JP2009132469A - 画像記録媒体供給装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙後端をガイドするエンドガイドが設けられた給紙カセットにおいて、用紙の収容作業をスムーズに行えるようにする。
【解決手段】用紙が収容可能な収容室13bを備えた本体部13−1の用紙送り出し方向に変位可能に設けられ、収容室13bに収容された用紙の後端をガイドするガイド面13c−1を備えたエンドガイド13cと、エンドガイド13cを用紙の送り出し方向に付勢してガイド面13c−1を用紙の後端に圧接する第2のコイルバネ53と、給紙カセット13を装置本体10から引き出すと第2のコイルバネ53の付勢力に抗してエンドガイド13cを収容室13bの底面13b−1に対して垂直に拘束する第1の位置となり、給紙カセット13を装置本体10に装着すると第2のコイルバネ53の付勢力を許容する第2の位置となる拘束プレート51とを有する構成とする。
【選択図】図5

Description

本発明は画像記録媒体供給装置および画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、画像が形成される用紙(画像記録媒体)を画像形成装置本体に供給するための給紙カセット(画像記録媒体供給装置)が用いられている。この給紙カセットは画像形成装置本体に対して着脱可能になって多数の用紙が収容可能となっており、収容された最上位の用紙が送り出しローラにより送り出される。そして、最上位の用紙を送り出すために、給紙カセットには送り出しローラに向けて付勢されたボトムプレートが設けられており、ボトムプレートが用紙の残量に応じて揺動して最上位の用紙を送り出しローラに圧接するようにしている。
ところが、ボトムプレートが用紙の残量に従って徐々に上昇すると、用紙の先端位置が持ち上げられて送り出し方向とは反対側にずれしまい、スムーズな用紙送り出しができなくなる。そのため、用紙後端をガイドするガイド部材を送り出し方向に変位可能に設け、このガイド部材をバネ等の圧接手段で用紙後端を圧接させ、用紙の先端位置がずれないようにしている。
このように用紙後端を押圧して先端の位置ズレを防止する技術は、たとえば特開2001−002248号公報や特開2006−347662号公報に開示されている。
特開2001−002248号公報 特開2006−347662号公報
しかしながら、上記従来技術によれば、ガイド部材がバネにより用紙の送り出し方向に変位するようになっているので、画像形成装置本体から取り外して空になった給紙カセット内に画像記録媒体である用紙を補充するような場合、変位したガイド部材のために用紙の収容作業をスムーズに行うことができない。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、画像記録媒体の後端をガイドするガイド部材が設けられた画像記録媒体供給装置において、画像記録媒体の収容作業をスムーズに行うことのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の画像記録媒体供給装置は、画像形成装置本体に画像記録媒体を供給する画像記録媒体供給装置であって、画像記録媒体が収容可能な収容室を備えた供給装置本体と、前記供給装置本体において画像記録媒体の送り出し方向に変位可能に設けられ、前記収容室に収容された画像記録媒体の後端をガイドするガイド面を備えたガイド部材と、画像記録媒体供給装置を前記画像形成装置本体から引き出すと前記ガイド部材を所定位置に拘束する第1の位置となり、画像記録媒体供給装置を前記画像形成装置本体に装着すると前記ガイド部材のガイド面で前記記録媒体の後端をガイドさせる第2の位置となる拘束部材と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の本発明の画像記録媒体供給装置は、画像形成装置本体に画像記録媒体を供給する画像記録媒体供給装置であって、画像記録媒体が収容可能な収容室を備えた供給装置本体と、前記供給装置本体において画像記録媒体の送り出し方向に変位可能に設けられ、前記収容室に収容された画像記録媒体の後端をガイドするガイド面を備えたガイド部材と、前記ガイド部材を画像記録媒体の送り出し方向に付勢して前記ガイド面を画像記録媒体の後端に圧接する圧接手段と、画像記録媒体供給装置を前記画像形成装置本体から引き出すと前記圧接手段の付勢力に抗して前記ガイド部材を所定位置に拘束する第1の位置となり、画像記録媒体供給装置を前記画像形成装置本体に装着すると前記圧接手段の付勢力を許容する第2の位置となる拘束部材と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、前記拘束部材は、前記第1の位置では前記ガイド面が前記収容室の底面に対して垂直となるように前記ガイド部材を拘束することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記請求項2または3に記載の発明において、前記拘束部材を前記第1の位置へ付勢する付勢部材と、画像記録媒体供給装置を前記画像形成装置本体から引き出すと前記付勢部材の付勢力を許容し、画像記録媒体供給装置を前記画像形成装置本体に装着すると、当該画像形成装置本体に設けられた干渉部材と干渉して前記拘束部材を前記付勢部材の付勢力に抗して前記第2の位置へ変位させる変位部材と、をさらに有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上記請求項2〜4の何れかに記載の発明において、前記ガイド部材、前記圧接手段、前記拘束部材、前記付勢部材および前記変位部材が取り付けられ、前記画像記録媒体の送り出し方向に移動可能、且つ複数の位置に固定可能に前記供給装置本体に設けられた壁状部材をさらに有することを特徴とする。
