JP2024041715A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の技術をさらに発展させること。【解決手段】 画像形成装置が、(i)水平方向について、第1端部と、第1端部の反対の第2端部とを有する装置本体と、(ii)使用位置にある状態で、記録材を加熱するように構成された定着装置と、(iii)第1カートリッジと、第1カートリッジが取り外し可能に装着される支持部材と、を有し、第1内側位置と、第1外側位置とに移動可能な引き出しユニットと、(iv)ベルトを有し、第2内側位置と、第2外側位置とに移動可能な転写装置と、有する。定着装置が使用位置にあるとき、定着装置は第2端部よりも第1端部に近い。引き出しユニットが第1外側位置に移動するとき、引き出しユニットは第2端部から遠ざかるように移動する。転写装置が第2外側位置に移動するとき、転写装置は第2端部から遠ざかるように移動する。【選択図】 図7
Description
本発明は、記録材に画像を形成する画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機、複合機等の画像形成装置には、装置本体の内部と外部の間を移動するトレイにカートリッジを取り外し可能に装着するものがある。
特許文献1には、カートリッジが取り外し可能に装着されたトレイと、定着装置とを備えた画像形成装置が開示される。トレイは複数の開口を通じて画像形成装置の装置本体の外に移動可能である。
また、特許文献2には、カートリッジが取り外し可能に装着されたトレイと、転写ユニットと、定着装置とを備えた画像形成装置が開示される。特許文献2において、トレイと転写ユニットは、画像形成装置の内側から外側に移動可能である。具体的には、定着装置は画像形成装置の装置本体の一端側に配置され、転写ユニットが装置本体の外側に移動する際、転写ユニットは装置本体の他端側から一端側に向かう方向に移動する。一方、トレイが装置本体の外側に移動する際、トレイは装置本体の一端側から他端側に向かう方向に移動する。
本発明は、従来の技術をさらに発展させたものである。
本出願にかかる発明は、以下のようなものである。
記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
水平方向について、開口が備えられた第1端部と、前記第1端部の反対の第2端部とを有する装置本体と、
前記記録材を加熱するように構成された定着装置と、
前記装置本体に取り付けられた開閉部材であって、前記定着装置から離れるように、前記開口を覆う閉位置から前記開口が露出される開位置に移動可能な前記開閉部材と、
第1カートリッジと、前記第1カートリッジが取り外し可能に装着される支持部材と、前記支持部材または前記第1カートリッジに備えられた第1感光ドラムと、を有し、前記装置本体の内側の第1内側位置と、前記装置本体の外側の第1外側位置とに移動可能な引き出しユニットと、
ベルトを有し、前記装置本体の内側の第2内側位置と、前記装置本体の外側の第2外側位置とに移動可能な転写装置であって、前記第2内側位置にある状態で、前記ベルトが前記第1感光ドラムに当接可能である転写装置と、
を有し、
前記定着装置は前記第2端部よりも前記第1端部に近く、
前記引き出しユニットが前記開口を通じて前記第1内側位置から前記第1外側位置に移動するとき、前記引き出しユニットは、前記第2端部から遠ざかるように、前記第1感光ドラムの回転軸線に交差する移動方向に向けて移動し、
前記転写装置が前記第2内側位置から前記第2外側位置に移動するとき、前記転写装置は前記第2端部から遠ざかるように移動することを特徴とする画像形成装置
記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
水平方向について、開口が備えられた第1端部と、前記第1端部の反対の第2端部とを有する装置本体と、
前記記録材を加熱するように構成された定着装置と、
前記装置本体に取り付けられた開閉部材であって、前記定着装置から離れるように、前記開口を覆う閉位置から前記開口が露出される開位置に移動可能な前記開閉部材と、
第1カートリッジと、前記第1カートリッジが取り外し可能に装着される支持部材と、前記支持部材または前記第1カートリッジに備えられた第1感光ドラムと、を有し、前記装置本体の内側の第1内側位置と、前記装置本体の外側の第1外側位置とに移動可能な引き出しユニットと、
ベルトを有し、前記装置本体の内側の第2内側位置と、前記装置本体の外側の第2外側位置とに移動可能な転写装置であって、前記第2内側位置にある状態で、前記ベルトが前記第1感光ドラムに当接可能である転写装置と、
を有し、
前記定着装置は前記第2端部よりも前記第1端部に近く、
前記引き出しユニットが前記開口を通じて前記第1内側位置から前記第1外側位置に移動するとき、前記引き出しユニットは、前記第2端部から遠ざかるように、前記第1感光ドラムの回転軸線に交差する移動方向に向けて移動し、
前記転写装置が前記第2内側位置から前記第2外側位置に移動するとき、前記転写装置は前記第2端部から遠ざかるように移動することを特徴とする画像形成装置
本発明によれば、従来の技術をさらに発展させることができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
[全体構成]
図1を用いて、画像形成装置としてのプリンタ1について説明する。図1は、本実施例に係るプリンタ1の全体構成を説明する図である。本実施形態において、プリンタ1は、記録材としてのシートSに画像を形成する、電子写真方式のカラーレーザービームプリンタである。
図1を用いて、画像形成装置としてのプリンタ1について説明する。図1は、本実施例に係るプリンタ1の全体構成を説明する図である。本実施形態において、プリンタ1は、記録材としてのシートSに画像を形成する、電子写真方式のカラーレーザービームプリンタである。
プリンタ1は、装置本体(筐体)1A、スキャナ(露光装置)2、制御部3、装置本体1Aに対して開閉可能なドア(開閉部材)20を有する。さらに、プリンタ1は、シート給送部30と、転写ユニット(転写装置)40と、トレイユニット(移動ユニット、支持ユニット)50と、定着装置80とを有する。装置本体1Aとドア20を含む部分を、メインフレーム100と呼ぶこともできる。メインフレーム100は、プリンタ1の外装部を含む。
装置本体1Aは、スキャナ2、制御部3、シート給送部30、転写ユニット40、トレイユニット50、定着装置80を収容する。
シート給送部30は、記録材としてのシートSを積載する積載トレイ31、供給ローラ32を有する。積載トレイ31は、ドア20の方向に引き出して、シートSを補充することが可能である。
トレイユニット50は、トレイ(支持部材、ドロワ)51と、カートリッジPY、PM、PC、PKを有する、トレイ51はトレイハンドル52を有する。カートリッジPY、PM、PC、PKは、トレイ51に対して取り外し可能に装着されている。
カートリッジPY、PM、PC、PKのそれぞれは、互いに対して独立してトレイ51に対して着脱可能である。カートリッジPY、PM、PC、PKは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナー(現像剤)を収容する。カートリッジPY、PM、PC、PKは、収容するトナーの色が異なること以外は同じ構成である。そのため、カートリッジPY、PM、PC、PKのいずれか一つについて構成及び動作を説明し、その他については説明を省略する場合がある。また、カートリッジPY、PM、PC、PKを区別する必要がないときに、カートリッジPY、PM、PC、PKを、単にカートリッジPと呼ぶ場合もある。トレイユニット50は、複数のカートリッジPと、複数のカートリッジPが取り外し可能に装着されるトレイ51とを有するということができる。
本実施例において、トレイユニット50は、複数の感光ドラム(像担持体)61、複数の帯電ローラ62(帯電部材)、複数の現像ローラ(現像剤担持体)71を有する。具体的には、トレイユニット50は、4つの感光ドラム61、4つの帯電ローラ62、4つの現像ローラ71を有する。感光ドラム61の回転軸線方向、現像ローラ71の回転軸線方向、帯電ローラ62の回転軸線方向は、平行である。
ブラック(K)の画像を形成する部分をブラックステーション(第1ステーション)と呼び、第1ステーションの感光ドラム61を第1感光ドラム、現像ローラ71を第1現像ローラ、帯電ローラ62を第1帯電ローラと呼ぶ。
シアン(C)の画像を形成する部分をシアンステーション(第2ステーション)と呼び、第2ステーションの感光ドラム61を第2感光ドラム、現像ローラ71を第2現像ローラ、帯電ローラ62を第2帯電ローラと呼ぶ。
マゼンタ(M)の画像を形成する部分をマゼンタステーション(第3ステーション)と呼び、第3ステーションの感光ドラム61を第3感光ドラム、現像ローラ71を第3現像ローラ、帯電ローラ62を第3帯電ローラと呼ぶ。
イエロー(Y)の画像を形成する部分をイエローステーション(第4ステーション)と呼び、第4ステーションの感光ドラム61を第4感光ドラム、現像ローラ71を第4現像ローラ、帯電ローラ62を第4帯電ローラと呼ぶ。
カートリッジPKはブラックステーションに、カートリッジPCはシアンステーションに、カートリッジPMはマゼンタステーションに、カートリッジPYはイエローステーションに、それぞれ装着される。本実施形態では、カートリッジPKを第1カートリッジ、カートリッジPCを第2カートリッジ、カートリッジPMを第3カートリッジ、カートリッジPYを第4カートリッジと呼ぶ。
なお、第1、第2、第3、第4といった番号は、説明上便宜的に用いられるものである。
感光ドラム61、帯電ローラ62、現像ローラ71は、カートリッジPかトレイ51のいずれかに備えられていればよい。本実施例においては、カートリッジPが感光ドラム61、帯電ローラ62、現像ローラ71を有する。
