JP2009020959A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】SRAMの動作範囲拡大と、メモリセルの複数列に対して1つの入出力回路を持つSRAMの小面積化とを図る。
【解決手段】第1及び第2の負荷トランジスタML1,ML2と、第1及び第2のドライブトランジスタMD1,MD2と、第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2とを有するメモリセル20に、第1のビット線BLと第1の記憶ノードDとの間に介在し、かつ第1のコラム線CL1に接続されたゲート端子を有する第3のアクセストランジスタWA1と、第2のビット線NBLと第2の記憶ノードNDとの間に介在し、かつ第2のコラム線CL2に接続されたゲート端子を有する第4のアクセストランジスタWA2とを付加する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、特にメモリセル回路及び書き込み動作時の制御回路に関するものである。
従来、メモリセルの記憶ノードとビット線との間にアクセストランジスタを備え、アクセストランジスタをワード線により制御する構成を有する半導体記憶装置が知られている(特許文献1及び2参照)。
また、SRAM(Static Random Access Memory)の書き込み電圧動作範囲を拡大するために、メモリセルのPチャネル型MOSトランジスタと記憶ノードとの間のパスを遮断する技術も知られている(特許文献3参照)。
特開平2−94196号公報 特開2006−127737号公報 特開2006−196124号公報
上記従来技術では、行アドレスにより選択されたワード線が活性化した時、同一行のメモリセルは、全てのアクセストランジスタが活性化していた。また、メモリセルのPチャネル型MOSトランジスタと記憶ノードとの間のパスを遮断する従来技術によれば、同一行のメモリセルは、全てPチャネル型MOSトランジスタが遮断されていた。
ところが、1つの入出力回路に対してメモリセルの複数列が接続されている構成の場合、列が非選択であるビット線において、SNM(Static Noise Margin)が補償できず、誤動作を生じるという課題があった。
本発明の目的は、半導体記憶装置のデータ書き込み時の動作電圧マージンを拡大しつつ、行列に配列されているメモリセルアレイの複数列に対して1つの入出力回路を持つ構成の場合においても、非選択列で誤動作を防止することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る半導体記憶装置は、複数のメモリセルが行列状に配列されたメモリセルアレイと、メモリセルの行に対して設けられた第1のワード線を含む複数のワード線と、メモリセルの列に対して設けられた第1及び第2のビット線を含む複数のビット線と、メモリセルの列に対して設けられた第1及び第2のコラム線を含む複数のコラム線とを備え、各メモリセルは、第1及び第2の記憶ノードを有するラッチ回路と、ビット線のうちの対応する第1のビット線と第1の記憶ノードとの間に設けられ、ワード線のうちの対応する第1のワード線により制御される第1のアクセストランジスタと、ビット線のうちの対応する第2のビット線と第2の記憶ノードとの間に設けられ、第1のワード線により制御される第2のアクセストランジスタと、第1のビット線と第1の記憶ノードとの間に介在し、かつ第1のコラム線に接続されたゲート端子を有する第3のアクセストランジスタと、第2のビット線と第2の記憶ノードとの間に介在し、かつ第2のコラム線に接続されたゲート端子を有する第4のアクセストランジスタとを備えた構成を採用する。
また、本発明に係る他の半導体記憶装置は、複数のメモリセルが行列状に配列されたメモリセルアレイと、メモリセルの行に対して設けられた第1のワード線を含む複数のワード線と、メモリセルの列に対して設けられた第1及び第2のビット線を含む複数のビット線とを備え、各メモリセルは、第1及び第2の記憶ノードを有するラッチ回路と、ビット線のうちの対応する第1のビット線と第1の記憶ノードとの間に設けられ、ワード線のうちの対応する第1のワード線により制御される第1のアクセストランジスタと、ビット線のうちの対応する第2のビット線と第2の記憶ノードとの間に設けられ、第1のワード線により制御される第2のアクセストランジスタと、第1のビット線と第1の記憶ノードとの間に介在し、かつ第1の記憶ノードに接続されたゲート端子を有する第3のアクセストランジスタと、第2のビット線と第2の記憶ノードとの間に介在し、かつ第2の記憶ノードに接続されたゲート端子を有する第4のアクセストランジスタとを備えた構成を採用する。
これらの構成によれば、選択メモリセルの書き込み動作という条件においては、第3あるいは第4のアクセストランジスタが寄与することにより、ラッチ回路へ書き込みしやすくなる。その他の条件において、特に前記メモリセルアレイに対応した第1の入出力回路を含む複数の入出力回路を備え、当該第1の入出力回路に対してメモリセルの複数列が接続された構成の場合において、非選択列で誤動作を防止できる。すなわち、データ書き込み時の動作電圧マージンを拡大しつつ、第1の入出力回路に対してメモリセルの複数列が接続されている構成を採用した場合、SRAMマクロとして小面積化を可能にすることができる。
本発明によれば、半導体記憶装置のデータ書き込み時の動作電圧マージンを拡大しつつ、1つの入出力回路に対してメモリセルの複数列が接続されている構成の場合においても、非選択列で誤動作を防止することが可能である。したがって、SRAMにおいて、1つの入出力回路に対して、メモリセルの複数列が接続されている構成が可能となり、小面積化を可能にすることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、メモリセルの構成は、同一部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
図1は、本発明に係る半導体記憶装置の1つであるSRAM中のメモリセルの第1の構成例を示している。図1のメモリセル20は、第1及び第2の記憶ノードD,NDに相補データを記憶するメモリセルであって、第1及び第2の負荷トランジスタML1,ML2と、第1及び第2のドライブトランジスタMD1,MD2と、第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2と、第3及び第4のアクセストランジスタ(書き込み補助トランジスタ)WA1,WA2とで構成される。
詳細に説明すると、第1の負荷トランジスタML1は、第1の記憶ノードDに接続されたドレイン端子と、電源電圧Vddが供給されるソース端子と、第2の記憶ノードNDに接続されたゲート端子とを有するPチャネル型MOSトランジスタである。第2の負荷トランジスタML2は、第2の記憶ノードNDに接続されたドレイン端子と、電源電圧Vddが供給されるソース端子と、第1の記憶ノードDに接続されたゲート端子とを有するPチャネル型MOSトランジスタである。第1のドライブトランジスタMD1は、第1の記憶ノードDに接続されたドレイン端子と、接地電圧Vssに接続されたソース端子と、第2の記憶ノードNDに接続されたゲート端子とを有するNチャネル型MOSトランジスタである。第2のドライブトランジスタMD2は、第2の記憶ノードNDに接続されたドレイン端子と、接地電圧Vssに接続されたソース端子と、第1の記憶ノードDに接続されたゲート端子とを有するNチャネル型MOSトランジスタである。第1の記憶ノードDと第1のビット線BLとの間にNチャネル型MOSトランジスタである第1のアクセストランジスタMA1が、第2の記憶ノードNDと第2のビット線NBLとの間にNチャネル型MOSトランジスタである第2のアクセストランジスタMA2がそれぞれ介在し、これら第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2の各々のゲート端子がワード線WLに接続されている。
第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2は、第1のビット線BLと第1の記憶ノードDとの間と、第2のビット線NBLと第2の記憶ノードNDとの間とにそれぞれ介在したNチャネル型MOSトランジスタであって、これら第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2の各々のゲート端子が、第1及び第2のコラム線CL1,CL2に接続されている。
