JP2009069661A - 投影装置、投影方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像信号のA/D変換誤差による画質劣化を投影上で目立つことなく処理する。
【解決手段】アナログ値の画像信号を入力する入出力コネクタ部21及び入出力I/F22と、入力した画像信号をデジタル化するA/D変換部22aと、A/D変換部22aで得た画像信号に応じた光像を形成して出射する投影系23〜37と、A/D変換部22aで得た画像信号を記憶する画像記憶部42と、A/D変換部22aで得た画像が静止画であるか否かを判断し、その判断結果に応じ、A/D変換部22aで得た画像信号に代えて画像記憶部42に記憶した画像信号を用いて投影系23〜37で投影させる制御系38〜40とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、外部からアナログの画像信号を入力して投影する投影装置、投影方法及びプログラムに関する。
従来より、例えばパーソナルコンピュータ等の外部機器を接続し、その外部機器から送られてくるアナログ値の画像信号に応じた光像を形成して投影対象となるスクリーンに向けて照射するプロジェクタ装置が広く一般に普及しており、各種技術が考えられている。(例えば、特許文献1)
特開2001−228537号公報
上記特許文献1に記載された技術を含めて、入力されたアナログ値の画像信号をデジタル化した上で投影を行なう、A/D変換器を有するプロジェクタ装置では、A/D変換誤差が画像フレーム毎に表現されることで、そのバラツキによるノイズが発生する。
これは、投影画像が肉眼では残像として作用することで、特に画像の内容が変化しない静止画像を投影する際に、画像のチラツキとして現出し、著しく画質が劣化したものとして認識されてしまうという不具合があった。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、アナログの画像信号をデジタル化して投影する際の変換誤差による画質の劣化が投影画像上で目立つことなく処理することが可能な投影装置、投影方法及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、アナログ値の画像信号を入力する画像入力手段と、上記画像入力手段で入力した画像信号をデジタル化するA/D変換手段と、上記A/D変換手段で得た画像信号に応じた光像を形成して出射する投影手段と、上記A/D変換手段で得た画像信号を記憶する記憶手段と、上記A/D変換手段で得た画像が静止画であるか否かを判断する第1の判断手段と、上記第1の判断手段での判断結果に応じ、上記A/D変換手段で得た画像信号に代えて上記記憶手段に記憶した画像信号を用いて上記投影手段で投影させる投影制御手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、アナログ値の画像信号を入力する画像入力手段と、上記画像入力手段で入力した画像信号をデジタル化するA/D変換手段と、上記A/D変換手段で得た画像信号に応じた光像を形成して出射する投影手段と、上記A/D変換手段で得た画像信号を記憶する記憶手段と、上記画像入力手段で入力した画像信号が、上記A/D変換手段での精度より高い精度のデジタル値の画像信号をアナログ化したものであるか否かを判断する第2の判断手段と、上記第2の判断手段での判断結果に応じ、上記A/D変換手段で得た画像信号に代えて上記記憶手段に記憶した画像信号を用いて上記投影手段で投影させる投影制御手段とを具備したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1及び2記載の発明において、上記投影制御手段は、上記第1及び第2の判断手段のいずれか一方の判断結果を優先することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、アナログ値の画像信号を入力し、入力した画像信号をデジタル化して光像を形成して出射する投影装置での投影方法であって、上記デジタル化した画像信号を記憶する記憶工程と、上記デジタル化した画像が静止画であるか否かを判断する第1の判断工程と、上記第1の判断工程での判断結果に応じ、上記デジタル化した画像信号に代えて上記記憶工程で記憶した画像信号を用いて投影させる投影制御工程とを有したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