JP2009031595A - 表示装置およびそれを備える電子機器ならびに表示装置の制御方法 - Google Patents

表示装置およびそれを備える電子機器ならびに表示装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】正常動作中に表示異常を引き起こすことなく、パネルの動作状態が異常になったときに人手を介することなく当該動作状態を正常な状態に戻すことのできる表示装置およびその制御方法を提供する。
【解決手段】ドライバ内の論理回路の内部状態は、所定のリセット入力によって初期化される。表示制御回路200に、スタートパルス信号SPおよびクロック信号CKとドライバ内のシフトレジスタの出力端から出力される信号OUTとに基づいてドライバの動作状態を判定する動作状態検査部24と、ドライバにリセット入力を与えるためのリセット信号出力部27とを備える。ホスト900は、動作状態検査部24による判定結果を取得し、ドライバの動作状態が異常であれば、リセット命令RCを出力する。リセット信号出力部27は、当該リセット命令RCに基づいて、ドライバにリセット入力を与える。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置およびその制御方法に関し、より詳しくは、表示装置の動作状態が異常になったときに当該動作状態を正常な状態に戻す方法に関する。
従来より、一般的な表示装置には、ソースバスライン(映像信号線)を駆動するソースドライバとゲートバスライン(走査信号線)を駆動するゲートドライバとが設けられている。このような表示装置に関し、近年、CGシリコン液晶(Continuous Grain Silicon Liquid Crystal:連続粒界結晶シリコン液晶)パネルを採用する液晶表示装置が開発されている。CGシリコン液晶パネルとは、CGシリコン膜で形成されたTFT(Thin Film Transistor)をスイッチング素子として採用する液晶パネルのことである。CGシリコンは、結晶境界面の配置が規則的で、原子レベルで連続的な構造となっている。このため、CGシリコンでは電子が高速に移動することができるので、ソースドライバやゲートドライバ(以下、両者をまとめて「ドライバ」という。)を液晶パネルの基板上に実装することができる。これにより、必要な部品数の削減によるコストの低減や装置の小型化が進んでいる。
上述のドライバは論理回路で構成されているところ、当該論理回路の内部状態を初期化するためにリセット端子が設けられているドライバがある。例えば、電源投入の際などにパネルの外部(制御部など)からドライバのリセット端子に所定の入力を与えることによって、論理回路の内部状態が初期化される。以下、このように、ドライバ内の論理回路の内部状態を初期化するためにリセット端子に与えられる入力のことを「リセット入力」という。
上述のような表示装置の動作中に、例えば外部からの静電気の影響によって上記論理回路の内部状態が異常になり、表示異常が生じることがある。一般にこのようなときには、パネルの動作状態を正常な状態に戻すために、パネルの外部からドライバにリセット入力を与えることによって論理回路の内部状態の初期化が行われている。なお、特開2001−75541号公報には、電源OFFの際の残像を抑止することのできる表示装置の駆動方法の発明が開示されている。また、特開2002−91389号公報には、表示異常を抑止することのできる液晶表示装置の発明が開示されている。
特開2001−75541号公報 特開2002−91389号公報
ところで、パネルの動作状態が異常になっているときには、任意のタイミングで上記リセット入力をドライバに与えても問題はない。ところが、パネルの動作状態を制御部で検知することができない表示装置において任意のタイミングでドライバにリセット入力を与えると、表示異常が生じることがある。これについて、図22を参照しつつ説明する。一般に、表示装置においては、ゲートドライバ400に接続された複数本(m本)のゲートバスラインGL1〜GLmが1本ずつ順次に走査されることによって、図22(a)に示すように、表示部100全体に画像が表示される。ところが、パネルが正常に動作しているときにおいて、例えば図22(b)で参照符号GLxで示すゲートバスラインの走査タイミングでドライバにリセット入力が与えられると、当該タイミングでゲートドライバ400内の論理回路の内部状態が初期化されるので、参照符号101で示す領域への画像表示が正常に行われない。このように、任意のタイミングでドライバにリセット入力が与えられると、パネルの動作状態が正常であったにもかかわらず表示異常を引き起こすことがある。また、特開2001−75541号公報や特開2002−91389号公報に開示された表示装置によると、表示異常は抑制されるが、動作状態が異常になったときに当該動作状態を正常な状態に戻すことはできない。
そこで本発明は、正常動作中に表示異常を引き起こすことなく、パネルの動作状態が異常になったときに人手を介することなく当該動作状態を正常な状態に戻すことのできる表示装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、表示装置であって、
画像を表示する表示部と、
前記表示部に配設された複数の信号線と、
前記複数の信号線を駆動するための駆動回路であって、前記複数の信号線をそれぞれ駆動するか否かを決定するための値を格納する複数の論理回路と、所定のリセット入力に基づいて前記複数の論理回路に格納されている値を初期化する論理回路初期化手段とを有する駆動回路と、
前記駆動回路から出力される所定の検査用信号に基づいて、前記駆動回路の動作状態が正常であるか異常であるかを判定する動作状態検査部と、
前記動作状態検査部によって前記駆動回路の動作状態が異常であると判定されたときに、前記駆動回路に前記リセット入力を与えるリセット入力付与部と
を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記駆動回路は、前記複数の論理回路で構成され所定のタイミング信号に基づいて所定のパルスを入力端から出力端へと順次にシフトさせるシフトレジスタを有し、当該シフトレジスタの出力端から前記所定のパルスを前記検査用信号として出力し、
前記動作状態検査部は、前記タイミング信号と前記検査用信号とに基づいて、前記駆動回路の動作状態が正常であるか異常であるかを判定することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、
前記タイミング信号は、前記所定のパルスを前記シフトレジスタに与えるためのスタートパルス信号と、前記所定のパルスを前記シフトレジスタの入力端から出力端へと順次にシフトさせるクロックパルスを前記シフトレジスタに与えるためのクロック信号とからなることを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、
前記動作状態検査部は、
前記スタートパルス信号によって前記所定のパルスが前記シフトレジスタの入力端に与えられた時点からの前記クロック信号のクロックパルスの数をカウントするクロック数カウント部と、
前記クロック数カウント部によってカウントされたクロックパルスの数に基づいて、前記所定のパルスが前記シフトレジスタの出力端から出力されるタイミングであるか否かを判定するタイミング判定部と、
前記検査用信号を受け取り、前記タイミング判定部によって前記所定のパルスが前記シフトレジスタの出力端から出力されるタイミングであると判定された時の前記検査用信号の値に基づいて、前記駆動回路が正常に動作しているか否かを判定する動作状態判定部と
を含むことを特徴とする。
第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明において、
前記駆動回路は、連続粒界結晶シリコンを使用した薄膜トランジスタにより構成されていることを特徴とする。
第6の発明は、第1から第5までのいずれかの発明において、
