JP2009011739A - 椅子 - Google Patents

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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

【課題】座体と背凭れとを、左右1対の側部フレームに取付けることにより、部品点数と取付工数を削減し、コスト低減を図れるようにするとともに、左右の側部フレームの屈曲部の剛性を高めうるようにした椅子を提供する。
【解決手段】座体33の側部を支持する前後方向を向く座フレーム6aの後端に、屈曲部6bを介して、背凭れ19の側部を支持する背フレーム6cを上向きに連設してなる左右1対の側部フレーム6における前記座フレーム6aを、脚体上部の左右方向を向く横杆に固着し、かつ両側部フレーム6における前記屈曲部6b同士を、左右方向を向く連結部材13により互いに連結する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば空港、病院、公共施設等の待合室などに設置されるロビーチェア、すなわち複数の単体椅子を連結して形成された連結椅子に関する。
この種の椅子としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
特開2006−187534号公報
上記特許文献1に記載されている椅子においては、脚フレームに、前後方向を向く左右1対のブラケットを溶接により固着し、両ブラケットの上面と後端とに、それぞれ、座体の一部を構成する座フレームと、背凭れを支持する左右1対の背フレームとを、ねじにより個別に取付けているため、部品点数や組立工数が増大し、複数の単体椅子を連結して形成されるこの種の連結椅子としては、コストが高いものとなっている。
また、左右の背フレームの下端部が、左右のブラケットの後端にほぼ垂直に取付けられており、背フレームが後向きに強く押圧された際に、背フレームの下端部とブラケットとの取付部付近に大きな曲げ荷重が加わるので、その荷重に耐えうるように、ブラケットと背フレームとの結合部の上下寸法を大として、結合強度を高める必要があり、その結果、結合部が目立ちすぎて体裁が悪くなる。
さらに、座体の後端と背当てクッションの下端との間に隙間が形成され、連結椅子としての体裁が損なわれる恐れがある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、座体と背凭れとを、左右1対の側部フレームに取付けることにより、部品点数と取付工数を削減し、コスト低減を図れるようにするとともに、左右の側部フレームの屈曲部の剛性を高めうるようにした椅子を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)座体の側部を支持する前後方向を向く座フレームの後端に、屈曲部を介して、背凭れの側部を支持する背フレームを上向きに連設してなる左右1対の側部フレームにおける前記座フレームを、脚体上部の左右方向を向く横杆に固着し、かつ両側部フレームにおける前記屈曲部同士を、左右方向を向く連結部材により互いに連結する。
(2)上記(1)項において、連結部材により、座体の後端と背凭れの下端との間に形成される隙間を閉塞する。
(3)上記(1)または(2)項において、左右の側部フレームにおける座フレームの少なくとも前端部同士を、座体の下面に設けた底部連結部材により互いに連結する。
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、連結部材を、前下方を向いて座体の後端と背凭れの下端との間の隙間を閉塞しうる基片と、その前端に連設された下向片とからなるものとする。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、左右の側部フレームにおける屈曲部の内方の上面と内側面との角部に、内側方と上方とに開口する凹入段部を設け、両凹入段部に、連結部材の両側端部を嵌合し、かつ両屈曲部の内側面に突設した内向突片の上面に、連結部材の両側端部下面に突設した突部の下端を当接させて、内向突片の下方より挿入した取付ねじを前記突部に設けためねじ孔に螺合することにより、左右の屈曲部に連結部材の両側端部を固定する。