請求項6に記載の本発明の画像形成装置は、上記請求項1〜5の何れかに記載の画像記録媒体供給装置が装着されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、上記請求項6に記載の発明において、前記干渉部材は、前記壁状部材の全ての移動位置において当該壁状部材に取り付けられた変位部材と干渉可能な長さを有していることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、画像記録媒体の後端をガイドするガイド部材が画像記録媒体の収容時に邪魔にならず、画像記録媒体の収容作業をスムーズに行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、画像記録媒体の後端をガイドするガイド部材が画像記録媒体の収容時に邪魔にならず、画像記録媒体の収容作業をスムーズに行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、画像記録媒体供給装置を引き出したときには、ガイド面が収容室の底面に対して垂直になっているので、後端をガイド面に当てるようにして垂直に揃えて画像記録媒体を供給装置本体に収容することができる。
請求項4記載の発明によれば、画像形成装置本体に設けられた干渉部材と干渉する変位部材を介して拘束部材を第1の位置および第2の位置に規制しているので、拘束部材の位置を確実に規制することができる。
請求項5記載の発明によれば、壁状部材を移動させることにより、収容される画像記録媒体のサイズに応じてガイド部材、圧接手段、拘束部材、付勢部材および変位部材の位置関係を安定的に固定することができる。
請求項6記載の発明によれば、画像記録媒体の収容時にガイド部材が邪魔にならず、画像記録媒体の収容作業をスムーズに行うことができるので、画像形成装置の操作性が向上する。
請求項7記載の発明によれば、壁状部材がどの位置にあっても変位部材が干渉部材と干渉するので、収容される画像記録媒体のサイズに関係なく、当該画像記録媒体の収容作業をスムーズに行うことができる。
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本発明の実施の形態の画像形成装置は、像保持体である感光体ドラム上に形成された静電潜像をトナーで現像して像形成を行うプリンタであり、当該画像形成装置の外観を表した斜視図である図1に示すように、装置本体(画像形成装置本体の一例)10の上面には排紙トレイ11が設けられており、下部には、画像が記録される用紙(画像記録媒体の一例)12が収容される給紙カセット(画像記録媒体供給装置の一例)13が格納されている。
また、装置本体10の前面には、回動支点14を中心として閉鎖位置(図1の実線位置)と開放位置(図1の破線位置)との間を回動するフロントカバー15が取り付けられている。そして、例えば紙詰まり(ジャム)が発生した場合には、フロントカバー15を開放位置に回動させて用紙搬送路40(図2)を開放すれば、この用紙搬送路40上に渋滞している用紙を除去することができる。なお、フロントカバー15の開閉と独立して開閉可能に、手差し給紙トレイ38が設けられている。
本発明の実施の形態の画像形成装置の内部構造を表す説明図である図2において、装置本体10内には、例えばマイクロコンピュータにより構成されたコントローラ16、コントローラ16により作動を制御されるIPS(イメージプロセッシングシステム)17、レーザ駆動回路18、および電源装置19が備えられている。
ここで、電源装置19は、後述する帯電ローラ20、現像ローラ21(21k,21y,21m,21c)、および転写ローラ22,23b等にバイアス電圧を印加する。また、IPS17は、外部のホストコンピュータ等から入力されたデータを静電形成用の画像データに変換して所定のタイミングでレーザ駆動回路18に出力する。レーザ駆動回路18は、入力された画像データに応じてレーザ駆動信号を光走査装置(潜像形成装置の一例)24に出力する。これにより、光走査装置24からは、レーザ駆動信号に応じて画像書き込み用のレーザビーム(画像書込光)Lが照射される。
光走査装置24の上方には、感光体ドラム(静電潜像保持体の一例)25が配置されている。この感光体ドラム25は周方向に回転駆動されるようになっており、近傍に配置された帯電ローラ20により、その表面が所定の電位に一様に帯電された後、潜像書込位置Q1において前述の光走査装置24から照射されたレーザビームLにより露光走査されて電位が喪失し、静電潜像が形成される。そして、フルカラー画像を形成する場合は、K(黒)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の4色の画像に対応した静電潜像が順次形成され、モノクロ画像の場合は、K(黒)画像に対応した静電潜像のみが形成される。
なお、静電潜像が形成された感光体ドラム25の表面は当該感光体ドラム25の回転により周方向に移動して、後述する現像領域Q2および1次転写領域Q3を通過する。
光走査装置24の上方には、ロータリ式の現像装置26が感光体ドラム25に近接して配置されている。このロータリ式の現像装置26は、回転軸26aの回転に伴って現像領域Q2に順次回転移動するK(黒)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の4色の現像器26K,26Y,26M,26Cを有している。これら各色の現像器26K,26Y,26M,26Cは、現像領域Q2にトナーを搬送する前述の現像ローラ21k,21y,21m,21cを有しており、現像領域Q2を通過する感光体ドラム25上に形成された各色に対応する静電潜像に順次トナーを供給してトナー像に現像する。
