JP2009113502A - エアバッグ及びエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアバッグの内側からベントホールが蓋部材により覆われているエアバッグにおいて、エアバッグの膨張初期の段階においてはベントホールが蓋部材によって閉又は小開度とされており、エアバッグ内が昇圧すると、蓋部材がエアバッグ内のガス圧によってスムーズにベントホールから押し出されてベントホールを開又は大開度とするエアバッグと、このエアバッグを備えたエアバッグ装置とを提供する。
【解決手段】エアバッグ10のリヤパネル14にベントホール18が設けられ、該エアバッグ10の内側から蓋部材60により該ベントホール18が覆われている。リヤパネル14の中央のインフレータ用開口16内にインフレータ36が配置されている。蓋部材60のリヤパネル14中央側の端部は、開口16の周縁部のパッチクロス61を介してリヤパネル14に結合している。蓋部材60のベントホール18よりもリヤパネル14外周側の端部は、リヤパネル14に対し非結合となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、エアバッグ内部からエアバッグ外部へガスを流出させることにより、乗員がエアバッグによってソフトに受け止められるようにするためのベントホールと、エアバッグの内側からベントホールを覆い、該ベントホールからのガスの流出を規制する蓋部材とを備えたエアバッグに関する。また、本発明は、このエアバッグを備えたエアバッグ装置に関する。
エアバッグにベントホールを設け、膨張したエアバッグに車両乗員等が突っ込んで来たときに、該ベントホールを介してエアバッグ内部からガスを流出させることにより該車両乗員等をエアバッグによってソフトに受け止めて拘束することは周知である。
特開2005−199987号公報には、エアバッグの内側からベントホールが蓋部材によって覆われたエアバッグが記載されている。同号公報では、該蓋部材のうち、ベントホールよりもインフレータ側(エアバッグ中央側)の端部がエアバッグに固着されると共に、該ベントホールを挟んでインフレータと反対側(エアバッグ外周側)の端部が、エアバッグの外周部において、該エアバッグのフロント面(乗員対向面)とリヤ面との間に挟み込まれ、これらと共にテアシームによって結合解除可能に縫い合わされている。
同号公報のエアバッグにあっては、インフレータからのガスにより該エアバッグが膨張する膨張初期の段階にあっては、テアシームによるエアバッグのフロント面及びリヤ面と蓋部材との結合が解除されず、蓋部材がベントホールに重なった状態となっている。これにより、該ベントホールからのガスの流出が規制され、エアバッグ内部が速やかに高圧となり、エアバッグが迅速に膨張する。
その後、エアバッグ内部が所定圧を超えると、テアシームが破断し、エアバッグのフロント面とリヤ面とが離反すると共に、これらと蓋部材との結合が解除され、蓋部材がエアバッグ内のガス圧によりベントホールからエアバッグ外に押し出される。これにより、ベントホールが開放するので、この膨張したエアバッグに車両乗員が突っ込んで来た場合には、該ベントホールを介してエアバッグ内部からガスが流出することにより、該車両乗員がエアバッグによってソフトに受け止められ、拘束される。
特開2005−199987号公報
上記特開2005−199987号公報のエアバッグにあっては、蓋部材がテアシームによってエアバッグに留め付けられているので、蓋部材がスムーズにベントホールから押し出されないおそれがある。
本発明は、エアバッグの内側からベントホールが蓋部材により覆われているエアバッグにおいて、エアバッグの膨張初期の段階においてはベントホールが蓋部材によって閉又は小開度とされており、エアバッグ内が昇圧すると、蓋部材がエアバッグ内のガス圧によってスムーズにベントホールから押し出されてベントホールが開又は大開度となるエアバッグと、このエアバッグを備えたエアバッグ装置とを提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のエアバッグは、インフレータからのガスによって膨張するエアバッグであって、ベントホールと、該エアバッグの内側に配置され、該ベントホールを覆う蓋部材とを有するエアバッグにおいて、該蓋部材のうち、前記ベントホールよりも前記インフレータ側の端部がエアバッグに結合されており、該ベントホールを挟んで該インフレータと反対側の端部は、エアバッグに対し非結合となっており、インフレータからの噴出ガスによってエアバッグが膨張する膨張初期の段階にあっては、該インフレータからの噴出ガスにより該蓋部材が該エアバッグの内側から前記ベントホールに重なり、これにより該ベントホールが閉又は小開度とされ、その後、エアバッグ内が昇圧することにより、該蓋部材がエアバッグ内部のガス圧によって該ベントホールからエアバッグ外に押し出され、これにより該ベントホールが開又は大開度となることを特徴とする。