転写ユニット40は、ベルト41、一次転写ローラ42、清掃部43、ベルト41を駆動する駆動ローラ46、テンションローラ(被駆動ローラ)47を有する。本実施例におけるプリンタ1には、ベルト41に転写されたトナー像を検知する光学センサ44が配置されている。本実施例において、ベルト41は感光ドラム61の下方に配置され、ベルト41と感光ドラム61の間に一次転写部が形成されるように、感光ドラム61に当接可能である。また、プリンタ1は、二次転写部が形成されるようにベルト41に当接する二次転写ローラ45を有する。二次転写部はベルト41と二次転写ローラ45の間に形成される。一次転写ローラ42の回転軸線方向、駆動ローラ46の回転軸線方向、テンションローラ47の回転軸線方向、二次転写ローラ45の回転軸線方向は平行である。二次転写部の手前には、レジストレーションローラ対4が配置されている。
定着装置80は、定着部81、フラッパ5を有する。シートSに対する画像形成動作が行われるとき、定着装置80は使用位置にある。定着装置80は、使用位置にある状態で装置本体1Aの内部(内側)に収納されている。また、定着装置80は、使用位置にある状態でシートSを加熱するように構成されている。本実施形態において、定着部81は、ヒータを含む加熱部(加熱ローラ)と、加圧部(加圧ローラ)を含む。
図1、図2、図3、図4、図5を用いて、転写ユニット40とトレイユニット50の移動について説明する。図2は、ドア20を開いた状態のプリンタ1を示す図である。図3は定着装置80が移動した状態のプリンタ1を示す図である。図4は、転写ユニット40とトレイユニット50が引き出された状態のプリンタ1を示す図である。図5は、転写ユニット40が単独で引き出された状態のプリンタ1を示す図である。
転写ユニット40とトレイユニット50は、装置本体1Aの内部から外部に移動可能である。水平方向Hについて、装置本体1Aは、開口1A1が備えられた第1端部1b1と、第1端部1b1と反対の第2端部1b2を有している。トレイユニット50は、開口1A1を通じて、装置本体1Aの内側の第1内側位置と、装置本体1Aの外側の第1外側位置に移動可能である。転写ユニット40は、開口1A1を通じて、装置本体1Aの内側の第2内側位置と、装置本体1Aの外側の第2外側位置に移動可能である。開口1A1は、トレイユニット50が通過する開口と、転写ユニット40が通過する開口を含んでいてもよい。なお、転写ユニット40が第2内側位置から第2外側位置に移動する際には、少なくともベルト41が移動され、ベルト41の少なくとも一部が、装置本体1Aの外側に向けて、装置本体1Aから突出する。
トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動する方向を、トレイ取り出し方向Dd1と呼び、トレイ取り出し方向Dd1の反対方向を、トレイ取り付け方向Da1と呼ぶ。トレイ取り出し方向Dd1は、第2端部1b2から第1端部1b1に向かう方向ということができる。
転写ユニット40が第2内側位置から第2外側位置に移動する方向を、転写取り出し方向Dd2と呼び、転写取り出し方向Dd2の反対方向を、転写取り付け方向Da2と呼ぶ。転写取り出し方向Dd2において、駆動ローラ46はテンションローラ47の下流側に位置される。転写取り出し方向Dd2は、第2端部1b2から第1端部1b1に向かう方向ということができる。
トレイ取り出し方向Dd1、トレイ取り付け方向Da1は、感光ドラム61の回転軸線方向に交差する方向(好ましくは直交方向)である。転写取り出し方向Dd2、転写取り付け方向Da2は、駆動ローラ46の回転軸線方向に交差する方向(好ましくは直交方向)である。駆動ローラ46の回転軸線方向は、感光ドラム61の回転軸線方向と平行である。
水平方向Hにおいて、装置本体1Aの一端側(第1端部1b1が配置された側)には、定着装置80が配置される。
装置本体1Aに取り付けられたドア20は、閉位置と開位置の間を移動可能である。図1に示すように、ドア20が閉位置にある状態(ドア20の閉じ状態)では、ドア20は開口1A1を覆う。図2に示すように、ドア20が開位置にある状態(ドア20の開き状態)では、開口1A1が露出される。
図1に示すように、ドア20が閉位置にある状態では、ドア20は装置本体1Aに取り付けられた定着装置80を覆っている。より具体的には、ドア20が閉位置にある状態では、ドア20の上カバー部20bが、定着装置80の上方に位置する。ドア20の上カバー部20bは、外装部の一部としての機能を有する。
ドア20は、定着装置80が装置本体1Aに支持された状態で、開位置と閉位置とに移動することができる。言い換えれば、ドア20は、装置本体1Aに支持された定着装置から離れるように、閉位置から開位置に移動する。したがって、図2に示すように、ドア20が開位置にある状態では、ドア20は、装置本体1Aに支持された定着装置80から離れている。
後述するように、定着装置80は、開口1A1が広く露出されるように、図2の状態から図3の状態に移動可能である。ドア20と定着装置80が移動した状態(図3)で、転写ユニット40とトレイユニット50は、開口1A1を通じて、装置本体1Aの内部から外部に移動可能であり、移動後は図4の状態になる。
トレイユニット50が装置本体1Aの外部に移動された状態(図4)で、トレイ51からカートリッジPY、PM、PC、PKを取り外すこと、およびトレイ51にカートリッジPY、PM、PC、PKを取り付けることが許容される。これにより、カートリッジPY、PM、PC、PKを、新しいカートリッジPY、PM、PC、PKに交換することができる。本実施例において、カートリッジPは、トレイ51に対して感光ドラム61の回転軸線に交差する方向(好ましくは直交方向)に着脱可能である。
カートリッジPY、PM、PC、PKは、トレイ51に対して転写ユニット40から遠ざかる方向に移動することで、トレイ51から取り外される。言い換えれば、カートリッジPY、PM、PC、PKは、トレイ51に対して転写ユニット40とは反対側に向けて移動して、トレイ51から取り外される。本実施形態において、転写ユニット40はトレイユニット50の下方に配置されている。したがって、カートリッジPY、PM、PC、PKは、トレイ51に対して上方に移動して、トレイ51から取り外される。
さらに、転写ユニット40はトレイユニット50に対して独立して装置本体1Aから取り外し可能であり、新しい転写ユニット40に交換することができる。
[画像形成動作]
図1を用いて、プリンタ1の画像形成動作について説明する。プリンタ1の制御部3は、外部ホスト装置400から受け取った画像信号に基づいて、シートSへの画像形成動作を開始する。外部ホスト装置400は、例えばパーソナルコンピュータ、イメージリーダ及びファクシミリ等である。
図1を用いて、プリンタ1の画像形成動作について説明する。プリンタ1の制御部3は、外部ホスト装置400から受け取った画像信号に基づいて、シートSへの画像形成動作を開始する。外部ホスト装置400は、例えばパーソナルコンピュータ、イメージリーダ及びファクシミリ等である。
シートSへの画像形成が行われるとき、定着装置80は使用位置に位置し、トレイユニット50は第1内側位置に位置し、転写ユニット40は第2内側位置に位置し、ドア20は閉位置に位置する。転写ユニット40が第2内側位置にある状態で、ベルト41は感光ドラム61に当接可能である。このとき、トレイユニット50は転写ユニット40の上方に位置している。
帯電ローラ62に帯電電圧が印可され、感光ドラム61が回転する。画像情報に対応したレーザがスキャナ2から感光ドラム61に照射され、帯電ローラ62によって帯電された感光ドラム61の表面が露光される。これにより、感光ドラム61の表面に、画像情報に対応した静電潜像が形成される。
現像ローラ71はトナーを担持する。現像ローラ71には現像電圧が印可され、感光ドラム61に形成された静電潜像が現像ローラ71から供給されたトナーによって現像され、感光ドラム61の表面にトナー像が形成される。本実施例において、現像ローラ71は感光ドラム61に当接した状態で静電潜像を現像するが、現像ローラ71と感光ドラム61の間に隙間がある状態で、現像ローラ71が静電潜像を現像してもよい。
フルカラー画像が形成されるとき、それぞれの感光ドラム61に、各色のトナー像が形成される。
なお、本実施例において、トレイユニット50が第1内側位置にある状態で、現像ローラ71は、感光ドラム61に当接する当接位置と感光ドラム61から離間した離間位置との間を移動可能である。具体的には、装置本体1Aに備えられた切替装置によって、現像ローラ71が当接位置にある状態と、現像ローラ71が離間位置にある状態とが切り替えられる。これにより、画像形成動作が行われない状態では、現像ローラ71を感光ドラム61から離間させておくことができる。
また、プリンタ1は、カートリッジPKに対応する現像ローラ71と感光ドラム61が当接し、カートリッジPY、PM、PCのそれぞれに対応する現像ローラ71と感光ドラム61離間した状態で、モノカラー印刷を行うことができる。また、プリンタ1は、カートリッジPY、PM、PC、PKに対応する感光ドラム61とベルト41が当接した状態で、フルカラー印刷を行うことができる。
それぞれの感光ドラム61に形成されたトナー像は、一次転写部において、一次転写ローラ42によりベルト41上に転写され、ベルト41と二次転写ローラ45によって形成される二次転写部に向けて搬送される。
一方、装置本体1Aには、定着装置80に向かうシートSが通過する搬送路(第1経路、第1搬送路)1cが形成されている。また、ドア20には、定着装置80を通過したシートSが通過する両面搬送路(第2経路、第2搬送路)20aが形成される。ドア20は、閉じ状態において搬送路1cを覆っている。ドア20が開かれることで、搬送路1cと、両面搬送路20aが露出される(図2)。