なお、各現像器26K,26Y,26M,26Cにはトナー補給用カートリッジ27k,27y,27m,27cがそれぞれ設けられており、トナー補給用カートリッジ27k,27y,27m,27cから現像ローラ21k,21y,21m,21cの現像容器にトナーが補給されるように構成されている。
感光体ドラム25の前方には、感光体ドラム25の外周面と所定長にわたって接触回転可能に設けられた中間転写ベルト28が配置されている。この中間転写ベルト28は、複数の従動ローラ29と、感光体ドラム25に対する巻き付き開始位置に配置されたラップインローラ30と、1次転写バイアスが印加される1次転写ローラ22と、感光体ドラム25に対する巻き付き終了位置に配置されたラップアウトローラ31と、2次転写ローラ23bと対向配置されたバックアップローラ23aとにより回転可能に支持されている。これにより、画像形成動作時には、感光体ドラム25の回転に従動して矢印Z方向に回転する。
なお、中間転写ベルト28を支持するローラ22,23a,29,30,31は、図示しないベルトフレームに取り付けられている。
フルカラー画像を形成する場合、潜像書込位置Q1において第1色目の静電潜像が感光体ドラム25上に形成され、現像領域Q2において当該静電潜像に対応した1色目のトナーが供給されて1色目のトナー像が形成される。このトナー像は、ラップインローラ30からラップアウトローラ31に至る間の感光体ドラム25と中間転写ベルト28との接触位置である1次転写領域Q3を通過する際に、1次転写ローラ22によって中間転写ベルト28上に静電的に1次転写される。その後、同様にして、第1色目のトナー像を保持した中間転写ベルト28上に、第2色目、第3色目、第4色目のトナー像が順次重ねて1次転写され、最終的にフルカラーの多重トナー像が中間転写ベルト28上に形成される。
また、モノクロ画像を形成する場合、1個の現像器のみが使用され、単色トナー像が中間転写ベルト28上に1次転写される。
感光体ドラム25に接触して、感光体クリーナ32が設けられている。そして、1次転写が終了した後の感光体ドラム25の表面は、この感光体クリーナ32によりクリーニングされる。
前述のように、バックアップローラ23aに対向する位置には2次転写ローラ23bが配置されている。この2次転写ローラ23bは、バックアップローラ23aに対して離隔した位置と接触した位置との間で移動可能になっている。そして、バックアップローラ23aおよび2次転写ローラ23bにより2次転写器23が構成されている。また、バックアップローラ23aと2次転写ローラ23bとの接触領域により、中間転写ベルト28上に形成されたトナー像を用紙12に転写する2次転写領域Q4が形成されている。
装置本体10の下部には、用紙12を収容する給紙カセット13が配置されている。この給紙カセット13の底面には、収容された用紙12の給紙方向(送り出し方向)側をコイルスプリング48のバネ力により上方に持ち上げるための金属製の用紙載置プレート34が設けられている。また、この用紙載置プレート34の直上には、用紙載置プレート34により持ち上げられた用紙12が当接するピックアップローラ33が配置されている。これにより、ピックアップローラ33が回転すると、給紙カセット13内の最上部に位置してピックアップローラ33に当接している用紙12が所定のタイミングで給紙カセット13から取り出される。
給紙カセット13から排紙トレイ11へと延びる用紙搬送路40における最も給紙カセット13側には、ピックアップローラ33により取り出された用紙12を捌いて1枚ずつ分離するための捌きローラ35が設けられている。
この捌きローラ35は、相互に接触配置されたフィードローラ35aおよびリタードローラ35bからなり、フィードローラ35aは用紙送り方向に回転し、リタードローラ35bはフィードローラ35aとは逆方向に回転する。これにより、重送された用紙が捌きローラ35により分離され、上に位置する1枚の用紙がフィードローラ35aにより用紙搬送路40へ送り出される一方で、それ以外の用紙はリタードローラ35bにより給紙カセット13へと戻される。
用紙搬送路40における捌きローラ35の下流側には、搬送ローラ36およびレジスト装置37が順次配列され、さらにその下流側には、前述した2次転写領域Q4を形成する2次転写器23が配置されている。したがって、捌きローラ35を通過した用紙12は搬送ローラ36に搬送されてレジスト装置37に到達した後、1次転写された多重トナー像または単色トナー像が2次転写領域Q4に移動するタイミングに合わせて2次転写領域Q4へと搬送される。
また、前述の手差し給紙トレイ38の内側には、手差し給紙トレイ38にセットされた用紙12を1枚ずつ用紙搬送路40へと取り込むための一対の手差し給紙ローラ39が設けられている。この手差し給紙ローラ39により、手差し給紙トレイ38上の用紙12は搬送ローラ36へと搬送され、給紙カセット13からの用紙12と同様に、レジスト装置37から2次転写領域Q4へと搬送される。
2次転写器23の2次転写ローラ23bには、現像装置26で使用されるトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が電源装置19から供給されている。これにより、2次転写領域Q4に搬送された用紙12に対して、中間転写ベルト28上に形成されたトナー像が静電的に2次転写される。
2次転写後の中間転写ベルト28上に残留したトナーはベルトクリーナ41により除去され、2次転写ローラ23bに付着したトナーはローラクリーナ42により除去される。
