JP2009064260A - 記憶媒体用リーダライタ - Google Patents

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Abstract

【課題】利用するサービスの選択を容易且つ迅速に行うことの可能な記憶媒体用リーダライタを提供する。
【解決手段】各サービス情報161〜163を、非接触ICカード1がループアンテナ111と通信可能な範囲内に置かれるときの非接触ICカード1の移動方向と対応付けて記憶する記憶部160と、非接触ICカード1がアンテナ111と通信可能な範囲内に置かれるときの非接触ICカード1の移動方向を検知する検知部150と、非接触ICカード1がアンテナ111と通信可能な範囲内に置かれるときに非接触ICカード1の移動方向が検知部150によって検知されると、記憶部160の各サービス情報161〜163のうち検知部150によって検知された移動方向に対応するサービス情報に基づき、アンテナ111を介して非接触ICカード1の電子マネー残高の読み書きを行う制御部170とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば電子乗車券や電子決済等のサービスに用いられる電子マネー残高等の情報が記憶された記憶媒体に対して、情報の読み書きを行う記憶媒体用リーダライタに関するものである。
従来、この種の記憶媒体用リーダライタとして、それぞれ異なるサービスを提供するための複数のサービス情報を記憶する記憶手段と、各サービスのうち少なくとも一つのサービスで用いられる情報が記憶された記憶媒体と通信可能なアンテナとを備え、記憶媒体がアンテナと通信可能な範囲内に置かれると、記憶媒体の情報に対応するサービスのサービス情報に基づき記憶媒体の情報の読み書きを行うものが知られている(例えば特許文献1参照)。
このような記憶媒体用リーダライタでは、例えば選択ボタン等のようにサービスを選択するための選択手段が設けられており、利用者が選択ボタンを用いてサービスを選択することにより、選択されたサービスのサービス情報に基づき記憶媒体の情報が読み書きされるようになっている。
また、記憶媒体がアンテナと通信可能な範囲内に置かれると、記憶手段の全てのサービス情報に基づき記憶媒体の情報の読出しを行い、正常に読出された情報のみに対応するサービスのサービス情報に基づき記憶媒体の情報を読み書きするようにした記憶媒体用リーダライタも知られている。
特開2001−225921号公報
しかしながら、従来の記憶媒体用リーダライタでは、サービスを選択するための選択ボタンが設けられているので、記憶媒体を用いたサービスが増加する毎に該サービスに対応する選択ボタンを設ける必要があることから、利用者にとっては利用するサービスの選択に手間がかかり、操作性に劣るという問題点があった。
また、全てのサービス情報に基づき記憶媒体の情報の読出しを行う場合には、記憶媒体を用いたサービスが増加する毎に利用するサービスを特定するまでの時間が長くなることから、結果として記憶媒体を用いたサービスの提供時間が長くなり、利便性に劣るという問題点があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、利用するサービスの選択を容易且つ迅速に行うことの可能な記憶媒体用リーダライタを提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために、それぞれ異なるサービスを提供するための複数のサービス情報を記憶する記憶手段と、各サービスのうち少なくとも一つのサービスで用いられる情報が記憶された記憶媒体と通信可能なアンテナとを備え、記憶媒体がアンテナと通信可能な範囲内に置かれると、記憶媒体の情報に対応するサービスのサービス情報に基づき記憶媒体の情報の読み書きを行うようにした記憶媒体用リーダライタにおいて、前記各サービス情報を、記憶媒体がアンテナと通信可能な範囲内に置かれるときの記憶媒体の移動方向と対応付けて記憶する記憶手段と、記憶媒体がアンテナと通信可能な範囲内に置かれるときの記憶媒体の移動方向を検知する検知手段と、記憶媒体がアンテナと通信可能な範囲内に置かれるときに記憶媒体の移動方向が検知手段によって検知されると、記憶手段の各サービス情報のうち検知手段によって検知された移動方向に対応するサービス情報に基づき、アンテナを介して記憶媒体の情報の読み書きを行う制御手段とを備えている。
