JP2009020197A - 表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法 - Google Patents

表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データ書き込み開始時のピーク電流の増大を抑制しつつ充分な書き込み時間を確保することのできる表示装置を提供する。
【解決手段】画素マトリクスの各列を左右両側から挟むようにして、各列につき2本のソースバスラインを表示部に備える。奇数行目の画素のTFTは各列の左側に配設されたソースバスラインに接続され、偶数行目の画素のTFTは各列の右側に配設されたソースバスラインに接続される。ゲートドライバは、2本ずつゲートバスラインG1〜G4を駆動する。ゲートドライバは、その際、偶数行目のゲートバスラインG2、G4の駆動開始タイミングを奇数行目のゲートバスラインG1、G3の駆動開始タイミングよりも所定の期間だけ遅らせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置等の表示装置に関し、特に大型で高精細なパネル(表示部)を有する表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法に関する。
従来より、スイッチング素子としてTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)を備えるアクティブマトリクス型の液晶表示装置が知られている。この液晶表示装置は、互いに対向する2枚の絶縁性の基板から構成される液晶パネルを備えている。図23は、一般的な液晶パネルの断面図である。図23に示すように、TFTガラス基板91と対向ガラス基板92とが互いに対向するように配置されている。TFTガラス基板91には画素電極93が設けられ、対向ガラス基板92には液晶層94を介して画素電極93との間に電圧を印加するための共通電極(対向電極)95が設けられている。
TFTガラス基板91には、ゲートバスライン(走査信号線)とソースバスライン(映像信号線)とが格子状に設けられ、ゲートバスラインとソースバスラインとの交差点近傍にTFTが設けられている。TFTはゲート電極、ソース電極、およびドレイン電極からなり、ゲート電極はゲートバスラインと接続され、ソース電極はソースバスラインと接続され、ドレイン電極は画像を形成するために基板上にマトリクス状に配置された上述の画素電極93と接続されている。そして、画素電極93と共通電極95とによって液晶容量が形成されている。また、このような液晶表示装置では、各ゲートバスラインを1水平走査期間ずつ順次に選択するために、アクティブな走査信号の各ゲートバスラインへの印加が1垂直走査期間を周期として繰り返される。このため、各液晶容量に蓄積された電荷は、ほぼ1垂直走査期間保持されなければならない。ところが、液晶容量だけではその蓄積された電荷が保持されないので、液晶容量と並列に補助容量が設けられている。
なお、上述したTFT、画素電極93、共通電極95、液晶層94などを含み1つの画素を形成するための構成要素群のことを以下の説明において「画素形成部」あるいは単に「画素」という。また、マトリクス状に配置された画素形成部群のことを「画素マトリクス」という。さらに、画素マトリクス全体におけるTFTとソースバスラインとゲートバスラインとの接続関係や位置関係のことを「画素構成」という。
図24は、従来の液晶表示装置における画素構成を示す図である。画素マトリクスを構成する画素は、カラーフィルタによって、赤(R)色の画素(副画素)Px1と、緑(G)色の画素(副画素)Px2と、青(B)色の画素(副画素)Px3とに分類される(x=1,2,3,・・・)。表示部500に表示される画像の1つの画素は、上記赤色の画素、緑色の画素、および青色の画素によって構成される。図24に示すように、画素マトリクスの各行を構成する画素群(以下、単に「各行」という)とゲートバスラインとは1対1で対応しており、画素マトリクスの各列を構成する画素群(以下、単に「各列」という。)とソースバスラインとは1対1で対応している。各画素に着目すると、TFTのゲート端子は当該画素の上側に配設されたゲートバスラインに接続され、TFTのソース端子は当該画素の左側に配設されたソースバスラインに接続されている。なお、TFTのゲート端子は画素の下側に配設されたゲートバスラインに接続されることもあり、TFTのソース端子は画素の右側に配設されたソースバスラインに接続されることもある。
図25は、図24に示した構成の液晶表示装置における駆動方法を説明するための信号波形図である。なお、図24および図25において、各ソースバスラインと当該各ソースバスラインに印加される駆動用映像信号の波形とには同一の参照符号を付し、各ゲートバスラインと当該各ゲートバスラインに印加される走査信号の波形とには同一の参照符号を付している。また、図25(h)〜(s)に示す波形は、図24において参照符号P11〜P43で示した画素の電圧(画素電圧)の変化を示す波形である。
この液晶表示装置においては、図25(d)〜(g)に示すように、1本ずつゲートバスラインが駆動されている(アクティブな走査信号の印加が行われている)。これにより、図25(h)〜(s)に示すように、各画素へのデータの書き込みは1行ずつ行われている。ここで、この液晶表示装置に設けられているゲートバスラインの本数がy本であると仮定すると、フレーム周波数が60Hzの場合、各画素へのデータ書き込み時間t0は次式(1)で表される。
t0=(1/60)×(1/(y+α)) ・・・(1)
ここで、αは、垂直帰線期間が何本のゲートバスラインを駆動する期間に相当するかを表す数(ゲートバスラインの本数に相当する数)である。
例えば、フレーム周波数が60Hzの表示装置でフルハイビジョン画像データ(解像度が1920×RGB×1080のデータ)の表示が行われるとき、各画素へのデータ書き込み時間は、(1/60)×(1/(1080+45))=14.8μsとなる。
ところで、近年、パネルの高精細化が進み、「4K」と呼ばれる仕様の画像データ(解像度が4096×RGB×2160もしくは3840×RGB×2160のデータ)を表示するディスプレイや「8K」と呼ばれる仕様の画像データ(解像度が7680×RGB×4320のデータ)を表示するディスプレイが実現されつつある。ここで、「4K」と呼ばれる仕様の画像データを表示する場合には、各画素へのデータ書き込み時間t1は、上記t0の2分の1となる。また、「8K」と呼ばれる仕様の画像データを表示する場合には、各画素へのデータ書き込み時間t2は、上記t0の4分の1となる。このように、各画素へのデータ書き込み時間が著しく短くなるので、液晶容量への充電が不充分となり得る。
そこで、特開平7−281648号公報、特開2001−343946号公報、および特開平10−133175号公報には、例えば図26に示すように表示部を2分割し、2つのソースドライバ(あるいは2つのゲートドライバ)を用いてデータの書き込みを行うことにより従来よりもデータ書き込み時間を延長させている液晶表示装置の発明が開示されている。また、特開2002−123210号公報および特開2006−10742号公報には、各画素列に対応させるデータ電極の数を増やして複数の走査電極に走査パルスを同時に与えることにより従来よりもデータ書き込み時間を延長させている液晶表示装置の発明が開示されている。
特開平7−281648号公報 特開2001−343946号公報 特開平10−133175号公報 特開2002−123210号公報 特開2006−10742号公報
ところが、表示部を2分割する構成によると、分割した境界部分で「スジが視認される」等の表示ムラが生じ、表示品位が低下する。また、装置の構造上、ドライバの設置は一般に表示部の周辺に限られるので、表示部の分割については「上下の2分割」あるいは「左右の2分割」に限られる。このため、データ書き込み時間については、最大でも従来の2倍程度の時間を確保できるにすぎない。