シート給送部30において、積載トレイ31に積載されているシートSから、所定のタイミングで供給ローラ32により1枚のシートSが分離給紙され、搬送路1cを通って二次転写部および定着装置80に向けて搬送される。
二次転写部において、ベルト41からシートSにトナー像が転写される。シートSに転写されなかったトナーは、清掃部43内に設けられたクリーニングブレード(清掃部材)43Aによってベルト41から取り除かれる。
二次転写部においてトナー像が転写されたシートSは、定着装置80に向けて搬送される。定着装置80において、シートSは定着部81で加熱・加圧され、トナー像がシートSに定着される。トナー像が定着されたシートSは経路切替部としてのフラッパ5に向けて搬送される。
フラッパ5は、定着装置80を通過したシートSを排紙路1dに向けて案内する排紙位置と、反転路1eに向けて案内する反転位置とに移動可能である。
シートSの片面に画像が形成される片面印刷が行われる場合、シートSはフラッパ5によって排紙路1dに案内され、装置本体1Aの上部に形成された排出トレイ1fに排出される。
一方、シートSの片面および裏面に画像が印刷される両面印刷が行われる場合、シートSはフラッパ5によって反転路1eに案内される。反転路1eにシートSが案内された後、シートSの搬送方向が反転し、シートSはドア20に形成された両面搬送路20aを通って、二次転写部に向けて搬送される。二次転写部において、シートSの裏面にトナー像が転写された後、シートSは定着装置80を通過し、フラッパ5によって排紙路1dに案内され、装置本体1Aの排出トレイ1fに排出される。
[トレイユニットと転写ユニットの取り出しと定着装置の配置]
図1、図2、図3、図4、図5を用いて、装置本体1Aからのトレイユニット50および転写ユニット40の取り外しと、定着装置80の配置について説明する。
図1、図2、図3、図4、図5を用いて、装置本体1Aからのトレイユニット50および転写ユニット40の取り外しと、定着装置80の配置について説明する。
上述したように、プリンタ1の定着装置80は、水平方向で装置本体1Aの一端側に配置されている。また、転写ユニット40とトレイユニット50は、装置本体1Aの一端側から、開口1A1を通じて装置本体1Aの外部に移動する。
言い換えれば、水平方向Hについて、定着装置80は第2端部1b2よりも第1端部1b1に対して近い。つまり、水平方向Hについて、定着装置80と第1端部1b1の距離は、定着装置80と第2端部1b2の距離よりも短い。定着装置80は、水平方向Hにおける装置本体1Aの中央よりも、第1端部1b1に近い位置に配置されており、水平方向Hにおける第1端部1b1と定着装置80の距離は、第1端部1b1と装置本体1Aの中央の距離よりも短いということができる。
また、上述したように、トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動するとき、トレイユニット50の移動方向は感光ドラム61の回転軸線に交差する方向である。このときトレイユニット50は、第2端部1b2から遠ざかるように移動する。
上述したように、転写ユニット40が第2内側位置から第2外側位置に移動するとき、転写ユニット40の移動方向は駆動ローラ46の回転軸線に交差する方向である。このとき転写ユニット40は、第2端部1b2から遠ざかるように移動する。
上述したように、本実施例のドア20は、閉じ状態で開口1A1を覆うと共に、シートSの搬送路1cの少なくとも一部を覆う。また、ドア20は両面搬送路20aを備える。シートSの詰まり(以下、ジャムと呼ぶ)が起きた場合、プリンタ1の使用者は、装置本体1Aの一端側からシートSを取り除き、ジャムを解消することができる。具体的には、ドア20を開位置に移動して装置本体1Aの内部にアクセスしてシートSを取り除くことができる。また、定着装置80を通過したシートSの一部が装置本体1Aの外部に露出している場合は、ドア20を開くことなくシートSを装置本体1Aの外部から引っ張って、シートSを取り除くことができる。
さらに、プリンタ1の使用者は、装置本体1Aの一端側から転写ユニット40とトレイユニット50を装置本体1Aの外部に移動して、転写ユニット40やカートリッジPの状態の確認、メンテナンス、交換などの作業を行うことができる。
つまり、プリンタ1は、定着装置80が装置本体1Aの一端側に配置されつつ、装置本体1Aの一端側を通じて転写ユニット40とトレイユニット50を装置本体1Aの内外に移動可能とされている。その結果、使用者は、ジャムの解消や、定着装置80へのアクセス、転写ユニット40とトレイユニット50の操作を一方向から行うことができる。
本実施形態ではプリンタ1はドア20側を正面とされている。したがって、ジャムの解消や、転写ユニット40とトレイユニット50の操作などの作業をプリンタ1の正面から行うためのスペースが確保されていればよい。一方で、これらの作業をプリンタ1の左面、右面、背面、上面から行うためのスペースを確保する必要がない。したがって、プリンタ1を省スペースで設置することができる。
仮に、転写ユニット40またはトレイユニット50が装置本体1Aの他端側から引き出される場合、ジャムの解消と転写ユニット40またはトレイユニット50の引き出しのために、使用者は装置本体1Aの両端側にアクセスする必要がある。また、転写ユニット40とトレイユニット50の一方が装置本体1Aの一端側から引き出され、転写ユニット40とトレイユニット50の他方が他端側から引き出される場合にも、使用者は装置本体1Aの両端側にアクセスする必要がある。そのため、装置本体1Aの正面だけでなく背面から作業するためのスペースが必要となり、プリンタ1を設置するために必要となる面積が増えてしまう。
さらに、本実施例では、シートSの補充を装置本体1Aの一端側から行うことができる。したがって、プリンタ1の正面からシートSの補充を行うスペースが確保されていればよく、プリンタ1を省スペースで設置することができる。
[トレイユニットと定着装置の関係]
図1、図2、図3、図4、図6、図7を用いて、トレイユニット50、定着装置80の関係について説明する。図6、図7は、転写ユニット40とトレイユニット50の移動を説明する図である。
図1、図2、図3、図4、図6、図7を用いて、トレイユニット50、定着装置80の関係について説明する。図6、図7は、転写ユニット40とトレイユニット50の移動を説明する図である。
トレイユニット50は、シートSに対する画像形成動作が行われる第1内側位置と、カートリッジPの交換が許容される第1外側位置とに移動する際、所定の空間を通過する。このように、トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動する際に通過する空間を、第1空間(トレイユニット50の移動空間)と呼ぶ。第1空間は、トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動する際に通過する経路もしくは軌跡(第1移動経路、第1移動軌跡)と呼ぶこともできる。
転写ユニット40は、シートSに対する画像形成動作が行われる第2内側位置と、第2外側位置とに移動する際、所定の空間を通過する。このように、転写ユニット40が第2内側位置から第2外側位置に移動する際に通過する空間を、第2空間(転写ユニット40の移動空間)と呼ぶ。第2空間は、転写ユニット40が第2内側位置から第2外側位置に移動する際に通過する経路もしくは軌跡(第2移動経路、第2移動軌跡)と呼ぶこともできる。
シートSに対する画像形成動作が行われる際の定着装置80の位置(使用位置)と、第1空間、第2空間とは、以下のような関係を有する。
すなわち、図6、図7に示すように、使用位置にある定着装置80の少なくとも一部は、第1空間と重なっている。言い換えれば、定着装置80が使用位置にある状態で、定着装置80の少なくとも一部は、第1空間の内側にある。
本実施例においては、定着装置80の少なくとも一部は、トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動する際、カートリッジPが通過する空間と重なっているが、トレイ51が通過する空間と重なるように配置されていてもよい。
これにより、使用位置にある定着装置80が、第1空間の外側に位置する構成と比較して、装置本体1Aを小型化することができる。
なお、図6に示すように、本実施形態においては、ドア20が閉じ状態にあるとき、両面搬送路20aの少なくとも一部は、第1空間と重なっている。すなわち、ドア20が閉じ状態にあるとき、両面搬送路20aの少なくとも一部は、第1空間の内側にある。
上述したように、使用位置にある定着装置80の少なくとも一部は、第1空間の内側にある。したがって、定着装置80が使用位置にある状態では、トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動することが規制される。一方、定着装置80は使用位置から退避可能に構成されている。定着装置80が使用位置から退避した状態では、トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動することが許容される。トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動するとき、トレイユニット50は定着装置80の下方を通過する。なお、定着装置80は、使用位置と退避位置において、第2空間の外側にある。したがって、定着装置80が使用位置にある状態および定着装置80が退避位置にある状態の両方において、転写ユニット40は第2内側位置から第2外側位置に移動することができる。転写ユニット40が第2内側位置から第2外側位置に移動するとき、転写ユニット40は定着装置80の下方を通過する。
定着装置80は、定着部81を支持する定着枠体80aを有する。定着装置80が使用位置から退避する際、定着枠体80aは、定着部81を支持した状態で、装置本体1Aに対して変位する。
