JP2009130956A - 信号補正装置ならびに空気調和装置 - Google Patents

信号補正装置ならびに空気調和装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009130956A
JP2009130956A JP2007300360A JP2007300360A JP2009130956A JP 2009130956 A JP2009130956 A JP 2009130956A JP 2007300360 A JP2007300360 A JP 2007300360A JP 2007300360 A JP2007300360 A JP 2007300360A JP 2009130956 A JP2009130956 A JP 2009130956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
motor
value
current
offset
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007300360A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4458156B2 (ja
Inventor
Hirohito Maeda
浩仁 前田
Motonobu Ikeda
基伸 池田
Keisuke Shimatani
圭介 嶋谷
Tatsu Yagi
達 八木
Masafumi Hashimoto
雅文 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2007300360A priority Critical patent/JP4458156B2/ja
Priority to PCT/JP2008/070446 priority patent/WO2009066576A1/ja
Publication of JP2009130956A publication Critical patent/JP2009130956A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4458156B2 publication Critical patent/JP4458156B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/0092Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof measuring current only

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】モータに関する信号を精度良く取得することができる信号補正装置と、これを備えた空気調和装置とを提供する。
【解決手段】信号補正装置10は、A/D変換部10aと、オフセット更新部10bと、補正部10cとを備える。A/D変換部10aは、第2ファンモータ81に関する信号(具体的にはGND電流Igの瞬時値SA)をA/D変換する。オフセット更新部10bは、第2ファンモータ81の回転時、A/D変換部10aによりA/D変換された信号に基づいて、A/D変換された信号の補正に用いられるオフセット値を更新する。補正部10cは、更新後のオフセット値を用いて、A/D変換された信号を補正する。
【選択図】図4

Description

本発明は、信号補正装置に関する。また、本発明は、信号補正装置を備えた空気調和装置に関する。
空気調和装置は、圧縮機やファン等の各種機器を備えている。これらの機器の動力源としては、モータが良く用いられる。モータは、複数のスイッチング素子からなるモータ駆動部(以下、モータドライバと言う)と接続され、モータドライバ内の各スイッチング素子がオン及びオフを行うことで出力される駆動電圧により、回転することができる。
また、圧縮機やファン等の各種機器を適切な状態で動作させるために、モータの回転数を制御する場合がある。このようなモータの回転数制御には、モータに通電されるモータ電流が良く用いられる。ここで、モータ電流の検出方法としては、例えば特許文献1に開示されているように、モータ電流が流れる配線上に直列に接続されたシャント抵抗及びシャント抵抗の両端電圧を増幅するオペアンプ等で構成される電流検出部により、モータ電流を検出する技術が知られている。
特開2005−192358号公報
しかしながら、電流検出部を構成するシャント抵抗の値やオペアンプのゲイン等にはバラツキがあるため、電流検出部により検出されたモータ電流(即ち、電流検出部の検出結果)と実際のモータ電流との間には差が生じてしまう恐れがある。更に、抵抗やオペアンプ等の各部品及びモータは、例えばモータ回転時のように、電流が流れると発熱する特性を有している。そのため、検出されたモータ電流と実際のモータ電流との差は、各部品及びモータの発熱度合いによっても変化してしまう。そして、このような差は、電流検出部の検出結果であるモータ電流を用いて行われるモータの回転数制御に影響を及ぼす恐れがある。
また、モータとモータドライバとが個別に設けられる場合以外に、モータとモータドライバとがモータ装置中に内蔵されている場合がある。しかしながら、このようなモータ装置において、モータ部分に流れるモータ電流を検出するために特許文献1に係る技術を適用した場合、そのモータ装置の構成上、シャント抵抗が直列に接続された配線上には、モータ電流に加えてモータドライバを流れる駆動電流が流れてしまう。そのため、電流検出部が検出する駆動電流及びモータ電流からモータ電流を算出する処理が行われるが、モータの回転数の変化に伴い駆動電流が変化するため、モータ電流を精度良く算出するには、精度の良い駆動電流を取得する必要がある。
そこで、本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、例えばモータ電流等のモータに関する信号を精度良く取得することができる信号補正装置と、これを備えた空気調和装置とを提供することにある。
発明1に係る信号補正装置は、A/D変換部と、オフセット更新部と、補正部とを備える。A/D変換部は、モータに関する信号をA/D変換する。オフセット更新部は、モータの回転時、A/D変換部によりA/D変換された信号に基づいて、A/D変換された信号の補正に用いられるオフセット値を更新する。補正部は、更新後のオフセット値を用いて、A/D変換された信号を補正する。そして、オフセット更新部は、A/D変換部によりA/D変換された信号を所定回数取り込み、取り込んだ信号の数を信号の値毎にカウントする。次いで、オフセット更新部は、カウントした信号の数が最も多い信号の値をオフセット値として決定するか、または少なくともカウントした信号の数が最も多い信号の値に基づいて取り込んだ信号の加重平均値を算出し、これをオフセット値として決定する。
ここで、モータに関する信号としては、例えばモータに通電されるモータ電流や、モータを駆動するためのモータ駆動部に通電される駆動電流とモータ電流との和等が挙げられる。この信号補正装置によると、モータの回転時、モータに関する信号のオフセット値が更新され、更新後のオフセット値に基づいてモータに関する信号が補正される。特に、オフセット更新部は、所定回数取り込まれた信号のうち、最も数が多い信号の値をオフセット値として決定するか、または最も数が多い信号の値の加重平均値をオフセット値として決定する。これにより、オフセット値が正確に求められるため、信号補正装置からは、正確な信号が出力される。従って、例えばモータの回転数制御等の様々な制御を問題なく行うことができる。
発明2に係る信号補正装置は、発明1に係る信号補正装置であって、オフセット更新部は、A/D変換部によりA/D変換された信号のうち、その値が所定の範囲に含まれる信号を用いてオフセット値を更新する。