これにより、記憶媒体がアンテナと通信可能な範囲内に置かれると、アンテナと通信可能な範囲内への記憶媒体の移動方向が検知され、記憶手段の各サービス情報のうち検知手段によって検知された移動方向に対応するサービス情報に基づき、記憶媒体の情報がアンテナを介して読み書きされるので、記憶媒体をアンテナと通信可能な範囲内に置くだけで利用するサービスの選択を行うことが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、記憶媒体をアンテナと通信可能な範囲内に置くだけで利用するサービスの選択を行うことができるので、利用するサービスの選択を容易且つ迅速に行うことができる。従って、例えば選択ボタン等の選択手段を設ける必要がないので、サービスの選択に係る操作性を向上させることができる。また、サービスの選択を短時間で行うことができるので、記憶媒体を用いたサービスの提供時間を短くすることができ、利便性を向上させることができる。
図1乃至図7は本発明の一実施形態を示すもので、図1は記憶媒体用リーダライタの斜視図、図2は記憶媒体用リーダライタの機能構成図、図3は非接触ICカードの機能構成図、図4は記憶部に記憶された情報の一例を示す図、図5は履歴情報のデータ構造の一例を示す図、図6は制御部の動作を示すシーケンス図、図7は表示部に表示される情報を示す図である。
本実施形態の記憶媒体用リーダライタ100(以下、リーダライタ100と称する。)は、電子マネーサービスで用いられる電子マネーの残高がそれぞれ異なる複数のサービス分だけ記憶された非接触ICカード1との間で通信を行うことにより、利用する電子マネーサービスに対応した電子マネー残高の読み書きを行う装置である。
まず、リーダライタ100の外観構成について図1を参照して説明する。リーダライタ100は、図1に示すように上面部101、前面部102、右側面部103、左側面部104、背面部105及び底面部106からなり、上面部101には、非接触ICカード1に記憶された電子マネー残高等の情報を表示する表示部130と、非接触ICカード1を載置するための載置部101aとが設けられている。載置部101aの裏面には、非接触ICカード1との間で通信を行うためのループアンテナ111が設けられており、非接触ICカード1を載置部101aに載置または近接させることによって、ループアンテナ111と非接触ICカード1との間の非接触通信が可能となる。また、上面部101、前面部102、右側面部103及び左側面部104には、後述する後部センサ151、前部センサ152、右側部センサ153及び左側部センサ154がそれぞれ設けられている。
次に、リーダライタ100の機能構成について図2を参照して説明する。図2に示すように、リーダライタ100には、RF回路部110と、ループアンテナ111と、コネクタ120と、表示部130と、通信装置140と、検知部150と、記憶部160と、制御部170とが設けられており、制御部170には、上記各機器が接続されている。また、リーダライタ100には、決済額を送信する決済端末200がコネクタ120を介して接続されている。さらに、リーダライタ100は、電子マネーサービスAの管理サーバ410、電子マネーサービスBの管理サーバ420及び電子マネーサービスCの管理サーバ430のそれぞれとネットワーク300を介して接続されている。
ここで、非接触ICカード1の機能構成について図3を参照して説明する。非接触ICカード1には、リーダライタ100との間で非接触で信号を送受信するためのコイル状のICカード用アンテナ(図示省略)と、アンテナに接続されたICチップとが埋設されている。このICチップには、図3に示すように、ICチップ内の回路を制御するICカード制御部2と、各種情報を記憶するICカード記憶部3とが設けられている。なお、本実施形態の非接触ICカード1は、電子マネーサービスAと電子マネーサービスBの2つのサービスに使用可能に構成されている。
ICカード制御部2はCPU及びRAM、ROM等のメモリを備え、リーダライタ100からICカード用アンテナを介して受信したICカード用コマンドに応じてICカード記憶部3に記憶された各種情報の更新または読出し処理を行う。
