JP2009083669A - スイングスライドドアのカバー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】搖動したスイングスライドドアと車体との間の空間の上方を隔壁として機能する部材によって覆うことが出来、安全性や美観の向上を図れるスイングスライドドアのカバー構造を提供する。
【解決手段】ドア開口3を開閉するリアドア4と車体とを平行リンク16で連結し、リアドア4を閉鎖位置D1と車体後方の全開位置D3との間で移動させるドア開閉装置と、車体とリアドア4の間でドア開閉装置の上方空間E1を覆うよう形成されると共にドア開閉装置の基部あるいは車体壁部に対して車体前後に向かう中心軸線Lk回りに枢支される上面隠しカバー71と、を備え、リアドア4が全開位置D3より閉鎖位置D1に移動する際に上面隠しカバー71がリアドア4に押圧されて上方の縦向き位置P1へ搖動し、スイングスライドドアが閉鎖位置より全開位置に移動する際に搖動端が自重により横向き位置P0へ搖動する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の側壁に設けられた乗降口を開閉するスイングスライドドアのカバー構造、特に、搖動したスイングスライドドアと車体との間の空間の上方を覆うカバー構造に関する。
車両に設置されているスイングスライドドアは、乗降口を閉鎖する状態より外方に突出るように搖動し、その上で後方にスライドして乗降口を開閉することができる。このようなスイングスライドドアはスイングスライドユニットRUにより支持されており、例えば、図13に示すように、車体基部であるキャブ床部100の乗降口近傍に平行リンク101のべ一ス110を取付け、スイングスライドドア120の内壁面にスライドレール130及び同レールに摺動自在に不図示のスライダーを取付け、揺動端側のスライダーと車体基部側のべース110とを前後一対のアーム150,160を介し水平回動可能にそれぞれピン結合してドアの移動位置を規制する。更に、互いに水平方向に回動可能にピン結合された一組の支持アーム170、180を用いドア120の重心近傍位置とべ一ス110とをそれぞれピン連結し、ドア荷重を支持するというドア荷重支持アーム190を装備している。
その一例が特開2003−320964号公報(特許文献1)や特開平10−175444号公報(特許文献2)に開示される。
このようにスイングスライドドア120は閉鎖位置より車外に突き出す搖動位置やその後方に摺動した全開位置に保持される。この際、ドアと車体外壁面との間の空間内にはドアの開閉状態に応じた態様を成すよう駆動する平行リンク101及びドア荷重支持アーム190からなるスイングスライドユニットRUが配備される。このため、ドア開閉操作時において、スイングスライドユニットRUを収容する空間に、特に、空間の上方から降下する物品や乗員の手や侵入し、直接当接することがないよう、更に美観保持の観点から、隔壁となるカバーを設けることが成されており、例えば、不図示の蛇腹状の覆い部材で平行リンク101やドア荷重支持アーム190を覆うことが考えられている。
あるいは、図14に示すように、車体側に支持されたスイングスライドユニットRUの基部210に可撓性の薄板部材220の一端221を一体的に結合し、他端222をドア内壁面を成すドアトリム223に設けた収容空間224に抜差し可能に嵌挿する。これにより、車体側である基部210と不図示のドア側のドアトリム223との間の空間226を上方から覆うことが可能となる。
特開2003−320964号公報 特開平10−175444号公報
ところで、平行リンクの車体前方向に設けたリンクカバーを連結部材を用いて平行リンクに連動させるという構成を採る場合、連結部材やリンクカバーの精度確保や、取付けスペースの確保、形状制約を受けるといった問題が生じやすいし、空間の上方から降下する物品や乗員の手が侵入する場合には対処できない。さらに、図14に示すように、薄板部材220の保形力によって、基部210とドアトリム223との間の空間226を上方から覆う構成をとる場合、上方からスイングスライドユニットRUの平行リンク等に向かう視線を遮ることはできるが、撓む必要のある薄板部材220の保形力は比較的小さく、上方から降下する物品や乗員の手が侵入する場合には撓み易く、侵入を阻止するだけの剛性を有した隔壁として機能できず、改善が望まれている。
本発明は以上のような課題に基づきなされたもので、目的とするところは、搖動したスイングスライドドアと車体との間の空間の上方を所定の剛性を有した隔壁として機能する部材によって覆うことが出来、安全性や美観の向上を図れるスイングスライドドアのカバー構造を提供することにある。
