JP2009080562A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画面表示が正像となる向きが変化した場合であっても、上下左右キーを用いて携帯電話機を操作する際の利便性を向上させることができるようにする。
【解決手段】本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機においては、液晶ディスプレイは所定のアプリケーションプログラムの実行に伴う画像を表示し、制御部は、いずれかのキーが押下された場合、携帯電話機1の状態とキー解釈が予め対応付けられたテーブルを参照して、画像表示が正像となる向きに応じて押下されたいずれかのキーのキー解釈を行い、キー解釈に従って発生されたキーイベントを、所定のアプリケーションプログラムに通知し、所定のアプリケーションプログラムを用いて、通知された前記キーイベントに基づいて画面表示を更新するように制御する。
【選択図】 図8
【解決手段】本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機においては、液晶ディスプレイは所定のアプリケーションプログラムの実行に伴う画像を表示し、制御部は、いずれかのキーが押下された場合、携帯電話機1の状態とキー解釈が予め対応付けられたテーブルを参照して、画像表示が正像となる向きに応じて押下されたいずれかのキーのキー解釈を行い、キー解釈に従って発生されたキーイベントを、所定のアプリケーションプログラムに通知し、所定のアプリケーションプログラムを用いて、通知された前記キーイベントに基づいて画面表示を更新するように制御する。
【選択図】 図8
Description
本発明は情報処理装置に係り、特に、キーとディスプレイとが正反対の向きに配置された状態に筐体が遷移することが可能なサバ折り型の情報処理装置に関する。
近年、種々のスタイルの携帯電話機が提案されており、例えばスライド式の構造を有する携帯電話機、ストレート式の携帯電話機や、フリッパ式の携帯電話機、折り畳み式の携帯電話機などが提案されている。特に、折り畳み式の携帯電話機の中には、ヒンジを中心として360度回転することが可能なサバ折り型の携帯電話機も提案されている。(例えば特許文献1)
特開2002−198849号公報
しかしながら、例えばヒンジを中心として360度回転することが可能なサバ折り型の携帯電話機に代表される、キーとディスプレイとが正反対の向きに配置された状態に筐体が遷移可能な携帯端末の場合、携帯端末をキーとディスプレイとが正反対に配置された状態でキーを操作しようとすると、上下左右キーの押下と画面表示の操作方向を連動させることができず、そのため、ユーザにとって煩わしいだけでなく、上下左右キーを用いて携帯電話機を操作する際の利便性が悪いという課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、画面表示が正像となる向きが変化した場合であっても、上下左右キーを用いて携帯電話機を操作する際の利便性を向上させることができる情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の情報処理装置は、上述した課題を解決するために、画像を表示する表示手段と、情報処理装置に設けられたいずれかのキーが押下された場合、情報処理装置の状態とキー解釈が予め対応付けられたテーブルを参照して、表示手段による画像表示が正像となる向きに応じて、押下されたいずれかのキーのキー解釈を行う解釈手段と、解釈手段により解釈されたキー解釈に従って発生されたキーイベントに基づいて、表示手段による画面表示を更新するように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の情報処理装置は、上述した課題を解決するために、所定のアプリケーションプログラムの実行に伴う画像を表示する表示手段と、情報処理装置に設けられたいずれかのキーが押下された場合、情報処理装置の状態とキー解釈が予め対応付けられたテーブルを参照して、表示手段による画像表示が正像となる向きに応じて、押下されたいずれかのキーのキー解釈を行う解釈手段と、解釈手段により解釈されたキー解釈に従って発生されたキーイベントを、所定のアプリケーションプログラムに通知する通知手段と、所定のアプリケーションプログラムを用いて、通知手段により通知されたキーイベントに基づいて、表示手段による画面表示を更新するように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、画面表示が正像となる向きが変化した場合であっても、上下左右キーを用いて携帯電話機を操作する際の利便性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機1の外観の構成を表している。なお、図1(A)は、携帯電話機1を約180度に見開いたときの正面から見た外観の構成を表しており、図1(B)は、携帯電話機1を約180度に見開いたときの側面から見た外観の構成を表している。
図1(A)および(B)に示されるように、携帯電話機1は、中央のヒンジ部11を境に第1の筐体12と第2の筐体13とがヒンジ結合されており、ヒンジ部11を介して矢印X方向(操作キー14を覆う方向と、操作キー14が配置された第1の筐体12の操作キー側の背面を覆う方向)に折り畳み可能に形成される。すなわち、携帯電話機1は、ヒンジ部11を中心として360度回転することが可能なサバ折り型の携帯電話機である。携帯電話機1の内部の所定の位置には、送受信用のアンテナ(後述する図4のアンテナ31)が設けられており、内蔵されたアンテナを介して基地局(図示せず)との間で電波を送受信する。