ICカード記憶部3はEEPROM等の書き換え可能な記憶素子であり、ICカード記憶部3の記憶領域には、電子マネーサービスAの領域31と、電子マネーサービスBの領域32が設けられている。各領域31,32には、それぞれサービスID31a,32aと、利用者ID31b,32bと、電子マネー残高31c,32cが記憶されている。サービスID31a,32aは電子マネーサービスの種類を識別するためのものであり、電子マネーサービス毎に異なるIDが付与されている。利用者ID31b,32bは各電子マネーサービスの利用者を識別するためのものであり、非接触ICカード1毎に異なるIDが付与されている。
次に、リーダライタ100に設けられた各機器について説明する。RF回路部110は、ループアンテナ111を介して非接触ICカード1とのデータ通信を行うためのものであって、周知のAD/DA変換器及び整流回路等から構成されている。コネクタ120は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格に準拠したコネクタであって、制御部170と決済端末200とを接続するためのインタフェース部として用いられるものである。
表示部130は周知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示機器であり、リーダライタ100の上面部101から露出するように設けられている。
通信装置140は、ネットワーク300に接続するためのモデム等の通信機器であり、ネットワーク300を介して各管理サーバ410,420及び430との間で通信を行うようになっている。なお、本実施形態では、ネットワーク300として公衆回線網を用いており、これに対応してモデムを通信装置140として用いている。
検知部150は、非接触ICカード1がループアンテナ111と通信可能な範囲内に置かれるときの非接触ICカード1の移動方向を検知するためのものであり、後部センサ151、前部センサ152、右側部センサ153及び左側部センサ154から構成されている。各センサ151〜154は赤外線センサであり、ループアンテナ111の周囲にそれぞれ配置されている。後部センサ151は、リーダライタ100の後方から載置部101aに向かって、即ち前方に向かって移動する非接触ICカード1を検知するためのものであり、前部センサ152は、リーダライタ100の前方から載置部101aに向かって、即ち後方に向かって移動する非接触ICカード1を検知するためのものである。また、右側部センサ153は、リーダライタ100の右側方から載置部101aに向かって、即ち左方向に移動する非接触ICカード1を検知するためのものであり、左側部センサ154は、リーダライタ100の左側方から載置部101aに向かって、即ち右方向に移動する非接触ICカード1を検知するためのものである。これにより、非接触ICカード1がループアンテナ111と通信可能な範囲内に置かれるときの非接触ICカード1の移動方向が各センサ151〜154の何れかによって検知される。なお、各センサ151〜154は、非接触ICカード1を検知すると、所定の検知信号を制御部170に送信する。
記憶部160はEEPROM等の書き換え可能な記憶素子であり、図4に示すように電子マネーサービスA、B及びCのそれぞれに係るサービス情報161,162及び163を予め記憶している。各サービス情報161,162及び163は、それぞれのサービスに係るサービスIDと、非接触ICカード1に記憶された電子マネー残高31c,32cの加算又は減算を行う決済処理プログラムと、電子マネーサービスの利用履歴を表す履歴情報とから構成されている。サービスIDは、非接触ICカード1のサービスID31a,32aと同様に構成されている。また、決済処理プログラムには複数のICカード用コマンドが格納されており、制御部170が該プログラムを実行すると、所定のICカード用コマンドがRF回路部110及びループアンテナ111を介して送信されるようになっている。履歴情報は、図5に示すように複数の履歴レコードからなり、各履歴レコードは、履歴レコードの番号を表す履歴IDと、非接触ICカード1の利用者ID12bと、取引日付と決済額とから構成されている。また、履歴情報は、電子マネーの決済処理が正常に終了する毎に1件の履歴レコードが追記されるようになっている。
