JP2009092783A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯電装置及び像担持体への放電生成物の付着を抑制することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体に接触し、像担持体の移動方向と直交する方向に移動して、像担持体の表面を清掃する像担持体清掃手段を備えており、像担持体清掃手段は、帯電装置清掃手段の作動時に、像担持体を所定方向に移動させながら、像担持体の移動方向と直交する方向に移動して、像担持体の表面を清掃する。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録材上に画像を形成する電子写真方式の複写機、プリンタ等の画像形成装置に関し、特に画像形成時に、像担持体として使用される感光体に対する放電電極の放電ムラ、及び、感光体への放電生成物付着による電位ムラに起因して発生する画像濃度ムラを解消する技術に関する。
従来、画像形成装置として、電子写真技術を利用して画像形成を行う、所謂、電子写真方式の複写機、プリンタ等の画像形成装置がある。斯かる電子写真画像形成装置では、像担持体として回転可能なドラム状の電子写真感光体(以下、「感光体ドラム」という。)が配置されている。感光体ドラムの周囲には、この感光体ドラムを所定の電位に帯電する帯電装置、帯電された感光体ドラム表面に静電潜像を形成する露光装置が配置されている。更に、感光体ドラムの周囲には、形成された静電潜像をトナーで現像する現像装置、形成されたトナー像を用紙等の記録材に転写する転写装置、転写後の感光体ドラム表面に残留する残留トナーを除去するクリーニング装置、を備えている。
これらのうち、帯電装置としては、感光体ドラムを非接触に帯電するスコロトロン帯電装置が知られている。
このスコロトロン帯電装置は、感光体ドラムの軸方向に沿って感光体ドラムに対向する部位が開口するシールドケースと、このシールドケースの開口に配設される放電電極(例えば、放電ワイヤ)と、シールドケースの開口に面して配設されるグリッド電極とを備えている。
スコロトロン帯電装置では、放電ワイヤに直流、又は、直流に交流を重畳させた高圧電圧を印加することで、放電ワイヤ周囲の空気を電離してイオン状態とする。
そして、イオン化した荷電粒子がシールドケースの開口側に向かって移動し、その際、他の気体分子に運動エネルギーを与えてシールドケースの開口から吹き出し方向のイオン風が発生する。
そして、発生したイオン風により、荷電粒子がシールドケースの開口側に設けられたグリッドの孔を通過して感光体ドラムを帯電する。
電子写真方式を利用する画像形成装置は、通常は、導電性基体が接地される感光体が、帯電装置を用いて一様に帯電され、露光装置を用いて像露光を行うことにより、静電潜像を形成する。
ところで、近年の画像形成装置では、高速化や高画質化に伴って、放電ワイヤに対する給電量を増加させる傾向にある。
この理由は、感光体ドラムの移動速度の高速化により、従来よりも少ない時間で感光体ドラムを所定の帯電電位とする必要があるためである。
そして、放電ワイヤに対する給電量を増加させた結果、放電生成物(例えばオゾンやNOx等)の生成量が増加し、また、イオン風も強くなる。このために、生成された放電生成物が帯電装置や、感光体ドラムの表面に付着し、放電ムラや、感光体ドラム上に形成した電位ムラを引き起こし、画像を劣化させるという問題があった。
そこで、図8に示すように、放電電極72に付着した放電生成物の付着を防止する目的で、放電電極72に接触し、放電電極72に沿って自動的に往復することにより放電生成物を除去する技術が提案されている(特許文献1参照)。
つまり、特許文献1においては、帯電装置7は、スコロトロン方式とされ、感光体に向けて開口部を有するシールドケース71と、コロナ放電を発生させる鋸歯電極72と、図示していないグリッドを備えている。更に、帯電装置7には、清掃部材73と、清掃部材73を保持する清掃保持部材74と、清掃保持部材74を鋸歯電極72の長手方向に沿って移動させる移動手段75とを備えている。薄板状の清掃部材73を鋸歯電極72に押し当てて長手方向に移動させることによって、放電生成物を除去する。
また、図9に示すように、感光体1の表面に常時接触し感光体1の表面を清掃することにより帯電装置7の放電生成物により発生する異常画像を防止する技術が提案されている(特許文献2参照)。
つまり、特許文献2においては、感光体1の回転方向にてクリーニング装置12の下流側に、感光体1の表面に当接するシート状の生成物除去部材81を設け、生成物除去部材81を供給ローラ82から繰り出し、感光体1表面に接触させて放電生成物を除去する。生成物除去部材81は、その後、巻き取りローラ83にて巻き取る。
さらに、図10に示す技術では、感光体1を清掃する清掃手段を常時感光体1に接触させ、さらにその清掃手段の清掃能力を維持するための技術が提案されている(特許文献3参照)。
つまり、感光体1の移動方向における転写後の位置に、即ち、クリーニング装置12の下流側に、放電生成物を除去するための第1除去部材91と、この第1除去部材91に接触する第2除去部材92とを有している。第1除去部材91は、レーヨン繊維を用いたブラシローラとされ、ブラシの機械的摺擦作用により放電生成物を掻き取る。第2除去部材92は、ゼオライト材質のブラシローラとされ、第1除去部材91に蓄積された放電生成物を除去する。
