JP2009025505A - 映像信号処理装置、映像信号処理方法、およびプログラム - Google Patents

映像信号処理装置、映像信号処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】メモリへのアクセスを減らしつつ、表示部の応答速度を補正する。
【解決手段】書き込み回路132は、入力された映像信号を記憶装置134に書き込み、読み出し回路135は、記憶装置134に書き込まれた映像信号を読み出し、読み出し回路137は、読み出し回路135により読み出された映像信号の画像より時間的に前の画像の映像信号であって、記憶装置134に書き込まれた映像信号を読み出す。また、液晶応答速度補正回路139は、読み出し回路135と読み出し回路137とにより読み出された映像信号に基づいて、LCD96の応答速度を補正する補正信号を生成し、その補正信号に基づいて、読み出し回路135により読み出された映像信号から、LCD96の応答速度を補正する映像信号を生成して、LCD96に出力する。本発明は、例えば、テレビジョン受像機に適用できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、映像信号処理装置、映像信号処理方法、およびプログラムに関し、特に、例えば、メモリへのアクセスを減らしつつ、画像を表示する表示部の応答速度を補正することができるようにした映像信号処理装置、映像信号処理方法、およびプログラムに関する。
例えば、LCD(Liquid Crystal Display)を有するテレビジョン受像機では、LCDの応答遅れを改善するために、LCDの応答速度を補正する液晶応答速度補正処理が行われている。
図1は、液晶応答速度補正処理を行う従来のテレビジョン受像機11の構成例を示すブロック図である。
図1のテレビジョン受像機11は、チューナ31、解像度変換回路32、書き込み回路33、記憶装置制御回路34、記憶装置35、読み出し回路36、高画質化回路37、書き込み回路38、読み出し回路39、液晶応答速度補正回路40、およびLCD41により構成される。
なお、テレビジョン受像機11のチューナ31には、図示せぬアンテナ等から、放送信号が供給される。
チューナ31は、図示せぬアンテナ等から供給された放送信号を受信し、その放送信号のうちの、ユーザにより指定されたチャンネル(周波数帯域)の放送信号から映像信号を復調して、解像度変換回路32に供給する。
解像度変換回路32は、チューナ31から供給された映像信号の画像の解像度をLCD41の解像度に変換する。また、解像度変換回路32は、チューナ31から供給された映像信号がインタレース信号である場合、その映像信号をインタレース信号からプログレッシブ信号に変換する。解像度変換回路32は、変換後の映像信号を、書き込み回路33に供給する。
書き込み回路33は、解像度変換回路32から供給された変換後の映像信号の同期信号を、LCD41を駆動する同期信号にすげ替えるために、その映像信号を記憶装置制御回路34に供給するとともに、記憶装置制御回路34を制御することにより、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成される記憶装置35に記憶させる。
読み出し回路36は、記憶装置制御回路34を制御することにより、記憶装置35から、現在のフレームの画像Ftの映像信号を、LCD41の同期信号に同期して読み出し、高画質化回路37に供給する。
高画質化回路37は、読み出し回路36から供給された映像信号が、例えば、輝度信号Yと色差信号Cb,Crとで構成されている場合、その映像信号をRGB信号に変換する。
また、高画質化回路37は、読み出し回路36から供給された映像信号の画像Ftを、その画像Ftよりも高画質な高画質画像Ft 'に変換する高画質化処理として、例えば、ガンマ補正を行う。
さらに、高画質化回路37は、高画質化処理により得られた高画質画像Ft'の映像信号を、書き込み回路38および液晶応答速度補正回路40に供給する。
書き込み回路38は、高画質化回路37から供給された高画質画像Ft'の映像信号を、記憶装置制御回路34に供給するとともに、記憶装置制御回路34を制御することにより、記憶装置35に記憶させる。
読み出し回路39は、記憶装置制御回路34を制御することにより、前回、書き込み回路38により書き込まれた高画質画像Ft-1'の映像信号、即ち、高画質化回路37が出力するフレームの高画質画像Ft'より1フレーム前の高画質画像Ft-1'の映像信号を、記憶装置35から読み出して液晶応答速度補正回路40に供給する。換言すると、このとき、記憶装置35は、映像信号を1フレーム遅延するためのフレームメモリとして機能する。
液晶応答速度補正回路40は、高画質化回路37からの高画質画像Ft'の映像信号と、読み出し回路39からの1フレーム前の高画質画像Ft-1'の映像信号とに基づいて、LCD41の応答速度を補正する映像信号を生成する液晶応答速度補正処理を行う。液晶応答速度補正回路40は、補正した映像信号をLCD41に出力し、対応する画像をLCD41に表示させる。
なお、液晶パネルをオーバードライブすることにより表示応答速度を高める技術については、特許文献1にも記載されている(特に、特許文献1の[0001]段落を参照)。
図2は、従来のテレビジョン受像機11の他の構成を示すブロック図である。
なお、図中、図1の場合に対応する部分については同一の符号を付してあり、以下、その説明は、適宜省略する。
即ち、図2のテレビジョン受像機11は、図1の解像度変換回路32に代えて、解像度変換回路61が設けられている他は、図1の場合と同様に構成されている。
書き込み回路33は、チューナ31から供給された映像信号を、記憶装置制御回路34を介して記憶装置35に書き込む。
そして、読み出し回路36は、記憶装置35に書き込まれた映像信号を、記憶装置制御回路34を介して読み出し、解像度変換回路61に供給する。
解像度変換回路61は、読み出し回路36から供給された映像信号の画像の解像度を、LCD41の解像度に変換する。また、解像度変換回路61は、読み出し回路36から供給された映像信号がインタレース信号である場合、その映像信号を、インタレース信号からプログレッシブ信号に変換する。解像度変換回路61は、変換後の映像信号を、高画質化回路37に供給する。
即ち、図2のテレビジョン受像機11は、図1のテレビジョン受像機11の解像度変換回路32の位置を、読み出し回路36と高画質化回路37との間の位置に変更したものであり、その動作は、基本的に、図1における場合と同様である。
特開2006−195231号公報
ところで、図1と図2のテレビジョン受像機11では、LCD41の応答速度を補正する映像信号の画像をLCD41に出力して表示するには、記憶装置35に対して、書き込み回路33による書き込みが1回、読み出し回路36による読み出しが1回、書き込み回路38による書き込みが1回、読み出し回路39による読み出しが1回の合計4回のアクセスを必要としていた。
しかしながら、一定時間内における、メモリから読み出されるデータの転送量とメモリに書き込まれるデータの転送量との総和を表すアクセス量は、メモリの仕様により規定される所定の閾値以下のアクセス量に制限されている。
従って、一定時間内で液晶応答速度補正処理を行うためには、記憶装置35の一定時間内におけるアクセス可能なアクセス量が、合計4回のアクセスに対応する所定のアクセス量以上となるように構成しなければならず、図1と図2のテレビジョン受像機11では、コストが大となっていた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、メモリへのアクセスを減らしつつ、表示部の応答速度を補正することができるようするものである。
本発明の一側面の映像信号処理装置は、入力された映像信号を記憶する記憶手段と、入力された前記映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期させるために前記記憶手段に書き込む書き込み手段と、前記書き込み手段により前記記憶手段に書き込まれた前記映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期して読み出す第1の読み出し手段と、前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号の画像より時間的に前の画像の映像信号であって、前記書き込み手段により前記記憶手段に書き込まれた前記映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期して読み出す第2の読み出し手段と、前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号と、前記第2の読み出し手段により読み出された映像信号とに基づいて、出力される映像信号の画像を表示する表示部の応答速度を補正する補正信号を生成する生成手段と、前記補正信号に基づいて、前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号から、前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号の画像を表示する前記表示部の応答速度を補正する映像信号を生成し、前記表示部に出力する補正手段とを備える。
