JP2009048968A - 密閉型電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス放出口や注液口のような電池の外装ケースに設けられる開口部から電池内部への異物の混入を防止し且つ当該開口部のシール性が良好な密閉型電池を提供する。
【解決手段】外装ケース40,42に設けられたネジ孔24と、ネジ孔24に挿入され締結されたネジ30とを備え、ネジ孔24の底面25には外装ケース40の内部と連通する内側開口部23であって開口径が該ネジ孔24のケース表面における孔径よりも小さい開口部23が設けられており、ネジ孔24の底面25とネジ30の締結された先端32との間には開口部23を覆う孔内部シール部材10が配置されており、孔内部シール部材10はネジ30の締付力によってネジ孔24の底面25に押し付けられて開口部23を封止している密閉型電池100。
【選択図】図2

Description

本発明は、密閉型電池に関する。
近年、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池その他の二次電池は、車両搭載用電源、或いはパソコンおよび携帯端末の電源として重要性が高まっている。特に、軽量で高エネルギー密度が得られるリチウムイオン電池は、車両搭載用高出力電源として好ましく用いられるものとして期待されている。
ところで、この種の電池においては電池製造工程での組立て直後は未充電状態にあるため、この電池に対して初充電が行われる。この初充電時には電池内でガス(典型的には水素ガス)が多量に発生するため、電池の内圧が上昇したり或いは活物質が膨張して電池ケースが変形したりするという問題が生じ得る。従来、上記問題を解決する方法の一つとしては、外装ケースの位置に設けたガス放出口(典型的には電解液の注液口を兼ねる)をネジ留めにより仮封止しておき、初充電後に当該ネジを緩めることによって初充電時に発生したガスを電池ケース外部に放出させる方法が採用されている。ガス抜き後に再びネジを締結し、更に当該ネジと電池ケースとを溶接することによって当該ガス放出口(注液口)の本封止が完了する。なお、この種の従来技術として例えば特許文献1〜4が開示されている。
特開2000−215882号公報 特開2004−119329号公報 特開平11−250887号公報 特開平9−147822号公報
しかしながら、上述した従来技術ではネジを締結する際に電池内部に異物(例えば切削されたネジ屑など)が混入する虞がある。電池内部への異物の混入は電池の微小短絡の要因にもなりかねず好ましくない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その主な目的はガス放出口や注液口のような電池の外装ケースに設けられる開口部から電池内部への異物の混入を防止し且つ当該開口部のシール性が良好な密閉型電池を提供することである。
本発明によって提供される密閉型電池は、外装ケースに設けられたネジ孔と、ネジ孔に挿入され締結されるネジとを備えている。上記ネジ孔の底面には外装ケースの内部と連通する内側開口部であって開口径が該ネジ孔のケース表面における孔径よりも小さい開口部が設けられている。また、上記ネジ孔の底面と上記ネジの締結された先端との間には上記開口部を覆う孔内部シール部材が配置されている。そして、上記孔内部シール部材は、上記ネジの締付力によって上記ネジ孔の底面に押し付けられて上記開口部を封止していることを特徴とする。
かかる構成の密閉型電池によれば、非常に簡単な構成で上記開口部(典型的にはガス放出口としても利用される電解液の注液口)を封止することができ、電池のシール性を確保することができる。
またネジ孔の底面に孔内部シール部材を配置することにより、ネジを締結する際に電池内に異物(例えば切削されたネジ屑など)が混入することを防止することができる。これにより異物混入が電池性能に及ぼす悪影響(例えば正極および負極間への混入による微小短絡の発生など)を未然に防止することができる。その結果、高い信頼性を有する密閉型電池を提供することができる。
さらにネジの締結力で上記内側開口部を封止しているので、当該ネジを緩めることによって封止構造を解除でき、例えば、初充電時に発生したガス(例えばリチウムイオン電池において典型的には水素ガス)を該外装ケース外部へと放出させることができる。その際、上記開口部は孔内部シール部材で覆われているので、当該開口部から電解液が墳出する事態を回避することができる。