(6)上記(5)項において、屈曲部における内向突片の下方を、左右の側部フレームにおける背フレームに取付けた後面板の下端部により覆う。
請求項1記載の発明によれば、座体と背凭れとを、脚体の横杆に直接固着された左右1対の側部フレームにおける座フレームと背フレームにより支持しているので、部品点数及び脚体への取付工数が削減され、コスト低減が図れる。
また、左右の側部フレームは、その屈曲部同士が、左右方向を向く連結部材により互いに連結されているので、屈曲部に加わる曲げ荷重が連結部材にも分散されて加わる。従って、屈曲部の曲げ剛性が大となり、屈曲部に背凭れからの大きな曲げ荷重が加わっても、その部分の強度は十分に保たれ、左右の背フレームにより背凭れを安定して支持することができる。
請求項2記載の発明によれば、連結部材により、座体の後端と背凭れの下端との間の隙間が閉塞されるので、椅子の体裁が向上する。
請求項3記載の発明によれば、左右の座フレームの前端部同士を、座体の下面に設けた底部連結部材により連結しているので、左右の側部フレーム同士の連結強度が大となるとともに、座体も左右の座フレームにより安定して支持されるようになる。
請求項4記載の発明によれば、連結部材の曲げ及び捩り剛性が高まるので、両側部フレームの屈曲部の曲げや捩り剛性も大となる。
請求項5記載の発明によれば、連結部材を、左右の側部フレームの屈曲部に、左右方向の位置決めをした状態で容易に取付けることができるとともに、連結部材の両側端部が凹入段部に嵌合されているので目立たず、見栄えがよい。
また、連結部材を、左右の屈曲部に、その下方より挿入した取付ねじのみにより容易に固定することができる。
さらに、屈曲部の内向突片と、連結部材の側端部下面の突部とを取付ねじにより固定しているので、屈曲部と連結部材の側端部との固定部の断面形状が大となり、屈曲部の曲げ剛性がより高まる。
請求項6記載の発明によれば、内向突片の下方が後面板の下端部により覆われているので、内向突片や取付ねじの頭部が外部に露呈せず、椅子の体裁が向上する。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の複数(実施形態では2個)の単体の椅子1(右方の椅子は、背凭れの背当てを取外してある)を備えるロビーチェアの斜視図、図2は、単体の椅子1の中央縦断拡大側面図である。
各椅子1を支持している脚体2は、前後方向に鈍角をなして拡開する側面視山形状のアルミニウム合金等よりなる左右1対の支持脚3、3と、それらの上端部間に横架された角形鋼管よりなる横杆4とからなっている。横杆4の両側端部の開口部は、キャップ5により体裁よく閉塞されている。
各椅子1は、前後方向を向く座フレーム6aと、その後端に連設された側面視凹曲面状の屈曲部6bと、この屈曲部6bの上端よりやや後方に傾斜させて起立し、上端部が後ろ向きに折曲された背フレーム6cとからなる側面視ほぼ前向きL字状の左右1対の側部フレーム6、6を備えている。
各側部フレーム6の座フレーム6aは、後方に向かって漸次厚肉とされ、後端部の下面には、取付部7が下向きに突設され、その下端部には、側面視下向きコ字状の嵌合溝8が形成されている。
各椅子1における外側の側部フレーム6は、脚体2における左右の支持脚3と横杆4とに、次のようにして結合されている。
左右の支持脚3の頂部に形成された側面視上向きコ字状の嵌合溝9に、横杆4の両端部の下半部を嵌合した後、両外側の側部フレーム6、6における座フレーム6aの取付部7の嵌合溝8を、横杆4の両端部の上半部に、支持脚3の頂端と取付部7の下端間に僅かの隙間が形成されるようにして嵌合させる。
ついで、支持脚3の頂部の下方より挿入した前後2本のボルト10、10を、座フレーム6aの取付部7に設けた前後2個のめねじ孔11、11に螺合させて締め付ける。これにより、左右の支持脚3、3と、横杆4の両側端部と、両外側の側部フレーム6とが、一体的に結合されている。
各椅子1の内側の側部フレーム6、6は、その座フレーム6aの取付部7を横杆4の上半部に嵌合した後、この取付部7と、横杆4の下半部に嵌合した側面視上向きコ字状の取付金具12とを、上記と同様、取付金具12の下方より挿入したボルトを取付部7のめねじ孔(いずれも図示略)に螺合させて締め付けることにより、横杆4の中央部に固着されている(図1参照)。