前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号の画像を、その画像よりも高画質な高画質画像に変換する高画質化手段をさらに設けることができ、前記生成手段では、前記高画質画像の映像信号と、前記第2の読み出し手段により読み出された映像信号とに基づいて、前記補正信号を生成し、前記補正手段では、前記補正信号に基づいて、前記高画質画像の映像信号から、前記高画質画像を表示する前記表示部の応答速度を補正する映像信号を生成することができる。
前記高画質化手段では、ガンマ補正、色補正、シャープネス補正、エンハンス補正、またはコントラスト補正のうちの少なくとも1つの処理で画像を高画質化することができる。
前記第2の読み出し手段により読み出された映像信号の画像を、その画像よりも高画質な他の高画質画像に変換する他の高画質化手段をさらに設けることができ、前記生成手段では、前記高画質画像の映像信号と、前記他の高画質画像の映像信号とに基づいて、前記補正信号を生成することができる。
前記他の高画質化手段では、ガンマ補正、色補正、シャープネス補正、エンハンス補正、またはコントラスト補正のうちの少なくとも1つの処理で画像を高画質化することができる。
前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号から、前記第2の読み出し手段により読み出された映像信号を減算することにより、第1の差分映像信号を生成する第1の差分映像信号生成手段と、前記高画質画像の映像信号から、前記第1の差分映像信号を減算することにより、第2の差分映像信号を生成する第2の差分映像信号生成手段とをさらに設けることができ、前記生成手段では、前記高画質画像の映像信号と、前記第2の差分映像信号とに基づいて、前記補正信号を生成することができる。
前記第1の差分映像信号を補正して補正差分映像信号に変換する差分映像信号補正手段をさらに設けることができ、前記第2の差分映像信号生成手段では、前記高画質画像の映像信号から、前記補正差分映像信号を減算することにより、前記第2の差分映像信号を生成することができる。
前記高画質化手段では、少なくとも映像信号をガンマ補正し、前記ガンマ補正に対応する補正係数を生成する補正係数生成手段をさらに設けることができ、前記差分映像信号補正手段では、前記第1の差分映像信号を、前記補正係数を用いて、前記補正差分映像信号に変換することができる。
本発明の一側面の映像信号処理方法、またはプログラムは、入力された映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期させるために、入力された前記映像信号を記憶する記憶部に書き込む書き込みステップと、前記書き込みステップにより前記記憶部に書き込まれた前記映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期して読み出す第1の読み出しステップと、前記第1の読み出しステップにより読み出された映像信号の画像より時間的に前の画像の映像信号であって、前記書き込みステップにより前記記憶部に書き込まれた前記映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期して読み出す第2の読み出しステップと、前記第1の読み出しステップにより読み出された映像信号と、前記第2の読み出しステップにより読み出された映像信号とに基づいて、出力される映像信号の画像を表示する表示部の応答速度を補正する補正信号を生成する生成ステップと、前記補正信号に基づいて、前記第1の読み出しステップにより読み出された映像信号から、前記第1の読み出しステップにより読み出された映像信号の画像を表示する前記表示部の応答速度を補正する映像信号を生成し、前記表示部に出力する補正ステップとを含む。
本発明の一側面においては、入力された映像信号が、出力する映像信号の同期信号に同期させるために、入力された前記映像信号を記憶する記憶部に書き込まれ、前記記憶部に書き込まれた前記映像信号が、出力する映像信号の同期信号に同期して読み出されるとともに、読み出された映像信号の画像より時間的に前の画像の映像信号であって、前記記憶部に書き込まれた前記映像信号が、出力する映像信号の同期信号に同期して読み出される。そして、読み出された映像信号と、その映像信号の画像よりも時間的に前の画像の読み出された映像信号とに基づいて、出力される映像信号の画像を表示する表示部の応答速度を補正する補正信号が生成され、その補正信号に基づいて、読み出された映像信号から、読み出された映像信号の画像を表示する前記表示部の応答速度を補正する映像信号が生成されて、前記表示部に出力される。
本発明によれば、メモリへのアクセスを減らしつつ、表示部の応答速度を補正することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の映像信号処理装置(例えば、図3のテレビジョン受像機81)は、
入力された映像信号を記憶する記憶手段(例えば、図4の記憶装置134)と、
入力された前記映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期させるために前記記憶手段に書き込む書き込み手段(例えば、図4の書き込み回路132)と、
前記書き込み手段により前記記憶手段に書き込まれた前記映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期して読み出す第1の読み出し手段(例えば、図4の読み出し回路135)と、
前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号の画像より時間的に前の画像の映像信号であって、前記書き込み手段により前記記憶手段に書き込まれた前記映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期して読み出す第2の読み出し手段(例えば、図4の読み出し回路137)と、
前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号と、前記第2の読み出し手段により読み出された映像信号とに基づいて、出力される映像信号の画像を表示する表示部(例えば、図3のLCD96)の応答速度を補正する補正信号を生成する生成手段(例えば、図5の補正信号生成回路181)と、
前記補正信号に基づいて、前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号から、前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号の画像を表示する前記表示部の応答速度を補正する映像信号を生成し、前記表示部に出力する補正手段(例えば、図5の加算器182)と
を備える。
本発明の一側面の映像信号処理装置では、
前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号の画像を、その画像よりも高画質な高画質画像に変換する高画質化手段(例えば、図10の高画質化回路191)をさらに設けることができ、
前記生成手段では、前記高画質画像の映像信号と、前記第2の読み出し手段により読み出された映像信号とに基づいて、前記補正信号を生成し、
前記補正手段では、前記補正信号に基づいて、前記高画質画像の映像信号から、前記高画質画像を表示する前記表示部の応答速度を補正する映像信号を生成することができる。
本発明の一側面の映像信号処理装置では、
前記第2の読み出し手段により読み出された映像信号の画像を、その画像よりも高画質な他の高画質画像に変換する他の高画質化手段(例えば、図12の高画質化回路201)をさらに設けることができ、
前記生成手段では、前記高画質画像の映像信号と、前記他の高画質画像の映像信号とに基づいて、前記補正信号を生成することができる。
本発明の一側面の映像信号処理装置では、
前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号から、前記第2の読み出し手段により読み出された映像信号を減算することにより、第1の差分映像信号を生成する第1の差分映像信号生成手段(例えば、図16の減算器283)と、
前記高画質画像の映像信号から、前記第1の差分映像信号を減算することにより、第2の差分映像信号を生成する第2の差分映像信号生成手段(例えば、図17の減算器321)と
をさらに設けることができ、
前記生成手段では、前記高画質画像の映像信号と、前記第2の差分映像信号とに基づいて、前記補正信号を生成することができる。
本発明の一側面の映像信号処理装置では、
前記第1の差分映像信号を補正して補正差分映像信号に変換する差分映像信号補正手段(例えば、図21の乗算器362)をさらに設けることができ、
前記第2の差分映像信号生成手段では、前記高画質画像の映像信号から、前記補正差分映像信号を減算することにより、前記第2の差分映像信号を生成することができる。
本発明の一側面の映像信号処理装置では、