トレイユニット50を装置本体1Aの外側に引き出す際には、まず、図2のようにドア20を開位置に移動する。本実施例において、定着装置80が使用位置に位置された状態で、ドア20は開位置と閉位置に移動することができる。そして、ドア20が開位置にある状態で、そして、ドア20が開位置にある状態で、図3のように定着装置80を第1空間の外側に移動するように、使用位置から退避位置に移動させる。
本実施例のプリンタ1においては、定着装置80は、装置本体1Aに取り付けられた状態で、使用位置と、使用位置から退避した退避位置の間を移動可能である。本実施形態において、定着装置80が退避位置にあるとき、定着装置80の全体が第1空間の外側に位置される。
定着装置80は、使用位置から持ち上げられて、使用位置の上方の退避位置に位置される。言い換えれば、退避位置は使用位置よりも高い位置である。図7に示すように、定着装置80が退避位置にあるとき、定着装置80の少なくとも一部は、装置本体1Aの外側に向けて、装置本体1Aから突出した位置にある。さらに、定着装置80が退避位置にあるとき、定着装置80の少なくとも一部の位置は、閉位置にあるカバー20の上カバー部20bの位置よりも高い。これにより、鉛直方向Vについて、定着装置80が使用位置にあるときのプリンタ1のサイズを小さく維持しつつ、定着装置80が退避位置に移動することで、トレイユニット50が移動するための空間を確保することができる。なお、定着装置80が退避位置にある状態では、ドア20は閉位置を取ることが制限される。
具体的には、プリンタ1は、装置本体1Aに対して移動可能に連結された連結部材(定着連結部材、定着リンク、アーム)85を有する。定着装置80は、連結部材85を介して装置本体1Aに連結されている。
連結部材85は、回転中心85Aを中心に回転可能であり、トレイユニット50を装置本体1Aの外側に引き出す際には、連結部材85は第1空間の外側に移動される。連結部材85の一端には定着装置80が回動可能に接続されており、連結部材85の他端は、回転中心85Aを中心に回転可能に装置本体1Aに接続されている。定着装置80は、連結部材85に支持された状態(連結部材85を介して装置本体1Aに連結された状態)で、使用位置から退避位置に移動可能、また退避位置から使用位置に移動可能である。連結部材85は、装置本体1Aおよび定着装置80に対して移動可能(揺動可能)に構成されている。つまり、定着装置80が連結部材85を介して装置本体1Aに接続されている。その結果、定着装置80が装置本体1Aに直接接続されている構成と比較して、定着装置80が退避位置と使用位置との間で移動するときの定着装置80の移動量を大きくすることができる。
図7に示すように、トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動する時、トレイユニット50の移動方向と水平方向Hのなす角は、トレイユニット50の移動方向と鉛直方向Vのなす角よりも小さい。さらに、定着装置80が使用位置から退避位置に移動する時、鉛直方向Vについての定着装置80の移動量は、水平方向Hについての定着装置80の移動量よりも大きい。言い換えれば、定着装置80が使用位置から退避位置に移動する時、トレイユニット50の移動方向と垂直な方向についての定着装置80の移動量は、トレイユニット50の移動方向と平行な方向についての定着装置80の移動量よりも大きい。
さらに、定着装置80が、装置本体1Aに固定されたガイドを介して装置本体1Aに取り付けられた状態で、使用位置と退避位置に移動するものであってもよい。この場合、ガイドの形状は任意である。
ただし、定着装置80を第1空間の外側に移動するための方法は、これに限られない。例えば、定着装置80を使用位置から退避するように装置本体1Aから取り外し可能として、定着装置80を第1空間の外側に移動してもよい。つまり、定着装置80を装置本体1Aおよびドア20から分離(メインフレーム100から分離)することで、定着装置80を第1空間の外側に位置させてもよい。また、定着装置80がドア20に連結されており、ドア20を開くことで、定着装置80を第1空間の外側に移動してもよい。
[トレイユニットと転写ユニットの関係]
図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7を用いて、トレイユニット50、転写ユニット40の関係について説明する。
図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7を用いて、トレイユニット50、転写ユニット40の関係について説明する。
図3で示すように、定着装置80が第1空間の外側に位置された状態で、トレイユニット50は使用者がトレイハンドル52を掴んで、装置本体1Aの外側に向けて移動される。
図6、図7で示すように、シートSに対する画像形成動作が行われる際の転写ユニット40の位置と、第1空間とは、以下のような関係を有する。
すなわち、シートSに対する画像形成動作が行われる際、転写ユニット40は第2内側位置にある。図6、図7に示すように、第2内側位置にある転写ユニット40の少なくとも一部は、第1空間と重なっている。言い換えれば、転写ユニット40が第2内側位置にある状態で、転写ユニット40の少なくとも一部は、第1空間の内側にある。
本実施例においては、転写ユニット40の少なくとも一部は、トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動する際、トレイ51が通過する空間と重なっているが、カートリッジPが通過する空間と重なるように配置されていてもよい。
これにより、第2内側位置にある転写ユニット40が、第1空間の外側に位置する構成と比較して、装置本体1Aを小型化することができる。
なお、本実施例におけるプリンタ1では、第1空間に重なる転写ユニット40の一部とは、清掃部材43Aを収容する清掃部43である。しかし、転写ユニット40の他の部分が第1空間に重なっていてもよい。また、本実施例においては第2内側位置にある転写ユニット40の清掃部材43Aは、第1空間と重なっている。
トレイユニット50と転写ユニット40は、以下の関係を満たすということができる。トレイユニット50が第1内側位置にあり、転写ユニット40が第2内側位置にある状態で、トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動する移動方向について、転写ユニット40の一部(清掃部43)はトレイユニット50の下流にある。また、鉛直方向Vについて、トレイユニット50の下流にある転写ユニット40の一部(清掃部43)が配置される領域(範囲)がトレイユニット50が配置される領域(範囲)と少なくとも部分的に重なる。
なお、本実施形態においては、ドア20が閉じ状態にあるとき、両面搬送路20aの少なくとも一部は、転写ユニット40が第2内側位置から第2外側位置に移動する際に通過する第2空間と重なっている。すなわち、ドア20が閉じ状態にあるとき、両面搬送路20aの少なくとも一部は、第2空間の内側にある。
上述のように、転写ユニット40が第2内側位置にある状態で、転写ユニット40の少なくとも一部は、第1空間の内側にある。そのため、本実施例では、使用者がトレイユニット50を装置本体1Aに対して第1内側位置から第1外側位置に移動する際に、転写ユニット40も装置本体1Aに対して第2内側位置から第2外側位置に移動される。つまり、転写ユニット40とトレイユニット50が一体化された状態で、トレイユニットが第1内側位置から第1外側位置に移動し、転写ユニット40が第2内側位置から第2外側位置に移動する。
トレイユニット50と転写ユニット40を一体的に移動することで、トレイユニット50が第1外側位置に移動する際に、感光ドラム61が露出されることを抑制し、感光ドラム61に傷や汚れが付くことを抑制できる。
図7に示すように、ドア20が開かれ、トレイユニット50が第1外側位置にあり、転写ユニット40が第2外側位置にある状態では、転写ユニット40がトレイユニット50の下方からトレイユニット50を支持している。さらに、本実施形態においては、ドア20が転写ユニット40を支持する。つまり、ドア20に支持された転写ユニット40がトレイユニット50を支持している。この状態は、ドア20が転写ユニット40を介してトレイユニット50を支持しているということもできる。
トレイユニット50と転写ユニット40を一体的に移動するための構成について、図8、図9、図10を用いて説明する。図8、図9、図10は、トレイユニット50のトレイ51と転写ユニット40を連結する連結部材(レバー、ストッパ、ロック部材)53について説明する図である。
本実施例に係るプリンタ1は、ロック部材53を有する。本実施例において、ロック部材53はトレイユニット50のトレイ51に設けられている。ロック部材53は、転写ロック部53Aを有し、回転中心53Bの周りに回転可能である。
トレイ51は転写連結部51Aを備えている。転写ユニット40は、駆動ローラ46、テンションローラ47、一次転写ローラ42を支持する転写フレーム48を備え、転写フレーム48にはトレイ連結溝48Aと、ロック連結部48Bが設けられている。
ロック部材53は、回転中心53Bの周りに回転することで、転写ロック部53Aがロック連結部48Bに係合し、転写ユニット40とトレイユニット50が連結される連結位置と、連結位置から退避した解除位置に移動可能である。
トレイ連結溝48Aに転写連結部51Aが係合することで、トレイユニット50は、転写ユニット40に対して、第1取り外し方向Dd1と、第1取り外し方向Dd1に直交する方向に移動することが規制される。一方、転写ユニット40は、トレイユニット50に対して、第2取り付け方向Da2と、第2取り付け方向Da2に直交する方向に移動することが規制される。