ここで開示される密閉型電池のある好適な一態様において、上記外装ケースと上記ネジの頭(即ちネジの外装ケース表面に露出している頭部分)との間には上記ネジ孔を囲む孔外部シール部材が配置されている。そして、上記孔外部のシール部材は、上記ネジの締付力によって上記外装ケース側に押し付けられて当該外装ケースとネジ頭との隙間を封止していることを特徴とする。
かかる構成の密閉型電池によれば、ネジ孔の底面に配置された孔内部シール部材と、ネジ孔の周りを囲む孔外部シール部材との2箇所でシール(封止)構造を構築することができる。そのため電池の外装ケースに設けられる上記開口部のシール性をさらに良好にすることができる。
ここで開示される密閉型電池のある好適な一態様において、上記孔内部シール部材は、上記ネジ孔の内周面との間に隙間が形成されるように配置されていることを特徴とする。
このような構成の上記内側開口部は、上記形成される隙間を介して初充電時に発生したガスをスムーズに放出することが可能となるため、ガス放出口(典型的には注液口を兼ねる。)としての使用に好ましい。
ここで開示される密閉型電池のある好適な一態様において、上記ネジ頭と上記外装ケースとが点付溶接されていることを特徴とする。
これによりネジと外装ケースとの相対的な回転を防止することができる。したがって例えば本発明の電池を車両搭載用電池として使用する場合には走行時の振動によってネジが緩む事態を回避することができる。
ここで開示される密閉型電池のある好適な一態様において、上記ネジ孔の底面はテーパ状に形成されており、上記孔内部シール部材は球形状を有している。
この構成によればテーパ状底面に配置される孔内部シール部材と注液口との位置合わせが容易となり、組み付け性が良好となる。
ここで開示される密閉型電池のある好適な一態様において、上記孔内部シール部材と上記ネジの先端との間には、ネジ締結時の回転力が孔内部シール部材に直接伝わることを回避するための緩衝部材が配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、緩衝部材(典型的には孔内部シール部材とネジ先端との間に配置し得る板状部材)によって、ネジを締結する際に当該ネジの回転力が孔内部シール部材に直接伝わる事態を回避し、ネジを締付ける又は緩める際のネジ回転に連動して孔内部シール部材が移動(典型的には回転)するのを防止することができる。その結果、孔内部シール部材の損傷やシール機能低下を防止することができる。
或いは、ここで開示される密閉型電池のある好適な他の一態様において、上記孔内部シール部材は上記ネジと一体に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば孔内部シール部材と注液口との位置合わせが不要となり、電池の製造工程を簡略化することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態を説明する。以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。以下、角形(箱形)の外装ケースを備える密閉型のリチウムイオン電池100を例として本発明を詳細に説明するが、本発明をかかる実施形態に記載されたものに限定することを意図したものではない。
本実施形態のリチウムイオン二次電池100は、従来の密閉型電池と同様、典型的には所定の電池構成材料(正負極それぞれの活物質、正負極それぞれの集電体、セパレータ等)を具備する電極体と、該電極体および適当な電解液を収容する外装ケースとを備える。
一例として図1に模式的に示すように、本実施形態に係る密閉型リチウムイオン二次電池100は、後述する扁平形状の捲回電極体70(図6参照)を収容し得る形状(本実施形態では箱形)の外装ケース(ケース本体)40を備える。かかる外装ケース40には捲回電極体70の正極と電気的に接続する正極端子50aおよび負極と電気的に接続する負極端子50bが設けられている。外装ケース40の材質(ここではアルミニウム製)やサイズは従来の密閉型電池と同等でよく本発明を限定する要素ではない。
この外装ケース40の上面(具体的にはケース本体40に溶接される蓋部材)42の中央付近には、本実施形態において上記ネジ孔及び内側開口部を構成する注液口形成部20が設けられている。注液口形成部20は、外装ケース40の上面(蓋部材)42から外方に突出した形状を有し、その内部には注液口22(図2参照)が形成されている。
