JP2009038263A - 固体撮像素子および電子情報機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】FD容量を改善して高感度で高解像度、さらに、斜め入射光に起因するシェーディングが発生しない。
【解決手段】フォトダイオードの中心と画素中心とを一致させ、画素中心を光学的に等間隔に配置することにより、斜め方向の入射光に起因するシェーディングを防止することができる。この状態で、2画素共有構造でフローティングディフュージョンFDとリセット拡散領域とを一続きにしかつ、第1層目メタル配線でフローティングディフュージョンFDと増幅トランジスタのゲート間の引き回し配線を最短レイアウトにしたことにより、FD容量CFDやFD引き回し配線による配線容量Cdなど、フローティングディフュージョンFDに関する容量Cを大幅に低減することができて、電圧変換ゲインηを大幅に向上させることができ、その結果として固体撮像素子を高感度で高解像度にすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、被写体からの画像光を光電変換して撮像する半導体素子で構成された複数画素共有構造の固体撮像素子および、この複数画素共有構造の固体撮像素子を画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばデジタルビデオカメラおよびデジタルスチルカメラなどのデジタルカメラや、画像入力カメラ、スキャナ、ファクシミリ、カメラ付き携帯電話装置などの電子情報機器に関する。
上述した従来の固体撮像素子として、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを用いたMOS型イメージセンサが広く利用されている。このMOS型イメージセンサは、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサのように高い駆動電圧を必要とせず、周辺回路との一体化も可能となるため小型化に有利である。
MOS型イメージセンサは、被写体光を光電変換する複数の受光部としての各フォトダイオードのそれぞれに対応して、増幅トランジスタなどを持つ信号読み出し回路が設けられている。この信号読み出し回路の領域をさらに縮小して画素部に占める受光部の面積を更に大きくするために、撮像領域全体のトランジスタの数を減らすべく複数の受光部で信号読み出し回路を共有する複数画素共有構造のMOS型イメージセンサが知られている。この複数画素共有構造のうち、従来の4画素共有構造のMOS型イメージセンサについて図9〜図13を用いて詳細に説明する。
図9は、特許文献1に記載されている従来のMOS型イメージセンサの画素構成例を模式的に示す平面図である。
図9において、従来のMOS型イメージセンサの画素部130には、複数の受光部131が行列方向にマトリクス状に配列されており、受光部131により被写体光を光電変換して転送トランジスタ132により電圧変換部としてのフローティングディフュージョンFDに電荷転送して電圧変換し、この変換電圧に応じてトランジスタ領域133の増幅トランジスタにより増幅して信号線に各画素毎の撮像画素信号として出力するようになっている。この場合に、行方向に配列された一列の複数の受光部131毎に各フローティングディフュージョンFDにそれぞれ、各信号電荷が各受光部131からそれぞれ読み出される。
2画素ずつ斜め方向の画素(受光部131)をフローティングディフュージョンFDで接続し、それらの上下の2つのフローティングディフュージョンFDを列方向(縦方向)の配線134で接続して、トランジスタ領域133を4つの画素(受光部131)で共用する4画素共有構造になっている。図9では4画素共有構造の共有単位を点線で囲んでいる。
図10は、特許文献2に記載されている従来のMOS型イメージセンサの単位画素部の回路図である。
図10において、従来のMOS型イメージセンサの画素部100には、4個のフォトダイオード101〜104に対して1つの信号読み出し回路105が共通に設けられている。この読み出し回路105は、増幅トランジスタ105aと、選択トランジスタ105bと、リセットトランジスタ105cとを有しており、4つのフォトダイオード101〜104からの各信号電荷をそれぞれフローティングディフュージョンFDに画素の行毎に順次転送して電荷電圧変換し、フローティングディフュージョンFDの信号電圧に応じてそれぞれ、選択トランジスタ105bにより画素選択された増幅トランジスタ105aにより増幅して信号線106に各画素毎の撮像画素信号として順次読み出された後に、リセットトランジスタ105cによりフローティングディフュージョンFDの電位が電源電圧Vddなどの所定電位にリセットされ、これを表示画面の画素の行毎に順次繰り返して4つのフォトダイオード101〜104からの信号電荷に対応した各画素毎の撮像画素信号を信号線106に順次読み出すようになっている。
フォトダイオード101〜104はそれぞれ、入射光をその光量に応じた電荷量の信号電荷に光電変換する。フォトダイオード101〜104とフローティングディフュージョンFDとの間にはそれぞれ転送ゲート111〜114がそれぞれ設けられている。
転送ゲート111〜114はそれぞれ、電荷転送制御線を通じて転送ゲート111に転送信号が供給されて、フォトダイオード101で光電変換された信号電荷がフローティングディフュージョンFDに電荷転送される。
フローティングディフュージョンFDには増幅トランジスタ105aのゲートがメタル配線により接続されており、電源線107と信号線106間に、選択トランジスタ105bおよび増幅トランジスタ105aが直列接続されている。増幅トランジスタ105aはソースフォロア型のアンプ構成となっている。また、電源線107は、リセットトランジスタ105cを介してフローティングディフュージョンFDに接続されており、フローティングディフュージョンFDの電位は、信号電荷読み出し前に定期的に電源電圧Vddなどの所定電位にリセットされる。
図11は、図10の従来のMOS型イメージセンサの画素部におけるゲート電極のレイヤ形成までのレイアウト図である。
図11において、撮像領域内に2次元状でマトリックス状に形成された複数のフォトダイオードのうち、縦方向に並ぶ4つのフォトダイオード101〜104が1つの信号読み出し回路105を共有している。4つのフォトダイオード101〜104は、同一列には存在しておらず、斜め方向に隣接する2つのフォトダイオード101、102は互いに異なる列に配置されている。斜め方向に隣接する2つのフォトダイオード103、104も互いに異なる横の列に配置されている。
フォトダイオード101と、その斜め方向に隣接するフォトダイオード102との間に、フローティングディフュージョンFD1が配置されている。このフローティングディフュージョンFD1とフォトダイオード101との間には、転送ゲート111が配置されている。このフローティングディフュージョンFD1とフォトダイオード102との間には、転送ゲート112が配置されている。
また同様に、右上から左下の斜め方向に互いに隣接するフォトダイオード103とフォトダイオード104との間に、このフローティングディフュージョンFD2が配置されている。フローティングディフュージョンFD2とフォトダイオード103との間には、転送ゲート113が配置されている。このフローティングディフュージョンFD2とフォトダイオード104との間には、転送ゲート114が配置されている。
要するに、図10のフローティングディフュージョンFDは、フォトダイオード101、102で共有されるフローティングディフュージョンFD1と、フォトダイオード103、104で共有されるフローティングディフュージョンFD2とを有している。これらのフローティングディフュージョンFD1とフローティングディフュージョンFD2とは、次の工程で互いにメタル配線により配線接続されている。
2つのフォトダイオード間の領域に、例えば図11中の2行目と3行目のフォトダイオード間の領域に、信号読み出し回路105が配置される。
この信号読み出し回路105を構成する増幅トランジスタ105a、選択トランジスタ105bおよびリセットトランジスタ105cは左右に一列に並んで配置されており、これらは1つの活性領域Rを共有している。リセットトランジスタ105cのドレインと選択トランジスタ105bのドレインは共通化され、選択トランジスタ105bのソースと増幅トランジスタ105aのドレインも共通化されている。
図11のレイアウトの上層に、第1コンタクトC1を介して第1金属配線M1が配置される。これを図12に示している。
図12は、図10の従来のMOS型イメージセンサの画素部における第1金属配線M1のレイヤ形成までのレイアウト図である。
図12において、信号線106が第1金属配線M1により形成されている。右上のフォトダイオード101と左下のフォトダイオード102間、右上のフォトダイオード103と左下のフォトダイオード104間の各領域に列方向(縦方向)に信号線106が配置されている。この信号線106は、フローティングディフュージョンFD1,FD2に接続する第1コンタクトC1を避けるように屈曲して設けられている。信号線106は、第1コンタクトC1を介して増幅トランジスタ105aのソースに接続されている。
上下の位置に配置された2つのフローティングディフュージョンFD1,FD2と、リセットトランジスタ105cのソースと、増幅トランジスタ105aのゲートとが各第1コンタクトC1により第1金属配線M1としての列方向(縦方向)のFD配線108で接続されている。フォトダイオード102を中心として、斜め右上側のフローティングディフュージョンFD1と、その左下側のリセットトランジスタ105cのソースとはフォトダイオード102の対角方向にあるため、これらを接続する第1金属配線M1はフォトダイオード102上に重なって配置される。この場合には、光は配線層と反対側から入射するため、第1金属配線M1をフォトダイオード102上を横切って重なるように配置してもよい。
