JP2009094355A - 紫外線照射方法およびこれを用いた装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紫外線硬化型の保護テープの粘着剤を均一に硬化させ、保護テープを精度よく剥離できる状態にする。
【解決手段】保護テープPTの表面には紫外線発生装置52により紫外線を照射する。それとは別に、紫外線発生装置52よりも紫外線強度の高い紫外線を照射銃54によりスポット径状にしてウエハエッジに照射する。このとき、ウエハエッジ部分の単位面積当たりの紫外線照射量が保護テープPTの貼付け面と均等になるように、制御装置56により紫外線強度と保持テーブル8の回転速度を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体ウエハの表面に貼り付けられた紫外線硬化型の保護テープを剥離処理する前に、保護テープに紫外線を照射してその接着力を低減する紫外線照射方法およびこれを用いた装置に関する。
半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という)を薄型加工する手段として、研削や研磨などの機械的方法、またはエッチングを利用した化学的方法などを利用してウエハの裏面を加工してその厚みを薄くしている。また、これらの方法を利用してウエハを加工する際、配線パターンの形成されたウエハ表面を保護するために、その表面に保護テープが貼り付けられる。保護テープが貼り付けられて研磨処理されたウエハは、リングフレームに支持用の粘着テープを介して裏面から接着保持される。その後、リングフレームに保持されたウエハの表面から保護テープを剥離除去する。
この保護テープを剥離除去する方法としては、保護テープの表面に接着力の強い剥離テープを貼り付け、その剥離テープを剥離することでウエハ表面から保護テープと一体にして剥離除去するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−63077号公報
上記した保護テープ剥離方法においては、保護テープを紫外線硬化型のものを利用し、この保護テープの全体に紫外線を照射して保護テープの接着力を低減させた後に、剥離テープを用いての剥離処理に移行している。しかしながら、当該方法におにいて、次のような問題が生じている。
ウエハの表面に保護テープを貼り付ける過程において、ウエハ径よりも幅広の保護テープをウエハ全体に貼り付けた後、ウエハ外周に沿って保護テープを切断している。この際、図7に示すように、保護テープPTの粘着剤nがウエハエッジにまではみ出てしまうことがある。
このような状態であっても、窒素など不活性ガスをパージしながら紫外線を照射することにより、ウエハエッジからはみ出た粘着剤を硬化させて接着力を低減できる。しかしながら、大量のウエハへの紫外線処理を行った場合、パージされた不活性ガスが作業工程内の大気中に放出されて高濃度になる。
また、粘着剤のはみ出た部分の接着力が低減できていない状態で保護テープを剥離すると、過度の剥離応力がウエハエッジに集中して破損させたり、ウエハエッジに粘着剤が残渣してしまったりするといった問題がある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、紫外線硬化型の保護テープの粘着剤を均一に硬化させ、保護テープを精度よく剥離できる状態にすることのできる紫外線照射方法およびこれを用いた装置を提供することを主たる目的とする。
本発明者等は、ウエハからはみ出た粘着剤を確実に硬化させて接着力を低減させるべく鋭意検討した結果、次のような知見を得ることができた。
すなわち、不活性ガスをパージすることなく大気開放状態で粘着剤を硬化させるための実験を種々繰り返し行った。その果、保護テープの基材で被覆された粘着剤に照射する紫外線の強度よりも、高い強度の紫外線をはみ出た粘着剤の部分に局所的に照射することにより、基材被覆部分と同等に硬化を促進させて接着力を低減でき、均一な接着強度となることの知見を得た。この知見に基づき、本発明者等は、紫外線処理後の保護テープに剥離テープを貼り付けて剥離することで、ウエハの破損やウエハエッジへの粘着剤の残渣なしに保護テープを剥離することができた。
そこで、この発明は、上記目的を達成するために次のような構成をとる。
第1の発明は、半導体ウエハの表面に貼り付けられた紫外線硬化型の保護テープを剥離処理する前に、保護テープに紫外線を照射してその接着力を低減する紫外線照射方法において、
