JP2009272104A - リテーナ付き電気コネクタ - Google Patents

リテーナ付き電気コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2009272104A
JP2009272104A JP2008120756A JP2008120756A JP2009272104A JP 2009272104 A JP2009272104 A JP 2009272104A JP 2008120756 A JP2008120756 A JP 2008120756A JP 2008120756 A JP2008120756 A JP 2008120756A JP 2009272104 A JP2009272104 A JP 2009272104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
contact
mating
retainer
electrical connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008120756A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Kono
宏典 河野
Chisa Yoshida
千紗 吉田
Hiroshi Fujiwara
博志 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JST Mfg Co Ltd
Original Assignee
JST Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JST Mfg Co Ltd filed Critical JST Mfg Co Ltd
Priority to JP2008120756A priority Critical patent/JP2009272104A/ja
Publication of JP2009272104A publication Critical patent/JP2009272104A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】コンタクトの不完全装着による不具合を確実に防止し、ロック機構付き電気コネクタとの型等の共通化を実現できる嵌めごろしのリテーナ付き電気コネクタを提供する。
【解決手段】収容室110及びロックアーム120を有するハウジング100と、電線圧着後に収容室に挿入すると本体210が先端壁の反嵌合側に位置するようにハウジングに係止され、両電気コネクタが嵌合すると相手側コンタクトに接触するコンタクト200と、所定位置では収容室でコンタクトの本体に反嵌合側から当たる支持片310と、支持片の反嵌合側の端部から支持片と厚さ方向に離間して嵌合側に延び、支持片が所定位置にくると係止部116に掛かる係止片320と、支持片の反嵌合側の端部から支持片と厚さ方向に離間して嵌合側に延び、支持片が所定位置にくるとロックアームの操作部123を覆うカバー330とを有するリテーナ300とを備えたリテーナ付き電気コネクタである。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気コネクタの分野に属し、ロック機構を備えた電気コネクタに関する。
特許文献1は、相手側リセプタクルに挿入されるための角型のプラグフレーム部を有している絶縁性のプラグハウジングと、弾性支持部とロックアームとで構成されており、当該弾性支持部は前記プラグハウジングの上壁面から***するように形成されており、当該ロックアームは前記弾性支持部における端部と揺動可能に結合しているロック機構とを備えているロック機構付きプラグを開示している。
特許文献2は、ハウジング本体と、このハウジング本体に組み込まれる端子と、このハウジング本体に嵌入されて上記端子の脱落を防止すると共に上記端子の不完全な装着状態を検出するリテーナを備えたコネクタを開示している。特許文献4も端子金具の抜け止めと端子金具の半挿入を検知するためのリテーナを備えたコネクタを開示している。特許文献3及び特許文献5は、ハウジングからの端子の脱落を防止するためのリテーナを開示している。
特開2005−50620号公報 特開平9−320672号公報 特開2002−75507号公報 特開2003−272749号公報 特開2005−100796号公報