請求項1に係る発明は、車体のドア開口を開閉するスイングスライドドアと車体とをリンクで連結し、該スイングスライドドアを閉鎖位置と全開位置との間で移動させるドア開閉装置と、前記車体とスイングスライドドアの間で前記ドア開閉装置の上方空間を覆うよう形成されると共に該ドア開閉装置の基部あるいは車体壁部に対して車体前後に向かう中心軸線回りに枢支される上面隠しカバーと、を備え、前記スイングスライドドアが全開位置より閉鎖位置に移動する際に前記上面隠しカバーの搖動端がスイングスライドドアの内壁面に押圧されて上方の縦向き位置へ搖動し、前記スイングスライドドアが閉鎖位置より全開位置に移動する際に前記搖動端が自重により横向き位置へ搖動することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のスイングスライドドアのカバー構造において、前記上面隠しカバーを少なくとも前記横向き位置に係止する位置規制部が形成されたカバー取付けブラケットを備えたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のスイングスライドドアのカバー構造において、前記ドア開閉装置の基部に一端が枢支されると共に主部が前記ドア開閉装置のリンクに向けて回動付勢されたリンクカバーと、前記リンクカバーに一体結合されるとともに同リンクカバーが前記リンクの前記閉鎖位置への移動に連動した際に、前記上面隠しカバーの下面を上方に押し上げる突起部が形成された押し上げ部材と、を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明は、上面隠しカバーが車体とスイングスライドドアの間の空間でドア開閉装置の上方空間を覆うので、空間下方のリンクに乗員が直接接触することを防止でき、安全性が向上し、美観を向上させることが出来る。
特に、上面隠しカバーの搖動端は車体壁部にスイングスライドドアが接近すると上方の縦向き位置へ搖動し、離れると横向き位置へ自重で搖動して横向き位置に切換わるので、空間の変動があっても上面隠しカバー自体の変形はないのでこの上面隠しカバーを肉厚で、ハードの素材で形成することができ、この点でもリンクに乗員が直接接触することを確実に防止でき、安全性がより向上する。
請求項2の発明は、カバー取付けブラケットにより上面隠しカバーの横向き位置や中心軸線の位置を設定できるので、設定自由度が増加し、しかも位置規制部が横向き位置に精度よく上面隠しカバーを保持できる。
請求項3の発明は、リンクの閉鎖位置への移動に連動してリンクカバー及びリンクカバーに一体結合される押し上げ部材が搖動し、その際、押し上げ部材上の突起部が上面隠しカバーの下面を上方に押し上げるので、上面隠しカバーの横向き位置より縦向き位置に向かう上方への搖動開始作動をスムーズに確実に行わせることができる。
図1にはこの発明の一実施形態としてのスイングスライドドアのカバー構造を示した。このスイングスライドドア(以後単にリアドアと記す)4は4ドアのハッチバックタイプの自動車(以後単に車両と記す)Bのリアドアを成している。
車両Bは左右の各前乗降口1を開閉するフロントドア2と、左右の各後乗降口3を開閉するリアドア4を備える。各フロントドア2は前端上下2箇所h1、h2がヒンジ結合され、回動端がセンタピラ5の上下中ほどの後ロック部Jfに不図示のラッチとストライカを用いて離脱可能にロックされる。
一方、リアドア4は後述のスイングスライドユニットUに支持され、後乗降口3を閉鎖するドア閉鎖位置D1と、ドア閉鎖位置D1より車外に突出た突出し位置としての搖動位置D2と、搖動位置D2より後方に移動した全開位置D3とに移動可能に支持される。ドア閉鎖位置D1においてリアドア4はその前端上下ロック部J1,J2が不図示の電動機器であるパワーラッチとストライカを用いてセンタピラ5に2点位置で離脱可能にロックされ、後端上下中ほどの後端ロック部J3が不図示の電動機器であるパワーラッチとストライカを用いてリアピラー60に離脱可能にロックされる。
リアドア4の外周縁部には不図示のウエザーストリップが取付けられ、このウエザーストリップによりリアドア4がドア閉鎖位置D1に保持された際に、後乗降口3の周縁壁面に対して密に圧接でき、シール性を確保できるようにしている。
図1、2、3に示すように、リアドア4のドア開閉装置の要部を成すスイングスライドユニットUは車体の後乗降口3に沿って配備されたリアピラー60における上下方向での中間部近傍に取付けられる。
図3,4に示すように、リアピラー60は車体の後部のアウタパネル(クオーターパネル)60bの前端部分とその車内側のインナパネル29(図4参照)の前端部分と、不図示のリンフォースとで形成される。リアピラー102の上下方向での中間部近傍は、平らな縦壁を成すインナパネル29とこのインナパネル29の車外側に接合されたアウタパネル60bとを互いに溶着させてなるドア開口の後側周縁部である縦フランジ部(以後単に後方縦フランジ部)f1が形成される。
図1、図3,4に示すように、後方縦フランジ部f1の一部には取付け凹部Tが形成される。この取付け凹部Tは車外側(図1で手前側)に向けて開口するよう形成され、後端ロック部J3の下方に位置し、上述のドア開閉装置の要部を成すスイングスライドユニットUを取付け可能に形成される。なお、後方縦フランジ部f1及びその車内側のインナパネル29の縦壁面に亘りクオータートリム260が装着される。