前記保護テープ貼付け面と半導体ウエハの周縁部に紫外線を照射し、当該周縁部への紫外線の照射強度を保護テープ貼付け面よりも高くすることを特徴とする。
(作用・効果) この方法によれば、半導体ウエハのエッジから粘着剤がはみ出ていても、テープ全面に照射した紫外線よりも強度の高い紫外線が照射されるので、全ての粘着剤を略同等に硬化させ、その接着力を低減することができる。したがって、後工程での保護テープ剥離処理時に、ウエハの破損やウエハエッジへの粘着剤の残渣をなくすことができる。
第2の発明は、上記第1の発明方法において、
前記半導体ウエハの外周部位からウエハエッジに向けて紫外線ビームを局所的に照射するとともに、紫外線ビームと半導体ウエハとをウエハ周方向に相対移動させることを特徴とする。
(作用・効果) この方法によれば、保護テープにおける周縁部や、ウエハにはみ出た粘着剤に強度の高い紫外線を集中照射することができる。すなわち、上記方法を好適に実施できる。
第3の発明は、半導体ウエハの表面に貼り付けられた紫外線硬化型の保護テープを剥離処理する前に、保護テープに紫外線を照射してその接着力を低減する紫外線照射装置において、
保護テープが貼り付けられた半導体ウエハを載置保持する保持手段と、
載置保持された半導体ウエハの上方から保護テープ表面に紫外線を照射する主紫外線照射手段と、
保護テープの周縁部に、テープ表面に照射した紫外線よりも強度の高い紫外線を照射する補助紫外線照射手段とを備えたことを特徴とする。
(作用・効果) この構成によれば、保護テープにおける周縁部や、基材で被覆された保護テープの表面に照射される紫外線強度よりも、ウエハエッジからはみ出た粘着剤の部分に強度の高い紫外線を集中照射することができる。すなわち、上記第1の発明を好適に実現することができる。
第4の発明は、上記第3の発明装置において、
前記補助紫外線照射手段を、前記半導体ウエハの外周部位からウエハエッジに向けて強度の高い紫外線ビームを局所的に照射する照射器で構成し、
照射器と半導体ウエハとをウエハ周方向に相対移動させる走査手段を備えたことを特徴とする。
(作用・効果) この構成によれば、ウエハエッジ全周に向かう大掛かりな補助紫外線照射手段を必要とすることなく、効率よくウエハエッジに向けて強度の高い紫外線ビームを照射することができる。したがって、補助紫外線照射手段の小型簡素化を図ることができる。
第5の発明は、上記第4の発明装置において、
前記照射器と紫外線発生装置とを光ファイバーで接続して構成したことを特徴とする。
(作用・効果) この構成によれば、紫外線発生装置を任意の場所に設置することができるとともに、弱い紫外線を収斂して強度の高いものにして照射することが容易となる。
第6の発明は、上記第4の発明装置において、
前記照射器は、紫外線発光ダイオードで構成したことを特徴とする。
(作用・効果) この構成によれば、紫外線強度を高めながらも熱の発生を抑えることができる。
この発明に係る紫外線照射方法およびこれを用いた装置によれば、ウエハエッジの保護テープからはみ出た粘着材を確実に硬化させて接着力を低減することができる。したがって、以降の保護テープ剥離処理において、ウエハの破損やウエハエッジへの粘着剤の残渣させることなく保護テープを精度よく剥離することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の紫外線照射装置を備えた半導体ウエハマウント装置の実施例を説明する。
図1は、この発明の一実施例に係り、半導体ウエハマウント装置の全体構成を示した破断斜視図である。
この半導体ウエハマウント装置1は、バックグラインド処理を施した半導体ウエハW(以下、単に「ウエハW」という)を多段に収納するカセットCが装填されるウエハ供給部2と、ロボットアーム4と押圧機構5とを備えたウエハ搬送機構3と、ウエハWの位置合わせをするアライメントステージ7と、アライメントステージ7に載置されたウエハWに向けて紫外線を照射する紫外線照射装置14と、ウエハWを吸着保持するチャックテーブル15と、リングフレームfが多段に収納されたリングフレーム供給部16と、リングフレームfをダイシング用テープである粘着テープDTに移載するリングフレーム搬送機構17と、粘着テープDTをリングフレームfの裏面から貼り付けるテープ処理部18と、粘着テープDTが貼り付けられたリングフレームfを昇降移動させるリングフレーム昇降機構26と、粘着テープDTが貼り付けられたリングフレームfにウエハWを貼り合わせて一体化したマウントフレームMFを作製するマウントフレーム作製部27と、作製されたマウントフレームMFを搬送する第1マウントフレーム搬送機構29と、ウエハWの表面に貼り付けられた保護テープPTを剥離する剥離機構30と、剥離機構30で保護テープPTが剥離されたマウントフレームMFを搬送する第2マウントフレーム搬送機構35と、マウントフレームMFの方向転換および搬送を行うターンテーブル36と、マウントフレームMFを多段に収納するマウントフレーム回収部37とから構成されている。
ウエハ供給部2には図示されていないカセット台が備えられている。このカセット台に、保護テープPTがパターン面(以下、適宜に「表面」という)に貼り付けられたウエハWを多段に収納したカセットCが載置されるようになっている。このとき、ウエハWはパターン面を上向きにした水平姿勢を保っている。
ウエハ搬送機構3は、図示しない駆動機構によって旋回および昇降移動するように構成されている。つまり、後述するロボットアーム4のウエハ保持部や、押圧機構5に備わった押圧プレート6の位置調整を行うとともに、ウエハWをカセットCからアライメントステージ7に搬送するようになっている。
ウエハ搬送機構3のロボットアーム4は、その先端に図示しない馬蹄形をしたウエハ保持部を備えている。また、ロボットアーム4は、カセットCに多段に収納されたウエハW同士の間隙をウエハ保持部が進退可能に構成されている。なお、ロボットアーム先端のウエハ保持部には吸着孔が設けられており、ウエハWを裏面から真空吸着して保持するようになっている。
ウエハ搬送機構3の押圧機構5は、その先端にウエハWと略同形状をした円形の押圧プレート6を備えており、この押圧プレート6がアライメントステージ7に載置されたウエハWの上方に移動するように、アーム部分が進退可能に構成されている。
押圧機構5は、後述するアライメントステージ7の保持テーブル8にウエハWが載置されたときに、吸着不良が発生した場合に作動するようになっている。具体的には、ウエハWに反りが発生してウエハWを吸着保持できないとき、押圧プレート6がウエハWの表面を押圧し、反りを矯正して平面状態にする。この状態で保持テーブル8がウエハWを裏面から真空吸着するようになっている。
アライメントステージ7は、載置されたウエハWをその周縁に備えられたオリエンテーションフラットやノッチなどに基づいて位置合わせを行うとともに、ウエハWの裏面全体を覆って真空吸着する保持テーブル8が回転自在に備えられている。
アライメントステージ7は、ウエハWを載置して位置合わせを行う初期位置と、後述するテープ処理部18の上方に多段に配備されたチャックテーブル15とリングフレーム昇降機構26との中間位置とにわたってウエハWを吸着保持した状態で搬送移動できるように構成されている。つまり、アライメントステージ7は、ウエハWの反りを矯正して平面状態に保持したまま次の工程まで搬送する。
紫外線照射装置14は、初期位置にあるアライメントステージ7の上方に位置している。紫外線照射装置14は、ウエハWの表面に貼り付けられた紫外線硬化型粘着テープである保護テープPTに向けて紫外線を照射する。つまり、紫外線の照射によって保護テープPTの粘着剤を硬化させて、その接着力を低減させるようになっている。その構造が図2および図3に示されている。
すなわち、紫外線照射装置14には、下向きに開放された箱形の遮断壁51が備えられている。この遮断壁51の内部に、紫外線発生装置52と遮光フード53が昇降可能に装備されている。また、照射銃54がステー55を介してアライメントステージ7側に固定配備されている。なお、紫外線発生装置52は、本発明の主紫外線照射手段に相当し、照射銃54は、本発明の補助紫外線照射手段に相当する。
遮断壁51の下部には筒型の可動遮断壁51aが上下動可能に装備されている。つまり、図3に示すように、紫外線発生装置52からの紫外線照射を行う過程においては、可動遮断壁51aがアライメントステージ7の上面に接するまで下降さてれて、遮断壁内部の気密が保たれるようになっている。
遮光フード53は裾拡がりの裁頭円錐型に形成されるとともに、その下端部の径がウエハWの外径より僅かに大きい寸法に設定されている。つまり、遮光フード53が紫外線発生装置52とともに下降されることで、アライメントステージ7の保持テーブル8に載置保持されたウエハWを遮光フード53で全体的に覆う。したがって、紫外線発生装置52からの紫外線を外部に漏らすことなくウエハ表面の保護テープPTに照射するようになっている。