外部との間でデータの送受信を行うインタフェース部を更に備え、
前記リセット入力付与部は、前記インタフェース部が外部から所定のリセット命令を受け取ったときに、前記駆動回路に前記リセット入力を与えることを特徴とする。
第7の発明は、第6の発明に係る表示装置と、該表示装置に接続されたホスト装置とからなる電子機器であって、
前記ホスト装置は、前記動作状態検査部による判定結果を前記インタフェース部より受け取り、当該判定結果が前記駆動回路の動作状態が異常である旨を示していれば、前記インタフェース部に前記リセット命令を与えることを特徴とする。
第8の発明は、表示装置とホスト装置とからなる電子機器であって、
前記表示装置は、
画像を表示する表示部と、
前記表示部に配設された複数の信号線と、
前記複数の信号線を駆動するための駆動回路と、
前記駆動回路から出力される所定の検査用信号に基づいて、前記駆動回路の動作状態が正常であるか異常であるかを判定する動作状態検査部と、
前記ホスト装置との間でデータの送受信を行うインタフェース部と、
前記インタフェース部を介して前記ホスト装置から与えられる命令を実行するホストコマンド実行部と
を備え
前記ホスト装置は、前記動作状態検査部による判定結果を前記インタフェース部より受け取り、当該判定結果が前記駆動回路の動作状態が異常である旨を示していれば、前記インタフェース部に所定の命令を与えることを特徴とする。
第9の発明は、表示装置であって、
画像を表示する表示部と、
前記表示部に配設された複数の信号線と、
前記複数の信号線を駆動するための駆動回路であって、前記複数の信号線をそれぞれ駆動するか否かを決定するための値を格納する複数の論理回路と、所定のリセット入力に基づいて前記複数の論理回路に格納されている値を初期化する論理回路初期化手段とを有する駆動回路と、
所定の期間毎かつ前記駆動回路が停止している期間に当該駆動回路に前記リセット入力を与えるリセット入力付与部と
を備えることを特徴とする。
第10の発明は、第9の発明において、
前記複数の信号線は、前記画像を表す複数の映像信号を伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線とを含み、
前記駆動回路は、前記複数の映像信号線を駆動するための映像信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線を選択的に駆動するための走査信号線駆動回路とを含み、
前記リセット入力付与部は、
水平帰線期間中に前記リセット入力を前記映像信号線駆動回路に与え、
垂直帰線期間中に前記リセット入力を前記走査信号線駆動回路に与えることを特徴とする。
第11の発明は、第9の発明において、
前記複数の信号線は、前記画像を表す複数の映像信号を伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線とを含み、
前記駆動回路は、前記複数の映像信号線を駆動するための映像信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線を選択的に駆動するための走査信号線駆動回路とを含み、
前記リセット入力付与部は、垂直帰線期間中に前記リセット入力を前記映像信号線駆動回路と前記走査信号線駆動回路とに与えることを特徴とする。
第12の発明は、第10または第11の発明において、
前記表示部のうちの一部の領域のみに画像を表示させる部分表示機能を有し、
前記リセット入力付与部は、前記部分表示機能による画像表示が行われているときには、前記表示部のうち画像が表示されない領域に配設されている走査信号線が選択されている期間中に、前記リセット入力を前記映像信号線駆動回路に与えることを特徴とする。
第13の発明は、画像を表示する表示部に配設された複数の信号線を駆動するための駆動回路であって前記複数の信号線をそれぞれ駆動するか否かを決定するための値を格納する複数の論理回路を有する駆動回路を備える表示装置の制御方法であって、
前記駆動回路に与えられる所定のリセット入力に基づいて、前記複数の論理回路に格納されている値を初期化する論理回路初期化ステップと、
前記駆動回路から出力される所定の検査用信号に基づいて、前記駆動回路の動作状態が正常であるか異常であるかを判定する動作状態検査ステップと、
前記動作状態検査ステップで前記駆動回路の動作状態が異常であると判定されたときに、前記駆動回路に前記リセット入力を与えるリセット入力付与ステップと
を含むことを特徴とする。
また、第13の発明において実施形態および図面を参照することにより把握される変形例が、課題を解決するための手段として考えられる。
第18の発明は、画像を表示する表示部に配設された複数の信号線を駆動するための駆動回路であって前記複数の信号線をそれぞれ駆動するか否かを決定するための値を格納する複数の論理回路を有する駆動回路を備える表示装置の制御方法であって、
前記駆動回路に与えられる所定のリセット入力に基づいて、前記複数の論理回路に格納されている値を初期化する論理回路初期化ステップと、
所定の期間毎かつ前記駆動回路が停止している期間に当該駆動回路に前記リセット入力を与えるリセット入力付与ステップと
を含むことを特徴とする。
また、第18の発明において実施形態および図面を参照することにより把握される変形例が、課題を解決するための手段として考えられる。
上記第1の発明によれば、表示装置内において、駆動回路から出力される検査用信号に基づいて当該駆動回路の動作状態が検知される。また、駆動回路の動作状態が異常になれば、リセット入力付与部が駆動回路にリセット入力を与えることによって、当該駆動回路内の論理回路が初期化される。このため、駆動回路の動作状態に異常が生じても、人手を介することなく、当該動作状態は正常な状態に回復する。ここで、上述のように駆動回路の動作状態は表示装置内において検知されるので、動作状態が異常になったときにのみ駆動回路へのリセット入力の付与を行えば良く、動作状態が正常なときには駆動回路へのリセット入力の付与を行う必要はない。このため、駆動回路へのリセット入力の付与に起因する表示異常を引き起こすことなく、動作状態が異常になったときに人手を介さず当該動作状態を回復させることのできる表示装置が実現される。
上記第2の発明によれば、駆動回路内のシフトレジスタの出力端から出力される信号と駆動回路の動作を制御するためのタイミング信号とに基づいて、駆動回路の動作状態が検査される。このため、比較的簡易な構成で駆動回路の動作状態を検査することができる。
上記第3の発明によれば、一般的な構成の表示装置において、駆動回路へのリセット入力の付与に起因する表示異常を引き起こすことなく、動作状態が異常になったときに人手を介さず当該動作状態を回復させることができる。
上記第4の発明によれば、クロックパルスに基づいて、所定のパルスがシフトレジスタの出力端から出力されるタイミングであるか否かが判断される。このため、確実なタイミングで駆動回路の動作状態が検査される。
上記第5の発明によれば、連続粒界結晶シリコンを使用した薄膜トランジスタによって駆動回路が実現されている表示装置において、駆動回路へのリセット入力の付与に起因する表示異常を引き起こすことなく、動作状態が異常になったときに人手を介さず当該動作状態を回復させることができる。
上記第6の発明によれば、インタフェース部によって外部との間でデータの送受信が行われるので、当該インタフェース部を介して動作状態検査部による判定結果を表示装置から外部に送ることができる。また、リセット入力付与部は、外部からリセット命令が与えられると、駆動回路にリセット入力を与える。このため、動作状態が異常になったときに、外部から表示装置にリセット命令を与えることによって、駆動回路の動作状態を正常な状態に回復させることができる。
上記第7の発明によれば、表示装置とホスト装置とからなる電子機器において、表示装置内の駆動回路の動作状態が異常になったときに、ホスト装置から表示装置にリセット命令を与えることによって、駆動回路の動作状態を正常な状態に回復させることができる。
