JP2009120089A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックアップ電源を備える電動パワーステアリング装置において、バックアップ電源の充電に関する回路構成を簡素化する。
【解決手段】モータ4(3相ブラシレスモータ)におけるスター結線されたステータ巻線4cの中性点に、バックアップ電源13の一端を接続し、他端は、バッテリ7の接地側端子に接続する構成とする。バッテリ7からバックアップ電源13への充電は、モータ駆動用の駆動回路20を介して行われ、バッテリ7の故障時にはバックアップ電源13から駆動回路20を介してモータ4に放電され、モータ4が駆動される。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータにより操舵補助力を生じさせる電動パワーステアリング装置に関し、特にその電気回路の構成に関する。
電動パワーステアリング装置は、運転者の操舵トルクに応じてモータにより操舵補助力を生じさせる装置である。しかしながら、かかる電動パワーステアリング装置は、バッテリが故障すると機能停止に至り、手動ステアリング装置となってしまう。そこで、電動パワーステアリング装置としての信頼性を向上させるために、バッテリ故障時に、バッテリに代わって電力を供給するバックアップ電源を設けた電動パワーステアリング装置も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−213273(図1)
上記のような従来の電動パワーステアリング装置において、バックアップ電源には電気二重層コンデンサを用いることができる。このようなコンデンサを充電するためには充電回路が必要である。充電回路にはリアクトルやMOS−FETが必要であるが、大電流回路であるため、部品の定格やサイズが大きくなり、その結果コストも高くなる。
かかる従来の課題に鑑み、本発明は、バックアップ電源を備える電動パワーステアリング装置において、バックアップ電源の充電に関する回路構成を簡素化することを目的とする。
本発明の電動パワーステアリング装置は、中性点を有する多相のステータ巻線を具備し、操舵補助力を生じさせるモータと、複数のスイッチング素子によって構成されたブリッジ回路を含み、前記モータを駆動する駆動回路と、前記駆動回路に駆動用の電圧を付与する主電源としてのバッテリと、前記バッテリの出力を検出する検出器と、キャパシタによって構成され、一端が、前記中性点に接続され、他端が前記バッテリの接地側端子に接続されるバックアップ電源と、必要な操舵補助力に基づいて前記駆動回路を動作させることにより前記バッテリから前記モータに駆動用の電力を供給するモータ駆動制御を行うほか、前記駆動回路を動作させることにより前記バッテリから前記バックアップ電源に充電を行う充電制御、及び、前記モータの駆動中に前記検出器の検出結果に基づいて前記バッテリの故障を検出したときは、前記駆動回路を動作させることにより前記バックアップ電源から前記モータに駆動用の電力を供給する放電制御を行う制御回路とを備えたものである。
上記のように構成された電動パワーステアリング装置では、モータにおける中性点にバックアップ電源を接続するだけの構成により、駆動回路を介してバッテリからバックアップ電源への充電と、バックアップ電源からモータへの放電による駆動とを行わせることができる。
また、上記電動パワーステアリング装置において、制御回路は、モータ駆動用の多相交流波形の電圧に各相共通のバイアス電圧を重畳させた駆動電圧でモータを駆動することによって、モータ駆動制御と同時に充電制御をも行うものであってもよい。
この場合、バイアス電圧が多相交流波形の平均値となり、バックアップ電源の充電電圧となる。従って、操舵中に、モータを駆動しながらバックアップ電源を充電することができる。
また、上記電動パワーステアリング装置において、制御回路は、モータの停止中に各相共通の充電電圧をステータ巻線に付与することによって、充電制御を行うものであってもよい。
この場合、非操舵時にバックアップ電源の充電を行うことができる。また、操舵開始前に充電が完了すれば、充電制御が操舵に与える影響を排除することができる。
