JP2009063818A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つのジョブ中に画像形成条件が異なるページが複数混在する場合において、ジョブの実行時間の短縮を図ること。
【解決手段】先頭紙の画像形成条件又は最終紙の画像形成条件とジョブの実行前に設定されている画像形成条件とを比較し、当該比較結果に基づいて、先頭紙から最終紙に向かう順番(1toN)、又は、最終紙から先頭紙に向かう順番(Nto1)のうちいずれか一方の順番で画像形成順を設定する制御部110を備える画像形成装置1。
【選択図】図12

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
近年、ファクシミリ、プリンタ及びコピー機能を備えた画像形成装置は、複数のページからなる画像データ及び各ページの画像形成条件を有し、画像形成の実行を取得した順番に実行し、用紙に画像形成を行っていた。しかし、ジョブに含まれる画像形成条件によって、画像形成開始前に何らかの特性の処理を行わなければならない場合、ジョブを受信した順番に出力を実行すると各ジョブの画像形成条件によっては、複数のジョブを全て出力するために多くの時間を要する場合があった。
そこで、複数のジョブを出力する際に要する時間の短縮を図り生産性を向上させる技術として、ジョブ単位で実行順番を変更する技術がある。
例えば、複数のジョブを実行する際、現在の画像形成条件(定着温度、画像形成速度等)とジョブの記録媒体の種類に応じた画像形成条件とに基づいて、画像形成条件の変更回数又は変更に要する時間が少なくなるようにジョブの実行順番を制御する画像形成装置が開示されている(特許文献1参照)。
また、ブラックのトナー像を形成する単色プリントと各色のトナー像を形成する複色プリントとを行うカラー画像形成装置は、単色プリントと複色プリントとの画像形成速度が異なる。このように画像形成速度が異なる用紙を連続して画像形成する際に、当該画像形成速度の変更に要する時間の短縮を図り、生産性を向上させる技術がある。
例えば、複色プリントから単色プリントに切り替えるとき、複色プリントされる用紙の画像形成中に単色プリントされる用紙の搬送を開始し、当該用紙に単色プリントをする前に搬送速度を変化させ、連続プリントを行なう技術が開示されている(特許文献2参照)。
特開2005−225039号公報 特開2002−323805号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような技術は、ジョブ単位で実行順番を変更するものであり、ジョブ単体に着目した場合、ジョブ内のページ単位で画像形成条件が異なる場合には用紙単位での実行順序が変更されないため、1つのジョブが実行される時間は短縮されない。
また、特許文献2に記載のような技術は、画像形成速度の切替時間を短縮するものにすぎず用紙の画像形成順番は変更されないため、1つのジョブ内における画像形成速度の切替回数は変更されない。従って、単色プリントと複色プリントが頻繁に切り替わる場合には、切替回数毎に当該動作が実行されることとなり、切替動作負荷は依然として低減されない。
本発明の課題は、上記問題に鑑みて、1つのジョブ中に画像形成条件が異なるページが複数混在する場合において、ジョブの実行時間の短縮を図ることである。
請求項1に記載の発明によれば、異なる画像形成条件のページデータを有するジョブを実行して画像形成する画像形成部と、先頭紙の画像形成条件又は最終紙の画像形成条件と、前記ジョブの実行前に設定されている画像形成条件とを比較し、当該比較結果に基づいて、先頭紙から最終紙に向かう順番、又は、最終紙から先頭紙に向かう順番のうちいずれか一方の順番で画像形成順を設定する制御部と、を備える画像形成装置が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の画像形成装置において、前記ジョブは複数の部から構成されており、前記制御部は、各部の先頭紙の画像形成条件又は最終紙の画像形成条件と、各部の実行前に設定されている画像形成条件とを比較し、当該比較結果に基づいて、部毎に、先頭紙から最終紙に向かう順番、又は、最終紙から先頭紙に向かう順番のうちいずれか一方の順番で画像形成順を設定する。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記比較結果が最終紙の画像形成条件と一致する場合、最終紙から先頭紙に向かう順番で画像形成順を設定する。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記比較結果が先頭紙の画像形成条件と一致する場合、先頭紙から最終紙に向かう順番で画像形成順を設定する。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記画像形成条件は、定着条件、画像形成速度、又はこれらの組合せである。