上記第8の発明によれば、表示装置とホスト装置とからなる電子機器において、表示装置にはホスト装置との間でデータの送受信を行うためのインタフェース部が設けられており、当該インタフェース部を介して駆動回路の動作状態がホスト装置に伝えられる。また、表示装置には、ホスト装置から与えられる命令を実行するためのホストコマンド実行部が設けられている。このため、ホスト装置は、表示装置内の駆動回路の動作状態を検知することができるとともに、当該駆動回路の動作状態が異常になったときに表示装置に命令を送ることができる。そして、その命令に応じて、表示装置の動作が制御される。これにより、駆動回路の動作状態が異常になったときに、ホスト装置から表示装置への命令の内容を変えることによって、電源の停止、駆動回路内の論理回路の初期化など所望の処理を行うことができる。
上記第9の発明によれば、所定の期間毎に駆動回路内の論理回路が初期化される。このため、駆動回路の動作状態に異常が生じても、人手を介することなく、当該動作状態は正常な状態に回復する。また、駆動回路内の論理回路の初期化は、当該駆動回路が停止状態の期間中に行われる。このため、論理回路の初期化に起因して表示異常が生じることはない。
上記第10の発明によれば、映像信号線駆動回路内の論理回路は水平帰線期間中に初期化され、走査信号線駆動回路内の論理回路は垂直帰線期間中に初期化される。ここで、水平帰線期間中には映像信号線駆動回路は停止しており、垂直帰線期間中には走査信号線駆動回路は停止している。このため、論理回路の初期化に起因する表示異常を引き起こすことなく、駆動回路の動作状態が異常になったときに人手を介さず当該動作状態を正常な状態に戻すことのできる表示装置が実現される。
上記第11の発明によれば、映像信号線駆動回路内の論理回路および走査信号線駆動回路内の論理回路は垂直帰線期間中に初期化される。ここで、垂直帰線期間中には映像信号線駆動回路および走査信号線駆動回路は停止している。このため、論理回路の初期化に起因する表示異常を引き起こすことなく、駆動回路の動作状態が異常になったときに人手を介さず当該動作状態を正常な状態に戻すことのできる表示装置が実現される。
上記第12の発明によれば、部分表示機能を有する表示装置において、論理回路の初期化に起因する表示異常を引き起こすことなく、駆動回路の動作状態が異常になったときに人手を介さず当該動作状態が正常な状態に戻される。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<1.第1の実施形態>
<1.1 全体構成および動作>
図2は、本発明の第1の実施形態に係るモノリシック型のCGシリコン液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。この液晶表示装置は、液晶パネル1と表示制御回路200とを備えている。液晶パネル1には、表示部100とソースドライバ(映像信号線駆動回路)300とゲートドライバ(走査信号線駆動回路)400とが含まれている。なお、この液晶表示装置は、例えば携帯電話に用いられ、当該携帯電話のホスト900と接続されている。
表示部100には、複数本(n本)のソースバスライン(映像信号線)SL1〜SLnと、複数本(m本)のゲートバスライン(走査信号線)GL1〜GLmと、それらのソースバスラインSL1〜SLnとゲートバスラインGL1〜GLmとの交差点にそれぞれ対応して設けられた複数個(n×m個)の画素形成部とが含まれている。これらの画素形成部はマトリクス状に配置されて画素アレイを構成し、各画素形成部は、対応する交差点を通過するゲートバスラインGLjにゲート端子が接続されると共に当該交差点を通過するソースバスラインSLiにソース端子が接続されたスイッチング素子であるTFT10と、そのTFT10のドレイン端子に接続された画素電極11と、上記複数個の画素形成部に共通的に設けられた共通電極Ecおよび補助容量電極Csと、画素電極11と共通電極Ecとによって形成される液晶容量12と、画素電極11と補助容量電極Csとによって形成される補助容量13とが含まれている。そして、液晶容量12と補助容量13とによって画素容量が構成されている。
表示制御回路200は、外部のホスト900から送られる画像データDATとタイミング信号群TGとを受け取り、アナログ映像信号AVと、表示部100に画像を表示するタイミングを制御するためのソーススタートパルス信号SSP、ソースクロック信号SCK、ゲートスタートパルス信号GSP、およびゲートクロック信号GCKと、ソースドライバ300およびゲートドライバ400の内部に設けられている論理回路の内部状態を初期化するためのリセット信号RSを出力する。また、この表示制御回路200は、液晶パネル1が正常に動作しているか否かを検査するために、ソースドライバ300内のシフトレジスタの出力端から出力される信号(以下、「ソース出力端信号」という。)SOUTとゲートドライバ400内のシフトレジスタの出力端から出力される信号(以下、「ゲート出力端信号」という。)GOUTとを受け取る。なお、以下において、ソース出力端信号SOUTとゲート出力端信号GOUTとをまとめて出力端信号OUTという。この表示制御回路200の詳しい構成および動作については後述する。
図3は、ソースドライバ300の概略構成を示すブロック図である。このソースドライバ300は、シフトレジスタ31とパネル駆動用映像信号出力回路32とによって構成されている。シフトレジスタ31には、表示制御回路200から出力されたソーススタートパルス信号SSPとソースクロック信号SCKとリセット信号RSとが入力される。パネル駆動用映像信号出力回路32には、表示制御回路200から出力されたアナログ映像信号AVが入力される。リセット信号RSによってシフトレジスタ31にリセット入力が与えられると、シフトレジスタ31を構成する論理回路の内部状態は初期化される。シフトレジスタ31は、ソースクロック信号SCKに基づき、ソーススタートパルス信号SSPに含まれるパルスを入力端から出力端へと順次に転送する。このパルスの転送に応じて、各ソースバスラインSL1〜SLnに対応するサンプリングパルスがシフトレジスタ31から順次に出力され、当該サンプリングパルスはパネル駆動用映像信号出力回路32に順次に入力される。また、シフトレジスタ31の出力端からはソース出力端信号SOUTが出力される。パネル駆動用映像信号出力回路32は、シフトレジスタ31から出力されたサンプリングパルスに基づいてアナログ映像信号AVを取り込み、表示部100内の各画素形成部の画素容量を充電するための駆動用映像信号として各ソースバスラインSL1〜SLnに印加する。なお、本実施形態においては、リセット信号RSの論理レベルがローレベルからハイレベルに変化することが各ドライバ(ソースドライバ300,ゲートドライバ400)でのリセット入力となる。
図4は、ゲートドライバ400の概略構成を示すブロック図である。このゲートドライバ400は、シフトレジスタ41とパネル駆動用走査信号出力回路42とによって構成されている。シフトレジスタ41には、表示制御回路200から出力されたゲートスタートパルス信号GSPとゲートクロック信号GCKとリセット信号RSとが入力される。パネル駆動用走査信号出力回路42には、上述したTFT10をオン状態にするための電圧(TFTオン電圧)VGHとTFT10をオフ状態にするための電圧(TFTオフ電圧)VGLとが入力される。リセット信号RSによってシフトレジスタ41にリセット入力が与えられると、シフトレジスタ41を構成する論理回路の内部状態は初期化される。シフトレジスタ41は、ゲートクロック信号GCKに基づき、ゲートスタートパルス信号GSPに含まれるパルスを入力端から出力端へと順次に転送する。このパルスの転送に応じて、ハイレベルの信号がシフトレジスタ41から順次に出力され、当該ハイレベルの信号はパネル駆動用走査信号出力回路42に順次に入力される。また、シフトレジスタ41の出力端からはゲート出力端信号GOUTが出力される。パネル駆動用走査信号出力回路42は、シフトレジスタ41から出力されている信号の論理レベルに応じて、TFTオン電圧VGHもしくはTFTオフ電圧VGLを走査信号として各ゲートバスラインGL1〜GLmに印加する。