前記高画質化手段では、少なくとも映像信号をガンマ補正し、
前記ガンマ補正に対応する補正係数を生成する補正係数生成手段(例えば、図21の補正係数生成回路361)をさらに設けることができ、
前記差分映像信号補正手段では、前記第1の差分映像信号を、前記補正係数を用いて、前記補正差分映像信号に変換することができる。
本発明の一側面の映像信号処理方法、またはプログラムは、
入力された映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期させるために、入力された前記映像信号を記憶する記憶部(例えば、図4の記憶装置134)に書き込む書き込みステップ(例えば、図8のステップS32)と、
前記書き込みステップにより前記記憶部に書き込まれた前記映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期して読み出す第1の読み出しステップ(例えば、図8のステップS33)と、
前記第1の読み出しステップにより読み出された映像信号の画像より時間的に前の画像の映像信号であって、前記書き込みステップにより前記記憶部に書き込まれた前記映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期して読み出す第2の読み出しステップ(例えば、図8のステップS35)と、
前記第1の読み出しステップにより読み出された映像信号と、前記第2の読み出しステップにより読み出された映像信号とに基づいて、出力される映像信号の画像を表示する表示部の応答速度を補正する補正信号を生成する生成ステップ(例えば、図9のステップS71)と、
前記補正信号に基づいて、前記第1の読み出しステップにより読み出された映像信号から、前記第1の読み出しステップにより読み出された映像信号の画像を表示する前記表示部の応答速度を補正する映像信号を生成し、前記表示部に出力する補正ステップ(例えば、図9のステップS72)と
を含む。
次に、図面を参照して、本発明の一実施の形態について説明する。
図3は、本発明を適用した映像信号処理装置としてのテレビジョン受像機の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
図3のテレビジョン受像機81は、ネットワーク82に接続され、外部入力端子91、チューナ92、デコーダ93、スイッチ94、映像信号処理部95、およびLCD96により構成される。
テレビジョン受像機81が接続されたネットワーク82は、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)等で構成され、図示せぬサーバ等から出力された伝送信号を、テレビジョン受像機81のデコーダ93に供給する。
外部入力端子91は、図示せぬ再生装置等から供給された映像信号を、スイッチ94に供給する。
チューナ92は、図示せぬアンテナ等から供給された放送信号を受信し、その放送信号のうちの、ユーザにより指定されたチャンネル(周波数帯域)の放送信号から映像信号を復調して、スイッチ94に供給する。
デコーダ93は、ネットワーク82を介して伝送されてきた伝送信号から、ユーザにより指定されたチャンネルの映像信号をデコードし、スイッチ94に供給する。
スイッチ94は、外部入力端子91、チューナ92、またはデコーダ93から供給された映像信号のうちの1個の映像信号を、ユーザの指示に基づいて選択し、映像信号処理部95に供給する。
映像信号処理部95は、スイッチ94により、いずれの映像信号が選択された場合にも、LCD96に表示される画像が乱れることが抑制されるように、スイッチ94により選択された映像信号の同期信号を、LCD96を駆動する同期信号にすげ替える処理を行う他、LCD96の応答遅れを改善するために、スイッチ94から供給された映像信号から、LCD96の応答速度を補正する映像信号を生成する液晶応答速度補正処理を行う。
映像信号処理部95は、処理した映像信号をLCD96に出力する。LCD96は、映像信号処理部95から供給された映像信号に対応する画像を表示する。
図4は、図3の映像信号処理部95の実施の形態の構成を示すブロック図である。
映像信号処理部95は、解像度変換回路131、書き込み回路132、記憶装置制御回路133、記憶装置134、読み出し回路135、RGB(Red Green Blue)変換回路136、読み出し回路137、RGB変換回路138、および液晶応答速度補正回路139により構成される。なお、図示は省略するが、各回路には、タイミングを同期させるタイミング信号が供給されている。
映像信号処理部95の解像度変換回路131には、図3のスイッチ94から映像信号が供給される。
解像度変換回路131は、スイッチ94から供給された映像信号の画像の大きさを、LCD96の画面の大きさに合わせるように、スイッチ94から供給された映像信号の解像度をLCD96の解像度に変換する。
また、解像度変換回路131は、スイッチ94から供給された映像信号がインタレース信号である場合、その映像信号を、インタレース信号からプログレッシブ信号に変換する。解像度変換回路131は、変換後の映像信号を書き込み回路132に供給する。
書き込み回路132は、記憶装置制御回路133を制御することにより、解像度変換回路131から供給された変換後の映像信号を、映像信号処理部95からLCD96に出力する映像信号の同期信号に同期させるために、記憶装置134に書き込ませる(記憶させる)。この書き込みは、書き込み回路132が記憶装置134に書き込む映像信号の同期信号に同期して行われる。
記憶装置134は、例えば、DRAM等のメモリで構成され、書き込み回路132から記憶装置制御回路133を介して供給された映像信号を記憶する。
読み出し回路135は、記憶装置制御回路133を制御することにより、書き込み回路132により記憶装置134に書き込まれた映像信号を、LCD96の同期信号に同期して読み出し、RGB変換回路136に供給する。
RGB変換回路136は、読み出し回路135から供給された映像信号の形式がRGB信号とは異なる信号形式である場合、その映像信号をRGB信号に変換する。RGB変換回路136は、RGB信号を液晶応答速度補正回路139に供給する。
読み出し回路137は、記憶装置制御回路133を制御することにより、読み出し回路135が読み出した映像信号の画像Ftよりも時間的に前(過去)の画像としての、例えば1フレームだけ前の画像Ft-1の映像信号であって、書き込み回路132により記憶装置134に書き込まれた映像信号を、LCD96の同期信号に同期して読み出し、RGB変換回路138に供給する。
RGB変換回路138は、RGB変換回路136と同様に、読み出し回路137から供給された映像信号の形式がRGB信号とは異なる信号形式である場合、その映像信号をRGB信号に変換する。RGB変換回路138は、RGB信号を、液晶応答速度補正回路139に供給する。
液晶応答速度補正回路139は、RGB変換回路136から供給された現在のフレームの映像信号と、RGB変換回路138から供給された過去のフレームの映像信号とに基づいて、LCD96の応答速度を補正する映像信号を生成する液晶応答速度補正処理を行う。
図5は、図4の液晶応答速度補正回路139の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
液晶応答速度補正回路139は、補正信号生成回路181および加算器182により構成される。
補正信号生成回路181には、RGB変換回路136から現在のフレームの映像信号が供給されるとともに、RGB変換回路138から過去のフレームの映像信号が供給される。
補正信号生成回路181はルックアップテーブル181aを内蔵する。ルックアップテーブル181aは、現在のフレームおよび過去のフレームの画素値のセットと、LCD96の応答速度を補正するために、RGB変換回路136からの映像信号を補正する補正信号とを対応付けて記憶しているテーブルである。
補正信号生成回路181は、RGB変換回路136から供給された現在のフレームの映像信号の画素の画素値と、RGB変換回路138から供給された過去のフレームの映像信号の、対応する画素の画素値とに基づいて、内蔵するルックアップテーブル181aを参照することにより、LCD96の応答速度を補正する補正信号を生成し、加算器182に供給する。
加算器182には、補正信号生成回路181から補正信号が供給される他、RGB変換回路136から現在のフレームの映像信号が供給される。
加算器182は、補正信号生成回路181から供給された補正信号に基づいて、RGB変換回路136から供給された現在のフレームの映像信号から、LCD96の応答速度を補正する映像信号を生成し、LCD96に出力する。
具体的には、加算器182は、RGB変換回路136から供給された現在のフレームの映像信号と、補正信号生成回路181から供給された補正信号とを加算し、その加算により得られた補正映像信号を、LCD96に出力する。
図6は、図5の補正信号生成回路181が内蔵するルックアップテーブル181aを説明する図である。
