JP2009107164A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録液吐出時に発生する圧力波による圧力変動を吸収できる液体噴射記録ヘッドおよびこれを搭載する液体噴射記録装置の提供。
【解決手段】圧電セラミックプレートにノズル開口に連通し且つインクの充填されたチャンバを複数並設し、各チャンバの両側の側壁に電極が設けられ、各チャンバへインクを供給する流路形成部材23が設置され、チャンバの容積を変化させることでその内部に充填されたインクをノズル開口から吐出するインクジェットヘッドにおいて、流路形成部材のチャンバ側の端部にインク安定室36を設けた。
【選択図】図7

Description

本発明は、インクジェットヘッドを有し、例えば、プリンタ、ファックスなどに適用される記録ユニット及びこれを用いたインクジェット記録装置に関し、特に、チャンバ内で発生する圧力変動を吸収して安定したインク吐出特性が得られるインクジェットヘッドに関するものである。
従来、インクを吐出する複数のノズルを有するインクジェットヘッドを用いて被記録媒体に文字や画像を記録するインクジェット式記録装置が知られている。かかるインクジェット式記録装置では、インクジェットヘッドのノズルが被記録媒体に対向するようにヘッドホルダに設けられ、このヘッドホルダはキャリッジに搭載され被記録媒体の搬送方向とは直交する方向に走査されるようになっている。
このようなインクジェットヘッドの要部断面を図8に示す。
図8に示すように、圧電セラミックプレート26には、複数のチャンバ28が並設され、各チャンバ28は、側壁29で分離されている。各チャンバ28の長手方向一端部は圧電セラミックプレート26の一端面まで延設されており、他端部は、他端面までは延びておらず、深さが徐々に浅くなっている。このような各チャンバ28内の両側壁29の開口側表面には、長手方向に亘って、駆動電界印加用の電極30が形成されている。
また、圧電セラミックプレート26のチャンバ28の開口側には、カバープレート31が接着剤109を介して接合されている。このカバープレート31には、各チャンバ28の浅くなった他端部と連通する凹部となる共通インク室32と、この共通インク室32の底部からチャンバ28とは反対方向に貫通するインク供給口33とを有する。
さらに、圧電セラミックプレート26とカバープレート31との接合体のチャンバ28が開口している端面には、ノズルプレート34が接合されており、ノズルプレート34の各チャンバ28に対向する位置にはノズル開口27が形成されている。
なお、圧電セラミックプレート26のノズルプレート34とは反対側でカバープレート31とは反対側の面には、配線基板が固着されている。配線基板には、各電極30とボンディングワイヤ121等で接続された配線が形成され、この配線を介して電極30に駆動電圧を印加できるようになっている。
このように構成されるヘッドチップ21では、インク供給口33から各チャンバ28内にインクを充填し、所定のチャンバ28の両側の側壁29に電極30を介して所定の駆動電界を作用させると、側壁29が撓み変形してチャンバ28内の容積が一時的に変化し、これにより、チャンバ28内のインクがノズル開口27から吐出する。
例えば、図9に示すように、チャンバ28aに対応するノズル開口27からインクを吐出する場合には、そのチャンバ28a内の電極30a、30bに正の駆動電圧を印加すると共にそれぞれに対向する電極30c、30dを接地するようにする。これにより、側壁29a、29bにはチャンバ28aに向かう方向の駆動電界が作用し、これが圧電セラミックプレート26の分極方向と直交すれば、圧電厚みすべり効果により側壁29a、29bがチャンバ28a方向に撓み変形し、チャンバ28a内の容積が減少してインクに対する圧力が増加し、ノズル開口27からインクが吐出する。
また図2と図8を用いて説明すると、このようなインクジェットヘッドにおいてインクを各チャンバに供給する際には、流路形成部材23を用いる。流路形成部材23の内部では、インク供給口33と各チャンバ28に連通するインク流出口19へインク流入口18からインクを流すことによって各チャンバ28へインクを供給する。図3には流路形成部材23の側面図、図4には流路形成部材23の正面図を示し、図5には図3に示す流路形成部材23のB−B断面図を示す。
特開2002−331661号公報