第1の筐体12には、その表面に「0」乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話・電源キー、クリアキー、および電子メールキーなどの操作キー14が設けられており、操作キー14を用いて各種指示を入力することができる。
第1の筐体12には、操作キー14として上部に上下左右キーと確定キーが設けられており、ユーザが上下左右キーを操作することにより当てられたカーソルを上下左右方向に移動させることができる。具体的には、第2の筐体13に設けられたメインディスプレイ17に表示されている電話帳リストや電子メールのスクロール動作、簡易ホームページのページ捲り動作および画像の送り動作などの種々の動作を実行する。
また、確定キーを押下することにより、種々の機能を確定することができる。例えば第1の筐体12は、ユーザによる上下左右キーの操作に応じてメインディスプレイ17に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中から所望の電話番号が選択され、確定キーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、選択された電話番号を確定して電話番号に対して発呼処理を行う。
さらに、第1の筐体12には、上下左右キーと確定キーの左隣に電子メールキーが設けられており、電子メールキーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、メールの送受信機能を呼び出すことができる。上下左右キーと確定キーの右隣には、ブラウザキーが設けられており、ブラウザキーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、Webページのデータを閲覧することが可能となる。
また、第1の筐体12には、操作キー14の下部にマイクロフォン15が設けられており、マイクロフォン15によって通話時のユーザの音声を集音する。また、第1の筐体12には、携帯電話機1の操作を行うサイドキー16が設けられている。
なお、第1の筐体12は、背面側に図示しないバッテリパックが挿着されており、終話・電源キーがオン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
一方、第2の筐体13には、その正面にメインディスプレイ17が設けられており、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号及び送信履歴等の他、電子メールの内容、簡易ホームページ、CCD(Charge Coupled Device)カメラ(後述する図2のCCDカメラ21)で撮像した画像、外部のコンテンツサーバ(図示せず)より受信したコンテンツ、メモリカード(後述する図4のメモリカード46)に記憶されているコンテンツを表示することができる。また、メインディスプレイ17の上部の所定の位置にはスピーカ18が設けられており、これにより、ユーザは音声通話することが可能である。
また、第1の筐体12と第2の筐体13の内部の所定の位置には、携帯電話機1の状態を検知するための磁気センサ19a、19b、19c、および19dが設けられる。
さらに、第1の筐体12には、ヒンジ部11を中心としてほぼ180度回転することで携帯電話機1を約180度に見開いた状態(図1(A)に示される状態)から、さらに180度回転することで360度回転することを可能とするためのサバ折りボタン20が設けられている。
図2は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機1の他の外観の構成を表している。図2の携帯電話機1の状態は、図1の携帯電話機1の状態から矢印X方向のうちの操作キー14を覆う方向に回動させた状態である。なお、図2(A)は、操作キー14を覆う方向に回動させて携帯電話機1を閉じたときの正面から見た外観の構成を表しており、図2(B)は、操作キー14を覆う方向に回動させて携帯電話機1を閉じたときの側面から見た外観の構成を表している。
第2の筐体13の上部には、CCDカメラ21が設けられており、これにより、所望の撮影対象を撮像することができる。CCDカメラ21の下部には、サブディスプレイ22が設けられており、現在のアンテナの感度のレベルを示すアンテナピクト、携帯電話機1の現在の電池残量を示す電池ピクト、現在の時刻などが表示される。
図3は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機1の他の外観の構成を表している。図3の携帯電話機1の状態は、図1の携帯電話機1の状態から矢印X方向のうちの、操作キー14が配置された第1の筐体12の操作キー側の背面を覆う方向に回動させた状態である。なお、図3(A)は、携帯電話機1を約270度に見開いたときの側面から見た外観の構成を表しており、図3(B)は、第1の筐体12の操作キー側の背面を覆う方向に回動させて携帯電話機1を閉じたときの側面から見た外観の構成を表しており、図3(C)は、第1の筐体12の操作キー側の背面を覆う方向に回動させて携帯電話機1を閉じたときの正面から見た外観の構成を表している。
図3に示されるように、ユーザは、サバ折りボタン20を押下しながら、図1(B)に示される状態から、矢印X方向のうちの、操作キー14が配置された第1の筐体12の操作キー側の背面を覆う方向に回動させることで、図3(A)乃至(C)のいずれかに示される状態にすることができる。
図4は、本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機1の内部の構成を表している。図示せぬ基地局から送信されてきた無線信号は、アンテナ31で受信された後、アンテナ共用器(DUP)32を介して受信回路(RX)33に入力される。受信回路33は、受信された無線信号を周波数シンセサイザ(SYN)34から出力された局部発振信号とミキシングして中間周波数信号に周波数変換(ダウンコンバート)する。そして、受信回路33は、このダウンコンバートされた中間周波数信号を直交復調して受信ベースバンド信号を出力する。なお、周波数シンセサイザ34から発生される局部発振信号の周波数は、制御部41から出力される制御信号SYCによって指示される。