また、特開2002−123210号公報等に開示された構成によると、複数のゲートバスラインが同時に駆動されることになる。そうすると、ゲートバスラインの駆動時(データ書き込みの開始時)に電源電流が著しく増大するので、表示不良の発生が懸念される。これについて、以下に説明する。
近年、表示装置のパネル(表示部)の大型化、高精細化が進み、消費電力が増大している。大型のフラットパネルディスプレイにおいては、ゲートバスラインを1本ずつ駆動することによって各画素へのデータ書き込みが行われているところ、データ書き込みの開始時における電源電流(なお、表示装置においては、データ書き込みの開始時における電源電流がピーク電流となる。)の増大が著しい。このため、そのような大きなピーク電流が生じても安定した電圧を供給することのできる電源が必要となる。仮に、電源の能力が不充分であれば、安定した電圧が表示部に供給されず、表示部に供給される映像信号が不安定になって表示不良が生じ得る。パネルの大型化、高精細化が進んだ表示装置において、上述のように複数のゲートバスラインが同時に駆動されると、ピーク電流が更に増大し、表示不良の発生がより一層懸念される。
そこで本発明は、データ書き込み開始時のピーク電流の増大を抑制しつつ充分な書き込み時間を確保することのできる表示装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、表示装置であって、
m行×n列の画素マトリクス(mおよびnは自然数)を形成する(m×n)個の画素形成部と、
表示すべき画像を表す映像信号であって前記(m×n)個の画素形成部に書き込まれるべき映像信号を伝達するために前記画素マトリクスの各列につきk本設けられた(n×k)本の映像信号線(kは2以上の自然数)と、
前記画素マトリクスの各行と1対1で対応するように設けられ、前記(n×k)本の映像信号線と交差するm本の走査信号線と、
前記映像信号を前記(n×k)本の映像信号線に印加する映像信号線駆動回路と、
前記m本の走査信号線を駆動するための走査信号線駆動回路と
を備え、
前記m本の走査信号線は、k本の走査信号線を1組として(m/k)個のグループにグループ化され、
各走査信号線は、前記画素マトリクスのうちの当該各走査信号線に対応する行に含まれるn個の画素形成部に接続され、
同じグループの走査信号線に接続された画素形成部は、互いに異なる映像信号線に接続され、
前記走査信号線駆動回路は、前記画素マトリクスの各列に含まれるk個の画素形成部であって互いに異なる映像信号線に接続されたk個の画素形成部の全てに前記映像信号が書き込まれる期間が生じるように、かつ、前記映像信号の書き込み開始のタイミングが前記k個の画素形成部間で少なくとも第1の所定期間だけずれるように、前記m本の走査信号線を駆動することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記第1の所定期間は、50ナノ秒以上の期間であることを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記走査信号線駆動回路は、同じグループに含まれるk本の走査信号線のいずれかに接続された(n×k)個の画素形成部の全てに前記映像信号の書き込みが行われている期間が生じるように、かつ、互いに異なるグループに含まれる走査信号線に接続された2以上の画素形成部に同時に前記映像信号の書き込みが行われている期間が生じないように、前記m本の走査信号線を駆動することを特徴とする。
第4の発明は、第1または第2の発明において、
前記走査信号線駆動回路は、同じグループに含まれるk本の走査信号線のいずれかに接続された(n×k)個の画素形成部の全てに前記映像信号の書き込みが行われている期間が生じるように、かつ、異なる2つのグループに含まれる2k本の走査信号線のうち各グループにつき少なくとも1本の走査信号線を含む2本以上k本以下の走査信号線に接続された画素形成部の全てに前記映像信号の書き込みが行われている期間が生じるように、前記m本の走査信号線を駆動することを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明において、
前記走査信号線駆動回路は、異なるグループに含まれる任意の2本の走査信号線のうちの一方の走査信号線に接続された画素形成部への前記映像信号の書き込みが開始されるタイミングから他方の走査信号線に接続された画素形成部への前記映像信号の書き込みが終了するタイミングまでの期間が50ナノ秒以上の期間となるように、前記m本の走査信号線を駆動することを特徴とする。
第6の発明は、第1から第5までのいずれかの発明において、
前記映像信号線駆動回路は、前記映像信号の印加が開始されるタイミングが前記画素マトリクスの各列に対応して設けられているk本の映像信号線間で少なくとも前記第1の所定期間だけずれるように、前記映像信号を前記(n×k)本の映像信号線に印加することを特徴とする。
第7の発明は、第1から第6までのいずれかの発明において、
前記画素マトリクスは、前記走査信号線の延びる方向にx個(xは自然数)、前記映像信号線の延びる方向にy個(yは自然数)に分割された(x×y)個の分割画素マトリクスによって構成され、
前記走査信号線駆動回路は、前記走査信号線の延びる方向に一列に配置された分割画素マトリクスに含まれる画素形成部に接続された走査信号線を駆動する少なくともy個のサブ走査信号線駆動回路によって構成され、
前記映像信号線駆動回路は、前記映像信号線の延びる方向に一列に配置された分割画素マトリクスに含まれる画素形成部に接続された映像信号線に前記映像信号を印加する少なくともx個のサブ映像信号線駆動回路によって構成され、
前記少なくともy個のサブ走査信号線駆動回路は、同じサブ映像信号線駆動回路によって駆動される複数個の分割画素マトリクス間で前記映像信号の書き込み開始のタイミングが少なくとも前記第1の所定期間だけずれるように、前記走査信号線を駆動することを特徴とする。
第8の発明は、第1から第7までのいずれかの発明において、
前記kは2であって、
前記映像信号線駆動回路は、前記画素マトリクスの各列に対応して設けられた2本の映像信号線には互いに異なる極性の映像信号を印加し、かつ、走査信号線の延びる方向に互いに隣接する画素形成部に接続された任意の2本の映像信号線には互いに異なる極性の映像信号を印加することを特徴とする。
第9の発明は、第3の発明において、
前記kは2であって、
前記映像信号線駆動回路は、同じグループに含まれる2本の走査信号線のうちの一方の走査信号線に接続された第1の画素形成部には外部から与えられる画像データの示す色よりも明るい色を示す映像信号が書き込まれ、他方の走査信号線に接続された第2の画素形成部には前記画像データの示す色よりも暗い色を示す映像信号が書き込まれ、前記第1の画素形成部に表示される色と前記第2の画素形成部に表示される色とが合成されると前記画像データの示す色が表示されるように、前記映像信号を前記(n×k)本の映像信号線に印加することを特徴とする。
第10の発明は、m行×n列の画素マトリクス(mおよびnは自然数)を形成する(m×n)個の画素形成部と、表示すべき画像を表す映像信号であって前記(m×n)個の画素形成部に書き込まれるべき映像信号を伝達するために前記画素マトリクスの各列につきK本設けられた(n×k)本の映像信号線(kは2以上の自然数)と、前記画素マトリクスの各行と1対1で対応するように設けられ前記(n×k)本の映像信号線と交差するm本の走査信号線とを備えた表示装置の駆動回路であって、
前記映像信号を前記(n×k)本の映像信号線に印加する映像信号線駆動回路と、
前記m本の走査信号線を駆動するための走査信号線駆動回路と
を備え、
前記m本の走査信号線は、k本の走査信号線を1組として(m/k)個のグループにグループ化され、
各走査信号線は、前記画素マトリクスのうちの当該各走査信号線に対応する行に含まれるn個の画素形成部に接続され、
同じグループの走査信号線に接続された画素形成部は、互いに異なる映像信号線に接続され、
