JP2009020064A - トルク検出器及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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淳愛 浅賀
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Abstract

【課題】小型化させ得るとともに材料効率を飛躍的に向上させることができるトルク検出器及び電動パワーステアリング装置を提案する。
【解決手段】連結軸を介して同軸に連結された第1及び第2の軸と、第2の軸に固定され、周方向に沿って多極着磁されたリング状の永久磁石と、第1の軸に固定され、永久磁石と共に磁気回路を形成するセンサヨークと、センサヨークを基準として永久磁石の軸方向反対側に配置され、永久磁石及びセンサヨークと共に磁気回路を形成する集磁ヨークと、センサヨーク及び集磁ヨークが誘導した磁束を検出する磁束検出器とを有し、第1の軸及び第2の軸のうちのいずれか一方に加えられたトルクを磁束検出器の出力に基づいて検出するトルク検出器であって、センサヨークを、同一又は略同一平面上に配置され、少なくとも一部が互いに分離して形成された複数のクローポールから構成するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、トルク検出器及び電動パワーステアリング装置(EPS:Electric Power Steering)に関し、例えば自動車の電動パワーステアリング装置に適用して好適なものである。
従来、トルク検出器として、特許文献1〜特許文献3に開示されたものが知られている。特許文献1に開示されたトルク検出器は、周方向に沿って多極着磁されたリング状の永久磁石の周側面と対向するように一対のリング状のセンサ部材が設けられ、これらセンサ部材間に配置された磁束検出器(磁気センサ)により検出された磁束に基づいて永久磁石側又はセンサ部材側に生じたトルクを検出する。また特許文献2に開示されたトルク検出器は、特許文献1に記載されたトルク検出器において、磁束検出器を2つ用いて磁束を検出する構成を有する。
特開平2−162211号公報 特開平2−141616号公報 特許第3874642号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に開示された構成のトルク検出器では、磁束検出器の出力に基づいてかかるトルクを検出するためには、永久磁石が発生した磁束をセンサ部材が一定以上受ける必要があり、そのためにセンサ部材と永久磁石とが対向する面積を大きくする必要があった。
このため、かかる特許文献1や特許文献2に開示された構成のトルク検出器では、センサ部材及び永久磁石を軸方向に長く構成せざるを得ず、この結果、トルク検出器自体やひいては当該トルク検出器を備える電動パワーステアリング装置を小型化し難いという問題があった。
また、特許文献3には、内側にクローポールを持つ円環状部材から、クローポール部を曲げることでセンサヨークを形成している。しかしながら、円環状部材の内側は捨てられてしまうため、経済性が悪いという問題点がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、小型化させ得ると共に材料効率を飛躍的に向上させることができるトルク検出器及び電動パワーステアリング装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、連結軸を介して同軸に連結された第1及び第2の軸と、前記第2の軸に固定され、周方向に沿って多極着磁されたリング状の永久磁石と、前記第1の軸に固定され、前記永久磁石と共に磁気回路を形成するセンサヨークと、前記センサヨークを基準として前記永久磁石の軸方向反対側に配置され、前記永久磁石及び前記センサヨークと共に前記磁気回路を形成する集磁ヨークと、前記センサヨーク及び前記集磁ヨークが誘導した磁束を検出する磁束検出器とを有し、第1の軸及び第2の軸のうちのいずれか一方に加えられたトルクを前記磁束検出器の出力に基づいて検出するトルク検出器であって、前記センサヨークは、同一又は略同一平面上に配置され、少なくとも一部が互いに分離して形成された複数のクローポールから構成されることを特徴とする。
この結果、本発明によるトルク検出器によれば、クローポールにより形成されるセンサヨーク全体が一体ではなく、クローポールを個別に製造し、適宜組み合わせることができるため、材料効率が高い。また、クローポールが同一又は略同一平面上に配置されているため、トルク検出器全体としての軸方向の長さを短くできる。また、このようにすることにより、これらを樹脂等のモールド材により一体化する際にモールド材の量が少なくて良い。