特開2005−84211号公報 特開2002−244520号公報 特開2004−45446号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、確かに、帯電装置の放電電極を清掃することで、放電電極の放電安定性を維持することは可能であるが、放電により発生した放電生成物は、帯電装置の放電電極のみに付着するのではなく感光体の表面にも付着するので、十分な解決方法とはなっていない。
また、特許文献2、3の技術では、画像形成中に常時、感光体の表面に接触して清掃することにより、感光体の表面に付着した放電生成物の除去が可能である。
しかし、この構成を用いると、図9に示されるように、清掃手段の装置が大型化する。また、清掃手段に研磨粒子含んだ部材で、画像形成中も不要な摺察を行うことにより、感光体の表面を必要以上に研磨し、寿命を著しく低下させる要因となっていた。
さらには、図10に示すように、第1除去部材の表面をさらに清掃するために第2除去部材などの機構が必要となり、図9の技術と同じく装置の大型化となる問題がある。
本発明者は、上述した技術的課題に基づいて鋭意検討を行った結果、帯電装置の放電電極清掃を実施する際、帯電高圧がOFFである点に着目した。つまり、感光体の表面清掃をこのタイミングで適時行うことにより、必要以上に感光体の表面を研磨することなく長期にわたり帯電手段、感光体の表面状態の維持が可能であることを見出した。
本発明は、本発明者の斯かる新規な知見に基づきなされたものである。
つまり、本発明の目的は、上記技術的課題を解決するためのものであって、帯電装置及び像担持体への放電生成物の付着を抑制することのできる画像形成装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、適時、像担持体の表面を清掃することにより、必要以上に像担持体の表層を研磨することなく長期にわたって電位の安定性と、良好な画質を維持することのできる画像形成装置を提供することにある。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、像担持体を帯電するコロナ帯電方式の帯電装置と、前記帯電装置の放電電極に接触し、前記像担持体の移動方向と直交する方向に移動して、前記放電電極を清掃する帯電装置清掃手段と、有する画像形成装置において、
前記像担持体に接触し、前記像担持体の移動方向と異なる方向に移動して、前記像担持体の表面を清掃する像担持体清掃部材を備えた像担持体清掃手段を有しており、
前記像担持体清掃手段は、前記帯電装置清掃手段の作動時に、前記像担持体を移動させながら前記像担持体清掃部材を前記像担持体の移動方向と異なる方向に移動して、前記像担持体の表面を清掃する、
ことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、帯電装置の放電電極を清掃するタイミングで、像担持体の表面性を維持する清掃制御を適時実施することが可能であり、放電ムラや、画像流れを防止させることができる。
つまり、本発明によれば、複写機、プリンタなどの電子写真方式の画像形成装置において、像担持体及び帯電装置の表面を、非画像形成時に適時、清掃する。これにより、帯電装置及び像担持体上への放電生成物の付着を低減し、画像流れのない画像形成が可能とされる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成を示す図である。
(画像形成装置の構成)
本実施例にて、画像形成装置100は、電子写真方式のカラー画像形成装置とされる。画像形成装置100は、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体(以下、「感光体ドラム」という。)1と、感光体ドラム1の周囲に配置された帯電手段としての帯電装置7と、露光手段としての露光装置8と、現像手段としての現像装置13とを備えている。本実施例では、感光体ドラム1は、導電性基体上に感光層としてアモルファスシリコン(a−Si)を備えたものであり、直径108mmのものであった。勿論、これに限定されるものではない。
本実施例にて、現像装置13は、回転駆動される回転体14に3つの現像器、即ち、イエロー現像器13Y、マゼンタ現像器13M、シアン現像器13Cが搭載された回転現像装置13aと、固定現像装置13bとされるブラック現像器13Kとにて構成されている。
上記構成の画像形成装置にて、感光体ドラム1は、矢印Aの方向へと回転駆動される。感光体ドラム1は、帯電装置7にて所定の電位に帯電され、帯電された感光体ドラム1は、露光装置としてのレーザ露光器8にて画像情報に応じたレーザ光が照射され、感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。
感光体ドラム1上の静電潜像は、各色成分トナーが収容された現像器にて現像され、感光体ドラム1上に可視画像、即ち、トナー像が形成される。
感光体ドラム1の下方には、中間転写体としての中間転写ベルト10が配置されており、感光体ドラム1上に形成された各色成分トナー像が、一次転写部T1における一次転写装置30により、順次転写(一次転写)される。
中間転写ベルト10に転写された重ね画像は、二次転写部T2における二次転写装置21により、記録材としての用紙Pに一括転写(二次転写)される。