なお、2次転写ローラ23bおよびベルトクリーナ41は、中間転写ベルト28と離接(離隔および接触)可能に設けられており、カラー画像が形成される場合には最終色の未定着トナー像が中間転写ベルト28に1次転写されるまで、中間転写ベルト28から離隔している。
用紙搬送路40における2次転写器23の下流側には、定着装置43および一対の用紙排出ローラ44が順次配列されており、用紙排出ローラ44の下流側に排紙トレイ11が位置している。定着装置43は、相互に圧接された加熱ローラ43aおよび加圧ローラ43bを備えており、トナー像が2次転写された用紙12が、定着装置43の加熱ローラ43aと加圧ローラ43bとが圧接する領域である定着領域Q5を通過することにより、トナー像が用紙12に熱と押圧力とにより定着される。
そして、トナー像が定着された用紙12は、さらに搬送ローラ45により用紙排出ローラ44に搬送され、装置本体10の上面に形成された排紙トレイ11に排出される。
なお、本実施の形態の画像形成装置は両面印刷も可能となっており、両面印刷時には、用紙排出ローラ44が排出方向に対して逆回転することにより用紙12がスイッチバックされて用紙反転路46へと導入され、用紙12の表裏が逆転した状態でレジスト装置37に再送される。
ここで、図3は本発明の実施の形態における画像形成装置を構成する給紙カセットを示す斜視図である。この図3に示すように、本実施の形態の画像形成装置における給紙カセット13は、相互に対向配置された一対の側壁13aに囲まれて上方が開放された収容室13bを備えた本体部(供給装置本体の一例)13−1を有しており、収容室13bの底面13b−1には、前述した用紙載置プレート34が上下方向に回動自在に支持されている。収容室13bは、装置本体10の前面側に引き出すことができるようになっており、給紙カセット13が引き出された状態で収容室13bに対して用紙12の補給作業が行われる。
用紙載置プレート34は、収容室13bの幅方向に延びて当該用紙載置プレート34の後端に位置する回動軸を中心に上下に回動自在に支持されており、その下面には上方への回動力を付与する前述のコイルスプリング48が配置されている。したがって、用紙載置プレート34はコイルスプリング48からのバネ力によって上方への付勢力を常時受けている。
収容室13bには、収容室13bに収容された用紙12の後端をガイドするガイド面13c−1を備えたエンドガイド(ガイド部材の一例)13cが設けられている。このエンドガイド13cは、用紙12の給紙方向に沿ってスライド移動可能になったエンドプレート(壁状部材の一例)50に取り付けられている。したがって、エンドガイド13cは、エンドプレート50とともに用紙12の給紙方向に沿ってスライド移動する。また、収容室13bには、用紙12の給紙方向に直交する側の両端位置を位置決めするための一対のサイドガイド13dも設けられている。サイドガイド13dは互いに同期して近接する方向および離間する方向にスライド移動するようになっている。このようなエンドガイド13cおよびサイドガイド13dにより、収容室13b内の用紙12は、用紙の幅方向中央で且つ給紙方向前方に位置決めされる。そして、収容室13bには、例えばA3、A4、A5、B4、B5のサイズの用紙12が収容可能となっている。
ここで、図4は装置本体から引き出された状態における図3の給紙カセットの要部を拡大して示す斜視図、図5は装置本体から引き出された状態における図3の給紙カセットのエンドプレートに取り付けられた部材の位置関係を下方から見た斜視図、図6は装置本体に装着された状態での図3の給紙カセットの要部を拡大して示す斜視図、図7は装置本体に装着された状態での図3の給紙カセットのエンドプレートに取り付けられた部材の位置関係を下方から見た斜視図である。
これらの図面に示すように、エンドガイド13cは、用紙12の給紙方向に変位可能になっている。すなわち、エンドガイド13cの上端両側には幅方向に突出したピン13c−3が形成され、当該ピン13c−3がエンドプレート50に回動自在に嵌め込まれるとともに反対側は自由端となっている。したがって、エンドガイド13cは、その上端を支点にして、ガイド面13c−1が収容室13bの底面13b−1に対して垂直になる位置と給紙方向に傾斜する位置との間を揺動する。但し、必ずしもガイド面13c−1が収容室13bの底面13b−1に対して垂直となっていなくてもよく、給紙方向あるいはこれと反対方向に傾斜する位置であってもよい。
図5および図7に示すように、エンドガイド13cの背面には、後方に突出するとともに上下方向に開口した貫通孔13c−2aを有するリブ13c−2が形成されている。
この貫通孔13c−2aには、略L字形に形成されて収容室13bの底面13b−1に沿った方向および当該方向と垂直な方向に配置された拘束プレート(拘束部材の一例)51の垂直部分が隙間を持って貫通している(以下、拘束プレート51における収容室13bの底面13b−1に沿った部分を水平部51−1、水平部51−1と垂直な部分を垂直部51−2という)。
例えば板金で形成された拘束プレート51は給紙方向に沿って移動可能にエンドプレート50に取り付けられており、エンドプレート50の一部として収容室13bの底面13b−1に沿って延びるように設けられたガイドプレート50aに水平部51−1が支持されている。そして、当該水平部51−1の幅方向の両側に2箇所ずつ形成された爪部51−1bがガイドプレート50aの給紙方向に沿って形成された一対のスリット50bに嵌め込まれることにより、拘束プレート51のガイドプレート50aからの脱落が防止されている。