また本発明においては、ステアリングホイールに印加された操舵トルクに対応して、電動モータから補助操舵トルクを発生して、減速機により減速して操舵機構の出力軸に伝達する電動パワーステアリング装置において、上記トルク検出器を備えることを特徴とする。
電動パワーステアリング装置にかかるトルク検出器を組み込むことにより、電動パワーステアリング装置の製造コストを低減することができる。
本発明によれば、センサヨークが円環部を持たないため、円環部の内側部分が無駄になることがなく、小型化させ得るとともに材料効率を飛躍的に向上させることができる。
以下、図面について本発明の一実施の形態を詳述する。
図1〜図5において、1は全体として本実施形態によるトルク検出器を示す。このトルク検出器1は、ねじり要素であるトーションバー(連結軸)2を介して連結された第1及び第2の軸3A,3Bを備える。第1及び第2の軸3A,3Bは円柱状に構成されており、その中心軸及びトーションバー2の中心軸が一直線上に延在している。
第1の軸3Aには、その径方向外側に位置する平板状のセンサヨーク4が樹脂5でモールドされた状態で取り付けられている。また第2の軸3Bには、端面が順次交互にN極及びS極の極性となるように周方向に多極着磁されたリング状の永久磁石6が、バックヨーク7を介してセンサヨーク4と当該磁石6の軸方向片面とが面対向するように、固定配置されている。
センサヨーク4は、第1及び第2のセンサヨーク部4A,4Bから構成される。第1のセンサヨーク部4Aは、図2に示すように、環状に配置された複数の第1のクローポール4AXから形成される。第1のクローポール4AXは、磁性材からなる台形状の平板部材であり、幅細側の一端部を径方向内側、幅広側の他端部を径方向外側に向けて、合計8個配置されている。また第2のセンサヨーク部4Bは、環状に配置された複数の第2のクローポール4BXから形成される。第2のクローポール4BXは、磁性材からなる台形状の平板部材であり、幅細側の一端部を径方向内側、幅広側の他端部を径方向外側に向けて、第1のクローポール4AXと交互に位置するように合計8個配置されている。これら第1及び第2のクローポール4AX、4BXの数は、それぞれ後述する磁石6の極数の半数と同じ数に選定されている。
図3に示すように、すべての第1及び第2のクローポール4AX,4BXは、樹脂5によりモールドされて一体化される。第1及び第2のクローポール4AX,4BXは同一又はほぼ同一平面上に配置されているため、厚さ寸法を小さく形成することができると共に、これらを少ない樹脂5で一体化することができ、コストを低減させることができる。
また第1及び第2のクローポール4AX,4BXは、同一又はほぼ同一の厚みの平板状に形成されている。このように第1及び第2のクローポール4AX,4BXを平板状に形成することで第1及び第2のクローポール4AX,4BXの軸方向の長さを短くすることができ、その分、装置全体として小型化することができる。
さらに第1及び第2のクローポール4AX,4BXは、磁石6の径方向の幅よりも長く形成されており、これにより後述のようにこれら第1及び第2のクローポール4AX,4BXにおいて磁石6から発生する磁束を受ける際に、当該磁束の漏れを低減させ得るようになされている。
なお、本実施形態の第1及び第2のクローポール4AX、4BXの製造方法を図6に示す。第1及び第2のクローポール4AX,4BXは、それぞれ平板状の材料15から順次交互に異なる向きで打ち抜くようにして作成される。特許文献3に記載されている軟磁性体は、内側にクローポールを持つ円環状部材から、クローポール部を曲げることで製造しているが、その内側は捨てられてしまう。本実施形態では、内側が捨てられてしまう円環部を持たないため、材料15の使用効率を飛躍的に上げることができる。
磁石6は、環状の硬磁性体を周方向に所定角度間隔で交互にN極又はS極に着磁することにより構成されている。本実施の形態の場合、磁石6は22.5〔°〕間隔でN極及びS極に着磁されている。したがって、磁石6は、合計16極の極数を有している。図5においては、斜線の部分がN極を表している。なお、磁石6を構成する磁石材料としては、フェライト磁石や希土類磁石、金属磁石、焼結磁石、プラスチック磁石、ゴム磁石などを使用可能である。
センサヨーク4を基準として磁石6の反対側には、集磁ヨーク8が配置されている。集磁ヨーク8は、それぞれリング状の第1の集磁ヨーク部8Aと、第1の集磁ヨーク部8Aよりも小径であって当該第1の集磁ヨーク部8Aと同軸及び同一平面に配置された第2の集磁ヨーク部8Bとから構成される。