図中、横軸は、RGB変換回路136から補正信号生成回路181に供給される現在のフレームの画像Ftの映像信号の画素の画素値を表し、縦軸は、RGB変換回路138から補正信号生成回路181に供給される、現在のフレームの画像Ftより1フレーム前のフレームの画像Ft-1の映像信号の画素の画素値を表している。V00,V01,V02,・・・は補正信号を表す値であり、横軸に示される現在のフレームの画像Ftの映像信号の画素の画素値と、縦軸に示される1フレーム前のフレームの画像Ft-1の映像信号の画素の画素値とのセットに対応付けられている。
即ち、例えば、現在のフレームの画像Ftの映像信号の所定の画素が画素値として値0をとり、その画素に対応する、1フレーム前のフレームの画像Ft-1の映像信号の画素が画素値として値1をとる場合、対応する補正信号として、値V10が決定される。
加算器182は、RGB変換回路136から供給された現在のフレームの画像Ftの映像信号の各画素の画素値と、その各画素に対応する、補正信号生成回路181から供給された補正信号が表す値とを加算する。加算器182は、その加算により補正された映像信号をLCD96に出力する。
次に、図7のフローチャートを参照して、図3のテレビジョン受像機81が行う映像処理を説明する。
ステップS11において、テレビジョン受像機81の映像信号処理部95は、そこに供給された映像信号に映像信号処理を行い、その映像信号処理により得られた映像信号を、テレビジョン受像機81のLCD96に出力する。即ち、映像信号処理部95は、外部入力端子91、チューナ92、またはデコーダ93から供給された映像信号のうちの、ユーザの指示に基づきスイッチ94により選択された1個の映像信号を処理する。
次に、ステップS12において、LCD96は、映像信号処理部95から供給された映像信号に対応する画像を表示する。
次に、図8のフローチャートを参照して、図7のステップS11における映像信号処理を詳細に説明する。
ステップS31において、解像度変換回路131は、スイッチ94から供給された映像信号の画像の大きさを、LCD96の画面の大きさに合わせるように、スイッチ94から供給された映像信号の解像度をLCD96の解像度に変換する。
また、ステップS31において、解像度変換回路131は、スイッチ94から供給された映像信号がインタレース信号である場合、その映像信号を、インタレース信号からプログレッシブ信号に変換する。
ステップS32において、書き込み回路132は、解像度変換回路131から供給された映像信号を記憶装置134に書き込む。
即ち、書き込み回路132は、記憶装置制御回路133を制御することにより、解像度変換回路131から供給された解像度変換後の映像信号を、映像信号処理部95からLCD96に出力する映像信号の同期信号に同期させるために、記憶装置134に書き込む。
ステップS33において、読み出し回路135は、記憶装置制御回路133を制御することにより、書き込み回路132により記憶装置134に書き込まれた現在のフレームの映像信号を読み出す。この読み出しは、LCD96の同期信号に同期して行われる。即ち、同期信号のすげ替えが行われ、これにより、スイッチ94により選択された映像信号の同期信号がLCD96を駆動する同期信号に同期していなくても、LCD96に、同期乱れのない、安定した画像を表示することができる。
次に、ステップS34において、RGB変換回路136は、読み出し回路135から供給された映像信号の形式がRGB信号とは異なる形式である場合、例えば、輝度信号Yと色差信号Cr,Cbである場合、その映像信号をRGB信号に変換する。
ステップS35において、読み出し回路137は、記憶装置制御回路133を制御することにより、書き込み回路132により記憶装置134に書き込まれた映像信号であって、読み出し回路135が読み出した現在のフレームよりも時間的に前のフレームとしての、例えば1フレーム前のフレームの映像信号を、LCD96の同期信号に同期して読み出す。これにより、読み出し回路135による読み出しと同様に、同期乱れが抑制され、読み出し回路135により読み出された映像信号と、読み出し回路137により読み出された映像信号が同期する。
ステップS36において、RGB変換回路138は、読み出し回路137から供給された映像信号の形式がRGB信号とは異なる形式である場合、その映像信号をRGB信号に変換する。即ち、RGB変換回路136による変換処理と同様の変換処理が行われる。
ステップS37において、液晶応答速度補正回路139は、RGB変換回路136から供給された現在のフレームの映像信号と、RGB変換回路138から供給された1フレーム前のフレームの映像信号とに基づいて、LCD96の応答速度を補正する映像信号を生成する液晶応答速度補正処理を行う。
その後、処理は、図7のステップS11にリターンする。
次に、図9のフローチャートを参照して、図8のステップS37における液晶応答速度補正処理を詳細に説明する。
ステップS71において、補正信号生成回路181は、補正信号を生成する。具体的には、RGB変換回路136から供給された現在のフレームの映像信号と、RGB変換回路138から供給された現在のフレームより1フレーム前の映像信号とに基づいて、内蔵するルックアップテーブル181aを参照することにより、LCD96の応答速度を補正する補正信号が生成される。
ステップS72において、加算器182は、補正信号生成回路181から供給された補正信号に基づいて、LCD96の応答速度を補正する映像信号を生成する。具体的には、RGB変換回路136から供給された現在のフレームの映像信号に、補正信号生成回路181から供給された補正信号を加算することで、LCD96の応答速度を補正する映像信号としての補正された映像信号が生成され、LCD96に出力される。これにより、LCD96には、動きの速い画像でも鮮明に表示される。
その後、処理は、図8のステップS37にリターンする。
以上のように、図8の映像信号処理では、書き込み回路132により、同期信号のすげ替えのために書き込まれた映像信号が、読み出し回路135により読み出される。そして、同期信号のすげ替えのための書き込みを利用して、読み出し回路135により読み出されたフレームよりも時間的に1フレーム前のフレームの映像信号が、読み出し回路137によりさらに読み出される。
そして、液晶応答速度補正回路139により、読み出し回路135により読み出された映像信号と、読み出し回路137により読み出された映像信号とに基づいて、LCD96の応答速度を補正する液晶応答速度補正処理が行われる。
従って、図9の液晶応答速度補正処理を行う図8の映像信号処理では、図9の液晶応答速度補正処理を行うために、記憶装置134に対して、書き込み回路132による書き込みを1回、読み出し回路135による読み出しを1回、読み出し回路137による読み出しを1回の合計3回のアクセスのみを行えばよく、1フレーム遅延した映像信号を生成するための特別な書き込みを行う必要がなくなり、合計4回のアクセスを行う図1と図2のテレビジョン受像機11と比較して、記憶装置134に対するアクセスを1回分だけ減らすことができる。
その結果、従来のテレビジョン受像機11と比較して、記憶装置134を構成するメモリとして、より低速で動作するものを採用することができ、記憶装置134のコスト、さらには、テレビジョン受像機81のコストの低減を図ることができる。
ところで、図4の映像信号処理部95では、読み出し回路135により読み出された映像信号を補正して、そのままLCD96に出力して表示することとしたが、LCD96に表示される画像は、高画質な高画質画像であることが望ましい。
図10は、読み出し回路135により読み出された映像信号の画像Ftを、その画像Ftよりも高画質な高画質画像Ft'に変換し、LCD96に出力して表示する図3の映像信号処理部95の第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
なお、図中、図4の場合に対応する部分については同一の符号を付してあり、繰り返しになるので、以下、その説明は適宜省略する。このことは、他の実施の形態についても同様である。
即ち、図10の映像信号処理部95は、図4のRGB変換回路136に代えて、高画質化回路191が設けられている他は、図4の場合と同様に構成されている。
高画質化回路191には、読み出し回路135から、現在のフレームの画像Ftの映像信号が供給される。高画質化回路191は、図4のRGB変換回路136と同様の変換機能を有する他、読み出し回路135から供給された映像信号の画像Ftを、その画像Ftよりも高画質な高画質画像Ft'に変換する高画質化処理として、例えばガンマ補正を行う。高画質化回路191は、高画質化処理により得られた高画質画像Ft'の映像信号を、液晶応答速度補正回路139に供給する。
即ち、映像信号処理部95には、一般的に、画面の明るさ等が画面に表示する画像の画素の画素値に対して指数関数的に変化するガンマ特性を有するCRT(Cathode Ray Tube)を考慮して、放送局側で逆ガンマ補正された映像信号が供給される。しかし、LCD96はCRTとは異なり、ガンマ特性を有しないディスプレイである。従って、逆ガンマ補正された映像信号をそのままLCD96で表示すると、高画質の画像を表示することができない。