拘束プレート51の水平部51−1には、下方を向けてフック51aが形成されており、一方端がエンドプレート50に取り付けられた第1のコイルバネ(付勢部材の一例)52の他方端が取り付けられている。したがって、この第1のコイルバネ52の圧縮力(以下、バネ力あるいは付勢力ともいう。)によって、拘束プレート51は給紙方向と反対方向へ付勢されている。
そして、拘束プレート51が給紙方向と反対方向に移動した場合には、当該拘束プレート51の垂直部51−2は貫通孔13c−2aの給紙方向と反対側の内壁に当接し、これによりエンドガイド13cは上端を支点にしてガイド面13c−1が垂直になることから、結果として、第1のコイルバネ52の圧縮力によって、エンドガイド13cは給紙方向と反対方向に付勢されている(図4および図5参照)。
拘束プレート51の垂直部51−2にはバネ用孔52bが形成されており、このバネ用孔52bを貫通して、エンドガイド13cとエンドプレート50との間には、前述の第1のコイルバネ52の圧縮力よりも弱い弾発力(以下、バネ力あるいは付勢力ともいう。)を有する第2のコイルバネ(圧接手段の一例)53が嵌め込まれている。したがって、第2のコイルバネ53の弾発力によって、エンドガイド13cは給紙方向に付勢されている。よって、第2のコイルバネ53のバネ力が作用しているときには(図6および図7参照)、エンドガイド13cのガイド面13c−1は収容室13bに収容された用紙12の後端に圧接されてこれをガイドし、これにより当該用紙12の後端が整列される。
なお、前述のように、第2のコイルバネ53の弾発力は第1のコイルバネ52の圧縮力よりも弱くなっている。したがって、外力が加わっていない状態では、第1のコイルバネ52の圧縮力が許容されて拘束プレート51が給紙方向と反対方向に移動し、エンドガイド13cを第2のコイルバネ53の付勢力に抗してそのガイド面13c−1が収容室13bの底面13b−1に対して垂直になるように拘束する位置(第1の位置)となる。
拘束プレート51の水平部51−1の先端は下方に向けて略直角に屈曲されて屈曲部51−1aを形成している。この屈曲部51−1aの内側には、レバー(変位部材の一例)54が、エンドプレート50に取り付けられて回動自在に配置されている。
図5および図7に詳しく示すように、レバー54は、回動自在に設けられたシャフト部54aと、シャフト部54aの下端に取り付けられて装置本体10に設けられた後述のロッド(干渉部材の一例)55と干渉する干渉部54bと、シャフト部54aの上端に取り付けられて屈曲部51−1aの内側を給紙方向に向けて押圧可能に設けられたカム部54cとからなる。そして、レバー54が回動してカム部54cが屈曲部51−1aを押圧すると、拘束プレート51は第1のコイルバネ52の付勢力に抗して給紙方向へと移動して当該拘束プレート51の垂直部51−2は貫通孔13c−2aの給紙方向と反対側の内壁から離間し、第2のコイルバネ53の付勢力を許容する位置(第2の位置)となる。これにより、エンドガイド13cは、第2のコイルバネ53の付勢力により給紙方向へと傾斜してガイド面13c−1が収容室13b内の用紙12の後端に圧接され、これをガイドする。
ここで、装置本体10には、給紙カセット13が装置本体10に装着されるとレバー54と干渉するロッド55が取り付けられている。このロッド55は、収容室13bに収容される用紙サイズに合わせて移動するエンドプレート50の全ての移動位置においてレバー54と干渉可能な長さとなっている。つまり、ロッド55はエンドプレート50の移動方向に沿って長くなっており、当該エンドプレート50とともに移動するレバー54の全ての移動位置で当該レバー54と干渉できる長さに設定されている。
このようなロッド55により、図6および図7に示すように、給紙カセット13が装置本体10に装着されたときには、レバー54(の干渉部54b)がロッド55と干渉してレバー54が回動する。これにより、カム部54cが屈曲部51−1aを押圧して拘束プレート51は第2の位置へと移動し、エンドガイド13cは第2のコイルバネ53の付勢力により給紙方向へと傾斜する。
また、給紙カセット13が装置本体10から引き出されると、図4および図5に示すように、レバー54がロッド55から離間して当該レバー54はロッド55の干渉から解放される。これにより、第1のコイルバネ52のバネ力が許容されて拘束プレート51は第1の位置へと移動し、エンドガイド13cは、そのガイド面13c−1が収容室13bの底面13b−1に対して垂直となる位置に拘束される。
そして、このようにロッド55と干渉するレバー54を介して拘束プレート51を第1の位置および第2の位置に規制しているので、拘束プレート51の位置規制が確実にできて、信頼性が向上する。
次に、給紙方向に沿ってスライド移動可能なエンドプレート50を所望の位置で固定する固定機構について、図8および図9を用いて説明する。
ここで、図8は図3の給紙カセットにおいてエンドプレートを固定にした場合の固定機構の位置関係を示す図、図9は図3の給紙カセットにおいてエンドプレートを移動可能にした場合の固定機構の位置関係を示す図である。
これらの図面に示すように、本体部13−1の底面13b−1には、エンドプレート50の移動方向と交差する方向に延びる係合溝59が当該エンドプレート50の移動方向に沿って多数形成されている。また、エンドプレート50の背面には、ラッチハンドル56が、その略中央部を支点にして給紙方向に揺動可能に取り付けられている。このラッチハンドル56には図示しないトーションバネが嵌め込まれており、上部がエンドプレート50から離間するようにバネ力が与えられている。