さらに図2を加えて本実施形態に係る注液口形成部20の構成について説明する。図2は図1のII−II断面を模式的に示す断面模式図である。
注液口形成部20は、ネジ30と、ネジ孔24と、注液口22とを備える。ネジ孔24は外装ケースに設けられている。本実施形態ではネジ孔24は外装ケース40の上面(蓋部材)42に形成された略円筒形状の孔である。ネジ孔24の内周面28には、後述する雄ネジに対応する雌ネジが予め形成されており、該ネジ孔24(雌ネジ)に所定形状の雄ネジ30(以下単にネジ30という)が挿入されて締結されている。ネジ30としては種々の形状のものが使用し得るが、典型的には適当なサイズのステンレス製やアルミ製のビス30(例えばナベ頭ビス、丸皿ビス、皿ビス)を使用することができる。
また、ネジ孔24の底面25には、その開口径が該ネジ孔24のケース表面における孔径よりも小さい内側開口部23が設けられている。この開口部23は、注液口22の開口部分を構成している。すなわち開口部23は外装ケース40の内部と連通しており、該開口部23を介して電解液をケース40内に注入可能なように構成されている。本実施形態の開口部23は、ネジ孔24の底面25の中央部分に配置され、その開口形状は略円形状である。
ネジ孔24の底面25とネジ30の締結された先端32との間には、開口部23を覆う孔内部シール部材10が配置されている。孔内部シール部材10は、開口部23を覆い得る形状であればよく、この例では円盤形状である。また、そのサイズはネジ孔24のケース表面における孔径よりも小さく且つ開口部23の開口径よりも大きくなるように構成されている。
かかる孔内部シール部材10によって、注液口22の開口部23が封止されている。すなわち、孔内部シール部材10は、ネジ30の締付力によってネジ孔24の底面25に押し付けられ、その押圧力によって生じた面圧により開口部23を塞いでいる(シールしている)。なお、孔内部シール部材10としては電解液に対して耐食性を有し、且つ適度に弾力性を有する材料を好適に使用することができる。このような材料として、EPDMなどのゴム材料、ポリプロピレン(PP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルコキシエチレンとの共重合体(PFA)などの樹脂材料を挙げることができる。フッ素樹脂材料やフッ素ゴム材料が好適に使用できる。孔内部シール部材10が弾力性を有することにより、ネジ孔24の底面25に押し付けられた孔内部シール部材10は圧縮され、その圧縮による面圧によって孔内部シール部材10とネジ孔24の底面25との密着度を向上させることができる。
かかる構成の密閉型電池100によれば、非常に簡単な構成で開口部23(典型的にはガス放出口としても利用される電解液の注液口22)を封止することができ、電池のシール性を確保することができる。
またネジ孔24の底面に孔内部シール部材10を配置することにより、ネジ30を締結する際に電池内に異物(例えば切削されたネジ屑など)が混入することを防止することができる。これにより異物混入が電池性能に及ぼす悪影響(例えば正極および負極間への混入による微小短絡の発生など)を未然に防止することができる。その結果、高い信頼性を有する密閉型電池100を提供することができる。
さらにネジ30の締結力で上記内側開口部23を封止しているので、当該ネジ30を緩めることによって、電解液の注液口22をガス放出口としても利用することができる。例えば、初充電時に発生したガス(例えばリチウムイオン電池において典型的には水素ガス)を、開口部23を介して該外装ケース40の外部へと放出させることができる。その際、上記開口部23は孔内部シール部材10で覆われているので、当該開口部23から電解液が墳出する事態を回避することができる。また、注液口形成部20は、孔径が大きなネジ孔24と孔径が小さな開口部23とから構成されているため、電解液の這い上がりを防止することもできる。
なお、図示されるように、孔内部シール部材10は、ネジ孔24の内周面28との間に隙間27が形成されるように配置されていることが好ましい。このような構成の内側開口部23は、上記形成される隙間27を介して初充電時に発生したガスをスムーズに放出することが可能となるため、ガス放出口(典型的には注液口を兼ねる。)としての使用に好ましい。