なお、各サービス情報161,162及び163は、非接触ICカード1がループアンテナ111と通信可能な範囲内に置かれるときの非接触ICカード1の移動方向と対応付けて記憶されている。図4を参照して説明すると、電子マネーサービスAのサービス情報161には、前方への移動が対応付けられており、電子マネーサービスBのサービス情報162には、後方への移動が対応付けられている。また、電子マネーサービスCのサービス情報163には、左方向への移動が対応付けられている。なお、各サービス情報161〜163と非接触ICカード1の移動方向との対応付けは任意に設定可能である。また、各サービス情報161〜163と非接触ICカード1の移動方向との対応付けを、各電子マネーサービスそれぞれの利用頻度に応じて自動的に設定するようにしてもよい。
制御部170は、リーダライタ100の全体を制御するためのものであり、CPU及びRAM、ROM等のメモリとともに、電子マネーの決済処理を行ったときの日付(取引日付)を取得するためのタイマー回路(図示省略)を備えている。また、制御部170は、自己のメモリに格納されたデータ及びプログラムに基づいて上記の各機器を制御するようになっている。なお、制御部170の動作の詳細については後述する。
決済端末200は、周知のPOS(Point Of Sales)用端末であり、決済処理を行うためのボタン(図示省略)が押下されると、決済額をリーダライタ100に送信するようになっている。
各管理サーバ410,420及び430は、電子マネーサービスを管理するためのものであり、管理サーバ410は電子マネーサービスAを運営する事業者に、管理サーバ420は電子マネーサービスBを運営する事業者に、管理サーバ430は電子マネーサービスCを運営する事業者によってそれぞれ管理されている。
以上のように構成されたリーダライタ100では、非接触ICカード1がループアンテナ111と通信可能な範囲内に置かれるときに非接触ICカード1の移動方向が各センサ151〜154のうち何れかのセンサによって検知されると、記憶部160の各サービス情報161〜163のうち検知された移動方向に対応するサービス情報に基づき、ループアンテナ111を介して非接触ICカード1の電子マネー残高31c,32cの読み書きを行うようになっている。以下に、リーダライタ100及び非接触ICカード1の動作について図6を参照して説明する。
まず、リーダライタ100に電源が投入されると、制御部170は、非接触ICカード1を検出するためにポーリング処理を行う(ステップS1)。具体的に説明すると、制御部170は、非接触ICカード1から所定の応答信号を取得するためのICカード用コマンドをRF回路部110及びループアンテナ111を介して所定時間毎に送信する。一方、利用者が載置部101aに非接触ICカード1を載置することにより、非接触ICカード1がループアンテナ111との通信可能な範囲内に置かれると(ステップS2)、非接触ICカード1のICカード制御部2は、リーダライタ100から受信したICカード用コマンドに対して応答信号を送信する(ステップS3)。制御部170は、ループアンテナ111及びRF回路部110を介して非接触ICカード1から応答信号を受信することにより、非接触ICカード1を検出する。なお、本実施形態では、非接触ICカード1固有のカードID(図示省略)を応答信号として用いている。
また、制御部170は、図7に示すように、利用可能な電子マネーサービスと、該サービスのそれぞれを利用するための非接触ICカード1の移動方向とを表示部130に表示させる。この場合、記憶部160の各サービス情報161〜163と、非接触ICカード1がループアンテナ111と通信可能な範囲内に置かれるときの非接触ICカード1の移動方向との対応関係が表示部130に表示されていることから、非接触ICカード1を用いたサービスの利用方法を利用者に容易に知らせることが可能となる。
次に、制御部170は、非接触ICカード1がループアンテナ111との通信可能な範囲内に置かれるときの非接触ICカード1の移動方向を検知する(ステップS4)。例えば、利用者が非接触ICカード1をリーダライタ100の後方から前方に移動させて載置部101aに載置した場合には、非接触ICカード1が後部センサ151によって検知される。この場合、後部センサ151は、検知信号を制御部170に送信する。