転送ゲート111〜114上、選択トランジスタ105bおよびリセットトランジスタ105cの各ゲート上、および選択トランジスタ105bのドレイン上には、第1コンタクトC1を介して第1金属配線M1が形成されている。これらの第1金属配線M1は、さらに上層の第2金属配線M2とのコンタクトを取るために中間連結層として形成されている。
図12に示すレイアウトの上層には、第2コンタクトC2を介して第2金属配線M2が配置される。これを図13に示している。
図13は、図10の従来のMOS型イメージセンサの画素部における第2金属配線M2のレイヤを含めたレイアウト図である。
図13において、第2金属配線M2により、電源線107および画素選択用の電荷転送制御線121〜124が形成されている。各フォトダイオードの行間の信号読み出し回路105上には、電源線107が行方向(横方向)に配置されている。この電源線107は、第2コンタクトC2を通じて選択トランジスタ105bおよびリセットトランジスタ105cのドレイン(選択トランジスタ105bおよびリセットトランジスタ105c間の共通のドレイン)に接続されている。
電荷転送制御線121、122は、フォトダイオード101および102の行間において、行方向に配置されている。電荷転送制御線121は、第2コンタクトC2を介して転送ゲート111に接続されている。電荷転送制御線122は、別の第2コンタクトC2を介して転送ゲート112に接続されている。
また、電荷転送制御線123、124は、フォトダイオード103および104の行間において、行方向に配置されている。電荷転送制御線123は、第2コンタクトC2を介して転送ゲート113に接続されている。電荷転送制御線124は、別の第2コンタクトC2を介して転送ゲート114に接続されている。
フォトダイオードの行間において、電源線107に上下に隣接して2本の第2金属配線M2が行方向(横方向)に配設されているが、その上側の一方の第2金属配線M2は、行方向に隣接する複数のリセットトランジスタ105cのゲートに第2コンタクトC2を介して接続されている。下側の他方の第2金属配線M2は、行方向に隣接する複数の選択トランジスタ105bのゲートに第2コンタクトC2を介して接続されている。
以上により、上記従来の4画素共有構造の固体撮像素子は、画素面積が微小化してもフォトダイオード面積を十分確保でき画素中心を光学的に等間隔に配置することを可能にしている。
特開2006−54276号公報 特開2007−115994号公報
しかしながら、上記従来の4画素共有構造の固体撮像素子では、フローティングディフュージョンFD活性領域面積が4画素分を集めた分だけその平面視面積が大きくなってFD容量CFDが増大し、さらに、このフローティングディフュージョンFDと、リセットトランジスタの拡散領域および、ソースフォロア(SF)トランジスタ(増幅トランジスタ)のゲートとを接続するメタル配線長(特許文献2ではFD配線108の長さ)が、2画素分離れた2つのフローティングディフュージョンFDを繋げてその長さが長くなって、FDメタル配線が他の配線やレイヤとの間で持つ寄生容量も増大する。フローティングディフュージョンFDのFD容量CFDや、これに接続されるFDメタル配線が持つ配線寄生容量(配線容量)Cdは、電荷電圧の変換ゲインηに影響し、1電子当たり何ボルトに変換されるかを示す電圧変換式、変換ゲインη=q/(CFD+Cd)により、FD容量CFDおよび寄生容量Cdが大きくなると、フローティングディフュージョンFDにおける電荷電圧の変換ゲインηが下がり、感度が小さくなるという問題を有している。要するに、フォトダイオードからフローティングディフュージョンFDにせっかく信号電荷を転送して取り込んでも、フローティングディフュージョンFDにおいて、電荷電圧変換された電圧により効率よく信号増幅して信号線に信号出力できない結果となる。これによって、この固体撮像素子の感度および解像度も低下する。
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、複数画素共有構造の固体撮像素子において、フォトダイオード面積およびトランジスタ配置領域を含む画素面積を微小化してもフォトダイオード面積をより確保でき、かつFD容量を改善して高感度で高解像度、さらには、斜め入射光に起因するシェーディングが発生しない固体撮像素子および、この固体撮像素子を画像入力デバイスとして撮像部に用いた電子情報機器を提供することを目的とする。
本発明の固体撮像素子は、被写体からの画像光を光電変換して撮像する複数の受光部のうち、二つの受光部毎に信号読み出し回路を共有し、該二つの受光部から共通のフローティングディフュージョンに信号電荷を読み出して電圧変換し、変換電圧に応じて該信号読み出し回路により信号読み出しを行う2画素共有構造の固体撮像素子であって、該信号読み出し回路を構成する、該フローティングディフュージョンの電位を所定電位にリセットするためのリセット手段と該フローティングディフュージョンの電圧に応じて信号増幅して信号読み出しを行う信号増幅手段とを分離配置して、該リセット手段の活性化領域を該フローティングディフュージョンの活性化領域と共通に構成し、該フローティングディフュージョンから該信号増幅手段の制御電極に至る配線を第1層目の金属配線として直線状の最短距離レイアウトとし、さらに、該受光部の中心と画素中心とを一致させて該画素中心を光学的に等間隔に配置したものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の固体撮像素子は、被写体からの画像光を光電変換して撮像する複数の受光部のうち、二つの受光部毎に信号読み出し回路を共有し、該二つの受光部から共通のフローティングディフュージョンに信号電荷を読み出して電圧変換し、変換電圧に応じて該信号読み出し回路により信号読み出しを行う2画素共有構造の固体撮像素子であって、該信号読み出し回路を構成する、該フローティングディフュージョンの電位を所定電位にリセットするためのリセット手段と該フローティングディフュージョンの電圧に応じて信号増幅して信号読み出しを行う信号増幅手段とを分離配置して、該リセット手段の一方活性化領域を該フローティングディフュージョンの活性化領域と共通に構成し、該フローティングディフュージョンから該信号増幅手段の制御電極に至る配線を直線状の最短距離レイアウトとし、さらに、該受光部の中心と画素中心とを一致させて該画素中心を光学的に等間隔に配置したものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の固体撮像素子は、被写体からの画像光を光電変換して撮像する複数の受光部のうち、二つの受光部毎に信号読み出し回路を共有し、該二つの受光部から共通のフローティングディフュージョンに信号電荷を読み出して電圧変換し、変換電圧に応じて該信号読み出し回路により信号増幅して信号読み出しを行う2画素共有構造の固体撮像素子であって、該フローティングディフュージョンから該信号読み出し回路の信号増幅手段の制御電極に至る配線を第1層目の金属配線とし、さらに、該受光部の中心と画素中心とを一致させて該画素中心を光学的に等間隔に配置したものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の固体撮像素子は、被写体からの画像光を光電変換して撮像する複数の受光部のうち、フローティングディフュージョン容量をより小さくするために二つの受光部毎に信号読み出し回路を共有し、該二つの受光部から共通のフローティングディフュージョンに信号電荷を読み出して電圧変換し、変換電圧に応じて該信号読み出し回路により信号増幅して信号読み出しを行うものであり、該受光部の中心と画素中心とを一致させて該画素中心を光学的に等間隔に配置したものであり、そのことにより上記目的が達成される。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子におけるフローティングディフュージョンは、前記二つの受光部の間に対向する辺の両端部のうちのいずれか一方の対向端部間に設けられている。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子におけるフローティングディフュージョンと前記二つの受光部との間にはそれぞれ電荷転送手段がそれぞれ設けられ、該電荷転送手段の制御電極は、該受光部の平面視矩形または正方形の4角部のうちの一つの角部上を覆う平面視略三角形状に構成されている。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子において、前記二つの受光部の間を幅とする帯状長手方向に沿って、該間の間隔を狭くするべく前記電荷転送手段の制御電極と前記リセット手段とが一方向に設けられている。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子において、前記二つの受光部の平面視矩形または正方形の互いに対向する角部間に前記フローティングディフュージョンが設けられ、該フローティングディフュージョンと該二つの受光部との間にそれぞれ各電荷転送手段がそれぞれ設けられ、該各電荷転送手段の活性領域が、該フローティングディフュージョンの活性領域と共通に設けられている。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子において、マトリクス状に行列方向に設けられた複数の受光部のうち、前記二つの受光部が平面視列方向に隣接して単位画素部を構成している。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子における単位画素部の行間に、前記信号読み出し回路を構成する信号増幅手段が設けられている。