請求項1に記載の発明によれば、ジョブの実行前に設定されている画像形成条件と、先頭紙又は最終紙のうちいずれか一方の画像形成条件との比較結果に基づいて、画像形成順を設定することができるため、画像形成条件の変更回数を削減することができ、また、画像形成条件の変更に要する時間の合計時間を短縮することができるため、ジョブ単体の実行時間を短縮することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1と同様の効果を得られるのは勿論のこと、ジョブが複数の部から構成されている場合、各部における画像形成条件の変更回数を削減することができ、また、画像形成条件の変更に要する時間の合計時間を短縮することができるため、部単位での実行時間を短縮することができ、ジョブの実行時間を短縮することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2と同様の効果を得られるのは勿論のこと、最終紙の画像形成条件と一致する場合、最終紙から先頭紙に向かう順番で画像形成順を設定することにより、画像形成条件の変更回数を削減することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか一項と同様の効果を得られるのは勿論のこと、先頭紙の画像形成条件と一致する場合、画像形成条件の変更なしに先頭紙から最終紙に向かう順番で画像形成順を設定することができ、画像形成条件の変更回数を削減することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか一項と同様の効果を得られるのは勿論のこと、用紙の種類によって異なる画像形成条件に変更する際に時間を多く要する定着条件、画像形成速度、又はこれらの組み合わせの比較結果に応じて、画像形成順を設定することができるため、ジョブの実行時間を短縮することができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態における画像形成装置1の概略断面構成図を示す。
図1に示すように、画像形成装置1は、原稿から画像を読み取り、読み取った画像を用紙Pに画像形成したり、外部装置等から画像データを含むページデータや各画像データの画像形成条件等を含むジョブを受信し、受信したジョブに基づいて画像を用紙P上に形成するプリント部40と、画像が形成された用紙を一時的に収容する後処理部50等を備えたデジタル複合機である。図1に示すように、画像形成装置1は、画像読取部20と、操作表示部30と、プリント部40と、後処理部50等を備えて構成される。
画像読取部20は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿送り部21と読取部22とを備える。自動原稿送り部21の原稿トレイT1に載置された原稿dは、読取個所であるコンタクトガラスに搬送され、光学系により原稿dの片面又は両面の画像が読み取られ、CCD(Charge Coupled Device)22aにより原稿dの画像が読み取られる。ここで、画像とは、図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータ等も含む意である。
画像読取部20により読み取られた画像(アナログ画像信号)は、後述する画像制御基板の読取処理部140に出力され、読取処理部140においてA/D変換され各種画像処理が施された後、プリント部40に出力される。
操作表示部30は、LCD(Liquid Crystal Display)、LCDを覆うように設けられたタッチパネル31、その他図示しない操作キー群から構成され、ユーザの入力を受け付けその入力情報を制御部110に出力し、また、制御部110から入力される表示信号に従って、各種設定条件を入力するための各種設定画面や各種処理結果等を表示する。
操作表示部30のタッチパネル31上には、図2〜6に示すように画像形成装置1内の各給紙トレイに格納される用紙を設定するための画面や、図7〜10に示すようにウラ表紙を設定するための画面等、各種設定画面が表示される。
図2に機械状態設定画面G10の例、図3に用紙設定画面G11の例、図4にトレイ設定画面G12の例、図5にトレイ設定変更画面G13の例、図6にトレイ用紙種類設定画面G14の例を示し、画像形成装置1内の各給紙トレイに格納される用紙の設定動作を説明する。
図2に示す機械状態設定画面G10は、状態表示領域E11、トレイ表示領域E12、履歴表示領域E13、用紙設定画面G11を表示させる用紙設定ボタンB10a、調整設定ボタンB10b、コントローラ設定ボタンB10cを備えており、画像形成装置1内の各部の動作状態や点検箇所等の表示や、各部の設定変更を受け付ける画面である。
図3に示す用紙設定画面G11は、図2に示した機械状態設定画面G10の用紙設定ボタンB10aが選択された際に表示される画面であり、トレイ設定画面G12を表示させるトレイ設定ボタンB11a、用紙条件を登録する画面を表示させる用紙条件登録ボタンB11b、登録されている用紙条件を削除する画面を表示させる用紙条件削除ボタンB11cを備える。
図4に示すトレイ設定画面G12は、図3に示したトレイ設定ボタンB11aが選択された際に表示される画面であり、各給紙トレイに対応するトレイボタンB12aを複数有し、設定を行なう給紙トレイの選択指示を受け付けるトレイ選択部B12、各給紙トレイに対応する複数のトレイボタンB12a、複数のトレイボタンB12aのうち選択されたトレイボタンB12aに対応する給紙トレイの設定状況を表示するトレイ設定状況表示領域E14と、トレイ設定変更画面G13を表示させる設定変更ボタンB12b、トレイ設定状況表示領域E14に表示されている内容での登録指示を受け付ける設定登録ボタンB12c、サイズ設定ボタンB12d、用紙条件選択ボタンB12e、エアーブロー設定ボタンB12f等を備える。
図5に示すトレイ設定変更画面G13は、図4に示した設定変更ボタンB12bが選択された際に表示される画面であり、トレイ用紙種類設定画面G14を表示させる用紙種類ボタンB13a、坪量ボタンB13b、色紙ボタンB13c、パンチ穴ボタンB13d、表裏調整ボタンB13e、OKボタンB13f等を備え、各ボタンB13a〜B13eに対応した位置に各ボタンにて設定された内容が表示されている。
図6に示すトレイ用紙種類設定画面G14は、図5に示した用紙種類ボタンB13aが選択された際に表示される画面であり、用紙の種類の選択指示を受け付ける用紙種類選択部B14、OKボタンB14b等を備える。用紙種類選択部B14は、各用紙の種類を示す選択可能な用紙種類ボタンB14aを複数有している。用紙の種類としては、例えば、普通紙、厚紙、色紙、上質紙、書籍用紙、ラフ紙、ユーザにより設定されたユーザ紙、画像形成されていない挿入紙(未印刷挿入紙)、OHP紙等である。