そこで、高画質化回路191では、読み出し回路135から供給された映像信号に対して、放送局側で行われた逆ガンマ補正に対応するガンマ補正を行うことにより、画面の明るさ等が画面に表示する画像の画素の画素値に比例するLCD96に表示するのに適した映像信号に補正される。
次に、図11のフローチャートを参照して、図10の映像信号処理部95が行う映像信号処理を説明する。
ステップS81乃至S83において、図8のステップS31乃至S33と同様の処理が行われ、その後、処理はステップS84に進む。
ステップS84において、高画質化回路191は、図4のRGB変換回路136と同様に、読み出し回路135から供給された映像信号の形式がRGB信号とは異なる信号形式である場合、その映像信号をRGB信号に変換する。
また、ステップS84において、高画質化回路191は、読み出し回路135から供給された映像信号の画像を、高画質画像に変換する高画質化処理として、例えばガンマ補正を行う。高画質化回路191は、高画質化処理により得られた高画質画像の映像信号を、液晶応答速度補正回路139に供給する。
その後、処理は、ステップS84からステップS85に進み、ステップS85乃至S87において、図8のステップS35乃至S37と同様の処理が行われた後、処理は終了される。
以上のように、図11の映像信号処理では、書き込み回路132により書き込まれた映像信号が、読み出し回路135により読み出されるとともに、高画質化回路191により高画質画像の映像信号に変換され、それ以外に、図8の映像信号処理と同様の処理が行われる。
従って、図11の映像信号処理では、図8の映像信号処理を行う場合と同様の効果を実現することができる他、高画質化回路191から出力された高画質画像の映像信号をLCD96に出力して表示させることとしたので、図4の実施の形態と比較して、より高画質な高画質画像をLCD96に表示することができる。
ところで、液晶応答速度補正回路139(図10)における補正信号生成回路181(図5)は、1フレーム前と後の画像の同種の映像信号に基づいて、最適な補正信号を生成する回路である。従って、1フレーム前と後の画像の映像信号は、同種の映像信号であることが望ましい。
図12は、1フレーム前と後の画像の同種の映像信号に基づいて、補正信号を生成する液晶応答速度補正回路139(補正信号生成回路181)を有する図3の映像信号処理部95の実施の形態の構成を示すブロック図である。
図12の映像信号処理部95は、図10のRGB変換回路138に代えて、高画質化回路201が設けられている他は、図10の場合と同様に構成されている。
高画質化回路201には、読み出し回路137から、現在のフレームの1フレーム前のフレームの映像信号が供給される。高画質化回路201は、図10のRGB変換回路138と同様に、読み出し回路137から供給された映像信号の形式がRGB信号とは異なる形式である場合、その映像信号をRGB信号に変換する機能を有する他、読み出し回路137から供給された映像信号にガンマ補正を行う。即ち、高画質化回路201は、高画質化回路191と同様の処理を実行する。
そして、高画質化回路201は、高画質化処理により得られた映像信号を、液晶応答速度補正回路139に供給する。
次に、図13のフローチャートを参照して、図12の映像信号処理部95が行う映像信号処理を説明する。
ステップS91乃至S95において、図11のステップS81乃至S85と同様の処理が行われ、その後、処理はステップS96に進む。
ステップS96において、高画質化回路201は、ステップS94における高画質化回路191による読み出し回路135が出力する映像信号に対する高画質化処理と同様の高画質化処理を、読み出し回路137が出力した映像信号に対して行う。即ち、RGB信号に変換する処理と、ガンマ補正処理が行われる。高画質化処理により得られた映像信号は、液晶応答速度補正回路139に供給される。
その後、処理は、ステップS96からステップS97に進み、図11のステップS87と同様の処理が行われた後、処理は終了される。
以上のように、図13の映像信号処理では、図11の映像信号処理と同様の効果を実現することができる他、補正信号生成回路181により、同種の高画質化処理が施された映像信号に基づいて補正信号を生成することとしたため、ルックアップテーブル181aのデータの生成が容易となる。
図14は、図3の映像信号処理部95のさらに異なる実施の形態の構成を示すブロック図である。
図14の映像信号処理部95は、図12の解像度変換回路131に代えて、解像度変換回路221および222が設けられている他は、図12の場合と同様に構成されている。
なお、解像度変換回路131が省略されたため、書き込み回路132には、図3のスイッチ94から映像信号が直接供給される。
解像度変換回路221には、読み出し回路135が記憶装置134から読み出した現在のフレームの映像信号が供給される。
解像度変換回路221は、読み出し回路135から供給された映像信号の画像の大きさを、LCD96の画面の大きさに合わせるように、映像信号の解像度をLCD96の解像度に変換する。また、解像度変換回路221は、読み出し回路135から供給された映像信号がインタレース信号である場合、その映像信号を、インタレース信号からプログレッシブ信号に変換する。解像度変換回路221は、変換後の映像信号を高画質化回路191に供給する。
解像度変換回路222には、読み出し回路137が記憶装置134から読み出した、現在のフレームの1フレーム前のフレームの映像信号が供給される。
解像度変換回路222は、読み出し回路137から供給された映像信号の画像の大きさを、LCD96の画面の大きさに合わせるように、映像信号の解像度をLCD96の解像度に変換する。また、解像度変換回路222は、読み出し回路137から供給された映像信号がインタレース信号である場合、その映像信号を、インタレース信号からプログレッシブ信号に変換する。解像度変換回路222は、変換後の映像信号を高画質化回路201に供給する。
即ち、解像度変換回路221および222は、処理する映像信号が異なるだけで、解像度変換回路131と同様の処理を行う。従って、図12の実施の形態と同様の効果を実現することができる。
図15は、図3の映像信号処理部95の他の実施の形態の構成を示すブロック図である。
図15の映像信号処理部95は、図10のRGB変換回路138および液晶応答速度補正回路139に代えて、フレーム差分演算部231および液晶応答速度補正回路232が設けられている他は、図10の場合と同様に構成されている。
フレーム差分演算部231には、読み出し回路135から現在のフレームの映像信号が供給されるとともに、読み出し回路137から現在のフレームの1フレーム前のフレームの映像信号が供給される。
フレーム差分演算部231は、読み出し回路135から供給された現在のフレームの映像信号、および、読み出し回路137から供給された現在のフレームの1フレーム前のフレームの映像信号の形式がRGB信号とは異なる形式である場合、異なる形式の映像信号を、RGB信号に変換する。
また、フレーム差分演算部231は、読み出し回路135から供給された現在のフレームの映像信号から、読み出し回路137から供給された現在のフレームの1フレーム前のフレームの映像信号を減算し、その減算により得られた差分映像信号を、液晶応答速度補正回路232に供給する。
液晶応答速度補正回路232には、フレーム差分演算部231から差分映像信号が供給される他、高画質化回路191から高画質画像とされた映像信号が供給される。
液晶応答速度補正回路232は、高画質化回路191から供給された映像信号と、フレーム差分演算部231から供給された差分映像信号とに基づいて、LCD96の応答速度を補正する映像信号を生成する液晶応答速度補正処理を行う。
図16は、図15のフレーム差分演算部231の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
図16のフレーム差分演算部231は、RGB変換回路281,282、減算器283、および遅延調整回路284により構成される。
RGB変換回路281には、読み出し回路135から現在のフレームの映像信号が供給される。
RGB変換回路281は、読み出し回路135から供給された現在のフレームの映像信号の形式がRGB信号とは異なる形式である場合、その映像信号をRGB信号に変換する。RGB変換回路281は、RGB信号を減算器283に供給する。
RGB変換回路282には、読み出し回路137から現在のフレームの1フレーム前のフレームの映像信号が供給される。RGB変換回路282は、読み出し回路137から供給された現在のフレームの1フレーム前のフレームの映像信号の形式がRGB信号とは異なる形式である場合、その映像信号をRGB信号に変換する。RGB変換回路282は、RGB信号を減算器283に供給する。
減算器283は、RGB変換回路281から供給された現在のフレームの映像信号から、RGB変換回路282から供給された現在のフレームの1フレーム前の映像信号を減算し、その減算により得られた差分映像信号を、遅延調整回路284に供給する。
遅延調整回路284は、減算器283から供給された差分映像信号を、所定の時間だけ遅延させることにより、高画質画像とされた映像信号が図15の高画質化回路191から液晶応答速度補正回路232に供給されるタイミングと一致するように、液晶応答速度補正回路232に供給する。