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子における信号増幅手段は、増幅トランジスタで構成され、該増幅トランジスタの信号出力側の一方駆動領域が、前記二つの受光部の前記行間側の角部とこれに縦方向の一方向または他方向に対向して隣接する別の二つの受光部の角部との間を含む行間領域に設けられている。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子における増幅トランジスタの信号出力側のゲートが、前記二つの受光部の前記行間側の角部に横方向に対向して隣接する別の二つの受光部の角部と、これに縦方向の一方向または他方向に対向して隣接する更に別の二つの受光部の角部との間を含む行間領域に設けられている。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子において、信号線が、前記増幅トランジスタの信号出力側の一方駆動領域にコンタクトを介して接続されて、前記二つの受光部の平面視矩形または正方形の縦方向の辺に沿って略直線状に配置されている。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子において、前記フローティングディフュージョンから前記信号読み出し回路の信号増幅手段の制御電極に至る配線が、前記増幅トランジスタの信号出力側のゲートと、該フローティングディフュージョンとに各コンタクトをそれぞれ介して接続されて、前記二つの受光部に横方向に対向して隣接する別の二つの受光部の平面視矩形または正方形の縦方向の辺に沿って略直線状に配置されている。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子におけるリセット手段の他方活性化領域と、前記信号増幅手段の他方駆動領域に一方駆動領域が直列接続される画素選択手段の他方駆動領域とが、各コンタクトをそれぞれ介して第1層目の金属配線の電源線により接続されている。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子において、前記二つの受光部は縦方向に配置され、表示画面上に行列方向に設けられた複数の受光部のうち、行毎に順次、前記画素選択手段により画素選択されて前記信号増幅手段により信号増幅されて信号読み出しされる。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子における画素中心の等間隔の配置は、前記受光部および前記信号読み出し回路の一部としてのトランジスタ配置領域を含めた画素中心の配列ピッチが行方向および列方向で同一である。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子におけるフローティングディフュージョンの活性領域と、前記各電荷転送手段の活性領域と、前記リセット手段の活性領域とを、フローティングディフュージョン面積がレイアウト上で最小になるように互いに位置寄せして共通化している。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子はMOS型固体撮像素子である。
本発明の電子情報機器は、本発明の上記固体撮像素子を画像入力デバイスとして撮像部に用いたものであり、そのことにより上記目的が達成される。
上記構成により、以下、本発明の作用を説明する。
本発明においては、受光部としてのフォトダイオードの中心と画素中心とを一致させて、その画素中心を光学的に等間隔に配置する。これにより、斜め方向の入射光に起因するシェーディングを防止することが可能となる。
この状態で、2画素共有構造の固体撮像素子とする。フローティングディフュージョンFDの面積が小さい方がFD容量が小さく、フローティングディフュージョンFDに繋がるFD配線が短い方がFDメタル配線の寄生容量(配線容量)が小さくなって電圧変換ゲインηが大きくなり、感度が増大して高解像度となる。即ち、2画素共有構造でフローティングディフュージョンFDとリセット拡散領域とを近傍に位置させて共有化し、かつ、第1層目の第1金属配線M1(または第2層目の第2金属配線M2)でフローティングディフュージョンFDと信号増幅手段の制御電極間を接続するFD配線を略直線状の最短レイアウトにしたことにより、FD容量CFDやFD配線による配線容量Cdなど、フローティングディフュージョンFDに関する容量Cを大幅に低減することが可能となって、電圧変換ゲインηを大幅に向上させた結果、固体撮像素子を高感度で高解像度にすることが可能となる。
また、2画素共有構造によりフローティングディフュージョンFDの活性領域面積を半減させ、また、配線容量を削減するためにフローティングディフュージョンFDから信号増幅手段の制御電極に至るFD配線を第1金属配線M1とし、しかも、フォトダイオードの中心と画素中心とを一致させ、その画素中心を光学的に等間隔に配置することだけでも、フローティングディフュージョンFDに関する容量Cの低減効果はより小さいものの、2画素共有構造によるFD容量CFDやFD引き回し配線による配線容量Cdなど、フローティングディフュージョンFDに関する容量Cを低減することができて、電圧変換ゲインηを向上させることができ、その結果として固体撮像素子を良好な感度で良好な解像度にすることが可能となる。さらに、2画素共有構造だけでもフローティングディフュージョンFDに関する容量Cを低減する効果がある。
以上により、本発明によれば、フォトダイオードの中心と画素中心とを一致させ、その画素中心を光学的に等間隔に配置することにより、斜め方向の入射光に起因するシェーディングを防止することができる。この状態で、2画素共有構造でフローティングディフュージョンFDとリセット拡散領域とを一続きにして共通化しかつ、第1層目の第1金属配線(または第2層目の第2金属配線M2)でフローティングディフュージョンFDと増幅トランジスタのゲート間の引き回し配線を略直線状の最短レイアウトにしたことにより、FD容量CFDやFD引き回し配線による配線容量Cdなど、フローティングディフュージョンFDに関する容量Cを大幅に低減することができて、電圧変換ゲインηを大幅に向上させることができ、その結果として固体撮像素子を高感度で高解像度にすることができる。また、S/N比も改善させることができる。
また、2画素共有構造によりフローティングディフュージョンFDの活性領域面積を半減させ、また、配線容量を削減するためにフローティングディフュージョンFDから信号増幅手段の制御電極に至るFD配線を第1金属配線M1とし、しかも、フォトダイオードの中心と画素中心とを一致させ、その画素中心を光学的に等間隔に配置することだけでも、フローティングディフュージョンFDに関する容量Cの低減効果はより小さいものの、2画素共有構造によるFD容量CFDやFD引き回し配線による配線容量Cdなど、フローティングディフュージョンFDに関する容量Cを低減することができて、電圧変換ゲインηを向上させることができ、その結果として固体撮像素子を良好な感度で良好な解像度にすることができる。また、S/N比も改善させることができる。
以下に、本発明の2画素共有構造の固体撮像素子の実施形態1〜3をMOS型イメージセンサに適用した場合および、この固体撮像素子の実施形態1〜3を画像入力デバイスとして撮像部に用いた、製品としてのカメラ付き携帯電話装置などの電子情報機器に適用した場合について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る2画素共有構造の固体撮像素子におけるフローティングディフュージョン部の要部構成例を模式的に示す平面図である。
図1において、従来の2画素共有構造の固体撮像素子として、第1受光部としてのフォトダイオードから信号電荷を読み出す転送トランジスタ2の活性領域2aと、第2受光部としてのフォトダイオードから信号電荷を読み出す転送トランジスタ3の活性領域3aと、リセットトランジスタ4の活性領域4aとを有し、各活性領域2a〜4aに対して各コンタクトC1をそれぞれ介して上層の第1金属配線M1により連結してフローティングディフュージョンFDを構成していたが、本実施形態1の2画素共有構造の固体撮像素子の単位画素部10では、上記従来の上層の第1金属配線M1を不要として、転送トランジスタ2の活性領域2aと、転送トランジスタ3の活性領域3aと、リセットトランジスタ4の活性領域4aとを近傍に寄せて設けてこれらを一体化してフローティングディフュージョンFDとして構成している。このように、上下(縦方向)の2画素共有構造により、フローティングディフュージョンFDの活性領域面積を半減させるかまたはそれ以下にすることができる。また、リセットトランジスタ4の拡散領域4aをフローティングディフュージョンFDの活性領域と兼ねて近傍位置に持ってくることによりフローティングディフュージョンFDの活性領域面積を更に低減することができる。なお、2画素共有の二つの受光部(第1受光部と第2受光部)は、縦方向に配置され、表示画面上に行列方向に複数設けられた受光部のうち、行毎に順次、複数の受光部が信号読み出しされる。
従来、リセットトランジスタ4を単位画素部10の内部に設けようとすると、単位画素部10の内部に新たにスペースが必要となるため、信号読み出し用の各トランジスタの配置領域を単位画素部10の外部に一括して設けていたが、本実施形態1の2画素共有構造の固体撮像素子では、画素面積が微小化してもフォトダイオード面積を十分確保し、かつ、フォトダイオードおよび信号読み出し回路のトランジスタの配置領域を含めた画素中心を光学的に上下(列方向または縦方向)および左右(行方向または横方向)で等間隔に配置するため、単位画素部10の内部においても、上下の各フォトダイオードの行間を均等に空けて、その行間のフローティングディフュージョンFDの近傍位置にリセットトランジスタ4を配置することにより、フローティングディフュージョンFDの活性領域面積を大幅に低減することができる。また、フローティングディフュージョンFDの活性領域と、転送トランジスタ2の活性領域2aと、転送トランジスタ3の活性領域3aと、リセットトランジスタ4の活性領域4aとをFD面積が最小になるように位置寄せおよび共通化して重ね合わせているが、フローティングディフュージョンFDの活性領域の濃度と他の各活性領域2a〜4aの濃度とは一致している。