例えば、画像形成装置1内のある給紙トレイに格納される用紙の設定を行なう場合には、まず、図2に示す機械状態設定画面G10において、用紙設定ボタンB10aが選択され用紙設定画面G11が表示される。そして、用紙設定画面G11においてトレイ設定ボタンB11aが選択され、トレイ設定画面G12が表示される。トレイ設定画面G12において用紙の設定を行なう給紙トレイとして「トレイ2」に対応するトレイボタンB12aが選択された後、設定変更ボタンB12bが選択されると、「トレイ2」に対応する給紙トレイのトレイ設定変更画面G13が表示される。トレイ設定変更画面G13において用紙種類ボタンB13aが選択されOKボタンB13fが選択されると、トレイ用紙種類設定画面G14が表示される。トレイ用紙種類設定画面G14において「厚紙」に対応する用紙種類ボタンB14aが選択されOKボタンB14bが選択されると、「トレイ2」に対応する給紙トレイに格納される用紙の種類として、厚紙が設定されることとなる。
このように、画像形成装置1内の給紙トレイに格納される用紙の設定を、ユーザが任意に設定することができる。
図7にコピー設定画面G20の例、図8に応用設定画面G21の例、図9にインターシート設定画面G22の例、図10にウラ表紙設定画面G23の例を示し、ウラ表紙を設定する動作を説明する。
図7に示すコピー設定画面G20は、原稿設定領域E21、画質設定領域E22、倍率設定領域E23、応用設定領域E24、出力設定領域E25、両面設定領域E26、用紙予約設定領域E27を有しており、画像形成される画像の各種設定や画像が形成される用紙の各種設定等を行なう画面である。また、応用設定領域E24は、応用設定画面G21を表示させる応用設定ボタンB20を備える。
図8に示す応用設定画面G21は、図7に示したコピー設定画面G20の応用設定ボタンB20が選択された際に表示される画面であり、ジョブを構成する複数のページデータにおいて、ページデータ毎に選択可能な各種応用機能を設定するページ編集領域E28、各ページデータに基づいて用紙に画像形成される画像に対する応用機能を設定する画像応用領域E29を有する。また、ページ編集領域E28は、インターシート設定画面G22を表示させるインターシート設定ボタンB21を備える。
図9に示すインターシート設定画面G22は、図8に示した応用設定画面G21のインターシート設定ボタンB21が選択された際に表示される画面であり、オモテ表紙を設定するオモテ表紙ボタンB22a、ウラ表紙を設定するウラ表紙設定画面G23を表示させるウラ表紙ボタンB22b、各ページデータに基づく画像を用紙に画像形成している場合に挿入される用紙の設定を行なう挿入紙ボタンB22cを備え、複数の用紙からなる冊子にオモテ表紙、ウラ表紙又は挿入紙を添付する設定を行なう画面である。
図10に示すウラ表紙設定画面G23は、図9に示したウラ表紙ボタンB22bが選択された際に表示される画面であり、表紙なしボタンB23a、印刷表紙ありボタンB23b、白紙表紙ありボタンB23c、片面ボタンB23d、両面ボタンB23e、トレイ用紙選択部B23、OKボタンB23g等を備える。
等を備える。
表紙なしボタンB23aは、ウラ表紙を添付しない設定指示を受け付ける。印刷表紙ありボタンB23bは、ウラ表紙に画像を形成する(印刷)設定指示を受け付ける。白紙表紙ありボタンB23cは、ウラ表紙に白紙画像を形成する(白紙)設定指示を受け付ける。なお、白紙表紙ありボタンB23cが設定された場合には、当該白紙表紙用の画像データとして白紙画像データ及び画像形成条件等の各種データからなるページデータが生成される。片面ボタンB23d及び両面ボタンB23eは、印刷表紙ありボタンB23bが設定指示された場合に設定指示の受け付けが可能となり、片面ボタンB23dは画像を用紙の片面に画像形成する設定指示を受け付け、両面ボタンB23eは画像を用紙の両面に画像形成するか設定指示を受け付ける。
トレイ用紙選択部B23は、給紙トレイ毎に設定されている用紙の種類を表示し、かつ、ウラ表紙として設定可能な用紙が収容されている給紙トレイの設定指示を受け付ける複数のトレイ用紙ボタンB23fを有する。
例えば、ウラ表紙を設定する場合には、まず、図7に示すコピー設定画面G20において応用設定ボタンB20が選択され、応用設定画面G21が表示される。そして、応用設定画面G21においてインターシート設定ボタンB21が選択され、インターシート設定画面G22が表示される。インターシート設定画面G22において、ウラ表紙ボタンB22bが選択されると、ウラ表紙設定画面G23が表示される。ウラ表紙設定画面G23において、印刷表紙ありボタンB23bが選択された後、片面ボタンB23dが選択され、また、厚紙を格納している給紙トレイに対応するトレイ2のトレイ用紙ボタンB23fが選択され、OKボタンB23gが選択されると、片面に画像が形成されるトレイ2に対応する給紙トレイに格納されている厚紙が、ウラ表紙として設定されることとなる。
このように、取得したジョブに対して、ウラ表紙の設定をユーザが任意に設定することができる。
プリント部40は、入力されたプリントデータに基づいて、電子写真方式の画像形成処理を行うものであり、給紙部41、給紙搬送部42、画像形成部43、搬出部44を備えて構成される。
給紙部41は、複数の給紙トレイ41a、給紙手段41b、手差しトレイT2等を備える。給紙トレイ41aは、給紙トレイ41a毎に用紙の種類毎に予め識別された用紙Pが収容されており、給紙手段41bによって用紙Pを最上部から一枚ずつ給紙搬送部42に向けて搬送する。手差しトレイT2は、ユーザのニーズに合わせて様々な種類の用紙Pを積載可能となっており、給紙ローラによって積載された用紙Pを最上部から一枚ずつ給紙搬送部42に向けて搬送する。