以下、さらに本実施形態に係る密閉型電池100の特徴について詳細に説明する。図2に示すように本実施形態の電池100ではシール部材が2箇所に配置されている。すなわち、上述した孔内部シール部材10に加えて、ネジの頭34(即ちネジ30の外装ケース表面に露出している頭部分)と外装ケース40との間には、孔外部シール部材12が介装されている。孔外部シール部材12は、外装ケース表面に露出したネジ孔24を囲むように配置されている。
孔外部シール部材12は、ネジ頭34と外装ケース40(蓋部材42)との隙間を封止している。すなわち、孔外部シール部材12は、ネジ30の締付力によって外装ケース側に押し付けられて圧縮され、その圧縮によって生じた面圧によりネジ頭34と外装ケース40との隙間を塞いでいる。本実施形態の孔外部シール部材12は、ネジ孔24を画する外縁に沿う環状のゴム製部材(例えばEPDM等)である。また、ネジ頭34の下面には孔外部シール部材12の形状に対応する環状の溝35が形成されている。そして孔外部シール部材12は環状の溝35に嵌入された状態でネジ30の締付力によって外装ケース側に押し付けられている。なお、図示した例ではネジ側(即ちネジ頭34の下面)に溝部35が設けられているが、これに限らず外装ケース40の側(即ち外装ケース表面)にシール部材用の溝部を設けてもよい。
上記構成の密閉型電池100によれば、ネジ孔24の底面25に配置された孔内部シール部材10と、ネジ孔24の周りを囲む孔外部シール部材12との2箇所でシール(封止)構造を構築することができる。そのため電池の外装ケース40に設けられる上記開口部23のシール性をさらに良好にすることができる。
また、ネジ30のネジ頭34は、外装ケース40(蓋部材42)と点付溶接されている。詳細には、ネジ頭34は、その外周に沿う輪状の鍔部36を有している。そして、鍔部36と当該鍔部36に対応する外装ケース表面とが点付溶接されている。
上記構成によれば、ネジ30と外装ケース40との相対的な回転を防止することができる。したがって、例えば電池100を車両搭載用電池として使用する場合には、走行時の振動によってネジ30が緩む事態を回避することができる。なお、上記点付溶接の方法は、典型的な電池において適用され得る種々の溶接手段(例えばレーザ溶接、TIG溶接、MIG溶接、MAG溶接、電子ビーム溶接など)を用いることができる。
次に、図3を加えて電池100を構成する各構成材料について言及しながら密閉型電池100の製造方法について説明する。まず、所定形状(ここでは箱型)を有する外装ケース40を用意する。ここで用意される外装ケース40の材質は、従来の単電池で使用されるものと同じであればよく特に制限はないが、比較的軽量な材質が挙げられる。例えば、金属製外装ケース、好ましくは表面に絶縁用樹脂コーティングが施されているような金属製外装ケース、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂その他の合成樹脂製外装ケースが好適である。
次に、外装ケース40内に正極及び負極を備える電極体70を収容する。本実施形態に係る電極体70は、図3に示すように、通常のリチウムイオン電池の電極体と同様、シート状正極71a(以下「正極シート」という。)とシート状負極71b(以下「負極シート」という。)を計2枚のシート状セパレータ(以下「セパレータシート」という。)と共に積層し捲回させた捲回電極体70である。上記捲回電極体70の製造に際しては、まず、正極シート71aと負極シート71bを計2枚のセパレータシートと共に重ね合わせ、さらに当該正極シート71aと負極シート71bとを捲回し、次いで得られた捲回体を側面方向から押しつぶして拉げさせることによって作製する。
なお、正極シート71a及び負極シート71bの活物質層が形成されていない集電体露出部分72a、72bには、それぞれ正極リード端子74aおよび負極リード端子74bが付設されており、上述の正極端子50aおよび負極端子50b(図1)と電気的に接続される。
捲回電極体70を構成する材料および部材自体は、従来のリチウムイオン電池の電極体と同様でよく、特に制限はない。例えば、正極シート71aは長尺状の正極集電体の上にリチウムイオン電池用正極活物質層が付与されて形成され得る。正極集電体にはアルミニウム箔(本実施形態)その他の正極に適する金属箔が好適に使用される。正極活物質は従来からリチウムイオン電池に用いられる物質の一種または二種以上を特に限定することなく使用することができる。好適例として、LiMn、LiCoO、LiNiO等が挙げられる。例えば、長さ2〜4m(例えば2.7m)、幅8〜12cm(例えば10cm)、厚さ5〜20μm(例えば15μm)程度のアルミニウム箔を集電体として使用し、その表面の所定領域に常法によってニッケル酸リチウムを主体とするリチウムイオン電池用正極活物質層(例えばニッケル酸リチウム88質量%、アセチレンブラック10質量%、ポリテトラフルオロエチレン1質量%、カルボキシメチルセルロース1質量%)を形成することによって好適な正極シートが得られる。
