JP2009084621A - 金属洗浄剤組成物及び金属洗浄剤 - Google Patents

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Shigeru Kikazawa
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Abstract

【課題】鉄系金属および非鉄系金属の洗浄において、低温(50±5℃)で十分な洗浄性能、噴霧洗浄が可能な低起泡性能、および防錆機能を有する洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】下記の一般式(1)で表される非イオン界面活性剤、および下記の一般式(2)で表される非イオン界面活性剤を含有することを特徴とする金属洗浄剤組成物。
−CH(R)−CH−O−(AO)n−H ・・・(1)
(式中、R、Rは直鎖または分岐の脂肪族炭化水素基を表し、AOは炭素数が2〜4のオキシアルキレン基を表し、nは1〜100である。AOの付加形態はランダム付加、ブロック付加またはこれらの混合付加である。)
−O−(CO)p−[(CO)q/(AO)r]−H ・・・(2)
(式中、Rは炭素数8〜15である脂肪族炭化水素基、p,q,rは平均付加モル数(p=0〜5、q=0〜15、r=0〜5、p+q+r>5)、AOは炭素数3または4のオキシアルキレン基、[(CO)q/(AO)r]はモル比q/rのランダム重合鎖である。)
【選択図】なし

Description

本発明は、鉄系金属部品および非鉄系金属部品に付着する加工油、切り粉、指紋、塵芥などの除去に用いる金属洗浄剤組成物に関し、さらに詳しくは、鉄系金属および非鉄系金属の洗浄において、低温(50℃)で十分な洗浄性能、噴霧洗浄が可能な低起泡性能、および防錆機能を有する金属洗浄剤組成物に関する。
鋳物や鋼板等に代表される鉄系金属素材や、アルミニウムや銅等で代表される非鉄系金属素材は、自動車工業、機械工業、金属工業、電気工業など、さまざまな分野で加工され、利用されている。
これら鉄系金属や非鉄系金属は加工工程において、前者ではプレス、切削、焼鈍等の処理が行われており、後者ではプレス、切削等の処理が行なわれている。そして、これらの処理後、最終仕上げあるいは次工程の準備として、当該部品の表面に付着した汚染物質の洗浄除去処理が行なわれている。
これらの金属洗浄剤が使用されている分野では、洗浄性を向上させるために、室温より洗浄温度を上げて洗浄を行うことが多い。例えば、自動車産業等において鋼板の洗浄を行う場合、洗浄温度は60〜70℃が一般的である。しかし以前より、洗浄コストの観点から、洗浄温度を低下させても、良好な洗浄性が得られる洗浄剤が求められていた。
しかしながら、洗浄温度の低下に伴い、(1)洗浄性能が低下する、(2)起泡性の増大等の問題があった。
これまで、低温での洗浄性に優れる洗浄剤としては、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルを含む洗浄剤組成物(特許文献1、2)等が開示されているが、いずれの組成物においてもアルカリの洗浄性に依存したもので、界面活性剤成分の洗浄性能は充分とは言えない。また、アルカリによる腐食のため非鉄軽金属に使用することが出来ないという不具合がある。
また、これらの洗浄剤に用いられている界面活性剤について、起泡性を抑えるために親水基であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基の構造を設計すると洗浄性能が低下するという問題があった。
特開昭55−141577号公報 特開昭61−60892号公報
本発明は上記問題に鑑み、鉄系金属および非鉄系金属の洗浄において、低温(50℃)で十分な洗浄性能、噴霧洗浄が可能な低起泡性能、および防錆機能を有する洗浄剤組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは特定の非イオン界面活性剤を含有する洗浄剤組成物が、上記課題を解決しうることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、下記の一般式(1)で表される非イオン界面活性剤、および下記の一般式(2)で表される非イオン界面活性剤を含有することを特徴とする金属洗浄剤組成物である。
−CH(R)−CH−O−(AO)n−H ・・・(1)
(式中、R、Rは直鎖または分岐の脂肪族炭化水素基を表し、AOは炭素数が2〜4のオキシアルキレン基を表し、nは1〜100である。AOの付加形態はランダム付加、ブロック付加またはこれらの混合付加である。)
−O−(CO)p−[(CO)q/(AO)r]−H ・・・(2)
(式中、Rは炭素数8〜15である脂肪族炭化水素基、p,q,rは平均付加モル数(p=0〜5、q=0〜15、r=0〜5、p+q+r>5)、AOは炭素数3または4のオキシアルキレン基、[(CO)q/(AO)r]はモル比q/rのランダム重合鎖である。)