以上のようにして、各ソースバスラインSL1〜SLnに駆動用映像信号が印加され、各ゲートバスラインGL1〜GLmに走査信号が印加されることにより、表示部100に画像が表示される。なお、以下においては、ソーススタートパルス信号SSPとゲートスタートパルス信号GSPとをまとめてスタートパルス信号SPといい、ソースクロック信号SCKとゲートクロック信号GCKとをまとめてクロック信号CKという。
<1.2 シフトレジスタの構成および動作>
図5は、ソースドライバ300およびゲートドライバ400に含まれているシフトレジスタ31,41の構成を示すブロック図である。シフトレジスタ31,41には、それぞれが1ビットのデータを格納するn個のレジスタR1〜Rnが含まれている。また、上述したように、シフトレジスタ31,41には、クロック信号CKとスタートパルス信号SPとリセット信号RSとが与えられ、シフトレジスタ31,41からは出力端信号OUTが出力される。なお、クロック信号CKは各レジスタR1〜Rnに与えられ、スタートパルス信号SPは1段目のレジスタR1のみに与えられ、リセット信号RSはリセット端子を介して各レジスタR1〜Rnに与えられる。
次に、図5〜図8を参照しつつ、このシフトレジスタ31,41の動作について説明する。ここでは、図6(a)に示す波形のリセット信号RSと図6(b)に示す波形のスタートパルス信号SPと図6(c)に示す波形のクロック信号CKとがシフトレジスタ31,41に入力されるものとして説明する。
図6の時点tにリセット信号RSの論理レベルがローレベルからハイレベルに変化すると、全てのレジスタR1〜Rnはリセット入力を受ける。これにより、全てのレジスタR1〜Rnはそれぞれ初期化され、図7(a)に示すように、すべてのレジスタR1〜Rnの値は「0」となる。なお、本実施形態においては、リセット端子とレジスタR1〜Rnの内部回路とによって論理回路初期化手段が実現されている。
スタートパルス信号SPのパルスの立ち上がり後、1回目のクロック信号CKの立ち上がり時点には、図7(b)に示すように、1段目のレジスタR1の値は「1」となり、それ以外のレジスタR2〜Rnの値は「0」で維持される。これにより、シフトレジスタ31,41の1段目から出力される信号のみハイレベルとなる。その後、2回目のクロック信号CKの立ち上がり時点には、図7(c)に示すように、1段目のレジスタR1の値は「0」となり、2段目のレジスタR2の値は「1」となり、それ以外のレジスタR3〜Rnの値は「0」で維持される。これにより、シフトレジスタ31,41の2段目から出力される信号のみハイレベルとなる。このようにして、クロック信号CKのパルスが立ち上がる毎に、1段ずつ、より後段に配置されたレジスタの値が「1」となり、その値が「1」になったレジスタから出力される信号のみハイレベルとなる。
スタートパルス信号SPのパルスの立ち上がり後、n回目のクロック信号CKの立ち上がり時点には、図7(d)に示すように、n段目のレジスタRnの値のみが「1」となる。これにより、シフトレジスタ31,41のn段目から出力される信号のみハイレベルとなる。その後、(n+1)回目のクロック信号CKの立ち上がり時点には、図7(e)に示すように、このシフトレジスタ31,41の出力端から出力される出力端信号OUTがハイレベルとなる。
なお、本実施形態においては、図8(a)に示すようにリセット信号RSがローレベルからハイレベルに変化した時点にドライバ300,400内の論理回路の内部状態の初期化が開始されることを前提にして説明しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図8(b)に示すように、リセット信号RSがハイレベルからローレベルに変化した時点に上記初期化が開始されても良い。また、図8(c)や図8(d)に示すように、リセット信号RSの論理レベルが変化した時点から所定の期間(リセット信号認識期間)だけ経過した時点で上記初期化が開始されても良い。
ところで、ドライバ300,400にリセット入力が与えられると、当該ドライバ300,400では以下のような動作が行われる。ソースドライバ300では、図9に示すように構成されたアナログスイッチ33の全てが非導通状態となり、ソースバスラインSL1〜SLnへの駆動用映像信号AVの印加は行われない。ゲートドライバ400では、図10に示すように構成されたスイッチ43の全てが非導通状態となり全てのゲートバスラインGL1〜GLmにTFTオフ電圧VGLが印加される。
<1.3 表示制御回路の構成および動作>
<1.3.1 概要>
図1は、本実施形態における表示制御回路200の構成を示すブロック図である。この表示制御回路200は、ホストインタフェース部21と映像信号出力部22とタイミングジェネレータ23と動作状態検査部24と動作状態格納レジスタ25とコマンド実行部26とリセット信号出力部27とを備えている。
ホストインタフェース部21は、この液晶表示装置と外部のホスト900との間でデータ転送が行われる際に、この液晶表示装置のインタフェースとして機能する。ホストインタフェース部21は、例えば、画像データDAT,タイミング信号群TG,後述する動作状態確認要求Reqおよびリセット命令RCをホスト900から受け取り、後述する動作状態確認応答Ansをホスト900に与える。映像信号出力部22は、ホスト900から送られた画像データDATに基づいて、ソースドライバ300に与えるためのアナログ映像信号AVを出力する。タイミングジェネレータ23は、ホスト900から送られたタイミング信号群TGに基づいて、スタートパルス信号SPおよびクロック信号CK等を出力する。
動作状態検査部24は、ドライバ300,400から出力された検査用信号としての出力端信号OUTとタイミングジェネレータ23から出力されたスタートパルス信号SP,クロック信号CKとに基づいて、液晶パネル1の動作状態(正常に動作しているか否か)を判定する。そして、動作状態検査部24は、その判定結果を動作状態信号Kとして出力する。動作状態格納レジスタ25には、動作状態信号Kの値が格納される。コマンド実行部26は、ホストインタフェース部21からの指令に基づいて、動作状態格納レジスタ25やリセット信号出力部27に対する処理等を行う。
ところで、動作状態格納レジスタ25に格納された値は、ホスト900から参照される。具体的には、ホストインタフェース部21がホスト900から動作状態確認要求Reqを受け取ると、コマンド実行部26によって動作状態格納レジスタ25の値が読み出される。その読み出された値は、動作状態確認応答Ansとしてホストインタフェース部21からホスト900に与えられる。これにより、ホスト900は液晶パネル1の動作状態を検知することができる。そして、液晶パネル1の動作状態が異常であれば、ホスト900はホストインタフェース部21にリセット命令RCを与える。
リセット信号出力部27は、コマンド実行部26からの指令に基づいて、リセット信号RSを出力する。詳しくは、ホストインタフェース部21がホスト900からリセット命令RCを受けた時には、リセット信号出力部27は、リセット信号RSの論理レベルをローレベルからハイレベルに変化させる。これによって、各ドライバ300,400には、リセット入力が与えられる。一方、ホストインタフェース部21がホスト900からリセット命令RCを受けていない時には、リセット信号出力部27は、リセット信号RSの論理レベルをローレベルで維持する。なお、本実施形態においては、このリセット信号出力部27によってリセット入力付与部が実現されている。
<1.3.2 動作状態検査部の構成および動作>
図1に示すように、動作状態検査部24には、クロック数カウント部としてのカウンタ241と、タイミング判定部としてのタイミング判定回路242と、動作状態判定部としてのラッチ回路243とが含まれている。
