となる。
表示フリッカ低減処理切替部308は、表示フリッカ低減処理をした画像データおよび表示フリッカ低減処理をしない画像データのうち、いずれかを画像処理部110に出力する。この表示フリッカ低減処理切替部308は、図2のS202でCPU122が表示フリッカ発生の有無を判定した結果に応じて切り替えられる。すなわち、S202で表示フリッカが発生すると判定されてS203の処理が実行され、CPU12から表示フリッカ低減処理の指令が発せられた場合には、表示フリッカ低減処理切替部308は図3に示されるように加算平均処理部304の出力側に切り替えられ、加算平均処理後の画像データがメモリ120に一時的に記憶され、この画像データは画像信号処理部112で処理される。一方、S202での判定が否定された場合には、表示フリッカ低減処理切替部308は図3に示されるのとは逆の切替状態となって読み出しメモリ選択部306の側に接続される。そして、読み出しメモリ選択部306によって選択されたフレームメモリ中の画像データが画像処理部110で処理される。
表示フリッカ低減処理が行われない場合、フレームメモリは2つ(例えばフレームメモリ302−1とフレームメモリ302−2)を用いるものとすることができる。そして、同時化処理部106で生成されたフレーム画像データがフレームメモリ302−1に書き込まれている間、読み出しメモリ選択部306はフレームメモリ302−2に記憶されているフレーム画像データが画像処理部110で処理されるように切り替えられる。次のタイミングにおいては同時化処理部106で生成されたフレーム画像データがフレームメモリ302−2に書き込まれるように書き込みメモリ選択部300が切り替えられ、読み出しメモリ選択部306はフレームメモリ302−1に記憶されているフレーム画像データが画像処理部110で処理されるように切り替えられる。フィールド読み出しの場合も同様で、あるタイミングにおいてフレームメモリ302−1に1スキャン(読み出し)分のフィールド画像データが書き込まれている間、読み出しメモリ選択部306はフレームメモリ302−2に記憶されているフィールド画像データが画像処理部110で処理されるように切り替えられる。そして次のタイミングにおいては同時化処理部106で生成される、次のスキャン(読み出し)に対応するフィールド画像データがフレームメモリ302−2に書き込まれるように書き込みメモリ選択部300が切り替えられ、読み出しメモリ選択部306はフレームメモリ302−1に記憶されているフィールド画像データが画像処理部110で処理されるように切り替えられる。
図4は、図2のS203においてCPU122から発せられた表示フリッカ低減処理の指令を受けたのに応じて、画像信号処理部112(表示フリッカ低減処理部108)で実行される表示フリッカ低減処理の内容を説明する概略フローチャートである。S400において画像信号処理部112は、フリッカ周波数F[Hz]をCPU122から入力する。この処理に関して、例えば表示フリッカ判定部124よりフリッカ周波数に関する情報を入力することが可能である。S401において画像信号処理部112は、フレーム加算数Aを算出する。このフレーム加算数Aは、図4に示されるように、以下の手順で求めることが可能である。すなわち、画像信号処理部112は、S400で入力したフリッカ周波数Fを2で割り、被写体を照明している光源に電力を供給する電源の電源周波数X[Hz]を求める。理由は、光源フリッカの周波数は光源に電力を供給する電源の電源周波数の2倍となるからである。
続いて画像信号処理部は、撮像装置100で設定されているフレーム読み出しレート(以下、本明細書中ではフレーム読み出しレートを単に「フレームレート」と称する)Y[フレーム/秒]を上記電源周波数X[Hz]で割り、得られた値の小数部分を丸めて得られる整数Aをフレーム加算数とする演算を行う。この小数部分を丸める処理としては、四捨五入が、より良好な表示フリッカ低減効果を得る上で望ましい。しかしながら、切り上げや切り捨てといった処理や、二捨三入、五捨六入などの省略算をして小数部分を丸めることによっても表示フリッカ低減効果を得ることが可能である。なお、上述したS400のフリッカ周波数を入力する処理およびS401のフレーム加算数を求める処理に関してはCPU122で行い、画像信号処理部112はCPU122からフレーム加算数に関する情報のみを入力するようにしてもよい。
上記フレームレートに関し、本発明においては光源に電力を供給する電源(商用電源)の電源周波数の2倍以上に設定される。日本国内のみならず、世界中で供給される商用電源の電源周波数は50[Hz]または60[Hz]となっている。したがって、フレームレートは、高い方の商用電源周波数である60[Hz]の2倍以上の値とすることが、以下の説明からも明らかになるように、商用電源周波数によらず(撮像装置を用いる地域によらず)、表示フリッカ低減の効果を得る上で望ましい。
S402において画像信号処理部112は、S401で得た整数Aに基づいて、フレームメモリ302−1、302−2、…に記憶されているAフレーム分の画像データを用いて加算処理を行い、加算処理後の画像データから各画素位置、各カラープレーンの平均画素値を求める。
− 表示フリッカ低減処理(フレーム読み出し 例1) −
図5および図6は、図4のフローチャートに示される処理の具体例を示す図である。図5および図6には、フレームレートYが120[フレーム/秒]に設定されている例が示されており、図5は電源周波数Xが50[Hz]の場合を、図6は電源周波数Xが60[Hz]の場合を示している。