図2は、図1のメモリセル20を備えたSRAMのデータ書き込みに係る第1の概略構成例を示している。センスアンプ等のデータ読み出しに係る構成は省略する。図2において、21はワード線ドライバ、22は書き込みドライバ、25は書き込み回路、30はメモリセルアレイである。
ワード線ドライバ21は、ワード線WLを駆動する。ワード線WLは、第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2と接続されている。書き込みドライバ22は、第1のビット線BLを駆動する。第1のコラム線CL1が活性化すると書き込みドライバ22がオンし、第1のビット線BLがLowレベル電位(以降“L”と表記する。)へと遷移するとともに、第3のアクセストランジスタWA1がオンすることとなる。書き込み回路25は、第1及び第2のビット線BL,NBLに対して、同じ回路が用いられており、図面上では、第2のビット線NBLに係る構成は省略する。書き込み回路25において、書き込みドライバ22が含まれており、書き込みドライバ22のゲート端子と第3のアクセストランジスタWA1のゲート端子とが同一ノードとして、接続されている。メモリセルアレイ30は、各々図1の構成を持つ複数のメモリセル20をマトリクス状に配列してなるものである。同じ行に属するメモリセル20はワード線WLを共有し、同じ列に属するメモリセル20は第1のビット線BL、第2のビット線NBL、第1及び第2のコラム線CL1,CL2を共有する。ただし、図面の簡略化のため、図2では単一のメモリセル20のみが描かれている。2入力AND回路23,24は、それぞれライトイネーブル信号WEと第1の書き込みデータ線DI及び第2の書き込みデータ線NDIとを受けている。なお、書き込みドライバ22のゲート端子と第3のアクセストランジスタWA1のゲート端子とは、論理に沿えば、異なるノードであっても構わない。ここでは、書き込みドライバ22はNチャネルMOSトランジスタで構成したものを記載したが、他の構成であってもよい。
図3及び図4は、図1のメモリセル20を備えたSRAMのデータ書き込みに係る第1の概略構成例のタイミング図を示している。ここで、
(i)ワード線が選択、ビット線が選択、反転データ書き込みの場合<図3>
(ii)ワード線が選択、ビット線が選択、同一データ書き込みの場合
(iii)ワード線が選択、ビット線が非選択の場合(非選択列と同様)
(iv)ワード線が非選択、ビット線が選択、反転データ書き込みの場合<図4>
(v)ワード線が非選択、ビット線が選択、同一データ書き込みの場合
(vi)ワード線が非選択、ビット線が非選択の場合(非選択列と同様)
という、6つの状態に分けて説明する。
(i)ワード線が選択、ビット線が選択、反転データ書き込みの場合
第1の記憶ノードDのデータを“H”、第2の記憶ノードNDのデータを“L”とする。すなわち、第1の記憶ノードDが“H”レベルを、第2の記憶ノードNDが“L”レベルをそれぞれ保持している状態で、ワード線WLが活性化され、かつ第1のビット線BLに“L”レベルのデータが、第2のビット線NBLに“H”レベルのデータがそれぞれ与えられた場合であり、選択メモリセルの書き込み動作に相当する。
この場合における図3に示す波形を説明する。書き込み動作時、第1のコラム線CL1が“H”となると、書き込みドライバ22がオンするとともに、第3のアクセストランジスタWA1のゲート端子が“H”となり、また、第1のビット線BLが“L”となる。第1のビット線BLがVdd−Vtn(Vtn:NチャネルMOSトランジスタの閾値電圧)となった段階で、第3のアクセストランジスタWA1がオンし、第1の記憶ノードDの電位が下がり出す。更に、ワード線WLが活性化することから、第1のアクセストランジスタMA1がオンし、第1の記憶ノードDの電位の書き換えが容易に可能となる。一方で、第1のコラム線CL1が“H”であることから、相対する第2のコラム線CL2は“L”であり、第4のアクセストランジスタWA2はオフを維持する。したがって、第1の記憶ノードDの電位を“H”から“L”に書き換える際、第1のアクセストランジスタMA1だけでなく、第3のアクセストランジスタWA1もオンするため、第2のビット線NBLの“H”電位の影響を受けることなく第1のビット線BLのデータを第1の記憶ノードDに書き込みしやすくなる。つまり、2個のアクセストランジスタMA1,WA1が存在することにより、第1のビット線BLのデータがラッチ回路へ書き込みしやすくなる。
(ii)ワード線が選択、ビット線が選択、同一データ書き込みの場合
第1の記憶ノードDのデータを“L”、第2の記憶ノードNDのデータを“H”とする。書き込み動作時、第1のコラム線CL1が“H”となると、書き込みドライバ22がオンするとともに、第3のアクセストランジスタWA1のゲート端子が“H”となり、また、第1のビット線BLが“L”となる。ここで、第1のビット線BLと第1の記憶ノードDのデータが同一の“L”であることから、第3のアクセストランジスタWA1はオフしている。また、第1のコラム線CL1が“H”であることから、相対する第2のコラム線CL2は“L”であり、第4のアクセストランジスタWA2はオフとなる。ここで、ワード線WLが活性化しても、第1及び第2のビット線BL,NBLと第1及び第2の記憶ノードD,NDのデータが同一であることから第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2はオフしている。したがって、誤動作を生じない。
(iii)ワード線が選択、ビット線が非選択(非選択列)の場合
第1の記憶ノードDのデータを“L”、第2の記憶ノードNDのデータを“H”とする。第1及び第2のビット線BL,NBLが非選択であることから、これら第1及び第2のビット線BL,NBLは“H”のままとなる。また、第1及び第2のコラム線CL1,CL2が“L”であるため、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2はオフとなる。ここで、ワード線WLが活性化しても、第1のビット線BLのデータ“H”に対して、第1の記憶ノードDのデータにSNMが確保されているため、データの書き換えは起こらない。したがって、誤動作を生じない。
(iv)ワード線が非選択、ビット線が選択、反転データ書き込みの場合
第1の記憶ノードDのデータを“H”、第2の記憶ノードNDのデータを“L”とする。すなわち、第1の記憶ノードDが“H”レベルを、第2の記憶ノードNDが“L”レベルをそれぞれ保持している状態で、ワード線WLが不活性化されたまま、第1のビット線BLに“L”レベルのデータが、第2のビット線NBLに“H”レベルのデータがそれぞれ与えられた場合であり、非選択メモリセルの書き込み動作に相当する。
この場合における図4に示す波形を説明する。書き込み動作時、第1のコラム線CL1が“H”となると、書き込みドライバ22がオンするとともに、第3のアクセストランジスタWA1のゲート端子が“H”となり、また、第1のビット線BLが“L”となる。第1のビット線BLがVdd−Vtnとなった段階で、第3のアクセストランジスタWA1がオンし、第1の記憶ノードDの電位が下がり出す。しかしながら、ワード線WLが不活性化していることにより、第1のアクセストランジスタMA1はオフしていることから、第1の記憶ノードDの電位は書き換えが起こる電位までは下がらない。一方で、第1のコラム線CL1が“H”であることから、相対する第2のコラム線CL2は“L”であり、第4のアクセストランジスタWA2はオフとなる。したがって、第1の記憶ノードDの電位は“H”から下がるものの、書き換えが起こる電位までは下がらず、第2のビット線NBLの“H”電位の影響を受けることなく、第1の記憶ノードDは“H”電位を、第2の記憶ノードNDは“L”電位をそれぞれ保ったままとなる。つまり、第3のアクセストランジスタWA1だけでは書き込みが行えないようなサイズに設定しておくことにより、第1のビット線BLからラッチ回路へのデータ書き込みが起こることはない。したがって、誤動作を生じない。
(v)ワード線が非選択、ビット線が選択、同一データ書き込みの場合