ラッチハンドル56の下端には、給紙方向に延びるリンク棒57の一方端が回動自在に取り付けられている。リンク棒57の他方端には、先端に向かって上方に傾斜する長孔57aが形成されている。そして、一方端がこの長孔57aに対して相対移動可能に嵌め込まれ、他方端がエンドプレート50のガイドプレート50aに上下に回動自在に取り付けられたラッチアクチュエータ58が給紙方向に延びて設けられている。ラッチアクチュエータ58には、前述の係合溝59に嵌り込むラッチ部58aが下方を向けて形成されている。
このような機構により、ラッチハンドル56にトーションバネのバネ力が作用している状態では、図8に示すように、ラッチアクチュエータ58の一方端はリンク棒57に形成された長孔57aの下部に位置している。そのため、ラッチアクチュエータ58のラッチ部58aは下降して何れかの係合溝59に嵌り込み、これによってエンドプレート50が本体部13−1に対して固定される。
また、トーションバネのバネ力に抗してラッチハンドル56を給紙方向に揺動させると(倒すと)、図9に示すように、ラッチハンドル56の下端に取り付けられたリンク棒57が給紙方向と反対方向に引っ張られ、長孔57aも給紙方向と反対方向に移動する。一方、ラッチアクチュエータ58の他方端はガイドプレート50aに取り付けられているので、当該ラッチアクチュエータ58の一方端は長孔57a内を上方に向けて相対移動する。これにより、ラッチアクチュエータ58のラッチ部58aが持ち上げられて係合溝59から外れ、エンドプレート50の本体部13−1に対する固定が解かれる。
したがって、図9に示すように、ラッチハンドル56を倒してエンドプレート50を本体部13−1に対してフリーにしてスライド移動させる。そして、移動後は、図8に示すように、ラッチハンドル56をバネ力で元の位置に戻してエンドプレート50を本体部13−1に対して固定する。これにより、エンドプレート50を本体部13−1の給紙方向に沿った所望の位置で固定することができる。
しかも、エンドプレート50には、前述のように、エンドガイド13c、拘束プレート51、第1のコイルバネ52、第2のコイルバネ53およびレバー54が取り付けられているので、当該エンドプレート50を移動させることにより、収容される用紙12のサイズに応じてこれらの部材13c、51、52、53、54の位置関係を安定的に固定することが可能になる。
以上の構成を有する本実施の形態の給紙カセット13において、当該給紙カセット13が装置本体10から引き出されると、レバー54はロッド55との干渉から開放されるので、拘束プレート51は第1のコイルバネ52の付勢力により第1の位置へと移動する。これにより、拘束プレート51の垂直部51−2がエンドガイド13cに形成された貫通孔13c−2aの給紙方向と反対側の内壁に当接し、上端が回動自在にエンドプレート50に取り付けられたエンドガイド13cは第2のコイルバネ53の付勢力に抗して所定位置に拘束される。したがって、用紙12を収容室13bに収容する際にエンドガイド13cが邪魔にならないので、用紙12の収容作業をスムーズに行うことができる。
しかも、本実施の形態においては、拘束プレート51が第1の位置へ移動したときには、エンドガイド13cは、そのガイド面13c−1が収容室13bの底面13b−1に対して垂直に拘束されるので、用紙12の後端をガイド面13c−1に当てるようにして垂直に揃えて本体部13−1の収容室13bに収容することができる。
なお、このようにして用紙12を収容室13bに収容して給紙カセット13を装置本体10に装着すると、前述のように、レバー54がロッド55と干渉して拘束プレート51が第2の位置に移動する。これにより、拘束プレート51の垂直部51−2が貫通孔13c−2aの給紙方向と反対側の内壁から離間し、エンドガイド13cは第2のコイルバネ53の付勢力により給紙方向へと傾斜し、用紙12の後端に圧接して当該用紙12を整列する。したがって、用紙載置プレート34が用紙12の残量に従って徐々に上昇して用紙12の先端位置が持ち上げられても、このようなエンドガイド13cのために用紙12が給紙方向と反対側にずれることはないので、用紙12のスムーズな送り出しが確実に行われる。
そして、このようにエンドガイド13cが邪魔にならずに用紙12の収容作業をスムーズに行うことができる給紙カセット13が装置本体10に装着されることで、画像形成装置であるプリンタの操作性が向上する。
また、装置本体10に設けられたロッド55は、エンドプレート50の全ての移動位置においてこのエンドプレート50に取り付けられたレバー54と干渉可能な長さとなっている。したがって、エンドプレート50がどの位置にあってもレバー54がロッド55と干渉するので、収容される用紙12のサイズに関係なく、当該用紙12の収容作業をスムーズに行うことができる。
さて、以上の説明においては、給紙カセット13が給紙方向に沿って装置本体10に装着される構造を有していたが、本発明は、当該構造に限定されるものではない。また、エンドガイド13cは、給紙カセット13を装置本体10から引き出すと所定位置に拘束され、装着すると用紙後端をガイドするようになっていればよい。
つまり、図10に示すように、給紙カセット(画像記録媒体供給装置の一例)13の装着方向が給紙方向と直交する方向となっていてもよい。図示する給紙カセット13は装置本体(画像形成装置本体の一例)10から引き出された状態を示しており、装着方向の両側には、装置本体10に設けられた一対の装置側ガイドレール(図示せず)と摺動可能に嵌合する一対のカセット側ガイドレール60が装着方向に沿って伸びて設けられており、カセット側ガイドレール60を装置側ガイドレールに沿ってスライドさせるようにして給紙カセット13が装置本体10に装着される。
ここで、図11は図10の給紙カセットに設けられたエンドプレートを詳しく示す斜視図、図12は給紙カセットが装置本体から引き出された状態における図11のエンドプレートを下方から示す斜視図、図13は給紙カセットが装置本体に装着された状態における図11のエンドプレートを下方から示す斜視図である。
