JP2009096350A - サンバイザ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、光の通光量を任意の量に調整可能にしたサンバイザ装置を提供することを課題とする。
【解決手段】サンバイザ装置10は、車体に傾動自在にブラインド板23が設けられ、このブラインド板23とフロントガラスの間に通光量を調整することができる通光調整機構26が設けられている。通光調整機構26は、多数の小孔14が開けられている第1の多孔板15と、この第1の多孔板15と同径で同ピッチで多数の小孔16が開けられている第2の多孔板17と、この第2の多孔板17をスライド自在に支えるために第1の多孔板15に設けられているガイド部21とからなり、第1の多孔板15に対して第2の多孔板17をスライドさせて、通光量を調整するものである。
【選択図】図2
【解決手段】サンバイザ装置10は、車体に傾動自在にブラインド板23が設けられ、このブラインド板23とフロントガラスの間に通光量を調整することができる通光調整機構26が設けられている。通光調整機構26は、多数の小孔14が開けられている第1の多孔板15と、この第1の多孔板15と同径で同ピッチで多数の小孔16が開けられている第2の多孔板17と、この第2の多孔板17をスライド自在に支えるために第1の多孔板15に設けられているガイド部21とからなり、第1の多孔板15に対して第2の多孔板17をスライドさせて、通光量を調整するものである。
【選択図】図2
Description
本発明は、車室内に設けられているサンバイザ装置の改良に関する。
車室内に設けられ外から入射する光による眩しさを抑えるサンバイザ装置に付設した視界維持装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−196828公報(図2)
特許文献1の図2において、視界維持装置2(符号は同公報のものを流用する。以下、同じ。)は、車両のサンバイザ装置10に取り付けられる取付部4と、この取付部4の一端に設けた回動部8を介して回動可能に取り付けられる遮蔽部6とを備えている。遮蔽部6には、偏光フィルター32が設けられている。
偏光フィルター32は、路面などからの反射光の通光を抑えるものである。偏光フィルター32を通光する量は減るので、眩しさが抑えられる。
偏光フィルター32は、路面などからの反射光の通光を抑えるものである。偏光フィルター32を通光する量は減るので、眩しさが抑えられる。
ところで、特許文献1の技術では、視界維持装置2には偏光フィルター32が設けられているだけなので、通光量を任意の量に調整することはできない。
本発明は、通光量を任意の量に調整可能にしたサンバイザ装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体に傾動自在にブラインド板が設けられ、このブラインド板とフロントガラスの間に通光量を調整することができる通光調整機構が設けられているサンバイザ装置であって、通光調整機構は、多数の小孔が開けられている第1の多孔板と、この第1の多孔板と同径で同ピッチで多数の小孔が開けられている第2の多孔板と、この第2の多孔板をスライド自在に支えるために第1の多孔板に設けられているガイド部とからなり、第1の多孔板に対して第2の多孔板をスライドさせることで、透視可能状態から完全遮光状態まで、通光量を調整することができるようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、第1の多孔板は、ブラケットを介して車体に傾動自在に支持され、このような第1の多孔板にブラインド板がピンを介して傾動自在に支持されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、第1の多孔板に対して第2の多孔板をスライドさせることで、第1の多孔板に開けた小孔の位置に対して第2の多孔板に開けた小孔の位置をずらすことによって、小孔による開口部を絞り、小孔を通過する通光量を調整するようにした。多孔板を通過する光の通光量を任意の量に調整できるので、車室内の明るさを最適な明るさにすることができる。また、サンバイザ装置を使用するときに、第1の多孔板に開けた多数の小孔に第2の多孔板に開けた多数の小孔を合わせることにより、多数の小孔を通して外方を透視することができるので、前方の視界を広く確保することができる。