この信号補正装置によると、オフセット値の更新には所定の範囲に含まれる信号が用いられるため、オフセットの更新に用いられる信号の数を減らすことができる。従って、オフセット更新部がマイクロコンピュータで構成される場合、マイクロコンピュータの負荷を減らすことができる。また、オフセット値の演算時間を短くすることができる。
発明3に係る信号補正装置は、発明1または2に係る信号補正装置であって、モータに関する信号は、モータ電流と駆動電流との和である。ここで、モータ電流は、モータに通電される電流である。駆動電流は、モータ電流とは別の電流であって、モータを駆動するためのモータ駆動部に通電される電流である。そして、オフセット更新部は、A/D変換されたモータ電流及び駆動電流の和のうち、駆動電流をオフセット値として決定する。
この信号補正装置は、モータとモータ駆動部とがモータ装置内に内蔵されている場合に適用することができる。モータ及びモータ駆動部がモータ装置に内蔵されていると、その構造上、モータに通電された後のモータ電流が流れる配線とモータ駆動部に通電された後の駆動電流が流れる配線とを、別々に設けることが困難である。しかし、このような場合において本発明に係る信号補正装置を適用すると、A/D変換されたモータ電流及び駆動電流との和のうち、駆動電流がオフセット値として決定され、このオフセット値はモータ電流及び駆動電流の和の補正に用いられる。従って、信号補正装置は、例えばモータ電流と駆動電流との和から駆動電流として決定されたオフセット値を減算することで、モータ電流を精度良く算出することができる。
発明4に係る信号補正装置は、発明に係る信号補正装置であって、補正部は、A/D変換されたモータ電流と駆動電流との和からオフセット値を減算し、モータ電流を算出する。
この信号補正装置によると、モータ電流と駆動電流との和からオフセット値である駆動電流を減算することでモータ電流が求められる。オフセット値である駆動電流は、発明1の方法を用いて求められているため、正確な値であると言える。従って、信号補正装置は、モータ電流を精度良く求めることができる。
発明5に係る信号補正装置は、発明1または2に係る信号補正装置であって、モータに関する信号は、モータに通電されるモータ電流である。
この信号補正装置は、モータとモータ駆動部とが個別に分けられている場合に適用することができる。この信号補正装置によると、モータ電流は、更新後のオフセット値を用いて補正されるため、モータ電流をより精度良く求めることができる。
発明6に係る信号補正装置は、A/D変換部と、オフセット更新部と、補正部とを備える。A/D変換部は、モータに関する信号をA/D変換する。オフセット更新部は、モータの回転時、A/D変換部によりA/D変換された信号に基づいて、A/D変換された信号の補正に用いられるオフセット値を更新する。補正部は、更新後のオフセット値を用いて、A/D変換された信号を補正する。特に、オフセット更新部は、A/D変換部によりA/D変換された信号を取り込み、取り込んだ信号の数を信号の値毎にカウントする。オフセット更新部は、信号の値毎にカウントした信号の数のうちいずれかが第3所定数に至った場合、第3所定数に至った信号の値をオフセット値として決定する。または、オフセット更新部は、信号の値毎にカウントした信号の数のうちいずれかが第4所定数に至った場合、少なくとも第4所定数に至った信号の値に基づいて取り込んだ信号の加重平均値を算出し、これをオフセット値として決定する。
この信号補正装置によると、オフセット値は、取り込まれた信号のうち、カウントされた数が一番早く第3所定数に到達した信号の値に決定される。または、この信号補正装置によると、取り込まれた信号のうち、カウントされた数が一番早く第4所定数に到達した信号の値の加重平均値がオフセット値として決定される。このように、信号補正装置は、オフセット値をより正確に求めることができる。
発明に係る信号補正装置は、発明に係る信号補正装置であって、オフセット更新部は、A/D変換部によりA/D変換された信号のうち、その値が所定の範囲に含まれる信号を用いてオフセット値を更新する。
この信号補正装置によると、オフセット値の更新には所定の範囲に含まれる信号が用いられるため、オフセットの更新に用いられる信号の数を減らすことができる。従って、オフセット更新部がマイクロコンピュータで構成される場合、マイクロコンピュータの負荷を減らすことができる。また、オフセット値の演算時間を短くすることができる。
発明に係る信号補正装置は、発明5または6に係る信号補正装置であって、モータに関する信号は、モータ電流と駆動電流との和である。ここで、モータ電流は、モータに通電される電流である。駆動電流は、モータ電流とは別の電流であって、モータを駆動するためのモータ駆動部に通電される電流である。そして、オフセット更新部は、A/D変換されたモータ電流及び駆動電流との和のうち、駆動電流をオフセット値として決定する。
この信号補正装置は、モータとモータ駆動部とがモータ装置内に内蔵されている場合に適用することができる。モータ及びモータ駆動部がモータ装置に内蔵されていると、その構造上、モータに通電された後のモータ電流が流れる配線とモータ駆動部に通電された後の駆動電流が流れる配線とを、別々に設けることが困難である。しかし、このような場合において本発明に係る信号補正装置を適用すると、A/D変換されたモータ電流及び駆動電流との和のうち、駆動電流がオフセット値として決定され、このオフセット値はモータ電流及び駆動電流の和の補正に用いられる。従って、信号補正装置は、例えばモータ電流と駆動電流との和から駆動電流として決定されたオフセット値を減算することで、モータ電流を精度良く算出することができる。
発明に係る信号補正装置は、発明に係る信号補正装置であって、補正部は、A/D変換されたモータ電流と駆動電流との和からオフセット値を減算し、モータ電流を算出する。
この信号補正装置によると、モータ電流と駆動電流との和からオフセット値である駆動電流を減算することでモータ電流が求められる。オフセット値である駆動電流は、発明の方法を用いて求められているため、正確な値であると言える。従って、信号補正装置は、モータ電流を精度良く求めることができる。
発明10に係る信号補正装置は、発明6または7に係る信号補正装置であって、モータに関する信号は、モータに通電されるモータ電流である。
この信号補正装置は、モータとモータ駆動部とが個別に分けられている場合に適用することができる。この信号補正装置によると、モータ電流は、更新後のオフセット値を用いて補正されるため、モータ電流をより精度良く求めることができる。
発明11に係る空気調和装置は、発明1〜10のいずれかに係る信号補正装置と、ファンモータと、ファンと、制御部とを備える。ファンは、ファンモータにより回転駆動される。制御部は、信号補正装置の補正部により補正された信号に基づいて、ファンから室内に送られる風量の制御を行う。
例えば、モータに関する信号がモータ電流と駆動電流との和であって、補正部が、A/D変換されたモータ電流と駆動電流との和からオフセット値である駆動電流を減算し、モータ電流を算出する場合を例に採る。この場合、空気調和装置は、補正部により算出された正確なモータ電流に基づいて、例えば室内に送られる風量が一定となるような制御を行うことができる。
発明1に係る信号補正装置からは、正確な信号が出力されるため、例えばモータの回転数制御等の様々な制御を問題なく行うことができる。
発明2に係る信号補正装置によると、オフセット値の更新に用いられる信号の数を減らすことができるため、オフセット更新部がマイクロコンピュータで構成される場合、マイクロコンピュータの負荷を減らすことができる。また、オフセット値の演算時間を短くすることができる。
発明3に係る信号補正装置は、例えばモータ電流と駆動電流との和から駆動電流として決定されたオフセット値を減算することで、モータ電流を精度良く算出することができる。
発明4〜6に係る信号補正装置によると、モータ電流をより精度良く求めることができる。