図3、4に示すように、車体の取付け凹部Tの低壁にスイングスライドユニットUの基部(ドア開閉装置の基部)であるベース部材15が固着される。
ベース部材15にはリンクとしての平行リンク16とドア荷重支持アーム18及び開閉駆動機構19のケーブルエンドpoe、pce(図10参照)及び後述する複数の中間ローラ等が取付けられる。更に、図3に示すように、ベース部材15の上部フランジ15uにはドア開閉装置の上方空間E1を覆うよう上面隠しカバー71がカバー取付けブラケット70を介して装着される。
更に、これら部材に連動する部材がリアドア4(スイングスライドドア)側に配備される。即ち、図1に示すように、リアドア4側には開閉駆動機構19の駆動源Mを成すモータ101及び巻き取りドラム46と複数の中間ローラPo2,Pc2(図10参照)が配備される。
図3に示すように、ベース部材15は剛性を保持した形状を有し、前後一対の平行リンク16を枢支する下部取付け部151とそれより上方に延びドア荷重支持アーム18を枢支する上部縦柱部152とを備える。
図3に示すように、下部取付け部151は前後一対の平行リンク16を枢支した前後横向きフランジ部15fa、15fbと、横向きフランジ部部15fa、15fbを補強するよう溶着され下方に斜めに延びる下方傾斜延出部15bと、下方傾斜延出部15bより屈曲して延出し、取付け凹部Tの一部をなす前向段状部601に対してボルト止めされる締結フランジ15cとを備える。
上部縦柱部152はドア荷重支持アーム18の基端を縦ピン43を介して枢支する基端ボス部41を溶着し、同基端ボス部41はコ字型締結ブラケット53で覆われるように重ねられ、相互に溶着されている。更に、コ字型締結ブラケット53は基端より離れて延出する縦壁面が車体側の取付け凹部Tに重ねられ、両部材がボルト止めされる。
ベース部材15の要部を成すコ字型締結ブラケット53は、前方側(図5で右側)の突き出し端である前側端部の上下フランジJu、Jd(図4,5では上側のみ示す)に上下屈曲片94,95(図5参照)の基端が一体接合されている。これら上下屈曲片94の上下延出端には、図に示すように、縦板状のリンクカバー96の枢支端部(基端部)が回転中心線Lc回りに搖動可能に枢着される。
更に、図3,4、7に示すように、コ字型締結ブラケット53の上フランジJuにはカバー取付けブラケット70を介し上面隠しカバー71が枢着される。
図4,5に示すように、リンクカバー96は、板状の主部961と、その上下の屈曲フランジ963,964とを備える。
リンクカバー96の主部961は、図5,6に示すように、荷重支持アーム18と対向すると共にトリム80に枢支されたアームカバー91の搖動端mと当接可能な対向面を形成される。
リンクカバー96はその上下フランジ963(図5には上フランジのみ示した)の基端側が、上下屈曲片94,95(図5参照)の上下延出端と対向するよう形成され、互いが共通の回転中心線Lc回りに回動可能に留め金具c1、c2で夫々連結される。しかも、リンクカバー96は不図示のコイルバネによって搖動端側が後述のドア荷重支持アーム18及び平行リンク16に向けて回動付勢され、それらのいずれかの部位に当接する。
図7,8に示すように、コ字型締結ブラケット53の上フランジJuに不図示のボルトで締結されたカバー取付けブラケット70は、その締結部701より上方に延びる主部702と、主部702の中央に車外方向側に突き出して横向き位置P0を規制するように形成された位置規制部703と、主部702の上方に突き出して縦向き位置P1を規制するように形成された位置規制部704と、位置規制部703の主部702に対する付根部分に溶着されたヒンジ705とを備える。締結部701が上フランジJuに不図示のボルトで締結された状態において、ヒンジ705は、車体前後方向Xと同方向に向かう中心軸線Lk回りに搖動するよう上面隠しカバー71の基部を枢支している。
ここでは、カバー取付けブラケット70にヒンジ705が設けられるように構成されているので、締結部701より上方の位置規制部703上のヒンジ705との間の高さh1を比較的容易に設定でき、上面隠しカバー71の基部の中心軸線Lk位置を設定する自由度が拡大する。
上面隠しカバー71は比較的厚く、剛性を持った樹脂板として略矩形状に形成される。特に、図4、図6に示すように、横向き位置P0に保持された際に、平行リンク16、及び、ドア荷重支持アーム18が車外方向に突き出た配置状態において、これらを配備した車体外壁とリアドア4の内壁面との間の空間E1の上方側を覆うような形状を採るように形成される。
ここで、上面隠しカバー71が自重によって位置規制部703に当接し、横向き位置P0を保持している場合、この上面隠しカバー71の回動端と対向位置にあるリアドア4の内壁面と所定隙間tを介して対向配備される。この場合、リアドア4が搖動位置D2と全開位置D3との間で相対移動するが、その際に相互に干渉することがないように形成されている。