図17は、図15の液晶応答速度補正回路232の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
図17の液晶応答速度補正回路232は、減算器321が新たに設けられている他は、図5の場合と同様に構成されている。
減算器321には、高画質化回路191から高画質画像の映像信号が供給されるとともに、フレーム差分演算部231から差分映像信号が供給される。減算器321は、高画質化回路191から供給された高画質画像の映像信号から、フレーム差分演算部231から供給された差分映像信号(第1の差分映像信号)を減算し、その減算により得られた差分映像信号(第2の差分映像信号)を、補正信号生成回路181に供給する。
次に、図18のフローチャートを参照して、図15の映像信号処理部95が行う映像信号処理を説明する。
ステップS111乃至S115において、図13のステップS91乃至S95と同様の処理が行われ、処理はステップS116に進む。
ステップS116において、フレーム差分演算部231は、読み出し回路135から供給された現在のフレームの映像信号と、読み出し回路137から供給された1フレーム前のフレームの映像信号とに基づいて、差分映像信号を生成するフレーム差分演算処理を行う。
ステップS117において、液晶応答速度補正回路232は、高画質化回路191から供給された高画質画像の映像信号と、フレーム差分演算部231から供給された差分映像信号とに基づいて、LCD96の応答速度を補正する映像信号を生成する液晶応答速度補正処理を行う。
その後、処理は、図7のステップS11にリターンする。
次に、図19のフローチャートを参照して、図18のステップS116におけるフレーム差分演算処理を詳細に説明する。
ステップS141において、RGB変換回路281は、読み出し回路135から供給された現在のフレームの映像信号の形式がRGB信号とは異なる形式である場合、その映像信号をRGB信号に変換する。変換されたRGB信号は、減算器283に供給される。
ステップS142において、RGB変換回路282は、読み出し回路137から供給された現在のフレームの1フレーム前のフレームの映像信号の形式がRGB信号とは異なる形式である場合、その映像信号をRGB信号に変換する。
ステップS143において、減算器283は、RGB変換回路281から供給された現在のフレームの映像信号から、RGB変換回路282から供給された現在のフレームの1フレーム前のフレームの映像信号を減算し、その減算により得られた差分映像信号を、遅延調整回路284に供給する。
ステップS144において、遅延調整回路284は、減算器283から供給された差分映像信号の出力のタイミングを調整する。即ち、差分映像信号を、所定の時間だけ遅延させることにより、高画質画像の映像信号が高画質化回路191から液晶応答速度補正回路232に供給されるタイミングと一致するように、液晶応答速度補正回路232に差分映像信号を出力する。
その後、処理は、図18のステップS116にリターンする。
次に、図20のフローチャートを参照して、図18のステップS117における液晶応答速度補正処理を詳細に説明する。
ステップS181において、減算器321は、高画質化回路191から供給された高画質画像の映像信号から、フレーム差分演算部231から供給された差分映像信号(第1の差分映像信号)を減算する。これにより生成される差分映像信号(第2の差分映像信号)は、現在のフレームより1フレーム前のフレームの映像信号にほぼ対応する。この第2の差分映像信号は、補正信号生成回路181に供給される。
次に、ステップS182およびS183において、図9のステップS71およびS72と同様の処理が行われる。
その後、処理は、図18のステップS117にリターンする。
以上のような処理を行う結果、図18の映像信号処理では、記憶装置134に対するアクセス量を1回分だけ減らし、コストの低減を図ることができる。また、より高画質な画像をLCD96に表示することができる。
なお、図16のRGB変換回路282が出力する1フレーム前の映像信号を、減算器321の出力に代えて補正信号生成回路181に直接供給しても、同様の効果を実現することができる。但し、この場合、ルックアップテーブル181aのデータの内容は、図17の場合とは異なるものとなる。
ところで、液晶応答速度補正回路232(図15)における補正信号生成回路181(図17)は、1フレーム前と後の映像信号に基づいて、最適な補正信号を生成する回路である。従って、そこに入力される映像信号は同種の映像信号とした方が、ルックアップテーブル181aのデータの生成が容易となる。
図21は、1フレーム前と後の同種の映像信号に基づいて、最適な補正信号を生成する液晶応答速度補正回路232の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
図21の液晶応答速度補正回路232は、補正係数生成回路361および乗算器362が新たに設けられている他は、図17の場合と同様に構成されている。
補正係数生成回路361には、高画質化回路191によりガンマ補正された映像信号が供給される。補正係数生成回路361は、高画質化回路191から供給されたガンマ補正された映像信号に基づいて、高画質化回路191で行われたガンマ補正に対応する補正係数を生成し、乗算器362に供給する。
乗算器362には、補正係数生成回路361から補正係数が供給される他、フレーム差分演算部231から差分映像信号(第1の差分映像信号)が供給される。乗算器362は、第1の差分映像信号を補正する補正処理を行う。
即ち、乗算器362は、フレーム差分演算部231からの第1の差分映像信号に、補正係数生成回路361からの補正係数を乗算することで補正差分映像信号を生成し、減算器321に供給する。
次に、図22および図23を参照して、図15の高画質化回路191が高画質化処理として行うガンマ補正と、図21の乗算器362が行う補正処理とを説明する。
図22は、図15の高画質化回路191が行うガンマ補正に用いるガンマカーブの曲線f(x)を示す図である。図22において、横軸は、ガンマ補正前の映像信号の画像の画素の画素値を表しており、縦軸は、ガンマ補正後の映像信号の画像の画素の画素値を表している。
図15の高画質化回路191は、図22に示されるガンマカーブを用いて、読み出し回路135からの映像信号の画像の画素の画素値xをガンマ補正して、画素値yに変換する。
図23は、図22の曲線f(x)の傾きを表す曲線g(x)を示す図である。図23において、横軸は画素の画素値を示しており、縦軸は、曲線f(x)の傾きを示している。図23では、画素値がxであるときの傾きがAとされている。
フレーム差分演算部231が出力する差分映像信号は、ガンマ補正されていない1フレーム前と後の映像信号の差分である。ガンマ補正前の画素値が大きくなる程、ガンマ補正後の画素値が指数関数的に増加する図22の曲線f(x)から明らかなように、ガンマ補正された後の1フレーム前と後の映像信号の差分は、その1フレーム前と後の映像信号の画素値が小さい場合と比較して、大きい場合の方が大きくなる。
例えば、ガンマ補正前の映像信号の現在のフレームと1フレーム前のフレームとの画素値の差がd1bであり、対応するガンマ補正後の映像信号の現在のフレームと1フレーム前のフレームとの画素値の差がd1aであるとする。そして、そのときの現在のフレームの画素の画素値がv1であるとする。同様に、現在のフレームの他の画素の画素値がv2である場合におけるガンマ補正前と後の画素値の差が、それぞれd2b,d2aであるとする。この場合、画素値v2が画素値v1より大きいとき、差d1bと差d2bとが同じ大きさであったとしても、差d2aは差d1aより大きくなる。その差分の変化の割合は、曲線f(x)の傾き、即ち、図23の曲線g(x)にほぼ比例する。
そこで、フレーム差分演算部231が出力するガンマ補正していない映像信号から生成した差分映像信号に、曲線g(x)にほぼ対応する特性を有する補正係数を乗算器362により乗算することにより、乗算器362が出力する補正差分映像信号を、ガンマ補正した映像信号から生成した差分映像信号に対応させることができる。
補正係数生成回路361は、高画質化回路191から供給された現在のフレームの画素の画素値に対応する補正係数をその都度算出するか、または内蔵するルックアップテーブルを参照することで生成し、乗算器362に供給する。
乗算器362は、フレーム差分演算部231から供給された差分映像信号と、補正係数生成回路361から供給された補正係数とを乗算し、ガンマ補正されていない映像信号から生成された差分映像信号を、ガンマ補正された映像信号から生成された差分映像信号に対応する値に補正する。
乗算器362は、補正された差分映像信号を、減算器321に供給する。
次に、図24のフローチャートを参照して、図21の液晶応答速度補正回路232が行う液晶応答速度補正処理を詳細に説明する。
ステップS211において、補正係数生成回路361は、高画質化回路191から供給された現在のフレームの画素の画素値に対応する補正係数を生成し、乗算器362に供給する。