請求項2のエアバッグは、請求項1において、該エアバッグ内に、該エアバッグの内部を中央の第1室と該第1室を取り囲む第2室とに区画するインナーパネルが設けられており、該インナーパネルには、該第1室と第2室とを連通する連通部が設けられており、該エアバッグは、まず該第1室内にガスが導入されて該第1室が膨張し、次いで該連通部を介して該第1室から第2室へガスが流出することにより該第2室が膨張するよう構成されており、前記ベントホールは、該第2室とエアバッグ外部とを連通するものであり、該連通部は、該第1室から、該ベントホールに向って該エアバッグ内にガスを流出させるよう構成されていることを特徴とする。
請求項3のエアバッグは、請求項1において、該エアバッグ内にインナーバッグが設けられており、該インナーバッグには、該インナーバッグ内とエアバッグ内とを連通する連通部が設けられており、該エアバッグは、まず該インナーバッグ内にガスが導入されて該インナーバッグが膨張し、次いで該連通部を介して該インナーバッグ内からエアバッグ内へガスが流出することにより該エアバッグの残部が膨張するよう構成されており、該連通部は、該インナーバッグ内から、該ベントホールに向って該エアバッグ内にガスを流出させるよう構成されていることを特徴とする。
請求項4のエアバッグは、請求項1において、該エアバッグ内に、該インフレータからのガスの噴出方向を、該インフレータから前記ベントホールに向う方向に規制するガス噴出方向規制部材が設けられていることを特徴とする。
請求項5のエアバッグは、請求項1ないし4のいずれか1項において、前記ベントホールを挟んで前記インフレータと反対側のエアバッグ内側面に、前記蓋部材の挿通部が設けられており、該蓋部材のうち、該ベントホールを挟んで該インフレータと反対側の端部が該挿通部に挿通されていることを特徴とする。
本発明(請求項6)のエアバッグ装置は、エアバッグと、該エアバッグにガスを供給するインフレータとを備えたエアバッグ装置において、該エアバッグは請求項1ないし5のいずれか1項に記載のエアバッグであることを特徴とする。
請求項7のエアバッグ装置は、請求項6において、該インフレータは、前記ベントホールに向ってガスを噴出するように設置されていることを特徴とする。
本発明のエアバッグ及びエアバッグ装置にあっては、インフレータからの噴出ガスによってエアバッグが膨張する膨張初期の段階においては、該インフレータからの噴出ガスにより蓋部材が該エアバッグの内側面に押し付けられ、ベントホールに重なった状態となる。これにより、該ベントホールが閉又は小開度とされる。そのため、該ベントホールからのガスの流出が規制され、エアバッグが速やかに膨張する。
なお、本発明においては、蓋部材のうちベントホールよりもインフレータ側の端部がエアバッグに結合されている。即ち、この蓋部材は、インフレータからのガス噴出方向の上流側でエアバッグに結合されている。このため、インフレータからの噴出ガス圧により該蓋部材がベントホールから捲れ上がったりすることも防止される。
その後、エアバッグ内が昇圧することにより、該蓋部材がエアバッグ内部のガス圧によって該ベントホールからエアバッグ外に押し出され、これにより該ベントホールが開又は大開度となる。そのため、この膨張したエアバッグに乗員が突っ込むと、該ベントホールからエアバッグ外にガスが流出する。この結果、乗員がエアバッグによってソフトに受け止められ、拘束される。
本発明では、蓋部材は、テアシーム等によってエアバッグに結合されていないため、エアバッグ内のガス圧によりスムーズにベントホールから押し出される。
請求項2の態様にあっては、エアバッグ内が、インナーパネルにより、該エアバッグの中央の第1室と該第1室とを取り囲む第2室とに区画され、ベントホールが該第2室とエアバッグ外部を連通するものであっても、該第1室と第2室とを連通する連通部からベントホールに向う方向にガスが流出するため、エアバッグ(第2室)の膨張初期の段階においては、この流出ガス圧により、蓋部材がエアバッグの内側面に押し付けられてベントホールを閉鎖する。
請求項3の態様にあっては、エアバッグ内に配置されたインナーバッグの連通部からベントホールに向う方向にガスが流出するため、エアバッグの膨張初期の段階においては、この流出ガス圧により、蓋部材がエアバッグの内側面に押し付けられてベントホールを閉鎖する。
請求項4の態様にあっては、ガス噴出方向規制部材により、インフレータからベントホールに向ってガスが噴出するため、このインフレータからの噴出ガスによって蓋部材がエアバッグの内側面に押し付けられてベントホールを閉鎖する効果が高い。