給紙搬送部42は、給紙トレイ41a又は手差しトレイT2から搬送された用紙Pを、複数の中間ローラ、レジストローラ42a等を経て転写装置43aへと搬送する。
また、給紙搬送部42は、搬送路切換板により、片面画像形成処理済みの用紙Pを両面搬送路に搬送し、再び中間ローラ、レジストローラ42aを経て転写装置43aへと搬送する。
画像形成部43は、感光体ドラム、帯電装置、画像データに基づくレーザ光を出力するレーザ出力部とレーザ光を主走査方向に走査させるポリゴンミラーとを有する露光装置、現像装置、転写装置43a、クリーニング部、定着装置43bを備えている。具体的には、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置でレーザ光を照射して静電潜像を形成する。そして、現像装置は、静電潜像が形成された感光体ドラムの表面に帯電したトナーを付着させて静電潜像を現像する。現像装置により感光体ドラム上に形成されたトナー像は、転写装置43aにおいて用紙Pに転写される。また、用紙Pにトナー像が転写された後、感光体ドラムの表面の残留トナー等は、クリーニング部により除去される。
定着装置43bは、給紙搬送部42によって搬送された用紙Pに転写されたトナー像を熱定着する。定着処理された用紙Pは、搬出部44の排紙ローラに挟持されて搬出口から後処理部50へ搬送される。
後処理部50は、画像が形成された用紙のソート処理を行うソート部、パンチ処理を行うパンチ部、設定された綴じ位置に用紙の束を綴じるステイプル処理を行うステイプル部、折り処理を行う折り部、断裁処理を行う断裁部等の後処理ユニットを備える。各種処理が施された又は施されなかった用紙は、排紙トレイT3に排紙される。
図11に、画像形成装置1の制御ブロック図を示す。
図11に示すように、画像形成装置1は、本体部1aとプリンタコントローラ1bと、本体部1aに接続された後処理部50から構成されている。画像形成装置1は、プリンタコントローラ1bのLANIF(Local Area Network InterFace)14を介してネットワーク3上の外部装置2と相互に情報の送受信が可能に接続されている。
本体部1aは、画像読取部20、操作表示部30、プリント部40、画像制御基板100を備えて構成される。なお、図1で説明した各部と同一の構成には、同一の符号を付してその説明を省略する。
画像制御基板100は、制御部110、不揮発メモリ120、RAM(Random Access Memory)130、読取処理部140、圧縮IC150、DRAM(Dynamic Random Access Memory)制御IC160、画像メモリ170、伸長IC180、書込処理部190から構成される。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、不揮発メモリ120に格納されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを読み出してRAM130に展開し、RAM130に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行し、画像形成装置1の各部を集中制御する。
例えば、操作表示部30や外部装置2から入力される指示信号に従って、コピーモード、プリンタモード、スキャナモードを切り替え、複写、プリント、画像データの読取等の制御を行う。
制御部110は、不揮発メモリ120から本実施の形態に係るジョブ実行プログラム、RAM130から画像形成条件等の各種データからなるページデータを有するジョブデータ、画像メモリ170からジョブデータを構成する各ページデータの画像データ(白紙画像データも含む)等の各種データを読み出し、当該プログラム及び各種データとの協働により、プリント部40に異なる画像形成条件のページデータを有するジョブを実行して画像形成させる際、先頭のページデータに設定された用紙(先頭紙)の画像形成条件又は最終のページデータに設定された用紙(最終紙)の画像形成条件と、ジョブの実行前に設定されている画像形成条件とを比較し、当該比較結果に基づいて、先頭紙から最終紙に向かう順番(以下、1toN)、又は、最終紙から先頭紙に向かう順番(以下、Nto1)のうちいずれか一方の順番で画像形成順を設定して、画像形成を行なう処理を制御する。
特に、ジョブが複数の部から構成されている場合には、制御部110は、各部の先頭紙の画像形成条件又は最終紙の画像形成条件と、各部の実行前に設定されている画像形成条件とを比較し、当該比較結果に基づいて、部毎に、1toN、又は、Nto1のうちいずれか一方の順番で画像形成順を設定して、画像形成を行う処理を制御する。
即ち、制御部は、先頭紙の画像形成条件又は最終紙の画像形成条件と、現在設定されている画像形成条件(ジョブの実行前に設定されている画像形成条件、又は、各部の実行前に設定されている画像形成条件)との比較結果に基づいて、1toN、又は、Nto1のうちいずれか一方の順番で画像形成順を設定し、画像形成を行う処理を制御する。
画像形成条件とは、用紙のサイズを除く、厚紙、コート紙、光沢紙等の用紙の材質や製造工程によって分類される用紙の種類毎にそれぞれ設定されている固有の条件であり、ジョブの各ページデータに基づく画像形成の実行に伴う条件、例えば、定着温度や画像形成速度又はこれらの組み合わせである。
不揮発メモリ120は、画像形成に係る各種処理プログラム及びデータの他、本実施の形態に係るジョブ実行プログラム、用紙の種類毎の画像形成条件、各種プログラムで処理されたデータ等を記憶する。また、各給紙トレイに収容されている用紙の種類の名称、用紙サイズ(例えば、A4、A3、B5等)、紙の重さ等の各種情報を記憶する。
