JP2009117059A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造でありながら係止突起の破損を確実に防止することができるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、コネクタハウジング2とレバー部材3と係止突起4と保護部5とを備えている。コネクタハウジング2は、ハウジング本体21とフード部22とを備えている。レバー部材3は、コネクタハウジング2に仮係止位置と本係止位置とに亘って回転自在に取り付けられ、仮係止位置から本係止位置に回転することによってコネクタハウジング2を相手方のコネクタ10と嵌合させる。係止突起4は、フード部22の外壁22aの外表面に設けられ、かつ、本係止位置に位置付けられたレバー部材3と係合する。保護部5は、レバー部材3に一対設けられ、レバー部材3が仮係止位置に位置付けられると互いの間に係止突起4を位置付ける。
【選択図】図3
【解決手段】コネクタ1は、コネクタハウジング2とレバー部材3と係止突起4と保護部5とを備えている。コネクタハウジング2は、ハウジング本体21とフード部22とを備えている。レバー部材3は、コネクタハウジング2に仮係止位置と本係止位置とに亘って回転自在に取り付けられ、仮係止位置から本係止位置に回転することによってコネクタハウジング2を相手方のコネクタ10と嵌合させる。係止突起4は、フード部22の外壁22aの外表面に設けられ、かつ、本係止位置に位置付けられたレバー部材3と係合する。保護部5は、レバー部材3に一対設けられ、レバー部材3が仮係止位置に位置付けられると互いの間に係止突起4を位置付ける。
【選択図】図3
Description
本発明は、電線の接続等に使用されるコネクタに関する。
移動体としての自動車には多くの電子機器が搭載されており、電子機器はワイヤハーネスを介して自動車や他の電子機器と接続されている。ワイヤハーネスは、複数の電線と、該電線のそれぞれの端末に取り付けられたコネクタとを備えている。ワイヤハーネスと電子機器とは、それぞれが備えたコネクタ同士が嵌合することにより接続され、ワイヤハーネスは電子機器に電力や制御信号等を伝達する。また、ワイヤハーネスのコネクタ同士が嵌合して、ワイヤハーネスが延長されることもある。
このようなコネクタ同士の嵌合を容易かつ確実に行うために、従来から多種多様のレバー式のコネクタが用いられている(例えば、特許文献1及び2参照)。このようなコネクタは、例えば、端子金具を収容する端子収容室を有するコネクタハウジングと、該コネクタハウジングに仮係止位置と本係止位置とに亘って回転自在に取り付けられたレバー部材と、該コネクタハウジングの外表面に設けられて本係止位置に位置付けられたレバー部材と係合する係止突起とを備えている。
レバー部材は、互いの間にコネクタハウジングを位置付ける一対の側板部と、該一対の側板部のそれぞれの側板部同士を互いに連結する連結板部とを備え、略コ字状に形成されている。一対の側板部には、それぞれ、相手方のコネクタの突出ピンが通されるカム孔が設けられている。また、連結板部には、コネクタハウジングの係止突起と係合する係合部が設けられている。
このコネクタと相手方のコネクタとを嵌合させる際には、まず、レバー部材を仮係止位置に位置付けて、カム孔を相手方のコネクタに相対する方向に開口させる。このとき、係止突起はコネクタハウジングの外表面に露出されている。そして、コネクタハウジングと相手方のコネクタのコネクタハウジングとを軽く嵌合させてカム孔内の開口部近傍に相手方のコネクタの突出ピンを位置付ける。
その後、レバー部材を仮係止位置から本係止位置に向かって回転させていくと、突出ピンがカム孔内の奥側に引き込まれて相手方のコネクタがコネクタに引き寄せられていく。そして、レバー部材を本係止位置に位置付けてコネクタと相手方のコネクタとを完全に嵌合させるとともに、レバー部材の係合部とコネクタハウジングに設けられた係止突起とを係合させてレバー部材を本係止位置で固定する。このとき、係止突起は、レバー部材に覆われている。
特開2001−250638号公報
特開2002−203642号公報
しかしながら、前述した特許文献1及び2に記載されたコネクタの係止突起は、レバー部材が本係止位置に位置付けられるまではコネクタハウジングの外表面に露出されているので、レバー部材が本係止位置に位置付けられていない状態でコネクタ(を備えたワイヤハーネス)が搬送されると、係止突起が他のワイヤハーネス等とぶつかって破損してしまうといった問題があった。