フォトダイオードおよびトランジスタの配置領域を含めた画素中心を光学的に左右および上下で等間隔に配置するのは、フォトダイオードの中心(矩形の対角線の交点)と画素中心(2画素共有の場合、二つのフォトダイオードと信号読み出し回路を含めた二つの矩形の各対角線の交点)とを一致させ、画素中心をずらすと、フォトダイオードに対応して上方に形成される各マイクロレンズの中心位置もずらす必要があり、各マイクロレンズ間に隙間ができてよりマイクロレンズを大きなレンズにできず、より広い領域の光を集めることができず、光のロスが発生してフォトダイオードにおける受光感度が低下する。また、画素中心をずらすと、斜め方向にある例えば緑色のGbとGrに対応する各フォトダイオードで、これに対応する各マイクロレンズの配置バランスが悪く、各マイクロレンズの配列ピッチが不均等になっていると、斜め方向から入射する光に対してあるフォトダイオードではマイクロレンズからの集光がはみ出し、別のあるフォトダイオードではマイクロレンズからの集光がはみ出さないことが起こる。フォトダイオードによってマイクロレンズからの集光がはみ出したり収まったりするアンバランスが発生するが、画素中心が等間隔であると、フォトダイオードによってマイクロレンズからの集光がはみ出したり収まったりせず、集光がはみ出す場合には全てのフォトダイオードで集光がはみ出すことになり、フォトダイオードに対する集光度合いが一定になって受光バラツキがなくなる。画素中心がずれると、斜め光に対して集光が一定化せず受光バラツキが生じるシェーディンも発生するが、画素中心を等間隔にすることによりこれを防止することができる。
また、詳細に後述するが、画素中心を光学的に等間隔(フォトダイオードの配列ピッチが左右および上下で同一)に配置するために、リセットトランジスタ4が設けられる行間と、選択トランジスタ5および増幅トランジスタ6が設けられる行間とは同じ幅(同じ間隔)としている。ここでは、フォトダイオードの中心の配列ピッチが左右および上下で同一であるが、フォトダイオードの平面視外形は矩形状として、上下の行間幅よりも、左右の列間の幅(同じ間隔)を、トランジスタの配置領域を含まない分だけ狭くしてフォトダイオード面積を大きくしている。
本実施形態1の2画素共有構造のフローティングディフュージョンFDおよびリセットトランジスタの配置について更に検証する。
例えば、上下一対のフォトダイオードの行間の左右方向の辺の中間位置にフローティングディフュージョンFDが縦方向に配置され、リセットトランジスタのソースがフローティングディフュージョンFDと一体になっており、図2で後述する選択トランジスタおよび増幅トランジスタを活性領域と共に、上下一対のフォトダイオードの行間に設けられている場合について考える。
フローティングディフュージョンFDおよびリセットトランジスタを、上下一対のフォトダイオードの行間の左側に設けた場合に、選択トランジスタおよび増幅トランジスタはその右側に設ける必要があるが、これは横方向には収まり難いので、選択トランジスタおよび増幅トランジスタを縦方向に収めた場合に、フォトダイオードはその分だけ切り欠かれて面積的にも小さくなって矩形にはならない。また、フローティングディフュージョンFDが各フォトダイオードの各対向辺の横方向中央部分にあると、転送トランジスタのゲート領域の分だけ行間に上下で幅が必要であるので、リセットトランジスタだけがその行間にある場合に比べて、ゲート領域もプラスされるので、フォトダイオードの行間が広くなってしまう。これによって、画素中心に対してフォトダイオードの中心がずれて、フォトダイオードの配列ピッチも等間隔にならず、画素中心にマイクロレンズを合わせると、フォトダイオードの中心にマイクロレンズからの集光が合わずに外れてしまい、シェーディンが発生する。
したがって、本実施形態1では、フローティングディフュージョンFDの位置はフォトダイオードの対向辺の左右いずれかの端部(または両端部のうちのいずれかの端部)に位置しており、このとき、転送トランジスタのゲートをフォトダイオードの角部分上に三角形状に設け、そのフォトダイオードの行間にゲートが多少はみ出すが、そのゲートと、リセットトランジスタとを左右に並べて設けることにより、フォトダイオードの行間をより狭くすることができる。また、選択トランジスタおよび増幅トランジスタについては単位画素部10とその下隣の単位画素部10との行間に設ければよい。要するに、フローティングディフュージョンFDを各フォトダイオードの左端部または右端部に設け、選択トランジスタおよび増幅トランジスタを各単位画素部10の行間に設けることにより、各フォトダイオードの中心と画素中心とを一致させることができると共に、各フォトダイオードの中心をマイクロレンズの中心と一致させてそのレンズ中心を等間隔に配置できて、シェーディンの発生もなくなる。
また、従来は、リセットトランジスタ4、選択トランジスタ5および増幅トランジスタ6を1つの活性領域で一括して設けていたが、本実施形態1では、リセットトランジスタ4と、選択トランジスタ5および増幅トランジスタ6とを分離している。ここでは、リセットトランジスタ4の他方活性化領域としてのドレインと、増幅トランジスタ6に直列接続される選択トランジスタ5とが、各コンタクトをそれぞれ介して第1層目の金属配線M1の電源線8により接続されている。電源線8を、分離したリセットトランジスタ4のドレインと、選択トランジスタ5のドレインとの間に新たに設ける必要があるものの、リセットトランジスタ4をフローティングディフュージョンFDの近傍位置に設けることにより、前述したようにフローティングディフュージョンFDに関する容量低減効果がある。
図2は、図1の2画素共有構造の固体撮像素子における単位画素部の回路図である。
図2において、2画素共有構造の固体撮像素子1における単位画素部10には、2個のフォトダイオード12,13および、各フォトダイオードに対応して信号電荷を読み出すための2個の転送トランジスタ2、3に対して、1つの信号読み出し回路11が共通に設けられている。
この読み出し回路11は、ライン毎(行毎)に複数の画素を選択して信号出力させるための画素選択手段としての選択トランジスタ5と、これに直列接続され、選択画素のフローティングディフュージョンFDの信号電荷電圧に応じて信号増幅する信号増幅手段としての増幅トランジスタ6と、増幅トランジスタ6からの信号出力後に、フローティングディフュージョンFDの電位を所定電位にリセットするリセット手段としてのリセットトランジスタ4とを有しており、上下2つのフォトダイオード12,13からの信号電荷をフローティングディフュージョンFDに画素の行毎に順次転送して電荷電圧変換し、その変換された信号電圧に応じてそれぞれ、選択トランジスタ5により画素選択された増幅トランジスタ6により増幅して信号線7に各画素毎の撮像画素信号として順次読み出した後に、リセットトランジスタ4によりフローティングディフュージョンFDが電源電圧Vddの所定電位にリセットされ、これを表示画面の複数画素の行毎に順次繰り返して各フォトダイオード12,13からの信号電荷に対応した各画素毎の撮像画素信号を信号線7に順次読み出すようになっている。
フォトダイオード12、13は、入射光をその光量に応じた信号電荷に光電変換する。フォトダイオード12、13とフローティングディフュージョンFDとの間にはそれぞれ、電荷転送手段(転送ゲート)としての転送トランジスタ2、3がそれぞれ設けられている。
転送トランジスタ2、3の各ゲートにはそれぞれ、電荷転送用の電荷転送制御線22,32をそれぞれ通じて電荷転送制御信号TX1、TX2がそれぞれ供給されて、フォトダイオード12,13でそれぞれ光電変換された信号電荷がフローティングディフュージョンFDに画素行毎に順次電荷転送される。
フローティングディフュージョンFDには増幅トランジスタ6のゲートが接続されており、電源線8と信号線7間に、選択トランジスタ5および増幅トランジスタ6が直列接続されている。増幅トランジスタ6はソースフォロア型のアンプ構成となっている。また、電源線8は、リセットトランジスタ4を介してフローティングディフュージョンFDに電気的に接続されており、リセットトランジスタ4により、フローティングディフュージョンFDの電位は、信号線7への信号読み出し後であって、フローティングディフュージョンFDへの信号電荷の読み出し前に定期的に電源電圧Vddなどの所定電位にリセットされる。
図3は、図2の2画素共有構造の固体撮像素子の画素部におけるゲート電極のレイヤ形成までのレイアウト図である。
図3において、撮像領域内に2次元状でマトリックス状に形成された平面視矩形(または正方形)の複数のフォトダイオードのうち、縦方向に並ぶ2つのフォトダイオード12、13が1つの信号読み出し回路11を共有としている。上下2つのフォトダイオード12、13は、同一列に上下に隣接して配置されている。
フォトダイオード12と、その縦方向下部に隣接するフォトダイオード13との行間の右端部に所定幅で、フォトダイオード12、13を繋げるようにフローティングディフュージョンFDが配置されている。このフローティングディフュージョンFDとフォトダイオード12との間の右下角部には、転送トランジスタ2のゲート21が配置されている。フローティングディフュージョンFDとフォトダイオード13との間の右上角部には、転送トランジスタ3のゲート31が配置されている。
また、2つのフォトダイオード12、13を含む点線で囲った単位画素部10として、各単位画素部10間の領域、例えば図2中の2行目と3行目のフォトダイオード13,12間の領域に、リセットトランジスタ4を除く信号読み出し回路11の一部分(選択トランジスタ5と増幅トランジスタ6)が配置されている。