RAM130は、制御部110により実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータ、ジョブデータ、後処理ユニット51に搬送された用紙に対応するページデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
読取処理部140は、画像読取部20の画像読取制御部200から入力されるアナログ画像信号に、アナログ処理、A/D変換処理、シェーディング処理等の各種処理を施した後、デジタル画像データを生成する。生成された画像データは、圧縮IC150に出力される。
圧縮IC150は、入力されたデジタル画像データに圧縮処理を施してDRAM制御IC160に出力する。
DRAM制御IC160は、制御部110からの指示に従って、圧縮IC150による画像データの圧縮処理及び伸長IC180による圧縮画像データの伸長処理を制御するとともに、画像メモリ170への画像データの入出力制御を行う。例えば、画像読取部20により読み取られた画像信号の保存が指示されると、読取処理部140から入力された画像データの圧縮処理を圧縮IC150により実行させて、圧縮画像データを画像メモリ170の圧縮メモリ171に格納させる。また、圧縮メモリ171に格納された圧縮画像データのプリント出力が指示されると、圧縮メモリ171から圧縮画像データを読み出し、伸長IC180により伸長処理を施してページメモリ172に格納させる。さらに、ページメモリ172に格納された画像データのプリント出力が指示されると、ページメモリ172から画像データを読み出して書込処理部190に出力する。
画像メモリ170は、DRAM(Dynamic RAM)から構成される圧縮メモリ171とページメモリ172とを備える。圧縮メモリ171は、圧縮画像データを格納するためのメモリであり、ページメモリ172は、プリント出力用の画像データ(プリントデータ)を一時的に格納するためのメモリである。
伸長IC180は、圧縮画像データに伸長処理を施す。
書込処理部190は、DRAM制御IC160から入力された画像データに基づいて、画像形成のためのプリントデータを生成し、プリント部40に出力する。
画像読取部20は、CCD22a、画像読取制御部200、その他ここでは図示しないが図1に示した自動原稿送り部21、読取部22等から構成される。画像読取制御部200は、自動原稿送り部21、読取部22等を制御して、原稿面の露光走査を実行させ、光の反射光をCCD22aにより光電変換を行わせて画像を読み取る。読み取られたアナログ画像信号は読取処理部140に出力される。
操作表示部30は、LCD(Liquid Crystal Display)、LCDを覆うように設けられたタッチパネル31、操作表示制御部300、その他図示しないテンキー等の操作キー群から構成される。操作表示制御部300は、制御部110から入力される表示信号に従って、各種設定条件を入力するための各種設定画面、図2〜10に示すような各種画面や各種処理結果等をLCDに表示させる。また、操作表示制御部300は、操作キー群又はタッチパネル31から入力される操作信号を制御部110に出力する。
プリント部40は、図1に示した画像形成部43等のプリント出力に係る各部やプリント制御部400を備えて構成される。プリント制御部400は、制御部110からの指示に従って画像形成部43等のプリント部40の各部の動作を制御し、書込処理部190から入力されたプリントデータに基づいて用紙Pに画像形成を行わせると共に、制御部110からの指示に従って後処理部50の各部を動作させる指示信号を後処理制御部500に出力する。
後処理部50は、各種後処理ユニット51等と、各種後処理ユニット51へ用紙を搬送する搬送ローラ等の搬送手段が設けられており、各種後処理ユニット51は後処理制御部500により統括的に制御されている。後処理制御部500は、制御部110からプリント制御部400を介して入力される後処理の指示信号に応じて、用紙Pを搬送経路に沿って所定の後処理ユニットに搬送し、各部を駆動制御して用紙Pに所定の後処理を行わせ、排紙トレイT3に排紙させる制御を行う。
次に、プリンタコントローラ1bの各部について説明する。プリンタコントローラ1bは、画像形成装置1をネットワークプリンタとして使用する場合に、ネットワーク3に接続される外部装置2から画像形成装置1に入力されるジョブの管理及び制御を行うものであり、外部装置2からプリント対象のデータを受信し、当該データをジョブとして本体部1aへ送信する。
プリンタコントローラ1bは、コントローラ制御部11、DRAM制御IC12、画像メモリ13、LANIF14から構成される。
コントローラ制御部11は、プリンタコントローラ1b各部の動作を統括的に制御し、LANIF14を介して、外部装置2から入力されるデータをジョブとして本体部1aへ送信する。
DRAM制御IC12は、LANIF14により受信されたデータの画像メモリ13への格納や、画像メモリ13からのデータの読み出しを制御する。また、DRAM制御IC12は、画像制御基板100のDRAM制御IC160とPCI(Peripheral Components Interconnect)バスで接続されており、コントローラ制御部11からの指示に従って、プリント対象のデータを画像メモリ13から読み出してDRAM制御IC160に出力する。
画像メモリ13は、DRAMから構成され、入力された出力データを一時的に格納する。