カウンタ241は、スタートパルス信号SPのパルスを受け取ると内部カウンタをリセットし、クロック信号CKのパルス(以下、「クロックパルス」という。)を受け取ると内部カウンタに「1」を加算する。換言すれば、カウンタ241では、スタートパルス信号SPのパルス発生後のクロックパルスの発生数がカウントされる。そのカウントされた数は、カウント値CNTとしてカウンタ241から出力され、タイミング判定回路242に与えられる。
タイミング判定回路242は、カウンタ241から出力されたカウント値CNTを受け取り、当該カウント値CNTが「n+1」であるか否かを判定する。具体的には、スタートパルス信号SPのパルス発生後、256回目のクロックパルス発生時に上述の出力端信号OUTがハイレベルになるのであれば、カウント値CNTが「256」であるか否かがタイミング判定回路242で判定される。判定の結果、カウント値CNTが「n+1」であれば、タイミング判定回路242からラッチ回路243にトリガ信号TRGのパルスが与えられる。一方、カウント値CNTが「n+1」でなければ、タイミング判定回路242から出力されるトリガ信号TRGはローレベルで維持される。
ラッチ回路243は、タイミングジェネレータ23から出力されたクロック信号CKとタイミング判定回路242から出力されたトリガ信号TRGとドライバ300,400から出力された出力端信号OUTとを受け取り、液晶パネル1の動作状態を示す動作状態信号Kを出力する。この動作状態信号Kの値は、上述したように、動作状態格納レジスタ25に格納される。
<1.4 ホストの動作>
次に、本実施形態におけるホスト900の動作について説明する。図11は、液晶パネル1の動作状態の制御に関するホスト900の処理手順を示すフローチャートである。ホスト900は、動作開始後、液晶パネル1の動作状態を確認するための命令である動作状態確認要求Reqをホストインタフェース部21に与える(ステップS110)。その後、ホスト900は、液晶パネル1の動作状態を示す動作状態確認応答Ansをホストインタフェース部21より受け取る(ステップS120)。ステップS120の終了後、ステップS130に進む。
ステップS130では、ホスト900は、動作状態確認応答Ansに基づいて、液晶パネル1の動作状態が正常であるか否かを判定する。判定の結果、液晶パネル1の動作状態が正常であれば、ステップS110に戻る。このとき、ホスト900からホストインタフェース部21には特に命令はなされない。一方、液晶パネル1の動作状態が異常であれば、ステップS140に進む。
ステップS140では、ホスト900は、ホストインタフェース部21にリセット命令RCを与える。これにより、表示制御回路200内において、リセット信号出力部27がリセット信号RSの論理レベルをローレベルからハイレベルに変化させる。その結果、各ドライバ300,400にリセット入力が与えられ、各ドライバ300,400内の論理回路の内部状態が初期化される。ステップS140の終了後、ステップS110に戻る。
以上のように、ホスト900は、液晶パネル1の動作状態を随時確認(監視)し、当該動作状態が異常になれば、液晶パネル1内のドライバ300,400の動作状態を正常な状態に戻すためにリセット命令を液晶表示装置に与える。
<1.5 効果>
本実施形態によれば、表示部100を駆動するドライバ300,400内に設けられているシフトレジスタ31,41の出力端から出力される出力端信号OUTが表示制御回路200に与えられる。そして、表示制御回路200では、ドライバ300,400の動作を制御するためのタイミング信号(スタートパルス信号SPおよびクロック信号CK)と上述の出力端信号OUTとに基づいて、ドライバ300,400の動作状態が検査される。その検査結果は動作状態格納レジスタ25に格納される。ホスト900は、動作状態格納レジスタ25に格納されている検査結果をホストインタフェース部21を介して取得することにより、液晶パネル1の動作状態を検知する。そして、液晶パネル1の動作状態が異常であれば、ホスト900は液晶表示装置にリセット命令RCを与える。リセット信号出力部27は、そのリセット命令RCに基づいて、ドライバ300,400にリセット入力を与える。
以上のように、本実施形態によると、シフトレジスタ31,41の出力端から出力される出力端信号OUTの値に基づいてドライバ300,400の動作状態を確認することができるので、比較的簡易な構成で液晶パネル1の動作状態を検査することができる。また、検査用の特別な信号をドライバ300,400に与える必要がない。このため、液晶パネル1の動作状態が異常になったときにドライバ300,400内の論理回路を初期化することのできる液晶表示装置が比較的容易に実現される。
また、ホスト900から液晶表示装置に与えられるリセット命令RCに基づいて、ドライバ300,400にリセット入力が与えられている。このため、液晶パネル1の動作状態が異常になったときに、人手を介することなく当該動作状態を正常な状態に戻すことができる。
<1.6 変形例>
上記実施形態においては、ホスト900からのリセット命令RCに基づいて各ドライバ300,400にリセット入力が与えられる構成となっていたが、本発明はこれに限定されない。ドライバ300,400の動作を制御する表示制御回路200において液晶パネル1の動作状態を判定し、ホスト900からの命令を受けることなく表示制御回路200から各ドライバ300,400にリセット入力を与える構成にしても良い。
図12は、上記実施形態の変形例における液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。本変形例においては、図1に示した上記実施形態とは異なり、動作状態格納レジスタ25は設けられていない。本変形例においては、液晶パネル1の動作状態を示す動作状態信号Kは、動作状態検査部24内のラッチ回路243から出力されてリセット信号出力部27に入力される。そして、リセット信号出力部27は、動作状態信号Kに基づいてリセット信号RSを出力する。詳しくは、液晶パネル1の動作状態が異常である旨を動作状態信号Kが示していれば、リセット信号出力部27は、リセット信号RSの論理レベルをローレベルからハイレベルに変化させる。これにより、各ドライバ300,400には、リセット入力が与えられる。一方、液晶パネル1の動作状態が正常である旨を動作状態信号Kが示していれば、リセット信号出力部27は、リセット信号RSの論理レベルをローレベルで維持する。
図13は、本変形例における液晶パネル1の動作状態の制御に関する表示制御回路200の処理手順を示すフローチャートである。なお、以下の各ステップは、リセット信号出力部27によって行われる処理である。この液晶表示装置の動作開始後、リセット信号出力部27は、液晶パネル1の動作状態を示す動作状態信号Kを受け取る(ステップS210)。その後、リセット信号出力部27は、動作状態信号Kの値に基づいて、液晶パネル1の動作状態が正常であるか否かを判定する(ステップS220)。判定の結果、液晶パネル1の動作状態が正常であれば、ステップS210に戻る。一方、液晶パネル1の動作状態が異常であれば、ステップS230に進む。ステップS230では、リセット信号出力部27は、リセット信号RSの論理レベルをローレベルからハイレベルに変化させる。これにより、各ドライバ300,400にリセット入力が与えられ、当該各ドライバ300,400内の論理回路の内部状態が初期化される。ステップS230の終了後、ステップS210に戻る。
以上のように、本変形例においては、ドライバ300,400の動作を制御する表示制御回路200によって、液晶パネル1の動作状態が随時確認(監視)される。そして、液晶パネル1の動作状態が異常になれば、表示制御回路200が、ホスト900からの命令を受けることなく、各ドライバ300,400にリセット命令を与える。
<1.7 その他>
上記実施形態においては、液晶パネル1の動作状態が異常になったとき、ドライバ300,400内の論理回路の内部状態の初期化が行われる構成となっているが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記初期化に代えて、液晶パネル1の電源の停止が行われる構成にすることもできる。