また、本発明は、上記の非イオン界面活性剤に加えて、更に脂肪酸アミン塩を含有することを特徴とし、鉄系金属および非鉄系金属の洗浄において、低温(50℃)で十分な洗浄性能、噴霧洗浄が可能な低起泡性能、および防錆機能を有する洗浄剤組成物を提供するものである。
また、前記金属洗浄剤組成物中の非イオン界面活性剤の含有量が1〜20重量%、脂肪酸アミン塩の含有量が1〜30重量%であることが好ましい。
さらに、上記金属洗浄剤組成物は、鉄系金属および非鉄系金属の双方に使用可能であることが好ましい。
本発明の金属洗浄剤は、上記の洗浄剤組成物を水で0.5〜15重量%に希釈し、pHを6.5〜8.5としたものである。
本発明によれば、鉄系金属および非鉄系金属の洗浄において、低温(50±5℃)で十分な洗浄性能が得られ、噴霧洗浄が可能な低起泡性能、および防錆機能を有する金属洗浄剤組成物および金属洗浄剤を提供することができる。
以下、本発明の金属洗浄剤組成物を実施の形態に基づきより詳細に説明する。
上記の一般式(1)で表される非イオン界面活性剤は、R及びRが直鎖または分岐の脂肪族炭化水素基からなる非イオン界面活性剤であり、好ましくは、R及びRが炭素数2〜24の直鎖または分岐の脂肪族炭化水素基である。
更に好ましくは、前記一般式(1)のR−CH(R)−CH−部分が、2−プロピル−1−ヘプタノール、2−プロピル−4−メチル−1−ヘキサノール、2−プロピル−5−メチル−1−ヘキサノール、またはこれらの混合物から誘導される脂肪族炭化水素基である非イオン界面活性剤である。この場合には、特に低泡化を実現するとともに、油汚れに対する洗浄力において優れる。
本発明の洗浄剤組成物に用いられる非イオン界面活性剤は、上記のような高級アルコールにアルキレンオキサイドを付加させた化合物からなる。
上記の一般式(2)で表される非イオン界面活性剤は、Rが炭素数8〜15の脂肪族炭化水素基からなる非イオン界面活性剤であり、Rの具体例としては、炭素数8〜15の脂肪族アルコールが挙げられる。この場合には、浸透性、表面張力低下能、泡切れ性、油汚れに対する洗浄力において優れたものが得られる。
上記一般式(2)で示される非イオン界面活性剤の親水基部分は、(CO)p−[(CO)q/(AO)r]の構造である。但し、p,q,rは平均付加モル数(p=0〜5、q=0〜15、r=0〜5、p+q+r>5)、AOは炭素数3または4のオキシアルキレン基、[(CO)q/(AO)r]はモル比q/rのランダム重合鎖である。この場合には、低泡性において特に優れるとともに、浸透性、表面張力低下能、泡切れ性、油汚れに対する洗浄力、及び、各種油類に対する乳化力や可溶化力においてさらに優れたものとなる。
本発明の構成において、一般式(1)と一般式(2)で表される非イオン界面活性剤を組み合わせて配合することで、特に低泡性および油汚れに対する洗浄力が相乗的に向上する利点がある。
本発明に用いられる脂肪酸アミン塩は、脂肪酸アミン塩として洗浄剤組成物に配合しても、脂肪酸とアミンを別々に配合してもよい。別々に配合する場合は、洗浄剤組成物のpHが水で0.5〜15.0%に希釈した場合に、6.5〜8.5の範疇に入るように脂肪酸のpH調整剤的な役割として、脂肪酸の量と連動して添加する。洗浄剤のpHが6.5未満であればドデカン二酸が水溶液中に析出したり、鉄系金属に対して充分な防錆性能や洗浄性能が得られなくなり、pHが8.5を超えれば、非鉄系金属、特にアルミニウム等を洗浄する場合に変色等の悪影響を与えたり、人体、特に皮膚に対して刺激性が強くなり好ましくない。一方、NaOH等の無機アルカリを用いた場合、洗浄後に白色残渣となって金属部品の外観に悪影響を及すため、この使用は好ましくない。
本発明の脂肪酸アミン塩に選ばれる脂肪酸としては、例えば、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、ブラシル酸、ペンタデカンジカルボン酸、テトラデカンジカルボン酸、ヘキサデカンジカルボン酸、ヘプタデカンジカルボン酸、オクタデカンジカルボン酸、p−t−ブチル安息香酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、オクチル酸、ペラルゴン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リシノレン酸等が挙げられるが、起泡性や防錆性能を考慮すると、セバシン酸、ドデカン二酸、カプリル酸、p−t−ブチル安息香酸が好ましい。これら脂肪酸はそれぞれ1種または2種以上の混合物として使用できる。