上記従来のロック機構付きプラグのような電気コネクタを用いると、ロック機構によりロック機構付き電気コネクタの相手側電気コネクタとの嵌合力を補強することができる。そして、ロック機構を解除すれば、ロック機構付き電気コネクタを相手側電気コネクタから容易に離脱することができる。ところで、このようなロック機構付き電気コネクタを利用して一旦、相手側電気コネクタに嵌合すれば、相手側電気コネクタから離脱できない嵌めごろしの電気コネクタを設定することが考えられる。すなわち、一旦、ロック機構付き電気コネクタを相手側電気コネクタに嵌合すればロック機構の解除をできないようにすれば、ロック機構付き電気コネクタとほぼ部品を共通化しながら、新たに嵌めごろしの電気コネクタを設定することができる。しかし、その場合、嵌めごろしの電気コネクタを相手側電気コネクタに嵌合したものの、導通不良などの不具合が生じた場合、嵌めごろしの電気コネクタを相手側電気コネクタから離脱することができないので、嵌めごろしの電気コネクタにおけるコンタクトのハウジングへの装着が完全か否かを点検することができない。
本発明は、このような点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、ロック機構付き電気コネクタのロックアームをカバーで覆って操作部の操作ができないようにし、このカバーにリテーナを設けることにより、コンタクトのハウジングへの装着が不完全であることによる導通不良などの不具合を確実に防止し、ロック機構付き電気コネクタとの型などの共通化を実現することができる嵌めごろしのリテーナ付き電気コネクタを提供することにある。
本発明のリテーナ付き電気コネクタは、互いに直交する奥行き方向、厚さ方向及び幅方向をとったときに、奥行き方向に貫通して奥行き方向の一方側である嵌合側で接続口として開口し且つ奥行き方向の他方側である反嵌合側で挿入口として開口する収容室と、この収容室を構成する壁のうち厚さ方向の一方側にある側壁の外側に配置され、可撓性により厚さ方向に揺動できるように中途部が上記側壁に一体的に設けられ、嵌合側の端部に、両電気コネクタが嵌合すると相手側電気コネクタに設けられた角部に掛かるフックが設けられ、反嵌合側の端部が操作部となったロックアームとを有し、嵌合側で相手側電気コネクタに嵌合することになるハウジングと、接触部を有する箱形の本体と、この本体の反嵌合側に設けられて電線を圧着することになるバレルとを備え、このバレルで電線を圧着してから上記ハウジングの挿入口から収容室に挿入されると、上記本体が上記収容室を構成する壁のうち接続口の周囲にある先端壁の反嵌合側に位置するようにハウジングに係止されることになり、両電気コネクタが嵌合すると上記接触部が相手側電気コネクタの相手側コンタクトに接触することになるコンタクトと、上記ハウジングの収容室に反嵌合側から挿入されて所定位置にくると嵌合側の端部がハウジングの収容室でコンタクトの本体に反嵌合側から当たることになる支持片と、この支持片の反嵌合側の端部から支持片と厚さ方向に離間して嵌合側に延び、上記支持片が所定位置にくると上記ハウジングの上記側壁に設けられた係止部に掛かる係止片と、上記支持片の反嵌合側の端部から支持片と厚さ方向に離間して嵌合側に延び、上記支持片が所定位置にくると上記ロックアームの操作部を覆うカバーとを有するリテーナとを備えている。
上記コンタクトのバレルで電線を圧着し、この電線付きコンタクトを上記ハウジングの挿入口から収容室に挿入すると、コンタクトの本体がハウジングの先端壁の反嵌合側に位置してコンタクトがハウジングに係止される。そして、ハウジングにリテーナを反嵌合側から近づけ、支持片を収容室に挿入して支持片が所定位置にくると支持片がコンタクトの本体に反嵌合側から当たり、係止片がハウジングの係止部に掛かる。そして、このリテーナ付き電気コネクタの嵌合側を相手側電気コネクタに嵌合すると、コンタクトの接触部が相手側コンタクトに接触する。また、ロックアームが揺動してフックが相手側電気コネクタの角部に掛かり、両電気コネクタが離脱しないようにロックされる。その場合、支持片がコンタクトの本体に当たるので、コンタクトのハウジングからの脱落が防止される。また、カバーがロックアームの操作部を覆うので、操作部の操作ができなくなり、ロックアームを揺動させて相手側電気コネクタの角部からフックを外すことができず、ロック機構の解除ができなくなるのでリテーナ付き電気コネクタが嵌めごろしになる。