しかしながら、近年、特にこのような構造のインクジェットヘッドは、印字速度の高速化が進み、駆動周波数と共にノズル数も増加する傾向がある。多ノズル化に伴い、供給インク量も増加し、チャンバ内の圧力変動によるインク滴吐出特性への悪影響による吐出不良が問題視されている。
本発明は、上記従来の技術の有する未解決の課題に鑑みてなされたものであって、記録液吐出時にチャンバ内で発生する圧力波による圧力変動を吸収できる液体噴射記録ヘッドおよびこれを搭載する液体噴射記録装置を実現することを目的とするものである。
上記問題を解決する本発明の第1の態様は、圧電セラミックプレートにノズル開口に連通し且つインクの充填されたチャンバを複数並設し、各チャンバの両側の側壁に電極が設けられ、各チャンバに連通するインク流出口へインク流入口からインクを流すことによって各チャンバへインクを供給する流路形成部材が設置され、該チャンバの容積を変化させることでその内部に充填されたインクをノズル開口から吐出するインクジェットヘッドにおいて、該流路形成部材のインク流出口にインク安定室を設けることで、前記チャンバの内部に発生する圧力変動を抑制するインクジェットヘッドにある。
かかる第1の態様では、各チャンバに連通するインク流出口にインク安定室を設けることによって記録液吐出時にチャンバ内で発生する圧力波による圧力変動を吸収することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において前記インク安定室の高さTが0.3×流路幅X≦T≦7×流路幅Xの範囲であることを特徴とするインクジェットヘッドにある。
かかる第2の態様では、インク安定室の高さTを上記の範囲に設けることによって、各チャンバに発生する圧力変動を抑制するのに十分なインク安定室の高さを持つことができる。
本発明の第3の態様は、第1の態様又は第2の態様において、前記インク安定室の幅Wが、吐出ノズル長Nに対してN≦W≦(N+10mm)の関係が成り立つことを特徴とするインクジェットヘッドにある。
かかる第3の態様では、インク安定室の幅Wを上記の範囲に設けることによって、各チャンバに発生する圧力変動を抑制するのに十分なインク安定室の幅を持つことができる。
本発明の第4の態様は、第1の態様から第3の態様の何れかの態様において、前記インク安定室の傾斜部の角度θが、2度≦θ≦45度の間であることを特徴とするインクジェットヘッドにある。
かかる第4の態様では、インク安定室の傾斜部の角度θを上記の範囲に設けることによって、各チャンバに発生する圧力変動を抑制するのに十分なインク安定室の傾斜部の角度θを持つことができる。
本発明の第5の態様は、第1の態様から第4の態様の何れかの態様において、前記インク安定室の幅Lが、流路幅X≦L≦10×流路幅Xの範囲であることを特徴とするインクジェットヘッドにある。
かかる第5の態様では、インク安定室の幅Lを上記の範囲に設けることによって、各チャンバに発生する圧力変動を抑制するのに十分なインク安定室の幅Lを持つことができる。
本発明の第6の態様は、第1の態様から第5の態様の何れかの態様において、インク安定室にフィルタを設置することを特徴とするインクジェットヘッドにある。
かかる第6の態様では、インク安定室にフィルタを設けることによって、各チャンバに発生する圧力変動を効果的に抑制することができる。
本発明の第7の態様は、第1の態様から第6の態様の何れかの態様において、インク安定室内に吸収体を設置することを特徴とするインクジェットヘッドにある。
かかる第7の態様では、インク安定室内に吸収体を設けることによって、各チャンバに発生する圧力変動を効果的に抑制することができる。
本発明の第8の態様は、第1の態様から第7の態様の何れかの態様のインクジェットヘッドを具備したことを特徴とするインクジェット式記録装置にある。
以上説明したように本発明では、インク液室内の圧力変動を吸収・低減することで安定的吐出を可能にし、多数ノズル同時駆動による高速高品質印字を可能とするインクジェット記録装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態に基づいて本発明を説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係るインクジェット式記録装置の概略図である。図1に示すように、本実施形態のインクジェット式記録装置10は、ヘッドが走査されるシリアル方式のインクジェット式記録装置であり、インクを吐出させるインクジェットヘッド20が設けられたヘッドユニット100を具備する。このヘッドユニット100はキャリッジ11上に固定されており、キャリッジ11は一対のガイドレール12a、12b上に軸方向に移動自在に搭載されている。
