JP2009048049A - ベルト搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルトの幅方向への寄りに応じて、そのベルトの寄りを効率的に補正することができるベルト搬送装置を提供する。
【解決手段】従動ローラに対して傾斜させることが可能な駆動ローラ2によって無端状のベルト1を張架しつつ回転移動させる記録材搬送ユニットであって、前記ベルト1の回転移動方向と直交する幅方向端部に常に接触し、前記ベルト1の幅方向への移動に追従して移動する検知子30と、前記駆動ローラ2を移動可能に支持し、前記検知子30が係合可能であって、係合した検知子30からの駆動力によって駆動ローラ2を従動ローラに対して傾斜させるように移動する移動子21とを有し、前記検知子30の移動量に応じて従動ローラに対する駆動ローラ2の傾斜角度を変更する自動調心機構を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、無端状のベルトを複数の張架部材によって張架しつつ回転移動させるベルト搬送装置に関し、特に電子写真方式を利用した画像形成装置に用いられるベルト搬送装置に関するものである。
従来、電子写真方式を利用したプリンタや複写機などの画像形成装置の中には、無端状のベルトを複数の張架ローラによって張架しつつ回転移動させるベルト搬送装置を用いたものがある。このようなベルト搬送装置においては、ベルトを回転移動させた際に、ベルトが回転移動方向と直交する幅方向において、いずれか一方へ片寄るなど、ベルトが幅方向に蛇行してしまう問題が生じる。
このような問題を解決する技術として、特許文献1には、前述したベルトの蛇行を制御する装置が開示されている。このベルトの蛇行制御装置は、ベルトを張架する2本のローラのうち、ベルトを走行させる駆動ローラと別のローラを揺動可能に設け、この揺動ローラをいずれかの方向に揺動させることによりベルトの蛇行を制御する装置である。詳しくは、ベルトの蛇行に応じて揺動する作動部材によってスプリングクラッチが駆動源からの駆動力を伝達又は非伝達し、その駆動力によってカムが回動されて、揺動ローラを支持している揺動レバーがいずれかの方向に揺動される構成となっている。この構成により、ベルトの幅方向への片寄りに応答して、揺動ローラをいずれかの方向に揺動させ、ベルトの蛇行制御を行っている。
特許第2788683号公報
しかしながら、従来のベルト蛇行制御装置の構成では、揺動ローラは、ベルトの幅方向への移動量にかかわらず、ベルトの幅方向への寄りに応答して一定量しか揺動されない。そのため、例えば長期間の使用によるローラの摩耗などにより、ベルトの幅方向への移動量が使用初期に比べて大きくなった場合、ベルトの幅方向への片寄りを補正するのに時間がかかり、場合によっては補正しきれないおそれがある。
そこで、本発明の目的は、ベルトの幅方向への片寄りに応じて、そのベルトの片寄りを効率的に且つ確実に補正することができるベルト搬送装置を提供することである。
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、第一張架部材と前記第一張架部材に対して傾斜させることが可能な第二張架部材によって無端状のベルトを張架しつつ回転移動させるベルト搬送装置であって、前記ベルトの回転移動方向と直交する幅方向端部に常に接触し、前記ベルトの幅方向への移動に追従して移動する検知部材と、前記第二張架部材を移動可能に支持し、前記検知部材が係合可能であって、係合した検知部材からの駆動力によって前記第二張架部材を前記第一張架部材に対して傾斜させるように移動する移動部材と、を有し、前記検知部材の移動量に応じて前記第一張架部材に対する前記第二張架部材の傾斜角度を変更する角度設定機構を有することを特徴とする。
本発明によれば、第二張架部材は移動部材の移動量(すなわちベルトの幅方向への寄り)に応じた傾斜角度に変更される。そのため、ベルトの幅方向への移動量に応じて、そのベルトの移動を効率的に且つ確実に補正することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔第1実施形態〕