その場合、支持片が所定位置にこなければ係止片がハウジングの係止部に掛からないので、これによってコンタクトのハウジングへの装着が不完全であることが分かり、導通不良などの不具合が確実に防止される。そして、このリテーナ付き電気コネクタは、ロック機構付き電気コネクタとリテーナとの組み合わせであり、リテーナと組み合わせないロック機構付き電気コネクタに対してハウジングに係止部を向ける程度の変更で成立するので、ロック機構付き電気コネクタとの間で型などの共通化が実現する。
本発明のリテーナ付き電気コネクタは、上記ハウジングには収容室を構成する壁の一部をなして奥行き方向に沿って嵌合側へ延びて厚さ方向に弾性変形することができる弾性片が設けられ、上記コンタクトには上記弾性片に嵌合側から掛かるストッパが設けられ、この弾性片及びストッパによりコンタクトをハウジングに係止するように構成してもよい。
本発明のリテーナ付き電気コネクタは、上記リテーナのカバーが、反嵌合側が閉じた袋形に形成されていてもよい。
このようにすれば、嵌合側を除いてカバーがロックアームの操作部を覆うので、操作部の操作の阻止が一層確実に行われる。
本発明のリテーナ付き電気コネクタは、ロック機構付き電気コネクタのロックアームをカバーで覆って操作部の操作ができないようにし、このカバーにリテーナを設けたので、コンタクトのハウジングへの装着が不完全であることによる導通不良などの不具合を確実に防止し、ロック機構付き電気コネクタとの型などの共通化を実現することができる嵌めごろしのリテーナ付き電気コネクタを提供することができた。
上記リテーナのカバーを、反嵌合側が閉じた袋形に形成したときは、操作部の操作の阻止が一層確実に行われ、嵌めごろしの機能を確実なものにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1及び図7は、本発明の実施形態であるリテーナ付き電気コネクタを電線を接続してなるハーネスの一端を示す。この実施形態のリテーナ付き電気コネクタは、絶縁性材料により形成されたハウジング100と、導電性材料により形成されたコンタクト200と、リテーナ300の三点の部品から構成されている。この実施形態のハーネスのリテーナ付き電気コネクタは、相手側電気コネクタ400に嵌合する。この実施形態の相手側電気コネクタ400は絶縁性材料により形成されたハウジングと、導電性材料により形成されたてこのハウジングに設けられたコンタクトとを備え、プリント配線板500に実装されているが、相手側電気コネクタの構成又は使用形態はこれに限定されない。説明の便宜上、互いに直交する奥行き方向、厚さ方向及び幅方向を設定する。この実施形態の場合、図1で説明すれば、図の上下方向が奥行き方向であり、下側が奥行き方向の一方側である嵌合側、上側が奥行き方向の他方側である反嵌合側である。また、図の左右方向が厚さ方向であり、図の紙面に垂直な方向が幅方向である。ここで部材又は部分に対して嵌合側又は反実装側というときは、その部材又は部分がリテーナ付き電気ネクタに設けられているときは当該リテーナ付き電気ネクタの嵌合側又は反嵌合側のことであり、その部材又は部分が相手側電気コネクタに設けられているときは当該相手側電気コネクタの嵌合側又は反嵌合側のことである。嵌合側とは嵌合される側のことであり、反嵌合側とは、この嵌合側と反対側のことである。
図8及び図9に示すように、上記ハウジング100は、その嵌合側が相手側電気コネクタ400に挿入されると相手側電気コネクタ400に嵌合し、相手側電気コネクタ400から抜くと相手側電気コネクタ400から離脱するように構成されている。本発明は、このようにハウジングの嵌合側を相手側電気コネクタに挿入することで両電気コネクタを嵌合するようにしたリテーナ付き電気コネクタに適用できるが、逆に相手側電気コネクタの嵌合側がハウジングに挿入されることで両電気コネクタを嵌合するようにしたリテーナ付き電気コネクタにも適用することができる。図1及び図2に示すように、上記ハウジング100には、奥行き方向に貫通する収容室110が設けられている。この収容室110は極数に応じた数だけ設けられている。この実施形態では二列設けられているが、本発明のリテーナ付き電気コネクタにおけるハウジングの収容室の数、配列がこれによって限定されることはない。この収容室110は、奥行き方向の一方側である嵌合側で接続口111として開口しており、また奥行き方向の他方側である反嵌合側で挿入口112として開口している。また、上記ハウジング100の収容室110を構成する壁のうち厚さ方向の一方側にある側壁113の外側にはロックアーム120が配置されている。