更に、リアドア4が搖動位置D2から閉鎖位置D1に向かう場合、上面隠しカバー71の回動端はリアドア4の内壁面と当接し、リアドア4の内壁面より押圧力を受け、図9(d)の状態より上方搖動を開始する。この上方への搖動開始時には、リンクカバー96上の後述の突起部77が上面隠しカバー71を所定量上方回動させ、同時にリアドア4の内壁面より押圧力を受けることなり、上面隠しカバー71はスムーズに上方回動を開始できる。
更に、図9(c)、図9(b)のように傾き角αを徐々に拡大させ、リアドア4が閉鎖位置D1に達すると、図9(a)のように縦向き位置P1に達し、その際、縦向き位置P1を規制する位置規制部704に当接して上面隠しカバー71がほぼ直立状態に保持される。
このように上面隠しカバー71がほぼ直立状態に保持されることで、この上面隠しカバー71はリアドア4の内壁面と取付け凹部Tの車外側開口との間の隙間に挟持状態で保持され、リアドア4が閉鎖されるので、閉鎖位置D1への接離作動に支障を来たすこともない。
ここで、図4、5に示すように、コ字型締結ブラケット53の前側端部には縦板状のリンクカバー96が回転中心線Lc回りに搖動可能に枢着されている。そのリンクカバー96の上フランジ963には押し上げ部材76が溶着される。押し上げ部材76にはリンクカバー96と共に回転中心線Lc回りに回動した際に、上面隠しカバー71の基部の中心軸線Lk近傍の下面を上方に押し上げる突起部77が形成されている。
ここで、図4に示すように、全開位置D3でのリンクカバー96は、2点鎖線で示す位置にあり、その際、突起部77はa1の位置にあり、上面隠しカバー71の近傍にある。これより、リンクカバー96が平行リンク16等により、図4において、中心軸線Lk回りに時計方向に搖動すると、突起部77がa2の位置に搖動する。この際、突起部77の傾斜面により上面隠しカバー71の基部の中心軸線Lk近傍の下面が上方に押し上げられ、上面隠しカバー71は図9(c)のように押圧されて上方搖動をスムーズに開始することができる。
図4、図10に示すように、ベース部材15の要部を成すコ字型締結ブラケット53には、搖動及びスライドするリアドア4の各位置を位置決めする機能を備えた平行リンク16が配備され、同平行リンク16は前アーム31及び後アーム32を備える。
図10〜図12に示すように、前アーム31の基端は上下2重壁を備えた横向きフランジ部15aの前部に縦ピン26f(図3参照)を介して水平に回動自在に枢支され、後アーム32の基端は基端ボス321を備え、同基端ボスが上部縦柱部152に支持された縦ピン43の延長下部に枢支されている。このため、後アーム32とドア荷重支持アーム18とは共通の回転中心線Lar(図8参照)回りに回動する。
図4、5に示すように、前アーム31及び後アーム32の各揺動端はリアドア4のインナパネル402に取付けブラケット35を介し一体結合されたドア支持レール22に嵌着される。ここで取付けブラケット35はインナパネル402の内壁の中央主要部を覆うような形状の屈曲板材であり、ドア重心位置近傍に後述のドア側枢支部37を一体的に取付けている。
ドア支持レール22はその内部に前後方向Xに長く形成したドア支持レール22の上下の下向きレール溝33u,33lに前後方向に摺動可能に前後ローラ23f、23rを介して嵌着される。
ここで前アーム31及び後アーム32は前後及び上下に所定間隔を保ったままで揺動でき、両アーム相互の干渉を防止するように形成される。前アーム31及び後アーム32の各揺動端近傍はスライダー24(図10の破線参照)の前後端とそれぞれピン結合され、相対間隔を所定値に保持するように形成される。
図2、図5に示すように、リアドア4のアウタパネル401とドア内空間を介して配備されるインナパネル402とは互いの前後及び下部の外周縁部が相互に一体接合処理され、更に、両パネルの上方周縁部杆には開口が形成される。この開口は、不図示のドアガラスの昇降作動域及びその支持部材のサッシュ55を装着可能なように形成される。
なお、ドア内空間にはドアガラスの他に、開閉駆動機構19(図10参照)とワイヤハーネスWと、制御手段としてのコントローラ30とが装着されている。なお、図10に2点鎖線で示すように、コントローラ30と車体側の電源(不図示)及びメインコントローラ300とがワイヤハーネスWによって連結される。
リアドア4のインナパネル402の車内側面はトリム80により覆われる。図2、3に示すようにトリム80は平行リンク16の前後アーム31,32を嵌挿するスリット81を前後方向Xに長く形成されることで、上半部80uと下半部80dが分割形成され、全体はインナパネル402の車内側面全体に対して、不図示の係止手段でインナパネル402側に係止される。