これらの図面に示すように、用紙の給紙方向に沿ってスライド移動可能に本体部(供給装置本体の一例)13−1に設けられたエンドプレート(壁状部材の一例)50には、収容室13bに収容された用紙の後端をガイドするガイド面13c−1を備えたエンドガイド(ガイド部材の一例)13cが取り付けられている。そして、エンドガイド13cは、その上端を支点にして、ガイド面13c−1が収容室13bの底面13b−1に対して垂直になる位置と給紙方向に傾斜する位置との間を揺動自在に設けられている。
エンドプレート50の一部として収容室13bの底面13b−1に沿って延びるように設けられたガイドプレート50aの裏面には、拘束プレート(拘束部材の一例)71が給紙方向に移動可能に嵌め込まれている。拘束プレート71とガイドプレート50aとの間には第1のコイルバネ(付勢部材の一例)52が嵌め込まれており、第1のコイルバネ52の弾発力(以下、バネ力あるいは付勢力ともいう。)によって、拘束プレート51は給紙方向と反対方向へ付勢されている。
前述のエンドガイド13cの下端は、ガイドプレート50aに給紙方向に沿って形成されたスリット50a−1を貫通して拘束プレート71の給紙方向とは反対側の端部に当接可能になっている。また、エンドガイド13cとエンドプレート50との間には、前述の第1のコイルバネ52の弾発力よりも弱い弾発力(以下、バネ力あるいは付勢力ともいう。)でエンドガイド13cを給紙方向に付勢する第2のコイルバネ(圧接手段の一例)53が嵌め込まれている。さらに、拘束プレート71の裏面内側には、給紙方向に伸びる直線状の第1のギア71aが形成されている。この第1のギア71aには、ガイドプレート50aに回動可能に取り付けられたレバー(変位部材の一例)54に扇状に形成された第2のギア54dと噛み合っている。
前述のように、第2のコイルバネ53の弾発力は第1のコイルバネ52の弾発力よりも弱くなっているので、外力が加わっていない状態では、図11に示すように、第1のコイルバネ52の弾発力が許容されて拘束プレート71が給紙方向と反対方向に移動する。これにより、エンドガイド13cは第2のコイルバネ53の付勢力に抗してそのガイド面13c−1が収容室13bの底面13b−1に対して垂直になるように拘束される位置(第1の位置)となる。なお、第1の位置では、必ずしもエンドガイド13cのガイド面13c−1が収容室13bの底面13b−1に対して垂直ではなくてもよいのは、図1〜図9に示す場合と同様である。
また、図12に示すように、レバー54が回動すると、当該レバー54の第2のギア54dと噛み合っている第1のギア71aにより拘束プレート71が第1のコイルバネ52の付勢力に抗して給紙方向へと移動し、第2のコイルバネ53の付勢力を許容する位置(第2の位置)となる。これにより、エンドガイド13cは、第2のコイルバネ53の付勢力により給紙方向へと傾斜してガイド面13c−1が収容室13b内の用紙12の後端に圧接される。
このような構造の給紙カセット13が用いられる画像形成装置としてのプリンタにおいても、装置本体10には、給紙カセット13が装置本体10に装着されるとレバー54と干渉するロッド55(図12)が取り付けられている。このロッド55は、収容室13bに収容される用紙サイズに合わせて移動するエンドプレート50の全ての移動位置においてレバー54と干渉可能な長さとなっている。
このようなロッド55により、図12に示すように、給紙カセット13が装置本体10に装着されると、当該ロッド55と干渉したレバー54が回動する。これにより、拘束プレート71は第2の位置へと移動し、エンドガイド13cは第2のコイルバネ53の付勢力により給紙方向へと傾斜する。
また、給紙カセット13が装置本体10から引き出されると、図11に示すように、レバー54がロッド55から離間して当該レバー54はロッド55の干渉から解放される。これにより、第1のコイルバネ52のバネ力が許容されて拘束プレート71は第1の位置へと移動し、エンドガイド13cは、そのガイド面13c−1が収容室13bの底面13b−1に対して垂直となる位置に拘束される。
なお、前述のように、本発明では、エンドガイドは、給紙カセットを装置本体から引き出すと所定位置に拘束され、装着すると用紙後端をガイドするようになっていればよい。したがって、例えばボトムプレートの昇降と連動してエンドガイドが移動するリンク機構(拘束部材)を用いてもよい。より詳しくは、給紙カセットを装置本体から引き出すとボトムプレートが下降する構造において、エンドガイドが、ボトムプレートの上昇に伴って給紙方向に移動し、下降に伴って給紙方向とは反対方向へと移動するリンク機構を構成する。このようにすれば、リンク機構は、給紙カセットを装置本体から引き出すとエンドガイドを所定位置に拘束する第1の位置となり、装着するとエンドガイドのガイド面で用紙の後端をガイドさせる第2の位置となる。
以上の説明では、本発明の記録媒体供給装置をトナー記録する画像形成装置に装着した場合が示されているが、例えば吐出されたインクで記録するインクジェット形式の画像形成装置やATM(自動現金預入払出機)など、種々の装置に装着することができる。
また、記録媒体としては、用紙やフィルム、葉書など、様々なものが適用可能である。
