JP2009063860A - 電気式ホーン - Google Patents

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Abstract

【課題】電気式ホーンを、高い使用頻度でも音色が変化したり、不作動になるような不具合がないように構成する。
【解決手段】 底部2aに段差部2cが設けられた有底筒状の金属製のケーシング2の小径筒部2bに、開口端に設けたダイアフラム12を振動するための励磁コイルCと固定鉄心3とが収容された電気式のホーン1において、励磁コイルCのコイルボビン4を、樹脂製のボビン本体部5と非磁性材からなる金属製の放熱体6とが一体化されたものに構成し、ボビン本体部5に形成された取り付け片部5dをケーシング段差部2cにリベット8止着する構成とし、取り付け片部5dに積層した放熱体6の延出プレート部6cがリベット8に接触するように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗用車等の車両に搭載される電気式ホーンの技術分野に属するものである。
一般に、この種電気式ホーンのなかには、有底筒状の底片に段差部を設けて、小径筒部の開口側に大径筒部が形成された金属製のケーシングの小径筒部に、開口端に設けたダイヤフラムを振動するための励磁コイルと固定鉄心とを収容するように構成したものがある。
このようなものとしては、ケーシングの小径筒部の底片に固定鉄心を同芯状に支持する一方、励磁コイルを、筒部と、該筒部両端部から外径方向に延出するフランジ部とを備えたコイルボビンの筒部に巻線を巻装して構成し、前記筒部を固定鉄心に外嵌させ、ケーシング開口側のフランジ部をケーシングの段差部にリベット止着して固定することが提唱されている。
特開2001−287588号公報
ところで、前記従来のものにおいて、励磁コイルに通電がなされると励磁コイルが発熱するが、使用頻度が高まって、連続して、あるいは、長いあいだ繰り返し警音を発音させるような場合では、励磁コイルに頻繁に通電が繰り返されて高温になることがある。このように励磁位コイルが高温になると、コイル抵抗値が変化して励磁コイルに流れる電流値が変わることがあり、この場合では、固定鉄心が化可動鉄心を振動させる吸引力が変化してダイヤフラムの振幅を変化させてしまうため、警音の音色が変わってしまうという問題がある。さらに、従来の励磁コイルのコイルボビンは樹脂材で形成されているため、励磁コイルが高温になるとコイルボビンが変形することがあり、このようになると、変形したコイルボビンにより可動鉄心の振動が阻害されて、警音が発生しなくなる惧れもあって問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、有底筒状の金属製のケーシングの筒部に、ケーシングの開口端に設けたダイヤフラムを振動するための励磁コイルと固定鉄心とを収容してなる電気式ホーンにおいて、ケーシングの底部に固定鉄心を同芯状に支持する一方、励磁コイルを、円筒部と、該円筒部両端部から外径方向に延出するフランジ部とを備えたコイルボビンの円筒部に巻線を巻装して構成し、前記コイルボビンの円筒部を固定鉄心に外嵌させ、ケーシング開口側のフランジ部をケーシングにリベット止着して励磁コイルを固定するにあたり、コイルボビンは、熱伝導性の高い材料で形成された放熱部を有するものとし、該放熱部を、リベットおよび/または固定鉄心に接触させる構成とした電気式ホーンである。
請求項2の発明は、コイルボビンは、一部に放熱部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気式ホーンである。
請求項3の発明は、コイルボビンは、樹脂材に金属材で構成される放熱部をインサートモールドして成形されている請求項1または2に記載の電気式ホーンである。
請求項4の発明は、放熱部は、コイルボビンの円筒部内周面を構成するリング状部を備えて構成されている請求項2または3に記載の電気式ホーンである。
請求項5の発明は、金属材は、非磁性材であることを特徴とする請求項3または4に記載の電気式ホーンである。
請求項6の発明は、放熱部は、熱伝導性の高い樹脂材で構成されている請求項1または2に記載の電気式ホーンである。
請求項7の発明は、コイルボビンは、熱伝導性の高い樹脂材で構成されている請求項1に記載の電気式ホーンである。
請求項1、2、6の発明とすることにより、励磁コイルの励磁に伴う発熱を、コイルボビンの放熱部を用いてリベットおよび/またはケーシングを介して外部に放出できて、信頼性の高い電気式ホーンにすることができる。
請求項3の発明とすることにより、放熱部が強固に一体化されたコイルボビンを容易に成形することができる。