第1の記憶ノードDのデータを“L”、第2の記憶ノードNDのデータを“H”とする。書き込み動作時、第1のコラム線CL1が“H”となると、書き込みドライバ22がオンするとともに、第3のアクセストランジスタWA1のゲート端子が“H”となり、また、第1のビット線BLが“L”となる。ここで、第1のビット線BLと第1の記憶ノードDのデータが同一の“L”であることから、第3のアクセストランジスタWA1はオフしている。また、第1のコラム線CL1が“H”であることから、相対する第2のコラム線CL2は“L”であり、第4のアクセストランジスタWA2はオフとなる。したがって、誤動作を生じない。
(vi)ワード線が非選択、ビット線が非選択(非選択列)の場合
第1の記憶ノードDのデータを“L”、第2の記憶ノードNDのデータを“H”とする。第1及び第2のビット線BL,NBLが非選択であることから、“H”のままとなる。つまり、第1及び第2のコラム線CL1,CL2が“L”であるため、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2はオフとなる。したがって、誤動作を生じない。
以上のことから、選択メモリセルの書き込み動作(i)においては、第3のアクセストランジスタWA1あるいは第4のアクセストランジスタWA2が寄与することにより、ラッチ回路へ書き込みしやすくなる。その他の条件においては、特に、1つの入出力回路に対してメモリセルの複数列が接続されている構成の場合における非選択列で、誤動作を防止できている。
図5は、図2の変形例を示している。図5における2入力OR回路31は、第3及び第4のコラム線CL3,CL4を介して書き込みドライバ22のゲート端子のノードを受けた構成である。
この構成によれば、第1及び第2のコラム線CL1,CL2を同一配線とすることができるため、配線リソースの確保、メモリセルの小面積化が可能となる。なお、書き込みドライバ22のゲート端子と2入力OR回路31の入力端子とは、論理に沿えば、異なるノードであっても構わない。
図6及び図7は、図5のタイミング図を示している。ここでも、
(i)ワード線が選択、ビット線が選択、反転データ書き込みの場合<図6>
(ii)ワード線が選択、ビット線が選択、同一データ書き込みの場合
(iii)ワード線が選択、ビット線が非選択の場合(非選択列と同様)
(iv)ワード線が非選択、ビット線が選択、反転データ書き込みの場合<図7>
(v)ワード線が非選択、ビット線が選択、同一データ書き込みの場合
(vi)ワード線が非選択、ビット線が非選択の場合(非選択列と同様)
という、6つの状態に分けて説明する。
(i)ワード線が選択、ビット線が選択、反転データ書き込みの場合
図6に示す波形を説明する。第1の記憶ノードDのデータを“H”、第2の記憶ノードNDのデータを“L”とする。書き込み動作時、第3のコラム線CL3が“H”となると、書き込みドライバ22がオンし、第1のビット線BLが“L”となる。また、2入力OR回路31を介して、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2のゲート端子が“H”となる。第1のビット線BLがVdd−Vtnとなった段階で、第3のアクセストランジスタWA1がオンし、第1の記憶ノードDの電位が下がり出す。更に、ワード線WLが活性化することから、第1のアクセストランジスタMA1がオンし、第1の記憶ノードDの電位の書き換えが容易に可能となる。一方で、第3のコラム線CL3が“H”であることから、相対する第4のコラム線CL4は“L”であり、第2のビット線NBLは“H”のままである。第2の記憶ノードNDのデータが“L”であるため、ゲート端子に“H”が印加されている第4のアクセストランジスタWA2はオンする。したがって、第1の記憶ノードDの電位を“H”から“L”に書き換える際、第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2だけでなく、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2もオンするため、第1及び第2のビット線BL,NBLのデータを第1及び第2の記憶ノードD,NDに書き込みしやすくなる。
(ii)ワード線が選択、ビット線が選択、同一データ書き込みの場合
第1の記憶ノードDのデータを“L”、第2の記憶ノードNDのデータを“H”とする。書き込み動作時、第3のコラム線CL3が“H”となると、書き込みドライバ22がオンし、第1のビット線BLが“L”となる。また、2入力OR回路31を介して、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2のゲート端子が“H”となる。ここで、第1及び第2のビット線BL,NBLと第1及び第2の記憶ノードD,NDのデータが同一の“L”、“H”であることから、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2はオフしている。ここで、ワード線WLが活性化しても、第1及び第2のビット線BL,NBLと第1及び第2の記憶ノードD,NDのデータが同一であることから第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2はオフしている。したがって、誤動作を生じない。
(iii)ワード線が選択、ビット線が非選択(非選択列)の場合
第1の記憶ノードDのデータを“L”、第2の記憶ノードNDのデータを“H”とする。第1及び第2のビット線BL,NBLが非選択であることから、“H”のままとなる。つまり、第1及び第2のコラム線CL1,CL2が“L”であるため、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2はオフとなる。ここで、ワード線WLが活性化しても、第1のビット線BLのデータ“H”に対して、第1の記憶ノードDのデータには、SNMが確保されているため、データの書き換えは起こらない。したがって、誤動作を生じない。
(iv)ワード線が非選択、ビット線が選択、反転データ書き込みの場合
図7に示す波形を説明する。第1の記憶ノードDのデータを“H”、第2の記憶ノードNDのデータを“L”とする。書き込み動作時、第3のコラム線CL3が“H”となると、書き込みドライバ22がオンし、第1のビット線BLが“L”となる。また、2入力OR回路31を介して、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2のゲート端子が“H”となる。第1のビット線BLがVdd−Vtnとなった段階で、第3のアクセストランジスタWA1がオンし、第1の記憶ノードDの電位が下がり出す。しかしながら、ワード線WLが不活性化していることにより、第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2はオフしていることから、第1及び第2の記憶ノードD,NDの電位は書き換えが起こる電位までは変化しない。したがって、第1の記憶ノードDの電位は“H”から下がるものの、書き換えが起こる電位までは下がらず、“H”側の電位を保ったままとなる。したがって、誤動作を生じない。
(v)ワード線が非選択、ビット線が選択、同一データ書き込みの場合
第1の記憶ノードDのデータを“L”、第2の記憶ノードNDのデータを“H”とする。書き込み動作時、第3のコラム線CL3が“H”となると、書き込みドライバ22がオンし、第1のビット線BLが“L”となる。また、2入力OR回路31を介して、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2のゲート端子が“H”となる。ここで、第1及び第2のビット線BL,NBLと第1及び第2の記憶ノードD,NDのデータが同一の“L”、“H”であることから、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2はオフしている。ここで、ワード線WLが活性化しても、第1及び第2のビット線BL,NBLと第1及び第2の記憶ノードD,NDのデータが同一であることから第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2はオフしている。したがって、誤動作を生じない。
(vi)ワード線が非選択、ビット線が非選択(非選択列)の場合