LANIF14は、NIC(Network Interface Card)やモデム等のLAN等のネットワーク3に接続するための通信インターフェイスであり、外部装置2からデータを受信する。受信されたデータは、DRAM制御IC12に出力される。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図12に、本実施の形態におけるジョブ実行処理のフローチャートを示す。図12に示すフローチャートは、制御部110によって実行される処理である。
制御部110は、ジョブのジョブデータの取得が完了すると、当該ジョブのジョブ実行処理を開始する(ステップS1)。制御部110は、当該ジョブの先頭のページデータに設定されている用紙(先頭紙)の用紙の種類に対応する画像形成条件としての定着温度と、現在設定されている画像形成条件としての定着温度とを比較し、先頭紙の用紙の種類に対応する画像形成条件としての定着温度が、現在設定されている画像形成条件としての定着温度と一致するか否かを判別する(ステップS2)。
制御部110は、先頭紙の用紙の種類に対応する画像形成条件としての定着温度が、現在設定されている画像形成条件としての定着温度と一致しない場合(ステップS2;No)、当該ジョブの最終のページデータに設定されている用紙(最終紙)の用紙の種類に対応する画像形成条件としての定着温度と、現在設定されている画像形成条件としての定着温度とを比較し、最終紙の用紙の種類に対応する画像形成条件としての定着温度が、現在設定されている画像形成条件としての定着温度と一致するか否かを判別する(ステップS3)。
制御部110は、最終紙の用紙の種類に対応する画像形成条件としての定着温度が、現在設定されている画像形成条件としての定着温度と一致する場合(ステップS3;Yes)、画像形成順をNto1に設定する(ステップS4)。
制御部110は、先頭紙の用紙の種類に対応する画像形成条件としての定着温度が、現在設定されている画像形成条件としての定着温度と一致する場合(ステップS2;Yes)、又は、最終紙の用紙の種類に対応する画像形成条件としての定着温度が、現在設定されている画像形成条件としての定着温度と一致しない場合(ステップS3;No)、画像形成順を1toNに設定する(ステップS5)。
制御部110は、設定した画像形成順に基づいて順次、1部分のプリントデータを生成させ、当該プリントデータに基づくプリント処理を実行させる(ステップS6)。
制御部110は、1部分のプリント処理が実行された後、当該ジョブにおける最終部がプリント処理されることにより画像形成された用紙が排紙トレイに排紙されたか否かを判別し(ステップS7)、最終部の用紙が排紙トレイに排紙されていない場合(ステップS7;No)、ステップS1に戻る。
制御部110は、最終部の用紙が排紙トレイに排紙された場合(ステップS7;Yes)、本処理を終了させる。
図13(a)、図13(b)に、ジョブ実行動作例を示す。図13(a)に従来の例、図13(b)に本実施の形態の例を示す。
図13(a)、図13(b)に示すジョブとしては、6ページのページデータを2部、用紙の片面に画像形成するジョブであり、1〜5ページ目のページデータはトレイ1に収容された用紙に画像形成を行い、6ページ目のページデータはウラ表紙としてトレイ2に収容された用紙に画像形成を行うものとする。また、トレイ1に対応する給紙トレイに収容されている用紙を普通紙、トレイ2に対応する給紙トレイに収容されている用紙を厚紙とする。
ページデータに基づいて、設定された給紙トレイから用紙を給紙して画像形成を行い排紙トレイに排紙するプリント処理に要する時間を1枚あたり1秒とする。
用紙の種類毎に異なる定着温度の例としては、普通紙の定着温度を180℃とし、普通紙よりも厚さのある厚紙の定着温度を200℃とする。また、定着温度を180℃から200℃に上昇させるために要する時間を30秒とし、200℃から180℃に下降させるために要する時間を60秒とする。なお、定着温度を変更させる時間は、画像形成装置1の設置環境や定着装置43bに用いられる定着部材(例えば定着ローラ)の構造・熱容量等に異なるため、これに限らない。また、本ジョブを実行する前の定着温度は200℃であるものとする。
図13(a)、図13(b)では、1〜5ページの各ページデータを「P1〜5」、ウラ表紙となる6ページ目のページデータを「裏」と略し、プリント処理に要する時間及び定着温度の変更に要する時間を括弧書きで示す。
まず、図13(a)に示す従来のジョブ実行処理の動作について説明する。
図13(a)に示すように、従来は、ジョブの先頭のページデータから順次実行されるものである。
まず、1から5ページ目のページデータは普通紙に画像形成を行うため、定着温度が現在の画像形成条件としての定着温度、即ち、ジョブの実行前に設定されている定着温度200℃から普通紙の定着温度180℃に変更された後、プリント処理が実行され、1から5ページ目のページデータに基づいて画像形成された5枚の普通紙が排紙トレイに排紙される。従って、先頭紙が普通紙であるのに対し、ジョブの実行前に設定されている定着温度が厚紙の定着温度(200℃)であるため、本ジョブを開始する前に、定着温度を200℃から180℃に下降させるのに60秒要することとなる。
次に、ウラ表紙となる6ページ目のページデータは厚紙に画像形成が行われるため、定着温度が定着温度180℃から厚紙の定着温度200℃に変更された後、プリント処理が実行され、6ページ目のページデータに基づいて画像形成された1枚の厚紙が排紙トレイに排紙され、1部目のプリント処理が完了する。従って、6ページ目のページデータに基づいて画像形成する前に、定着温度を180℃から200℃に上昇させるのに30秒要することとなる。
1部目のプリント処理が完了後、2部目のプリント処理の実行が開始される。