また、ガイドレール12a、12bの一端側には駆動モータ13が設けられており、この駆動モータ13による駆動力が、当該駆動モータ13に連結されたプーリ14aと、ガイドレール12a、12bの他端側に設けられたプーリ14bとの間に掛け渡されたタイミングベルト15に沿って移動されるようになっている。
さらに、キャリッジ11の搬送方向と直交する方向の両端部側には、ガイドレール12a、12bに沿ってそれぞれ一対の搬送ローラ16、17が設けられている。これらの搬送ローラ16、17は、キャリッジ11の下方に当該キャリッジ11の搬送方向とは直交する方向に被記録媒体Sを搬送するものである。
そして、これら搬送ローラ16、17によって被記録媒体Sを送りつつキャリッジ11をその送り方向とは直交方向に走査することにより、インクジェットヘッド20によって被記録媒体S上に文字及び画像等が記録される。
ここで、インクを吐出させるインクジェットヘッドの一例について図8を用いて説明する。なお、図8で示す構造は従来と同様である。
まず、ヘッドチップ21について詳しく説明する。ヘッドチップ21を構成する圧電セラミックプレート26には、ノズル開口27に連通してインクを吐出させるチャンバ28が複数並設され、各チャンバ28は、側壁29で分離されている。
各チャンバ28の長手方向一端部は、圧電セラミックプレート26の一端面まで延設されており、他端部は、他端面までは延びておらず、深さが徐々に浅くなっている。なお、各チャンバ28は、例えば、円盤状のダイスカッターにより形成され、深さが徐々に浅くなった部分は、ダイスカッターの形状を利用して形成される。
また、各チャンバ28内の両側の側壁28の開口側表面には、長手方向に亘って、チャンバ28毎に独立した駆動信号が出力される一対の個別電極30がそれぞれ形成されている。この一対の個別電極30は、例えば、公知の斜め方向からの蒸着によって各チャンバ28内の各側壁29にそれぞれ形成される。
さらに、圧電セラミックプレート26のチャンバ28の開口側には、カバープレート31が接合されている。このカバープレート31には、各チャンバ28の浅くなった他端部のみと連通する凹部となる共通インク室32と、この共通インク室32の底部からチャンバ28とは反対方向に貫通するインク供給口33とが設けられている。
なお、カバープレート31は、例えば、セラミックプレート、金属プレート等で形成することができるが、圧電セラミックプレート26との接合後の変形等を考えると、熱膨張率の近似したセラミックプレートを用いるのが好ましい。
また、圧電セラミックプレート26とカバープレート31の接合体とのチャンバ28が開口している端面には、ノズルプレート34が接合されている。このノズルプレート34の各チャンバ28に対向する位置にはノズル開口27が形成されている。
さらに、ノズルプレート34は、圧電セラミックプレート26とカバープレート31との接合体のチャンバ28が開口している端面の面積よりも大きくなっている。このノズルプレート34は、ポリイミドフィルムなどに、例えば、エキシマレーザ装置を用いてノズル開口27を形成したものである。また、図示しないが、ノズルプレート34の被印刷物に対向する面には、インクの付着等を防止するために撥水性を有する撥水膜が設けられている。
なお、本実施形態では、圧電セラミックプレート26とカバープレート31との接合体のチャンバ28が開口している端部の周囲には、図示しないノズル支持プレートが配置されている。この図示しないノズル支持プレートは、ノズルプレート34の接合体端面の外側と接合されて、ノズルプレート34を安定して保持するためのものである。
ここで、このような図示しないヘッドチップを具備するインクジェットヘッド20について図2と図8を用いて詳細に説明する。なお、図2で示す構造は従来と同様である。
図2と図8に示すように、インクジェットヘッド20は、図示しないヘッドチップを構成する圧電セラミックプレート26のノズル開口27側とは反対側の端部に、例えば、ボンディングワイヤ等を介して一対の個別電極30に接続される図示しない配線パターンが形成されている。