これと類似の構成は、テンションローラ47の回転軸線方向におけるテンションローラ47の両端部付近、駆動ローラ46の回転軸線方向における駆動ローラ46の両端部付近の合計4か所に設けられている。
連結位置にあるロック部材53の転写ロック部53Aがロック連結部48Bに係合すると、トレイユニット50は転写ユニット40に対して第1取り付け方向Da1に移動することが規制される。一方、転写ユニット40はトレイユニット50に対して第2取り出し方向Dd2に移動することが規制される。
ロック部材53およびロック連結部48Bも、テンションローラ47の回転軸線方向において、転写ユニット40の両端部に設けてもよい。
つまり、トレイ連結溝48Aに転写連結部51Aが係合し、連結位置にあるロック部材53がロック連結部48Bと係合した状態では、転写ユニット40とトレイユニット50は互いに対して移動することが規制される。なお、この状態で、転写ユニット40とトレイユニット50の間に遊びがあってもよい。
つまり、転写連結部51Aとロック部材53はトレイ側連結装置としての機能を有し、トレイ連結溝48Aとロック連結部48Bは転写側連結装置としての機能を有するということができる。トレイ側連結装置と、転写側連結装置が連結することにより、トレイユニット50と転写ユニット40が連結され、トレイユニット50と転写ユニット40は一体的に移動する。
一方、図10に示すように、装置本体1Aは、ロック解除部1Bを有している。トレイユニット50が第1内側位置にあり、転写ユニット40が第2内側位置にある状態では、ロック部材53はロック解除部1Bと接触し、解除位置にある。この状態では、転写ロック部53Aがロック連結部48Bから離れている。
ロック部材53が解除位置にある状態で、トレイユニット50を第1取り出し方向Dd1に移動すると、転写連結部51Aによって転写ユニット40が第2取り出し方向Dd2に向けて押される。その結果、転写ユニット40もトレイユニット50と一体的に第2取り出し方向Dd2に向けて移動される。トレイユニット50が第1取り出し方向Dd1に所定距離移動すると、ロック部材53がロック解除部1Bから離れ、連結位置に移動し、ロック連結部48Bに係合する。ロック部材53が連結位置にあり、ロック連結部48Bに係合した状態で、トレイユニット50は第1外側位置に、転写ユニット40は第2外側位置に移動される。
ロック部材53がロック連結部48Bに係合した状態で、トレイユニット50を第1取り付け方向Da1に移動すると、ロック部材53によって転写ユニット40が第2取り付け方向Da2に向けて押される。その結果、転写ユニット40もトレイユニット50と一体的に第2取り付け方向Da2に向けて移動される。
ロック部材53がロック連結部48Bに係合した状態で、転写ユニット40を第2取り付け方向Da2に移動すると、転写ユニット40が転写連結部51Aを押し、トレイユニット50が第1取り付け方向Da1に向けて押される。その結果、トレイユニット50も転写ユニット40と一体的に第1取り付け方向Da1に向けて移動される。
トレイユニット50と転写ユニット40を一体的に装置本体1Aの内側に向けて移動する場合、ロック解除部1Bによってロック部材53が解除位置に移動される。この状態では、トレイユニット50を第1取り付け方向Da1に移動させても、転写ユニット40は移動しない。そのため、ドア20を閉じる過程で、二次転写ローラ45が転写ユニット40と接触する力によって、転写ユニット40は第2取り付け方向Da2に向けて押され、装置本体1Aの奥(第2内側位置)まで押し込まれる。つまり、転写ユニット40が第2内側位置に位置されるように、ドア20は転写ユニット40を押すことができる。また、トレイユニット50が第1内側位置に位置されるように、ドア20はトレイユニット50を押してもよい。
一方、ロック部材53が解除位置にあり、トレイユニット50が第1内側位置にある状態で、転写ユニット40を第2取り出し方向Dd2に移動すると、転写ユニット40はトレイユニット50から独立して、第2内側位置から第2外側位置に移動することができる。本実施例におけるプリンタ1では、図5で示すように、トレイユニット50が装置本体1Aの内側(第1内側位置)に位置された状態で、転写ユニット40を装置本体1Aの外側(第2外側位置)に移動することができる。転写ユニット40は装置本体1Aから取り外し可能であり、新しい転写ユニット40に交換することができる。
本実施例では、トレイユニット50が第1内側位置にある状態では、トレイユニット50は転写ユニット40から独立して装置本体1Aに対して位置決めされる。また、転写ユニット40が第2内側位置にある状態では、転写ユニット40はトレイユニット50から独立して装置本体1Aに対して位置決めされる。これは、転写ユニット40とトレイユニット50のそれぞれを装置本体1Aに対して精度よく位置決めすることを優先しているためである。そのため、トレイユニット50が第1内側位置にあり、転写ユニット40が第2内側位置にある状態では、トレイ連結溝48Aと転写連結部51Aの間には、若干のクリアランスが設けられている。
トレイユニット50が第1内側位置にあり、転写ユニット40が第2内側位置にある状態で、トレイユニット50と転写ユニット40が互いに位置決めできるように、トレイ連結溝48Aと転写連結部51Aの間のクリアランスをなくしてもよい。この場合は、転写ユニット40とトレイユニット50を互いに対して精度よく位置決めすることができる。
[トレイユニットと転写ユニットの移動]
図1、図6,図7で示すように、トレイユニット50と転写ユニット40は、装置本体1Aに装着されている状態では、水平方向Hに対して傾いている。
図1、図6,図7で示すように、トレイユニット50と転写ユニット40は、装置本体1Aに装着されている状態では、水平方向Hに対して傾いている。
より具体的には、トレイユニット50が第1内側位置にある状態では、第1端部1b1に近い感光ドラム61の回転軸線は、第1端部1b1から遠い感光ドラム61の回転軸線よりも、鉛直方向Vで上方に位置する。
つまり、トレイユニット50が第1内側位置にある状態で、第2感光ドラムは第1感光ドラムよりも第1端部1b1に近く、かつ第2感光ドラムの回転軸線は、第1感光ドラムの回転軸線よりも鉛直方向Vで上方に位置する。同様に、第3感光ドラムは第2感光ドラムよりも第1端部1b1に近く、かつ第3感光ドラムの回転軸線は、第2感光ドラムの回転軸線よりも鉛直方向Vで上方に位置する。第4感光ドラムは第3感光ドラムよりも第1端部1b1に近く、かつ第4感光ドラムの回転軸線は、第3感光ドラムの回転軸線よりも鉛直方向Vで上方に位置する。
ここで、各感光ドラム61の中心を結ぶ直線を直線LDとする。本実施例においては、トレイユニット50が第1内側位置にあるときは、直線LDは、第1端部1b1から遠い側から、第1端部1b1に近い側に向けて、水平方向Hに対して上方に傾斜している。
さらに、第1感光ドラム、第2感光ドラム、第3感光ドラム、第4感光ドラムに当接するベルト41の当接面は、第1端部1b1から遠い側から、第1端部1b1に近い側に向けて、上方に傾斜する。
トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動する時、トレイユニット50は水平方向Hに対して傾斜した方向(本実施形態においては、水平方向Hに対して上方に傾斜した方向)に移動する。つまりトレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動する時、トレイユニット50は斜め上方に向けて移動する。
トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動する時、トレイユニット50の移動方向は、斜め上方から、下方に向けて変化する。トレイユニット50の移動方向は、水平方向Hと平行な方向、あるいは水平方向Hに対して斜め下方を含んでいてもよい。
直線LDと水平方向Hのなす角は、トレイユニット50が第1内側位置にあるときよりもトレイユニット50が第1外側位置にあるときのほうが小さい。本実施例において、トレイユニット50が第1外側位置にあるとき、直線LDと水平方向Hは平行であるが、直線LDが水平方向Hに対して、下方または上方に傾斜していてもよい。
同様に、転写ユニット40が第2内側位置から第2外側位置に移動する時、転写ユニット40の移動方向は、斜め上方から、下方に向けて変化する。転写ユニット40の移動方向は、水平方向Hと平行な方向、あるいは水平方向Hに対して斜め下方を含んでいてもよい。
ベルト41の当接面と水平方向Hのなす角は、転写ユニット40が第2内側位置にあるときよりも転写ユニット40が第2外側位置にあるときのほうが小さい。本実施例において、転写ユニット40が第2外側位置にあるとき、ベルト41の当接面と水平方向Hは平行であるが、ベルト41の当接面が水平方向Hに対して、下方または上方に傾斜していてもよい。
トレイユニット50を第1外側位置から第1内側位置に移動する場合、トレイユニット50は、水平方向Hに移動した後に、途中から斜め下方に移動する。転写ユニット40を第2外側位置から第2内側位置に移動する場合、転写ユニット40は、水平方向Hに移動した後に、途中から斜め下方に移動する。この構成によれば、トレイユニット50および転写ユニット40を装置本体1Aに挿入する際、トレイユニット50および転写ユニット40の自重を利用することができる。
(変形例)
上述したように、感光ドラム61、帯電ローラ62、現像ローラ71は、カートリッジPかトレイ51のいずれかに備えられていればよい。これについて、図11を用いて説明する。図11(a)~図11(d)は、変形例に係るトレイユニット50を示す図である。
上述したように、感光ドラム61、帯電ローラ62、現像ローラ71は、カートリッジPかトレイ51のいずれかに備えられていればよい。これについて、図11を用いて説明する。図11(a)~図11(d)は、変形例に係るトレイユニット50を示す図である。