図5を参照して説明すると、フリッカ周波数Fは100[Hz]であるので、電源周波数X=F/2=50[Hz]となる。フレーム加算数Aは、フレームレートY=120[フレーム/秒]を電源周波数X=50[Hz]で除して求められる値2.4を丸めて(本例においては四捨五入の処理をするものとする)得られる2となる。表示フリッカ低減処理部108は、2フレーム分の画像データ、例えばフレーム画像データF01およびF02に対して上述したように加算および平均する処理を行い、得られた画像データをフレーム画像データF01mとして画像処理部110に出力する。続いて表示フリッカ低減処理部108は、フレーム画像データF02およびF03に対して上述したように加算および平均する処理を行い、得られた画像データをフレーム画像データF02mとして画像処理部110に出力し、以下同様のことを繰り返し行う。図5の例において、2フレーム分の画像信号の読み出しに要する時間は16.67ミリ秒となる。この16.67ミリ秒は、フリッカの周期である10ミリ秒に対してずれている(フリッカ周期で割り切れない)ので表示フリッカは生じ得る。しかし、2フレーム分のフレーム画像データの加算平均処理をすることにより、処理後のフレーム画像データF01m、F02m、F03m、…の間で存在する輝度変動は、フレーム加算をしない場合のフレーム画像データF01、F02、F03、…の間で存在する輝度変動に比して効果的に減じられるので、表示フリッカを抑制することが可能となる。
続いて図6を参照して説明すると、フリッカ周波数Fは120[Hz]であるので、電源周波数X=F/2=60[Hz]となる。フレーム加算数Aは、フレームレートY=120[フレーム/秒]を電源周波数X=60[Hz]で除して求められる値が2.0となるので、A=2となる。表示フリッカ低減処理部108は、2フレーム分の画像データ、例えばフレーム画像データF01およびF02について上述したように加算および平均する処理を行い、得られた画像データをフレーム画像データF01mとして画像処理部110に出力する。続いて表示フリッカ低減処理部108は、フレーム画像データF02およびF03から得られた画像データをフレーム画像データF02mとして画像処理部110に出力し、以下同様のことを繰り返し行う。図6の例において、2フレーム分の画像信号の読み出しに要する時間は16.67ミリ秒となるので、フリッカの周期の8.33ミリ秒で割り切れる。したがって、2フレーム分のフレーム画像データの加算平均処理をすることにより、処理後のフレーム画像データF01m、F02m、F03m、…の間で存在する輝度変動は、殆ど無くなり、表示フリッカを効果的に抑制することが可能となる。
なお、図6に示す例においては、フリッカの周期とフレーム読み出しの時間間隔とが一致しているので、フレーム加算を行わない場合でも表示フリッカの発生は殆ど無い。しかし、本発明によれば、2フレーム分のフレーム加算・平均の処理が行われることにより、画像データ中に存在するランダムノイズの量を1/√2(=0.71倍)に減じることが可能となる。この、ノイズ低減効果は図5の場合も同様に得ることができ、数Aのフレーム加算を行うことにより、ランダムノイズを1/√Aに低減することが可能となる。特に被写界輝度が低いことが想定される蛍光灯照明下での撮影では、ノイズ低減による画質向上の効果は大きい。
− 表示フリッカ低減処理(フレーム読み出し 例2) −
図7および図8は、図4のフローチャートに示される処理の、図5および図6に示されるのとは別の具体例を示す図である。図7および図8には、フレームレートYが180[フレーム/秒]に設定されている例が示されており、図7は電源周波数Xが50[Hz]の場合を、図7は電源周波数Xが60[Hz]の場合を示している。
図7を参照して説明すると、フリッカ周波数Fは100[Hz]であるので、電源周波数X=F/2=50[Hz]となる。フレーム加算数Aは、フレームレートY=180[フレーム/秒]を電源周波数X=50[Hz]で除して求められる値3.6を丸めて(本例においては四捨五入の処理をするものとする)得られる4となる。表示フリッカ低減処理部108は、4フレーム分の画像データ、例えばフレーム画像データF01、F02、F03、F04に対して上述したように加算および平均する処理を行い、得られた画像データをフレーム画像データF01mとして画像処理部110に出力する。続いて表示フリッカ低減処理部108は、フレーム画像データF02、F03、F04、F05に対して加算および平均する処理を行い、得られた画像データをフレーム画像データF02mとして画像処理部110に出力し、以下同様のことを繰り返し行う。図7の例において、4フレーム分の画像信号の読み出しに要する時間は22.22ミリ秒となる。この22.22ミリ秒は、フリッカの周期である10ミリ秒で割り切れないので表示フリッカは生じ得る。しかし、4フレーム分のフレーム画像データの加算平均処理をすることにより、図5を参照して説明したのと同様に、処理後のフレーム画像データF01m、F02m、F03m、…の間で存在する輝度変動は、相対的に減じられるので、表示フリッカを効果的に抑制することが可能となる。加えて、画像データ中のランダムノイズを1/√4(=0.5倍)に減ずることが可能となる。