発明7に係る信号補正装置によると、オフセット更新部がマイクロコンピュータで構成される場合、マイクロコンピュータの負荷を減らすことができる。また、オフセット値の演算時間を短くすることができる。
発明8〜10に係る信号補正装置によると、モータ電流を精度良く求めることができる。
発明11に係る空気調和装置によると、補正部により算出された正確なモータ電流に基づいて、例えば室内に送られる風量が一定となるような制御を行うことができる。
以下、本発明に係る信号補正装置及びこれを備えた空気調和装置について、図面を用いて説明する。
(1)構成
図1は、本発明の一実施形態に係る空気調和装置1の構成を示す平面概略図である。図1の空気調和装置1は、熱交換器の表面にシリカゲル等の吸着剤を担持したデシカント式の外調機であって、室内空間に供給される空気に対して冷房除湿運転、あるいは暖房加湿運転を行う。
このような空気調和装置1は、図1〜図4及び図8に示すように、主として、ケーシング2、第1及び第2熱交換器3a,3b、圧縮機4、圧縮機用モータ5、第1及び第2ファン6a,6b、第1ファンモータ7、第2ファンモータ装置8、電流検出装置9、信号補正装置10及び制御部11を備える。そして、第1熱交換器3a、第2熱交換器3b及び圧縮機4は、図2に示すような冷媒回路を構成している。
(1−1)ケーシング
ケーシング2は、略直方体の形状を有しており、その内部には第1及び第2熱交換器3a,3bや圧縮機4、第1及び第2ファン6a,6b等が収納されている。図1において、ケーシング2の左側面板21aには、室外空気OAをケーシング2内部に吸い込むための第1吸込口22と、室内空気RAをケーシング2内部に吸い込むための第2吸込口23とが形成されている。一方、ケーシング2の右側面板21bには、排出空気EAを室外に排出するための第1吹出口24と、調湿後の空気SAを室内に供給するための第2吹出口25とが形成されている。尚、第2吹出口25には、室内に延びる配管が接続されており、調湿された後の空気SAはこの配管を通じて室内に供給される。
また、ケーシング2の内部には、ケーシング2の内部を仕切る仕切板26が設けられている。この仕切板26により、ケーシング2の内部は、空気室S1と機械室S2とに分けられている。空気室S1には、第1及び第2熱交換器3a,3bや、各熱交換器3a,3bの仕切部材が配置されており、機械室S2には、第1及び第2熱交換器3a,3bを除く他の機器(具体的には、圧縮機4や第1及び第2ファン6a,6b等)が配置されている。
(1−2)熱交換器
第1熱交換器3a及び第2熱交換器3bは、図3に示すように、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型の熱交換器であって、略長方形板状に形成されたアルミニウム製の多数のフィン31と、このフィン31を貫通する銅製の伝熱管32とを備えている。各フィン31及び伝熱管32の外表面には、各熱交換器3a,3bを通過する空気に含まれる水分を吸着させる吸着剤がディップ成形(浸漬成形)等によって担持されている。ここで、吸着剤としては、ゼオライト、シリカゲル、活性炭、親水性または吸水性を有する有機高分子ポリマー系材料、カルボン酸基またはスルホン酸基を有するイオン交換樹脂系材料、感温性高分子等の機能性高分子材料等を使用することができる。
このような第1及び第2熱交換器3a,3bは、図2に示すように、膨張弁13を介して互いに接続されている。例えば、第1熱交換器3aは、第2吸込口23から吸い込まれた室内空気RAと熱交換を行い、第2熱交換器3bは、第1吸込口22から吸い込まれた室外空気OAと熱交換を行う。熱交換後の室内空気RAは、排出空気EAとして室外に排出され、熱交換後の室外空気OAは、調湿後の空気SAとして室内に供給される。
尚、上記第1及び第2熱交換器3a,3bは、第1熱交換器3aが凝縮器、第2熱交換器3bが蒸発器として機能する第1状態と、第1熱交換器3aが蒸発器、第2熱交換器3bが凝縮器として機能する第2状態とのいずれかを採り得るように、制御部11により制御される。第1状態においては、第1熱交換器3aが凝縮器として機能する際に吸着剤から水分を脱離させる吸着剤の再生動作、第2熱交換器3bが蒸発器として機能する際に吸着剤に水分を吸着させる吸着動作が行われる。また、第2状態においては、第1熱交換器3aが蒸発器として機能する際に吸着剤に水分を吸着させる吸着動作、第2熱交換器3bが凝縮器として機能する際に吸着剤から水分を脱離させる吸着剤の再生動作が行われる。このように、吸着動作と再生動作とが交互に行われると共に、各熱交換器3a,3bを通過して室内外へ供給される空気EA,SAの流路が切り換わることで、吸着剤における水分の吸着と放出(即ち脱離)とを継続して行うことができる。従って、空気調和装置1は、除湿性能或いは加湿性能を維持しつつ各種運転を行うことができる。
ここで、各熱交換器3a,3bを通過して室内外へ供給される空気EA,SAの流路切換は、図示しない切換ダンパにより行われる。切換ダンパは、室外空気OAや室内空気RAが第1熱交換器3a及び第2熱交換器3bのいずれかを通過した後第1吹出口24または第1吹出口25から吹き出されるように、空気の流路を切り換えるものである。
(1−3)圧縮機及び圧縮機用モータ
圧縮機4は、図2に示すように、四路切換弁12を介して第1熱交換器3a及び第2熱交換器3bに接続されている。圧縮機4は、蒸発器として機能する第1熱交換器3aまたは第2熱交換器3bからの冷媒を圧縮する。圧縮動作を行う圧縮機4は、圧縮機用モータ5により駆動される。
圧縮機用モータ5は、圧縮機4と接続されている。このような圧縮機用モータ5は、例えばブラシレスDCモータであって、圧縮機用モータ5用のドライバ51(図8)により回転駆動される。
(1−4)ファン及びファンモータ
第1ファン6aは、図1に示すように、第1吹出口24に対応する位置に設けられており、排出空気EAを第1吹出口24を介してケーシング2外部(具体的には室外)に送り出す。第2ファン6bは、第2吹出口25に対応する位置に設けられており、調湿後の空気SAを第2吹出口25を介してケーシング2外部(具体的には室内)に送り出す。第1ファン6aは、第1ファンモータ7(図8)により回転駆動され、第2ファン6bは、第2ファンモータ装置8(図8)により回転駆動される。
第1ファンモータ7は、第1ファン6aと接続されている。第1ファンモータ7は、圧縮機用モータ5と同様、例えばブラシレスDCモータであって、第1ファンモータ7用の第1モータドライバ71により回転制御される。第2ファンモータ装置8は、第2ファン6bと接続されており、図4及び図8に示すように、第2ファンモータ81と第2モータドライバ82(モータ駆動部に相当)とを含む装置である。第2ファンモータ81は、例えばブラシレスDCモータであって、具体的には複数の磁極を有する永久磁石からなるロータと、駆動コイルを有するステータとを有している。第2モータドライバ82は、第2ファンモータ81を回転駆動させるためのものであって、第2ファンモータ81の駆動コイルに電流を通電させるためのスイッチング素子を含む。このような構成を有する第2モータドライバ82は、ステータに対するロータの位置に応じた駆動電圧を第2ファンモータ81に出力する。
(1−5)電流検出装置
電流検出装置9は、第2ファンモータ装置8から出力される電流を検出するためのものであって、図4に示すように、信号補正装置10と共にプリント基板P1に実装されている。ここで、プリント基板P1と第2ファンモータ装置8とは、プリント基板P1のインターフェースIF1と第2ファンモータ装置8のインターフェースIF2との間の3本のハーネスL1,L2,L3により接続されている。これらの3本のハーネスL1〜L3のうち2本のハーネスL1,L2は、後述するモータ用電源装置90a及び駆動用電源装置90bそれぞれから出力される電源用のハーネスであって、残りの1本のハーネスL3は、第2ファンモータ装置8のGND用のハーネスである。