照射銃54は、アライメントステージ7の保持テーブル8に載置保持されたウエハWの外周縁(ウエハエッジ)に真横から対向するよう設置される。すなわち、照射銃54から高い紫外線ビームがウエハエッジに向けて局所的に照射されるようになっている。この照射銃54としては、本実施例の場合、紫外線発光ダイオード(以下、適宜に「紫外線LED」という)や紫外線発生装置を個別の離れた場所に配備し、その装置からウエハWの周縁に紫外線を光ファイバで導いて集光しながらウエハエッジに向けて紫外線を局所的に照射する構成を利用する。
また、照射銃54および紫外線発生装置52は、制御装置56に接続されている。制御装置56は、紫外線照射強度が、ウエハWの表面に比べてウエハエッジの部分が高くなるよう制御されている。すなわち、ウエハエッジ部分とウエハ表面の接着力が同じになるようにそれぞれの紫外線強度および照射時間が制御される。例えば、ウエハ表面については、紫外線強度と照射時間を制御する。ウエハエッジ部分については、紫外線強度を調節するとともに、保持テーブル8の回転速度を制御し単位面積当たりの紫外線照射量も調整する。
図1に戻り、チャックテーブル15は、ウエハWの表面を覆って真空吸着できるようにウエハWと略同一形状の円形をしており、テープ処理部18の上方の待機位置からウエハWをリングフレームfに貼り合わせる位置にわたって昇降移動するようになっている。つまり、チャックテーブル15は、保持テーブル8によって反りを矯正されて平面状態に保持されたウエハWと当接し、吸着保持するようになっている。
また、チャックテーブル15は、後述する粘着テープDTが裏面から貼り付けられたリングフレームfを吸着保持するリングフレーム昇降機構26の開口部に収まってウエハWがリングフレームfの中央の粘着テープDTに近接する位置まで降下するようになっている。このとき、チャックテーブル15とリングフレーム昇降機構26とは、図示しない保持機構によって保持されている。
リングフレーム供給部16は底部に滑車が設けられたワゴン状のものであって、装置本体内に装填されるようになっている。また、その上部が開口して内部に多段に収納されているリングフレームfをスライド上昇させて送り出すようになっている。
リングフレーム搬送機構17は、リングフレーム供給部16に収納されているリングフレームfを上側から1枚ずつ順番に真空吸着し、図示しないアライメントステージと、粘着テープDTを貼り付ける位置とにリングフレームfを順番に搬送するようになっている。また、リングフレーム搬送機構17は、粘着テープDTの貼付の際、粘着テープDTの貼付位置でリングフレームfを保持する保持機構としても作用している。
テープ処理部18は、粘着テープDTを供給するテープ供給部19、粘着テープDTにテンションをかける引張機構20、粘着テープDTをリングフレームfに貼り付ける貼付ユニット21、リングフレームfに貼り付けられた粘着テープDTを裁断するカッター機構24、カッター機構24によって裁断された後の不要なテープをリングフレームfから剥離する剥離ユニット23、および裁断後の不要な残存テープを回収するテープ回収部25とを備えている。
引張機構20は、粘着テープDTを幅方向の両端から挟み込んで、テープ幅方向にテンションをかけるようになっている。つまり、柔らかい粘着テープDTを用いると、テープ供給方向に加わるテンションによって、その供給方向に沿って粘着テープDTの表面に縦皺が発生してしまう。この縦皺を回避してリングフレームfに粘着テープDTを均一に貼り付けるために、テープ幅方向側からテンションをかけている。
貼付ユニット21は、粘着テープDTの上方に保持されたリングフレームfの斜め下方(図1では左斜め下)の待機位置に配備されている。この貼付ユニット21に設けられた貼付ローラ22は、粘着テープDTの貼付位置にリングフレーム搬送機構17によってリングフレームfが搬送および保持され、テープ供給部19からの粘着テープDTの供給が開始されると同時に、テープ供給方向の右側の貼付開始位置に移動する。
貼付開始位置に到達した貼付ローラ22は、上昇して粘着テープDTをリングフレームfに押圧して貼り付け、貼付開始位置から待機位置方向に転動して粘着テープDTを押圧しながらリングフレームfに貼り付けるようになっている。