この信号読み出し回路11を構成する選択トランジスタ5(ゲート51)および増幅トランジスタ6(ゲート61)が左右に一列に並んで配置されており、これらは1つの活性領域Rを共有している。選択トランジスタ5のソースと増幅トランジスタ6のドレインは共通化されている。
一方、信号読み出し回路11のリセットトランジスタ4(ゲート41)については、図1で前述したように、2つのフォトダイオード12、13の行間のフローティングディフュージョンFDの近傍位置にリセットトランジスタ4が設けられている。要するに、前述したように、リセットトランジスタ4の活性領域4aは、転送トランジスタ2の活性領域2aと、転送トランジスタ3の活性領域3aと共に一体化されてフローティングディフュージョンFDの活性領域となっている。このように、リセットトランジスタ活性領域4aをFD活性領域と兼ねることによりFD活性領域の面積を大幅に低減している。これによって、FD容量CFDを大幅に改善してフローティングディフュージョンFDでの電圧変換効率(変換ゲイン)を向上させ、高感度で高解像度の固体撮像素子1とすることができる。
図3のレイアウトの上層に、第1コンタクトC1を介して第1金属配線M1が配置される。これを図4に示している。
図4は、図2の2画素共有構造の固体撮像素子の画素部における第1金属配線M1のレイヤ形成までのレイアウト図である。
図4において、信号線7がアルミニュウムなどの金属によって第1金属配線M1として形成される。上下一対のフォトダイオード12、13と左右に隣接する上下一対のフォトダイオード12、13との間の領域(左右の列間)に列方向(縦方向)に信号線7が配置されている。この信号線7は、フローティングディフュージョンFDに接続する第1コンタクトC1(増幅トランジスタ6のゲート61との接続用のFD配線9)を避けるように屈曲または湾曲して設けられている。信号線7は、別の第1コンタクトC1を介して増幅トランジスタ6のソースに接続されている。
列方向のFD配線9は、リセットトランジスタ4のソースと一体化したフローティングディフュージョンFDと、増幅トランジスタ6のゲート61とが各第1コンタクトC1をそれぞれ介して第1金属配線M1により接続されている。このFD配線9は、増幅トランジスタ6のゲート61とフローティングディフュージョンFD間を、フォトダイオードの上下方向の右側辺に沿って略直線状の最短距離で配置されている。このように、FD配線9を1画素分(従来は2画素分)の直線状の最短距離レイアウトにしたことにより、FD活性領域に接続されるメタル配線の長さ(面積)を従来に比べて半減している。これによって、FD配線9の他の配線やレイヤとの配線寄生容量(配線容量)Cdを大幅に改善してフローティングディフュージョンFDでの電圧変換効率(変換ゲイン)を向上させ、更に高感度で高解像度の固体撮像素子1とすることができる。
要するに、増幅トランジスタ6のゲート61を、隣横の単位画素部10のフォトダイオード13の左下角部分に隣接するように設けており、そのフォトダイオード13の左上角部分に隣接するようにリセットトランジスタ4のソースを設けている。これによって、そのソースと一体化したフローティングディフュージョンFDと増幅トランジスタ6のゲート61とを直線状に上下からFD配線9により連結することができて、FD配線9は1画素分の最短距離になる。FD配線9は、フォトダイオード13の左上下辺に沿って直線状であるが、実際は、フローティングディフュージョンFD側でその中央部側(ここでは平面視左側)によっている。なお、配線容量Cdを少なくするためにFD配線9を全て直線状にすることもできるし、増幅トランジスタ6のゲート61の位置を多少右側に寄せて配置してもよい。
このようなフローティングディフュージョンFDと増幅トランジスタ6のゲート61とを接続するFD配線9(フローティングディフュージョンFDとの増幅トランジスタゲート接続配線)は、配線容量Cdをできるだけ減らすために第1金属配線M1により形成している。従来では、このFD配線を上層の第2金属配線M2により形成していたが、この場合に比べて、第2金属配線M2と第1金属配線M1との連結部の中間層(コンタクトC1とC2間のレイヤ)に対しても寄生容量が発生することから、本実施形態1では、FD配線9の配線容量Cdをできるだけ減らすために、FD配線9を第2金属配線M2ではなくその下層の第1金属配線M1により形成している。これによっても、電圧変換効率(変換ゲイン)を向上させることができて、更に高感度で高解像度の固体撮像素子1とすることができる。
転送トランジスタ2,3の各ゲート21,31上、リセットトランジスタ4のゲート上、選択トランジスタ5のゲート上、選択トランジスタ5のドレイン上には、各第1コンタクトC1をそれぞれ介して第1金属配線M1が形成されている。これらの第1金属配線M1は、前述した連結部の中間層であって、さらに上層の第2金属配線M2とのコンタクトを取るために形成されている。
図4に示すレイアウトの上層には、第2コンタクトC2を介して第2金属配線M2が配置される。これを図5に示している。
図5は、図2の2画素共有構造の固体撮像素子の画素部における第2金属配線M2のレイヤを含めたレイアウト図である。
図5において、第2金属配線M2により、電源線82、電荷転送制御線22、32、リセット信号線42および画素選択線52が形成されている。単位画素部10を構成するフォトダイオード12および13と、その下に隣接する別の単位画素部10を構成するフォトダイオード12および13との行間の信号読み出し回路11の一部上には、電源線82が行方向(横方向)に配置されている。この電源線82は、第2コンタクトC2を通じて選択トランジスタ5のドレインに接続され、さらに電源線8を介してリセットトランジスタ4のドレインに接続されて、リセットトランジスタ4および選択トランジスタ5の各ドレインに電源電圧Vddを供給する。また、上下に隣接する単位画素部10のフォトダイオード13,12の行間の信号読み出し回路11の一部上に、電源線82に平行に画素選択線52が行方向(横方向)に配置されている。この画素選択線52は、第2コンタクトC2を通じて選択トランジスタ5のゲートに接続され、選択トランジスタ5のゲートに画素選択信号Selを供給する。
電荷転送制御線22、32は、単位画素部10を構成するフォトダイオード12および13の行間上において、行方向に配置されている。電荷転送制御線22は、第2コンタクトC2を介して転送トランジスタ2のゲート21に接続され、転送トランジスタ2のゲート21に電荷転送制御信号TX1を供給する。また、電荷転送制御線32は、第2コンタクトC2を介して転送トランジスタ3のゲート31に接続され、転送トランジスタ3のゲート31に電荷転送制御信号TX2を供給する。
リセット信号線42は、単位画素部10を構成するフォトダイオード12および13の行間上にあって、電荷転送線22、32と平行で電荷転送線22、32間に配置されている。このリセット信号線42は、第2コンタクトC2を介してリセットトランジスタ4のゲート41に接続され、リセットトランジスタ4のゲート41にリセット信号RSTを供給する。
ここで、本実施形態1の2画素共有構造の固体撮像素子1と、参考例としての4画素共有構造の固体撮像素子との出力変換ゲインηを比較する。
フローティングディフュージョンFDのFD容量CFDと、これに接続されるFDメタル配線(FD配線9)が持つ寄生容量(配線容量)Cdなど、フローティングディフュージョンFDに関する容量Cは、電荷電圧の変換ゲインηに影響し、前述した1電子当たり何ボルトに変換されるかの電荷電圧変換式、変換ゲインη=q/Cが成立し、本実施形態1の2画素共有構造の固体撮像素子1の効果として、参考例としての4画素共有構造の固体撮像素子の場合に比べて出力変換ゲインηが約2.5倍近くになって大幅に改善されて、感度および解像度を向上させることができる。
参考例としての4画素共有構造の固体撮像素子の場合に比べて(参考例の場合を「1」として)、例えばPN接合容量であるFD容量CFDは0.54であり、Fring容量は、例えば図6に示すように転送トランジスタ2のゲート21とフローティングディフュージョンFDとの間の容量であって、ゲート21とフローティングディフュージョンFDとがどの程度の幅で接しているかで決まる容量(2画素共有の場合は4画素共有の場合の約半分の容量値)で0,41であり、配線容量Cdは、上記FD配線9の持つ寄生容量で0.25であり、SFゲート容量は、増幅トランジスタ6のゲート61が持つ容量で1.0である。上記各容量の合計は、2画素共有構造の固体撮像素子1で変換ゲインη(μV/e)が、参考例としての4画素共有構造の固体撮像素子の場合に比べて約2.5倍近くになっている。
ここで、本実施形態1の効果として、感度や、画質に影響するS/N比についても検証する。
図14は、図3の2画素共有構造の固体撮像素子における感度と、上記参考例としての4画素共有構造の固体撮像素子による感度とを棒グラフで模式的に示す図である。
図14に示すように、上記変換ゲインηの単位がμV/eであったのに対して、感度の単位は、mV/(Lux・sec)である。この感度(mV/(Lux・sec)は、増幅トランジスタ6のゲート61に接続されるフローティングディフュージョンFDにおける電荷電圧の変換ゲインηだけではなく、光が受光部にどれだけ集光されたかで大きく変化する。図3の2画素共有構造の固体撮像素子における感度と、上記参考例としての4画素共有構造の固体撮像素子による感度とを比較すると、本実施形態1の2画素共有構造のレイアウトが参考例の4画素共有構造のレイアウトに比べて3.5倍を上回っている。これは、本実施形態1のレイアウトにより、配線幅を小さくしたり、受光部上の配線配置をできるだけ避けたり、メタル配線が短くなったりなどして、変換ゲインη(μV/e)の向上と共に、受光部に対する開口率が向上したのが大きく影響している。
図15は、図3の2画素共有構造の固体撮像素子におけるS/N比と、上記参考例としての4画素共有構造の固体撮像素子によるS/N比とをグラフで模式的に示す図である。