請求項2に係る発明では、第1の多孔板は、ブラケットを介して車体に傾動自在に支持され、このような第1の多孔板にブラインド板がピンを介して傾動自在に支持されている。第1の多孔板にブラインド板がピンを介して傾動自在に支持されているので、光の量を調整する通光調整機構を利用することなく、通常のサンバイザ装置としても使用することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。図中、「左」、「右」、「上」、「下」、「前」、「後」は、各々車両の運転者から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るサンバイザ装置を装着した車両の斜視図であり、サンバイザ装置10は、車両前部に設けたフロントウインドウガラス11の後方で車室内の上部左右に配置されており、主に前席に着座する乗員が直射日光を受けたとき、直射日光を遮ることによって、眩しさを抑えるようにしたものである。つまり、サンバイザ装置10は、車室内に取り付けられている遮光板である。図中、51、52はサイドウインドウガラスである。
なお、サンバイザ装置10の配置は任意に設定可能である。
図1は本発明に係るサンバイザ装置を装着した車両の斜視図であり、サンバイザ装置10は、車両前部に設けたフロントウインドウガラス11の後方で車室内の上部左右に配置されており、主に前席に着座する乗員が直射日光を受けたとき、直射日光を遮ることによって、眩しさを抑えるようにしたものである。つまり、サンバイザ装置10は、車室内に取り付けられている遮光板である。図中、51、52はサイドウインドウガラスである。
なお、サンバイザ装置10の配置は任意に設定可能である。
図2は本発明に係るサンバイザ装置の分解斜視図であり、本発明に係るサンバイザ装置10は、車体20の内側に設けられ水平に延設されているルーフ側固定軸12に傾動可能に取り付けられる。
サンバイザ装置10は、ルーフ側固定軸12に傾動可能に取り付けられるブラケット13と、このブラケット13の下端部に吊り下げるように取り付けられ多数の小孔14・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)を有する第1の多孔板15と、この第1の多孔板15の下端部を受けるように取り付けられ第2の多孔板17をスライド可能に支持するガイド部21としてのガイド部材22と、このガイド部材22とブラケット13の間に配置可能に設けられ多数の小孔16・・・を有する第2の多孔板17と、第1の多孔板15にピン24を介して傾動自在に支持されるブラインド板23とからなる。つまり、第1の多孔板15は、ブラケット13を介して車体20に傾動自在に支持されており、このような第1の多孔板15にブラインド板23がピン24を介して傾動自在に支持されている。
第1の多孔板15には、多数の小孔14・・・が開けられており、第2の多孔板17には、第1の多孔板15と同径で同ピッチで多数の小孔16・・・が開けられている。第1の多孔板15の後方には、第2の多孔板17がスライド可能に配置されているので、第2の多孔板17をスライドさせることによって、第1及び第2の多孔板15、17を通過する通光量を調整することが可能になる。つまり、サンバイザ装置10には、通光調整機構26が備えられている。通光調整機構26の詳細な構成及び作用については後述する。
第1の多孔板15には、その後方にブラインド板23がピン24を介して傾動自在に支持されている。
なお、第1の多孔板15にガイド部材22が含まれるように、第1の多孔板15とガイド部材22とをひとつの部材にまとめることは差し支えない。
なお、第1の多孔板15にガイド部材22が含まれるように、第1の多孔板15とガイド部材22とをひとつの部材にまとめることは差し支えない。
図3は本発明に係るサンバイザ装置の側面図であり、図1を併せて参照して説明する。
本発明に係るサンバイザ装置10には、車体に傾動自在にブラインド板23が設けられ、このブラインド板23とフロントガラスとしてのフロントウインドウガラス11の間に通光量を調整することができる通光調整機構26が設けられている。
本発明に係るサンバイザ装置10には、車体に傾動自在にブラインド板23が設けられ、このブラインド板23とフロントガラスとしてのフロントウインドウガラス11の間に通光量を調整することができる通光調整機構26が設けられている。