集磁ヨーク8は、第1の集磁ヨーク部8Aが第1のセンサヨーク部4Aを構成する各第1のクローポール4AXの幅広側とそれぞれ対向し、第2の集磁ヨーク部8Bが第2のセンサヨーク部4Bを構成する各第2のクローポール4BXの幅細側とそれぞれ対向するように、図示しない静止部に固定されている。このように、第1及び第2のセンサヨーク部4A,4Bの全周に渡って集磁ヨーク8を配置することにより、センサヨーク4及び集磁ヨーク8間の相対角度変動に起因する測定誤差の発生を防止することができる。
また集磁ヨーク8には、磁束集中部9が設けられている。より詳細には、第1の集磁ヨーク部8Aの一部から径方向外側に向けて磁束集中部9の半体である磁束集中部構成部9Aが形成されると共に、これと空隙を介して対向するように、第2の集磁ヨーク部8Bから径方向外側に向けて磁束集中部9のもう一方の半体である磁束集中部構成部9Bが形成されている。そして第1の集磁ヨーク部8Aの磁束集中部構成部9Aと、第2の集磁ヨーク部8Bの磁束集中部構成部9Bとの間には、磁束検出器10が配置されている。
このように集磁ヨーク8に磁束集中部9を設けることによって、集磁ヨーク8を通る磁束を磁束集中部9に集中させることができ、さらに後述のような磁束検出器10による磁束の検出を行ないやすくすることができる。また、かかる第1及び第2の磁束集中部構成部9A,9Bを設けることにより、磁束検出器10を設置しやすくすることができる。
さらに、磁束検出器10を3つ以上用いるようにすれば、磁束検出器10が一つ故障した場合においても、残りの正常な二つ以上の磁束検出器10によって信頼性の高いデータを得ることができる。
磁束検出器10としては、ホール素子、MR素子、MI素子など、磁束の強さを検出できるものが用いられる。本実施形態の場合、二つの磁束検出器10を用いている。これは、二つの磁束検出器10を用いることにより、出力の差を取ることで感度を2倍にすることができ、ゼロ点のドリフトをキャンセルすることができるからである。また磁束検出器10を二つ用いることにより、センサ信号を2重化することができ、信頼性を向上させることができる。
第1及び第2の集磁ヨーク部8A,8B並びに磁束検出器10は、図1に示すように、樹脂5でモールドされて一体化される。なお、磁束検出器10が挿入可能な孔を設けるように集磁ヨーク8のみをモールドし、モールド後にその孔に磁束検出器10を挿入するようにしても良い。
次に、トルク検出器1の動作について説明する。このトルク検出器1における磁気回路の概略図を図7に示す。
トルク検出器1では、図7(A)に示すように、センサヨーク4及び磁石6間の相対角度が「0」のときに、各第1及び第2のクローポール4AX,4BXの中心線がそれぞれ磁石6端面のN極及びS極の境界と軸方向に一致するように、第1及び第2のセンサヨーク部4A,4Bが第1又は第2の軸3A,3Bに固定される。したがって、センサヨーク4及び磁石6間の相対角度が「0」のときには、第1及び第2のセンサヨーク部4A,4Bにおける磁石6のN極と対向する部分の面積と、当該第1及び第2のセンサヨーク部4A,4Bにおける磁石6のS極と対向する部分の面積とが同じである。
そして、この状態のときには、磁石6のN極から出た磁束が、第1及び第2のセンサヨーク部4A,4Bをそれぞれ構成する第1及び第2のクローポール4AX,4BXを通って磁石6のS極に入り込む。つまりセンサヨーク4及び磁石6間の相対角度が「0」のときには、第1及び第2のセンサヨーク部4A,4Bに入る磁束数と、出て行く磁束数とが同じであるため、磁石6から出射した磁束は磁束検出器10を通らない。
一方、トルク検出器1においては、図7(B)に示すように、図7(A)の状態からセンサヨーク4が磁石6に対して相対的に矢印xで示す右方向又はこれと逆の左方向に回転して、第1のセンサヨーク部4A(各第1のクローポール4AX)がそれぞれ磁石6のN極部分又はS極部分のみと対向すると共に、第2のセンサヨーク部4B(各第2のクローポール4BX)がそれぞれ磁石6のS極部分又はN極部分のみと対向した状態がセンサヨーク4及び磁石6間の相対角度が最大となる。
そして、この状態のときには、第1及び第2のセンサヨーク部4A,4Bに出入りする磁束数がバランスを失い、センサヨーク4が磁石6に対して相対的に右方向に回転したときには、磁石6のN極から出た磁束が第1のセンサヨーク部4A(各第1のクローポール4AX)から第1の集磁ヨーク部8A、第1の磁束集中部構成部9A、磁束検出器10、第2の磁束集中部構成部9B、第2の集磁ヨーク部8B及び第2のセンサヨーク部4B(各第2のクローポール4BX)を順次経由して磁石6のS極に入り込む。またセンサヨーク4が磁石6に対して相対的に左方向に回転したときには、磁石6のN極から出た磁束が第2のセンサヨーク部4B(各第2のクローポール4BX)から第2の集磁ヨーク部8B、第2の磁束集中部構成部9B、磁束検出器10、第1の磁束集中部構成部9A、第1の集磁ヨーク部8A及び第1のセンサヨーク部4A(各第1のクローポール4AX)を順次経由して磁石6のS極に入り込む。