請求項5の態様にあっては、エアバッグ内が十分に昇圧して蓋部材がベントホールから押し出されるまでは、蓋部材が挿通部に挿通されているので、蓋部材がベントホールからずれ動いたり、蓋部材が捲れ上がったりすることが防止され、ベントホールの閉鎖性が向上する。
請求項7のように、インフレータ自体を、該インフレータからのガス噴出方向がベントホールに向う方向となるように設置してもよい。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1図(a)は実施の形態に係るエアバッグ及びエアバッグ装置の斜視図であり、第1図(b)はこのエアバッグ及びエアバッグ装置の垂直断面図である。なお、第1図(a),(b)はいずれもエアバッグが膨張した状態を示している。第2〜5図は、それぞれ、このエアバッグの膨張初期の段階、膨張中期の段階、膨張後期の段階及びこのエアバッグに乗員が突っ込んで来た状態を示す水平断面図である。
この実施の形態では、エアバッグ100は、自動車の助手席用エアバッグである。
この助手席用エアバッグ100は、折り畳まれてコンテナ101内に収容され、インフレータ102によって膨張される。この助手席用エアバッグ100はインストルメントパネル103に設置されている。コンテナ101の上方はリッド104によって覆われている。105はウィンドシールドを示す。
この実施の形態では、該エアバッグ100内に、該エアバッグ100よりも小容積のインナーバッグ140が設けられている。該インナーバッグ140は、該エアバッグ100の基端側(膨張時の乗員と反対側)に配置されており、このインナーバッグ140内に、インフレータ102が設置されている。このインナーバッグ140の左右の側面に、それぞれ、該インナーバッグ140内とエアバッグ100内を連通する連通口141が設けられている。
この助手席用エアバッグ100の左右の側面にベントホール110がそれぞれ設けられ、該エアバッグ100の内側から各ベントホール110に蓋部材120が被さっている。各蓋部材120は、エアバッグ100の略先後方向(乗員側と、該乗員と反対側を結ぶ方向)に該ベントホール110を横切って延在しており、その乗員と反対側の端部が、ベントホール110よりもエアバッグ100の基端側においてエアバッグ100の側面(内側面)にシーム121により縫着されている。各蓋部材の乗員側の端部は、ベントホール110よりもエアバッグ100の先端側(乗員側)まで延在している。各蓋部材120の該乗員側の端部及び上下の側縁部は、いずれもエアバッグ100に対し非結合となっている。
このように構成されたエアバッグ装置を搭載した車両の衝突時等には、インフレータ102が作動してエアバッグ100内にガスが噴出する。エアバッグ100は、このガスにより膨張してリッド104を押し開き、車両室内に展開する。
このエアバッグ100は、まずインナーバッグ140内にインフレータ102からのガスが導入されて該インナーバッグ140が膨張し、次いで、該インナーバッグ140の各連通口141を通ってインナーバッグ140内からエアバッグ100内にガスが流入し、エアバッグ100の残部が膨張する。この際、該インナーバッグ140からのガスは、各連通口141を通って左右に向って(即ち、エアバッグ100の左右の側面に向って)エアバッグ100内に流入する。そのため、第2図から第3図のように、該エアバッグ100の内側から各ベントホール110を覆った蓋部材120が、該連通口141からの流出ガスによりエアバッグ100の内側面に押し付けられてベントホール110を閉鎖する。
この結果、エアバッグ100内が十分に昇圧していない膨張初期の段階においては、各ベントホール110からのガスの流出が規制され、エアバッグ100内が速やかに高内圧となり、エアバッグ100が迅速に膨張する。
なお、各蓋部材120は、各ベントホール110よりもエアバッグ100の基端側(即ち、各連通口141からの流出ガス流の上流側)が該エアバッグ100の側面に結合されているので、この流出ガス圧により各蓋部材120が各ベントホール110から捲れ上がってしまうことも防止される。
その後、エアバッグ100内が昇圧することにより、第4図のように、各蓋部材120がエアバッグ100内部のガス圧によって各ベントホール110からエアバッグ100外に押し出され、これにより各ベントホール110が開放する。そのため、この膨張したエアバッグ100に乗員が突っ込むと、各ベントホール110からエアバッグ100外にガスが流出し、乗員が該エアバッグ100によってソフトに受け止められて拘束される。