一方、負極シート71bは長尺状の負極集電体の上にリチウムイオン電池用負極活物質層が付与されて形成され得る。負極集電体には銅箔(本実施形態)その他の負極に適する金属箔が好適に使用される。負極活物質は従来からリチウムイオン電池に用いられる物質の一種または二種以上を特に限定することなく使用することができる。好適例として、グラファイトカーボン、アモルファスカーボン等の炭素系材料、リチウム含有遷移金属酸化物や遷移金属窒化物等が挙げられる。例えば、長さ2〜4m(例えば2.9m)、幅8〜12cm(例えば10cm)、厚さ5〜20μm(例えば10μm)程度の銅箔を使用し、その表面の所定領域に常法によって黒鉛を主体とするリチウムイオン電池用負極活物質層(例えば黒鉛98質量%、スチレンブタジエンラバー1質量%、カルボキシメチルセルロース1質量%)を形成することによって好適な負極シートが得られる。また、正負極シート間に使用される好適なセパレータシートとしては多孔質ポリオレフィン系樹脂で構成されたものが挙げられる。例えば、長さ2〜4m(例えば3.1m)、幅8〜12cm(例えば11cm)、厚さ5〜30μm(例えば25μm)程度の合成樹脂製(例えばポリエチレン等のポリオレフィン製)多孔質セパレータシートが好適に使用し得る。
なお、電解質として固体電解質若しくはゲル状電解質を使用する場合には、セパレータが不要な場合(即ちこの場合には電解質自体がセパレータとして機能し得る。)があり得る。
なお、密閉型電池100の外装ケース40内に収容する電極体は上記捲回タイプに限定されない。例えば正極シートと負極シートをセパレータ(或いはセパレータとしても機能し得る固体またはゲル状電解質)と共に交互に積層して成る積層タイプの電極体であってもよい。
捲回電極体70を外装ケース40内に収容した後、続けて外装ケース40に形成された注液口形成部20から電解液を注入する。具体的にはネジ孔24の底面25に設けられた内側開口部23(注液口22)を介して電解液を注入する。本実施形態では、非水溶媒に電解質を溶解した非水電解液を注入している。
この電解液を構成する非水溶媒としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート(EMC)、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン等からなる群から選択された一種または二種以上を用いることができる。本実施例に係る密閉型電池では、ジエチルカーボネートとエチレンカーボネートとの混合溶媒(例えば質量比1:1)を用いている。また、この電解液を構成する電解質(支持塩)としては、フッ素を構成元素とする各種リチウム塩から選択される一種または二種以上を用いることができる。例えば、LiPF,LiBF,LiAsF,LiCFSO,LiCSO,LiN(CFSO,LiC(CFSO等からなる群から選択される一種または二種以上を用いることができる。本実施例に係る密閉型電池では、電解質としてヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF)を用いている。その濃度は約1mol/リットルである。
開口部23(注液口22)を介して上記電解液を注入した後、注液口22を仮封止する。この仮封止は、ネジ30をネジ孔24に組み付けることにより行う。具体的には、まずネジ孔の底面25に孔内部シール部材10を配置する。なお圧縮前における孔内部シール部材10の厚みは、ネジ孔の底面25とネジ30の締結された先端32との間の隙間よりも大きくなるように構成されている。次いでドライバなどの工具をネジ30のネジ頭34に係合し、工具からの回転力を伝達することでネジ30を締め付ける。ネジ30の締め付けは、ネジ頭34の下面と外装ケース表面とが当接するまで行われる。このとき、ネジ30の先端32と孔内部シール部材10とが当接し、ネジ30の締結力によって孔内部シール部材10はネジ孔の底面25に押し付けられて圧縮される。この圧縮により生じた面圧によって孔内部シール部材10はネジ孔の底面25に密着し、開口部23を塞ぐ(仮封止する)ことができる。