前記走査信号線駆動回路は、前記画素マトリクスの各列に含まれるk個の画素形成部であって互いに異なる映像信号線に接続されたk個の画素形成部の全てに前記映像信号が書き込まれる期間が生じるように、かつ、前記映像信号の書き込み開始のタイミングが前記k個の画素形成部間で少なくとも第1の所定期間だけずれるように、前記m本の走査信号線を駆動することを特徴とする。
第11の発明は、m行×n列の画素マトリクス(mおよびnは自然数)を形成する(m×n)個の画素形成部と、表示すべき画像を表す映像信号であって前記(m×n)個の画素形成部に書き込まれるべき映像信号を伝達するために前記画素マトリクスの各列につきK本設けられた(n×k)本の映像信号線(kは2以上の自然数)と、前記画素マトリクスの各行と1対1で対応するように設けられ前記(n×k)本の映像信号線と交差するm本の走査信号線とを備えた表示装置の駆動方法であって、
前記映像信号を前記(n×k)本の映像信号線に印加する映像信号線駆動ステップと、
前記m本の走査信号線を駆動するための走査信号線駆動ステップと
を含み、
前記m本の走査信号線は、k本の走査信号線を1組として(m/k)個のグループにグループ化され、
各走査信号線は、前記画素マトリクスのうちの当該各走査信号線に対応する行に含まれるn個の画素形成部に接続され、
同じグループの走査信号線に接続された画素形成部は、互いに異なる映像信号線に接続され、
前記走査信号線駆動ステップでは、前記画素マトリクスの各列に含まれるk個の画素形成部であって互いに異なる映像信号線に接続されたk個の画素形成部の全てに前記映像信号が書き込まれる期間が生じるように、かつ、前記映像信号の書き込み開始のタイミングが前記k個の画素形成部間で少なくとも第1の所定期間だけずれるように、前記m本の走査信号線が駆動されることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、画素マトリクスの各列につき複数本(k本)の映像信号線が設けられている。また、m本の走査信号線が設けられているところ、それらはk本の走査信号線を1組としてグループ化されている。そして、同じグループに含まれる走査信号線に接続された画素形成部には、互いに異なる映像信号線が接続されている。このため、k本の走査信号線にそれぞれ接続された各列のk個の画素形成部にそれぞれ異なる映像信号線から映像信号が供給されるように、最大でk本の走査信号線を同時に駆動することができる。このような構成において、走査信号線駆動回路は、各列のk個の画素形成部に映像信号が書き込まれる期間が生じるように、k本の走査信号線をまとめて駆動する。このため、1本ずつ走査信号線を駆動する従来の構成と比べて、各画素形成部への映像信号の書き込み時間を長くすることができる。また、k本の走査信号線が駆動される際に、駆動開始のタイミングが第1の所定期間だけずらされている。このため、各画素形成部への映像信号の書き込み開始時に生ずる電流の増大が時間的に分散される。これにより、各画素へのデータ書き込み開始時におけるピーク電流の増大を抑制しつつ充分なデータ書き込み時間を確保することのできる表示装置が実現される。
上記第2の発明によれば、複数の走査信号線をまとめて駆動する際に、駆動開始のタイミングが50ナノ秒以上の期間ずらされる。このため、各画素形成部への映像信号の書き込み開始時に生ずる電流の増大が確実に時間的に分散される。これにより、ピーク電流の増大が効果的に抑制される。
上記第3の発明によれば、駆動開始タイミングをずらしつつ、k本ずつ走査信号線が駆動される。このため、1本ずつ走査信号線を駆動する従来の構成と比べて、約k倍の書き込み時間が確保される。
上記第4の発明によれば、駆動開始タイミングをずらしつつ、最大でk本ずつ走査信号線が駆動される。このため、1本ずつ走査信号線を駆動する従来の構成と比べて、最大で約k倍の書き込み時間が確保される。
上記第5の発明によれば、ピーク電流の増大を抑制しつつ、上記第4の発明と同様、1本ずつ走査信号線を駆動する従来の構成と比べて、最大で約k倍の書き込み時間が確保される。
上記第6の発明によれば、k本の映像信号線間で映像信号の印加タイミングが第1の所定期間だけずらされている。このため、各画素形成部への映像信号の書き込み開始時のピーク電流の増大が、より効果的に抑制される。
上記第7の発明によれば、画素マトリクスはx×y個の分割画素マトリクスに分割されており、各分割画素マトリクスは対応するサブ走査信号線駆動回路とサブ映像信号線駆動回路とによって駆動される。このため、例えば4Kと呼ばれる仕様の画像データのように分割されたデータが駆動回路に与えられたときに、上記x×y個の分割画素マトリクスへのデータの書き込みを並行的に行うことができる。また、同じサブ映像信号線駆動回路によって駆動される分割画素マトリクス間では書き込み開始タイミングがずらされているので、上記第1の発明と同様、ピーク電流の増大が抑制される。
上記第8の発明によれば、ドット反転駆動が行われる。ここで、2本ずつ走査信号線が駆動されると、1フレーム期間を通して各映像信号線には同極性の映像信号が印加されることになる。このため、1フレーム期間における映像信号の電位の変化は比較的小さくなる。これにより、映像信号の電位の変化に起因する電力の消費が低減される。
上記第9の発明によれば、例えば、本来的に1つの画素を構成する画素形成部が2つの画素形成部に分割され、その一方には比較的明るい色を示す映像信号が書き込まれ、他方には比較的暗い色を示す映像信号が書き込まれる。これにより、本来の色を再現しつつ、視野角を拡大させることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
<1.全体構成>
図2は、本発明の一実施形態に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。この液晶表示装置は、表示制御回路200と、ソースドライバ(映像信号線駆動回路)300と、ゲートドライバ(走査信号線駆動回路)400と、表示部500とを備えている。
表示部500には、複数本のソースバスライン(映像信号線)と、複数本のゲートバスライン(走査信号線)と、複数個の画素形成部とが含まれている。各画素形成部には、スイッチング素子としてのTFT50と、そのTFT50のドレイン端子に接続された画素電極51と、上記複数個の画素形成部に共通的に設けられた共通電極Ecおよび補助容量電極Csと、画素電極51と共通電極Ecとによって形成される液晶容量52と、画素電極51と補助容量電極Csとによって形成される補助容量53とが含まれている。そして、液晶容量52と補助容量53とによって画素容量が構成されている。
表示制御回路200は、外部から送られるデータ信号DAT、水平同期信号HSYNC、および垂直同期信号VSYNCを受け取り、デジタル映像信号DVと、表示部500に画像を表示するタイミングを制御するためのソーススタートパルス信号SSP、ソースクロック信号SCK、ラッチストローブ信号LS、ゲートスタートパルス信号GSP、およびゲートクロック信号GCKを出力する。
ソースドライバ300は、表示制御回路200から出力されるデジタル映像信号DV、ソーススタートパルス信号SSP、ソースクロック信号SCK、およびラッチストローブ信号LSを受け取り、表示部500内の各画素形成部の画素容量を充電するために駆動用映像信号を各ソースバスラインに印加する。なお、ソースドライバ300の詳細な構成については後述する。ゲートドライバ400は、表示制御回路200から出力されるゲートスタートパルス信号GSPとゲートクロック信号GCKとに基づいて、ゲートバスラインにアクティブな走査信号を印加する。なお、表示部500の左右両側にゲートドライバを備える構成にすることもできる。
以上のようにして、各ソースバスラインに駆動用映像信号が印加され、各ゲートバスラインに走査信号が印加されることにより、表示部500に画像が表示される。
<2.画素構成>