なお、このエアバッグ100にあっては、各蓋部材120は、テアシーム等によってエアバッグ100に結合されていないため、エアバッグ100内のガス圧によりスムーズに各ベントホール110から押し出される。
第6図及び第7図は実施の形態に係るエアバッグ及びエアバッグ装置の断面図、第8図はこのエアバッグ及びエアバッグ装置の分解斜視図、第9図はこのエアバッグのリヤパネルの平面図である。なお、第6図はエアバッグに乗員が突っ込んで来る前の状態を示し、第7図はエアバッグに乗員が突っ込んで来た後の状態を示している。
この実施の形態では、エアバッグ10は、車両の運転席用エアバッグである。
このエアバッグ10は、乗員対向面を構成するフロントパネル12と、該乗員対向面と反対側の外面を構成するリヤパネル14と、該エアバッグ10の内部を第1室1と第2室2とに区画する内部部材としての第1及び第2インナーパネル22A,22Bと、該第2室2とエアバッグ10の外部とを連通するベントホール18と、エアバッグ10内から該ベントホール18を覆う蓋部材60等を備えている。
該フロントパネル12、リヤパネル14並びに第1及び第2インナーパネル22A,22Bはそれぞれ円形の織布よりなる。該フロントパネル12とリヤパネル14とは略同一直径のものであり、それらの外周縁部同士がシーム15によって縫合されることにより、袋体状とされている。該シーム15は、フロントパネル12及びリヤパネル14の外周に沿って円環状に周設されている。該シーム15は縫糸等よりなるが、これに限定されない。
該リヤパネル14には、インフレータ用開口16と前記ベントホール18とが設けられている。該開口16はリヤパネル14の中央に配置されている。この開口16の周縁部には、エアバッグ10の外側から、円環形の織布よりなるパッチクロス61が取り付けられている。符号62(第9図)は、このパッチクロス61とリヤパネル14とを縫合したシームを示している。該シーム62は、このパッチクロス61の外周に沿って円環状に周設されている。開口16の周囲には、該パッチクロス61とリヤパネル14とを貫通したボルト挿通孔20が設けられている。
この実施の形態では、該リヤパネル14にベントホール18が2個設けられている。これらのベントホール18は、該リヤパネル14の中央の開口16を挟んで互いに反対側に位置している。
これらのベントホール18に対し、エアバッグ10の内側からそれぞれ蓋部材60が重ね合わされている。この実施の形態では、各蓋部材60は帯状のものであり、各ベントホール18をリヤパネル14の半径方向に横切るように延在している。
第9図に示すように、この実施の形態では、各蓋部材60は、前記パッチクロス61と一連一体に構成されており、各々のリヤパネル14中央側の端部(基端側)が該パッチクロス61に連なっている。即ち、この実施の形態では、各蓋部材60の基端側は、各ベントホール18よりもリヤパネル14中央側(即ち、後述のインフレータ36側)において、それぞれ該パッチクロス61を介してリヤパネル14に結合されている。
図示の通り、各蓋部材60は、各ベントホール18よりもリヤパネル14の外周側まで延在している。なお、各蓋部材60は、各々の先端側がエアバッグ10の側部を回り込んでフロントパネル12の内側面にまで達する長さを有していてもよい。各蓋部材60の先端側及びリヤパネル14の半径方向に延在する1対の側縁部は、いずれもリヤパネル14(及びフロントパネル12)に対して非結合となっている。
このエアバッグ10の内部に前記第1インナーパネル22A及び第2インナーパネル22Bが設けられている。この第1及び第2インナーパネル22A,22Bはフロントパネル12及びリヤパネル14と略同心状に配置され、その外周縁部同士が第1の結合手段としてのテアシーム23Bによって縫合されている。この第1及び第2インナーパネル22A,22Bにより、エアバッグ10の内部が中央の第1室1と、該第1室1を取り囲む第2室2とに区画される。第1室1はインナーパネル22A,22Bの内側である。各ベントホール18は、リヤパネル14のうち該第2室2を取り囲む領域に配置されている。
フロントパネル12側の第1インナーパネル22Aの中央部(エアバッグ10が膨張した状態にあっては、インナーパネル22Aの先端側となる部分)が、該フロントパネル12の中央部に対し、シーム23Aによって縫合されている。
リヤパネル14側の第2インナーパネル22Bの中央部(エアバッグ10が膨張した状態にあっては、第2インナーパネル22Bの後端側となる部分)には、該リヤパネル14のインフレータ用開口16と略同心状に配置されるインフレータ用開口24が設けられている。また、このインナーパネル22Bの該開口24の周囲には、リヤパネル14のボルト挿通孔20と重なるボルト挿通孔26が設けられている。