受信回路33からの受信ベースバンド信号は、CDMA信号処理部36に入力される。CDMA信号処理部36は、図示せぬRAKE受信機を備える。このRAKE受信機では、受信ベースバンド信号に含まれる複数のパスがそれぞれの拡散符号(すなわち、拡散された受信信号の拡散符号と同一の拡散符号)で逆拡散処理される。そして、この逆拡散処理された各パスの信号は、位相が調停された後、コヒーレントRake合成される。Rake合成後のデータ系列は、デインタリーブおよびチャネル復号(誤り訂正復号)が行われた後、2値のデータ判定が行われる。これにより、所定の伝送フォーマットの受信パケットデータが得られる。この受信パケットデータは、圧縮伸張処理部37に入力される。
圧縮伸張処理部37は、DSP(Digital Signal Processor)などにより構成され、CDMA信号処理部36から出力された受信パケットデータを図示せぬ多重分離部によりメディアごとに分離し、分離されたメディアごとのに対してそれぞれ復号処理を行う。例えば通話モードにおいては、受信パケットデータに含まれる通話音声などに対応するオーディオデータをスピーチコーデックにより復号する。また、例えばテレビ電話モードなどのように、受信パケットデータに動画像データが含まれていれば、この動画像データをビデオコーデックにより復号する。さらに、受信パケットデータがダウンロードコンテンツであれば、このダウンロードコンテンツを伸張した後、伸張されたダウンロードコンテンツを制御部41に出力する。
復号処理により得られたディジタルオーディオ信号はPCMコーデック38に供給される。PCMコーデック38は、圧縮伸張処理部37から出力されたディジタルオーディオ信号をPCM復号し、PCM復号後のアナログオーディオデータ信号を受話増幅器39に出力する。このアナログオーディオ信号は、受話増幅器39にて増幅された後、スピーカ18により出力される。
圧縮伸張処理部37によりビデオコーデックにて復号されたディジタル動画像信号は、制御部41に入力される。制御部41は、圧縮伸張処理部37から出力されたディジタル動画像信号に基づく動画像を、図示せぬビデオRAM(例えばVRAMなど)を介してメインディスプレイ17に表示させる。なお、制御部41は、受信された動画像データだけでなく、CCDカメラ21により撮像された動画像データに関しても、図示せぬビデオRAMを介してメインディスプレイ17に表示させることも可能である。
また、圧縮伸張処理部37は、受信パケットデータが電子メールである場合、この電子メールを制御部41に供給する。制御部41は、圧縮伸張処理部37から供給された電子メールを記憶部42に記憶させる。そして、制御部41は、ユーザによる入力部としての操作キー14の操作に応じて、記憶部42に記憶されているこの電子メールを読み出し、読み出された電子メールをメインディスプレイ17に表示させる。
一方、通話モードにおいて、マイクロフォン15に入力された話者(ユーザ)の音声信号(アナログオーディオ信号)は、送話増幅器40により適正レベルまで増幅された後、PCMコーデック38によりPCM符号化される。このPCM符号化後のディジタルオーディオ信号は、圧縮伸張処理部37に入力される。また、CCDカメラ21から出力される動画像信号は、制御部41によりディジタル化されて圧縮伸張処理部37に入力される。さらに、制御部41にて作成されたテキストデータである電子メールも、圧縮伸張処理部37に入力される。
圧縮伸張処理部37は、PCMコーデック38から出力されたディジタルオーディオ信号を所定の送信データレートに応じたフォーマットで圧縮符号化する。これにより、オーディオデータが生成される。また、圧縮伸張処理部37は、制御部41から出力されたディジタル動画像信号を圧縮符号化して動画像データを生成する。そして、圧縮伸張処理部37は、これらのオーディオデータや動画像データを図示せぬ多重分離部で所定の伝送フォーマットに従って多重化した後にパケット化し、パケット化後の送信パケットデータをCDMA信号処理部36に出力する。なお、圧縮伸張処理部37は、制御部41から電子メールが出力された場合にも、この電子メールを送信パケットデータに多重化する。
CDMA信号処理部36は、圧縮伸張処理部37から出力された送信パケットデータに対し、送信チャネルに割り当てられた拡散符号を用いてスペクトラム拡散処理を施し、スペクトラム拡散処理後の出力信号を送信回路(TX)35に出力する。送信回路35は、スペクトラム拡散処理後の信号をQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式などのディジタル変調方式を使用して変調する。送信回路35は、ディジタル変調後の送信信号を、周波数シンセサイザ34から発生される局部発振信号と合成して無線信号に周波数変換(アップコンバート)する。そして、送信回路35は、制御部41により指示される送信電力レベルとなるように、このアップコンバートにより生成された無線信号を高周波増幅する。この高周波増幅された無線信号は、アンテナ共用器32を介してアンテナ31に供給され、このアンテナ31から図示せぬ基地局に向けて送信される。
また、携帯電話機1は、外部メモリインタフェース45を備えている。この外部メモリインタフェース45は、メモリカード46を着脱することが可能なスロットを備えている。メモリカード46は、NAND型フラッシュメモリカードやNOR型フラッシュメモリカードなどに代表されるフラッシュメモリカードの一種であり、10ピン端子を介して画像や音声、音楽等の各種データの書き込み及び読み出しが可能となっている。さらに、携帯電話機1には、現在の正確な現在の時刻を測定する時計回路(タイマ)47が設けられている。