ステップS212において、乗算器362は、フレーム差分演算部231からの差分映像信号(第1差分映像信号)を補正する。即ち、補正係数生成回路361からの補正係数を、第1の差分映像信号に乗算することで補正差分映像信号が生成される。生成された補正差分映像信号は、減算器321に供給される。
ステップS213において、減算器321は、高画質化回路191から供給された高画質画像の映像信号から、乗算器362から供給された補正差分映像信号を減算する。これにより、1フレーム前の映像信号に対応する第2の差分映像信号が生成される。この第2の差分映像信号は、補正信号生成回路181に供給される。
ステップS213の処理の終了後、処理は、ステップS214に進み、ステップS214およびS215において、図20のステップS182およびS183と同様の処理が行われる。
その後、処理は、図18のステップS117にリターンする。
なお、補正係数生成回路361と乗算器362とは、一体化して構成することもできる。
以上のように、図24の液晶応答速度補正処理では、差分映像信号を補正係数に基づいて補正することとしたため、例えば、図17に示されるように差分映像信号を補正しない場合と比較して、補正信号生成回路181に入力される1フレーム前と後の映像信号を同種の映像信号とすることができ、ルックアップテーブル181aのデータを、より容易に生成することができる。
図25は、図3の映像信号処理部95の他の実施の形態の構成を示すブロック図である。
図25の映像信号処理部95は、図15の解像度変換回路131に代えて、解像度変換回路401および402が設けられている他は、図15の場合と同様に構成されている。
この場合、書き込み回路132には、スイッチ94により選択された映像信号が供給される。書き込み回路132は、スイッチ94から供給された映像信号を、記憶装置制御回路133を介して、記憶装置134に書き込む。
解像度変換回路401には、読み出し回路135が記憶装置134から読み出した現在のフレームの映像信号が供給される。解像度変換回路401は、読み出し回路135から供給された映像信号の画像の大きさを、LCD96の画面の大きさに合わせるように、映像信号の解像度をLCD96の解像度に変換する。
また、解像度変換回路401は、読み出し回路135から供給された映像信号がインタレース信号である場合、その映像信号を、インタレース信号からプログレッシブ信号に変換する。変換後の映像信号は、高画質化回路191およびフレーム差分演算部231に供給される。
解像度変換回路402には、読み出し回路137が記憶装置134から読み出した現在のフレームより1フレーム前のフレームの映像信号が供給される。
解像度変換回路402は、読み出し回路137から供給された映像信号の画像の大きさを、LCD96の画面の大きさに合わせるように、映像信号の解像度をLCD96の解像度に変換する。
また、解像度変換回路402は、読み出し回路137から供給された映像信号がインタレース信号である場合、その映像信号を、インタレース信号からプログレッシブ信号に変換する。変換後の映像信号は、フレーム差分演算部231に供給される。
即ち、解像度変換回路401,402は、処理対象とする映像信号が異なるだけで同様の処理を行う。従って、この実施の形態では、図15の実施の形態と解像度変換回路の位置が異なるだけなので、図15の実施の形態と同様の効果を実現することができる。
なお、上記実施の形態において、高画質化回路191や208が行う高画質化処理としては、ガンマ補正を行うことにより、画像を高画質化することとしたが、ガンマ補正の他、色を補正する色補正、画像を先鋭化した(シャープな)画像に補正するシャープネス補正、撮像ボケの画像を抑制するように補正するエンハンス補正、コントラストを補正するコントラスト補正等のうちの少なくとも1つの処理を行うことにより、画像を高画質化するようにしてもよい。
また、上記実施の形態において、図5の補正信号生成回路181では、現在のフレームと、そのフレームよりも1フレーム前のフレームとに基づいて、補正信号を生成することとしたが、例えば、現在のフレームと、そのフレームよりもnフレーム前のフレームとに基づいて、補正信号を生成することもできる。
さらに、以上においては、LCDの応答速度を補正する場合について説明したが、本発明は、他のディスプレイの応答速度を補正する場合にも適用することができる。また、テレビジョン受像機以外にもパーソナルコンピュータ、その他の画像を表示する表示部を有する映像信号処理装置に適用することができる。
上述した図3の映像信号処理部95が行う一連の処理は、専用のハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、いわゆる組み込み型のコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータ等に、プログラム格納媒体からインストールされる。
図26は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータの構成例を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)901は、ROM(Read Only Memory)902、または記憶部908に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)903には、CPU901が実行するプログラムやデータ等が適宜記憶される。これらのCPU901、ROM902、およびRAM903は、バス904により相互に接続されている。
CPU901にはまた、バス904を介して入出力インタフェース905が接続されている。入出力インタフェース905には、キーボード、マウス、マイクロホン等よりなる入力部906、モニタ、スピーカ等よりなる出力部907が接続されている。CPU901は、入力部906から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU901は、処理の結果を出力部907に出力する。
入出力インタフェース905に接続されている記憶部908は、例えばハードディスクからなり、CPU901が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部909は、インターネットやローカルエリアネットワーク等のネットワークを介して外部の装置と通信する。
入出力インタフェース905に接続されているドライブ910は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等のリムーバブルメディア911が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータ等を取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記憶部908に転送され、記憶される。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図26に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等よりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア911、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM902や、記憶部908を構成するハードディスク等により構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデム等のインタフェースである通信部909を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
従来のテレビジョン受像機の構成を示すブロック図である。 従来のテレビジョン受像機の他の構成を示すブロック図である。 本発明を適用したテレビジョン受像機の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 映像信号処理部の一実施の形態の構成を示す図である。 液晶応答速度補正回路の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 ルックアップテーブルを説明する図である。 テレビジョン受像機が行う映像処理を説明するフローチャートである。 図7のステップS11における映像信号処理を説明するフローチャートである。 図8のステップS37における液晶応答速度補正処理を説明するフローチャートである。 映像信号処理部の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 映像信号処理部が行う映像信号処理を説明するフローチャートである。 映像信号処理部の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 映像信号処理部が行う映像信号処理を説明するフローチャートである。 映像信号処理部の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 映像信号処理部の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 フレーム差分演算部の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 液晶応答速度補正回路の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 映像信号処理部が行う映像信号処理を説明するフローチャートである。 図18のステップS116におけるフレーム差分演算処理を説明するフローチャートである。 図18のステップS117における液晶応答速度補正処理を説明するフローチャートである。 液晶応答速度補正回路の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 高画質化回路が行うガンマ補正に用いるガンマカーブを示す図である。 ガンマカーブの傾きを示す図である。 液晶応答速度補正回路が行う液晶応答速度補正処理を説明するフローチャートである。 映像信号処理部の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 パーソナルコンピュータの一実施の形態の構成を示すブロック図である。