このような電流検出装置9は、モータ用電源装置90a、駆動用電源装置90b、モータ用電源配線91、駆動用電源配線92、電流平準化部93、GND配線94、電流検出部95、瞬時電流検出部96及び平均電流検出部97を備える。
〔モータ用電源装置及び駆動用電源装置〕
モータ用電源装置90aは、第2ファンモータ81供給用の電源(以下、モータ用電源という)を生成する。駆動用電源装置90bは、第2モータドライバ82供給用の電源(以下、駆動用電源という)を生成する。ここで、モータ用電源装置90a及び駆動用電源装置90bの種類としては、ドロッパー方式の電源やスイッチング電源等が挙げられる。
〔モータ用電源配線及び駆動用電源配線〕
モータ用電源配線91は、モータ用電源装置90aの出力とプリント基板P1のインターフェースIF1とを繋ぐ配線であって、モータ用電源装置90aから出力されたモータ用電源が印加される。そして、このモータ用電源は、ハーネスL1を介して第2ファンモータ装置8の第2ファンモータ81に印加される。従って、モータ用電源配線91上には、第2ファンモータ81に通電されるモータ電流Imが流れる。
駆動用電源配線92は、駆動用電源装置90bの出力とプリント基板P1のインターフェースIF1とを繋ぐ配線であって、駆動用電源装置90bから出力された駆動用電源が印加される。そして、この駆動用電源は、ハーネスL2を介して第2ファンモータ装置8の第2モータドライバ82に印加される。従って、駆動用電源配線92上には、第2モータドライバ82に通電される駆動電流Idが流れる。
〔電流平準化部〕
電流平準化部93は、GND配線94上に流れる前の駆動電流Id、具体的には駆動用電源配線92上を流れる駆動電流Idを平準化する。このような電流平準化部93は、抵抗R1とコンデンサC1とからなるフィルタ回路で構成されている。抵抗R1は、駆動用電源配線92上に直列に接続されており、コンデンサC1は、抵抗R1に対し並列に駆動用電源配線92に接続されている。より具体的には、コンデンサC1の一端q1は、駆動用電源配線92のうち抵抗R1よりも駆動電流Id下流側に接続され、他端q2は、GND配線94に接続されている。
ここで、抵抗R1の抵抗値及びコンデンサC1の容量値は、例えば以下のようにして決定される。先ず、電流平準化部93が備えられていない場合における第2ファンモータ81回転中の駆動電流Id'において、駆動電流Id'が特に変化するために平準化させるべき部分の周波数fを測定しておく(図5)。そして、この周波数fが、抵抗R1とコンデンサC1との時定数とほぼ等しくなるように、抵抗R1の抵抗値及びコンデンサC1の容量値を求める。このようにして決定された抵抗R1及びコンデンサC1で構成されるフィルタ回路により、駆動電流Id'は図6に示すように平準化される。
〔GND配線〕
GND配線94は、各種電源装置90a,90bのGNDとプリント基板P1のインターフェースIF1とを繋ぐ配線であって、ハーネスL3を介して第2ファンモータ装置8のGNDと接続されている。従って、GND配線94上には、第2ファンモータ81に通電されたモータ電流Imと、電流平準化部93により平準化されると共に第2モータドライバ82に通電された駆動電流Idとが流れる。以下より、説明の便宜上、GND配線94上を流れる電流(即ち、モータ電流Im及び平準化された駆動電流Id)を、GND電流Igという。
〔電流検出部〕
電流検出部95は、GND配線94上を流れるGND電流Ig、即ちモータ電流Imと平準化された駆動電流Idとの和を検出する。このような電流検出部95は、主として、シャント抵抗RsやオペアンプOP1等で構成されている。シャント抵抗Rsは、GND配線94に直列に接続されている。より具体的には、シャント抵抗Rsは、GND配線94上のうち、電流平準化部93におけるコンデンサC1の他端q2よりもGND電流Ig下流側に接続されている。オペアンプOP1の2つの入力端子は、それぞれシャント抵抗Rsの両端部に接続されており、出力端子は、瞬時電流検出部96及び平均電流検出部97に接続されている。このようなオペアンプOP1は、入力端子から入力された電圧を所定のゲインにより増幅させると、これを瞬時電流検出部96及び平均電流検出部97に出力する。
〔瞬時電流検出部及び平均電流検出部〕
瞬時電流検出部96は、電流検出部95により検出されたGND配線94上のGND電流Igの瞬時値SA、即ちモータ電流Imと駆動電流Idとの和の瞬時値SAを検出する。瞬時電流検出部96は、2つの抵抗R2,R3と1つのコンデンサC2とで構成されている。2つの抵抗R2,R3は、電流検出部95と瞬時電流伝送線路98との間に直列に接続されている。コンデンサC2は、抵抗R2,R3に対し並列に接続されている。より具体的には、コンデンサC2の一端は、2つの抵抗R2,R3の間に接続され、他端はGNDに接続されている。
平均電流検出部97は、電流検出部95により検出されたGND配線94上のGND電流Igの平均値SB、即ちモータ電流Imと駆動電流Idとの和の平均値SBを検出する。平均電流検出部97は、2つの抵抗R4,R5と2つのコンデンサC3,C4とで構成されている。2つの抵抗R4,R5は、電流検出部95と平均電流伝送線路99との間に直列に接続されている。2つのコンデンサC3,C4は、それぞれ抵抗R4,R5に対し並列に接続されている。より具体的には、コンデンサC3の一端は、2つの抵抗R4,R5の間に接続され、他端はGNDに接続されている。コンデンサC4の一端は、抵抗R5と平均電流伝送線路99との間に接続され、他端はGNDに接続されている。
ここで、上述した瞬時電流検出部96の抵抗R2,R3の抵抗値及びコンデンサC2の容量値、平均電流検出部97の抵抗R4,R5の抵抗値及びコンデンサC3,C4の容量値は、それぞれGND電流Igの瞬時値SA、平均値SBを検出可能な値に決定されている。例えば、抵抗R2〜R5及びコンデンサC2〜C4の各値は、瞬時電流検出部96における抵抗R2,R3及びコンデンサC2の第1時定数が平均電流検出部97における抵抗R4,R5及びコンデンサC3,C4の第2時定数よりも小さくなるように決定されている。
尚、GND電流Igの瞬時値SAには、図7に示すように、GND電流Igの平均値SB以下であってかつ0Aに近い区間や(区間A)、GND電流Igの平均値SB以上である区間(区間B)が生じている。これは、モータ電流Imが周期的に第2ファンモータ81に通電されるのに対し、駆動電流Idは電流平準化部93により平準化されほぼ一定の状態(即ち、0Aに近い状態)を保っていることに起因する(図6)。
(1−6)信号補正装置
信号補正装置10は、電流検出装置9による出力結果を補正するためのものであって、例えばRAMやROM等のメモリとCPUとを含むマイクロピュータで構成されている。このような信号補正装置10は、A/D変換部10a、オフセット更新部10b及び補正部10cを備える。
〔A/D変換部〕
A/D変換部10aは、電流検出装置9から出力された第2ファンモータ81に関する信号を取り込み、これを所定の時間間隔でサンプリングしてA/D変換する。ここで、第2ファンモータ81に関する信号は、第2ファンモータ81の回転時に電流検出装置9から出力される信号であって、具体的にはモータ電流Imや、GND電流Igの瞬時値SA及び平均値SB(即ち、モータ電流Imと駆動電流Idとの和の瞬時値SA及び平均値SB)が挙げられる。尚、サンプリングする際の所定の時間間隔は、A/D変換部10aが取り込む信号の周波数等に応じて適宜決定される。
〔オフセット更新部〕
オフセット更新部10bは、A/D変換された後のGND電流Igの瞬時値SAに基づいて、この瞬時値SAのオフセット値を更新する。オフセット値は、A/D変換されたGND電流Igの平均値SBが補正部10cにより補正される際に用いられる値である。特に、本実施形態に係るオフセット更新部10bは、図7に示すように、A/D変換されたGND電流Igの瞬時値SAが所定の範囲Xに含まれるか否かを判断し、所定の範囲Xに含まれると判断したGND電流Igの瞬時値SAを用いてオフセット値を更新する。ここで、所定の範囲Xは、第2モータドライバ82に通電されるべき駆動電流Idを中心として所定の幅を有するように決定されている。駆動電流Idは、既に述べたように、0Aに近い値でほぼ一定であるため、本実施形態に係る所定の範囲Xは、図7に示すように、GND電流Igの瞬時値SAの値が0Aに近い範囲に決定されている(図7)。