また、圧電セラミックプレート26とカバープレート31との接合体のノズル支持プレートの後端側には、圧電セラミックプレート26側のアルミニウム製のベースプレート22と、カバープレート31側の流路形成部材23とが組み付けられる。この流路形成部材23には、カバープレート31のインク供給口33のそれぞれに連通するインク導入路が設けられている。
そして、ベースプレート22及び流路形成部材23は、接着剤等の手段により固着され、両者で圧電セラミックプレート26とカバープレート31との接合体を挟持する。
また、圧電セラミックプレート26の後端側に突出したベースプレート22上には配線基板25が固着されている。この配線基板25上には、図示しないヘッドチップを駆動するための駆動ICを有する駆動回路が搭載され、後述する駆動回路とフレキシブルケーブルとが異方性導電膜を介して接続される。これにより、インクジェットヘッド20が完成する。
図6は本発明の実施形態に係るインクジェットヘッドのインク安定室を含む流路形成部材の構成図である。また図7Aに図6の流路形成部材のA−A断面図を示し、図7Bに図6の流路形成部材のB‐B断面図をそれぞれ示す。また図7Bの流路形成部材内の破線の矢印は、インクが流れる方向を示す。
本発明の実施形態に係るインクジェットヘッドは、図7A、図7Bに示すように、インクを各チャンバに供給する際に、図示しない各チャンバに連通するインク流出口19へインク流入口18からインクを流すことによって各チャンバへインクを供給する流路形成部材23において、インクがチャンバへ流入する直前のインク流出口19にインク安定室36を設けている。
本発明では、チャンバ内で発生する圧力変動をチャンバに比べて大きな体積を持つインク安定室36が抑制するため、インク吐出に際して生ずるインク流量の変動に起因する近接チャンバ間でのクロストーク、偏向やドット抜け等の吐出不良を防ぐことができ、吐出安定性と高印字品質を確保することができる。また、インク安定室36は、大量のインクをチャンバの近くで蓄えることができるため低温環境下等のインク粘度が増加した状況下においてもインク供給不足によるドット抜け、偏向等の吐出不良を防ぐことができ安定的な連続印字を可能にすることができる。
以下、インク安定室36の最良の形態について、図7Bを用いて詳細に説明する。
インク安定室36の高さTが、0.3×流路幅X>Tであるとインク安定室36が小さすぎるため図示しないチャンバで発生する圧力変動を抑えることができない。そのため、この範囲は好ましくない。また、TがT>7×流路幅Xであるとインク安定室36のインク量が多いため図示しないインクジェットヘッドが左右に移動する際にインク安定室36のインクが大きな慣性力を受けることにより、インク安定室36と連通する図示しないチャンバに圧力変動を与えてしまうので好ましくない。以上のことから、インク安定室の高さTは、0.3×流路幅X≦T≦7×流路幅Xであることが最も望ましい。
インク安定室36の幅Wが、吐出ノズル長Nに対してN>Wであるとインク安定室36が図示しないチャンバで発生する全ての圧力変動をとらえ、圧力変動を抑制することができないので望ましくない。また、WがW>(N+10mm)であるとインク安定室36の内部のインクの慣性力の影響により図示しないチャンバに圧力変動を与えてしまうので好ましくない。そのため、インク安定室の幅Wは、N≦W≦(N+10mm)の関係にあることが最も望ましい。
インク安定室36の傾斜部の角度θが、2度>θであるとインク充填する際に気泡がインク安定室36の内部に溜まりインク安定室36と図示しないチャンバとの接触面積を減少させるため圧力抑制の効果が小さくなってしまう。そのため、2度>θは、好ましくない。また、θ>45度であるとインク安定室36のスペースが大きくなりインク安定室36の内部のインクの慣性力の影響により図示しないチャンバに圧力変動を与えてしまうので好ましくない。以上のことから、傾斜部の角度θは、2度≦θ≦45度の範囲にあることが望ましい。
インク安定室36の幅Lが、流路幅X>Lであるとインク安定室が小さすぎるため図示しないチャンバで発生する圧力変動を抑えることができない。そのため、この範囲は、好ましくない。また、LがL>10×流路幅Xであるとインク安定室36の内部のインクの慣性力の影響により図示しないチャンバに圧力変動を与えてしまうので好ましくない。以上のことから、インク安定室36の幅Lは、流路幅X≦L≦10×流路幅Xであることが最も望ましい。
