JP2009085366A - 吊り下げ支持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない工数と部品点数で、低コストに工事ができる吊り下げ支持具を提供すること。
【解決手段】天井面の下方に被支持体を吊り下げ支持するための吊り下げ支持具であって、金属板で一体的に形成され、一端側にネジ穴が設けられた帯板部と、該帯板部の他端側に屈曲可能に形成され、天井面に下方から棒状固定体の貫通によって固定される取付け板部とを備え、該天井面に棒状固定体の貫通によって固定された前記取付け板部から屈曲された前記帯板部の前記ネジ穴に対するネジ止めにより被支持体を吊り下げ支持する。
【選択図】図1
【解決手段】天井面の下方に被支持体を吊り下げ支持するための吊り下げ支持具であって、金属板で一体的に形成され、一端側にネジ穴が設けられた帯板部と、該帯板部の他端側に屈曲可能に形成され、天井面に下方から棒状固定体の貫通によって固定される取付け板部とを備え、該天井面に棒状固定体の貫通によって固定された前記取付け板部から屈曲された前記帯板部の前記ネジ穴に対するネジ止めにより被支持体を吊り下げ支持する。
【選択図】図1
Description
本発明は天井面から被支持体を吊り下げ支持するための吊り下げ支持具において、特にアウトレットボックスや各種感知器等の被支持体を、少ない部品と工数で吊り下げ支持できるようにするための技術に関する。
ビルディング、工場、倉庫、駅舎、その他建造物における配管、配線工事において、その配管や配線の中継に使用されるアウトレットボックスや各種感知器等を、コンクリートの打設により形成された天井面から吊り下げた状態で支持する場合がある。
このような被支持体をコンクリート打設により形成された天井面から吊り下げる構造として、天井面に一端側を固定された吊りボルトを用いた方法が従来からあった。
即ち、図7に示すように、天井面を構成するデッキプレート1に穴1aをあけ、この穴1aに上側からインサート2を打ち込んでインサート2の下部2aがデッキプレート1の下側に露呈するようにし、次に、デッキプレート1の上側にコンクリート3を打設する。
コンクリート打設後、インサート2のネジ穴2bに下側から吊りボルト4の上端部をネジ込んで固定する。
そして、図8に示すように、例えばアウトレットボックス10の背面板10aとコの字状に屈曲形成された固定金具5とで吊りボルト4を挟んだ状態にし、アウトレットボックス10の内側から背面板10aに設けられた穴11を介して、固定金具5の両端のネジ穴5a、5bにネジ6、7を締め付けて、アウトレットボックス10を吊りボルト4に接した状態で固定する。
しかしながら、このような従来の方法では、(イ)インサート2のデッキプレート1の穴1aへの打込み、(ロ)インサート2への吊りボルト4の取付け、(ハ)固定金具5の取付け、という作業が必要で、施工に手間がかかり、多大な時間がかかっていた。
また、上記のように吊りボルト4と固定金具5を用いた方法は、複数の被支持体を1本の吊りボルトに支持する場合には有利であるが、アウトレットボックスや感知器を一つだけ支持すればよい場合には、過剰設計であって、部品点数および工数の点でコスト高となり、大型ビルディングでは無数の箇所にこの施工を行わなければならないため、施工者にとって大変な負担となっていた。
本発明は、上記問題を解決し、少ない工数と部品点数で、低コストに工事ができる吊り下げ支持具を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1の吊り下げ支持具は、
天井面の下方に被支持体を吊り下げ支持するための吊り下げ支持具であって、
金属板で一体的に形成され、一端側にネジ穴が設けられた帯板部と、該帯板部の他端側に屈曲可能に形成され、天井面に下方から棒状固定体の貫通によって固定される取付け板部とを備え、該天井面に棒状固定体の貫通によって固定された前記取付け板部から屈曲された前記帯板部の前記ネジ穴に対するネジ止めにより被支持体を吊り下げ支持することを特徴としている。
天井面の下方に被支持体を吊り下げ支持するための吊り下げ支持具であって、