符号の説明
81 テレビジョン受像機, 95 映像信号処理部, 96 LCD, 132 書き込み回路, 133 記憶装置制御回路, 134 記憶装置, 135,137 読み出し回路, 139 液晶応答速度補正回路, 181 補正信号生成回路, 181a ルックアップテーブル, 182 加算器, 191,201 高画質化回路, 231 フレーム差分演算部, 232 液晶応答速度補正回路, 283 減算器, 284 遅延調整回路, 321 減算器, 361 補正係数生成回路, 362 乗算器

Claims (10)

  1. 入力された映像信号を記憶する記憶手段と、
    入力された前記映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期させるために前記記憶手段に書き込む書き込み手段と、
    前記書き込み手段により前記記憶手段に書き込まれた前記映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期して読み出す第1の読み出し手段と、
    前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号の画像より時間的に前の画像の映像信号であって、前記書き込み手段により前記記憶手段に書き込まれた前記映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期して読み出す第2の読み出し手段と、
    前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号と、前記第2の読み出し手段により読み出された映像信号とに基づいて、出力される映像信号の画像を表示する表示部の応答速度を補正する補正信号を生成する生成手段と、
    前記補正信号に基づいて、前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号から、前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号の画像を表示する前記表示部の応答速度を補正する映像信号を生成し、前記表示部に出力する補正手段と
    を備える映像信号処理装置。
  2. 前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号の画像を、その画像よりも高画質な高画質画像に変換する高画質化手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記高画質画像の映像信号と、前記第2の読み出し手段により読み出された映像信号とに基づいて、前記補正信号を生成し、
    前記補正手段は、前記補正信号に基づいて、前記高画質画像の映像信号から、前記高画質画像を表示する前記表示部の応答速度を補正する映像信号を生成する
    請求項1に記載の映像信号処理装置。
  3. 前記高画質化手段は、ガンマ補正、色補正、シャープネス補正、エンハンス補正、またはコントラスト補正のうちの少なくとも1つの処理で画像を高画質化する
    請求項2に記載の映像信号処理装置。
  4. 前記第2の読み出し手段により読み出された映像信号の画像を、その画像よりも高画質な他の高画質画像に変換する他の高画質化手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記高画質画像の映像信号と、前記他の高画質画像の映像信号とに基づいて、前記補正信号を生成する
    請求項2に記載の映像信号処理装置。
  5. 前記他の高画質化手段は、ガンマ補正、色補正、シャープネス補正、エンハンス補正、またはコントラスト補正のうちの少なくとも1つの処理で画像を高画質化する
    請求項4に記載の映像信号処理装置。
  6. 前記第1の読み出し手段により読み出された映像信号から、前記第2の読み出し手段により読み出された映像信号を減算することにより、第1の差分映像信号を生成する第1の差分映像信号生成手段と、
    前記高画質画像の映像信号から、前記第1の差分映像信号を減算することにより、第2の差分映像信号を生成する第2の差分映像信号生成手段と
    をさらに備え、
    前記生成手段は、前記高画質画像の映像信号と、前記第2の差分映像信号とに基づいて、前記補正信号を生成する
    請求項2に記載の映像信号処理装置。
  7. 前記第1の差分映像信号を補正して補正差分映像信号に変換する差分映像信号補正手段をさらに備え、
    前記第2の差分映像信号生成手段は、前記高画質画像の映像信号から、前記補正差分映像信号を減算することにより、前記第2の差分映像信号を生成する
    請求項6に記載の映像信号処理装置。
  8. 前記高画質化手段は、少なくとも映像信号をガンマ補正し、
    前記ガンマ補正に対応する補正係数を生成する補正係数生成手段をさらに備え、
    前記差分映像信号補正手段は、前記第1の差分映像信号を、前記補正係数を用いて、前記補正差分映像信号に変換する
    請求項7に記載の映像信号処理装置。
  9. 入力された映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期させるために、入力された前記映像信号を記憶する記憶部に書き込む書き込みステップと、
    前記書き込みステップにより前記記憶部に書き込まれた前記映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期して読み出す第1の読み出しステップと、
    前記第1の読み出しステップにより読み出された映像信号の画像より時間的に前の画像の映像信号であって、前記書き込みステップにより前記記憶部に書き込まれた前記映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期して読み出す第2の読み出しステップと、
    前記第1の読み出しステップにより読み出された映像信号と、前記第2の読み出しステップにより読み出された映像信号とに基づいて、出力される映像信号の画像を表示する表示部の応答速度を補正する補正信号を生成する生成ステップと、
    前記補正信号に基づいて、前記第1の読み出しステップにより読み出された映像信号から、前記第1の読み出しステップにより読み出された映像信号の画像を表示する前記表示部の応答速度を補正する映像信号を生成し、前記表示部に出力する補正ステップと
    を含む映像信号処理方法。
  10. 入力された映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期させるために、入力された前記映像信号を記憶する記憶部に書き込む書き込みステップと、
    前記書き込みステップにより前記記憶部に書き込まれた前記映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期して読み出す第1の読み出しステップと、
    前記第1の読み出しステップにより読み出された映像信号の画像より時間的に前の画像の映像信号であって、前記書き込みステップにより前記記憶部に書き込まれた前記映像信号を、出力する映像信号の同期信号に同期して読み出す第2の読み出しステップと、
    前記第1の読み出しステップにより読み出された映像信号と、前記第2の読み出しステップにより読み出された映像信号とに基づいて、出力される映像信号の画像を表示する表示部の応答速度を補正する補正信号を生成する生成ステップと、
    前記補正信号に基づいて、前記第1の読み出しステップにより読み出された映像信号から、前記第1の読み出しステップにより読み出された映像信号の画像を表示する前記表示部の応答速度を補正する映像信号を生成し、前記表示部に出力する補正ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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