請求項4、5の発明とすることにより、電気式ホーンの性能を落とすことなく効果的に外部に放熱することができ、さらに、励磁コイルCが励磁状態から非励磁状態に切り換えられるときに誘導起電力が発生して、サージを低減できて、ノイズ発生を防止できる。
請求項7の発明とすることにより、励磁コイルの励磁に伴う発熱を、熱伝導性の高い樹脂で構成されたコイルボビン全体を介して外部に放出できるため、耐熱性のよい信頼性の高い電気式ホーンにすることができる。
つぎに、本発明の第一の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は電気式のホーンであって、該ホーン1は、振動発生手段が収容される振動発生ユニットHと、該振動発生ユニットHにより発生した振動音を共鳴させて警音として発音する共鳴ユニットRとを突き合わせ状として一体的に固定することにより構成されている。そして、本実施の形態におけるホーン1は、共鳴ユニットRが下方に位置し、振動発生ユニットHが上方に位置する状態で車両に組み込まれるように構成されている。
前記振動発生ユニットHを構成するケーシング2は下方が開口する有底筒状に形成されており、底部2aに位置する小径筒部2bと、小径筒部2bとは段差部2cを介して開口端側に形成される大径筒部2dとは同芯状に一体成形されており、開口端には外径側に拡開するフランジ部2eが一体形成されている。そして、小径筒部2bの軸芯部には、底部2aを貫通する状態で固定鉄心3が配置されている。さらに、固定鉄心3の基端部には固定ナット3aが一体に形成されている。これにより固定鉄心3はケーシング2に対して軸芯方向(上下方向)への位置調整自在に貫通支持されている。
図面において、4は本発明が実施されたコイルボビンであって、該コイルボビン4は、樹脂材で構成されるボビン本体部5と、本発明の放熱部に相当する放熱体6とを備えて構成されている。前記ボビン本体部5は、上下方向を向く筒孔を備えた筒部(本発明の円筒部に相当する)5aと、筒部5aの上下両端部から筒孔の外径方向に延出する一対のフランジ部5b、5cとが形成されたものに構成されている。ここで、上側フランジ部5bの外径は、ケーシング2の小径筒部2bに内装可能な大きさに形成され、下側フランジ部5cの外径は、上側フランジ部5bよりも大径に形成され、下側フランジ部5cの外径側縁部には外径方向に突出する取り付け片部5dと、端子固定片部5eとが形成されている。そして、取り付け片部5d近傍の外周縁部には、下方に向けて突出するリブ5fが形成されている。
また、放熱体6は、熱伝導性の高い金属材であって、本実施の形態では、アルミニウムや銅等の非磁性材により構成されている。そして、放熱体6は、円環状に形成されたリング状プレート部6aと、該リング状プレート部6aの内径側縁部から上方に延出して折り曲げられた筒状部6bと、リング状プレート部6aの外径縁部から外径側に延出する延出プレート部6cとを備えて構成されている。そして、ボビン本体部5をモールド成型する際に放熱体6をインサートすることにより、放熱体6の筒状部6bがボビン本体部5の筒部5aの下方部位に内嵌され、リング状プレート部6aが下側フランジ部5c下面の内径側部位と当接され、延出プレート部6cは取り付け片部5d下面のリブ5fの内側と当接される状態で一体成型され、これによって、コイルボビン4は、下側フランジ部5c、取り付け片部5dの下面部位、および、コイルボビン4の筒孔の下側部位に放熱体6が露出するように設定されている。尚、延出プレート部6cの基端側部位には、リブ5f同士を連結する状態で支持片部5gが形成されており、延出プレート部6cの基端部がボビン本体部5に埋設された状態となって、ボビン本体部5と放熱体6との一体化が一層強固になされるように構成されている。
このように構成されたコイルボビン4は、ボビン本体部5の筒部5a外周に巻線7を巻装することにより励磁コイルCに構成されるが、該励磁コイルCは、筒部5aの筒内に固定鉄心3を内嵌状に挿通することにより、樹脂製の筒部5a内周面と固定鉄心3とが近接対向する状態となるとともに、上側フランジ部5bがケーシング2の底部2aに当接し、かつ、樹脂材からなる取り付け片部5d上面がケーシング2の段差部2cに突き当たる状態で小径筒部2bに収容されるように設定されている。そして、下面に延出プレート部6cが露出する状態でボビン本体部5に一体化された取り付け片部5dには、両者を貫通する取り付け孔6d、5hが開設されており、これら取り付け孔6d、5hをケーシング2の段差部2cに開設された貫通孔2fに連通させ、各孔6d、5h、2fに金属製のリベット8を挿通して止着することにより、励磁コイルCがケーシング2に固定されるように設定されている。このとき、リベット8は、下側の頭部8aが下面に露出する延出プレート部6cに直接接触し、上側の頭部8bが金属製のケーシング2の段差部2cに直接接触する状態で固定されるように設定されている。