制御部41は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などからなり、CPUは、ROMに記憶されているプログラムまたは記憶部42からRAMにロードされた各種のアプリケーションプログラムに従って各種の処理を実行するとともに、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより携帯電話機1を統括的に制御する。RAMは、CPUが各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。
記憶部42は、例えば、電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ素子やHDD(Hard Disc Drive)などからなり、制御部41のCPUにより実行される種々のアプリケーションプログラムや種々のデータ群を格納している。
電源回路44は、バッテリ43の出力を基に所定の動作電源電圧Vccを生成して各回路部に供給する。
ところで、例えばヒンジを中心として360度回転することが可能なサバ折り型の携帯電話機に代表される、キーとディスプレイとが正反対の向きに配置された状態に筐体が遷移可能な携帯電話機の場合(なお、以下、説明を簡便にするために、携帯電話機の筐体が操作キーとが正反対の向きに配置された状態に遷移した状態を「サバ折りにした状態」という)、携帯電話機をサバ折りにした状態でキーを操作しようとすると、上下左右キーの押下と画面表示の操作方向を連動させることができず、そのため、ユーザにとって煩わしいだけでなく、上下左右キーを用いて携帯電話機を操作する際の利便性が悪かった。
具体的には、図3(C)に示されるように、携帯電話機1をサバ折り状態にすると、ユーザは液晶ディスプレイ17に表示される画面を見ることが容易になるが、ユーザから見て上方に配置された第2の筐体13の下方に、操作キー14が設けられた第1の筐体がサバ折り状態で配置されるため、液晶ディスプレイ17に表示される画面表示が正像となる向きを基準とした上下左右の向きと、操作キー14のうちの上下左右キー(「A」乃至「D」に示される操作キー)に予め割り当てられた上下左右の向きとの間に不一致が生ずることになる。
すなわち、図5に示されるように、サバ折り状態ではない通常の状態である場合(すなわち、図1(A)および(B)で示される状態の場合)には、液晶ディスプレイ17に表示される画面表示が正像となる向きを基準とした上下左右の向きと、操作キー14のうちの上下左右キーに予め割り当てられた上下左右の向きとは一致している。そして、この場合、ユーザにより操作キー14のうちの上下左右キーの上キー(図5において「A」により示される操作キー)が押下されると、上キーに予め割り当てられた上方向に対するキーイベントが発生し、発生されたキーイベントに基づいて、画面表示の操作方向として画面表示が正像となる向きを基準とした上方向に画面表示が更新される。
しかしながら、図6および図7の場合(すなわち、図3(B)および(C)で示される状態の場合)、携帯電話機1はサバ折り状態であるため、図5の場合とは異なり、液晶ディスプレイ17に表示される画面表示が正像となる向きを基準とした上下左右の向きと、操作キー14のうちの上下左右キー(「A」乃至「D」に示される操作キー)に予め割り当てられた上下左右の向きとの間に不一致が生ずる。
例えば図6(A)乃至(B)は、携帯電話機1はサバ折り状態であり、かつ表示画面を正面に見てヒンジ部11が右側にあることを示しており、図6(A)は液晶ディスプレイ17の側から見た正面図であり、図6(B)は操作キー14の側から見た正面図である。図6(A)乃至(B)の場合、液晶ディスプレイ17に表示される画面表示が正像となる向きを基準とした上下左右の向きと、操作キー14のうちの上下左右キー(「A」乃至「D」に示される操作キー)に予め割り当てられた上下左右の向きとの間に不一致が生じており、画面表示が正像となる向きを基準とした上方向には、操作キー14のうちの上下左右キーのうちの右方向が予め割り当てられた右キー(「D」により示される操作キー)が対応している。そのため、ユーザが表示画面を見ながら画面表示を上方向に操作しようとして、操作キー14のうちの上下左右キーの右キー(「D」により示される操作キー)を押下すると、右キーに予め割り当てられた右方向に対するキーイベントが発生し、発生されたキーイベントに基づいて、画面表示の操作方向として画面表示が正像となる向きを基準とした上方向ではなく、右方向に画面表示が更新されてしまう。
このように、上下左右キーの押下と画面表示の操作方向を連動させることができず、そのため、ユーザはこの方向の不一致を常に考慮しながら操作しなければならず、ユーザにとって煩わしいだけでなく、上下左右キーを用いて携帯電話機を操作する際の利便性が悪かった。
同様に、例えば図6(C)乃至(D)は、携帯電話機1はサバ折り状態であり、かつ表示画面を正面に見てヒンジ部11が左側にあることを示しており、図6(C)は液晶ディスプレイ17の側から見た正面図であり、図6(D)は操作キー14の側から見た正面図である。図6(C)乃至(D)の場合、液晶ディスプレイ17に表示される画面表示が正像となる向きを基準とした上下左右の向きと、操作キー14のうちの上下左右キーに予め割り当てられた上下左右の向きとの間に不一致が生じており、画面表示が正像となる向きを基準とした上方向には、操作キー14のうちの上下左右キーのうちの左方向が予め割り当てられた左キー(「C」により示される操作キー)が対応している。そのため、ユーザが表示画面を見ながら画面表示を上方向に操作しようとして、操作キー14のうちの上下左右キーの左キー(「C」により示される操作キー)を押下すると、左キーに予め割り当てられた左方向に対するキーイベントが発生し、発生されたキーイベントに基づいて、画面表示の操作方向として画面表示が正像となる向きを基準とした上方向ではなく、左方向に画面表示が更新されてしまう。