二次転写された用紙P上の画像は、定着装置5により用紙P上に定着される。
一方、一次転写後の感光体ドラム1上の転写残トナーを含む残留物は、感光体ドラム1の周囲に配置されたクリーニング手段としてのドラムクリーナ12により除去される。その後、感光体ドラム1は、再度、帯電装置7により帯電され、上記画像形成動作が繰り返される。
本実施例にて、帯電装置7としては、コロナ帯電方式、即ち、非接触帯電方式のスコロトロン帯電装置が用いられている。勿論、帯電装置7として、コロトロン帯電装置を使用することもできる。本実施例では、スコロトロン方式とされる帯電装置7とクリーニング手段12との間には、感光体ドラム1の表面清掃手段(即ち、像担持体清掃手段)50が備えられている。また、帯電装置7には、帯電装置7の放電電極72を清掃する帯電装置清掃手段40(図2参照)が設けられている。この帯電装置7、帯電装置清掃手段40、及び、像担持体清掃手段50の詳細については後述する。
ここで、中間転写ベルト10について説明する。
本実施例にて、中間転写ベルト10は、複数、本実施例では4つの支持ロール17、18、19、20に掛け渡され、矢印方向に循環移動する。支持ロール17が中間転写ベルト10の駆動ロールであり、支持ロール18、20が従動ロールとして配置され、また、支持ロール19が二次転写装置21のバックアップロールとして用いられている。
また、駆動ロール17を挟んだ中間転写ベルト10の位置には、二次転写後の中間転写ベルト10上の残留物を除去するためのベルトクリーナ22が配設されている。
そして、中間転写ベルト10は、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂または各種ゴムにカーボンブラック等の導電剤を適当量含有させたものとされる。また、その体積抵抗率が105〜1015Ωcmに形成され、その厚みは0.1mmに設定される。
二次転写部T2は、上述のように、中間転写ベルト10のトナー像担持面側に圧接配置される二次転写装置としての二次転写ロール21と、中間転写ベルト10の裏面側に配置されて二次転写ロール21の対向電極をなすバックアップロール19と、を備えている。このバックアップロール19には、トナーの帯電極性と同極性の二次転写バイアスを印加する、図示しない給電手段が当接配置されている。
ここで、バックアップロール19は、金属心材の外周に内側に発泡弾性体層、外側に導電層を被覆してなる二層構成のEPDMゴムを用いた。外側の導電層はカーボンブラックを15〜35重量%分散した半導電性のEPDM発泡ゴムで、導電層の厚みは0.5〜1.5mmに構成され、また、その表面抵抗率は7〜10Ω/□の抵抗領域に制御される。
また、二次転写ロール21は、金属心材とこの金属心材の周囲に固着されたカーボンブラック分散発泡EPDM材料からなるコア層にスキン層を介して5〜20μmの厚みのフッ素樹脂系材料からなるコーティング層を形成したものを用いた。金属心材とコーティング層との間の体積抵抗率は104〜105Ωcmである。
また、用紙搬送系は、用紙トレイ23に積載された用紙Pを、給紙ロール24、搬送ロール26にて搬送した後、レジストレーションロール(レジロール)25で一旦停止させる。その後、所定のタイミングで二次転写装置21が配置された二次転写部T2位置へと送り込むようになっている。また、二次転写後の用紙Pは、定着装置5へと搬送し、定着装置5から機外へと排出される。
次に、この画像形成装置の作像プロセスについて更に詳しく説明する。
今、図示外のスタートスイッチがオン操作されると、所定の作像プロセスが実行される。
具体的に述べると、例えば、本実施例の画像形成装置をデジタルカラー複写機として構成する場合には、図示しない原稿台にセットされる原稿をカラー画像読み取り装置により読み取る。その読み取り信号は、処理回路によりデジタル画像信号に変換してメモリに一時的に蓄積し、その蓄積されている4色(Y、M、C、K)のデジタル画像信号に基づいて各色のトナー像形成を行う。
すなわち、各色のデジタル画像信号に応じて、感光体ドラム1、帯電装置7、露光装置8、及び、現像装置13(即ち、イエロー現像器13Y、マゼンタ現像器13M、シアン現像器13C、ブラック現像器13K)をそれぞれ駆動する。
つまり、帯電装置7により一様に帯電された感光体ドラム1に、レーザ露光装置8によりレーザ光を照射し、デジタル画像信号に応じた静電潜像を書き込ませる。
そして、感光体ドラム1に形成された静電潜像を現像装置13により現像して各色のトナー像を形成させる。
なお、この画像形成装置100をプリンタとして構成する場合には、外部から入力されるデジタル画像信号に基づいて各色のトナー像形成を行うようにすればよい。
そして、感光体ドラム1上に形成された各トナー像は、感光体ドラム1と中間転写ベルト10とが接する一次転写位置T1で、一次転写ロール30によって感光体ドラム1から中間転写ベルト10の表面に順次転写される。
一方、転写後に感光体ドラム1上に残存するトナーは、ドラムクリーナ12によってクリーニングされる。
このようにして中間転写ベルト10に一次転写されたトナー像は、中間転写ベルト10上で重ね合わされ、中間転写ベルト10の回動に伴って二次転写位置T2へと搬送される。一方、用紙Pは、所定のタイミングで二次転写位置へと搬送され、バックアップロール19に対して二次転写ロール21が用紙Pを挟持搬送する。