従って、本実施形態に係るオフセット更新部10bは、第2ファンモータ81の回転時におけるGND電流Igの瞬時値SA(即ち、モータ電流Im及び駆動電流Idの和)のうち、駆動電流Idであると判断した瞬時値SAをオフセット値として決定すると言うことができる(図7の値Y2)。このようにして決定されたオフセット値は、信号補正装置10内のメモリ(図示せず)に格納される。
尚、本実施形態に係るオフセット更新部10bがどのようにしてオフセット値を更新するかについては、「(2)オフセット値の更新方法」で詳述する。
〔補正部〕
補正部10cは、オフセット更新部10bにより更新されたオフセット値を用いて、A/D変換された第2ファンモータ81に関する信号を補正する。より具体的には、補正部10cは、A/D変換部10aによりA/D変換されたGND電流Igの平均値SB(即ち、図7の値Y1)からオフセット値(即ち、図7の値Y2)を減算する。このように、オフセット値を用いてA/D変換されたGND電流Igの平均値SBを補正することで、補正部10cは、モータ電流Imを算出することができる(Im=Y2−Y1)。
尚、信号補正装置10は、制御部11に接続されており、補正部10cにより算出されたモータ電流Imは、制御部11に出力される(図4)。
(1−7)制御部
制御部11は、RAMやROM等のメモリとCPUとで構成されるマイクロコンピュータである。本実施形態では、制御部11が、マイクロコンピュータで構成される信号補正装置10とは別に設けられている場合を例に取る。制御部11は、図8に示すように、四路切換弁12や膨張弁13、圧縮機用ドライバ51、第1モータドライバ71と接続されており、接続された各機器の制御を行う。例えば、制御部11は、四路切換弁12の経路切換制御や、圧縮機用ドライバ51及び第1モータドライバ71の駆動制御等を行う。
特に、本実施形態に係る制御部11は、第2ファンモータ装置8及び信号補正装置10とも接続されており、これらの機器の制御を行う。具体的には、制御部11は、信号補正装置10により出力されたモータ電流Imに基づいて第2ファンモータ81の回転数制御を行うことで、第2ファン6bから室内に送られる風量の制御を行う。例えば、制御部11は、室内への風量がほぼ一定となるように、第2モータドライバ82内の各スイッチング素子をオンオフさせるための制御信号をモータ電流Imに基づいて生成し、生成した制御信号を第2ファンモータ装置8に出力する。これにより、第2ファンモータ装置8の第2モータドライバ82からは、制御部11からの制御信号に基づいた駆動電圧が第2ファンモータ81に出力され、第2ファンモータ81は回転する。
上述したように、制御部11がモータ電流Imを用いて第2ファンモータ81の回転数制御を行い、室内への風量制御を行うことにより、例えば第2吹出口25から室内に延びる配管の長さや室内の広さにより変化する気圧等の影響を受けやすい風量を、ほぼ一定に保つことができる。
(2)オフセット値の更新方法
以下に、信号補正装置10のオフセット更新部10bがオフセット値を更新する方法について、図9〜13を用いて説明する。本実施形態に係るオフセット値の更新方法としては、以下の4つの方法が挙げられる。以下では、説明の便宜上、オフセット更新部10bにより取り込まれたA/D変換後のGND電流Igの瞬時値SAを、単に「信号」という。ここで、図9〜図12は、オフセット値の更新方法1〜4それぞれの流れを示すフロー図であって、図13は、オフセット更新部10bが取り込んだ信号の数を、信号の値(A/D値)を横軸、各値における信号の数を縦軸として示す分布グラフである。図13中の実線グラフは、更新方法1,2における信号を示し、点線グラフは、更新方法3,4における信号を示している。
(2−1)オフセット値の更新方法1
ステップS1〜S3:第2ファンモータ81が回転している場合(S1のYES)、オフセット更新部10bは、信号の取り込みを開始すると共に、信号の取り込み回数のカウントを開始する(S2)。そして、オフセット更新部10bは、取り込んだ信号の数を値毎にカウントする(S3)。
ステップS4〜S6:信号の取り込み回数が第1所定回数に達した場合(S4のYES)、オフセット更新部10bは、値毎にカウントした信号の数のうち、最も数の多い信号の値をオフセット値に決定し(S5。具体的には、図13(a)(b)の値"a0""b0")、これをメモリ内に一時的に格納する。次いで、オフセット更新部10bは、信号の取り込み回数及び値毎の信号の数をリセットする(S6)。尚、ステップS4において、信号の取り込み回数が第1所定回数に満たない場合には(S4のNO)、ステップS3以降の動作が繰り返される。
ステップS7:第2ファンモータ81が回転中の場合は、ステップS2以降の動作が繰り返される。
(2−2)オフセット値の更新方法2
ステップS11〜S13:ステップS11〜S13は、上述したオフセットの更新方法1に係るステップS1〜S3と同様であるため、説明を省略する。
ステップS14〜S16:信号の取り込み回数が第2所定回数に達した場合(S14のYES)、オフセット更新部10bは、値毎にカウントした信号の数のうち、最も数の多い信号の値を少なくとも用いて信号の加重平均値を算出し、これをオフセット値として決定する(S15)。例えば、図13(a)に示すように、グラフの頂点(即ち、最も多い信号の数)が所定の範囲Xのほぼ中心付近に位置する場合には、オフセット更新部10bは、グラフの頂点のA/D値"a0"を中心として、その両隣のA/D値"a1""a2"とこれらの信号の数等を用いて、加重平均値を算出する。また、図13(b)に示すように、グラフの頂点が所定の範囲Xの端に位置する場合には、オフセット更新部10bは、グラフの頂点のA/D値"b0"とこの信号の数や、頂点付近であってかつ所定の範囲X内であるA/D値"b1""b2"とこれらの信号の数等を用いて、加重平均値を算出する。次いで、オフセット更新部10bは、決定したオフセット値をメモリ内に格納し、信号の取り込み回数及び値毎の信号の数をリセットする(S16)。尚、ステップS14において、信号の取り込み回数が第2所定回数に満たない場合には(S14のNO)、ステップS13以降の動作が繰り返される。
ステップS17:第2ファンモータ81が回転中の場合は、ステップS12以降の動作が繰り返される。
(2−3)オフセット値の更新方法3
ステップS21〜S23:第2ファンモータ81が回転している場合(S21のYES)、オフセット更新部10bは、信号の取り込みを開始する(S22)。そして、オフセット更新部10bは、取り込んだ信号の数を値毎にカウントする(S23)。
ステップS24〜S27:値毎にカウントした信号の数のいずれかが第3所定数に達した場合(S24のYES)、オフセット更新部10bは、第3所定数に達した信号の値をオフセット値として決定し(S25。具体的には、図13(a)(b)の値"a0""b0")、これをメモリ内に一時的に格納する。次いで、オフセット更新部10bは、信号の数をリセットする(S26)。尚、ステップS24において、値毎にカウントした信号の数が第3所定数に満たない場合には(S24のNO)、ステップS23以降の動作が繰り返される。ステップS27において、第2ファンモータ81が回転中の場合は、ステップS22以降の動作が繰り返される。
(2−4)オフセット値の更新方法4
ステップS31〜S33:ステップS31〜S33は、上述したオフセットの更新方法3に係るステップS21〜S23と同様であるため、説明を省略する。