各椅子1における左右の側部フレーム6、6の屈曲部6b同士は、アルミニウム合金等よりなる連結部材13により、次のようにして連結されている。
図2に示すように、連結部材13は、左右方向を向き、かつ屈曲部6bとほぼ同じ曲率で下向き凹状に湾曲する平板状の基片13aと、その前端縁に若干後下方を向くように連設された下向片13bとからなり、基片13aの両側端部の下面(一方のみ図示する)には、斜め後ろ下方を向く前後2個の突部14、14が、一体的に突設されている。
図3の拡大断面図に示すように、左右の側部フレーム6における屈曲部6bの内側面の上下方向の中間部(左右対称で同一形状に付き、一方のみ図示する)に対向状に突設された前後2個の内向突片15、15の上面に、上記突部14、14の下端を当接させた状態で、両内向突片15に設けられ通孔16に下方より挿入した取付ねじ17の上端部を、突部14のめねじ孔18に螺合することにより、連結部材13の両側端部は、左右の側部フレーム6における屈曲部6bの上面に、それらの対向面に形成された後記する凹入段部28に嵌合されるようにして固定され、これによって、左右の側部フレーム6の屈曲部6b同士が、連結部材13により互いに連結されている。
このように、左右の側部フレーム6における屈曲部6b同士を、連結部材13により連結すると、屈曲部6bに加わる曲げ荷重が、連結部材13にも分散されて加わる。従って、屈曲部6bの曲げ剛性が大となり、屈曲部6bに後記する背凭れ19からの大きな曲げ荷重が加わっても、その部分の強度は十分に保たれ、左右の背フレーム6cにより背凭れ19を安定して支持することができる。
また、屈曲部6bの内向突片15と、連結部材13の側端部下面の突部14とを取付ねじ17により固定しているので、屈曲部6bと連結部材13の側端部との固定部の断面形状が大となり、屈曲部6bの曲げ剛性をより高めることができる。
各椅子1の左右の側部フレーム6における背フレーム6cには、背凭れ19が取付けられている。
背凭れ19は、板金製パンチングプレートよりなる後面板20と、その前方の前後方向に弾性変形可能な合成樹脂製の背板21と、背板21の前面に取付けられたクッション材よりなる背当て22とからなっている。
後面板20は、左右の側部フレーム6、6における屈曲部6bと背フレーム6cの対向面間の後部を塞ぐ大きさとされ、その左右の側端部を、図3〜図6に示すように、両側部フレーム6の屈曲部6bと背フレーム6cの対向面に形成された、後面板20の板厚よりも溝幅の大きな内側方に開口する平面視内向きコ字状断面の取付溝23(左右対称に付き、一方のみ図示する)に嵌合することにより、左右の側部フレーム6、6間の後端部に、両側部フレーム6により挟持されるようにして取付けられている。
背板21は、側部フレーム6の前面の形状に沿う形状に形成され、後面には、図7に示すように、格子状をなす補強リブ24が突設されている。
また、背板21の後面の中央部、すなわち、通常使用時において座者の背中が強く当たる部分よりも若干上方の中央部と、それより上方の上端部付近の左右両側部とには、それぞれ、補強リブ24よりも突出寸法の大きな4個と左右1対づつの突部25が、後向きに突設されている。
さらに、背板21の後面における上方寄りの左右両側部には、図9にも示すように、左右両側方と下方に開口する下向き鉤状の係止フック26、26(図9においては一方のみ図示)が突設されている。
背板21の下端部の両側部には、左右1対のだるま状の係合孔27、27が穿設されている(図8参照)。
背板21は、左右の側部フレーム6の前面に、次のようにして取付けられている。
図3〜図6に示すように、左右の側部フレーム6における屈曲部6bの内方の上面と背フレーム6cの内方の前面には、平面視L字状をなして後下方と後方に凹入する凹入段部28(左右対称に付き、一方の側部フレームのみ図示する)が、上下方向に連続して形成され、図6および図8に示すように、背フレーム6cの凹入段部28の下端部には、拡径頭部付きの段付きねじ29が螺着されている。
また、図9に示すように、左右の側部フレーム6(一方のみ図示する)における背フレーム6cの上方寄りの内側面には、係止突片30が、内向きに突設されている。
上記左右の側部フレーム6の係止突片30に、背板21の左右の係止フック26を、上方より係合させるとともに、左右の側部フレーム6の段付きねじ29に、背板21の左右の係合孔27を落とし込んで係合させることにより、背板21及び背当て22は、それらの両側端部が左右の側部フレーム6の凹入段部28に嵌合されるようにして取付けられている。