2部目のプリント処理の実行開始時の定着温度は、1部目の最終紙に基づく定着温度である200℃である。従って、1部目のプリント処理の実行開始時と同様に、定着温度が現在の画像形成条件としての定着温度、即ち、2部目の実行前に設定されている定着温度200℃から普通紙の定着温度180℃に変更された後、1から5ページ目のページデータのプリント処理が実行される。
そして、1部目のプリント処理の実行開始時と同様に、定着温度が180℃から200℃に上昇された後、ウラ表紙となる6ページ目のページデータのプリント処理が実行され、2部目のプリント処理が完了し、本ジョブのプリント処理が終了する。
このように従来のジョブ実行動作では、先頭のページデータから順次実行されるものであるため、定着温度を180℃から200℃に変更する動作が2回、200℃から180℃に変更する動作が2回行われ、定着温度を変更する時間が180秒必要となり、1つのジョブの実行中に何度も定着温度の変更を行なわなくてはならず、ジョブの実行時間の短縮が図りにくいものである。
図13(b)に示すように、本実施の形態におけるジョブ実行動作は、部毎に、先頭紙又は最終紙の定着温度と現在の画像形成条件としての定着温度、即ち、ジョブの実行前に設定されている定着温度、又は、各部の実行前に設定されている定着温度とを比較し、当該比較結果に応じて、画像形成順を1toN又はNto1に切り替えて画像形成を行うものである。
まず、ジョブを参照し、現在の画像形成条件としての定着温度、即ち、ジョブの実行前に設定されている定着温度200℃と厚紙に画像形成を行いウラ表紙となる6ページ目のページデータ(最終のページデータ)の用紙(最終紙)の定着温度(厚紙の定着温度200℃)が一致することから、1部目の画像形成順がNto1に設定される。当該設定に基づいて、1部目のプリント処理が実行される。
1部目のプリント処理は、Nto1に設定されるため、最初にウラ表紙となる6ページ目のページデータに基づいてプリント処理が実行される。ウラ表紙となる6ページ目のページデータは、厚紙に画像形成されることから、定着温度がジョブの実行前に設定されている定着温度200℃と一致し、定着温度の変更なしにプリント処理が実行される。
即ち、最終紙の画像形成条件とジョブの実行前に設定されている画像形成条件とが一致する場合、最終紙から先頭紙に向かう順番で画像形成順を設定することにより、画像形成条件の変更回数を削減することができる。
6ページ目のページデータに基づくプリント処理が完了すると5から1ページ目のページデータは普通紙に画像形成を行うため、定着温度が200℃から普通紙の定着温度180℃に変更された後、5ページから1ページに向かう順番で5から1ページ目のページデータに基づいて画像形成された5枚の普通紙が排紙トレイに排紙され、1部目のプリント処理が完了する。
1部目のプリント処理が完了した後、2部目のプリント処理の実行が開始される。
2部目のプリント処理の実行開始時の定着温度は、1部目の最後に画像形成された1ページ目のページデータに基づく定着温度である180℃である。
従って、現在の画像形成条件としての定着温度、即ち、2部目の実行前に設定されている定着温度180℃と普通紙に画像形成を行う1ページ目のページデータ(最初のページデータ)の用紙(先頭紙)の定着温度(普通紙の定着温度180℃)が一致することから、2部目の画像形成順が1toNに設定される。当該設定に基づいて、2部目のプリント処理が実行される。
2部目のプリント処理は、1toNに設定されるため、最初に1ページ目のページデータに基づいてプリント処理が実行される。1ページ目のページデータは、普通紙に画像形成されることから、定着温度が2部目の実行前に設定されている定着温度180℃と一致し、定着温度の変更なしに1ページ目のページデータに基づいてプリント処理が実行され、順次、1ページから5ページに向かう順番で1から5ページ目のページデータに基づいて画像形成された5枚の普通紙が排紙トレイに排紙される。
即ち、先頭紙の画像形成条件と各部の実行前に設定されている画像形成条件とが一致する場合、画像形成条件の変更なしに先頭紙から最終紙に向かう順番で画像形成順を設定することができ、画像形成条件の変更回数を削減することができる。
5ページ目のページデータに基づくプリント処理が完了すると、6ページ目のページデータは厚紙に画像形成を行うため、定着温度が180℃から厚紙の定着温度200℃に変更された後、ウラ表紙となる6ページ目のページデータに基づいて画像形成された1枚の厚紙が排紙トレイに排紙され、2部目のプリント処理が完了する。
このように本実施の形態のジョブ実行動作では、定着温度を180℃から200℃に変更する動作を1回、200℃から180℃に変更する動作を1回に留めることができるため、定着温度を変更する時間の合計時間が90秒となり、従来と比べて定着温度を変更する合計時間を90秒短縮することができる。
なお、本実施の形態においては、画像形成条件として定着温度を挙げて説明したが、画像形成速度や、定着温度及び画像形成速度であっても同様の効果を得られるものであり、画像形成条件としては画像形成時における画像形成装置1の機器状態であればよく、これに限らない。
以上のように、本実施の形態によれば、ジョブの実行前に設定されている画像形成条件と先頭紙又は最終紙のうちいずれか一方の画像形成条件との比較結果に基づいて、画像形成順を設定することができるため、画像形成条件の変更回数を削減することができ、また、画像形成条件の変更に要する時間の合計時間を短縮することができるため、ジョブ単体の実行時間を短縮することができる。
特に、ジョブが複数の部から構成されている場合、各部の実行前に設定されている画像形成条件と先頭紙又は最終紙のうちいずれか一方の画像形成条件との比較結果に基づいて、画像形成順を設定することができるため、各部における画像形成条件の変更回数を削減することができ、また、画像形成条件の変更に要する時間の合計時間を短縮することができるため、部単位での実行時間を短縮することができ、ジョブの実行時間を短縮することができる。