<2.第2の実施形態>
<2.1 全体構成>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図14は、本実施形態に係るモノリシック型のCGシリコン液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。この液晶表示装置は、液晶パネル1と表示制御回路200とを備えている。液晶パネル1の構成については、上記第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
図14に示すように、表示制御回路200には、ホストインタフェース部21と映像信号出力部22とタイミングジェネレータ23とリセット信号出力部27とが含まれている。ホストインタフェース部21は、この液晶表示装置と外部のホスト900との間でデータ転送が行われる際に、この液晶表示装置のインタフェースとして機能する。映像信号出力部22は、ホスト900から送られた画像データDATに基づいて、ソースドライバ300に与えるためのアナログ映像信号AVを出力する。タイミングジェネレータ23は、ホスト900から送られたタイミング信号群TGに基づいて、スタートパルス信号SP,クロック信号CK,リセットタイミング信号RTG等を出力する。
リセット信号出力部27は、タイミングジェネレータ23から出力されるリセットタイミング信号RTGに基づいて、ソースドライバ300内の論理回路の内部状態を初期化するためのソースリセット信号SRSと、ゲートドライバ400内の論理回路の内部状態を初期化するためのゲートリセット信号GRSとを出力する。
<2.2 リセット入力のタイミング>
次に、ソースドライバ300およびゲートドライバ400にリセット入力が与えられるタイミングについて説明する。図15は、ソースドライバ300およびゲートドライバ400の駆動方法を説明するための信号波形図である。なお、図15に示す各信号波形は、本実施形態に係る液晶表示装置を含め一般的な液晶表示装置における信号波形である。
図15(a)に示すように、ゲートスタートパルス信号GSPのパルスは、1画面分の画像の表示が行われる期間である1垂直走査期間毎に生じている。また、図15(b)に示すように、各垂直走査期間には垂直帰線期間が含まれており、各垂直走査期間のうち垂直帰線期間以外の期間において、1本のゲートバスラインの走査が行われる期間である1水平走査期間毎にゲートクロック信号GCKのパルスが生じている。さらに、図15(c)に示すように、1水平走査期間毎にソーススタートパルス信号SSPのパルスが生じている。さらにまた、図15(d)に示すように、各水平走査期間には水平帰線期間が含まれており、各水平走査期間のうち水平帰線期間以外の期間において、1本のソースバスラインへの駆動用映像信号の印加が行われるタイミング毎にソースクロック信号SCKのパルスが生じている。
図16は、ソースドライバ300にリセット入力を与えるタイミングについて説明するための信号波形図である。上述したように各水平走査期間には水平帰線期間が含まれているところ、本実施形態においては図16(c)に示すように、水平帰線期間中にソースリセット信号SRSの論理レベルをローレベルからハイレベルに変化させる。すなわち、水平帰線期間中に、ソースドライバ300にリセット入力が与えられる。
図17は、ゲートドライバ400にリセット入力を与えるタイミングについて説明するための信号波形図である。上述したように各垂直走査期間には垂直帰線期間が含まれているところ、本実施形態においては図17(c)に示すように、垂直帰線期間中にゲートリセット信号GRSの論理レベルをローレベルからハイレベルに変化させる。すなわち、垂直帰線期間中に、ゲートドライバ400にリセット入力が与えられる。
<2.3 効果>
本実施形態によれば、ソースドライバ300には各水平帰線期間中にリセット入力が与えられ、ゲートドライバ400には各垂直帰線期間中にリセット入力が与えられる。このため、パネルの動作状態が正常であるか異常であるかにかかわらず、各水平帰線期間にソースドライバ300内の論理回路が初期化され、各垂直帰線期間にゲートドライバ400内の論理回路が初期化される。ここで、各水平帰線期間中には、ソースドライバ300に与えられるソーススタートパルス信号SSPおよびソースクロック信号SCKのパルスは生じない。このため、水平帰線期間中にはソースドライバ300は停止しており、当該期間中にリセット入力がソースドライバ300に与えられても、画像表示に影響はない。また、各垂直帰線期間には、ゲートドライバ400に与えられるゲートスタートパルス信号GSPおよびゲートクロック信号GCKのパルスは生じない。このため、垂直帰線期間中にはゲートドライバ400は停止しており、当該期間中にリセット入力がゲートドライバ400に与えられても、画像表示に影響はない。
以上より、パネルの動作状態が異常になったときには、帰線期間中にドライバ内の論理回路が初期化されることによって、人手を介することなく当該動作状態が正常な状態に戻される。また、各帰線期間にドライバ300,400内の論理回路が初期化されることに起因する表示異常が生じることもない。
なお、垂直帰線期間中にはゲートドライバ400のみならずソースドライバ300も停止しているので、垂直帰線期間中にゲートドライバ400とソースドライバ300とにリセット入力を与える構成にしても良い。
<2.4 変形例>
上記第2の実施形態においては、表示部100全体への画像表示が行われることを前提に説明したが、本発明はこれに限定されない。表示部100の一部への画像表示(以下、「部分表示」という。)が行われるときにも本発明を適用することができる。なお、部分表示とは、例えば携帯電話で待機画面を表示する際に行われる表示方法であって、図18に示すように表示部100全体のうちの一部の領域(描画領域)のみで画像表示を行い、それ以外の領域(非描画領域)では画像表示を行わない表示方法である。
図19〜図21は、液晶表示装置で部分表示が行われる際のソースドライバ300およびゲートドライバ400の駆動方法について説明するための信号波形図である。部分表示が行われているときには、表示部100全体への画像表示が行われているときと同様、図19(a)に示すように、ゲートスタートパルス信号GSPのパルスは1垂直走査期間毎に生じ、図19(b)に示すように、各垂直走査期間のうち垂直帰線期間以外の期間において1水平走査期間毎にゲートクロック信号GCKのパルスが生じている。ここで、ソースドライバ300には、例えば図19(c)に示すような波形の表示制御信号CTLが与えられる。この表示制御信号CTLの論理レベルがハイレベルである期間中には、図20(a)に示すように、ソーススタートパルス信号SSPのパルスは1水平走査期間毎に生じ、図20(b)に示すように、各水平走査期間のうち水平帰線期間以外の期間においてソースクロック信号SCKのパルスが生ずる。一方、表示制御信号CTLの論理レベルがローレベルになっている期間中には、図21(a)および(b)に示すように、ソーススタートパルス信号SSPのパルスおよびソースクロック信号SCKのパルスは生じない。
本変形例においては、ソースドライバ300には、非描画期間、水平帰線期間、および垂直帰線期間のうちのいずれかの期間中にリセット入力を与えることができる。また、ゲートドライバ400には、上記第2の実施形態と同様、垂直帰線期間中にリセット入力を与えることができる。
<3.その他>