通光調整機構26には、第1の多孔板15と、この第1の多孔板15の後方に配置されている第2の多孔板17と、この第2の多孔板17をスライド自在に支えるために第1の多孔板15の下端部に設けられているガイド部材22とが備えられている。
ブラケット13には、下方に開口し第1の多孔板15及び第2の多孔板17を取り付ける前後2つの溝27、28が設けられ、ガイド部材22には、上方に開口し第1の多孔板15及び第2の多孔板17を取り付ける前後2つの溝31、32が設けられている。
ブラケット13に設けた前の溝27とガイド部材22に設けた前の溝31の間には、第1の多孔板15が接着剤33、33によって固定され、ブラケット13に設けた後の28とガイド部材22に設けた後の溝32の間には、第2の多孔板17がスライド可能に設けられている。
なお、第1の多孔板15にガイド部材22が含まれるように、第1の多孔板15とガイド部材22とをひとつの部材にまとめることは差し支えない。
本実施例において、第1の多孔板15、第2の多孔板17、ブラケット13及びブラインド板23は樹脂製である。
本実施例において、第1の多孔板15、第2の多孔板17、ブラケット13及びブラインド板23は樹脂製である。
以上に述べたサンバイザ装置の作用を次に述べる。
図4は本発明に係るサンバイザ装置の作用説明図(多孔板に対してブラインド板を傾動させるとき)である。
(a)において、第1の多孔板15には、その後方に配置されるブラインド板23がピン24を介して第1の多孔板15に傾動自在に支持されているので、ブラインド板23を第1の多孔板15に略平行に配置することにより、光の量を調整する機能を利用することなく、通常のサンバイザ装置としても使用することができる。
図4は本発明に係るサンバイザ装置の作用説明図(多孔板に対してブラインド板を傾動させるとき)である。
(a)において、第1の多孔板15には、その後方に配置されるブラインド板23がピン24を介して第1の多孔板15に傾動自在に支持されているので、ブラインド板23を第1の多孔板15に略平行に配置することにより、光の量を調整する機能を利用することなく、通常のサンバイザ装置としても使用することができる。
また、第1の多孔板15に対してブラインド板23を傾動しないときには、ブラインド板23によって第1及び第2の多孔板15、17が後方から覆われるので、小孔(図3の符号14・・・、16・・・)を隠すことができる。小孔14・・・、16・・・を隠すことができるので、サンバイザ装置10の外観性を高めることができる。
第2の多孔板17をブラインド板23で車室内から車室外に向け覆うようにしたので、車室内の外観性が損なわれることもない。
第2の多孔板17をブラインド板23で車室内から車室外に向け覆うようにしたので、車室内の外観性が損なわれることもない。
(b)において、第1の多孔板15にブラインド板23が傾動して配置されており、第2の多孔板17のスライドによる通光調整機構26を利用することができる。
通光調整機構26の作用については、次図で説明する。
通光調整機構26の作用については、次図で説明する。
図5は本発明に係るサンバイザ装置の作用説明図(第2の多孔板をスライドさせるとき)である。
(a)において、第1の多孔板15に開けられている小孔14・・・の位置に、第2の多孔板17に開けられている小孔16・・・の位置を一致させる。
第1の多孔板15に開けた小孔14・・・の位置に、第2の多孔板17に開けた小孔16・・・の位置を合わせることによって、第1及び第2の多孔板15、17を通過する通光量を大きくすることができる。
(a)において、第1の多孔板15に開けられている小孔14・・・の位置に、第2の多孔板17に開けられている小孔16・・・の位置を一致させる。
第1の多孔板15に開けた小孔14・・・の位置に、第2の多孔板17に開けた小孔16・・・の位置を合わせることによって、第1及び第2の多孔板15、17を通過する通光量を大きくすることができる。
(b)において、操作部35に手を触れ、第1の多孔板15に開けた小孔14・・・の位置と第2の多孔板17に開けた小孔16・・・の位置がずれるように、第2の多孔板17を第1の多孔板15に対して矢印d方向に移動させる。第2の多孔板17を移動させることで、小孔16・・・の位置が小孔14・・・の位置に対してずれるので、開口面積を減らすことができる。
第2の多孔板17を第1の多孔板15に対して矢印d方向にさらに移動させると、第1の多孔板15に開けられている小孔14・・・を第2の多孔板17を構成する部が遮ることで、全遮光状態に調整することができる。