まずベルト搬送装置を有する画像形成装置の概略構成を説明する。図13はベルト搬送装置を有する画像形成装置の一例を示す模式断面図である。
図13に示す画像形成装置は、記録材Pにトナー像を形成する画像形成装置であって、記録材Pを担持して鉛直方向に搬送するベルト搬送装置としての記録材搬送ユニット100を有している。この記録材搬送ユニット100は画像形成装置本体に対して取り付け、取り外し可能に設けられている。記録材搬送ユニット100の対向位置には、色の異なる4つの画像形成ユニットが鉛直方向に並設されている。ここでは、イエロー(以下Y)、マゼンタ(以下M)、シアン(以下C)、ブラック(以下K)の4つの画像形成ユニットを例示している。各画像形成ユニットは同様に構成されており、各画像形成ユニットにおいて、36はレーザースキャナ、34はプロセスカートリッジである。プロセスカートリッジ34は、感光ドラム31と、これに作用するプロセス手段としての帯電ローラ32、現像器33を有しており、画像形成装置本体に対して着脱可能となっている。
各画像形成ユニットの感光ドラム31の対向位置には、記録材搬送ユニット100の無端状のベルト1を介して、転写ローラ35が配置されている。また画像形成装置の下部には、記録材を一枚ずつ給送する給送ユニット41、MP給送ユニット42が配置されている。さらに画像形成装置の上部には、定着ユニット38が配置されている。
各画像形成ユニットにおいて、帯電ローラ32によって均一に帯電された感光ドラム31は、レーザースキャナ36からレーザー光37が照射されて潜像が形成され、その潜像は現像器33によってトナー像として可視化される。その後、給送ユニット41,42から選択的に給送された記録材Pが、記録材搬送ユニット100にてローラにより懸架される無端状のベルト1上に搬送され、そのベルト1によって担持され搬送される。ベルト1によって担持搬送される記録材Pは、順次、転写部Tをなす転写ローラ35と感光ドラム31に狭持され、各感光ドラム31上のトナー像が記録材P上に重ね合わせて転写される。続いて、記録材上のトナー像は定着ユニット38にて加圧加熱され、記録材上に定着された後、排出ローラ39によって排出トレイ40へ排出される。
前記プロセスカートリッジの交換は、画像形成装置本体から記録材搬送ユニット100を取り外して行う。後述するが、記録材搬送ユニット100は取り付け状態によらず、自立的にベルトの幅方向への寄りを補正することから、カートリッジ着脱時の取り付け状態変化が記録材搬送ユニット100の無端状のベルト1の寿命に影響を及ぼすことなく安定して使用できる。
次にベルト搬送装置としての記録材搬送ユニットについて詳しく説明する。図1は記録材搬送ユニットの外観図である。図2は記録材搬送ユニットの内部が見えるように側板9Aを外した状態の図である。
図1及び図2に示すように、記録材搬送ユニット100は、無端状のベルトとしての搬送転写ベルト1を有している。ベルト1は、第一張架部材としての従動ローラ3とテンションローラ4と、従動ローラ3に対して傾斜させることが可能な第二張架部材としての駆動ローラ2によって張架されている。そして、駆動ローラ2が回転駆動されることで、ベルト1が回転移動される。
テンションローラ4は図2の矢印T方向に移動可能に保持されており、テンションローラ付勢バネ5によって付勢され、ベルト1に張力を与えている。
6は駆動ローラ2の軸受、7は従動ローラ3の軸受、8はテンションローラ4の軸受である。9A,9Bは側板であり、前記三つのローラの軸受6,7,8を保持している。
駆動ローラ2の側板9B側の軸受は動かないように保持されているが、駆動ローラ2の側板9A側の軸受は矢印AA又はBB方向に移動可能に保持されている。これにより、駆動ローラ2は、軸方向において、従動ローラ3に対して平行もしくはベルト32に捩れが生じるように傾けて保持される。