そして、二次転写位置T2において、二次転写ロール21とバックアップロール19との間に形成される転写電界の作用で、中間転写ベルト10上に担持されたトナー像が用紙Pに二次転写される。
トナー像が転写された用紙Pは、定着装置5へと搬送され、定着装置5において用紙P上のトナー像が加熱・加圧定着された後、機外に設けられた排紙トレイ(図示せず)に排出される。一方、転写後に中間転写ベルト10に残存するトナーは、ベルトクリーナ22によってクリーニングされる。
次に、上述した帯電装置7、帯電装置清掃手段40及び像担持体清掃手段50について詳細に説明する。
(帯電装置及び帯電装置清掃手段)
図2(a)は、帯電装置7の概略構成を示す斜視図であり、シールドケースの片側のシールド板が除去され、帯電装置清掃手段40を示している。図2(b)は、帯電装置7の中央横断面の概略図である。
帯電装置7は、感光体ドラム1の軸方向に沿って配設され、長手方向両端に設けられた帯電器ブロック、即ち、支持部材60(60a、60b)と、両支持部材60(60a、60b)を連結する支持フレーム62とを有している。また、支持フレーム62には、感光体ドラム1の軸方向に沿って、即ち、帯電装置7の長手方向に沿って、シールドケース71を構成するシールド板71a、71bが設置される。なお、本実施例では、両シールド板71a、71bの間に、更にもう一枚のシールド板71cが配置されている。従って、感光体ドラム1に対向する部位に、二つの正面開口部76(76a、76b)が形成される。
本実施例では、帯電装置7のシールドケース71内には、シールド板71a、71cとの間、及び、シールド板71b、71cの間に、放電電極、本実施例では、放電ワイヤ(帯電線)72が張設されている。勿論、放電電極として鋸歯電極を使用することもできる。また、シールドケース71の正面開口部76(76a、76b)側には、感光体ドラム1と対向してグリッド電極77が配設されている。
ここで、シールドケース71の高さ(H)は24mm、各シールド板間の幅(内面)(W)は、28mmであり、開口部76(76a、76b)から放電ワイヤ72までの距離(H0)は、8.0mmとされる。
また、放電ワイヤ72には、直流高圧電圧を印加する高圧電源(図示せず)が接続されており、シールドケース71及びグリッド電極77には、これらを一定電位に保持する目的で、バリスタ等の定電圧素子(図示せず)が接続されている。
また、グリッド電極77は、多数の通気孔が形成された金属製のメッシュ状のものとすることができ、その開口率は約90%程度である。従って、グリッド電極77が気流の妨げとなることはなく、後述するイオン風のエアフローには影響を及ぼさない。なお、グリッド電極77としては、メッシュ状のものの他に、例えば板材に多数のスリットを形成したものを用いることもできる。
次に、帯電装置清掃手段40について説明する。
本実施例にて、帯電装置清掃手段40は、図2(a)、(b)及び図3(a)、(b)に示すように、放電電極(放電ワイヤ)72を清掃する清掃部材41と、清掃部材41を保持するための保持部材42とを有し、保持部材42は、移動手段43に取り付けられている。
本実施例では、シールドケース71の開口部76(76a、76b)とは反対側の背面側に、上記移動手段43が配置されている。
移動手段43は、送りねじ機構とされ、帯電装置7の放電ワイヤ72の長手方向に沿って、即ち、感光体ドラム1の回転軸線方向に沿って配置された送りねじ(ねじ軸部材)44と、このねじ軸部材44に螺合したナット部材45とを備えている。また、本実施例では、上記ナット部材45に清掃部材保持部材42が取り付けられている。
従って、ねじ軸部材44を正方向及び逆方向に所定時間回転駆動することにより、ナット部材45(即ち、清掃部材41)を、感光体ドラム1の軸方向に沿って、つまり、感光体ドラム1の移動方向に対して直交する方向に往復運動可能な構成となっている。
更に説明すると、ねじ軸部材44の端部には、駆動機構(駆動源)61が配置されている。ねじ軸部材は44、その一端が駆動機構61に連結されており、駆動機構61のギヤ列等を介して駆動入力される。従って、ねじ軸部材44は、駆動機構61により、回転駆動可能な構成となっている。
また、ナット部材45は、清掃部材41を取り付けたアーム部材(即ち、保持部材)42が接続されている。従って、駆動機構61が駆動されると、ねじ軸部材44が長手軸線の回りに回転し、それによって、ねじ軸部材44に螺合したナット部材45は、ねじ軸部材44の長手軸線に沿って移動する。駆動機構61の回転方向を変えることにより、ナット部材45は、即ち、清掃部材41は、帯電装置7の長手方向に、一端側から他端側へと、また、他端側から一端側へと、往復移動することができる。勿論、図示してはいないが、ナット部材45自体が回転しないように、ナット部材45に対するガイド部材が適宜配置されている。
清掃部材41は、図3(a)、(b)を参照すると理解されるように、ゴム部材41aの表面に不織布41bを備え、最表層に研磨粒子41cを塗布し、接着剤で固定して作製されている。放電ワイヤ72は、このような清掃部材41、41にて挟持されている。従って、帯電装置清掃手段40が移動手段43により、放電ワイヤ72の長手方向に沿って移動されると、放電ワイヤ72の表面に付着した付着物が除去される。
帯電装置7によって行われる感光体ドラム1の帯電動作について説明する。