本発明の電動パワーステアリング装置によれば、駆動回路を介してバッテリからバックアップ電源への充電と、バックアップ電源からモータへの放電による駆動とを行わせることができるので、バックアップ電源を充電するための回路構成が簡素なものとなる。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置1の電気回路を主体とした構成を示す回路図である。図において、ステアリング装置2は、ステアリングホイール(ハンドル)3に付与される運転者の操舵トルクと、モータ4が発生する操舵補助力とによって駆動される。モータ4のロータ4rからステアリング装置2への動力伝達には減速機(図示せず。)が使用されている。モータ4は、3相ブラシレスモータであり、モータ駆動回路5により駆動される。モータ駆動回路5は、3相ブリッジ回路を構成する6個のMOS−FET51〜56と、抵抗57〜59とが図示のように接続されたものである。MOS−FET51〜56は、ゲート駆動回路(FETドライバ)6から与えられるPWM信号によりスイッチングされる。モータ駆動回路5はゲート駆動回路6と共に、モータ4を駆動する駆動回路20を構成する。
バッテリ7は、主電源としてモータ駆動回路5に電力を供給する。このバッテリ7の電圧は、電源リレー8の接点及びリアクトル9が介挿された電路Lを経て、モータ駆動回路5及びモータ4に導かれる。モータ駆動回路5には並列に平滑用の電解コンデンサ10が接続されている。駆動回路5とモータ4との間の電路の2相(本例ではU相,V相)にはモータリレー11の接点が介挿されている。また、当該2相の電路には電流センサ12u,12vが設けられている。
バックアップ電源13は、キャパシタによって構成されるものであり、例えば、電気二重層コンデンサである。このバックアップ電源13の一端は、モータ4のスター結線されたステータ巻線4cの中性点に接続され、他端はバッテリ7の接地側端子に接続されている。
上記ゲート駆動回路6、電源リレー8及びモータリレー11は、マイクロコンピュータを含む制御回路14の指令信号を受けて動作する。電源リレー8の接点及びモータリレー11の接点は、制御回路14の制御により通常はオン(閉路)状態となっており、制御回路14の異常時にフェールセーフの観点からオフ状態となってモータ駆動制御を中止するようになっている。また、バッテリ7の故障時には、電源リレー8の接点のみを開くことができる。
一方、制御回路14には、ステアリングホイール3に付与された操舵トルクを検出するトルクセンサ15の出力信号(操舵トルク信号)と、車速を検出する車速センサ16の出力信号(車速信号)と、ロータ4rの回転角を検出する回転角センサ17の出力信号(回転角信号)と、電流センサ12u,12vの出力信号(電流値)と、バッテリ7に並列に接続された電圧検出器18の出力信号(バッテリ電圧)と、イグニッションキー19の操作信号とが入力される。
図2は、モータ駆動制御(アシスト制御)に関する制御回路14内の機能を示すブロック図である。制御回路14は、ソフトウェアにより実現される内部機能として(但し、ハードウェアでの実現も可能である。)、目標電流演算部141、比較部142d,142q、PI制御部143d,143q、3相/2相変換部144、2相/3相変換部145、充電指令値出力部146、及び、加算部147u、147v、147wを備えている。
トルクセンサ15からの操舵トルク信号と、車速センサ16からの車速信号とは、目標電流演算部141に入力される。回転角センサ17からの回転角信号は3相/2相変換部144及び2相/3相変換部145に入力される。電流センサ12の出力信号は、3相/2相変換部144に入力される。
電動パワーステアリング装置1の通常のモータ駆動制御においては、目標電流演算部141は、トルクセンサ15からの操舵トルク信号と、車速センサ16からの車速信号とに基づいて、モータ4に与えるべき目標電流の演算を行う。3相/2相変換部144は、U,V相の電流値を基に、W相も含む3相の電流を、回転角センサ17によって検出された回転角信号を用いて、d軸電流及びq軸電流に変換する。そして、比較部142d、142qにおいて、目標電流と、d軸電流及びq軸電流とが比較され、フィードバック制御が行われる。すなわち、d軸電流及びq軸電流が目標電流に近づくように、制御が行われる。
比較部142d,142qの出力に対してはPI制御部143d,143qにおいてそれぞれ比例・積分制御が施され、さらに、2相/3相変換部145においてU,V,W相の駆動指令信号(電圧指令値)Su,Sv,Swに変換される。図1のゲート駆動回路6及びモータ駆動回路5は、この駆動指令信号に基づいてモータ4に電力を供給する。