また、用紙の種類によって異なる画像形成条件に変更する際に時間を多く要する定着条件、画像形成速度、又はこれらの組み合わせの比較結果に応じて、画像形成順を設定することができるため、ジョブの実行時間を短縮することができる。
また、本発明は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
画像形成装置の概略断面構成図である。 機械状態設定画面の例を示す図である。 用紙設定画面の例を示す図である。 トレイ設定画面の例を示す図である。 トレイ設定変更画面の例を示す図である。 トレイ用紙種類設定画面の例を示す図である。 コピー設定画面の例を示す図である。 応用設定画面の例を示す図である。 インターシート設定画面の例を示す図である。 ウラ表紙設定画面の例を示す図である。 画像形成装置の制御ブロック図である。 ジョブ実行処理のフローチャートである。 図13(a)は従来のジョブ実行動作例を示す図であり、図13(b)は本実施の形態のジョブ実行動作例を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
1a 本体部
1b プリンタコントローラ
2 外部装置
3 ネットワーク
11 コントローラ制御部
12 DRAM制御IC
13 画像メモリ
14 LANIF
20 画像読取部
21 自動原稿送り部
22 読取部
22a CCD
30 操作表示部
31 タッチパネル
40 プリント部
41 給紙部
41a 給紙トレイ
41b 給紙手段
42 給紙搬送部
42a レジストローラ
43 画像形成部
43a 転写装置
43b 定着装置
44 搬出部
50 後処理部
51 後処理ユニット
100 画像制御基板
110 制御部
120 不揮発メモリ
130 RAM
140 読取処理部
150 圧縮IC
160 DRAM制御IC
170 画像メモリ
171 圧縮メモリ
172 ページメモリ
180 伸長IC
190 書込処理部
200 画像読取制御部
300 操作表示制御部
400 プリント制御部
500 後処理制御部
B10a 用紙設定ボタン
B10b 調整設定ボタン
B10c コントローラ設定ボタン
B11a トレイ設定ボタン
B11b 用紙条件登録ボタン
B11c 用紙条件削除ボタン
B12 トレイ選択部
B12a トレイボタン
B12b 設定変更ボタン
B12c 設定登録ボタン
B12d サイズ設定ボタン
B12e 用紙条件選択ボタン
B12f エアーブロー設定ボタン
B13a 用紙種類ボタン
B13b 坪量ボタン
B13c 色紙ボタン
B13d パンチ穴ボタン
B13e 表裏調整ボタン
B13f OKボタン
B14 用紙種類選択部
B14a 用紙種類ボタン
B14b OKボタン
B20 応用設定ボタン
B21 インターシート設定ボタン
B22a オモテ表紙ボタン
B22b ウラ表紙ボタン
B22c 挿入紙ボタン
B23 トレイ用紙選択部
B23a 表紙なしボタン
B23b 印刷表紙ありボタン
B23c 白紙表紙ありボタン
B23d 片面ボタン
B23e 両面ボタン
B23f トレイ用紙ボタン
B23g OKボタン
d 原稿
E11 状態表示領域
E12 トレイ表示領域
E13 履歴表示領域
E14 トレイ設定状況表示領域
E21 原稿設定領域
E22 画質設定領域
E23 倍率設定領域
E24 応用設定領域
E25 出力設定領域
E26 両面設定領域
E27 用紙予約設定領域
E28 ページ編集領域
E29 画像応用領域
G10 機械状態設定画面
G11 用紙設定画面
G12 トレイ設定画面
G13 トレイ設定変更画面
G14 トレイ用紙種類設定画面
G20 コピー設定画面
G21 応用設定画面
G22 インターシート設定画面
G23 ウラ表紙設定画面
P 用紙
T1 原稿トレイ
T2 手差しトレイ
T3 排紙トレイ

Claims (5)

  1. 異なる画像形成条件のページデータを有するジョブを実行して画像形成する画像形成部と、
    先頭紙の画像形成条件又は最終紙の画像形成条件と、前記ジョブの実行前に設定されている画像形成条件とを比較し、当該比較結果に基づいて、先頭紙から最終紙に向かう順番、又は、最終紙から先頭紙に向かう順番のうちいずれか一方の順番で画像形成順を設定する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記ジョブは複数の部から構成されており、
    前記制御部は、各部の先頭紙の画像形成条件又は最終紙の画像形成条件と、各部の実行前に設定されている画像形成条件とを比較し、当該比較結果に基づいて、部毎に、先頭紙から最終紙に向かう順番、又は、最終紙から先頭紙に向かう順番のうちいずれか一方の順番で画像形成順を設定する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記比較結果が最終紙の画像形成条件と一致する場合、最終紙から先頭紙に向かう順番で画像形成順を設定する、
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記比較結果が先頭紙の画像形成条件と一致する場合、先頭紙から最終紙に向かう順番で画像形成順を設定する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成条件は、定着条件、画像形成速度、又はこれらの組合せである、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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