図8を参照して説明すると、フリッカ周波数Fは120[Hz]であるので、電源周波数X=F/2=60[Hz]となる。フレーム加算数Aは、フレームレートY=180[フレーム/秒]を電源周波数X=60[Hz]で除して求められる値が3.0となるので、A=3となる。表示フリッカ低減処理部108は、3フレーム分の画像データ、例えばフレーム画像データF01、F02、F03に対して上述したように加算および平均する処理を行い、得られた画像データをフレーム画像データF01mとして画像処理部110に出力する。続いて表示フリッカ低減処理部108は、フレーム画像データF02、F03、F04に対して加算および平均をする処理を行い、得られた画像データをフレーム画像データF02mとして画像処理部110に出力し、以下同様のことを繰り返し行う。図8の例において、3フレーム分の画像信号の読み出しに要する時間は16.67ミリ秒となる。この16.67ミリ秒は、フリッカの周期である8.33ミリ秒で割り切れる。したがって、3フレーム分のフレーム画像データの加算平均処理をすることにより、処理後のフレーム画像データF01m、F02m、F03m、…の間で存在する輝度変動は、殆ど無くなり、表示フリッカを効果的に抑制することが可能となる。加えて、画像データ中のランダムノイズを1/√3(=0.58倍)に減ずることが可能となる。
図9は、図2のS203においてCPU122から発せられた表示フリッカ低減処理の指令を受けたのに応じて、画像信号処理部112(表示フリッカ低減処理部108)で実行される、フィールド加算方式による表示フリッカ低減処理の内容を説明する概略フローチャートである。S900において画像信号処理部112は、図4のS400での処理と同様にしてフリッカ周波数F[Hz]をCPU122から入力する。S901において画像信号処理部112は、フィールド加算数A’を算出する。このフィールド加算数A’は、図9に示されるように、以下の手順で求めることが可能である。すなわち、画像信号処理部112は、S900で入力したフリッカ周波数Fを2で割り、被写体を照明している光源に電力を供給する電源の電源周波数X[Hz]を求める。
続いて画像信号処理部は、撮像装置100で設定されているフィールド読み出しレート(以下、本明細書中ではフィールド読み出しレートを単に「フィールドレート」と称する)Y’[フィールド/秒]を上記電源周波数X[Hz]で割り、得られた値の小数部分を丸めて得られる整数A’をフィールド加算数とする演算を行う。この小数部分を丸める処理としては、図4を参照して説明したのと同様に、四捨五入が、より良好な表示フリッカ低減効果を得る上で望ましい。また、切り上げや切り捨てといった処理や、二捨三入、五捨六入などの省略算をして小数部分を丸めることによっても表示フリッカ低減効果を得ることが可能である。上述したS900のフリッカ周波数を入力する処理およびS901のフィールド加算数を求める処理に関しても、図4を参照して説明したのと同様に、CPU122で行い、画像信号処理部112はCPU122からフィールド加算数に関する情報のみを入力するようにしてもよい。
上記フィールドレートY’に関し、本発明においては光源に電力を供給する電源(商用電源)の電源周波数の2倍以上に設定されている。図4のS401での処理に関して説明したのと同様の理由により、フィールドレートY’もフレームレートYと同様、60[Hz]の2倍を超す値とすることが、商用電源周波数(撮像装置を使用する地域)によらず、表示フリッカ低減の効果を得る上で望ましい。
S902において画像信号処理部112は、S901で得た整数A’に基づいて、フレームメモリ302−1、302−2、…に記憶されているA’フィールド分の画像データを用いてフィールド加算処理を行い、加算処理後の画像データから各画素位置、各色ごとに平均画素値を求める。
− 表示フリッカ低減処理(フィールド読み出し 例1) −
図10および図11は、図9のフローチャートに示される処理の具体例を示す図である。図10および図11には、偶・奇2フィールドでのフィールド読み出しが、フィールドレートY’が250[フィールド/秒]に設定されて行われる例が示されており、図10には電源周波数Xが50[Hz]の場合が、図11には電源周波数Xが60[Hz]の場合が示されている。
図10を参照して説明すると、フリッカ周波数Fは100[Hz]であるので、電源周波数X=F/2=50[Hz]となる。フィールド加算数A’は、フィールドレートY’=250[フィールド/秒]を電源周波数X=50[Hz]で除して求められる5となる。表示フリッカ低減処理部108は、5フィールド分の画像データ、例えば奇数フィールド画像データod01、od02、od03、od04、od05に対して上述したように加算および平均する処理を行い、得られた画像データを奇数フィールド画像データod01mとして画像処理部110に出力する。続いて表示フリッカ低減処理部108は、偶数フィールド画像データev01、ev02、ev03、ev04、ev05に対して加算および平均する処理を行い、得られた画像データを偶数フィールド画像データev01mとして画像処理部110に出力し、以下同様のことを繰り返し行う。図10の例において、5フィールド分の画像信号の読み出しに要する時間の合計は、各フィールド4.00ミリ秒なので20.00ミリ秒となる。この20.00ミリ秒は、フリッカの周期である10ミリ秒で割り切れるので表示フリッカは効果的に抑制される。また、ランダムノイズの量も1/√5に低減することが可能となる。