、アナログ値の画像信号を入力し、入力した画像信号をデジタル化して光像を形成して出射する投影装置での投影方法であって、上記デジタル化した画像信号を記憶する記憶工程と、上記入力した画像信号が、上記デジタル化処理の精度より高い精度のデジタル値の画像信号をアナログ化したものであるか否かを判断する第2の判断工程と、上記第2の判断工程での判断結果に応じ、上記デジタル化した画像信号に代えて上記記憶工程で記憶した画像信号を用いて投影させる投影制御工程とを有したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、アナログ値の画像信号を入力し、入力した画像信号をデジタル化して光像を形成して出射する投影装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、上記デジタル化した画像信号を記憶する記憶ステップと、上記デジタル化した画像が静止画であるか否かを判断する第1の判断ステップと、上記第1の判断ステップでの判断結果に応じ、上記デジタル化した画像信号に代えて上記記憶工程で記憶した画像信号を用いて投影させる投影制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、アナログ値の画像信号を入力し、入力した画像信号をデジタル化して光像を形成して出射する投影装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、上記デジタル化した画像信号を記憶する記憶ステップと、上記入力した画像信号が、上記デジタル化処理の精度より高い精度のデジタル値の画像信号をアナログ化したものであるか否かを判断する第2の判断ステップと、上記第2の判断ステップでの判断結果に応じ、上記デジタル化した画像信号に代えて上記記憶ステップで記憶した画像信号を用いて投影させる投影制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、アナログの画像信号をデジタル化して投影する際の変換誤差による画質の劣化が投影画像上で目立つことなく処理することが可能となる。
(第1の実施形態)
以下本発明をDLP(Digital Light Processing)(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置に適用した場合の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、同実施形態に係るデータプロジェクタ装置10の外観構成を示す。同図で、データプロジェクタ装置10は、直方体状の本体ケーシング11の前面に投影レンズ部12とIr受信部13とを配設する。
また、同本体ケーシング11の上面には、スピーカ部14、インジケータ部15、及びキー操作部16を配設する。
投影レンズ部12は、内部で作成された光像を拡大してスクリーン等に投影するものであり、合焦位置及びズーム位置(投影画角)を任意に可変できるものとする。
Ir受信部13は、このデータプロジェクタ装置10の図示しないリモートコントローラからの赤外線変調信号を受信する部位であり、同様の受信部がこのデータプロジェクタ装置10の背面側にも配設されるものとする。
スピーカ部14は、画像信号と共に入力される音声信号や予めデータプロジェクタ装置10内に記憶されている音声メッセージ、ビープ音等を拡声放音する。
インジケータ部15は、電源の投入/切断状態、後述する光源ランプの温度が異常となった場合などを内部に設けたLED(発光ダイオード)の点灯/点滅などで表示する。
キー操作部16は、直接ユーザのキー操作を受付けて各種投影動作を制御するためのもので、例えば電源キー、入力切換えキー、ズームアップ/ダウンキー、AFK(Auto Focus/automatic Keystone correction:自動合焦/自動台形補正)キー、メニューキー、カーソルキー(「↑」「↓」「←」「→」)、エンターキー、キャンセルキー等を備える。
また、データプロジェクタ装置10の下面前端側の左右両端部には一対の調整脚部17A,17Bが設けられる。図示はしないが、データプロジェクタ装置10の下面後端側中央にはもう1本の固定脚部が設けられるもので、計3本の脚部によりデータプロジェクタ装置10を支持すると共に、前側に位置する上記調整脚部17A,17Bの各脚長をそれぞれ調整することにより、投影レンズ部12の投影光軸の仰角、及び投影画像の左右の傾きを調整可能となる。