このロックアーム120は、その中途部121が上記側壁113に一体的に設けられており、ロックアーム120は、その可撓性により中途部121を中心にして厚さ方向にシーソー状に揺動するようになっている。すなわち、ロックアーム120は幅方向からみて中途部121を中心にして奥行き方向の両端が弧を描くようにシーソー状に揺動するようになっている。ロックアーム120の嵌合側の端部には、上記側壁113に向かって厚さ方向に突出するフック122が設けられており、リテーナ付き電気コネクタと相手側電気コネクタ400とが嵌合するとロックアーム120が厚さ方向にシーソー状に動いてフック122が相手側電気コネクタ400に設けられた角部410を乗り越えてから当該角部410に掛かるように構成されている。相手側電気コネクタ400のハウジングには厚さ方向に凹む凹部が形成され、この凹部の嵌合側に角部410が形成されている。これに代えて、ハウジングに角部を厚さ方向に突出して形成してもよい。また、ロックアーム120の反嵌合側の端部は操作部123となっており、この操作部123を指などで押してロックアーム120をシーソー状に動かすことにより、フック122を相手側電気コネクタ400に設けられた角部410から外し、リテーナ付き電気コネクタを相手側電気コネクタ400から離脱させることができるようになっている。
図1及び図3に示すように、上記コンタクト200は、接触部211を有する箱形の本体210と、この本体210の反嵌合側に設けられて電線600を圧着することになるバレル220とを備えている。箱形とは、ほぼ直方体の形状である。このコンタクト200は雌形であるので、本体210の嵌合側の端部が開口していると共に本体210の内壁が接触部になっており、この開口で相手側電気コネクタ400のピンを受入れ、上記接触部にピンを接触させるようにしている。コンタクトを雄形としたときは、本体210の嵌合側の端部から嵌合側へ接触部としてのピンを延ばす。バレル220は電線600の芯線を圧着するワイヤバレルと電線600の絶縁被覆を圧着するインシュレーションバレルとを備えている。このバレル220で電線600を圧着し、電線付きのコンタクト200を上記ハウジング100の挿入口112から収容室110に挿入すると、上記本体210が上記収容室110を構成する壁のうち接続口111の周囲にある先端壁114の反嵌合側に位置するようようにハウジング100に係止されるように構成されている。そして、リテーナ付き電気コネクタと相手側電気コネクタ400とが嵌合すると上記接触部211が相手側電気コネクタ400の相手側コンタクトに接触するように構成している。図1に示すように、ハウジング100には、収容室110を構成する壁の一部をなして奥行き方向に沿って嵌合側へ延びて厚さ方向に弾性変形することができる弾性片115が設けられている。また、コンタクト200には上記弾性片115に嵌合側から掛かるストッパ212が設けられている。このストッパ212は、コンタクト200の本体210の厚さ方向に向いた壁の一部を外側へ切り起こした突片により形成されている。よって、電線付きのコンタクト200を上記ハウジング100の挿入口112から収容室110に挿入すると、コンタクト200が弾性片115を厚さ方向に押しやって弾性変形させ、この弾性片115を嵌合側へ乗り越えたストッパ212が復原した弾性片115の先端に掛かることでコンタクト200をハウジング100に係止するようにしている。ストッパは、コンタクトの本体の厚さ方向に向いた壁に開口を設けてその周縁により形成してもよい。これに代えて、コンタクトに弾性片を設け、ハウジングに係止するようにしてもよい。しかし、本発明のリテーナ付き電気コネクタは、このような弾性片を用いたランス構造を設けない実施形態を含んでいる。
図1、及び図4ないし図9に示すように、上記リテーナ300は、支持片310と、この支持片310の反嵌合側の端部から支持片310と厚さ方向に離間して嵌合側に延びる係止片320と、上記支持片310の反嵌合側の端部から支持片310と厚さ方向に離間して嵌合側に延びるカバー330とを備えている。上記支持片310は、板状に形成されて厚さ方向に向いている。そして、リテーナ300を上記ハウジング100に反嵌合側から近づけ、支持片310がハウジング100の収容室110に反嵌合側から挿入されて所定位置にくると支持片310の嵌合側の端部がハウジング100の収容室110のなかでコンタクト200の本体210に反嵌合側から当たるように構成されている。