図2(b)にて、感光体ドラム1が図中矢印方向に回転(移動)を開始すると、高圧電源(図示せず)からの直流電圧が放電ワイヤ72に印加され、放電ワイヤ72周囲の空気が電離されイオン状態になる。すると、イオン化した荷電粒子が対向電極側、即ち、感光体ドラム1側に向かって移動し、そのとき他の気体分子に運動エネルギーを与えてこの方向にイオン風が生じ、生じたイオン風によって荷電粒子がグリッド電極77を通過して感光体ドラム1を帯電する。このとき、グリッド電極77は、定電圧素子(図示せず)を介して接地され、一定電位に保たれており、帯電された感光体ドラム1の表面電位を均一にする機能を果たしている。
次に、本発明で使用される感光体ドラム1の表面清掃手段、即ち、像担持体清掃手段50Aについて説明する。
(像担持体清掃手段)
図4(a)は、帯電装置清掃手段40と像担持体清掃手段50Aの概略構成を示す斜視図であり、図4(b)は、帯電装置清掃手段40と像担持体清掃手段50Aの中央横断面の概略図である。
図4(a)、(b)に示すように、本実施例では、帯電装置7の、感光体ドラム1の移動方向(矢印A方向)上流には、感光体ドラム1の表面を清掃するための像担持体清掃手段50Aが配置されている。
本実施例にて、像担持体清掃手段50Aは、図4(a)、(b)に示すように、感光体ドラム表面を清掃する像担持体清掃部材51Aと、この清掃部材51Aを、感光ドラム1の移動方向と異なる方向に駆動するための移動手段53と、を有している。本実施例では、清掃部材51Aは、感光体ドラム1の回転方向に直交する方向(即ち、回転軸線方向)に移動されているが、これに限定されるものではなく、感光体ドラム1の回転軸線に対してわずかに傾斜していても良い。要するに、清掃部材51Aが感光体ドラム1の軸線方向の全幅に亘って一端から他端へと移動されることが必要である。
また、本実施例では、清掃部材51Aは、加圧ばねのような加圧部材52を介して移動手段53に取り付けられている。
移動手段53は、本実施例では、上記帯電装置清掃部材移動手段43と同じ機構とされ、送りねじ機構とされる。つまり、移動手段53は、感光体ドラム1の軸線方向に沿って設置されたねじ軸部材54と、このねじ軸部材54に螺合するナット部材55とを備えている。像担持体清掃部材51Aは、送りねじ(ねじ軸部材)54を、正方向及び逆方向に所定時間回転させることにより、清掃部材51Aが往復運動可能な構成となっている。
更に説明すると、ねじ軸部材54の一端部には、上記駆動機構(駆動源)61からの駆動が、図示しない駆動ギヤ機構等を介して駆動入力される。従って、ねじ軸部材54は、駆動機構61により、回転駆動可能な構成となっている。
また、ナット部材55は、上述のように、加圧部材52を介して上記清掃部材51Aが接続されており、駆動機構61が駆動されると、ねじ軸部材54が長手軸線の回りに回転し、それによって、ねじ軸部材54に螺合したナット部材55は、ねじ軸部材54の長手軸線に沿って移動する。駆動機構61の回転方向を変えることにより、ナット部材55は、即ち、像担持体清掃部材51Aは、帯電装置7の長手方向に、一端側から他端側へと、また、他端側から一端側へと、往復移動することができる。勿論、図示してはいないが、ナット部材55自体が回転しないように、ナット部材55に対するガイド部材が適宜配置されている。
上述にて理解されるように、本実施例によると、帯電装置清掃手段40を移動させる駆動機構(駆動源)61により、像担持体清掃部材51Aも又、感光体ドラム1の軸方向に移動する構成となっている。
また、像担持体清掃部材51Aは、パッド部材とされ、加圧手段としての弾性部材52により、感光体ドラム1に押圧される構成となっている。像担持体清掃部材51Aの具体的寸法の一例を挙げれば、感光体ドラム1の移動方向に沿った長さW1が15mm、高さH1が15mm、感光体ドラムの軸線方向の長さL1が20mmとした。勿論、これに限定されるものではない。
感光体ドラム1のパッド状の清掃部材51Aは、支持材としてのスポンジなどの多孔質弾性体51Aaを備えており、感光体ドラム1と接触する表面には、酸化アルミニウムなどの研磨粒子51Abが塗布されている。
本実施例では、酸化アルミニウム粒子#2000を塗布している。本実施例の画像形成装置100では、感光体ドラム1としては、上述のようにアモルファスシリコン感光体を用いており、OPCなどよりも表面が硬いため研磨粒子として酸化アルミニウムを用いている。
特に、使用する感光体の材質に併せて、研磨粒子を変更しても何ら本発明の実施にあたっては問題がなく、採用する感光体の材料に応じて、その研磨粒子を適宜選択して採用し得る。
さらに、支持材51Aaは、清掃部材51Aの研磨粒子51Abを保持可能であれば、特に限定されるものではなく、多孔質の材料でなくてもよく、表層に不織布等を備えていても良い。
本実施例では、感光体ドラム1の表面研磨部材である清掃部材51Aは、画像形成時には、感光体ドラム1の表面と接触しない位置(感光体ドラム1の端部の外側)まで退避している(図4(a)参照)。退避位置では、清掃部材51Aの清掃及び/又は研磨粒子の塗布を行うことができる。
帯電装置清掃手段40の作動時に、帯電装置7の放電ワイヤ72を清掃するタイミングに同期して、感光体ドラム1の表面研磨を実施する場合にのみ、感光体ドラム1の画像形成領域へ移動し接触する構成となっている。
本実施例の画像形成装置100では、装置本体100AのメインスイッチをONしたタイミング、又は、所定枚数の画像形成をプリントしたタイミングで、感光体ドラム表面の清掃を実施する構成となっている。