図2に示すように、記録材搬送ユニット100は、ベルト1の幅方向への寄りを自動的に補正する自動調心機構10を有している。以下、図3〜図7を用いて、自動調心機構10について詳しく説明する。
自動調心機構10は、以下に説明する検知子30と移動子21を有し、検知子30の移動量に応じて従動ローラ3に対する駆動ローラ2の傾斜角度を変更する角度設定機構である。図4、図6及び図7に示すように、検知子30は、ベルト1の回転移動方向と直交する幅方向端部に接触してベルト端面を検知する検知コロ25を有している。検知子30は、支点26を中心に揺動可能に設けられており、ベルト端面に接触している検知コロ25のベルト1の幅方向への移動に追従して移動する検知部材である。検知子30は、支点26を中心に、検知コロ25がベルト1の端面に常に接触するように矢印Fb方向に付勢されている。さらに検知子30には、支点26を中心にもつ駆動ギア23と、駆動ギア23により回転駆動される駆動出力ギア24が設けられている。ここでは、図4、図6及び図7に示すように駆動源としてのモータMによって駆動ギア23が駆動される構成を例示しているが、この駆動ギアの駆動力は、駆動ローラ2の駆動源からの駆動力、或いは搬送されるベルト1からの入力などであってもかまわない。
駆動出力ギア24の同軸上には、図3及び図5に示すように駆動出力部としてのネジ部20が設けられている。ネジ部20は、後述する移動子21の駆動入力部に選択的に係合可能な駆動出力部としての右ネジ部20A及び左ネジ部20Bを有しており、駆動出力ギア24とともに同方向に回転する。
移動子21は、前述したように側板9A側に矢印AA又はBB方向に移動可能に支持された駆動ローラ2の軸に係合している。移動子21は、支点22を中心に回動可能に設けられており、この支点22を中心とする移動子21の回動によって駆動ローラ2が矢印AA又はBB方向に移動される。ここで、矢印AA方向はベルト1を幅方向一方へ移動させる第1の方向であり、矢印BB方向はベルト1を幅方向他方へ移動させる第2の方向である。
移動子21は、検知子30のネジ部20が係合可能な第一駆動入力部としての右雌ネジ部21A、第二駆動入力部としての左雌ネジ部21Bを有している。右雌ネジ部21Aには右ネジの雌ネジ、左雌ネジ部21Bには左ネジの雌ネジが切ってある。この雌ネジ部21A,21Bに選択的に係合したネジ部20からの駆動力によって、移動子21が支点22を中心に矢印AA又はBB方向に回転移動される。
これにより、移動子21は、従動ローラ3に対する駆動ローラ2の傾斜角度を、検知コロ25の移動量に応じて変更することができる。
ここで、上記自動調心機構10によるベルト1の幅方向への寄りを補正する動作について説明する。
まず図3及び図4を用いて、ベルト1が理想位置1iに対して矢印R方向に寄った場合(ここでは位置1rを例示)の補正動作について説明する。
駆動ローラ2が回転駆動されるとベルト1が矢印D方向に回転移動する。この際、各ローラ2,3,4とベルト1の精度や平行度をいかに高精度に管理したとしても、ベルト1は矢印L、Rどちらかの方向に寄る傾向を持つ。ベルト1が理想位置1iに対して矢印R方向に寄った場合、次のように作用する。
図4に示すように、ベルト1が幅方向他方(矢印R方向)に寄ると、そのベルト1の端面が検知コロ25により検知され、検知子30が支点26を中心に反時計回り方向に回転する。検知子30が反時計回り方向に回転すると、駆動ギア23に連結された駆動出力ギア24が支点26を中心に右雌ネジ部21A側に移動し、図3に示すネジ部20の右ネジ部20Aが移動子21の右雌ネジ部21Aに係合する。駆動出力ギア24は、モータMからの駆動力により支点26を中心に反時計回り方向に回転する駆動ギア23により、時計回り方向に回転される。そして、駆動出力ギア24の時計回り方向の回転が、同方向に回転する右ネジ部20Aから右雌ネジ部21Aに出力されて、移動子21が支点22を中心に反時計回り方向に回転し、駆動ローラ2が矢印AA方向(第1の方向)に移動される。このようにして駆動ローラ2が矢印AA方向に移動されると、ベルト1には図4に示す矢印L方向(幅方向一方)へ寄る力が働き、すなわちベルト1の矢印R方向への寄り傾向を打ち消す方向に駆動ローラ2の傾斜角度が調整される。すなわち、この駆動ローラ2は、幅方向他方(矢印R方向)へ寄ったベルト1を幅方向一方(矢印L方向)へ寄せるように、従動ローラ3に対して矢印AA方向(第1の方向)へ傾けられる。このときの従動ローラ3に対する駆動ローラ2の傾斜角度は、ベルト1の幅方向他方への移動に追従して移動した検知コロ25の移動量に応じた分となる。
