JP2009125435A - フロアユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】補助テーブル3が縦方向に収納された引出部2を備えたキッチンのフロアユニット1であって、前記引出部は、回動自在に構成された前記補助テーブルを支持する支持体4を備えており、前記引出部を引き出した状態で、回動させた前記補助テーブルが水平保持される構造にしていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
このようなテーブルは、配膳台として利用されたり、調理を行う際に材料或いは料理本などを置くテーブルとして必要なときにのみ利用され、通常は邪魔にならないように専用の収納スペースなどに収納されているものである。
これによれば、カウンター部の作業面域が狭い場合でも、上記昇降支持手段によって、テーブルとなる引出部を引出すと、テーブルの上面がカウンター部の上面と略面一となるので、該テーブルをカウンター部の一部として用いることができるとされている。
更に、テーブルを引き出して使用している間或いは、引き出した引出部にトレーを載せてテーブルとして使用している間において、そのテーブルの下部に引出部を備えている場合は、引出部から収容物が取り出しにくい状況となってしまうため、改善が求められていた。
また、引出部は回動自在に構成された補助テーブルを支持する支持体を備えており、引出部を引出した状態で、回動させた補助テーブルが水平保持される構造にしているので、簡易な構成でありながら、容易に引出部を引出した後、収納された補助テーブルを回動させてテーブルとして使用できる状態にすることができる。
更に、補助テーブルは軸受部によって軸部で軸支されているため、水平保持されている補助テーブルの自由端を容易に上下方向に回動できる。よって、引き出され、水平保持されている補助テーブルの下部に別の引出部が設けられ、該引出部から収納物を取り出したい場合には、水平保持された補助テーブルを上方向に引き上げれば、引出部から収納物を取り出すことができる。
図1乃至図3は、本発明に係るフロアユニットの第1の実施形態を示す概略斜視図であり、補助テーブルを使用状態とする手順を夫々示している。図4(a)は補助テーブルの平面図、図4(b)は引出部の一部断面図、図5は同フロアユニットの変形例を示す概略斜視図、図6は本発明に係るフロアユニットの第2の実施形態を示す概略斜視図である。
図例のフロアユニット1は、キッチンの床面に設置され、シンクや加熱機器(いずれも不図示)などを備えたカウンター部11と、後記する引出部2及び収納部5、ビルトイン式グリル、食器洗い乾燥機(いずれも不図示)などを備えたキャビネット部12とを備えている。カウンター部11のカウンター本体11aは、人造大理石或いはステンレスなどからなり、調理台などとして使用される。
引出部2の開口部21は化粧板としてその前面が加工処理されている前板2aによって塞がれており、前板2aの上端部には持ち手となる把持部2bが設けられている。
引出部2の下方側部には、レール溝2cが設けられており、レール溝2cと該レール溝2cと嵌合するガイド部材(不図示)とによって、把持部2bを持って押したり引いたりすることで、前後方向にスライド自在となるよう構成されている。引出部2はその略全長が引き出せるように構成されており、引出部2の後端には引出部2が引き出された際に、引出部2が抜け出ないようにストッパー(不図示)が設けられている。
図中、引出部2の側部に設けられた2dは、保護板であり、引出部2を前後方向にスライドさせる際に、支持体4に吊り下げ支持された補助テーブル3のテーブル本体3dが揺れ動いて、前方開口として引出部収容空間22(図1参照)の側面に当たらないよう構成されている。
引出部2は、補助テーブルが縦方向に収納されており、回動自在に構成された補助テーブル3を支持する支持体4を備えており、引出部2を引出した状態で、回動させた補助テーブル3が水平保持される構造にしている。
係止手段は図4(b)に示すように、補助テーブル3の側面の両側から突出した一組の突出部3cからなり、支持体4に突出部3cに対応して形成された一組の切欠凹所4cに、突出部3cが係止される構造になっている。図中3dはテーブル本体であり、薄型の板体で構成される。
尚、係止手段の構造は図例のものに限定されるものではなく、要は補助テーブル3を差し入れ溝4aから上方向に引き出しやすいように支持体4に係止されるものであればよい。
また物が載置される補助テーブル3のテーブル面3da(図3参照)の構成は特に限定されるものではないが、見栄えよくするため、また汚れ付着を防止するために化粧塗装を施したもの、人造大理石など薄板体が貼着されたものとすることができる。