また、係止片320は、上記支持片310が所定位置にくると上記ハウジング100の上記側壁113に設けられた係止部116に掛かるように構成されている。ここでは係止片320に厚さ方向に貫通する孔を設けると共に側壁113に厚さ方向に突き出た突起を設けて係止部116とし、係止片320の可撓性により係止片320の孔を係止部116に嵌めて孔の縁を係止部116に掛けるようにした。逆に、係止片に厚さ方向に突き出た突起を設けると共にハウジングの側壁に穴を設けて係止部とし、係止片の可撓性により係止片の突起を係止部に嵌めて突起を係止部の縁に掛けるようにしてもよい。さらに、カバー330は、上記支持片310が所定位置にくると上記ロックアーム120の操作部123を覆うように構成されている。そして、このカバー330は、反嵌合側が閉じた袋形に形成されている。このカバー330は、厚さ方向に向いて支持片310と対向する板状の第1壁331と、幅方向に向いて上記第1壁331の幅方向の両端縁を支持片310にそれぞれ連結する二枚の板状の第2壁332と、これら第1壁331と二枚の第2壁332とにより奥行き方向にみて略U字形に形成された壁の反嵌合側を閉じるように第1壁331及び第2壁332に連結された第3壁333とを備えている。他に、第3壁333を設けずに第1壁331と第2壁332とによりカバー330を構成した変形例と、第2壁332を設けずに第1壁331と第3壁333とによりカバー330を構成した変形例がある。
次に、上記実施形態のリテーナ付き電気コネクタの作用及び効果を説明する。上記コンタクト200のバレル220で電線600を圧着し、この電線付きコンタクト200を上記ハウジング100の挿入口112から収容室110に挿入すると、コンタクト200の本体210がハウジング100の先端壁114の反嵌合側に位置してコンタクト200がハウジング100に係止される。そして、ハウジング100にリテーナ300を反嵌合側から近づけ、支持片310を収容室110に挿入して支持片310が所定位置にくると支持片310がコンタクト200の本体210に反嵌合側から当たり、係止片320がハウジング100の係止部116に掛かる。そして、このリテーナ付き電気コネクタの嵌合側を相手側電気コネクタ400に嵌合すると、コンタクト200の接触部211が相手側コンタクトに接触する。また、ロックアーム120が揺動してフック122が相手側電気コネクタ400の角部410に掛かり、両電気コネクタが離脱しないようにロックされる。その場合、支持片310がコンタクト200の本体210に当たるので、コンタクト200のハウジング100からの脱落が防止される。また、カバー330がロックアーム120の操作部123を覆うので、操作部123の操作ができなくなり、ロックアーム120を揺動させて相手側電気コネクタ400の角部410からフック122を外すことができず、ロック機構の解除ができなくなるのでリテーナ付き電気コネクタが嵌めごろしになる。
その場合、支持片310が所定位置にこなければ係止片320がハウジング100の係止部116に掛からないので、これによってコンタクト200のハウジング100への装着が不完全であることが分かり、導通不良などの不具合が確実に防止される。そして、このリテーナ付き電気コネクタは、ロック機構付き電気コネクタとリテーナとの組み合わせであり、リテーナと組み合わせないロック機構付き電気コネクタに対してハウジングに係止部を向ける程度の変更で成立するので、ロック機構付き電気コネクタとの間で型などの共通化が実現する。
本発明のリテーナ付き電気コネクタにおけるカバーは、支持片の反嵌合側の端部から支持片と厚さ方向に離間して嵌合側に延び、上記支持片が所定位置にくると上記ロックアームの操作部を覆うように構成されておればよい。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態のリテーナ300のカバー330は、反嵌合側が閉じた袋形に形成されている。このようにすれば、嵌合側を除いてカバー330がロックアーム120の操作部123を覆うので、操作部123の操作の阻止が一層確実に行われる。
本発明は、以上の実施形態又は変形例の特徴を組み合わせた実施形態を含んでいる。さらに、以上の実施形態は本発明のリテーナ付き電気コネクタのいくつかの例を示したに過ぎない。したがって、これらの実施形態の記載によって本発明のリテーナ付き電気コネクタが限定解釈されることはない。