このような係止突起の破損を防止するために、係止突起の近傍に該係止突起を保護する保護壁が設けられていることが多いが、この保護壁によって、コネクタハウジングを成形する金型が複雑になったり、コネクタハウジング(即ちコネクタ)が大型化したりするといった問題があった。また、コネクタの形状による制約や金型の構造上の制約によっては、保護壁を設けることができない場合もあった。
本発明は、このような問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、簡単な構造でありながら係止突起の破損を確実に防止することができるコネクタを提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、端子金具を収容する端子収容室を有するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに仮係止位置と本係止位置とに亘って回転自在に取り付けられ、該仮係止位置から該本係止位置に回転することによって前記コネクタハウジングを相手方のコネクタと嵌合させるレバー部材と、前記コネクタハウジングの外表面に設けられ、かつ、前記本係止位置に位置付けられた前記レバー部材と係合する係止突起と、を備えたコネクタにおいて、前記レバー部材に一対設けられ、該レバー部材が前記仮係止位置に位置付けられると互いの間に前記係止突起を位置付ける保護部を備えたことを特徴としたコネクタである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載されたコネクタにおいて、前記仮係止位置に位置付けられた前記レバー部材の回転を規制する回転規制手段を備えたことを特徴としたコネクタである。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載されたコネクタにおいて、前記レバー部材が、互いの間に前記コネクタハウジングを位置付ける一対の側板部と、該一対の側板部のそれぞれの側板部同士を互いに連結する連結板部と、を備えるとともに、前記保護部が、前記それぞれの側板部から突出して設けられたことを特徴としたコネクタである。
請求項4に記載された発明は、請求項3に記載されたコネクタにおいて、前記レバー部材が前記仮係止位置に位置付けられた際の前記保護部の前記コネクタハウジングの前記外表面からの突出量が、前記係止突起の前記コネクタハウジングの前記外表面からの突出量よりも大きくなるように設けられたことを特徴としたコネクタである。
請求項1に記載された発明によれば、レバー部材に一対設けられ、該レバー部材が仮係止位置に位置付けられると互いの間に係止突起を位置付ける保護部を備えているので、他の部品等が係止突起に近づいても保護部と接触して係止突起とは接触せず、係止突起の破損を確実に防止することができる。また、コネクタ単体での搬送からワイヤハーネス等の製品を構成する構成部品の1つとしての搬送時において、係止突起の破損を防止できるので、工程途中でのコネクタや前記製品の交換等の発生がなくなり、不良品、時間的なロス等が発生しないので、品質の維持に貢献することができる。
請求項2に記載された発明によれば、仮係止位置に位置付けられたレバー部材の回転を規制する回転規制手段を備えているので、一対の保護部が係止突起を保護する仮係止位置にレバー部材を係止することによって、係止突起の破損を確実に防止することができる。
請求項3に記載された発明によれば、レバー部材が、互いの間にコネクタハウジングを位置付ける一対の側板部と、該一対の側板部のそれぞれの側板部同士を互いに連結する連結板部とを備えるとともに、保護部がそれぞれの側板部から突出して設けられているので、簡単な構造でありながら係止突起の破損を確実に防止することができる。
請求項4に記載された発明によれば、レバー部材が仮係止位置に位置付けられた際の保護部のコネクタハウジングの外表面からの突出量が、係止突起のコネクタハウジングの外表面からの突出量よりも大きくなるように設けられているので、レバー部材が仮係止位置に位置付けられると一対の保護部の間に係止突起全体が位置付けられ、係止突起の破損を確実に防止することができる。
以下、本発明の一実施形態にかかるコネクタ1を図1ないし図4を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかるコネクタ1は、図1中に一点鎖線で示す相手方のコネクタ10と嵌合して、自動車等に配索されるワイヤハーネスを構成する。