尚、前板51と側板52の高さは図例のように同じ高さに限定されず、補助テーブル3の自由端縁部3eを支持できるよう少なくとも前板51の上端縁部5cが支持体4の上端部4cと同じ高さであればよい。
まずキャビネット部12に収容状態となっている引出部2の把持部2bを持ち、前方向に引出部2をスライドさせると、レール溝2cとガイド部材との嵌合によって、引出部2が図1・白抜矢印方向に引き出される(図1参照)。このとき、補助テーブル3の支持部材として機能する収納部5も略全長まで引き出しておく(図2参照)。引出部2を引き出し方向に略全長を引き出したら、補助テーブル3の取っ手3aを持ち、補助テーブル3を上方向(図2・白抜矢印方向)に引き上げる。補助テーブル3の軸部3bが支持体4の軸受部4bに当接するまで、すなわち、テーブル本体3dの略全長が引き出されるまで、上方向にテーブル本体3dを引き出した後(図2参照)、軸部3bを支点に図3・白抜矢印方向にテーブル本体3dを回動し、水平状態とする(図3参照)。このようにして、差し入れ溝4a内に、縦方向に収納していた補助テーブル3を横にして、テーブルとして使用可能としている。
よって補助テーブル3の軸支されている側は支持体4の上端部4cに支持され、自由端縁部3e側は、収納部5の上端縁部5c、5bによって支持されているので、例えば水が入った寸胴鍋など、重量物をテーブル面3daに載置しても、ぐらつくことなく、補助テーブル3を強固に支持できる構造となっている。
また、補助テーブル3は軸部3bによって軸支されているため、引出部2の差し入れ溝4aから補助テーブル3を引き出し、テーブルとして使用できる状態とした後であっても、収納部5から収納物を取り出したい場合には、水平保持された補助テーブル3を上方向に引き上げれば、収納部5の開口部53が開口状態となるため、容易に収納部5の収納物を取り出すことができる(図2参照)。
更に、補助テーブル3を支持するためだけに別途部材を構成することなく、収納部5の上端縁部5b、5cを支持部材として用いることができるので、コストアップの懸念や収容空間が減ってしまうおそれがない。
上述と共通する事項の説明は割愛し、共通する部分には共通の符号を付する。
図5は同フロアユニットの変形例を示すが概略斜視図である。
上述の例では、補助テーブル3の支持部材として機能する収納部5を略全長まで引き出して(図2参照)、水平状態にした補助テーブル3の自由端縁部3eを下方から支持する例について説明したが、図5に示す変形例は、前板51の上端縁部5c(ライン取っ手)に補助テーブル3のカウンター本体11a側に位置する自由端縁部3eが下方から支持される程度に、収納部5の前板51を前方向に引き出した例である。
すなわち、水平状態にした補助テーブル3は、支持体4の上端部4cと前板51の上端縁部5cとで平面視するとL字状に支持される。
まずキャビネット部12に収容状態となっている引出部2の把持部2bを持ち、前方向に引出部2をスライドさせると、レール溝2cとガイド部材との嵌合によって、引出部2が前方向に引き出される(図1参照)。このとき、補助テーブル3の支持部材として機能する収納部5における前板51の上端縁部5cに、補助テーブル3の自由端縁部3e((カウンター本体11a側)が載せられるように、引き出しておく(図5参照)。引出部2を前方向に略全長を引き出したら、補助テーブル3の取っ手3aを持ち、補助テーブル3を上方向に引き上げる。補助テーブル3の軸部3bが支持体4の軸受部4bに当接するまで、すなわち、テーブル本体3dの略全長が引き出されるまで、上方向にテーブル本体3dを引き出した後(図2参照)、軸部3bを支点に図5・白抜矢印方向にテーブル本体3dを回動し、水平状態とする(図5参照)。このようにして、差し入れ溝4a内に、縦方向に収納していた補助テーブル3を横にして、テーブルとして使用可能としている。
第2の実施形態として示すフロアユニット1は、上述の第1の実施形態とは、補助テーブル3を支持する構造が異なる。
第2の実施形態では、補助テーブル3の自由端縁部3eが、引出部2に隣接して設けられた扉式収納部6の扉上端縁部6aで支持する構造としている。収納部6の扉61の上端には前後方向にスライドさせるための持ち手となる把持部(不図示)が設けられており、扉61の上端縁部6aが水平状態としたときの補助テーブル3の支持部材として機能するように、支持体4の上端部4cと、扉61の上端縁部6aの高さが同じ高さとなるように構成されている。扉61はヒンジなど公知の固定部材(不図示)によって固定され、且つ開閉自在としている。図例のものは90度以上開状態にならないよう構成されている。