続いて図11を参照して説明すると、フリッカ周波数Fは120[Hz]であるので、電源周波数X=F/2=60[Hz]となる。フィールド加算数A’は、フィールドレートY’=250[フィールド/秒]を電源周波数X=60[Hz]で除して求められる4.17を丸めて(本例においては四捨五入の処理をするものとする)4となる。表示フリッカ低減処理部108は、4フィールド分の画像データ、例えば奇数フィールド画像データod01、od02、od03、od04に対して上述したように加算および平均する処理を行い、得られた画像データを奇数フィールド画像データod01mとして画像処理部110に出力する。続いて表示フリッカ低減処理部108は、偶数フィールド画像データev01、ev02、ev03、ev04に対して加算および平均する処理を行い、得られた画像データを偶数フィールド画像データevo1mとして画像処理部110に出力し、以下同様のことを繰り返し行う。図11の例において、4フィールド分の画像信号の読み出しに要する時間の合計は、各フィールド4.00ミリ秒なので16.00ミリ秒となる。この16.00ミリ秒は、フリッカの周期である8.33ミリ秒のほぼ2倍となる。4フレーム分のフィールド画像データの加算平均処理をすることにより、処理後のフレーム画像データod01m、ev01m、od02m、ev02m、…の間で存在する輝度変動は、殆ど無くなり、表示フリッカを効果的に抑制することが可能となる。また、ランダムノイズの量も1/2に低減することが可能となる。
− 表示フリッカ低減処理(フィールド読み出し 例2) −
図12および図13は、図9のフローチャートに示される処理の、図10および図11に示すのとは別の具体例を示す図である。図12および図13には、3フィールドで1フレーム分の画像を形成するフィールド読み出しが、フィールドレートY’が250[フィールド/秒]に設定されて行われる例が示されており、図12には電源周波数Xが50[Hz]の場合が、図13には電源周波数Xが60[Hz]の場合が示されている。
先ず、図12を参照して説明すると、フリッカ周波数Fは100[Hz]であるので、電源周波数X=F/2=50[Hz]となる。フィールド加算数A’は、フィールドレートY’=250[フィールド/秒]を電源周波数X=50[Hz]で除して求められる5となる。表示フリッカ低減処理部108は、5フィールド分の画像データ、例えば第1フィールド画像データ1f01、1f02、1f03、1f04、1f05に対して上述したように加算および平均する処理を行い、得られた画像データを第1フィールド画像データ1f01mとして画像処理部110に出力する。続いて表示フリッカ低減処理部108は、第2フィールド画像データ2f01、2f02、2f03、2f04、2f05に対して加算および平均する処理を行い、得られた画像データを第2フィールド画像データ2f01mとして画像処理部110に出力する。そして表示フリッカ低減処理部108は、第3フィールド画像データ3f01、3f02、3f03、3f04、3f05に対して加算および平均する処理を行い、得られた画像データを第3フィールド画像データ3f01mとして画像処理部110に出力し、以下同様のことを繰り返し行う。図12の例において、5フィールド分の画像信号の読み出しに要する時間の合計は、各フィールド4.00ミリ秒なので20.00ミリ秒となる。この20.00ミリ秒は、フリッカの周期である10ミリ秒で割り切れるので表示フリッカは効果的に抑制される。また、ランダムノイズの量も1/√5に低減することが可能となる。
続いて図13を参照して説明すると、フリッカ周波数Fは120[Hz]であるので、電源周波数X=F/2=60[Hz]となる。フィールド加算数A’は、フィールドレートY’=250[フィールド/秒]を電源周波数X=60[Hz]で除して求められる4.17を丸めて(本例においては四捨五入の処理をするものとする)4となる。表示フリッカ低減処理部108は、4フィールド分の画像データ、例えば第1フィールド画像データ1f01、1f02、1f03、1f04に対して上述したように加算および平均する処理を行い、得られた画像データを第1フィールド画像データ1f01mとして画像処理部110に出力する。続いて表示フリッカ低減処理部108は、第2フィールド画像データ2f01、2f02、2f03、2f04に対して加算および平均する処理を行い、得られた画像データを第2フィールド画像データ2fo1mとして画像処理部110に出力する。そして表示フリッカ低減処理部108は、第3フィールド画像データ3f01、3f02、3f03、3f04に対して加算および平均する処理を行い、得られた画像データを第3フィールド画像データ3f01mとして画像処理部110に出力し、以下同様のことを繰り返し行う。図13の例において、4フィールド分の画像信号の読み出しに要する時間の合計は、各フィールド4.00ミリ秒なので16.00ミリ秒となる。この16.00ミリ秒は、フリッカの周期である8.33ミリ秒のほぼ2倍となる。4フレーム分のフィールド画像データの加算平均処理をすることにより、処理後のフレーム画像データ1f01m、2f01m、3f01m、1f02m、2f02m、3f02m…の間で存在する輝度変動は、殆ど無くなり、表示フリッカを効果的に抑制することが可能となる。また、ランダムノイズの量も1/2に低減することが可能となる。
− フィールド読み出し時、フリッカ周期が1フレーム分の
フィールド読み出しに要する時間で割り切れてしまう場合の処理 −