本発明の実施の形態である画像形成装置の外観を表した斜視図である。 図1の画像形成装置の内部構造を表す説明図である。 本発明の実施の形態における画像形成装置を構成する給紙カセットを示す斜視図である。 装置本体から引き出された状態における図3の給紙カセットの要部を拡大して示す斜視図である。 装置本体から引き出された状態における図3の給紙カセットのエンドプレートに取り付けられた部材の位置関係を下方から見た斜視図である。 装置本体に装着された状態での図3の給紙カセットの要部を拡大して示す斜視図である。 装置本体に装着された状態での図3の給紙カセットのエンドプレートに取り付けられた部材の位置関係を下方から見た斜視図である。 図3の給紙カセットにおいてエンドプレートを固定にした場合の固定機構の位置関係を示す図である。 図3の給紙カセットにおいてエンドプレートを移動可能にした場合の固定機構の位置関係を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例である画像形成装置を構成する給紙カセットを示す斜視図である。 図10の給紙カセットに設けられたエンドプレートを詳しく示す斜視図である。 給紙カセットが装置本体から引き出された状態における図11のエンドプレートを下方から示す斜視図である。 給紙カセットが装置本体に装着された状態における図11のエンドプレートを下方から示す斜視図である。
符号の説明
10 装置本体(画像形成装置本体の一例)
12 用紙(画像記録媒体の一例)
13 給紙カセット(画像記録媒体供給装置の一例)
13−1 本体部(供給装置本体の一例)
13a 側壁
13b 収容室
13b−1 底面
13c エンドガイド(ガイド部材の一例)
13c−1 ガイド面
13c−2 リブ
13c−2a 貫通孔
13c−3 ピン
13d サイドガイド
34 用紙載置プレート
48 コイルスプリング
50 エンドプレート(壁状部材の一例)
50a ガイドプレート
50a−1 スリット
50b スリット
51 拘束プレート(拘束部材の一例)
51−1 水平部
51−1a 屈曲部
51−1b 爪部
51−2 垂直部
51a フック
52 第1のコイルバネ(付勢部材の一例)
52b バネ用孔
53 第2のコイルバネ(圧接手段の一例)
54 レバー(変位部材の一例)
54a シャフト部
54b 干渉部
54c カム部
54d 第2のギア
55 ロッド(干渉部材の一例)
56 ラッチハンドル
57 リンク棒
57a 長孔
58 ラッチアクチュエータ
58a ラッチ部
59 係合溝
60 カセット側ガイドレール
71 拘束プレート(拘束部材の一例)
71a 第1のギア

Claims (7)

  1. 画像形成装置本体に画像記録媒体を供給する画像記録媒体供給装置であって、
    画像記録媒体が収容可能な収容室を備えた供給装置本体と、
    前記供給装置本体において画像記録媒体の送り出し方向に変位可能に設けられ、前記収容室に収容された画像記録媒体の後端をガイドするガイド面を備えたガイド部材と、
    画像記録媒体供給装置を前記画像形成装置本体から引き出すと前記ガイド部材を所定位置に拘束する第1の位置となり、画像記録媒体供給装置を前記画像形成装置本体に装着すると前記ガイド部材のガイド面で前記記録媒体の後端をガイドさせる第2の位置となる拘束部材と、
    を有することを特徴とする画像記録媒体供給装置。
  2. 画像形成装置本体に画像記録媒体を供給する画像記録媒体供給装置であって、
    画像記録媒体が収容可能な収容室を備えた供給装置本体と、
    前記供給装置本体において画像記録媒体の送り出し方向に変位可能に設けられ、前記収容室に収容された画像記録媒体の後端をガイドするガイド面を備えたガイド部材と、
    前記ガイド部材を画像記録媒体の送り出し方向に付勢して前記ガイド面を画像記録媒体の後端に圧接する圧接手段と、
    画像記録媒体供給装置を前記画像形成装置本体から引き出すと前記圧接手段の付勢力に抗して前記ガイド部材を所定位置に拘束する第1の位置となり、画像記録媒体供給装置を前記画像形成装置本体に装着すると前記圧接手段の付勢力を許容する第2の位置となる拘束部材と、
    を有することを特徴とする画像記録媒体供給装置。
  3. 前記拘束部材は、前記第1の位置では前記ガイド面が前記収容室の底面に対して垂直となるように前記ガイド部材を拘束する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像記録媒体供給装置。
  4. 前記拘束部材を前記第1の位置へ付勢する付勢部材と、
    画像記録媒体供給装置を前記画像形成装置本体から引き出すと前記付勢部材の付勢力を許容し、画像記録媒体供給装置を前記画像形成装置本体に装着すると、当該画像形成装置本体に設けられた干渉部材と干渉して前記拘束部材を前記付勢部材の付勢力に抗して前記第2の位置へ変位させる変位部材と、
    をさらに有することを特徴とする請求項2または3に記載の画像記録媒体供給装置。
  5. 前記ガイド部材、前記圧接手段、前記拘束部材、前記付勢部材および前記変位部材が取り付けられ、前記画像記録媒体の送り出し方向に移動可能、且つ複数の位置に固定可能に前記供給装置本体に設けられた壁状部材をさらに有する
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の画像記録媒体供給装置。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の画像記録媒体供給装置が装着されていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記干渉部材は、前記壁状部材の全ての移動位置において当該壁状部材に取り付けられた変位部材と干渉可能な長さを有している
    ことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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