該第1及び第2インナーパネル22A,22Bには、それぞれ、第1室1と第2室2とを連通する連通部としての連通口27,28が設けられている。この実施の形態では、リヤパネル14側の第2インナーパネル22Bの連通口28は、該第2インナーパネル22Bのうち、エアバッグ10が膨張したときに該エアバッグ10の半径方向において各ベントホール18と対峙する位置に配置されている。
ただし、第8図に示すように、この実施の形態では第2インナーパネル22Bに4個の連通口28が設けられており、このうち2個の連通口28が各ベントホール18と対峙し、残りの2個はリヤパネル14のベントホール18以外の部分に対峙するように配置されている。
なお、開口24や連通口27,28、ベントホール18の周縁部に補強用のパッチ等を取り付けてもよい。
このエアバッグ10を取付けるためのリテーナ30には、中央にインフレータ取付口32が設けられ、その周囲にボルト挿通孔34が設けられている。
インフレータ36は略円柱形状のものであり、その筒軸方向の先端側の側周面にガス噴出口36aが設けられている。この実施の形態では、該ガス噴出口36aは、インフレータ36の周方向に等間隔にて4個設けられている。インフレータ36は、これらのガス噴出口36aから放射方向にガスを噴出するよう構成されている。このインフレータ36の筒軸方向の途中部分(該ガス噴出口36aよりも後端側)の側周面からは、インフレータ固定用のフランジ38が突設されている。該フランジ38には、ボルト挿通孔40が設けられている。このインフレータ36は、該先端側がインフレータ取付口32に嵌装される。
エアバッグ10をリテーナ30に取り付けるに当っては、第2インナーパネル22Bのインフレータ用開口24の周縁部をリヤパネル14のインフレータ用開口16の周縁部と重ね合わせ、リテーナ30のインフレータ取付口32の周縁部に重ね合わせる。そして、押えリング42のスタッドボルト44を第2インナーパネル22B、リヤパネル14、リテーナ30及びフランジ38の各ボルト挿通孔26,20,34,40に通し、その先端にナット46を締め込んで、第2インナーパネル22B、リヤパネル14及びインフレータ36をリテーナ30に固定する。
これにより、第2インナーパネル22Bのインフレータ用開口24の周縁部はリヤパネル14のインフレータ用開口16の周縁部に連なり、第1及び第2インナーパネル22A,22Bの外周縁部同士が連なり、第1インナーパネル22Aの中央部はフロントパネル12に連なったものとなる。
その後、エアバッグ10を折り畳み、このエアバッグ10の折り畳み体を覆うようにモジュールカバー48をリテーナ30に取り付けることにより、エアバッグ装置が構成される。ただし、エアバッグ10のリテーナ30への取り付けに先立って、予めエアバッグ10が折り畳まれていてもよい。このエアバッグ装置は、自動車のステアリングホイール50に設置される。
このように構成されたエアバッグ装置を搭載した車両の衝突時等には、インフレータ36が作動してエアバッグ10内にガスが噴出する。エアバッグ10は、このガスにより膨張してモジュールカバー48を押し開き、車両室内に展開する。
このエアバッグ10は、まず第1室1内にインフレータ36からのガスが供給されて該第1室1が膨張し、次いで、連通口27,28を介して第1室1から第2室2にガスが流出し、該第2室2が膨張する。
このエアバッグ10にあっては、各蓋部材60の先端側がエアバッグ10(リヤパネル14)に対し非結合となっているので、第1室1から第2室2にガスが流出して第2室2が膨張する段階においては、第2室2内のガス圧が十分でないことから、各蓋部材60が各ベントホール18から離反するおそれがあるが、各ベントホール18に対峙した連通口28を通るガスは、各ベントホール18に向って第2室2内に流出するため、この流出ガス圧によって各蓋部材60が各ベントホール18に押し付けられ、各ベントホール18が閉鎖される。
なお、各蓋部材60は、各ベントホール18よりもリヤパネル14中央側(即ち、各連通口28からの流出ガス流の上流側)が該リヤパネル14に結合されているので、この流出ガス圧により各蓋部材60が各ベントホール18から捲れ上がってしまうことも防止される。
このエアバッグ10においては、該第1室1は、エアバッグ10の全体に比べて容積が小さく、且つ直接ベントホール18に連通していないので、きわめて迅速に膨張する。また、上記のように、第2室2の膨張の初期の段階においてベントホール18が閉鎖状態となることにより、該ベントホール18を介して第2室2内のガスがエアバッグ外部に流出することが規制され、第2室2も速やかに高内圧となる。この結果、エアバッグ10全体の膨張が早期化される。