これによって、励磁コイルCは、樹脂製の上側フランジ部5bはケーシング底部2aに当接し、樹脂製の筒部5a部位は固定鉄心3に近接対向し、これらケーシング2や固定鉄心3に接触または近接対向することのない下側フランジ部5cと筒部5aの下側部位は、リベット8を介してケーシング2に接触する放熱体6が接触する状態でケーシング2の小径筒部2bに収用されるように設定され、後述するように、励磁コイルCの励磁に伴う熱でコイルボビン4が加熱された場合に、コイルボビン4に当接された固定鉄心3および放熱体6を介してケーシング2へ熱が伝達され、すなわち、外部に放熱できるように設定されている。
一方、ケーシング2の小径筒部2bに収容されたコイルボビン4の樹脂材からなる端子固定片部5eは、導電性部材で構成された第一、第二ピン2g、2hにより、ケーシング2の段差部2cに一体化されるように構成されている。そして、第一ピン2gには、前記励磁コイルCを構成する巻線7の一端部が電気的に接続され、第二ピン2hには、それぞれ導電性板材で構成され、励磁コイルCへの通電をON−OFF切り換えするための固定接点9aと可動接点10aとがそれぞれ電気的に接続された固定プレート9と可動プレート10との基端部が設けられるが、固定プレート9は第二ピン2hと電気的な接続がなされた状態で設けられ、可動プレート7は第二ピン2hに絶縁され、かつ、巻線7の他端部が電気的に接続される状態で設けられ、固定、可動接点9a、10a同士が当接することにより第二ピン2hと巻線7の他端部とが導通されるように設定されている。尚、固定接点9aと可動接点10aとは自然状態で当接するように構成されている。
また、11は、外部電源が接続される外部カプラであって、該外部カプラ11は、該外部カプラ11内に収容される第一、第二端子プレート11a、11bと第一、第二ピン2g、2hとが電気的な接続がなされる状態で、第一、第二ピン2g、2hのケーシング2外部(上方)に突出する部位によりケーシング段差部2cの外面に固定されている。これによって、電源供給用の第一、第二端子プレート11a、11bと励磁コイルCとのあいだに形成される回路(励磁コイルの電源供給回路)に、固定接点9aと可動接点10aとによる断続切り換え部が形成されるように設定されている。
一方、前記ケーシング2の開口端縁部には、バネ特性を備えたダイヤフラム12の外周縁部が一体的に止着されるが、該ダイヤフラム12の軸芯部には可動鉄心13の基端部が一体的に設けられ、これによって、可動鉄心13と固定鉄心3とが軸芯方向に並設された状態となり、可動鉄心13の上方の端面である先端面13aと、前記固定鉄心3のケーシング2内側(下方)に突出する先端面(内側先端面、下端面)3bとのあいだには、電源供給がなされない自然状態において、所定のギャップGが形成された状態で互いに近接対向するように設定されている。尚、可動鉄心13は、先端部がコイルボビン4の筒孔内の下方側部位に嵌入し、放熱体6の筒状部6bに対して遊嵌状態で配置されている。すなわち、可動鉄心13はコイルボビン4および放熱体6に対して軸芯方向に移動自在となるように構成されている。
そして、電源供給(通電)がなされて励磁コイルCが励磁することにより固定鉄心3が磁化されると、可動鉄心13がダイヤフラム12のバネ特性(可撓性)に基づいて固定鉄心3側に吸引されて、可動鉄心13と固定鉄心3との先端面13a、3b同士が近接する吸引位置に変位するように構成されいる。さらに、可動鉄心13の外周面には段差部13bが形成されており、該段差部13bは、可動鉄心13が吸引されて固定鉄心3側に変位することに基づいて、可動プレート10を固定プレート9から離間させる方向に強制的に変位させ、固定接点9aと可動接点10aとの当接を解除させるように設定されている。そして、この状態になると、励磁コイルCへの通電が断たれて固定鉄心3が消磁し、可動鉄心13が固定鉄心3から離間する方向の吸引解除位置に変位することで、固定接点9aと可動接点10aとが再び当接し、励磁コイルCが通電するように構成され、該作動の繰り返しにより励磁コイルCが間欠的に励磁され、固定鉄心3を繰り返し磁化することで、可動鉄心13がダイヤフラム12とともに軸芯方向所定の振幅Wで振動して警音を発音するように構成されている。
そして、前記ダイヤフラム12の外方(下方)をカバー体14で覆うことにより振動発生ユニットHが構成されるが、前記カバー体14は、外周縁部に形成されたカシメ片14aをケーシング2のフランジ部2eに対向させ、カシメ片14aとフランジ部2eとのあいだにダイヤフラム12の外周縁部を挟み込み、カシメ片14aをフランジ部2eにカシメ付けることにより、ダイヤフラム12とカバー体14とがケーシング2に封止状に固定されるように設定されている。