金属板で一体的に形成され、一端側にネジ穴が設けられた帯板部と、該帯板部の他端側に屈曲可能に形成され、天井面に下方から棒状固定体の貫通によって固定される取付け板部とを備え、該天井面に棒状固定体の貫通によって固定された前記取付け板部から屈曲された前記帯板部の前記ネジ穴に対するネジ止めにより被支持体を吊り下げ支持することを特徴としている。
また、本発明の請求項2の吊り下げ支持具は、請求項1記載の吊り下げ支持具において、
前記帯板部には、その長さ方向に沿ってスリットが形成され、該スリットにより曲げおよび捩れ変形自在に形成されていることを特徴としている。
前記帯板部には、その長さ方向に沿ってスリットが形成され、該スリットにより曲げおよび捩れ変形自在に形成されていることを特徴としている。
このように構成されているため、本発明の請求項1の吊り下げ支持具では、天井面に前記取付け板部を下方から棒状固定体の貫通させて固定し、前記取付け板部から屈曲され帯板部のネジ穴にネジ止めすることで被支持体を吊り下げ支持でき、少ない工程、部品数で低コストに工事することができる。
また、本発明の請求項2の吊り下げ支持具は、帯板部にスリットが設けられていて捩れ、曲げの変形が自在なので被支持体の姿勢の変更や修正を簡単に行える。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、コンクリートを打設することにより形成される天井面からアウトレットボックス等の被支持体を吊り下げ支持するための実施形態の吊り下げ支持具20を示している。
図1は、コンクリートを打設することにより形成される天井面からアウトレットボックス等の被支持体を吊り下げ支持するための実施形態の吊り下げ支持具20を示している。
図1に示すように、この吊り下げ支持具20は、金属平板でプレス加工などによって一体的に形成され、一端側にネジ穴21が設けられた帯板部22と、この帯板部22の上端側に屈曲可能に形成され、天井面に下方から棒状固定体の貫通によって固定される取付け板部23を備えている。棒状固定体とは、例えば、鋲打ち機による鋲、あるいはネジ、あるいは釘等である。
帯板部22と取付け板部23の境界部24の両側には切込み25a、25bが設けてあり、このためこの境界部24において、作業者が手の力で任意の角度に屈曲することが可能になっている。
あるいはこの切込み25a、25bの代わりに、境界部24に沿って境界部24の中央部に長穴(図示せず)を設けることによって、この境界部24において作業者が手の力で任意の角度に屈曲することが可能にしてもよい。
あるいはこの切込み25a、25bの代わりに、境界部24に沿って境界部24の中央部に長穴(図示せず)を設けることによって、この境界部24において作業者が手の力で任意の角度に屈曲することが可能にしてもよい。
この境界部24において帯板部22は鋲打ち作業の邪魔にならないように、取付け板部23に対して90°よりも小さい角度(例えば45°)に予め屈曲してある。
取付け板部23は鋲打ち作業によって鋲が貫通できる厚さ、あるいはネジ、釘が貫通できる厚さにされているが、鋲が貫通しやすいように取付け板部23の中央に鋲の直径よりも小さな直径の穴あるいは薄肉部を設けてもよい。
取付け板部23は鋲打ち作業によって鋲が貫通できる厚さ、あるいはネジ、釘が貫通できる厚さにされているが、鋲が貫通しやすいように取付け板部23の中央に鋲の直径よりも小さな直径の穴あるいは薄肉部を設けてもよい。
帯板部22の中央には、その長さ方向(上下方向)に沿って所定幅のスリット27が形成されており、このスリット27により帯板部22は、作業者の比較的弱い手の力で、図5に示す曲げおよび図6に示す捩れ変形が自在となっている。
次に、この吊り下げ支持具の使用について説明する。
図2に示すように、コンクリート打設によって形成された天井面30に、下側から作業者の一方の手に持った吊り下げ支持具の取付け板部を押し当てて、他方の手に持ったガス式などの鋲打ち機40の鋲噴出先端部41を取付け板部に下側から押し付けて鋲打ちして、鋲(棒状固定体)42を取付け板部23を貫通させ、さらにコンクリート31の内部に貫入させることによって、取付け板部23は天井面30に固定される。
このように固定した後、境界部24において帯板部22を手でほぼ90°に屈曲させる。