図2、3に示すように、トリム80の上半部80uの中央にはドア側枢支部37が嵌合される取付け穴90が形成される。ここでドア側枢支部37はドア側のインナパネル402と一体であり、後述するドア荷重支持アーム18側とピン結合される。取付け穴90は上半部80uの取付け穴90の周縁部が後述の第2搖動アーム61や第1搖動アーム44と干渉することがないように、横長矩形孔に形成される。
更に、上半部80uの取付け穴90の車体前方側の周縁近傍には搖動する長板状のアームカバー91の基端部911が搖動可能に枢着される。この基端部911よりヒンジ部913を介して伸びる主部912は長板状をなし、ドア閉鎖時に取付け穴90に一部が嵌合する第2搖動アーム61及びドア側枢支部37を覆うような形状に形成される。なお、アームカバー91は厚板状に形成され、ヒンジ部913は薄膜状の樹脂ヒンジとして形成されている。基部911には不図示のコイルバネの基端が係止され、主部912にはコイルバネの可動端が係止され、アームカバー91の主部912が第2搖動アーム61の車体前方対向面Ffの方向に当接するようにように回動付勢している。
このため、アームカバー91の主部912が少なくとも第2搖動アーム61の移動に追従した状態で同アームの車体前方対向面Ffを覆うことが出来、ドア荷重支持アームに乗員が直接接触することを防止でき、安全性が向上し、美観を向上させることが出来る。
更に、取付け穴90の上部周縁部及びその前後延長部分に亘り横長凸状部92が連続形成され、これによりドア閉鎖時に取付け穴90及び第2搖動アーム61に向かう車内よりの視線を遮り、美観確保を図っている。
図4、図10に示すように、平行リンク16の上方にはドア荷重支持アーム18が取付けられる。
ドア荷重支持アーム18は車体側に枢支されたベース部材15の上部の上部縦柱部152に形成された基端ボス部41に第1縦ピン43を介して第1支持アーム44の基端部441が枢支される。第1支持アーム44の回動端には第2縦ピン62を介して第2支持アーム61の基端部611が枢支され、その他端である揺動端612がリアドア4の重心位置近傍のドア側枢支部37を第3縦ピン36を介して枢支している。
このようなドア荷重支持アーム18を成す第1支持アーム44と第2支持アーム61とは縦長断面のバー状部材として剛性材で形成される。これによって、ドア荷重支持アーム18は上下方向のドア荷重を受けても変形を抑え、リアドア4の重心部の荷重を常にベース部材15に伝達できる。この際、図10乃至図12に示すように、ドア荷重支持アーム18はリアドア4のドア荷重を閉鎖位置D1より搖動位置D2、全開位置D3と移動する何れの位置においても確実に支持し、リアドア4の傾きを規制することができる。
このようなドア荷重支持アーム18には、ワイヤハーネスWの要部が支持される。即ち、図10に2点鎖線で示すように、ワイヤハーネスWはリアドア4内の電装機器、例えば、不図示の電動ウインドウレギュレータ、前、後端ロック部J1,J2、J3のパワーラッチ6、8や、不図示のラッチセンサ及びコントローラ30等の各配線を束ねてワイヤハーネスWを形成し、そのワイヤハーネスWを車体側の電源(不図示)及びメインコントローラ300に連結する。ここでワイヤハーネスWは車体側より延出し、ドア荷重支持アーム18の基端部441、第1支持アーム44、第2支持アーム61、揺動端612、ドア側枢支部37の各側壁に不図示の樹脂等で形成されたクリップを用いて順次締結され、リアドア4の内部空間側に達し、制御機器であるコントローラ30等に接続されている。
次に、図4、5、10に示すように、ドア支持レール22は上部の下向き主、従レール溝33u1,33u2と下部の主下向きレール溝33l1、従上向きレール溝33l2とを形成され、この内部に複数のローラrを介してスライダー24が摺動可能に嵌挿される。
スライダー24は前後方向Xに長い板状の基板241と、その基板の上面より突き出す前後方向Xに長い一対の並列状の縦長壁242,243と、基板241の後よりの下向き壁より下向きで突設され後アーム32の揺動端とピン結合される後連結ピン245と、基板241の前よりの下向き壁より下方に延びる柱状の下向き突状部244と、下向き突状部244より下向きで突設され前アーム31の揺動端とピン結合される前連結ピン246とを備える。
ここで、後連結ピン245と後ローラ23rの枢支ピンは同一中心線Lrr上に配備され、前連結ピン246と前ローラ23fの枢支ピンは同一中心線Lrf上に配備され、これによってドア支持レール22の上下の下向きレール溝33u1,33l1に沿って摺動可能な前後ローラ23f、23rが、並行リンクの外側搖動中心点prf、prr(図10参照)にも配備された構成を採り、平行リンク16の搖動変位を容易化している。