要するに、低照度時にどの程度のS/N比(単位ノイズ当たりの信号の大きさ)であるかが固体撮像素子の場合に重要であり、図15に示すように、低照度の例えば10(Lux)を例にとると、そのときのS/N比は、参考例の4画素共有構造のレイアウトでは0.3程度であるのに対して本実施形態1の2画素共有構造のレイアウトでは、0.8程度であり、本実施形態1の2画素共有構造のレイアウトが参考例の4画素共有構造のレイアウトに比べて2.5倍を上回っている。S/N比は、表示画面の画質に影響し、前述したように、電荷電圧の変換ゲインη(μV/e)や感度(mV/(Lux・sec))が大幅によく、その結果としてS/N比が大幅に向上している。
この参考例としての4画素共有構造の固体撮像素子のレイアウトについては、図7および図8を用いて簡単に説明する。
図7は、本発明の実施形態1のものとフローティングディフュージョンFDに関する容量Cについて比較するための上記参考例としての4画素共有構造の固体撮像素子の画素部における第1金属配線M1のレイヤ形成までのレイアウト図である。
図7において、縦方向に隣接する4つの受光部としての例えばフォトダイオード(R)、フォトダイオード(Gb)、フォトダイオード(R)およびフォトダイオード(Gb)で一つの信号読み出し回路を共有する4画素共有構造である。信号読み出し回路を構成する選択トランジスタ(Sel)、増幅トランジスタ(SF)およびリセットトランジスタ(RST)のうち、選択トランジスタ(Sel)および増幅トランジスタ(SF)と、リセットトランジスタ(RST)とが上下に分離されており、上側の2つのフォトダイオード(R)およびフォトダイオード(Gb)の行間に選択トランジスタ(Sel)および増幅トランジスタ(SF)が設けられ、また、下側の2つのフォトダイオード(R)およびフォトダイオード(Gb)の行間にはリセットトランジスタ(RST)が設けられている。上側の2つのフォトダイオードの行間に設けれられた第1金属配線M1として、信号読み出し回路を構成する選択トランジスタ(Sel)のゲートにコンタクトを介して接続されている。また、下側の2つのフォトダイオードの行間に設けれられた第1金属配線M1’として、信号読み出し回路を構成するリセットトランジスタ(RST)のゲートにコンタクトを介して接続されている。
図8は、本発明の実施形態1のものとフローティングディフュージョンFDに関する容量Cについて比較するための上記参考例としての4画素共有構造の固体撮像素子の画素部における第2金属配線M2のレイヤを含めたレイアウト図である。
図8において、4画素共有構造の4つのフォトダイオードと、その横方向隣の4画素共有構造の4つのフォトダイオードとの縦方向の列間に、信号線7が、増幅トランジスタ(SF)の出力側駆動領域にコンタクトを介して接続されており、第1金属配線M1の上層の第2金属配線M2として設けられている。また、第2金属配線M2としてFD配線9が、上側の2つのフォトダイオード間のフローティングディフュージョンFDと、下側の2つのフォトダイオード間のフローティングディフュージョンFDとを各コンタクトをそれぞれ介して接続されていると共に、これらのフローティングディフュージョンFDと増幅トランジスタ(SF)のゲートにも別のコンタクトを介して接続されている。
以上のように、本実施形態1では、2画素共有構造の固体撮像素子1は、被写体からの画像光を光電変換して撮像する二つのフォトダイオード12、13で一つの信号読み出し回路11を共有し、二つのフォトダイオード12、13から共通のフローティングディフュージョンFDに信号電荷を読み出して電圧変換し、この変換電圧に応じて信号読み出し回路11により信号読み出しを行うものであって、信号読み出し回路11を構成する、フローティングディフュージョンFDの電位をリセットするためのリセットトランジスタ4とフローティングディフュージョンFDの電圧に応じて信号増幅して信号読み出しを行う増幅トランジスタ6とを分離配置して、リセットトランジスタ4の活性化領域としてのソースをフローティングディフュージョンFDの活性化領域と共通に構成し、フローティングディフュージョンFDから増幅トランジスタ6の制御電極としてのゲートに至るFD配線9を各コンタクトを介して第1層目の金属配線M1として直線状の最短距離レイアウトとし、さらに、フォトダイオードの中心と画素中心とを一致させてこの画素中心を光学的に等間隔に配置している。
このように、上記実施形態1によれば、フォトダイオードの中心と画素中心とを一致させ、画素中心を光学的に等間隔に配置することにより、斜め方向の入射光に起因するシェーディングを防止した状態で、2画素共有構造のみでフローティングディフュージョンFDとリセット拡散領域とを一続きにしかつ、第1層目メタル配線でフローティングディフュージョンFDと増幅トランジスタ6のゲート61間の引き回し配線(FD配線9)を略直線状の最短レイアウトにしたことにより、FD容量CFDやFD配線9による配線容量Cdなど、フローティングディフュージョンFDに関する容量Cを大幅に低減することによって電圧変換ゲインηを大幅に向上させ、その結果として固体撮像素子を高感度で高解像度にすることができる。
また、外部電源による電源線82の電源電圧Vddにノイズが乗るが、そのノイズがフローティングディフュージョンFDに乗るとそれが増幅されて信号出力となるので問題であるが、FD配線9が前述したように略直線状で最短距離レイアウトとし、かつFD配線9を第1金属配線M1としたことにより、FD配線9が第2金属配線M2の電源線82と距離的に離れたため、その配線間の容量を介して影響するノイズが低減される。
さらに、2画素共有構造とすることにより、フローティングディフュージョンFDに関する容量Cの低減効果の他に、画素破損時の色補間処理を行う際に、注目画素が破損した場合、その周囲の同一色の4画素の平均値で注目画素を補間しているが、縦方向の4画素共有構造では、図7にも示したように同じ色を含んでいるため、その色補間処理に使う注目画素の周りの同一色の画素も、4画素で共有している信号読み出し回路中のトランジスタの破損により、読み出すことができないことから、破損色の色補間処理を行うことができない。これに対して、同じ色を含まない2画素共有構造であれば、その破損色の色補間処理に使う周りの画素は破損しておらず、通常の色補間処理方法にて色補間をすることができ、画素欠陥不良を修復することができる。
さらに、図6に示すように転送トランジスタ2のゲート21の形状が平面視三角形状であるため、電荷読み出し距離がその内周側とその外周側とで一様ではないが、転送トランジスタのチャネル長を稼ぐために、その内周側の短い距離からチャネルが開いて曲がって信号電荷が読み出されるようになっている。これによっても、転送トランジスタ2のゲート21の形状が帯状の場合に比べてフローティングディフュージョンFDの平面視面積を更に狭くすることができて、よりFD容量を小さくできる。
(実施形態2)
上記実施形態1では、2画素共有構造によりフローティングディフュージョンFDの活性領域面積を半減させ、リセットトランジスタ活性化領域をフローティングディフュージョンFDの活性化領域と兼ねることによりFD活性化領域面積を低減し、また、フローティングディフュージョンFDに接続される配線容量を削減するために、フローティングディフュージョンFDから増幅トランジスタのゲートに至るFD配線9を第2金属配線M2ではなく第1金属配線M1とし、さらに、このFD配線は略直線状の最短距離レイアウトとし、しかも、フォトダイオードの中心と画素中心とを一致させ、この画素中心を光学的に等間隔に配置する場合について説明したが、本実施形態2では、上記実施形態1の各条件から、配線容量を削減するためにフローティングディフュージョンFDから増幅トランジスタのゲートに至るFD配線9を第2金属配線M2ではなく第1金属配線M1とする条件を除く場合、即ち、このFD配線9を第2金属配線M2で構成する場合である。
本実施形態2の2画素共有構造の固体撮像素子では、被写体からの画像光を光電変換して撮像する二つのフォトダイオード12、13で一つの信号読み出し回路11を共有し、二つのフォトダイオード12、13から共通のフローティングディフュージョンFDに信号電荷を読み出して電圧変換し、この変換電圧に応じて信号読み出し回路11により信号読み出しを行うものであって、信号読み出し回路11を構成する、フローティングディフュージョンFDの電位をリセットするためのリセットトランジスタ4とフローティングディフュージョンFDの電圧に応じて信号増幅して信号読み出しを行う増幅トランジスタ6とを分離配置して、リセットトランジスタ4の活性化領域としてのソースをフローティングディフュージョンFDの活性化領域と共通に構成し、フローティングディフュージョンFDから増幅トランジスタ6の制御電極としてのゲートに至るFD配線9を各コンタクトおよび第1層目の金属配線M1を介して第2層目の金属配線M2として直線状の最短距離レイアウトとし(例えば4画素共有の図8の場合など)、さらに、フォトダイオードの中心と画素中心とを一致させてこの画素中心を光学的に等間隔に配置している。
このように、本実施形態2によれば、FD配線9を第1金属配線M1ではなく図8のように第2金属配線M2としたことにより、上記実施形態1の場合に比べて、フローティングディフュージョンFDに関する容量Cの低減効果はより小さいものの、2画素共有構造でフローティングディフュージョンFDとリセット拡散領域とを一続きにしかつ、上層の第2層目メタル配線(FD配線9)でフローティングディフュージョンFDと増幅トランジスタ6のゲート61間の引き回し配線を略直線状の最短レイアウトにしたことにより、FD容量CFDやFD引き回し配線による配線容量Cdなど、フローティングディフュージョンFDに関する容量Cを大幅に低減することができて、電圧変換ゲインηを大幅に向上させることができ、その結果として固体撮像素子を高感度で高解像度にすることができる。また、フォトダイオードの中心と画素中心とを一致させ、画素中心を光学的に等間隔に配置することにより、斜め方向の入射光に起因するシェーディングを防止することができる。