図2に示すように、コンクリート打設によって形成された天井面30に、下側から作業者の一方の手に持った吊り下げ支持具の取付け板部を押し当てて、他方の手に持ったガス式などの鋲打ち機40の鋲噴出先端部41を取付け板部に下側から押し付けて鋲打ちして、鋲(棒状固定体)42を取付け板部23を貫通させ、さらにコンクリート31の内部に貫入させることによって、取付け板部23は天井面30に固定される。
このように固定した後、境界部24において帯板部22を手でほぼ90°に屈曲させる。
なお、鋲の代わりにネジ、あるいは釘等を取付け板部23を貫通させ、さらにコンクリート31の内部に貫入させることによって、取付け板部23を天井面30に固定してもよい。
そして、この状態で図6に示すように、電線管の中継等に使用するための図8に示すようなアウトレットボックス10の背面板10aを帯板部22に接した状態とし、アウトレットボックス10の内側からネジ26を背面板10aのネジ穴11(図8参照)を通過させて帯板部22のネジ穴21に螺着することで、図5のようにアウトレットボックス10を吊り下げ支持できる。
このように実施形態の吊り下げ支持具20を用いれば、前記した吊りボルトと固定金具を用いた従来方法に比べて、少ない部品と工数でアウトレットボックス10を吊り下げ支持でき、低コストにしかも短時間で工事できる。
また、この実施形態の吊り下げ支持具20の帯板部22にはスリット27が設けられているので、例えば、図6に示すように帯板部22を捩じったり、図5に示すように帯板部22を折り曲げる、あるいは両者を併用することで、コンクリート打設後であっても、被支持体であるアウトレットボックス10の向きを簡単に変更あるいは修正することができる。
また、上記実施形態では、被支持体がアウトレットボックス10の場合について説明したが、帯板部22のネジ穴21に対するネジ止めで支持可能なものであれば被支持体は任意である。
また、上記例のように被支持体を直接ネジ止めして支持する方法だけでなく、支持板21と被支持体との間に他の部材を介在させてもよい。
また、帯板部22のスリット27を利用して被支持体をスリット27の長さ方向の位置を選んで支持したり、あるいは長さ方向の位置を可変に支持することもできる。
20……吊り下げ支持具、22……帯板部、23……取付け板部、24……境界部
27……スリット、41……鋲噴出先端部、42……鋲
27……スリット、41……鋲噴出先端部、42……鋲
Claims (2)
- 天井面の下方に被支持体を吊り下げ支持するための吊り下げ支持具であって、
金属板で一体的に形成され、一端側にネジ穴が設けられた帯板部と、該帯板部の他端側に屈曲可能に形成され、天井面に下方から棒状固定体の貫通によって固定される取付け板部とを備え、
該天井面に棒状固定体の貫通によって固定された前記取付け板部から屈曲された前記帯板部の前記ネジ穴に対するネジ止めにより被支持体を吊り下げ支持することを特徴とする吊り下げ支持具。 - 前記帯板部には、その長さ方向に沿ってスリットが形成され、該スリットにより曲げおよび捩れ変形自在に形成されていることを特徴とする請求項1記載の吊り下げ支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007257365A JP2009085366A (ja) | 2007-10-01 | 2007-10-01 | 吊り下げ支持具 |
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Family
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102840195A (zh) * | 2012-07-31 | 2012-12-26 | 苏州柏德纳科技有限公司 | 弯头机械安装板 |
CN103244518A (zh) * | 2013-05-22 | 2013-08-14 | 苏州工业园区方圆金属制品有限公司 | 一种带钩安装板 |
JP7498132B2 (ja) | 2021-03-24 | 2024-06-11 | 未来工業株式会社 | 配線器具設置部材 |
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2007
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