図14は、フリッカ周期が120Hz(電源周波数=60Hz)、偶・奇2フィールドの読み出しで1フレーム分の画像が形成され、フィールドレートが240(フィールド/秒)である例を示す図である。図9に示したフローチャートに従って表示フリッカ低減処理をすると、図14の例では、フィールド加算数A’は4となる。
図14において、奇数フィールド(od01、od02、…)あるいは偶数フィールド(ev01、ev02、…)のフィールド読み出し時のフリッカ波形に着目すると、奇数フィールド(od01、od02、…)の読み出しは常にフリッカ周期の前半部分において行われ、偶数フィールド(ev01、ev02、…)の読み出しは常にフリッカ周期の後半部分において行われている。このような読み出しが行われると、奇数フィールド画像の平均輝度レベルと偶数フィールド画像の平均輝度レベルとで定常的に差が生じ、表示フリッカを生じる場合がある。
上述の問題は、フィールド読み出しを行う場合に、光源フリッカの周期が、1フレーム分の読み出しに要する時間(例:偶・奇2フィールドで1フレーム分の画像が得られる場合には、その2フィールドの読み出しに要する時間)の整数倍(1倍、2倍、…)となる場合に生じる。図14には、フリッカの周期が1フレーム分の読み出しに要する時間の1倍となる例が示されている。このような場合には、以下で説明する方法を適用することが表示フリッカを低減するために有効である。
フィールド読み出しを行う場合に、フリッカの周期と1フレーム分の読み出しに要する時間とが上述した関係となった場合の対応方法として、以下に説明する方法のうちのいずれかを適用することが可能である。
(1) 1フレーム分の読み出しに要する時間がフリッカの周期の整数倍とならないように、フィールド撮影レートを変更する。
(2) 上記フィールド撮影レートの変更を行う場合に、フィールド撮影レートを増すことも減らすことも可能であるが、フィールド撮影レートを、光源に電力を供給する電源の周波数の2倍、すなわち光源フリッカの周波数の値よりも、低くなるように下げる。
(3) 撮像素子からの画像信号読み出し方式をフィールド読み出しからフレーム読み出しに変更する。
(4) 1フレームの画像を形成するフィールド間の平均輝度レベルの差を求め、その差が減じられるように、フィールドスキャン毎にゲインを調整する。
上記(1)のようにフィールド撮影レートを変更する場合、例えばフィールド撮影レートとして予め決められている値(例:320、240、160[フレーム/秒])の中から、現状で設定されているものとは別のフィールド撮影レート中で、上述したフリッカの周期と1フレーム分の読み出しに要する時間との関係とならないものを選択することが可能である。
上記(2)のように、フィールド撮影レートを、光源フリッカの周波数の値よりも低くなるように下げる場合において、あまり下げすぎるとAF、AEのレスポンスが低下する場合がある。また、スルー画を表示する際のフレームレートが低下してしまい、撮像装置をパンさせたり、撮影シーン中で被写体が比較的高速で動いたりした場合の表示がスムーズでなくなることもある。そのため、フィールド撮影レートを上記(2)のように下げる場合であっても、光源フリッカの周波数の値の1/2よりも高いフィールド撮影レートとすることが望ましい。なお、フィールド撮影レートを下げることにより、加算処理をする前の画像データは、光源フリッカの影響が減じられるのに加え、フィールド加算数を減じることが可能となる。フィールド撮影レートを下げると加算処理をする前の画像データ中における光源フリッカの影響が減じられる理由は、1フィールド読み出しに要する時間が延びることで、光源フリッカの影響を平均化する効果が得られるからである。フィールド加算数を減じることの効果は以下のとおりである。すなわち、動きのある被写体等を撮影した場合に、フィールド加算をすると複数のフィールド間で画像の変化が比較的大きくなるのに伴い、それを加算して得られる画像の解像感が低下して見えることがある。そのため、1フレーム分の読み出しに要する時間がフリッカの周期の整数倍とならないようにフィールド撮影レートを変更する際に、フィールド撮影レートを下げた方が、表示フリッカ低減効果、ランダムノイズ低減効果、および表示される画像の解像感等を勘案して、総合的に優れる場合がある。
上記(3)のように、撮像素子からの画像信号読み出し方式をフィールド読み出しからフレーム読み出しに変更すると、上述した問題は生じなくなる。フレーム読み出し、フィールド読み出しの両読み出しが可能な撮像素子が用いられる場合、この方法を用いることが有効である。
上記(4)のように、1フレームの画像を形成するフィールド間の平均輝度レベルの差を求め、その差が無くなるようにゲインを調整すると、ゲインを上げたフィールドの画像のノイズが増える可能性がある。しかし、フィールド加算によるノイズ低減の効果が得られるので、上記(4)の方法もまた有効である。
上述した処理に関し、例えば図15に示すように、CPU122Aが統括制御することが可能である。図15は、図1に示す撮像装置において、上述した(1)から(4)のいずれか1つ、または(1)から(4)のうち、いずれかを組み合わせて行うことが可能に変更が加えられた部分を示すブロック図である。図15において、図1に示すものと同様の構成要素には同じ符号を付してその説明を省略し、違いのある部分についてのみ説明をする。CPU122Aは、図1を参照して説明したCPU122と同様の機能を実行する。表示フリッカ判定部124内のフリッカ周期判定部124Aは、光源フリッカの周期が、撮像素子104から1フレーム分の読み出しに要する時間の整数倍となるか否かを判定する。表示フリッカ低減処理方法決定部124Bは、フリッカ周期判定部124Aでの判定結果に基づき表示フリッカ低減処理部108Aで表示フリッカ低減処理を実行させるか否かを判定し、表示フリッカ低減処理部108Aで表示フリッカ低減処理を実行させる場合には、その処理方法を決定する。表示フリッカ低減処理部108A(画像信号処理部112A)は、CPU122Aから表示フリッカ低減処理を実行する指令を受けたとき、先に図1から図13を参照して説明した処理を実行するのに加えて、CPU122Aの表示フリッカ低減処理方法決定部124Bで決定された表示フリッカ低減処理、すなわち上述した(1)から(4)の方法のいずれか1つ、または(1)から(4)のうち、いずれかを組み合わせた処理を実行するように構成することが可能である。