相手方のコネクタ10は、図1に示すように、雄型の端子金具としての雄端子(図示せず)と、コネクタハウジング11とを備えている。雄端子は、導電性の板金等からなり、電線と接続される電線接続部と、電気接触部とを一体に備えている。
コネクタハウジング11は、絶縁性の合成樹脂等からなり、筒状に形成されている。コネクタハウジング11は、雄端子を収容する。また、コネクタハウジング11には、突出ピン12と、解除リブ13とが設けられている。
突出ピン12は、コネクタハウジング11の外壁からこのコネクタハウジング11の外方向に突出している。突出ピン12は、コネクタハウジング11の幅方向(図1中、左上・右下方向)の中央に設けられている。突出ピン12は、互いの間にコネクタハウジング11の軸心を位置付けるように一対設けられている。
解除リブ13は、コネクタハウジング11の外壁からこのコネクタハウジング11の外方向に突出している。解除リブ13は、コネクタ1と相手方のコネクタ10とが接離する方向に沿って設けられている。なお、接離とは、コネクタ1と相手方のコネクタ10とが互いに近づいたり離れたりすることを示している。解除リブ13は、コネクタハウジング11の幅方向に沿って突出ピン12と並んで設けられ、突出ピン12よりも該幅方向の端部寄りに設けられている。解除リブ13は、一対の突出ピン12のそれぞれの突出ピン12の近傍に配されて、一対設けられている。
コネクタ1は、図1及び図3に示すように、雌型の端子金具としての雌端子(図示せず)と、コネクタハウジング2と、レバー部材3と、係止突起4と、保護部5と、回転規制手段6(図3)とを備えている。なお、雌端子とコネクタハウジング2とは、それぞれ、特許請求の範囲に記載の端子金具とコネクタハウジングとに相当する。
雌端子は、導電性の板金等からなり、電線接続部と、電気接触部とを一体に備えている。電線接続部は、複数の加締め片を備えている。電線接続部は、加締め片が電線の端末等を加締めて、この電線の芯線と電気的に接続する。電気接触部は、筒状に形成され、内部に前述した雄端子の電気接触部が進入することによってこの雄端子と電気的に接続する。
コネクタハウジング2は、図1及び図2に示すように、ハウジング本体21と、フード部22と、パッキン23(図2)とを備えている。ハウジング本体21は、絶縁性の合成樹脂等からなり、筒状に形成されている。ハウジング本体21は、端子収容室24を複数有している。端子収容室24は、直線状に延びており、互いに平行に配されている。端子収容室24は、雌端子を収容する。
フード部22は、絶縁性の合成樹脂等からなり、筒状に形成されている。フード部22は、内部にハウジング本体21を収容する。フード部22は、ハウジング本体21と隙間2aをあけて配されている。フード部22には、図2に示すように、レバー支持突起25と、突出ピン通し孔26と、突出部27とが設けられている。
レバー支持突起25は、円柱状に形成され、フード部22の外壁22aからフード部22の外方向に突出している。レバー支持突起25は、フード部22の幅方向(図2中、左右方向)の中央に設けられている。レバー支持突起25は、互いの間にフード部22の軸心を位置付けるように一対設けられている。レバー支持突起25は、レバー部材3の回転中心をなしている。
突出ピン通し孔26は、フード部22の外壁22aを貫通している。突出ピン通し孔26は、相手方のコネクタ10と相対するフード部22の端部からフード部22の軸心に沿ってフード部22の中央に向かって直線状に延びている。突出ピン通し孔26は、前記フード部22の端部に開口している(図2ないし図4中、一部を点線で示す)。突出ピン通し孔26は、互いの間にフード部22の軸心を位置付けるように一対設けられている。突出ピン通し孔26は、内部に相手方のコネクタ10の突出ピン12を通す。
突出部27は、フード部22の外壁22aからフード部22の外方向に突出している。突出部27は、相手方のコネクタ10と相対するフード部22の端部に設けられ、突出ピン通し孔26及び後述する仮係止孔28と直交している。突出部27は、互いの間にフード部22の軸心を位置付けるように一対設けられている。突出部27は、前記フード部22の端部に開口した突出ピン通し孔26及び仮係止孔28の開口部を覆うとともに、これら開口部と連通する凹部27a(図1)を有している。また、この突出部27の相手方のコネクタ10から離れた端部には、レバー部材3の後述する側板部31及び保護部5の外縁を内部に通す凹溝27b(図1)が設けられている。