図3は、本実施形態における画素構成を示す図である。図3には、画素マトリクスのうちの4行×3列分の画素についての構成を示している。画素マトリクスを構成する画素は、カラーフィルタによって、赤(R)色の画素(副画素)Px1と、緑(G)色の画素(副画素)Px2と、青(B)色の画素(副画素)Px3とに分類される(x=1,2,3,・・・)。表示部500に表示される画像の1つの画素は、上記赤色の画素、緑色の画素、および青色の画素によって構成される。なお、以下においては、画素マトリクスの1行目を構成する画素のことを「1行目の画素」、2行目を構成する画素のことを「2行目の画素」、・・・、j行目を構成する画素のことを「j行目の画素」という。また、画素マトリクスの1列目を構成する画素のことを「1列目の画素」、2列目を構成する画素のことを「2列目の画素」、・・・、i列目を構成する画素のことを「i列目の画素」という。なお、5行目以降については、図3に示す1〜4行目と同様の構成が繰り返され、4列目以降については、図3に示す1〜3列目と同様の構成が繰り返される。
ゲートバスラインについては、図24に示した従来例と同様の構成となっている。すなわち、画素マトリクスの各行とゲートバスラインとが1対1で対応するように、ゲートバスラインが設けられている。
ソースバスラインについては、図24に示した従来例の構成とは異なっている。具体的には、画素マトリクスの各列を左右両側から挟むようにして、各列につき2本のソースバスラインが設けられている。例えば、画素マトリクスの1列目に着目すると、各画素の左側には参照符号S11で示すソースバスラインが配設され、各画素の右側には参照符号S21で示すソースバスラインが配設されている。各画素のTFTとソースバスラインとの接続関係に着目すると、奇数行目の画素については、TFTのソース端子は上記2本のソースバスラインのうち左側に配設されたソースバスラインに接続されている。一方、偶数行目の画素については、TFTのソース端子は上記2本のソースバスラインのうち右側に配設されたソースバスラインに接続されている。これにより、奇数行目の画素には、参照符号S11,S12,およびS13で示すソースバスラインによってデータの書き込みが行われ、偶数行目の画素には、参照符号S21,S22,およびS23で示すソースバスラインによってデータの書き込みが行われる。従って、以下においては、参照符号S11,S12,およびS13で示すソースバスラインに印加される駆動用映像信号のことを「奇数ライン用映像信号」といい、参照符号S21,S22,およびS23で示すソースバスラインに印加される駆動用映像信号のことを「偶数ライン用映像信号」という。
以上のような構成により、例えば、表示部500内の画素マトリクスがm行×n列であれば、この液晶表示装置に設けられるゲートバスラインの本数はm本となり、ソースバスラインの本数は2n本となる。
<3.ソースドライバの構成および動作>
図4は、本実施形態におけるソースドライバ300の構成を示すブロック図である。このソースドライバ300は、ソースバスラインの数に等しい段のシフトレジスタ31と、各ソースバスラインにそれぞれ対応する内部画像信号dを出力するサンプリング回路32と、サンプリング回路32から出力された内部画像信号dを表示制御回路200から送られるラッチストローブ信号LSのパルスのタイミングで取り込んで出力するラッチ回路33と、各ソースバスラインに印加すべき電圧を選択するための選択回路34と、選択回路34で選択された電圧を駆動用映像信号としてソースバスラインに印加する出力回路35と、上記ラッチストローブ信号LSのパルスのタイミングを遅らせるための遅延回路36と、各階調レベルにそれぞれ対応する電圧(階調電圧群)Vnを出力する階調電圧発生回路37とを備えている。
シフトレジスタ31にはソーススタートパルス信号SSPとソースクロック信号SCKとが入力される。シフトレジスタ31は、これらの信号SSP、SCKに基づき、ソーススタートパルス信号SSPに含まれるパルスを入力端から出力端へと順次に転送する。このパルスの転送に応じてシフトレジスタ31から各ソースバスラインに対応するサンプリングパルスが順次に出力され、当該サンプリングパルスはサンプリング回路32に順次に入力される。サンプリング回路32は、表示制御回路200から送られるデジタル映像信号DVをシフトレジスタ31から出力されるサンプリングパルスのタイミングでサンプリングして出力する。
ラッチ回路33は、サンプリング回路32から出力される内部画像信号dをラッチストローブ信号LSのパルスのタイミングで取り込み、それを出力する。その際、偶数ライン用映像信号を生成するための内部画像信号dの取り込まれるタイミングが、奇数ライン用映像信号を生成するための内部画像信号dの取り込まれるタイミングよりも所定の期間(図5のTa)だけ遅れるように、遅延回路36は、当該所定の期間だけラッチストローブ信号LSのパルスのタイミングを遅延させる。
階調電圧発生回路37は、所定の電源回路(不図示)から与えられる複数個の基準電圧に基づき、各階調レベルに対応する電圧を生成し、これらを階調電圧群Vnとして出力する。選択回路34は、ラッチ回路33から出力される内部画像信号dに基づき、階調電圧発生回路37から出力される階調電圧群Vnのいずれかの電圧を選択し、出力する。出力回路35は、選択回路34から出力された電圧を例えば電圧ホロアによってインピーダンス変換を行い、変換後の電圧を駆動用映像信号としてソースバスラインに出力する。
なお、奇数ライン用映像信号を生成するためのデジタル映像信号DVと偶数ライン用映像信号を生成するためのデジタル映像信号DVとが異なる入力端子よりソースドライバ300に入力される構成にしても良い。また、相展開されたデジタル映像信号DVがソースドライバ300に入力される構成にしても良い。
ゲートドライバ400については、2行目のゲートバスラインの駆動開始タイミングが1行目のゲートバスラインの駆動開始タイミングよりも上記所定の期間だけ遅れ、4行目のゲートバスラインの駆動開始タイミングが3行目のゲートバスラインの駆動開始タイミングよりも上記所定の期間だけ遅れるよう(5行目以降についても同様)、各ゲートバスラインに走査信号が印加されるように構成されている。
<4.駆動方法>
図1は、本実施形態における駆動方法を説明するための信号波形図である。本実施形態においては、図1(f)〜(i)に示すように、2本ずつゲートバスラインが駆動される(ゲートバスラインにアクティブな走査信号が印加される)。具体的には、まず、1行目のゲートバスラインG1と2行目のゲートバスラインG2とが対になって駆動され、その後、3行目のゲートバスラインG3と4行目のゲートバスラインG4とが対になって駆動される。このように、本実施形態においては、或る奇数行目のゲートバスラインに着目すると、当該奇数行目のゲートバスラインとその次の行(すなわち偶数行目)のゲートバスラインとが対になって駆動される。このように2本ずつゲートバスラインが駆動される結果、図1(j)〜(u)に示すように、まず、1行目の画素と2行目の画素についてのデータの書き込みが行われ、その後、3行目の画素と4行目の画素についてのデータの書き込みが行われる。このように、本実施形態においては、2行ずつ各画素へのデータの書き込みが行われる。
本実施形態においては、上述のように奇数行目のゲートバスラインと偶数行目のゲートバスラインとが対になって駆動されるところ、偶数行目のゲートバスラインの駆動開始タイミング(偶数行目の画素へのデータ書き込み開始のタイミング)は奇数行目のゲートバスラインの駆動開始タイミング(奇数行目の画素へのデータ書き込み開始のタイミング)よりも所定の期間だけ遅れている。これについて、図5を参照しつつ説明する。図5は、奇数行目のゲートバスラインの駆動開始タイミングと偶数行目のゲートバスラインの駆動開始タイミングとの時間的な差について説明するための信号波形図である。上述したように、ソースドライバ300内の遅延回路36において、ラッチストローブ信号LSのパルスのタイミングが所定の期間だけ遅延される。これにより、図5(a)および(b)に示すように、偶数ライン用映像信号S21〜S23の変化するタイミングが奇数ライン用映像信号S11〜S13の変化するタイミングよりも期間Taだけ時間的に遅れるように、各ソースバスラインに駆動用映像信号が印加される。また、図5(c)および(d)に示すように、走査信号G2の変化するタイミングが走査信号G1の変化するタイミングよりも期間Taだけ時間的に遅れるように、1行目のゲートバスラインと2行目のゲートバスラインに走査信号が印加される。さらに、図5(e)および(f)に示すように、走査信号G4の変化するタイミングが走査信号G3の変化するタイミングよりも期間Taだけ時間的に遅れるように、3行目のゲートバスラインと4行目のゲートバスラインに走査信号が印加される。なお、走査信号G2の立ち下がるタイミングと走査信号G3の立ち上がるタイミングとの間には所定の期間Tbが設けられている。ここで、上記期間Taについては50ns(ナノ秒)以上の期間が好ましく、上記期間Tbについても50ns以上の期間が好ましい。