上記(1)の方法を行う場合、表示フリッカ低減処理方法決定部124Bは、1フレーム分の読み出しに要する時間が光源フリッカの周期の整数倍とならないように、フィールド撮影レートを変更し、表示フリッカ低減処理部108A(画像信号処理部112A)に制御信号を発する。
上記(2)の方法を行う場合、表示フリッカ低減処理方法決定部124Bは、新たなフィールド撮影レートとして、光源フリッカの周波数(光源に電力を供給する電源の周波数の2倍)よりも低くなる値を選択し、表示フリッカ低減処理部108A(画像信号処理部112A)に制御信号を発する。
上記(3)の方法を行う場合、表示フリッカ低減処理方法決定部124Bは、表示フリッカ低減処理部108A(画像信号処理部112A)に制御信号を発してフレーム読み出し方式で画像信号読み出しを行うように制御信号を発する。
上記(4)の方法を行う場合、表示フリッカ低減処理方法決定部124Bは、1フレームの画像を形成するフィールド間の平均輝度レベルの差を求める。そして、その差に基づいて、各フィールドの画像信号を読み出す際のゲインに関する情報(フィールド毎ゲイン指令値)を表示フリッカ低減処理部108A(画像信号処理部112A)に出力する。あるいは、表示フリッカ低減処理部108Aがフィールド間の平均輝度レベルの差を無くすように、フィールド毎にゲインを自動制御することが可能に構成されていてもよい。その場合、表示フリッカ低減処理方法決定部124Bは単にフィールドごとにゲインを自動制御するように表示フリッカ低減処理部108A(画像信号処理部112A)に対して指令を発するだけでよい。
以上では、撮像装置100がフィールド読み出しを行う際に、偶・奇2フィールドのフィールド読み出し、あるいは3フィールドで1フレーム分の画像を構成するフィールド読み出しを行う例について説明したが、1フレーム分の画像を構成するフィールド数が4、あるいはそれ以上の場合であっても本発明を適用することができる。
本発明は、デジタルスチルカメラや、デジタルビデオカメラ等の撮像装置に利用することが可能である。
本発明が適用される撮像装置の内部構成を概略的に示すブロック図である。 撮像装置内で実行されるスルー画表示処理を説明する概略フローチャートである。 表示フリッカ低減処理部の機能を説明する概略ブロック図である。 フレーム加算による表示フリッカ低減処理を説明する概略フローチャートである。 電源周波数が50Hz、フレーム撮影レートが120[フレーム/秒]の場合の、フレーム加算による表示フリッカ低減処理を説明するタイムチャートである。 電源周波数が60Hz、フレーム撮影レートが120[フレーム/秒]の場合の、フレーム加算による表示フリッカ低減処理を説明するタイムチャートである。 電源周波数が50Hz、フレーム撮影レートが150[フレーム/秒]の場合の、フレーム加算による表示フリッカ低減処理を説明するタイムチャートである。 電源周波数が60Hz、フレーム撮影レートが150[フレーム/秒]の場合の、フレーム加算による表示フリッカ低減処理を説明するタイムチャートである。 フィールド加算による表示フリッカ低減処理を説明する概略フローチャートである。 電源周波数が50Hz、フィールド撮影レートが250[フィールド/秒]で、偶・奇2フィールドでのフィールド読み出しが行われる場合の、フィールド加算による表示フリッカ低減処理を説明するタイムチャートである。 電源周波数が60Hz、フィールド撮影レートが250[フィールド/秒]で、偶・奇2フィールドでのフィールド読み出しが行われる場合の、フィールド加算による表示フリッカ低減処理を説明するタイムチャートである。 電源周波数が50Hz、フィールド撮影レートが250[フィールド/秒]で、3フィールドでのフィールド読み出しが行われる場合の、フィールド加算による表示フリッカ低減処理を説明するタイムチャートである。 電源周波数が60Hz、フィールド撮影レートが250[フィールド/秒]で、3フィールドでのフィールド読み出しが行われる場合の、フィールド加算による表示フリッカ低減処理を説明するタイムチャートである。 電源周波数が60Hz、フィールド撮影レートが240[フィールド/秒]で、偶・奇2フィールドでのフィールド読み出しが行われる場合の、フィールド加算による表示フリッカ低減処理を説明するタイムチャートである。 フィールド読み出しを行う場合に、光源フリッカの周期が、1フレーム分の読み出しに要する時間の整数倍となる場合に対応することの可能な撮像装置の内部構成を部分的に示すブロック図である。
符号の説明
100 撮像装置
102 撮影レンズ
104 撮像素子
106 同時化処理部
108 表示フリッカ低減処理部
110 画像処理部
112 画像信号処理部
114 タイミング発生部
116 画像表示部
116C 表示制御部
116D 表示素子
118 メモリ制御部
120 メモリ
122 CPU
124 表示フリッカ判定部
126 インターフェース
128 記憶媒体
130 システムバス
300 書き込みメモリ選択部
302 フレームメモリ
304 加算平均処理部
306 読み出しメモリ選択部
308 表示フリッカ低減処理切替部