例えば、図11(a)に示すように、トレイ51が感光ドラム61、帯電ローラ62を有し、カートリッジPが現像ローラ71を有していてもよい。
図11(b)に示すように、カートリッジPが、感光ドラム61、帯電ローラ62を有するドラムカートリッジP1と、現像ローラ71を有する現像カートリッジP2を含んでいてもよい。つまり、カートリッジPが、ドラムカートリッジP1と現像カートリッジP2とに分離可能であってもよい。この場合、ドラムカートリッジP1と現像カートリッジP2は、互いに独立してトレイ51に着脱可能であることが好ましい。
また、図11(c)に示すように、カートリッジPが、感光ドラム61、帯電ローラ62、現像ローラ71を有するカートリッジPRと、カートリッジPRに補給するためのトナーを有するカートリッジPTを含んでいてもよい。つまり、カートリッジPが、カートリッジPRとカートリッジPTに分離可能であってもよい。
また、図11(d)に示すように、カートリッジPが、感光ドラム61、帯電ローラ62を有するドラムカートリッジP1と、現像ローラ71を有する現像カートリッジP2と、現像カートリッジP2に補給するためのトナーを有するカートリッジPTを含んでいてもよい。つまり、カートリッジPが、ドラムカートリッジP1と、現像カートリッジP2と、カートリッジPTに分離可能であってもよい。
実施例2について説明する。実施例2においては、上述の各実施例において説明した構成と同様の構成については、各実施例で用いられた符号と同一の符号を用いて示す。また、各実施例と同様の構成については、説明を省略する場合がある。
[トレイユニットと転写ユニットの関係]
本実施例に係る画像形成装置としてのプリンタ101は、開口101A1を備える装置本体101Aを有する。プリンタ101、装置本体101A、開口101A1は、実施例1のプリンタ1、装置本体1A、開口1A1に対応する。
本実施例に係る画像形成装置としてのプリンタ101は、開口101A1を備える装置本体101Aを有する。プリンタ101、装置本体101A、開口101A1は、実施例1のプリンタ1、装置本体1A、開口1A1に対応する。
本実施例では、実施例1と同様に、転写ユニット40が第2内側位置にある状態で、転写ユニット40の少なくとも一部は、トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動する際に通過する第1空間の内側にある。実施例1では、トレイユニット50は転写ユニット40と共に装置本体1Aの外側に移動するように構成されていた。本実施例のプリンタ101では、転写ユニット40の一部(具体的には清掃部43)が第1空間の外側に位置するように、転写ユニット40が移動可能である。転写ユニット40の一部が第1空間から退避した状態で、トレイユニット50が装置本体101Aの外側に移動される。
図12、図13、図14を用いて、トレイユニット50、転写ユニット40の関係について説明する。図12は、実施例2のプリンタ101の全体構成を説明する図である。図13は、ドア20、定着装置80、転写ユニット40が移動した状態のプリンタ101を示す図である。図14は、トレイユニット50が引き出された状態のプリンタ101を示す図である。
トレイユニット50を移動させる前に、実施例1と同様にドア20、定着装置80を第1空間から退避させる。つまり、ドア20を開位置に移動した後に、定着装置80を使用位置から退避位置に移動する。さらに本実施例では、図13で示すように、転写ユニット40をトレイユニット50から離れる側に傾ける。その結果、転写ユニット40の一部としての清掃部43が、第1空間の外側に移動する。この状態では、ベルト41が感光ドラム61から離れている。
その後、使用者がトレイハンドル52を掴んで、トレイユニット50を装置本体101Aの外側に向けて移動することで、図14のようなトレイユニット50が開口101A1を通じて装置本体101Aから引き出された状態にすることができる。
本実施例の構成によれば、転写ユニット40が装置本体101Aの内部に位置された状態で、トレイユニット50を装置本体101Aの外側(第1外側位置)に移動することができる。また、トレイユニット50が第1内側位置にある状態で、転写ユニット40を第2外側位置に移動することもできる。したがって、トレイユニット50が転写ユニット40と共に装置本体101Aの外側に移動する構成と比較して、小さな力でトレイユニット50を移動することができる。本実施例においても、トレイユニット50は、第1内側位置から第1外側位置に移動するときに、定着装置80の下方を通過する。また、転写ユニット40は、第2内側位置から第2外側位置に移動するときに、定着装置80の下方を通過する。
実施例3について説明する。実施例3においては、各実施例において説明した構成と同様の構成については、各実施例で用いられた符号と同一の符号を用いて示す。また、各実施例と同様の構成については、説明を省略する場合がある。
[トレイユニットと転写ユニットの関係]
本実施例に係る画像形成装置としてのプリンタ201は、開口201A1を備える装置本体201Aを有する。プリンタ201、装置本体201A、開口201A1は、実施例1のプリンタ1、装置本体1A、開口1A1に対応する。
本実施例に係る画像形成装置としてのプリンタ201は、開口201A1を備える装置本体201Aを有する。プリンタ201、装置本体201A、開口201A1は、実施例1のプリンタ1、装置本体1A、開口1A1に対応する。
本実施例では、実施例1、実施例2と同様に、転写ユニット40が第2内側位置にある状態で、転写ユニット40の少なくとも一部は、トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動する際に通過する第1空間の内側にある。
本実施例のプリンタ201では、転写ユニット40の一部(清掃部43)がトレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動する際に通過する第1空間の外側に位置するように、転写ユニット40の一部(清掃部43)がベルト41に対して移動可能である。
図15、図16を用いて、トレイユニット50、転写ユニット40の関係について説明する。図15は、ドア20、定着装置80、清掃部43が移動した状態のプリンタ201を示す図である。図16は、トレイユニット50が引き出された状態のプリンタ201を示す図である。
トレイユニット50を移動させる前に、実施例1と同様にドア20、定着装置80を第1空間から退避させる。さらに本実施例3では、図15で示すように清掃部43を駆動ローラ46中心に回転させて、トレイユニット50から離し、第1空間の外側に移動する。
清掃部43は、ベルト41に対して移動して、第1空間の外側に移動する。駆動ローラ46中心に清掃部43を回転することで、クリーニングブレード43Aとベルト41が離れずに、清掃部43が移動することができる。
その後、使用者がトレイハンドル52を掴んで、トレイユニット50を装置本体201Aの外側に向けて移動することで、図16のように、トレイユニット50が装置本体201Aから引き出された状態にすることができる。本実施例ではトレイユニット50が移動する前に清掃部43を移動させたが、トレイユニット50の移動に合わせて、清掃部43が回転してもよい。
本実施例の構成によれば、転写ユニット40が装置本体201Aの内部に位置された状態で、トレイユニット50を装置本体201Aの外側に移動することができる。したがって、トレイユニット50が転写ユニット40と共に装置本体201Aの外側に移動する構成と比較して、小さな力でトレイユニット50を移動することができる。本実施例においても、トレイユニット50は、第1内側位置から第1外側位置に移動するときに、定着装置80の下方を通過する。また、転写ユニット40は、第2内側位置から第2外側位置に移動するときに、定着装置80の下方を通過する。
図17、図18、図19を用いて、実施例4について説明する。実施例4においては、上述の各実施例において説明した構成と同様の構成については、各実施例で用いられた符号と同一の符号を用いて示す。また、各実施例と同様の構成については、説明を省略する場合がある。
本実施例に係る画像形成装置としてのプリンタ301は、開口301A1を備える装置本体301Aを有する。プリンタ301、装置本体301A、開口301A1は、実施例1のプリンタ1、装置本体1A、開口1A1に対応する。
図17は、本実施例に係る画像形成装置してのプリンタ301の全体構成を説明する図である。図18は、ドア20を開いた状態での全体図である。図19は、トレイユニット50を引き出したときの全体図である。
本実施例においても、トレイユニット50と転写ユニット40は、以下の関係を満たすということができる。トレイユニット50が第1内側位置にあり、転写ユニット40が第2内側位置にある状態で、トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動する移動方向について、転写ユニット40の一部(本実施例では清掃部43)はトレイユニット50の下流にある。また、鉛直方向Vについて、トレイユニット50の下流にある転写ユニット40の一部(清掃部43)が配置される領域がトレイユニット50が配置される領域と少なくとも部分的に重なる。
実施例4のトレイユニット50が装置本体301Aの外部に移動する軌跡について説明する。図18で示すようにドア20を開く動作に連動してトレイユニット50は、転写ユニット40から離れる側に持ち上げられる。この時のトレイユニット50の位置を、第1中間位置と呼ぶことができる。なお、この状態でドア20が閉じられると、トレイユニット50が下降して、第1内側位置に移動する。トレイユニット50が第1中間位置にある状態では、ベルト41は感光ドラム61から離れている。
その後、転写ユニット40と定着装置80の間の開口301A1を通って、トレイユニット50は装置本体301Aの外部に移動する。