パッキン23は、ゴム等の弾性材料からなり、筒状に形成されている。パッキン23は、ハウジング本体21とフード部22との間の隙間2aに配され、該隙間2aの奥側に配されている。コネクタハウジング2と相手方のコネクタ10とが嵌合すると、前記隙間2aに相手方のコネクタ10のコネクタハウジング11の外壁が進入して、この外壁がパッキン23を押圧してパッキン23を弾性変形させる。パッキン23は弾性復元して、この外壁と前記隙間2aとの間を水密に保ってコネクタ1内に水等の液体が浸入するのを防止する。このようなパッキン23を有した所謂防水コネクタとしてのコネクタ1と相手方のコネクタ10とを嵌合させる際には大きな力が必要となって確実に嵌合させるのが難しいが、コネクタ1はレバー部材3を備えているので、小さな力で確実に相手方のコネクタ10と嵌合させることができる。
レバー部材3は、図1に示すように、一対の側板部31と、連結板部32と、カム孔33と、本係止アーム34とを備え、全体として略コ字状に形成されている。
一対の側板部31は、平板状に形成され、互いに間隔をあけて互いに平行に配されている。一対の側板部31の中央には、それぞれ、丸孔35が設けられている。丸孔35の内径は、レバー支持突起25の外径より僅かに大きい。丸孔35内には、レバー支持突起25が通される。レバー部材3は、一対の側板部31が互いの間にコネクタハウジング2を位置付けるようにフード部22の外壁22aの外表面に重ねられ、かつ、丸孔35内にレバー支持突起25が通されて、これら丸孔35及びレバー支持突起25を中心として回転自在にコネクタハウジング2に取り付けられる。レバー部材3は、後述する仮係止位置と本係止位置とに亘って回転自在にコネクタハウジング2に取り付けられる。連結板部32は、一対の側板部31の一端部同士を互いに連結する。
カム孔33は、一対の側板部31のそれぞれの側板部31に設けられている。カム孔33は、側板部31を貫通し、側板部31の外縁に開口している(図3及び図4中、一部を一点鎖線で示す)。カム孔33は、丸孔35を中心とした周方向に沿うように設けられ、前記側板部31の外縁から側板部31の中央に向かって延びている。カム孔33は、前記側板部31の外縁から中央に向かうにしたがって、徐々に丸孔35即ち回転中心としてのレバー支持突起25に近づく方向に延びている。また、レバー部材3が仮係止位置に位置付けられると、図3に示すように、前記側板部31の外縁に開口したカム孔33の開口部とコネクタハウジング2の突出ピン通し孔26とが連通して、カム孔33内に相手方のコネクタ10の突出ピン12が進入可能である。
本係止アーム34は、図1に示すように、連結板部32の側板部31寄りの内面に設けられている。本係止アーム34は、一対の平行部34aと、該一対の平行部34aの長手方向の一端同士を連結する直交部34bとを備え、略コ字状のアーム状に形成されている。一対の平行部34aは、それぞれ、一対の側板部31と平行に配されている。平行部34aの長手方向の他端(仮係止位置のレバー部材3寄りの他端)は、前述した連結板部32の内面に連なっている。
係止突起4は、図1等に示すように、コネクタハウジング2の外表面としてのフード部22の外壁22aの外表面に設けられている。係止突起4は、外壁22aの外表面からフード部22の外方向に突出している。係止突起4は、フード部22の周方向において一対のレバー支持突起25の間に設けられている。係止突起4の相手方のコネクタ10から離れた端部(仮係止位置のレバー部材3寄りの端部)には、テーパ面が設けられている。
前述した構成の本係止アーム34と係止突起4とは、レバー部材3が本係止位置に近づくと、本係止アーム34の直交部34bが係止突起4と当接してテーパ面を乗り上げて、直交部34bが連結板部32の内面に近づく方向に弾性変形する。そして、レバー部材3が本係止位置に位置付けられると、直交部34bが係止突起4を乗り越えて弾性復元するとともに、一対の平行部34aの間に係止突起4が位置付けられて、本係止アーム34と係止突起4とが係合する。
保護部5は、図1に示すように、レバー部材3に一対設けられている(なお、図3及び図4中の斜線部分を保護部5とする)。保護部5は、一対の側板部31のそれぞれの側板部31の端部から、該側板部31と同一平面方向に沿って突出して設けられている。一対の保護部5は、図3に示すように、レバー部材3が仮係止位置に位置付けられると、コネクタハウジング2の外表面としてのフード部22の外壁22aの外表面から突出し、互いの間に係止突起4を位置付ける。また、このとき、前記外表面からの保護部5の突出量P1は、前記外表面からの係止突起4の突出量P2よりも大きくなるように設けられている。即ち、一対の保護部5が互いに相対する方向に沿って、一対の保護部5の間に係止突起4全体が位置付けられる(一対の保護部5の間から係止突起4が突出しない)。