<5.効果>
本実施形態によれば、画素マトリクスの各列につき2本のソースバスラインが設けられている。また、奇数行目の画素のTFTについては、当該画素の左側に配設されたソースバスラインに接続され、偶数行目の画素のTFTについては、当該画素の右側に配設されたソースバスラインに接続されている。そして、奇数行目のゲートバスラインとその次の行(すなわち偶数行目)のゲートバスラインとが対になって、すなわち、2行ずつ、ゲートバスラインが駆動される。これにより、1本ずつゲートバスラインを駆動する従来の構成と比べて、各画素へのデータ書き込み時間が約2倍となる。このため、大型化、高精細化された表示部500を有する表示装置においても、充分なデータ書き込み時間が確保され、画質の劣化が抑制される。
また、本実施形態においては、ゲートバスラインを2本ずつ駆動するに際して、奇数行目のゲートバスラインの駆動開始タイミングと偶数行目のゲートバスラインの駆動開始タイミングとは上記期間Taだけずらされている。ここで、比較例として、タイミングをずらすことなく上記2本のゲートバスラインを駆動した場合の信号波形図を図6に示す。なお、図1(v)および図6(v)は、それぞれ電源電流の変化を示している。図6(v)に示すように、タイミングをずらすことなく2本のゲートバスラインを駆動した場合には、ゲートバスラインへのアクティブな走査信号の印加が行われる都度、電源電流Iが著しく増大している。一方、本実施形態によれば、2本のゲートバスラインの駆動開始タイミングがずれているため、図1(v)に示すように、電源電流Iについてのピーク電流は分散されている。なお、タイミングをずらすことなく上記2本のゲートバスラインを駆動した場合の電源電流I1の変化を図7(a)に示し(このときのピーク電流を参照符号I1peakで示している)、期間Taだけタイミングをずらして上記2本のゲートバスラインを駆動した場合の電源電流I2の変化を図7(b)に示している。図7(a)および(b)より、本実施形態においてはピーク電流が分散され、ピーク電流の大きさが小さくなくことが把握される。
以上のように、本実施形態によると、各画素へのデータ書き込み開始時におけるピーク電流の増大を抑制しつつ充分なデータ書き込み時間を確保することのできる液晶表示装置が実現される。
<6.その他>
一般に、大型の表示装置においては、全ての隣接する画素間において画素電圧の極性が反転する「ドット反転」と呼ばれる駆動方式が採用されている。駆動方式にドット反転駆動方式を採用した場合、或るフレーム期間における画素電圧の極性は、図8に示すようなものとなる。そして、次のフレーム期間になると、全ての画素において、画素電圧の極性は反転する。ここで、上述したように2本ずつゲートバスラインを駆動する場合、1フレーム期間を通して各ソースバスラインには同極性の駆動用映像信号が印加されることになる。例えば、1列目のソースバスラインS11に着目すると、図8に示したフレーム期間においては、当該ソースバスラインS11から駆動用映像信号が供給される画素についての画素電圧の極性は常に正極性となる。従って、当該フレーム期間における駆動用映像信号の電位の変化は比較的小さくなる。次のフレーム期間になると、駆動用映像信号の電位は正極性から負極性に変化するが、このような極性の変化は1フレーム期間につき1回生じるだけである。一方、従来の構成においては、駆動用映像信号についての極性の変化は1水平走査期間につき1回生じている。
以上のように、上記実施形態においてドット反転駆動方式を採用した場合、各フレーム期間における駆動用映像信号の電位の変化が比較的小さくなる。このため、各画素へのデータ書き込みの際に、ソースバスラインの電位が比較的短時間で目標電位に到達する。また、駆動用映像信号についての極性の変化が少なくなるので、消費電力が低減される。
上記実施形態においては、偶数ライン用映像信号の変化するタイミング(データが切り替わるタイミング)が奇数ライン用映像信号の変化するタイミングよりも期間Taだけ遅れているが、本発明はこれに限定されない。偶数行目のゲートバスラインに印加される走査信号の立ち下がるタイミングよりも駆動用映像信号(奇数ライン用映像信号および偶数ライン用映像信号)のデータの切り替わるタイミングの方が時間的に充分に遅くなる場合には、奇数ライン用映像信号の変化するタイミングと偶数ライン用映像信号の変化するタイミングとを同じにしても良い。この場合、ソースドライバ300には上述した遅延回路36が不要となるので、構成が簡易になる。
<7.変形例>
以下、上記実施形態の変形例について説明する。
<7.1 第1の変形例>
図3に示した構成において1〜4行目の画素へのデータ書き込み期間に着目すると、上記実施形態においては「1行目の画素へのデータ書き込み期間と2行目の画素へのデータ書き込み期間とが重複する期間があり、かつ、3行目の画素へのデータ書き込み期間と4行目の画素へのデータ書き込み期間とが重複する期間があり、かつ、2行目の画素へのデータ書き込み期間と3行目の画素へのデータ書き込み期間とが重複する期間はない」という構成となっている。本発明はこれに限定されず、例えば、図9に示すように「1行目の画素へのデータ書き込み期間と2行目の画素へのデータ書き込み期間とが重複する期間があり、かつ、2行目の画素へのデータ書き込み期間と3行目の画素へのデータ書き込み期間とが重複する期間があり、かつ、3行目の画素へのデータ書き込み期間と4行目の画素へのデータ書き込み期間とが重複する期間がある」という構成にすることもできる。但し、走査信号G3の立ち上がるタイミングと走査信号G2の立ち下がるタイミングとの間には、50ns以上かつ1水平走査期間の2分の1以下の期間Tcが設けられることが好ましい。
本変形例においても、画素マトリクスの2行分の画素にデータの書き込みが行われている期間があり、従来の構成よりも各画素へのデータ書き込み時間が長くなっている。また、1行目の画素へのデータの書き込みが開始するタイミングから2行目の画素へのデータの書き込みが開始するタイミングまでの期間が上記実施形態よりも長くなっているので、上記実施形態と比べて電源電流の増大が効果的に分散される。これにより、データ書き込み開始時のピーク電流の増大を抑制しつつ充分なデータ書き込み時間を確保することのできる液晶表示装置が実現される。
<7.2 第2の変形例>
上記実施形態においては、図3に示したように、画素マトリクスの各列を左右両側から挟むようにして各列につき2本のソースバスラインが設けられていたが、本発明はこれに限定されない。図10に示すように各列の左側に2本のソースバスラインが設けられても良いし、各列の右側に2本のソースバスラインが設けられても良い。すなわち、回路としての構成が図3に示した構成と同様の構成になれば、画素マトリクスとソースバスラインとの位置関係は特に限定されない。
<7.3 第3の変形例>