実施例4のプリンタ301は、装置本体301Aの内部において、使用位置にある定着装置80と、第2内側位置にある転写ユニット40が、トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動する際に通過する第1空間の外側に配置されている。そのため、定着装置80と転写ユニット40が、シートSへの画像形成が行われるときと同じ位置に位置していたとしても、トレイユニット50を装置本体301Aの外側に移動することができる。
本実施例における装置本体301Aは、トレイユニット50を持ち上げることが可能になるスペースを確保する必要がある一方で、トレイユニット50を装置本体301Aの外側に引き出す際に、定着装置80や、転写ユニット40を移動する必要がない。また、トレイユニット50が転写ユニット40と共に装置本体301Aの外側に移動する構成と比較して、小さな力でトレイユニット50を移動することができる。本実施例においても、トレイユニット50は、第1内側位置から第1外側位置に移動するときに、定着装置80の下方を通過する。また、転写ユニット40は、第2内側位置から第2外側位置に移動するときに、定着装置80の下方を通過する。
図20、図21、図22を用いて、実施例5について説明する。実施例5においては、上述の各実施例において説明した構成と同様の構成については、各実施例で用いられた符号と同一の符号を用いて示す。また、各実施例と同様の構成については、説明を省略する場合がある。
本実施例に係る画像形成装置としてのプリンタ401は、開口401A1を備える装置本体401A、ドア420を有する。プリンタ401、装置本体401A、開口401A1は、実施例1のプリンタ1、装置本体1A、開口1A1に対応する。
図20は、本実施例に係る画像形成装置としてのプリンタ401の全体構成を説明する図である。図21は、ドア20、定着装置80が移動した状態のプリンタ401を示す図である。図22は、トレイユニット50が引き出された状態のプリンタ401を示す図である。
実施例1~4では、感光ドラム61に形成されたトナー像は、転写ユニット40のベルト41に転写された後、二次転写部においてベルト41からシートSに転写される。つまり、実施例1~4の転写ユニット40は、所謂中間転写ユニットとしての機能を有する。
一方、本実施例5では、転写ユニット440は、シートSが感光ドラム61と接触して感光ドラム61からシートSにトナー像が転写されるように、シートSをベルト(搬送ベルト)441で搬送する。つまり、本実施例における転写ユニット(転写装置)440は、所謂搬送ベルトユニットとしての機能を有する。
本実施例5における画像形成装置としてのプリンタ401は、装置本体401A、シート給送部430、転写ユニット440を有する。実施例1と同様に、装置本体401Aの一端側には、定着装置80が配置される。
転写ユニット440は、シートSを搬送するベルト441、4つの一次転写ローラ442、駆動ローラ446、テンションローラ447を有する。本実施例におけるプリンタ1には、ベルト441に転写されたトナー像を検知する光学センサ44が配置されている。
トレイユニット50は、装置本体401Aの一端側から、装置本体401Aの外側に移動する。具体的には、装置本体401Aの一端側には、トレイユニット50が通過する開口401A1が備えられる。ドア420は、開口401A1を覆う閉位置と、開口401Aが露出される開位置の間を移動可能である。
実施例1と同様に、画像情報に基づいて、感光ドラム61にトナー像が形成される。一方、シート給送部430から給紙されたシートSは、ベルト441によって、感光ドラム61と当接しながら搬送される。このとき、一次転写ローラ442に転写電圧が印可されることで、感光ドラム61からシートSにトナー像が転写される。
トナー像が転写されたシートSは、定着装置80に向けて搬送され、定着装置80によってトナー像がシートSに定着される。
片面印刷が行われる場合、定着装置80を通過したシートSは、フラッパ5によって、装置本体401Aの上部に形成された排出トレイに排出される。両面印刷が行われる場合、フラッパ5によって反転されたシートSは、ドア420の内部の両面搬送路420aからシート給送部430の上方に設けられた戻し搬送路を通って、再びベルト441に受け渡される。ベルト441によって、シートSは感光ドラム61と当接する位置に搬送される。そして、感光ドラム61からシートSの裏面にトナー像が転写された後、シートSは定着装置80を通過し、排出トレイに排出される。
実施例1と同様に、シートSに対する画像形成動作が行われる際の定着装置80の少なくとも一部は、トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動する際に通過する第1空間と重なっている。したがって、トレイユニット50を装置本体401Aの外側に移動する際には、定着装置80は第1空間の外側に移動される。
本実施例のプリンタ401も、実施例1のプリンタ1と同様に、定着装置80が装置本体401Aの一端側に配置されつつ、装置本体401Aの一端側を通じて転写ユニット440とトレイユニット50を装置本体401Aの内外に移動可能とされている。つまり、転写ユニット440が第2内側位置から第2外側位置に移動するときに、転写ユニット440は、装置本体401Aの他端側(第2端部1b2)から遠ざかるように移動する。また、トレイユニット50が第1内側位置から第1外側位置に移動するとき、トレイユニット50は装置本体401Aの他端側(第2端部1b2)から遠ざかるように移動する。その結果、使用者は、ジャムの解消や、定着装置80へのアクセス、転写ユニット440とトレイユニット50の操作などの作業を一方向から行うことができる。
本実施例では、トレイユニット50は単独で第1外側位置に移動可能であるが、実施例1同様に転写ユニット440と一体で第1外側位置に移動してもよい。本実施例においても、トレイユニット50は、第1内側位置から第1外側位置に移動するときに、定着装置80の下方を通過する。また、転写ユニット440は、第2内側位置から第2外側位置に移動するときに、定着装置80の下方を通過する。
図23、図24、図25を用いて、実施例6について説明する。実施例6においては、上述の各実施例において説明した構成と同様の構成については、各実施例で用いられた符号と同一の符号を用いて示す。また、各実施例と同様の構成については、説明を省略する場合がある。
本実施例に係る画像形成装置としてのプリンタ501は、開口501A1を備える装置本体501A、ドア20を有する。プリンタ501、装置本体501A、開口501A1は、実施例1のプリンタ1、装置本体1A、開口1A1に対応する。
さらに、プリンタ501は、転写ユニット(転写装置)540,トレイユニット550、スキャナ502を有する。転写ユニット540,トレイユニット550、スキャナ502は、実施例1の転写ユニット40,トレイユニット50,スキャナ2に対応する。
本実施例におけるプリンタ501は、転写ユニット540がトレイユニット550の上方に配置され、スキャナ502がトレイユニット550の下方に配置されている。
図23を用いて、画像形成装置としてのプリンタ501について説明する。図23は、プリンタ501の全体構成を説明する図である。
本実施例におけるトレイユニット550は、トレイ(支持部材、ドロワ)551と、カートリッジPPY、PPM、PPC、PPKを有する、トレイ551はトレイハンドル552を有する。カートリッジPPY、PPM、PPC、PPKは、トレイ551に対して取り外し可能に装着されている。
カートリッジPPY、PPM、PPC、PPKのそれぞれは、互いに対して独立してトレイ551に対して着脱可能である。カートリッジPPY、PPM、PPC、PPKは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナー(現像剤)を収容する。カートリッジPPY、PPM、PPC、PPKは、収容するトナーの色が異なること以外は同じ構成である。そのため、カートリッジPPY、PPM、PPC、PPKを区別する必要がないときに、カートリッジPPY、PPM、PPC、PPKを、単にカートリッジPPと呼ぶ場合もある。
トレイユニット550は、4つの感光ドラム(像担持体)61、4つの帯電ローラ62(帯電部材)、4つの現像ローラ(現像剤担持体)71を有する。本実施例では、カートリッジPPKを第1カートリッジ、カートリッジPPCを第2カートリッジ、カートリッジPPMを第3カートリッジ、カートリッジPPYを第4カートリッジと呼ぶ。本実施例においては、カートリッジPPが感光ドラム61、帯電ローラ62、現像ローラ71を有する。
転写ユニット540は、ベルト541、一次転写ローラ42、清掃部43、ベルト541を駆動する駆動ローラ46、テンションローラ(被駆動ローラ)47を有する。
本実施例におけるプリンタ501には、ベルト541に転写されたトナー像を検知する光学センサ44、搬送ローラ553を有する搬送ユニット(搬送部)590が備えられる。
搬送ユニット590は、シートSの搬送方向について、二次転写部の上流側に配置されており、シートSを二次転写部および定着装置80に向けて搬送するように構成されている。
本実施例において、ベルト541は感光ドラム61の上方に配置され、一次転写部が形成されるように感光ドラム61に当接可能である。また、プリンタ501は、二次転写部が形成されるようにベルト541に当接する二次転写ローラ45を有する。一次転写ローラ42の回転軸線方向、駆動ローラ46の回転軸線方向、テンションローラ47の回転軸線方向、二次転写ローラ45の回転軸線方向は平行である。
図24は、ドア20、転写ユニット540、搬送ユニット590が移動した状態のプリンタ501を示す図である。図25は、トレイユニット550を引き出した状態のプリンタ501を示す図である。