ここでドア支持レール22の上部の下向きレール溝33u1,33u2は前後方向Xに長く形成される。一方、下部の主下向きレール溝33l1、従上向きレール溝33l2は、図10に示すように、ドア支持レール22の長手方向のほぼ中間部まで形成され、その後方(図10で左側)には形成されていない。下部の主下向きレール溝33l1、従上向きレール溝33l2はこれに嵌合する前アーム31の搖動端の前ローラ23f及びその近傍の従前ローラ23fsを嵌挿する。特に、前ローラ23fが下部の主下向きレール溝33l1のストッパ壁部rs0に当接することで、相対的なドア支持レール22(リアドア4)の更なる前摺動を阻止し、ドア支持レール22(リアドア4)の搖動位置D2を規制する。
このため、前アーム31が前アーム搖動基点pcfまわりに搖動した際、即ち、搖動位置D2における前ローラ23fの中心線回り(外側搖動中心点prf回り)に前アーム31が相対的に搖動すると、前ローラ23fの近傍の従前ローラ23fs側が前ローラ23fの中心線回りに円弧(図10の2点差線の矢示参照)q1を描くように回動する。この状態において、従前ローラ23fsはストッパ壁部rs0の外側にコロ接触状態を保持して変位し、前ローラ23fの中心線は前後方向Xにずれることを阻止することが出来る。この前ローラ23fの中心線回りに前アーム31が相対的に搖動することで、ドア支持レール22(リアドア4)が搖動位置D2より、図12に示す閉鎖位置D1にまで搖動可能であり、この際、従前ローラ23fsは、図12に示すように、従上向きレール溝33l2の湾曲最深部に達する。
一方、前アーム31が前アーム搖動基点pcfまわりに搖動し、前ローラ23fが主下向きレール溝33l1のストッパ壁部rs0に当接し、ドア支持レール22(リアドア4)が搖動位置D2に達し、ドア支持レール22(リアドア4)が全開位置D3に向けて後方にスライドする場合、図10に示すように、近傍の従前ローラ23fsは従上向きレール溝33l2の湾曲部より直状部に対向しており、前ローラ23f、従前ローラ23fsはスムーズに主下向きレール溝33l1、従上向きレール溝33l2に沿って相対的に摺動し、図11に示すように、ドア支持レール22(リアドア4)を全開位置D3に移動させることが出来る。
なお、平行リンク16はリアドア4のドア支持レール22に嵌合するスライダー24とベース部材15間を連結することより、図2に示すように、両アームの中間部はトリム80に設けた前後方向Xに長いスリット81に嵌挿される。なお、スリット81の開口上部は後アーム32と干渉する弾性材からなる上リップ82で覆われ、開口下部は前アーム31と干渉する弾性材からなる下リップ83で覆われる。
次に、リアドア4には開閉駆動機構19(図10参照)が配備される。
図1、図10乃至図12に示すように、開閉駆動機構19はリアドア4を駆動源を成すモータ101、巻き取りドラム46の回転力で閉鎖載置より全開位置へと移動する機能を備える。即ち、開閉駆動機構19はリアドア4内部に配設されたモータ101と、モータ101に巻き取り、巻き戻し可能に駆動される巻き取りドラム46と、巻き取りドラム46に引き出し自在に巻き取られる開作動ケーブル49及び閉作動ケーブル51と、開作動ケーブル49を巻きがけるドア支持レール22前端の端部プーリpo1と、閉作動ケーブル51を巻きがけるドア支持レール22後端の端部プーリpc1と、前アーム31上の開1プーリpo2と、第2プーリpo3と、後アーム32上の第1プーリpc2と、第2プーリpc3と、横向きフランジ部15aに枢支された開作動ケーブル49のアンカー部を連結したケーブルエンドpoeと、閉作動ケーブル51のアンカー部を連結したケーブルエンドpceと、を備える。
次に、リアドア4の作動を説明する。
コントローラ30がドア開指令を受ける前において、リアドア4が閉鎖位置D1に保持されているとする。
その際、リアドア4側の前端上ロック部J1と前端下ロック部J2と後端ロック部J3の各パワーラッチ6、8がロック状態を保持したまま非通電状態に保持されている。
この場合、図12に示すように、後アーム32と前アーム31の搖動端は車内側に引き込まれ、両アームの搖動端のスライダー24と共にドア支持レール22が図1に示すリアドア4を閉鎖位置(図1参照)D1を保持する状態を保つ。
リアドア4が閉鎖位置D1を保持する状態において、図7(a)に示すように、リンクカバー96は平行リンク16に当接して前方に大きく回動し、アームカバー91はその搖動端mが第2搖動アーム61の車体前方対向面Ffに当接して後方に向けて回動する。
この場合、リンクカバー96とアームカバー91とがトリム側に最接近して重なり、横長凸状部92の下方に嵌合し、平行リンク16及びドア荷重支持アーム18が完全に車内の乗員の視線から覆われている。
更に、図9(a)のように上面隠しカバー71がほぼ直立状態に保持されることで、この上面隠しカバー71はリアドア4のトリム80の端部に圧接すると共に取付け凹部Tの車外側開口との間の隙間に挟持状態で保持されており、車外側に配設されることとなり、車内に突き出すこともなく、美観を損ねることもない。
次に、コントローラ30がドア開指令を受けると、ワイヤハーネスWを介して閉鎖位置D1のリアドア4の前端上ロック部J1と前端下ロック部J2と後端ロック部J3の各パワーラッチ6、8にロック解除の出力を発する。