同様に図5及び図6を用いて、ベルト1が理想位置1iに対して矢印L方向に寄った場合(ここでは位置1lを例示)の補正動作について説明する。
図6に示すように、ベルト1が幅方向一方(矢印L方向)に寄ると、そのベルト1の端面が検知コロ25により検知され、検知子30が支点26を中心に時計回り方向に回転する。検知子30が時計回り方向に回転すると、駆動ギア23に連結された駆動出力ギア24が支点26を中心に左雌ネジ部21B側に移動し、図5に示すネジ部20の左ネジ部20Bが移動子21の左雌ネジ部21Bに係合する。駆動出力ギア24は、モータMからの駆動力により支点26を中心に反時計回り方向に回転する駆動ギア23により、時計回り方向に回転される。そして、駆動出力ギア24の時計回り方向の回転が、同方向に回転する左ネジ部20Bから左雌ネジ部21Bに出力されて、移動子21が支点22を中心に時計回り方向に回転し、駆動ローラ2が矢印BB方向(第2の方向)に移動される。このようにして駆動ローラ2が矢印BB方向に移動されると、ベルト1には図6に示す矢印R方向(幅方向他方)へ寄る力が働き、すなわちベルト1の矢印L方向への寄り傾向を打ち消す方向に駆動ローラ2の傾斜角度が調整される。すなわち、この駆動ローラ2は、幅方向一方(矢印L方向)へ寄ったベルト1を幅方向他方(矢印R方向)へ寄せるように、従動ローラ3に対して矢印AA方向(第2の方向)傾けられる。このときの従動ローラ3に対する駆動ローラ2の傾斜角度は、ベルト1の幅方向一方への移動に追従して移動した検知コロ25の移動量に応じた分となる。
上述したようにベルト1が理想位置から幅方向いずれかの方向に寄ってしまっても、それを打ち消す方向に駆動ローラ2の傾斜角度が調整される。そして、ベルト1は幅方向への寄りが制御された状態で走行し、その結果、図7に示すように検知子30が有するネジ部20(駆動出力ギア24)は、いずれの雌ネジ部21A,21Bにも係合しない領域にて、平衡状態となる。
上述したように、本実施形態によれば、駆動ローラ2は検知子30の移動量(すなわちベルト1の幅方向への寄り)に応じた傾斜角度に変更される。そのため、ベルト1の幅方向への移動量に応じて、そのベルト1の寄りを効率的に且つ確実に補正することができる。
〔第2実施形態〕
ベルト搬送装置としての記録材搬送ユニット100が有する、自動調心機構の他の例について説明する。この自動調心機構を除く、ベルト搬送装置及び画像形成装置の構成は、前述した実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。また、同等の機能を有する部材には同一の符号を付している。以下、図8〜図12を用いて、自動調心機構について詳しく説明する。
自動調心機構は、以下に説明する検知子30と移動子51及び移動子駆動部50を有し、検知子30の移動量に応じて従動ローラ3に対する駆動ローラ2の傾斜角度を変更する角度設定機構である。図9、図11及び図12に示すように、検知子30は、ベルト1の回転移動方向と直交する幅方向端部に接触してベルト端面を検知する検知コロ25を有している。検知コロ25は、支点26を中心に揺動可能に設けられており、ベルト端面に接触している検知コロ25のベルト1の幅方向への移動に追従して移動する検知部材である。検知子30は、支点26を中心に、検知コロ25がベルト1の端面に常に接触するように矢印Fb方向に付勢されている。さらに検知子30には、支点26を中心にもつ駆動ギア23と、駆動ギア23により回転駆動される駆動出力摩擦車54が設けられている。駆動出力摩擦車24は、EPDMなどから構成される摩擦伝導部により構成される。ここでは、図9、図11及び図12に示すように駆動源としてのモータMによって駆動ギア23が駆動される構成を例示しているが、この駆動ギアの駆動力は、駆動ローラ2の駆動源からの駆動力、或いは搬送されるベルト1からの入力などであってもかまわない。