ステップS34〜S37:値毎にカウントした信号の数のいずれかが第4所定数に達した場合(S34のYES)、オフセット更新部10bは、第4所定数に達した信号の値を少なくとも用いて信号の加重平均値を算出し、これをオフセット値として決定する(S35)。次いで、オフセット更新部10bは、信号の数をリセットする(S36)。尚、ステップS34において、値毎にカウントした信号の数が第4所定数に満たない場合には(S34のNO)、ステップS33以降の動作が繰り返される。ステップS37において、第2ファンモータ81が回転中の場合は、ステップS32以降の動作が繰り返される。また、更新方法4における加重平均値の算出例については、オフセット値の更新方法2のステップS14〜S16で記載した例と同様であるため、説明を省略する。
尚、上述した第1及び第2所定回数、第3及び第4所定数は、例えば"512回数""256個"等のように、A/D変換部10aがサンプリングを行う時間間隔等に応じて適宜に決定される。
(3)効果
(A)
本実施形態に係る信号補正装置10によると、第2ファンモータ81の回転時、モータに関する信号であるA/D変換されたGND電流Igの瞬時値SAに基づいてオフセット値が更新され、更新後のオフセット値に基づいてGND電流Ig平均値SBが補正される。本実施形態では、オフセット値に基づくGND電流Igの平均値SBの補正によりモータ電流Imが算出される。従って、信号補正装置10からは、正確なモータ電流Imが出力されるため、例えば第2ファンモータ81の回転数制御等の様々な制御を問題なく行うことができる。
(B)
また、信号補正装置10では、オフセット値の更新には所定の範囲Xに含まれるGND電流Igの瞬時値SAが用いられるため、オフセットの更新に用いられる瞬時値SAの数を減らすことができる。従って、オフセット更新部10bとしての機能を担うマイクロコンピュータの負荷を減らすことができる。また、オフセット値の演算時間を短くすることができる。
(C)
また、信号補正装置10に係るオフセット更新部10bは、上述したオフセット値の更新方法1によりオフセット値を更新することができる。具体的には、オフセット更新部10bは、信号(即ち、A/D変換されたGND電流Igの瞬時値SA)を第1所定回数取り込む。オフセット更新部10bは、この信号の値毎にその数をカウントし、カウントした数が最も多い信号の値をオフセット値として決定する。これにより、オフセット値は、より正確に求められる。
(D)
また、信号補正装置10に係るオフセット更新部10bは、上述したオフセット値の更新方法2によりオフセット値を更新することができる。具体的には、オフセット更新部10bは、信号(即ち、A/D変換されたGND電流Igの瞬時値SA)を第2所定回数取り込む。オフセット更新部10bは、この信号の値毎にその数をカウントする。そして、オフセット更新部10bは、カウントした数が最も多い信号の値を少なくとも用いて信号の加重平均値を算出し、これをオフセット値として決定する。これにより、オフセット値は、より正確に求められる。
(E)
また、信号補正装置10に係るオフセット更新部10bは、上述したオフセット値の更新方法3によりオフセット値を更新することができる。具体的には、オフセット更新部10bは、信号(即ち、A/D変換されたGND電流Igの瞬時値SA)を取り込み、取り込んだ信号の数を信号の値毎にカウントする。オフセット更新部10bは、信号の値毎にカウントした信号の数のうちいずれかが第3所定数に至った場合、その信号の値をオフセット値として決定する。これにより、オフセット値は、より正確に求められる。
(F)
また、信号補正装置10に係るオフセット更新部10bは、上述したオフセット値の更新方法4によりオフセット値を更新することができる。具体的には、オフセット更新部10bは、信号(即ち、A/D変換されたGND電流Igの瞬時値SA)を取り込み、取り込んだ信号の数を信号の値毎にカウントする。オフセット更新部10bは、信号の値毎にカウントした信号の数のうちいずれかが第4所定数に至った場合、少なくともその信号の値を用いて信号の加重平均値を算出し、これをオフセット値として決定する。これにより、オフセット値は、より正確に求められる。
(G)
また、信号補正装置10は、第2ファンモータ81と第2モータドライバ82とが第2ファンモータ装置8内に内蔵されている場合の信号補正用装置として適用することができる。第2ファンモータ81及び第2モータドライバ82が第2ファンモータ装置8に内蔵されていると、その構造上、第2ファンモータ81に通電された後のモータ電流Imが流れる配線と第2モータドライバ82に通電された後の駆動電流Idが流れる配線とを、別々に設けることが困難である。しかし、このような場合において本発明に係る信号補正装置10を適用すると、A/D変換後のGND電流Igの瞬時値(即ち、モータ電流Im及び駆動電流Idとの和)のうち、駆動電流Idがオフセット値として決定され、このオフセット値はA/D変換後のGND電流Igの瞬時値補正に用いられる。従って、信号補正装置10は、例えばモータ電流Imと駆動電流Idとの和である瞬時値から駆動電流Idとして決定されたオフセット値を減算することで、モータ電流Imを精度良く算出することができる。
(H)
また、信号補正装置10によると、(G)でも述べたように、モータ電流Imと駆動電流Idとの和からオフセット値である駆動電流Idを減算することで、モータ電流Imが求められる。オフセット値である駆動電流Idは、上述したオフセット値の更新方法1〜4を用いて求められているため、正確な値であると言える。従って、信号補正装置10は、モータ電流Imを精度良く求めることができる。
(I)
また、空気調和装置1は、上述した信号補正装置10によりオフセット値に基づいて算出された正確なモータ電流Imを用いて、例えば室内に送られる風量が一定となるような制御を行うことができる。
<その他の実施形態>
(a)
上記実施形態では、A/D変換されたGND電流Igの瞬時値SAのうち、所定の範囲Xに含まれる瞬時値SAを用いてオフセット値が更新される場合について説明した。しかし、オフセット更新部10bは、瞬時値SAが所定の範囲Xに含まれるか否かを判断せず、取り込んだ瞬時値SA全てを用いてオフセット値を更新してもよい。この場合においても、オフセット値は、上記実施形態に係るオフセット値の更新方法1〜4により算出される。
(b)
上記実施形態では、信号補正装置10が、第2モータドライバ82と共に第2ファンモータ装置8に含まれる第2ファンモータ81のモータ電流Imを求める場合について説明した。しかし、本発明に係る信号補正装置は、図14に示すように、第2ファンモータ181と第2モータドライバ182とがそれぞれ個別に設けられている場合についても適用することができる。
尚、この場合、第2ファンモータ181のGND用のハーネス及び第2モータドライバ182のGND用のハーネスは、別々に設けられる場合が多い(図14のL103a,L103b)。そこで、電流検出装置109におけるGND配線も、第2ファンモータ181用のGND配線194bと第2モータドライバ182用のGND配線194aとに分けておくと良い。また、GND配線194bには、モータ電流Imのみが流れることになるため、電流検出部195は、この配線194b上を流れるモータ電流Imを検出可能に設けられている。また、電流検出装置109は、上記実施形態のように駆動電流Idを平準化するための電流平準化部や、GND電流Igの瞬時値及び平均値を検出するための機能部を含まない構成となっている。
そして、信号補正装置100は、A/D変換部100a、オフセット更新部100b及び補正部100cを備える。A/D変換部100aは、第2ファンモータ181に関する信号、具体的には電流検出部195により検出されたモータ電流ImをA/D変換する。オフセット更新部100bは、A/D変換された後の電流検出部195の検出結果に基づいてオフセット値を更新し、補正部100cは、更新されたオフセット値に基づいて、A/D変換された後の電流検出部195の検出結果信号を補正する。即ち、オフセット値は、電流検出部195の検出結果に対し、電流検出部195におけるシャント抵抗RsやオペアンプOP1等の電流検出装置109に係るハードのバラツキを補正するための値であると言える。従って、補正部100cは、電流検出部195の検出結果に対しハードのバラツキ補正を行うことができるため、信号補正装置100は、精度の良いモータ電流Imを制御部11に出力することができる。