第1の記憶ノードDのデータを“L”、第2の記憶ノードNDのデータを“H”とする。第1及び第2のビット線BL,NBLが非選択であることから、“H”のままとなる。つまり、第1及び第2のコラム線CL1,CL2が“L”であるため、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2はオフとなる。ここで、ワード線WLが活性化しても、第1のビット線BLのデータ“H”に対して、第1の記憶ノードDのデータには、SNMが確保されているため、データの書き換えは起こらない。したがって、誤動作を生じない。
以上のことから、選択メモリセルの書き込み動作(i)においては、第3のアクセストランジスタWA1あるいは第4のアクセストランジスタWA2が寄与することにより、ラッチ回路へ書き込みしやすくなる。その他の条件において、特に、1つの入出力回路に対してメモリセルの複数列が接続されている構成の場合における非選択列で、誤動作を防止できている。
図8は、図1のメモリセル20を備えたSRAMのデータ書き込みに係る第2の概略構成例を示している。図8において、32はコラム線ドライバ、40は書き込み回路である。コラム線ドライバ32は、電源電圧に第3の電位Vccを有する第1のインバータ回路であって、第1のコラム線CL1を駆動する。第3の電位Vccは、第1の電位Vddよりも高い電位である。第2のインバータ回路33は、コラム線ドライバ32を駆動する。2入力EXOR回路34は、第2のインバータ回路33を駆動し、一方の入力にテストイネーブル信号TEを受け、他方の入力に第1のパルス生成回路35の出力を受ける。第1のパルス生成回路35は、2入力EXOR回路34を駆動し、第1の2入力AND回路23の出力を受ける。第1のパルス生成回路35で生成されるパルス信号のパルス幅は、多段の論理ゲート接続等の遅延回路における遅延時間に応じて調整可能である。第2のパルス生成回路36は、書き込みドライバ22を駆動し、第1の2入力AND回路23の出力を受ける。第2のパルス生成回路36で生成されるパルス信号のパルス幅は、多段の論理ゲート接続等の遅延回路における遅延時間に応じて調整可能である。また、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2のゲート長は、行方向のゲート端子の長さであって、第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2のゲート長以上である。更に、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2のゲート幅は、列方向のゲート端子の長さであって、第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2のゲート幅以下である。更に、書き込みドライバ22を構成するNチャネル型MOSトランジスタのゲート幅は、第1の負荷トランジスタML1のゲート幅に、行方向のメモリセル数を2で割った数を掛けたものよりも大きい。
この構成によれば、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2に印加される電位がワード線WLに印加されている第1の電位Vddよりも高い第3の電位Vccに設定されていることから、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2の駆動能力を向上することができるため、書き込み動作マージンの改善を更に行うことができる。別の作用としては、駆動能力が大きな分、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2のサイズを小面積として同様の効果を得ることができるため、メモリセル20の小面積化が可能となる。
更に、この構成によれば、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2のゲート長は、第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2のゲート長以上であることから、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2の方が、第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2よりも電流駆動能力が低い。したがって、(iv)ワード線が非選択、ビット線が選択、反転データ書き込みの場合において、SNMの劣化により、メモリセル20のデータが壊れるということはない。同様に、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2のゲート幅は、第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2のゲート幅以下であることから、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2の方が、第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2よりも電流駆動能力が低い。したがって、(iv)ワード線が非選択、ビット線が選択、反転データ書き込みの場合において、SNMの劣化により、メモリセル20のデータが壊れるということはない。
更に、この構成によれば、書き込みドライバ22を構成するNチャネル型MOSトランジスタのゲート幅は、第1の負荷トランジスタML1のゲート幅に、行方向のメモリセル数を2で割った数を掛けたものよりも大きいため、当該Nチャネル型MOSトランジスタが駆動している第1のビット線BL側に位置する行方向のメモリセルが全て“H”となっていたとしても、当該Nチャネル型MOSトランジスタの駆動能力は、全ての行方向のメモリセル数の負荷トランジスタの駆動能力よりも勝ることとなる。したがって、ビット線BLは“L”となり、メモリセル20への書き込みが正常に行えることとなる。なお、“2”で割るのは、Nチャネル型MOSトランジスタとPチャネル型MOSトランジスタとにおいて、ゲート幅、ゲート長が同一である場合、一般的に2倍の電流駆動能力の違いがあるためである。
更に、この構成によれば、図9に示すように、ワード線が非選択、ビット線が選択かつ反転データの書き込み動作において、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2のゲート端子の制御がパルス信号による制御となることから、書き込み誤動作を防止することができる。また、書き込みドライバ22がオンし、第1のビット線BLが“L”となっている期間と、第1のコラム線CL1がオンしている期間とが短くなるため、消費電力の低減が可能となる。
更に、この構成によれば、図10に示すように、ライトイネーブル信号WEが活性化している状態、つまり、書き込み動作においては、テストイネーブル信号TEを不活性化することにより、第1のコラム線CL1が“H”となり、第3のアクセストランジスタWA1がオンし、メモリセル20は書き込みがより容易に行えていた(破線)。しかしながら、テストイネーブル信号TEを活性化することにより、第1のコラム線CL1が“L”となり、第3のアクセストランジスタWA1がオフすることから、書き込みが行えなくなるSRAMが存在する(実線)。したがって、テストイネーブル信号TEにより、書き込み動作が容易に行えるかどうかを判断できる。つまり、SRAMの良品判定、高信頼性品等の判定が可能となる。
また、ライトイネーブル信号WEが不活性化している状態、つまり、読み出し動作においては、テストイネーブル信号TEを不活性化することにより、第1のコラム線CL1が“L”となり、第3のアクセストランジスタWA1がオフし、メモリセル20は正常な読み出しが行えていた(破線)。しかしながら、テストイネーブル信号TEを活性化することにより、第1のコラム線CL1が“H”となる。メモリセル20の読み出し動作により、第1のビット線BLがVdd−Vtnより低い電圧となると、第3のアクセストランジスタWA1がオンする。つまり、第1のアクセストランジスタMA1と第3のアクセストランジスタWA1の両方ともがオンすることとなり、SNMが劣化する。バラツキが大きなメモリセルアレイ30においては、メモリセル20の第1及び第2の記憶ノードD,NDが反転してしまう誤動作となる(実線)。したがって、テストイネーブル信号TEにより、読み出しが正常に行えるかどうかを判断できる。つまり、SRAMの良品判定、高信頼性品等の判定が可能となる。