さらに、例えば図7(A)乃至(B)は、携帯電話機1はサバ折り状態であり、かつ表示画面を正面に見てヒンジ部11が下側にあることを示しており、画面表示が正像となる向きを基準とした上方向には、操作キー14のうちの上下左右キーのうちの下方向が予め割り当てられた下キー(「B」により示される操作キー)が対応している。そのため、ユーザが表示画面を見ながら画面表示を上方向に操作しようとして、操作キー14のうちの上下左右キーの下キー(「B」により示される操作キー)を押下すると、下キーに予め割り当てられた下方向に対するキーイベントが発生し、発生されたキーイベントに基づいて、画面表示の操作方向として画面表示が正像となる向きを基準とした上方向ではなく、下方向に画面表示が更新されてしまう。図7(C)乃至(D)についても同様である。
そこで、ユーザにより操作キー14が押下されたときに、単に操作キー14のうちの上下左右キー(「A」乃至「D」により示される操作キー)に予め割り当てられた上下左右の向き(予め固定された上下左右の方向)に基づいてキー解釈するのではなく、画面表示が正像となる向きに応じて、操作キー14のうちの上下左右キー(「A」乃至「D」により示される操作キー)のキー解釈を行い、このキー解釈に基づいてキーイベントを発生し、発生されたキーイベントをアプリケーションプログラムに通知するようにする。具体的には、図6(A)および(B)の場合、ユーザにより操作キー14のうちの上下左右キー(「A」乃至「D」により示される操作キー)の上キー(「A」により示される操作キー)が押下されると、図6(E)に示されるように、画面表示が正像となる向きに応じて操作キー14のうちの上キー(「A」により示される操作キー)のキー解釈が行われ、右方向に対するキーイベントが発生される。同様に、図6(C)および(D)の場合、ユーザにより操作キー14のうちの上下左右キーの上キー(「A」により示される操作キー)が押下されると、図6(F)に示されるように、画面表示が正像となる向きに応じて操作キー14のうちの上キー(「A」により示される操作キー)のキー解釈が行われ、左方向に対するキーイベントが発生される。図7(A)および(B)や図7(C)および(D)についても同様である。なお、図5の場合、液晶ディスプレイ17に表示される画面表示が正像となる向きを基準とした上下左右の向きと、操作キー14のうちの上下左右キーに予め割り当てられた上下左右の向きとは一致しており、操作キー14のうちの上下左右キー(「A」乃至「D」により示される操作キー)に予め割り当てられた上下左右の方向に基づいてキー解釈が行われる。すなわち、ユーザにより操作キー14のうちの上下左右キーの上キー(「A」により示される操作キー)が押下されると、画面表示が正像となる向きに応じて操作キー14のうちの上キー(「A」により示される操作キー)のキー解釈が行われ、上方向に対するキーイベントが発生される。
このとき、画面表示が正像となる向きは、(1)例えばサバ折り状態で、かつ画面を正面に見てヒンジ部11が右側にあるときに正像でると固定してもよいし、(2)実行するアプリケーションプログラム(例えばゲームに関するアプリケーションプログラムなど)ごとに予め指定しておいてもよいし、(3)携帯電話機1に予め位置センサ(図示せず)を設けるようにして、この位置センサを用いて現在の携帯電話機1の状態に応じて画面表示が正像となるように適宜設定するようにしてもよい。そして、これらのいずれかの方法により、画面表示が正像となる向きがすでに設定されており、キー解釈を行う場合には、まず、この設定に基づいて現在の画面表示が正像となる向きが判断される。これにより、画面表示が正像となる向きが変化した場合であっても、上下左右キーを用いて携帯電話機を操作する際の利便性を向上させることが可能となる。以下、この方法を用いたキーイベント発生処理について説明する。
図8のフローチャートを参照して、図4の携帯電話機1におけるキーイベント発生処理について説明する。このキーイベント発生処理は、ユーザにより操作キー14のうちの上下左右キーが操作されることにより、開始される。
ステップS1において、制御部41は、ユーザにより操作キー14のうちの上下左右キー(「A」乃至「D」により示される操作キー)のいずれかの操作キーが押下されたか否かを判定する。なお、このとき、第1の筐体12に配置された操作キー14のうちの上下左右キー(「A」乃至「D」により示される操作キー)についてのみ(特定の操作キーのみ)、所定のアプリケーションプログラム実行中に有効としている。なお、ステップS1においてユーザにより操作キー14のうちの上下左右キー(「A」乃至「D」により示される操作キー)のいずれかの操作キーが押下されていないと判定された場合、ステップS2以降の処理はスキップされる。
ステップS1においてユーザにより操作キー14のうちの上下左右キー(「A」乃至「D」により示される操作キー)のいずれかの操作キーが押下されたと判定された場合、制御部41のCPUはステップS2で、ROMまたは記憶部42に予め記憶されている、携帯電話機1の状態とキー解釈とが対応付けられたキー解釈テーブルをROMまたは記憶部42から読み出す。
図9は、制御部41のROMまたは記憶部42に予め記憶されているキー解釈テーブルの構成例を表している。図9に示されるように、携帯電話機1の状態と、キー解釈とが予め対応付けられて登録されている。例えば図9のパターン1の場合、携帯電話機1の状態はサバ折り状態ではなく、画面表示が正像となる向きに応じて操作キー14のうちの「A」乃至「D」により示される操作キーのキー解釈が行われ、「A」、「B」、「C」、および「D」によりそれぞれ示される操作キーの押下は「上」、「下」、「左」、および「右」を意味すると解釈される(図5の場合に対応)。