転写ユニット540とトレイユニット550は、装置本体501Aの内部から外部に移動可能である。具体的には、水平方向において、装置本体501Aの一端側には、定着装置80が配置されるとともに、転写ユニット540とトレイユニット550が通過する開口501A1が形成されている。
装置本体501Aに取り付けられたドア20は、開口501A1を覆う閉位置(図23)と開位置(図24)の間を移動可能である。
水平方向Hについて、装置本体501Aは、開口501A1が備えられた第1端部501b1と、第1端部501b1と反対の第2端部501b2を有している。トレイユニット550は、開口501A1を通じて、装置本体501Aの内側の第1内側位置と、装置本体501Aの外側の第1外側位置に移動可能である。転写ユニット540は、開口501A1を通じて、装置本体501Aの内側の第2内側位置と、装置本体501Aの外側の第2外側位置に移動可能である。開口501A1は、トレイユニット550が通過する開口と、転写ユニット540が通過する開口を含んでいてもよい。
水平方向Hについて、定着装置80は第2端部501b2よりも第1端部501b1に対して近い。つまり、水平方向Hについて、定着装置80と第1端部501b1の距離は、定着装置80と第2端部501b2の距離よりも短い。
また、トレイユニット550が第1内側位置から第1外側位置に移動するとき、トレイユニット550の移動方向は感光ドラム61の回転軸線に交差する方向である。このときトレイユニット550は、第2端部501b2から遠ざかるように移動する。
上述したように、転写ユニット540が第2内側位置から第2外側位置に移動するとき、転写ユニット540の移動方向は感光ドラム61の回転軸線に交差する方向である。このとき転写ユニット540は、第2端部501b2から遠ざかるように移動する。
本実施例において、搬送ユニット590の少なくとも一部は、シートSへの画像形成動作が行われる位置において、トレイユニット550が第1内側位置から第1外側位置に移動する際に通過する第1空間の内側に位置する。
トレイユニット550を第1内側位置から第1外側位置に移動する際、本実施例では、図24で示すように転写ユニット540をトレイユニット550から離れる側に傾ける。
一方、搬送ユニット590は時計方向に回転し、トレイユニット550から離れ、第1空間の外側に移動する。その後、使用者がトレイハンドル552を掴んで、トレイユニット550を装置本体501Aの外側に向けて移動することで、図25のようなトレイユニット550が装置本体501Aの外に引き出された状態にすることができる。
トレイユニット550が装置本体501Aの外部に移動された状態(図25)で、トレイ551からカートリッジPPY、PPM、PPC、PPKを取り外すこと、およびトレイ551にカートリッジPPY、PPM、PPC、PPKを取り付けることが許容される。これにより、カートリッジPPY、PPM、PPC、PPKを、新しいカートリッジPPY、PPM、PPC、PPKに交換することができる。
さらに、転写ユニット540は装置本体501Aから取り外し可能であり、新しい転写ユニット540に交換することができる。
本実施例のプリンタ501は、実施例1のプリンタ1と同様に、定着装置80が装置本体501Aの一端側に配置されつつ、装置本体501Aの一端側を通じて転写ユニット540とトレイユニット550を装置本体501Aの内外に移動可能とされている。その結果、使用者は、ジャムの解消や、定着装置80へのアクセス、転写ユニット540とトレイユニット550の操作などの作業を一方向から行うことができる。本実施例においても、トレイユニット550は、第1内側位置から第1外側位置に移動するときに、定着装置80の下方を通過する。また、転写ユニット540は、第2内側位置から第2外側位置に移動するときに、定着装置80の下方を通過する。
各実施例において示した構成は、必要に応じて適宜組み合わせることができる。
1、101,201,301,401,501 プリンタ
1A1、101A1、201A1、301A1、401A1、501A1 開口
20 ドア
40、440,540 転写ユニット
50、550 トレイユニット
80 定着装置
1A1、101A1、201A1、301A1、401A1、501A1 開口
20 ドア
40、440,540 転写ユニット
50、550 トレイユニット
80 定着装置
Claims (13)
- 記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
水平方向について、開口が備えられた第1端部と、前記第1端部の反対の第2端部とを有する装置本体と、
前記記録材を加熱するように構成された定着装置と、
前記装置本体に取り付けられた開閉部材であって、前記定着装置から離れるように、前記開口を覆う閉位置から前記開口が露出される開位置に移動可能な前記開閉部材と、
第1カートリッジと、前記第1カートリッジが取り外し可能に装着される支持部材と、前記支持部材または前記第1カートリッジに備えられた第1感光ドラムと、を有し、前記装置本体の内側の第1内側位置と、前記装置本体の外側の第1外側位置とに移動可能な引き出しユニットと、
ベルトを有し、前記装置本体の内側の第2内側位置と、前記装置本体の外側の第2外側位置とに移動可能な転写装置であって、前記第2内側位置にある状態で、前記ベルトが前記第1感光ドラムに当接可能である転写装置と、
を有し、
前記定着装置は前記第2端部よりも前記第1端部に近く、
前記引き出しユニットが前記開口を通じて前記第1内側位置から前記第1外側位置に移動するとき、前記引き出しユニットは、前記第2端部から遠ざかるように、前記第1感光ドラムの回転軸線に交差する移動方向に向けて移動し、
前記転写装置が前記第2内側位置から前記第2外側位置に移動するとき、前記転写装置は前記第2端部から遠ざかるように移動することを特徴とする画像形成装置。 - 前記開閉部材が開かれ、前記引き出しユニットが前記第1外側位置にあり、かつ前記転写装置が前記第2外側位置にある状態で、前記開閉部材は前記転写装置を支持し、前記開閉部材に支持された前記転写装置は前記引き出しユニットを支持することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記引き出しユニットは、前記支持部材に取り外し可能に装着される第2カートリッジと、前記第2カートリッジまたは前記支持部材に備えられた第2感光ドラムと、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記引き出しユニットが前記第1内側位置にある状態で、前記第2感光ドラムは前記第1感光ドラムよりも前記第1端部に近く、かつ前記第2感光ドラムの回転軸線は、前記第1感光ドラムの回転軸線よりも鉛直方向で上方に位置することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記引き出しユニットが前記第1内側位置から前記第1外側位置に向けて移動するとき、前記引き出しユニットは前記水平方向に対して傾斜した方向に移動することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記引き出しユニットが前記第1内側位置から前記第1外側位置に向けて移動するとき、前記引き出しユニットは前記水平方向に対して上方に傾斜した方向に移動することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記開閉部材は前記閉位置において前記定着装置に向かう記録材が通過する第1経路を覆い、前記開閉部材は前記定着装置を通過した前記記録材が通過する第2経路を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記開閉部材が前記閉位置にあるとき、前記第2経路の少なくとも一部は、前記引き出しユニットが前記第1内側位置から前記第1外側位置に移動する際に通過する第1空間の内側にあることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記開閉部材が前記閉位置にあるとき、前記第2経路の前記少なくとも一部は、前記転写装置が前記第2内側位置から前記第2外側位置に移動する際に通過する第2空間の内側にあることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記転写装置は、前記ベルトを駆動する駆動ローラと、被駆動ローラとを含み、前記転写装置が前記第2内側位置から前記第2外側位置に移動する方向において、前記駆動ローラは前記被駆動ローラの下流側に位置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 記録材を前記定着装置に向けて搬送する搬送部と、を有し、
前記搬送部の少なくとも一部は、前記引き出しユニットが前記第1内側位置から前記第1外側位置に移動する際に通過する第1空間の内側に位置することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記定着装置が前記装置本体に連結された状態で、前記引き出しユニットが前記第1内側位置から前記第1外側位置に移動し、前記転写装置が前記第2内側位置から前記第2外側位置に移動することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記引き出しユニットは前記定着装置の下方を通過して前記第1内側位置から前記第1外側位置に移動し、前記転写装置は前記定着装置の下方を通過して前記第2内側位置から前記第2外側位置に移動することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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