つまり、第1の多孔板15に対して第2の多孔板17をスライドさせることで、透視可能状態から完全遮光状態まで、通光量を調整することができるようにした。
第1の多孔板15に対して第2の多孔板17をスライドさせることで、通光量を調整するようにした。光の通光量を任意の量に調整できるので、車室内の明るさを最適な明るさにすることができる。
第1の多孔板15に対して第2の多孔板17をスライドさせることで、通光量を調整するようにした。光の通光量を任意の量に調整できるので、車室内の明るさを最適な明るさにすることができる。
図4(b)と図5(a)を併せて参照し、サンバイザ装置10を使用するときでも、第1の多孔板15に開けた多数の小孔14・・・に第2の多孔板17に開けた多数の小孔16・・・の位置を合わせることにより、多数の小孔14・・・、16・・・を通して外方を透視することができるので、前方の視界を広く確保することができる。
図6は図3の別実施例図であり、実施例と大きく異なる点は、第1の多孔板15に、いわゆるパンチングメタルを用い、このパンチングメタルに曲げ加工を施して第2の多孔板17がスライド可能なガイド溝37a、37bを上下に形成し、第1の多孔板15をブラケット13にねじ38を介して取り付ける点であり、その他、大きく変わる点はない。
このような構成にすれば、ねじが新たに必要になるが、ガイド部材と接着剤を省略することができる。
このような構成にすれば、ねじが新たに必要になるが、ガイド部材と接着剤を省略することができる。
尚、本発明は、実施の形態では四輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
また、本発明に係るサンバイザ装置をサイドウインドウガラスの内方に配置することは差し支えない。
また、本発明に係るサンバイザ装置をサイドウインドウガラスの内方に配置することは差し支えない。
本発明のサンバイザ装置は、四輪車に好適である。
10…サンバイザ装置、11…フロントガラス(フロントウインドウガラス)、13…ブラケット、14…第1の多孔板に開けられている小孔、15…第1の多孔板、16…第2の多孔板に開けられている小孔、17…第2の多孔板、20…車体、21…ガイド部、23…ブラインド板、24…ピン、26…通光調整機構。
Claims (2)
- 車体に傾動自在にブラインド板が設けられ、このブラインド板とフロントガラスの間に通光量を調整することができる通光調整機構が設けられているサンバイザ装置であって、
前記通光調整機構は、多数の小孔が開けられている第1の多孔板と、この第1の多孔板と同径で同ピッチで多数の小孔が開けられている第2の多孔板と、この第2の多孔板をスライド自在に支えるために前記第1の多孔板に設けられているガイド部とからなり、
前記第1の多孔板に対して前記第2の多孔板をスライドさせることで、透視可能状態から完全遮光状態まで、通光量を調整することができるようにしたことを特徴とするサンバイザ装置。 - 前記第1の多孔板は、ブラケットを介して車体に傾動自在に支持され、このような第1の多孔板に前記ブラインド板がピンを介して傾動自在に支持されていることを特徴とする請求項1記載のサンバイザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007270295A JP2009096350A (ja) | 2007-10-17 | 2007-10-17 | サンバイザ装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014017510A1 (ja) * | 2012-07-24 | 2014-01-30 | 日産自動車株式会社 | 自動車用サンバイザ |
US10046622B2 (en) | 2016-09-12 | 2018-08-14 | Hyundai Motor Company | Door curtain assembly capable of adjusting shading amount |
-
2007
- 2007-10-17 JP JP2007270295A patent/JP2009096350A/ja active Pending
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