次いで、制御部170は、各センサ151〜154のうち何れかのセンサから受信した検知信号に基づき、利用する電子マネーサービスを選択する(ステップS5)。例えば、後部センサ151から検知信号が送信されると、制御部170は、図4に示すように、記憶部160の各サービス情報161〜163のうち非接触ICカード1の前方への移動が対応付けられた電子マネーサービスAのサービス情報161を抽出する。これにより、電子マネーサービスAが、利用する電子マネーサービスとして選択される。そして、制御部170は、電子マネーサービスAのサービス情報161の決済プログラムを実行する(ステップS6)。なお、制御部170は、電子マネーサービスAに対応する決済プログラムを実行した後に以下の処理を行う。
制御部170は、非接触ICカード1から電子マネーサービスAの利用者ID31b及び電子マネー残高31cを読出すためのICカード用コマンド(図においてカード残高等読出コマンドと表記している。)を、RF回路部110及びループアンテナ111を介して非接触ICカード1に送信する(ステップS7)。一方、非接触ICカード1のICカード制御部2は、前記ICカード用コマンドを受信すると、ICカード記憶部3の電子マネーサービスAの領域31から利用者ID31b及び電子マネー残高31cを抽出して(ステップS8)、リーダライタ100に送信する(ステップS9)。なお、制御部170は、受信した電子マネー残高31cを表示部130に表示させる。
次に、制御部170は、コネクタ120を介して決済端末200から決済額を受信して、電子マネー残高31cを用いた電子マネーの決済処理を行う(ステップS10)。
ここで、電子マネーの決済処理について具体的に説明する。制御部170は、決済額(例えば、1,000円)を電子マネー残高31cから減算するためのICカード用コマンド(図においてカード残高更新コマンドと表記している。)を、RF回路部110及びループアンテナ111を介して非接触ICカード1に送信する(ステップS11)。一方、ICカード制御部2は、リーダライタ100から前記ICカード用コマンドを受信すると、ICカード用コマンドに含まれた決済額を電子マネー残高31cから減算した後に(ステップS12)、所定の更新終了信号をリーダライタ100に送信する(ステップS13)。そして、制御部170がループアンテナ111及びRF回路部110を介して更新終了信号を受信することにより、電子マネーの決済処理が正常に終了する。
また、電子マネーの決済処理が正常に終了した場合には、制御部170は、履歴情報ID、利用者ID31b、タイマー回路から取得した日付(取引日付)、決済額及び決済処理後の電子マネー残高31cからなる履歴レコードを生成して、履歴レコードをサービス情報161の履歴情報に追記する(ステップS14)。この場合、制御部170は、決済額と決済処理後の電子マネー残高31cを表示部130に表示させる。なお、制御部170は、電子マネーの決済処理が正常に終了した後に、電子マネー残高31cを読出すためのICカード用コマンドをRF回路部110及びループアンテナ111を介して非接触ICカード1に送信することにより、決済処理後の電子マネー残高31cを取得する。
なお、上記フローでは説明を省略したが、制御部170は、記憶部160に記憶された各サービス情報161,162及び163のうち電子マネーサービスAに係る履歴情報を電子マネーサービスAの管理サーバ410に、電子マネーサービスBに係る履歴情報を電子マネーサービスBの管理サーバ420に、電子マネーサービスCに係る履歴情報を電子マネーサービスCの管理サーバ430にそれぞれ通信装置140及びネットワーク300を介して任意時に送信する。各電子マネーサービスの管理サーバ410,420及び430のそれぞれは、リーダライタ100から受信した履歴情報を各管理サーバ410,420及び430の記憶部(図示せず)に記憶する。
また、上記フローのステップS7において、ステップS5で選択された電子マネーサービスに係る情報が非接触ICカード1内に存在しない場合には、制御部170は、他の電子マネーサービスの決済プログラムを実行して上記ステップS7以降と同様の処理を行うようにしてもよい。
さらに、上記フローのステップS10において、非接触ICカード1から受信した電子マネー残高31cが決済額未満であった場合には、制御部170は、他の電子マネーサービスの決済プログラムを実行して上記ステップS7以降と同様の処理を行うようにしてもよい。