次いで、駆動源Mのモータ101が駆動され、図10に太い2点差線で示すように、開作動ケーブル49のアンカー部を連結したケーブルエンドpoeと、ドア支持レール22上の固定プーリpo1との間に張設されたケーブルを巻き取りドラム46の不図示の開き巻き取り部が巻き取る。この際、閉作動ケーブル51の緩み側は不図示の閉き巻き取り部に巻き戻される。
これによって、前アーム31とこれに連動する後アーム32とを閉鎖位置D1より図10に示す揺動位置D2に揺動変位させる。この際、前アーム31が前アーム搖動基点pcfまわりに搖動し、下部の主下向きレール溝33l1のストッパ壁部rs0に前アーム31の搖動端の前ローラ23fが当接した状態を保ち、更に、前ローラ23f近傍の従前ローラ23fsがストッパ壁部rsの外側にコロ接触状態を保持するので、前ローラ23fの中心線は前後方向Xにずれることを阻止され、確実に平行リンクの揺動変位が成される。
リアドア4が搖動位置D2を保持するまで、平行リンク16及びドア荷重支持アーム18に追従してリンクカバー96及びアームカバー91が搖動し、図6(b)に示すように、リンクカバー96の搖動端近傍とアームカバー91の搖動端mとが重なる状態を保持することより、これらが隔壁として働く。
特に、リアドア4が搖動位置D2に向かうに従って、図9(b)、図9(c)、図9(d)の状態に順次変位し、即ち、上面隠しカバー71の搖動端がトリム80の内壁面に摺接しつつ、自重によって水平方向に変動する。そして、リアドア4が搖動位置D2に達した時点では、上面隠しカバー71が位置規制部703に当接し、横向き位置P0に確実に保持され、空間E1の下方の平行リンク16やドア荷重支持アーム18を上方より覆う。この際、剛性の高い上面隠しカバー71がドア荷重支持アーム18及び平行リンク16に対して上方側における隔壁の機能を発揮でき、乗員の安全性を確実に保持すると共に、乗員の下向きの目線から、ドア荷重支持アーム18及び平行リンク16側を覆い、美観を保持するように機能することが出来る。
次に、開閉駆動機構19とワイヤハーネスWの働きで、リアドア4が搖動位置D2を通過して、搖動が止まっている並行リンク16の揺動端のスライダー24に対して相対的にドア支持レール22側が図11に示す全開位置D3にまで摺動操作されたとする。
ここでは、リアドア4が全開位置D3を保持するまでドア荷重支持アーム18に追従してリンクカバー96及びアームカバー91が搖動する。この状態において、図6(c)に示すように、リンクカバー96は並行リンク16に当接し、アームカバー91の基端が第2搖動アーム61に押圧され、トリムとの間に挟持された状態となり、その搖動端mがリンクカバー96のアーム対向面に接近して対向する。
この状態では、全開位置D3のリアドア4の前端部と車体側のケース部材15との隙間がリンクカバー96で確実に閉鎖され、このリンクカバー96が隔壁となって、乗降する乗員と並行リンク16及びドア荷重支持アーム18とを区画できる。
更に、リアドア4が搖動位置D2より全開位置D3に向かう間、上面隠しカバー71の搖動端とリアドア4のトリム80の間は所定隙間tを保持するので、相互干渉はなくスムーズな全開作動を行え、しかも、アームカバー91とリンクカバー96とでスイングスライドユニットUの側方を覆い、上方を上面隠しカバー71で覆うので、乗員の安全性が向上し、美観をより向上させることが出来る。
なお、コントローラ30がドア閉鎖指令を受けると、駆動源のモータ101が駆動され、図6(b),図6(a)の状態に逆作動し、この閉鎖作動の場合も、開作動時と同様にスムーズに成される。
特に、リアドア4が全開位置D3より搖動位置D2に達した後、搖動位置D2から閉鎖位置D1に向かう場合、リンクカバー96は、図4に示す位置にあり、突起部77はa1の位置にある。これより、リンクカバー96が図4において、中心軸線Lk回りに時計方向に搖動すると、突起部77がa2の位置に搖動し、突起部77の傾斜面により上面隠しカバー71の中心軸線Lk近傍の下面が上方に押し上げられ、図9(c)のように押圧されて上方搖動をスムーズに開始する。
更に、上面隠しカバー71の搖動端はトリム80と当接し、押圧力を受け、図9(d)の状態より、図9(c)、図9(b)のように傾き角αを徐々に拡大させ、リアドア4が閉鎖位置D1に達すると、図9(a)のように縦向き位置P1に達し、その際、縦向き位置P1を規制する位置規制部704に当接して上面隠しカバー71がほぼ直立状態に保持される。このように上面隠しカバー71がリアドア4の内壁面と取付け凹部Tの車外側開口との間に保持され、リアドア4が閉鎖されるので、閉鎖位置D1への接離作動に支障を来たすこともないし、美観を低下させることもない。