なお、ここでは図示しないが、本体ケーシング11の背面には各種画像信号を入出力するためのコネクタ部、盗難防止金具取付部、上記Ir受信部13と同様のIr受信部等を備えている。
図2は、上記データプロジェクタ装置10が備える電子回路の機能構成を示すブロック図である。
同図で、21は本体ケーシング11の背面側に設けられる入出力コネクタ部であり、例えばピンジャック(RCA)タイプのビデオ入力端子、RGB入力端子、及びUSB端子からなる。
入出力コネクタ部21より入力される各種規格の画像信号は、入出力インタフェース(I/F)22内のA/D変換部22aで必要によりA/D変換された後、システムバスSBを介して画像変換部23で階調数等を含む所定のフォーマットの画像信号に統一された後に、投影駆動部24へ送られる。
この際、OSD(On Screen Display)用のモード画像やポインタ等の記号も必要に応じて画像信号上に重畳加工された状態で投影駆動部24へ送られる。
投影駆動部24は、送られてきた画像信号をビデオRAM25に展開して記憶させた上でこのビデオRAM25の記憶内容からビデオ信号を生成する。
投影駆動部24は、このビデオ信号のフレームレート、例えば60[フレーム/秒]と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した、より高速な時分割駆動により、空間的光変調素子(SOM)である例えばマイクロミラー素子26を表示駆動する。
一方、リフレクタ27内に配置された、例えば超高圧水銀灯を用いた光源ランプ28が高輝度の白色光を出射する。光源ランプ28の出射した白色光は、カラーホイール29を介して時分割で原色に着色され、インテグレータ30で輝度分布が均一な光束とされた後にミラー31で全反射して上記マイクロミラー素子26に照射される。
しかして、マイクロミラー素子26での反射光で光像が形成され、形成された光像が上記投影レンズ部12を介して、投影対象となるここでは図示しないスクリーンに投影表示される。
上述した如く投影レンズ部12は、マイクロミラー素子26で形成された光像を拡大してスクリーン等の対象に投影するものであり、合焦位置及びズーム位置(投影画角)を任意に可変できるものとする。
すなわち、投影レンズ部12を構成する複数の光学レンズ中、図示しないフォーカスレンズ及びズームレンズは共に光軸方向に沿って前後に移動することで制御されるもので、それらレンズはステッピングモータ(M)32の回動駆動により移動する。
また、光源ランプ28を冷却するための冷却ファン33がモータ(M)34により回転駆動される。さらに、上記カラーホイール29を回転させるモータ(M)35が設けられる。
しかるに、上記光源ランプ28の点灯駆動、上記カラーホイール29用のモータ35の回転駆動、冷却ファン33用のモータ34の回転駆動、及び上記ステッピングモータ32の回動駆動をいずれも投影光処理部36が実行する。
加えてこの投影光処理部36は、リフレクタ27に取付けられて光源ランプ28の温度を検出する温度センサ37からの温度データを入力する。
上記各回路の動作すべてをCPU38が制御する。このCPU38は、SDRAM(シンクロナスDRAM)で構成されたメインメモリ39、動作プログラムや各種定型データ等を記憶した電気的書換可能な不揮発性メモリでなるプログラムメモリ40を用いてこのデータプロジェクタ装置10内の制御動作を実行する。
上記CPU38は、操作部41からの操作信号に応じて各種投影動作を実行する。この操作部41は、上記キー操作部16と、Ir受信部13、及びこのIr受信部13と同様に本体ケーシング11背面に設けられたIr受信部を含み、ユーザが直接またはリモートコントローラを介して操作したキーに基づくキーコード信号をCPU38へ直接出力する。
上記CPU38はさらに、上記システムバスSBを介して画像記憶部42、上記インジケータ部15、音声処理部43、及び電源コントローラ44と接続される。
画像記憶部42は、少なくとも2フレーム分の画像信号を記憶する記憶容量を有し、適宜CPU38によりその記憶内容が書換えられる。
音声処理部43は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、上記スピーカ部14を駆動して拡声放音させ、あるいは必要によりビープ音等を発生させる。
電源コントローラ44は、AC入力部45を接続する。AC入力部45は、装置外部から与えられる交流電圧を所定の電圧、例えば6[V]の直流電圧に整流、変圧して電源コントローラ44へ出力する。