図4及び図9に示すように、左右の側部フレーム6の上端に連設された後向き折曲部6dに下方より挿入した止めねじ31を、背板21の上端に連設された後向き折曲部21aの両側端部下面のめねじ孔32に螺合することにより、背板21の上方への外れ止めがなされている。なお、背板21の前面に取付けられた背当て22の下端前部を、図1に示すように、連結部材13の上端部の前上方に位置させることにより、左右の側部フレーム6における屈曲部6bの上端部間に形成される開放空間が、連結部材13の上端部と、背当て22の下端部とにより閉塞されるようにしてある。
上記のようにして、背板21を左右の側部フレーム6に取付けると、図1及び図5に示すように、背板21の後面に突設した複数の突部25の後端が、後面板20の前面に、これを後方に僅かに押圧するように圧接し、それ以外の背板21の後面は、後面板20の前面より離間し、互いの対向面間には隙間Sが形成されるようになっている。
このようにすると、後面板20が、突部25により後方に若干押圧されるため、側部フレーム6の取付溝23の溝幅が後面板20の板厚よりも大きくても、取付溝23内において後面板20が前後方向にがたついたり、後面板20と背板21との間にがたが発生して、当接音等を発したりするのが防止される。しかも、取付溝23の溝幅を、後面板20の板厚よりも大としてあるので、後面板20の取付けが容易となる。
また、背板21における突部25を除いた部分、特に、通常使用時において背中が強く当接する中央部よりもやや下側の部分の背板21が、隙間Sの範囲内で後方に適度に撓むことができるので、快適な座り心地が得られる。
さらに、背中全体で背凭れ19を強く押圧した際の荷重は、各突部25を介して後面板20により受支されるので、背板21を含む背凭れ19全体が、後方に過度に撓む恐れはない。
上端部の左右1対の突部25を、係止フック26よりも上方に設けて、後面板20に圧接させているので、係止フック26よりも上方に位置する部分の背板21が、後面板20より離間して、前後方向にがたついたりするのが防止される。
後面板20は、その両側端部が、左右の側部フレーム6の対向面に形成された取付溝23に嵌合して取付けられ、ねじ等の固定手段を用いていないので、取付けが容易であり、また取外して分別廃棄する際の作業能率もよい。
背板21及び背当て22は、左右の側部フレーム6の前面の凹入段部28に嵌合されているので、それらが左右方向に位置ずれしたりすることがなく、側部フレーム6に安定よく取付けることができる。
各椅子1における左右の側部フレーム6の座フレーム6aには、座体33が取付けられている。
図2及び図10〜図13に示すように、座体33は、板金製の底部連結部材34と、その上面に取付けられた合成樹脂製の座板35と、座板35の上面に取付けられたクッション材36とからなっている。
底部連結部材34は、図14の斜視図にも示すように、前端部(斜め左上方が前)が若干前下方に傾斜するとともに、前端が側面視後向き倒立L字状をなすように上向きに折曲された方形平板状をなし、上面の中央部には、補強板37が、スポット溶接等により固着されている。
底部連結部材34の左右両側部は、後端に向かって漸次左右幅が大となるように、若干上向きに折曲してある。
座板35は、左右寸法と前後寸法が底部連結部材34のそれよりも所定寸法大とされ、左右の両側端部下面には、下向突部35a、35aが前後方向に向かって連設され、また両下向突部35aを除いた下面には、互いに平行をなして前後方向を向く複数の補強リブ38と、これら各補強リブ38と連続する底面視X字状の補強リブ39とが、下向きに突設されている。なお、両下向突部35aの対向面間の寸法は、底部連結部材34の左右寸法よりも若干大とされている。
底部連結部材34は、左右の側部フレーム6における座フレーム6aに、次のようにして取付けられている。
図11〜図13に示すように、左右の側部フレーム6における座フレーム6aの内方の上面には、上方と内側方とに開口する正面視L字状をなす、座体33支持用の凹入段部40(左右対称で同一形状に付き、一方のみ図示する)が、上記凹入段部28と連続するようにして形成され、この左右の凹入段部40の内方の上面により、底部連結部材34の両側端部を支持した状態で、その前後左右の4箇所が、ボルト41により固定されている。