その後、エアバッグ10内が昇圧することにより、第7図のように各蓋部材60がエアバッグ10内部のガス圧によって各ベントホール18からエアバッグ10外に押し出され、これにより各ベントホール18が開放する。この結果、膨張したエアバッグ10に乗員が突っ込んで来た場合には、該ベントホール18からエアバッグ10の外部にガスが流出し、乗員が該エアバッグ10によってソフトに受け止められて拘束される。
なお、このエアバッグ10にあっても、各蓋部材60の先端側はエアバッグ10に対し非結合となっているので、エアバッグ10内のガス圧が十分に昇圧すると、このエアバッグ10内のガス圧によって各蓋部材60がスムーズに各ベントホール18から押し出される。
上記の実施の形態の蓋部材60は、フロントパネル14のインフレータ用開口16の周縁部に取り付けられた補強用のパッチクロス61と一体に設けられているが、各蓋部材とパッチクロス61とが別体に設けられてもよい。第10図はこのように構成されたエアバッグのリヤパネルの平面図である。
この第10図の実施の形態では、パッチクロス61と別体に設けられた蓋部材60Aにより、各ベントホール18が覆われている。各蓋部材60Aは帯状のものであり、各ベントホール18をリヤパネル14の半径方向に横切るように延在している。この実施の形態では、各蓋部材60Aのリヤパネル14中央側の端部(基端側)は、各ベントホール18よりも該リヤパネル14中央側(即ちインフレータ36側)において、シーム63によりリヤパネル14に結合されている。
各蓋部材60Aは、各ベントホール18よりも該リヤパネル14外周側まで延在している。各蓋部材60Aの該リヤパネル14外周側の端部と、該リヤパネル14の半径方向に延在する1対の側縁部は、いずれも、該リヤパネル14に対し非結合とされている。
この実施の形態のその他の構成は前述の第6〜9図の実施の形態と同様であり、第10図において第6〜9図と同一符号は同一部分を示している。
この実施の形態にあっても、各蓋部材60Aは、第6〜9図のエアバッグ10における各蓋部材60と同様に作動する。
第11図及び第12図はさらに別の実施の形態に係るエアバッグ及びエアバッグ装置の断面図である。なお、第11図はエアバッグに乗員が突っ込んで来る前の状態を示し、第12図はエアバッグに乗員が突っ込んで来た後の状態を示している。
この実施の形態のエアバッグ10Aは、前述の第6〜9図のエアバッグ10において、該エアバッグ10の内部をインナーパネル22A,22Bで中央の第1室1とそれを取り囲む第2室2とに区画する代わりに、インナーバッグ70を設けた構成となっている。
このインナーバッグ70は、インフレータ用開口(符号略)と、該インナーバッグ70内をエアバッグ10A内に連通する複数の連通部としての連通口71とを有している。該インフレータ用開口は、インナーバッグ70のリヤ側に配置されている。連通口71は、該インナーバッグ70のうち、該インナーバッグ70及びエアバッグ10Aが膨張したときに該エアバッグ10Aの半径方向において各ベントホール18と対峙する位置にそれぞれ配置されている。ただし、該インナーバッグ70に、ベントホール18の個数よりも多くの連通口が設けられ、各ベントホール18と対峙しない連通口が存在してもよい。
このインナーバッグ70のインフレータ用開口の周縁部がエアバッグ10Aのリヤパネル14中央のインフレータ用開口16(第11,12図では符号略。第8図参照。)の周縁部に重ね合わされ、これらがリテーナ30のインフレータ取付孔32(同第8図参照。)に対し押えリング42で固定される。そして、これらのインフレータ用開口を介して該インナーバッグ70内にインフレータ36が配置される。
この実施の形態のその他の構成は前述の第6〜9図の実施の形態と同様であり、第11,12図において第6〜9図と同一符号は同一部分を示している。
かかる構成のエアバッグ10Aを備えたエアバッグ装置にあっては、車両の衝突時等にインフレータ36が作動すると、該エアバッグ10Aは、まずインナーバッグ70内にインフレータ36からのガスが供給されて該インナーバッグ70が膨張し、次いで、連通口71を介して該インナーバッグ70からエアバッグ10A内にガスが流出し、該エアバッグ10Aの残部(エアバッグ10Aの全体の容積から該インナーバッグ70の容積を差し引いた分)が膨張する。
このエアバッグ10Aにあっても、インナーバッグ70からエアバッグ10A内にガスが流出してエアバッグ10Aの残部が膨張する段階にあっては、該エアバッグ10A内のガス圧が十分ではないことから、各蓋部材60が各ベントホール18から離反するおそれがあるが、各ベントホール18に対峙した連通口71を通るガスが各ベントホール18に向ってエアバッグ10A内に流出するため、この流出ガス圧によって各蓋部材60が各ベントホール18に押し付けられ、ベントホール18が閉鎖される。