図11は、本発明に係る半導体記憶装置の1つであるSRAM中のメモリセルの第2の構成例を示している。図11のメモリセル50は、第1及び第2の記憶ノードD,NDに相補データを記憶するメモリセルであって、第1及び第2の負荷トランジスタML1,ML2と、第1及び第2のドライブトランジスタMD1,MD2と、第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2と、第3及び第4のアクセストランジスタ(書き込み補助トランジスタ)WA1,WA2とで構成される。
詳細に説明すると、第1の負荷トランジスタML1は、第1の記憶ノードDに接続されたドレイン端子と、電源電圧Vddが供給されるソース端子と、第2の記憶ノードNDに接続されたゲート端子とを有するPチャネル型のMOSトランジスタである。第2の負荷トランジスタML2は、第2の記憶ノードNDに接続されたドレイン端子と、電源電圧Vddが供給されるソース端子と、第1の記憶ノードDに接続されたゲート端子とを有するPチャネル型のMOSトランジスタである。第1のドライブトランジスタMD1は、第1の記憶ノードDに接続されたドレイン端子と、接地電圧Vssに接続されたソース端子と、第2の記憶ノードNDに接続されたゲート端子とを有するNチャネル型のMOSトランジスタである。第2のドライブトランジスタMD2は、第2の記憶ノードNDに接続されたドレイン端子と、接地電圧Vssに接続されたソース端子と、第1の記憶ノードDに接続されたゲート端子とを有するNチャネル型のMOSトランジスタである。第1の記憶ノードDと第1のビット線BLとの間にNチャネル型のMOSトランジスタである第1のアクセストランジスタMA1が、第2の記憶ノードNDと第2のビット線NBLとの間にNチャネル型のMOSトランジスタである第2のアクセストランジスタMA2がそれぞれ介在し、これら第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2の各々のゲート端子がワード線WLに接続されている。
更に、第1のビット線BLと第1の記憶ノードDとの間に介在し、かつ第1の記憶ノードDに接続されたゲート端子を有する第3のアクセストランジスタWA1と、第2のビット線NBLと第2の記憶ノードNDとの間に介在し、かつ第2の記憶ノードNDに接続されたゲート端子を有する第4のアクセストランジスタWA2とを備える。
この構成によれば、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2のゲート端子の制御は、外部信号を用いて行う必要が無くなるため、書き込み動作マージンの改善だけでなく、配線リソースの確保、メモリセル50の小面積化等の更なる効果が得られる。
図12及び図13は、図11のタイミング図を示している。ここでも、
(i)ワード線が選択、ビット線が選択、反転データ書き込みの場合<図12>
(ii)ワード線が選択、ビット線が選択、同一データ書き込みの場合
(iii)ワード線が選択、ビット線が非選択の場合(非選択列と同様)
(iv)ワード線が非選択、ビット線が選択、反転データ書き込みの場合<図13>
(v)ワード線が非選択、ビット線が選択、同一データ書き込みの場合
(vi)ワード線が非選択、ビット線が非選択の場合(非選択列と同様)
という、6つの状態に分けて説明する。
(i)ワード線が選択、ビット線が選択、反転データ書き込みの場合
図12に示す波形を説明する。第1の記憶ノードDのデータを“H”、第2の記憶ノードNDのデータを“L”とする。つまり、第3のアクセストランジスタWA1のゲート端子は、“H”であり、第4のアクセストランジスタWA2のゲート端子は、“L”であって、オフしている。書き込み動作時、第1のビット線BLがVdd−Vtnとなった段階で、第3のアクセストランジスタWA1がオンし、第1の記憶ノードDの電位が下がり出す。更に、ワード線WLが活性化することから、第1のアクセストランジスタMA1がオンし、第1の記憶ノードDの電位の書き換えが容易に可能となる。したがって、第1の記憶ノードDの電位を“H”から“L”に書き換える際、第1のアクセストランジスタMA1だけでなく、第3のアクセストランジスタWA1もオンするため、第1のビット線BLのデータを第1の記憶ノードDに書き込みしやすくなる。
(ii)ワード線が選択、ビット線が選択、同一データ書き込みの場合
第1の記憶ノードDのデータを“L”、第2の記憶ノードNDのデータを“H”とする。つまり、第3のアクセストランジスタWA1のゲート端子は、“L”であって、オフしている。第4のアクセストランジスタWA2のゲート端子は、“H”となる。書き込み動作時、第1のビット線BLのデータが“L”であることから、第2のビット線NBLのデータは、“H”であって、第2の記憶ノードNDのデータと同一である。したがって、第4のアクセストランジスタWA2はオフする。ここで、ワード線WLが活性化しても、第1及び第2のビット線BL,NBLと第1及び第2の記憶ノードD,NDのデータが同一であることから第1及び第2のアクセストランジスタMA1,MA2はオフしている。したがって、誤動作を生じない。
(iii)ワード線が選択、ビット線が非選択(非選択列)の場合
第1の記憶ノードDのデータを“L”、第2の記憶ノードNDのデータを“H”とする。つまり、第3のアクセストランジスタWA1のゲート端子は、“L”であって、オフしている。第4のアクセストランジスタWA2のゲート端子は、“H”となる。また、第1及び第2のビット線BL,NBLが非選択であることから、“H”のままとなる。第2のビット線NBLと第2の記憶ノードNDのデータが同一であることから、第4のアクセストランジスタWA2はオフする。ここで、ワード線WLが活性化しても、第1のビット線BLのデータ“H”に対して、第1の記憶ノードDのデータには、SNMが確保されているため、データの書き換えは起こらない。したがって、誤動作を生じない。
(iv)ワード線が非選択、ビット線が選択、反転データ書き込みの場合
図13に示す波形を説明する。第1の記憶ノードDのデータを“H”、第2の記憶ノードNDのデータを“L”とする。つまり、第3のアクセストランジスタWA1のゲート端子が“H”となり、第4のアクセストランジスタWA2のゲート端子は“L”となる。書き込み動作時、第1のビット線BLがVdd−Vtnとなった段階で、第3のアクセストランジスタWA1がオンし、第1の記憶ノードDの電位が下がり出す。しかしながら、ワード線WLが不活性化していることにより、第1のアクセストランジスタMA1はオフしていることから、第1の記憶ノードDの電位は書き換えが起こる電位までは下がらない。したがって、第1の記憶ノードDの電位は“H”から下がるものの、書き換えが起こる電位までは下がらず、“H”側の電位を保ったままとなる。したがって、誤動作を生じない。
(v)ワード線が非選択、ビット線が選択、同一データ書き込みの場合
第1の記憶ノードDのデータを“L”、第2の記憶ノードNDのデータを“H”とする。つまり、第3のアクセストランジスタWA1のゲート端子は“L”であって、オフしている。第4のアクセストランジスタWA2のゲート端子は“H”となる。書き込み動作時、第2のビット線NBLと第2の記憶ノードNDのデータが同一の“H”であることから、第4のアクセストランジスタWA2はオフしている。したがって、誤動作を生じない。
(vi)ワード線が非選択、ビット線が非選択(非選択列)の場合
第1の記憶ノードDのデータを“L”、第2の記憶ノードNDのデータを“H”とする。つまり、第3のアクセストランジスタWA1のゲート端子は、“L”であって、オフしている。第4のアクセストランジスタWA2のゲート端子は“H”となる。第2のビット線NBLと第2の記憶ノードNDのデータが同一の“H”であることから、第4のアクセストランジスタWA2はオフしている。したがって、誤動作を生じない。
以上のことから、選択メモリセルの書き込み動作(i)においては、第3のアクセストランジスタWA1あるいは第4のアクセストランジスタWA2が寄与することにより、ラッチ回路へ書き込みしやすくなる。その他の条件においては、特に、1つの入出力回路に対して、メモリセルの複数列が接続されている構成の場合における非選択列で、誤動作を防止できている。