その他の構成としては、引出部2に隣接して設けられる収納部が引出式か扉式かが第1の実施形態と異なり、引出部2、補助テーブル3、支持体4などの構成は同様であるので、共通する部分には共通の符号を付し、その説明も割愛する。
まずキャビネット部12に収容状態となっている引出部2の把持部2bを持ち、前方向に引出部2をスライドさせると、レール溝2cとガイド部材との嵌合によって、引出部2が前方向に引出される。このとき、補助テーブル3の支持部材として機能する収納部6の扉61を90度、図6・矢印方向に開いておく。引出部2を引き出し方向に略全長を引き出したら、補助テーブル3の取っ手3aを持ち、補助テーブル3を上方向に引き上げる。補助テーブル3の軸部3bが支持体4の軸受部4bに当接するまで、すなわち、テーブル本体3dの略全長が引き出されるまで、上方向にテーブル本体3dを引き出した後、軸部3bを支点に図6・白抜矢印方向にテーブル本体3dを回動し、水平状態とする(図6参照)。このようにして、差し入れ溝4a内に、縦方向に収納していた補助テーブル3を横にして、テーブルとして使用可能としている。
よって補助テーブル3の軸支されている側は支持体4の上端部4cに支持され、自由端縁部3e側は、扉61の上端縁部6aによって支持されているので、例えば水が入った寸胴鍋など、重量物をテーブル面3daに載置しても、ぐらつくことなく、補助テーブル3を強固に支持できる構造とすることができ、扉61は固定部材で固定されているので、補助テーブル3に載置された物の重みで扉61が傾くといった心配がないものとすることができる。
更に、このように扉式収納部6が隣接されている構成のものであっても、補助テーブル3を支持するためだけに別途部材を構成することなく、扉61の上端縁部6aを支持部材として用いることができるので、コストアップの懸念や収容空間が減ってしまうおそれがない。
2 引出部
3 補助テーブル
3a 取っ手
3b 軸部
3c 突出部(係止手段)
4 支持体
4a 差し入れ溝
4b 軸受部
4c 切欠凹部
5 収納部
Claims (4)
- 補助テーブルが縦方向に収納された引出部を備えたキッチンのフロアユニットであって、
前記引出部は、回動自在に構成された前記補助テーブルを支持する支持体を備えており、前記引出部を引き出した状態で、回動させた前記補助テーブルが水平保持される構造にしていることを特徴とするフロアユニット。 - 請求項1において、
前記支持体は、上記補助テーブルを出し入れ自在に縦方向に収納する差し入れ溝と、前記差し入れ溝の長手方向両端に形成された一組の軸受部とを備え、
前記補助テーブルは、取っ手と、下方端から突出した一組の軸部と、前記支持体に前記補助テーブルを係止させる係止手段とを備えており、前記差し入れ溝から上方向に引き出して、前記軸部を前記軸受部に当接させ、前記軸部を支点に回動し、水平保持される構造にしていることを特徴とするフロアユニット。 - 請求項2において、
前記補助テーブルが前記差し入れ溝に収納されているときは、前記係止手段によって、前記補助テーブルが前記支持体に吊り下げ支持される構造にしていることを特徴とするフロアユニット。 - 請求項2又は請求項3において、
前記補助テーブルを前記差し入れ溝から引き出したときは、前記引出部に隣接した引き出し式収納部の上端縁部に、水平保持される補助テーブルの自由端縁部が支持される構造にしていることを特徴とするフロアユニット。
Priority Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010137672A1 (ja) | 2009-05-25 | 2010-12-02 | 日本電気株式会社 | 基地局装置、通信システム、マッピング制御方法およびプログラム記録媒体 |
DE102014012050A1 (de) * | 2014-08-18 | 2016-02-18 | Erwin Stengele | Küchenmöbel mit einer Arbeitsplatte und einer Zusatz-Arbeitsplatte |
Citations (2)
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JPS5862940U (ja) * | 1981-10-23 | 1983-04-27 | 東芝住宅産業株式会社 | 家具 |
JPH0838261A (ja) * | 1994-08-02 | 1996-02-13 | Nifco Inc | 格納機構 |
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2007
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