また、センサヨーク4が磁石6に対して相対的に右方向に回転して、センサヨーク4及び磁石6間の相対角度が「0」及び最大角度間にあるときには、センサヨーク4及び磁石6間の相対角度に応じた磁束が、第1のセンサヨーク部4A(各第1のクローポール4AX)から第1の集磁ヨーク部8A、第1の磁束集中部構成部9A、磁束検出器10、第2の磁束集中部構成部9B、第2の磁束ヨーク部8B及び第2のセンサヨーク部4B(各第2のクローポール4BX)を順次経由して磁石6のS極に入り込む。さらにセンサヨーク4が磁石6に対して相対的に左方向に回転して、センサヨーク4及び磁石6間の相対角度が「0」及び最大角度間にあるときには、センサヨーク4及び磁石6間の相対角度に応じた磁束が第2のセンサヨーク部4B(各第2のクローポール4BX)から第2の集磁ヨーク部8B、第1の磁束集中部構成部9B、磁束検出器10、第2の磁束集中部構成部9A、第1の集磁ヨーク部8A及び第1のセンサヨーク部4A(各第1のクローポール4AX)を順次経由して磁石6のS極に入り込む。
この場合において、かかるトルク検出器1では、センサヨーク4及び磁石6がそれぞれ第1又は第2の軸3A,3Bに固定されるとともに、第1及び第2の軸3A,3Bがトーションバー2を介して接続されているため、第1及び第2の軸3A,3B間にねじりトルクが作用した場合、そのねじりトルクの大きさ(ねじりトルク量)及び向きが、センサヨーク4及び磁石6間の相対角度(向きも含む)として現れることになる。従って、このとき磁束検出器10により検出される磁束数及びその向きに基づいて、第1及び第2の軸3A,3B間に作用したねじりトルクの大きさ及び向きを検出することができる。
以上のように、本実施の形態によるトルク検出器1では、第1及び第2の軸3A,3B間に作用したねじりトルクの大きさ及び向きを、センサヨーク4及び磁石6間の相対角度の変化に伴い磁束検出器10を通過する磁束数及びその向きとして検出する。この場合において、本実施の形態によるトルク検出器1では、第1及び第2のセンサヨーク部4A,4B(各第1及び第2のクローポール4AX,4BX)が平板状であり、さらに円環状の部位を持たないため、材料効率を飛躍的に向上することができ、経済性を向上させることができる。さらに軸方向の長さを短くすることができるため、トルク検出器1を小型に構築することができる。
また本実施の形態によるトルク検出器1では、センサヨーク4を、環状に配置された複数の第1のクローポール4AXからなる第1のセンサヨーク部4Aと、第1のクローポール4Aと交互に位置するように環状に配置された複数の第2のクローポール4BXからなる第2のセンサヨーク部4Bとで構成するようにしたことにより、これら第1及び第2のクローポール4AX,4BXを図6のように平板状の材料28から順次交互に異なる向きで打ち抜くようにして作成することができる。かくするにつき、その内側が無駄になる円環部をセンサヨーク4が有さず、材料効率を飛躍的に向上させることができる。特に、材料としてニッケルを多量に含む高価な金属を使用する場合に、低コストの効果が大きい。
なお、上述の実施の形態においては、第1及び第2のクローポール4AX,4BXを台形状に形成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、三角形状や矩形に形成するようにしても良い。
また、上述の実施の形態においては、磁石6の極数を16とするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、16極以外の極数の永久磁石を適用するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、磁石6の極数の半数と、第1及び第2のクローポール4AX及び4BXの数とを同数とするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これらの数を異ならせるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、磁束を有効に利用するためにバックヨーク7を取り付けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、磁石