本発明の実施形態であるリテーナ付き電気コネクタを電線を接続してなるハーネスの一端を示す拡大断面図である。 上記リテーナ付き電気コネクタのハウジングの斜視図である。 上記リテーナ付き電気コネクタのコンタクトを幅方向からみた拡大側面図である。 上記リテーナ付き電気コネクタのリテーナの斜視図である。 上記リテーナ付き電気コネクタのリテーナを幅方向からみた側面図である。 上記リテーナ付き電気コネクタのハウジングに電線付きコンタクトを挿入して係止したときのハウジング等とリテーナの斜視図である。 図6のハウジングにリテーナを装着してなるハーネスの一端を示す斜視図である。 図7のハーネスの一端をプリント配線板に実装された相手側電気コネクタに嵌合して厚さ方向からみた正面図である。 図7のハーネスの一端をプリント配線板に実装された相手側電気コネクタに嵌合して幅さ方向からみた側面図である。
符号の説明
100 ハウジング
110 収容室
111 接続口
112 挿入口
113 側壁
114 先端壁
115 弾性片
116 係止部
120 ロックアーム
121 中途部
122 フック
123 操作部
200 コンタクト
210 本体
211 接触部
212 ストッパ
220 バレル
300 リテーナ
310 支持片
320 係止片
330 カバー
400 相手側電気コネクタ
410 角部
600 電線

Claims (3)

  1. 互いに直交する奥行き方向、厚さ方向及び幅方向をとったときに、奥行き方向に貫通して奥行き方向の一方側である嵌合側で接続口として開口し且つ奥行き方向の他方側である反嵌合側で挿入口として開口する収容室と、この収容室を構成する壁のうち厚さ方向の一方側にある側壁の外側に配置され、可撓性により厚さ方向に揺動できるように中途部が上記側壁に一体的に設けられ、嵌合側の端部に、両コネクタが嵌合すると相手側コネクタに設けられた角部に掛かるフックが設けられ、反嵌合側の端部が操作部となったロックアームとを有し、嵌合側で相手側コネクタに嵌合することになるハウジングと、
    接触部を有する箱形の本体と、この本体の反嵌合側に設けられて電線を圧着することになるバレルとを備え、このバレルで電線を圧着してから上記ハウジングの挿入口から収容室に挿入されると、上記本体が上記収容室を構成する壁のうち接続口の周囲にある先端壁の反嵌合側に位置するようにハウジングに係止されることになり、両コネクタが嵌合すると上記接触部が相手側コネクタの相手側コンタクトに接触することになるコンタクトと、
    上記ハウジングの収容室に反嵌合側から挿入されて所定位置にくると嵌合側の端部がハウジングの収容室でコンタクトの本体に反嵌合側から当たることになる支持片と、この支持片の反嵌合側の端部から支持片と厚さ方向に離間して嵌合側に延び、上記支持片が所定位置にくると上記ハウジングの上記側壁に設けられた係止部に掛かる係止片と、上記支持片の反嵌合側の端部から支持片と厚さ方向に離間して嵌合側に延び、上記支持片が所定位置にくると上記ロックアームの操作部を覆うカバーとを有するリテーナとを備えたリテーナ付き電気コネクタ。
  2. 上記ハウジングには収容室を構成する壁の一部をなして奥行き方向に沿って嵌合側へ延びて厚さ方向に弾性変形することができる弾性片が設けられ、上記コンタクトには上記弾性片に嵌合側から掛かるストッパが設けられ、この弾性片及びストッパによりコンタクトをハウジングに係止するように構成した請求項1のリテーナ付き電気コネクタ。
  3. 上記リテーナのカバーが、反嵌合側が閉じた袋形に形成されている請求項1又は請求項2のリテーナ付き電気コネクタ。
JP2008120756A 2008-05-02 2008-05-02 リテーナ付き電気コネクタ Withdrawn JP2009272104A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008120756A JP2009272104A (ja) 2008-05-02 2008-05-02 リテーナ付き電気コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008120756A JP2009272104A (ja) 2008-05-02 2008-05-02 リテーナ付き電気コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009272104A true JP2009272104A (ja) 2009-11-19

Family