なお、この実施の形態でも、各蓋部材60は、各ベントホール18よりもリヤパネル14中央側(即ち、各連通口71からの流出ガス流の上流側)が該リヤパネル14に結合されているので、この流出ガス圧により各蓋部材60が各ベントホール18から捲れ上がってしまうこともない。
このエアバッグ10Aにあっては、該インナーバッグ70は、エアバッグ10Aの全体に比べて容積が小さく、且つ直接ベントホール18に連通していないので、きわめて迅速に膨張する。また、上記のように、エアバッグ10Aの残部の膨張の初期の段階においてベントホール18が閉鎖状態となることにより、該ベントホール18を介してエアバッグ10A内のガスがエアバッグ外部に流出することが規制され、エアバッグ10Aの残部も速やかに高内圧となる。この結果、エアバッグ10A全体の膨張が早期化される。
その後、エアバッグ10A内が昇圧することにより、第12図のように各蓋部材60がエアバッグ10A内部のガス圧によって各ベントホール18からエアバッグ10A外に押し出され、これにより各ベントホール18が開放する。この結果、膨張したエアバッグ10Aに乗員が突っ込んで来た場合には、該ベントホール18からエアバッグ10Aの外部にガスが流出し、乗員が該エアバッグ10Aによってソフトに受け止められて拘束される。
なお、このエアバッグ10Aにあっても、各蓋部材60の先端側はエアバッグ10に対し非結合となっているので、エアバッグ10A内のガス圧が十分に昇圧すると、このエアバッグ10A内のガス圧によって各蓋部材60がスムーズに各ベントホール18から押し出される。
第13図及び第14図は実施の形態に係るエアバッグ及びエアバッグ装置の断面図、第15図はこのエアバッグのリヤパネルの平面図である。なお、第13図はエアバッグに乗員が突っ込んで来る前の状態を示し、第14図はエアバッグに乗員が突っ込んで来た後の状態を示している。
この実施の形態のエアバッグ10Bは、前述の第6〜9図のエアバッグ10において、リヤパネル14のうち、各ベントホール18よりも該リヤパネル14の外周側となる位置に、それぞれ蓋部材60の挿通部80を設け、この挿通部80に各蓋部材60の先端側を挿通した構造となっている。
第15図に示すように、この実施の形態では、該挿通部80は、略長方形の小クロスよりなる。長方形の小クロスの1対の2辺部分がリヤパネル14にシーム81により縫着されている。蓋部材60の先端側は、クロスの残りの1対の2辺からクロスと該パネル14との間に摺動可能に引き通される。
このエアバッグ10Bのその他の構成は前述の第6〜9図の実施の形態と同様であり、第13〜15図において第6〜9図と同一符号は同一部分を示している。また、このエアバッグ10Bを備えたエアバッグ装置の作動態様も、第6〜9図のエアバッグ装置と同様である。
このエアバッグ10Bにあっては、該エアバッグ10B内が十分に昇圧して各蓋部材60がベントホール18から押し出されるまでは、各蓋部材60の先端側が挿通部80に挿通されているので、各蓋部材60がベントホール18からずれ動いたり、各蓋部材60の先端側が捲れ上がったりすることが防止され、各ベントホール18の閉鎖性が向上する。
上記の各実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではない。
上記の各実施の形態では、エアバッグ内に設けられたインナーバッグやインナーパネルの連通口をベントホールに対峙させるようにして、インフレータからの噴出ガスをベントホールに向かわせるようにしているが、インナーバッグやインナーパネル等が設けられていないエアバッグにおいては、インフレータからのガス噴出方向をベントホールに向う方向に規制するガス噴出方向規制部材を設けたり、インフレータ自体を、該インフレータからのガス噴出方向がベントホールに向う方向となるように設置してもよい。
本発明では、蓋部材は、エアバッグが所定以上膨張するまではベントホールを部分的に覆っており、エアバッグが所定以上膨張すると該ベントホールを大開度とする構成であってもよい。
上記の各実施の形態では、ベントホールは円形開口状となっているが、ベントホールの形状はこれに限定されるものではなく、スリット状など、種々の形状とすることが可能である。
上記の各実施の形態では、エアバッグにベントホールが2個設けられているが、1個だけ、あるいは3個以上設けられてもよい。
また、本発明においては、蓋部材が設けられているベントホールの他に、常時開放した状態となっている常開型ベントホールが設けられてもよい。