上記実施形態においては、画素マトリクスの各列につき2本のソースバスラインが設けられていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図11に示すように、各列につき3本のソースバスラインが設けられても良い。この構成の場合、例えば、まず1〜3行目の画素へのデータの書き込みが行われ、その後、4〜6行目の画素へのデータの書き込みが行われれば良い。これにより、画素マトリクスの3行分の画素にデータの書き込みが行われる期間が設けられるので、1本ずつゲートバスラインを駆動する構成と比べて約3倍のデータ書き込み時間が確保される。なお、同様にして、各列につき4本以上のソースバスラインが設けられても良い。以上のような構成により、大型化、高精細化された表示部を有する表示装置であっても、各画素へのデータ書き込み時間が充分に確保され、画質の劣化が抑制される。
<7.4 第4の変形例>
上記実施形態においては、1つのソースドライバ300によって各ソースバスラインへの駆動用映像信号の印加が行われていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図12に示すように2つのソースドライバ(第1のソースドライバ301および第2のソースドライバ302)を備え、第1のソースドライバ301によって奇数列目のソースバスラインに駆動用映像信号が印加され、第2のソースドライバ302によって偶数列目のソースバスラインに駆動用映像信号が印加される構成にしても良い。本変形例によると、第1のソースドライバ301および第2のソースドライバ302に従来のソースドライバを適用することができるので、実現が容易となる。
また、図13に示すように、表示部を2分割し、上側の部分501に画像を表示するための構成要素として第1の表示制御回路201、第1のソースドライバ311、第2のソースドライバ312、および第1のゲートドライバ401を備え、下側の部分502に画像を表示するための構成要素として第2の表示制御回路202、第3のソースドライバ313、第4のソースドライバ314、および第2のゲートドライバ402を備える構成としても良い。
さらに、図14に示すように、2つのゲートドライバ(第1のゲートドライバ410および第2のゲートドライバ420)を備え、第1のゲートドライバ410によって奇数行目のゲートバスラインに走査信号が印加され、第2のゲートドライバ420によって偶数行目のゲートバスラインに走査信号が印加される構成にしても良い。また、上述の図12や図13に示した構成においても、表示部500の両側にゲートドライバを備える構成にすることができる。
<7.5 第5の変形例>
従来、上述した4Kと呼ばれる仕様の画像データに基づく表示が行われる場合、当該画像データの入力周波数が高いため、図15に示すように表示部を仮想的に4分割し、分割後の第1〜第4の分割画面511〜514のそれぞれに、当該第1〜第4の分割画面用のデータが与えられている。本発明を適用する場合には、表示制御回路200において第1〜第4の分割画面用のデータを生成し、第1〜第4の分割画面511〜514のそれぞれにおいて上記実施形態と同様にして各ゲートバスラインと各ソースバスラインとを駆動すれば良い。
<7.6 第6の変形例>
上記実施形態においては、RGBの三原色の画素(副画素)によって画素マトリクスが構成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図16に示すように、赤(R)色の画素、緑(G)色の画素、青(B)色の画素、黄(Y)色の画素、シアン(C)色の画素、およびマゼンダ(M)色の画素によって画素マトリクスが構成されている表示装置においても、本発明を適用することができる。図16に示す画素構成の表示装置においても、図1(d)、(e)に示したような波形の駆動用映像信号S11〜S13、S21〜S23、および、図1(f)〜(i)に示したような波形の走査信号G1〜G4により表示部500を駆動することによって、データ書き込み開始時のピーク電流の増大を抑制しつつ充分な書き込み時間を確保することができる。
<7.7 第7の変形例>
従来より、液晶表示装置に関し、視野角を拡大させることが課題となっている。この課題を解決する技術として、「画素分割法」と呼ばれる技術が知られている。画素分割法によると、1つの画素が2つのサブ画素に分割され、一方のサブ画素には比較的明るい色のデータが書き込まれ、他方のサブ画素には比較的暗い色のデータが書き込まれる。ここで、以下のようにして、上記技術を採用した液晶表示装置に本発明を適用することができる。すなわち、図17に示すように、1つの画素Pを2つのサブ画素Pa、Pbに分割する。そして、サブ画素Paには、外部から与えられる画像データの示す輝度(以下、「目標輝度」という。)の明るさよりも明るい色のデータ(以下、「明データ」という。)を書き込み、サブ画素Pbには、目標輝度よりも暗い色のデータ(以下、「暗データ」という。)を書き込む。なお、明データと暗データとを平均すると目標輝度の明るさの色のデータとなるように設定された、内部画像信号の示す目標輝度と明データと暗データとの対応付けを格納するルックアップテーブルを図18に示すようにソースドライバ300内に備えておく。ソースドライバ300ではルックアップテーブルに基づいて明データと暗データとが生成され、明データについては奇数ライン用映像信号として奇数列目のソースバスラインに印加され、暗データについては偶数ライン用映像信号として偶数列目のソースバスラインに印加されれば良い。以上のような構成により、奇数行目の画素と偶数行目の画素とが補間しあって、視野角が拡大する。
<7.8 第8の変形例>
次に、本発明をインターレース駆動に適用する例について説明する。一般に液晶表示装置においては、外部からインターレース信号が与えられると、I/P変換(インターレース信号からプログレッシブ信号への変換)後、プログレッシブ方式によって表示部が駆動されている。ここで、外部からインターレース信号が与えられる場合に本発明を適用すると、図19に示すように、奇数フレームでは、奇数行目の画素には有効なデータの書き込みが行われ、偶数行目の画素には黒データの書き込みが行われる。また、偶数フレームでは、奇数行目の画素には黒データの書き込みが行われ、偶数行目の画素には有効なデータの書き込みが行われる。このように、本変形例によると、外部からインターレース信号が与えられる場合に、I/P変換を施すことなく表示部を駆動することができる。なお、上記黒データについては、完全な黒色を表示するデータでなくても良く、黒色に近い色を表示するデータであれば良い。
<7.9 第9の変形例>
4Kと呼ばれる仕様の画像データに基づく表示が行われる場合、図15に示したように4分割されたデータが表示制御回路200から送られる。本変形例においては、図20に示すように、第1〜第4の分割画面511〜514に対応するように画素マトリクスが4つに分割された画素構成となっている。
図20に示すように、ゲートバスラインについては、上記実施形態や従来例と同様の構成となっている。すなわち、画素マトリクスの各行とゲートバスラインとが1対1で対応するように、ゲートバスラインが設けられている。但し、参照符号G12_p(G12_1,G12_2,・・・、G12_m)で示すゲートバスラインは第1および第2の分割画面511,512を駆動するために用いられ、参照符号G34_pで示すゲートバスラインは第3および第4の分割画面513,514を駆動するために用いられる。
また、ゲートバスラインG12_pを駆動するために第1のゲートドライバ431が設けられ、ゲートバスラインG34_pを駆動するために第2のゲートドライバ432が設けられている。なお、図20には、表示部500の片側にゲートドライバが設けられている構成を示しているが、表示部500の両側にゲートドライバを備える構成にすることもできる。
ソースバスラインについては、上記実施形態と同様、画素マトリクスの各列につき2本ずつ設けられている。但し、参照符号S1q(S11,S12,S13,・・・)で示すソースバスラインは第1の分割画面511を駆動するために用いられ、参照符号S2qで示すソースバスラインは第2の分割画面512を駆動するために用いられ、参照符号S3qで示すソースバスラインは第3の分割画面513を駆動するために用いられ、参照符号S4qで示すソースバスラインは第4の分割画面514を駆動するために用いられる。