電源コントローラ44は、AC入力部45からの直流電圧を上記各回路の動作に適した複数の直流電圧に変圧して供給する
次に上記実施形態の動作について説明する。
図3は、入出力コネクタ部21のピンジャック(RCA)タイプのビデオ入力端子またはRGB入力端子に外部機器、例えばパーソナルコンピュータを接続し、それらの端子を介してアナログ値の画像信号が入力される場合の投影動作について示したものであり、その動作制御はすべてCPU38がプログラムメモリ40に記憶された動作プログラムを読出してメインメモリ39に展開しながら実行する。
処理当初には、入出力コネクタ部21を介して入力される画像信号を順次A/D変換した上で(ステップS101)、そのA/D変換により得たデジタル化された画像信号を画像記憶部42に記憶する(ステップS102)。
こうして画像記憶部42への記憶を行なう毎に、1フレーム分の画像信号が格納されたか否かを、例えば画像信号中の垂直同期パルスから次の垂直同期パルスに至るまでが画像記憶部42に格納されてか否かにより判断するもので(ステップS103)、1フレーム分の画像データが格納されていない場合には再び上記ステップS101からの処理に戻って同様の処理を繰返し、画像記憶部42に1フレーム分の画像信号が格納されるのを待機する。
そして、画像記憶部42に1フレーム分の画像信号が格納された時点で、ステップS103によりこれを判断し、次いでその前に入力して同じく画像記憶部42に記憶しておいた1フレーム分の画像データと相互比較することで(ステップS104)、この画像信号が動画であるか否か、すなわち2つの画像信号でフレーム間に一定のしきい値以上の相違があるか否かを判断する(ステップS105)。
なお、上記一定のしきい値とは、例えばA/D変換部22aでの変換誤差よりも充分に大きく、且つ動画像の画像信号であれば確実に検出し得る程度の相違する対応画素数であるものとする。
ここで2つの画像信号でフレーム間に相違があり、画像信号が動画であると判断した場合には、直前にA/D変換した1フレーム分の画像信号を画像記憶部42の次の比較に用いる前フレーム分の画像信号として記憶設定し直すと共に、同画像信号を画像記憶部42から読出して画像変換部23へ転送し(ステップS106)、マイクロミラー素子26で対応する光像を形成して投影レンズ部12より出射する投影処理を実行させた上で(ステップS107)、再び次に入力される画像信号に対処するべく上記ステップS101からの処理に戻る。
一方で、上記ステップS105により2つの画像信号でフレーム間に相違がなく、画像信号が動画ではなく静止画であると判断した場合には、直前にA/D変換した1フレーム分の画像信号を破棄し、すでに画像記憶部42に記憶していた前フレーム分の画像信号を画像記憶部42から読出して画像変換部23へ転送し(ステップS108)、マイクロミラー素子26で対応する光像を形成して投影レンズ部12より出射する投影処理を実行させた上で(ステップS107)、再び次に入力される画像信号に対処するべく上記ステップS101からの処理に戻る。
このように本実施形態によれば、入力される画像信号が静止画であると判断した場合には、今回入力したフレームの画像信号ではなく、画像記憶部42にすでに記憶している前フレームの画像信号を引き続き読出して投影処理に供することとなる。
したがって、入出力インタフェース22のA/D変換部22aで変換誤差によりフレーム間で微少なノイズを生じるような場合でも、投影レンズ部12より出射される投影画像では一切そのような変換誤差に起因する画像のチラツキを排除することができる。
なお、A/D変換部22aによる変換誤差は、当然ながら画像信号が動画の場合であっても発生する。しかしながら、動画では静止画のように同一の画像を連続して出力することはなく、画像自体に動きがあって、人間の肉眼では残像効果としてのチラツキによるノイズは気にならないレベルであるので、特に画像の劣化を感じることはなく、本実施形態では特に問題ないものとした。
(第2の実施形態)
以下本発明をDLP(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置に適用した場合の第2の実施形態について図面を参照して説明する。
なお、同実施形態に係るデータプロジェクタ装置の外観構成については上記図1と、データプロジェクタ装置が備える電子回路の概略機能構成については上記図2と、それぞれ基本的に同様であるため、同一部分には同一符号を付してその図示と説明とを省略するものとする。