また、例えば図9のパターン2の場合、携帯電話機1の状態はサバ折り状態であり、かつ画面を正面に見てヒンジ部11が右側にあるときに正像であり、画面表示が正像となる向きに応じて操作キー14のうちの「A」乃至「D」により示される操作キーのキー解釈が行われ、「A」、「B」、「C」、および「D」によりそれぞれ示される操作キーの押下は「右」、「左」、「下」、および「上」を意味すると解釈される(図6(E)の場合に対応)。
例えば図9のパターン3の場合、携帯電話機1の状態はサバ折り状態であり、かつ画面を正面に見てヒンジ部11が左側にあるときに正像であり、画面表示が正像となる向きに応じて操作キー14のうちの「A」乃至「D」により示される操作キーのキー解釈が行われ、「A」、「B」、「C」、および「D」によりそれぞれ示される操作キーの押下は「左」、「右」、「上」、および「下」を意味すると解釈される(図6(F)の場合に対応)。なお、図9のパターン4乃至5についても同様である。
ステップS3において、制御部41は、サバ折りボタン20の状態を監視することにより、現在の携帯電話機1の状態がサバ折り状態であるか否かを判定する。ステップS3において現在の携帯電話機1の状態がサバ折り状態ではないと判定された場合、制御部41はステップS4で、ROMまたは記憶部42から読み出されたキー解釈テーブルを参照して、携帯電話機1の現在の状態がパターン1であると認識する。
ステップS5において、制御部41は、ROMまたは記憶部42から読み出されたキー解釈テーブルを参照して、画面表示が正像となる向きに応じて操作キー14のうちの「A」乃至「D」により示される操作キーのキー解釈を行う。このキー解釈においては、例えば図10(A)乃至(E)に示されるように、ユーザにより押下された「A」、「B」、「C」、および「D」によりそれぞれ示される操作キーの押下は「上」、「下」、「左」、および「右」を意味すると解釈される。
例えばユーザにより操作キー14のうちの「A」により示される操作キーが押下された場合、画面表示が正像となる向きに応じて操作キー14のうちの「A」乃至「D」により示される操作キーのキー解釈が行われ、このキー解釈においては、図10(B)に示されるように、ユーザにより押下された「A」により示される操作キーの押下は「上」を意味すると解釈される。
そして、制御部41は、キー解釈テーブルに基づくパターン1におけるキー解釈に従い、キーイベントを発生する。例えばユーザにより操作キー14のうちの「A」により示される操作キーが押下された場合、「A」により示される操作キーの押下は「上」を意味すると解釈されることから、「上」方向に対応するキーイベントが発生される。
ステップS6において、制御部41は、発生されたキーイベントを実行中のアプリケーションプログラムに通知する。ステップS7において、制御部41は、実行中のアプリケーションプログラムを用いて、通知されたキーイベントに基づいて液晶ディスプレイ17に表示される画面表示を更新する。これにより、例えば携帯電話機1がサバ折り状態ではないときであって、ユーザにより操作キー14のうちの「A」により示される操作キーが押下された場合、「A」により示される操作キーの押下は「上」を意味すると解釈されることから、「上」方向に対応するキーイベントに基づいて液晶ディスプレイ17に表示される画面表示が更新される。その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS3において現在の携帯電話機1の状態がサバ折り状態であると判定された場合、制御部41はステップS8で、ROMまたは記憶部42から読み出されたキー解釈テーブルを参照して、携帯電話機1の現在の状態がパターンN(N=2乃至5)のいずれかであるかを認識する。具体的には、携帯電話機1の現在の状態がサバ折り状態であって、かつ画面を見てヒンジ部が右側にあるときに正像である場合であるのか、あるいは、携帯電話機1の現在の状態がサバ折り状態であって、かつ画面を見てヒンジ部が左側にあるときに正像である場合であるのか、携帯電話機1の現在の状態がサバ折り状態であって、かつ画面を見てヒンジ部が下側にあるときに正像である場合であるのか、携帯電話機1の現在の状態がサバ折り状態であって、かつ画面を見てヒンジ部が上側にあるときに正像である場合であるのかが認識される。
なお、このとき、画面表示が正像となる向きは、上述した少なくとも4つのうちのいずれかの方法によりすでに設定されており、パターンNのいずれかであるかを認識する前提として、まず、この設定に基づいて現在の画面表示が正像となる向きが判断される。例えば、画面表示が正像となる向きがサバ折り状態で、かつ画面を正面に見てヒンジ部11が右側にあるときに正像であると固定されているときには、画面表示が正像となる向きがサバ折り状態で、かつ画面を正面に見てヒンジ部11が右側にあると判断される。その後、携帯電話機1の現在の状態がサバ折り状態であって、かつ画面を見てヒンジ部が右側にあるときに正像である場合であると認識される。
ステップS9において、制御部41は、ROMまたは記憶部42から読み出されたキー解釈テーブルを参照して、画面表示が正像となる向きに応じて操作キー14のうちの「A」乃至「D」により示される操作キーのキー解釈を行う。例えば携帯電話機1の現在の状態がサバ折り状態であって、かつ画面を見てヒンジ部が右側にあるときに正像である場合であるのかが認識されたときには、このキー解釈においては、図11(A)乃至(E)に示されるように、ユーザにより押下された「A」、「B」、「C」、および「D」によりそれぞれ示される操作キーの押下は「右」、「左」、「下」、および「上」を意味すると解釈される。
例えばユーザにより操作キー14のうちの「B」により示される操作キーが押下された場合、画面表示が正像となる向きに応じて操作キー14のうちの「A」乃至「D」により示される操作キーのキー解釈が行われ、このキー解釈においては、図11(D)に示されるように、ユーザにより押下された「B」により示される操作キーの押下は「左」を意味すると解釈される。