上記各実施形態においては液晶パネル1内にドライバ300,400が含まれている例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。ドライバ300,400が液晶パネル1の外部に配置されている液晶表示装置にも本発明を適用することができる。また、上記各実施形態においては液晶表示装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。有機EL(Electro Luminescnet)等の他の表示装置にも本発明を適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置において、表示制御回路の構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態において、CGシリコン液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態において、ソースドライバの概略構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態において、ゲートドライバの概略構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態において、シフトレジスタの構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態において、シフトレジスタの動作について説明するための信号波形図である。 上記第1の実施形態において、シフトレジスタの動作について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、リセット入力について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、ソースドライバにリセット入力が与えられたときの当該ソースドライバの動作について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、ゲートドライバにリセット入力が与えられたときの当該ゲートドライバの動作について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、液晶パネルの動作状態の制御に関するホストの処理手順を示すフローチャートである。 上記第1の実施形態の変形例における液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。 上記変形例における液晶パネルの動作状態の制御に関する表示制御回路の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るCGシリコン液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。 上記第2の実施形態において、ソースドライバおよびゲートドライバの駆動方法を説明するための信号波形図である。 上記第2の実施形態において、ソースドライバにリセット入力を与えるタイミングについて説明するための信号波形図である。 上記第2の実施形態において、ゲートドライバにリセット入力を与えるタイミングについて説明するための信号波形図である。 部分表示について説明するための図である。 液晶表示装置で部分表示が行われる際の駆動方法について説明するための信号波形図である。 液晶表示装置で部分表示が行われているときの描画期間中の信号波形図である。 液晶表示装置で部分表示が行われているときの非描画期間中の信号波形図である。 従来例について説明するための図である。
符号の説明
1…液晶パネル
21…ホストインタフェース部
22…映像信号出力部
23…タイミングジェネレータ
24…動作状態検査部
25…動作状態格納レジスタ
26…コマンド実行部
27…リセット信号出力部
31,41…シフトレジスタ
100…表示部
200…表示制御回路
300…ソースドライバ(映像信号線駆動回路)
400…ゲートドライバ(走査信号線駆動回路)
900…ホスト
R1〜Rn…レジスタ
CK…クロック信号
SP…スタートパルス信号
OUT…出力端信号
RC…リセット命令
RS…リセット信号

Claims (21)

  1. 画像を表示する表示部と、
    前記表示部に配設された複数の信号線と、
    前記複数の信号線を駆動するための駆動回路であって、前記複数の信号線をそれぞれ駆動するか否かを決定するための値を格納する複数の論理回路と、所定のリセット入力に基づいて前記複数の論理回路に格納されている値を初期化する論理回路初期化手段とを有する駆動回路と、
    前記駆動回路から出力される所定の検査用信号に基づいて、前記駆動回路の動作状態が正常であるか異常であるかを判定する動作状態検査部と、
    前記動作状態検査部によって前記駆動回路の動作状態が異常であると判定されたときに、前記駆動回路に前記リセット入力を与えるリセット入力付与部と
    を備えることを特徴とする、表示装置。
  2. 前記駆動回路は、前記複数の論理回路で構成され所定のタイミング信号に基づいて所定のパルスを入力端から出力端へと順次にシフトさせるシフトレジスタを有し、当該シフトレジスタの出力端から前記所定のパルスを前記検査用信号として出力し、
    前記動作状態検査部は、前記タイミング信号と前記検査用信号とに基づいて、前記駆動回路の動作状態が正常であるか異常であるかを判定することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記タイミング信号は、前記所定のパルスを前記シフトレジスタに与えるためのスタートパルス信号と、前記所定のパルスを前記シフトレジスタの入力端から出力端へと順次にシフトさせるクロックパルスを前記シフトレジスタに与えるためのクロック信号とからなることを特徴とする、請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記動作状態検査部は、
    前記スタートパルス信号によって前記所定のパルスが前記シフトレジスタの入力端に与えられた時点からの前記クロック信号のクロックパルスの数をカウントするクロック数カウント部と、
    前記クロック数カウント部によってカウントされたクロックパルスの数に基づいて、前記所定のパルスが前記シフトレジスタの出力端から出力されるタイミングであるか否かを判定するタイミング判定部と、
    前記検査用信号を受け取り、前記タイミング判定部によって前記所定のパルスが前記シフトレジスタの出力端から出力されるタイミングであると判定された時の前記検査用信号の値に基づいて、前記駆動回路が正常に動作しているか否かを判定する動作状態判定部と
    を含むことを特徴とする、請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記駆動回路は、連続粒界結晶シリコンを使用した薄膜トランジスタにより構成されていることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 外部との間でデータの送受信を行うインタフェース部を更に備え、
    前記リセット入力付与部は、前記インタフェース部が外部から所定のリセット命令を受け取ったときに、前記駆動回路に前記リセット入力を与えることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 請求項6に記載の表示装置と、該表示装置に接続されたホスト装置とからなる電子機器であって、
    前記ホスト装置は、前記動作状態検査部による判定結果を前記インタフェース部より受け取り、当該判定結果が前記駆動回路の動作状態が異常である旨を示していれば、前記インタフェース部に前記リセット命令を与えることを特徴とする、電子機器。
  8. 表示装置とホスト装置とからなる電子機器であって、
    前記表示装置は、
    画像を表示する表示部と、
    前記表示部に配設された複数の信号線と、
    前記複数の信号線を駆動するための駆動回路と、
    前記駆動回路から出力される所定の検査用信号に基づいて、前記駆動回路の動作状態が正常であるか異常であるかを判定する動作状態検査部と、
    前記ホスト装置との間でデータの送受信を行うインタフェース部と、
    前記インタフェース部を介して前記ホスト装置から与えられる命令を実行するホストコマンド実行部と
    を備え