剥離ユニット23は、カッター機構24によって裁断された粘着テープDTの不要な部分をリングフレームfから剥離するようになっている。具体的には、リングフレームfへの粘着テープDTの貼り付けおよび裁断が終了すると、引張機構20による粘着テープDTの保持が開放される。次いで、剥離ユニット23が、リングフレームf上をテープ供給部19側に向かって移動し、裁断後の不要な粘着テープDTを剥離する。
カッター機構24は、リングフレームfが載置された粘着テープDTの下方に配備されている。粘着テープDTが貼付ユニット21によってリングフレームfに貼り付けられると、引張機構20による粘着テープDTの保持が開放され、このカッター機構24が上昇する。上昇したカッター機構24は、リングフレームfに沿って粘着テープDTを裁断する。
リングフレーム昇降機構26は、リングフレームfに粘着テープDTを貼り付ける位置の上方の待機位置にある。このリングフレーム昇降機構26は、リングフレームfに粘着テープDTの貼付処理が終了すると降下し、リングフレームfを吸着保持する。このとき、リングフレームfを保持していたリングフレーム搬送機構17は、リングフレーム供給部16の上方の初期位置に戻る。
また、リングフレーム昇降機構26はリングフレームfを吸着保持すると、ウエハWとの貼り合わせ位置へと上昇する。このとき、ウエハWを吸着保持したチャックテーブル15もウエハWの貼り合わせ位置まで降下する。
マウントフレーム作製部27は、周面が弾性変形可能な貼付ローラ28を備えている。貼付ローラ28は、リングフレームfの裏面に貼り付けられている粘着テープDTの非接着面を押圧しながら転動するようになっている。
第1マウントフレーム搬送機構29は、リングフレームfとウエハWとが一体形成されたマウントフレームMFを真空吸着して剥離機構30に移載するようになっている。
剥離機構30は、ウエハWを載置して移動させる図示されていない剥離テーブル、剥離テープTsを供給するテープ供給部31、剥離テープTsの貼付けと剥離を行う剥離ユニット32、剥離された剥離テープTsと保護テープPTを回収するテープ回収部34などとから構成されている。
図4に示すように、テープ供給部31は、原反ローラから導出した剥離テープTsを剥離ユニット32の下端部に案内供給するようになっている。また、テープ回収部34は、剥離ユニット32から送り出された剥離テープTsを上方に導いて巻き取り回収するようになっている。
剥離ユニット32には、剥離テープTsの貼付け部材および剥離部材として先端が先鋭なエッジ部材41と、エッジ部材41の先端部で折り返された剥離テープTsをテープ回収部34に向けて案内する送り出しガイドローラ42とが備えられている。
図1にもどり、第2マウントフレーム搬送機構35は、剥離機構30から払い出されたマウントフレームMFを真空吸着してターンテーブル36に移載するようになっている。
ターンテーブル36は、マウントフレームMFの位置合わせおよびマウントフレーム回収部37への収納を行うように構成されている。つまり、第2マウントフレーム搬送機構35によってターンテーブル36上にマウントフレームMFが載置されると、ウエハWのオリエンテーションフラットや、リングフレームfの位置決め形状などに基づいて位置合わせを行う。またマウントフレーム回収部37へのマウントフレームMFの収納方向を変更するために、ターンテーブル36は旋回するようになっている。また、ターンテーブル36は、収納方向が定まるとマウントフレームMFを図示しないプッシャーによって押出してマウントフレーム回収部37にマウントフレームMFを収納するようになっている。
マウントフレーム回収部37は、図示されていない昇降可能な載置テーブルに載置されており、この載置テーブルが昇降移動することによって、プッシャーによって押出されたマウントフレームMFをマウントフレーム回収部37の任意の段に収納できるようになっている。
次に、上述の実施例装置について一巡の動作を説明する。
ロボットアーム4のウエハ保持部がカセットCの隙間に挿入される。ウエハWは下方から吸着保持されて1枚ずつ取り出される。取り出されたウエハWは、アライメントステージ7に搬送される。
ロボットアーム4によってウエハWが保持テーブル8に載置され、裏面から吸着保持される。このとき、図示しない圧力計によってウエハWの吸着レベルが検出され、正常動作時の圧力値に関連して予め定められた基準値とを比較される。