図14は、図11の変形例として、第5及び第6のアクセストランジスタWA3,WA4が付加されたメモリセル60を示している。図14における第5及び第6のアクセストランジスタWA3,WA4は、ワード線WLと接続されている構成であって、第1及び第2のビット線BL,NBLと第1及び第2の記憶ノードD,NDとの間に介在している。
図15は、図14の変形例であって、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2と第5及び第6のアクセストランジスタWA3,WA4との接続関係が、逆になっている例である。
図14及び図15の構成によれば、上記条件(iv)ワード線が非選択、ビット線が選択、反転データ書き込みの場合において、ワード線WLが不活性であることから、第1及び第2のビット線BL,NBLと第1及び第2の記憶ノードD,NDとの電流パスが遮断されている。つまり、第5及び第6のアクセストランジスタWA3,WA4がオフとなっている。したがって、条件(iv)において、第1のビット線BLに流れる電流を削減することができ、低消費電力化が可能となる。
図16は、図14の変形例である。65はメモリセル、PWLは第2のワード線である。第2のワード線PWLは、第5及び第6のアクセストランジスタWA3,WA4のゲート端子と接続されている。
図17は、図16の変形例であって、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2と第5及び第6のアクセストランジスタWA3,WA4との接続関係が、逆になっている例である。
図18は、図16のメモリセル65を備えたSRAMのデータ書き込みに係る概略構成例を示している。図18において、66は2入力OR回路、67はインバータ回路、68はイコライズ・プリチャージ回路、PSIはプリチャージ制御信号である。2入力OR回路66は、第2のワード線PWLを駆動し、一方の入力に第1のワード線WLを受けて、他方の入力にインバータ回路67の出力信号を受ける。インバータ回路67は、2入力OR回路66を駆動する。イコライズ・プリチャージ回路68は、第1及び第2のビット線BL,NBLの間に介在している。プリチャージ制御信号PSIは、イコライズ・プリチャージ回路68に入力され、またインバータ回路67の入力端子にも供給される。
この構成によれば、図19に示すように、第1及び第2のビット線BL,NBLのプリチャージ時に、第2のワード線PWLをオンにすることにより、メモリセル65の第1あるいは第2の負荷トランジスタML1,ML2をプリチャージに利用することが可能となる。したがって、プリチャージの高速化、クロックサイクルの高周波化が実現できる。
図20は、本発明に係る半導体記憶装置の1つであるSRAMの構成例を示している。図20において、80はメモリセルの列アレイ、81は書き込み回路、82〜85はそれぞれ2入力AND回路、86は列デコーダである。メモリセルの列アレイ80は、メモリセルの列方向に配列されたアレイ構造を示している。書き込み回路81は、複数のメモリセル列アレイ80に対して1つの書き込み回路81が接続されている構成となっている。
2入力AND回路82は、書き込みドライバ22を駆動し、列デコーダ86と2入力AND回路23との出力を受ける。他の2入力AND回路83〜85も同様の構造となっている。なお、図20においては、書き込み回路81のみ記載され、読み出し回路が省略されているが、書き込み回路81と同様に、読み出し回路1つに対してメモリセルの複数列が接続されていても構わない。
この構成によれば、列方向のメモリセルアレイに対して、書き込み回路81の占める面積が少なくなることから、小面積化が可能となる。
図21は、本発明に係る半導体記憶装置の1つであるSRAM中のメモリセルの第3の構成例を示している。図21のメモリセル20の構成は、第1及び第2の負荷トランジスタML1,ML2のソース端子以外、図1と同様である。図21において、MLLはPチャネル型MOSトランジスタ、91は当該Pチャネル型MOSトランジスタMLLのゲート端子に入力されるノードである。Pチャネル型MOSトランジスタMLLは、ソース端子に電源電圧Vddを受け、ドレイン端子に第1及び第2の負荷トランジスタML1,ML2のソース端子を受け、ゲート端子にノード91が接続されている。
この構成によれば、第1及び第2の負荷トランジスタML1,ML2のソース端子は、電源電圧Vddではなく、Pチャネル型MOSトランジスタMLLを介して接続されていることから、電源変動に敏感になる。したがって、書き込み動作において、第1及び第2の記憶ノードD,NDのデータが書き換わる状態において、Pチャネル型MOSトランジスタMLLの抵抗により、第1及び第2の負荷トランジスタML1,ML2のソース電位が電源電圧Vddよりも低くなり、書き込み動作が容易となる。
図22は、図1のメモリセル20のレイアウトに係る第1の概略構成例を示している。図22において、100は拡散層、101はゲート電極、102は第1の配線層、103は第2の配線層、104は第3の配線層、105は第4の配線層、106は第5の配線層である。
この構成によれば、第1のコラム線CL1と第2のコラム線CL2との間に、第1の電位Vddを供給する配線を備えていることにより、第1の電位Vddを供給する配線が、第1及び第2のコラム線CL1,CL2による信号伝達時のノイズを吸収する役目を果たすことから、コラム線同士の信号電圧ノイズを低減することが可能となる。
更に、この構成によれば、第3及び第4のアクセストランジスタWA1,WA2のゲート端子は、メモリセルの列方向に対して、ほぼ一直線に伸びており、製造バラツキを抑えることが同時に可能となる。
更に、この構成によれば、第1のコラム線CL1と第1のビット線BLとは異なる配線層であって、第1のコラム線CL1は、第1のビット線BLよりも上層に配線されており、読み出し動作時には、第1のコラム線CL1は、信号の変化がないため、第1のビット線BLに対してシールドの役目を果たす。したがって、上層からのノイズ低減を行うことが可能となる。
図23は、図11のメモリセル50のレイアウトに係る第1の概略構成例を示している。図23において、図22との違いは、第3のアクセストランジスタWA1のゲート端子が第2の負荷トランジスタML2のゲート端子に、第4のアクセストランジスタWA2のゲート端子が第1の負荷トランジスタML1のゲート端子にそれぞれ接続されていることである。
この構成によれば、第3のアクセストランジスタWA1のゲート端子は、メモリセルの列方向に対して、ほぼ一直線に伸びており、第2の負荷トランジスタML2のゲート端子と接続されていることにより、小面積化と製造バラツキを抑えることが同時に可能となる。
更に、この構成によれば、第3のアクセストランジスタWA1のゲート端子は、メモリセルの列方向に対して、ほぼ一直線に配線され、第1の負荷トランジスタML1の拡散層に接続されていることにより、各々を接続する配線を迂回させる必要がなく、小面積なメモリセルを提供することが可能となる。
更に、この構成によれば、メモリセルの行方向に対して、第1のドライブトランジスタMD1のゲート端子と第1のアクセストランジスタMA1のゲート端子とのピッチ幅と、第1のアクセストランジスタMA1のゲート端子と第3のアクセストランジスタWA1のゲート端子とのピッチ幅とが、ほぼ等しいことにより、メモリセルの行方向に対するゲート間隔が揃うこととなり、製造バラツキを抑えることが可能となる。
更に、この構成によれば、複数のメモリセルのうち1つのメモリセルの行方向の長さは、メモリセルの行方向に対して、第3のアクセストランジスタWA1のゲート長の中央から第1のドライブトランジスタMD1のゲート長の中央までの間隔の2倍であることにより、ビット線長の削減、及び小面積化が可能である。
図24及び図25は、図1及び図11のメモリセル20及び50のレイアウトに係る第2の概略構成例を示している。図24及び図25において、図22及び図23との違いは、第1のドライブトランジスタMD1が並列トランジスタに分割されていることである。
この構成によれば、メモリセルの行方向に対して、第1及び第3のアクセストランジスタMA1,WA1の拡散と、第1のドライブトランジスタMD1の拡散とが、ほぼ一直線であることにより、メモリセル内に拡散の独立パターンが減少し、特性不良の低減へとつながる。したがって、歩留まりの向上が可能となる。