また、本実施例の画像形成装置100では、帯電装置7の放電ワイヤ72を清掃するタイミングで、感光体ドラム1を回転動作させ、前記清掃部材51Aを感光体ドラム表面に接触させながら、感光体ドラム1の全面清掃を実施することが可能である。
以上のように、所定のタイミングで、必要に応じて、放電ワイヤ72及び感光体ドラム1の表面の清掃を実施する。これにより、放電生成物が放電ワイヤ72へ付着したり、或いは、感光体ドラムへ付着したことに起因する異常画像の発生を抑制し、長期にわたり高画質を維持することが可能となった。
実施例2
次に、本発明に係る画像形成装置の第二の実施例について説明する。本実施例2において、画像形成装置100の構成、及び、帯電装置7の構成、帯電装置清掃手段40の構成は、実施例1と同じであるため、実施例1の説明を援用し、ここでの再度の説明を省略する。
本実施例では、図5(a)、(b)に示すように、像担持体清掃手段50Bの清掃部材51Bが回転する回転体とされる点で、実施例1と異なっている。つまり、本実施例においては、清掃部材51Bは、ローラ状の感光体表面研磨部材を備えており、この研磨部材が、帯電線の清掃タイミングで、感光体ドラム1を回転させながら感光体ドラム1の軸方向に移動する構成とされる。この構成において、実施例1とは異なっており、従って、斯かる構成の像担持体清掃手段50Bについて以下に説明する。
本実施例においては、図5(a)、(b)に示すように、像担持体清掃手段50Bは、回転可能な円筒状の表面摺察ロ−ラ51Bを備えている。このロ−ラ51Bは、感光体表面研磨部材として、感光体ドラム1と接触し、接触面において感光体ドラム1の回転方向とは異なる方向に、即ち、本実施例では、感光体ドラム1の移動方向に直交する方向に回転駆動される。
像担持体清掃手段50Bは、更に、感光体ドラム表面を清掃する上記表面摺擦ロ−ラ51Bと、摺擦ロ−ラ51Bを感光体ドラム1の軸線方向に移動するための移動手段53と、を有している。
移動手段53は、本実施例では、上記帯電装置清掃部材移動手段43と同じ機構とされ、送りねじ機構とされる。つまり、摺擦ロ−ラ51Bの回転軸51Baの両端を回転自在に保持する支持枠体55を備えている。この支持枠体55が、感光体ドラム1の軸方向に備えた送りねじ(ねじ軸部材)54に螺合しており、ねじ軸部材54を感光体ドラム1の軸方向長さに応じて所定時間回転させることにより、摺擦ロ−ラ51Bが往復運動可能な構成となっている。
更に説明すると、移動手段53は、感光体ドラム1の長手方向に沿って設置されたねじ軸部材54と、このねじ軸部材54に螺合する、支持枠体55にて構成されるナット部材55aとを備えている。
このねじ軸部材54の一端部には、上記駆動機構(駆動源)61からの駆動が、駆動ギヤ機構等を介して駆動入力される。従って、ねじ軸部材54は、駆動機構61により、回転可能な構成となっている。
また、ナット部材を構成する支持枠体55は、上述のように、ロ−ラ51Bの回転軸を支持する支持脚部材55bをも構成しており、支持枠体55の脚部55bには、摺擦ロ−ラ51Bの回転軸51Baが回転自在に取り付けられている。
従って、駆動機構61が駆動されると、ねじ軸部材54が長手軸線の回りに回転し、それによって、ねじ軸部材54に螺合したナット部材55aは、ねじ軸部材54の長手軸線に沿って移動する。駆動機構61の回転方向を変えることにより、ナット部材55aは、即ち、摺擦ロ−ラ51Bは、帯電装置7の長手方向に、一端側から他端側へと、また、他端側から一端側へと、往復移動することができる。勿論、図示してはいないが、支持枠体55自体が回転しないように、支持枠体55に対するガイド部材が適宜配置されている。
また、摺擦ロ−ラ51Bは、本実施例では、回転軸51Baの一端に歯車56を備えており、感光体ドラム1の軸線方向に配置されたラック歯車57に歯合している。従って、摺擦ロ−ラ51Bは、感光体ドラム1に対して往復移動するとき、摺擦ロ−ラ51Bの回転軸52を中心として回転する。摺擦ロ−ラ51Bの回転駆動は、この方法に限定されるものではなく、例えば、摺擦ローラ51B自体に駆動モータ等を担持させ、摺擦ローラ51Bを独立に回転制御することも可能である。
このような摺擦ロ−ラ51Bの回転、及び、感光体ドラム1の軸線方向への往復運動により、感光体ドラム1の表面を研磨し、その回転動作の力を利用して表面清掃を行う。
この摺擦ローラ51Bは、画像形成中は、実施例1と同じく、感光体ドラム1と接触しない位置に退避しており、放電ワイヤ72の清掃実施時のみ、感光体ドラム1の軸方向に移動することにより感光体ドラム1と接触して、表面を清掃する。
この際、摺擦ロ−ラ51Bの退避している位置では、図6に示すように、摺擦ロ−ラ51Bの表面に接触する部材58が備えられている。この部材58は、本実施例では、ブラシ構成となっており、その表面には、研磨粒子が塗布されている。
帯電装置清掃手段40の作動時に感光体ドラム1を回転すると、駆動機構61が作動し、摺擦ローラ51Bを感光体ドラム1の軸線方向に沿って移動を開始させる。これにより、画像形成中は退避位置にある摺擦ローラ51Bは、粒子塗布部材58と接触回転し、摺擦ローラ51Bへの研磨粒子の塗布及び/又は摺擦ローラ51Bの清掃が行われる。