そして、制御部41は、キー解釈テーブルに基づくパターン2におけるキー解釈に従い、キーイベントを発生する。例えばユーザにより操作キー14のうちの「B」により示される操作キーが押下された場合、「B」により示される操作キーの押下は「左」を意味すると解釈されることから、「左」方向に対応するキーイベントが発生される。
また、例えば携帯電話機1の現在の状態がサバ折り状態であって、かつ画面を見てヒンジ部が左側にあるときに正像である場合であるのかが認識されたときには、このキー解釈においては、図12(A)乃至(E)に示されるように、ユーザにより押下された「A」、「B」、「C」、および「D」によりそれぞれ示される操作キーの押下は「左」、「右」、「上」、および「下」を意味すると解釈される。
例えばユーザにより操作キー14のうちの「C」により示される操作キーが押下された場合、画面表示が正像となる向きに応じて操作キー14のうちの「A」乃至「D」により示される操作キーのキー解釈が行われ、このキー解釈においては、図12(B)に示されるように、ユーザにより押下された「C」により示される操作キーの押下は「上」を意味すると解釈される。
そして、制御部41は、キー解釈テーブルに基づくパターン3におけるキー解釈に従い、キーイベントを発生する。例えばユーザにより操作キー14のうちの「C」により示される操作キーが押下された場合、「C」により示される操作キーの押下は「上」を意味すると解釈されることから、「上」方向に対応するキーイベントが発生される。
なお、図13および図14についても同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
ステップS10において、制御部41は、発生されたキーイベントを実行中のアプリケーションプログラムに通知する。その後、処理はステップS7に進む。ステップS7において、制御部41は、実行中のアプリケーションプログラムを用いて、通知されたキーイベントに基づいて液晶ディスプレイ17に表示される画面表示を更新する。これにより、例えば携帯電話機1がサバ折り状態であり、かつ画面を正面に見てヒンジ部11が右側にあるときに正像であるときであって、ユーザにより操作キー14のうちの「B」により示される操作キーが押下された場合、「B」により示される操作キーの押下は「左」を意味すると解釈されることから、「左」方向に対応するキーイベントに基づいて液晶ディスプレイ17に表示される画面表示が更新される。その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が繰り返し実行される。
本発明の実施形態においては、画像を表示し、携帯電話機1に設けられたいずれかのキーが押下された場合、携帯電話機1の状態とキー解釈が予め対応付けられたキー解釈テーブルを参照して、液晶ディスプレイ17による画像表示が正像となる向きに応じて、押下されたいずれかのキーのキー解釈を行い、解釈されたキー解釈に従って発生されたキーイベントに基づいて、液晶ディスプレイ17による画面表示を更新するように制御することができる。これにより、例えばサバ折り型の携帯電話機1のように、液晶ディスプレイ17に表示される画面表示が正像となる向きを基準とした上下左右の向きと、操作キー14のうちの上下左右キー(「A」乃至「D」に示される操作キー)に予め割り当てられた上下左右の向きとの間に不一致が生じている場合であっても、上下左右キーの押下と画面表示の操作方向を連動させることができ、ユーザにこの不一致を常に考慮しながら操作させる必要がなくなり、画面表示が正像となる向きが変化した場合であっても、上下左右キーを用いて携帯電話機を操作する際の利便性を向上させることができる。
なお、携帯電話機1に設けられたいずれかのキーが押下された場合、携帯電話機1の状態とキー解釈が予め対応付けられたテーブルを参照して、液晶ディスプレイ17による画像表示が正像となる向きに応じて、押下されたいずれかのキーのキー解釈を行うとともに、解釈されたキー解釈に従って発生されたキーイベントを、液晶ディスプレイにより画像が表示される際に実行される所定のアプリケーションプログラム(例えばゲームに関するアプリケーションプログラムなど)に通知するようにしたが、このような場合に限られず、この所定のアプリケーションプログラム自体でキー解釈テーブルを用いてキー解釈を行い、画面表示を更新するようにしてもよい。
また、本発明の実施形態においては、第1の筐体12に配置された操作キー14のうちの上下左右キー(「A」乃至「D」により示される操作キー)について、所定のアプリケーションプログラム実行中に有効とした上でキー解釈を行うようにしたが、勿論、所定のアプリケーションプログラム実行中に有効とする操作キーは、上下左右キー(「A」乃至「D」により示される操作キー)に限られず、ユーザにとって操作しやすい操作キー(例えばsoftキーなど)を上下左右を示すキーとして設定変更するようにした上でキー解釈を行うようにしてもよい。
さらに、本発明の実施形態においては、液晶ディスプレイ17に表示される画面表示が正像となる向きを基準とした上下左右の向きと、操作キー14のうちの上下左右キー(「A」乃至「D」に示される操作キー)に予め割り当てられた上下左右の向きとの間に不一致が生じている場合として、特にサバ折り型の携帯電話機1について明示的に記載するようにしたが、他の携帯電話機(例えばスライド式の構造を有する携帯電話機1、ストレート式の携帯電話機1や、フリッパ式の携帯電話機1など)にも本発明は適用することができる。
また、本発明の実施形態においては、液晶ディスプレイ17に表示される画面表示が正像となる向きを基準として、操作キー14のうちの上下左右キー(「A」乃至「D」に示される操作キー)の押下の意味をキー解釈するようにしたが、このような場合に限られず、例えば液晶ディスプレイ17に表示されるアンテナなどの向きを基準としてキー解釈するようにしてもよい。