また、ソースバスラインS1q,S3qを駆動するために第1のソースドライバ331が設けられ、ソースバスラインS2q,S4qを駆動するために第2のソースドライバ332が設けられている。ここで、第1のソースドライバ331の構成に関し、第1の分割画面511用のデータ(デジタル映像信号)と第3の分割画面513用のデータとが相展開されて当該第1のソースドライバ331に同時に(並列に)入力される構成にしても良いし、第1の分割画面511用のデータを処理するドライバと第3の分割画面513用のデータを処理するドライバとからなる構成にしても良い。第2のソースドライバ332の構成についても同様である。なお、図20には、表示部500の片側にソースドライバが設けられている構成を示しているが、表示部500の両側にソースドライバを備える構成にすることもできる。
なお、本変形例においては、第1のゲートドライバ431および第2のゲートドライバ432がサブ走査信号線駆動回路に相当し、第1のソースドライバ331と第2のソースドライバ332とがサブ映像信号線駆動回路に相当する。
図21は、本変形例における駆動方法を説明するための信号波形図である。本変形例においては、図21(f)〜(i)に示すように、2本ずつゲートバスラインが駆動される。具体的には、まず、第1および第2の分割画面511,512についての1行目のゲートバスラインG12_1と第3および第4の分割画面513,514についての1行目のゲートバスラインG34_1とが対になって駆動される。その後、第1および第2の分割画面511,512についての2行目のゲートバスラインG12_2と第3および第4の分割画面513,514についての2行目のゲートバスラインG34_2とが対になって駆動される。このように、本変形例においては、第1および第2の分割画面511,512に含まれるゲートバスラインのうちの1本と第3および第4の分割画面513,514に含まれるゲートバスラインのうちの1本とが対になって駆動される。このように2本ずつゲートバスラインが駆動される結果、図21(j)〜(u)に示すように、まず、各分割画面511〜514における1行目の画素についてのデータの書き込みが行われ、その後、各分割画面511〜514における2行目の画素についてのデータの書き込みが行われる。このように、本変形例においては、4分割されたそれぞれの分割画面において、1行ずつ各画素へのデータの書き込みが行われる。
以上のような構成により、各ドライバ(ゲートドライバおよびソースドライバ)において、表示制御回路200から送られる信号(入力信号)についての特別な処理を施すことなく、入力信号に基づく(画素への)データ書き込みを行うことができる。すなわち、例えば「1フレーム分のデータに対して何らかの画像処理を施し、分割画面毎に順次に複数ライン駆動を行う」というようなことが不要となる。このため、特別な処理のための画像メモリが不要となり、回路規模が低減される。これにより、コストダウンや低消費電力化が実現される。
なお、本変形例においても、第3および第4の分割画面513,514に含まれるゲートバスラインの駆動開始タイミングは、第1および第2の分割画面511,512に含まれるゲートバスラインの駆動開始タイミングよりも所定の期間だけ遅れている。このため、上記実施形態と同様、ピーク電流の増大を抑制しつつ、充分なデータ書き込み時間が確保される。
また、8Kと呼ばれる仕様の画像データに基づく表示が行われる場合、16分割されたデータが表示制御回路200からドライバに送られる。この場合には、例えば、画素マトリクスの各列につき4本のソースバスラインを備え、図22に示すように4分割されたゲートドライバ、ソースドライバをそれぞれ表示部500の片側に備える構成とすることで、4K仕様の画像データがドライバに送られた時と同様に、すべての分割画面において1行ずつデータの書き込みを行うことができる。なお、この場合についても、ゲートドライバを表示部500の両側に備える構成にしても良いし、各列につき2本のソースバスラインを備えて表示部500の両側にソースドライバを備える構成にしても良い。
さらに、上記と同様にして、分割数を更に増やすことができ、データ書き込み時間を更に長くすることができる。
本発明の一実施形態に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置における駆動方法を説明するための信号波形図である。 上記実施形態において、アクティブマトリクス型液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。 上記実施形態において、画素構成を示す図である。 上記実施形態において、ソースドライバの構成を示すブロック図である。 上記実施形態において、奇数行目のゲートバスラインの駆動開始タイミングと偶数行目のゲートバスラインの駆動開始タイミングとの時間的な差について説明するための信号波形図である。 上記実施形態の比較例について説明するための信号波形図である。 上記実施形態において、ピーク電流の増大を抑制する効果について説明するための図である。 上記実施形態において、ドット反転駆動方式を採用した場合の画素電圧の極性を示す図である。 上記実施形態の第1の変形例における駆動方法を説明するための信号波形図である。 上記実施形態の第2の変形例における画素構成を示す図である。 上記実施形態の第3の変形例における画素構成を示す図である。 上記実施形態の第4の変形例において、2つのソースドライバを備えた構成例を示すブロック図である。 上記実施形態の第4の変形例において、表示部を2分割した構成例を示すブロック図である。 上記実施形態の第4の変形例において、2つのゲートドライバを備えた構成例を示すブロック図である。 上記実施形態の第5の変形例について説明するための図である。 上記実施形態の第6の変形例における画素構成を示す図である。 上記実施形態の第7の変形例において、画素へのデータ書き込みについて説明するための図である。 上記実施形態の第7の変形例において、ソースドライバの構成を説明するための図である。 上記実施形態の第8の変形例における駆動方法を説明するための信号波形図である。 上記実施形態の第9の変形例における画素構成を示す図である。 上記実施形態の第9の変形例における駆動方法を説明するための信号波形図である。 上記実施形態の第9の変形例において、8K仕様の画像データに基づく表示を行う際のドライバの構成を模式的に示す図である。 一般的な液晶パネルの断面図である。 従来例における画素構成を示す図である。 従来例における駆動方法を説明するための信号波形図である。 特開平7−281648号公報に開示された液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
200…表示制御回路
300…ソースドライバ(映像信号線駆動回路)
400…ゲートドライバ(走査信号線駆動回路)
500…表示部
G1〜G4…ゲートバスライン、走査信号
S11〜S13,S21〜S23…ソースバスライン、駆動用映像信号

Claims (11)

  1. 表示装置であって、
    m行×n列の画素マトリクス(mおよびnは自然数)を形成する(m×n)個の画素形成部と、
    表示すべき画像を表す映像信号であって前記(m×n)個の画素形成部に書き込まれるべき映像信号を伝達するために前記画素マトリクスの各列につきk本設けられた(n×k)本の映像信号線(kは2以上の自然数)と、
    前記画素マトリクスの各行と1対1で対応するように設けられ、前記(n×k)本の映像信号線と交差するm本の走査信号線と、
    前記映像信号を前記(n×k)本の映像信号線に印加する映像信号線駆動回路と、
    前記m本の走査信号線を駆動するための走査信号線駆動回路と
    を備え、
    前記m本の走査信号線は、k本の走査信号線を1組として(m/k)個のグループにグループ化され、
    各走査信号線は、前記画素マトリクスのうちの当該各走査信号線に対応する行に含まれるn個の画素形成部に接続され、