ID=41438490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008120756A Withdrawn JP2009272104A (ja) 2008-05-02 2008-05-02 リテーナ付き電気コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009272104A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103840301A (zh) * 2012-11-23 2014-06-04 凡甲电子(苏州)有限公司 电连接器及其绝缘件
CN107171142A (zh) * 2017-05-22 2017-09-15 珠海凯邦电机制造有限公司 引线防脱组件及具有其的电机
JP2017220427A (ja) * 2016-06-10 2017-12-14 日本圧着端子製造株式会社 コネクタ用端子保持部材、コネクタ、及び電気的接続装置
WO2020137453A1 (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103840301A (zh) * 2012-11-23 2014-06-04 凡甲电子(苏州)有限公司 电连接器及其绝缘件
JP2017220427A (ja) * 2016-06-10 2017-12-14 日本圧着端子製造株式会社 コネクタ用端子保持部材、コネクタ、及び電気的接続装置
CN107171142A (zh) * 2017-05-22 2017-09-15 珠海凯邦电机制造有限公司 引线防脱组件及具有其的电机
CN107171142B (zh) * 2017-05-22 2023-04-28 珠海凯邦电机制造有限公司 引线防脱组件及具有其的电机
WO2020137453A1 (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ
JP2020102390A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ
JP6996487B2 (ja) 2018-12-25 2022-01-17 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4009111B2 (ja) コネクタのロック装置
KR101665271B1 (ko) 커넥터
JP5602617B2 (ja) コネクタ部材
WO2012127541A1 (ja) 電線対基板コネクタ
JP4427564B2 (ja) コネクタプラグ
JP2011146249A (ja) レバー式コネクタ
JP2007180008A (ja) コネクタプラグ
TW200820518A (en) Connector prevented from undesired separation of a locking member
WO2015068692A1 (ja) 端子金具、及び、それを備える電気コネクタ
US20110097922A1 (en) Connector attachable to an attaching object without forming a large opening in the attaching object
JP5015812B2 (ja) コネクタ用カバー
JP2009272104A (ja) リテーナ付き電気コネクタ
JP4854583B2 (ja) コネクタカバー
JP2011108576A (ja) ホルダ付コネクタ
JP6947195B2 (ja) 電気コネクタ
US9153908B2 (en) Lever-type connector
JP5736940B2 (ja) レバー式コネクタ
KR101003030B1 (ko) 잠금기구가 부착된 플러그 커넥터 하우징 및 이것을이용한 잠금기구가 부착된 플러그 커넥터
JP3094009B2 (ja) コンタクト保持装置付き電気コネクタ
JP4285311B2 (ja) コネクタ
JP2010009801A (ja) コネクタ
JP4303148B2 (ja) ロック機構付きプラグコネクタハウジング及びこれを用いたロック機構付きプラグコネクタ
JP4228978B2 (ja) コネクタ
JP2012238550A (ja) コネクタ
JPH0528698Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20110705