上記構成によれば、仮封止の際にネジ30を孔内部シール部材10の上から締結しているので、ネジ30を締結する際に電池内に異物(例えば切削されたネジ屑など)が混入することを防止することができる。
なお、孔内部シール部材10は、当該孔内部シール部材10が適度な面圧によって開口部23を封止し得るように、適当な弾力性を維持しつつ圧縮されるのが好ましい。この例では孔内部シール部材10の圧縮率は、凡そ20〜30%となるように調整されている。この圧縮率の調整は、圧縮前における孔内部シール部材10の厚みと、ネジ孔24の深さと、ネジ30の軸長さ(即ちネジの締結方向におけるネジ頭34の下面とネジ先端32との間の距離)とを適当なサイズに設定することにより行われる。この調整方法によれば、例えば一例を挙げれば、ネジ頭34と外装ケース表面とが当接するまでネジ30を締め付けることにより、孔内部シール部材10の圧縮率を所定の値に維持することができ、圧縮率の管理が容易となる。
また、上述した仮封止では、孔内部シール部材10に加えて孔外部シール部材12による封止が同時に行われる。つまり、ネジ側の環状の溝35に孔外部シール部材12を嵌入し、次いでネジ30を締め付けることにより、ネジ頭34と外装ケース表面との隙間を塞ぐ(封止する)ことができる。なお、圧縮前における孔外部シール部材12の厚みは、環状の溝35の深さよりも大きくなるように構成されている。また、孔外部シール部材12の圧縮率は、圧縮前における孔外部シール部材12の厚みと、環状の溝35の深さとを適当なサイズに設定することにより、好適な圧縮率(ここでは20〜30%)に調整することができる。
このようにして電池100の注液口形成部20を仮封止した後、電池の初充電を行う。この初充電の際に外装ケース40内でガス(例えばリチウムイオン電池において典型的には水素ガス)が生じ得る。
次いで注液口22の仮封止を解除することにより生じたガスの放出、つまりガス抜きを行う。具体的にはネジ30を緩めて開口部23を開放し、当該開口部23を介してガスを該外装ケース40外へと放出させる。このとき、孔内部シール部材10は、ネジ孔24の内周面28との間に隙間27が形成されるように配置されているため、当該隙間27を介してガスをスムーズに放出することができる。
その後しばらく放置して適切なガス量を外装ケース40外へと放出した後、開口部23(注液口22)を含む注液口形成部20を本封止する。この本封止は、上述した仮封止と同様にネジ30の締結により行われる。
本実施形態の構成によれば、孔内部シール部材10および孔外部シール部材12の2箇所でシール構造を構築しているためシール性が良好となり、それゆえにネジ30の周囲を全周にわたって外装ケース40と溶接(例えばレーザ溶接)する従来の本封止が不要となる。即ち本実施形態では、非常に簡易な構成で注液口22のシール構造をすることができ、電池の製造コストを低減することができる。
なお、ここでは本封止後にネジ30の緩みを防止するためネジ30の鍔部36と外装ケース40とが簡易に点付溶接されている。
このようにして密閉型電池100全体の気密構造を形成し、密閉型電池100を構築することができる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。
例えば図4に示すように、ネジ孔124の底面125をテーパ状とし、孔内部シール部材110を球形状とした密閉型電池を使用することができる。
この構成によれば、テーパ状底面125に配置される孔内部シール部材110と注液口22との位置合わせが容易となり、組み付け性が良好となる。
また、図5に示すように、孔内部シール部材10とネジ30の先端32との間に、ネジ締結時の回転力が孔内部シール部材10に直接伝わることを回避するための緩衝部材16を配置することができる。
この構成によれば、緩衝部材16(典型的には孔内部シール部材とネジ先端との間に配置し得る板状部材16)によって、ネジ30を締結する際に当該ネジ30の回転力が孔内部シール部材10に直接伝わる事態を回避し、ネジ30を締付ける又は緩める際のネジ30回転に連動して孔内部シール部材10が移動(典型的には回転)するのを防止することができる。その結果、孔内部シール部材10の損傷やシール機能低下を防止することができる。なお、緩衝部材16としては例えばステンレス製の板状部材が挙げられる。
あるいは、図6に示すように孔内部シール部材210をネジ30と一体に形成してもよい。この例では、締結前のネジ30の先端の平底部分に孔内部シール部材210を構成するシール材料が予め付与されている。