Claims (14)

  1. 商用電源周波数 X[Hz]の二倍以上の値のフレームレート Y[フレーム/秒]で、画像信号をフレーム読み出し方式で読み出すことが可能な撮像素子と、
    前記画像信号に基づく画像を表示可能な画像表示部と、
    前記撮像素子から逐次読み出された画像信号に基づいて前記画像表示部に動画を表示する処理を行う画像信号処理部と、
    光源のフリッカの有無およびフリッカ周波数を検出可能に構成され、前記動画を前記画像表示部に表示したときに表示フリッカが発生するか否かを判定する表示フリッカ判定部と、
    前記表示フリッカが発生すると前記表示フリッカ判定部で判定されたときに、

    A = Y / X

    で求められるAの値の小数部を丸めて得られる整数に等しい数のフレームにわたり、前記画像信号、または前記画像信号を処理して得られる画像データを、対応する画素ごとに加算する処理であるフレーム加算処理をして前記表示フリッカを抑制する表示フリッカ低減処理部と
    を有することを特徴とする、撮像装置。
  2. 商用電源周波数 X[Hz]の二倍以上の値のフィールドレート Y’[フィールド/秒]で、偶数フィールド、奇数フィールドの画像信号をフィールド読み出し方式で読み出すことが可能な撮像素子と、
    前記画像信号に基づく画像を表示可能な画像表示部と、
    前記撮像素子から逐次読み出された画像信号に基づいて前記画像表示部に動画を表示する処理を行う画像信号処理部と、
    光源のフリッカの有無およびフリッカ周波数を検出可能に構成され、前記動画を前記画像表示部に表示したときに表示フリッカが発生するか否かを判定する表示フリッカ判定部と、
    前記表示フリッカが発生すると前記表示フリッカ判定部で判定されたときに、

    A’= Y’/ X

    で求められるA’の値の小数部を丸めて得られる整数に等しい数のフィールドにわたり、前記偶数フィールド、前記奇数フィールドそれぞれごとに、前記画像信号、または前記画像信号を処理して得られる画像データを、対応する画素ごとに加算する処理であるフィールド加算処理をして前記表示フリッカを抑制する表示フリッカ低減処理部と
    を有することを特徴とする、撮像装置。
  3. 商用電源周波数 X[Hz]の二倍以上の値のフィールドレート Y’’[フィールド/秒]で、3以上の読み出しフィールド数からなる画像信号をフィールド読み出し方式で読み出すことが可能な撮像素子と、
    前記画像信号に基づく画像を表示可能な画像表示部と、
    前記撮像素子から逐次読み出された画像信号に基づいて前記画像表示部に動画を表示する処理を行う画像信号処理部と、
    光源のフリッカの有無およびフリッカ周波数を検出可能に構成され、前記動画を前記画像表示部に表示したときに表示フリッカが発生するか否かを判定する表示フリッカ判定部と、
    前記表示フリッカが発生すると前記表示フリッカ判定部で判定されたときに、

    A’’= Y’’/ X

    で求められるA’’の値の小数部を丸めて得られる整数に等しい数のフィールドにわたり、前記3以上の読み出しフィールドのそれぞれごとに、前記画像信号、または前記画像信号を処理して得られる画像データを、対応する画素ごとに加算する処理であるフィールド加算処理をして前記表示フリッカを抑制する表示フリッカ低減処理部と
    を有することを特徴とする、撮像装置。
  4. 前記光源のフリッカ周期が、1フレーム分の画像信号読み出しに要する時間の整数倍であるか否かを判定するフリッカ周期判定部と、
    前記フリッカ周期判定部で、前記光源のフリッカ周期が1フレーム分の画像信号読み出しに要する時間の整数倍であると判定されたときに、前記光源のフリッカ周期が1フレーム分の画像信号読み出しに要する時間の整数倍とならないように前記フィールドレートを変更する、フィールドレート制御部と
    をさらに有することを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 前記フィールドレート制御部はさらに、前記光源のフリッカ周期が1フレーム分の画像信号読み出しに要する時間の整数倍とならないように前記フィールドレートを変更する際に、前記フィールドレートが前記光源のフリッカの周波数よりも低く、かつ前記光源のフリッカの周波数の1/2よりも高くなるように変更可能に構成されることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像素子は、前記フィールド読み出し方式に加えてフレーム読み出し方式によって画像信号を読み出すことも可能に構成され、
    前記光源のフリッカ周期が、1フレーム分の画像信号読み出しに要する時間の整数倍であるか否かを判定するフリッカ周期判定部と、
    前記フリッカ周期判定部で、前記光源のフリッカ周期が1フレーム分の画像信号読み出しに要する時間の整数倍であると判定されたときに、画像信号の読み出し方式を前記フィールド読み出し方式から前記フレーム読み出し方式に変更する画像信号読み出し方式変更部と
    をさらに有することを特徴とする、請求項2または3に記載の撮像装置。
  7. 前記光源のフリッカ周期が、1フレーム分の画像信号読み出しに要する時間の整数倍であるか否かを判定するフリッカ周期判定部と、
    前記フィールド読み出し方式で読み出されて1フレームの画像を構成する複数のフィールド画像間の平均輝度レベル差を検出するフィールド間輝度差検出部と、
    前記フリッカ周期判定部で、前記光源のフリッカ周期が1フレーム分の画像信号読み出しに要する時間の整数倍であると判定されたときに、前記フィールド間輝度差検出部で検出された差が減じられるようにそれぞれのフィールド画像信号を読み出す際のゲインを調節するゲイン調節部と
    をさらに有することを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
  8. 商用電源周波数 X[Hz]の二倍以上の値のフレームレート Y[フレーム/秒]で、画像信号をフレーム読み出し方式で読み出すことが可能な撮像素子から逐次読み出された画像信号に基づいて画像表示部に動画を表示する処理を行う画像信号処理方法であって、
    前記動画を前記画像表示部に表示したときに表示フリッカが発生するか否かを判定することと、
    前記表示フリッカが発生すると判定されたときに、