6を第2の軸3Bに直接取り付けるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、磁束検出器10として二つ以上の磁束検出器を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、磁束検出器10を一つのみ使用するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、センサヨーク4及び集磁ヨーク8を一体化するのに樹脂モールドするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、プラスチックやアルミなどの非磁性体を組み込んで一体構造とするようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、すべての第1及び第2のクローポール4AX,4BXを個別に作成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1及び又は第2のクローポール4AX,4BXの一部をそれぞれ一体に連結した構成とするようにしても良い。具体的には、第1及び第2のクローポール4AX,4BXを、それぞれ例えば2〜4個ずつを一体に連結した構成としても良い。
さらに図8に示すように、第2のセンサヨーク30を、円環状の連結部30Bの外周側に第2のクローポール4BXとほぼ同じ形状の突起部30Aを一定間隔で突出形成した構成(つまり各第2のクローポール4BXの幅細側を連結部30Bで一体に連結した形状)としたり、図9に示したように、円環状の連結部31Bの内周側に第1のクローポール4AXとほぼ同じ形状の突起部31Aを一定間隔で突出形成した構成(つまり各第1のクローポール4AXの幅広側を連結部31Bで一体に連結した形状)とするようにしても良い。このようにすることによって、センサヨーク4の機械的強度を上げ、さらに組み立てを容易化することができる。
本実施形態によるトルク検出器の概略構成を模式的に示す端面図である。 同トルク検出器の要部斜視図である。 同トルク検出器のモールド後の斜視図である。 同トルク検出器の裏側斜視図である。 同トルク検出器の分解斜視図である。 同トルク検出器が備えるクローポールの製造方法について示した図である。 同トルク検出器の動作を説明するための、磁気回路の概略図である。 他の実施形態によるトルク検出器の概略構成を模式的に示す分解斜視図である。 他の実施形態によるトルク検出器の概略構成を模式的に示す分解斜視図である。
符号の説明
1……トルク検出器、2……トーションバー、3A,3B……軸、5……樹脂、6……永久磁石、4……センサヨーク、4A,4B……クローポール、17……バックヨーク、25……集磁ヨーク、30B……連結部、31B……連結部。

Claims (3)

  1. 連結軸を介して同軸に連結された第1及び第2の軸と、前記第2の軸に固定され、周方向に沿って多極着磁されたリング状の永久磁石と、前記第1の軸に固定され、前記永久磁石と共に磁気回路を形成するセンサヨークと、前記センサヨークを基準として前記永久磁石の軸方向反対側に配置され、前記永久磁石及び前記センサヨークと共に前記磁気回路を形成する集磁ヨークと、前記センサヨーク及び前記集磁ヨークが誘導した磁束を検出する磁束検出器とを有し、第1の軸及び第2の軸のうちのいずれか一方に加えられたトルクを前記磁束検出器の出力に基づいて検出するトルク検出器であって、
    前記センサヨークは、
    同一又は略同一平面上に配置され、少なくとも一部が互いに分離して形成された複数のクローポールから構成される
    ことを特徴とするトルク検出器。
  2. 前記センサヨークは、
    前記複数のクローポールの一部から構成される第1のセンサヨーク部と、
    残りの前記クローポールのから構成される第2のセンサヨーク部と
    を備え、
    前記第1及び第2のセンサヨーク部は、
    当該第1又は第2のセンサヨーク部を構成する各前記クローポールが一体に連結するように形成された
    ことを特徴とする請求項1に記載のトルク検出器。
  3. ステアリングホイールに印加された操舵トルクに対応して、電動モータから補助操舵トルクを発生して、減速機により減速して操舵機構の出力軸に伝達する電動パワーステアリング装置において、
    請求項1又は2に記載のトルク検出器を備える
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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