吸着異常が検知された場合は、押圧プレート6によりウエハWが表面から押圧され、反りの矯正された平面状態でウエハWが吸着保持される。また、ウエハWは、オリエンテーションフラットやノッチに基づいて位置合わせが行なわれる。
このとき、ウエハWのオリエンテーションフラットやノッチを検出するときの保持テーブル8の回転動作時に、照射銃54からウエハエッジに向けてスポット径の紫外線が局所的に照射される。すなわち、図2に示すように、可動遮断壁51aが上昇されてアライメントステージ7の上方が開放された状態で、照射銃54から紫外線ビームが保持テーブル8に載置保持されたウエハWの外周縁(ウエハエッジ)に向けてスポット照射される。同時に、保持テーブル8がその中心の軸心x周りに所定の速度で回動され、ウエハWの外周縁の全周に亘って高い強度の紫外線が局所的に照射される。これによって、ウエハエッジに臨む保護テープPTの粘着剤が硬化され、その接着力が低減される。なお、照射銃54から照射させる紫外線のスポット径および強度は、使用する紫外線硬化型の粘着剤の種類などに応じて適宜に変更する。
アライメントステージ7上で位置合わせ、および、ウエハエッジへの紫外線照射が終了すると、紫外線照射装置14によってウエハWの表面への紫外線照射が以下のように行われる。
図3に示すように、可動遮断壁51aがアライメントステージ7の上面に接するまで下降される。その後、紫外線発生装置52と遮光フード53が下降されてウエハWが覆われた状態で紫外線発生装置52からの紫外線がウエハ表面の保護テープPTに全面的に照射される。これによって保護テープPTの基材で被覆された部分の粘着剤が硬化されて接着力が低減される。
紫外線の照射処理が施されると、ウエハWは保持テーブル8に吸着保持されたままアライメントステージ7ごと次のマウントフレーム作製部27へと搬送される。つまり、アライメントステージ7は、チャックテーブル15とリングフレーム昇降機構26との中間位置に移動する。
アライメントステージ7が所定の位置で待機すると、上方に位置するチャックテーブル15が降下し、チャックテーブル15の底面がウエハWに当接して真空吸着を開始する。チャックテーブル15の真空吸着が開始すると、保持テーブル8側の吸着保持が開放され、ウエハWはチャックテーブル15に反りを矯正して平面保持した状態のまま受け取られる。ウエハWを受け渡したアライメントステージ7は初期位置へと戻る。
次に、リングフレーム供給部16に多段に収納されたリングフレームfが、リングフレーム搬送機構17によって上方から1枚ずつ真空吸着されて取り出される。取り出されたリングフレームfは、図示しないアライメントステージで位置合わせが行なわれたのち、粘着テープDTの上方の粘着テープ貼り付け位置に搬送される。
リングフレームfがリングフレーム搬送機構17によって保持されて粘着テープDTの貼付位置にあると、テープ供給部19から粘着テープDTの供給が開始される。同時に貼付ローラ22が貼付開始位置に移動する。
貼付け開始位置に貼付ローラ22が到達すると、粘着テープDTの幅方向の両端を引張機構20が保持し、テープ幅方向にテンションをかける。
次いで貼付ローラ22が上昇し、粘着テープDTをリングフレームfの端部に押圧して貼り付ける。リングフレームfの端部に粘着テープDTを貼り付けると、貼付ローラ22は待機位置であるテープ供給部19側に向かって転動する。このとき、貼付ローラ22は、粘着テープDTを非接着面から押圧しながら転動し、リングフレームfに粘着テープDTを貼り付けてゆく。貼付ローラ22が貼付位置の終端に到達すると、引張機構20による粘着テープDTの保持が開放される。
同時にカッター機構24が上昇し、リングフレームfに沿って粘着テープDTを裁断する。粘着テープDTの裁断が終了すると、剥離ユニット23がテープ供給部19側に向かって移動し、不要な粘着テープDTを剥離する。
次いでテープ供給部19が作動して粘着テープDTを繰り出すとともに、裁断された不要部分のテープは、テープ回収部25へと送り出される。ことのとき、貼付ローラ22は、次のリングフレームfに粘着テープDTを貼り付けるように、貼付開始位置に移動する。
粘着テープDTが貼り付けられたリングフレームfは、リングフレーム昇降機構26によってフレーム部が吸着保持されて上方へ移動する。このとき、チャックテーブル15も降下する。つまり、チャックテーブル15とリングフレーム昇降機構26とは、互いにウエハWを貼り合わせる位置まで移動する。