移動子51は、前述したように側板9A側に矢印AA又はBB方向に移動可能に支持された駆動ローラ2の軸に係合している。移動子51は、支点52を中心に回動可能に設けられており、この支点52を中心とする移動子51の回動によって駆動ローラ2が矢印AA又はBB方向に移動される。ここで、矢印AA方向はベルト1を幅方向一方へ移動させる第1の方向であり、矢印BB方向はベルト1を幅方向他方へ移動させる第2の方向である。また移動子51は、後述する移動子駆動部50のネジ部50Dに連結されたナット部51Cを有している。
移動子駆動部50は、検知子30の駆動出力摩擦車54が係合可能な第一駆動入力部としての外側摺動部50A、第二駆動入力部としての内側摺動部50Bを有している。更に移動子駆動部50は同軸上にネジ部50Dを有しており、ネジ部50Dは移動子51のナット部51Cに連結されている。前記摺動部50A,50Bに選択的に係合した移動子駆動部50からの駆動力によって、移動子51が支点52を中心に矢印AA又はBB方向に回転移動される。
これにより、移動子51は、従動ローラ3に対する駆動ローラ2の傾斜角度を、検知コロ25の移動量に応じて変更することができる。
ここで、上記自動調心機構によるベルト1の幅方向への寄りを補正する動作について説明する。
まず図8及び図9を用いて、ベルト1が理想位置1iに対して矢印R方向に寄った場合(ここでは位置1rを例示)の補正動作について説明する。
駆動ローラ2が回転駆動されるとベルト1が矢印D方向に回転移動する。この際、各ローラ2,3,4とベルト1の精度や平行度をいかに高精度に管理したとしても、ベルト1は矢印L、Rどちらかの方向に寄る傾向を持つ。ベルト1が理想位置1iに対して矢印R方向に寄った場合、次のように作用する。
図9に示すように、ベルト1が幅方向他方(矢印R方向)に寄ると、そのベルト1の他面が検知コロ25により検知され、検知子30が支点26を中心に反時計回り方向に回転する。検知子30が反時計回り方向に回転すると、駆動ギア23に連結された駆動出力摩擦車54が移動子駆動部50の外側摺動部50Aに接触する。駆動出力摩擦車54は、モータMからの駆動力により支点26を中心に反時計回り方向に回転する駆動ギア23により、時計回り方向に回転される。この回転は駆動出力摩擦車54から外側摺動部50Aに出力され、更にネジ部50Dからナット部51Cに出力されて、移動子51が支点52を中心に反時計回り方向に回転し、駆動ローラ2が矢印AA方向(第1の方向)に移動される。このようにして駆動ローラ2が矢印AA方向に移動されると、ベルト1には図9に示す矢印L方向(幅方向一方)へ寄る力が働き、すなわちベルト1の矢印R方向への寄り傾向を打ち消す方向に駆動ローラ2の傾斜角度が調整される。すなわち、この駆動ローラ2は、幅方向他方(矢印R方向)へ寄ったベルト1を幅方向一方(矢印L方向)へ寄せるように、従動ローラ3に対して矢印AA方向(第1の方向)へ傾けられる。このときの従動ローラ3に対する駆動ローラ2の傾斜角度は、ベルト1の幅方向他方への移動に追従して移動した検知コロ25の移動量に応じた分となる。
同様に図10及び図11を用いて、ベルト1が理想位置1iに対して矢印L方向に寄った場合(ここでは位置1lを例示)の補正動作について説明する。