回転規制手段6は、図3及び図4に示すように、コネクタハウジング2に設けられた仮係止孔28と、レバー部材3に設けられた仮係止アーム36とを備えている。仮係止孔28は、フード部22の外壁22aを貫通している。仮係止孔28は、相手方のコネクタ10と相対するフード部22の端部からフード部22の軸心に沿ってフード部22の中央に向かって直線状に延びている。仮係止孔28は、突出ピン通し孔26と平行に設けられ、突出ピン通し孔26よりもフード部22の幅方向の端部寄りに設けられている。仮係止孔28は、前記フード部22の端部に開口している(図2ないし図4中、一部を点線で示す)。仮係止孔28は、一対の突出ピン通し孔26のそれぞれの突出ピン通し孔26の近傍に配されて、一対設けられている。
仮係止アーム36は、一対の側板部31のそれぞれの側板部31に設けられている。仮係止アーム36は、側板部31に連なるアーム本体と、アーム本体に設けられた突部とを備えている。アーム本体は、丸孔35を中心とした径方向に沿うように設けられている。アーム本体の丸孔35寄りの一端は側板部31に連なり、丸孔35から離れた他端は自由端とされている。アーム本体は、他端がレバー部材3の外方向(図3及び図4中、紙面手前方向)に変位するように弾性変形自在である。突部は、アーム本体の前述した他端に設けられ、該他端からレバー部材3の内方向(図3及び図4中、紙面奥方向)に向かって突出している。
前述した構成の回転規制手段6は、レバー部材3が図3に示す仮係止位置に位置付けられると、仮係止アーム36の突部が仮係止孔28内に通されることによって、仮係止位置に位置付けられたレバー部材3の回転を規制して仮係止位置にレバー部材3を係止する。なお、この回転規制手段6は、前述した相手方のコネクタ10の解除リブ13によって解除される。即ち、コネクタハウジング2に相手方のコネクタ10を近づけていくと、仮係止孔28内に通された突部が、仮係止孔28に進入した解除リブ13によって仮係止孔28外に押し出される。
前述した構成のコネクタ1を組み立てて、相手方のコネクタ10と嵌合させる際には、まず、一対の側板部31をコネクタハウジング2の外壁22aの外表面に重ねて、丸孔35内にレバー支持突起25を通す。レバー部材3を、レバー支持突起25を中心として回転自在にコネクタハウジング2に取り付ける。
続いて、レバー部材3を仮係止位置に位置付ける。仮係止位置とは、図3に示すレバー部材3の位置である。このとき、前述したようにレバー部材3の仮係止アーム36はコネクタハウジング2の仮係止孔28に通されており、レバー部材3は仮係止位置に係止される。また、このとき、一対の保護部5の間に係止突起4全体が位置付けられる。そして、例えば、他のワイヤハーネスのコネクタや電線等が係止突起4に近づいても、保護部5の先端と接触するのみで、保護部5間に配された係止突起4とは接触することがない。
そして、相手方のコネクタ10をコネクタハウジング2に近づける。すると、相手方のコネクタ10の突出ピン12が、突出ピン通し孔26に通されて、カム孔33の側板部31の外縁に開口した開口部内に通される。また、このとき、前述したように相手方のコネクタ10の解除リブ13がコネクタハウジング2の仮係止孔28内に通されて、回転規制手段6を解除する。
その後、レバー部材3を、レバー支持突起25を中心として矢印K(図3)に沿った方向に回転させる。すると、突出ピン12がカム孔33内の奥側に進入していき、相手方のコネクタ10がコネクタハウジング2に徐々に近づく。
そして、レバー部材3を本係止位置に位置付け、レバー部材3の本係止アーム34と係止突起4とを係合させる。本係止位置とは、図4に示すレバー部材3の位置である。このとき、レバー部材3の本係止アーム34はコネクタハウジング2の係止突起4と係合しており、レバー部材3の矢印Kと反対方向への回転は規制されている。また、レバー部材3の側板部31の端部とコネクタハウジング2の突出部27の端部とが当接して、本係止位置からさらに矢印Kに沿った方向への回転も規制されている。
レバー部材3が本係止位置に位置付けられると、カム孔33のレバー支持突起25寄りの端部(最奥部)に突出ピン12が位置付けられて、コネクタ1と相手方のコネクタ10とが嵌合し、雄端子の電気接触部が雌端子の電気接触部内に進入して雄端子と雌端子とが電気的に接続される。以上のように、レバー部材3を仮係止位置から本係止位置に回転させて、コネクタハウジング2(即ちコネクタ1)と相手方のコネクタ10とを嵌合させる。