このようにして、制御回路14は、トルクセンサ15から送られてくる操舵トルク信号や、車速センサ16から送られてくる車速信号に基づいて、適切な操舵補助力を発生させるべく駆動回路20(ゲート駆動回路6,モータ駆動回路5)を動作させ、モータ4を駆動させる。
次に、制御回路14によって行われるバックアップ電源13の充電制御について説明する。充電は、イグニッションキー19がオン状態になり、制御回路14の初期診断(故障有無の自己診断)が完了した時点で開始される。当該開始時点から最初に操舵が行われるまでは、モータ駆動制御は未実行の状態であるので、2相3相変換部145は駆動指令信号Su,Sv,Swを出力していない。従って、充電指令値出力部146からの充電指令値Scのみがゲート駆動回路6に提供される。この充電指令値Scは、充電初期に過大な電流がモータ4に流れるのを防止すべく、小さな値から目標値へ徐々に増大させるように出力される。また、充電指令値Scは各相共通に与えられる。なお、ステータ巻線4cは、そのインダクタンスにより、バックアップ電源13へ充電電流を流すときの突入電流を抑制する。
図3〜6は、モータ4の各相のステータ巻線4c(以下、単にモータ4ともいう。)に印加される電圧がどのように変化するかの一例を示すグラフである。この例では、充電指令値Scによって決まるデューティのPWM信号でモータ駆動回路5が動作したとき、モータ4の各相に付与される電圧が4V(すなわち、指令する充電電圧が4V)である、とする。前述のように、充電指令値Scは徐々に増大するので、モータ4の各相に付与される電圧も、徐々に上昇し、最終的に目標値の4Vに達する。
図3は、上昇途中の一期間において充電電圧(各相)が約1Vとなっている状態を示している。なお、厳密には時間の経過と共に充電電圧が上昇するが、横軸に表示する一期間は極めて短時間であるとして、この期間内では便宜上電圧が一定であるかのように表現している。バックアップ電源13の初期の端子電圧を0とすると、付与する充電電圧によってバックアップ電源13が充電され、付与する充電電圧の上昇に追随するようにバックアップ電源13の端子電圧が上昇する。
上記の充電時において、モータ駆動回路5(図1)の各相上側にあるMOS−FET51〜53は互いに同期してオン・オフ動作し、また、各相下側にあるMOS−FET54〜56も互いに同期してオン・オフ動作する。上下のMOS−FET51〜53,54〜56のオン・オフのタイミングは位相が逆であり、交互に行われる。すなわち、各相上側にあるMOS−FET51〜53がオン(オフ)のとき、各相下側にあるMOS−FET54〜56はオフ(オン)である。モータ4の各相に付与される電圧は、このようなスイッチング動作の結果として生じる。
蓄電されていないバックアップ電源13に充電を完了するまでの時間をTとすると(電圧が4Vであるとすると、概ね1分以内である。)、充電開始から操舵が行われることなく時間Tが経過すると、図6に示すように、モータ4の各相に付与される充電電圧は4Vに達しており、バックアップ電源13の端子電圧も4Vに達する。従って各相ステータ巻線4cの端子と中性点との電位差は無くなり、充電は完了(4Vでの満充電状態)となる。但し、引き続きモータ駆動回路5のスイッチングは行われており、モータ4の各相には4Vが印加され続ける。
一方、上記時間Tが経過する前に操舵が行われた場合、必要な操舵補助力を発生させるための駆動指令信号Su,Sv,Swが、2相/3相変換部145から出力される。また、充電指令値出力部146は充電指令値Scを出力する。充電指令値Scは各相共通であり、加算部147u,147v,147wにおいて駆動指令信号Su,Sv,Swに加算される。この加算結果としての制御信号(Su+Sc,Sv+Sc,Sw+Sc)は、ゲート駆動回路6に与えられ、この制御信号に基づいて、パルス幅変調が施されたゲート駆動信号がモータ駆動回路5に与えられ、モータ4には3相交流波形(PWMによって形成される擬似的な3相交流波形)の駆動電圧が印加される。
図4は、上記制御信号(Su+Sc,Sv+Sc,Sw+Sc)に基づいてモータ4に印加される3相交流の電圧波形を示すグラフである。実線はU相、破線はV相、二点鎖線はW相の電圧波形をそれぞれ示している。各相の位相は互いに120度ずれている。波形の振幅(約2V)は駆動指令信号Su,Sv,Swによって決まり、必要とされる操舵補助力に応じて変化する。また、3相の平均電圧(一点鎖線)は、充電指令値Scによって決まる。充電指令値Scは増大の途中であり、この時点の充電指令値Scによって生じている充電電圧は約2Vである。この電圧は、3相交流波形のバイアス電圧となり、また、平均電圧でもある。すなわち、この波形によって表される駆動電圧とは、モータ駆動用の3相交流波形の電圧に各相共通のバイアス電圧を重畳させたもの、となる。