また、振動発生ユニットHの下方には共鳴ユニットRが設けられるが、該共鳴ユニットRは、ベース体15と渦巻き状の音道16aが形成されたフレーム体16とで構成されており、振動発生ユニットHにより発生したダイヤフラム12の振動音は、カバー体14に形成された出音口14bから出音し、音道16aを経由してフレーム体16の外径側に形成された放音部16bから警音として放音されるように設定されている。
そして、このように構成された電気式のホーン1において、励磁コイルCへの通電により励磁コイルCが発熱するが、該熱は、ケーシング2の内外を貫通し、コイルボビン4におけるボビン本体部5の筒部5aの上部と近接対向する金属製の固定鉄心3、および、コイルボビン4におけるボビン本体部5の上側フランジ部5bが当接するケーシング2の底部2aを介してそれぞれホーン1の外部に放熱されるばかりでなく、ボビン本体部5の下側フランジ部5cから取り付け片部5dにわたって設けられた金属製の放熱体6、および、放熱体6が接触するリベット8、該リベット8に直接接触するケーシング2を経由して外部に放熱することができるように構成されている。これによって、励磁コイルCへの通電によってコイルボビン4が高温になることを防止できて、音色が変化してしまったり発音不良を発生するような不具合を防止できて、耐熱性に優れ、使用頻度が高くても対応できる信頼性の高い電気式ホーン1にすることができるように構成されている。
さらに、このものにおいて、放熱体6にはリング状プレート部6aの内径側縁部から上方に延出して折り曲げられた筒状部6bが形成され、該筒状部6bがコイルボビン4の巻線7が巻装される筒部5aの内径面と接するように配置される状態となっており、これによって、励磁コイルCが励磁状態から非励磁状態に切り換わる場合に、放熱体6の筒状部6bに誘導起電力が発生してサージを低減させることができて、ノイズの発生や接点摩耗を防止することができるように構成されている。
叙述の如く構成された本形態において、電気式のホーン1は、励磁コイルCを繰り返し励磁することにより固定鉄心3が間欠的に磁化されてダイヤフラム9を振動させて警音を発生する。この場合に、励磁コイルCが励磁を繰り返すことにより熱を発生するが、コイルボビン4は、上側部位である上側フランジ部5bは金属製のケーシング底部2aに当接していて外部に放熱することができ、筒部5aの上側部位は金属製の固定鉄心3に近接対向していて外部に放熱することができる。そのうえ、コイルボビン4の下側部位である筒部5aの下側部位から下側フランジ部5c、そして、取り付け片部5dに至る状態で熱伝導性が高い金属製の放熱体6が一体的に設けら、該放熱体6からリベット8、ケーシング段差部2cを経由して外部に放熱することができるので、従来のもののように、励磁コイルCの励磁に伴う熱によりコイル抵抗値が変化して音色が変化してしまったり、コイルボビンが熱変形してしまうような不具合を防止することができて、高い使用頻度にも対応できる信頼性の高い電気式ホーン1とすることができる。
そのうえ、このものでは、放熱体6をインサートモールドすることでコイルボビン4を形成する構成としたので、コイルボビン4の成形を容易に行なうことができるうえ、放熱体6がボビン本体部5に強固に一体化されたものにすることができる。
しかも、本発明が実施されたものにあっては、放熱体6には、ボビン本体部筒部5aに外嵌する状態で筒状部6bが形成されているので、励磁コイルCが励磁状態から非励磁状態に切り換えられるときに誘導起電力が発生して励磁コイルCも生じるサージを低減させることができて、ノイズの発生や接点(固定接点9aと可動接点10c)の摩耗を防止することができる。
また、このものにおいて、放熱体6は、アルミニウムや同等の非磁性材からなる金属材で構成されているので、励磁コイルCが励磁しても磁化されることはなく、固定鉄心3の磁化に影響を与えることがなく、効率よくコイルボビン4の熱を外部に放出することができる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、図3に示す第二の実施の形態のようにすることもできる。
前記第二の実施の形態の電気式ホーン17は、励磁コイルC2を構成するコイルボビン18以外の構成は前記実施の形態と同様に構成されているので、前記第一の実施の形態と動用の符号を付すことにより説明を省略する。