(c)
上記実施形態では、第2ファンモータ81が第2モータドライバ82と共に第2ファンモータ装置8に含まれている際、電流検出装置9が、電流平準化部93や瞬時電流検出部96、平均電流検出部97を備えている場合について説明した。しかし、電流検出部は、これらの機能部を備えずともよい。特に、電流検出装置9が瞬時電流検出部96及び平均電流検出部97を備えないとした場合、信号補正装置10は、電流検出部95により検出されたGND電流Igそのもの、即ちモータ電流Im及び駆動電流Idの和を取得する。この場合、信号補正装置10のオフセット更新部10bは、モータ電流Im及び駆動電流Idの和のうち、駆動電流Idをオフセット値として決定し、補正部10cは、モータ電流Im及び駆動電流Idの和からオフセット値を減算することで、モータ電流Imを算出する。
(d)
上記実施形態では、図9のステップS2〜S4及び図10のステップS12〜S14に示すように、信号の取り込み回数が第1または第2所定回数に至るまでに、信号の取り込みと並行して取り込んだ信号の数を値毎にカウントする処理がオフセット更新部10bによりなされる場合について説明した。しかし、これらの処理の順番は、上記実施形態に限定されない。例えば、信号の取り込み回数が第1または第2所定回数に至った後に(S4,S14)、取り込んだ信号の数を値毎にカウントする処理が行われても良い(S3,S13)。
(e)
上記実施形態では、空気調和装置1が熱交換器を内部に備えるデシカント式外調機である場合を例に取り説明した。しかし、本発明に係る空気調和装置は、熱交換器が空気調和装置とは別に備えられるようなタイプのデシカント式空調機や、デシカント以外の方式が採用された空調機にも適用できる。
(f)
上記実施形態では、信号補正装置10が、制御部11を構成しているマイクロコンピュータとは別のマイクロコンピュータで構成されている場合について説明した。しかし、信号補正装置10及び制御部11は、1つのマイクロコンピュータで構成されていてもよい。この場合、1つのマイクロコンピュータのメモリには、駆動電流決定用プログラム、モータ電流算出用プログラム及び各種機器制御用プログラムが格納されているとする。このようなマイクロコンピュータは、メモリ内の駆動電流決定用プログラム、モータ電流算出用プログラムまたは各種機器制御用プログラムのいずれかを読み出して実行することで、信号補正装置10または制御部11として機能することができる。
(g)
上記実施形態では、室内に送られる調湿後の空気SAの風量制御を行うため、電流検出装置9が、第2ファンモータ81を通電したモータ電流Imを含むGND電流Igを検出し、信号補正装置10が、このGND電流Igからモータ電流Imを算出する場合について説明した。しかし、本発明に係るモータ電流Imの算出対象は、第2ファンモータ81ではなく、第1ファンモータ7や圧縮機用モータ5等であってもよい。例えば、モータ電流Imの算出対象は、第1ファンモータ7及び第2ファンモータ81の両方であってもよい。
また、第1ファンモータ7は、第2ファンモータ81と同様に、第1モータドライバ71と共にファンモータ装置に含まれていてもよい。
本発明に係る信号補正装置は、モータの回転時、モータに関する信号のオフセット値を更新し、更新後のオフセット値に基づいてモータに関する信号を補正することで、正確な信号を出力することができるという効果を有する。このような信号補正装置は、空気調和装置に適用することができる。
本実施形態に係る空気調和装置の構成を示す平面概略図。 本実施形態に空気調和装置の冷媒回路図。 空気調和装置が備えている第1及び第2熱交換器の斜視図。 本実施形態に係る信号補正装置及び電流検出装置が実装されたプリント基板内部の回路構成と、このプリント基板に接続された第2ファンモータ装置の概略構成とを示す図。 電流平準化部が設けられていない場合の駆動電流Id'、モータ電流Im及びGND電流Igの経時的変化を示すグラフ。 電流平準化部を用いて平準化された駆動電流Id、モータ電流Im及びGND電流Igの経時的変化を示すグラフ。 GND電流Igの瞬時値及び平均値それぞれの経時的変化を示すグラフ。 本実施形態に係る空気調和装置の構成を模式的に示すブロック図。 本実施形態に係るオフセット値の更新方法1のフロー図。 本実施形態に係るオフセット値の更新方法2のフロー図。 本実施形態に係るオフセット値の更新方法3のフロー図。 本実施形態に係るオフセット値の更新方法4のフロー図。 (a)横軸及び縦軸をそれぞれA/D値及び各値における信号の数としてオフセット更新部が取り込んだ信号を表した分布グラフであって、グラフの頂点が所定の範囲Xの中心付近に位置している場合を示すグラフ。 (b)横軸及び縦軸をそれぞれA/D値及び各値における信号の数としてオフセット更新部が取り込んだ信号を表した分布グラフであって、グラフの頂点が所定の範囲Xの下端付近に位置している場合を示すグラフ。 その他の実施形態(b)に係る信号補正装置及び電流検出装置が実装されたプリント基板内部の回路構成と、このプリント基板に接続された第2モータドライバ及び第2ファンモータの概略構成とを示す図。
1 空気調和装置
2 ケーシング
3a 第1熱交換器
3b 第2熱交換器
4 圧縮機
5 圧縮機用モータ
6a 第1ファン
6b 第2ファン
7 第1ファンモータ
8 第2ファンモータ装置
9 電流検出装置
10 信号補正装置
10a A/D変換部
10b オフセット更新部
10c 補正部
11 制御部
71 第1モータドライバ
81 第2ファンモータ
82 第2モータドライバ
90a モータ用電源装置
90b 駆動用電源装置
91 モータ用電源配線
92 駆動用電源配線
93 電流平準化部
94 GND配線
95 電流検出部
96 瞬時電流検出部
97 平均電流検出部
R1〜R5 抵抗
C1〜C4 コンデンサ
Rs シャント抵抗
OP1 オペアンプ
Im モータ電流
Id 駆動電流
Ig GND電流
SA GND電流の瞬時値
SB GND電流の平均値

Claims (10)

  1. モータ(81,181)に関する信号をA/D変換するA/D変換部(10a,100a)と、
    前記モータ(81,181)の回転時、前記A/D変換部(10a,100a)によりA/D変換された前記信号に基づいて、A/D変換された前記信号の補正に用いられるオフセット値を更新するオフセット更新部(10b,100b)と、
    更新後の前記オフセット値を用いてA/D変換された前記信号を補正する補正部(10c,100c)と、
    を備える、信号補正装置(10,100)。
  2. 前記オフセット更新部(10b,100b)は、
    前記A/D変換部(10a,100a)によりA/D変換された前記信号のうち、その値が所定の範囲に含まれる前記信号を用いて前記オフセット値を更新する、
    請求項1に記載の信号補正装置(10,100)。
  3. 前記オフセット更新部(10b,100b)は、
    前記A/D変換部(10a,100a)によりA/D変換された前記信号を第1所定回数取り込み、
    取り込んだ前記信号の数を前記信号の値毎にカウントし、
    カウントした前記信号の数が最も多い前記信号の値を前記オフセット値として決定する、
    請求項1または2に記載の信号補正装置(10,100)。
  4. 前記オフセット更新部(10b,100b)は、
    前記A/D変換部(10a,100a)によりA/D変換された前記信号を第2所定回数取り込み、
    取り込んだ前記信号の数を前記信号の値毎にカウントし、