なお、本発明は、携帯電話機1以外にも、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機、携帯型音楽再生機、携帯型動画再生機、その他の情報処理情報処理装置にも適用することができる。
また、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
さらに、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
1…携帯電話機、11…ヒンジ、12…第1の筐体、13…第2の筐体、14…操作キー、15…マイクロフォン、16…サイドキー、17…液晶ディスプレイ、18…スピーカ、19a乃至19d…磁気センサ、20…サバ折りボタン、21…CCDカメラ、22…サブディスプレイ、31…アンテナ、32…アンテナ共用器(DUP)、33…受信回路(RX)、34…周波数シンセサイザ(SYN)、35…送信回路(TX)、36…CDMA信号処理部、37…圧縮伸張処理部、38…PCMコーデック、39…受話増幅器、40…送話増幅器、41…制御部、42…記憶部、43…バッテリ、44…電源回路、45…外部メモリインタフェース、46…メモリカード。
Claims (8)
- 画像を表示する表示手段と、
情報処理装置に設けられたいずれかのキーが押下された場合、前記情報処理装置の状態とキー解釈が予め対応付けられたテーブルを参照して、前記表示手段による画像表示が正像となる向きに応じて、押下されたいずれかのキーのキー解釈を行う解釈手段と、
前記解釈手段により解釈されたキー解釈に従って発生されたキーイベントに基づいて、前記表示手段による画面表示を更新するように制御する制御手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。 - 押下されるいずれかのキーには、少なくとも、上、下、左、または右方向を示すキーが含まれることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置は、キーと前記表示手段とが正反対の向きに配置された状態に筐体が遷移する情報処理装置であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置の状態には、少なくとも、前記情報処理装置の筐体がキーと前記表示手段とが正反対の向きに配置された状態に遷移した場合、前記情報処理装置の筐体がキーと前記表示手段とが正反対の向きに配置された状態に遷移し、かつ画面を正面に見て予め所定の位置に設けられたヒンジ部が右側にあるときに正像である場合、前記情報処理装置の筐体がキーと前記表示手段とが正反対の向きに配置された状態に遷移し、かつ画面を正面に見て前記ヒンジ部が左側にあるときに正像である場合、前記情報処理装置の筐体がキーと前記表示手段とが正反対の向きに配置された状態に遷移し、かつ画面を正面に見て前記ヒンジ部が下側にあるときに正像である場合、あるいは、前記情報処理装置の筐体がキーと前記表示手段とが正反対の向きに配置された状態に遷移し、かつ画面を正面に見て前記ヒンジ部が上側にあるときに正像である場合が含まれることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記表示手段による画像表示が正像となる向きは、予め固定されるか、前記表示手段により画像が表示される際に実行される所定のアプリケーションプログラムごとに指定されるか、あるいは、前記情報処理装置に予め設けられたセンサを用いて設定されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記解釈手段により解釈されたキー解釈に従って発生されたキーイベントを、前記表示手段より画像が表示される際に実行される所定のアプリケーションプログラムに通知する通知手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記所定のアプリケーションプログラムを用いて、前記通知手段により通知された前記キーイベントに基づいて、前記表示手段による画面表示を更新するように制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記解釈手段は、前記表示手段より画像が表示される際に実行される所定のアプリケーションプログラムを実行することによりキー解釈を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 所定のアプリケーションプログラムの実行に伴う画像を表示する表示手段と、
情報処理装置に設けられたいずれかのキーが押下された場合、前記情報処理装置の状態とキー解釈が予め対応付けられたテーブルを参照して、前記表示手段による画像表示が正像となる向きに応じて、押下されたいずれかのキーのキー解釈を行う解釈手段と、
前記解釈手段により解釈されたキー解釈に従って発生されたキーイベントを、前記所定のアプリケーションプログラムに通知する通知手段と、
前記所定のアプリケーションプログラムを用いて、前記通知手段により通知された前記キーイベントに基づいて、前記表示手段による画面表示を更新するように制御する制御手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
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-
2007
- 2007-09-25 JP JP2007247789A patent/JP2009080562A/ja active Pending
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