すなわち、図11及び図13に示すように、底部連結部材34の前後左右の四隅部に穿設された取付孔42(図14参照)に上方より挿入したボルト41を、左右の座フレーム6aの凹入段部40における前端部と後端部に設けためねじ孔43に螺合することにより、底部連結部材34は、左右の側部フレーム6の座フレーム6a間にまたがって固着されている。なお、図12に示すように、底部連結部材34の前後方向の中央部の両側端部は、座フレーム6aの凹入段部40の内方に突設された内向支持片44により受支されている。
図11及び図14に示すように、座板35の下面には、めねじ孔45を有する前後左右4個の円筒状突部46が、下向きに突設され、この各突部46の下端を、底部連結部材34の四隅部により支持した状態で、上記取付孔42よりも若干内方の四隅部に設けた通孔47に下方より挿入したボルト48を、各突部46のめねじ孔45に螺合することにより、座板35は、その左右の下向突部35aの下端面が凹入段部40における底部連結部材34の取付部よりも外方の上面に当接するようにして、底部連結部材34の上面に取付けられている。なお、座板35の取付後において、その下面のリブ38、39の下端は、底部連結部材34及び補強板37の上面に当接または近接している。
図2に示すように、座板35の上面には、クッション材36が、その後端下部を、側部フレーム6の屈曲部6bに設けた連結部材13の前端と当接または近接させるとともに、後端上部が、連結部材13における基片13aの前上方に位置するようにして、取付けられている。従って、背凭れ19における背当て22の下端と、座体33のクッション36の後端との間に形成される隙間が、連結部材13により体裁よく塞がれている。
上記のように、左右の側部フレーム6における座フレーム6aに、底部連結部材34の両側端部を固着し、かつ両側端部の下向突部35aを座フレーム6aの上面に載置した状態で、座板35を、座フレーム6aよりも内方の底部連結部材34の上面に取付けると、左右の側部フレーム6における座フレーム6aが底部連結部材34により強化され、左右方向にぐらつくのが防止されるとともに、座板35に加わる荷重が、底部連結部材34により受支されるので、座体33全体の中央部が下方に過度に撓むのが防止される。従って、座板35を薄肉に成形することが可能となり、材料費や金型の製作費等が節約されるとともに、座体33全体の上下寸法も小さくなるので、椅子の体裁がよくなる。
また、底部連結部材34は側部フレーム6における座フレーム6aに、座板35は底部連結部材34に、それぞれ別々にねじ止めされているので、座体33に加わる荷重が、一つの取付部に集中することがない。しかも、座板35の両側端部の下向突部35aは、単に座フレーム6aの上面に載置され、固定されてはいないので、座板35全体が下方に撓み易くなり、座り心地がよくなる。
さらに、座板35及びクッション材36の両側端部は、左右の側部フレーム6における座フレーム6aの凹入段部40に嵌合されて取付けられているので、それらの左右方向の位置決めが容易であるとともに、左右方向に位置ずれすることがないので、座板35の前後左右の4箇所のみを、ボルト48により底部連結部材34に固定するだけで、左右の側部フレーム6における座フレーム6aに安定よく取付けることができる。
図15〜図17は、左右の側部フレーム6における座フレーム6aへの座板35の取付変形例を示す。
この変形例では、図16に示すように、左右の座フレーム6a(左右同一構造に付き、一方のみ図示する)における前端部の凹入段部40の上面と、座板35における前端部の左右両側部下面に突設した凸部50の下端との間に、側面視概ねL字状をなす金属製の底部連結部材51の両側端部を挟入し、両凸部50に形成しためねじ孔52に、両座フレーム6aの前端部の下方より挿入したボルト53を螺合することにより、左右の座フレーム6aの前端部と、底部連結部材51と、座板35の前端部下面とを、一体的に結合してある。
座板35の後端部の左右両側部下面は、図17に示すように、左右の座フレーム6aの凹入段部40の上面に載置された状態で、座フレーム6aの内側面に突設した内向支持片54の下方より挿入したボルト55を、座板35の下面のめねじ孔56に螺合することにより、左右の座フレーム6aに直接固定されている。