図11に示すように、ベルト1が幅方向一方(矢印L方向)に寄ると、そのベルト1の端面が検知コロ25により検知され、検知子30は支点26を中心に反時計回り方向に回転する。検知子30が時計回り方向に回転すると、駆動ギア23に連結された駆動出力摩擦車54が移動子駆動部50の内側摺動部50Bに接触する。駆動出力摩擦車24は、モータMからの駆動力により支点26を中心に反時計回り方向に回転する駆動ギア23により、時計回り方向に回転される。この回転は駆動出力摩擦車54から内側摺動部50Bに出力され、更にネジ部50Dからナット部51Cに出力されて、移動子51が支点52を中心に時計回り方向に回転し、駆動ローラ2が矢印BB方向(第2の方向)に移動される。このようにして駆動ローラ2が矢印BB方向に移動されると、ベルト1には図11に示す矢印R方向(幅方向他方)へ寄る力が働き、すなわちベルト1の矢印L方向への寄り傾向を打ち消す方向に駆動ローラ2の傾斜角度が調整される。すなわち、この駆動ローラ2は、幅方向一方(矢印L方向)へ寄ったベルト1を幅方向他方(矢印R方向)へ寄せるように、従動ローラ3に対して矢印BB方向(第2の方向)へ傾けられる。このときの従動ローラ3に対する駆動ローラ2の傾斜角度は、ベルト1の幅方向一方への移動に追従して移動した検知コロ25の移動量に応じた分となる。
上述したようにベルト1が理想位置から幅方向いずれかの方向に寄ってしまっても、それを打ち消す方向に駆動ローラ2の傾斜角度が調整される。そして、ベルト1は幅方向への寄りが制御された状態で走行し、その結果、図12に示すよう検知子30が有する駆動出力摩擦車24は、いずれの摺動部20A,20Bにも接触されない領域にて、平衡状態となる。
上述したように、本実施形態によれば、駆動ローラ2は検知子30の移動量(すなわちベルト1の幅方向への寄り)に応じた傾斜角度に変更される。そのため、ベルト1の幅方向への移動量に応じて、そのベルト1の寄りを効率的に且つ確実に補正することができる。
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では、ベルト搬送装置として、記録材を担持して搬送するベルト搬送装置を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、トナー像を担持して搬送する中間転写ベルトなどを有するベルト搬送装置、或いは記録材を搬送しつつ該記録材の上のトナー像を加熱するベルト状の加熱フィルムなどを有する加熱装置であっても良い。このようなベルト搬送装置に本発明を適用するしても同様の効果を得ることができる。
また前述した実施形態では、画像形成ユニットを4つ使用しているが、この使用個数は限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。
また前述した実施形態では、画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジとして、感光ドラムと、該感光ドラムに作用するプロセス手段としての帯電手段,現像手段,クリーニング手段を一体に有するプロセスカートリッジを例示した。プロセスカートリッジはこれに限定されるものではなく、感光体ドラムの他に、帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち、いずれか1つを一体に有するプロセスカートリッジであっても良い。
更に前述した実施形態では、感光ドラムを含むプロセスカートリッジが画像形成形成装置本体に対して着脱自在な構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば各構成部材がそれぞれ組み込まれた画像形成装置、或いは各構成部材がそれぞれ着脱可能な画像形成装置であってもよく、これらの画像形成装置におけるベルト搬送装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また前述した実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置におけるベルト搬送装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