(実施形態3)
上記実施形態1では、2画素共有構造によりフローティングディフュージョンFDの活性領域面積を半減させ、リセットトランジスタ活性化領域をフローティングディフュージョンFDの活性化領域と兼ねることによりFD活性化領域面積を低減し、また、配線容量を削減するためにフローティングディフュージョンFDから増幅トランジスタのゲートに至るFD配線9を第2金属配線M2ではなく第1金属配線M1とし、さらに、このFD配線9は略直線状の最短距離レイアウトとし、しかも、フォトダイオードの中心と画素中心とを一致させて、画素中心を光学的に等間隔に配置する場合について説明したが、本実施形態3では、上記実施形態1の各条件から、リセットトランジスタ活性化領域をフローティングディフュージョンFDの活性化領域と兼ねることによりFD活性化領域面積を低減する条件と、FD配線9は直線状の最短距離レイアウトとする条件とを除く場合である。
本実施形態3の2画素共有構造の固体撮像素子では、被写体からの画像光を光電変換して撮像する二つのフォトダイオード12、13で一つの信号読み出し回路11を共有し、フォトダイオード12、13から共通のフローティングディフュージョンFDに信号電荷を読み出して電圧変換し、変換電圧に応じて信号読み出し回路11により信号読み出しを行うものであって、フローティングディフュージョンFDから信号読み出し回路11の増幅トランジスタ6の制御電極としてのゲート61に至るFD配線9を第1層目の金属配線とし、さらに、フォトダイオードの中心と画素中心とを一致させてその画素中心を光学的に等間隔に配置している。
このように、本実施形態3によれば、2画素共有構造によりフローティングディフュージョンFDの活性領域面積を半減させ、また、配線容量を削減するためにフローティングディフュージョンFDから増幅トランジスタ6のゲート61に至るFD配線9を第2金属配線M2ではなく第1金属配線M1とし、しかも、フォトダイオードの中心と画素中心とを一致させ、画素中心を光学的に等間隔に配置することにより、上記実施形態2の場合に比べても、フローティングディフュージョンFDに関する容量Cの低減効果はより小さいものの、2画素共有構造で第2層目の第2金属配線M2でフローティングディフュージョンFDと増幅トランジスタ6のゲート61間の引き回し配線を構成したことにより、FD容量CFDやFD引き回し配線による配線容量Cdなど、フローティングディフュージョンFDに関する容量Cを低減することができて、電圧変換ゲインηを向上させることができ、その結果として固体撮像素子を良好な感度で良好な解像度にすることができる。また、フォトダイオードの中心と画素中心とを一致させて、その画素中心を光学的に等間隔に配置することにより、斜め方向の入射光に起因するシェーディングを防止することができる。
(実施形態4)
本実施形態4では、上記実施形態1〜3の固体撮像素子の少なくともいずれかを撮像部に用いた例えばデジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラなどのデジタルカメラや、監視カメラ、ドアホンカメラ、車載カメラ、テレビジョン電話用カメラおよび携帯電話用カメラなどの画像入力カメラ、スキャナ、ファクシミリ、カメラ付き携帯電話装置などの画像入力デバイスを有した完成製品としての電子情報機器について説明する。
本実施形態4の電子情報機器は、本発明の上記実施形態1〜3の固体撮像素子の少なくともいずれかを撮像部に用いて得た高品位な画像データを記録用に所定の信号処理した後にデータ記録する記録メディアなどのメモリ部と、この画像データを表示用に所定の信号処理した後に液晶表示画面などの表示画面上に表示する液晶表示装置などの表示手段と、この画像データを通信用に所定の信号処理をした後に通信処理する送受信装置などの通信手段と、この画像データを印刷(印字)して出力(プリントアウト)する画像出力手段とのうちの少なくともいずれかを有している。
なお、上記実施形態1〜4では、特に説明しなかったが、被写体からの画像光を光電変換して撮像する複数のフォトダイオードのうち、フローティングディフュージョン容量をより小さくするために二つのフォトダイオード12,13毎に信号読み出し回路11を共有し、二つのフォトダイオード12,13から共通のフローティングディフュージョンFDに信号電荷を読み出して電圧変換し、この変換された信号電圧に応じて信号読み出し回路11により信号線7に信号読み出しを行う。これによっても、フォトダイオード面積およびトランジスタ配置領域を含む画素面積を微小化してもフォトダイオード面積をより確保でき、かつFD容量を改善して高感度で高解像度、さらには、斜め入射光に起因するシェーディングが発生しない固体撮像素子を得ることができるという目的を達成することができる。
また、上記実施形態1〜4では、増幅トランジスタ6の信号出力側の一方駆動領域が、二つのフォトダイオード12,13のうちの下側のフォトダイオード13の右下の角部と、これに縦下方向に対向して隣接する別の二つのフォトダイオード12,13のうちの上側のフォトダイオード12の右上の角部との間を含む行間領域に設けられていたが、これに限らず、増幅トランジスタ6の信号出力側の一方駆動領域が、二つのフォトダイオード12,13のうちの上側のフォトダイオード12の右上の角部と、これに縦上方向に対向して隣接する別の二つのフォトダイオード12,13のうちの下側のフォトダイオード13の右下の角部との間を含む行間領域に設けられていてもよい。この場合に、信号線7が、増幅トランジスタ6の信号出力側の一方駆動領域にコンタクトC1を介して接続されて、この二つのフォトダイオード12,13の平面視矩形または正方形の縦方向右側の辺に沿って配置されている。
さらに、上記実施形態1〜4では、増幅トランジスタ6の信号出力側のゲート61が、二つのフォトダイオード12,13のうちの下側のフォトダイオード13の右下の角部に横方向に対向して隣接する別のフォトダイオード12,13の角部と、これに縦下方向に対向して隣接する更に別の二つのフォトダイオード12,13のうちの上側のフォトダイオード12の角部との間を含む行間領域に設けられていたが、これに限らず、増幅トランジスタ6の信号出力側のゲート61が、二つのフォトダイオード12,13のうちの上側のフォトダイオード12の右上の角部に横方向に対向して隣接する別のフォトダイオード12,13の角部と、これに縦上方向に対向して隣接する更に別の二つのフォトダイオード12,13のうちの下側のフォトダイオード13の角部との間を含む行間領域に設けられていてもよい。この場合に、フローティングディフュージョンFDから信号読み出し回路11の増幅トランジスタ6のゲート61に至るFD配線9が、増幅トランジスタ6のゲート61と、フローティングディフュージョンFDとに各コンタクトG1をそれぞれ介して接続されて、二つのフォトダイオード12,13に横方向に対向して隣接する別の二つのフォトダイオード12,13の平面視矩形または正方形の縦方向の辺に沿って配置されている。
以上のように、本発明の好ましい実施形態1〜4を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態1〜4に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態1〜4の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、被写体からの画像光を光電変換して撮像する半導体素子で構成された複数画素共有構造の固体撮像素子および、この複数画素共有構造の固体撮像素子を画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばデジタルビデオカメラおよびデジタルスチルカメラなどのデジタルカメラや、画像入力カメラ、スキャナ、ファクシミリ、カメラ付き携帯電話装置などの電子情報機器の分野において、フォトダイオードの中心と画素中心とを一致させ、その画素中心を光学的に等間隔に配置することにより、斜め方向の入射光に起因するシェーディングを防止することができる。この状態で、2画素共有構造でフローティングディフュージョンFDとリセット拡散領域とを一続きにして共通化しかつ、第1層目の第1金属配線でフローティングディフュージョンFDと増幅トランジスタのゲート間の引き回し配線を略直線状の最短レイアウトにしたことにより、FD容量CFDやFD引き回し配線による配線容量Cdなど、フローティングディフュージョンFDに関する容量Cを大幅に低減することができて、電圧変換ゲインηを大幅に向上させることができ、その結果として固体撮像素子を高感度で高解像度にすることができる。
また、2画素共有構造によりフローティングディフュージョンFDの活性領域面積を半減させ、また、配線容量を削減するためにフローティングディフュージョンFDから信号増幅手段の制御電極に至るFD配線を第1金属配線M1とし、しかも、フォトダイオードの中心と画素中心とを一致させ、その画素中心を光学的に等間隔に配置することだけでも、フローティングディフュージョンFDに関する容量Cの低減効果はより小さいものの、2画素共有構造によるFD容量CFDやFD引き回し配線による配線容量Cdなど、フローティングディフュージョンFDに関する容量Cを低減することができて、電圧変換ゲインηを向上させることができ、その結果として固体撮像素子を良好な感度で良好な解像度にすることができる。