次に上記実施形態の動作について説明する。
図4は、入出力コネクタ部21のピンジャック(RCA)タイプのビデオ入力端子またはRGB入力端子に外部機器、例えばパーソナルコンピュータを接続し、それらの端子を介してアナログ値の画像信号が入力される場合の投影動作について示したものであり、その動作制御はすべてCPU38がプログラムメモリ40に記憶された動作プログラムを読出してメインメモリ39に展開しながら実行する。
なお、入出力コネクタ部21に与えられるアナログ値の画像信号は、出力側の外部機器の解像度によっては適宜サンプリング間隔を間引く手法、所謂ダウンサンプリングを行なう必要がある。
例えば、入出力インタフェース22のA/D変換部22aの入力帯域がSXGA(Super eXtended Graphics Array)(表示解像度:横1280ドット×縦1024ドット)に対応した110[MHz]であるのに対し、実際に外部入力されるアナログ値の画像信号の帯域がSXGA+(表示解像度:横1400ドット×縦1050ドット)に対応した121[MHz]であった場合、A/D変換部22aでは本来のサンプリングタイミング10回中9回のみサンプリングを実施し、残る1回のサンプリングを実施せずに画像信号を意図的に間引くことで、110[MHz]以下でのサンプリング処理を実行することとなる。このダウンサンプリング動作は、例えば入出力インタフェース22において入力される画像信号の1フィールドの周期を計測することで自動的に切り替えられる。
処理当初には、入出力コネクタ部21を介して入力される画像信号を順次A/D変換した上で(ステップS201)、そのA/D変換のサンプリング条件をチェックし(ステップS202)、上記ダウンサンプリングを行なったか否かを判断する(ステップS203)。
ここでダウンサンプリングを行なっていないと判断した場合には、サンプリングタイミングを間引くことに起因するフレーム間のデータのバラツキは生じておらず、投影画像が人間の肉眼では残像としてチラツキを生じるものではないものとして、そのままA/D変換により得たデジタル化された画像信号を画像変換部23へ転送し(ステップS208)、マイクロミラー素子26で対応する光像を形成して投影レンズ部12より出射する投影処理を実行させた上で(ステップS209)、再び次に入力される画像信号に対処するべく上記ステップS201からの処理に戻る。
また、上記ステップS203でダウンサンプリングを行なっていると判断した場合には、サンプリングタイミングを間引くことに起因するフレーム間のデータのバラツキが生じており、投影画像が人間の肉眼で残像としてチラツキを生じるものではあるものとして、そのA/D変換により得たデジタル化された画像信号を画像記憶部42に記憶する(ステップS204)。
こうして画像記憶部42への記憶を行なう毎に、1フレーム分の画像信号が格納されたか否かを、例えば画像信号中の垂直同期パルスから次の垂直同期パルスに至るまでが画像記憶部42に格納されてか否かにより判断するもので(ステップS205)、1フレーム分の画像データが格納されていない場合には再び上記ステップS201からの処理に戻って同様の処理を繰返し、画像記憶部42に1フレーム分の画像信号が格納されるのを待機する。
そして、画像記憶部42に1フレーム分の画像信号が格納された時点で、ステップS205によりこれを判断し、次いでその前に入力して同じく画像記憶部42に記憶しておいた1フレーム分の画像データと相互比較することで(ステップS206)、この画像信号が動画であるか否か、すなわち2つの画像信号でフレーム間に一定のしきい値以上の相違があるか否かを判断する(ステップS207)。
なお、上記一定のしきい値とは、例えばA/D変換部22aでの変換誤差よりも充分に大きく、且つ動画像の画像信号であれば確実に検出し得る程度の相違する対応画素数であるものとする。
ここで2つの画像信号でフレーム間に相違があり、画像信号が動画であると判断した場合には、直前にA/D変換した1フレーム分の画像信号を画像記憶部42の次の比較に用いる前フレーム分の画像信号として記憶設定し直すと共に、同画像信号を画像記憶部42から読出して画像変換部23へ転送し(ステップS208)、マイクロミラー素子26で対応する光像を形成して投影レンズ部12より出射する投影処理を実行させた上で(ステップS209)、再び次に入力される画像信号に対処するべく上記ステップS201からの処理に戻る。