記録材搬送ユニットの外観斜視図 記録材搬送ユニットの内面斜視図 第1実施形態における自動調心機構の側面図 第1実施形態における自動調心機構(ベルトが理想位置より右に寄った場合)の正面図 第1実施形態における自動調心機構の側面図 第1実施形態における自動調心機構(ベルトが理想位置より左に寄った場合)の正面図 第1実施形態における自動調心機構(理想位置)の正面図 第2実施形態における自動調心機構の側面図 第2実施形態における自動調心機構(ベルトが理想位置より右に寄った場合)の正面図 第2実施形態における自動調心機構の側面図 第2実施形態における自動調心機構(ベルトが理想位置より左に寄った場合)の正面図 第2実施形態における自動調心機構(理想位置)の正面図 ベルト搬送装置を有する画像形成装置の概略断面図
符号の説明
P …記録材
1 …ベルト
2 …駆動ローラ
3 …従動ローラ
4 …テンションローラ
5 …テンションローラ付勢バネ
6,7,8 …軸受
9A,9B …側板
10 …自動調心機構
20 …ネジ部
20A …右ネジ部
20B …左ネジ部
21 …移動子
21A …右雌ネジ部
21B …左雌ネジ部
22 …支点
23 …駆動ギア
24 …駆動出力ギア
25 …検知コロ
26 …支点
30 …検知子
50 …移動子駆動部
50A …外側摺動部
50B …内側摺動部
50D …ネジ部
51 …移動子
51C …ナット部
52 …支点
54 …駆動出力摩擦車
100 …記録材搬送ユニット

Claims (6)

  1. 第一張架部材と前記第一張架部材に対して傾斜させることが可能な第二張架部材によって無端状のベルトを張架しつつ回転移動させるベルト搬送装置であって、
    前記ベルトの回転移動方向と直交する幅方向端部に常に接触し、前記ベルトの幅方向への移動に追従して移動する検知部材と、
    前記第二張架部材を移動可能に支持し、前記検知部材が係合可能であって、係合した検知部材からの駆動力によって前記第二張架部材を前記第一張架部材に対して傾斜させるように移動する移動部材と、を有し、
    前記検知部材の移動量に応じて前記第一張架部材に対する前記第二張架部材の傾斜角度を変更する角度設定機構を有することを特徴とするベルト搬送装置。
  2. 前記移動部材は、前記ベルトを幅方向一方へ移動させる第1の方向に前記第二張架部材を傾斜させる駆動力を入力する第一駆動入力部と、前記ベルトを幅方向他方へ移動させる第2の方向に前記第二張架部材を傾斜させる駆動力を入力する第二駆動入力部を有し、
    前記検知部材は、前記ベルトの幅方向への移動に追従した移動によって前記移動部材のいずれかの駆動入力部に選択的に係合し、係合した駆動入力部に前記駆動力を出力する駆動出力部を有することを特徴とする請求項1に記載のベルト搬送装置。
  3. 前記検知部材の駆動出力部が、前記移動部材のいずれの駆動入力部にも係合しない領域を設けたことを特徴とする請求項2に記載のベルト搬送装置。
  4. 記録材にトナー像を形成する画像形成装置であって、前記トナー像を担持して搬送するベルト搬送装置として、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のベルト搬送装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 記録材にトナー像を形成する画像形成装置であって、前記記録材を担持して搬送するベルト搬送装置として、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のベルト搬送装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 記録材にトナー像を形成する画像形成装置であって、前記記録材を搬送しつつ前記記録材上のトナー像を加熱する加熱装置として、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のベルト搬送装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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