このように、本実施形態のリーダライタ100によれば、非接触ICカード1がループアンテナ111と通信可能な範囲内に置かれると、ループアンテナ111と通信可能な範囲内への非接触ICカード1の移動方向が検知部150によって検知され、記憶部160の各サービス情報161〜163のうち検知部150によって検知された移動方向に対応するサービス情報に基づき、非接触ICカード1の電子マネー残高がループアンテナ111を介して読み書きされるので、非接触ICカード1をループアンテナ111と通信可能な範囲内に置くだけで利用するサービスの選択を行うことができ、利用するサービスの選択を容易且つ迅速に行うことができる。従って、例えば選択ボタン等の選択手段を設ける必要がないので、サービスの選択に係る操作性を向上させることができる。また、サービスの選択を短時間で行うことができるので、非接触ICカード1を用いたサービスの提供時間を短くすることができ、利便性を向上させることができる。
また、検知部150を、ループアンテナ111の周囲に設けられた複数の赤外線センサ151〜154で構成したので、ループアンテナ111に近接される非接触ICカード1の移動方向を確実に検知することができる。
また、各サービス情報161〜163と、非接触ICカード1がループアンテナ111と通信可能な範囲内に置かれるときの非接触ICカード1の移動方向との対応関係を表す情報を表示する表示部130を備えたので、非接触ICカード1を用いたサービスの利用方法を利用者に容易に知らせることができ、利用するサービスを利用者が正確に選択することができる。
なお、上記実施形態は本発明の一具体例に過ぎず、本発明が上記実施形態のみに限定されることはない。例えば、前記実施形態では、記憶媒体として非接触ICカード1を用いたものを示したが、他にもRFID(Radio Frequency Identification)タグやICチップを搭載した携帯電話等を記憶媒体として用いてもよい。
また、前記実施形態では、非接触ICカード1用のサービスとして複数の電子マネーサービスを用いたものを示したが、ポイントサービスや個人認証サービス等にも本発明の記憶媒体用リーダライタを適用可能であることは言うまでもない。
本発明の一実施形態を示す記憶媒体用リーダライタの斜視図 記憶媒体用リーダライタの機能構成図 非接触ICカードの機能構成図 記憶部に記憶された情報の一例を示す図 履歴情報のデータ構造の一例を示す図 制御部の動作を示すシーケンス図 表示部に表示される情報を示す図
符号の説明
1…非接触ICカード、31c,32c…電子マネー残高、100…記憶媒体用リーダライタ、111…ループアンテナ、130…表示部、132…ロゴ画面、150…検知部、151…後部センサ、152…前部センサ、153…右側部センサ、154…左側部センサ、160…記憶部、170…制御部。

Claims (3)

  1. それぞれ異なるサービスを提供するための複数のサービス情報を記憶する記憶手段と、各サービスのうち少なくとも一つのサービスで用いられる情報が記憶された記憶媒体と通信可能なアンテナとを備え、記憶媒体がアンテナと通信可能な範囲内に置かれると、記憶媒体の情報に対応するサービスのサービス情報に基づき記憶媒体の情報の読み書きを行うようにした記憶媒体用リーダライタにおいて、
    前記各サービス情報を、記憶媒体がアンテナと通信可能な範囲内に置かれるときの記憶媒体の移動方向と対応付けて記憶する記憶手段と、
    記憶媒体がアンテナと通信可能な範囲内に置かれるときの記憶媒体の移動方向を検知する検知手段と、
    記憶媒体がアンテナと通信可能な範囲内に置かれるときに記憶媒体の移動方向が検知手段によって検知されると、記憶手段の各サービス情報のうち検知手段によって検知された移動方向に対応するサービス情報に基づき、アンテナを介して記憶媒体の情報の読み書きを行う制御手段とを備えた
    ことを特徴とする記憶媒体用リーダライタ。
  2. 前記検知手段を、アンテナの周囲に設けられた複数のセンサで構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の記憶媒体用リーダライタ。
  3. 前記各サービス情報と、記憶媒体がアンテナと通信可能な範囲内に置かれるときの記憶媒体の移動方向との対応関係を表す情報を表示する表示手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の記憶媒体用リーダライタ。
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