本発明の脂肪酸アミン塩に選ばれるアミンとしては、アンモニア、ヒドロキシルアミン、ヒドラジン、グアニジン、モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノ−n−プロピルアミン、ジ−n−プロピルアミン、トリ−n−プロピルアミン、モノ−n−ブチルアミン、ジ−n−ブチルアミン、トリ−n−ブチルアミン、2−エチルヘキシルアミン、3−エトキシプロピルアミン、t−ブチルアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリエチレンジアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミン、N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、N−メチル−N,N−ジエタノールアミン、N,N−ジブチルエタノールアミン、N−メチルエタノールアミン、シクロヘキシルアミン、o−アミノフェノール、m−アミノフェノール、p−アミノフェノール、o−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、o−キシリレンジアミン、m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミン、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン等が挙げられる。これらアミン類はそれぞれ1種または2種以上の混合物として使用できる。
本発明の金属洗浄剤組成物中の非イオン界面活性剤の含有量は1〜20重量%が好ましい。また、脂肪酸アミン塩を配合する場合には、その含有量は1〜30重量%が好ましい。非イオン界面活性剤の配合量は1重量%未満であれば、充分な洗浄性能が得られず、20重量%を超す場合、汚染物質と乳化し油水分離性能が悪くなり、洗浄剤の寿命が短くなることや、洗浄後のしみとなって現れやすくなり、適当でない。脂肪酸アミン塩の含有量は、配合量が1%未満であれば、鉄系素材に対する防錆性能が発揮しにくくなり、充分な防錆性能を出すには高濃度で使用しなければならず不経済となる。また、30重量%を超えると、洗浄後の仕上りにおいて、染みが発生し易い等の影響が生じる場合がある。
本発明の金属洗浄剤組成物は、更に必要に応じて公知の防腐剤、酸化防止剤等を含有してもよい。また、必要に応じて公知の陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、フッ素系界面活性剤等を添加してもよい。
洗浄工程においては、洗浄方法として特に限定されるものではないが、例えば、浸漬法、超音波洗浄法、浸漬揺動法、スプレー法、手拭き法等各種の洗浄方法を単独又は複数を組み合わせて行うことが可能である。
本発明の金属洗浄剤組成物は、鉄系金属および非鉄系金属の双方の洗浄に使用可能である。鉄系金属素材は鋳物や軟鋼、硬鋼、ステンレスなどの合金鋼からなる鋼板、棒材等に代表され、非鉄系金属素材はアルミニウムや銅、亜鉛等とその合金に代表され、自動車工業、機械工業、金属工業、電気工業など、さまざまな分野のプレス、切削、焼鈍等の処理後、最終仕上げあるいは次工程の準備として、当該部品の表面に付着した汚染物質の洗浄除去処理に使用される。
以下に、本発明の具体的な実施例、及び比較例について説明するが、本発明はこれらの実施例によって制限されるものではない。
表1に実施例1〜10の金属洗浄剤組成物の配合成分を示す。配合量は重量部である。
Figure 2009084621
表2に比較例1〜10の金属洗浄剤組成物の配合成分を示す。配合量は重量部である。
Figure 2009084621
表1、2において、
*1:三菱化学製、イソステアリルアルコール、ノニルアルコールの二量化より得られる
*2:エクソンモービル社製、オキソアルコール、炭素数C9〜C11を主成分とする
*3:新日本理化社製、天然アルコール(C12,C14)、主成分ラウリルアルコール(約75%)
*4:シェル社製、オキソアルコール(C12,C13)
*5:エクソンモービル社製、オキソアルコール(C11〜C14)、主成分イソトリデカノール(約60%)
*6:シェル社製、オキソアルコール(C14,C15)である。
得られた金属洗浄組成物に関し、(1)非鉄素材に与える影響(試験−1)、(2)鉄系素材に対する防錆性(試験−2)、(3)仕上がり性(試験−3)、(4)洗浄性(試験−4)、(5)噴霧洗浄性(試験−5)、(6)油水分離性(試験−6)を調べた。試験方法は下記の通りである。実施例、比較例の試験結果をそれぞれ表3、表4に示す。
[試験−1]
非鉄素材に与える影響を以下の方法にて比較した。すなわち、上記において得られた金属洗浄剤組成物を、水を用いて10重量%濃度に希釈し、これにより金属洗浄剤を得た。得られた洗浄剤を50℃に加温し、この溶液にアルミニウム板(JIS H4000 A2024P)を1時間浸漬させた後、この板を取出し、その表面をガーゼで綺麗に拭き取ったのち、アルミニウムの表面状態について以下の基準にて比較した。なお、溶液(洗浄剤)のpHを併記する。
[基準]
○:色調に変化なし
△:色調にわずかな変化がある