本発明の実施形態1に係る2画素共有構造の固体撮像素子におけるフローティングディフュージョン部の要部構成例を模式的に示す平面図である。 図1の2画素共有構造の固体撮像素子における単位画素部の回路図である。 図2の2画素共有構造の固体撮像素子の画素部におけるゲート電極のレイヤ形成までのレイアウト図である。 図2の2画素共有構造の固体撮像素子の画素部における第1金属配線M1のレイヤ形成までのレイアウト図である。 図2の2画素共有構造の固体撮像素子の画素部における第2金属配線M2のレイヤを含めたレイアウト図である。 (a)は、図3の転送トランジスタのゲート形状の一例を模式的に示す平面図、(b)は、図3の転送トランジスタのゲートとフローティングディフュージョンFDとの間に発生するFring容量を模式的に示す要部縦断面図である。 本発明の実施形態1のものとフローティングディフュージョンFDに関する容量Cについて比較するための参考例としての4画素共有構造の固体撮像素子の画素部における第1金属配線M1のレイヤ形成までのレイアウト図である。 本発明の実施形態1のものとフローティングディフュージョンFDに関する容量Cについて比較するための参考例としての4画素共有構造の固体撮像素子の画素部における第2金属配線M2のレイヤを含めたレイアウト図である。 特許文献1に記載されている従来のMOS型イメージセンサの画素構成例を模式的に示す平面図である。 特許文献2に記載されている従来のMOS型イメージセンサの単位画素部の回路図である。 図10の従来のMOS型イメージセンサの画素部におけるゲート電極のレイヤ形成までのレイアウト図である。 図10の従来のMOS型イメージセンサの画素部における第1金属配線M1のレイヤ形成までのレイアウト図である。 図10の従来のMOS型イメージセンサの画素部における第2金属配線M2のレイヤを含めたレイアウト図である。 図3の2画素共有構造の固体撮像素子における感度と、図8の参考例としての4画素共有構造の固体撮像素子による感度とを棒グラフで模式的に示す図である。 図3の2画素共有構造の固体撮像素子におけるS/N比と、図8の参考例としての4画素共有構造の固体撮像素子によるS/N比とをグラフで模式的に示す図である。
符号の説明
1 固体撮像素子
2、3 転送トランジスタ(電荷転送手段)
2a、3a、4a 活性領域
4 リセットトランジスタ(リセット手段)
5 選択トランジスタ(画素選択手段)
6 増幅トランジスタ(信号増幅手段)
7 信号線
8、82 電源線
9 FD配線
10 単位画素部(2画素共有構造部)
11 信号読み出し回路
12、13 フォトダイオード(受光部)
21、31、41、51、61 ゲート(制御電極)
22、32 電荷転送制御線
42 リセット信号線
52 画素選択線
FD フローティングディフュージョン(電荷電圧変換部)
FD FD容量
Cd 配線寄生容量(配線容量)
C1 第1コンタクト
C2 第2コンタクト
Vdd 電源電圧(リセット電圧)
M1 第1金属配線
M2 第2金属配線
TX1、TX2 電荷転送制御信号
Sel 画素選択信号
RST リセット信号

Claims (20)

  1. 被写体からの画像光を光電変換して撮像する複数の受光部のうち、二つの受光部毎に信号読み出し回路を共有し、該二つの受光部から共通のフローティングディフュージョンに信号電荷を読み出して電圧変換し、変換電圧に応じて該信号読み出し回路により信号読み出しを行う2画素共有構造の固体撮像素子であって、
    該信号読み出し回路を構成する、該フローティングディフュージョンの電位を所定電位にリセットするためのリセット手段と該フローティングディフュージョンの電圧に応じて信号増幅して信号読み出しを行う信号増幅手段とを分離配置して、該リセット手段の活性化領域を該フローティングディフュージョンの活性化領域と共通に構成し、該フローティングディフュージョンから該信号増幅手段の制御電極に至る配線を第1層目の金属配線として直線状の最短距離レイアウトとし、さらに、該受光部の中心と画素中心とを一致させて該画素中心を光学的に等間隔に配置した固体撮像素子。
  2. 被写体からの画像光を光電変換して撮像する複数の受光部のうち、二つの受光部毎に信号読み出し回路を共有し、該二つの受光部から共通のフローティングディフュージョンに信号電荷を読み出して電圧変換し、変換電圧に応じて該信号読み出し回路により信号読み出しを行う2画素共有構造の固体撮像素子であって、
    該信号読み出し回路を構成する、該フローティングディフュージョンの電位を所定電位にリセットするためのリセット手段と該フローティングディフュージョンの電圧に応じて信号増幅して信号読み出しを行う信号増幅手段とを分離配置して、該リセット手段の一方活性化領域を該フローティングディフュージョンの活性化領域と共通に構成し、該フローティングディフュージョンから該信号増幅手段の制御電極に至る配線を直線状の最短距離レイアウトとし、さらに、該受光部の中心と画素中心とを一致させて該画素中心を光学的に等間隔に配置した固体撮像素子。
  3. 被写体からの画像光を光電変換して撮像する複数の受光部のうち、二つの受光部毎に信号読み出し回路を共有し、該二つの受光部から共通のフローティングディフュージョンに信号電荷を読み出して電圧変換し、変換電圧に応じて該信号読み出し回路により信号増幅して信号読み出しを行う2画素共有構造の固体撮像素子であって、
    該フローティングディフュージョンから該信号読み出し回路の信号増幅手段の制御電極に至る配線を第1層目の金属配線とし、さらに、該受光部の中心と画素中心とを一致させて該画素中心を光学的に等間隔に配置した固体撮像素子。
  4. 被写体からの画像光を光電変換して撮像する複数の受光部のうち、フローティングディフュージョン容量をより小さくするために二つの受光部毎に信号読み出し回路を共有し、該二つの受光部から共通のフローティングディフュージョンに信号電荷を読み出して電圧変換し、変換電圧に応じて該信号読み出し回路により信号増幅して信号読み出しを行うものであり、該受光部の中心と画素中心とを一致させて該画素中心を光学的に等間隔に配置した固体撮像素子。
  5. 前記フローティングディフュージョンは、前記二つの受光部の間に対向する辺の両端部のうちのいずれか一方の対向端部間に設けられている請求項1〜4のいずれいかに記載の固体撮像素子。
  6. 前記フローティングディフュージョンと前記二つの受光部との間にはそれぞれ電荷転送手段がそれぞれ設けられ、該電荷転送手段の制御電極は、該受光部の平面視矩形または正方形の4角部のうちの一つの角部上を覆う平面視略三角形状に構成されている請求項5に記載の固体撮像素子。
  7. 前記二つの受光部の間を幅とする帯状長手方向に沿って、該間の間隔を狭くするべく前記電荷転送手段の制御電極と前記リセット手段とが一方向に設けられている請求項6に記載の固体撮像素子。
  8. 前記二つの受光部の平面視矩形または正方形の互いに対向する角部間に前記フローティングディフュージョンが設けられ、該フローティングディフュージョンと該二つの受光部との間にそれぞれ各電荷転送手段がそれぞれ設けられ、該各電荷転送手段の活性領域が、該フローティングディフュージョンの活性領域と共通に設けられている請求項1〜4のいずれいかに記載の固体撮像素子。
  9. マトリクス状に行列方向に設けられた複数の受光部のうち、前記二つの受光部が平面視列方向に隣接して単位画素部を構成している請求項1〜4のいずれいかに記載の固体撮像素子。
  10. 前記単位画素部の行間に、前記信号読み出し回路を構成する信号増幅手段が設けられている請求項9に記載の固体撮像素子。
  11. 前記信号増幅手段は、増幅トランジスタで構成され、該増幅トランジスタの信号出力側の一方駆動領域が、前記二つの受光部の前記行間側の角部とこれに縦方向の一方向または他方向に対向して隣接する別の二つの受光部の角部との間を含む行間領域に設けられている請求項10に記載の固体撮像素子。
  12. 前記増幅トランジスタの信号出力側のゲートが、前記二つの受光部の前記行間側の角部に横方向に対向して隣接する別の二つの受光部の角部と、これに縦方向の一方向または他方向に対向して隣接する更に別の二つの受光部の角部との間を含む行間領域に設けられている請求項10または11に記載の固体撮像素子。
  13. 信号線が、前記増幅トランジスタの信号出力側の一方駆動領域にコンタクトを介して接続されて、前記二つの受光部の平面視矩形または正方形の縦方向の辺に沿って略直線状に配置されている請求項11に記載の固体撮像素子。
  14. 前記フローティングディフュージョンから前記信号読み出し回路の信号増幅手段の制御電極に至る配線が、前記増幅トランジスタの信号出力側のゲートと、該フローティングディフュージョンとに各コンタクトをそれぞれ介して接続されて、前記二つの受光部に横方向に対向して隣接する別の二つの受光部の平面視矩形または正方形の縦方向の辺に沿って略直線状に配置されている請求項12に記載の固体撮像素子。
  15. 前記リセット手段の他方活性化領域と、前記信号増幅手段の他方駆動領域に一方駆動領域が直列接続される画素選択手段の他方駆動領域とが、各コンタクトをそれぞれ介して第1層目の金属配線の電源線により接続されている請求項1または2に記載の固体撮像素子。
  16. 前記二つの受光部は縦方向に配置され、表示画面上に行列方向に設けられた複数の受光部のうち、行毎に順次、前記画素選択手段により画素選択されて前記信号増幅手段により信号増幅されて信号読み出しされる請求項15に記載の固体撮像素子。
  17. 前記画素中心の等間隔の配置は、前記受光部および前記信号読み出し回路の一部としてのトランジスタ配置領域を含めた画素中心の配列ピッチが行方向および列方向で同一である請求項1〜4のいずれかに記載の固体撮像素子。
  18. 前記フローティングディフュージョンの活性領域と、前記各電荷転送手段の活性領域と、前記リセット手段の活性領域とを、フローティングディフュージョン面積がレイアウト上で最小になるように互いに位置寄せして共通化している請求項8に記載の固体撮像素子。
  19. MOS型固体撮像素子である請求項1〜4のいずれかに記載の固体撮像素子。
  20. 請求項1〜19のいずれかに記載の固体撮像素子を画像入力デバイスとして撮像部に用いた電子情報機器。
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