また、摺擦ローラ51Bに駆動モータ等を備えているときは、感光体ドラム1の表面清掃時に感光体ドラム1の回転動作が開始されると同時に、摺擦ロ−ラ51Bの回転を開始させ、粒子塗布部材58と接触回転させる。その後、摺擦ロ−ラ51Bを感光体ドラム1の軸線方向に移動して、感光体ドラム1の表面を清掃する構成とすることもできる。
このような構成とすることにより、実施例1よりも、ドラムの表面研磨清掃能力を向上させることが可能となった。
実施例3
次に、図7(a)、(b)を参照して、本発明に係る画像形成装置の第三の実施例について説明する。本実施例3は、実施例1の像担持体清掃手段50Aを更に小型化した構成である。
なお、本実施例においても、画像形成装置100の構成、及び、帯電装置7の構成、帯電装置清掃手段40の構成は、実施例1と同じであるため、実施例1の説明を援用し、ここでの再度の説明を省略する。
本実施例では、実施例1、2と同様に、帯電装置清掃手段40が感光体ドラムの軸方向に往復移動する作動時に、像担持体清掃手段50Cが、感光体ドラム1を回転させながら感光体ドラム表面を同時に清掃する。ただ、実施例1、2と異なり、感光体ドラム1の清掃と同時に、さらに、グリッド電極77を清掃する構成とされる。
本実施例にて、像担持体清掃手段50Cは、実施例1と同様に、像担持体清掃部材51Cを備えており、更に、実施例1、実施例2とは異なり、図7(a)、(b)に示すように、グリッド電極清掃部材78を備えている。つまり、本実施例では、像担持体清掃部材51C及びグリッド電極清掃部材78は、感光体ドラム1表面とグリッド電極77との間を移動する構成とされ、感光体ドラム1の表面とグリッド電極77とを同時に清掃する。
本実施例の像担持体清掃部材51Cは、実施例1で説明した像担持体清掃部材51Aと同じ材料を使用することができる。また、グリッド電極清掃部材78は、放電電極清掃部材41と同じ材料を使用することができる。
さらには、グリッド電極の清掃部材は、上記、成に限定されるものではなく。研摩粒子が塗布されていない、スポンジ部材、又は、ブラシ部材など、グリッド電極の開口部の構成パワ−に応じて変更し、グリッド電極に付着したトナ−や繊維状の毛羽、埃が除去できるように、すればよい。
更に説明すると、図7(a)、(b)に示すように、本実施例によると、像担持体清掃手段50Cは、感光体ドラム1表面とグリッド電極77との間に位置して、平板状の支持部材59を備えている。この支持部材59の感光体ドラム側に像担持体清掃部材51Cが設けられ、グリッド電極側にグリッド電極清掃部材78が設けられる。支持部材59の一端は、移動手段53に一体に取り付けられる。
移動手段53は、本実施例では、上記帯電装置清掃部材移動手段43と同じ機構とされ、送りねじ機構とされる。つまり、移動手段53は、感光体ドラム1の長手方向に沿って設置されたねじ軸部材54と、このねじ軸部材54に螺合するナット部材55とを備えている。ナット部材55には、前記清掃部材51C、78を取り付けた支持部材59の一端が取り付けられている。従って、ねじ軸部材54を感光体ドラム1の軸方向長さに応じて所定時間回転させることにより、清掃部材51C、78が往復運動可能な構成となっている。
前記ねじ軸部材54の一端部には、上記駆動機構(駆動源61)からの駆動が、駆動ギヤ機構等を介して駆動入力される。従って、ねじ軸部材54は、駆動機構61により、回転駆動可能とされる。
つまり、駆動機構61が駆動されると、ねじ軸部材54が長手軸線の回りに回転し、それによって、ねじ軸部材54に螺合したナット部材55は、ねじ軸の長手軸線に沿って移動する。駆動機構61の回転方向を変えることにより、ナット部材55は、即ち、清掃部材51C、78は、帯電装置7の長手方向に、一端側から他端側へと、また、他端側から一端側へと、往復移動することができる。勿論、図示してはいないが、本実施例においても、ナット部材55自体が回転するのを阻止するために、ナット部材55に対するガイド部材を適宜配置するのが好ましい。
本実施例においても、感光体ドラム1の表面研磨部材である清掃部材51Cは、画像形成時には、感光体ドラム1の表面と接触しない位置(感光体ドラム1の端部の外側)まで退避している(図7(b)参照)。
帯電装置清掃手段40の作動時に、帯電装置7の放電ワイヤ72を清掃するタイミングに同期して、感光体ドラム1の表面研磨を実施する場合にのみ、感光体ドラム1の画像形成領域へ移動し接触する構成となっている。退避位置では、清掃部材51Cの清掃及び研磨粒子の塗布を行うことができる。
上記本実施例の構成を用いて、帯電線の自動清掃時に、グリッド電極77と、感光体ドラム1の表面を同時に清掃可能な構成としている。
このように、本実施例によれば、帯電装置7の放電電極72、感光体ドラム1の表面清掃、及び、グリッド電極77も清掃可能となり、実施例1よりも小型化で、長期にわたり帯電電位の品位を維持可能な構成となった。
上記各実施例では、本発明は、中間転写方式のカラー画像形成装置であるとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明は、例えば、感光体ドラム1の表面に形成されたトナー画像が、中間転写ベルトの代わりに設置された記録材担持体にて搬送される記録紙に対して、それぞれ順次直接転写されてカラー画像が記録される直接転写方式のカラー画像形成装置とすることもできる。
また、感光体ドラムとされた像担持体1は、感光体ドラムである必要はなく、支持ローラに張設され一定方向に移動可能とされたベルト状の感光体ベルトとすることも可能である。