    A = Y / X

    で求められるAの値の小数部を丸めて得られる整数に等しい数のフレームにわたり、前記画像信号、または前記画像信号を処理して得られる画像データを、対応する画素ごとに加算する処理であるフレーム加算処理をしつつ、前記画像表示部に前記動画を表示することと
    を有することを特徴とする、画像信号処理方法。
  9. 商用電源周波数 X[Hz]の二倍以上の値のフィールドレート Y’[フィールド/秒]で、偶数フィールド、奇数フィールドの画像信号をフィールド読み出し方式で読み出すことが可能な撮像素子から逐次読み出された画像信号に基づいて画像表示部に動画を表示する処理を行う画像信号処理方法であって、
    前記動画を前記画像表示部に表示したときに表示フリッカが発生するか否かを判定することと、
    前記表示フリッカが発生すると判定されたときに、

    A’= Y’/ X

    で求められるA’の値の小数部を丸めて得られる整数に等しい数のフィールドにわたり、前記偶数フィールド、前記奇数フィールドそれぞれごとに、前記画像信号、または前記画像信号を処理して得られる画像データを、対応する画素ごとに加算する処理であるフィールド加算処理をしつつ、前記画像表示部に前記動画を表示することと
    を有することを特徴とする、画像信号処理方法。
  10. 商用電源周波数 X[Hz]の二倍以上の値のフィールドレート Y’’[フィールド/秒]で、3以上の読み出しフィールド数からなる画像信号をフィールド読み出し方式で読み出すことが可能な撮像素子から逐次読み出された画像信号に基づいて前記画像表示部に動画を表示する処理を行う画像信号処理方法であって、
    前記動画を前記画像表示部に表示したときに表示フリッカが発生するか否かを判定することと、
    前記表示フリッカが発生すると判定されたときに、

    A’’= Y’’/ X

    で求められるA’’の値を丸めて得られる整数に等しい数のフィールドにわたり、前記3以上の読み出しフィールドのそれぞれごとに、前記画像信号、または前記画像信号を処理して得られる画像データを、対応する画素ごとに加算する処理であるフィールド加算処理をしつつ、前記画像表示部に前記動画を表示することと
    を有することを特徴とする、画像信号処理方法。
  11. 前記光源のフリッカ周期が、1フレーム分の画像信号読み出しに要する時間の整数倍であるか否かを判定することと、
    前記光源のフリッカ周期が1フレーム分の画像信号読み出しに要する時間の整数倍であると判定されたときに、前記光源のフリッカ周期が1フレーム分の画像信号読み出しに要する時間の整数倍とならないように前記フィールドレートを変更することと
    をさらに有することを特徴とする請求項9または10に記載の画像信号処理方法。
  12. 前記フィールドレートを変更することはさらに、前記光源のフリッカ周期が1フレーム分の画像信号読み出しに要する時間の整数倍とならないように前記フィールドレートを変更する際に、前記フィールドレートが前記光源のフリッカの周波数よりも低く、かつ前記光源のフリッカの周波数の1/2よりも高くなるように変更することを有することを特徴とする請求項11に記載の画像信号処理方法。
  13. 前記撮像素子は、前記フィールド読み出し方式に加えてフレーム読み出し方式によって画像信号を読み出すことも可能に構成され、
    前記光源のフリッカ周期が、1フレーム分の画像信号読み出しに要する時間の整数倍であるか否かを判定することと、
    前記光源のフリッカ周期が1フレーム分の画像信号読み出しに要する時間の整数倍であると判定されたときに、画像信号の読み出し方式を前記フィールド読み出し方式から前記フレーム読み出し方式に変更することと
    をさらに有することを特徴とする、請求項9または10に記載の画像信号処理方法。
  14. 前記光源のフリッカ周期が、1フレーム分の画像信号読み出しに要する時間の整数倍であるか否かを判定することと、
    前記フィールド読み出し方式で読み出されて1フレームの画像を構成する複数のフィールド画像間の平均輝度レベル差を検出することと、
    前記光源のフリッカ周期が1フレーム分の画像信号読み出しに要する時間の整数倍であると判定されたときに、前記フィールド間の平均輝度レベル差を検出することで検出された差が減じられるようにそれぞれのフィールド画像信号を読み出す際のゲインを調節することと
    をさらに有することを特徴とする請求項9または10に記載の画像信号処理方法。
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