なお、この変形例では、座板35の下面に突設した補強リブ38の間隔を細かくして、撓み剛性を大としてある。
この変形例においても、左右の座フレーム6aの前端部同士が、底部連結部材51により連結されているので、両座フレーム6aの前端部が左右方向にぐらつくのが防止される。
上記実施形態に椅子のように、背凭れ19と座体33とを、脚体2の横杆4に直接固着された側面視前向きL字状をなす左右1対の側部フレーム6、6に取付けると、部品点数及び脚体への取付工数が削減され、コスト低減が図れる。
本発明を適用したロビーチェアにおける右側の椅子の背当てを取り外した状態の斜視図である。 同じく、椅子の一部切欠き拡大中央縦断側面図である。 図2のIII-III線拡大縦断正面図である。 同じく、IV-IV線拡大縦断端面図である。 同じく、V-V線拡大横断端面図である。 同じく、VI-VI線拡大横断端面図である。 背板の後面図である。 側部フレームへの背板取付前の斜視図である。 同じく、側部フレーム上部への背板上部の取付部の後面斜視図である。 座体の拡大中央縦断側面図である。 図2のXI-XI線拡大縦断端面図である。 同じくXII-XII線拡大縦断端面図である。 同じくXIII-XIII線拡大縦断端面図である。 底部連結部材と座板との取付前の底面斜視図である。 左右の座フレームへの座体の取付変形例を示す取付け前の斜視図である。 同じく、取付後における座体の前部の取付部の拡大縦断端面図である。 同じく、座体後部の取付部の拡大縦断端面図である。
符号の説明
1 椅子
2 脚体
3 支持脚
4 横杆
5 キャップ
6 側部フレーム
6a 座フレーム
6b 屈曲部
6c 背フレーム
6d 後向き折曲部
7 取付部
8 嵌合溝
9 嵌合溝
10 ボルト
11 めねじ孔
12 取付金具
13 連結部材
13a 基片
13b 下向片
14 突部
15 内向突片
16 通孔
17 取付ねじ
18 めねじ孔
19 背凭れ
20 後面板
21 背板
21a 後向き折曲部
22 背当て
23 取付溝
24 補強リブ
25 突部
26 係止フック
27 係合孔
28 凹入段部
29 段付きねじ
30 係止突片
31 止めねじ
32 めねじ孔
33 座体
34 底部連結部材
35 座板
35a 下向突部
36 クッション材
37 補強板
38 補強リブ
39 補強リブ
40 凹入段部
41 ボルト
42 取付孔
43 めねじ孔
44 内向支持片
45 めねじ孔
46 円筒状突部
47 通孔
48 ボルト
50 凸部
51 底部連結部材
52 めねじ孔
53 ボルト
54 内向支持片
55 ボルト
56 めねじ孔
S 隙間

Claims (6)

  1. 座体の側部を支持する前後方向を向く座フレームの後端に、屈曲部を介して、背凭れの側部を支持する背フレームを上向きに連設してなる左右1対の側部フレームにおける前記座フレームを、脚体上部の左右方向を向く横杆に固着し、かつ両側部フレームにおける前記屈曲部同士を、左右方向を向く連結部材により互いに連結したことを特徴とする椅子。
  2. 連結部材により、座体の後端と背凭れの下端との間に形成される隙間を閉塞してなる請求項1記載の椅子。
  3. 左右の側部フレームにおける座フレームの少なくとも前端部同士を、座体の下面に設けた底部連結部材により互いに連結してなる請求項1または2記載の椅子。
  4. 連結部材を、前下方を向いて座体の後端と背凭れの下端との間の隙間を閉塞しうる基片と、その前端に連設された下向片とからなるものとした請求項1〜3のいずれかに記載の椅子。
  5. 左右の側部フレームにおける屈曲部の上面と内側面との角部に、内側方と上方とに開口する凹入段部を設け、両凹入段部に、連結部材の両側端部を嵌合し、かつ両屈曲部の内側面に突設した内向突片の上面に、連結部材の両側端部下面に突設した突部の下端を当接させて、内向突片の下方より挿入した取付ねじを前記突部に設けためねじ孔に螺合することにより、左右の屈曲部に連結部材の両側端部を固定してなる請求項1〜4のいずれかに記載の椅子。
  6. 屈曲部における内向突片の下方を、左右の側部フレームにおける背フレームに取付けた後面板の下端部により覆ってなる請求項5記載の椅子。
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