    少なくともカウントした前記信号の数が最も多い前記信号の値に基づいて取り込んだ前記信号の加重平均値を算出し、これを前記オフセット値として決定する、
    請求項1または2に記載の信号補正装置(10,100)。
  5. 前記オフセット更新部(10b,100b)は、
    前記A/D変換部(10a,100a)によりA/D変換された前記信号を取り込み、
    取り込んだ前記信号の数を前記信号の値毎にカウントし、
    前記信号の値毎にカウントした前記信号の数のうちいずれかが第3所定数に至った場合、前記第3所定数に至った前記信号の値をオフセット値として決定する、
    請求項1または2に記載の信号補正装置(10,100)。
  6. 前記オフセット更新部(10b,100b)は、
    前記A/D変換部(10a,100a)によりA/D変換された前記信号を取り込み、
    取り込んだ前記信号の数を前記信号の値毎にカウントし、
    前記信号の値毎にカウントした前記信号の数のうちいずれかが第4所定数に至った場合、少なくとも前記第4所定数に至った前記信号の値に基づいて取り込んだ前記信号の加重平均値を算出し、これを前記オフセット値として決定する、
    請求項1または2に記載の信号補正装置(10,100)。
  7. 前記モータ(81)に関する信号は、前記モータ(81)に通電されるモータ電流と前記モータ(81)を駆動するためのモータ駆動部(82)に通電される駆動電流との和であって、
    前記オフセット更新部(10b)は、A/D変換された前記モータ電流及び前記駆動電流との和のうち、前記駆動電流を前記オフセット値として決定する、
    請求項1〜6のいずれかに記載の信号補正装置(10)。
  8. 前記補正部(10c)は、A/D変換された前記モータ電流と前記駆動電流との和から前記オフセット値を減算し、前記モータ電流を算出する、
    請求項7に記載の信号補正装置(10)。
  9. 前記モータ(181)に関する信号は、前記モータ(181)に通電されるモータ電流である、
    請求項1〜6のいずれかに記載の信号補正装置(100)。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の信号補正装置(10,100)と、
    ファンモータ(81,181)と、
    前記ファンモータ(81,181)により回転駆動されるファン(6b)と、
    前記信号補正装置(10,100)の前記補正部(10c,100c)により補正された前記信号に基づいて、前記ファン(6b)から室内に送られる風量の制御を行う制御部(11)と、
    を備える、空気調和装置(1)。
JP2007300360A 2007-11-20 2007-11-20 信号補正装置ならびに空気調和装置 Active JP4458156B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007300360A JP4458156B2 (ja) 2007-11-20 2007-11-20 信号補正装置ならびに空気調和装置
PCT/JP2008/070446 WO2009066576A1 (ja) 2007-11-20 2008-11-11 信号補正装置ならびに空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007300360A JP4458156B2 (ja) 2007-11-20 2007-11-20 信号補正装置ならびに空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009130956A true JP2009130956A (ja) 2009-06-11
JP4458156B2 JP4458156B2 (ja) 2010-04-28

Family

ID=40667401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007300360A Active JP4458156B2 (ja) 2007-11-20 2007-11-20 信号補正装置ならびに空気調和装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4458156B2 (ja)
WO (1) WO2009066576A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3695889B2 (ja) * 1997-04-15 2005-09-14 株式会社東芝 インバータ装置
JP2001136766A (ja) * 1999-11-05 2001-05-18 Oki Electric Ind Co Ltd モータ速度制御回路
JP4122806B2 (ja) * 2002-03-22 2008-07-23 株式会社豊田自動織機 ブラシレスモータ制御装置
JP4857704B2 (ja) * 2005-10-18 2012-01-18 富士ゼロックス株式会社 モータ制御装置、画像形成装置およびモータ制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4458156B2 (ja) 2010-04-28
WO2009066576A1 (ja) 2009-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4412392B2 (ja) モータ電流検出装置ならびに空気調和装置
JP4993014B2 (ja) コントローラおよび空調処理システム
JP2007010216A (ja) 換気装置
JP5533973B2 (ja) 調湿換気装置
AU2006250507A1 (en) Air conditioning system
US20140230475A1 (en) Humidity control apparatus
WO2007004559A1 (ja) 調湿装置
US8400083B2 (en) Current detecting device, air conditioning apparatus, correction constant calculating system and correction constant calculating method
JP2010242995A (ja) 空調システム
JP5292768B2 (ja) 調湿装置
JP4301341B2 (ja) モータ電流算出装置ならびに空気調和装置
JP4458156B2 (ja) 信号補正装置ならびに空気調和装置
JP2005133979A (ja) 恒温恒湿空気調和システム
WO2012153512A1 (ja) 換気システム
JP4434254B2 (ja) 電流検出装置ならびに空気調和装置
KR20100082521A (ko) 가전기기 및 이의 제어방법
JP4513380B2 (ja) 空気調和システム
JP4513381B2 (ja) 空気調和システム
JP2022115248A (ja) 初期設定方法、コントローラ、および、全館空調システム
JP2009195065A (ja) 電力算出装置、空気調和装置ならびに電力算出方法
JP2002098392A (ja) 外気温度検出装置
JP2020186847A (ja) 空気調和システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100119

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100201

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4458156

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140219

Year of fee payment: 4