更に、この構成によれば、メモリセルの行方向に対して、第1及び第3のアクセストランジスタMA1,WA1の拡散と、第1のドライブトランジスタMD1の拡散とが、ほぼ一直線であって、かつ、メモリセルの列方向に対して、第1のアクセストランジスタMA1の拡散と、第1のドライブトランジスタMD1の拡散とが、ほぼ一直線であることにより、拡散のパターンが生成しやすくなり、歩留まりの向上が可能となる。
図26及び図27は、図1及び図11のメモリセル20及び50のレイアウトに係る第3の概略構成例を示している。図26及び図27において、図24及び図25との違いは、第1のアクセストランジスタMA1と第3のアクセストランジスタWA1とが、拡散を共有して接続されていることである。
この構成によれば、メモリセルの行方向に対して、第1のアクセストランジスタMA1の拡散と、第3のアクセストランジスタWA1の拡散とが、ほぼ一直線であることにより、拡散のパターンが生成しやすくなり、歩留まりの向上が可能となる。
更に、この構成によれば、第3のアクセストランジスタWA1の拡散と、第1の負荷トランジスタML1の拡散との距離は、第3のアクセストランジスタWA1の拡散と、第1のドライブトランジスタMD1の拡散との距離よりも長いために、ウェル近接効果を低減することができ、トランジスタ特性を改善することが可能となる。したがって、歩留まり向上が可能となる。
なお、図22〜図27において、第1〜第5の配線層102〜106は、各々同一配線層であっても構わない。
以上、本発明の実施形態を説明してきたが、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。例えば、回路内の正・負論理は適宜変更され得る。
以上説明してきたとおり、本発明に係る半導体記憶装置は、データ書き込み時の動作電圧マージンを拡大しつつ、1つの入出力回路に対してメモリセルの複数列が接続されている構成の場合においても、非選択列で誤動作を防止することが可能となり、SRAMの小面積化に寄与し、特に、マイクロプロセッサ用のキャッシュメモリ等として有用である。
本発明に係る半導体記憶装置の1つであるSRAM中のメモリセルの第1の構成例を示す図である。 図1のメモリセルを備えたSRAMのデータ書き込みに係る第1の概略構成例を示す図である。 図2のタイミング図である。 図2の他のタイミング図である。 図2の変形例を示す図である。 図5のタイミング図である。 図5の他のタイミング図である。 図1のメモリセルを備えたSRAMのデータ書き込みに係る第2の概略構成例を示す図である。 図8のタイミング図である。 図8の他のタイミング図である。 本発明に係る半導体記憶装置の1つであるSRAM中のメモリセルの第2の構成例を示す図である。 図11のタイミング図である。 図11の他のタイミング図である。 図11の変形例を示す図である。 図14の変形例を示す図である。 図14の他の変形例を示す図である。 図16の変形例を示す図である。 図16のメモリセルを備えたSRAMのデータ書き込みに係る概略構成例を示す図である。 図18のタイミング図である。 本発明に係る半導体記憶装置の1つであるSRAMの構成例を示す図である。 本発明に係る半導体記憶装置の1つであるSRAM中のメモリセルの第3の構成例を示す図である。 図1のメモリセルのレイアウトに係る第1の概略構成例を示す平面図である。 図11のメモリセルのレイアウトに係る第1の概略構成例を示す平面図である。 図1のメモリセルのレイアウトに係る第2の概略構成例を示す平面図である。 図11のメモリセルのレイアウトに係る第2の概略構成例を示す平面図である。 図1のメモリセルのレイアウトに係る第3の概略構成例を示す平面図である。 図11のメモリセルのレイアウトに係る第3の概略構成例を示す平面図である。
符号の説明
20,50,60,65 メモリセル
21 ワード線ドライバ
22 書き込みドライバ
23,24 2入力AND回路
25,40,81 書き込み回路
30 メモリセルアレイ
31 2入力OR回路
32 コラム線ドライバ(第1のインバータ回路)
33 第2のインバータ回路
34 2入力EXOR回路
35,36 第1及び第2のパルス生成回路
66 2入力OR回路
67 インバータ回路
68 イコライズ・プリチャージ回路
80 メモリセルの列アレイ
82〜85 2入力AND回路
86 列デコーダ
100 拡散層
101 ゲート端子
102 第1の配線層
103 第2の配線層
104 第3の配線層
105 第4の配線層
106 第5の配線層
BL,NBL 第1及び第2のビット線
CL1〜CL4 第1〜第4のコラム線
D,ND 第1及び第2の記憶ノード
DI,NDI 第1及び第2の書き込みデータ線
MA1,MA2 第1及び第2のアクセストランジスタ
MD1,MD2 第1及び第2のドライブトランジスタ
ML1,ML2 第1及び第2の負荷トランジスタ
MLL Pチャネル型MOSトランジスタ
PSI プリチャージ制御信号(第2の制御信号)
PWL 第2のワード線
TE テストイネーブル信号(第1の制御信号)
WA1〜WA4 第3〜第6のアクセストランジスタ(書き込み補助トランジスタ)
WE ライトイネーブル信号
WL (第1の)ワード線

Claims (26)

  1. 複数のメモリセルが行列状に配列されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルの行に対して設けられた第1のワード線を含む複数のワード線と、
    前記メモリセルの列に対して設けられた第1及び第2のビット線を含む複数のビット線と、
    前記メモリセルの列に対して設けられた第1及び第2のコラム線を含む複数のコラム線とを備えた半導体記憶装置であって、
    前記各メモリセルは、
    前記ビット線のうちの対応する前記第1のビット線と第1の記憶ノードとの間に設けられ、前記ワード線のうちの対応する前記第1のワード線により制御される第1のアクセストランジスタと、
    前記ビット線のうちの対応する前記第2のビット線と第2の記憶ノードとの間に設けられ、前記第1のワード線により制御される第2のアクセストランジスタと、
    前記第1及び第2の記憶ノードを有するラッチ回路と、
    前記第1のビット線と前記第1の記憶ノードとの間に介在し、かつ前記第1のコラム線に接続されたゲート端子を有する第3のアクセストランジスタと、
    前記第2のビット線と前記第2の記憶ノードとの間に介在し、かつ前記第2のコラム線に接続されたゲート端子を有する第4のアクセストランジスタとを備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 複数のメモリセルが行列状に配列されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルの行に対して設けられた第1のワード線を含む複数のワード線と、
    前記メモリセルの列に対して設けられた第1及び第2のビット線を含む複数のビット線とを備えた半導体記憶装置であって、
    前記各メモリセルは、
    前記ビット線のうちの対応する前記第1のビット線と第1の記憶ノードとの間に設けられ、前記ワード線のうちの対応する前記第1のワード線により制御される第1のアクセストランジスタと、
    前記ビット線のうちの対応する前記第2のビット線と第2の記憶ノードとの間に設けられ、前記第1のワード線により制御される第2のアクセストランジスタと、
    前記第1及び第2の記憶ノードを有するラッチ回路と、
    前記第1のビット線と前記第1の記憶ノードとの間に介在し、かつ前記第1の記憶ノードに接続されたゲート端子を有する第3のアクセストランジスタと、
    前記第2のビット線と前記第2の記憶ノードとの間に介在し、かつ前記第2の記憶ノードに接続されたゲート端子を有する第4のアクセストランジスタとを備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項2記載の半導体記憶装置において、
    前記第1のビット線と前記第1の記憶ノードとの間に介在し、かつ前記第1のワード線に接続されたゲート端子を有する第5のアクセストランジスタと、
    前記第2のビット線と前記第2の記憶ノードとの間に介在し、かつ前記第1のワード線に接続されたゲート端子を有する第6のアクセストランジスタとを更に備え、
    前記第3のアクセストランジスタと前記第5のアクセストランジスタとは直列に接続され、