一方で、上記ステップS207により2つの画像信号でフレーム間に相違がなく、画像信号が動画ではなく静止画であると判断した場合には、直前にA/D変換した1フレーム分の画像信号を破棄し、すでに画像記憶部42に記憶していた前フレーム分の画像信号を画像記憶部42から読出して画像変換部23へ転送し(ステップS210)、マイクロミラー素子26で対応する光像を形成して投影レンズ部12より出射する投影処理を実行させた上で(ステップS209)、再び次に入力される画像信号に対処するべく上記ステップS201からの処理に戻る。
このように本実施形態によれば、A/D変換時にダウンサンプリングが必要であった画像信号に対しては、画像のチラツキを生じる虞があるものとし、さらにその画像信号が静止画であるか否かを判断し、静止画である場合には、今回入力したフレームの画像信号ではなく、画像記憶部42にすでに記憶している前フレームの画像信号を引き続き読出して投影処理に供することとなる。
したがって、入出力インタフェース22のA/D変換部22aでダウンサンプリングによる変換誤差に起因してフレーム間でノイズを生じるような場合でも、投影レンズ部12より出射される投影画像では一切そのような変換誤差に起因する画像のチラツキを排除することができる。
加えて上記実施形態では、まずダウンサンプリングを行なったか否かを先に判断し、ダウンサンプリングを行なっていないと判断した場合には即時画像のチラツキの影響は少ないものと判断して、A/D変換後の画像信号をそのまま投影処理に供するものとした一方で、ダウンサンプリングを行なったと判断した画像信号に対してはさらにその画像信号が静止画であれば、画像のチラツキの影響が大きいものと判断して、画像記憶部42に記憶していた前フレームの画像信号を投影処理で用いるものとした。
このように、静止画であるか否かの判断に優先して、ダウンサンプリングを行なったか否かの判断を行なうものとしたが、これは入出力インタフェース22のA/D変換部22aの入力帯域(解像度)や入出力コネクタ部21に供給される可能性のある画像信号の解像度に応じてこれを優先するものとした場合について説明したものであり、本発明はその優先順位を限定するものではなく、その装置に適した優先順位を設定することで、よりチラツキを抑えたものとすることができる。
すなわち、ダウンサンプリングによる画像のチラツキが比較的小さいものと思われるようなA/D変換部を使用するデータプロジェクタ装置では、あえて先に画像信号が静止画であるか否かを判断した後に、ダウンサンプリングを行なったか否かを判断するものとしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態では、共に本発明をDLP(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置に適用した場合について説明したが、本発明は光像を形成する表示素子に影響を受けるものではなく、例えば透過型のカラー液晶パネルを用いる液晶方式のデータプロジェクタや、その他の各種プロジェクタにも同様に適用することができる。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件により適宜の組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係るデータプロジェクタ装置の外観構成を示す斜視図。 同実施形態に係る電子回路の概略機能構成を示すブロック図。 同実施形態に係る動画と静止画に対応した投影動作時の処理内容を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る動画/静止画とサンプリングレートに対応した投影動作時の処理内容を示すフローチャート。
符号の説明
10…データプロジェクタ装置、11…本体ケーシング、12…投影レンズ部、13…Ir受信部、14…スピーカ部、15…インジケータ部、16…キー操作部、21…入出力コネクタ部、22…入出力インタフェース(I/F)、22a…A/D変換部、23…画像変換部、24…投影駆動部、25…ビデオRAM、26…マイクロミラー素子(SOM)、27…リフレクタ、28…光源ランプ、29…カラーホイール、30…インテグレータ、31…ミラー、32…ステッピングモータ(M)、33…冷却ファン、34…モータ(M)、35…モータ(M)、36…投影光処理部、37…温度センサ、38…CPU、39…メインメモリ、40…プログラムメモリ、41…操作部、42…画像記憶部、43…音声処理部、44…電源コントローラ、45…AC入力部、SB…システムバス。