各機構15、26が所定位置に到達すると、それぞれが図示しない保持機構によって保持される。次いで、貼付ローラ28が粘着テープDTの貼付開始位置に移動し、リングフレームf底面に貼り付けられている粘着テープDTの非接着面を押圧しながら転動し、粘着テープDTをウエハWに貼り付けてゆく。その結果、リングフレームfとウエハWとが一体化されたマウントフレームMFが作製される。
マウントフレームMFが作製されると、チャックテーブル15とリングフレーム昇降機構26とは、上方に移動する。このとき、図示しない保持テーブルがマウントフレームMFの下方に移動し、マウントフレームMFがこの保持テーブルに載置される。載置されたマウントフレームMFは、第1マウントフレーム搬送機構29によって吸着保持され、剥離テーブル38に移載される。
マウントフレームMFが載置された剥離テーブルは、剥離ユニット32の下方に向かって前進移動する。この過程において、光センサで保護テープPTの前端縁が検知され、この時の剥離テーブルの位置がパルスモータの予め判っている光センサからエッジ部材41の先端位置までの距離だけ剥離テーブルが検知位置から前進移動するようにパルスモータが作動制御される。ここで剥離テーブルの前進移動が一旦停止される。つまり、保護テープPTの前端縁がエッジ部材41の先端の直下位置に到達すると前進移動が自動的に一旦停止される。
剥離テーブルが一旦停止されると、パルスモータが作動制御されて可動ブロックが下降され、エッジ部材41がテープ供給部31から供給される剥離テープTsを巻き掛けた状態で降下される。つまり、エッジ部材41の先端で剥離テープTsが保護テープPTの前端上面に所定の押圧力で押し付けられて貼付けられる。
保護テープPTの前端への保護テープPTの貼付けが完了すると、剥離テーブルは、エッジ部材41で剥離テープTsを保護テープPTに押圧した状態で再び前進移動を開始するとともに、この移動速度と同調した速度で剥離テープTsがテープ回収部34に向けて巻き取られてゆく。これによって、エッジ部材41がウエハWの表面の保護テープPTに剥離テープTsを押圧しながら貼り付けてゆく。これと同時に、貼り付けた剥離テープTsを剥離しながら保護テープPTを一緒にウエハWの表面から剥離してゆく。
エッジ部材41が下降作動した剥離テープ貼付け開始位置からウエハ直径に相当する距離だけ前進するようパルスモータが作動制御された時点、換言すると、エッジ部材41が保護テープPTの後端縁に到達して保護テープPTが完全にウエハの表面から剥離された時点でエッジ部材41が上昇制御されて、剥離ユニット32は初期状態に復帰する。
保護テープPTの剥離処理が終了したマウントフレームMFは、剥離テーブルによって第2マウントフレーム搬送機構35の待機位置まで移動する。
そして、剥離機構30から払い出されたマウントフレームMFは、第2マウントフレーム搬送機構35によってターンテーブル36に移載される。移載されたマウントフレームMFは、オリエンテーションフラットやノッチによって位置合わせが行なわれるとともに、収納方向の調節が行なわれる。位置合わせおよび収納方向が定まるとマウントフレームMFは、プッシャーによって押出されてマウントフレーム回収部37に収納される。
以上のように、ウエハエッジからはみ出て外気に触れている粘着剤があったとしても、照射銃54によりウエハエッジ部分にスポット径の強度の高い紫外線を局所的に照射することにより、粘着剤の硬化を促進させることができる。したがって、紫外線照射装置52によってウエハWの表面に照射される紫外線で基材被覆部分の粘着剤を硬化させるのと同じレベルにはみ出た粘着剤を硬化させることができる。
したがって、ウエハ上に存在する全ての粘着剤の接着力を同じレベルに硬化低減させた状態を維持したまま、後工程で保護テープの剥離処理を行うことができる。その結果、ウエハエッジ部分に未硬化の粘着剤が存在しないので、保護テープPTが剥がれ難くなることがない。すなわち、過渡の剥離応力がウエハエッジ部分に作用しないので、ウエハ破損を回避することができるとともに、ウエハエッジ部分に粘着剤が残渣することもない。
さらに、不活性ガスをパージしながら紫外線を照射する必要がない。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上記実施例では、照射銃54を昇降する遮断壁51の外側に設置して、大気中にあるウエハWへの紫外線照射を行うようにしているが、次のように構成してもよい。