    前記第4のアクセストランジスタと前記第6のアクセストランジスタとは直列に接続されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項2記載の半導体記憶装置において、
    前記第1のビット線と前記第1の記憶ノードとの間に介在し、かつ第2のワード線に接続されたゲート端子を有する第5のアクセストランジスタと、
    前記第2のビット線と前記第2の記憶ノードとの間に介在し、かつ前記第2のワード線に接続されたゲート端子を有する第6のアクセストランジスタとを更に備え、
    前記第3のアクセストランジスタと前記第5のアクセストランジスタとは直列に接続され、
    前記第4のアクセストランジスタと前記第6のアクセストランジスタとは直列に接続されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
    前記ラッチ回路は、
    前記第1の記憶ノードに接続されたドレイン端子と、第1の電位が供給されるソース端子と、前記第2の記憶ノードに接続されたゲート端子とを有する第1の負荷トランジスタと、
    前記第2の記憶ノードに接続されたドレイン端子と、前記第1の電位が供給されるソース端子と、前記第1の記憶ノードに接続されたゲート端子とを有する第2の負荷トランジスタと、
    前記第1の記憶ノードに接続されたドレイン端子と、第2の電位が供給されるソース端子と、前記第2の記憶ノードに接続されたゲート端子とを有する第1のドライブトランジスタと、
    前記第2の記憶ノードに接続されたドレイン端子と、前記第2の電位が供給されるソース端子と、前記第1の記憶ノードに接続されたゲート端子とを有する第2のドライブトランジスタとを備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
    行方向における前記第3〜第6のアクセストランジスタのゲート長は、前記第1及び第2のアクセストランジスタのゲート長以上であることを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
    列方向における前記第3〜第6のアクセストランジスタのゲート幅は、前記第1及び第2のアクセストランジスタのゲート幅以下であることを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
    前記第1のビット線に接続された書き込み回路を備え、
    前記書き込み回路は、Nチャネル型MOSトランジスタを含み、
    前記Nチャネル型MOSトランジスタのゲート幅は、前記第1の負荷トランジスタのゲート幅に、行方向のメモリセル数を2で割った数を掛けたものよりも大きいことを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
    前記第1のビット線に接続された書き込み回路を備え、
    前記書き込み回路は、Nチャネル型MOSトランジスタと、パルス生成回路とを備え、
    前記Nチャネル型MOSトランジスタは、前記パルス生成回路の出力信号を受けていることを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 請求項5記載の半導体記憶装置において、
    パルス生成回路を更に備え、かつ前記第1のコラム線は前記パルス生成回路の出力信号を受けていることを特徴とする半導体記憶装置。
  11. 請求項9又は10に記載の半導体記憶装置において、
    前記パルス生成回路は、論理ゲートを多段に接続した遅延回路を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  12. 請求項5記載の半導体記憶装置において、
    第1の制御信号が入力された場合、前記第1及び第2のコラム線は、活性化した状態となることを特徴とする半導体記憶装置。
  13. 請求項5記載の半導体記憶装置において、
    第1の制御信号が入力された場合、前記第1及び第2のコラム線は、不活性化した状態となることを特徴とする半導体記憶装置。
  14. 請求項5記載の半導体記憶装置において、
    前記ワード線に印加される電位は前記第1の電位から前記第2の電位までの電位であり、前記第1のコラム線に印加される電位は第3の電位から前記第2の電位までの電位であって、
    前記第3の電位は、前記第2の電位よりも大きいことを特徴とする半導体記憶装置。
  15. 請求項5記載の半導体記憶装置において、
    前記第1及び第2の負荷トランジスタと前記第1の電位との間に、MOSトランジスタが挿入されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
    前記メモリセルアレイに対応した第1の入力回路を含む複数の入力回路を備え、
    前記第1の入力回路に対して、前記メモリセルの複数列が接続されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  17. 請求項5記載の半導体記憶装置において、
    前記第1のコラム線と前記第2のコラム線との間には、前記第1の電位を供給する配線が介在していることを特徴とする半導体記憶装置。
  18. 請求項5記載の半導体記憶装置において、
    前記第3及び第4のアクセストランジスタのゲート端子は、前記メモリセルの列方向に対して、ほぼ一直線に伸びていることを特徴とする半導体記憶装置。
  19. 請求項5記載の半導体記憶装置において、
    前記複数のメモリセルのうち1つのメモリセルの行方向の長さは、前記第3のアクセストランジスタのゲート長の中央から、前記第1のドライブトランジスタのゲート長の中央までの間隔の2倍であることを特徴とする半導体記憶装置。
  20. 請求項5記載の半導体記憶装置において、
    前記第3のアクセストランジスタのゲート端子は、前記メモリセルの列方向に対して、ほぼ一直線に伸びており、かつ前記第2の負荷トランジスタのゲート端子と接続されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  21. 請求項5記載の半導体記憶装置において、
    前記メモリセルの行方向に対して、前記第1のドライブトランジスタのゲート端子と前記第1のアクセストランジスタのゲート端子とのピッチ幅と、前記第1のアクセストランジスタのゲート端子と前記第3のアクセストランジスタのゲート端子とのピッチ幅とがほぼ等しいことを特徴とする半導体記憶装置。
  22. 請求項5記載の半導体記憶装置において、
    前記第1のコラム線と前記第1のビット線とは異なる配線層であって、
    前記第1のコラム線は、前記第1のビット線よりも上層に配線されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  23. 請求項5記載の半導体記憶装置において、
    前記第1及び第3のアクセストランジスタの拡散と、前記第1のドライブトランジスタの拡散とは、前記メモリセルの行方向に対して、ほぼ一直線であることを特徴とする半導体記憶装置。
  24. 請求項5記載の半導体記憶装置において、
    前記第1及び第3のアクセストランジスタの拡散と、前記第1のドライブトランジスタの拡散とは、前記メモリセルの行方向に対して、ほぼ一直線であり、かつ、
    前記第1のアクセストランジスタの拡散と、前記第1のドライブトランジスタの拡散とは、前記メモリセルの列方向に対して、ほぼ一直線であることを特徴とする半導体記憶装置。
  25. 請求項5記載の半導体記憶装置において、
    前記第1のアクセストランジスタの拡散と、前記第3のアクセストランジスタの拡散とは、前記メモリセルの行方向に対して、ほぼ一直線であることを特徴とする半導体記憶装置。
  26. 請求項5記載の半導体記憶装置において、
    前記メモリセルの列方向に対して、前記第3のアクセストランジスタの拡散と前記第1の負荷トランジスタの拡散との距離は、前記第3のアクセストランジスタの拡散と前記第1のドライブトランジスタの拡散との距離よりも長いことを特徴とする半導体記憶装置。
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