図5は、図4の状態からさらにバイアス電圧が上昇し、目標値である4Vに達した状態を示している。これにより、バックアップ電源13の端子電圧も4Vに達し、バイアス電圧と端子電圧とが一致した時点で充電完了となる。
その後、操舵が停止されると、図6に示すように、3相交流波形は消えてバイアス電圧(4V)のみが残る。
このようにして、イグニッションキー19のオン操作後、最初の操舵までの間、操舵中、操舵後、のいずれの場合においてもバックアップ電源13の充電が可能であり、端子電圧がバイアス電圧に等しくなった時点で充電が完了となる。
従って、基本的に、操舵補助を行うに当たってバックアップ電源13の充電完了待ちをする必要が無く、直ちに操舵を開始することができる。逆に、非操舵時にバックアップ電源13の充電が可能であることにより、操舵開始前に充電を完了させることもできる。
また、上記のように構成された電動パワーステアリング装置では、充電のための回路構成として制御回路14外で必要となるのは、モータ4における中性点にバックアップ電源13を接続することだけである。これにより、駆動回路20を介してバッテリ7からバックアップ電源13への充電と、バックアップ電源13からモータ4への放電による駆動とを行わせることができる。また、制御回路14内で、充電のためだけに必要となる機能は充電指令値出力部146及び加算部147u,147v,147wのみであり、その他はモータ駆動制御としての機能である。
このようにして、バックアップ電源13を充電するための回路構成を簡素なものとすることができる。
次に、制御回路14によって行われる放電制御について説明する。
操舵中にバッテリ7が故障(失陥)したときは、制御回路14は、電圧検出器18から送られてくる信号によりバッテリ電圧の低下を検出する。バッテリ電圧の低下を検出した制御回路14は、電源リレー8の接点をオフ(開)の状態とする。一方、モータ4の中性点にはバックアップ電源13の端子電圧が付与されている。そして、制御回路14は、駆動回路20に対して、バッテリ7の故障後も引き続き、モータ4を回転させるためのスイッチング動作を行わせる。従って、下側のMOS−FET57,58,59を介して、中性点から各相のステータ巻線4cに電力が供給され、モータ4は回転を維持することができる。なお、この間、上側のMOS−FET51〜53もスイッチング動作を行うが、電源リレー8の接点が開いていることで、バックアップ電源13からバッテリ7への電流の逆流は防止される。
このようにして、バッテリ7が電圧を喪失しても、短時間であれば、モータ4に必要な電力を供給することができる。従って、バッテリ7が故障したときでも、少なくとも、車両を安全な場所に退避させるために必要な操舵補助力を生じさせることができる。
なお、バッテリ7が故障したときの、制御回路14やゲート駆動回路6のための制御電源電圧(Vcc)は、車両に搭載されているオルタネータ(図示せず。)から供給することができる。
図7は、バイアス電圧より3相交流の振幅の方が大きい波形の一例を示している。すなわち、この場合、バイアス電圧は2V、振幅は3Vであり、波形の下部が切れた形となり、正弦波が崩れる。正弦波が崩れるとモータ4の騒音や振動が大きくなる。従って、振幅がバイアス電圧を超えないように、充電中には振幅を抑制することが好ましい。この点においては、前述のように、非操舵時の充電によって操舵開始前に充電を完了させておくことで、充電制御が操舵に与える影響(振幅の抑制の必要性)を排除することができる。
なお、図3〜6は、バイアス電圧(充電電圧)4Vの例を示したが、バックアップ電源の端子電圧は2V程度あれば、緊急避難的な短時間のモータ4の駆動が可能である。
また、図8は、バイアス電圧6Vで、振幅が6Vの波形の例である。振幅は通常、6Vあれば十分である。すなわち、充電完了後に、波形を損なわずに振幅6Vを確保することができるバイアス電圧は、バッテリ電圧の半分である6Vとなる。
なお、上記実施形態ではイグニッションキー19のオン操作により充電を開始するようにしたが、充電完了をできるだけ早めたい場合には、イグニッションキー19の操作を待たずに、ドアロックされた状態の車両のドアを運転者が解錠した時点や、実際にドアを開けた時点で充電を開始することも可能である。