インク安定室36に図示しないフィルタを設置すると図示しないチャンバ内の圧力変動をフィルタがない場合に比べより効果的に抑制することができる。そのため、インク安定室36にフィルタを設置することが望ましい。
インク安定室36に図示しない吸収体を設置すると図示しないチャンバ内の圧力変動を吸収体がない場合に比べより効果的に抑制することができる。そのため、インク安定室36に吸収体を設置することが望ましい。
このようなインク安定室36を備えた流路形成部材を図1及び図2に示すようなインクジェットヘッド20に設置することにより、チャンバ内で発生する圧力変動をチャンバに比べて大きな体積を有するインク安定室が抑制するためクロストーク、偏向、ドット抜け等の吐出不良を防ぐことができ、吐出安定性と高印字品質を確保することができる。また、インク安定室は、大量のインクをチャンバの近くで蓄えることができるため低温環境下等のインク粘度が増加した状況下においてもインク供給不足によるドット抜け、偏向等の吐出不良を抑えることができ安定的な連続印字を可能にすることができる。
本発明の実施形態1に係るインクジェット式記録装置の概略図である。 本発明の実施形態1に係るインクジェットヘッドの分解斜視図である。 従来技術に係る流路形成部材の側面図である。 従来技術に係る流路形成部材の正面図である。 従来技術に係る流路形成部材の断面図である。 本発明の実施形態1に係る流路形成部材の側面図である。 本発明の実施形態1に係る流路形成部材の断面図である。 従来技術に係るインクジェットヘッドのヘッドチップの概要を示す断面図である。 従来技術に係るインクジェットヘッドのヘッドチップの概要を示す断面図である。
符号の説明
10 インクジェット式記録装置
11 キャリッジ
12 ガイドレール
14 プーリ
18 インク流入口
19 インク流出口
20 インクジェットヘッド
21 ヘッドチップ
22 ベースプレート
23 流路形成部材
25 配線基板
26 圧電セラミックプレート
27 ノズル開口
28 チャンバ
29 側壁
30 一対の個別電極
31 カバープレート
32 共通インク室
33 インク供給口
34 ノズルプレート
36 インク安定室
100 ヘッドユニット
105 電極
109 接着剤

Claims (8)

  1. 圧電セラミックプレートにノズル開口に連通し且つインクの充填されたチャンバを複数並設し、前記チャンバの各々の両側の側壁に電極が設けられ、各チャンバに連通するインク流出口へインク流入口からインクを流すことによって各チャンバへインクを供給する流路形成部材が設置され、前記チャンバの容積を変化させることでその内部に充填されたインクをノズル開口から吐出するインクジェットヘッドにおいて、
    前記流路形成部材の前記インク流出口にインク安定室を設けることで、前記チャンバの内部に発生する圧力変動を抑制することを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 請求項1の前記インクジェットヘッドにおいて、前記インク安定室の高さTが0.3×流路幅X≦T≦7×流路幅Xの範囲であることを特徴とするインクジェットヘッド。
  3. 請求項1乃至2の前記インクジェットヘッドにおいて、前記インク安定室の幅Wが、吐出ノズル長Nに対してN≦W≦(N+10mm)の関係が成り立つことを特徴とするインクジェットヘッド。
  4. 請求項1乃至3の前記インクジェットヘッドにおいて、前記インク安定室の傾斜部の角度θが、2度≦θ≦45度の間であることを特徴とするインクジェットヘッド。
  5. 請求項1乃至4の前記インクジェットヘッドにおいて、前記インク安定室の幅Lが、流路幅X≦L≦10×流路幅Xの範囲であることを特徴とするインクジェットヘッド。
  6. 請求項1乃至5の前記インクジェットヘッドにおいて、前記インク安定室にフィルタを設置することを特徴とするインクジェットヘッド。
  7. 請求項1乃至6の前記インクジェットヘッドにおいて、前記インク安定室内に吸収体を設置することを特徴とするインクジェットヘッド。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載のインクジェットヘッドを具備したことを特徴とするインクジェット式記録装置。
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