もちろん、本発明の画像形成装置は、カラー画像形成装置に限定されるものではなく、白黒用の画像形成装置であっても良い。
このような画像形成装置は、当業者には周知であるので、これ以上の詳しい説明は省略する。斯かる構成の画像形成装置にも、上記実施例1、2、3にて説明したような本発明の構成を同様に適用し、同様の作用効果を奏することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成図である。 図2(a)は、帯電装置の一部を分解した斜視図であり、図2(b)は、帯電装置の中央横断面図である。 図3(a)は、放電ワイヤ清掃手段の一部横断面図であり、図3(b)は、清掃部材の一部詳細図である。 図4(a)は、帯電装置清掃手段及び像担持体清掃手段の他の実施例の概略構成を示す構成図であり、図4(b)は、帯電装置及び像担持体清掃手段の横断面を説明する図である。 図5(a)は、帯電装置清掃手段及び像担持体清掃手段の他の実施例の概略構成を示す構成図であり、図5(b)は、帯電装置及び像担持体清掃手段の横断面を説明する図である。 図5に示す像担持体清掃手段が退避位置へと移動された状態を説明するための概略構成図である。 図7(a)は、帯電装置清掃手段及び像担持体清掃手段の他の実施例の概略構成を示す構成図であり、図7(b)は、帯電装置及び像担持体清掃手段の側面図である。 従来の帯電装置に設けられている放電ワイヤ清掃手段を説明するための斜視図である。 従来の像担持体清掃手段の一例を説明するための画像形成装置の概略構成図である。 従来の像担持体清掃手段の他の例を説明するための画像形成装置の概略構成図である。
符号の説明
1 感光体ドラム(像担持体)
2 中間転写ベルト(中間転写体)
5 定着装置
7 一次帯電器(帯電装置)
8 露光装置
10 転写帯電器
12 クリーナ装置
13(13a、13b) 現像装置
21 転写ローラ(二次転写装置)
30 1次転写ロ−ラ(一次転写装置)
40 帯電装置清掃手段
41 清掃部材
42 保持部材
43 移動手段
44 送りねじ(ねじ軸部材)
45 ナット部材
50A、50B、50C 像担持体清掃手段
51A、51B、51C 像担持体清掃部材
52 加圧ばね(加圧手段)
53 移動手段
54 送りねじ(ねじ軸部材)
55 ナット部材
56 ピニオンギア
57 ラックギア
60(60a、60b) 帯電ブロック(支持部材)
61 駆動機構(駆動源)
71(71a、71b、71c) シールド板(シールドケース)
72 放電ワイヤ(放電電極)
77 グリッド電極
78 グリッド電極清掃部材

Claims (7)

  1. 像担持体を帯電するコロナ帯電方式の帯電装置と、前記帯電装置の放電電極に接触し、前記像担持体の移動方向と直交する方向に移動して、前記放電電極を清掃する帯電装置清掃手段と、有する画像形成装置において、
    前記像担持体に接触し、前記像担持体の移動方向と異なる方向に移動して、前記像担持体の表面を清掃する像担持体清掃部材を備えた像担持体清掃手段を有しており、
    前記像担持体清掃手段は、前記帯電装置清掃手段の作動時に、前記像担持体を移動させながら前記像担持体清掃部材を前記像担持体の移動方向と異なる方向に移動して、前記像担持体の表面を清掃する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体清掃手段は、前記像担持体清掃部材を保持し、移動させる移動手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記移動手段は、前記像担持体清掃部材を前記像担持体の移動方向と直交する方向に移動させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体清掃部材は、前記像担持体の表面に押圧されるパッド部材であり、前記像担持体の表面を研磨する研磨粒子を含んだ弾性体にて作製されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体清掃部材は、前記像担持体の移動方向と異なる方向に回転する円筒状の回転体であり、前記像担持体の表面を研磨する研磨粒子を含んだ弾性体にて作製されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  6. 前記帯電装置は、スコロトロン方式の帯電装置であり、
    前記像担持体清掃手段は、前記帯電装置のグリッド電極の表面を清掃するグリッド電極清掃部材を備えており、
    前記像担持体清掃手段は、前記帯電装置清掃手段の作動時に、前記像担持体を移動させながら、前記像担持体清掃部材及び前記グリッド電極清掃部材を前記像担持体の移動方向と直交する方向に移動して、前記像担持体の表面と前記グリッド電極とを同時に清掃する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 前記像担持体清掃部材は、画像形成中は前記像担持体とは接触しない退避位置に配置され、前記退避位置にて前記像担持体清掃部材への研磨粒子の塗布及び/又は前記像担持体清掃部材の清掃が行われることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の画像形成装置。
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