Claims (7)

  1. アナログ値の画像信号を入力する画像入力手段と、
    上記画像入力手段で入力した画像信号をデジタル化するA/D変換手段と、
    上記A/D変換手段で得た画像信号に応じた光像を形成して出射する投影手段と、
    上記A/D変換手段で得た画像信号を記憶する記憶手段と、
    上記A/D変換手段で得た画像が静止画であるか否かを判断する第1の判断手段と、
    上記第1の判断手段での判断結果に応じ、上記A/D変換手段で得た画像信号に代えて上記記憶手段に記憶した画像信号を用いて上記投影手段で投影させる投影制御手段と
    を具備したことを特徴とする投影装置。
  2. アナログ値の画像信号を入力する画像入力手段と、
    上記画像入力手段で入力した画像信号をデジタル化するA/D変換手段と、
    上記A/D変換手段で得た画像信号に応じた光像を形成して出射する投影手段と、
    上記A/D変換手段で得た画像信号を記憶する記憶手段と、
    上記画像入力手段で入力した画像信号が、上記A/D変換手段での精度より高い精度のデジタル値の画像信号をアナログ化したものであるか否かを判断する第2の判断手段と、
    上記第2の判断手段での判断結果に応じ、上記A/D変換手段で得た画像信号に代えて上記記憶手段に記憶した画像信号を用いて上記投影手段で投影させる投影制御手段と
    を具備したことを特徴とする投影装置。
  3. 上記投影制御手段は、上記第1及び第2の判断手段のいずれか一方の判断結果を優先することを特徴とする請求項1及び2記載の投影装置。
  4. アナログ値の画像信号を入力し、入力した画像信号をデジタル化して光像を形成して出射する投影装置での投影方法であって、
    上記デジタル化した画像信号を記憶する記憶工程と、
    上記デジタル化した画像が静止画であるか否かを判断する第1の判断工程と、
    上記第1の判断工程での判断結果に応じ、上記デジタル化した画像信号に代えて上記記憶工程で記憶した画像信号を用いて投影させる投影制御工程と
    を有したことを特徴とする投影方法。
  5. アナログ値の画像信号を入力し、入力した画像信号をデジタル化して光像を形成して出射する投影装置での投影方法であって、
    上記デジタル化した画像信号を記憶する記憶工程と、
    上記入力した画像信号が、上記デジタル化処理の精度より高い精度のデジタル値の画像信号をアナログ化したものであるか否かを判断する第2の判断工程と、
    上記第2の判断工程での判断結果に応じ、上記デジタル化した画像信号に代えて上記記憶工程で記憶した画像信号を用いて投影させる投影制御工程と
    を有したことを特徴とする投影方法。
  6. アナログ値の画像信号を入力し、入力した画像信号をデジタル化して光像を形成して出射する投影装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
    上記デジタル化した画像信号を記憶する記憶ステップと、
    上記デジタル化した画像が静止画であるか否かを判断する第1の判断ステップと、
    上記第1の判断ステップでの判断結果に応じ、上記デジタル化した画像信号に代えて上記記憶工程で記憶した画像信号を用いて投影させる投影制御ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  7. アナログ値の画像信号を入力し、入力した画像信号をデジタル化して光像を形成して出射する投影装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
    上記デジタル化した画像信号を記憶する記憶ステップと、
    上記入力した画像信号が、上記デジタル化処理の精度より高い精度のデジタル値の画像信号をアナログ化したものであるか否かを判断する第2の判断ステップと、
    上記第2の判断ステップでの判断結果に応じ、上記デジタル化した画像信号に代えて上記記憶ステップで記憶した画像信号を用いて投影させる投影制御ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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