    前記ホスト装置は、前記動作状態検査部による判定結果を前記インタフェース部より受け取り、当該判定結果が前記駆動回路の動作状態が異常である旨を示していれば、前記インタフェース部に所定の命令を与えることを特徴とする、電子機器。
  9. 画像を表示する表示部と、
    前記表示部に配設された複数の信号線と、
    前記複数の信号線を駆動するための駆動回路であって、前記複数の信号線をそれぞれ駆動するか否かを決定するための値を格納する複数の論理回路と、所定のリセット入力に基づいて前記複数の論理回路に格納されている値を初期化する論理回路初期化手段とを有する駆動回路と、
    所定の期間毎かつ前記駆動回路が停止している期間に当該駆動回路に前記リセット入力を与えるリセット入力付与部と
    を備えることを特徴とする、表示装置。
  10. 前記複数の信号線は、前記画像を表す複数の映像信号を伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線とを含み、
    前記駆動回路は、前記複数の映像信号線を駆動するための映像信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線を選択的に駆動するための走査信号線駆動回路とを含み、
    前記リセット入力付与部は、
    水平帰線期間中に前記リセット入力を前記映像信号線駆動回路に与え、
    垂直帰線期間中に前記リセット入力を前記走査信号線駆動回路に与えることを特徴とする、請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記複数の信号線は、前記画像を表す複数の映像信号を伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線とを含み、
    前記駆動回路は、前記複数の映像信号線を駆動するための映像信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線を選択的に駆動するための走査信号線駆動回路とを含み、
    前記リセット入力付与部は、垂直帰線期間中に前記リセット入力を前記映像信号線駆動回路と前記走査信号線駆動回路とに与えることを特徴とする、請求項9に記載の表示装置。
  12. 前記表示部のうちの一部の領域のみに画像を表示させる部分表示機能を有し、
    前記リセット入力付与部は、前記部分表示機能による画像表示が行われているときには、前記表示部のうち画像が表示されない領域に配設されている走査信号線が選択されている期間中に、前記リセット入力を前記映像信号線駆動回路に与えることを特徴とする、請求項10または11に記載の表示装置。
  13. 画像を表示する表示部に配設された複数の信号線を駆動するための駆動回路であって前記複数の信号線をそれぞれ駆動するか否かを決定するための値を格納する複数の論理回路を有する駆動回路を備える表示装置の制御方法であって、
    前記駆動回路に与えられる所定のリセット入力に基づいて、前記複数の論理回路に格納されている値を初期化する論理回路初期化ステップと、
    前記駆動回路から出力される所定の検査用信号に基づいて、前記駆動回路の動作状態が正常であるか異常であるかを判定する動作状態検査ステップと、
    前記動作状態検査ステップで前記駆動回路の動作状態が異常であると判定されたときに、前記駆動回路に前記リセット入力を与えるリセット入力付与ステップと
    を含むことを特徴とする、制御方法。
  14. 前記駆動回路は、前記複数の論理回路で構成され所定のタイミング信号に基づいて所定のパルスを入力端から出力端へと順次にシフトさせるシフトレジスタを有し、当該シフトレジスタの出力端から前記所定のパルスを前記検査用信号として出力し、
    前記動作状態検査ステップでは、前記タイミング信号と前記検査用信号とに基づいて、前記駆動回路の動作状態が正常であるか異常であるかが判定されることを特徴とする、請求項13に記載の制御方法。
  15. 前記タイミング信号は、前記所定のパルスを前記シフトレジスタに与えるためのスタートパルス信号と、前記所定のパルスを前記シフトレジスタの入力端から出力端へと順次にシフトさせるクロックパルスを前記シフトレジスタに与えるためのクロック信号とからなることを特徴とする、請求項14に記載の制御方法。
  16. 前記動作状態検査ステップは、
    前記スタートパルス信号によって前記所定のパルスが前記シフトレジスタの入力端に与えられた時点からの前記クロック信号のクロックパルスの数をカウントするクロック数カウントステップと、
    前記クロック数カウントステップでカウントされたクロックパルスの数に基づいて、前記所定のパルスが前記シフトレジスタの出力端から出力されるタイミングであるか否かを判定するタイミング判定ステップと、
    前記検査用信号を受け取り、前記タイミング判定ステップで前記所定のパルスが前記シフトレジスタの出力端から出力されるタイミングであると判定された時の前記検査用信号の値に基づいて、前記駆動回路が正常に動作しているか否かを判定する動作状態判定ステップと
    を含むことを特徴とする、請求項15に記載の制御方法。
  17. 外部との間でデータの送受信を行うインタフェース部が外部から所定のリセット命令を受け取ったときに、前記リセット入力付与ステップで、前記駆動回路に前記リセット入力が与えられることを特徴とする、請求項13から16までのいずれか1項に記載の制御方法。
  18. 画像を表示する表示部に配設された複数の信号線を駆動するための駆動回路であって前記複数の信号線をそれぞれ駆動するか否かを決定するための値を格納する複数の論理回路を有する駆動回路を備える表示装置の制御方法であって、
    前記駆動回路に与えられる所定のリセット入力に基づいて、前記複数の論理回路に格納されている値を初期化する論理回路初期化ステップと、
    所定の期間毎かつ前記駆動回路が停止している期間に当該駆動回路に前記リセット入力を与えるリセット入力付与ステップと
    を含むことを特徴とする、制御方法。
  19. 前記複数の信号線は、前記画像を表す複数の映像信号を伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線とを含み、
    前記駆動回路は、前記複数の映像信号線を駆動するための映像信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線を選択的に駆動するための走査信号線駆動回路とを含み、
    前記リセット入力付与ステップでは、
    水平帰線期間中に前記リセット入力が前記映像信号線駆動回路に与えられ、
    垂直帰線期間中に前記リセット入力が前記走査信号線駆動回路に与えられることを特徴とする、請求項18に記載の制御方法。
  20. 前記複数の信号線は、前記画像を表す複数の映像信号を伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線とを含み、
    前記駆動回路は、前記複数の映像信号線を駆動するための映像信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線を選択的に駆動するための走査信号線駆動回路とを含み、
    前記リセット入力付与ステップでは、垂直帰線期間中に前記リセット入力が前記映像信号線駆動回路と前記走査信号線駆動回路とに与えられることを特徴とする、請求項18に記載の制御方法。
  21. 前記表示部のうちの一部の領域のみに画像を表示させる部分表示ステップを更に含み、
    前記部分表示ステップで画像表示が行われているときには、前記表示部のうち画像が表示されない領域に配設されている走査信号線が選択されている期間中に、前記リセット入力付与ステップで前記リセット入力が前記映像信号線駆動回路に与えられることを特徴とする、請求項19または20に記載の制御方法。
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