上述のところにおいて、上面隠しカバー71はドア荷重支持アームと平行リンク16の上方空間E1を覆っていたが、単に、平行リンク16のみを覆う比較的小型化され、取り付けの容易化を図った上面隠しカバー71としても良い。更に、ドア荷重支持アームと平行リンク16の前側側方をリンクカバー96とアームカバー91で覆う構成を開示したが、アームカバー91を排除して、構成の簡素化を図っても良い。
上面隠しカバー71の上方回動初期に図4中に示すような突起部77を備えた上面隠しカバー71を取付けていたが、場合によりこれらを排除し、トリム80の内壁面の形状と上面隠しカバー71の傾斜角を調整して、上面隠しカバー71の上方回動初期の搖動を容易化して、構成の簡素化を図っても良い。
このような構成を採る場合も、図1の装置とほぼ同様に、上面隠しカバーが車体とスイングスライドドアの間の空間E1の上方空間を覆うので、平行リンクに乗員が直接接触することを防止でき、安全性が向上し、美観を向上させることが出来る。
本発明の一実施形態としてのスイングスライドドアのカバー構造を備えた車両の概略側面図である。 図1のリアドアの車内側の要部斜視図である。 図1のリアドア及び同ドアに用いられる平行リンクユニットの概略要部横断面図である。 図1のリアドアに用いられる平行リンクユニットの拡大平面図である。 図1のリアドアに用いられるトリムとスイングスライドユニットの斜視図である。 図1のリアドアに用いられるアームカバー、リンクカバー及び上面隠しカバーの挙動説明図で、(a)はドアが閉鎖位置に達した時の説明図、(b)はドア搖動位置に達した時の説明図、(c)はドア全開位置に達した時の説明図である。 図1のリアドアに用いられる上面隠しカバー及びカバー取付けブラケットの拡大斜視図である。 図1のリアドアに用いられるカバー取付けブラケットの拡大斜視図である。 図1のリアドアに用いられる上面隠しカバーの挙動説明図で、(a)はドアが閉鎖位置に達した時、(b)はドアが閉鎖位置より開き始めた時、(c)はドアが搖動位置に近図いた時、(d)はドアが搖動位置に達した時の各説明図である。 図1のリアドアに用いられるスイングスライドユニットのドア揺動位置を示す作動説明図である。 図1のリアドアに用いられるスイングスライドユニットのドア全開位置を示す作動説明図である。 図1のリアドアに用いられるスイングスライドユニットのドア閉鎖位置を示す作動説明図である。 従来のスイングスライドドアで用いるドア荷重支持アームとアームカバー及びリンクカバーの挙動説明図である。 従来の他のスイングスライドドアのカバー構造の部分切欠概略断面図である。
符号の説明
3 後乗降口(ドア開口)
4 リアドア
8 トリム
15 ベース部材
16 平行リンク
17 ドア摺動機構
18 ドア荷重支持アーム
19 開閉駆動機構
20 ワイヤハーネス配索手段
402 インナパネル
70 カバー取付けブラケット
71 上面隠しカバー
76 押し上げ部材
77 突起部
80 トリム
96 リンクカバー
963 上フランジ(屈曲フランジ)
964 下フランジ(屈曲フランジ)
f1 縦フランジ部
B 自動車(車体)
D1 ドア閉鎖位置
D3 全開位置
E1 空間
Fh 車体前方対向面
Lc 回転中心線
Lk 中心軸線
P0 横向き位置
P1 縦向き位置
T 取付け凹部
U スイングスライドユニット(ドア開閉装置)
X 前後方向

Claims (3)

  1. 車体のドア開口を開閉するスイングスライドドアと車体とをリンクで連結し、該スイングスライドドアを閉鎖位置と全開位置との間で移動させるドア開閉装置と、
    前記車体とスイングスライドドアの間で前記ドア開閉装置の上方空間を覆うよう形成されると共に該ドア開閉装置の基部あるいは車体壁部に対して車体前後に向かう中心軸線回りに枢支される上面隠しカバーと、
    を備え、
    前記スイングスライドドアが全開位置より閉鎖位置に移動する際に前記上面隠しカバーの搖動端がスイングスライドドアの内壁面に押圧されて上方の縦向き位置へ搖動し、前記スイングスライドドアが閉鎖位置より全開位置に移動する際に前記搖動端が自重により横向き位置へ搖動することを特徴とするスイングスライドドアのカバー構造。
  2. 請求項1に記載のスイングスライドドアのカバー構造において、
    前記上面隠しカバーを少なくとも前記横向き位置に係止する位置規制部が形成されたカバー取付けブラケットを備えたことを特徴とするスイングスライドドアのカバー構造。
  3. 請求項1又は2に記載のスイングスライドドアのカバー構造において、
    前記ドア開閉装置の基部に一端が枢支されると共に主部が前記ドア開閉装置のリンクに向けて回動付勢されたリンクカバーと、
    前記リンクカバーに一体結合されるとともに同リンクカバーが前記リンクの前記閉鎖位置への移動に連動した際に、前記上面隠しカバーの下面を上方に押し上げる突起部が形成された押し上げ部材と、
    を備えたことを特徴とするスイングスライドドアのカバー構造。
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