    同じグループの走査信号線に接続された画素形成部は、互いに異なる映像信号線に接続され、
    前記走査信号線駆動回路は、前記画素マトリクスの各列に含まれるk個の画素形成部であって互いに異なる映像信号線に接続されたk個の画素形成部の全てに前記映像信号が書き込まれる期間が生じるように、かつ、前記映像信号の書き込み開始のタイミングが前記k個の画素形成部間で少なくとも第1の所定期間だけずれるように、前記m本の走査信号線を駆動することを特徴とする、表示装置。
  2. 前記第1の所定期間は、50ナノ秒以上の期間であることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記走査信号線駆動回路は、同じグループに含まれるk本の走査信号線のいずれかに接続された(n×k)個の画素形成部の全てに前記映像信号の書き込みが行われている期間が生じるように、かつ、互いに異なるグループに含まれる走査信号線に接続された2以上の画素形成部に同時に前記映像信号の書き込みが行われている期間が生じないように、前記m本の走査信号線を駆動することを特徴とする、請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記走査信号線駆動回路は、同じグループに含まれるk本の走査信号線のいずれかに接続された(n×k)個の画素形成部の全てに前記映像信号の書き込みが行われている期間が生じるように、かつ、異なる2つのグループに含まれる2k本の走査信号線のうち各グループにつき少なくとも1本の走査信号線を含む2本以上k本以下の走査信号線に接続された画素形成部の全てに前記映像信号の書き込みが行われている期間が生じるように、前記m本の走査信号線を駆動することを特徴とする、請求項1または2に記載の表示装置。
  5. 前記走査信号線駆動回路は、異なるグループに含まれる任意の2本の走査信号線のうちの一方の走査信号線に接続された画素形成部への前記映像信号の書き込みが開始されるタイミングから他方の走査信号線に接続された画素形成部への前記映像信号の書き込みが終了するタイミングまでの期間が50ナノ秒以上の期間となるように、前記m本の走査信号線を駆動することを特徴とする、請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記映像信号線駆動回路は、前記映像信号の印加が開始されるタイミングが前記画素マトリクスの各列に対応して設けられているk本の映像信号線間で少なくとも前記第1の所定期間だけずれるように、前記映像信号を前記(n×k)本の映像信号線に印加することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記画素マトリクスは、前記走査信号線の延びる方向にx個(xは自然数)、前記映像信号線の延びる方向にy個(yは自然数)に分割された(x×y)個の分割画素マトリクスによって構成され、
    前記走査信号線駆動回路は、前記走査信号線の延びる方向に一列に配置された分割画素マトリクスに含まれる画素形成部に接続された走査信号線を駆動する少なくともy個のサブ走査信号線駆動回路によって構成され、
    前記映像信号線駆動回路は、前記映像信号線の延びる方向に一列に配置された分割画素マトリクスに含まれる画素形成部に接続された映像信号線に前記映像信号を印加する少なくともx個のサブ映像信号線駆動回路によって構成され、
    前記少なくともy個のサブ走査信号線駆動回路は、同じサブ映像信号線駆動回路によって駆動される複数個の分割画素マトリクス間で前記映像信号の書き込み開始のタイミングが少なくとも前記第1の所定期間だけずれるように、前記走査信号線を駆動することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記kは2であって、
    前記映像信号線駆動回路は、前記画素マトリクスの各列に対応して設けられた2本の映像信号線には互いに異なる極性の映像信号を印加し、かつ、走査信号線の延びる方向に互いに隣接する画素形成部に接続された任意の2本の映像信号線には互いに異なる極性の映像信号を印加することを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 前記kは2であって、
    前記映像信号線駆動回路は、同じグループに含まれる2本の走査信号線のうちの一方の走査信号線に接続された第1の画素形成部には外部から与えられる画像データの示す色よりも明るい色を示す映像信号が書き込まれ、他方の走査信号線に接続された第2の画素形成部には前記画像データの示す色よりも暗い色を示す映像信号が書き込まれ、前記第1の画素形成部に表示される色と前記第2の画素形成部に表示される色とが合成されると前記画像データの示す色が表示されるように、前記映像信号を前記(n×k)本の映像信号線に印加することを特徴とする、請求項3に記載の表示装置。
  10. m行×n列の画素マトリクス(mおよびnは自然数)を形成する(m×n)個の画素形成部と、表示すべき画像を表す映像信号であって前記(m×n)個の画素形成部に書き込まれるべき映像信号を伝達するために前記画素マトリクスの各列につきK本設けられた(n×k)本の映像信号線(kは2以上の自然数)と、前記画素マトリクスの各行と1対1で対応するように設けられ前記(n×k)本の映像信号線と交差するm本の走査信号線とを備えた表示装置の駆動回路であって、
    前記映像信号を前記(n×k)本の映像信号線に印加する映像信号線駆動回路と、
    前記m本の走査信号線を駆動するための走査信号線駆動回路と
    を備え、
    前記m本の走査信号線は、k本の走査信号線を1組として(m/k)個のグループにグループ化され、
    各走査信号線は、前記画素マトリクスのうちの当該各走査信号線に対応する行に含まれるn個の画素形成部に接続され、
    同じグループの走査信号線に接続された画素形成部は、互いに異なる映像信号線に接続され、
    前記走査信号線駆動回路は、前記画素マトリクスの各列に含まれるk個の画素形成部であって互いに異なる映像信号線に接続されたk個の画素形成部の全てに前記映像信号が書き込まれる期間が生じるように、かつ、前記映像信号の書き込み開始のタイミングが前記k個の画素形成部間で少なくとも第1の所定期間だけずれるように、前記m本の走査信号線を駆動することを特徴とする、駆動回路。
  11. m行×n列の画素マトリクス(mおよびnは自然数)を形成する(m×n)個の画素形成部と、表示すべき画像を表す映像信号であって前記(m×n)個の画素形成部に書き込まれるべき映像信号を伝達するために前記画素マトリクスの各列につきK本設けられた(n×k)本の映像信号線(kは2以上の自然数)と、前記画素マトリクスの各行と1対1で対応するように設けられ前記(n×k)本の映像信号線と交差するm本の走査信号線とを備えた表示装置の駆動方法であって、
    前記映像信号を前記(n×k)本の映像信号線に印加する映像信号線駆動ステップと、
    前記m本の走査信号線を駆動するための走査信号線駆動ステップと
    を含み、
    前記m本の走査信号線は、k本の走査信号線を1組として(m/k)個のグループにグループ化され、
    各走査信号線は、前記画素マトリクスのうちの当該各走査信号線に対応する行に含まれるn個の画素形成部に接続され、
    同じグループの走査信号線に接続された画素形成部は、互いに異なる映像信号線に接続され、
    前記走査信号線駆動ステップでは、前記画素マトリクスの各列に含まれるk個の画素形成部であって互いに異なる映像信号線に接続されたk個の画素形成部の全てに前記映像信号が書き込まれる期間が生じるように、かつ、前記映像信号の書き込み開始のタイミングが前記k個の画素形成部間で少なくとも第1の所定期間だけずれるように、前記m本の走査信号線が駆動されることを特徴とする、駆動方法。
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