すなわち、図5に示すように、遮断壁51の下部に照射銃54を装着することで、遮断壁51を下降させた密封状態でウエハエッジへの紫外線スポット照射を行うこともできる。
(2)また、図6に示すように、遮光フード53の下部に照射銃54を装着することによっても、ウエハエッジへの紫外線スポット照射を行うこともできる。
(3)上記実施例では、紫外線のスポット照射を行う位置固定の照射銃54に対し、ウエハWを回動させることで、ウエハエッジ全周への紫外線照射を行うようにしている。しかし、逆に、ウエハWを固定して照射銃54をウエハ外周に沿って回動走査させる形態で実施することも可能である。
(4)ウエハエッジに向かう多数の紫外線発生ランプあるいは紫外線LEDを、ウエハWを外囲する環状に配置して補助紫外線照射手段を構成することもできる。
(5)補助紫外線照射手段である照射銃54による紫外線照射は、ウエハエッジの真横から照射することが好ましいが、斜め上方からウエハエッジに向けて照射して、ウエハエッジのみならずウエハ周縁近傍の所定範囲へも強度の高い紫外線を照射するようにしてもよい。
(6)上記実施例では、可動遮光壁51によりウエハ外周を遮光していたが、この可動遮光壁51aなしに紫外線発生装置52から保護テープPTの表面に紫外線を照射する構成であってもよい。
(7)上記実施例では、ウエハWの外周縁に先に紫外線を照射した後に保護テープPTの全面に紫外線を照射していたが、両部分への紫外線の照射を同時に行ってもよいし、先に保護テープPTの全面に紫外線を照射した後に、ウエハWの外周縁に紫外線を照射してもよい。
半導体ウエハマウント装置の全体を示す斜視図である。 紫外線照射装置の照射銃が作動している状態を示す縦断面図である。 紫外線照射装置の紫外線発生装置が作動している状態を示す縦断面図である。 剥離機構の動作を示す斜視図である。 紫外線照射装置の別実施例を示す縦断面図である。 紫外線照射装置の別実施例を示す縦断面図である。 ウエハエッジを拡大した断面図である。
符号の説明
8 … 保持テーブル
52 … 紫外線発生装置(主紫外線発生装置)
54 … 照射銃(補助紫外線発生装置)
56 … 制御装置
W … 半導体ウエハ
PT … 保護テープ

Claims (6)

  1. 半導体ウエハの表面に貼り付けられた紫外線硬化型の保護テープを剥離処理する前に、保護テープに紫外線を照射してその接着力を低減する紫外線照射方法において、
    前記保護テープ貼付け面と半導体ウエハの周縁部に紫外線を照射し、当該周縁部への紫外線の照射強度を保護テープ貼付け面よりも高くする
    ことを特徴とする紫外線照射方法。
  2. 請求項1に記載の紫外線照射方法において、
    前記半導体ウエハの外周部位からウエハエッジに向けて紫外線ビームを局所的に照射するとともに、紫外線ビームと半導体ウエハとをウエハ周方向に相対移動させる
    ことを特徴とする紫外線照射方法。
  3. 半導体ウエハの表面に貼り付けられた紫外線硬化型の保護テープを剥離処理する前に、保護テープに紫外線を照射してその接着力を低減する紫外線照射装置において、
    保護テープが貼り付けられた半導体ウエハを載置保持する保持手段と、
    載置保持された半導体ウエハの上方から保護テープ表面に紫外線を照射する主紫外線照射手段と、
    保護テープの周縁部に、テープ表面に照射した紫外線よりも強度の高い紫外線を照射する補助紫外線照射手段とを備えた
    ことを特徴とする紫外線照射装置。
  4. 請求項3に記載の紫外線照射装置において、
    前記補助紫外線照射手段を、前記半導体ウエハの外周部位からウエハエッジに向けて強度の高い紫外線ビームを局所的に照射する照射器で構成し、
    照射器と半導体ウエハとをウエハ周方向に相対移動させる走査手段を備えた
    ことを特徴とする紫外線照射装置。
  5. 請求項4に記載の紫外線照射装置において、
    前記照射器と紫外線発生装置とを光ファイバーで接続して構成した
    ことを特徴とする紫外線照射装置。
  6. 請求項4に記載の紫外線照射装置において、
    前記照射器は、紫外線発光ダイオードで構成した
    ことを特徴とする紫外線照射装置。
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