実施の形態に係るエアバッグ及びエアバッグ装置の説明図である。 図1のエアバッグの膨張時の水平断面図である。 図1のエアバッグの膨張時の水平断面図である。 図1のエアバッグの膨張時の水平断面図である。 図1のエアバッグの膨張時の水平断面図である。 実施の形態に係るエアバッグ及びエアバッグ装置の断面図である。 図6のエアバッグ及びエアバッグ装置の乗員受け止め時の断面図である。 図6のエアバッグ及びエアバッグ装置の分解斜視図である。 図6のエアバッグのリヤパネルの平面図である。 実施の形態に係るエアバッグのリヤパネルの平面図である。 実施の形態に係るエアバッグ及びエアバッグ装置の断面図である。 図11のエアバッグ及びエアバッグ装置の乗員受け止め時の断面図である。 実施の形態に係るエアバッグ及びエアバッグ装置の断面図である。 図13のエアバッグ及びエアバッグ装置の乗員受け止め時の断面図である。 図13のエアバッグのリヤパネルの平面図である。
符号の説明
1 第1室
2 第2室
10,10A,10B エアバッグ
12 フロントパネル
14 リヤパネル
16,24 インフレータ用開口
18,110 ベントホール
22A 第1インナーパネル
22B 第2インナーパネル
27,28 連通口
30 リテーナ
32 インフレータ取付口
36 インフレータ
36a ガス噴出口
42 押えリング
60,60A,120 蓋部材
70 インナーバッグ
71 連通口
80 挿通部

Claims (7)

  1. インフレータからのガスによって膨張するエアバッグであって、
    ベントホールと、
    該エアバッグの内側に配置され、該ベントホールを覆う蓋部材と
    を有するエアバッグにおいて、
    該蓋部材のうち、前記ベントホールよりも前記インフレータ側の端部がエアバッグに結合されており、該ベントホールを挟んで該インフレータと反対側の端部は、エアバッグに対し非結合となっており、
    インフレータからの噴出ガスによってエアバッグが膨張する膨張初期の段階にあっては、該インフレータからの噴出ガスにより該蓋部材が該エアバッグの内側から前記ベントホールに重なり、これにより該ベントホールが閉又は小開度とされ、
    その後、エアバッグ内が昇圧することにより、該蓋部材がエアバッグ内部のガス圧によって該ベントホールからエアバッグ外に押し出され、これにより該ベントホールが開又は大開度となることを特徴とするエアバッグ。
  2. 請求項1において、該エアバッグ内に、該エアバッグの内部を中央の第1室と該第1室を取り囲む第2室とに区画するインナーパネルが設けられており、
    該インナーパネルには、該第1室と第2室とを連通する連通部が設けられており、
    該エアバッグは、まず該第1室内にガスが導入されて該第1室が膨張し、次いで該連通部を介して該第1室から第2室へガスが流出することにより該第2室が膨張するよう構成されており、
    前記ベントホールは、該第2室とエアバッグ外部とを連通するものであり、
    該連通部は、該第1室から、該ベントホールに向って該エアバッグ内にガスを流出させるよう構成されていることを特徴とするエアバッグ。
  3. 請求項1において、該エアバッグ内にインナーバッグが設けられており、
    該インナーバッグには、該インナーバッグ内とエアバッグ内とを連通する連通部が設けられており、
    該エアバッグは、まず該インナーバッグ内にガスが導入されて該インナーバッグが膨張し、次いで該連通部を介して該インナーバッグ内からエアバッグ内へガスが流出することにより該エアバッグの残部が膨張するよう構成されており、
    該連通部は、該インナーバッグ内から、該ベントホールに向って該エアバッグ内にガスを流出させるよう構成されていることを特徴とするエアバッグ。
  4. 請求項1において、該エアバッグ内に、該インフレータからのガスの噴出方向を、該インフレータから前記ベントホールに向う方向に規制するガス噴出方向規制部材が設けられていることを特徴とするエアバッグ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記ベントホールを挟んで前記インフレータと反対側のエアバッグ内側面に、前記蓋部材の挿通部が設けられており、
    該蓋部材のうち、該ベントホールを挟んで該インフレータと反対側の端部が該挿通部に挿通されていることを特徴とするエアバッグ。
  6. エアバッグと、該エアバッグにガスを供給するインフレータとを備えたエアバッグ装置において、
    該エアバッグは請求項1ないし5のいずれか1項に記載のエアバッグであることを特徴とするエアバッグ装置。
  7. 請求項6において、該インフレータは、前記ベントホールに向ってガスを噴出するように設置されていることを特徴とするエアバッグ装置。
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