第二の実施の形態において、コイルホビン18はインサートモールド成形することにより、樹脂製のボビン本体部19と非磁性材からなる金属製の放熱体20とを備えて構成されている。そして、ボビン本体部19は、筒部19a、上下側フランジ部19b、19c、取り付け片部19d、端子固定片部19eとを備え、放熱体20は、下側フランジ部19c下面の内径側と当接して配置されるリング状プレート部20aと、該リング状プレート部20aの内径側縁部から上方に延出しボビン本体部筒部19aの内径面と当接して配置される筒状部20bと、リング状プレート部20aの外径縁部から外径側に延出し、取り付け片19dと当接して配置される延出プレート部20cとを備えて構成されている。そして、このものでは、延出プレート部20cにリベット8が直接接触する状態でケーシング段差部2cに止着される構成となっているとともに、筒状部20bの上端部が、上側フランジ部19b近傍にまで長く形成され、筒状部20bと固定鉄心3先端部外周面とが接触する状態となっている。
これによって、第二の実施の形態のコイルボビン18は、放熱体20による放熱が、リベット8とケーシング段差部2cとを介した放熱だけでなく、固定鉄心3を介した放熱もなされることになって、放熱効果を一層高めることが可能となる。
前記第二の実施の形態は、放熱体をリベット止着部および固定鉄心の両者に接触させて放熱効果を高める構成としているが、前記第一の実施の形態のようにリベット止着部における放熱、あるいは、固定鉄心との接触部における放熱としてもよい。
また、放熱部として金属材を用いて構成するだけでなく、熱伝導性に優れた樹脂材、例えばポリフェニレンスルフィドのような樹脂材を用いて放熱部とすることもでき、この場合では、通常の樹脂材に、リベット止着部および/または固定鉄心に接触する部位にのみ放熱体としての樹脂材を設けたコイルボビンに形成することの他に、コイルボビン全体を熱伝導性に優れた樹脂材で形成してもよく、この場合では、コイルボビン全体が放熱部となって放熱効果の一層優れたものにすることができる。
電気式ホーンの断面図である。 図2(A)、(B)はそれぞれコイルボビンの底面図、図2(A)におけるX−X断面図である。 第二の実施の形態における電気式ホーンの断面図である。
符号の説明
1 ホーン
2 ケーシング
2a 底部
2b 段差部
2c 小径筒部
2d 大径筒部
3 固定鉄心
4 コイルボビン
5 ボビン本体部
5a 筒部
5c 下側フランジ部
5d 取り付け片部
6、20 放熱体
6a、20a リング状プレート部
6b、20b 筒状部
6c、20c 延出プレート部
8 リベット
9 固定プレート
12 ダイヤフラム
13 可動鉄心

Claims (7)

  1. 有底筒状の金属製のケーシングの筒部に、ケーシングの開口端に設けたダイヤフラムを振動するための励磁コイルと固定鉄心とを収容してなる電気式ホーンにおいて、ケーシングの底部に固定鉄心を同芯状に支持する一方、励磁コイルを、円筒部と、該円筒部両端部から外径方向に延出するフランジ部とを備えたコイルボビンの円筒部に巻線を巻装して構成し、前記コイルボビンの円筒部を固定鉄心に外嵌させ、ケーシング開口側のフランジ部をケーシングにリベット止着して励磁コイルを固定するにあたり、コイルボビンは、熱伝導性の高い材料で形成された放熱部を有するものとし、該放熱部を、リベットおよび/または固定鉄心に接触させる構成とした電気式ホーン。
  2. コイルボビンは、一部に放熱部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気式ホーン。
  3. コイルボビンは、樹脂材に金属材で構成される放熱部をインサートモールドして成形されている請求項1または2に記載の電気式ホーン。
  4. 放熱部は、コイルボビンの円筒部内周面を構成するリング状部を備えて構成されている請求項2または3に記載の電気式ホーン。
  5. 金属材は、非磁性材であることを特徴とする請求項3または4に記載の電気式ホーン。
  6. 放熱部は、熱伝導性の高い樹脂材で構成されている請求項1または2に記載の電気式ホーン。
  7. コイルボビンは、熱伝導性の高い樹脂材で構成されている請求項1に記載の電気式ホーン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011064853A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Mitsuba Corp 電気式ホーンにおける振動防止構造
WO2019102689A1 (ja) * 2017-11-23 2019-05-31 浜名湖電装株式会社 車両用警音器
CN110677790A (zh) * 2019-10-23 2020-01-10 武汉皓梦源机械设备制造有限公司 一种基于减少触点阻抗的汽车扬声器

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