×:色調の変化が著しい。
[試験−2]
鉄系素材の防錆性を以下の方法にて比較した。すなわち、上記において得られた洗浄剤組成物を、水を用いて1重量%濃度に希釈し、これにより金属洗浄剤を得た。鋳鉄粉(FC20)をシャーレに敷きつめ、この鋳鉄粉に対し、得られた洗浄剤2mlを滴下し、室温下における2時間での発錆状況を確認し、以下の基準にて比較した。
[基準]
◎:発錆なし
○:発錆5%未満
△:発錆5%以上〜25%未満
×:発錆25%以上。
[試験−3]
仕上り性を以下の方法にて比較した。すなわち、上記において得られた洗浄剤組成物を、水を用いて1重量%濃度に希釈し、これにより金属洗浄剤を得た。得られた洗浄剤を50℃に加温し、この溶液に鋼板(SPCC)を1分間浸漬させた後、この板を取出し、80℃で熱風乾燥を行った後、表面の仕上り状態について以下の基準にて比較した。
[基準]
○:仕上り状態が良い
△:仕上り状態が少し悪い
×:仕上り性が悪い。
[試験−4]
洗浄性を以下の方法にて比較した。なお、A重油を均一に塗布した鋼板(SPCC)を100℃で3分間熱処理し、冷却した後に試験に供した。上記において得られた洗浄剤組成物を、水を用いて10重量%濃度に希釈し、これにより金属洗浄剤を得た。得られた洗浄剤を50℃に加温し、28kHz、150Wの超音波洗浄機を用いて鋼板を洗浄した後、洗浄剤組成物を水を用いて1重量%濃度に希釈し50℃に加温したもので仕上げ洗浄を行い、エアブローを行った後、80℃の熱風乾燥を5分間行った。次に、溶剤を用いて鋼板に残存する油分と洗浄剤残渣を抽出し、分光光度法にて測定し、洗浄性能を以下の基準にて比較した。
[基準]
◎:除去率95%以上
○:除去率75%以上95%未満
△:除去率50%以上75%未満
×:除去率50%未満。
[試験−5]
噴霧洗浄性(起泡性)を以下の方法で比較した。上記において得られた洗浄剤組成物を、水を用いて10重量%濃度に希釈し、これにより金属洗浄剤を得た。得られた洗浄剤50mlを100mlの目盛り付ネスラー管に入れ、50℃に加温した。次に、30秒間に100回このネスラー管を激しく振盪させた後、30秒後の泡量を確認し、噴霧洗浄の可否を以下の基準にて比較した。
[基準]
○:泡量10ml以下で噴霧洗浄可能
×:泡量10ml以上で噴霧洗浄不可。
[試験−6]
油水分離性を以下の方法で比較した。上記において得られた洗浄剤組成物を、水を用いて10重量%濃度に希釈し、これにより金属洗浄剤を得た。得られた洗浄剤50mlを100mlの目盛り付ネスラー管に入れ、更に油性加工油(鉱油系、日本工作油社製、製品名:3050)を5ml入れ、50℃に加温した。次に、30秒間に100回このネスラー管を激しく振盪させた後、50℃で静置し、30分後の油分の分離状況を確認し、油水分離性能を以下の基準にて比較した。
[基準]
○:分離率80%以上
△:分離率50%以上80%未満
×:分離率50%未満。
Figure 2009084621
Figure 2009084621
本発明の金属洗浄剤組成物は、鉄系金属および非鉄系金属の洗浄に使用することができ、特に低温(50℃)での洗浄性に効果があり、低起泡性能、および防錆機能が得られる。

Claims (5)

  1. 下記の一般式(1)で表される非イオン界面活性剤、および下記の一般式(2)で表される非イオン界面活性剤を含有することを特徴とする金属洗浄剤組成物。
    −CH(R)−CH−O−(AO)n−H ・・・(1)
    (式中、R、Rは直鎖または分岐の脂肪族炭化水素基を表し、AOは炭素数が2〜4のオキシアルキレン基を表し、nは1〜100である。AOの付加形態はランダム付加、ブロック付加またはこれらの混合付加である。)
    −O−(CO)p−[(CO)q/(AO)r]−H ・・・(2)
    (式中、Rは炭素数8〜15である脂肪族炭化水素基、p,q,rは平均付加モル数(p=0〜5、q=0〜15、r=0〜5、p+q+r>5)、AOは炭素数3または4のオキシアルキレン基、[(CO)q/(AO)r]はモル比q/rのランダム重合鎖である。)
  2. さらに、脂肪酸アミン塩を含有することを特徴とする請求項1記載の金属洗浄剤組成物。
  3. 前記金属洗浄剤組成物中の非イオン界面活性剤の含有量が1〜20重量%、脂肪酸アミン塩の含有量が1〜30重量%であることを特徴とする請求項1または2記載の金属洗浄剤組成物。
  4. 鉄系金属および非鉄系金属の双方に使用可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の金属洗浄剤組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄剤組成物を水で0.5〜15重量%に希釈し、pHを6.5〜8.5としたことを特徴とする金属洗浄剤。
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