この構成によれば、孔内部シール部材210と注液口22との位置合わせが不要となり、電池の製造工程を簡略化することができる。
なお、密閉型電池の種類は上述したリチウムイオン電池に限られず、電極体構成材料や電解質が異なる種々の内容の電池、例えばリチウム金属やリチウム合金を負極とするリチウム二次電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、或いは電気二重層キャパシタであってもよい。
また、本実施形態に係る密閉型電池100は、特に自動車等の車両に搭載されるモーター(電動機)用電源として好適に使用し得る。即ち、図7に示すように本実施形態に係る密閉型電池100を単電池として所定の方向に配列し、当該単電池をその配列方向に拘束することによって組電池92を構築し、かかる組電池92を電源として備える車両90(典型的には自動車、特にハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池自動車のような電動機を備える自動車)を提供することができる。
本実施形態に係る電池の構成を模式的に示す模式図である。 図1のII−II断面を模式的に示す断面模式図である。 捲回電極体の一例を模式的に示す正面図である。 別の実施形態に係る注液口形成部の断面を模式的に示す断面模式図である。 別の実施形態に係る注液口形成部の断面を模式的に示す断面模式図である。 別の実施形態に係る注液口形成部の断面を模式的に示す断面模式図である。 本実施形態の電池を備えた車両(自動車)を模式的に示す側面図である。
符号の説明
10,110,210 孔内部シール部材
12 孔外部シール部材
16 板状部材
20 注液口形成部
22 注液口
23 内側開口部
24,124 ネジ孔
25,125 底面
27 隙間
28 内周面
30 ネジ
32 先端
34 ネジ頭
35 溝部
36 鍔部
40 外装ケース(ケース本体)
42 上面(蓋部材)
50a 正極端子
50b 負極端子
70 電極体
71a 正極シート
71b 負極シート
72a 正極側集電体露出部分
72b 負極側集電体露出部分
74a 正極リード端子
74b 負極リード端子
90 車両
92 組電池
100 密閉型電池

Claims (8)

  1. 外装ケースに設けられたネジ孔と、
    前記ネジ孔に挿入され締結されたネジと
    を備え、
    前記ネジ孔の底面には前記外装ケースの内部と連通する内側開口部であって開口径が該ネジ孔のケース表面における孔径よりも小さい開口部が設けられており、
    前記ネジ孔の底面と前記ネジの締結された先端との間には前記開口部を覆う孔内部シール部材が配置されており、
    前記孔内部シール部材は前記ネジの締付力によって前記ネジ孔の底面に押し付けられて前記開口部を封止していることを特徴とする、密閉型電池。
  2. 前記外装ケースと前記ネジの頭との間には前記ネジ孔を囲む孔外部シール部材が配置されており、
    前記孔外部シール部材は前記ネジの締付力によって前記外装ケース側に押し付けられて当該外装ケースとネジ頭との隙間を封止していることを特徴とする、請求項1に記載の密閉型電池。
  3. 前記孔内部シール部材は前記ネジ孔の内周面との間に隙間が形成されるように配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の密閉型電池。
  4. 前記ネジ頭と前記外装ケースとが点付溶接されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一つに記載の密閉型電池。
  5. 前記ネジ孔の底面はテーパ状に形成されており、
    前記孔内部シール部材は球形状を有している、請求項1〜4の何れか一つに記載の密閉型電池。
  6. 前記孔内部シール部材と前記ネジの先端との間には、ネジ締結時の回転力が孔内部シール部材に直接伝わることを回避するための緩衝部材が配置されていることを特徴とする、請求項1〜5の何れか一つに記載の密閉型電池。
  7. 前記孔内部シール部材は前記ネジと一体に形成されていることを特徴とする、請求項1〜5の何れか一つに記載の密閉型電池。
  8. 請求項1〜7の何れか一つに記載の密閉型電池を備える車両。
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