また、上記実施形態におけるモータ4は3相ブラシレスモータであるが、相数は3相に限定されるものではなく、3より多い相数であってもよい。使用するモータとしてはブラシレスモータが一般的であるが、これ以外のモータを排除するものではない。すなわち、中性点を有する多相のステータ巻線を具備するモータであれば、同様に、バックアップ電源を中性点に接続して駆動回路経由で充放電を行わせることができる。
なお、上記実施形態ではモータ駆動制御、充電制御、放電制御のいずれにおいても6個(3相)のMOS−FET51〜56をスイッチングするが、通常のモータ駆動制御とは全く別に、充電制御や放電制御を行うことも可能である。例えば、充電制御は常にモータ駆動制御を行わないときに行うものとすれば、モータ駆動回路5における下側の3個のMOS−FET54〜56を全てオフとして、上側の3個のMOS−FET51〜53を全てオンにすれば、バックアップ電源13を充電することができる。但し、この場合でも、モータ4に過大な電流が突入することを防止すべく、上側の3個のMOS−FET51〜53のデューティを徐々に増大させる必要がある。また、放電制御は、モータ駆動回路5における上側の3個のMOS−FET51〜53を全てオフとして、下側の3個のMOS−FET54〜56を、電流ベクトルが回転するように(各相のデューティの変化が3相交流波形となるように)スイッチングすればよい。
本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の電気回路を主体とした構成を示す回路図である。 モータ駆動制御に関する制御回路内の機能を示すブロック図である。 モータに印加される電圧の一例を示すグラフであり、1Vのバイアス電圧がモータに付与されている状態を示す。 モータに印加される電圧の一例を示すグラフであり、バイアス電圧を2Vとする3相交流波形の電圧がモータに付与されている状態を示す。 モータに印加される電圧の一例を示すグラフであり、バイアス電圧を4Vとする3相交流波形の電圧がモータに付与されている状態を示す。 モータに印加される電圧の一例を示すグラフであり、4Vのバイアス電圧がモータに付与されている状態を示す。 モータに印加される電圧の一例を示すグラフであり、バイアス電圧2V、振幅3Vとする、下部が切れた状態の3相交流波形の電圧がモータに付与されている状態を示す。 モータに印加される電圧の一例を示すグラフであり、バイアス電圧6V、振幅6Vとするときの、3相交流波形の電圧がモータに付与されている状態を示す。
符号の説明
1 電動パワーステアリング装置
4 モータ
4c ステータ巻線
7 バッテリ
13 バックアップ電源
14 制御回路
18 電圧検出器
20 駆動回路

Claims (3)

  1. 中性点を有する多相のステータ巻線を具備し、操舵補助力を生じさせるモータと、
    複数のスイッチング素子によって構成されたブリッジ回路を含み、前記モータを駆動する駆動回路と、
    前記駆動回路に駆動用の電圧を付与する主電源としてのバッテリと、
    前記バッテリの出力を検出する検出器と、
    キャパシタによって構成され、一端が、前記中性点に接続され、他端が前記バッテリの接地側端子に接続されるバックアップ電源と、
    必要な操舵補助力に基づいて前記駆動回路を動作させることにより前記バッテリから前記モータに駆動用の電力を供給するモータ駆動制御を行うほか、前記駆動回路を動作させることにより前記バッテリから前記バックアップ電源に充電を行う充電制御、及び、前記モータの駆動中に前記検出器の検出結果に基づいて前記バッテリの故障を検出したときは、前記駆動回路を動作させることにより前記バックアップ電源から前記モータに駆動用の電力を供給する放電制御を行う制御回路と
    を備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記制御回路は、モータ駆動用の多相交流波形の電圧に各相共通のバイアス電圧を重畳させた駆動電圧で前記モータを駆動することによって、前記モータ駆動制御と同時に前記充電制御をも行う請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記制御回路は、前記モータの停止中に各相共通の充電電圧を前記ステータ巻線に付与することによって、前記充電制御を行う請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
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