本実施形態によれば、レバー部材3に一対設けられ、該レバー部材3が仮係止位置に位置付けられると互いの間に係止突起4を位置付ける保護部5を備えているので、他の部品等が係止突起4に近づいても保護部5と接触して係止突起4とは接触せず、係止突起4の破損を確実に防止することができる。また、コネクタ単体での搬送からワイヤハーネス等の製品を構成する構成部品の1つとしての搬送時において、係止突起4の破損を防止できるので、工程途中でのコネクタ1や前記製品の交換等の発生がなくなり、不良品、時間的なロス等が発生しないので、品質の維持に貢献することができる。
仮係止位置に位置付けられたレバー部材3の回転を規制する回転規制手段6を備えているので、一対の保護部5が係止突起4を保護する仮係止位置にレバー部材3を係止することによって、係止突起4の破損を確実に防止することができる。
レバー部材3が、互いの間にコネクタハウジング2を位置付ける一対の側板部31と、該一対の側板部31のそれぞれの側板部31同士を互いに連結する連結板部32とを備えるとともに、保護部5がそれぞれの側板部31から突出して設けられているので、簡単な構造でありながら係止突起4の破損を確実に防止することができる。
レバー部材3が仮係止位置に位置付けられた際の保護部5のフード部22の外壁22aの外表面からの突出量P1が、係止突起4のフード部22の外壁22aの外表面からの突出量P2よりも大きくなるように設けられているので、レバー部材3が仮係止位置に位置付けられると一対の保護部5の間に係止突起4全体が位置付けられ、係止突起4の破損を確実に防止することができる。
本実施形態においては、回転規制手段6は、コネクタハウジング2に設けられた仮係止孔28と、レバー部材3に設けられた仮係止アーム36とを備えていた。しかしながら本発明では、回転規制手段6はこれらに限定されることはなく、例えば、仮係止孔28がレバー部材3に設けられ、レバー部材3がコネクタハウジング2に設けられていてもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 コネクタ
2 コネクタハウジング
3 レバー部材
4 係止突起
5 保護部
6 回転規制手段
10 相手方のコネクタ
24 端子収容室
31 側板部
32 連結板部
P1 保護部の突出量
P2 係止突起の突出量
2 コネクタハウジング
3 レバー部材
4 係止突起
5 保護部
6 回転規制手段
10 相手方のコネクタ
24 端子収容室
31 側板部
32 連結板部
P1 保護部の突出量
P2 係止突起の突出量
Claims (4)
- 端子金具を収容する端子収容室を有するコネクタハウジングと、
前記コネクタハウジングに仮係止位置と本係止位置とに亘って回転自在に取り付けられ、該仮係止位置から該本係止位置に回転することによって前記コネクタハウジングを相手方のコネクタと嵌合させるレバー部材と、
前記コネクタハウジングの外表面に設けられ、かつ、前記本係止位置に位置付けられた前記レバー部材と係合する係止突起と、を備えたコネクタにおいて、
前記レバー部材に一対設けられ、該レバー部材が前記仮係止位置に位置付けられると互いの間に前記係止突起を位置付ける保護部を備えたことを特徴とするコネクタ。 - 前記仮係止位置に位置付けられた前記レバー部材の回転を規制する回転規制手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 前記レバー部材が、互いの間に前記コネクタハウジングを位置付ける一対の側板部と、該一対の側板部のそれぞれの側板部同士を互いに連結する連結板部と、を備えるとともに、
前記保護部が、前記それぞれの側板部から突出して設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。 - 前記レバー部材が前記仮係止位置に位置付けられた際の前記保護部の前記コネクタハウジングの前記外表面からの突出量が、前記係止突起の前記コネクタハウジングの前記外表面からの突出量よりも大きくなるように設けられたことを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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2007
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